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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

仏領ポリネシア

French Polynesia (PYF)オセアニア
2025
名目GDP
世界順位
名目GDP・米ドル建て
実質成長率
物価変動を除いた伸び
1人あたりGDP

仏領ポリネシア経済の総評

2026-07-25更新

仏領ポリネシアは南太平洋に位置するフランスの海外領土で、約120の島々から成る。経済規模は極めて小さく、名目GDPは約60億ドル(2020年推計)で、オセアニア地域でも小規模経済に分類される。1970年代には核実験関連の財政移転に支えられ高い成長率を記録したが、実験中止後は経済成長が鈍化し、観光業と養殖業への依存度が高まっている。現在はフランスからの財政支援に大きく依存する構造が続いており、自立的な経済発展が課題である。

主要産業
  • 観光業GDPの約20~25%

    美しいラグーンやオーバーウォーターバンガローで知られ、高級リゾートが中心。新型コロナ前は年間約20万人の観光客を受け入れていたが、近年は環境規制の強化や競合先の台頭により成長が鈍化している。

  • 真珠養殖輸出額の約50%

    黒蝶真珠(タヒチアンパール)が主要産品。世界市場で高級ブランドとして確立しているが、近年は中国産などの低価格品との競争や需要変動に直面している。

  • 漁業GDPの約5%

    マグロ類(特にキハダマグロ)を中心とした漁業が行われ、国内消費と輸出に供される。排他的経済水域(EEZ)は広大だが、資源管理と持続可能性が課題。

  • 農業GDPの約3%

    コプラ、バニラ、野菜、果物などを生産。バニラは高品質で知られるが、生産量は少なく、マダガスカルなどにシェアで劣る。自給率向上が課題。

  • 建設業GDPの約10%

    フランス政府の公共事業や観光施設開発に支えられている。リゾート建設やインフラ整備が主要だが、人口希薄な島嶼部では建設コストが高い。

  • 政府サービスGDPの約35%

    フランスからの財政移転に依存する公務員給与や社会サービスが経済の大きな部分を占める。自立的な民間セクターの育成が政策課題。

競争が緩く、伸びしろのある産業
  • 再生可能エネルギー

    太陽光や海洋エネルギーのポテンシャルが高い一方、現状はディーゼル発電への依存度が高い。フランス政府の環境政策支援や国際的なグリーン投資の潮流を捉え、電力コスト低減とエネルギー自給率向上の余地が大きい。

  • デジタルノマド向けサービス

    リモートワーク普及により、高品質なインターネット環境と美しい自然を求める長期滞在型観光の需要が増加している。競合するカリブ海や東南アジアと比べ、まだ認知度が低く、ニッチ市場として先発優位を築ける。

  • 高付加価値食品加工

    バニラやココナッツなど特産品を活かしたエキス、オイル、化粧品原料への加工は競合が少ない。地元産品のブランド化と品質保証により、欧州市場でのプレミアム価格獲得が可能。

  • 海洋バイオテクノロジー

    豊かな海洋生態系を活用した医薬品原料や化粧品成分の研究開発が未開拓。フランスの研究機関との連携やスタートアップ支援により、高い付加価値産業を創出できる。

  • 持続可能なエコツーリズム

    環境保全と観光収入の両立が求められる中、サステナブルな宿泊施設や体験型プログラムの提供はまだ少数。プレミアム価格設定が可能で、クルーズ客船の大量観光に代わる成長分野となる。

今後の見通し

今後5~10年、仏領ポリネシアの経済はフランスからの財政移転に大きく依存し続けると見込まれる。観光業は景気変動や気候変動のリスクにさらされ、特に海面上昇やサンゴの白化が長期的な観光資源を脅かす。真珠養殖は需要の多様化と持続可能性への対応が求められる。一方、再生可能エネルギーやデジタル経済への投資は構造転換の契機となり得る。人口は約28万人で微増傾向だが、若年層の海外流出が課題だ。地政学的にはフランス領として安定しているが、独立運動の動向や太平洋地域での中国の影響力拡大が今後の政策に影響を与える可能性がある。

総評は公表情報をもとにAIが半年に一度編纂した概観です。個別の数値や企業名は最新の状況と一致しない場合があります。

名目GDP (米ドル)

単位: ドル

名目GDP (自国通貨) を期中平均為替レートで米ドルに換算した値。

02億4億6億8億10億12億14億1966196819701972197419761978
前年比
197912.2億ドル+20.8%
197810.1億ドル+26.8%
19777.9億ドル+8.3%
19767.3億ドル+6.1%
19756.9億ドル+24.3%
19745.6億ドル+28.8%
19734.3億ドル+32.1%
19723.3億ドル+10.0%
19713.0億ドル+16.9%
19702.5億ドル+4.6%
19692.4億ドル-6.4%
19682.6億ドル+17.5%
19672.2億ドル+2.5%
19662.2億ドル+22.2%
19651.8億ドル

1人あたりGDP (米ドル)

単位: ドル

名目GDP (米ドル) ÷ 人口。

0千$2千$4千$6千$8千$1万$1966196819701972197419761978
前年比
19798.0千ドル+17.0%
19786.8千ドル+22.9%
19775.6千ドル+5.1%
19765.3千ドル+3.0%
19755.1千ドル+20.5%
19744.3千ドル+24.7%
19733.4千ドル+27.9%
19722.7千ドル+6.4%
19712.5千ドル+13.0%
19702.2千ドル+1.0%
19692.2千ドル-9.6%
19682.4千ドル+13.5%
19672.2千ドル-1.0%
19662.2千ドル+18.1%
19651.8千ドル

全年の一覧表

1965年から1979年まで・6指標

名目 (CFPフラン)実質 (CFPフラン)成長率デフレータ名目 (ドル)PPP1人あたり
1979+3.9%12.2億ドル8.0千ドル
1978+9.9%10.1億ドル6.8千ドル
1977+2.1%7.9億ドル5.6千ドル
1976+8.2%7.3億ドル5.3千ドル
1975-4.9%6.9億ドル5.1千ドル
1974+18.0%5.6億ドル4.3千ドル
1973+7.8%4.3億ドル3.4千ドル
1972-4.7%3.3億ドル2.7千ドル
1971+12.0%3.0億ドル2.5千ドル
1970+1.6%2.5億ドル2.2千ドル
1969-2.7%2.4億ドル2.2千ドル
1968+14.9%2.6億ドル2.4千ドル
1967-4.7%2.2億ドル2.2千ドル
1966+9.6%2.2億ドル2.2千ドル
19651.8億ドル1.8千ドル

オセアニアの主要国

2025年の名目GDP・上位5カ国

#国・地域名目GDP
1オーストラリア1.84兆ドル
2ニュージーランド2588億ドル
3パプアニューギニア325億ドル
4フィジー60億ドル
5ソロモン諸島17億ドル

帯の長さは地域首位を100とした規模の比。

出所: IMF World Economic Outlook / IMF Quarterly National Accounts / World Bank World Development Indicators。名目GDPは1960年から、実質成長率と1人あたりGDPは1961年から、名目・実質・PPP GDPとGDPデフレーターは1980年から掲載。「予測」表記のある年はIMFの見通しであり、実現を保証するものではありません。