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マクロ海外2026年7月23日 (木)

原油が96ドル突破、ホルムズ海峡閉鎖で供給懸念 日本への影響は

中東情勢の緊迫化で原油が急騰、ブレント先物は96ドル接近。ホルムズ海峡が「完全閉鎖」されたとの報道も。日本は輸入コスト増と円安加速のリスクに直面。

原油生産の海洋掘削リグが荒れた海に浮かぶ様子。供給懸念を象徴するイメージ。
Photo · Julia Taubitz / Unsplash

原油価格が止まらない。7月23日、ブレント原油先物は1バレル96ドル近くまで上昇し、約6週間ぶりの高値を更新しました。背景にあるのは、米国とイランの軍事衝突の激化です。米国は22日、中東にB1爆撃機を追加派遣し、12夜連続でイラン関連施設への空爆を実施。これに対し、イラン側は「ホルムズ海峡は完全に閉鎖された」と宣言しました。世界の原油供給の約20%が通過するこの海峡の閉鎖は、エネルギー市場に深刻なショックを与えています。

何が起きた

米国はイランへの軍事圧力を一段と強化しています。トランプ前大統領は「イランを爆撃し破壊する」と警告し、実際に爆撃機が投入されました。これを受け、イランは報復としてホルムズ海峡の閉鎖を通告。原油先物は急騰し、アジア市場では日本株も半導体関連が買われる一方、石油関連株が上昇しました。22日のニューヨーク市場では円相場が一時163円台まで下落し、約39年半ぶりの円安水準を記録しています。

そもそも
  • ホルムズ海峡は中東の石油輸送の要所。サウジアラビア、イラク、クウェートなど産油国のほぼ全量がここを通る
  • 米イラン対立は数カ月前から再燃。2025年後半にイランの核開発を巡り米国が制裁を強化、今年6月以降軍事衝突に発展
  • 日本は原油の約90%を中東に依存。代替調達先として米国からの輸入を増やしているが、量的に限界がある
  • 円安が進むと日本企業の輸入コストが一段と上昇。ガソリン代や光熱費の値上がりを通じて家計にも直撃する
  • 日本の6月貿易統計では、中東からの原油輸入量が前年同月比40.6%減少。代わりに米国からの輸入が5.5倍に増えた
数字で見る
  • 96ドルブレント原油先物の最高値。5月末以来の高値水準。一部アナリストは100ドル突破も予想
  • 163円台円相場の下落水準。前日比で約1円進んだ。原油高がドル買いを加速させる構図
  • 40.6%6月の中東からの原油輸入量の減少幅。日本企業が調達シフトを急いでいる証拠
  • 90%日本の原油輸入に占める中東依存度。ホルムズ海峡閉鎖が直接的な打撃となる
なぜ重要か
  • このまま原油が100ドルに達すれば、日本企業の燃料費・原材料費が急増し、業績下方修正の連鎖もあり得る
  • 円安と原油高のダブルパンチは、日銀の金融政策判断をさらに難しくする。利上げ圧力が強まる一方、景気腰折れリスクも
  • ホルムズ海峡の閉鎖は「一時的」か「恒常的」かで影響が全く異なる。現在はイランの示威行為だが、米軍が海峡封鎖解除に動けばさらなる緊張悪化も
  • 日本の代替調達先(米国、アフリカなど)は急拡大が難しく、備蓄放出が焦点になる。政府はすでに戦略的石油備蓄の放出準備を進めている
この先
  • 米イランの軍事衝突がさらに拡大するかどうか。外交的解決の兆しがあれば、原油は急落する可能性がある
  • 日本のガソリン価格や電気料金への転嫁スピードを注視。夏場の需要期と重なり、家計への影響が大きい
  • 日銀の金融政策決定会合(7月29日)で、原油高・円安を理由に追加利上げに踏み切るかどうかが焦点
3行まとめ
  • 米イラン軍事衝突激化で原油が96ドル突破、ホルムズ海峡閉鎖のリスクが浮上
  • 日本の原油輸入コスト急増と円安が重なり、企業業績や家計に深刻な打撃へ
  • 今後の軍事展開と日銀の政策判断が、日本経済の行方を左右する

出典 (一次情報)

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本解説はAIが生成しています(編集方針)。出典リンクから一次情報を確認できます。特定銘柄の売買を推奨するものではありません。