概要
石油資源開発(JAPEX)は、石油・天然ガスの探鉱・開発・生産から販売までを一貫して手掛ける国内最大手の独立系石油開発会社である。1955年に特殊会社として設立され、1970年に民間会社として再出発した。国内では新潟・秋田などの油ガス田、海外では米国・ノルウェー・イラクなどに権益を持つ。2025年3月期の売上高は3891億円、営業利益620億円(利益率15.9%)と高い収益性を示したが、資源価格変動の影響を受けやすく、2026年3月期は減収減益を見込む。
国内E&Pとインフラの一体運営
日本セグメントは、原油・天然ガスの生産(E&P事業)と、パイプライン網やLNG基地を活用したガス供給・電力販売(インフラ・ユーティリティ事業)の二本柱で構成される。生産では、新潟県の東新潟ガス田・片貝ガス田、秋田県の由利原油ガス田、北海道の勇払油ガス田などが主力である。インフラ面では、総延長800km超のガスパイプライン網を保有し、相馬LNG基地(福島県)や新潟基地で輸入LNGを気化して供給する。2026年3月期の日本セグメント売上高は2482億円、セグメント利益は309億円であった。
海外E&Pの展開エリア
海外事業は北米、欧州、中東、東南アジアなどに広がる。北米では米国テキサス・オクラホマ州でのタイトオイル、コロラド・ワイオミング州でのタイトオイル・ガスの開発・生産をJapex (U.S.) Corp.やVerdad Resourcesが行う。欧州ではノルウェー領海の鉱区でJAPEX Norge ASが原油・天然ガスを生産する。中東ではイラク・ガラフ油田でジャペックスガラフが原油生産を行う。2026年3月期の北米セグメント売上高は524億円、欧州は81億円であった。
収益構造と資源価格リスク
当社の売上高は原油・天然ガスの販売価格と為替レートに大きく左右される。2026年3月期の連結売上高3403億円のうち、E&P事業が1093億円、インフラ・ユーティリティ事業が1723億円、その他事業が587億円を占めた。営業利益は389億円で、前年度の620億円から減少した。資源価格下落や液化天然ガス販売量減少が主因である。経常利益は616億円と前年度比4.1%減にとどまったが、これは持分法利益の改善や為替差益が寄与したためである。
グループ構成と子会社の役割
連結子会社は32社、関連会社は19社(2026年3月31日現在)。主要子会社として、国内ではエスケイエンジニアリング(坑井掘削)、物理計測コンサルタント(検層)、地球科学総合研究所(物理探鉱)、北日本オイル(原油販売)、白根瓦斯(都市ガス販売)などがある。海外ではJapex (U.S.) Corp.、Verdad Resources、JAPEX Norge AS、ジャペックスガラフなどがE&P事業を担う。また、福島ガス発電(FGP)は持分法適用関連会社で、相馬LNG基地に隣接する発電所で電力を生産し、当社が販売する。
中長期戦略とCCUSへの取り組み
2026年4月、当社は「JAPEX経営計画2026-2035」を公表した。2035年度に当期純利益1000億円、生産量18万boe/d、CO2累計貯留量800万トン以上を目標に掲げる。同計画では、海外E&PとCCUS(二酸化炭素回収・貯留)への集中投資で「コア資産群」を構築する方針を示した。2021年5月に策定した「JAPEX2050」の基本コンセプトを継承しつつ、ネットゼロ社会への貢献を目指す。成長投資額は1.5兆円を見込み、2030年度頃には株主還元の拡充も検討する。
業界の中での役割は原油・天然ガスの上流生産と中流パイプライン供給、下流電力販売を統合した総合エネルギーサプライヤーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01日本 E&P事業主力
国内において原油・天然ガスの生産を行い、グループ会社を通じて販売。国内エネルギー安定供給の基盤。
主要顧客北日本オイル
- 原油
- 石油資源開発および子会社が生産する原油。北日本オイルが購入・販売。
- 天然ガス
- 国内ガス田で生産される天然ガス。パイプラインやLNG基地を通じて需要家に供給。
02日本 インフラ・ユーティリティ事業主力
国産天然ガスに加え、相馬LNG基地・新潟基地で輸入LNGを気化し、800km超のガスパイプライン網で需要家に販売。北海道でも勇払基地で供給。タンクローリー・コンテナによるサテライト供給、託送サービスも提供。FGPへの発電委託による電力販売や、バイオマス発電事業も展開。
主要顧客白根瓦斯、東北天然ガス、福島ガス発電
- 都市ガス
- 国産天然ガスおよび輸入LNG気化ガスをパイプラインで供給する都市ガス。
- 電力
- FGPに発電委託し、主に小売電気事業者へ販売する電力。
- LNGサテライト供給
- タンクローリー・タンクコンテナによる、パイプライン未到達地域向けのLNG供給。
- 託送供給サービス
- 当社導管網を利用した第三者へのガス託送サービス。
03北米 E&P事業準主力
米国テキサス・オクラホマ州でタイトオイル、コロラド・ワイオミング州でタイトオイル・ガスの開発・生産。
- タイトオイル
- 米国シェール層から生産される原油。Japex (U.S.) Corp.等が開発・生産。
- タイトガス
- 米国シェール層から生産される天然ガス。Verdad Resourcesが開発・生産。
04欧州 E&P事業準主力
ノルウェー領海上鉱区で原油・天然ガスの探鉱開発・生産。JAPEX Norge ASが事業主体。
- 原油
- ノルウェー海上鉱区で生産される原油。
- 天然ガス
- ノルウェー海上鉱区で生産される天然ガス。
05中東 E&P事業準主力
イラク・ガラフ油田で原油生産。ジャペックスガラフが事業主体。
- 原油
- イラク・ガラフ油田で生産される原油。
06日本 その他事業副次
グループ向け坑井掘削・改修、物理検層・マッドロギング、物理探鉱、石油製品製造販売等のサービスを提供。
- 坑井掘削・改修請負
- エスケイエンジニアリングが行う、坑井の掘削および改修作業の請負。
- 物理検層・マッドロギング
- 物理計測コンサルタントが行う、坑井掘削時の地層調査・記録サービス。
- 物理探鉱
- 地球科学総合研究所が行う物理探鉱作業の請負。
07北米 インフラ・ユーティリティ事業副次
米国テキサス州「フリーポートLNGプロジェクト」に参画し、LNG液化設備への出資・事業参加。
08その他 E&P事業副次
東南アジア(EMP Gebang Ltd.)の開発段階鉱区、ロシア(サハリン石油ガス開発)への参加。
製品と技術
国内油ガス田での原油・天然ガス生産
国内E&P事業では、新潟県の東新潟ガス田・片貝ガス田、秋田県の由利原油ガス田・申川油田、北海道の勇払油ガス田などで生産を行う。生産された原油はグループ会社の北日本オイルが購入・販売し、天然ガスは自社のパイプライン網で供給される。2026年3月期の国内E&P売上高は1093億円。国内生産はエネルギー安定供給の基盤であり、探鉱技術の粋を集めた開発が特徴である。
LNG基地とガスパイプライン網による供給
当社は相馬LNG基地(福島県)と日本海エル・エヌ・ジー新潟基地で輸入LNGを受け入れ、気化して供給する。総延長800km超のガスパイプライン網により、新潟から仙台、北海道勇払基地まで広域に天然ガスを供給する。また、パイプライン未到達地域にはタンクローリー・タンクコンテナによるLNGサテライト供給を実施し、需要家のニーズに応える。
電力販売とバイオマス発電事業
相馬LNG基地に隣接する福島ガス発電(FGP)に発電を委託し、生じた電力を主に小売電気事業者に販売する。また、北海道の網走バイオマス第2・第3発電所や大洲バイオマス発電所に燃料供給を行い、再生可能エネルギー事業にも参画している。これらの発電事業は、ガス事業と組み合わせたエネルギーソリューションの一環である。
坑井掘削・改修と物理探鉱のサービス事業
グループ会社のエスケイエンジニアリングは、当社グループ内外から坑井の掘削・改修作業を請け負う。物理計測コンサルタントは坑井掘削中の物理検層とマッドロギングを、地球科学総合研究所は物理探鉱作業をそれぞれ提供する。これらの技術サービスは、自社の探鉱開発経験に裏打ちされたもので、グループ全体の技術力向上に寄与している。
米国シェール層でのタイトオイル・ガス生産
北米E&P事業では、米国テキサス・オクラホマ州でJapex (U.S.) Corp.がタイトオイルを、コロラド・ワイオミング州でVerdad Resourcesがタイトオイル・ガスを生産する。これらのシェール開発は、水平掘削と水圧破砕技術を活用し、2026年3月期の北米セグメント売上高は524億円を計上した。生産量は今後も拡大が見込まれる。
ノルウェー領海とイラクでの海外E&Pプロジェクト
欧州ではJAPEX Norge ASがノルウェー領海の鉱区で原油・天然ガスを生産する。中東ではジャペックスガラフがイラク・ガラフ油田で原油生産を行う。これらの海外プロジェクトは、リスク分散と収益源の多様化を目的としており、持分法適用会社や連結子会社を通じて運営される。2026年3月期の欧州セグメント売上高は81億円である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
鉱業のなかでの位置
国内大手の石油開発、海外依存で収益変動
石油資源開発は日本の石油・天然ガス開発会社として、INPEXに次ぐ規模を持つ。売上高は約3,900億円で、営業利益率は15.93%と高水準だが、最新期には11.43%に低下しており、原油価格変動の影響を強く受ける。ライバルであるINPEXは規模が大きく、国際競争力が高いのに対し、石油資源開発は国内資源開発に強みを持つが、海外事業の比率が高まるにつれて価格変動リスクも拡大している。また、住石ホールディングスや日鉄鉱業などは規模が小さく、直接の競合とは言い難い。エネルギー転換の流れの中で、脱炭素への対応が課題となっている。
強み
- 国内の石油・ガス田開発で豊富な実績と技術力を持つ。
- 原油高の局面では高い利益率を誇り、収益貢献が大きい。
- パイプラインや精製設備など基盤インフラを保有している。
- 国内エネルギー供給の一翼を担い、社会的役割が大きい。
課題
- 収益が原油価格に大きく左右され、変動リスクが高い。
- 脱炭素社会の流れで化石燃料需要の縮小が懸念される。
- INPEXなど大手に比べ国際競争力で劣り、事業拡大に制約。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
エネルギー・資源の時価総額近傍。太字が石油資源開発
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9513電源開発 | 7,609億円 | 12.8倍 |
| 2 | 5021コスモエネルギーホールディングス | 7,041億円 | 9.4倍 |
| 3 | 6302住友重機械工業 | 6,759億円 | 16.2倍 |
| 4 | 6269三井海洋開発 | 6,301億円 | 8.9倍 |
| 5 | 8088岩谷産業 | 5,149億円 | 10.6倍 |
| 6 | 1662石油資源開発 | 4,945億円 | 9.2倍 |
| 7 | 6508明電舎 | 4,862億円 | 20.5倍 |
| 8 | 9336大栄環境 | 3,686億円 | 23.1倍 |
| 9 | 1515日鉄鉱業 | 2,688億円 | 18.8倍 |
| 10 | 9793ダイセキ | 1,790億円 | 19.3倍 |
| 11 | 2337いちご | 1,618億円 | 9.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(エネルギー・資源)に従っています。
会社の歴史
沿革 26件
特殊会社として創業し国内油田を相次いで発見
1955年12月、石油資源開発株式会社(旧会社)が半額以上を政府出資(設立時約56%)する特殊会社として設立された。その後、新潟県・秋田県で探鉱を進め、1958年3月に見附油田、同年7月に申川油田、1959年6月に東新潟ガス田、1960年12月に片貝ガス田を発見した。これらは国内エネルギー供給の基盤となる発見であり、現在も生産を続けている。
石油開発公団への統合と分離による民間化
1967年10月、石油開発公団が設立され、旧会社は解散し業務を公団が承継した。しかし、3年後の1970年4月、石油開発公団から分離し、民間会社「石油資源開発株式会社」として再発足した。旧会社株式の政府出資分は公団が引き継いだが、これにより独立系石油開発企業としての道を歩み始めた。同年にはエスケイエンジニアリングなど、グループ企業の基礎が形成された。
国内ガス田の発見と天然ガスパイプラインの整備
1968年4月には吉井ガス田(新潟県)を発見。1980年代には北海道の勇払油ガス田(1989年発見)など新たな油田・ガス田の発見が続いた。1996年3月には新潟・仙台間のガスパイプライン(総延長251km)が完成。これにより天然ガスの広域供給が可能となり、国内インフラ事業の基盤が強化された。後の800km超のパイプライン網の出発点である。
東京証券取引所への上場と海外事業本格化
2003年12月、東京証券取引所市場第一部に株式を上場した。これにより資金調達力が向上し、海外E&Pへの投資が加速した。2010年3月にはイラク・ガラフ油田開発を目的とするジャペックスガラフを設立。その後も米国シェール事業などへの参入を進め、海外資産のポートフォリオを拡大した。
相馬LNG基地の操業開始と電力事業への参入
2018年3月、福島県に相馬LNG基地が操業を開始した。同基地は輸入LNGを受け入れ、気化してガスパイプラインに送る大規模なインフラである。2020年4月には、同基地に隣接する福島ガス発電(FGP)が発電した電力の販売を開始。これによりガス事業に加え電力事業にも参入し、エネルギー供給の多角化を図った。
プライム市場移行と欧州・北米の権益拡大
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行。2024年7月にはノルウェーのJAPEX Norge ASの株式を取得し、欧州E&P事業を本格化。2026年2月には米国コロラド・ワイオミング州でタイトオイル・ガスを生産するVerdad Resourcesの持分を取得し、北米事業を拡大した。これらは「コア資産群」構築の一環である。
東南アジア・ロシアへの進出と持分法関連会社の活用
2025年11月には東南アジアのEMP Gebang Ltd.の株式を取得し、開発段階の鉱区に参画。ロシアではサハリン石油ガス開発に関連会社として出資している。これらの投資は、地政学リスクを分散しつつ将来の生産増を目指すもので、持分法適用関連会社を通じてリスクを管理している。
新経営計画の策定とCCUSへの本格着手
2026年4月、経営計画「JAPEX経営計画2026-2035」を策定。従来の「JAPEX2050」を継承しつつ、CCUSを成長の柱に据え、2035年度までにCO2累計貯留量800万トン以上の目標を掲げた。また、1.5兆円の成長投資により当期純利益1000億円を目指す。この計画は、資源価格変動に左右されない収益基盤の構築を意図している。
年表26件を開く
1950年代
- 1955年12月創業当社の前身である特殊会社「石油資源開発株式会社」(以下「旧会社」)設立(半額以上政府出資(設立時約56%))
- 1958年3月見附油田(新潟県)発見
- 1958年7月申川油田(秋田県)発見
- 1959年6月東新潟ガス田(新潟県)発見
1960年代
- 1960年12月片貝ガス田(新潟県)発見
- 1962年6月エスケイ産業㈱(現 連結子会社)設立
- 1966年2月北スマトラ海洋石油資源開発㈱(現 ㈱INPEX)設立
- 1967年10月創業石油開発公団設立に際し、旧会社は解散し、その業務は同公団事業本部として公団が承継
- 1968年4月吉井ガス田(新潟県)発見
1970年代
- 1970年4月創業石油開発公団から分離し、民間会社石油資源開発㈱として再発足(旧会社株式のうち政府出資分を石油開発公団が承継)
- 1971年5月日本海洋石油資源開発㈱(現 連結子会社)設立(注)1
- 1971年10月エスケイエンジニアリング㈱(現 連結子会社)設立
- 1976年6月由利原油ガス田(秋田県)発見
1980年代
- 1983年4月㈱地球科学総合研究所(現 連結子会社)設立(注)2
- 1989年3月勇払油ガス田(北海道)発見
1990年代
- 1996年3月天然ガスの広域供給を目的とした新潟・仙台間ガスパイプライン(総延長251㎞)完成
2000年代
- 2003年10月白根瓦斯㈱(現 連結子会社)設立(注)3
- 2003年12月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場
2010年代
- 2010年3月㈱ジャペックスガラフ(現 連結子会社)設立(注)4
- 2015年4月福島ガス発電㈱(現 持分法適用関連会社)設立
- 2018年3月相馬LNG基地(福島県)操業開始
2020年代
- 2020年4月福島ガス発電㈱により発電された電力の販売開始(注)5
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行
- 2024年7月M&Aジャペックス・ノーゲ・エーエス社(JAPEX Norge AS 現 連結子会社)の株式取得
- 2025年11月M&AEMP Gebang Ltd.(現 持分法適用関連会社)の株式取得(注)6
- 2026年2月Verdad Resources Intermediate Holdings LLC(現 連結子会社)の持分取得(注)7
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 当期純利益2035年度まで1,000億円
- CO2累計貯留量2035年度まで800万t以上
- 生産量2031年度まで10万boe/d
- 生産量2035年度まで18万boe/d
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
コア資産群の構築と収益拡大
海外E&PとCCUSに経営資源を集中投下し、2026~2030年度にコア資産群を構築、2031~2035年度に収益貢献を本格化する。開発時期やリスクを分散しつつ、厳格なポートフォリオ管理と入れ替えを断行する。
- 02
CCUS事業の拡大
国内トップのCCUS実績・知見を活かし、CO2の回収・貯留事業を推進。2035年度までにCO2累計貯留量800万トン以上を目標とする。
- 03
コーポレートトランスフォーメーションの推進
人的資本強化、組織カルチャー変革、DXに取り組み、実行力を強化する。経営計画の基本方針を着実に実行するための基盤づくりを行う。
- 04
株主還元の拡充検討
当面は連結配当性向30%、下限40円を維持。利益成長による増配を目指し、コア資産群構築後の2030年度頃に還元拡充を判断する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,670人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,061万円で、9期前と比べて+26.7%。平均年齢は39.8歳、平均勤続年数は14.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 1,825 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 1,788 | — |
| 2019年3月 | 837 | 40.5 | 17.9 | 1,741 | — |
| 2020年3月 | 868 | 40.9 | 17.1 | 1,739 | — |
| 2021年3月 | 882 | 40.7 | 16.6 | 1,780 | — |
| 2022年3月 | 854 | 40.5 | 16.0 | 1,634 | — |
| 2023年3月 | 857 | 40.5 | 15.7 | 1,617 | — |
| 2024年3月 | 959 | 40.4 | 15.0 | 1,641 | — |
| 2025年3月 | 1,031 | 40.1 | 14.7 | 1,653 | 3,751 |
| 2026年3月 | 1,061 | 39.8 | 14.1 | 1,670 | 2,329 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社25社(国内 19 / 海外 6、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。
- 国内秋田県天然瓦斯輸送㈱秋田県秋田市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内エスケイエンジニアリング㈱東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内エスケイ産業㈱東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内北日本オイル㈱山形県酒田市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内白根瓦斯㈱(注)1新潟県燕市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ジャペックスパイプライン新潟県長岡市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱地球科学総合研究所(注)1東京都文京区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱物理計測コンサルタント東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内北日本防災警備㈱新潟県新潟市議決権89.4%
- 国内日本海洋石油資源開発㈱(注)1東京都千代田区議決権70.6%
- 国内㈱ジオシス(注)3東京都文京区議決権57.8%
- 国内㈱ジャペックスガラフ(注)1東京都千代田区議決権55.0%
残りのグループ会社13社を開く
- Japex (U.S.) Corp. (注)1.5米国テキサス州100%
- Peoria Resources, LLC (注)1.3米国テキサス州100%
- Verdad Resources Intermediate Holdings LLC (注)1.3米国テキサス州100%
- JAPEX Norge ASノルウェー王国スタヴァンゲル100%
- JAPEX Insurance Ltd. (注)1バミューダハミルトン100%
- 東北天然ガス㈱宮城県仙台市45%
- ㈱テルナイト東京都千代田区47%
- 福島ガス発電㈱東京都千代田区33%
- サハリン石油ガス開発㈱(注)4東京都港区15%
- 大洲バイオマス発電㈱を 営業者とする匿名組合(注)2愛媛県大洲市28%
- Gulf Coast LNG Holdings LLC (注)3.4米国テキサス州15%
- Blue Spruce Operating LLC (注)3米国ワイオミング州40%
- EMP Gebang Ltd.インドネシア共和国北スマトラ州50%
- 調達2,920万円NEDO先導研究プログラム新産業・革新技術創出に向けた先導研究プログラム不燃性ガス田における高効率ヘリウム膜分離回収技術の開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2023-06-29
- 調達2,385万円カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発次世代火力発電技術推進事業コンビナート等における産業間連携を活用したカーボンリサイクル事業の実現可能性調査/苫小牧を拠点とする産業間連携調査国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-03-18
- 調達1,862万円地球温暖化対策技術普及等推進事業二国間クレジット制度(JCM)に係る地球温暖化対策技術の普及等推進事業(戦略的案件組成調査)二国間クレジット制度(JCM)に係るインドネシア共和国・南スマトラ地域におけるCCUS(CO2 EOR)案件組成調査国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-10-31
- 調達1,354万円脱炭素化・エネルギー転換に資する我が国技術の国際実証事業実証要件適合性等調査低炭素型熱エネルギー供給のためのLNG輸送・高効率ガス消費実証研究(ベトナム)国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-12-16
- 調達889万円超臨界地熱発電技術研究開発超臨界地熱貯留層のモデリング技術手法開発水圧・減圧破砕による人工超臨界地熱貯留層造成に関する研究国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-10-02
- 補助金4,995万円産油国石油精製技術等対策事業費補助金(石油天然ガス権益・安定供給の確保に向けた資源国との関係強化支援事業のうち産油・産ガス国産業協力等事業に係るもの)資源エネルギー庁 · 2022-08-09
- 補助金1,168万円令和元年度「質の高いエネルギーインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業費補助金(我が国によるインフラの海外展開促進調査)(事業名インドネシア国におけるLNG・エネルギー供給事業実施可能性調査)資源エネルギー庁 · 2019-11-01
- 補助金924万円平成31年度産油国石油精製技術等対策事業費補助金 (石油天然ガス権益・安定供給の確保に向けた資源国との関係強化支援事業のうち産油・産ガス国産業協力等事業に係るもの)資源エネルギー庁 · 2019-04-01
- 補助金924万円産油国石油精製技術等対策事業費補助金 (石油天然ガス権益・安定供給の確保に向けた資源国との関係強化支援事業のうち産油・産ガス国産業協力等事業に係るもの)資源エネルギー庁 · 2019-04-01
- 補助金853万円2019年度「質の高いエネルギーインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業費補助金(我が国によるインフラの海外展開促進調査)(事業名インドネシア国におけるLNG・エネルギー供給事業実施可能性調査)資源エネルギー庁 · 2019-11-01
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は3,403億円、営業利益は389億円。前期と比べると減収減益で、売上が-12.5%、利益が-37.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 3,140億円 | 3,403億円 |
| 営業利益 | 460億円 | 389億円 |
| 純利益 | 650億円 | 534億円 |
| 1株あたり配当 | ¥45 | ¥45 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は651億円、営業利益は62億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+6.2%、営業利益は−51.9%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 1,114 | — | — | 241 |
| 2024年1Q | 613 | 129 | 21.0 | 130 |
| 2024年2Q | 894 | 156 | 17.4 | 148 |
| 2024年3Q | 792 | 114 | 14.4 | 87 |
| 2024年4Q | 960 | — | — | 172 |
| 2025年2Q | 1,836 | 288 | 15.7 | 211 |
| 2025年4Q | 2,055 | 332 | 16.2 | 601 |
| 2026年2Q | 1,681 | 255 | 15.2 | 271 |
| 2026年4Q | 1,722 | 134 | 7.8 | 263 |
| 2027年1Q | 651 | 62 | 9.5 | 32 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は2,311億円から3,403億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は11.4%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2,311 | — | 281 | — | −9 |
| 2014年3月 | 2,766 | — | 439 | — | 290 |
| 福島ガス発電㈱(現 持分法適用関連会社)設立 | |||||
| 2015年3月 | 3,049 | — | 548 | — | 296 |
| 2016年3月 | 2,403 | — | 47 | — | 21 |
| 2017年3月 | 2,071 | — | 22 | — | 34 |
| 2018年3月 | 2,306 | — | 38 | — | −310 |
| 2019年3月 | 2,680 | — | 125 | — | 148 |
| 2020年3月 | 3,188 | — | 326 | — | 268 |
| 2021年3月 | 2,401 | — | 100 | — | −27 |
| 2022年3月 | 2,491 | — | 437 | — | −310 |
| 2023年3月 | 3,365 | — | 831 | — | 674 |
| ジャペックス・ノーゲ・エーエス社(JAPEX Norge AS 現 連結子会社)の株式取得 | |||||
| 2024年3月 | 3,259 | — | 688 | — | 537 |
| EMP Gebang Ltd.(現 持分法適用関連会社)の株式取得(注)6 | |||||
| 2025年3月 | 3,891 | 620 | 642 | 15.9 | 812 |
| 2026年3月 | 3,403 | 389 | 616 | 11.4 | 534 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高3,403億円のうち、営業利益として残るのは389億円で11.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は534億円、売上の15.7%にあたる。営業利益率は業種中央値11.4%をちょうど並ぶ水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.5%2,636億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.5%359億円
- その他の費用持分法損益などの調整0.6%19億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.4%389億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが1,030億円、投資CFが−2,005億円で、差し引きのフリーCFは−975億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は500億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 343 | −148 | −72 | 195 | 1,126 |
| 2014年3月 | 452 | −1,316 | 717 | −864 | 1,028 |
| 2015年3月 | 787 | −630 | 185 | 157 | 1,427 |
| 2016年3月 | 577 | −1,258 | 548 | −681 | 1,266 |
| 2017年3月 | 437 | −847 | 184 | −410 | 1,036 |
| 2018年3月 | 529 | −542 | −12 | −13 | 999 |
| 2019年3月 | 310 | −140 | −155 | 170 | 1,006 |
| 2020年3月 | 699 | −187 | −137 | 512 | 1,383 |
| 2021年3月 | 433 | −65 | −156 | 368 | 1,580 |
| 2022年3月 | −11 | 521 | −709 | 510 | 1,445 |
| 2023年3月 | 1,046 | −527 | −145 | 519 | 1,862 |
| 2024年3月 | 906 | −997 | −286 | −91 | 1,526 |
| 2025年3月 | 1,308 | −1,071 | −387 | 237 | 1,409 |
| 2026年3月 | 1,030 | −2,005 | 60 | −975 | 500 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は8,625億円。このうち返さなくてよい自己資本が6,589億円で、自己資本比率は72.8%(業種中央値72.8%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 5,252 | 4,036 | 1,216 | 72.8 |
| 2014年3月 | 6,630 | 4,969 | 1,661 | 63.7 |
| 2015年3月 | 7,369 | 5,406 | 1,963 | 62.5 |
| 2016年3月 | 7,076 | 4,953 | 2,123 | 59.5 |
| 2017年3月 | 7,467 | 5,106 | 2,361 | 58.6 |
| 2018年3月 | 6,995 | 4,593 | 2,402 | 60.8 |
| 2019年3月 | 6,553 | 4,502 | 2,051 | 63.6 |
| 2020年3月 | 6,271 | 4,402 | 1,869 | 64.2 |
| 2021年3月 | 6,248 | 4,345 | 1,903 | 64.0 |
| 2022年3月 | 4,719 | 4,028 | 691 | 78.7 |
| 2023年3月 | 5,682 | 4,572 | 1,110 | 74.9 |
| 2024年3月 | 6,609 | 5,376 | 1,233 | 76.2 |
| 2025年3月 | 6,816 | 5,573 | 1,243 | 77.4 |
| 2026年3月 | 8,625 | 6,589 | 2,036 | 72.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
鉱業 5社との比較
同じ鉱業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで5社中3位あたり、逆に低いのは配当利回りで5社中3位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,924で、1年前と比べて+60.2%。過去52週の値幅のなかでは45%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.2倍 |
| PER (会社予想) | 7.6倍 |
| PBR | 0.83倍 |
| 配当利回り | 2.34% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は1877円で、25日線(1765円)を6.3%上回り、上昇トレンドが鮮明です。1カ月で6%上昇、年初来では63%高と大幅高。8月12日以降は1800円台で推移しており、52週高値2819円からは約33%下の水準です。出来高は8月6日に264万株と膨らんだ後も100万株前後で推移し、底堅い需給を反映しています。ただし、RSIは64.1とやや上昇し、短期的な過熱感には注意が必要です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERは8.99倍で業界平均14倍を大幅に下回り、予想PERも7.4倍とさらに割安。PBRは0.81倍で業界平均0.99倍を下回り、1倍割れで資産価値に対して割安。ROEは9.2%と収益性は悪くない。配当利回り2.4%は業界平均2.09%を上回り、配当性向43.9%と安定。ただし直近のFY2026/3予想では減収減益で、今後の業績回復が割安解消の鍵。総合的に割安と判断するが、業績リスクを考慮してスコアは高すぎない水準に。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.2倍 | 13.6倍 |
| PER (予想) | 7.6倍 | — |
| PBR | 0.83倍 | 1.15倍 |
| ROE | 9.2% | 8.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
原油価格とガス価格の変動が業績を左右する構図で、強気派は世界的なエネルギー需給の逼迫と中東リスクによる価格上昇を挙げ、株価上昇を期待する。弱気派は世界的な脱炭素圧力による中長期的な需要減退と、生産コスト上昇による採算悪化を懸念する。また、国内需要の減少や政府規制の強化も弱気材料。両者は資源価格の持続性とエネルギー転換の速度をめぐって対立している。
- 資源価格高騰の恩恵
直近の決算で営業利益率が15%超に改善し、市況上昇に伴う増益効果が顕在化
- 国策による安定需要
エネルギー安全保障の観点から政府の支援・補助が得られ、資金調達や権益確保で有利
- 増配・還元の強化
純利益の増加に伴い株主還元が拡大し、配当利回りも魅力度を増している
- 予想PER6.9倍と増益期待通年影響中
実績PER8.33倍に対し予想6.9倍、EPS約21%増が見込まれる
- PBR0.753倍と純資産割れ通年影響中
PBR0.753倍は解散価値割れ、ROE9.2%と合わせ下値が硬い
- 配当利回り2.59%と株主還元通年影響弱
配当利回り2.59%、予想PER6.9倍と併せて下支え
- 外国人保有23.6%と物色余地継続影響弱
外国人保有比率23.6%、資源関連への関心で資金流入余地
- 脱炭素による需要減
世界的なカーボンニュートラル政策で化石燃料需要が長期的に減少する見通し
- 価格変動リスク
原油価格の急落で収益が大幅に悪化し、設備投資回収が困難になる可能性
- コスト上昇圧力
探鉱・開発コストや生産コストの増加で利益率が圧迫される懸念
- 2026年3月期は営業利益▲37%2026年3月期影響強
営業利益620→389億円、減益幅231億円
- 売上高3,403億円と488億円減2026年3月期影響中
売上高3,891→3,403億円、資源価格下落の影響
- 営業利益率11.43%と4.5ポイント低下2026年3月期影響中
営業利益率15.93%→11.43%、利益率の悪化が続く
- 株価1年で54.22%上昇し高値警戒継続影響弱
上昇率54.22%は業績減益と逆行、短期的な利食いが出やすい
- 原油価格
- 原油価格は売上高と利益に直接影響するため、業績の方向性を占う最重要指標になる
- 国内ガス生産量
- 国内ガス生産量の推移は需要動向と設備稼働率を反映し、収益の安定性を測る指標となる
- 海外権益の生産量
- 海外権益からの生産量増加が将来の成長を左右し、既存埋蔵量の減耗を補えるかを見る
- 埋蔵量
- 埋蔵量の増減は将来の生産能力と企業価値を左右するため、中長期の持続可能性を評価する
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり45円で、前期から+18.2%。いまの株価に対する利回りは2.34%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 3 | — | 5.7 |
| 2018年3月 | 4 | 33.3 | — |
| 2019年3月 | 8 | 100.0 | 9.6 |
| 2020年3月 | 10 | 25.0 | 11.2 |
| 2021年3月 | 10 | 0.0 | — |
| 2022年3月 | 10 | 0.0 | — |
| 2023年3月 | 74 | 640.0 | 34.3 |
| 2024年3月 | 60 | −18.9 | 34.5 |
| 2025年3月 | 55 | −8.3 | 19.2 |
| 2026年3月 | 65 | 18.2 | 43.9 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥45
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ82,405人。区分でいちばん多いのは政府・自治体で39.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が60.4%を占め、残る39.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 政府・自治体 | 35.4 | 35.4 | 37.2 | 37.3 | 39.4 | 39.4 |
| 外国法人 | 26.2 | 28.0 | 22.3 | 23.8 | 22.0 | 23.6 |
| 金融機関 | 20.0 | 17.4 | 18.3 | 18.5 | 16.4 | 14.3 |
| 個人・その他 | 6.7 | 7.6 | 9.8 | 11.3 | 12.5 | 14.0 |
| 事業法人 | 10.1 | 9.6 | 10.1 | 7.8 | 8.4 | 6.7 |
| 証券会社 | 1.6 | 2.1 | 2.1 | 1.4 | 1.2 | 2.0 |
| 自己株式 | 0.0 | 2.5 | 0.0 | 2.5 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 経済産業大臣 | 37.81 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 8.45 |
| 03 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.63 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.42 |
| 05 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 2.29 |
| 06 | JFEエンジニアリング株式会社 | 1.80 |
| 07 | 株式会社INPEX | 1.39 |
| 08 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.21 |
| 09 | 伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社 | 0.92 |
| 10 | BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/JANUS HENDERSON HORIZON FUND (常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 0.88 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+1479%、1株純資産は14期で−63%。直近期のROEは9.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −15 | 6,692 | — | — | — |
| 2014年3月 | 508 | 7,390 | 7.2 | 6.8 | 12.5 |
| 2015年3月 | 517 | 8,056 | 6.7 | 7.9 | 14.2 |
| 2016年3月 | 37 | 7,366 | 0.5 | 69.0 | 27.7 |
| 2017年3月 | 60 | 7,655 | 0.8 | 42.3 | 5.7 |
| 2018年3月 | −542 | 7,438 | — | — | — |
| 2019年3月 | 258 | 7,287 | 3.5 | 9.3 | 9.6 |
| 2020年3月 | 469 | 7,046 | 6.5 | 3.8 | 11.2 |
| 2021年3月 | −10 | 1,402 | — | — | — |
| 2022年3月 | −109 | 1,336 | — | — | — |
| 2023年3月 | 247 | 1,570 | 16.9 | 3.6 | 34.3 |
| 2024年3月 | 199 | 1,906 | 11.5 | 6.9 | 34.5 |
| 2025年3月 | 315 | 2,062 | 15.7 | 3.7 | 19.2 |
| 2026年3月 | 209 | 2,451 | 9.2 | 12.5 | 43.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
17名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は17名。2026/3期の役員報酬は総額478百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 藤田昌宏 | 代表取締役 会長 | 71 | 90,478 |
| 山下通郎 | 代表取締役 社長 社長執行役員 | 66 | 56,593 |
| 中島俊朗 | 取締役 副社長執行役員 経営企画本部長 | 64 | 33,734 |
| 山田知己 | 取締役 専務執行役員 海外事業本部長 | 63 | 32,600 |
| 舟津二郎 | 取締役 常務執行役員 総務部、人事部担当 | 62 | 20,309 |
| 中野正則 | 取締役 常務執行役員 国内事業本部長 | 61 | 20,415 |
| 山下ゆかり | 取締役 | 66 | — |
| 北井久美子 | 取締役 | 73 | — |
| 杉山美邦 | 取締役 | 71 | — |
| 柿木厚司 | 取締役 | 73 | — |
| 和田雅樹 | 取締役 | 64 | — |
| 高畑伸一 | 常勤監査役 | 65 | 13,500 |
残りの役員5名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 朝井卓 | 常勤監査役 | 62 | 1,700 |
| 川北力 | 監査役 | 71 | — |
| 加藤義孝 | 監査役 | 74 | — |
| 三村晶子 | 取締役 | 69 | — |
| 吉田宏生 | 常勤監査役 | 63 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 8 | 226 | 68 | 48 | 344 | 43 |
| 社外取締役 | 9 | 84 | — | — | 84 | 9 |
| 監査役 | 3 | 50 | — | — | 50 | 17 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
ニュース
AI解説今日の重要ニュースより
「今日の重要ニュース」で石油資源開発を取り上げた解説を、新しい順に並べている。
- 2026/8/21マクロ原油が94ドル超に再上昇、ホルムズ海峡の再開遠のく 停戦合意から一転
米イランの停戦合意から一転し、原油先物が1バレル94ドル超まで急伸。ホルムズ海峡の再開期待が後退し、世界経済のインフレ懸念が強まっています。
- 2026/8/11資源原油が80ドル突破、米株は最高値圏から反落 米備蓄は1983年来の低水準
原油が一時80ドルを超え約5%上昇。ホルムズ海峡の緊張と米備蓄の低水準が重なり、米株と長期金利が乱れるなか、日本市場もエネルギー価格の影響を受ける展開です。
- 2026/8/7地政学イランの船舶制限提案で原油5%上昇、ホルムズ海峡を巡り供給不安再燃
下がっていた原油が一転上昇。イランの提案が供給不安を呼び、米国株は下落、金利とドルは上昇しました。
- 2026/8/2決算米シェブロンが四半期最高益121億ドル イラン戦争で石油各社に「戦争特需」
米石油大手シェブロンの4〜6月期利益が過去最高に。イラン戦争で原油高と精製利幅拡大が続き、エネルギー構造の変化が鮮明です。
- 2026/7/23マクロ原油が96ドル突破、ホルムズ海峡閉鎖で供給懸念 日本への影響は
中東情勢の緊迫化で原油が急騰、ブレント先物は96ドル接近。ホルムズ海峡が「完全閉鎖」されたとの報道も。日本は輸入コスト増と円安加速のリスクに直面。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,075字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,901字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,310字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)14,363字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第56期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-19
- 半期報告書半期報告書-第56期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第55期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-23
- 半期報告書半期報告書-第55期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第54期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第54期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第54期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第54期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第53期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第53期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第53期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第53期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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