M&A個別企業2026年8月18日 (火)
日立、日立建機株を全株売却へ 保有10%を1000億円規模で手放す
日立製作所が建設機械大手の日立建機の株式を全株売却します。約10%を1000億円規模で手放し、成長分野に経営資源を集中する方針です。

日立製作所が、建設機械大手の日立建機の株式を手放します。保有する約10%の株式を全株売却し、売却額は1000億円規模になる見込みです。日立の事業再編は、長年グループの柱だった建設機械にまで及びます。
何が起きた
日立は、日立建機の株式をすべて売却する方針を固めました。売却の対象は、日立が保有する約10%の株式です。金額は1000億円規模になるとみられます。
日立建機は、油圧ショベルやクレーンなどで知られる建設機械の国内大手です。日立は長くグループの一員として支えてきましたが、保有株をすべて手放すことになります。
売却先や売却時期はまだ明らかになっていません。日立は売却で得た資金を、次世代の成長分野への投資に充てる考えとみられます。
日立はここ数年、事業ポートフォリオの見直しを繰り返してきました。今回の売却も、その流れの中にあります。
そもそも
- •日立建機は、油圧ショベルやクレーンなどの建設機械を手がける国内有数のメーカーです。
- •日立は近年、デジタルやグリーンエネルギーなど成長分野へ経営資源を集中させています。
- •建設機械は世界経済の影響を受けやすく、需要の変動が大きい業種です。
- •日立は過去にもグループ会社の売却を繰り返し、事業の入れ替えを進めてきました。
数字で見る
- •約10% — 日立が売却する日立建機の保有株の割合です。
- •1000億円規模 — 売却額の想定で、日立の成長投資に充てられるとみられます。
なぜ重要か
- •日立は利益率の高いIT関連などに絞り込み、資本効率を高める戦略です。
- •建設機械は市況に左右されやすく、安定的な成長資金を生みにくくなっています。
- •売却で得た資金は、AIやデータセンターなどの次の柱に振り向けられるとみられます。
- •日立建機にとっては、独立した経営判断がしやすくなる面もあります。
日立の選択と集中が一段と加速する一方、建設機械業界では再編の機運が高まりそうです。日立がどこへ向かうのか、その分岐点を迎えました。
この先
- •売却先が誰になるか。国内外の建設機械メーカーや投資ファンドが候補になりそうです。
- •売却後に日立建機の経営体制がどう変わるか。独立路線か、別企業の傘下入りかが焦点です。
- •日立が売却資金をどこに投じるか。成長分野への投資規模が確認ポイントです。
3行まとめ
- •日立が日立建機株を1000億円規模で全株売却へ
- •建設機械から撤退し、成長分野に経営資源を集中します
- •建設機械業界の再編につながる可能性があります
出典 (一次情報)
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