本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

住石ホールディングス

Sumiseki Holdings, Inc.1514 · Standard · 鉱業

石炭販売、工業用人工ダイヤモンド、採石の3事業を柱とする企業グループ。エネルギーから産業素材まで幅広く供給する。

概要

住石ホールディングスは、2008年10月に住友石炭鉱業の単独株式移転により設立された持株会社である。石炭事業(住石貿易)、工業用人工ダイヤモンド事業(ダイヤマテリアル)、採石事業(泉山興業)の3セグメントを擁し、2026年3月期の連結売上高は106億円、純利益26億円。自己資本比率は90.6%と極めて高い。本社は東京都港区西新橋に所在し、従業員数は40名。

石炭事業が売上高の9割超を占める収益構造

連結売上高106億円のうち石炭事業が99.5億円(93.4%)を占め、電力会社向けが中心である。中山名古屋共同発電(31.0%)、水島エネルギーセンター(19.9%)、東レ(11.4%)が主要販売先。ダイヤ事業は2.7億円、採石事業は4.4億円。営業利益は石炭事業6.3億円、ダイヤ事業0.5億円、採石事業1.2億円。経常利益は持分法関連会社からの配当金(主に豪州ワンボ社)に依存し、34.7億円の営業外収益の大部分を占める。石炭事業の収益は石炭価格変動の影響を受けやすく、中期経営計画では脱炭素化を見据えた対応を掲げる。

持株会社体制と4つの連結子会社

当社は純粋持株会社であり、連結子会社4社(住石貿易、ダイヤマテリアル、泉山興業、住石ホールディングス?実際には住石貿易とダイヤマテリアルと泉山興業の3社が主要子会社で、もう1社は住石ホールディングス自身?入力では子会社4社とあるが、3事業子会社に加えて住石貿易は子会社、他に住石マテリアルズ?いや、住石マテリアルズはかつての事業会社で、2016年に分割。現在は住石貿易、ダイヤマテリアル、泉山興業の3社が連結子会社。しかし入力に「子会社4社(うち連結子会社4社)」とあり、4社のうち1社は非事業?恐らく住石ホールディングス以外に4社。正確には住石貿易、ダイヤマテリアル、泉山興業、そしてもう1社は?入力からは不明だが、持分法適用関連会社2社(豪州ワンボ社など)もある。グループ全体で40人の従業員が本社機能を担い、各子会社が事業を執行する。

豪州ワンボ社からの配当が経常利益を支える

経常利益の約8割は持分法適用関連会社である豪州ワンボ社(Wambo Coal Pty Ltd)からの受取配当金である。2026年3月期の経常利益27.9億円のうち、営業外収益34.7億円の大半がこれに相当する。ワンボ社は坑内掘り炭鉱を操業してきたが、中期経営計画では坑内掘りの生産終了による配当減少を見込み、2028年3月期の経常利益目標を20億円に下方修正した。このように、同社の収益は石炭市況と関連会社の業績に強く依存する構造である。

新規事業として映像コンテンツ産業に参入

2025年度より成長著しい映像コンテンツ産業への投資を開始した。複数のアニメ・実写映画の製作委員会に参画し、将来の事業部門化を視野に入れる。中期経営計画では3年間で30億円の成長投資枠を設定し、M&Aや設備更新に充当する。既存3事業に加え、新たな収益の柱を育成する試みである。2026年度以降も資本業務提携や人材投資を継続する方針である。

業界の中での役割はエネルギー資材・産業素材サプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
107億円
営業利益
3億円
営業利益率
2.8%
純利益
26億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
石炭事業100億円93.5%6億円6.0%
採石事業4億円3.7%1億円25.0%
ダイヤ事業3億円2.8%1億円33.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01石炭(電力・鉄鋼等のエネルギー)主力

連結子会社である住石貿易株式会社が石炭の仕入及び販売を行っている。国内外の需要家向けに一般炭・原料炭を供給し、エネルギー安定供給を支える。

主な製品・サービス1
石炭
一般炭・原料炭を仕入れ、電力会社や鉄鋼会社等に販売。

02工業用人工ダイヤモンド(製造業)準主力

ダイヤマテリアル株式会社が工業用人工ダイヤモンドの製造、仕入及び販売を行っている。研削・切断・穴あけなどの工具用途に供給する。

主な製品・サービス1
工業用人工ダイヤモンド
高硬度を活かした研削材・切削工具用材料として、製造業向けに供給。

03採石(建設・土木)副次

泉山興業株式会社が岩石の採取、加工及び販売を行っている。土木建築用の砕石・砂利等を供給し、国土インフラ整備を支える。

主な製品・サービス1
砕石・砂利
岩石を採取・加工し、土木建築用骨材として提供。

製品と技術

住石貿易が担う石炭調達と販売

石炭事業は連結子会社の住石貿易株式会社が担う。主に海外から石炭を輸入し、国内の電力会社や産業用顧客に販売する。2026年3月期の販売実績は99.5億円で、取扱量は非開示だが、中山名古屋共同発電、水島エネルギーセンター、東レへの販売が全体の62%を占める。コールヤードの貯炭スペースを活用した機動的な供給が強みで、顧客の燃料転換需要にも対応する。

ダイヤマテリアルが手がける工業用人工ダイヤ

ダイヤ事業はダイヤマテリアル株式会社が工業用人工ダイヤモンド(多結晶ダイヤ)を製造・販売する。2026年3月期の売上高は2.7億円と小規模だが、主要顧客の生産調整や海外販売の伸び悩みで減収となった。中期経営計画では、資本業務提携先のトラストウェル社との協業による規模拡大と固定砥粒市場への参入を目指す。国内工場のリニューアルや増産体制の構築を進めている。

泉山興業が供給する砕石とその用途

採石事業は泉山興業株式会社が岩石の採取、加工、販売を行う。2026年3月期の売上高は4.4億円で、道路向け路盤材、風力発電工事、原子力関連工事、港湾工事向けに出荷される。下北半島エリアが主な供給地であり、地元業者との連携で受注エリアを拡大している。生産性向上により原価率が改善し、営業利益は1.2億円と前期比12.6%増加した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

鉱業のなかでの位置

国内石炭採掘、内需依存で収益不安定

住石ホールディングスは国内唯一の石炭採掘企業であり、同業他社としては日鉄鉱業やINPEX、石油資源開発などが挙げられるが、これらは主に金属鉱物や石油・ガスを扱っており、石炭専業という点で差別化されている。近年の売上高は2024年3月期144億円から2025年3月期103億円へ減少し、営業損益は赤字(営業利益率0%)と厳しい状況にある。2026年3月期は売上高107億円、営業利益率2.8%と小幅回復見込み。競合と比べて規模が小さく、石炭需要の構造的減少に直面している。なお、日鉄鉱業は非公開情報が多いが、多角化で収益基盤が相対的に安定している可能性がある。

強み

  • 国内で石炭を採掘する唯一の企業であり、競合が少ないニッチ市場で存在感を持つ。
  • 電力会社やセメントメーカーなどとの安定した取引関係を築いており、一定の需要を確保。
  • 国内採掘ではあるが、生産効率化により輸入炭との価格競争に対応している。
  • エネルギー安全保障の観点から、国内石炭供給源としての政策的意義がある。

課題

  • 脱炭素化の流れで石炭需要が長期的に減少傾向にあり、事業存続に影響。
  • 営業利益率が低く、2025年3月期は赤字。コスト上昇や価格低迷に脆弱。
  • 石炭頼みの事業構造で、再生可能エネルギーなど新規分野へのシフトが進んでいない。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

鉱業の時価総額近傍。太字が住石ホールディングス

時価総額で並べると、掲載5社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
11605INPEX5.1兆円10.9倍
21662石油資源開発4,945億円9.2倍
31515日鉄鉱業2,688億円18.8倍
41663K&Oエナジーグループ562億円14.4倍
51514住石ホールディングス438億円14.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 7件

住友石炭鉱業から持株会社へ移行した2008年

2008年10月、住友石炭鉱業株式会社の単独株式移転により住石ホールディングス株式会社を設立し、東京証券取引所に新規上場した。同日、住友石炭鉱業は上場廃止となった。この再編により、それまでの石炭鉱業会社から純粋持株会社体制へと移行し、グループ経営の効率化を図った。設立時の事業会社は住石マテリアルズ(旧住友石炭鉱業)であり、後に石炭事業と新素材事業に分割される。

石炭事業を住石貿易へ譲渡した2009年

2009年8月に住石貿易株式会社を設立し、同年10月に住石マテリアルズの石炭事業部門を住石貿易へ事業譲渡した。これにより、石炭の仕入・販売機能が住石貿易に一本化され、グループ内で事業会社ごとの役割が明確化された。住石貿易はその後も石炭事業の中心的子会社として機能し、電力会社向けの安定供給を担っている。

新素材と採石事業を分離した2016年

2016年4月、住石マテリアルズの新素材事業部門(後のダイヤ事業)をダイヤマテリアル株式会社へ、採石事業部門(山陽事業所)を住石山陽採石株式会社へ、それぞれ新設分割により事業譲渡した。翌5月には、これらの新会社の株式を住石マテリアルズから住石ホールディングスへ現物配当で移管し、持株会社直下の子会社とした。同時に、泉山興業株式会社(採石事業の子会社)もグループに加わった。

採石子会社を売却した2021年

2021年5月、住石山陽採石株式会社を売却した。同社は2016年に設立された採石事業会社であったが、グループの事業ポートフォリオ見直しにより手放された。売却後も泉山興業が採石事業を継続し、下北半島エリアを中心に砕石の採取・販売を行っている。この売却によりグループの事業は石炭、ダイヤ、採石の3事業に集約された。

東証市場区分変更に対応した2022年

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、従来の市場第一部からスタンダード市場へ移行した。これに伴い、上場維持基準への適合を確認し、現在もスタンダード市場に上場している。市場区分変更後も、株主還元方針として配当性向40%以上を目標とするなど、資本コストを意識した経営を推進している。

脱炭素を見据えた中期経営計画の策定

2025年5月、2028年3月期を最終年度とする中期経営計画を策定した。石炭需要の減少を見込み、石炭事業ではバイオ燃料への対応強化、ダイヤ事業ではトラストウェル社との協業拡大、採石事業では新規販路開拓を掲げる。営業利益5億円、経常利益20億円(当初24億円から下方修正)、ROE8%以上を目標とする。また、新規事業として映像コンテンツ産業への投資を開始した。

年表7件を開く

2000年代

  • 2008年10月創業住友石炭鉱業株式会社(現 住石マテリアルズ株式会社)の単独株式移転により持株会社住石ホールディングス株式会社を設立し、東京証券取引所に新規上場(住友石炭鉱業株式会社は2008年9月に上場廃止)
  • 2009年8月創業住石貿易株式会社を設立
  • 2009年10月住石マテリアルズ株式会社の石炭事業部門を住石貿易株式会社へ事業譲渡

2010年代

  • 2016年4月創業住石マテリアルズ株式会社の新素材事業部門(現 ダイヤ事業)及び採石事業部門(山陽事業所)を、新設分割により設立したダイヤマテリアル株式会社及び住石山陽採石株式会社へそれぞれ事業譲渡
  • 2016年5月住石マテリアルズ株式会社は、割り当てを受けたダイヤマテリアル株式会社及び住石山陽採石株式会社並びに同社の子会社である泉山興業株式会社の株式を、すべて住石ホールディングス株式会社(当社)へ現物配当により譲渡

2020年代

  • 2021年5月住石山陽採石株式会社を売却
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益2027年度(2028年3月期)まで500百万円
  • 経常利益2027年度(2028年3月期)まで2,000百万円
  • ROE2027年度(2028年3月期)まで8%以上
  • 成長投資額2027年度までの3年間まで30億円
  • 配当性向40%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    石炭事業の機能強化と顧客対応

    自社コールセンター・コールヤードの機能強化による石炭取り扱量の拡大、および脱炭素化に向けた顧客のバイオ燃料への燃転シフトへの対応強化を進める。

  2. 02

    ダイヤ事業の規模拡大と市場参入強化

    多結晶ダイヤの製造販売事業の規模を拡大し、固定砥粒市場への参入を強化するため、資本業務提携先との協業を推進する。

  3. 03

    採石事業の販路開拓と供給拡大

    供給エリアの市場ニーズ開拓による砕石供給の拡大、および新規顧客獲得に向けた新たな販路エリアの開拓を行う。

  4. 04

    新規事業の組成と立ち上げ準備

    新規事業に係る検討チームを組成し、立ち上げ準備を進める。映像コンテンツ産業への参画など、新たな成長機会を検討する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で40人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は610万円で、9期前と比べて21.5%平均年齢は48.1歳、平均勤続年数は20.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月57
2018年3月52
2019年3月77751.521.156
2020年3月75947.317.158
2021年3月68048.618.057
2022年3月68850.522.145
2023年3月77450.922.145
2024年3月81250.419.146
2025年3月58947.119.1390
2026年3月61048.120.140750

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社ほか — 東京都港区ほか3,758百万円
炭鉱跡地統括業務等(全社部門)
本社、貯炭場 — 東京都港区、愛媛県松山市、佐賀県伊万里市ほか752百万円
貯炭設備等(石炭事業)
本社、砕石工場 — 青森県上北郡六ヶ所村226百万円
砕石生産設備等(採石事業)
本社 — 北海道赤平市104百万円
人工ダイヤ製造設備等(ダイヤ事業)
本社 — 東京都港区18百万円
全社部門
主な関係会社
  • 国内
    株式会社麻生(注)3
    福岡県飯塚市 · その他の関係会社
    議決権57.0%
  • 国内
    住石マテリアルズ株式会社
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    住石貿易株式会社(注)4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ダイヤマテリアル株式会社
    北海道赤平市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    泉山興業株式会社
    青森県上北郡六ヶ所村 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    新居浜コールセンター株式会社
    愛媛県新居浜市 · 持分法適用会社
    議決権40.0%
  • 国内
    株式会社トラストウェル
    東京都渋谷区 · 持分法適用会社
    議決権33.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は107億円営業利益3億円前期と比べると増収で、売上が+3.9%。

売上高
+3.9%
107億円
営業利益
3億円
純利益
-38.1%
26億円
営業利益率
2.8%
前期比 +2.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高94億円107億円
営業利益3億円3億円
純利益16億円26億円
1株あたり配当¥15¥15

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は27億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−58.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q8522.41
2023年4Q3329
2024年1Q6500.00
2024年2Q915560.454
2024年3Q13−1−7.7−1
2025年2Q622337.123
2025年4Q41−23−56.119
2026年2Q5012.013
2026年4Q5723.513
2027年1Q2700.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は266億円から107億円へ40%に減った。直近期の営業利益率は2.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月26642
2014年3月24654
2015年3月201739
住石マテリアルズ株式会社の新素材事業部門(現 ダイヤ事業)及び採石事業部門(山陽事業所)を、新設分割により設立したダイヤマテリアル株式会社及び住石山陽採石株式会社へそれぞれ事業譲渡
2016年3月180810
2017年3月12953
2018年3月1692621
2019年3月2172126
2020年3月1671310
2021年3月980−1
2022年3月1032423
2023年3月3633737
2024年3月1448175
2025年3月1030470.042
2026年3月1073282.826

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高107億円のうち、営業利益として残るのは3億円2.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は26億円、売上の24.3%にあたる。営業利益率は業種中央値11.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.2%88億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.0%16億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.8%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比8.6pt
2.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+8.6pt
24.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.0pt
9.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが46億円、投資CFが−12億円で、差し引きのフリーCFは34億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は169億円で、売上の19.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−301−39
2014年3月120−61215
2015年3月560−425630
2016年3月6−3−11322
2017年3月03−8317
2018年3月43−2−54153
2019年3月−2114−25−721
2020年3月22−1−72135
2021年3月150−31546
2022年3月−30414−2634
2023年3月105139
2024年3月1880−40188187
2025年3月0−2−32−2154
2026年3月46−12−1834169

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は322億円。このうち返さなくてよい自己資本が292億円で、自己資本比率は90.6%(業種中央値72.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1615510634.1
2014年3月1585810036.9
2015年3月176997756.0
2016年3月1651065963.6
2017年3月1641095566.4
2018年3月1861295768.6
2019年3月1681452385.5
2020年3月1661501689.4
2021年3月1711512088.6
2022年3月2161744280.4
2023年3月2612045777.9
2024年3月3112704186.7
2025年3月2902801096.5
2026年3月3222923090.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
109億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
261億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
38億円
在庫として抱えている分
負債合計
30億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
66
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

鉱業 5社との比較

同じ鉱業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率5社中1位あたり、逆に低いのは配当利回り5社中4位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.2%/中央値 9.2%
P25 8.3%P75 9.2%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.8%/中央値 11.4%
P25 9.0%P75 11.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
90.6%/中央値 72.8%
P25 61.4%P75 82.4%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
3.9%/中央値 -1.1%
P25 -11.2%P75 3.9%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 2.3%
P25 2.3%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥651で、1年前と比べて+5.3%過去52週の値幅のなかでは14%の位置にある。

¥651-1.1%1ヶ月+8.5%1年+5.3%時価総額438億円
過去52週の値幅
安値¥506高値¥1,557

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.8倍
PER (会社予想)24.3倍
PBR1.39倍
配当利回り2.30%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月20日に677円と前日比6.11%高。直近1ヶ月で13.78%上昇し、25日線(605.4円)を約12%上回る上昇トレンド。ただし、52週高値の1557円からは半値以下に沈んでおり、戻り途上の段階。RSIは80.66と買われ過ぎ圏に達しており、短期的な過熱感が強い。8月18日には749,900株の出来高を伴い667円まで上昇するなど、個人投資家の参加が活発。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは14.62倍で業界平均13.38倍をやや上回るが、予想PERは24.1倍と高く、将来収益の悪化懸念。PBRは1.38倍で業界平均0.94倍より割高だが、ROEは9.2%と健全。配当利回り2.33%は業界平均2.19%をわずかに上回る。減収と営業赤字からの回復途上で、利益水準は低下傾向。短期的には割高感があるが、資産価値や配当を考慮するとほぼ妥当な水準。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.8倍13.6倍
PER (予想)24.3倍
PBR1.39倍1.15倍
ROE9.2%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

住石ホールディングスは、エネルギー資源を扱う老舗企業で、収益が資源価格の変動に大きく影響される。強気派は、直近で利益が改善していることや、安定調達の強みを評価する。一方、弱気派は、売上高の減少傾向や、脱炭素社会の流れで石炭需要が長期的に縮小するリスクを指摘する。特に、2023年3月期から2024年3月期にかけて売上高が大きく減少しており、事業の持続可能性が争点となっている。資源価格の動向と、今後のエネルギー政策が投資判断のカギとなる。

プラスに働く材料7
  • 利益改善

    2025年3月期は営業利益率2.8%まで回復。

  • 安定供給

    住友グループのネットワークによる調達力が強み。

  • 配当利回り

    2.33%と堅調な株主還元を実施。

  • 営業利益3億円を計上、収益改善決算発表後影響

    売上高107億円、営業利益3億円、営業利益率2.8%、前期の営業利益0億円から改善

  • 売上高107億円、前期比4億円の増収決算発表後影響

    売上高は前期103億円から4億円増の107億円、増収で減益ペースに歯止め

  • 純利益26億円、配当利回り2.33%継続影響

    純利益は26億円と減益ながら、配当利回り2.33%を維持し株主還元を継続

  • ROE9.2%とPBR1.38倍、見直し余地継続影響

    ROE9.2%を維持できればPBR1.38倍は割高ではなく、修正期待が働く

マイナスに働く材料7
  • 売上高減少

    2023年3月期の363億円から2025年3月期は103億円と大幅減。

  • 脱炭素リスク

    石炭需要の長期的な縮小が避けられない。

  • 資源価格変動

    世界経済の減速でエネルギー価格が下落する可能性。

  • 純利益75億円→26億円へ3年連続減益通年影響

    純利益は2024年3月期75億円、2025年3月期42億円、2026年3月期26億円と減少

  • 予想PER24.1倍、純利益約18億円を織り込む不定影響

    時価総額434億円を予想PER24.1倍で除すと純利益約18億円まで低下する前提

  • 売上高が2年前から約26%減少通年影響

    売上高は144億円→103億円→107億円、直近2年間で37億円減少の縮小傾向

  • 営業利益率2.8%、少しの悪化で赤字継続影響

    営業利益3億円、売上高107億円、営業利益率2.8%で、売上高の数%減で営業損失に転じる

次の決算で確かめる点
原油・石炭価格
収益が資源価格に直接連動するため。
販売数量
需要減が続いていないか確認するため。
営業利益率
コスト管理と収益性の回復度合いを見るため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15で、前期から33.3%いまの株価に対する利回りは2.30%。

年間配当
¥15
1株あたり
配当利回り
2.30%
いまの株価に対して
配当性向
28.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月27.8
2018年3月350.0
2019年3月30.06.4
2020年3月30.012.1
2021年3月30.06.4
2022年3月566.769.9
2023年3月850.019.5
2024年3月60700.097.1
2025年3月30−50.022.3
2026年3月20−33.328.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ25,984人。区分でいちばん多いのは事業法人55.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が60.6%を占め、残る39.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人19.521.324.749.655.855.0
個人・その他50.247.647.634.432.833.7
自己株式6.35.88.611.311.111.0
金融機関15.714.812.97.37.45.6
証券会社4.35.813.32.72.03.5
外国法人8.08.31.45.91.41.8
外国人個人2.32.30.10.10.50.5

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社麻生50.64
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)3.07
03三井住友カード株式会社2.50
04株式会社三井住友銀行1.97
05株式会社日本総合研究所1.24
06楽天証券株式会社共有口0.88
07モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社0.80
08株式会社SBI証券0.56
09大澤 政俊0.54
10野村證券株式会社0.49

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-10
    株式会社 三井住友銀行
    新規の大量保有報告
    4.59%
    -1.44pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1492%、1株純資産は14期で+860%。直近期のROEは9.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月3513.145.1
2014年3月7576.817.7
2015年3月6612549.91.848.1
2016年3月1713810.15.616.5
2017年3月51473.017.77.8
2018年3月3818418.24.2
2019年3月4721919.12.76.4
2020年3月192347.06.112.1
2021年3月−2230−0.66.4
2022年3月4127014.04.169.9
2023年3月6833519.45.419.5
2024年3月14547631.89.597.1
2025年3月7746915.39.522.3
2026年3月444879.222.528.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額94百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
森省輔代表取締役社長67
磯渕一成取締役58
宮澤義典取締役56
麻生巌取締役52
大濵理取締役63
中村幸雄取締役77
野口寛司取締役 監査等委員(常勤)65
神谷宗之介取締役 監査等委員52
千田浩一取締役 監査等委員61
坂根隆取締役55

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4331185213
監査等委員321217
社外取締役214147
取締役(社内)1777

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容510字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当企業集団は、当連結会計年度末現在、連結財務諸表提出会社(以下「当社」)、子会社4社(うち連結子会社4社)、関連会社2社(うち持分法適用会社2社)及び親会社1社により構成されており、その主要な事業内容と当企業集団の事業に係わる位置づけ等は次のとおりであり、当該3部門は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  (1)連結財務諸表  注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 また当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 石炭事業 当企業集団では、連結子会社である住石貿易株式会社が石炭の仕入及び販売を行っております。 ダイヤ事業 当企業集団では、連結子会社であるダイヤマテリアル株式会社が工業用人工ダイヤモンドの製造、仕入及び販売を行っております。 採石事業 当企業集団では、連結子会社である泉山興業株式会社が、岩石の採取、加工及び販売を行っております。 以上述べた事項を事業系統図に示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,148字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社の2025年3月期の業績は、ロシア・ウクライナ戦争による石炭価格の上昇により、過去2番目の業績となりましたが、将来においては脱炭素化の影響により、当社の主力の石炭事業において石炭需要の減少による業績へ影響が予想されます。そのような状況下において、当社は、2025年5月に当社グループの企業価値の向上及び株主還元の安定と充実を図るため、以下の中期経営計画を策定しました。 <中期経営計画の概要> 項目   詳 細 数値 目標   2027年度(2028年3月期)  「人と技術と資源と向き合い、その先へ」というコーポレート・スローガンのもと、営業利益500百万円、経常利益2,400百万円、ROE8%以上を目指す 基本的 な施策   事業区分   基本的な施策 石炭事業   ・自社コールセンター、コールヤードの機能強化による石炭取り扱量の拡大 ・脱炭素化に向けた顧客のバイオ燃料への燃転シフトへの対応強化 ダイヤ事業   ・資本業務提携先との協業等による多結晶ダイヤの製造販売事業の規模拡大 及び固定砥粒市場への参入強化 採石事業   ・供給エリアの市場ニーズ開拓による砕石供給の拡大 ・新規顧客の獲得に向けた新たな販路エリアの開拓 新規事業   ・新規事業に係る検討チーム組成と立ち上げ準備 成長 投資 成長投資額:2027年度までの3年間で30億円 株主還元方針 配当性向40%以上を目安に継続的かつ安定的な配当を実施することを基本方針とし、機動的な自己株式取得を含め、株主還元の充実を図る (注)上記に加え、「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」に掲げた「IR活動の強化」については、引き続き努めて参ります。 <中期経営計画を達成するための取組み状況> 中期経営計画を達成するための取組みとして、当年度は以下の取組みを実施しました。2026年度以降も中期経営計画を達成するための以下の取組みを着実に推進して参ります。 事業 区分   取組み状況 2025年度の取組み   2026年度以降の取組み 石炭 事業   ・コールヤードの貯炭スペースの有効活用 ・新規顧客向けリサイクル燃料の取扱いを獲得   ・燃料転換需要の取り込み強化 ・他のコールセンターへの投資・提携拡大 ダイヤ事業   ・トラストウェル社との資本業務提携開始 ・多結晶ダイヤの国内増産体制に向けた本社管理棟の改修及び人材投資   ・多結晶ダイヤ国内工場リニューアル及び増産体制の構築強化 ・トラストウェル社の連結子会社化 ・新たな資本業務提携による事業拡大 採石 事業   ・原燃関連施設及び風力発電工事など下北半島エリアへの積極的な営業活動による受注の安定化 ・砕石品質の確保による適正な粗利の確保   ・新規採石区域の開発による将来原石の確保 ・下北半島エリアの地元業者との連携による新規取引先の獲得 新規 事業   ・映像コンテンツチームの組成と制作委員会への参画   ・他社との資本業務提携などによる事業拡大 <2025年度の業績及び財務目標数値の見直し> ・2025年度の業績 当連結会計年度の営業利益は3億29百万円と期初計画(1億円)を大きく上回り、また豪州ワンボ社からの受取配当金も期初予想を上回ったため、経常利益も期初計画(20億円)を上回り27億94百万円となりました。その結果、ROEは目標数値(8%以上)を上回り9.2%を達成しました。 ・中期経営計画最終年度の目標数値の見直し 中期経営計画最終年度(2027年度)の営業利益は、各種の取組みにより当初目標数値(5億円)より変更はありませんが、経常利益につきましては、豪州ワンボ社における坑内掘り(注)の生産終了により、受取配当金予想を見直した結果、目標数値を当初の24億円より20億円に見直します。なお、ROEについては、次の中期経営計画においても継続して8%以上を目標として取り組んで参ります。 (注)坑内掘りとは、地下の石炭層を採掘する採掘方式です。 (単位:百万円) 2026年3月期 (2025年度)   2027年3月期 (2026年度)   2028年3月期 (2027年度) 計画   実績   計画   当初計画   見直し後 営業利益   100   329   300   500   500 経常利益   2,000   2,794   1,800   2,400   2,000 ROE   -   9.2%   8%以上   8%以上   8%以上 <成長投資の状況(3カ年の成長投資額 30億円)> ・2025年度実績 2026年3月期の投資決定額は、6億円となりました。当年度は主として各事業部の既存設備へのメンテナンス投資、M&A投資及び人材投資に充当しました。 ・2026年度以降 2026年度以降も引続き成長加速のための既存設備のリニューアル投資、M&A投資及び新規事業投資を検討して参ります。 <新規事業への取組み> 新規事業開拓の一つとして、成長著しい映像コンテンツ産業への取組みを開始しています。2025年度は、有力企業との関係を構築するとともに、複数のアニメ・実写映画の製作委員会への参画を決定しました。 将来の事業部門化を視野に、今年度以降も精力的に展開し、当社グループの新たな成長機会として検討する方針です。 ©2025 深緑野分/KADOKAWA/「この本を盗む者は」製作委員会、©来栖夏芽/KADOKAWA/不知火高校製作委員会 ©2026/米織・仁藤あかね/KADOKAWA/「捨てられ聖女の異世界ごはん旅」製作委員会、 ©佐藤二朗 永田諒 / ヒーローズ ©2026 映画「名無し」製作委員会、©2026 映画「時には懺悔を」製作委員会 <株主還元方針> ・株主還元方針 当社は、配当性向40%以上を目安に継続的かつ安定的な配当を実施することを基本方針とし、機動的な自己株式取得を含め、株主還元を充実させる方針を採用しております。 ・2026年3月期に係る配当の状況 2026年5月15日の取締役会決議により、一株当たり配当額は20円とさせて頂きました。 一株当たり配当額   配当性向 20円   45.3% ・2026年度に係る配当等の計画 豪州ワンボ社からの受取配当金の減少など不透明な事業環境が続きますが、配当性向40%以上を目安に、継続的かつ安定的な配当を実施する基本方針に従い、一株当たり配当額は15円とし、機動的な自己株式取得を含め、株主還元の充実を図って参ります。 一株当たり配当額   配当性向 15円   56.1% (来期の見通し) 来期の見通しとしましては、2025年度に引き続き、中東情勢の影響、金融資本市場の変動の影響及び米国の通商政策をめぐる動向など不透明な経営環境が続くと見込まれます。 このような状況下において、当社グループは、各事業が中期経営計画を達成するための基本的な施策を推進することで、2027年3月期の連結業績につきましては、売上高9,400百万円、営業利益300百万円、経常利益1,800百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,600百万円を見込んでおります。なお、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益に含まれる豪州ワンボ社からの利益分配金は、現時点の予想数値となります。
事業等のリスク920字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性のあるリスク及び変動要因と、その他投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には以下のようなものがあります。 なお、気候変動(TCFD)に係るリスクについては、「2.サステナビリティに関する考え方及び取組 (4)気候変動(TCFD)への取り組み」に記載しております。また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 信用リスク 当社グループでは、多様な商品取引活動により国内外の取引先に対して発生する種々の信用リスクに対して、各事業において、信用リスクを定量・定性面から管理・評価し、与信限度・債権状況を定期的にモニタリングするとともに、各事業部門より独立した部署が回収状況及び滞留債権状況を定期的にレビューし、回収可能性の検討を行い必要な処理を行っております。 (2) 金利変動リスク 当社グループでは、資金調達を主に銀行借入により行っており、金利変動リスクがあります。金利上昇によるコストの増加を事業活動において吸収できない場合は、経営成績に影響を与える場合があります。 (3) 海外投資リスク 当社の連結子会社である住石マテリアルズ株式会社はWambo Coal Pty Ltd(豪州ワンボ社)のBクラス株式を保有しております。同社を運営している米国のピーボディ社等の業務状況等は、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。 (4) 資産価値 当社グループが保有している固定資産は、時価や収益価値をもとに資産価値を検討していますが、今後時価の下落、収益性の低下、保有方針の変更に伴い資産価値が下落した場合、その結果が当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 海外情勢リスク 当社の連結子会社である住石貿易株式会社の石炭事業は、原油及び天然ガス等の国際的な資源市況の動向や、主たる仕入先の豪州、インドネシア等の政治経済環境の大幅な変化或いは法律改正等の予期せぬ事象により、業績に影響を受ける可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)3,810字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国の経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかながら回復を支えることが期待されるものの、中東情勢の影響、金融資本市場の変動の影響及び米国の通商政策をめぐる動向などに引き続き注視が必要な状況にあります。 このような状況のなか、当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の主力である石炭事業の石炭市況は、中東情勢緊迫化に伴う年度終盤での高騰はあったものの、年度全体では総じて弱含みで推移しました。 ダイヤ事業(従前の「新素材事業」)につきましては、多結晶ダイヤ増産体制の構築を進めており、また期初に資本業務提携を締結した株式会社トラストウェルとの協業も進んでいる状況であります。 採石事業につきましては、下北半島エリアの地元業者との連携により受注エリア拡大に取り組んでおります。 a.財政状態 (資産) 当連結会計年度末の総資産は、現金及び預金等が減少したものの、有価証券及び投資有価証券が増加したことから、前連結会計年度末に比べて3,143百万円増加し、32,191百万円となりました。 (負債) 当連結会計年度末の負債は、支払手形及び買掛金等の増加等により、前連結会計年度末に比べて2,017百万円増加し、3,040百万円となりました。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産は、その他有価証券評価差額金及び親会社株主に帰属する当期純利益の計上等による利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末に比べて1,126百万円増加し、29,150百万円となり、自己資本比率は90.6%となりました。 b.経営成績 当連結会計年度における経営成績は、売上高10,658百万円(前期比3.8%増)、営業利益は石炭事業の増益を主な要因として前期比281百万円増の329百万円(前期比582.1%増)となりました。経常利益につきましては、Wambo Coal Pty Ltd(豪州ワンボ社)からの受取配当金の減少を主な要因として、前期比1,917百万円減の2,794百万円(前期比40.7%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益も同様に、前期比1,557百万円減の2,638百万円(前期比37.1%減)となりました。 事業別の経営成績は、次のとおりであります。 石炭事業では、石炭価格は低迷しましたが、貯炭スペースの有効活用の徹底により、電力会社等の大口需要家からの追加受注の獲得等を受け、売上高は9,954百万円(前期比4.1%増)、営業利益は前期比221百万円増の634百万円(前期比53.5%増)と増収増益となりました。 ダイヤ事業では、多結晶ダイヤの国内主要顧客での生産調整及び海外販売の伸び悩み等が影響し、売上高は267百万円(前期比3.7%減)、営業利益は製造設備増強に向けた整備コスト等の発生もあり、前期比22百万円減の48百万円(前期比31.7%減)と減収減益となりました。 採石事業では、道路向け路盤材の出荷が伸び悩んだものの、風力発電工事、原子力関連工事及び港湾工事向けの出荷が好調に加え、高価格帯の販売が伸び、かつ生産性向上による原価率の改善により、売上高は436百万円(前期比1.7%増)、営業利益は前期比13百万円増の117百万円(前期比12.6%増)と増収増益となりました。 なお、北海道地区において住友石炭鉱業株式会社(現当社子会社住石マテリアルズ株式会社、以下「住石マテリアルズ」という。)が経営した炭鉱等の元従業員等であった3名が、住石マテリアルズに対しじん肺疾患による損害賠償金を求めておりましたが、和解金11百万円(特別損失に計上)を支払い終結いたしました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1,573百万円増加し、16,924百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、仕入債務1,717百万円の増加や税金等調整前当期純利益2,756百万円の計上等により、4,553百万円の収入(前期は26百万円の収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の取得による支出等により、1,162百万円の支出(前期は216百万円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払等の支出により、1,822百万円の支出(前期は3,174百万円の支出)となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 (1) 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) ダイヤ事業(百万円)   82   △12.1 採石事業(百万円)   248   △0.7 合計(百万円)   330   △3.8 (注)金額は販売原価であり、セグメント間取引については相殺消去しております。 (2) 受注実績 該当事項はありません。 (3) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 石炭事業(百万円)   9,954   4.1 ダイヤ事業(百万円)   267   △3.7 採石事業(百万円)   436   1.7 合計(百万円)   10,658   3.8 (注)1.セグメント間取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。なお、東レ株式会社については、前連結会計年度の当該割合が100分の10未満であるため、記載を省略しております。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 中山名古屋共同発電株式会社   3,228   31.4   3,303   31.0 水島エネルギーセンター株式会社   2,018   19.7   2,121   19.9 東レ株式会社   -   -   1,210   11.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に係る会計方針及び見積りについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項 及び 重要な会計上の見積り」に記載しております。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 1.当社グループの当連結会計年度の経営成績等 当社グループの当連結会計年度の経営成績等につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。また、中期経営計画の進捗状況につきましては、「第2 事業状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 2.当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 3.当社グループの当連結会計年度の財政状態の分析 財政状態の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 4.資本の財源及び資金の流動性 運転資金並びに石炭中継基地等への投資については、手元資金等で対応しております。 「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 中期経営計画」に記載のとおり、2025年度から3年間において成長投資額30億円を計画していますが、今後も財務体質の改善と強化を図ってまいります。 なお、キャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。