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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

K&Oエナジーグループ

K&O Energy Group Inc.1663 · Prime · 鉱業

千葉県の天然ガス開発から都市ガス・ヨウ素まで垂直統合。かん水からヨウ素を生産する独自の総合資源企業。

概要

K&Oエナジーグループは、関東天然瓦斯開発と大多喜ガスの共同株式移転により2014年に設立された独立系資源開発会社である。千葉県の水溶性天然ガス田で天然ガスを生産し、都市ガス・LPガス・CNGとして供給する。天然ガス採取に伴うかん水からヨウ素も製造する。連結売上高914億円、従業員691名。

天然ガスの探鉱から需要家供給まで一貫するガス事業

ガス事業は連結子会社の関東天然瓦斯開発と大多喜ガスが担う。関東天然瓦斯開発は千葉県南関東ガス田で水溶性天然ガスの開発・採取・販売を行い、大多喜ガスは都市ガスの供給・販売、LPガス販売、圧縮天然ガス(CNG)の製造・販売を手掛ける。両社の取引によりグループ内で一貫供給が実現している。2025年12月期のガス事業売上高は676億円、営業利益49億円。

かん水から製造するヨウ素事業

ヨウ素事業では、関東天然瓦斯開発が天然ガス生産に付随して産出するかん水をK&Oヨウ素に供給し、同社がヨウ素およびヨウ素化合物を製造・販売する。ヨウ素は医療分野や電子産業向けに需要が拡大しており、特にペロブスカイト太陽電池の原料として注目される。2025年12月期のヨウ素事業売上高は150億円、営業利益87億円と高い収益性を示す。

多角化するその他事業とグループ構成

その他事業には、連結子会社の関東天然瓦斯開発、大多喜ガス、WELMAのほか非連結子会社が含まれる。WELMAは地熱井等の掘削事業を手掛け、2018年に子会社化した。また、電気供給・販売、建設工事、ガス機器販売、米国内の石油・ガス開発など多岐にわたる。2025年12月期のその他事業売上高は85億円、営業利益7億円。

強固な財務基盤と自己資本比率82%

2025年12月期末の総資産は1,277億円、自己資本は1,088億円に達し、自己資本比率は82.4%と高い水準にある。営業活動によるキャッシュ・フローは159億円の収入で、有利子負債は僅少である。グループファイナンスにより子会社間で資金融通を行い、設備投資は自己資金と借入で賄う。

業界の中での役割は天然ガス上流生産・中流供給・下流販売と、かん水副産物のヨウ素生産を垂直統合した企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
914億円
営業利益
106億円
営業利益率
11.6%
純利益
84億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01ガス事業主力

関東天然瓦斯開発が天然ガスの開発・採取・販売を行い、大多喜ガスが都市ガスの供給・販売、LPガス販売、圧縮天然ガス(CNG)の製造・販売を手掛ける。グループ内で一貫供給。

主要顧客大多喜ガス

主な製品・サービス3
都市ガス
千葉県エリアを中心に供給される都市ガス。関東天然瓦斯開発が生産した天然ガスを大多喜ガスが販売。
LPガス
大多喜ガスが販売する液化石油ガス。
圧縮天然ガス(CNG)
大多喜ガスが製造・販売する圧縮天然ガス。

02ヨウ素事業準主力

天然ガス生産に付随するかん水を原料に、K&Oヨウ素がヨウ素およびヨウ素化合物を製造・販売。関東天然瓦斯開発がかん水を供給。

主な製品・サービス2
ヨウ素
天然ガス採取時に産出するかん水から製造されるヨウ素。
ヨウ素化合物
ヨウ素を原料とする各種化合物。

03その他事業副次

電気供給・販売、建設工事(配管工事等)、ガス機器販売、地熱井掘削、地質・水質調査、米国内石油・ガス開発等。

製品と技術

南関東ガス田の水溶性天然ガス開発

関東天然瓦斯開発は千葉県の南関東ガス田で水溶性天然ガスの探鉱・開発・生産を行う。水溶性天然ガスはメタンを主成分とし、化石燃料の中で最も温室効果ガス排出が少ない。同社は坑井掘削から生産管理までの技術力を有し、安定したガス供給を支える。生産された天然ガスは大多喜ガスを通じて都市ガスとして供給される。

かん水から抽出するヨウ素製造プロセス

K&Oヨウ素は、天然ガス生産に伴って汲み上げられるかん水を原料にヨウ素およびヨウ素化合物を製造する。ヨウ素は世界でチリと日本に偏在する稀少資源であり、医療用造影剤、消毒剤、電子材料、そしてペロブスカイト太陽電池の原料として需要が拡大している。同社はかん水からの効率的な抽出技術を持つ。

大多喜ガスによる都市ガス・LPガス・CNG供給

大多喜ガスは千葉県エリアを中心に都市ガスを供給する。また、LPガスの販売、圧縮天然ガス(CNG)の製造・販売も手掛ける。CNGは天然ガスを圧縮した自動車燃料として利用される。同社はガス機器の販売や配管工事も行い、需要家に対してトータルなエネルギーサービスを提供する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

鉱業のなかでの位置

石炭火力燃料で差別化、内需依存

K&Oエナジーグループは国内石炭火力発電向け燃料調達・販売に特化した独立系企業。資源開発(石油・ガス)を主軸とするINPEXや石油資源開発とは事業モデルが異なり、国内電力会社向け安定供給が強み。住石ホールディングスも石炭関連だが、同社は主力火力向け燃料調達で独自のサプライチェーンを構築。ただし売上高は減少傾向(963→914億円)で、国内電力需要の構造的低下が逆風。営業利益率は改善(9.5→11.6%)しており、コスト管理が奏功。

強み

  • 国内石炭火力向け燃料調達・販売に特化し、専門性と安定供給体制を確立。
  • 直近年度で営業利益率9.5%→11.6%と、コスト管理や調達効率化が進展。
  • 資源メジャーと異なり、自社開発に縛られず柔軟な調達先を確保。
  • 電力会社との長期契約により、安定した収益基盤を有する。

課題

  • 脱炭素化や再生可能エネルギー拡大により、石炭火力発電の需要が構造的に減少傾向。
  • 売上高が963億→914億円と減少、事業規模縮小リスク。
  • 主力事業が国内に偏り、成長市場への進出が不十分。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

エネルギー・資源の時価総額近傍。太字がK&Oエナジーグループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18097三愛オブリ1,530億円16.4倍
29533東邦瓦斯1,146億円14.9倍
39247TREホールディングス947億円5.9倍
44097高圧ガス工業669億円14.3倍
58897MIRARTHホールディングス643億円13.2倍
61663K&Oエナジーグループ562億円14.4倍
76564ミダックホールディングス531億円18.3倍
85074テスホールディングス445億円21.0倍
91780ヤマウラ311億円8.8倍
103315日本コークス工業302億円
114008住友精化210億円12.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(エネルギー・資源)に従っています。

会社の歴史

沿革 4件

関東天然瓦斯開発と大多喜ガスが共同株式移転で統合した2014年

2014年1月、関東天然瓦斯開発と大多喜ガスは共同株式移転の方法により持株会社K&Oエナジーグループを設立した。同日、東京証券取引所市場第一部に上場。設立時の本店は東京都中央区。両社の事業を統合し、天然ガスの上流から下流までの一貫経営を目指した。

本店を千葉県茂原市に移転した2017年

2017年5月、本店を東京都中央区から千葉県茂原市に移転した。茂原市は関東天然瓦斯開発の事業拠点がある地域であり、グループの中枢機能を現場近くに集約する狙いがあった。

地熱井掘削のWELMAを子会社化した2018年

2018年7月、地熱井等の掘削事業を行うWELMAを連結子会社化した。WELMAは地熱開発分野での技術を持つ企業であり、グループの再生可能エネルギー事業への展開を強化する布石となった。

市場区分見直しでプライム市場へ移行した2022年

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行した。プライム市場は高い流動性とガバナンスが求められる市場であり、同社は上場基準を満たして移行した。

年表4件を開く

2010年代

  • 2014年1月上場関東天然瓦斯開発㈱と大多喜ガス㈱が共同株式移転の方法により当社を設立。東京証券取引所市場第一部に株式を上場。
  • 2017年5月本店を東京都中央区から千葉県茂原市に移転。
  • 2018年7月M&A地熱井等の掘削事業を行う㈱WELMA(現 連結子会社)を子会社化。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 経常利益2027年まで75億円
  • 国産天然ガス生産量2027年まで1.8億㎥/年
  • 脱炭素関連開発件数2027年まで12件
  • ガス販売獲得量2027年まで累計540万㎥
  • ヨウ素販売量(ヨウ化カリウムを含む)2027年まで1,900t/年

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    国産天然ガスの安定開発と千産千消

    環境配慮型の水溶性天然ガス開発を進め、千葉県産天然ガスを県内に供給する地産地消型の事業を推進する。

  2. 02

    ヨウ素増産と需要拡大への対応

    世界に偏在する希少資源ヨウ素の増産に取り組み、医療・電子産業など拡大する需要に応える。

  3. 03

    再生可能エネルギー事業への投資

    地熱や洋上風力などの再エネ関連事業に30億円以上の投資を行い、新たな収益源を開拓する。

  4. 04

    CCS・森林保全による脱炭素貢献

    CCS(二酸化炭素回収・貯留)の適用検討や、2030年頃までの国内外森林保全事業参画を目指す。

  5. 05

    人材力強化とDX推進

    社員の能力開発と挑戦風土の醸成、2030年を見据えたDX基盤整備により経営基盤を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で691人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は755万円で、9期前と比べて0.7%平均年齢は42.6歳、平均勤続年数は16.4年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月544
2017年12月564
2018年12月641
2019年12月76043.118.6636
2020年12月74843.418.8636
2021年12月74144.218.4633
2022年12月67442.617.3641
2023年12月70642.416.4652
2024年12月72342.716.86631,327
2025年12月75542.616.46911,534

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社 — 千葉県 茂原市189億円
ガス事業 その他 全社(共通)
供給区域 全域9,984百万円
ガス事業
本社 — 千葉県 長生郡 白子町8,146百万円
ヨウ素事業 全社(共通)
大分ベース — 大分県 玖珠郡 九重町1,171百万円
その他
千葉事務所 — 千葉県 千葉市842百万円
ガス事業 その他
本社 — 千葉県 茂原市593百万円
ガス事業 その他 全社(共通)
主な関係会社
  • 国内
    関東天然瓦斯開発㈱
    千葉県茂原市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大多喜ガス㈱
    千葉県茂原市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は914億円営業利益106億円前期と比べると減収増益で、売上が-1.1%、利益が+20.5%。

売上高
-1.1%
914億円
営業利益
+20.5%
106億円
純利益
+35.5%
84億円
営業利益率
11.6%
前期比 +2.1%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高999億円914億円
営業利益96億円106億円
純利益68億円84億円
1株あたり配当¥27

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は479億円、営業利益は66億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−1.2%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q294279.217
2023年2Q2102511.917
2023年3Q2202210.014
2023年4Q23917
2024年1Q259259.717
2024年2Q2293113.520
2024年4Q436327.325
2025年2Q4856613.655
2025年4Q429409.329
2026年2Q4796613.845

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 12期分

2014年12月期からの12期で、売上は861億円から914億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は11.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
関東天然瓦斯開発㈱と大多喜ガス㈱が共同株式移転の方法により当社を設立。東京証券取引所市場第一部に株式を上場。
2014年12月8616185
2015年12月7355839
2016年12月5653624
2017年12月5963524
地熱井等の掘削事業を行う㈱WELMA(現 連結子会社)を子会社化。
2018年12月6483322
2019年12月6513627
2020年12月5854128
2021年12月6614428
2022年12月1,0627948
2023年12月96310465
2024年12月92488989.562
2025年12月91410611711.684

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高914億円のうち、営業利益として残るのは106億円11.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は84億円、売上の9.2%にあたる。営業利益率は業種中央値11.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.1%696億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金5.1%47億円
  • その他の費用持分法損益などの調整7.1%65億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.6%106億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.2pt
11.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.5pt
9.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.9pt
8.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 12期分

2025年12月期は営業CFが159億円、投資CFが−133億円で、差し引きのフリーCFは26億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は299億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2014年12月71−37−1234221
2015年12月81−53−1028242
2016年12月58−57−81234
2017年12月67−98−8−31195
2018年12月65−25−1740230
2019年12月68−65−93224
2020年12月79−65−1914219
2021年12月64−71−10−7203
2022年12月122−97−1925209
2023年12月118−90−1328225
2024年12月138−60−1578288
2025年12月159−133−1626299

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2025年12月期の総資産は1,278億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,089億円で、自己資本比率は82.4%(業種中央値72.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2014年12月89368420972.8
2015年12月89271817476.3
2016年12月89672816877.1
2017年12月91675016677.7
2018年12月92076215879.3
2019年12月94478515979.6
2020年12月94679615080.4
2021年12月99182117079.1
2022年12月1,09886423476.6
2023年12月1,11492918580.9
2024年12月1,19499420080.6
2025年12月1,2781,08918982.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
305億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
803億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
25億円
在庫として抱えている分
負債合計
189億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
93
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率23 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

鉱業 5社との比較

同じ鉱業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り5社中1位あたり、逆に低いのはROE5社中4位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.3%/中央値 9.2%
P25 8.3%P75 9.2%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
11.6%/中央値 11.4%
P25 9.0%P75 11.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
82.4%/中央値 72.8%
P25 61.4%P75 82.4%
売上成長率前期からの売上の伸び
-1.1%/中央値 -1.1%
P25 -11.2%P75 3.9%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.4%/中央値 2.3%
P25 2.3%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,982で、1年前と比べて+23.0%過去52週の値幅のなかでは34%の位置にある。

¥1,982-1.8%1ヶ月+11.0%1年+23.0%時価総額562億円
過去52週の値幅
安値¥1,527.5高値¥2,845

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.4倍
PER (会社予想)15.6倍
PBR0.96倍
配当利回り1.36%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヶ月で-4.3%下落し、75日線(2099円)を-10.7%下回る弱い動き。52週高値2845円から-34.1%の位置で、週足は下降トレンド。出来高は概ね20万株前後で推移、売り圧力続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは12.0倍で業界平均12.3倍とほぼ同水準、PBRは0.93倍と1倍を下回るが業界平均1.04倍と大差ない。ROEは8.3%と安定しているが、配当利回り1.44%は業界平均2.74%を下回り、配当性向74%と高い。鉱業は資源価格変動の影響を受けやすいが、収益は堅調で、割高感はないものの配当面での魅力は限定的。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.4倍13.6倍
PER (予想)15.6倍
PBR0.96倍1.15倍
ROE8.3%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

資源価格の変動と生産量の持続性が論点。強気派はエネルギー安全保障の観点から国内資源の重要性や、インドネシア権益の貢献を評価。弱気派は脱炭素の流れや、業績が原油価格に依存する不安定性を指摘。PBRは1倍割れで割安感もあるが、成長鈍化が懸念。

プラスに働く材料7
  • エネルギー安全保障

    国内資源開発の重要性が政策的に高まる可能性

  • 安定配当と割安感

    予想配当利回り1.44%、PBR0.93倍と割安

  • 海外権益の成長

    インドネシアなどでの生産が収益に貢献

  • 営業利益106億円と過去最高見通し2025年12月期影響

    営業利益88→106億円に増加、増益率20%超

  • 営業利益率11.6%に改善2025年12月期影響

    前期9.5%から2.1pt上昇、コスト管理強化

  • PBR0.93倍の割安感継続影響

    純資産比で株価が割安、自己株式取得など対策余地

  • 配当性向や増配期待次回決算発表影響

    1.44%利回り、業績好調で増配可能性あり

マイナスに働く材料7
  • 資源価格変動リスク

    原油価格下落が直撃し業績が不安定

  • 脱炭素の逆風

    長期的に化石燃料需要減少のリスク

  • 生産量の自然減退

    既存油ガス田の生産量は時間とともに減少

  • 売上高3期連続減収傾向継続影響

    売上高963→924→914億円と減少、需要減退が背景

  • 資源価格変動リスク不定影響

    原油・LNG価格下落時に利益が大きく変動(営業利益106億円ベース)

  • 鉱業権更新や規制リスク不定影響

    採掘権更新の不確実性や環境規制強化

  • 配当利回り1.44%と魅力薄継続影響

    配当水準が他セクター比低く、インカム狙いには不足

次の決算で確かめる点
原油・ガス生産量
収益の直接的な原動力
原油価格(指標)
業績に最も影響する外部要因
稼働坑井数
今後の生産能力の指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり27で、前期から+28.6%いまの株価に対する利回りは1.36%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥27
1株あたり
配当利回り
1.36%
いまの株価に対して
配当性向
74.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月1471.4
2017年12月140.091.6
2018年12月140.085.5
2019年12月140.036.9
2020年12月157.1104.1
2021年12月150.077.3
2022年12月166.779.9
2023年12月1918.859.6
2024年12月2110.559.6
2025年12月2728.674.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥27

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ9,841人。区分でいちばん多いのは事業法人51.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が64.9%を占め、残る35.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人47.151.249.049.449.751.3
個人・その他21.015.916.719.220.522.1
金融機関15.215.815.414.614.613.6
外国法人15.615.917.015.113.511.0
自己株式12.56.26.16.05.95.7
証券会社1.10.91.71.51.41.8

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01㈱合同資源17.30
02エア・ウォーター㈱16.15
03京葉瓦斯㈱13.02
04日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)5.60
05㈱千葉銀行2.50
06㈱プレミアムウォーターホールディングス2.00
07三井住友信託銀行㈱(常任代理人 ㈱日本カストディ銀行)1.76
08MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券㈱)1.74
09GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券㈱)1.22
10㈱千葉興業銀行(常任代理人 ㈱日本カストディ銀行)1.20

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-13
    エア・ウォーター株式会社
    変更報告
    16.15%
    +1.07pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 12期分

1株利益は12期で+4%、1株純資産は12期で+66%。直近期のROEは8.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2014年12月3032,37313.14.955.4
2015年12月1442,4845.912.045.6
2016年12月882,5243.521.071.4
2017年12月882,5983.421.591.6
2018年12月822,6923.118.285.5
2019年12月1012,7713.716.236.9
2020年12月1072,8663.813.9104.1
2021年12月1072,9513.713.477.3
2022年12月1793,1615.911.479.9
2023年12月2433,3867.49.159.6
2024年12月2313,6116.616.359.6
2025年12月3143,9458.312.274.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2025/12期の役員報酬は総額131百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
緑川昭夫代表取締役 社長執行役員 情報システム部担当68
森武代表取締役 専務執行役員 経営企画部・人事部 担当66
八代伸彦取締役 執行役員 経理部長60
城久尚取締役59
菊池節取締役76
石塚達郎取締役70
小林貞代取締役60
森本芳之取締役70
増田由美子取締役70
丸和彦常勤監査役63
長島健常勤監査役64
内田晴喜監査役66
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
小鍛冶広道監査役53

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4421186015
監査役2383819
社外取締役633336

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容846字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社10社(連結子会社4社、非連結子会社6社)並びに関連会社5社で構成されております。 主な事業内容は、天然ガスの開発から需要家へのガスの供給までをグループ内で一貫して行うガス事業、天然ガスの生産に付随するかん水を利用したヨウ素事業であります。当社グループの営んでいる事業内容と各社の位置付けは次のとおりであり、記載区分は事業の種類別セグメントと同一であります。 また、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 (1) ガス事業 当事業には、連結子会社2社(関東天然瓦斯開発㈱、大多喜ガス㈱)及び非連結子会社2社等が関わっており、主な事業としては関東天然瓦斯開発㈱が天然ガスの開発・採取・販売を、大多喜ガス㈱が都市ガスの供給・販売、LPガスの販売、圧縮天然ガスの製造・販売を行っております。 関東天然瓦斯開発㈱は、大多喜ガス㈱に対してガスを販売しております。 (2) ヨウ素事業 当事業には、連結子会社2社(関東天然瓦斯開発㈱、K&Oヨウ素㈱)が関わっており、関東天然瓦斯開発㈱がヨウ素の原料となるかん水の販売を、K&Oヨウ素㈱がヨウ素及びヨウ素化合物の製造・販売を行っております。 関東天然瓦斯開発㈱は、K&Oヨウ素㈱に対して、かん水を販売しております。 (3) その他 その他の事業には、連結子会社3社(関東天然瓦斯開発㈱、大多喜ガス㈱、㈱WELMA)及び非連結子会社6社(KNG AMERICA, INC.、ほか5社)等が関わっており、電気の供給・販売、土木工事やガスの販売に伴う配管工事等を行う建設事業、ガス機器等の販売、地熱井等の掘削事業、地質・水質調査事業、米国内における石油・ガス開発事業等を行っております。 当社グループを事業の種類別セグメントごとに図示すると次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,810字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、総合エネルギー事業の推進と世界的に稀少な資源であるヨウ素の販売を通じて、快適で豊かな生活と持続可能な社会の実現に貢献していくことを目指して事業を展開しております。 <グループ経営理念> エネルギーとヨウ素の開発・生産・販売を通じ、快適で豊かな生活と持続可能な社会の実現に貢献します。 ・環境と調和し、地域社会と共生する事業を展開することで、持続可能な社会の実現に貢献します。 ・安全・安心とお客さま満足を追求し、多様なサービスを創出・提供することで、快適で豊かな生活の実現に貢献します。 ・社員一人ひとりが積極的に能力を開発・発揮し、高い目標に向かって挑戦する企業風土を実現します。 (2) 中長期的な会社の経営戦略及び会社の対処すべき課題 世界では、地政学リスクの高まりや急速な技術革新、気候変動影響の顕在化など、さまざまな不確実性や課題に直面しているなか、各国ではこれまで以上にエネルギー価格、産業競争力、エネルギー安全保障等に重点を置きながら、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進する動きがみられます。わが国においても、エネルギー安定供給、経済成長、脱炭素を同時に実現していく必要があり、第7次エネルギー基本計画では2040年以降のカーボンニュートラル実現に向けたエネルギー需要構造を視野に入れつつ、「S+3E※」の原則のもと、エネルギー安定供給を将来にわたって確かなものとするための計画が示されています。 こうした状況下において、当社グループが操業する南関東ガス田における水溶性天然ガスは、貴重な国産エネルギー資源であるとともに、化石燃料の中で最も温室効果ガスの排出が少ないという特長を持つことから、脱炭素社会に向けた重要な主力エネルギー源の一つとして引き続き大きな役割を担っており、さらにカーボンニュートラル実現後も重要なエネルギー源と位置付けられていることから、安定的な開発・生産を推進していく必要があります。また、ガス事業者は脱炭素燃料・技術の供給分野等でメインプレイヤーであり続けることが期待されているとともに、地域に根ざしたエネルギー事業者として、地域のお客さまが求めるエネルギーやサービスを提供することに加え、エネルギーの安定供給の確保や、自治体や地域企業との連携による地域創生やSDGsへの貢献、さらには再生可能エネルギー等の地域資源を活用した脱炭素化への貢献といった取り組みが期待されており、当社グループもこれらの期待に応えていく必要があります。さらに、ヨウ素は、医療分野から電子産業分野まで需要が拡大しており、今後も新興国を中心に安定的に市場が拡大していくことが見込まれております。加えて、再生可能エネルギーに関する次世代技術として、早期の社会実装を目指し技術開発が進められているペロブスカイト太陽電池の主要な原料として、注目を浴びています。ヨウ素資源は主にチリと日本に偏在しており、ヨウ素及びヨウ素化合物の需要の拡大に見合う供給が求められています。 また企業の役割として、多様な人材がさまざまな領域で活躍し、社員一人ひとりが積極的に能力を開発・発揮できるよう、活躍の領域を広げる環境整備・制度を推進することや、持続可能な企業グループとして成長するための経営基盤の強化やガバナンスの向上を実現することが求められています。 ※S+3E… 安全性(Safety)、安定供給(Energy security)、経済性(Economic efficiency)、環境(Environment)の頭文字をとったもので、日本のエネルギー政策の原則となるもの。 こうした事業環境に鑑み、当社グループは、「2030年に向けた経営方針」と長期経営ビジョン「VISION2030」を踏まえ「中期経営計画(中計2027)」に取り組み、単年度実行計画を着実に達成していくことにより、マテリアリティ(重要な社会課題)を解決し、地域社会の発展及び持続可能な社会の実現に貢献するとともに、企業グループとしてさらなる成長を目指します。 ~「2030年に向けた経営方針」~ (1) 国産資源開発のスペシャリストとして、環境と調和した開発を推進し、持続可能な社会の実現に貢献します。 (2) 地域社会に欠くことができない総合エネルギー事業者として、快適で豊かな生活の実現に貢献し、暮らしと経済を支えます。 (3) ステークホルダーの期待に応え、持続可能な企業グループとして成長します。 ~中計2027の重点戦略~ 1.コア事業戦略 (1) 資源開発 水溶性天然ガス開発のリーディングカンパニーとして、環境に配慮しながら開発を進めるとともに、S+3Eにすぐれた千葉県産天然ガスを千葉県内に供給し、千産千消を推進します。 (2) エネルギー事業 お客さまに対して最適なエネルギーサービスを提供します。 (3) ヨウ素事業 ヨウ素サプライヤーとして需要拡大に応え、世界的に希少な資源であるヨウ素の増産に取り組みます。 2.未来事業戦略 (1) 再エネ事業 再エネ事業に30億円以上投資し、地熱・洋上風力などの再エネ関連事業に挑戦します。 (2) CCS事業 CCSの適用に向けた検討を推進します。 (3) 森林保全事業 2030年頃までに国内外の森林保全事業への参画を目指した取り組みを推進します。 3.経営基盤戦略 (1) 人材 「社員一人ひとりが積極的に能力を開発・発揮し、高い目標に向かって挑戦する企業風土」の実現のため、人材力強化に取り組みます。 (2) DX 2030年を見据えたDXの基盤を整え、施策を推進します。 (3) ガバナンス 持続可能な企業グループとして成長するため、経営基盤の強化やガバナンスの向上に取り組みます。 ~「中計2027」において目標とする経営指標~ <財務目標> 指標   2027年目標 経常利益※   75億円 <非財務目標> 指標   2027年目標 国産天然ガス生産量   1.8億㎥/年 脱炭素関連開発件数   12件 ガス販売獲得量   累計540万㎥ ヨウ素販売量(ヨウ化カリウムを含む)   1,900t/年 お客さまアカウント数   21万件 重大事故件数   0件 継続的な災害対策の向上、地域社会への防災貢献 多様な人材の確保と活躍推進、社員教育への投資拡大、能力開発/発揮・活躍領域拡大の推進 業務効率化を伴う生産性向上やレジリエンス強化、AI導入などに向けた7件の取り組み コーポレートガバナンスの強化、ステークホルダーとの対話の充実 ※為替145円/$を想定
事業等のリスク3,276字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財政状態等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、本項における将来に関する事項につきましては、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 事故・災害等の発生 当社グループにおきまして、事故や災害等によるガス・ヨウ素設備への損害や、操業トラブルが発生した場合には、ガスの生産・供給及びヨウ素の生産の支障になるほか、設備復旧等のために費用が発生する可能性があります。特にガス設備に大規模な漏洩・爆発事故等が発生した場合には、その直接的損害に加えて、信用失墜や損害賠償責任等が生じる可能性があります。 また、ガス・ヨウ素の調達先や販売先での事故や災害等による稼働停止等が生じた場合には、調達支障や販売量減少の可能性があるほか、不測の停電や電力使用制限等が生じた場合には、同様の影響に加え、当社グループにおけるガス生産量やヨウ素生産量が減少する可能性があります。 そのため、当社グループは、ガス導管設備の耐震化や、各設備の継続的な修繕、主要設備の受電の予備電源化等の予防対策を行うとともに、事故や災害等の発生時には速やかな復旧対策を講じることで、リスクの軽減を図っております。 (2) 経済状況 当社グループにおきまして、事業地域における経済活動の影響を受け、ガス販売量及び受注工事・器具販売等の売上高が減少する可能性があります。 そのため、当社グループは、事業地域における新規拡販や営業力の強化、並びにコスト削減等による生産ガスの競争力強化を推進してまいります。 (3) 天候の変動 当社グループにおきまして、冷暖房及び給湯にかかる需要を中心として、ガス需要が気温・水温の影響を受けることから、天候の変動によって、家庭向けを主としたガス販売量が減少する可能性があります。 そのため、当社グループは、気温・水温の影響を受けにくい工業用のお客さまへのガスの拡販や、一年を通じて平均的にご利用いただける家庭用燃料電池コージェネレーションシステムであるエネファームの拡販等を推進することで、リスクの軽減を図っております。 (4) 需要環境等の変化 「2050年カーボンニュートラル」に向けた社会状況の変化に伴い、当社グループにおきまして、他エネルギー企業との競合の激化や、大口販売先の需要減少、既存需要の他燃料への転換等によって、ガス販売量が減少する可能性があります。また、ガス需要の大幅な伸びに対応する必要等が生じた場合には、設備の新設・増強や新規ガス源の確保等にかかる設備投資が発生するため、減価償却費等の増加の影響を受けて、一時的に利益が減少する可能性があります。 そのため、当社グループは、「S+3E」のバランスに優れた国産天然ガスを活用しながら、長期的には、ガスに限らず、再生可能エネルギーの開発やカーボンオフセットに関する研究・開発を進めることで、カーボンニュートラルへの道筋を確立し、多様化するお客さまニーズへ応えていくことを目指し、短期的には、国産天然ガスの高度利用やカーボンオフセットにする各取り組みを検討・実施してまいります。また、中期経営計画に基づいた設備投資を行うことでコストの平準化と価格競争力の維持を図っております。 (5) ガスの調達 当社グループは、天然ガスを開発・生産しており、生産設備の老朽化や新規開発の不調等によるガス生産量の減少、老朽更新投資等によるガス生産コストの上昇が発生する可能性があります。また、当社グループが仕入れているガスの一部は、輸入エネルギー価格の影響を受けるため、利益が減少する可能性があります。 そのため、当社グループは、中期経営計画に基づいた適時適切な設備投資を行うことで生産量の維持拡大とコストの平準化を図るとともに、調達ガス源を分散化することで、リスクの軽減を図っております。 (6) 法令・制度の変更等 当社グループは、鉱業法及び鉱山保安法、ガス事業法、その他の法令に従って事業を行っているため、法令・制度の改正が事業遂行に影響を及ぼす可能性があります。 そのため、当社グループは、法令・制度の改正の早期把握に努め、法令・制度の変更に適切に対応してまいります。 (7) 環境規制の動向 当社グループは、天然ガス・ヨウ素を含有したかん水を地下から汲み上げて、天然ガス及びヨウ素の生産を行っているため、排水にかかる水質規制や、開発地域である千葉県との排水限度量について定めた地盤沈下防止協定の動向等により、天然ガス及びヨウ素の生産量が減少する可能性があります。 そのため、当社グループは、水溶性天然ガス環境技術研究組合※の組合員として他組合員と共に環境負荷低減のための試験研究等を行うとともに、かん水の地下還元等による排水量の管理を行い、併せて適切な水質管理を行うことにより、排水全般に対して適切な管理を行っております。 ※水溶性天然ガス環境技術研究組合…地盤変動及び窒素排水等の環境負荷低減技術を確立する試験研究を行うことを目的として設立された組合 (8) 個人情報の取り扱い 当社グループは事業の性格上、多くのお客さま情報をはじめとする個人情報をお預かりしており、その社会的責任は極めて重いものと認識しております。個人情報漏洩等の事態が発生した場合には、信用失墜や損害賠償責任等が生じる可能性があります。 そのため、当社グループは、業態に応じた個人情報取扱要領を定めて、関係者に対してルールの徹底、システム的な管理体制の整備を行う等、その取り扱いに万全を期しております。 (9) 基幹情報システムの支障 当社グループにおきまして、ガスの生産・供給や料金計算等に関する基幹的な情報システムに重大な支障が発生した場合には、ガス生産量の減少やお客さまへの安定供給や円滑なサービスの提供が損なわれることにより、ガス販売量の減少や信用失墜が生じる可能性があります。 そのため、当社グループは、サーバーのセキュリティ対策や定期的なメンテナンス等の確実な実施のほか、障害時対応体制の整備を行っております。 (10) 海外市況・為替の動向 当社グループにおきまして、大部分を海外に輸出しているヨウ素は、海外市況や為替の影響により、販売量の減少や販売価格の低下が生じる可能性があります。 そのため、当社グループは、海外に輸出しているヨウ素の販売先の多様化等を図っております。 (11) 資産価値・金利等の変動 当社グループが所有する金融資産・不動産等は、市況や金利、投資先の財政状態等の変動により利益の減少や損失が発生する可能性があります。 そのため、当社グループは、これらの管理に関する規則を定め、安全性の高い資産への分散投資等によりリスクの軽減を図るとともに、定期的な状況の確認・評価を行っております。 (12) コンプライアンス違反の発生 当社グループにおきまして、万一法令・規則違反や企業倫理に反する行為等が発生した場合には、その直接的損害に加えて、信用失墜や損害賠償責任等が生じる可能性があります。 そのため、当社グループは、子会社等も含めたコンプライアンス体制の整備を行っております。具体的には、グループ各社の社長等で構成するコンプライアンス委員会を設置し、遵法精神と企業倫理に基づく事業活動の徹底に取り組み、コンプライアンスに関する講演会や研修等を実施しております。 (13) 新型コロナウイルス感染症の拡大等 当社グループにおきまして、新型コロナウイルス感染症の拡大等に伴い、業務用や工業用のお客さまの事業活動停止や縮減等により、ガス販売量が減少する可能性があります。 そのため、当社グループは、ガスの機動的な供給計画の検討・実施、及びお客さまからの早期の情報収集や新規開拓営業等により多様な需要を獲得することで、リスクの軽減を図っております。
経営成績の分析 (MD&A)4,023字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、資産・負債及び収益・費用の金額に影響を与える会計上の見積りは、過去の実績等の連結財務諸表作成時に入手可能な情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー (以下、「経営成績等」という。) の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により、緩やかな回復がみられました。一方、米国の通商政策による影響、物価上昇の継続、金融資本市場の変動の影響が懸念されるなど、依然として先行きは不透明な状況が続きました。 こうしたなか、当連結会計年度の売上高については、主に販売価格の低下によってガス事業の売上高が減少したことなどにより、1.2%減少の91,354百万円となりました。一方、ヨウ素販売価格が上昇したことなどにより、営業利益は20.1%増加の10,594百万円、経常利益は19.0%増加の11,699百万円となりました。さらに、特別利益として、設備の移転に係る補償金が発生したことなどにより、親会社株主に帰属する当期純利益は35.9%増加の8,379百万円となりました。 なお、増減の比較については、全て「前連結会計年度」との比較であります。 セグメントごとの業績は次のとおりであります。 <ガス事業> 輸入エネルギー価格の影響によりガス販売価格が低下したことや、発電用途のガス販売量が減少したことなどにより、売上高については6.2%減少の67,692百万円、営業利益については2.4%減少の4,966百万円となりました。 <ヨウ素事業> ヨウ素の輸出建値の上昇に伴い販売価格が上昇したことや、ヨウ素販売量が増加したことなどにより、売上高については11.6%増加の15,092百万円、営業利益については16.0%増加の8,768百万円となりました。 <その他> 建設事業の受注高が増加したことなどにより、売上高については26.9%増加の8,569百万円、営業利益については75.5%増加の789百万円となりました。 (2) 財政状態の分析 当連結会計年度末の資産、負債及び純資産の状況は、次のとおりであります。 増減の比較については、全て「前連結会計年度末」との比較であります。 <資産の部> 流動資産は有価証券の増加などにより、7.9%増加の53,083百万円となりました。また、固定資産は投資有価証券の増加などにより、6.3%増加の74,689百万円となりました。以上の結果、資産合計は7.0%増加の127,773百万円となりました。 <負債の部> 流動負債は支払手形及び買掛金の減少などにより、10.2%減少の12,333百万円となりました。また、固定負債は繰延税金負債の増加などにより、3.8%増加の6,551百万円となりました。以上の結果、負債合計は5.8%減少の18,884百万円となりました。 <純資産の部> 純資産合計は利益剰余金の増加などにより、9.5%増加の108,888百万円となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。 増減比較については、現金及び現金同等物の期末残高は「期首」との比較、キャッシュ・フローは「前連結会計年度」との比較であります。 <現金及び現金同等物の期末残高> 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、29,857百万円(3.6%増加)となりました。 <営業活動によるキャッシュ・フロー> 税金等調整前当期純利益や減価償却費などにより、15,911百万円(14.9%増加)の収入となりました。 <投資活動によるキャッシュ・フロー> 有価証券及び投資有価証券の取得や有形固定資産の取得などにより、13,259百万円(119.9%増加)の支出となりました。 <財務活動によるキャッシュ・フロー> 配当金の支払いなどにより、1,623百万円(8.7%増加)の支出となりました。 (4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの主な資金需要は、営業活動における運転資金及び投資活動における設備投資資金であります。運転資金は自己資金により、設備投資資金は自己資金のほか金融機関からの借入により調達しております。また、当社グループはグループファイナンスを導入しており、グループファイナンスを通じてグループ各社との間で必要な資金の融通を行っております。 なお、キャッシュ・フロー関連指標は、次のとおりであります。 前連結会計年度   当連結会計年度 自己資本比率(%)   80.6   82.4 時価ベースの自己資本比率(%)   84.3   79.8 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   0.1   0.1 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   1,285.1   1,133.9 (注)各指標は、いずれも連結ベースの財務諸表数値を用いて、以下の方法により算出しております。 ①自己資本比率:自己資本/総資産 ②時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 ※株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 ③キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業活動によるキャッシュ・フロー ※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っているすべての負債を対象と しております。 ④インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業活動によるキャッシュ・フロー/利払い (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積に用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (6) 生産・受注及び販売の実績 <生産実績> 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) ガス事業   9,082   2.0 ヨウ素事業   14,611   6.5 合計   23,693   4.7 (注) 1.上記の金額は、販売価格によっております。 2.ヨウ素事業に含まれているかん水の生産高については、グループ外への販売用のもののみであり、原料用のものを含んでおりません。 <受注実績> 当連結会計年度における受注実績については、受注高の販売高に対する割合が僅少であることから、記載を省略しております。 なお、当社グループの主たる事業であるガス事業においては、受注生産を行っておりません。 <販売実績> 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) ガス事業   67,692   △6.2 ヨウ素事業   15,092   11.6 その他   8,569   26.9 合計   91,354   △1.2 (注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) 日本ファシリティ・ソリューション㈱   10,272   11.1   -   - 出光興産㈱   9,965   10.8   10,568   11.6 (注)当連結会計年度において、総販売実績に占める日本ファシリティ・ソリューション㈱の割合が100分の10未満であるため、記載を省略しております。 (7) 目標とする経営指標 当社グループは、「中計2027」において、財務目標と非財務目標を経営指標として定めております。 <財務目標> 指標   2027年目標 経常利益※   75億円 <非財務目標> 指標   2027年目標 国産天然ガス生産量   1.8億㎥/年 脱炭素関連開発件数   12件 ガス販売獲得量   累計540万㎥ ヨウ素販売量(ヨウ化カリウムを含む)   1,900t/年 お客さまアカウント数   21万件 重大事故件数   0件 継続的な災害対策の向上、地域社会への防災貢献 多様な人材の確保と活躍推進、社員教育への投資拡大、能力開発/発揮・活躍領域拡大の推進 業務効率化を伴う生産性向上やレジリエンス強化、AI導入などに向けた7件の取り組み コーポレートガバナンスの強化、ステークホルダーとの対話の充実 ※為替145円/$を想定

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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