概要
日鉄鉱業は、石灰石や金属鉱物の採掘・販売を主力とする鉱山会社である。日本製鉄グループに属し、鉄鋼原料となる石灰石で国内トップシェアを占める。セメント向けや土木建築向けにも安定した需要があり、2026年3月期の連結売上高は2097億円、営業利益188億円、純利益140億円と増益基調にある。連結従業員数は2175名。
資源事業が収益の過半を占める二本柱
日鉄鉱業グループの事業は、資源事業(鉱石部門・金属部門)、機械・環境事業、不動産事業、再生可能エネルギー事業の四つに区分される。このうち資源事業が売上高の約9割を占め、中核をなす。鉱石部門では石灰石、けい石、ドロマイトなどの採掘・加工・販売を行い、主な顧客は鉄鋼・セメント・建設業界である。金属部門ではチリのアタカマ鉱山などで銅鉱石を採掘し、日比共同製錬で電気銅に精製して販売する。2026年3月期の資源事業(鉱石部門)の営業利益は80億円、金属部門は67億円と、両部門でグループ営業利益の約8割を稼ぎ出す。機械・環境事業は売上高159億円と規模は小さいが、破砕機やボールバルブ、水処理剤などを手掛け、安定した収益源となっている。
石灰石で国内最大級の生産体制を誇る鉱石部門
鉱石部門の主力製品は石灰石であり、国内の鉱山では鳥形山鉱山が最大の生産拠点である。同鉱山は年間1350万トン以上の石灰石を生産し、6万トン級の大型船舶に対応できる船積施設を太平洋岸に持つ。この強みを生かし、国内向けに加え海外市場への輸出も拡大している。石灰石は鉄鋼業の副原料、セメント原料、環境中和剤、農業用など多用途に使われ、需要が安定している。子会社を通じて生石灰や消石灰、タンカル(炭酸カルシウム)などの加工品も製造する。主な子会社として、船尾鉱山、八戸鉱山、津久見石灰石、アテツ石灰化工などがあり、それぞれ採掘や加工を分担する体制を取る。
チリの銅鉱山と国内製錬所が連携する金属部門
金属部門は、南米チリのアタカマ・コーザン鉱山での銅鉱石採掘を起点とする。同鉱山は日鉄鉱業が権益を持ち、生産した銅精鉱を日本の日比共同製錬(三井金属との合弁)に送り、電気銅に精製する。電気銅は純度99.9%以上で、電線や電子部品、建築材料の原料として関東や関西の銅製品メーカーに販売される。2026年3月期の金属部門売上高は1202億円とグループ最大であり、営業利益は67億円と前期比613%増と急回復した。これは銅価格の上昇と生産コスト削減による。また、新たな銅鉱山としてアルケロス鉱山の開発を進めており、2026年度の操業開始を目指す。さらに、米国のOracle Ridge銅探鉱プロジェクトにも参画し、資源確保を継続する。
機械・環境事業と不動産・再エネがグループを支える
機械・環境事業は、鉱山機械や環境関連機器の製造販売を担う。連結子会社の㈱幸袋テクノは破砕機や電気機器を、㈱嘉穂製作所はベルトコンベヤなどの輸送機械を、日本ボールバルブ㈱はプラント向けボールバルブを製造する。環境部門では水処理剤「ポリテツ」が主力で、台湾やベトナムへの海外展開も進める。2026年3月期の同事業売上高は159億円、営業利益20億円と堅調である。不動産事業は東京都内のオフィスビル賃貸や販売用不動産の売却を手掛け、47億円の売上高に対し営業利益33億円と高収益である。再生可能エネルギー事業では、鹿児島県霧島地域の地熱蒸気供給と太陽光発電による売電を行い、売上高18億円、営業利益6億円を計上する。
業界の中での役割は鉱山資源開発・加工サプライヤー兼産業機械商社・エネルギー事業者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 金属(注4) | 1,203億円 | 57.4% | 67億円 | 5.6% |
| 鉱石 | 669億円 | 31.9% | 80億円 | 12.0% |
| 機械・環境 | 159億円 | 7.6% | 21億円 | 13.2% |
| 不動産 | 47億円 | 2.2% | 33億円 | 70.2% |
| 再生可能 エネルギー | 19億円 | 0.9% | 6億円 | 31.6% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01資源事業(鉱石部門・金属部門)主力
石灰石・けい石・ドロマイト等の鉱産物の採掘・加工・販売、および銅鉱石の採掘・製錬・販売を行う。石灰石はセメント・鉄鋼・建設向け、電気銅は銅製品メーカー向けが主要顧客。
- 石灰石製品(石灰石、生石灰、消石灰、タンカル等)
- 石灰石の採掘・粉砕・焼成により製造。鉄鋼業の副原料、セメント原料、環境用中和剤、農業用など多用途。
- 電気銅
- 銅鉱石から製錬した純度99.9%以上の銅。電線、電子部品、建築材料の原料として販売。
- 土石・砕石製品
- 道路用骨材、コンクリート用骨材、不燃建材用充填材として建設・土木分野に供給。
02機械・環境事業準主力
鉱山用・建設用機械、公害防止機器、化学・金属加工機械、水処理薬剤等の製造・販売・修理を手掛ける。グループ企業で破砕機、輸送機械、ボールバルブ等を製造し、鉱業・建設業等に供給。
- 破砕機・電気機器(㈱幸袋テクノ)
- 鉱石・岩石の破砕機や電気制御盤の製造・販売。鉱山・採石場・リサイクルプラント向け。
- ボールバルブ(日本ボールバルブ㈱)
- 流体(気体・液体)の流量制御に用いるバルブ。石油化学、水処理、発電所など幅広いプラントで使用。
- 輸送機械(㈱嘉穂製作所)
- 鉱山・建設現場向けのベルトコンベヤ、バケットエレベータ等の運搬装置。
03不動産事業副次
グループが保有する不動産(主に東京都内のオフィスビル等)の売買・賃貸・管理を行う。
04再生可能エネルギー事業副次
地熱発電用蒸気の供給・販売と太陽光発電による電力供給を手掛ける。地熱では霧島地域で蒸気を供給し、太陽光では自社工場等で発電した電気を売電。
- 地熱発電用蒸気供給
- 地熱貯留層から生産した蒸気を地熱発電所に供給。安定した再生可能エネルギー源として発電事業者に販売。
- 太陽光発電(売電)
- グループ施設に設置した太陽光パネルで発電し、固定価格買取制度(FIT)等で電力会社に売電。
製品と技術
石灰石製品:鉄鋼・セメントから環境・農業まで多用途
日鉄鉱業の主力製品である石灰石は、採掘後、粉砕・焼成などの加工を施し、生石灰、消石灰、タンカル(炭酸カルシウム)などの製品として出荷される。最大の需要先は鉄鋼業で、高炉の副原料として使用される。次いでセメント原料が大きく、太平洋セメントなどに供給される。また、環境分野では排煙脱硫や排水の中和剤として、農業分野では土壌改良剤としても使われる。鳥形山鉱山(大分県)は国内最大級の生産規模を持ち、年間1350万トン以上の石灰石を生産する。同鉱山は太平洋岸に位置し、6万トン級船舶に対応した船積み設備を備えるため、輸出にも対応可能である。このロジスティクス優位性を生かし、海外市場向けの販売拡大を進めている。
電気銅:チリの鉱山から日比共同製錬へ
金属部門の中心製品は電気銅である。原料となる銅精鉱は、チリのアタカマ・コーザン鉱山で採掘される。同鉱山は日鉄鉱業が権益を持つ。採掘された銅精鉱は日本に輸入され、岡山県玉野市の日比共同製錬(三井金属との合弁、出資比率50%)で製錬される。ここで純度99.9%以上の電気銅に精製され、主に関東・関西の電線メーカーや電子部品メーカーに販売される。2026年3月期の電気銅の販売数量は非開示だが、金属部門売上高は1202億円とグループの半分以上を占める。現在、チリのアルケロス鉱山の開発を進めており、2026年度の生産開始を予定している。同鉱山が稼働すればさらに供給能力が拡大する。
機械・環境製品:破砕機・バルブ・水処理剤
機械・環境事業では、鉱山や建設現場で使われる機械設備と、公害防止や水処理に関わる機器・薬剤を製造販売する。㈱幸袋テクノは破砕機や電気制御盤を手掛け、岩石破砕ラインの主要機器として鉱山やリサイクルプラントに納入する。㈱嘉穂製作所はベルトコンベヤやバケットエレベータなどの搬送装置を製造し、鉱石の運搬工程を支える。日本ボールバルブ㈱は流体の流量制御に使われるボールバルブを生産し、石油化学プラントや水処理施設で使用される。環境部門では、水処理剤「ポリテツ」が主力で、排水処理の凝集剤として需要が拡大している。2025年度には台湾に現地合弁会社を設立し、東アジア・東南アジア市場への本格進出を図っている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
鉱業のなかでの位置
総合鉱山会社、業績堅調
日鉄鉱業は石灰石や金属鉱物などの資源開発・販売を行う鉱業会社。売上高は2025年3月期1968億円と堅調で、営業利益率5.23%と収益性も改善傾向。2026年3月期は営業利益率8.97%を見込み、さらに向上する見通し。同業のINPEXや石油資源開発が石油・ガス中心であるのに対し、日鉄鉱業は非鉄金属や石灰石に強みを持つ。住石ホールディングスも石炭主体だが、日鉄鉱業は多様な鉱種を扱い、安定した需要を背景に業績を伸ばす。ただし、資源価格変動や環境規制の影響を受けやすい。
強み
- 石灰石、金属鉱物など複数の鉱種を扱い、資源価格変動リスクを分散。
- 建設や鉄鋼向けなど国内需要が安定的で、収益基盤が強固。
- 営業利益率が上昇傾向にあり、コスト管理や価格交渉力が向上。
- 長年にわたる鉱山開発・運営の経験と技術を蓄積し、競争優位を確保。
課題
- 国際的な資源価格の変動が収益に大きく影響する可能性。
- 鉱業活動に対する環境規制が厳格化し、コスト増や操業制限リスク。
- 日本国内の建設・鉄鋼需要の長期的な減少が、売上成長の制約に。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
金属・ガラスの時価総額近傍。太字が日鉄鉱業
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5463丸一鋼管 | 4,362億円 | 14.7倍 |
| 2 | 5741UACJ | 4,138億円 | — |
| 3 | 5214日本電気硝子 | 4,137億円 | 13.5倍 |
| 4 | 5301東海カーボン | 4,076億円 | 20.4倍 |
| 5 | 5857AREホールディングス | 3,279億円 | 13.1倍 |
| 6 | 1515日鉄鉱業 | 2,688億円 | 18.8倍 |
| 7 | 7826フルヤ金属 | 2,455億円 | 14.9倍 |
| 8 | 5451ヨドコウ | 2,247億円 | 12.0倍 |
| 9 | 5482愛知製鋼 | 2,081億円 | 18.9倍 |
| 10 | 5423東京製鐵 | 1,905億円 | 15.4倍 |
| 11 | 5703日本軽金属ホールディングス | 1,869億円 | 11.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(金属・ガラス)に従っています。
会社の歴史
沿革 30件
旧日本製鐵の鉱山部門が独立した1939年
日鉄鉱業は、1939年5月に旧日本製鐵株式会社の鉱山部門が分離独立する形で設立された。資本金5000万円で発足し、二瀬、釜石、倶知安、赤谷の各鉱山を引き継いで稼行を開始した。当時は石炭、鉄鉱石、石灰石など製鉄原料の総合開発と資源確保が目的であり、企業としての出発点は日本製鐵グループ内での原料供給機能にあった。設立後まもなく戦時体制に入り、1943年には東鹿越採石所を開設するなど、石炭と石灰石の増産に対応した。
戦後の鉱山拡張と上場、石灰石事業への転換
第二次世界大戦後、1950年代に入ると石灰石鉱山の開発が相次いだ。1950年には井倉採石所、津久見採石所(現・大分事業所)、船尾採石所を開設し、1951年には羽鶴鉱業所(後の栃木事業所)を加えた。1954年3月には東京証券取引所第一部に上場し、資金調達力を高めた。一方で、石炭事業は1972年6月に伊王島鉱業所の閉山をもって撤退し、以降は石灰石を中心とする非金属鉱物と銅などの金属鉱物に経営資源を集中させる方針を固めた。
機械事業への進出とグループ会社の拡充
1956年5月、炭鉱機械メーカーであった㈱幸袋工作所に資本参加し、機械事業へ進出した。これが現在の機械・環境事業の起点となる。1961年には営業部門強化のため新和商事を設立、1963年には鉱山コンサルタント部門を分離し日鉄鉱コンサルタントを設立した。1966年には日本ボールバルブに資本参加し、バルブ製造にも乗り出した。1970年代には石灰石関連の加工子会社や生コン工場を相次いで設立し、グループの事業領域を採掘から加工・販売・機械製作まで広げた。
海外銅鉱山への進出と製錬事業の強化
1968年11月、三井金属鉱業との共同出資で日比共同製錬を設立し、銅製錬事業に参入した。これにより、自社で採掘した銅鉱石を製錬する一貫体制が整った。1970年代以降は国内鉱山の枯渇に対応し、海外資源の開発へと軸足を移す。チリのアタカマ鉱山への投資を進め、銅精鉱の安定供給源を確保した。2000年代以降はアルケロス鉱山の開発計画を推進し、2026年度の操業開始を目指す。また、探鉱活動も継続し、米国オレゴンリッジ銅プロジェクトにも参画している。
石炭からの完全撤退と新エネルギー事業への挑戦
1972年6月の伊王島鉱業所閉山により、石炭生産部門から完全に撤退した。その後、残った石灰石・金属事業に集中する一方、新たな事業として再生可能エネルギーに注目した。2010年代以降、地熱発電用蒸気の供給を鹿児島県霧島地域で開始し、太陽光発電もグループ施設に導入して固定価格買取制度による売電を始めた。不動産事業も1989年に正式に部門化し、東京都内のビル賃貸等を収益源に加えた。これらの多角化により、資源価格変動のリスクを分散する経営基盤を形成した。
第3次中期経営計画でROIC経営を導入
2024年度から2026年度を対象とする第3次中期経営計画を策定し、長期ビジョンとして2033年度のROIC7%以上を掲げた。これは資本コスト(WACC6%)を上回る目標である。計画では、鳥形山鉱山の生産・販売体制最適化、アルケロス鉱山の開発完了、石灰石の海外市場開拓、ポリテツの海外生産拠点設立などを重点施策に据えた。2025年度のROICは6.7%と計画を上回り、銅価格上昇や不動産売却益が寄与した。今後も資本効率の向上と新規資源確保を両立させる方針である。
年表30件を開く
1930年代
- 1939年5月石炭、鉄鉱石、石灰石等の製鉄原料の総合開発と資源確保を目的として、旧日本製鐵㈱の鉱山部門が独立し、資本金5,000万円をもって当社設立。二瀬、釜石、倶知安、赤谷の各鉱山を引き継ぎ稼行。
1940年代
- 1943年2月東鹿越採石所(1951年4月 東鹿越鉱業所に改称)を開設。
1950年代
- 1950年8月井倉採石所(1951年4月 井倉鉱業所に改称)を開設。
- 1950年10月津久見採石所(現・大分事業所)を開設。
- 1950年12月船尾採石所(現・連結子会社「船尾鉱山㈱」)を開設。
- 1951年10月羽鶴鉱業所(1953年4月 葛生鉱業所に改称、現・栃木事業所)を開設。
- 1951年11月関東証券㈱の経営に参画(1953年4月 資本参加)。
- 1954年3月上場東京証券取引所第一部に上場。
- 1956年5月炭鉱機械メーカーであった㈱幸袋工作所に資本参加することにより、機械事業へ進出。
- 1958年4月尻屋鉱業所を開設。
- 1959年5月三鷹研究所を開設(1989年4月 研究開発センターに改称、1994年10月 東京都日の出町に移転)。
1960年代
- 1961年9月営業部門の強化を目的として新和商事㈱(現・連結子会社)を設立。
- 1963年1月鉱山コンサルタント部門を分離し、日鉄鉱山コンサルタント㈱(現・連結子会社「日鉄鉱コンサルタント㈱」)を設立。
- 1963年3月北上産業㈱(現・連結子会社「日鉄鉱建材㈱」)に資本参加。
- 1964年7月長尾山採石所を開設。
- 1965年10月久原採石所(1988年10月 山口採石所に改称、2023年3月 廃止)を開設。
- 1966年11月日本ボールバルブ㈱(現・連結子会社)に資本参加。
- 1968年11月三井金属鉱業㈱(現・三井金属㈱)との共同出資により、日比共同製錬㈱を設立。
1970年代
- 1970年11月足立石灰工業㈱との共同出資により、アテツ石灰化工㈱(現・連結子会社)を設立。
- 1971年4月鳥形山鉱業所を開設。
- 1972年4月日本セメント㈱(現・太平洋セメント㈱)他との共同出資により、津久見共同採掘㈱(現・連結子会社)を設立。
- 1972年6月伊王島鉱業所の閉山をもって石炭生産部門から撤退。
- 1973年2月直営生コン工場を分離し、日鉄鉱道南興発㈱(現・連結子会社)を設立。
- 1973年10月機械営業部門を設置。
- 1977年1月重機整備部門の拡大を目的として津久見車輛整備工業㈱(現・連結子会社)の株式を取得。
- 1979年3月釜石鉱業所を廃止し、釜石鉱山㈱(現・連結子会社)を設立。
- 1979年4月津久見鉱業所(現・大分事業所)の支山を分離し、四浦珪石㈱(現・連結子会社)を設立。
1980年代
- 1985年1月㈱幸袋工作所の子会社であった㈱嘉穂製作所(現・連結子会社)の全株式を取得。
- 1985年4月M&A化成品部門を設置(1993年4月 環境営業部門へ改称、一部事業は資源事業部門へ統合)。
- 1989年4月不動産事業部門を設置。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- ROIC2033年度まで7%以上
- 石灰石生産量・販売量13,500千トン/年
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
長期ビジョン2033年度の実現
資源の開発・安定供給を通じて社会に貢献し、「総合資源会社」として持続的成長を実現する。2033年度の経営管理目標としてROIC 7%以上を掲げ、資本コスト(WACC 6%)を上回る水準を目指す。
- 02
ROIC経営の導入と浸透
全社から各セグメント、さらに事業所単位へのROIC経営の浸透・定着を図り、資本効率の向上を推進する。政策保有株式の縮減や自己株式取得による資本効率改善も含む。
- 03
アルケロス鉱山の開発と操業開始
アルケロス鉱山の開発を着実に進め、2026年度の操業開始と収益貢献を実現する。操業開始に伴う減価償却費増加があるが、本格操業による収益貢献は2027年度以降を見込む。
- 04
石灰石供給体制の最適化と海外開拓
鳥形山鉱山の生産・販売体制を最適化し、生産量・販売量13,500千トン/年を確保する。大型船対応の船積施設を活かし、海外市場開拓にも注力する。
- 05
新規資源確保と機械・環境事業の拡大
銅など新規鉱物資源の確保・開発に取り組み、Green Field案件に加えBrown Field案件も対象とする。機械・環境事業ではポリテツの海外工場建設や新製品の販路拡大を推進する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で2,175人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は810万円で、9期前と比べて+14.6%。平均年齢は42.7歳、平均勤続年数は17.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 1,771 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 1,784 | — |
| 2019年3月 | 707 | 42.3 | 17.8 | 1,836 | — |
| 2020年3月 | 706 | 42.4 | 17.8 | 1,882 | — |
| 2021年3月 | 710 | 43.0 | 18.3 | 1,941 | — |
| 2022年3月 | 722 | 41.9 | 17.7 | 2,019 | — |
| 2023年3月 | 735 | 41.7 | 17.4 | 2,127 | — |
| 2024年3月 | 743 | 42.2 | 17.6 | 2,155 | — |
| 2025年3月 | 778 | 42.4 | 17.4 | 2,199 | 468 |
| 2026年3月 | 810 | 42.7 | 17.5 | 2,175 | 864 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社24社(国内 24 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内釜石鉱山㈱岩手県釜石市議決権100.0%
- 国内船尾鉱山㈱福岡県田川市議決権100.0%
- 国内津久見石灰石㈱大分県津久見市議決権100.0%
- 国内八戸鉱山㈱青森県八戸市議決権70.0%
- 国内四浦珪石㈱大分県津久見市議決権100.0%
- 国内津久見共同採掘㈱ ※2大分県津久見市議決権50.0%
- 国内葛生石灰砕石㈱栃木県佐野市議決権100.0%
- 国内津久見車輛整備工業㈱大分県津久見市議決権100.0%
- 国内日鉄鉱道南興発㈱北海道虻田郡 洞爺湖町議決権100.0%
- 国内アテツ石灰化工㈱岡山県新見市議決権70.0%
- 国内北海道石灰化工㈱北海道苫小牧市議決権100.0%
- 国内日鉄鉱コンサルタント㈱東京都港区議決権100.0%
残りのグループ会社12社を開く
- アイ総合技術㈱ ※3長崎県佐世保市100%
- 霧島地熱㈱鹿児島県霧島市85%
- 新和商事㈱福岡県飯塚市100%
- 日鉄鉱建材㈱東京都新宿区100%
- アタカマ・コーザン 鉱山特約会社 ※1、5チリ共和国 アタカマ州ティエラ・アマリージャ市60%
- アルケロス鉱山㈱ ※1チリ共和国 コキンボ州ラ・セレナ市100%
- ㈱幸袋テクノ福岡県飯塚市100%
- ㈱嘉穂製作所福岡県飯塚市100%
- 日本ボールバルブ㈱大阪府堺市西区100%
- 日鉄鉱チリ㈲ ※1、3チリ共和国 アタカマ州コピアポ市100%
- 白水越地熱㈱鹿児島県霧島市51%
- クプラムリソース・チリ㈱チリ共和国 サンチャゴ州ラス・コンデス区50%
- CLCOMPAÑÍA MINERA ARQUEROS S.A.
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達174万円令和3年度 恵庭地区切込砕石単価契約(第6号)林野庁 · 2021-05-17
- 調達168万円令和2年度 恵庭地区切込砕石単価契約その2林野庁 · 2020-12-16
- 調達156万円令和2年度 恵庭地区切込砕石単価契約(第3号)(再公告)林野庁 · 2020-06-29
- 調達142万円令和4年度 恵庭地区切込砕石単価契約(第6号)林野庁 · 2022-05-12
- 調達90万円令和3年度 定山渓地区切込砕石単価契約その2(第1号)林野庁 · 2021-07-08
- 調達78万円令和3年度 恵庭地区切込砕石単価契約その2(第3号)林野庁 · 2021-10-04
- 調達18万円令和3年度 野幌地区切込砕石単価契約その2(第2号)林野庁 · 2021-10-04
- 調達18万円令和2年度 支笏地区切込砕石単価契約(第4号)(再公告)林野庁 · 2020-06-29
- 調達15万円令和2年度 野幌地区切込砕石単価契約(第2号)(再公告)林野庁 · 2020-06-29
- 調達12万円令和3年度 野幌地区切込砕石単価契約(第3号)林野庁 · 2021-05-17
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は2,097億円、営業利益は188億円。前期と比べると増収増益で、売上が+6.6%、利益が+82.5%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 2,325億円 | 2,097億円 |
| 営業利益 | 140億円 | 188億円 |
| 純利益 | 120億円 | 140億円 |
| 1株あたり配当 | ¥62 | ¥62 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は574億円、営業利益は51億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+43.5%、営業利益は+82.1%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 423 | — | — | 24 |
| 2024年1Q | 400 | 28 | 7.0 | 23 |
| 2024年2Q | 424 | 38 | 9.0 | 23 |
| 2024年3Q | 421 | 23 | 5.5 | 18 |
| 2024年4Q | 424 | — | — | 2 |
| 2025年2Q | 953 | 53 | 5.6 | 57 |
| 2025年4Q | 1,015 | 50 | 4.9 | 33 |
| 2026年2Q | 931 | 86 | 9.2 | 66 |
| 2026年4Q | 1,166 | 102 | 8.7 | 74 |
| 2027年1Q | 574 | 51 | 8.9 | 48 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は1,028億円から2,097億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は9.0%。売上は6期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1,028 | — | 72 | — | 39 |
| 2014年3月 | 1,143 | — | 90 | — | 39 |
| 2015年3月 | 1,255 | — | 96 | — | 60 |
| 2016年3月 | 1,141 | — | 97 | — | 45 |
| 2017年3月 | 1,073 | — | 75 | — | 73 |
| 2018年3月 | 1,187 | — | 88 | — | 49 |
| 2019年3月 | 1,234 | — | 74 | — | 54 |
| 2020年3月 | 1,175 | — | 80 | — | 45 |
| 2021年3月 | 1,192 | — | 96 | — | 37 |
| 2022年3月 | 1,491 | — | 166 | — | 93 |
| 2023年3月 | 1,640 | — | 132 | — | 98 |
| 2024年3月 | 1,669 | — | 121 | — | 66 |
| 2025年3月 | 1,968 | 103 | 114 | 5.2 | 90 |
| 2026年3月 | 2,097 | 188 | 202 | 9.0 | 140 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高2,097億円のうち、営業利益として残るのは188億円で9.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は140億円、売上の6.7%にあたる。営業利益率は業種中央値11.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.1%1,659億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.9%250億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.0%188億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが76億円、投資CFが−328億円で、差し引きのフリーCFは−252億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は432億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 118 | −87 | −23 | 31 | 155 |
| 2014年3月 | 57 | −102 | 0 | −45 | 115 |
| 2015年3月 | 198 | −43 | −38 | 155 | 237 |
| 2016年3月 | 111 | −50 | −37 | 61 | 260 |
| 2017年3月 | 121 | −61 | −62 | 60 | 257 |
| 2018年3月 | 122 | −46 | −31 | 76 | 299 |
| 2019年3月 | 135 | −61 | −40 | 74 | 335 |
| 2020年3月 | 92 | −77 | −15 | 15 | 335 |
| 2021年3月 | 94 | −65 | −10 | 29 | 352 |
| 2022年3月 | 85 | −73 | −48 | 12 | 329 |
| 2023年3月 | 158 | −55 | −49 | 103 | 397 |
| 2024年3月 | 90 | −63 | −58 | 27 | 371 |
| 2025年3月 | 177 | −123 | −65 | 54 | 378 |
| 2026年3月 | 76 | −328 | 317 | −252 | 432 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は3,104億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,676億円で、自己資本比率は50.7%(業種中央値72.8%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1,445 | 767 | 678 | 52.1 |
| 2014年3月 | 1,613 | 848 | 765 | 50.6 |
| 2015年3月 | 1,701 | 925 | 776 | 52.5 |
| 2016年3月 | 1,624 | 909 | 715 | 53.9 |
| 2017年3月 | 1,673 | 1,024 | 649 | 58.6 |
| 2018年3月 | 1,724 | 1,062 | 662 | 58.9 |
| 2019年3月 | 1,717 | 1,072 | 645 | 59.8 |
| 2020年3月 | 1,740 | 1,052 | 688 | 57.5 |
| 2021年3月 | 1,887 | 1,164 | 723 | 58.9 |
| 2022年3月 | 1,977 | 1,264 | 713 | 60.7 |
| 2023年3月 | 2,083 | 1,394 | 689 | 63.5 |
| 2024年3月 | 2,296 | 1,507 | 789 | 61.3 |
| 2025年3月 | 2,402 | 1,520 | 882 | 58.9 |
| 2026年3月 | 3,104 | 1,676 | 1,428 | 50.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
鉱業 5社との比較
同じ鉱業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで5社中1位あたり、逆に低いのは営業利益率で5社中4位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,360で、1年前と比べて+103.5%。過去52週の値幅のなかでは60%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 18.8倍 |
| PER (会社予想) | 21.9倍 |
| PBR | 1.65倍 |
| 配当利回り | 1.85% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月20日に3520円まで上昇し、前日比+5.86%と急伸しました。1ヶ月で+25.04%、1年では+128.75%と強い上昇トレンドです。25日移動平均線(3077.32円)を上回り、75日線(2642.57円)や200日線(2628.23円)も大きく上抜けています。52週高値4535円に対しては-22.4%の位置ですが、52週安値1569円からは+124.3%と高水準です。8月5日に3430円まで上昇した後、8月19日に3325円へ調整しましたが、再び上昇に転じています。RSIは70.47と買われすぎ圏で、短期的な過熱感があります。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 48/100)。
PERは19.67倍で同業界平均の13.67倍を上回り、PBRも1.72倍で平均0.97倍を大きく超えています。ROEは9.4%と同業界平均と比較して妥当な水準ですが、配当利回り1.77%は平均の2.14%を下回ります。業績は成長しており、2026年3月期の予想PERは22.8倍とさらに上昇する見込みです。バリュエーションはやや割高感がありますが、収益成長を考慮するとほぼ妥当と判断します。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 18.8倍 | 13.6倍 |
| PER (予想) | 21.9倍 | — |
| PBR | 1.65倍 | 1.15倍 |
| ROE | 9.4% | 8.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、資源価格の変動が業績に与える影響と、資源高の恩恵が続くかどうか。強気派は、売上高の成長と営業利益率の改善(5.23%→8.97%)を根拠に、資源高による収益拡大を評価する。一方、弱気派は、商品市況の下落リスクや、鉱山開発のコスト増を懸念し、現在の高収益が持続可能でない可能性を指摘する。
- 大幅増益
営業利益は103億円から188億円へ1.8倍に拡大。
- 資源高の恩恵
金・銀・銅の価格上昇が業績を押し上げ。
- 安定供給
国内唯一の非鉄金属鉱山会社として基盤が堅牢。
- 営業利益188億円、前期比約83%増と急拡大通年影響強
2026年3月期の営業利益は188億円と前期103億円から約83%増加。営業利益率も8.97%へ大幅改善。
- 売上高2,097億円と3期連続増収継続影響中
売上高は1,669→1,968→2,097億円と拡大。資源販売量の増加が寄与した。
- 当期純利益140億円、EPS・ROEの改善通年影響中
純利益は66→90→140億円と増加し、ROEも9.4%を達成。株主価値が向上している。
- 株価1年で125%上昇、資源株見直しの継続継続影響弱
株価は1年間で125.26%上昇。資源市況の高止まりで買いが続きやすい。
- 市況依存
商品価格の下落が収益を直撃するリスク。
- コスト増
掘削コストや環境規制の強化が採算性を悪化させる可能性。
- 利益率の変動
過去の営業利益率は5%台と、資源高頼みの側面。
- 予想PER22.8倍、来期減益のメッセージ次回決算発表後影響強
現在PER19.67倍に対し予想PER22.8倍。市場は来期利益が約14%減少すると予想。
- 営業利益率8.97%の高水準、反動減リスク不定影響中
営業利益率は前期5.23%から8.97%へ上昇。資源価格の調整が起きれば利益率は急落する。
- 外国人持株比率22.91%と高く売り圧力継続影響中
外国人持株比率22.91%と高水準。グローバルなリスク回避機運で流出が起きやすい。
- PBR1.72倍、ROE9.4%では割高な面不定影響弱
PBR1.72倍はROE9.4%の企業としてはやや高い。増益率が鈍化すれば評価修正が起きる。
- 住居金属価格(金・銀・銅)
- 市況連動型の収益構造のため、価格動向が業績に直結する。
- 営業利益率
- 資源高局面での収益性の改善を持続できるか確認する。
- 鉱山生産量
- 生産量の増減が売上高とコスト効率に影響するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり62円で、前期から+59.4%。いまの株価に対する利回りは1.85%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 8 | — | 9.9 |
| 2018年3月 | 9 | 12.5 | 18.2 |
| 2019年3月 | 11 | 22.2 | 16.7 |
| 2020年3月 | 9 | −18.2 | 23.7 |
| 2021年3月 | 9 | 0.0 | 40.7 |
| 2022年3月 | 34 | 272.2 | 32.1 |
| 2023年3月 | 36 | 6.0 | 27.1 |
| 2024年3月 | 34 | −4.8 | 40.2 |
| 2025年3月 | 45 | 32.5 | 41.8 |
| 2026年3月 | 71 | 59.4 | 43.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥62
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ16,435人。区分でいちばん多いのは事業法人で37.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.5%を占め、残る44.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 35.6 | 35.2 | 35.1 | 39.0 | 35.1 | 37.5 |
| 外国法人 | 19.9 | 22.1 | 23.5 | 23.2 | 24.1 | 22.4 |
| 個人・その他 | 15.7 | 15.2 | 17.7 | 16.3 | 20.9 | 19.1 |
| 金融機関 | 26.4 | 25.7 | 22.8 | 20.2 | 19.0 | 18.0 |
| 証券会社 | 2.4 | 1.7 | 1.0 | 1.3 | 0.8 | 2.5 |
| 自己株式 | 0.4 | 0.4 | 0.4 | 0.3 | 5.7 | 1.5 |
| 外国人個人 | — | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.6 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本製鉄株式会社 | 10.16 |
| 02 | THE NORTHERN TRUST COMPANY AVFC S/A CONTINENTAL GENERAL INSURANCE COMPANY(常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 9.53 |
| 03 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 8.02 |
| 04 | 公益財団法人日鉄鉱業奨学会 | 8.01 |
| 05 | 株式会社麻生 | 4.92 |
| 06 | 株式会社みずほ銀行(常任代理人株式会社日本カストディ銀行) | 3.68 |
| 07 | 株式会社三井住友銀行 | 2.45 |
| 08 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.99 |
| 09 | 日鉄鉱業持株会 | 1.80 |
| 10 | 住友大阪セメント株式会社 | 1.61 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-07株式会社みずほ銀行新規の大量保有報告5.23%-1.07pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−62%、1株純資産は14期で−78%。直近期のROEは9.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 465 | 9,041 | 5.3 | 10.4 | 15.3 |
| 2014年3月 | 469 | 9,801 | 5.0 | 8.6 | 13.8 |
| 2015年3月 | 718 | 10,719 | 7.0 | 6.2 | 8.9 |
| 2016年3月 | 539 | 10,510 | 5.1 | 7.8 | 17.6 |
| 2017年3月 | 876 | 11,782 | 7.9 | 6.9 | 9.9 |
| 2018年3月 | 586 | 12,203 | 4.9 | 10.5 | 18.2 |
| 2019年3月 | 322 | 6,169 | 5.3 | 7.1 | 16.7 |
| 2020年3月 | 272 | 6,014 | 4.5 | 7.8 | 23.7 |
| 2021年3月 | 225 | 6,676 | 3.5 | 15.1 | 40.7 |
| 2022年3月 | 112 | 1,443 | 8.0 | 6.3 | 32.1 |
| 2023年3月 | 118 | 1,591 | 7.7 | 6.1 | 27.1 |
| 2024年3月 | 79 | 1,692 | 4.8 | 12.5 | 40.2 |
| 2025年3月 | 109 | 1,798 | 6.4 | 12.0 | 41.8 |
| 2026年3月 | 178 | 1,999 | 9.4 | 13.9 | 43.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
20名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は20名。2026/3期の役員報酬は総額334百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 森川玲一 | 代表取締役社長 | 64 | 517 |
| 藤本博文 | 取締役常務執行役員 内部監査部、人事部担当 | 63 | 355 |
| 大財健二 | 取締役常務執行役員 経理部、情報システム部、金属営業部担当 | 62 | 398 |
| 曽田健 | 取締役執行役員 保安環境部、生産技術部、海外資源事業部担当 | 60 | 221 |
| 泉宣道 | 取締役 | 73 | — |
| 板倉賢一 | 取締役 | 73 | — |
| 青木優子 | 取締役(監査等委員) | 69 | — |
| 道又紀子 | 取締役(監査等委員) | 67 | — |
| 安田誠司 | 取締役(常勤監査等委員) | 62 | 162 |
| 堀田栄喜 | — | 75 | — |
| 河田真伸 | 常務執行役員 | — | — |
| 坂口裕幸 | 執行役員 | — | — |
残りの役員8名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 野村勉 | 執行役員 | — | — |
| 齊藤知宏 | 執行役員 | — | — |
| 長田弘樹 | 取締役執行役員 経営企画部、経理部担当 | 56 | 120 |
| 麻木孝郎 | 取締役執行役員 情報システム部、資源開発部担当、資源開発部長 | 55 | 70 |
| 菊地正行 | 執行役員 | — | — |
| 米山和宏 | 執行役員 | — | — |
| 工藤竜二 | 執行役員 | — | — |
| 三田晋一郎 | 執行役員 | — | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 162 | 74 | 14 | 250 | 36 |
| 監査等委員 | 4 | 44 | — | — | 44 | 11 |
| 社外取締役 | 3 | 20 | — | — | 20 | 7 |
| 取締役(社内) | 2 | 20 | — | — | 20 | 10 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,244字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,980字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,785字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,800字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第112期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第112期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第111期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第111期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第110期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第110期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第110期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第110期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第109期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
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- 四半期報告書四半期報告書-第109期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
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