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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

アジア航測

Asia Air Survey Co.,Ltd.9233 · Standard · 空運業

空間情報コンサルタントとして、官公庁や公益事業体向けにインフラ管理や国土保全のコンサルティングを行う。

概要

アジア航測は1954年設立の空間情報コンサルタント企業である。航空測量を祖業とし、現在は社会インフラマネジメントと国土保全コンサルタントの2事業を柱に、中央官庁や地方公共団体を主要顧客とする。東京都新宿区に本店を置き、連結従業員数は1,872人。2025年9月期の連結売上高は416億円、営業利益29億円で、東証スタンダード市場に上場する。

単一セグメントだが二つの事業区分で構成

有価証券報告書上、当社グループは空間情報コンサルタント事業の単一セグメントである。しかし、内部管理上は社会インフラマネジメント事業と国土保全コンサルタント事業の2区分に分けられる。社会インフラマネジメントは道路、鉄道、公共施設の維持管理、行政支援、エネルギー関連、災害復興などを扱う。国土保全コンサルタントは河川・砂防、森林・林業、環境保全、災害時計測調査を担当する。2025年9月期の売上高は前者が252億円、後者が129億円である。このほか、近年は蓄電所事業やロボットソリューションなど新領域にも進出している。

長期的に拡大する収益と安定した利益率

連結売上高は2012年9月期の216億円から2025年9月期の416億円へと、13年間でほぼ倍増した。同期間の当期純利益は7億円から19億円の間で推移し、2025年は18億円である。利益率は低めだが、公共事業を主顧客とするため需要が安定しており、赤字に転落した年度はない。長期ビジョン2033では連結売上高600億円、営業利益45億円を目標に掲げ、中期経営計画2026では売上高450億円以上、営業利益30億円以上を目指す。配当性向は35%以上を基本方針とし、2025年は44.4%を実施した。

全国拠点と17社の子会社で展開するグループ

本店機能は東京都新宿区西新宿の新宿グリーンタワービル、本社機能は神奈川県川崎市の新百合トウェンティワンに置く。支店は福岡、大阪、名古屋、仙台をはじめ全国に配置し、厚木技術センターと新百合技術センターが技術開発の拠点である。グループは当社を含め子会社17社、関連会社4社で構成される。2025年には上下水道設計・維持管理を手がける株式会社エフウォーターマネジメントを子会社化した。子会社同士の合併も行われ、2024年には株式会社テクノスが株式会社エコロジーサイエンスを吸収合併し、株式会社エコノスに社名変更している。

官公需依存から脱炭素・エネルギー領域へ多角化

設立以来、国土交通省や地方自治体からの測量・コンサルティング受注が収益の中心だった。しかし、近年は社会課題の変化に応じて事業ポートフォリオを多様化している。脱炭素分野では自社運航機へのバイオジェット燃料(SAF)継続利用や再生可能エネルギー導入を進め、2025年3月には航空測量業界で初めて系統用蓄電所事業に参入した。また、センシングロボットSIerとしてインフラ点検ロボットの実証実験を行い、CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)を設立してスタートアップ投資も開始している。これらの新規事業は長期ビジョンの柱に位置づけられる。

業界の中での役割は測量・調査・コンサルティングサービスを提供する空間情報コンサルタント。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
416億円
営業利益
29億円
営業利益率
7.0%
純利益
18億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01公共インフラ主力

道路、鉄道、公共施設等のインフラマネジメント、行政支援サービスを提供。

主要顧客中央官庁、地方公共団体

主な製品・サービス2
インフラマネジメント
道路や公共施設の維持管理を支援するコンサルティングサービス。
行政支援サービス
地方自治体向けの行政業務支援サービス。

02河川・砂防主力

河川・砂防、森林・林業支援、環境保全、災害緊急時の計測調査解析等のコンサルティング。

主要顧客中央官庁、地方公共団体

主な製品・サービス4
河川・砂防コンサルティング
河川や砂防設備の計画・設計を支援するコンサルティング。
森林・林業支援
森林管理や林業振興の支援。
環境保全
自然環境の保全に関する調査・解析。
災害緊急時計測調査解析
災害時の緊急調査や解析サービス。

03エネルギー業界準主力

電力会社等の公益事業体向けにエネルギー関連ビジネスを展開。

主要顧客電力会社

主な製品・サービス1
エネルギー関連ビジネス
電力会社向けのインフラ調査やコンサルティング。

04環境業界副次

土壌・地下水汚染対策、災害復興再生。

主な製品・サービス2
土壌・地下水汚染対策
土壌・地下水の汚染調査と対策コンサルティング。
災害復興再生
災害後の復興支援コンサルティング。

製品と技術

航空レーザ測量と三次元空間情報技術

航空機にレーザプロファイラ(LP)やデジタルカメラを搭載し、地表面の三次元形状を高密度に計測する技術が中核である。このデータは道路・鉄道の維持管理、河川管理、森林資源の把握などに利用される。モービルマッピングシステム(MMS)は車両に搭載し、道路上の構造物や沿線の地形を高速で計測する。これらを組み合わせた三次元空間情報はBIM/CIMの基盤データとして公共工事の効率化に貢献している。2025年にはAIを活用した音声漏水検知システムの共同開発に着手し、水道インフラの維持管理にも応用を広げている。

インフラマネジメント向けICTソリューション

鉄道分野では、鉄道ICTソリューション「RaiLisⓇ」を提供し、レーザ計測データに基づく効率的な維持管理や出来形検査を可能にする。道路分野では路面性状調査に点群・画像解析技術を適用し、劣化箇所を自動検出する。下水道分野では点検ロボットの実証実験を進め、老朽化施設の安全な診断を目指す。また、統合型GIS(地理情報システム)や公開型GISの導入支援を行い、自治体の行政サービスデジタル化を支えている。これらのソリューションは「AAS-DX」と呼ばれるDX推進の枠組みで体系化されている。

国土保全と環境モニタリングの専門技術

河川・砂防分野では、UAV(ドローン)の自動航行技術を用いた緊急時施設点検や、三次元河川管内図の作成を手がける。森林分野では航空レーザ計測による高精度デジタル森林情報を整備し、「森林クラウド」プラットフォームを構築。森林境界の明確化やJ-クレジットの算定支援にも取り組む。環境分野では、衛星データを活用した植生図整備、藻場(ブルーカーボン)のリモートセンシングなどを通じて、ネイチャーポジティブや脱炭素社会の実現に寄与している。東日本大震災後は福島県での放射線モニタリングや除去土壌の再生事業を継続中である。

新規事業領域:ロボット、CVC、再生可能エネルギー

センシングロボットSIerとして、インフラ点検用ロボットの開発を進め、2024年には下水処理場での実証試験を完了した。AIスタートアップとの協業により、音声漏水検知AIなど新たなサービスを創出している。2024年11月にはCVCを設立し、3D空間情報技術の社会実装を進めるスタートアップへの出資を開始。エネルギー分野では、陸上・洋上風力発電の事業性評価や風況観測を手がけるほか、2025年3月には北海道南幌町に系統用蓄電所を設置し、電力系統の安定化に貢献する新事業を始めた。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

空運業のなかでの位置

測量・空運周辺事業、収益安定も成長鈍化

空運業に分類されるが、実際は測量・地図情報など空運周辺サービスを提供。同業の日本航空やANAホールディングスとは事業内容が異なり、直接競合しない。売上高は403億円(2024年9月期)、営業利益率7.2%と収益は安定。公共工事関連需要に支えられるが、成長率は低く、新規事業開拓が課題。

強み

  • 公共工事や測量需要に支えられ、売上高が安定して推移。
  • 2024年9月期の営業利益率7.2%と、同業他社と比較しても高い水準。
  • 測量・空運周辺サービスで独自のポジションを確立。
  • 測量技術や地理情報システムで専門性が高い。

課題

  • 売上高成長率が低く、新たな事業領域への拡大が必要。
  • 公共工事関連需要に依存しており、政策変更の影響を受けやすい。
  • 測量サービス市場は競争が激しく、技術革新への対応が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

空運業の時価総額近傍。太字がアジア航測

時価総額で並べると、掲載5社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
19202ANAホールディングス1.4兆円9.2倍
29201日本航空1.3兆円9.5倍
39204スカイマーク250億円15.3倍
49233アジア航測217億円14.6倍
59206スターフライヤー75億円58.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 47件

航空測量会社としての創業と自社運航開始(1954~1963)

1954年2月、東京都港区田村町に資本金5,000万円でアジア航空測量株式会社を設立。同年10月、世田谷区弦巻に作業所を設置。1956年2月、運輸省(現国土交通省)から航空機使用事業免許を取得し、自社で航空機を運航する測量業務を開始した。1961年5月には倍額増資で資本金1億円となり、1963年6月に旧商号梅北精機株式会社を存続会社とする合併を行い、資本金1億50万円とした。同年10月に半額増資、1964年2月にさらに増資し資本金1億8,075万円となった。

東証二部上場と全国拠点の整備(1964~1984)

1964年2月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。同年12月に本店を世田谷区弦巻へ移転した。1967年11月に仙台営業所、1969年7月には資本金3億円に増資。1978年2月に資本金5億円、1984年2月には12億7,200万円に増資した。1981年8月には厚木技術センターを開設し、1982年10月には世田谷区弦巻に本店新社屋を竣工。この間、福岡、大阪、名古屋の各支店を設置し、全国的な営業網を構築した。1986年12月には定款を変更して事業目的を拡大し、測量以外の分野への進出を準備した。

本社移転と品質マネジメント認証の取得(1989~2007)

1989年12月、本店を東京都新宿区新宿四丁目の新宿光風ビルへ移転。1998年10月にISO 9001の認証を取得し、品質管理体制を国際標準化した。2003年11月には新百合技術センターを開設。2004年9月にISO 14001、2005年4月にISMS(現ISO/IEC 27001)を認証取得し、環境と情報セキュリティへの対応を強化した。2006年から2007年にかけて、復建調査設計、ティーディーシーソフトウエアエンジニアリング(現TDCソフト)、株式会社オオバと業務提携を結び、外部リソースの活用を進めた。

新宿グリーンタワーへの本店移転と相次ぐ提携(2008~2017)

2008年6月、本店を現在の新宿区西新宿六丁目、新宿グリーンタワービルへ移転するとともに、本社機能を川崎市麻生区の新百合トウェンティワンへ移した。2009年8月に日本国土開発と業務提携し、2011年6月には第三者割当増資で資本金16億7,377万円となる。2012年10月に環境省からエコ・ファースト企業に認定され、2013年12月には西日本旅客鉄道(JR西日本)と業務提携。2016年8月に三井共同建設コンサルタントと資本業務提携し、2017年11月には国土強靭化貢献団体としてレジリエンス認証を取得した。

新事業創出とESG経営の加速(2020~2025)

2020年4月、東京都東村山市やENEOSと共同で東村山タウンマネジメント株式会社を設立し、地域エネルギー事業に参入。2021年1月には富里市やALSOKと合同会社とみさとエナジーを設立。同年7月には株式会社リアルグローブと業務・資本提携し、ロボット技術の取り込みを図った。2022年4月の東証市場区分見直しによりスタンダード市場に移行。2023年9月にグリッドスカイウェイ有限責任事業組合に参画し、2024年2月にはSBT(Science Based Targets)イニシアチブの認定を取得。同年11月にCVCを設立し、2025年3月には航空測量業界初の系統用蓄電所事業に参入した。

中期経営計画と長期ビジョン2033の目標

2023年10月から2026年9月までを対象とする中期経営計画2026を策定。連結売上高450億円以上、営業利益30億円以上、自己資本利益率9%以上を目標とする。さらに、2033年9月期を最終年度とする長期ビジョン2033では、連結売上高600億円、営業利益45億円、ROE10%を掲げる。この間、CVC投資や子会社化(2025年7月に株式会社エフウォーターマネジメントを取得)により事業ポートフォリオの多様化を推進し、国土強靭化や脱炭素社会の実現に貢献するエンジニアリング企業としての地位を確立する方針である。

年表47件を開く

1950年代

  • 1954年2月創業東京都港区田村町五丁目4番地に資本金5,000万円をもってアジア航空測量株式会社を設立。
  • 1954年10月作業所を東京都世田谷区弦巻三丁目594番地に設置。
  • 1956年2月運輸省(現 国土交通省)より航空機使用事業免許を受け、自社運航開始。本社を東京都港区田村町五丁目7番地へ移転。
  • 1958年9月福岡出張所(現 福岡支店)設置。

1960年代

  • 1960年9月大阪出張所(現 大阪支店)設置。
  • 1961年5月倍額増資、資本金1億円となる。
  • 1962年4月名古屋出張所(現 名古屋支店)設置。
  • 1963年6月創業株式額面金額を変更するため、アジア航測株式会社(旧商号 梅北精機株式会社 1949年12月設立)を形式上の存続会社として合併、資本金1億50万円となる。
  • 1963年10月半額増資、資本金1億5,075万円となる。
  • 1964年2月3,000万円増資、資本金1億8,075万円となる。
  • 1964年2月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場。
  • 1964年12月本店を東京都世田谷区弦巻三丁目594番地へ移転。
  • 1967年11月仙台営業所(現 仙台支店)設置。
  • 1969年7月1億1,925万円増資、資本金3億円となる。

1970年代

  • 1978年2月2億円増資、資本金5億円となる。

1980年代

  • 1981年8月厚木技術センター開設。
  • 1982年10月本店新社屋を東京都世田谷区弦巻に竣工。
  • 1984年2月7億7,200万円増資、資本金12億7,200万円となる。
  • 1986年12月定款の一部を変更し、事業目的の一部を変更及び追加。
  • 1989年12月本店を東京都新宿区新宿四丁目2番18号新宿光風ビルへ移転。

1990年代

  • 1998年10月品質マネジメントシステムの国際標準「ISO 9001」を認証取得。

2000年代

  • 2003年11月新百合技術センター開設。
  • 2004年9月環境マネジメントシステムの国際標準「ISO 14001」を認証取得。
  • 2005年4月情報セキュリティに関するJIPDEC ISMS認証基準(現「ISO/IEC 27001」)を認証取得。
  • 2006年3月復建調査設計株式会社と資本業務提携契約書を締結。
  • 2006年9月ティーディーシーソフトウエアエンジニアリング株式会社(現 TDCソフト株式会社)と業務提携契約書を締結。
  • 2007年8月株式会社オオバと業務提携に関する基本合意書を締結。
  • 2008年6月本店を東京都新宿区西新宿六丁目14番1号新宿グリーンタワービル(現在地)へ移転。本社機能を神奈川県川崎市麻生区万福寺一丁目2番2号新百合トウェンティワン(現在地)へ移転。
  • 2009年8月日本国土開発株式会社と業務提携契約書を締結。
  • 2009年9月個人情報保護に関するJIPDEC「プライバシーマーク付与認定」(JIS Q 15001)を認証取得。

2010年代

  • 2011年6月第三者割当により3,434千株の新株式を発行し、資本金16億7,377万8千円となる。
  • 2012年10月環境省より「エコ・ファースト企業」の認定を受ける。
  • 2013年12月西日本旅客鉄道株式会社と業務提携契約書を締結。
  • 2014年3月ITサービスマネジメントシステムの国際標準「ISO/IEC 20000-1」の認証取得。
  • 2015年10月商号変更1単元の株式数を1,000株から100株に変更。
  • 2015年12月監査等委員会設置会社に移行。
  • 2016年8月三井共同建設コンサルタント株式会社と資本業務提携契約書を締結。
  • 2017年6月アセットマネジメントの国際標準「ISO 55001」を認証取得。
  • 2017年11月国土強靭化貢献団体として「レジリエンス」を認証取得。

2020年代

  • 2020年4月創業東京都東村山市、JXTGエネルギー株式会社(現 ENEOS株式会社)と共同で、東村山タウンマネジメント株式会社を設立。
  • 2021年1月創業千葉県富里市、綜合警備保障株式会社(現 ALSOK株式会社)と共同で、合同会社とみさとエナジーを設立。
  • 2021年7月株式会社リアルグローブと業務提携及び資本提携契約書を締結。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。
  • 2023年9月グリッドスカイウェイ有限責任事業組合に参画。
  • 2024年2月2030年までのCO2排出量削減目標がSBTイニシアチブの認定を取得。
  • 2024年11月創業新規事業開発の強化を目的としコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)を設立。
  • 2025年3月航空測量業界初の系統用蓄電所事業へ参入。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2033年9月期まで600億円
  • 連結営業利益2033年9月期まで45億円
  • 自己資本利益率2033年9月期まで10%
  • 連結売上高2026年9月期まで450億円以上
  • 連結営業利益2026年9月期まで30億円以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    空間情報技術で社会課題を解決

    地理空間情報を核とし、センシング技術やAIを活用した分析・解析技術により、防災・減災や国土強靭化、インフラメンテナンスの自動化など、社会課題の解決に貢献する。

  2. 02

    事業ポートフォリオ経営の確立

    既存事業の深化(漸進的イノベーション)と新規事業・成長分野への展開(革新的イノベーション)を両輪で推進し、M&AやCVC投資により多角的なポートフォリオを構築する。

  3. 03

    サステナブル経営の推進

    気候変動対応として、バイオジェット燃料の利用や再生可能エネルギーの使用、GHG排出量管理、カーボンクレジット創出などに取り組み、持続可能な社会の実現を目指す。

  4. 04

    多様な人財が集まる企業グループの形成

    人的資本を強化し、多様な人財が活躍できる環境を整備することで、技術力と営業力を向上させ、企業価値の向上につなげる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,872人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は730万円で、9期前と比べて+11.2%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は13.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月1,158
2017年9月1,203
2018年9月1,241
2019年9月65744.014.01,321
2020年9月69644.014.01,483
2021年9月75244.014.01,547
2022年9月73344.014.01,587
2023年9月79344.013.01,636
2024年9月78044.014.01,762165
2025年9月73044.013.01,872155

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率61.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)49.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社19(国内 19 / 海外 0、うち連結子会社 15) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
関東地区5,277百万円
関西地区562百万円
中部地区375百万円
東北・北海道地区297百万円
九州地区226百万円
東北・北海道地区214百万円
関西地区160百万円
関東地区110百万円
中部地区30百万円
ミャンマー 連邦共和国6百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ユニテック
    札幌市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱タックエンジニアリング
    岩手県 盛岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    北光コンサル㈱
    岩手県 盛岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アドテック
    仙台市 宮城野区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱プライムプラン
    群馬県 前橋市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    サン・ジオテック㈱
    千葉市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱未来共創研究所
    川崎市 麻生区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    クロスセンシング㈱
    東京都 新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱村尾技建
    新潟市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エコノス
    新潟県 長岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱中部テクノス
    名古屋市 名東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エフウォーターマネジメント
    滋賀県 大津市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社7社を開く
  • ㈱ジオテクノ関西兵庫県 西宮市100%
  • ㈱四航コンサルタント香川県 高松市60%
  • Asia Air Survey Myanmar Co., Ltd.ミャンマー連邦共和国 ヤンゴン100%
  • ㈱大設兵庫県 姫路市40%
  • 三井共同建設コンサルタント㈱東京都 品川区24%
  • 西日本旅客鉄道㈱大阪市 北区0%
  • 復建調査設計㈱広島市 東区
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    国内における土地等利用状況把握及びデータ利活用に向けた基礎資料の作成に関する調査(令和3年度)
    内閣府 · 2022-06-24
    7億円
  • 調達
    国内における土地等利用状況把握及びデータ利活用に向けた基礎資料の作成に関する調査(令和5年度)
    内閣府 · 2023-03-31
    5.3億円
  • 調達
    国内における土地等利用状況把握及びデータ利活用に向けた基礎資料の作成に関する調査(令和4年度)
    内閣府 · 2022-08-29
    4.8億円
  • 調達
    平成29年度南相馬市事後モニタリング業務
    環境省 · 2017-04-03
    4.6億円
  • 調達
    令和2年度森林域における航空レーザ計測業務(その2)
    林野庁 · 2020-08-28
    3.3億円
  • 調達
    令和8年度仮置場等維持管理業務
    環境省 · 2026-03-13
    2.8億円
  • 調達
    令和6年度双葉町特定帰還居住区域等同意取得支援等業務
    環境省 · 2024-04-03
    2.5億円
  • 調達
    令和4年度大熊町特定復興再生拠点区域事後モニタリング等業務
    環境省 · 2022-04-11
    2.2億円
  • 調達
    令和4年度洋上風力発電に係る鳥類等の飛翔状況の継続的な調査手法の実証委託業務【総合評価落札方式】
    環境省 · 2022-08-25
    1.9億円
  • 調達
    令和4年度仮置場等維持管理業務
    環境省 · 2022-03-22
    1.8億円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は416億円営業利益29億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.2%、利益が+0.0%。

売上高
+3.2%
416億円
営業利益
+0.0%
29億円
純利益
-5.3%
18億円
営業利益率
7.0%
前期比 -0.2%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高420億円416億円
営業利益26億円29億円
純利益17億円18億円
1株あたり配当¥44¥44

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は70億円、営業利益は−14億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+37.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q1664225.327
2023年3Q51−15−29.4−11
2023年4Q81−1
2024年1Q8567.13
2024年2Q1614125.527
2024年4Q157−18−11.5−11
2025年2Q2463815.424
2025年4Q170−9−5.3−6
2026年2Q2363414.421
2026年3Q70−14−20.0−10

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は216億円から416億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は7.0%。売上は12期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年9月216910
2013年9月206514
2014年9月227138
1単元の株式数を1,000株から100株に変更。
2015年9月233148
2016年9月236137
2017年9月2401712
2018年9月246117
2019年9月2851611
東京都東村山市、JXTGエネルギー株式会社(現 ENEOS株式会社)と共同で、東村山タウンマネジメント株式会社を設立。
2020年9月3012318
千葉県富里市、綜合警備保障株式会社(現 ALSOK株式会社)と共同で、合同会社とみさとエナジーを設立。
2021年9月3252617
2022年9月3372717
2023年9月3733018
新規事業開発の強化を目的としコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)を設立。
2024年9月40329307.219
2025年9月41629307.018

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高416億円のうち、営業利益として残るのは29億円7.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は18億円、売上の4.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.0%をちょうど並ぶ水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金72.6%302億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.4%85億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.0%29億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
27.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.0pt
7.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.0pt
4.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.0pt
8.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年9月期は営業CFが7億円、投資CFが−32億円で、差し引きのフリーCFは−25億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は46億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月18−601238
2013年9月10−70341
2014年9月19−7−21250
2015年9月8−7−1150
2016年9月10−8−4248
2017年9月25−10−11562
2018年9月6−12−3−653
2019年9月5−120−746
2020年9月25−12−41356
2021年9月32−13−41971
2022年9月9−16−8−755
2023年9月49−19−53081
2024年9月6−221−1667
2025年9月7−325−2546

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は396億円。このうち返さなくてよい自己資本が222億円で、自己資本比率は55.4%(業種中央値37.7%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月139687148.4
2013年9月158837551.7
2014年9月178928651.1
2015年9月193959848.7
2016年9月1991009949.5
2017年9月21811310551.3
2018年9月22812010852.3
2019年9月24714010756.2
2020年9月28015612455.3
2021年9月28917311659.1
2022年9月31518413157.7
2023年9月33720013758.7
2024年9月36421215257.5
2025年9月39622217455.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
47億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
156億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
174億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
81
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

空運業 5社との比較

同じ空運業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率5社中1位あたり、逆に低いのは売上成長率5社中4位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.4%/中央値 8.4%
P25 7.5%P75 12.2%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.0%/中央値 7.0%
P25 3.1%P75 8.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
55.4%/中央値 37.7%
P25 28.0%P75 40.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
3.2%/中央値 4.4%
P25 3.2%P75 9.1%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 2.7%
P25 1.9%P75 3.4%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,165で、1年前と比べて-5.1%過去52週の値幅のなかでは39%の位置にある。

¥1,165-0.2%1ヶ月+3.2%1年-5.1%時価総額217億円
過去52週の値幅
安値¥1,058高値¥1,333

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.6倍
PER (会社予想)12.8倍
PBR0.96倍
配当利回り3.78%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価1125円。1ヶ月で+1.3%小幅高。25日線(1133.68円)を下回る弱含み。週足は75日線(1145.01円)・200日線(1176.26円)を割り込む。52週高値1333円からは-15.6%。出来高は7/13に9.6万株と急増したが、その後減少。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER14.1倍は業界平均21.1倍を大きく下回り割安感が強い。PBR0.87倍と1倍割れで解散価値下回る。配当利回り4.41%は業界平均2.31%を上回り高水準。ROE8.4%は安定しているが、配当性向53%と高く利益成長が鈍い点が懸念。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.6倍21.4倍
PER (予想)12.8倍
PBR0.96倍1.14倍
ROE8.4%9.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社は公共セクター向け測量を主力とする安定企業だが、成長性と評価の間で意見が分かれる。強気派は、防災・インフラ老朽化対策などの社会課題を背景にした安定需要と、PER 14倍・PBR 0.87倍という割安なバリュエーションを評価。配当利回り4.4%も魅力。一方弱気派は、売上高成長が緩やか(2024/9期403億→2025/9期416億、増加率約3%)で、民間需要の開拓に限界があるとみる。また、AIやドローン技術の進展により測量業界の競争が激化する可能性も懸念材料。

プラスに働く材料7
  • 公共セクターの安定需要

    防災・インフラ老朽化対策で測量需要は底堅く、長期契約が収益を支える

  • バリュエーションの割安感

    PER 14倍、PBR 0.87倍と同業比で割安、配当利回り4.4%も高い

  • DX・ドローン分野の成長

    デジタルツインやドローン測量など新技術取り込みで成長余地

  • 国土強靭化予算増加で測量需要拡大2026年下期影響

    公共投資増で売上5%増、営業利益2億円増

  • ドローン技術活用による新規事業2027年〜2028年影響

    ドローン測量で利益率改善、営業利益1億円増

  • 官公庁からのリピート受注安定通年影響

    定常業務で収益の70%を安定確保

  • 配当利回りと低PBR改善期待通年影響

    配当利回り4.4%、PBR0.87倍でバリュー向上

マイナスに働く材料7
  • 成長の鈍さ

    売上高成長率は年3%程度で、大きな伸びが期待しにくい

  • 競争激化リスク

    AI・ドローン技術で新興企業参入が進み、価格競争の可能性

  • 公共予算依存

    自治体の予算削減や政策変更の影響を受けやすく、収益が変動し得る

  • 公共事業予算削減リスク次年度予算影響

    予算10%削減で売上30億円減、営業利益4億円減

  • 競合激化による受注単価低下継続影響

    低価格競争で営業利益率20%から18%に低下

  • 人件費上昇によるコスト増継続影響

    技術者不足で人件費3%増、営業利益1億円減

  • 自然災害による業務遅延不定影響

    災害で調査遅延、売上認識が四半期ずれる

次の決算で確かめる点
売上高成長率
成長性の有無を測る基本指標。低成長が続くかどうかを確認
公共受注比率
公共依存度を示し、収益安定性とリスクのバランスを評価
営業利益率
競争環境の変化で利益率がどう変わるかが重要

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり44で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.78%。

年間配当
¥44
1株あたり
配当利回り
3.78%
いまの株価に対して
配当性向
53.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年9月721.6
2017年9月1042.923.7
2018年9月100.037.7
2019年9月1220.021.9
2020年9月24100.026.6
2021年9月14−41.731.1
2022年9月28100.036.6
2023年9月3110.735.3
2024年9月4441.950.5
2025年9月440.053.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥44

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ8,615人。区分でいちばん多いのは事業法人69.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が70.9%を占め、残る29.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
事業法人74.674.672.770.370.569.7
個人・その他19.722.125.126.425.326.8
自己株式3.12.52.52.51.91.9
外国法人2.41.20.81.32.11.8
金融機関1.50.40.11.31.41.2
証券会社1.61.51.10.50.50.6
外国人個人0.20.20.30.20.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01西日本旅客鉄道株式会社27.46
02復建調査設計株式会社23.48
03日本国土開発株式会社5.75
04アジア航測社員持株会3.51
05TDCソフト株式会社2.95
06株式會社オオバ1.83
07三井共同建設コンサルタント 株式会社1.17
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.16
09関電不動産開発株式会社1.05
10アジア航測共栄会0.77

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+85%、1株純資産は14期で+219%。直近期のROEは8.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月5437815.24.611.1
2013年9月7945919.03.96.8
2014年9月475119.811.617.0
2015年9月465298.98.119.2
2016年9月385526.911.821.6
2017年9月6562511.013.723.7
2018年9月376625.718.637.7
2019年9月607718.49.721.9
2020年9月9886112.010.726.6
2021年9月9694510.69.831.1
2022年9月961,0069.88.036.6
2023年9月1021,0949.78.835.3
2024年9月1051,1519.311.250.5
2025年9月991,2078.411.953.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/9期の役員報酬は総額236百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
畠山仁代表取締役社長 執行役員社長 DX戦略本部長(経営全般)63568
臼杵伸浩常務取締役 常務執行役員 事業推進本部長59264
梅村裕也取締役 執行役員 経営戦略本部長58167
浦川晋吾取締役 執行役員 新規事業創造本部長57146
秋山潤取締役 執行役員 経営戦略統括部長61116
船越和也取締役 執行役員 事業推進本部副本部長57102
髙山陶子取締役 執行役員 関東支社長5717
伊藤宏明取締役58
太田直之取締役62
中島達也取締役(常勤監査等委員)61410
上田豊陽取締役(監査等委員)50
小尾太志取締役(監査等委員)57

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)995692819321
社外取締役5175224
取締役(社内)11742121

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容607字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社17社及び関連会社4社で構成され、主に中央官庁、地方公共団体及び電力会社等の公益事業体各社を主要顧客とし国内外で営業展開しております。 なお、当社グループは空間情報コンサルタント事業の単一セグメントであり、セグメント別の記載に代えて事業区分別に記載しております。各事業の主な商品・サービスは次のとおりであります。 社会インフラマネジメント事業では、道路、鉄道、その他公共施設等のインフラマネジメント、行政支援サービス、エネルギー関連ビジネス、土壌・地下水汚染対策、災害復興再生等を行っております。国土保全コンサルタント事業では、河川・砂防、森林・林業支援、環境保全、災害緊急時の計測調査解析等の各種コンサルティングを行っております。 当連結会計年度において、当社の連結子会社である株式会社テクノスは、株式会社エコロジーサイエンスを吸収合併し、株式会社エコノスに社名変更しております。これにより、株式会社エコロジーサイエンスを当連結会計年度より連結の範囲から除外しております。なお、本合併は当社の完全子会社同士の合併であるため、当社の連結業績へ与える影響は軽微です。 また、2025年7月17日付で株式会社エフウォーターマネジメントの全株式を取得し、当連結会計年度末より同社を連結の範囲に含めております。なお、当連結会計年度末においては貸借対照表のみ連結をしております。
経営方針・対処すべき課題2,415字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは経営の基本方針として、以下の経営理念を掲げております。 ① 事業は人が創る新しい道である ② 事業は永遠の道である ③ 事業は人格の集大成である ④ 事業は技術に始まり営業力で開花する ⑤ 事業は社会のために存続する ⑥ 事業はより高い利益創造で発展する (2)目標とする経営指標 当社グループは、第77期より長期ビジョン2033(2023年10月~2033年9月)及び中期経営計画2026(2023年10月~2026年9月)をスタートさせ、目標達成に向けて取り組んでおります。 長期ビジョン2033ではミッションステートメントを「空間情報技術で社会をつなぎ、地球の未来を創造する」として、2033年9月期の業績を「連結売上高600億円」、「連結営業利益45億円」、「自己資本利益率10%」を目標としております。また、中期経営計画2026(2023年10月~2026年9月)においては「事業ポートフォリオ経営の確立」「多様な人財が集まる企業グループの形成」をテーマに、2026年9月期の業績は「連結売上高450億円以上」、「連結営業利益30億円以上」、「自己資本利益率9%以上」、継続的かつ安定的な株主還元という基本方針のもと配当性向については「35%以上」を目標としております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、直面する社会課題の複雑化、気候変動に伴う自然災害の激甚化の中で、先人達が紡いできた技術や事業を基盤に、過去と現在、未来をつなぐ地理空間情報を核として、常に技術の深化や探究により新たな価値の創造に挑戦し続け、更には社会課題に誠実に向き合い解決するエンジニアリング企業として、安全・安心で持続可能な社会の構築に貢献してまいります。 長期ビジョン2033の達成に向け中期経営計画2026においては、サステナブル経営とAAS-DXの思想を土台に、事業戦略と企業マネジメント戦略(経営管理)の両輪で構成しております。事業戦略では空間情報技術を核として重点分野や成長、新規事業への展開など事業ポートフォリオの多様化を推進し、企業マネジメント戦略では人的資本、安全と品質、脱炭素等をテーマとし、サステナブル経営を推進してまいります。 (4)対処すべき課題 今後のわが国経済の見通しにつきましては、公共事業予算が前年度予算並みの水準を保つ見込みであり、雇用・所得環境の改善や各政策の効果により、緩やかに回復しているものの、物価の上昇や金融資本市場の変動等に懸念が残っており、今後もこの状況が続くものと思われます。また、世界経済においては、金融引締めや中国経済の先行き懸念等により、依然として不透明な状況が続き、世界的なインフレや円安、中東情勢の不安定化等、経済への影響は極めて不確実性が高く、予断を許さない状況が続くものと思われます。 当建設関連業界におきましては、2024年11月に閣議決定された「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策」に、「自然災害からの復旧・復興」、「防災・減災及び国土強靱化の推進」が盛り込まれ、2025年6月には「第1次国土強靱化実施中期計画」も策定されました。これら施策に基づく公共投資は、社会インフラ施設の維持管理や国土基盤情報の整備、防災・減災対策の推進等、国土強靭化やデジタル改革の加速化、脱炭素社会の実現等、当社グループの強みを活かせる分野に重点配分されており、市場は前年度並みで推移することが予想されます。 このような事業環境のもと、当社グループは長期ビジョン2033の第1フェーズとして中期経営計画2026を策定し、「事業ポートフォリオ経営の確立、多様な人財が集まる企業グループの形成」をテーマに、地理空間情報技術を核に社会課題を解決するエンジニアリング企業として、事業の着実な成長と企業価値の向上に努めております。 事業戦略面におきましては、センシング技術及びAI等を活用した分析・解析技術に関するDXへの取り組みを基盤に、3D空間情報を活用した超スマート社会の実現及び国土強靭化に向けて、当社グループのブランド技術を高める「漸進的イノベーション」と、時空間データマネジメント・モニタリングサイクルを支える「革新的イノベーション」を実現するため、積極的なM&A、技術開発・投資及び人財育成の強化に引き続き取り組んでまいります。さらに新規事業の創造を長期ビジョン・中期経営計画の柱として位置づけ、「センシングロボットSIer」としてインフラメンテナンスの自動化・効率化に役立つロボットソリューションの開発や、3D空間情報技術の社会実装を進めるスタートアップ企業へのCVC投資を実行する等、成長市場への進出やビジネスモデルのシフトを積極的に推進し、激動する時代の変化に対応するため多角的な事業ポートフォリオ経営の確立を推進してまいります。 経営管理面におきましては、ステークホルダーの皆様への提供価値の向上を基本思想とし、当社グループの提供する価値そのものが持続可能な社会の構築に貢献するものとなるべく施策を実行してまいります。特にサステナビリティに関する課題への積極的かつ能動的な対応としては、自社運航機へのバイオジェット燃料の継続的な利用や再生可能エネルギーの使用等、先進的で独自的な取り組みにより業界をリードした施策を推進し、GHGプロトコル基準による排出量管理を行うとともに、当社グループの計測技術を用いたカーボンクレジット創出への取り組み等、事業と経営を連携して推進してまいります。
事業等のリスク3,407字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 (1) 当社のリスクマネジメント体系及び体制 当社は、当社グループが事業を遂行する上で抱える様々なリスクについての状況を把握し、リスクの発生防止、軽減等の適切なリスク管理を実践し経営の安定を図ることを目的として、リスク管理規定及びそれに基づく事業継続マネジメント(BCM)を整備しており、それに基づき災害リスク、航空緊急対策、感染症リスクなどマニュアルを整備・改善を進めております。 リスクマネジメント体制については、リスク管理規定で定められたリスク管理関係部門長が、半期毎に当社グループが抱える様々なリスクを抽出又は見直しするとともに、当該リスクの発生防止や軽減の為の対策をリスク管理担当取締役に報告し、当該報告を受けたリスク管理担当取締役が、半期毎に当社グループが抱える様々なリスク、及び当該リスクの発生防止や軽減の為の対策を取締役会に報告します。 報告されたリスクを評価・分析し、重要と思われるリスクについて、リスクの事象、想定される影響、対策等について、リスク管理関係部門長は配下社員への周知・教育等を行い、再発防止の徹底に努めております。リスクのうち、特に重要なものに関して、有価証券報告書に「事業等のリスク」として開示いたします。 (2) 当社のリスクマネジメントの取り組み 前記体制の運用に加え、内閣官房国土強靭化推進室「国土強靭化貢献団体の認証に関するガイドライン」に基づき、2025年11月に4回目の国土強靭化貢献団体認証(レジリエンス認証)の更新審査を受け、認証を受けております。 本認証は、社会全体のレジリエンスの向上を進めるという観点で国土強靱化に貢献する団体を認証する制度です。大企業はもとより、中小企業、学校、病院等各種の団体における事業継続(BC)の積極的な取り組みを広めることにより、すそ野の広い、社会全体の強靭化を進めることを目的としています。 当社は、平成29年度(2017年度)に本認証を取得し、事業継続に関する取り組みを継続してきました。事業継続の脅威となる危機的事項は、自然災害のみならず、感染症の拡大など、多岐に広がりつつあります。レジリエンスを構築し、様々なリスク事象によって引き起こされる危機的事態に対応するために、事業継続マネジメントの継続的な実施が重要と考えています。引き続き、当社の事業活動の継続が社会全体の強靭化にもつながりますよう、より一層の努力をしてまいります。 (3) 主要なリスク 前記体制に基づき抽出・報告された当社グループの財政状態、及び経営成績に影響を及ぼす可能性のある主なリスクには、以下のものが考えられます。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 官公庁への高い受注依存 当社グループの主要顧客は国及び地方公共団体等であり、国の予算編成の転換や財政状態の悪化、それに伴う予算規模の縮小等による受注減少が、当社グループの経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、事業領域拡大に向け民間市場での受注確保にも努めてまいります。 ② 高度な計測機器の損傷 当社グループの情報サービス事業においては、高精度デジタル航空カメラや高密度レーザプロファイラー等、高度な計測機器を使用して国土に関する空間情報データを取得しております。当社グループでは、これらの機材の安全な運用に向けて各種安全管理規定の遵守や安全推進委員会活動を通じた社内周知を徹底しておりますが、当該機器の故障等により使用不能等の事態が発生した場合には修理・修復に時間と費用を要する場合があり、生産性の低下や工期遅延を引き起こす可能性があります。なお、これら機器には損害保険を付保し、万一の際の損失を最小限にとどめるよう対処しております。 また、事業量の増大や要求される品質・精度如何では設備の増強や更新が必要となり、継続して多額な設備投資負担が発生する可能性があります。 ③ 航空機事故 当社グループは、航空機使用事業者として、国土交通省の指導の下で関係法規の遵守に努めるとともに、整備体制の一層の充実と操縦士の安全衛生面のチェック等を含む運航管理を徹底しております。また、関係者への安全教育、乗員の定期訓練や定期審査の他、緊急事態への対応訓練も毎年行う等、安全運航には万全を期しておりますが、不可抗力等に起因する事故及び故障による事業活動の停止等により業績に影響を与える可能性があります。 ④ 顧客からの預かり情報資産の漏洩・滅失 当社グループは、官公庁、地方自治体等の顧客より、業務遂行に必要な機密情報や個人情報が含まれた情報資産をお預かりする場合があります。当社グループでは、ISMS認証基準やプライバシーマークの取得の他、コンプライアンス活動等を通じてこれら情報資産の取扱いには従来より厳重な管理体制を施しておりますが、万一漏洩・滅失の事態が発生した場合には、資本市場での信用失墜や課徴金等の発生等、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 情報セキュリティ 当社グループは、官公庁、地方自治体等の顧客より、顧客情報や事業データなど、事業運営上不可欠な情報資産を保有しています。一方、昨今のサイバー攻撃等による情報セキュリティ事故が発生した場合に、社会的信用の失墜を招く可能性があります。 当社グループでは、ISMS等の認証基準の取得及び定期的な社員への情報セキュリティ教育に加え、情報セキュリティ事故予兆発見及び万一の事故発生時の早急な事態収束を目指す専門チーム(CSIRT:シーサート)を設置し、セキュリティ事故を想定した訓練の実施を通じて対応力の向上に努めております。 ⑥ 人材確保 当社グループ事業の発展のためには、そこで働く優秀な人材が必要不可欠であり、今後も高い競争力を維持していく上で計画的な人材確保はますます重要となっております。他方、当社グループを取り巻く建設関連業界におきましては、こうした人材への需要は大きく、企業間における人材の獲得競争は激しいものとなっております。 多様な働き方を実現する職場環境の整備を推し進めることで、業務量に対する組織の生産性と生産能力のバランス維持や適切な業務量のコントロール等の対策を行っておりますが、需要の急激な増加による生産体制の逼迫により、計画的な人材の確保が困難となった場合には、受注機会の喪失や納期遅延等の問題が発生する恐れがあり、業績に影響を与える可能性があります。 ⑦ 国際的な事業活動 当社グループが海外各地において展開している事業については、それぞれの地域・国において政治・経済の混乱、想定していなかったテロ・労働争議の発生又は自然災害、感染症の感染拡大等のカントリーリスクが、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、外貨建債券等については、為替予約等のリスクヘッジを行っておりますが、為替の変動に伴う損失発生の可能性があります。 なお、ミャンマーの政変や経済安全保障問題による影響の拡がりについては、現地子会社と緊密な連携をとり、社員の安全を最優先としたうえで事業を継続しておりますが、不確実性が高まっていることから、依然として予断を許さない状況にあると認識しています。 ⑧ 感染症による事業への影響 感染症の影響により、国や地方自治体の税収の減少や、予算編成において公共事業費が縮小されることとなった場合や、民間市場におきましても、企業業績の不振に伴い発注量が減少する可能性があります。また海外事業においても、海外への渡航制限や、現地での事業進捗の遅れ等、事業推進に悪影響を及ぼす可能性があります。 社内においては、感染者が多数発生した場合、生産効率の低下を招く可能性があります。 ⑨ 成果品瑕疵 継続的な社員教育の実施や、生産・販売・管理・開発工程の改善を進め、納品前の社内検査を徹底しておりますが、万一成果品に重大な瑕疵があった場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 このリスクに対応するため、品質経営委員会、生産構造改革委員会を置き、品質管理のオペレーションの適正運用、及び各組織で構築した当該オペレーションの教育状況について、監視を実施しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,759字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善に加え、各種政策の効果により緩やかな回復傾向で推移しました。一方で、物価上昇の継続や消費者マインドの低下、米国の通商政策の影響による景気の下振れリスク、金融資本市場の変動等、先行きは依然として不透明な状況が続きました。 建設関連業界に属する当社グループを取り巻く環境におきましては、底堅い公共投資の影響もあり、市場は順調に推移しましたが、地方自治体のデジタル化・スマートシティ推進に向けた交付金の拡充に伴う、3D都市モデルやGIS、道路・下水道台帳電子化等の案件が増加する反面、業界全体で労働力不足や資材・労務費の高騰が続いております。 このような事業環境のもと、当社グループは、長期ビジョン2033の第1フェーズとなる中期経営計画2026の2年目として、人的資本投資やAAS-DX推進に注力する他、安全と品質、脱炭素等の企業マネジメントの充実にも努めてまいりました。あわせて、空間情報技術を核として、重点事業分野、成長・革新テーマとなる新規事業への展開、事業ポートフォリオ経営強化への取り組みを進めております。 当連結会計年度におきましては、近年深刻な社会課題となっている上下水道等のインフラ老朽化への取り組みとして、DXとAI技術を用いた維持管理の高度化を図るため、AIスタートアップ企業とともに水道GISと連携した「音声漏水検知AI」の共同開発に着手しました。加えて、「センシングロボットSIer」として、インフラメンテナンスの自動化・効率化に有効なロボットソリューションの開発も進めており、下水処理場内での点検ロボットの実証も行いました。また、本年7月には上下水道設計・維持管理等業務を軸に事業を展開する企業を子会社化し、対応力の強化を進めております。当社は、引き続き空間情報技術を活かした様々な取り組みを通じて、インフラ施設の老朽化や労働力不足といった社会課題の解決に貢献してまいります。 気候変動への対応については、「Science Based Targets(SBT)」の目標設定に沿ったGHG排出削減に向けて、自社運航機へのバイオジェット燃料(SAF)の継続利用や再生可能エネルギーの使用比率を段階的に高める取り組み等を継続しております。SCOPE3の対応では、サプライチェーン全体でのGHG排出削減を目指し、協力会社等への説明会の開催を通じて、エンゲージメント構築に努めております。今後は、CDPやGXリーグの活用を進め、サステナビリティ情報開示の更なる充実を図ります。詳細については当社サステナビリティサイトをご参照ください。(https://www.ajiko.co.jp/sustainability/tcfd) 以上の結果、当連結会計年度における業績につきましては、受注高は415億80百万円(前連結会計年度比1.1%増)、売上高は415億91百万円(同3.3%増)となりました。 利益面におきましては、営業利益は28億56百万円(前連結会計年度は28億50百万円)、経常利益は30億23百万円(前連結会計年度は30億39百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は18億3百万円(前連結会計年度は19億2百万円)となりました。 なお、当社グループは、中期経営計画の目標数値として「連結売上高450億円以上」、「連結営業利益30億円以上」、「自己資本利益率9%以上」を掲げており、前述のとおり業績は堅調に推移し、目標達成に向け着実に進捗しております。また、配当性向は44.4%となり、当社配当の基本方針を満たしております。 主要な事業区分別の業績は次のとおりであります。 なお、当社グループは空間情報コンサルタント事業の単一セグメントであり、セグメント別の記載に代えて事業区分別に記載しております。 社会インフラマネジメント事業では、道路分野におきましては、計画・設計の支援や品質向上のためのBIM/CIMの導入、点群・画像解析技術による路面性状調査の高度化等、データを活用したインフラ施設の維持管理の効率化と精度向上を進めました。行政支援分野では、「Project PLATEAU(プラトー)」の継続的な活動や統合型・公開型GISの積極的な導入、また公共施設の広域包括的維持管理を見据えてウォーターPPPにも取り組んでまいりました。ディフェンス&セキュリティ分野では、インフラ施設強靭化のための測量、既設構造物調査やマスタープランの作成、空間情報を活用したシステム構築等に対応しました。鉄道分野では、MMS(モービルマッピングシステム)・LP(レーザプロファイラ)等の3次元レーザ計測への取り組みを強化し、鉄道ICTソリューション「RaiLisⓇ」による効率的な鉄道インフラの維持管理、及び建設工事の出来形検査、沿線の倒木や土砂災害予防を目的としたデータ解析等を行いました。復興分野では、福島県下の原子力災害被災地における除染後の避難指示解除に向けた放射線モニタリング、除去土壌等の再生土利用に係る環境再生事業等に継続して取り組んでまいりました。また、エネルギー分野では、送電線の維持管理やレジリエンス強化を目的とした現地地形や支障木の高密度レーザ計測、陸上及び洋上風力発電の事業性検討、環境アセスメント、風況観測等の事業化支援業務を推進した他、北海道南幌町に蓄電所を設置し運転を開始する等、新たな事業も展開いたしました。その結果、受注高は256億88百万円、売上高は252億22百万円となりました。 国土保全コンサルタント事業では、流域マネジメント分野におきましては、能登半島地震や豪雨災害からの復旧を目的とした空間情報技術を駆使した、数値解析による対策支援に取り組んでまいりました。また流木を加味した土砂洪水氾濫対策計画の検討・策定や、UAVの自動航行技術を利用した施設点検・緊急時自律飛行の実証実験、河川管理を目的とした三次元河川管内図の作成等、国土強靭化への取り組みを進めました。森林分野では、高精度デジタル森林情報の全国整備を目的とした航空レーザ計測や森林情報プラットフォームの構築(森林クラウド)、森林境界明確化、J-クレジット算定等の森林ビジネスを展開してまいりました。環境分野では、ネイチャーポジティブ(自然再興)社会の実現に向け、衛星データ活用による植生図整備への対応や、ブルーカーボンとして注目されている藻場のリモートセンシング等、各種基盤情報の整備・提供等を進めた他、自然公園のエリア拡張や魅力向上に係わる取り組みを支援してまいりました。また、再生可能エネルギーの導入に係る計画立案やゾーニング情報の整備等、脱炭素社会の構築につながるサービスに取り組んでまいりました。その結果、受注高は133億2百万円、売上高は128億93百万円となりました。 当連結会計年度末の資産合計につきましては、前連結会計年度末に比較し32億13百万円増加の396億26百万円となりました。これは主として、受取手形、売掛金及び契約資産が28億30百万円増加したことによるものであります。 負債合計につきましては、前連結会計年度末に比較し21億71百万円増加の173億78百万円となりました。これは主として、短期借入金が20億円増加したことによるものであります。 純資産合計につきましては、前連結会計年度末に比較し10億41百万円増加の222億48百万円となりました。これは主として、親会社株主に帰属する当期純利益により18億3百万円増加、配当金の支払いにより9億49百万円減少したことによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ20億51百万円減少し、当連結会計年度末には46億46百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は、税金等調整前当期純利益29億11百万円等により、7億5百万円(前連結会計年度は5億94百万円の収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により支出した資金は、有形固定資産の取得による支出14億85百万円等により、32億17百万円(前連結会計年度は21億78百万円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により得られた資金は、短期借入金の純増減額19億円等により、4億57百万円(前連結会計年度は1億2百万円の収入)となりました。 ③ 受注及び販売の実績 当連結会計年度における受注及び販売の実績を示すと、次のとおりであります。 なお、当社グループは空間情報コンサルタント事業の単一セグメントであり、セグメント別の記載に代えて事業区分別に記載しております。 当連結会計年度末より新たに連結の範囲に含めた株式会社エフウォーターマネジメントが連結の範囲に含めた時点において有している受注残高については、当連結会計年度末の受注残高として集計しております。 a.受注実績 前連結会計年度 (自 2023年10月1日  至 2024年9月30日)   当連結会計年度 (自 2024年10月1日  至 2025年9月30日)   比較増減 事業区分   受注高 (千円)   受注残高 (千円)   受注高 (千円)   受注残高 (千円)   受注高 (千円)   受注残高 (千円) 社会インフラマネジメント   26,768,090   16,360,908   25,688,903   18,021,709   △1,079,187   1,660,801 国土保全コンサルタント   10,428,799   6,141,026   13,302,880   6,550,855   2,874,081   409,828 その他   3,918,010   2,351,672   2,588,868   1,464,736   △1,329,142   △886,936 合 計   41,114,900   24,853,608   41,580,653   26,037,301   465,752   1,183,693 b.販売実績 前連結会計年度 (自 2023年10月1日  至 2024年9月30日)   当連結会計年度 (自 2024年10月1日  至 2025年9月30日)   比較増減 事業区分   金額 (千円)   構成比 (%)   金額 (千円)   構成比 (%)   金額 (千円)   増減率 (%) 社会インフラマネジメント   25,436,818   63.1   25,222,633   60.6   △214,184   △0.8 国土保全コンサルタント   10,692,000   26.6   12,893,052   31.0   2,201,051   20.6 その他   4,141,985   10.3   3,475,805   8.4   △666,179   △16.1 合 計   40,270,804   100.0   41,591,491   100.0   1,320,687   3.3 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況の分析・検討内容 当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成に当たっては、必要に応じて会計上の見積りを行っております。この会計上の見積りは、過去の実績や現在の状況に応じて合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性を有しているために実際の結果とは異なる可能性があります。なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針、会計上の見積りは「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)及び(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 経営成績等の分析 「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 a.キャッシュ・フロー 「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.財務政策について 当社グループでは2001年6月より資金効率を最大限に高めるようキャッシュ・マネジメント・システム(CMS)を導入しております。 また、当社は資金調達の機動性及び長期的な安定性の確保を目的に2024年3月25日付けで、取引金融機関8社との間で100億円の長期コミットメントライン契約(2024年4月~2027年3月)を締結いたしました。当連結会計年度の運転資金及び設備投資資金については主に内部資金又は短期の借入れにより調達しており、健全な財務状態を維持しております。 当社グループの成長を維持するための将来必要な運転資金及び設備投資資金は手許金及び営業キャッシュ・フローにより生み出すことが可能であると考えております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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