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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

日本航空

Japan Airlines Co., Ltd.9201 · Prime · 空運業

国内最大級の航空会社グループ。フルサービスキャリアJALを核に、LCC・マイル・旅行事業も展開

概要

日本航空(JAL)は、国内線・国際線の旅客航空輸送を中核とする日本の大手航空会社である。2026年3月期の売上収益は2兆125億円、グループ従業員は約3.9万人。フルサービスキャリア、LCC、マイル/金融・コマース、旅行・その他の4事業を展開し、訪日需要の取り込みと顧客基盤の拡大を図る。約190の子会社・関連会社を擁する総合航空企業である。

4事業で構成されるグループの収益構造

JALグループは、「フルサービスキャリア事業」「LCC事業」「マイル/金融・コマース事業」「その他」の4セグメントで構成される。2026年3月期のセグメント売上収益(連結消去前)は、フルサービスキャリアが1兆5,874億円(全体の78.9%)、LCC事業が1,145億円、マイル/金融・コマース事業が2,520億円、その他が586億円である。EBITはフルサービスキャリアが1,450億円と最も大きく、グループ全体の利益の中心を担う。LCC事業はZIPAIR Tokyoとスプリングジャパンが運航し、低運賃で新たな需要を創出する。マイル事業はJALマイレージバンクを中核に、カード事業や卸売で収益を多様化する。

国際線と国内線の旅客・貨物収入の内訳

フルサービスキャリア事業の売上収益1兆5,874億円のうち、国際線が9,180億円(旅客7,600億円、貨物郵便1,562億円、手荷物16億円)、国内線が6,431億円(旅客6,091億円、貨物郵便334億円、手荷物4億円)を占める。国際線旅客収入は前年比9.1%増、貨物収入は18.7%増と好調で、インバウンド需要と日本発ビジネス需要の回復が牽引する。国内線も旅客数が伸び、各種キャンペーン効果で堅調に推移した。グループ全体の旅客輸送実績(フルサービスキャリア)は、国際線・国内線ともに前年を上回る。

139の子会社と54の関連会社から成るグループ体制

JALグループは、日本航空本体に加え、子会社139社、関連会社54社で構成される。フルサービスキャリア分野では、地域航空会社の株式会社ジェイエア、日本エアコミューター、日本トランスオーシャン航空、琉球エアーコミューター、北海道エアシステムなどが運航を担う。LCC分野では、ZIPAIR Tokyo(中長距離LCC)とスプリング・ジャパン(日本・中国路線LCC)が独立したブランドで事業展開する。マイル・金融分野では、JALマイレージバンク、ジャルカード、JALUXが中核であり、旅行分野ではジャルパック、システム開発ではJALデジタルがグループを支える。これらの子会社を通じて、航空運送と周辺サービスの垂直統合を図っている。

世界と日本をつなぐネットワークと拠点戦略

JALグループは、成田国際空港を国際線の主要ハブとし、羽田空港の国内線ネットワークと組み合わせた二極体制を取る。国際線は北米、アジア、欧州、オセアニアへ広がり、特に北米路線が収益の柱である。沿革上、1954年に東京〜ホノルル〜サンフランシスコ線で本邦企業初の国際線定期輸送を開始し、その後ニューヨーク線、世界一周路線(西回り)を開設するなど、早くからグローバル展開を進めた。国内線は地域子会社が地方路線を補完し、北海道から沖縄まで広範囲をカバーする。LCCのZIPAIRは成田を拠点に北米・アジア路線を拡充し、スプリングジャパンは成田・関西から中国路線を運航する。

業界の中での役割は航空運送事業者(旅客・貨物)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2.0兆円
営業利益
2,073億円
営業利益率
10.3%
純利益
1,376億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2020/3
事業売上構成比利益利益率
航空運送事業1.2兆円83.1%859億円7.3%
その他(注)12,385億円16.9%151億円6.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01フルサービスキャリア(旅客・貨物航空)主力

日本航空(JAL)及び地域子会社が国内外の旅客定期便を運航。自社旅客機の貨物スペースと貨物専用機を組み合わせた貨物事業も展開。世界と日本、都市と地域を結ぶネットワークを有する。

主な製品・サービス2
旅客航空運送サービス
JALブランドでの国内線・国際線定期旅客便。プレミアムクラス・エコノミー等の座席クラスを提供。
貨物郵便運送サービス
旅客機のベリー貨物に加え、B767-300BCF等の貨物専用機による国際・国内航空貨物輸送。

02LCC事業(格安航空)準主力

ZIPAIR Tokyoが北米・アジア路線、スプリングジャパンが日本国内・中国路線を低運賃で運航。フルサービスキャリアとは異なるブランド・コスト構造で需要を取り込む。

主な製品・サービス2
ZIPAIR Tokyo(中長距離LCC)
成田発着の北米・東南アジア・韓国等の国際線を運航。機内サービスは有料オプション。
スプリングジャパン(日本・中国路線LCC)
成田・関空等を拠点に国内線及び中国線を運航。低運賃で需要創出。

03マイル/金融・コマース副次

JALマイレージバンクの運営、ジャルカードによるクレジットカード事業、JALUXによる卸売・物販等。航空事業と連動したマイル経済圏を形成し、顧客囲い込みと収益多様化に貢献。

主な製品・サービス2
JALマイレージバンク
航空搭乗・カード利用等でマイルが貯まるプログラム。特典航空券や商品交換に利用可能。
JALカード(クレジットカード)
JALマイレージが貯まるクレジットカード。ゴールド・プラチナ等のラインナップ。

04旅行・その他副次

航空運送を利用した旅行の企画販売(ジャルパック)、システム開発・運用(JALデジタル)等。航空周辺サービスとして顧客の旅体験を総合支援。

主な製品・サービス1
海外・国内ツアー(ジャルパック)
JAL便を利用したパッケージツアー。個人旅行・団体旅行向け企画。

製品と技術

フルサービスキャリアの旅客航空運送サービス

JALブランドで運航する旅客航空運送サービスは、国内線・国際線ともにプレミアムクラス(ファーストクラス、ビジネスクラス)とエコノミークラスを提供する。国際線の長距離路線では、最新鋭のエアバスA350-1000型機を導入し、機内エンターテインメントや座席快適性を向上させている。国内線では、JALの便名で各地域子会社も含めた統一サービスを展開。2025年5月から国産SAF(持続可能な航空燃料)の使用を開始し、環境負荷低減に取り組む。加えて、貨物事業では旅客機のベリー貨物に加え、B767-300BCF貨物専用機による国際・国内貨物輸送を提供している。

ZIPAIR TokyoとスプリングジャパンのLCC事業

LCC事業は2つの子会社で構成される。ZIPAIR Tokyoは成田国際空港を拠点とする中長距離LCCであり、北米(サンフランシスコ、ロサンゼルスなど)、東南アジア(バンコク、シンガポールなど)、韓国(ソウル)路線を運航する。機内サービスは有料オプション制で、低運賃と高品質のバランスを追求する。スプリング・ジャパンは、成田・関西空港を拠点に日本国内線と中国路線(上海、広州など)を低運賃で運航。両社ともJALグループの安全基準を継承しつつ、独立したコスト構造で新たな需要層を開拓している。2026年3月期のLCC事業売上収益は1,145億円、EBITは黒字を達成している。

JALマイレージバンクとジャルカードのマイル経済圏

JALマイレージバンク(JMB)は、グループの中核的顧客プログラムであり、搭乗や提携サービス利用でマイルが貯まる。マイルは特典航空券や商品交換に加え、提携ポイントへの移行も可能。ジャルカードは、JMBと連動したクレジットカードで、ゴールド・プラチナなど複数ラインナップを揃える。カード利用でもマイルが貯まり、加盟店での優待も提供される。JALUXは、これらのマイルを活用した卸売・物販事業を展開し、グループ内のマイル流通を効率化する。2026年3月期のマイル/金融・コマース事業の売上収益は2,520億円、EBITは437億円と、グループ収益の重要な柱に成長している。

旅行企画からシステム開発まで周辺サービス

JALグループは、航空運送を利用した旅行の企画販売をジャルパックが担う。海外・国内のパッケージツアーや個人旅行向け商品を提供し、JAL便との組み合わせで顧客の旅体験を総合支援する。また、JALデジタルはグループのシステム開発・運用を行い、予約システムや機内エンターテインメント、運航管理などのIT基盤を支える。その他、グループ全体で約190の子会社・関連会社が整備、グランドハンドリング、空港サービスなど多岐にわたる業務を分担する。これらの周辺事業は、航空運送の中核事業を補完し、顧客接点の拡大と収益の安定化に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

空運業のなかでの位置

国内航空第二位、国際線拡大で成長

空運業界では、国内航空でANAホールディングスに次ぐ第二位の規模を持ちます。売上高は約2兆円に達し、2026年3月期には2兆円を超える見込みです。営業利益率も9%から10%と健全で、経営基盤は安定しています。同業他社にはスカイマークやスターフライヤーなどがいますが、国内線では大手2社が寡占状態です。国際線の拡大を進め、LCCや格安航空会社との差別化を図っていますが、燃油費や競争激化が課題です。業界内では第二位のポジションを維持しつつ、収益性の改善に注力しています。

強み

  • 国内航空で売上高2兆円規模を持ち、市場シェアが高い
  • 営業利益率が10%前後で、効率的な運営を実現
  • 国内路線を広範に展開し、利便性の高いネットワークを持つ
  • 国際線の拡大で中長期的な成長を目指している

課題

  • LCCや格安会社との価格競争が激しく、収益を圧迫
  • 燃油費の高騰が利益に大きく影響する
  • 景気や感染症などで需要が大きく変動するリスク

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

物流・運輸の時価総額近傍。太字が日本航空

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19104商船三井2.6兆円11.4倍
29107川崎汽船2.1兆円15.9倍
39202ANAホールディングス1.4兆円9.2倍
49021西日本旅客鉄道1.4兆円10.8倍
59147NIPPON EXPRESSホールディングス1.4兆円71.6倍
69201日本航空1.3兆円9.5倍
79042阪急阪神ホールディングス1.2兆円14.1倍
89024西武ホールディングス1.1兆円22.8倍
99005東急1.0兆円10.8倍
109143SGホールディングス9,427億円15.0倍
114732ユー・エス・エス9,395億円22.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。

会社の歴史

沿革 1件

1951年設立から国際線就航まで

日本航空株式会社(旧会社)は1951年8月に資本金1億円で設立された。翌1952年10月、自主運航による国内線定期航空輸送事業を開始する。1953年には「日本航空株式会社法」に基づき資本金20億円で新たに日本航空株式会社が設立され、国内幹線の運営とわが国唯一の国際線定期航空運送事業の免許会社となる。1954年、東京〜ホノルル〜サンフランシスコ線の開設により、本邦企業として初めて国際線定期輸送を開始した。これにより日本航空は国際航空市場に参入し、日本の空の玄関口としての地位を確立した。

ジェット機導入と株式上場の1960年代

1960年、初のジェット旅客機であるダグラスDC-8型機が運航を開始し、航空輸送の高速化を実現した。1961年には北周り欧州線を開設し、路線網を拡大。同年、東京・大阪・名古屋の各証券取引所市場第二部に上場した。1962年には日本航空整備株式会社を吸収合併し、整備機能を内製化。1964年、日東航空、富士航空、北日本航空の合併により日本国内航空株式会社が設立され、国内線市場の再編が進んだ。1965年にはジャルパックの販売を開始し、旅行事業に参入。1966年にはニューヨーク線、1967年には世界一周路線(西回り)を開設し、国際ネットワークを拡充した。同年、証券取引所市場第一部に指定された。

ボーイング747就航と競合再編の1970年代

1970年、ボーイング747型機(ジャンボジェット)が運航を開始し、大量輸送時代に突入する。1971年、日本国内航空株式会社と東亜航空株式会社の合併により東亜国内航空株式会社が設立され、国内線市場の競争が激化した。1975年、日中国交正常化に伴い運休していた台湾路線を運航するため、日本アジア航空株式会社を設立し、台湾線に再就航した。この時期、日本航空は国際線の需要増大に対応しつつ、国内市場では競合との棲み分けを進めた。また、1970年代後半からは燃油価格の高騰や規制緩和の影響を受け、経営環境が変化し始める。

2013年以降の収益回復と事業再構築

2013年3月期の売上収益は1兆2,388億円、当期利益は1,717億円と、過去の経営破綻から再建を果たした。その後も売上高は堅調に推移し、2019年3月期には1兆4,873億円まで成長した。しかし2020年以降、新型コロナウイルス感染症の影響で国際線需要が激減し、2021年3月期の売上収益は4,812億円、当期損失は2,867億円に落ち込んだ。2022年3月期も損失が続いたが、2023年3月期には黒字転換(344億円)。2025年3月期には売上高1兆8,441億円、当期利益1,070億円まで回復し、2026年3月期には売上高2兆125億円、当期利益1,376億円を達成した。この間、事業ポートフォリオ変革としてLCC事業の拡大やマイル事業の強化を推進し、収益基盤を多様化している。

年表1件を開く

1950年代

  • 1951年8月創業日本航空株式会社(旧会社)が資本金1億円をもって設立。翌年10月から自主運航による国内線定期航空輸送事業を開始。日本航空株式会社法(昭和28年法律第154号)の定めるところにより、20億円の資本金をもって日本航空株式会社が設立。国内幹線の運営にあたるとともにわが国唯一の国際線定期航空運送事業の免許会社となる。東京~ホノルル~サンフランシスコ線開設により、本邦企業初の国際線定期輸送を開始。初のジェット旅客機であるダグラスDC-8型航空機が運航開始。北周り欧州線開設。証券取引所(東京、大阪、名古屋)市場第二部に上場。日本航空整備株式会社を吸収合併。日東航空株式会社、富士航空株式会社、北日本航空株式会社の合併により日本国内航空株式会社設立。ジャルパック販売開始。ニューヨーク線開設。世界一周路線(西回り)開設。証券取引所(東京、大阪、名古屋)市場第一部に指定。ボーイング747型航空機(ジャンボジェット)が運航開始。日本国内航空株式会社と東亜航空株式会社の合併により東亜国内航空株式会社設立。日中国交正常化に伴い運休していた台湾路線を運航するために日本アジア航空株式会社を設立、台湾線に再就航。国際

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • EBIT2030年度まで3,000億円
  • EBIT2035年度まで3,500億円以上
  • CO2排出量削減率(2019年度対比)2030年度まで10%削減

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業ポートフォリオ変革の推進

    フルサービスキャリア・LCC・CARGOの3本柱で国際線を成長させ、マイル・ライフ事業の飛躍的拡大、国内線の構造改革完遂、エコシステム構築や次世代モビリティ事業創出など社会価値起点の事業領域を拡大する。

  2. 02

    全社横断戦略の推進

    CXでは顧客体験を改革し共感度世界No.1を目指す。GXでは2050年CO2実質ゼロへ向け2030年度に10%削減。人財/DXでAI活用による生産性向上と社員のウェルビーイング実現。安全は世界最高水準を追求。

  3. 03

    財務戦略の推進

    強固な財務体質と高い資本効率を両立し、戦略的な経営資源配分により企業価値向上を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で39,076人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,011万円で、9期前と比べて+22.2%平均年齢は40.2歳、平均勤続年数は14.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月32,047
2018年3月33,038
2019年3月82839.915.034,003
2020年3月83939.314.535,653
2021年3月67839.214.536,060
2022年3月70340.315.535,423
2023年3月84840.815.936,039
2024年3月92240.715.436,500
2025年3月94939.715.238,433439
2026年3月1,01140.214.939,076531

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率33.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率96.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)49.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社67(国内 62 / 海外 5、うち連結子会社 56) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
フルサービスキャリア事業649,914億円
フルサービスキャリア事業5,299億円
フルサービスキャリア事業、LCC事業2,741億円
本社等340億円
支店・営業所 空港支店・空港所230億円
フルサービスキャリア事業、その他
LCC事業190億円
本社工場等 — 千葉県成田市2,940百万円
-(旅客サービス関係)
本社事業所等 — 沖縄県那覇市2,815百万円
フルサービスキャリア事業
本社事業所等 — 東京都港区2,534百万円
マイル/金融・コマース事業
本社事業所等 — 鹿児島霧島市1,591百万円
フルサービスキャリア事業
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ジェイエア
    大阪府 池田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本エアコミューター株式会社 ※5
    鹿児島県 霧島市 · 連結子会社
    議決権60.0%
  • 国内
    株式会社北海道エアシステム
    札幌市 東区 · 連結子会社
    議決権57.4%
  • 国内
    日本トランスオーシャン航空株式会社 ※5
    沖縄県 那覇市 · 連結子会社
    議決権72.8%
  • 国内
    琉球エアーコミューター株式会社
    沖縄県 那覇市 · 連結子会社
  • 国内
    株式会社JALナビア
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ZIPAIR Tokyo
    千葉県 成田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    スプリング・ジャパン株式会社
    千葉県 成田市 · 連結子会社
    議決権66.7%
  • 国内
    株式会社JALUX
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権21.6%
  • 国内
    JALペイメント・ポート株式会社
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権16.5%
  • 国内
    株式会社ジャルカード
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権50.6%
  • 国内
    株式会社JAL-DFS ※6
    千葉県 成田市 · 連結子会社
残りのグループ会社55社を開く
  • SJフューチャーホールディングス株式会社東京都 品川区51%
  • 株式会社JALエービーシー東京都 中央区
  • JAL SBI フィンテック株式会社東京都 品川区51%
  • 株式会社JALマイレージバンク東京都 品川区100%
  • 株式会社JALUXエアポート東京都 大田区
  • 株式会社JALデジタル東京都 港区100%
  • 株式会社JALファシリティーズ東京都 大田区85%
  • JAL Agriport株式会社千葉県 成田市100%
  • JALビジネスアビエーション株式会社東京都 大田区51%
  • 株式会社JALブランドコミュニケーション東京都 品川区100%
  • 株式会社ジャルパック東京都 品川区97%
  • JTAインフォコム株式会社沖縄県 那覇市
  • 株式会社JALJTAセールス沖縄県 那覇市17%
  • 株式会社JALサンライト東京都 品川区100%
  • 株式会社オーエフシー東京都 品川区50%
  • 株式会社JAL航空みらいラボ東京都 品川区100%
  • JUPITER GLOBAL LIMITED香港46%
  • JALPAK INTERNATIONAL HAWAII, INC.アメリカ ホノルル市
  • JALPAK INTERNATIONAL (EUROPE) B.V.オランダ アムステルダム市
  • JALPAK INTERNATIONAL (FRANCE) S.A.S.フランス パリ市
  • EURO-CREATIVE TOURS (U.K.) LTD.イギリス ロンドン市
  • PT. TAURINA TRAVEL DJAYA ※3インドネシア ジャカルタ市
  • Japan Airlines Ventures, Inc.アメリカ レッドウッド市100%
  • JAL Innovation Fund II, L.P.アメリカ レッドウッド市100%
  • JAL Innovation Fund II, LLCアメリカ レッドウッド市
  • 日航関西エアカーゴ・システム株式会社大阪府 泉南市69%
  • 株式会社JALカーゴサービス千葉県 成田市100%
  • 株式会社JALカーゴハンドリング千葉県 成田市
  • 株式会社JALカーゴサービス九州福岡市 博多区40%
  • ジャルロイヤルケータリング株式会社 ※7千葉県 成田市51%
  • 株式会社JALスカイ東京都 大田区100%
  • JALスカイエアポート沖縄株式会社沖縄県 那覇市67%
  • 株式会社JALスカイ大阪大阪府 豊中市100%
  • 株式会社JALスカイ九州福岡市 博多区100%
  • 株式会社JALスカイ札幌北海道 千歳市100%
  • 株式会社JALスカイ金沢石川県 小松市100%
  • 株式会社JALスカイ仙台宮城県 名取市100%
  • 株式会社JALグランドサービス東京都 大田区100%
  • 株式会社JALグランドサービス大阪大阪府 豊中市
  • 株式会社JALグランドサービス九州福岡市 博多区
  • 株式会社JALグランドサービス札幌北海道 千歳市
  • 株式会社JALエアテック東京都 大田区67%
  • 株式会社JALエンジニアリング東京都 大田区100%
  • 株式会社JALメンテナンスサービス東京都 大田区100%
  • 空港施設株式会社 ※2東京都 大田区21%
  • 株式会社エージーピー東京都 大田区47%
  • 沖縄給油施設株式会社沖縄県 那覇市30%
  • 名古屋エアケータリング株式会社愛知県 常滑市30%
  • 福岡エアーカーゴターミナル株式会社福岡市 博多区40%
  • AVIATION TRAINING NORTHEAST ASIA B.V.オランダ ホーフトドルプ市50%
  • ジェットスター・ジャパン株式会社千葉県 成田市50%
  • 株式会社マネースクエアHD東京都 港区33%
  • 株式会社ロイヤリティマーケティング ※4東京都 渋谷区15%
  • アビコム・ジャパン株式会社東京都 港区37%
  • KDDIスマートドローン株式会社東京都 千代田区20%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • JP株式会社ジャルパック

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    次世代空モビリティの社会実装に向けた実現プロジェクト運航管理技術の開発低高度空域共有に向けた運航管理技術の研究開発
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2022-09-28
    7.2億円
  • 調達
    ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト空飛ぶクルマの先導調査研究海外における空飛ぶクルマの実証事例調査、空飛ぶクルマに関するオペレーション体制・事業モデル調査
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-09-16
    1.1億円
  • 調達
    「日米硫黄島戦没者合同慰霊追悼顕彰式」のための航空機チャーター便提供業務一式
    外務省 · 2024-10-10
    1,333万円
  • 調達
    第1次硫黄島戦没者慰霊巡拝の実施に係る航空機の借上及び貸切運航一式
    厚生労働省 · 2025-09-19
    1,297万円
  • 調達
    平成30年度第1次硫黄島慰霊巡拝の実施に係る航空機の借上及び貸切運航一式
    厚生労働省 · 2018-08-02
    1,145万円
  • 調達
    「日米硫黄島戦没者合同慰霊追悼顕彰式」航空機チャーター便提供業務一式
    外務省 · 2016-12-14
    1,145万円
  • 調達
    平成29年度第2次硫黄島慰霊巡拝の実施に係る航空機の借上及び貸切運航一式
    厚生労働省 · 2017-11-30
    1,145万円
  • 調達
    平成29年度第1次硫黄島慰霊巡拝の実施に係る航空機の借上及び貸切運航一式
    厚生労働省 · 2017-06-07
    973万円
  • 調達
    平成27年度硫黄島慰霊巡拝の実施に係る航空機の借上及び貸切運航一式
    厚生労働省 · 2015-09-15
    943万円
  • 調達
    B777型飛行シミュレータ装置を用いた検証作業
    国土交通省 · 2024-01-26
    894万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2.0兆円営業利益2,073億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.1%、利益が+23.0%。

売上高
+9.1%
2.0兆円
営業利益
+23.0%
2,073億円
純利益
+28.6%
1,376億円
営業利益率
10.3%
前期比 +1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2.1兆円2.0兆円
営業利益2,073億円
純利益1,100億円1,376億円
1株あたり配当¥96¥96

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は5,237億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+37.3%。

対象期間売上高兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q0.37181
2024年1Q0.383098.1231
2024年2Q0.4457513.1386
2024年3Q0.433768.8242
2024年4Q0.4096
2025年2Q0.908599.5499
2025年4Q0.948278.8571
2026年2Q0.981,06410.8676
2026年4Q1.031,0099.8700
2027年1Q0.5254

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1.2兆円から2.0兆円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は10.3%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高兆円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1.241,8591,717
2014年3月1.311,5761,663
2015年3月1.341,7531,490
2016年3月1.342,0921,745
この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2017年3月1.291,6501,642
2018年3月1.381,6321,354
2019年3月1.491,6541,508
2020年3月1.39885481
2021年3月0.48−4,069−2,867
2022年3月0.68−1,776
2023年3月1.38344
2024年3月1.65955
2025年3月1.841,6869.11,070
2026年3月2.012,07310.31,376

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2.0兆円のうち、営業利益として残るのは2,073億円10.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1,376億円、売上の6.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金89.7%1.8兆円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.3%2,073億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+3.3pt
10.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.5pt
6.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.8pt
12.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが3,949億円、投資CFが−1,831億円で、差し引きのフリーCFは2,118億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は1.0兆円で、売上の6.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高兆円
2013年3月2,649−2,644−60650.10
2014年3月2,479−1,312−6191,1670.16
2015年3月2,611−2,306−6733050.12
2016年3月3,124−2,889−4962350.09
2017年3月2,532−1,681−5358510.12
2018年3月2,815−1,666−5591,1490.18
2019年3月2,967−1,864−3701,1030.52
2020年3月809−2,337−388−1,5280.33
2021年3月−2,195−9103,886−3,1050.41
2022年3月−1,035−1,7383,593−2,7730.49
2023年3月2,929−1,128−3851,8010.64
2024年3月3,639−1,951−1,0501,6880.71
2025年3月3,815−2,811−6491,0040.75
2026年3月3,949−1,8314462,1181.01

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3.2兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1.3兆円で、自己資本比率は40.3%(業種中央値37.7%より厚い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債兆円自己資本比率%
2013年3月1.220.580.6346.4
2014年3月1.340.710.6351.5
2015年3月1.470.800.6752.7
2016年3月1.580.870.7153.4
2017年3月1.731.000.7356.2
2018年3月1.851.090.7657.2
2019年3月2.151.061.0949.3
2020年3月1.981.010.9751.2
2021年3月2.110.951.1645.0
2022年3月2.380.801.5833.7
2023年3月2.520.821.7032.4
2024年3月2.650.911.7434.3
2025年3月2.790.981.7834.9
2026年3月3.201.291.8640.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
1.0兆円
すぐ使えるお金
利益剰余金
5,083億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1.9兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
78
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率21 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

空運業 5社との比較

同じ空運業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率5社中1位あたり、逆に低いのは配当利回り5社中2位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.2%/中央値 8.4%
P25 7.5%P75 12.2%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
10.3%/中央値 7.0%
P25 3.1%P75 8.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
40.3%/中央値 37.7%
P25 28.0%P75 40.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
9.1%/中央値 4.4%
P25 3.2%P75 9.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 2.7%
P25 1.9%P75 3.4%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,927で、1年前と比べて-3.8%過去52週の値幅のなかでは60%の位置にある。

¥2,927-3.2%1ヶ月-1.1%1年-3.8%時価総額1.3兆円
過去52週の値幅
安値¥2,406.5高値¥3,272

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.5倍
PBR0.87倍
配当利回り3.28%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は3,002円で、25日線2,973.9円を0.9%上回る。週足では7月中旬の2,787円から反発し、7月27日に2,934円へ急騰。以降は3,000円前後で推移し、8月21日には高値圏で踏みとどまる。52週高値3,272円には8.3%迫り、52週安値2,406.5円からは24.7%高い。出来高は8月に入り減少傾向で、8月21日は144万株と直近1ヶ月で最低水準。上値追いは鈍く、高値圏での買い手控えが示唆される。一方、25日線・75日線とも上向きで、中期トレンドはなお強気。需給はやや逼迫感が薄れつつあり、目先は高値圏でのモミ合いが続く可能性が高い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER 9.78倍は業界平均21.39倍を大幅に下回り、PBR 0.89倍も1倍を割り込んでおり割安感が強い。ROE 12.2%と収益性は良好で、配当利回り3.2%は平均2.23%を上回る。ただし、配当性向36.3%と配当の伸び余地は限定的で、空運業の需要変動リスクも考慮する必要がある。総合的に見て割安と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.5倍21.4倍
PBR0.87倍1.14倍
ROE12.2%9.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、国際線の回復力と訪日需要の持続性、および燃油費や人件費などのコスト変動への耐性にある。強気派は、訪日インバウンド需要が急回復し、国際線・国内線の旅客収入が増加。加えて、JALのブランド力とマイルプログラムでビジネス客の取り込みが強く、高単価需要を取り込めると主張。弱気派は、燃油価格の高止まりや円安によるコスト増が利益を圧迫し、航空需要の変動が激しいためリスクが高いと指摘。また、競争激化による価格競争や、労働力不足に伴う人件費上昇も懸念。

プラスに働く材料7
  • 訪日需要増

    インバウンド旅客が回復し、国際線収入が大幅増。

  • ブランド力

    高いサービス品質でビジネス客から支持、高単価旅客を獲得。

  • 周辺事業

    マイルプログラムやカード事業で顧客基盤を収益化。

  • 2026/3期売上高2兆125億円と2兆円台乗せ決算発表後影響

    売上高は前期比1,684億円増の2兆125億円、旅客需要の回復で増収

  • 2026/3期営業利益2,073億円、前期比387億円増決算発表後影響

    営業利益は1,686億円から2,073億円へ、国際線の収益改善が寄与

  • 営業利益率10.3%へ改善決算発表後影響

    営業利益率は9.14%から10.3%へ上昇、コスト効率改善が続く

  • 配当利回り3.15%と株主還元の安定通年影響

    3.15%の配当利回りが下値を支え、安定的な還元姿勢を評価

マイナスに働く材料7
  • 燃油費高

    燃油価格の上昇が燃料コストを押し上げ、収益を圧迫する。

  • 円安影響

    円安で燃料輸入コストが増加し、利益率が低下する。

  • 競争激化

    LCCや格安航空会社との競争で運賃が下落し採算が悪化。

  • 売上高成長率が9.1%へ鈍化決算発表後影響

    2025/3期の増収率11.6%に対し2026/3期は9.1%、成長ペースが減速

  • PBR1.02倍と1倍割れ寸前の評価継続影響

    PBR1.02倍はROE12.2%をほぼ織り込んだ水準で、上昇には利益の上振れが必要

  • 純利益率6.8%と営業利益率の乖離継続影響

    純利益率は6.8%と営業利益率10.3%を下回り、EPSの伸びが限定される

  • 外国人保有27.38%からの売り圧力不定影響

    外国人保有27.38%と高い分、業績悪化時には売りが集中するリスク

次の決算で確かめる点
国際線旅客数
訪日需要の回復度合いを反映する主要指標。
旅客単価
収入の質を測り、高単価需要の取り込みを確認。
燃油サーチャージ
燃油費高騰対策の受取状況で収益性を左右。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり96で、前期から+11.6%いまの株価に対する利回りは3.28%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥96
1株あたり
配当利回り
3.28%
いまの株価に対して
配当性向
36.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月9423.6
2018年3月11017.033.4
2019年3月1100.027.5
2020年3月55−50.038.4
2023年3月25−54.533.4
2024年3月75200.050.3
2025年3月8614.734.4
2026年3月9611.636.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥96

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ446,808人。区分でいちばん多いのは個人・その他38.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が32.2%を占め、残る67.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他36.646.846.042.743.138.5
外国法人28.420.017.417.218.026.9
金融機関24.521.624.127.926.924.8
事業法人8.18.88.78.18.17.4
証券会社2.02.13.23.53.41.9
自己株式0.00.00.00.00.11.7
外国人個人0.40.60.60.50.60.5

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)16.35
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.55
03STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)2.47
04京セラ株式会社1.75
05JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.56
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.15
07株式会社大和証券グループ本社1.14
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.11
09THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.80
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505050 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.80

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    8.14%
    +0.32pt
  • 2026-05-12
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.14%
    +0.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−35%、1株純資産は14期で+66%。直近期のROEは12.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月4731,55836.04.622.6
2014年3月4581,90426.55.520.0
2015年3月4112,14220.39.123.1
2016年3月4812,32621.58.626.6
2017年3月4572,75018.17.723.6
2018年3月3833,02013.311.233.4
2019年3月4323,04513.69.027.5
2020年3月1403,0104.614.238.4
2021年3月−7652,168−29.2
2022年3月−4061,830−20.3
2023年3月791,8684.332.833.4
2024年3月2192,08211.113.350.3
2025年3月2452,23411.410.434.4
2026年3月3072,58712.28.336.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

43名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は43名。2026/3期の役員報酬は総額564百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢
赤坂祐二取締役 会長64
鳥取三津子代表取締役 社長執行役員61
斎藤祐二代表取締役 副社長執行役員61
青木紀将取締役 副社長執行役員62
柏頼之取締役63
中川由起夫取締役 常務執行役員59
柳弘之社外取締役71
三屋裕子社外取締役68
菰田正信社外取締役72
菊山英樹常勤監査役66
田村亮常勤監査役60
久保伸介社外監査役70
残りの役員31名を開く
氏名役職年齢
岡田譲治社外監査役74
松村眞理子社外監査役66
レゲット・ロス取締役 専務執行役員63
越智健一郎常務執行役員
小枝直仁常務執行役員
大堀哲常務執行役員
宮坂久美子常務執行役員
野田靖常務執行役員
小山雄司常務執行役員
武井真剛執行役員
鈴木啓介執行役員
野口望執行役員
斉藤久美子執行役員
木藤祐一郎執行役員
中野淳子執行役員
増村浩二執行役員
下口拓也執行役員
弓﨑雅夫執行役員
堀尾裕子執行役員
崎原淳子執行役員
西原口香織執行役員
猿渡美穂執行役員
鈴木隆夫執行役員
小川宣子執行役員
濱本隆士執行役員
内藤建一郎執行役員
南正樹執行役員
西田真吾執行役員
飯山高広執行役員
大田啓之執行役員
渡辺淳子社外監査役64

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)72271287943562
社外取締役7757511
監査役3545418

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

ニュース

AI解説

今日の重要ニュースより

「今日の重要ニュース」で日本航空を取り上げた解説を、新しい順に並べている。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容803字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社139社および関連会社54社により構成され、「フルサービスキャリア事業」、「LCC事業」、「マイル/金融・コマース事業」および「その他」を営んでおり、その事業内容と各事業に係る位置づけおよび事業の種類別セグメントとの関連は、次のとおりです。 (1)フルサービスキャリア  事業   世界と日本、都市と地域をつなぐ航空運送事業や自社旅客機貨物スペースおよび貨物専用機を組み合わせた貨物郵便事業を当社、株式会社ジェイエア、日本エアコミューター株式会社、株式会社北海道エアシステム、日本トランスオーシャン航空株式会社、琉球エアーコミューター株式会社等が行っております。 (2)LCC事業   北米・アジアや日本国内・中国などを結ぶ航空運送事業を株式会社ZIPAIR Tokyo、スプリング・ジャパン株式会社等が行っております。 (3)マイル/金融・コマース  事業   マイレージプログラムの運営、クレジットカード事業、卸売業等を株式会社JALマイレージバンク、株式会社ジャルカード、株式会社JALUX等が行っております。 (4)その他   航空運送を利用した旅行の企画販売やシステム開発・運用等を株式会社ジャルパック、JALデジタル株式会社等が行っております。 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりです。 (5)留意事項 当社を含む当社グループ航空会社9社は、航空法に基づく本邦航空運送事業者として、国土交通省より事業許可を受けて事業を運営しており、当該許可についての有効期限やその他の期限は法令等で定められておらず、当該許可の取消は航空法第119条、失効は航空法第120条にてそれぞれ定められております。当社グループは、当該許可の保持を図るべく適正な社内体制を整えており、現時点において当該許可の取消または失効の原因となる事象はありません。
経営方針・対処すべき課題1,755字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものです。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「JALグループ企業理念」を次のとおり定めています。 (JALグループ企業理念) JALグループは、全社員の物心両面の幸福を追求し、 一、お客さまに最高のサービスを提供します。 一、企業価値を高め、社会の進歩発展に貢献します。 (2)目標とする経営指標 「JALグループ経営ビジョン2035」において、2030年度の経営目標を以下のとおり定めております。 (3)経営環境ならびに対処すべき課題 当社グループを取り巻く経営環境に目を向けると、円安、物価高、サプライチェーンの乱れ等によるコスト増、地政学リスクによるボラティリティの常態化といった課題が顕在化する一方、アジア=北米の人流・物流、インバウンド需要拡大、成田空港の機能強化等の将来の成長に向けた事業機会が拡大しています。そのような中、当社グループは、2026年3月に新たな成長戦略である「JALグループ経営ビジョン2035」を策定、発表しました。短期的な計画では実現の難しい抜本的な事業変革に取り組むとともに、顕在化している課題に対しては単年度計画により機動的かつ柔軟に対応してまいります。中長期レンジで取り組む課題は以下のとおり整理しています。 1.事業ポートフォリオ変革の推進 2.変革実現のための全社横断戦略の推進 3.財務戦略の推進 1.事業ポートフォリオ変革の推進 外部環境の変化に強く、社会価値創出と着実な成長を実現する事業ポートフォリオへの変革を推進し、2030年度にEBIT3,000億円、2035年度に3,500億円以上を目指します。フルサービスキャリア、LCC、CARGOの3本柱で国際路線事業の成長を加速するとともに、戦略投資とグローバルでの提携拡大によりマイル・ライフ事業の飛躍的な成長を実現します。また、国内路線事業構造改革の完遂により収益基盤を強化し、社会インフラとしてサステナブルな国内線ネットワークを確立します。さらに、JALグループのアセットとパートナーとの共創を通じた社会的インパクト創出を目指すエコシステムの構築や次世代モビリティの新たなビジネス創出等、社会価値起点の事業領域を拡大してまいります。 2.変革実現のための全社横断戦略の推進 変革実現に向けて、全社横断の戦略に取り組みます。「CX(顧客体験)」では、新ブランドスローガン「Soaring Together」の下、あらゆるシーンで一貫した顧客体験を創出し、JALらしいサービスを、日常・非日常のシーンでお届けしてまいります。そして、共感を軸としたお客さまとの深く長い関係づくりを推進し、お客さまの共感度世界No.1を目指します。「GX(Green Transformation)」では、2050年のCO2排出量実質ゼロに向け、2030年度の目標であるCO2排出量10%削減(2019年度対比)を着実に達成します。国産SAFの生産拡大や価格低廉化に向けた官民連携を強化し、持続可能な航空の未来に向けて取り組んでまいります。また、「人財/DX(Digital Transformation)」では、AIやデジタル技術を積極的に活用し、業務の効率化と当社グループの人財が持つ強みとデータの掛け合わせによる価値創造に取り組み、抜本的な生産性向上と日本トップレベルの社員のウェルビーイングを実現します。さらに、JALグループの存立基盤である「安全」を全ての活動の礎とし、先進テクノロジーとプロフェッショナリズムにより、世界最高水準の安全品質を追求し続けます。 3.財務戦略の推進 事業ポートフォリオ変革、全社横断戦略を支える基盤として、強固な財務体質と高い資本効率を両立し、戦略的な経営資源配分によって企業価値向上を実現します。 以上の取り組みを通じて「JALグループ経営ビジョン2035」で掲げた理想の未来社会「Sustainable Well-being Future(心はずむつながりが社会全体に広がるサステナブルでウェルビーイングな未来)」の実現を目指します。
事業等のリスク7,339字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 投資者の投資判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、航空運送事業を中心とする当社グループの事業の内容に鑑み、当社グループにおいては様々なリスクが存在しております。 当社グループは、「JALグループリスクマネジメント基本方針」において、重大な損失につながる要素ならびに「業務の有効性と効率性」、「財務報告の信頼性」、「法令等の遵守」、「資産の保全」を阻害する要素、加えて市場環境の変動や疫病・震災・テロ等の外的要因のみならず、グループ全体・自社・自組織の目標達成を阻害する業務執行上の要素もリスクと定め、リスクに強靭な企業グループとして事業を継続できるよう、適切なリスクマネジメントを実施してまいります。 グループ全体のリスク総括のために社長を議長とする「グループリスクマネジメント会議」を置き、JALグループが抱えている主要なリスクを俯瞰的に把握し適正なリスク管理に努めるとともに、連結業績に影響を及ぼす事象が発生した場合は「財務リスク委員会」と連携して対応しております。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性のあると認識している主要なリスクは次のとおりです。ただし、これらは当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではなく、記載された事項以外の予見しがたいリスクも存在します。また、本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものです。 (1)航空安全に関わるリスク 当社グループでは、航空機の運航の安全性の確保のため、日々様々な取り組みを実施しておりますが、ひとたび死亡事故を発生させてしまった場合、当社グループの運航の安全性に対する顧客の信頼および社会的評価が失墜するだけでなく、死傷した旅客等への補償等に対応すべきであることから、当社グループの業績に極めて深刻な影響を与える可能性があります。さらに、当社グループや、当社グループが運航する型式の航空機、また当社のコードシェア便において安全問題が発生した場合、当社グループの運航の安全性に対する顧客の信頼および社会的評価が低下し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、「安全」をJALグループ存続の大前提と位置付け、全社員が日々航空安全の実現に向けたゆまぬ努力を継続しております。また、航空事故対応の専門部門を配置するとともに社長を議長とする「グループ安全対策会議」を置き、グループ全体の安全に対して徹底した管理を行っています。なお、航空事故に伴う各種損害の軽減、ならびに被災者への確実な賠償を行う目的で、現在業界水準と同程度の補償額・補償範囲の損害賠償保険に加入しております。 (2)自然災害・テロ攻撃等の災害に関わるリスク 当社グループの航空機の利用者の過半数は羽田空港および成田空港を発着する航空機を利用しており、当社グループの事業における羽田・成田両空港の位置付けは極めて重要です。また、当社グループの運航管理・予約管理等、航空機の運航に重要な情報システムセンター、ならびに全世界の航空機の運航管理やスケジュール統制等を実施する「IOC(Integrated Operations Control)」は東京地区に設置しています。 そのため、東京地区を含む首都圏において、大規模な震災や火山の噴火、大型台風等による被害が発生した場合、もしくは当該重要施設において火災やテロ攻撃等の災害が発生し、羽田・成田両空港の長期間閉鎖や、当社グループの情報システムやIOCの機能が長期間停止した場合、当社グループの経営に重大な影響を及ぼす可能性があります。 IOCの機能停止に備え危機管理体制およびBCPを整備しており、その一環として、大阪国際空港内にオペレーションコントロールの一部機能を移管しています。その機能は東京地区のIOCの機能の全てを代替できるものではありませんが、東京地区のIOCの機能が停止した場合、その再稼働までの間、暫定的に東京地区のIOCを代替します。 (3)気候変動・地球温暖化・環境規制に関わるリスク 世界では、地球温暖化等に起因する気候変動が大きな課題となっており、日本国内において大規模な自然災害の発生頻度が多くなるような場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループが属する航空業界は、気候変動の要因となる化石燃料を大量に消費する業界であることから、CO2排出量の削減が社会的な責務であり、当社グループにおいても極めて重要な経営課題となっております。温暖化防止を始めとした地球環境に係わる企業の社会的責任が高まる中、CO2排出量、騒音、有害物質等に関する環境規制が強化され、消費行動にも影響を及ぼしつつあります。今後、温室効果ガス排出量取引制度等、温室効果ガス排出への課金等費用負担を伴う環境規制のさらなる強化等が行われた場合、また、消費者の行動様式に変化が生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。加えて環境負荷軽減への取り組みが不十分な場合には、当社グループの社会的な評価が低下し、当社グループの事業運営に影響を与える可能性があります。 そのため、当社グループでは、2025年3月に公表した「2021-2025年度 JALグループ中期経営計画ローリングプラン2025」において、ESG戦略を価値創造・成長を実現する最上位の戦略と位置づけ、社会課題の解決を加速化してまいりました。さらに、2026年3月に発表した新たな成長戦略である「JALグループ経営ビジョン2035」では、気候変動への対応と事業成長の両立を掲げ、2050年CO₂排出量実質ゼロの実現に向けては、省燃費機材への更新促進、運航の工夫、SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)の安定的かつ適正な価格での調達などの取り組みを加速させるとともに、排出量取引やネガティブエミッション(CO2除去・回収等)といった新技術を活用してまいります。 なお、気候変動に関わるリスクの概要やリスク低減に向けた当社の対応については、TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)の枠組みを活用し、その詳細を当社ホームページにて開示しています。(https://www.jal.com/ja/sustainability/environment/climate-action/) (4)国際情勢や経済動向等の外部経営環境に関わるリスク ①外部経営環境に関わるリスク 当社グループは、日本および世界各地に航空運送事業を展開しており、航空需要は、世界の経済動向、テロ攻撃や地域紛争、戦争等により大幅に減少し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの業務は、整備業者、空港職員、航空保安官、燃油取扱業者、手荷物取扱者、警備会社等の第三者の提供するサービスに一定程度依存しており、第三者が、当社グループの事業運営に影響を及ぼす可能性があります。 ②競争環境に関わるリスク 当社グループは、国内および海外において、路線、サービスおよび料金に関して激しい競争に直面しています。 国内線では、既存の航空会社との競争に加え、LCCを含む低コストキャリアや新幹線との競争、国際線では、海外および日本の主要航空会社との競争が激化しており、それに加えて海外および日本の航空会社によって形成されるアライアンス、コードシェアおよびマイレージ提携が競争を激化させています。 上述のように、現在の当社グループの競争環境や事業環境が大幅に変化した場合、当社グループの経営に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、航空運送事業においては、a)共同事業、b)複数の航空会社によるアライアンスへの加盟、c)コードシェア提携、d)マイレージ提携等、様々な形式で世界中の航空会社との提携を展開しております。また、マイル事業等の非航空事業分野においても、他業種との広範な提携関係を構築することで顧客基盤の強化を図っておりますが、これらの提携パートナーの経営状況や、提携関係に大きな変化が生じた場合には、当社グループの提携戦略に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクの軽減に向け、地政学的なリスクをモニターする体制、関係当局、提携パートナーとの良好な関係の構築、商品・サービス競争力の向上、柔軟な需給適合の実施、適切な委託先管理に努めております。 (5)航空機導入に関わるリスク 当社グループは、航空運送事業において、燃費効率に優れた新型機への更新や機種統合による効率化を目指し、ボーイング社、エアバス社等に対して航空機を発注しておりますが、これらの航空機メーカーやエンジン等の重要な部品のサプライヤーにおける技術上・財務上・その他の理由により納期が遅延した場合、当社グループの機材計画は変更を余儀なくされ、当社グループの中長期的な事業に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、航空機メーカー等と状況を常時把握し、都度、航空機導入・退役計画を見直すことでかかるリスクの低減に努めております。 (6)市況変動に関わるリスク ①燃油価格の変動に関わるリスク 当社グループの業績は、燃油価格の変動により大きな影響を受けます。当社グループは、燃油価格の上昇分を一部燃油特別付加運賃として顧客に転嫁しておりますが、これは燃油価格の変動を直ちに反映することができず、また、顧客に全てを転嫁することは困難です。また、当社グループは、燃油価格の変動リスクを軽減するため、原油のヘッジ取引を行っております。なお、ヘッジ取引手法やヘッジポジションの状況等によっては、原油市況の下落の効果を直ちに業績に反映することができず、短期的な当社グループの業績の改善に寄与しない可能性があります。また、当社グループの事業運営には航空燃料の安定的な調達が不可欠であり、航空燃料の供給に制約等が生じる場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②為替変動に関わるリスク 当社グループは、日本国外においても事業を展開しており、外貨建により、収益の一部を受領し費用の一部を支払っています。特に当社グループにおける主要な費用である航空機燃料の価格の大半は米ドルに連動した金額となることから、当社グループにおいては米ドルの為替変動による影響は収益よりも費用が大きくなっております。これら為替変動による収支変動を軽減する目的で、収入で得た外貨は外貨建の支出に充当することを基本とし、加えてヘッジ取引を行っております。また航空機価格の大半は米ドルに連動した金額となることから、資産計上額および減価償却費が為替変動により増減するリスクがあります。これら為替変動によるリスクを軽減する目的で為替取得機会の分散を図るべくヘッジ取引を行っております。 ③資金・金融市場・財務に関わるリスク 当社グループは、航空機の購入等の多額の設備投資を必要としており、その資金需要に応じる為に金融機関や市場からの資金調達を行う可能性があります。当社グループの資金調達能力や資金調達コストについては、資金・金融市場の動向や当社グループの信用力の変動等により、資金調達の制約や資金調達コストの上昇を招く可能性があります。 また、当社グループは繰延税金資産を計上しておりますが、当社グループの将来の課税所得の見込み額が低下した場合、もしくは税制改正等により、過去に計上した繰延税金資産の取り崩しが発生し、当社グループの財務状況に一時的に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、キャッシュ・フロー創出力の向上と資金調達能力の維持向上に向け、強固なリスク耐性を備えた財務体質を保つべく財務戦略を計画・遂行してまいります。 (7)世界的な疫病の蔓延拡大に関わるリスク ①短期的な業績に与える影響に関わるリスク 2020年初頭から全世界規模で感染が拡大した新型コロナウイルス感染症のように、未知の疫病の世界的な拡大が将来発生した場合には、各国政府による入境制限や移動の制限・自粛要請といった人の移動に関する規制の発動や、企業や利用者の感染防止を目的とした自発的な航空機利用の回避により、航空旅客需要は大幅に減少する可能性があります。当社グループが営む航空運送事業は、航空機材費や人件費等の固定費比率が高いことから、短期的な需要の急減は、当社グループを含む航空運送事業者の業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ②中長期的な事業環境の変化に関わるリスク 新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、一時的に人の移動が大きく制限を受けたことにより、ITを活用し、移動を伴わず非対面での働き方が社会に広く浸透しております。こうした社会・行動様式の変化により、航空機を使った業務渡航の需要に変化が生じることで、当社グループが営む航空運送事業の事業戦略への影響が拡大する可能性があります。 当社グループでは、LCC事業やマイル・ライフ・インフラ領域を強化するポートフォリオ変革を進め、事業リスクの分散を進めております。また、旅客機に加えて貨物専用機も保有する等により、世界的な疫病の蔓延拡大により、旅客需要が減少した状況においても、貨物需要へ積極的に応じることのできる体制を強化しております。 (8)法的規制・訴訟に関わるリスク 当社グループの事業は、様々な側面において、国際的な規制ならびに政府および地方自治体レベルの法令および規則に基づく規制に服しています。これらの規制の変化等により、当社グループの事業がさらに規制され、また、大幅な費用の増加が必要となる可能性があります。 ①法的規制に関わるリスク 当社グループは、航空法をはじめとする航空事業関連法令、二国間航空協定を含む条約その他の国際的取り決め、独占禁止法その他諸外国の類似の法令、ならびに着陸料等の公租公課等の定めに基づき事業を行っておりますが、これらに変更が生じた場合や、法令に基づき耐空性改善通報等が発出された場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、羽田空港等、当社グループの航空運送事業において重要な位置付けをもつ空港における発着枠の割当て等が、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 当社グループは、公正な競争環境が確保されるよう、国土交通省をはじめ国内外の関係当局等に対して要望しております。 ②訴訟に関わるリスク 当社グループは事業活動に関して各種の訴訟に巻き込まれるおそれがあり、これらが当社グループの事業または業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは訴訟の提起等を受けており、事態の進展によっては、追加的な支出や引当金の計上により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、重大なリスクとなり得る法令違反および競争阻害行為等の防止に万全を期すべく、全社員および役員に対してコンプライアンス遵守を徹底させるべく、教育・啓発活動等に努めております。 (9)IT(情報システム)、顧客情報の取り扱いに関わるリスク 当社グループは、業務の多くを情報システムに依存しています。コンピュータ・プログラムの不具合やコンピュータ・ウィルス等のサイバー攻撃によって情報システムに様々な障害が生じた場合には、重要なデータの喪失に加えて、航空機の運航に支障が生じる等、当社グループの経営に影響を及ぼす可能性があります。また、情報システムを支える電力、通信回線等のインフラや、メールコミュニケーション等の当社が利用するクラウドサービスに大規模な障害が発生した場合、当社グループの業務に重大な支障をきたす可能性があります。 また、当社グループが保有する顧客の個人情報が取り扱い不備または不正アクセス等により漏洩した場合には、当社グループの事業、システムまたはブランドに対する社会的評価が傷つけられ、顧客および市場の信頼が低下して、当社グループの事業運営や業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、情報セキュリティに関する国際規格の認証(ISO27001)の取得・維持をグループ内で推進し、全社の情報セキュリティ品質向上に努めています。具体的な活動として、グループ全社員の情報セキュリティ・個人情報保護に対する意識やリテラシーの向上を目的に、個人情報の取り扱いに関する教育や標的型メールの攻撃訓練を定期的に実施しております。また24時間365日体制で不正アクセスやウイルス感染などの脅威を監視し、インシデント発生時にはサイバーインシデントへの対応体制を構築し、迅速な対応と再発防止等を行っております。なお、個人情報の漏洩に備えた保険にも加入しております。 (10)人材・労務に関わるリスク 当社グループの事業運営には、航空機の運航に関連して法律上要求される国家資格を始めとする各種の資格や技能を有する人材の確保が必要ですが、当社グループの従業員がその業務に必要なこれらの資格や技能を取得するまでには相応の期間を要することから、当社グループが想定する人員体制を必要な時期に確保できない場合には、当社グループの事業運営が影響を受ける可能性があります。 また、当社グループの社員の多くは労働組合に所属しておりますが、当社グループの従業員による集団的なストライキ等の労働争議が発生した場合には、当社グループの航空機の運航が影響を受ける可能性があります。 当社グループでは、採用競争力の向上、離職率の低減に努めるとともに、良好な労使関係の維持に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)15,850字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度(2025年4月1日〜2026年3月31日)における経営環境を概括すると、日本および米国をはじめとする世界主要国経済は、不安定な世界情勢の中でも概ね緩やかな成長を持続しました。こうした経済情勢を踏まえ、国際旅客の売上については、好調なインバウンド需要が継続する中で日本発ビジネス需要も当初の見込みを上回る回復基調にあることから、旅客数を大きく伸ばし順調に推移しました。国内旅客の売上についても、各種キャンペーンを実施し需要喚起に取り組んだ結果、前年同期比で旅客数を大きく伸ばし、堅調に推移しました。費用に関しては、円安が進む中、費用削減に努めることで費用の増加を抑えられております。 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ①財政状態及び経営成績の状況 当社グループは、コロナ禍の経験から事業ポートフォリオを再構築すべく、特に非航空事業領域での新たなビジネスの創造およびグループ全体の利益拡大を目指し、事業構造改革を推進してまいりました。中期経営計画最終年度である今年度は、非航空事業の利益拡大、「フルサービスキャリア事業」、「マイル/金融・コマース事業」およびその他の事業における増収増益により、EBIT目標2,000億円を上回る水準を達成しております。 特に「LCC事業」では、国際線中長距離LCCであるZIPAIRを中心に成田空港からのネットワークを拡充し、「マイル/金融・コマース事業」では、マイルをよりたまりやすく使いやすくするサービスを拡大しております。人的資本経営については、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)に取り組む企業を認定・表彰する日本最大のアワード「D&I AWARD 2025」において、従業員数3,001人以上の企業部門で最上位賞にあたる「D&I AWARD大賞」を、航空会社として初めて受賞しました。また、同認定において、2021年より5年連続で最高評価の「ベストワークプレイス」に認定されました。今後も多様な人財がさまざまなフィールドで活躍できる環境を整え、新たな価値創造を実現してまいります。 GXについては、最新鋭の省燃費機材エアバスA350-1000型機の導入による環境に配慮したフライトの実施や、2025年5月より、国産SAF(持続可能な航空燃料)の使用を始めております。今後もSAFの利用拡大に社会やお客さまとともに取り組むなど、気候変動への対応と事業成長の両立を実現してまいります。 また、航空業界において高い保安管理水準を達成していることを認められ、国際航空運送協会(IATA)から航空保安管理における国際認証において「Operating(レベル2)」を取得したほか、当社の提供するサービスが世界最高品質であると評価され、APEX主催の「2025 APEX EXPO」において、日本の航空会社として唯一、5年連続で「WORLD CLASS™」に、SKYTRAX社による「ワールド・エアライン・スター・レイティング」においては、最高評価「5スター」に9年連続で認定されるなど、企業価値向上に取り組む姿勢をご評価いただいております。 当社グループは3月2日に新たな成長戦略である「JALグループ経営ビジョン2035」を発表いたしました。今後は、2030年度のEBIT目標3,000億円、そして2035年度のEBIT目標3,500億円の達成に向け、事業ポートフォリオ変革を推進してまいります。 特に国際路線事業および「マイル/金融・コマース事業」の成長・利益の拡大を柱とし、国際路線事業については、「フルサービスキャリア事業」においての機材大型化、中長距離機材の増機により国際線を拡大してまいります。また、「LCC事業」では国際線中長距離LCCであるZIPAIRを中心に、成田空港からのネットワーク拡充により国際線の規模を拡大してまいります。貨物事業では大型貨物機増強や高付加価値貨物輸送拡大により、貨物機ネットワークを拡充してまいります。「マイル/金融・コマース事業」では、国内外での異業種提携先の拡大や戦略投資等により、事業を更に拡大してまいります。 一方、国内路線事業では、燃油サーチャージ導入や競合他社との協業、業界横断での需給バランスの改善等により、早期に利益率を高め、重要な社会インフラとしてサステナブルな国内線ネットワークを確立してまいります。 a.財政状態 当連結会計年度末における資産については、前連結会計年度末に比べ4,038億円増加し、3兆1,987億円となりました。負債については、前連結会計年度末に比べ857億円増加の1兆8,639億円となりました。資本については、前連結会計年度末に比べ3,180億円増加の1兆3,347億円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度における売上収益は2兆125億円(前年同期比9.1%増加)、営業費用は1兆8,340億円(前年同期比8.3%増加)となり、財務・法人所得税前利益(当社は、当期利益から法人所得税費用、利息およびその他の財務収益・費用を除いた「財務・法人所得税前利益」をEBITと定義しております。以下「EBIT」という。)は2,180億円(前年同期比26.4%増加)、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,376億円(前年同期比28.6%増加)となりました。 セグメントの経営成績は、次のとおりです。 <フルサービスキャリア事業> 当連結会計年度におけるフルサービスキャリア事業の経営成績については、売上収益は1兆5,874億円(前年同期比9.3%増加)、EBITは1,450億円(前年同期比30.5%増加)となりました。(売上収益およびEBITはセグメント間連結消去前数値です。) フルサービスキャリア事業の売上収益は、次のとおりです。 項目   前連結会計年度 (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   対前年同期比 フルサービスキャリア事業売上収益  (億円)   14,518   15,874   109.3% 国際線   8,298   9,180   110.6% 旅客収入 (億円)   6,965   7,600   109.1% 貨物郵便収入 (億円)   1,316   1,562   118.7% 手荷物収入 (億円)   16   16   100.9% 国内線   6,036   6,431   106.5% 旅客収入 (億円)   5,716   6,091   106.6% 貨物郵便収入 (億円)   314   334   106.3% 手荷物収入 (億円)   4   4   100.5% その他 (億円)   183   262   143.1% (注)金額については切捨処理、比率については四捨五入処理しております。 輸送実績(フルサービスキャリア)は次のとおりです。 項目   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   対前年同期比 (利用率は  ポイント差) 国際線 有償旅客数   (人)   7,584,536   8,008,848   105.6% 有償旅客キロ   (千人・キロ)   41,916,181   45,305,343   108.1% 有効座席キロ   (千席・キロ)   49,971,882   52,795,858   105.7% 有償座席利用率   (%)   83.9   85.8   1.9 有償貨物トン・キロ   (千トン・キロ)   2,767,480   3,220,293   116.4% 郵便トン・キロ   (千トン・キロ)   96,349   80,380   83.4% 国内線 有償旅客数   (人)   36,127,464   38,234,040   105.8% 有償旅客キロ   (千人・キロ)   27,666,782   29,272,164   105.8% 有効座席キロ   (千席・キロ)   35,082,824   34,889,514   99.4% 有償座席利用率   (%)   78.9   83.9   5.0 有償貨物トン・キロ   (千トン・キロ)   305,220   311,132   101.9% 郵便トン・キロ   (千トン・キロ)   21,676   23,728   109.5% 合計 有償旅客数   (人)   43,712,000   46,242,888   105.8% 有償旅客キロ   (千人・キロ)   69,582,964   74,577,508   107.2% 有効座席キロ   (千席・キロ)   85,054,706   87,685,373   103.1% 有償座席利用率   (%)   81.8   85.1   3.2 有償貨物トン・キロ   (千トン・キロ)   3,072,701   3,531,425   114.9% 郵便トン・キロ   (千トン・キロ)   118,025   104,109   88.2% (注)1.旅客キロは、各区間有償旅客数(人)に当該区間距離(キロ)を乗じたものであり、座席キロは、 各区間有効座席数(席)に当該区間距離(キロ)を乗じたものです。輸送量(トン・キロ)は、 各区間輸送量(トン)に当該区間距離(キロ)を乗じたものです。 2.区間距離は、IATA(国際航空運送協会)、ICAO(国際民間航空機関)の統計資料に準じた算出基準の大圏距離方式で算出しております。 3.フルサービスキャリア(国際線):日本航空(株)、日本トランスオーシャン航空(株) フルサービスキャリア(国内線):日本航空(株)、(株)ジェイエア、 日本エアコミューター(株)、(株)北海道エアシステム、 日本トランスオーシャン航空(株)、 琉球エアーコミューター(株) 4.数字については切捨処理、比率については四捨五入処理しております。 当連結会計年度では前年同期比で大幅な増収・増益となっております。 国際旅客では、引き続き好調なインバウンド需要に加え、日本発ビジネス需要の計画を上回る回復により、旅客数・単価が前年より大きく増加しております。2026年1月より新たに成田=デリー線を開設したほか、最新鋭機材エアバスA350-1000型機を羽田=パリ線を含む5路線12便において毎日運航するなど、お客さまの利便性の向上、さらなる収益拡大に努めております。さらには、当社グループ会社である日本トランスオーシャン航空は、2026年2月より沖縄=台北線を就航しております。また、3月の中東情勢悪化による中東における外国航空会社の運休の影響をうけ、当社欧州線直行便への代替需要やインド発北米行きの乗り継ぎ需要を積極的に取り込んだことにより、運休となったドーハ線を上回る収益を確保することができております。 国内旅客では、事業環境が厳しい中でも、各種キャンペーンを実施し需要喚起に取り組んだ結果、旅客数、収入とも前年同期比で増加しました。大阪・関西万博を契機に、インバウンドのお客さまの地方周遊を促進したほか、航空と多様な交通手段をシームレスに繋げることを目的に、JAL MaaS「乗換案内+乗車券」サイトとJR東日本の予約サービス「えきねっと」との連携を開始するなど、日本国内の空港および事業者との協働拡大を実現しております。 国際貨物は、自社貨物機に加え、カリッタ航空の大型貨物機を活用した米国線の定期貨物便の運航により、成長著しいアジア=北米間の貨物需要獲得に注力、加えて医薬品やAI・EV関連部品等の高単価貨物の獲得を強化した結果、物量・単価共前年を大きく上回り、大幅な増収を達成しました。また、JR東日本グループと連携した新幹線と航空機を組み合わせたワンストップ輸送サービス「JAL de はこビュン」のサービスを開始し、地域産品の海外輸出促進にも取り組みました。さらに、カーゴルクス航空とのパートナーシップを強化し、2026年度からの欧州の貨物便ネットワーク強化に向けた準備を進めました。国内貨物は、総需要が伸び悩むなか、新規需要獲得に向け、保安検査代行などの新サービスや荷主等へのセミナーを積極的に実施しました。また、ヤマトホールディングス株式会社との貨物専用機の運航便数を増やし、物流を通じた社会課題の解決に取り組み、収入は前年を上回りました。 <LCC事業> 当連結会計年度におけるLCC事業の経営成績については、売上収益は1,149億円(前年同期比10.4%増加)、EBITは96億円(前年同期比17.1%減少)となりました。(売上収益およびEBITはセグメント間連結消去前数値です。) LCC事業の売上収益は、次のとおりです。 項目   前連結会計年度 (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日)   対前年同期比 LCC事業売上収益  (億円)   1,041   1,149   110.4% 国際線 旅客収入 (億円)   855   965   112.9% 国内線 旅客収入 (億円)   33   19   57.2% その他 (億円)   152   164   107.7% (注)金額については切捨処理、比率については四捨五入処理しております。 輸送実績(LCC)は、次のとおりです。 項目   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   対前年同期比 (利用率は  ポイント差) ZIPAIR 有償旅客数   (人)   1,355,805   1,380,861   101.8% 有償旅客キロ   (千人・キロ)   7,718,287   8,190,437   106.1% 有効座席キロ   (千席・キロ)   9,106,383   10,535,650   115.7% 有償座席利用率   (%)   84.8   77.7   △7.0 スプリング・ジャパン 有償旅客数   (人)   1,012,718   1,068,838   105.5% 有償旅客キロ   (千人・キロ)   1,498,509   1,765,293   117.8% 有効座席キロ   (千席・キロ)   1,896,906   2,016,734   106.3% 有償座席利用率   (%)   79.0   87.5   8.5 (注)1.旅客キロは、各区間有償旅客数(人)に当該区間距離(キロ)を乗じたものであり、座席キロは、 各区間有効座席数(席)に当該区間距離(キロ)を乗じたものです。輸送量(トン・キロ)は、 各区間輸送量(トン)に当該区間距離(キロ)を乗じたものです。 2.区間距離は、IATA(国際航空運送協会)、ICAO(国際民間航空機関)の統計資料に準じた算出基準の大圏距離方式で算出しております。 3.スプリング・ジャパンの輸送実績には国際線および国内線の合計を記載しております。 4.数字については切捨処理、比率については四捨五入処理しております。 LCCマーケットの需要増加に柔軟に対応した結果、保有機数が前年と変わらない中で前年同期比で増収となりました。 国際線中長距離LCCであるZIPAIRは旺盛な渡航需要にお応えし、成田=バンコク、ソウル線およびロサンゼルス、ホノルル線の増便等を行いました。また、2026年2月から3月には観光需要を取り込むべく米国フロリダ州オーランドへの直行チャーター便(旅客便)を運航いたしました。サービス面では、2026年2月より、アジアのエアラインとして初めて、スペースX社の衛星インターネットサービス「Starlink」を搭載し、上空でも地上と同等の高速かつ安定したインターネット接続を可能としました。今後も全機全路線でのご提供に向けて段階的に搭載便を拡大してまいります。 ZIPAIRをはじめ、スプリング・ジャパン、ジェットスター・ジャパンも含めた特徴の異なるLCC3社によるネットワーク構築によりインバウンド・アウトバウンド増加に貢献するとともに、新たな人流の創出をめざしてまいります。 <マイル/金融・コマース事業> <その他> 当連結会計年度におけるマイル/金融・コマース事業の経営成績については、売上収益は2,222億円(前年同期比10.9%増加)、EBITは455億円(前年同期比19.5%増加)となりました。(売上収益およびEBITはセグメント間連結消去前数値です。) JALUXの増収ならびにマイル発行数の順調な増加により、安定的に利益を計上いたしました。 マイルについては、当社持分法適用会社である株式会社マネースクエアHDが2026年2月より日々の資産運用によりマイルを貯めることができる新プログラムを開始したほか、海外のお客さまへもマイルサービスを展開すべく、Capital OneやBilt Rewardsをはじめとする海外金融事業者との提携も開始しました。一方、マイルの償還先として「マイルde体験」のような体験型の特典を拡大するなど、償還の多様化を進めております。今後もマイルを「ためる」「つかう」シーンを拡大する「JALマイルライフ構想」を引き続き推進し、顧客層の拡大・利益成長を実現してまいります。 また、コマースでは、JALUXの航空機エンジン部品取引が引き続き好調を維持していること等により、安定的に利益を計上しております。 その他外航受託については、グランドハンドリングにおいて、2025年12月から、東京国際空港(羽田)および成田国際空港の2空港において国内で初めて、自動運転レベル4(特定条件下での完全無人運転)に対応したトーイングトラクターの実用化を開始しております。これにより、空港業務の省人化と効率化、電動車両による環境負荷低減を実現し、持続可能な空港グランドハンドリング体制を構築するとともに、外航受託を推進してまいります。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ2,611億円増加し、1兆101億円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 税引前利益2,072億円に減価償却費等の非資金項目および営業活動に係る債権・債務の加減算等を行った結果、営業活動によるキャッシュ・フロー(インフロー)は3,948億円(前年同期は3,815億円のキャッシュ・インフロー)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 固定資産の取得による支出を主因として、投資活動によるキャッシュ・フロー(アウトフロー)は△1,831億円(前年同期は△2,811億円のキャッシュ・アウトフロー)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) その他の資本性金融商品の発行による収入を主因として、財務活動によるキャッシュ・フロー(インフロー)は446億円(前年同期は△649億円のキャッシュ・アウトフロー)となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 当社グループの生産、受注及び販売に該当する業種・業態がほとんどないため、「① 財政状態及び経営成績の状況」に含めて記載しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ①重要な会計方針及び見積り 当社の連結財務諸表は、IFRSに基づき作成しております。連結財務諸表の作成に当たり、経営者の判断に基づく会計方針の選択と適用、資産・負債および収益・費用の報告金額および開示に影響を与える見積りが必要となりますが、その判断および見積りに関しては連結財務諸表作成時に入手可能な情報に基づき合理的に判断しております。しかしながら、実際の結果は、見積り特有の不確実性が伴うことから、これら見積りと異なる可能性があります。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたって採用している重要性がある会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針」に記載しております。 経営者が行った連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積りは次のとおりです。 ・収益認識 航空輸送に係る収益は、航空輸送役務の完了時に認識しております。 航空輸送に使用される予定のない航空券販売(失効見込みの未使用航空券)は、航空券の条件や過去の傾向を考慮して適切な認識のタイミングを見積り、収益認識しております。 また、当社グループは会員顧客向けのマイレージプログラム「JALマイレージバンク」を運営しており、旅客輸送サービス等の利用に応じて付与するマイルの内、将来顧客が行使することが見込まれる分を履行義務として認識し、顧客がマイルの利用に際して選択するサービスの構成割合を考慮して独立販売価格を見積り、取引価格はこれらの履行義務に対して独立販売価格の比率に基づいて配分しております。マイレージプログラムの履行義務に配分された取引価格は契約負債として認識し、マイルの利用に従い収益計上しております。 ・航空機等の減価償却費 航空機、航空機エンジン部品および客室関連資産等の各構成要素の耐用年数決定にあたり、将来の経済的使用可能予測期間を考慮して、減価償却費を算定しております。 ・非金融資産の減損 当社グループは、期末日現在の対象資産について、減損が生じている可能性を示す事象があるかを検討し、減損の兆候が存在する場合には減損損失の計上要否の検討を行っております。 ・繰延税金資産の認識 当社グループは、将来減算一時差異、未使用の繰越税額控除および繰越欠損金を利用できる課税所得が生じる可能性が高い範囲内で繰延税金資産を認識しております。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたっての見積りに関しては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び判断」に記載しております。 ②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1)財政状態 (資産合計) 当連結会計年度末における総資産は、主に現金及び現金同等物の増加により、前連結会計年度末に比べ4,038億円増加し、3兆1,987億円となりました。 (負債合計) 当連結会計年度末における負債は、主に契約負債の増加等により、前連結会計年度末に比べ857億円増加の1兆8,639億円となりました。 (資本合計) 当連結会計年度末における資本は、配当金の支払い等で減少したものの、公募永久劣後債の発行によるその他の資本性金融商品の計上および親会社の所有者に帰属する当期利益による利益剰余金の増加により、前連結会計年度末に比べ3,180億円増加の1兆3,347億円となりました。 2)経営成績 当社グループの当連結会計年度の経営成績は、収入面では、国際旅客収入(フルサービスキャリア)は引き続き好調なインバウンド需要に加え、日本発ビジネス需要の計画を上回る回復により、前年対比635億円の増収となりました。国内旅客収入(フルサービスキャリア)は、事業環境が厳しい中でも、各種キャンペーンを実施し需要喚起に取り組んだ結果、前年対比375億円の増収となりました。この結果、売上収益は2兆125億円(前年同期比9.1%増加)となりました。 費用面では、燃油費は使用量の増加等により154億円の増加、人件費は人的資本投資の増加等により350億円増加しました。営業費用全体としては1兆8,340億円(前年同期比8.3%増加)となりました。 以上の結果、当連結会計年度のEBITは2,180億円(前年同期比26.4%増加)となりました。また、親会社の所有者に帰属する当期利益は、1,376億円(前年同期比28.6%増加)となりました。 (今後の見通し) JALグループは2026年3月2日に新たな成長戦略である「JALグループ経営ビジョン2035」を発表いたしました。従来の5ヵ年の中期経営計画という枠組みを越え、10年先を見据えた現状にとらわれない抜本的な変革に挑むとともに、足元の環境変化に対しては単年度計画を実行し、機動的かつ柔軟に対応してまいります。 具体的には、国際線の増機、機材大型化といった機材投資の倍増とともに、マイル・ライフ事業への戦略投資の強化を計画しております。これにより、「事業ポートフォリオ変革」を加速し、新たな成長を実現してまいります。 一方で、ウクライナ情勢の長期化や中東情勢の緊迫による原油価格の高騰を含め、世界情勢は急速に不確実性を増しており、政治・経済の動向に依然として留意が必要な経営環境となっております。 2027年3月期は、このような厳しい環境下においても、航空・非航空事業の業績を確実に安定させ、2027年3月期の通期連結業績予想につきましては、同経営ビジョンでお示ししたとおり、連結売上収益2兆950億円、EBIT1,800億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,100億円を見込んでおります。 3)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 好調な国際旅客事業や需要喚起が奏功した国内旅客事業の伸長、および高収益なマイル/金融・コマース事業の成長により2025年度は過去最高のEBIT2,180億円を達成しました。2026年度は、フルサービスキャリア事業とLCC事業における国際旅客の増収、国内旅客の収益性向上に引き続き取り組むと共に、戦略投資を通じたマイル/金融・コマース事業を中心とした非航空領域の成長により、EBIT1,800億円を目指します。 また、中長期的には、新たな成長戦略である「JALグループ経営ビジョン2035」の実行を通じて、社会価値創出と着実な成長を実現します。円安、物価高、サプライチェーンの乱れ等によるコスト増、地政学リスクによるボラティリティの常態化等、足下で顕在化する課題に対しては単年度計画により機動的かつ柔軟に対応しながら、中長期的な成長に向けては、事業の成長機会を確実に捉える「Growth」、環境変化やリスクに柔軟に対応し航空インフラとしての持続性を高める「Sustainability」、社会価値を起点に事業領域を拡大する「Social Impact」の3軸で、環境変化に強い事業ポートフォリオを構築してまいります。 c.資本の財源及び資金の流動性 1)財務戦略の基本的な考え方 当社グループは、強固な財務体質と高い資本効率を両立しつつ、企業価値向上のために戦略的に経営資源を配分することを財務戦略の基本方針としております。 強固な財務体質の維持に関しては、格付評価上の自己資本比率の水準を45%程度に保ち、「シングルAフラット」以上の信用格付(日本の格付機関)の取得・維持を目指し、リスク耐性の強化を図ります。 同時に、持続的な成長に向けた取り組みも加速させます。設備投資に関しては、早期に新機材を導入するとともに、LCC事業領域の拡大を図り、グループとしての成長を加速します。 2)経営資源の配分に関する考え方 当社グループは、新型コロナウイルス感染拡大により甚大なる影響を受けた経験を踏まえ、適正な手元現預金の水準について検証を実施した結果、イベントリスク発生時に大きな影響を受ける旅客収入規模に応じ、航空券払戻リスクにも一定程度耐えうる水準を設定しております。リスク耐性の強化および資産効率の両立を図るべく、旅客収入の5.0~5.6カ月分(毎月末)を安定的な経営に必要な手元現預金水準(コミットメントライン含む)として確保してまいります。 成長戦略を加速するための投資を推進しつつ、配当金総額と自己株式取得額の合計額を踏まえた総還元性向について、概ね35%から50%程度の範囲となるように努めることで、企業価値向上に資する経営資源の配分に取り組んでまいります。 3)資金需要の主な内容 当社グループの資金需要は、営業活動に係る資金支出では、航空運送事業に関わる燃油費、運航施設利用費、整備費、航空販売手数料、機材費(航空機に関わる償却費、賃借料、保険料など)、サービス費(機内・ラウンジ・貨物などのサービスに関わる費用)、人件費などがあります。 また、投資活動に係る資金支出は、成長を加速させるための省燃費機材の導入等の資産投資等があります。 4)資金調達 当社グループは、事業活動の維持および将来の成長のために必要な資金について、安定的かつ機動的に確保することに努めております。 設備投資は、内部資金および外部資金を有効に活用して実施してまいります。設備投資額は営業キャッシュ・フローの範囲内とすることを原則としておりますが、十分な手元流動性の確保、資金調達手段の多様化、資本効率の向上を企図し、主要な事業資産である航空機などの調達に当たっては、金融機関からの借入、社債の発行、航空機リース等の有利子負債を一部活用しております。また、ESG投資の推進に向けては、2024年5月に当社として3回目、4回目となるトランジションボンドを発行するなど、今後もESGファイナンスを積極的に活用してまいります。 当社グループは従前から、安定的な外部資金調達能力の維持向上は重要な経営課題と認識しており、資金調達能力の源泉である強固な財務体質の維持向上に努めてまいります。また、当社は国内2社の格付機関から信用格付を取得しております。本報告書提出時点において、日本格付研究所の格付は「シングルA(安定的)」、格付投資情報センターの格付は「シングルAマイナス(安定的)」となっております。また、主要な取引先金融機関とは良好な取引関係を維持しており、健全な財務体質を有していることから、必要な運転資金、投資資金の調達に関しては問題ないと認識しています。コロナ禍を耐え抜くために機動的な資金調達を実施したことで、有利子負債残高はこの3年間で大幅に増加しましたが、2026年3月末時点においても、格付評価上の自己資本比率は40.2%(注1)、ネットD/Eレシオは△0.1倍(注2)と、航空業界においては世界最高レベルの強固な財務基盤を維持できております。 (注)1.格付評価上の自己資本比率=格付評価上の自己資本/総資産 2.格付評価上のネットD/Eレシオ=(格付評価上の有利子負債-現金及び現金同等物)/格付評価上の自己資本 d.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 JALグループでは「JALグループ経営ビジョン2035」を掲げ、その実現に向けて2030年度の経営目標を以下のとおり策定しております。 (安全・安心) 航空事故(注1)・重大インシデント(注2)「ゼロ」の実現に向け、以下をはじめとする取り組みを進めるとともに、先進テクノロジーとプロフェッショナリズムで、安全と安心を磨き続けます。 (1)飲酒問題の根絶 経営層をはじめ全社一丸となった再発防止策の徹底と定着 (2)揺れからお客さまと社員を守る運航の実現 運航・気象データを活用した揺れの予測精度向上による負傷リスクの最小化 (3)事故の教訓を心に刻み、自ら安全・安心をつくる人財の育成 日々の業務と安全をより深く結びつけるための教育の拡充 指標   2030年度までの目標   2025年度までの目標   2025年度実績 航空事故   0件   0件   3件(注3) 重大インシデント   0件   0件   1件(注4) 2025年度の実績を真摯に受け止め、再発防止策を確実に実行していきます。 (注)1.航空機の運航によって発生した人の死傷(重傷以上)、航空機の墜落、衝突または火災、航行中の航空機の損傷(大修理相当)等 2.航空事故には至らないものの、その恐れがあったと認められる事態。滑走路からの逸脱、非常脱出等 3.航空事故 (1)2025年12月8日、ジェイエアが運航する日本航空2151便において、降下中の揺れにより、お客さまが骨折した事案。 (2)2025年12月22日、日本航空057便において、巡行中の揺れにより、客室乗務員が骨折した事案。 (3)2026年3月13日、日本航空158便において、離陸上昇中に鳥衝突が発生した。この衝突による機首部の損傷について修理を進める過程で、損傷の程度が大修理を要するものであることが確認された事案。 4.重大インシデント:2025年12月11日、北海道エアシステムが運航する日本航空2823便において、丘珠空港離陸後、第2(右側)エンジンが停止した事案。 2025年度は、引き続きお客さまに心地よい安心をお届けするため、NPS(Net Promoter Score)を顧客満足度目標の指標として顧客体験の向上に取り組んでまいりました。 ご利用状況としては、国内線・国際線ともに前年度より多くのお客さまにご搭乗いただき、利用率は年間を通じて高い水準で推移しました。 こうしたなか、国内線においては、機内エンターテインメントコンテンツの拡充や地方空港での「JAL SMART AIRPORT」の展開などのサービス強化が奏功し、お客さまから高い評価をいただいた結果、NPSの経営目標を達成いたしました。 一方で国際線においては、旺盛な訪日需要の高まりのなかで、最新鋭機材エアバスA350-1000型機の導入拡大や機内サービス品質の向上などに努めたものの、お客さまの評価が伸び悩み、経営目標の達成には至りませんでした。 この結果を真摯に受け止め、お客さまの多様な価値観やニーズに対して寄り添うとともにお応えしていくことが課題と捉えています。 2026年度からは、JALグループ経営ビジョン2035の実現に向けて、顧客体験への満足に留まらず、共感を軸としたお客さまとの深く長い関係づくりに取り組み、当社への「お客さまの共感度合い」で世界No.1となることを目指します。 新ブランドスローガン「Soaring Together」のもと、国内線サービスのリニューアルやJALアプリ刷新を皮切りに、移動中や旅先・日常生活などあらゆるシーンで、お客さまに心に響く出会いと体験をお届けしてまいります。 指標   2025年度までの目標 (2021年度期初対比)   2025年度実績 (2021年度期初対比) NPS 国内線   +4.0ポイント   +4.2ポイント NPS 国際線   +4.0ポイント   △3.0ポイント (財務) これまで築き上げた高い収益性と強固な財務安定性を兼ね備えつつ、成長に向けた積極的な投資および経営資源の有効活用により常に成長し続けるために、「EBITマージン(売上高利益率)2025年度に10%以上を達成、ROIC(投資利益率)2025年度に9%を達成、EPS(1株当たり純利益)2025年度に290円レベルを達成」を目指しておりました。 中期経営計画の最終年度である2025年度の経営目標(財務)は全て達成いたしました。今後も高い収益性と強固な財務安定性を目指してまいります。 指標   2030年度までの目標   2025年度までの目標   2025年度実績 EBITマージン (売上高利益率)(注1)   10%以上   10%以上   10.8% ROIC(投資利益率)(注2)   9%   9%   9.5% EPS(1株当たり純利益)   -   290円レベル   306円 自己資本比率(注3)   45%程度   50%程度   40.3% (注)1.EBITマージン=EBIT / 売上収益 2.投資利益率(ROIC)=EBIT(税引後)/ 期首・期末固定資産(*)平均 *固定資産=棚卸資産+非流動資産-繰延税金資産-退職給付に係る資産 3.自己資本比率=親会社所有者帰属持分比率 (サステナビリティ) 環境目標について、「省燃費機材への更新」「運航の工夫」「持続可能な航空燃料(SAF)の活用」「カーボンクレジットの活用」「除去新技術を持つ企業への出資」によるCO2排出量削減と、客室・ラウンジでの新規石油由来プラスチック全廃、および貨物・空港での環境配慮素材配合への置き換えによる使い捨てプラスチック削減に取り組み、経営目標を達成しました。 地域社会目標について、多くの人々やさまざまな物の流動を創出し、航空会社の根源的な価値である輸送力を活かして、地域活性化に貢献してまいりました。 DEI推進目標について、女性社員の意思決定への参画をさらに促すとともに、多様な人財の登用と活躍を推進した結果、経営目標を達成しました。 指標   2030年度までの目標   2025年度までの目標   2025年度実績 環境   CO2削減   航空機からのCO2排出量(注1) FY2019対比△10%   総排出量921万トン未満  (2019年度実績)   913万トン※速報値 使い捨てプラスチック削減   -   客室・ラウンジ: 新規石油由来全廃 貨物・空港: 環境配慮素材配合へ100%変更   客室・ラウンジ:全廃達成 貨物・空港:100%変更達成 地域社会   国内の旅客(注2)・貨物輸送量   -   FY2019対比+10%   旅客+9% 貨物△8% 人   グループ内女性管理職比率   -   30%   31.9% (注)1.オフセットを含む 2.観光需要喚起などによる大都市圏と地方間の旅客数の増分

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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