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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

極東貿易

Kyokuto Boeki Kaisha, Limited8093 · Prime · 卸売業

総合商社型の専門商社。産業設備・素材・機械部品の3部門で、国内外のメーカー向けに販売・仲介・技術サービスを展開。

概要

極東貿易は1947年に三井物産の機械部門から独立して創業した総合商社である。機械・金属・化学品・食品など幅広い分野を扱い、特に産業機械やプラント輸出に強みを持つ。2025年3月期の連結売上高は530億円、営業利益率は3.77%、従業員数は659名。国内に加え米国、ドイツ、中国、インド、メキシコなどに拠点を有し、中堅規模ながら独自の専門性を維持している。近年はM&Aにより製造機能を持つ子会社をグループに加え、商社とものづくりの両輪で事業を展開する。

産業設備・素材・部品の三部門で稼ぐ収益構造

極東貿易の連結売上高は産業設備関連、産業素材関連、機械部品関連の三つの報告セグメントで構成される。2026年3月期の実績では、売上高645億円のうち産業設備関連が164億円(25.5%)、産業素材関連が280億円(43.4%)、機械部品関連が201億円(31.1%)を占めた。部門ごとに収益性は異なり、産業設備の営業利益率は約7.2%、産業素材は約2.2%、機械部品は約3.9%である。産業素材部門は2024年に買収した株式会社三幸商会の通期寄与により前年から大幅に拡大した。一方、機械部品部門は中国・アセアンの自動車市場停滞や北米の住宅設備市場減速の影響で減益となった。この三部門のバランスが、プラント輸出から日用消費財まで幅広い需要を取り込む同社の事業基盤を支えている。

国内外に張り巡らせた18カ国・地域の拠点

極東貿易は創業間もない1956年に米国に現地法人を設立して以来、欧州、アジア、北米、中南米へと拠点網を拡大してきた。現在、連結子会社27社と関連会社10社を擁し、主な海外拠点として米国(KBK Inc.)、ドイツ(KBK Europe GmbH)、中国(極東貿易(上海)有限公司)、インド(Kyokuto Boeki India Private Limited)、メキシコ(Kyokuto Boeki Kaisha Mexico S.A. de C.V.)、ベトナム(ETO SOLUTIONS VIETNAM CO.,LTD.)がある。国内では札幌、大阪、名古屋、福岡に支店を設置し、東京本社と合わせて全国的な営業網を形成している。1994年開設の台北支店は2024年に現地子会社へ統合され、台湾市場への対応力を強化した。これらの拠点は海外メーカーとの取引橋渡しや現地顧客への技術サービスを担い、商社機能の根幹をなす。

M&Aで拡大したものづくり商社への変貌

極東貿易は1970年に日本システム工業を設立したのを皮切りに、商社機能に製造機能を融合させる路線を歩んできた。2011年以降、M&Aが加速し、株式会社ゼットアールシー・ジャパン(2011年)、サンコースプリング株式会社(2011年)、ファーレ株式会社(2012年)、オートマックス株式会社(2013年)、ヱトー株式会社(2015年)、プラント・メンテナンス株式会社(2018年)、株式会社TWD Japan(2022年)、株式会社三幸商会(2024年)、株式会社ウエルストン(2024年)などをグループに加えた。これらの子会社は特殊スプリング、精密ファスナー、樹脂加工、船舶補修部品、洋上風力発電関連など専門分野を持ち、単なる仲介ではなく「ものづくり」の力を持つ企業集団へと変貌した。2025年4月にはファーレ株式会社を吸収合併し、グループ内の統合を進めている。

業界の中での役割は総合商社型専門商社(産業設備・素材・機械部品の販売仲介・技術サービス)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
645億円
営業利益
26億円
営業利益率
4.0%
純利益
18億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
産業素材 関連部門280億円43.3%6億円2.1%
機械部品 関連部門201億円31.1%8億円4.0%
産業設備 関連部門165億円25.5%12億円7.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01産業設備関連主力

工場プラントや生産設備など、産業向けの設備機器の販売・仲介・技術サービスを提供。国内外のメーカーを顧客とし、設備投資需要に対応。

主な製品・サービス1
産業設備機器
工場プラント、生産ライン設備など、製造業向けの設備機器一式。

02産業素材関連主力

金属、化学、樹脂などの産業用素材を国内外のメーカーに販売。加工・流通を含むバリューチェーンを提供。

主な製品・サービス1
産業用素材
金属材料、化学原料、樹脂など、製造業に必要な各種素材。

03機械部品関連準主力

工作機械、産業機械向けの機械部品・工具・周辺機器の販売。メンテナンスや技術サポートも併せて提供。

主な製品・サービス1
機械部品・工具
工作機械や産業機械に使用される精密部品、切削工具、周辺機器等。

製品と技術

産業設備:プラント重電から防災計測まで

産業設備関連部門は、工場プラントや生産設備向けの機器販売・技術サービスを手がける。主力製品には海外プラント向け重電機器があり、長年にわたる納入実績を持つ。地震振動計測機器事業では、官公庁向け地震計の大型案件や鉄道分野の保守点検案件を獲得し、防災・減災需要を取り込んでいる。資源・計測器関連では、航空宇宙・防衛機器が底堅く、海洋資源探査用物理探査システムの更新・性能向上案件も受注した。また欧州において、リチウムイオン電池を用いた屋外モビリティ向けの大口案件が収益に貢献した。これらの製品は主にKBK Inc.やKBK Europe GmbHを通じて供給される。

産業素材:プラスチック・塗料・接着剤の供給網

産業素材関連部門は、金属材料、化学原料、樹脂など産業用素材の販売と加工・流通を担う。2024年に買収した三幸商会により、汎用プラスチック(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)やエンジニアリングプラスチック(ポリアミド、ポリカーボネートなど)の取扱いが拡大した。自動車向け部品・材料は北米向けを中心に好調を維持する。生活・環境関連では、航空機内装用接着剤が旺盛な需要に支えられ、構造物向け防錆塗料はデータセンターや大型物流施設の免震装置向け受注が伸びた。ヱトー株式会社のベトナム現地法人が、地域の製造業向けにこれらの素材を供給する。

機械部品:精密ファスナー・スプリング・船舶部品

機械部品関連部門は、工作機械や産業機械に用いる精密ファスナー(ねじ類)、特殊スプリング、船舶補修部品などを提供する。精密ファスナーはオートマックス株式会社が製造し、自動車や産業機械向けに供給するが、中国・アセアン市場の停滞や北米住宅設備市場の減速の影響を受けた。特殊スプリングはサンコースプリング株式会社が手がけ、価格是正などの構造改革により収益性が改善した。船舶補修部品は株式会社ウエルストンが担うが、需要低調が続く。一方、株式会社TWD Japanは洋上風力発電関連の部品・エンジニアリングを提供し、成長分野として期待される。これらの部品は高い精度とカスタマイズ性が特徴である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

半導体・電子部品商社、急拡大中

同社は卸売業に属し、半導体・電子部品や産業機器を扱う専門商社。2025年3月期売上高530億円、営業利益率3.77%で、2026年3月期は売上高645億円(前期比22%増)、営業利益率4.03%と急拡大が見込まれる。同業のリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易と競合する。半導体需要の回復や電子部品の旺盛な需要を追い風に成長しているが、利益率は依然低水準。

強み

  • 2026年3月期売上高645億円と前期比22%増、拡大基調。
  • グローバルな半導体需要回復で、電子部品商社として追い風。
  • 半導体から産業機器まで幅広く、顧客基盤が広い。
  • 営業利益率3.8%→4.0%と微増、収益性向上の兆し。

課題

  • 営業利益率4%未満と卸売業として低く、価格競争にさらされる。
  • 半導体市況の急変が業績に直結するため、安定性に欠ける。
  • 成長に伴い在庫保有量が増加、陳腐化や値下がりの懸念。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字が極東貿易

時価総額で並べると、掲載10社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18007高島276億円22.3倍
26089ウィルグループ271億円11.6倍
33388明治電機工業271億円9.5倍
42933紀文食品256億円23.2倍
58091ニチモウ219億円9.4倍
68093極東貿易217億円11.8倍
73154メディアスホールディングス178億円18.9倍
88142トーホー157億円10.0倍
97466SPK151億円10.8倍
102884ヨシムラ・フード・ホールディングス151億円16.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

三井物産解体から独立した1947年の創業

1947年7月、連合軍総司令部覚書により三井物産株式会社の解散が命じられた。これを受け、同社の機械部門営業各課および貿易部門関係者の一部が独立し、1947年11月27日に極東貿易株式会社(資本金500万円、本店東京都千代田区丸の内2丁目)を設立した。機械専門の商社として事業を開始し、翌1948年1月には札幌支店、1949年1月には大阪支店を設置するなど、国内の営業基盤を整えた。1951年には名古屋・福岡の各支店も開設し、全国展開の礎を築いた。

戦後復興期の海外拠点開設(1956-1965)

1956年4月、米国に現地法人「Far East Mercantile Corp.」(現KBK Inc.)を設立し、海外直接拠点を初めて持った。1958年10月にはドイツに「Far East Mercantile GmbH」(現KBK Europe GmbH)を設立し、欧州での事業基盤を強化した。1964年10月にはロンドン支店を開設(後に2003年閉鎖)。1965年10月、本店を現在の東京都千代田区大手町2丁目に移転した。これらの海外拠点は、戦後の復興需要を取り込むとともに、欧米の先進技術や機械を日本に導入する役割を果たした。

子会社設立と東証上場(1970-1987)

1970年9月、のちに連結子会社となる「日本システム工業株式会社」を設立し、自社内にシステムエンジニアリング機能を持たせた。1987年3月、東京証券取引所市場第2部に株式を上場し、資本市場からの資金調達が可能となった。この間、商社としての取扱分野を機械から金属・化学品・食品へと拡大し、総合商社への脱皮を図った。上場により信頼性が高まり、その後20年以上にわたる成長の基盤が整った。

アジア進出と東証一部指定(1994-2000)

1994年9月、台北支店を設置し、台湾市場への本格参入を果たした。1997年5月には上海に現地法人「極東貿易(上海)有限公司」を設立し、中国大陸でのビジネスを本格化させた。2000年3月、東京証券取引所市場第1部銘柄に指定され、株式の流動性と信用力が向上した。この時期、アジア経済の成長を取り込み、売上高は拡大基調を続けた。2003年12月にはロンドン支店を廃止し、既存のKBK Europe GmbHに統合することで、欧州事業の効率化を図った。

積極的なM&Aによるグループ拡大(2011-2015)

2011年1月に株式会社ゼットアールシー・ジャパン、同年11月にサンコースプリング株式会社の全株式を取得し、それぞれ連結子会社化した。2012年11月にはファーレ株式会社、2013年4月にはオートマックス株式会社を買収し、機械部品・精密加工の製造能力を高めた。2015年にはヱトー株式会社の株式59.5%を取得し、同年9月に完全子会社化。また2015年4月にはメキシコに現地法人を設立し、北米市場の開拓を進めた。これらのM&Aにより、グループの売上高は2016年3月期に662億円と過去最高を記録した。

新領域への投資と中期計画(2018-2022)

2018年4月、プラント・メンテナンス株式会社を連結子会社化し、設備保全事業を強化した。2020年3月、インド子会社の商号を「Kyokuto Boeki India Private Limited」に変更した。2022年1月には株式会社TWD Japanを設立(出資比率70%、後に完全子会社化)し、洋上風力発電分野に参入した。2022年4月、東京証券取引所の市場区分再編に伴いプライム市場に移行。同年開始した中期経営計画「KBKプラスワン2025」では、経常利益目標19億円、ROE5.4%を掲げ、新分野への投資と株主還元を推進した。

さらなる買収と組織再編(2023-2025)

2023年12月、ヱトー株式会社がベトナムに現地法人を設立し、ASEAN地域でのプレゼンスを拡大した。2024年4月、台北支店を現地子会社に統合し「衛藤極貿實業股份有限公司」に商号変更。同年10月、株式会社三幸商会を買収し、汎用プラスチック・エンジニアリングプラスチック事業をグループに加えた。同年11月には株式会社ウエルストンおよびG&P TECH JAPAN株式会社を、さらにTWD Japanの残り株式を取得し完全子会社化した。2025年4月、ファーレ株式会社を吸収合併し、グループ内の重複を解消した。これにより、防災・防衛・エネルギー・モビリティ・半導体の5分野に経営資源を集中する体制が整った。

年表34件を開く

1940年代

  • 1947年7月連合軍総司令部覚書により、三井物産株式会社は解散を命ぜられたため、同社機械部門営業各課並びに貿易部門関係者の一部が同社より独立し創設
  • 1947年11月創業極東貿易株式会社(資本金500万円、本店 東京都千代田区丸の内2丁目2番地)の商号をもって1947年11月27日に設立し、機械専門の商社として事業を開始
  • 1948年1月札幌支店を設置
  • 1949年1月大阪支店を設置

1950年代

  • 1951年1月名古屋、福岡の各支店を設置
  • 1956年4月米国に現地法人「Far East Mercantile Corp.」(現・連結子会社「KBK Inc.」)を設立
  • 1958年10月ドイツに現地法人「Far East Mercantile GmbH」(現・連結子会社「KBK Europe GmbH」)を設立

1960年代

  • 1964年10月ロンドン支店を設置
  • 1965年10月本店を、現在地(東京都千代田区大手町2丁目2番1号)に移転

1970年代

  • 1970年9月「日本システム工業株式会社」(現・連結子会社)を設立

1980年代

  • 1987年3月上場東京証券取引所市場第2部へ株式上場

1990年代

  • 1994年9月台北支店を設置
  • 1997年5月上海に現地法人「極東貿易(上海)有限公司」(現・連結子会社)を設立

2000年代

  • 2000年3月東京証券取引所市場第1部銘柄に指定
  • 2003年12月M&Aロンドン支店を廃止、「KBK Europe GmbH」に統合
  • 2008年4月インドに現地法人「Kyokuto Trading(India)Private Limited」(現・連結子会社「Kyokuto Boeki India Private Limited」)を設立
  • 2009年4月「KBKスチールプロダクツ株式会社」(現・連結子会社)を設立

2010年代

  • 2011年1月M&A「株式会社ゼットアールシー・ジャパン」(現・連結子会社)の全株式を取得し子会社化
  • 2011年11月M&A「サンコースプリング株式会社」(現・連結子会社)の全株式を取得し子会社化
  • 2012年11月M&A「ファーレ株式会社」の全株式を取得し子会社化
  • 2013年4月M&A「オートマックス株式会社」(現・連結子会社)の全株式を取得し子会社化
  • 2015年4月メキシコに現地法人「Kyokuto Boeki Kaisha Mexico S.A. de C.V.」(現・連結子会社)を設立
  • 2015年5月M&A「ヱトー株式会社」(現・連結子会社)の株式(59.5%)を取得し子会社化
  • 2015年9月M&A「ヱトー株式会社」の株式追加取得並びに「ヱトー株式会社」による自己株式取得により完全子会社化
  • 2018年4月M&A「プラント・メンテナンス株式会社」(現・連結子会社)の全株式を取得し子会社化

2020年代

  • 2020年3月子会社の「Kyokuto Trading(India) Private Limited」の商号を「Kyokuto Boeki India Private Limited」と改称。
  • 2022年1月「株式会社TWD Japan」(現・連結子会社)を設立(設立時出資比率70%)
  • 2022年4月東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年12月「ヱトー株式会社」がベトナムに現地法人「ETO SOLUTIONS VIETNAM CO.,LTD.」(現・連結子会社)を設立
  • 2024年4月M&A台北支店を、「衛藤實業股份有限公司」(現・連結子会社)に統合し、商号を「衛藤極貿實業股份有限公司」に変更
  • 2024年10月M&A「株式会社三幸商会」(現・連結子会社)の全株式を取得し子会社化
  • 2024年11月M&A「ヱトー株式会社」が「株式会社ウエルストン」(現・連結子会社)並びに「G&P TECH JAPAN株式会社」(現・連結子会社)の全株式を取得し子会社化
  • 2024年11月M&A「株式会社TWD Japan」の株式を追加取得し、完全子会社化
  • 2025年4月M&A連結子会社「ファーレ株式会社」を吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結営業利益2029年3月期まで35億円
  • ROE2029年3月期まで8%以上
  • ROIC2029年3月期まで7%以上
  • M&A等投資枠2029年3月期まで3カ年で50億円以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業ポートフォリオの最適化

    ROICを軸とした事業評価を全社に浸透させ、低収益事業の構造改革や資産圧縮を進め、創出した経営資源を防災、防衛、エネルギー、モビリティ、半導体の5つの重点領域へ集中投下し、売上高の伸長と資本効率の向上を両立させる。

  2. 02

    戦略的M&Aの推進とPMI強化

    非連続な成長を実現するため、3ヵ年で50億円以上の投資枠を活用し、重点領域を補完・拡張する戦略的M&Aを継続するとともに、PMIプロセスを標準化しグループシナジーの早期最大化を図る。

  3. 03

    グローバル成長エリアへの集中投資

    地政学リスクに対応し、成長著しい東南アジア・インドや堅調な需要が見込まれる米州へ経営資源を集中させ、現地優良パートナーとの協業や現地人材登用(ローカリゼーション)を推進し、各地域に根ざした強固な収益基盤を確立する。

  4. 04

    人材・組織の強化とダイバーシティ推進

    次世代リーダーの計画的な育成や多様な人材が能力を発揮できる人事・評価制度を構築し、ワークライフバランスの推進や女性管理職登用拡大により従業員エンゲージメントを高め、「自律型プロ集団」を形成する。

  5. 05

    DXによる業務改革とインテリジェンス経営

    全社基幹システムの刷新やデータ活用基盤の整備により業務プロセスを徹底的に効率化し、データに基づく迅速な意思決定を実現する。これにより顧客ニーズへ柔軟かつ迅速に対応できる強靭な組織体制を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で659人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は869万円で、9期前と比べて+20.3%平均年齢は45.0歳、平均勤続年数は18.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月629
2018年3月634
2019年3月72244.019.0662
2020年3月74544.020.0652
2021年3月76245.020.0633
2022年3月76745.021.0595
2023年3月77346.021.0602
2024年3月77046.021.0589
2025年3月77545.020.0648309
2026年3月86945.018.0659395

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社27(国内 16 / 海外 11、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本店 — 神奈川県 横浜市1,094百万円
機械部品 関連部門
本店・営業所 — 神奈川県 横浜市285百万円
機械部品 関連部門
本店 — 愛知県 名古屋市250百万円
産業素材 関連部門
本店・支店 — 東京都 千代田区他38百万円
社宅・寮 — 千葉県鴨川市他35百万円
本店・駐在員事務所 — Indianapolis2百万円
産業素材 関連部門
主な関係会社
  • 国内
    オートマックス株式会社
    東京都板橋区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    プラント・メンテナンス 株式会社
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本システム工業株式会社
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社TWD Japan
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    KBK EUROPE GmbH
    ドイツ デュッセルドルフ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Kyokuto Boeki India Private Limited
    インド チェンナイ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 ゼットアールシー・ジャパン
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    KBKスチールプロダクツ 株式会社
    神奈川県平塚市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    KBK Inc
    アメリカ合衆国 インディアナ州 インディアナポリス市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    極東貿易(上海)有限公司
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Kyokuto Boeki Kaisha Mexico, S.A. de C.V.
    メキシコ シラオ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    サンコースプリング株式会社
    神奈川県横浜市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社15社を開く
  • ヱトー株式会社(注)2,3神奈川県横浜市100%
  • ETO PRECISION(MALAYSIA) SDN.BHD.マレーシア セランゴール100%
  • ETO KBK PRECISION OF TAIWAN CO., LTD.台湾 台北100%
  • SIAM ETO CO., LTD.タイ バンコク100%
  • ETO(HONG KONG) CO., LTD.香港100%
  • ETO(SHANGHAI) INTERNATIONAL CO., LTD.中華人民共和国 上海市100%
  • ETO INTERNATIONAL TRADE (DALIANFTZ) CO., LTD.中華人民共和国 大連市100%
  • ETO SOLUTIONS VIETNAM CO., LTD.ベトナム ハノイ100%
  • 株式会社ウエルストン東京都世田谷区100%
  • G&P TECH JAPAN株式会社東京都品川区100%
  • 株式会社三幸商会(注)2,3名古屋市千種区100%
  • 三幸貿易(香港)有限公司香港100%
  • 三幸貿易(上海)有限公司中華人民共和国 上海市100%
  • Sanko Trading(Vietnam)Co.,Ltd.ベトナム ハノイ100%
  • Sanko Trading Thai Commerce Co.,Ltd.タイ バンコク100%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    音響通信装置一式買入
    海上保安庁 · 2019-11-14
    400万円
  • 調達
    令和5年度 横浜技調桟橋動態観測機器点検整備
    国土交通省 · 2023-07-31
    310万円
  • 調達
    レーザー距離計他購入
    国土交通省 · 2021-12-23
    305万円
  • 調達
    東京港大井ふ頭桟橋動態観測機器修理業務
    国土交通省 · 2015-09-03
    295万円
  • 調達
    レーザー距離計外購入
    国土交通省 · 2020-12-15
    279万円
  • 調達
    【東北地整 湯沢】レーザー距離計ほか購入
    国土交通省 · 2019-10-04
    270万円
  • 調達
    【福島】レーザー距離計外購入
    国土交通省 · 2019-12-12
    270万円
  • 調達
    再公告 熱硬化性CFRPプリプレグ
    防衛省 · 2025-01-20
    126万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は645億円営業利益26億円前期と比べると増収増益で、売上が+21.7%、利益が+30.0%。

売上高
+21.7%
645億円
営業利益
+30.0%
26億円
純利益
-51.4%
18億円
営業利益率
4.0%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高660億円645億円
営業利益23億円26億円
純利益25億円18億円
1株あたり配当¥74¥74

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は155億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+53.5%、営業利益は+300.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1194
2024年1Q10111.02
2024年2Q10122.03
2024年3Q10732.82
2024年4Q1285
2025年2Q21383.88
2025年4Q317123.829
2026年2Q318134.19
2026年4Q327134.09
2027年1Q15542.66

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は416億円から645億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は4.0%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
「オートマックス株式会社」(現・連結子会社)の全株式を取得し子会社化
2013年3月41652
2014年3月4781111
「ヱトー株式会社」(現・連結子会社)の株式(59.5%)を取得し子会社化
2015年3月49098
2016年3月6621422
2017年3月5961611
「プラント・メンテナンス株式会社」(現・連結子会社)の全株式を取得し子会社化
2018年3月6211515
2019年3月6802013
2020年3月60482
2021年3月57473
「株式会社TWD Japan」(現・連結子会社)を設立(設立時出資比率70%)
2022年3月397138
「ヱトー株式会社」がベトナムに現地法人「ETO SOLUTIONS VIETNAM CO.,LTD.」(現・連結子会社)を設立
2023年3月4271510
台北支店を、「衛藤實業股份有限公司」(現・連結子会社)に統合し、商号を「衛藤極貿實業股份有限公司」に変更
2024年3月4371512
連結子会社「ファーレ株式会社」を吸収合併
2025年3月53020253.837
2026年3月64526284.018

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高645億円のうち、営業利益として残るのは26億円4.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は18億円、売上の2.8%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.6%526億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.4%93億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.0%26億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.8pt
4.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.4pt
2.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.1pt
6.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが51億円、投資CFが4億円で、差し引きのフリーCFは55億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は98億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−1042−631
2014年3月15−3−141230
2015年3月18−3−51540
2016年3月17902666
2017年3月201−172170
2018年3月114−101576
2019年3月211−212276
2020年3月9−8−1179
2021年3月60−14673
2022年3月−510−6575
2023年3月160−171678
2024年3月−104−5−671
2025年3月−8211−684
2026年3月514−435598

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は595億円。このうち返さなくてよい自己資本が318億円で、自己資本比率は53.5%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月31911920037.3
2014年3月35013721339.1
2015年3月37615522141.3
2016年3月49020328740.2
2017年3月49221727542.8
2018年3月52123328844.4
2019年3月54323331042.8
2020年3月47922125846.2
2021年3月51822329543.0
2022年3月45522622949.7
2023年3月44523620952.9
2024年3月49625723951.7
2025年3月58029428750.6
2026年3月59531827753.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
99億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
113億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
76億円
在庫として抱えている分
負債合計
277億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
54
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率284社中19位あたり、逆に低いのはROE284社中204位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.0%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.0%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
53.5%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
21.7%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.1%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,786で、1年前と比べて+7.7%過去52週の値幅のなかでは20%の位置にある。

¥1,786-1.7%1ヶ月+0.3%1年+7.7%時価総額217億円
過去52週の値幅
安値¥1,675高値¥2,227

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.8倍
PER (会社予想)8.8倍
PBR0.65倍
配当利回り4.14%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月に入り上昇基調を強め、8月14日には1854円と1カ月で5.88%上昇しました。25日移動平均線(1780円)を4.2%上回り、75日線も上回っていますが、200日線(1835円)はほぼ同水準です。52週高値2227円に対しては約16.8%下回っており、上値にはまだ距離があります。出来高は7月31日に8.7万株と急増し、その後も5万株前後で推移しています。RSIは76.9と買われすぎ圏にあり、短期的な過熱感が警戒されます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERが12.22倍と業界平均の18.16倍を下回り、PBRも0.67倍と1倍を切っています。配当利回りは3.99%と業界平均の2.92%を上回り、株主還元は手厚いです。ROEは6%と低くはないものの、直近の利益は減少しており、将来予想PERは9.1倍とさらに低く、成長への期待は限定的です。割安ではあるが収益の安定性に懸念があります。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.8倍17.9倍
PER (予想)8.8倍
PBR0.65倍1.24倍
ROE6.0%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

極東貿易の投資論点は、成長の持続性と収益性の改善が焦点。強気派は売上高の大幅拡大(2025年3月期に前年比+21%超)や営業利益率の上昇を評価し、産業機械需要の増加や新興国向けプラント輸出が追い風とみる。一方、弱気派は純利益の変動が大きく(2025年3月期37億円→2026年3月期18億円予想)、為替や市況変動の影響を受けやすいこと、営業利益率が大手商社に比べて低いことを懸念する。また、PBR0.67倍と割安に見えるが、ROE6%と資本効率が高いとは言えず、成長鈍化リスクを指摘する声もある。

プラスに働く材料7
  • 売上高の急拡大

    2025年3月期売上高530億円、前年比21%増。需要拡大を反映。

  • 営業利益率の改善

    営業利益率は2025年3月期3.77%、前年から上昇基調。

  • 割安なバリュエーション

    PBR0.67倍、予想PER12.2倍。株主還元も利回り4%超。

  • 売上高645億円と前期比21.7%増加決算発表後影響

    売上高は530億円から645億円に拡大、増収が寄与。

  • 営業利益26億円と前期比30%増加決算発表後影響

    営業利益は20億円から26億円に増加、利益率も4.03%に改善。

  • 予想PER9.1倍は実績12.22倍から大幅改善決算発表後影響

    予想PER9.1倍は実績PER12.22倍を下回り、来期の増益期待が高い。

  • 配当利回り3.99%の株主還元継続影響

    配当利回り3.99%、利回り志向の資金を呼び込む。

マイナスに働く材料7
  • 純利益の急減予想

    2026年3月期純利益18億円と前年半減予想。収益の不安定さ。

  • 低い資本効率

    ROE6%と低く、成長性に疑問。PBR割安は正当化されない可能性。

  • 市況変動の影響

    商社は市況や為替の影響を受けやすく、業績変動リスク。

  • 純利益は前期比半減の18億円決算発表後影響

    純利益は37億円から18億円に半減、最終損益が悪化。

  • 営業利益率4.03%と低い収益力継続影響

    営業利益率4.03%、売上高に比して収益力が低い。

  • ROE6%と資本効率の低さ継続影響

    ROE6%、PBR0.67倍と割安だが資本効率が課題。

  • 株価は1年で15.25%上昇し過熱感継続影響

    株価上昇率15.25%、短期的な上昇ピッチが速い。

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の改善が続くか確認。3.77%から4%超えが焦点。
純利益の推移
2026年予想の大幅減益が実績でどうなるか。
海外売上比率
海外展開の進捗と成長の持続性を測る指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり74で、前期から+5.7%いまの株価に対する利回りは4.14%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥74
1株あたり
配当利回り
4.14%
いまの株価に対して
配当性向
23.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1835.5
2018年3月2542.939.5
2019年3月2810.027.6
2020年3月309.174.2
2021年3月300.083.6
2022年3月65116.7427.1
2023年3月8225.4113.1
2024年3月9414.784.1
2025年3月70−25.196.3
2026年3月745.723.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥74

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ16,739人。区分でいちばん多いのは個人・その他58.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が33.1%を占め、残る66.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他41.746.055.558.759.858.4
金融機関24.422.926.925.427.724.8
事業法人8.68.38.68.68.38.3
外国法人24.319.06.75.12.14.5
証券会社1.13.72.22.12.03.8
自己株式5.45.35.25.12.01.0
外国人個人0.10.10.10.10.10.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.99
02みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 IHI口4.86
03株式会社三菱UFJ銀行3.30
04株式会社ニレコ2.49
05極東貿易取引先持株会2.33
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.11
07株式会社三井住友銀行1.65
08藤倉化成株式会社1.57
09大和証券株式会社1.15
10極東貿易従業員持株会1.14

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1865%、1株純資産は14期で+496%。直近期のROEは6.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月84441.833.4
2014年3月425128.75.24.9
2015年3月295805.27.816.8
2016年3月7461012.53.140.3
2017年3月336515.27.135.5
2018年3月2283,6386.610.539.5
2019年3月2003,6495.58.027.6
2020年3月353,6101.036.774.2
2021年3月453,6221.333.083.6
2022年3月641,8393.517.3427.1
2023年3月831,9124.418.2113.1
2024年3月942,0844.721.984.1
2025年3月3022,40213.55.296.3
2026年3月1522,6446.012.223.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額144百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
佐久間慎治代表取締役社長 社長執行役員 営業統括本部長63293
八田忠道取締役 常務執行役員 コーポレート統括本部長 コーポレート部門長6047
岡田義也取締役69509
藤野隆取締役7030
前田英彦取締役 常勤監査等委員6677
貝塚光啓取締役 監査等委員56
日高真理子取締役 監査等委員65
岡田晃一取締役 常務執行役員 機械部品部門長5711

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4721810627
社外取締役321217
取締役(社内)1171717

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容352字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当グループは、当社(極東貿易株式会社)、子会社27社及び関連会社10社で構成され、産業設備関連部門、産業素材関連部門、機械部品関連部門の3部門に関係する事業を主に行っております。「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 なお、極東貿易株式会社の「産業インフラソリューショングループ」は、2026年4月1日付にて「産業インフラソリューショングループ」と「航空・資源ソリューショングループ」に分割しております。以下の「事業の内容」および事業系統図は、当連結会計年度末(2026年3月31日)現在の状況に基づき記載しております。 当グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,659字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 極東貿易株式会社は、1947年の設立以来、機械関連を主体とするエンジニアリング商社として、常に国内外のニーズに対応し、先進技術や製品の取り扱いに努めてまいりました。 時代の変遷とともに、製造機能を有する事業会社のグループ入りもあり、ものづくり商社という性格もあわせ持つ企業集団として、今に至っております。 当グループは、社是である「人」を重んじ、「技術」に長じ、「信頼」を基本とする『人と技術と信頼と』という不変の精神と価値観を持ち、全てのステークホルダーの皆様とともに歩んでまいりました。 この社是のもと、経営理念として「ニーズとシーズの橋になる」を掲げております。目に見える技術だけではなく、仕組みやノウハウまでを、必要とする企業に留まらず、必要としている社会へプラスワンを提供するため、当グループは、「ニーズ」と「シーズ」を結ぶ「橋」となることによって、お取引先だけでなく、社会全体に「充実」「満足」を提供する企業集団へと進化してまいりました。 こうした社是および経営理念に基づき、当グループは新たに「中期経営計画 2028」 Beyond NEXUSを策定し、社会課題と顧客価値の創造を両立させながら、付加価値の高い提案を行うソリューションパートナーへの変革を目指します。 また、「中期経営計画 2028」Beyond NEXUSでは、この理念をさらに進化させ、10年後の「ありたい姿」を定義いたしました。経営理念の「ニーズとシーズの橋になる」という役割から、社会や顧客とのつながりの先を自ら拓く「先導役」へと変革を遂げ、事業を通じて多様化・複雑化する社会課題にソリューションを提供することで、持続可能な社会の実現と中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。 (2) 目標とする経営指標 当グループは、持続的な企業価値の向上を図るため、収益性および資本効率性の観点から経営指標の目標を定めております。 「中期経営計画 2028」Beyond NEXUSにおきましては、資本市場からの期待と本業の「稼ぐ力」をより明確に測るため、利益目標の指標を従来の経常利益から営業利益へ変更いたしました。また、株主資本コスト(7%程度)を上回るリターンを確保すべく、新たにROICを経営指標として導入し、資本効率を重視した事業運営の徹底を図ってまいります。同計画の最終年度(2029年3月期)の経営目標は以下の通りであります。 項目   2029年3月期 目標 連結営業利益   35億円 ROE   8%以上 ROIC   7%以上 M&A等投資枠   3カ年で50億円以上 これらの目標達成に向けて、当グループは財務の健全性を維持しつつ、持続的な成長投資と積極的な株主還元を実行するため、「キャッシュアロケーション」と「株主還元方針」を策定しております。 株主還元につきましては、株主の皆様への継続的な成果の還元と、企業価値の持続的向上を実現するため、適正な資本政策の下、将来の事業展開と財務状況、収益動向などを総合的に勘案した配当を実施することを基本方針としております。 当事業年度の配当につきましては、原則として減配せず、配当の維持もしくは増配を行う「累進配当」を採用し、その配当性向は50%を目途としております。次事業年度からの配当につきましては、「累進配当」を継続しつつ、一過性の損益(投資有価証券の売却益や負ののれん発生益等)を除いた調整後当期純利益を基準に、配当性向50%を目途といたします。これにより、株主還元の安定性をさらに高め、利益の成長に応じた配当を行うことで、さらなる株主価値の持続的な向上を図ります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 ①前中期経営計画「KBK プラスワン 2025」総括 中長期的な企業価値向上に向け、当グループの持続的成長と積極的な株主還元を実現させるため「KBK プラスワン 2025」では、3つの重点施策に取り組みました。1つ目の「新分野における事業展開と投資実行」においては、洋上風力発電分野やEV関連分野などへの事業拡大を果たすとともに、洋上風力発電分野の株式会社TWD Japan、汎用プラスチック・エンジニアリングプラスチック及び溶射材などを扱う株式会社三幸商会、船舶補修部品に強みを持つ株式会社ウエルストンの3社のM&Aを実現させました。2つ目の「株主価値に資する資本政策の実行」においては、ROEの改善や累進配当の導入などにより、株主価値の向上に努めました。3つ目の「“想像”し“創造”できる人材の育成」においては、研修等を通じて若手を中心に、新たな価値を創出できる人材育成に努めました。 これら重点施策の着実な進捗を背景に、前中期経営計画5か年の連結業績は売上・利益ともに順調に拡大を続け、最終年度におきましても、経常利益は目標の19億円を大きく上回る28億円を計上し、ROEにつきましても目標の5.4%を超える6.0%を達成いたしました。 ②「中期経営計画 2028」Beyond NEXUS 前中期経営計画の成果と課題を踏まえ、当グループは2027年3月期からの3ヵ年を対象とする「中期経営計画 2028」Beyond NEXUSをスタートさせます。 本計画では、政府の成長戦略と連動する「防災」「防衛」「エネルギー」「モビリティ」「半導体」の5分野を重点領域と定め、経営資源を集中いたします。また、3カ年で50億円以上のM&A等投資枠を設定し、非連続な成長を目指します。2029年3月期を最終年度とする定量目標は以下のとおりであり、中長期的な企業価値の向上を追求してまいります。 (4) 会社の対処すべき課題 当グループを取り巻く経営環境は、「脱炭素・エネルギー転換」、「地政学リスクとサプライチェーン再構築」、「デジタル化・AI活用の加速」、及び「人手不足と労働力構造変化」といったメガトレンドの渦中にあります。 これらの環境変化を的確に捉え、持続的成長と企業価値向上を実現するため、「中期経営計画 2028」Beyond NEXUSの基本方針である「ビジネスモデルの高度化と収益構造の転換」に基づき、以下の5つの重点テーマを優先的に対処すべき課題として設定し、取り組んでまいります。 ① 事業ポートフォリオ戦略 資本コストを上回るリターンを創出するため、ROICを経営の軸とした事業評価を全社に浸透させ、収益性と成長性の観点から経営資源の最適配分を行うことが喫緊の課題であります。ROICを基準とした事業評価に基づき、低収益事業の構造改革や資産圧縮に取り組みます。これにより創出した経営資源を、当社の成長を牽引する「防災」「防衛」「エネルギー」「モビリティ」「半導体」の5つの重点領域へ集中的に配分し、売上高の伸長と資本効率の向上を両立させてまいります。 ② M&A戦略 オーガニックな成長に加え、重点領域における非連続な成長を実現するため、M&Aや事業投資の実行とその後のPMIを成功させることが重要な課題です。「3ヵ年で50億円以上」の投資枠を活用し、重点領域を補完・拡張する戦略的M&Aを継続いたします。また、PMIプロセスを標準化し、グループシナジーの早期最大化を図ります。 ③ エリア・パートナー戦略 地政学リスクが顕在化するなか、グローバルサプライチェーンの変動に対応し、成長市場における確固たる事業基盤を構築することが課題です。経済成長が著しい東南アジア・インドや、堅調な需要が見込まれる米州へ経営資源を集中させます。現地の優良なパートナー企業との協業や、各拠点における現地人材の登用(ローカリゼーション)を推進することで、各地域に根ざした強固な収益基盤を確立してまいります。 ④ 人材・組織戦略 当グループの競争力の源泉である「技術力」と「提案力」を支える、高度な専門性を有する人材の確保・育成が課題です。次世代リーダーの計画的な育成や、多様なバックグラウンドを持つ人材が能力を最大限に発揮できる人事・評価制度を構築します。同時に、ワークライフバランスの推進や女性管理職の登用拡大など、従業員エンゲージメントを高める職場環境の整備に注力し、多様な才能が躍動する「自律型プロ集団」を形成します。 ⑤ DX戦略 激変する市場環境において競争優位性を確立するため、デジタル技術を活用した業務改革とデータに基づく迅速な意思決定(インテリジェンス経営)が不可欠です。全社的な基幹システムの刷新やデータ活用基盤の整備を通じ、業務プロセスの徹底的な効率化を図ります。これにより、顧客ニーズへ柔軟かつ迅速に対応できる強靭な組織体制を構築いたします。
事業等のリスク3,093字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当グループが判断したものであります。 (1) マクロ経済環境の影響によるリスク 当グループはグローバルにビジネスを展開し、売上高のうち輸出入取引と外国間取引は約5割を占めており、取扱製品、取扱サービスの販売先国、仕入先国または各地域の経済状況、景気動向および各国市場の影響を受けます。輸出入取引においては、米国の関税政策等による貿易障壁の増加によって当グループの取引品目に制約がかかる可能性も想定され、当グループの業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。また、世界的な金融引き締め、原材料価格やエネルギー価格の高騰、為替といった世界経済の動向、また地政学リスクに伴う需要の変動が、当グループの業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 為替リスク 当グループが行う輸出入取引及び外国間取引において外貨建決済を行うことに伴い、外貨レート変動のリスクがあります。これらの取引に対し為替予約によるヘッジを行っておりますが全てが回避される保証はありません。 この他、当グループの海外企業との取引により発生する販売仕入、費用、資産を含む当該外貨建ての項目は円換算されており、換算時の為替レートによりこれらの項目の円換算後の価値が影響を受ける可能性があります。 (3) 製品に関するリスク 当グループが製品を輸入し国内で販売する場合には当グループが製造物責任(PL)の責任主体とされるほか、輸出する製品についても輸出先において製品の欠陥に基づく賠償を請求される可能性があります。PL保険によりリスクヘッジを講じておりますが、最終的に負担する賠償額を全てカバーできる保証はなく、欠陥によっては賠償額が多額となることも考えられ、当グループの業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) 投資に関するリスク 当グループは、第三者との合弁事業、第三者に対する投資を通じて多様な事業分野に参入しております。しかしながら、これらの事業の進展は、当該事業のパートナーの業績や財政状態といった当グループが制御しえない要因による場合があり、その予測が困難なことがあります。その結果、当グループが重大な損失を被る可能性があり、当グループの業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5) カントリーリスク 海外との取引、投資、資本・業務提携等の海外市場への事業進出には、各国および各地域の環境、経済情勢、諸事情により、法律や規制の変更、政治不安定、不利な税制や経済要因、テロ、戦争その他の社会的混乱等に起因したリスクが想定されます。 また、当グループが事業活動を展開している各国における政治、法環境、税制の変化、労働力の確保、経済状況の変化など予期せぬ事象により、代金回収、事業の遂行等に問題が生じるおそれがあります。 (6) 競合に関するリスク 当グループが提供する商品及びサービスの市場においては、従来の競合会社に加え、近年においては特に新興国企業の技術力の進展や低価格品の流通により、競合が激化しております。このような厳しい環境の中においても、当グループは、エンジニアリング商社グループとしての技術力を一層向上し、より高い付加価値を顧客に提供することにより、当グループの収益力を強化するとともに、海外戦略やグループ戦略を軸に事業展開を拡大する方針でありますが、低価格競争や新規参入業者の増加に対して、顧客の求める競争力のある価格で商品や技術等を提供できない場合は、当グループの業績や事業展開に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7) 売上計上時期の変更及び業績の偏重に関するリスク 当グループの売上高の計上時期は、顧客の検収時期等により変動するため、当初の予定時期から変更する場合があります。特に大口の機械又は設備の納入案件及び官公庁向けの案件については、年度末となる3月に納入時期が集中する傾向にあり、3月に納入を予定していた案件の納入時期や顧客の検収時期が何らかの理由により翌期に変更となった場合、又は3月に納入を見込んでいた案件を受注できなかった場合は、当グループの当期の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8) 人材の確保に関するリスク 当グループの事業活動において、優れた人材の確保および育成は必須の要素となります。特に、エンジニアリングや先端技術の発掘などにおいて専門性の高い人材の確保が困難となった場合には、当グループの業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (9) コンプライアンスに関するリスク 当グループは事業展開する国内外において様々な法律の適用を受けるほか、事業・投資の許可、国家安全保障またはその他の理由による輸出制限、関税をはじめとするその他の輸出入規制等、様々な規制の適用を受けます。 これらの法規制遵守のための費用負担が増加する可能性があるほか、これらの法規制を遵守出来なかった場合には、罰則・罰金が科せられるとともに、事業活動が制限され信用の低下を招くことで、当グループの業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (10) 退職給付費用および債務に関するリスク 当グループの従業員退職給付費用および債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件や年金資産の長期期待運用収益率に基づいて算出されております。実際の結果が前提条件と異なる場合、または前提条件が変更された場合、一般的には、将来の費用および計上される債務に影響を及ぼします。割引率の低下や運用利回りの悪化は、当グループの業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (11) 訴訟等に関するリスク 当グループは、事業を遂行する上で、訴訟等を提起されることにより予期せぬ賠償請求を命じられる可能性があり、当グループの業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (12) 自然災害等に関するリスク 地震や台風等の自然災害、新型の感染症等が発生した場合には、事業継続計画(BCPプラン)に基づき対応してまいりますが、サプライチェーンや商品の調達、提供等に支障が生じ、当グループの事業が遅延または中断する場合も想定され、発生時には当グループの業績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (13) システムおよび情報セキュリティに関するリスク 当グループは国内外に事業を展開しており、情報システムおよびネットワークの構築・運用は大変重要であり、その依存度も高まってきております。情報システムの安全性を確保し、情報セキュリティを強化して障害対策を行うことに併せ、役職員に対してのトレーニング等も実施しております。加えて、関連規程を整備することで役職員への周知を行い、情報システムの保全と情報管理の徹底に取り組んでおります。 しかしながら、予期不能のシステム障害や外部からの不正サイバー攻撃などにより、情報システムの停止や個人情報・機密情報等が漏洩し、業務の停止や信用が失墜するなどの事態に陥ることも想定され、その場合には当グループの業績および財政状態に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,940字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当グループは、サステナブルな社会の実現と企業価値の向上を目指した中期経営計画「KBKプラスワン2025」の最終年度として、計画で掲げた戦略に沿って事業ポートフォリオの最適化を図ると共に、新規事業分野へリソースを配置するなど事業基盤の強化を着実に進めてまいりました。その結果、本計画最終年度の経常利益は、目標の19億円を大きく上回る28億46百万円となり、ROEについても目標の5.4%を超える6.0%となりました。また、昨年度に汎用プラスチック・エンジニアリングプラスチック事業を担う株式会社三幸商会及び船舶補修部品事業を担う株式会社ウエルストンの買収を実行し、当初予定していた総額50億円のM&A投資につきましても、予定通り実施いたしました。 中計最終年度目標   2026年3月期通期業績 連結経常利益   19億円   28億46百万円 ROE   5.4%   6.0% (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度(2025年4月~2026年3月)の業績は、前期に連結子会社化した株式会社三幸商会が通期で業績に寄与したことに加え、海外向けプラント機器事業や資源・計測機関連事業などが好調に推移した結果、売上高、営業利益共に前年同期比で大幅な増収増益となりました。経常利益は、営業利益の増加により伸長したものの、金利上昇による支払利息の増加及び社債発行費用の計上などにより、その伸びは限定的となりました。一方で、前期に特別利益として計上した負ののれん発生益がなくなった影響により、親会社株主に帰属する当期純利益は減少しました。なお、負ののれん発生益の影響を除いた親会社株主に帰属する当期純利益は増益となっております。 当連結会計年度の業績結果は以下のとおりです。 2025年3月期連結会計年度   2026年3月期連結会計年度   増減額 売上高   529億82百万円   645億38百万円   +115億55百万円 売上総利益   109億31百万円   118億55百万円   +9億24百万円 営業利益   20億38百万円   25億83百万円   +5億45百万円 経常利益   25億25百万円   28億46百万円   +3億21百万円 親会社株主に帰属する当期純利益   37億17百万円※   18億29百万円   △18億87百万円※ ※負ののれん発生益21億37百万円を除いた親会社株主に帰属する当期純利益は、15億80百万円となり、その増減額は、+2億49百万円となります。 セグメント業績につきましては次のとおりです。 産業設備関連部門 2025年3月期連結会計年度   2026年3月期連結会計年度   増減額 売上高   147億44百万円   164億75百万円   +17億30百万円 営業利益   10億38百万円   11億85百万円   +1億46百万円 産業インフラ関連事業は、海外プラント向け重電機器が好調を維持しました。また、地震振動計測機器事業においては、防災・減災意識の社会的な高まりを背景に、官公庁向け地震計の大型案件が売上に貢献したほか、鉄道分野における保守点検案件も着実に増加し、当事業の業績を牽引しました。 資源・計測器関連事業では、航空宇宙・防衛機器が底堅い需要を背景に伸長したほか、海洋資源探査に用いる物理探査システムの主要構成品に関する更新・性能向上案件を受注したことに加え、掘削関連案件も着実に積み重なりました。また、欧州地域におけるリチウムイオン電池事業においても、新たな屋外モビリティ向けの大口案件が収益に寄与しました。 これらの結果、営業利益は前期比で大幅な増益を達成しました。 産業素材関連部門 2025年3月期連結会計年度   2026年3月期連結会計年度   増減額 売上高   194億44百万円   279億93百万円   +85億48百万円 営業利益   1億41百万円   6億20百万円   +4億78百万円 機能素材関連事業は、前期に連結子会社化した汎用プラスチック・エンジニアリングプラスチック事業が通期で寄与したことに加え、自動車向け部品・材料も北米向けを中心に好調を維持しました。 生活・環境関連事業は、旺盛な航空機需要を背景に機内設備向け接着剤が伸長しました。加えて、構造物向け防錆塗料においても、価格改定による利益率改善と、データセンターや大型物流施設の免震装置向け受注が好調に推移しました。 費用面において、前期に計上したM&A関連の一時的な費用がなくなったことなどもあり、部門全体として大幅な増益を達成しました。 機械部品関連部門 2025年3月期連結会計年度   2026年3月期連結会計年度   増減額 売上高   187億92百万円   200億69百万円   +12億76百万円 営業利益   8億58百万円   7億91百万円   △67百万円 精密ファスナー(ねじ類)関連事業は、中国・アセアン地域における自動車メーカーの自動車市場の停滞や、北米地域におけるインフレ・高金利化を背景とした住宅設備市場の停滞の影響に加え、海外子会社の事業活動本格化に伴う販管費の増加もあり、収益が伸び悩みました。船舶補修部品事業も、需要が低調に推移しました。一方、特殊スプリング関連事業は、価格是正などの構造改革の効果により、収益性が改善しました。 これらの結果、部門全体としては増収減益となりました。 売上高、営業利益のセグメント別構成比は次のとおりです。 ① 受注及び売上等の状況 区分   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 期首受注残高(百万円)   受注高(百万円)   売上高(百万円)   期首受注残高(百万円)   受注高(百万円)   売上高(百万円)   期末受注残高(百万円) 産業設備関連部門   11,150   16,265   14,744   12,671   18,301   16,475   14,497 比率(%)           27.8           25.5 産業素材関連部門   1,404   19,101   19,444   1,060   29,342   27,993   2,409 比率(%)           36.7           43.4 機械部品関連部門   80   18,896   18,792   183   21,926   20,069   2,041 比率(%)           35.5           31.1 合計   12,635   54,263   52,982   13,916   69,570   64,538   18,948 比率(%)           100.0           100.0 (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。 ② 仕入の状況 区分   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 仕入高(百万円)   仕入高(百万円) 産業設備関連部門   10,241   12,040 産業素材関連部門   16,795   24,952 機械部品関連部門   11,938   12,780 合計   38,975   49,774 (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2) 財政状態の分析 当グループの当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ14億96百万円増加し、595億6百万円となりました。その主な要因は、受取手形・売掛金及び契約資産が18億89百万円減少、電子記録債権が10億54百万円減少したものの、投資有価証券が19億14百万円、商品及び製品が8億96百万円、前渡金が4億87百万円、それぞれ増加したことなどによるものです。 負債につきましては、前連結会計年度末に比べ9億70百万円減少し、276億83百万円となりました。その主な要因は、短期借入金が51億3百万円減少したものの、支払手形及び買掛金が10億30百万円、社債が16億円、長期借入金が4億88百万円、それぞれ増加したことなどによるものです。 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ24億66百万円増加し、318億22百万円となりました。その主な要因は、その他有価証券評価差額金が13億55百万円増加、利益剰余金が5億74百万円増加したことなどによるものです。 (3) キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ13億67百万円の増加となり98億7百万円となりました。増減要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、50億91百万円の収入(前年同期は7億98百万円の支出)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益30億77百万円を計上したこと、売上債権が30億2百万円減少したことなどによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、3億94百万円の収入(前年同期は2億45百万円の収入)となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入が3億95百万円あったことなどによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、43億37百万円の支出(前年同期は11億20百万円の収入)となりました。これは主に、短期借入金の返済による支出が52億88百万円あったことなどによるものであります。 (4) 資本の財源及び資金の流動性 当グループは、事業活動に必要な運転資金および投資資金について、主に営業活動によるキャッシュ・フローを原資としておりますが、M&Aや大規模な設備投資等の投資資金につきましては、市場環境や財務の健全性を考慮しつつ、借入等の財務活動によるキャッシュ・フローも機動的に活用する方針です。 資本コストや株価を意識した経営を実現するため、「中期経営計画 2028」Beyond NEXUSに基づく成長投資(M&A、人的資本投資等)や、資本効率向上のための機動的な株主還元(自己株式取得等)に対しては、内部資金に加え、投資有価証券の売却(縮減)により創出した資金や、金融機関からの借入等を最適なバランスで充当することとしております。 資金の流動性および財務の健全性については、主要取引金融機関との間でコミットメントライン契約及び当座貸越契約を締結しており、急な資金需要に対する十分な流動性を確保しております。また、キャッシュ・マネジメント・システム(CMS)を通じた資金の集中管理により、グループ全体の資金効率の最大化を図っております。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」及び「第5 経理の状況 2 財務諸表等 注記事項」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、経営者の会計上の見積りの判断が財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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