貿易海外2026年7月24日 (金)
トランプ政権、日本に12.5%の追加関税発動 日米合意から1年で新たな局面
米トランプ政権が7月24日、日本を含む60か国・地域に新たな追加関税を発動。日本からの輸入品には既存税率と合わせ12.5%の関税が課される。日米合意から1年、不透明感が再び強まった。
アメリカのトランプ政権は日本時間の7月24日午後1時すぎ、日本を含む主要60か国・地域を対象に新たな追加関税を発動しました。日本からの輸入品には、既存の関税率とあわせて12.5%の関税が課されることになります。これにより、日米間の関税をめぐる1年前の合意は事実上骨抜きとなり、日本企業の輸出戦略に大きな影響が出そうです。
何が起きた
トランプ政権は7月24日、貿易相手国への追加関税措置を発表し、即時に発動しました。対象は日本を含む60の国・地域で、一律ではないものの、日本からの輸入品には合計で12.5%の関税がかかります。これまで米国は一部の国に10%の追加関税を課していましたが、その措置は同日中に失効。新たな関税はより広範で、税率も引き上げられたケースがあります。日本政府は合意に反するとして抗議する構えです。
そもそも
- •米国はトランプ前政権時代から巨額の貿易赤字を理由に、日本などに追加関税を課してきた。
- •2025年7月、日米両政府は「関税率の上限を定める合意」を発表。日本からの自動車など一部品目は例外とされた。
- •しかし、その後も米国は通商法に基づく関税を拡大。2026年7月24日に10%の暫定関税が失効するのに合わせ、新たな措置が発表された。
- •新関税は「相互関税」の名目で、貿易不均衡の是正を目的としている。
- •日本は自動車、機械、電機製品など約15兆円の対米輸出があり、影響は広範囲に及ぶ。
なぜ重要か
- •日米合意が有名無実になる — 1年前に交渉で決めたルールが1年で覆された。今後の貿易交渉の信頼性が揺らぐ。
- •製造業のサプライチェーン直撃 — 自動車・同部品は対米輸出の約3割を占める。12.5%の関税は価格競争力を大きく損なう。
- •消費者物価への波及 — 関税増加分は米国消費者向け価格に転嫁される。円安も重なり、両国でインフレ圧力が強まる。
- •投資計画への冷や水 — 日本企業の米国現地生産シフトを加速させる一方で、国内設備投資マインドを冷やすリスク。
この先
- •日本政府の対応 — 抗議と再交渉の要求をどこまで強硬に打ち出すか。WTO提訴の可能性も。
- •メキシコ・カナダへの波及 — USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)の見直しにもつながるか。
- •為替市場の反応 — 関税発動で米国経済の減速懸念が強まれば、ドル高一服のきっかけになる可能性。
3行まとめ
- •米トランプ政権が日本に12.5%の新追加関税を発動、1年前の日米合意が形骸化。
- •自動車や機械など広範な輸出産業に打撃で、サプライチェーン再編を迫る。
- •日本政府は抗議の構えだが、関税引き下げには長期戦が予想される。
出典 (一次情報)
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