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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ファナック

FANUC CORPORATION6954 · Prime · 電気機器

FAの総合サプライヤとしてCNC、ロボット、ロボマシンをグローバルに提供。

概要

ファナックは、1972年に富士通のNC部門から独立した工場自動化(FA)総合メーカーである。主力のCNCシステムとサーボモータを核に、産業用ロボット、ロボマシン(ロボドリル、ロボショット、ロボカット)、レーザ加工機を開発・製造・販売する。2026年3月期の連結売上高は8,578億円、従業員数10,040人。本社は山梨県忍野村に置き、世界38カ国以上にサービス拠点を持つ。長年にわたり製造業の自動化を支え、高い収益力を維持している。

四つの事業部門の構成と売上比率

ファナックは単一事業セグメントだが、FA、ロボット、ロボマシン、サービスの4部門に区分される。FA部門はCNCシステム(CNC制御装置とサーボモータ)およびレーザ加工機で構成され、工作機械メーカー向けが中心。2026年3月期の売上高は2,084億円、全社の24.3%を占める。ロボット部門は多関節ロボットと周辺システムを含み、売上3,786億円、構成比44.1%と最大規模。ロボマシン部門は3機種(ロボドリル、ロボショット、ロボカット)からなり、売上1,296億円、15.1%。サービス部門は保守部品と修理で1,411億円、16.5%を稼ぐ。このように各部門が安定的な収益源となっている。

ロボット事業がけん引する収益構造

ファナックの収益構造はロボット部門が全体の約4割を占める。2026年3月期の部門別伸び率はロボットが前期比14.9%増と最も高く、中国のEV関連投資や一般産業需要が寄与した。FA部門は同7.0%増、サービス部門は同4.4%増と堅調である一方、ロボマシン部門は同5.8%減と低迷した。連結営業利益は1,588億円、営業利益率18.5%を達成。当期純利益は1,665億円、純利益率19.4%に相当する。2010年代後半からの自動化需要拡大により、収益基盤は高水準で推移している。

グローバルな販売・生産体制

ファナックは主要工業国に現地法人を有する。北米ではFANUC America Corporation、欧州ではFANUC Europe Corporation、韓国ではKOREA FANUC CORPORATION、台湾ではTAIWAN FANUC CORPORATION、インドではFANUC INDIA PRIVATE LIMITED、中国ではBEIJING-FANUC MechatronicsやSHANGHAI-FANUC Roboticsなどの合弁会社を設立している。生産は山梨県忍野村の本社工場を中核に、茨城県筑波工場、鹿児島県隼人工場でも行う。海外では中国に合弁生産拠点を置く。サービス拠点は世界38の国と地域に広がり、「サービスファースト」の方針で顧客サポートを提供する。

グループ企業と研究開発体制

ファナックグループは販売子会社のほか、部品製造子会社としてファナックサーボ株式会社やファナックパートロニクス株式会社を傘下に持つ。研究開発は本社地区の商品開発研究所、レーザ研究所、次世代技術研究所などで行われ、1989年に開設されたレーザ研究所は同分野の技術開発を担う。また、1984年建設の本館やCNC工場、産機工場、ロボット組立専用工場など、各工場が近接して立地し、高い生産効率を実現している。設備投資は収益力や資本効率を考慮して判断される。

「厳密と透明」の経営方針

ファナックの企業理念は「厳密と透明」である。創業以来、制御技術に特化し、「狭い路」を歩むことを標榜する。競争力の源泉はCNCとサーボの基本技術にあり、これをロボットやロボマシンに応用している。品質面では開発からアフターサービスまで全プロセスで品質向上を図り、独立した品質管理本部が統括する。また、IoT・AI技術を積極導入し、顧客の稼働率向上に貢献する。人的資本への投資やダイバーシティ推進も重要課題と位置づけている。

業界の中での役割はファクトリーオートメーション(FA)機器メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
8,578億円
営業利益
1,838億円
営業利益率
21.4%
純利益
1,665億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ロボット3,786億円44.1%
FA2,085億円24.3%
サービス1,411億円16.4%
ロボマシン1,296億円15.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01FA(工場自動化)全般主力

CNCシステム(CNCとサーボモータ)、レーザ、産業用ロボット、ロボマシン(ロボドリル、ロボショット、ロボカット)の開発・製造・販売・保守。あらゆる製造業の生産自動化に貢献。

主な製品・サービス6
CNCシステム世界シェア首位
工作機械を数値制御するコンピュータとサーボモータのシステム。高精度な加工を実現。
産業用ロボット世界シェア首位
多関節ロボットなど、組立・溶接・塗装などの工程を自動化。
ロボドリル
小型切削加工機。高効率な穴あけ・タップ加工に特化。
ロボショット
電動射出成形機。精密なプラスチック成形を実現。
ロボカット
ワイヤ放電加工機。難削材の精密加工に使用。
レーザ
レーザ加工機。切断・溶接・マーキング等に利用。

製品と技術

CNCシステムとサーボモータの基盤技術

ファナックの根幹技術であるCNCシステムは、CNC制御装置とサーボモータの組み合わせからなる。CNC制御装置は工作機械の動作指令を生成し、サーボモータが工具やテーブルを高精度に位置決めする。同社のCNCは多軸同時制御や高速・高精度加工を実現し、国内外の多くの工作機械メーカーに採用されている。サーボモータはDCからACサーボへと移行し、現在は省エネ・高出力のαiシリーズが主力である。FA部門の売上2,084億円の大部分をこのCNCシステムが占め、半導体や金型加工などにも用途を広げている。

産業用ロボットの幅広いラインアップ

ファナックの産業用ロボットは、可搬重量0.5kgから2,300kgまでの広範なラインナップを持ち、6軸多関節型が主体である。自動車産業でのスポット溶接、アーク溶接、塗装、組立に加え、一般産業では搬送、ピッキング、マシニングセンタへのワーク着脱などに使用される。制御には自社のCNC技術を応用し、高い位置決め精度と再現性を実現。2026年3月期のロボット部門売上は前期比14.9%増の3,786億円。中国向けEV関連投資が大きく寄与したほか、米州、欧州でも自動化需要を取り込んでいる。近年は協働ロボットやAIビジョンシステムの搭載も進める。

ロボマシン三機種の特長と用途

ロボマシンは、ファナックが工作機械として販売する3機種の総称である。ロボドリルは小型立形マシニングセンタで、主に非鉄金属の高速穴あけ・タップ加工に特化し、自動車部品やIT機器筐体の量産ラインで使用される。ロボショットは全電動式射出成形機で、油圧式に比べエネルギ効率が高く、精密成形が可能。2025年度に発売されたSCシリーズは型締部の設計を刷新し、大型・複雑金型にも対応、日刊工業新聞社の十大新製品賞を受賞した。ロボカットはワイヤ放電加工機で、焼入れ鋼や超硬合金などの難削材を微細加工できる。3機種合わせて1,296億円の売上を計上する。

レーザ加工機の自社一貫開発

ファナックのレーザ加工機は、炭酸ガスレーザとファイバレーザの両方式を自社開発している。切断用途では板金加工から厚板切断までカバーし、溶接では自動車ボディやバッテリパックの接合に利用される。また、マーキング機は電子部品や工具への刻印に使われる。同社の強みはレーザ発振器とNC制御を自社で一貫開発できる点にあり、加工品質と生産性の両立を実現している。1989年に本社地区にレーザ研究所を開設して以来、出力向上やビーム品質改善を続けている。FA部門の一部として販売され、工作機械メーカーや自動車部品メーカーに納入される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

電気機器のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア首位CNCシステムCNCシステムで世界トップシェアFA(工場自動化)全般
  • 世界シェア首位産業用ロボット産業用ロボットで世界トップクラスFA(工場自動化)全般

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

FA機器で世界首位級、高い収益性を誇る

ファナックは、工場自動化(FA)機器で世界トップクラスのシェアを持つ。売上高は緩やかに増加し、営業利益率は20%前後と非常に高い。同業のキオクシアやイビデンと比較すると、収益性の高さが際立つ。強みは、CNC装置や産業用ロボットにおける高い技術力と、グローバルな販売網。しかし、自動車産業や半導体市場の変動に影響を受けやすい。また、近年はEV関連やデータセンター向け需要への対応が課題。

強み

  • CNCで世界シェア約5割、ロボットでもトップクラス。
  • 営業利益率20%超えで、収益性が非常に高い。
  • 独自の制御技術で高い精度と信頼性を実現。
  • 世界に販売網を持ち、海外売上比率が高い。

課題

  • 自動車や半導体の需要変動に業績が左右される。
  • EVやデータセンター向けなど新需要への対応が急務。
  • 安価な海外メーカーとの競争が激化。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

工作機械・FAの時価総額近傍。太字がファナック

時価総額で並べると、掲載10社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
16861キーエンス19.0兆円42.5倍
26503三菱電機11.1兆円26.6倍
36752パナソニック ホールディングス10.5兆円52.9倍
46301小松製作所6.9兆円17.9倍
56954ファナック5.6兆円32.1倍
66971京セラ5.3兆円34.2倍
76273SMC4.2兆円25.2倍
86594ニデック3.0兆円23.6倍
97013IHI2.8兆円17.1倍
106504富士電機1.9兆円19.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(工作機械・FA)に従っています。

会社の歴史

沿革 25件

富士通NC部門から独立した1972年の創業

1972年5月、富士通株式会社のNC(数値制御)部門が分離独立し、富士通ファナック株式会社として設立された。資本金は20億円。当時、日本で初めて民間によるNCとサーボ機構の開発に成功してから16年後であり、独立性を高めて自動化技術に専念する狙いがあった。分離後すぐにNC装置の開発・製造・販売を本格化する。この独立が後のFA総合メーカーとしての礎となる。

技術提携によるサーボモータ事業と欧州市場への参入

1974年7月、米国ゲティス社とDCサーボモータのライセンス契約を結び、製造販売を開始した。サーボモータはCNCと組み合わせて工作機械を駆動する核心部品であり、内製化により性能向上とコスト削減を実現。翌1975年6月にはドイツ・シーメンス社と営業・技術の相互援助契約を締結し、欧州市場への足掛かりを得る。1976年5月にはドイツに現地法人FANUC SERVICE GmbH(後のFANUC FA Europe S.A.)を設立し、販売とサービス拠点を確保した。

株式上場とアジアへの進出

1976年11月、東京証券取引所市場第二部に上場。同年、米国現地法人FANUC AMERICA CORPORATIONを設立した。1978年5月には韓国貨泉機工社と共同出資でKOREA FANUC CORPORATIONを設立し、アジア初の合弁生産拠点を得た。上場による資金調達と海外展開により、事業基盤を拡大する段階に入る。国内では日野地区に商品開発研究所を新設し、技術開発力を強化した。

本社移転と生産拠点の拡充

1980年12月、東京都日野市から山梨県南都留郡忍野村へ本社機能を移転し、同時にロボットおよびNC工作機械の製造工場を建設した。この移転により一貫生産体制を整える。1982年7月には富士通ファナック株式会社からファナック株式会社に社名変更し、独立ブランドを確立。同年9月には本社地区にモータ工場を建設し、サーボモータの自社生産能力を高めた。1984年9月には本館、CNC工場、産機工場、次世代技術研究所を相次いで建設し、研究から製造までの集約を進めた。

GMとの合弁とロボット事業の拡大

1982年6月、米国ゼネラルモーターズ社との共同出資によりGMFanuc ROBOTICS CORPORATIONを設立した。GMの自動車工場向けにロボットを供給し、量産技術を獲得。これによりファナックは産業用ロボット分野で急速にシェアを拡大した。1986年3月には本社地区にロボット組立専用工場を建設し、生産能力を強化。同年11月には電動射出成形機を開発し、ロボマシン事業の第一歩を踏み出した。

東京証券取引所第一部指定と新製品開発

1983年9月、東京証券取引所市場第一部に指定替え。これにより投資家からの信用が高まり、資金調達力が向上した。1984年11月には電動射出成形機を正式に製品化し、プラスチック成形分野に参入。1985年以降、FA部門ではCNCシステムの高機能化、ロボット部門では小型から大型までのラインナップ拡充を進めた。1986年12月には台湾にTAIWAN FANUC CORPORATIONを設立し、アジアでのプレゼンスを強化した。

GEとの合弁およびインド・欧州展開

1986年12月、米国ゼネラルエレクトリック社と共同出資でGE Fanuc Automation Corporationを設立し、FA事業のグローバル展開を加速。これにより欧州と米州での販売網を拡大した。1992年8月にはインドに合弁会社FANUC INDIA PRIVATE LIMITEDを設立し、成長市場であるインドに進出。一方、1989年5月には本社地区にレーザ研究所を開設し、レーザ加工機の自社開発に乗り出した。これらの投資により事業領域を多角化した。

国内生産拠点の拡充と研究開発の強化

1988年5月、商品開発研究所を本社地区に統合し、研究開発の効率化を図った。1989年11月には茨城県に筑波工場を建設し、関東地方にも生産拠点を確保。1991年12月には鹿児島県に隼人工場を建設し、九州での生産を開始した。これにより、国内に3つの生産拠点を持つ体制が完成。各工場は主力製品や部品を分担し、リスク分散と生産最適化を実現した。1992年までのこれらの施策が、1990年代以降の成長基盤を築いた。

年表25件を開く

1970年代

  • 1972年5月創業富士通株式会社よりNC部門が分離し設立、資本金20億円
  • 1974年7月米国ゲティス社とのライセンス契約により、DCサーボモータの製造販売開始
  • 1975年6月ドイツ、シーメンス社と営業、技術に亘る相互援助契約を締結
  • 1976年5月創業ドイツに現地法人FANUC SERVICE GmbH(後のFANUC FA Europe S.A.)を設立
  • 1976年11月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1977年10月日野地区に商品開発研究所を新設
  • 1977年11月創業米国に現地法人FANUC AMERICA CORPORATIONを設立
  • 1978年5月韓国貨泉機工社との共同出資により合弁会社KOREA FANUC CORPORATIONを設立

1980年代

  • 1980年12月本社地区(山梨県忍野村)にロボットおよびNC工作機械製造工場を建設移転
  • 1981年5月M&Aファナックパートロニクス株式会社を子会社化
  • 1982年6月創業米国ゼネラル モーターズ社との共同出資によりGMFanuc ROBOTICS CORPORATIONを設立
  • 1982年7月商号変更富士通ファナック株式会社をファナック株式会社に社名変更
  • 1982年9月本社地区にモータ工場を建設
  • 1983年9月上場東京証券取引所市場第一部に上場
  • 1984年9月本社地区に本館、CNC工場、産機工場、次世代技術研究所を建設
  • 1984年10月東京都日野市より山梨県忍野村へ本店を移転
  • 1984年11月電動射出成形機を開発
  • 1986年3月本社地区にロボット組立専用工場を建設
  • 1986年12月米国ゼネラル エレクトリック社との共同出資により、GE Fanuc Automation Corporationを設立、同社の子会社であるGE Fanuc Automation Americas,Inc.およびGE Fanuc Automation Europe S.A.を順次設立
  • 1986年12月創業台湾に現地法人TAIWAN FANUC CORPORATIONを設立
  • 1988年5月商品開発研究所を本社地区に移転
  • 1989年5月本社地区にレーザ研究所を開設
  • 1989年11月茨城県に筑波工場を建設

1990年代

  • 1991年12月鹿児島県に隼人工場を建設
  • 1992年8月合弁会社 FANUC INDIA PRIVATE LIMITEDを設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    FA・ロボット・ロボマシンの一体提供

    3事業とサービスが一体となり、お客様のオートメーション推進にトータルソリューションを提供。世界中のグループが一体で対応する「one FANUC」戦略。

  2. 02

    ダウンタイム最小化と稼働率向上

    「壊れない」「壊れる前に知らせる」「壊れてもすぐ直せる」商品を開発。サービスファーストのスローガンの下、グローバルスタンダードの高度サービスを提供。

  3. 03

    研究開発と知的財産の充実

    産業オートメーションの強みを発揮できる分野に絞り込み、制御・デジタル・IoT・AI技術を積極適用。使い易さを重視した商品開発と知的財産の充実。

  4. 04

    供給責任とサプライチェーン強化

    生産拠点・サービス拠点の複数化、部品調達先の複数化、適切な在庫保有により、いかなる場合でも供給責任を果たす。

  5. 05

    人的資本充実とダイバーシティ

    働きやすい職場の実現、エンゲージメント向上、必要な人材の採用・育成への投資。多様性を受け入れ個性を尊重するダイバーシティ&インクルージョンを推進。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で10,040人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,144万円で、9期前と比べて16.1%平均年齢は40.0歳、平均勤続年数は15.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月6,738
2018年3月7,163
2019年3月1,36440.814.27,866
2020年3月1,21640.314.08,164
2021年3月1,09840.214.28,256
2022年3月1,24940.314.48,675
2023年3月1,28440.214.29,432
2024年3月1,23840.014.19,970
2025年3月1,16439.915.010,1131,570
2026年3月1,14440.015.310,0401,831

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率94.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)40.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 3 / 海外 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社事業所並びに工場 — 山梨県南都留郡忍野村及び山中湖村2,667億円
筑波工場 — 茨城県筑西市716億円
全社共通 — ルクセンブルク大公国 エヒテルナハ699億円
壬生工場 — 栃木県下都賀郡壬生町625億円
全社共通 — 米国 ミシガン州366億円
全社共通 — 韓国 慶尚南道119億円
名古屋支社 — 愛知県小牧市9,527百万円
日野支社 — 東京都日野市9,165百万円
全社共通 — 長野県茅野市5,325百万円
全社共通 — インド カルナタカ州3,869百万円
ほか14件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    FANUC America Corporation (注)1、3、7
    米国 ミシガン州
    議決権100.0%
  • 国内
    FANUC Europe Corporation (注)1、4、8
    ルクセンブルク大公国 エヒテルナハ
    議決権100.0%
  • 海外
    KOREA FANUC CORPORATION (注)5
    韓国 慶尚南道
    議決権95.0%
  • 海外
    TAIWAN FANUC CORPORATION
    台湾 台中市
    議決権100.0%
  • 海外
    FANUC INDIA PRIVATE LIMITED
    インド カルナタカ州
    議決権100.0%
  • 海外
    SHANGHAI-FANUC Robomachine CO., LTD. (注)6
    中国 上海市
    議決権51.0%
  • 国内
    ファナックパートロニクス株式会社
    長野県茅野市
    議決権100.0%
  • 国内
    ファナックサーボ株式会社
    三重県津市
    議決権100.0%
  • 海外
    BEIJING-FANUC Mechatronics CO., LTD.
    中国 北京市
    議決権50.0%
  • 海外
    SHANGHAI-FANUC Robotics CO., LTD.
    中国 上海市
    議決権50.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は8,578億円営業利益1,838億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.6%、利益が+15.7%。

売上高
+7.6%
8,578億円
営業利益
+15.7%
1,838億円
純利益
+12.8%
1,665億円
営業利益率
21.4%
前期比 +1.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高9,481億円8,578億円
営業利益2,180億円1,838億円
純利益1,980億円1,665億円
1株あたり配当¥107.09

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2,310億円、営業利益は535億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+14.5%、営業利益は+64.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2,159408
2024年1Q2,01832616.2303
2024年2Q1,96933917.2336
2024年3Q1,97840920.7344
2024年4Q1,988349
2025年2Q3,88075619.5699
2025年4Q4,09183220.3777
2026年2Q4,07686021.1798
2026年4Q4,50297821.7867
2027年1Q2,31053523.2510

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は4,984億円から8,578億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は21.4%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月4,9841,9121,205
2014年3月4,5101,7441,109
2015年3月7,2983,1202,076
2016年3月6,2342,2941,597
2017年3月5,3691,6881,277
2018年3月7,2662,4951,820
2019年3月6,3561,8351,542
2020年3月5,0831,028734
2021年3月5,5131,287940
2022年3月7,3302,1341,553
2023年3月8,5202,3131,706
2024年3月7,9531,8181,332
2025年3月7,9711,5881,96719.91,476
2026年3月8,5781,8382,27521.41,665

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高8,578億円のうち、営業利益として残るのは1,838億円21.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1,665億円、売上の19.4%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金61.7%5,293億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.9%1,447億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益21.4%1,838億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
38.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+14.6pt
21.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+13.5pt
19.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.3pt
9.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが2,509億円、投資CFが−564億円で、差し引きのフリーCFは1,945億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は6,151億円で、売上の8.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月1,588−440−3981,1487,278
2014年3月1,256−165−3191,0918,237
2015年3月2,229−249−4731,9809,912
2016年3月1,406−1,127−1,6962798,317
2017年3月1,217−886−9033317,748
2018年3月1,760−1,303−9314577,259
2019年3月1,777−1,233−1,7295446,077
2020年3月1,449−843−1,4076065,150
2021年3月1,180−168−5311,0125,779
2022年3月1,256−539−8927175,747
2023年3月995−780−1,2792154,770
2024年3月1,718−136−1,2251,5825,269
2025年3月2,553−1,341−1,3661,2125,021
2026年3月2,509−564−9861,9456,151

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2.1兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1.9兆円で、自己資本比率は89.2%(業種中央値61.0%より厚い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債億円自己資本比率%
2013年3月1.221.091,25089.3
2014年3月1.341.201,44088.8
2015年3月1.611.392,24985.6
2016年3月1.511.331,78087.8
2017年3月1.561.371,95387.1
2018年3月1.731.472,60684.6
2019年3月1.631.451,80288.5
2020年3月1.511.361,49689.6
2021年3月1.631.441,89687.7
2022年3月1.781.552,34186.1
2023年3月1.871.632,45986.2
2024年3月1.931.722,06888.6
2025年3月1.941.741,97189.0
2026年3月2.091.882,07889.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
7,181億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1.6兆円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1,288億円
在庫として抱えている分
負債合計
2,078億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

電気機器 224社との比較

同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率224社中8位あたり、逆に低いのは配当利回り224社中147位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.3%/中央値 8.0%
P25 4.2%P75 12.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
21.4%/中央値 6.9%
P25 3.5%P75 11.6%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
89.2%/中央値 61.0%
P25 48.2%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.6%/中央値 4.1%
P25 -0.2%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥5,725で、1年前と比べて+43.2%過去52週の値幅のなかでは35%の位置にある。

¥5,725-4.4%1ヶ月-7.5%1年+43.2%時価総額5.6兆円
過去52週の値幅
安値¥4,056高値¥8,880

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)32.1倍
PER (会社予想)27.0倍
PBR2.82倍
配当利回り1.87%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8/21終値は6035円で前日比‐1.32%と続落。直近1か月で‐13.0%下落し、調整局面が鮮明だ。株価は25日移動平均線(6526円)を約7.5%下回り、75日線(7167円)からも乖離が拡大。52週高値8880円からは約32%下落する一方、52週安値4056円は大きく上回っており、年初来の上昇幅(1年で+42.9%)を維持しながらも、高値圏からは修正が進んでいる。出来高は8/3に2170万株と急増したが、直近は500万株前後まで減少し、売り一巡感も見られる。RSIは29.7と売られ過ぎ圏にあり、自律反発の可能性を探る展開だ。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PER33.79倍は業界平均30.85倍を上回り、PBR2.98倍も平均2.64倍を上回る。配当利回り1.77%は平均2.29%を下回り、ROE9.3%は平均的。予想PER28.4倍と改善するが依然として高い。直近の収益は増加傾向で、営業利益率も19.92%から21.43%へ改善。ただし、配当性向62.3%と高く、利回りは低い。高PER・高PBRで割高感が強く、成長性はあるが現在の評価は割高。「割高だが収益は改善」の様相。

指標この会社業種平均
PER (実績)32.1倍30.8倍
PER (予想)27.0倍
PBR2.82倍2.58倍
ROE9.3%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

産業用ロボットとCNCの世界大手として、自動化需要の長期的な成長を取り込む一方、中国経済の減速や半導体市況の変動に収益が左右される。強気派は、省人化投資の追い風やロボット需要の回復、円安による競争力向上を挙げ、今後の増益を見込む。弱気派は、中国需要の不透明感、競争激化による価格低下、高PER(予想36倍超)を懸念し、現在の株価が織り込み済みとみる。両者は需要回復のタイミングと持続性を巡って対立している。

プラスに働く材料7
  • 自動化需要の追い風

    世界的な人手不足と省人化投資の増加でロボット需要が拡大見通し。

  • 収益回復基調

    2026年3月期は増収増益予想で、営業利益率も改善。

  • 円安による競争力

    円安が海外での価格競争力を高め、輸出に有利に働く。

  • 営業利益1,838億円と過去最高通年影響

    営業利益は前期比250億円増、営業利益率21.43%と高水準

  • 売上高8,578億円と3期連続増収通年影響

    売上高7,971億円→8,578億円、増収基調が続く

  • 純利益1,665億円と最高益決算発表後影響

    純利益は1,476億円→1,665億円、増益率12.8%

  • 予想PER30.8倍へ改善通年影響

    実績PER36.6倍→予想30.8倍、収益成長で割高感が緩和

マイナスに働く材料7
  • 中国依存のリスク

    中国の設備投資減速が続けば、需要の下振れ懸念。

  • 競争激化

    新興メーカーの参入で価格競争が激化し、シェア低下の恐れ。

  • 高いバリュエーション

    予想PERが36倍超で、業績変動に対する株価の下振れリスク。

  • 実績PER36.6倍と割高水準継続影響

    株価6,535円に対し実績PER36.6倍、高値警戒感が強い

  • ROE9.3%でPBR3.27倍の不均衡継続影響

    ROE9.3%ではPBR3.27倍を支えきれず、修正リスク

  • 外資保有51.42%と過半不定影響

    外国人保有比率51.42%、世界景気悪化で売りが集中しやすい

  • 株価が1年で51%上昇し調整余地継続影響

    前年比51%上昇、テクニカルな過熱感で短期的な調整リスク

次の決算で確かめる点
ロボット事業の受注高
需要の先行指標であり、自動化投資の強弱を反映する。
中国売上高比率
中国依存度が高く、景気変動の影響を測る重要な指標。
営業利益率
収益性の改善度合いを確認し、コスト管理の効果を見る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり107.09で、前期から+13.5%いまの株価に対する利回りは1.87%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥107.09
1株あたり
配当利回り
1.87%
いまの株価に対して
配当性向
62.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月7968.2
2018年3月11342.573.9
2019年3月20178.1142.6
2020年3月60−70.1105.4
2021年3月59−2.080.1
2022年3月9765.276.3
2023年3月10710.353.7
2024年3月84−21.577.4
2025年3月9412.269.5
2026年3月10713.562.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥107.09

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ103,538人。区分でいちばん多いのは外国法人51.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.5%を占め、残る64.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人53.050.949.849.650.251.4
金融機関32.533.534.533.334.134.1
個人・その他9.910.310.712.011.710.9
自己株式5.05.05.65.76.25.0
証券会社3.34.03.83.62.62.2
事業法人1.21.21.21.51.31.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)22.24
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)9.80
03シティバンク エヌエイ エヌワイ アズ ディポジタリー バンク フォー ディポジタリー シェアホルダーズ(常任代理人シティバンク エヌ・エイ東京支店)2.82
04ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505001(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)2.14
05ジェーピー モルガン チェース バンク 380055(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)1.95
06ジェーピー モルガン チェース バンク 385781(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)1.61
07ビーエヌワイエム アズ エージーテイ クライアンツ ノン トリーティー ジャスデック(常任代理人株式会社三菱UFJ銀行)1.47
08ビーエヌワイエム アズ エージーテイ クライアンツ 10 パーセント(常任代理人株式会社三菱UFJ銀行)1.32
09ザ バンク オブ ニューヨーク メロン 140040(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)1.25
10エイチエスビーシー ホンコン トレジャリー サービシィズ アカウント アジアン エキュイティーズ デリバティブス(常任代理人香港上海銀行東京支店カストディ業務部)1.20

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-22
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.11%
    -8.19pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−71%、1株純資産は14期で−64%。直近期のROEは9.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月6165,56611.623.532.5
2014年3月5676,1029.732.138.3
2015年3月1,0617,04916.124.768.7
2016年3月8176,82511.821.468.4
2017年3月6597,0329.534.668.2
2018年3月9397,54012.928.773.9
2019年3月1591,48410.623.7142.6
2020年3月761,4135.338.4105.4
2021年3月981,4866.853.480.1
2022年3月1621,60110.526.776.3
2023年3月1791,69510.826.753.7
2024年3月1401,8048.029.877.4
2025年3月1571,8488.625.869.5
2026年3月1781,9989.329.762.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額897百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約16倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山口賢治代表取締役 社長 兼 CEO5854,600
流石柳二取締役 常務執行役員 兼 CFO 経理・営繕本部長 兼 秘書部長5713,300
マイケル・ジェイ・チコ取締役 ファナック アメリカ コーポレーション取締役社長 兼 CEO494,800
山崎直子取締役55
魚住弘人取締役73500
武田洋子取締役55
岡田俊哉取締役(常勤監査等委員)6510,300
横井秀俊取締役(監査等委員)73
富田美栄子取締役(監査等委員)72
五十島滋夫取締役(監査等委員)62

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)424643554735184
監査等委員3575719
取締役(社内)3575719
取締役(社内)1484848

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

ニュース

AI解説

今日の重要ニュースより

「今日の重要ニュース」でファナックを取り上げた解説を、新しい順に並べている。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容976字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、ファクトリー オートメーション(FA)の総合的なサプライヤとして、CNCシステム(CNCおよびサーボモータ)、レーザ、ロボット(ロボットシステムを含む)およびロボマシン(ロボドリル(小型切削加工機)、ロボショット(電動射出成形機)、ロボカット(ワイヤ放電加工機))など、CNCシステムの技術をベースとし、その用途も自動化による生産システムに使用されるものの開発、製造、販売ならびに保守サービスを主な事業とする単一業種の事業活動を営んでおります。 単一セグメントではありますが、商品部門と当社および関係会社の当該部門にかかる位置付けは、次のとおりであります。 区分   主要商品   主要な会社 FA部門   CNCシステム(CNCおよびサーボモータ)、レーザ   当社、FANUC America Corporation、FANUC Europe Corporation、KOREA FANUC CORPORATION、TAIWAN FANUC CORPORATION、FANUC INDIA PRIVATE LIMITED、BEIJING-FANUC Mechatronics CO., LTD.、ファナックパートロニクス株式会社、ファナックサーボ株式会社 ロボット部門   ロボット(ロボットシステムを含む)   当社、FANUC America Corporation、FANUC Europe Corporation、KOREA FANUC CORPORATION、TAIWAN FANUC CORPORATION、FANUC INDIA PRIVATE LIMITED、SHANGHAI-FANUC Robotics CO., LTD. ロボマシン部門   ロボドリル(小型切削加工機)、ロボショット(電動射出成形機)、ロボカット(ワイヤ放電加工機)   当社、FANUC America Corporation、FANUC Europe Corporation、 KOREA FANUC CORPORATION、FANUC INDIA PRIVATE LIMITED、SHANGHAI-FANUC Robomachine CO., LTD. 以上の当社グループについて図示すると次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,511字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境および対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在の状況に対する判断に基づくものです。 (1)経営方針 1955年にコントロールのプロジェクトチームが発足し、1956年に日本で民間初のNCとサーボ機構の開発に成功して以来、ファナックは一貫して製造業をはじめとする産業のオートメーションを追求しています。 創業期に目指した、小柄でもしっかり根を張った巨人のごとき逞しさがある企業、技術で勝負する企業を希求し続け、産業のオートメーションに経営資源を集中し「狭い路」を真っ直ぐに歩むことに努めています。 その企業像を実現するために、ファナックは基本理念として「厳密と透明」を掲げています。そこには、企業の永続性、健全性は厳密から生まれ、組織の腐敗、企業の衰退は不透明から始まる、という考えがあります。 ファナックは、基本技術であるCNCとサーボからなるFA事業と、その基本技術を応用したロボット事業およびロボマシン事業を展開しています。そして、最新の制御・デジタル・IoT・AI技術をFA・ロボット・ロボマシンの全ての分野に積極的に適用していくことで、お客様がファナック商品をより効率的にご利用いただけるよう取り組みます。 また、生産財のサプライヤであるとの原点に立ち、お客様がファナックの商品をお使いになる限り、保守サービスを提供し続けます。 ファナックはこれらの事業活動を通じて、中長期的に拡大が見込まれる産業のオートメーションを一層推進することで着実な成長を実現し、社会に貢献します。 (2)経営環境及び対処すべき課題 ファナックの商品は景気変動の影響を大きく受け易い生産財であることから、短期的な事象に左右されない、長期的な視点に立った経営を続けています。 ファナックを取り巻く経営環境につきましては、地政学的リスクの高まりや、景気減速の懸念等もあり、予断を許さない状況が続くものと思われます。その一方で、産業のオートメーションへの要求は中長期的に拡大することが見込まれます。 ファナックは、「one FANUC」をスローガンに、ファナックの3つの事業分野であるFA、ロボット、ロボマシンとサービスが一体となり、お客様のオートメーションの推進にトータルソリューションを提供すると共に、世界中のファナックグループが一体となって世界中のお客様に対応します。 また、ファナックの商品をお使いいただくお客様のダウンタイムを最小にして稼働率向上を図るため、「壊れない」「壊れる前に知らせる」「壊れてもすぐ直せる」商品を開発します。 さらに、「サービスファースト」をスローガンに、世界中のどこででもファナックのグローバルスタンダードに基づく高度なサービスを提供することでお客様の稼働率の向上を実現します。 品質の向上につきましては、商品の開発・設計から製造・出荷後のアフターサービスに至るまで、全プロセスにおいて品質の向上を推進し、商品の安全性・法令規格遵守・信頼性の向上に取り組みます。また、研究開発部門、製造部門等から独立した品質管理本部が主導し、品質の特に重要な要素である法令遵守と信頼性向上がファナックの全ての商品で実現されるよう取り組みます。 顧客志向の先進技術として、産業のオートメーションというファナックの強みを発揮できる分野に絞り込んで研究開発投資を積極的に行い、競争力の高い商品を開発し市場に投入します。また、熟練労働者の確保が難しくなる状況に対応するため、使い易さを一層重視した商品開発に取り組みます。さらに、最新の制御・デジタル・IoT・AI技術の積極適用により産業の効率化と付加価値の創出を一層推進します。こうした研究開発とともに知的財産の一層の充実を図ります。 供給責任につきましては、生産財のサプライヤとして、いかなる場合にもお客様への供給責任を果たし、サービス活動を維持することができるよう、生産拠点やサービス拠点の複数化に取り組みます。また部品調達先の複数化、適切な部品在庫の保有など、サプライチェーンの強化にも取り組みます。 人的資本の充実につきましては、中長期的な成長のためには人材が最重要であるとの観点に立ち、社員がより働きやすい職場の実現、社員のエンゲージメントの一層の向上も重要課題として取り組みます。また、将来を見据え、必要な人材の採用や社員の育成の強化のための人的資本への投資を積極的に行います。これらを通じて継続的に人的資本の充実を図ります。また、人材の多様性を受け入れ、価値観等の個性を互いに尊重し、各社員が多様な能力を発揮できるようグループ全体で取り組むこと(ダイバーシティ&インクルージョン)で、組織の更なる強化と会社の持続的成長を目指します。 環境対応につきましては、「未来に残そう、自然と資源」をスローガンに、環境に関する法規制等の遵守、エネルギー消費の削減、資源の有効活用、化学物質管理の改善、水資源の効率的利用等を通じて、企業活動のあらゆる面で地球環境保全を図ります。 経営に当たっては、営業利益率、経常利益率、ROEなどに加えて、市場シェアも重要な経営指標と捉え、総合的に判断します。また、資本コストを的確に把握し、ROEの向上に努めます。設備・研究開発・人的資本への成長投資について、収益力や資本効率への影響、経済環境などを総合的に勘案した投資判断を行い、企業価値向上に資するよう更に努めてまいります。 さらに、監査等委員会設置会社として、執行と経営の分離と独立社外取締役が過半数を占める取締役会による監督機能の強化等、持続的な企業価値向上のためにガバナンスを一層強化します。 今後もあらゆる面でファナックは、基本理念である「厳密と透明」を徹底し、こうした諸施策をグループ一丸となって推し進めることにより、お客様のファナックへの安心と信頼を高めるとともに、激しい環境変化に適応することで、永続的な企業となるべく努力してまいります。
事業等のリスク4,868字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況等に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在の状況に対する判断に基づくものです。 <1.特に重要なリスク> ① 戦争に関するリスク 戦争が発生した場合、当社グループの社員の生命、安全が重大な危険にさらされる可能性があります。また、当社グループでは、海外市場における売上高が連結売上高のうち大きな割合を占めています。アジア、欧州、米州など当社商品の市場規模が大きな地域で戦争が発生した場合、地域によっては商品の販売市場、サプライチェーン、物流等に甚大な影響を及ぼす可能性があります。 こうしたリスクが顕在化した場合の影響を少しでも抑えるため、「one FANUC」として当社グループ会社間における連携をより緊密にしていきます。 ② 自然災害に関するリスク 当社商品はいずれも生産設備として生産現場で使われるものであり、当社商品の大口ユーザでもある自社工場と研究開発との密接な連携による相乗効果によって研究開発と生産技術双方を強化・効率化できる大きな利点があること等から、当社では研究開発部門、工場等を本社地区に集中させてきました。一方で、こうした拠点の集中により、仮に大地震が発生した場合は、被害が甚大になる可能性があります。また、本社地区の近隣に位置する富士山が噴火することは非常に稀と考えられますが、万一噴火した場合の影響は甚大です。これらの他、台風や大雪などの自然災害で大きな影響を受ける可能性があります。 こうした自然災害に関するリスクの顕在化に対応するため、本社工場(山梨県南都留郡忍野村・山中湖村)以外に、壬生工場(栃木県下都賀郡壬生町)、筑波工場(茨城県筑西市)等の新設、拡充による生産拠点の複数化を推進してきました。また、サービス拠点についても、中核拠点として日野支社(東京都日野市)の再構築と名古屋サービスセンタ(愛知県小牧市)の開設により、保守部品の保管倉庫、サービス情報システムのサーバの設置拠点の複数化を行ってきました。 加えて、データセンタの冗長化(バックアップ体制の整備)を行ったほか、本社地区における非常用発電所及びコージェネレーションシステムの設置並びに壬生工場・筑波工場における同システムの導入を通じて、ITおよび電力インフラの耐災害性の強化を図っています。 当社グループは、今後も、自然災害に関するリスクへの積極的な取り組みを継続的に推進、強化していきます。 ③ サイバーセキュリティに関するリスク 近年、サイバー攻撃は、AI等を利用することでより高度化・高速化され、その脅威がますます高まっています。サイバー攻撃により、当社グループの生産設備等が被害を受け生産に影響が生じる可能性や、当社の技術上、営業上等の秘密情報が流出する可能性があります。また、IoT関連の商品、サービス、ネットワーク(当社が利用する他社クラウド基盤を含む)を通じて顧客等の製造設備等に被害が生じ、顧客等からの信用を失う可能性があります。これらのサイバーセキュリティに関するリスクは、様々な要因により顕在化し、当社グループの事業戦略や経営成績等に甚大な影響が生じる可能性があります。 このため当社グループは、CISO(チーフ・インフォメーション・セキュリティ・オフィサー)を任命するとともに、情報セキュリティ委員会等を通じて、当社ITシステムに関するセキュリティ対応の枠組み(コンピュータ・セキュリティ・インシデント・レスポンス・チーム(CSIRT))とそれに基づく監視チーム(セキュリティ・オペレーション・センター(SOC))の活動を徹底しています。特にランサムウェア被害による長期出荷の停止の他社事例も踏まえ、当社で起こりうるリスクとして洗い出し、対策の見直しも進めています。 また、商品の事故対応体制(プロダクト・セキュリティ・インシデント・レスポンス・チーム(PSIRT))の運用と関連認証の取得を順次進めています。これらによりサイバーセキュリティに関するリスクへの対応体制の強化を進めています。 ④ 競争力低下に関するリスク 当社グループを取り巻く事業環境において、今後以下に挙げるような変化が予想されます。 ・ 新興国企業等の技術力、競争力の急速な向上 ・ 商品単体の信頼性や機能等の競争だけでなく、様々なIoTシステムとの連携を含めた総合的な使い易さ、信頼性等の競争への変化、およびこれらに伴う市場や顧客ニーズの多様化や変化 ・ 様々な新技術の台頭による当社グループの競争力の低下 これらの外部環境の変化に柔軟、迅速に対応できない場合、商品の競争力等における当社グループの優位性が失われる結果、競争力低下に関するリスクが顕在化し、当社グループの事業戦略や経営成績等に甚大な影響が生じる可能性があります。 このため当社グループは、これまで培ってきた優位性を活かしつつ事業環境変化に柔軟、迅速に適応できるよう、最新の制御・デジタル・IoT・AI技術の積極適用により産業のオートメーションを一層推進することで、競争力の強化に努めていきます。 <2.重要なリスク> ① 各国の政策、法規制に関するリスク 当社グループでは、海外市場における売上高が連結売上高のうち大きな部分を占めています。このため、日本を含む各国政府による安全保障貿易管理、経済安全保障政策等の様々な政策、法規制等の変更および域外適用の拡大は、その内容によっては商品の販売やサプライチェーンへの影響など当社グループの事業活動に大きな影響を及ぼす可能性があります。また、これら各国法規制等に違反した場合、処罰を受ける可能性があります。 また、各国政府が保護主義等により輸入関税率の引き上げを行った場合、あるいはアンチダンピング課税の賦課決定を行った等の場合には、当社グループの商品の販売が大きな影響を受ける可能性があります。 こうした各国の政策、法規制に関するリスクに対応するため当社グループは、関連する各国の政策や法規制に関する継続的な情報収集、安全保障輸出管理体制の強化を含むコンプライアンス体制の整備、役員・社員への教育の徹底、サプライチェーンの強靭化の取り組み等に努めていきます。 ② 部品等の調達に関するリスク 当社グループにおいて、何らかの理由で部品等の調達に不足や遅れが生じた場合、生産に遅延が発生する可能性があります。その結果、顧客等の生産活動にも影響が生じ、信用を失う可能性があります。一方で、不正確な需要予測や不十分な在庫管理により過剰な調達を行った場合、過剰な在庫を抱えたことによる棚卸資産の評価損が発生する可能性があります。このように、部品等の調達に関するリスクが顕在化した場合、当社グループの事業戦略や経営成績等に大きな影響が生じる可能性があります。 このため当社グループは、部品の複数調達先の確保や調達先との関係強化等、サプライチェーンリスクマネジメントの強化などの対策に引き続き努めていきます。 ③ 人材確保・育成に関するリスク 外部環境の急激な変化によりますます競争が激しくなる中、当社グループが持続可能な発展を続けていくためには、優れた人材を確保・育成することが重要となります。こうした人材の確保・育成が遅れたり、優秀な人材が流出したりする場合、当社グループの競争力が低下する等人材確保・育成に関するリスクが顕在化し、当社グループの発展等に大きな影響が生じる可能性があります。 こうした課題に対処するため、当社グループは、社員の教育の充実、仕事を通じた成長の支援、エンゲージメントの向上、ワークライフバランスの充実など、優れた人材が集まる一層魅力的な企業として、企業文化の継承力を持った人材を育成して適所に配置することに努めていきます。 ④ コンプライアンスに関するリスク 当社グループにおいて法令違反、社会規範・倫理上の問題や品質不正、企業秘密漏洩等のコンプライアンス問題が生じた場合、当社グループに対する罰則等による直接的影響はもとより、社会的信用・企業イメージの低下等により、事業戦略や経営成績等に大きな影響が生じる可能性があります。 このため当社は、当社および当社グループ会社のコンプライアンス向上に資する活動の企画立案、実行等を行う委員会としてコンプライアンス委員会を設置し、社員教育の実施や内部統制強化に関する対応を実施しています。また、法令遵守を含む、当社商品の品質を全社的に管理する組織として品質管理本部を設置し品質管理を強化しています。 ⑤ 新型ウイルス等の感染症に関するリスク 新型ウイルス等の感染症が発生した場合、当社グループの社員等の健康、安全が脅かされる可能性があります。また、当社グループの社員や家族に感染者が発生した場合、周辺の地域住民への感染拡大やそれによる地域医療への負担の増加など、地域社会に大きな影響を与える可能性があります。 当社グループの部品調達先や加工・組立業務委託先に感染者が発生した場合、当社グループの生産に影響が生じる可能性があります。また、部品調達先の所在する国や地域でロックダウン(都市封鎖)が行われた場合、部品の生産や物流に制限を受け、当社グループの部品調達に大きな支障が生じる可能性があります。 新型ウイルス等の感染症に関するリスクが顕在化した場合、これらの影響を通じて、当社グループの事業戦略や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 このため当社グループは、新型ウイルス等の感染症に対しては、感染拡大防止、部品の複数調達先の確保等サプライチェーンリスクマネジメントの強化などの対策に引き続き努めていきます。 ⑥ ハラスメントに関するリスク 当社グループの職場におけるハラスメントや労働衛生環境を含む人権問題等が生じた場合、社員の健康やメンタルヘルスの悪化等により人材確保・育成に関するリスクが顕在化し、当社グループの発展等に大きな影響が生じる可能性があります。また、社会的信用・企業イメージの低下等により、事業戦略や経営成績等に影響が生じる可能性があります。 このため当社グループは、ハラスメントに関する啓発活動やハラスメント防止の研修の実施、相談窓口の周知・強化等に一層努めていきます。 ⑦ ESGに関するリスク 当社グループは、持続可能な成長のための経営上の課題としてESGを重視しております。また、当社グループのESGへの取り組み状況が顧客等において商品購入時の検討要素とされるなど、ESGは様々なステークホルダーとの関係においても重要な課題となっています。 当社グループによるESGへの対応が不十分な場合、社会的評価が低下する等、ESGに関するリスクが顕在化し、当社グループの事業戦略や経営成績等に影響が生じる可能性があります。 こうした課題に対処するため、当社グループは、ESGへの取り組みを経営上の重要課題と認識し、積極的に強化していきます。 <3.その他のリスク> 以上の他、例えば以下のようなリスクにより、当社グループの事業戦略や経営成績等に影響が生じる可能性があります。 これらのリスクについても、顕在化の可能性と顕在化した場合の影響や積極的な事業戦略とのバランス等を考慮のうえ、予防、低減、回避等の然るべき対応に努めていきます。 (例) ・労働災害に関するリスク ・知的財産権の侵害リスク(当社グループの知的財産権が他社に侵害される場合、および当社グループが他社から知的財産権侵害の訴えを起こされる場合) ・製造物責任に関するリスク ・為替レートの変動リスク
経営成績の分析 (MD&A)4,243字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の業績の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 a. 財政状態 (資産) 資産合計は、前連結会計年度末比1,536億69百万円増の2兆907億円となりました。これは、現金及び預金が1,275億67百万円増加したことが主な要因です。 (負債) 負債合計は、前連結会計年度末比106億12百万円増の2,077億53百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金が88億8百万円増加したことが主な要因です。 (純資産) 純資産合計は、前連結会計年度末比1,430億57百万円増の1兆8,829億47百万円となりました。これは、為替換算調整勘定が455億79百万円増加、自己株式が360億57百万円減少、利益剰余金が356億71百万円増加したことが主な要因です。 b. 経営成績 当期(2025年4月1日から2026年3月31日まで)における当社グループを取り巻く状況につきましては、地政学的リスク、米国政府による関税の影響、それに伴う世界経済への影響、為替変動等、不透明な要素が多々あり、総じて予断を許さない状況が続きました。 このような中、当社では研究開発、工場、セールス、サービス、事務、全ての部門の総力を挙げて拡販や経費削減等に取り組み、業績の向上に努めました。 また、競争力を高めるための新商品・新機能の開発、生産性向上のための設備投資など、将来の発展に向けた施策は引き続き積極的に進めました。 2025年度における連結業績は売上高が8,578億31百万円(前期比7.6%増)、経常利益が2,274億85百万円(前期比15.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が1,665億43百万円(前期比12.9%増)となりました。 なお、当期におきまして、金型の大型化・複雑化に対応するため型締部の基本仕様を拡張するとともに、トグル機構部の設計を刷新し、高い生産性を実現した「ファナック ロボショット SCシリーズ」が第68回日刊工業新聞社「十大新製品賞」本賞を受賞しました。 なお、当社グループは、CNCシステムとその応用商品を提供する企業グループとして、単一セグメントの事業を営んでおりますが、商品部門別の状況は以下のとおりです。 〔FA部門〕 FA部門について、CNCシステムの主要顧客である工作機械業界の需要は、欧州で低調だったものの、国内において国内工作機械メーカの好調な外需が牽引した他、インドや設備投資に積極的な産業からの需要が旺盛だった中国で好調に推移し、当社のCNCシステムの売上は増加しました。 FA部門の連結売上高は、2,084億78百万円(前期比7.0%増)、全連結売上高に対する構成比は24.3%となりました。 〔ロボット部門〕 ロボット部門について、国内で一般産業向けは横ばいでしたが、自動車産業向けが復調せずに売上が減少しました。米州については、関税による影響が懸念されましたが、売上は前年同期を上回りました。中国ではEV関連向け、一般産業向けが好調に推移し、売上が大きく増加しました。 ロボット部門の連結売上高は、3,786億10百万円(前期比14.9%増)、全連結売上高に対する構成比は44.1%となりました。 〔ロボマシン部門〕 ロボマシン部門について、ロボドリル(小型切削加工機)では、中国で需要が堅調に推移しましたが、国内および中国以外のアジアで低調に推移し、売上が減少しました。ロボショット(電動射出成形機)では、米州は堅調だった反面、中国、台湾での需要減により売上は減少しました。ロボカット(ワイヤ放電加工機)では、米州での需要増により売上は増加しました。 ロボマシン部門の連結売上高は、1,296億円(前期比5.8%減)、全連結売上高に対する構成比は15.1%となりました。 〔サービス部門〕 サービス部門について、「サービスファースト」の精神のもと、ITを活用したCX(顧客体験)を重視し、顧客満足度の向上をグローバルに推進するサービス体制の強化を図りました。 サービス部門の連結売上高は、1,411億43百万円(前期比4.4%増)、全連結売上高に対する構成比は16.5%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末比1,129億84百万円増の6,150億75百万円となりました。 (各キャッシュ・フローの状況) 営業活動の結果得られた資金は、前連結会計年度比43億77百万円減の2,508億96百万円であり、これは主に棚卸資産の増減額が減少したことによるものです。 投資活動の結果使用した資金は、前連結会計年度比776億47百万円減の564億37百万円であり、これは主に定期預金の払戻によるものです。 財務活動の結果使用した資金は、前連結会計年度比380億20百万円減の985億98百万円であり、これは主に自己株式の取得による支出の減少によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 (当連結会計年度) 生産高(百万円)   前期比(%) 747,485   +10.5 (注) 生産高は、販売価格によっております。 b. 受注実績 (当連結会計年度) 受注高(百万円)   前期比(%) 883,467   +11.0 c. 販売実績 (当連結会計年度) 販売高(百万円)   前期比(%) 857,831   +7.6 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 前連結会計年度は当該割合が10%未満のため記載を省略しております。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) SHANGHAI-FANUC Robotics CO., LTD.   -   -   89,639   10.4 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 連結財務諸表の作成にあたっては、期末日における資産、負債および偶発債務ならびに会計期間における収益、費用に影響を与える見積りを必要としておりますが、実際の結果と異なる場合があります。 中でも連結財務諸表に与える影響が大きいと考えられるものは、以下のとおりであります。 (退職給付債務) 当社グループの従業員退職給付費用および債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件や年金資産の長期期待運用収益率に基づいて算出されております。実際の結果が前提条件と異なる場合、または前提条件が変更された場合、その影響は累積され、将来にわたって規則的に認識されるため、一般的には将来期間において認識される費用および計上される債務に影響を及ぼします。長期金利の低下や運用利回りの悪化は、当社グループの業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (固定資産の減損) 当社グループは、減損の兆候が見られる固定資産については将来キャッシュ・フローの見積りに基づいて、遊休資産については個別に比較可能な市場価額等に基づいて減損損失の認識の判定を行い、必要に応じて減損処理を実施しております。 将来キャッシュ・フローや回収可能価額の見積りの前提となる将来の収益性の低下や時価の下落等により、減損損失が発生する可能性があり、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (経営成績) 2025年度における連結業績は、売上高が8,578億31百万円(前期比7.6%増)、経常利益が2,274億85百万円(前期比15.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が1,665億43百万円(前期比12.9%増)となりました。 当期(2025年4月1日から2026年3月31日まで)における当社グループを取り巻く状況につきましては、地政学的リスク、米国政府による関税の影響、それに伴う世界経済への影響、為替変動等、不透明な要素が多々あり、総じて予断を許さない状況が続きました。このような中、当社では研究開発、工場、セールス、サービス、事務、全ての部門の総力を挙げて拡販や経費削減等に取り組み、業績の向上に努めました。 (財政状態) (資産) 資産合計は、前連結会計年度末比1,536億69百万円増の2兆907億円となりました。これは、現金及び預金が1,275億67百万円増加したことが主な要因です。 (負債) 負債合計は、前連結会計年度末比106億12百万円増の2,077億53百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金が88億8百万円増加したことが主な要因です。 (純資産) 純資産合計は、前連結会計年度末比1,430億57百万円増の1兆8,829億47百万円となりました。これは、為替換算調整勘定が455億79百万円増加、自己株式が360億57百万円減少、利益剰余金が356億71百万円増加したことが主な要因です。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、前連結会計年度比43億77百万円減の2,508億96百万円であり、これは主に棚卸資産の増減額が減少したことによるものです。 投資活動の結果使用した資金は、前連結会計年度比776億47百万円減の564億37百万円であり、これは主に定期預金の払戻によるものです。 財務活動の結果使用した資金は、前連結会計年度比380億20百万円減の985億98百万円であり、これは主に自己株式の取得による支出の減少によるものです。 以上のキャッシュ・フローの増減に現金及び現金同等物に係る換算差額171億23百万円を加算し、連結キャッシュ・フローは、1,129億84百万円の増加となりました。 (資本の財源) 当期の所要資金は全て自己資金により充当し、外部からの調達は行っておりません。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2026年度第1四半期 決算説明会資料2026-07-31

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。