概要
本田技研工業(ホンダ)は、二輪車、四輪車、パワープロダクツをグローバルに展開する総合モビリティ企業である。1948年9月に設立され、2025年3月期の連結売上収益は約21.7兆円、従業員数は約19.5万人に上る。二輪事業では世界トップクラスの販売台数を誇り、四輪事業ではハイブリッドシステム「e:HEV」を中心とした環境技術に注力してきた。しかし、2026年3月期には電動化投資や関税影響などにより営業損失約4143億円、最終損失約4239億円を見込むなど、収益環境は厳しさを増している。
四つの事業セグメントと収益構造
本田技研工業の事業は、二輪事業、四輪事業、金融サービス事業、パワープロダクツ事業及びその他の事業の四つに区分される。2025年3月期のセグメント別外部顧客売上収益は、二輪事業が約4.0兆円、四輪事業が約13.9兆円、金融サービス事業が約2.2兆円、パワープロダクツ事業及びその他の事業が約1.7兆円である。二輪事業は世界で約2210万台(グループ販売台数)を販売し利益率が高い一方、四輪事業はEV関連損失や関税の影響で約1.4兆円の営業損失を計上し、グループ全体の収益を大きく圧迫している。金融サービス事業は販売金融を提供し、二輪・四輪の販売を下支えする役割を担う。
グローバルな生産・販売ネットワーク
本田技研工業は、日本、北米、欧州、アジア、南米など世界38以上の国と地域に生産拠点を持つ。北米ではアメリカンホンダモーターカンパニー、ホンダディベロップメントアンドマニュファクチュアリングオブアメリカなどが四輪・二輪を生産する。アジアではタイ、インド、中国、ベトナム、インドネシアに現地法人を有し、特にインドは二輪・四輪ともに成長市場として位置づけられている。2021年には北米子会社の統合を進め、ホンダノースアメリカの機能を強化。ブラジルでは二輪・四輪の生産を行い、南米市場をカバーする。欧州ではホンダモーターヨーロッパが統括し、二輪車販売が中心である。
グループ構成と研究開発体制
当社グループは、本田技研工業本体に加えて、国内外282社の連結子会社と64社の持分法適用会社で構成される。主要な子会社として、二輪・四輪の統括会社であるアメリカンホンダモーター、ホンダカナダ、ホンダモーターヨーロッパなどがある。研究開発は1960年に分離独立した株式会社本田技術研究所が担い、エンジンから電動化技術、歩行アシストなどの新領域まで幅広く手掛ける。また、2020年にはホンダエンジニアリングを吸収合併し、生産技術の内製化を進めた。持分法適用会社には、部品メーカーのAstemoやテイ・エス テック、エフ・シー・シー、エイチワン、武蔵精密工業などが含まれ、サプライチェーンを構成する。
業界の中での役割は完成車両およびパワープロダクツのグローバルメーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 米国 | 11.2兆円 | 51.2% | — | — |
| その他 | 7.8兆円 | 35.6% | — | — |
| 日本 | 2.9兆円 | 13.2% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01二輪事業主力
オートバイ・ATV・Side-by-Sideなどを世界で製造販売。二輪車のトップブランドの一つで、北米・アジアを中心に幅広いラインアップを展開。
- 二輪車
- 排気量別のオートバイ(原付、スクーター、スポーツ、ツーリングなど)を幅広く展開。
- ATV
- 不整地走行用四輪バギー(All Terrain Vehicle)。レジャー・実用向け。
- Side-by-Side
- 横並び2座席のUTV(Utility Task Vehicle)。オフロード走行や作業用途。
- 関連部品
- 二輪車用の純正部品・オプション部品。
02四輪事業主力
乗用車・軽自動車などを世界で製造販売。ハイブリッド車や燃料電池車なども手掛け、北米・アジアが主要市場。
- 四輪車
- セダン、ハッチバック、SUV、ミニバン、軽自動車など多様な車種を展開。
- 関連部品
- 四輪車用の純正部品・オプション部品。
03金融サービス事業準主力
販売金融(ローン・リース)を中心に、グループの四輪・二輪販売を支援。北米・欧州・アジアなどで展開。
04パワープロダクツ事業及びその他の事業副次
汎用エンジン・発電機・芝刈機・耕うん機などパワープロダクツを製造販売。その他、研究開発や部品製造も含む持分法適用会社群。
- パワープロダクツ
- 汎用エンジン、発電機、芝刈機、耕うん機、除雪機など。
- 関連部品
- パワープロダクツ用の純正部品。
製品と技術
二輪車製品群と市場対応の幅広さ
ホンダの二輪車事業は、原付(50cc以下)から大型スポーツモデル(1000cc超)まで幅広い排気量のオートバイをラインアップする。具体的な製品カテゴリーとして、スクーター(PCX、リードなど)、スポーツモデル(CBRシリーズ)、ツーリングモデル(ゴールドウイング)、オフロードモデル(CRFシリーズ)がある。また、ATV(All Terrain Vehicle)やSide-by-Side(UTV)といったレジャー・実用車両も手掛ける。二輪事業はインド、インドネシア、ベトナム、タイなどアジア市場が販売の中心であり、2025年度のグループ販売台数は2210万台に達した。電動二輪車については市場の拡大ペースを踏まえつつ、各地域の需要に合わせたモデル投入を進めている。
四輪車のパワートレイン戦略と環境対応
ホンダの四輪車事業は、ハイブリッド車(HV)、電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)、内燃機関車(ICE)を展開する。主力のハイブリッドシステム「e:HEV」は、エンジンを発電機として使いモーターで駆動する方式で、燃費性能と走りを両立させている。北米市場ではCR-V、アコードなど主要モデルにe:HEVを搭載する。EVとしては「Honda e」や「Prologue」を投入したが販売は想定より伸び悩んでいる。燃料電池車では「CR-V e:FCEV」を米国でリース販売中。一方でICE車の需要も根強く、ハイブリッド強化と並行してICEの効率向上も進めている。
パワープロダクツの多様な製品ライン
ホンダのパワープロダクツ事業は、汎用エンジンを核に、発電機、芝刈機、耕うん機、除雪機、ポンプなど多様な製品を製造する。汎用エンジンは建設機械や農業機械向けの動力源として世界中で採用されている。発電機シリーズは家庭用から業務用まで出力帯を揃え、災害時の非常用電源としても需要がある。芝刈機は歩行型から乗用型まであり、欧米の庭園管理で広く使われる。電動化の流れの中で一部製品にはバッテリー式もラインアップするが、依然としてエンジン式が主力である。これらの製品はホンダのエンジン技術を応用しており、二輪・四輪との部品共通化も進めている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
輸送用機器のなかでの位置
二輪車世界首位、四輪は北米強化中、収益変動大きい
ホンダは四輪車と二輪車を手がける総合自動車メーカーで、二輪車では世界シェアトップ。近年は北米市場で四輪車の販売を強化しており、売上高は21兆円超と大手3社の中でトヨタに次ぐ規模。しかし、直近では営業利益率がマイナスに転じるなど収益が悪化している。ライバルであるトヨタ紡織は自動車内装品でシェアを持ち、収益は安定しているが、ホンダのような最終組み立ては手がけない。アクセルスペースホールディングスは人工衛星事業で異なる分野に特化する。ホンダの課題は、電動化への投資負担と、四輪事業の収益構造改革である。
強み
- 二輪車で世界シェア約3割を誇り、ブランド力と販売網が強み。
- 北米での四輪車販売が堅調で、SUVやハイブリッドが好調。
- 水素燃料電池やe:HEVなどの電動化技術を開発し、独自の技術基盤を持つ。
- 世界各地に生産拠点を持ち、関税や為替の影響を分散できる。
課題
- 直近の営業利益率がマイナスで、コスト増や販売奨励金の拡大が響く。
- EV開発や電池工場への投資が大きく、回収までの時間がかかる。
- 中国勢やBYDなどが攻勢を強め、アジア市場でのシェア低下が懸念。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
自動車完成車・大手部品の時価総額近傍。太字が本田技研工業
時価総額で並べると、掲載8社のなかで3番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7203トヨタ自動車 | 49.5兆円 | 8.9倍 |
| 2 | 7011三菱重工業 | 12.6兆円 | 53.4倍 |
| 3 | 7267本田技研工業 | 7.7兆円 | — |
| 4 | 6902デンソー | 5.6兆円 | 11.8倍 |
| 5 | 7269スズキ | 4.2兆円 | 9.3倍 |
| 6 | 5108ブリヂストン | 2.9兆円 | 20.8倍 |
| 7 | 7013IHI | 2.8兆円 | 17.1倍 |
| 8 | 7272ヤマハ発動機 | 1.9兆円 | 8.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車完成車・大手部品)に従っています。
会社の歴史
沿革 41件
本田技術研究所からの創業と二輪車生産開始
本田技研工業の起源は、1946年10月に本田宗一郎が静岡県浜松市に開設した本田技術研究所である。当初は内燃機関や工作機械の製造・研究を行い、1948年9月に本田技研工業株式会社として法人化された。1949年8月には二輪車の生産を開始し、エンジンの性能と信頼性を武器に市場での地位を築き始めた。1952年4月には本社を東京都に移転し、同年9月にはパワープロダクツの生産も開始。エンジン技術の応用範囲を広げるとともに、全国的な販売網の整備に乗り出した。
二輪の世界的拡大と初の海外進出
1954年4月に浜松製作所葵工場が稼働し、二輪車の量産体制を整えた。1957年12月には東京証券取引所に株式を上場し、資金調達力を高める。1959年6月、米国にアメリカンホンダモーターカンパニーを設立し、二輪車の輸出を本格化させた。これがホンダのグローバル化の第一歩となる。1960年5月には鈴鹿製作所を稼働させ、生産能力を拡大。同年7月には研究開発部門を株式会社本田技術研究所として分離し、技術開発の独立性を確保した。1963年6月には四輪車の生産を開始し、第二の柱と位置づけた。
四輪事業の拡大と多国籍生産拠点の形成
1964年10月にはタイにアジアホンダモーターを設立し、アジア市場への本格進出を開始。同年11月には狭山製作所が稼働し、四輪車の国内生産を強化した。1969年3月にカナダ、1971年にブラジルへ進出し、各地で現地生産を開始する。1976年3月には熊本製作所を稼働させた。1977年2月には米国預託証券をニューヨーク証券取引所に上場。1978年3月には米国でホンダオブアメリカマニュファクチュアリングを設立し、北米での四輪生産を本格化した。1980年代にはメキシコや欧州にも拠点を広げ、グローバルな生産体制を確立した。
地域統轄体制の構築と金融事業の拡充
1980年代から1990年代にかけて、ホンダは地域統轄会社の設立を進めた。1985年にメキシコ、1987年に北米統轄会社ホンダノースアメリカを設立。1989年には欧州統轄会社ホンダモーターヨーロッパを英国に設立した。1992年にはタイに四輪生産会社を設立し、アセアン地域の拠点を強化。1996年にはアジアホンダモーターに統轄機能を設置した。1999年には日本で株式会社ホンダファイナンスを設立し、国内金融基盤を整える。ブラジルではバンコホンダを設立し、南米での販売金融を展開した。
電動化への転換と構造改革の渦中
2020年代、ホンダは電動化を成長戦略の中核に据える。2020年4月にはホンダエンジニアリングを吸収合併し、生産機能を集約。2021年4月には北米の生産・開発子会社を統合し、ホンダディベロップメントアンドマニュファクチュアリングオブアメリカを設立した。同年12月には埼玉製作所狭山工場の四輪完成車生産を終了し、国内生産の再編を進める。しかし、EV市場の拡大ペース鈍化や関税影響により四輪事業は大幅な赤字に転落。2026年3月期は連結営業損失4143億円、最終損失4239億円の見通しを発表し、カナダでのEVバリューチェーン計画を無期限凍結するなど、戦略の見直しを余儀なくされている。
年表41件を開く
1940年代
- 1946年10月本田宗一郎が静岡県浜松市に本田技術研究所を開設、内燃機関および各種工作機械の製造ならびに研究に従事
- 1948年9月創業本田技術研究所を継承して本田技研工業株式会社を設立
- 1949年8月二輪車生産開始
1950年代
- 1952年4月本社を東京都に移転
- 1952年9月パワープロダクツ生産開始
- 1953年5月大和工場(1973年1月より 埼玉製作所 和光工場)稼働開始
- 1954年4月浜松製作所葵工場(2025年4月より 浜松製作所)稼働開始
- 1957年12月上場株式を東京証券取引所に上場
- 1959年6月創業米国にアメリカンホンダモーターカンパニー・インコーポレーテッドを設立
1960年代
- 1960年5月鈴鹿製作所稼働開始
- 1960年7月創業本田技術研究所を当社より分離し、株式会社本田技術研究所を設立
- 1963年6月四輪車生産開始
- 1964年10月創業タイにアジアホンダモーターカンパニー・リミテッドを設立
- 1964年11月狭山製作所(1973年1月より 埼玉製作所 狭山工場)稼働開始
- 1969年3月創業カナダにホンダカナダ・インコーポレーテッドを設立
1970年代
- 1970年9月創業狭山製作所第2工場工機部門を当社より分離し、ホンダ工機株式会社(1974年7月より ホンダエンジニアリング株式会社)を設立
- 1971年10月創業ブラジルにホンダモーター・ド・ブラジル・リミターダ(2000年4月より ホンダサウスアメリカ・リミターダ)を設立
- 1975年7月創業ブラジルにモトホンダ・ダ・アマゾニア・リミターダを設立
- 1976年3月熊本製作所稼働開始
- 1977年2月上場ADR(米国預託証券)をニューヨーク証券取引所に上場
- 1978年3月創業米国にホンダオブアメリカマニュファクチュアリング・インコーポレーテッドを設立
1980年代
- 1980年2月創業米国にアメリカンホンダファイナンス・コーポレーションを設立
- 1985年9月創業メキシコにホンダ・デ・メキシコ・エス・エー・デ・シー・ブイを設立
- 1987年1月創業カナダにホンダカナダファイナンス・インコーポレーテッドを設立
- 1987年3月米国に北米子会社事業の統轄機能を有するホンダノースアメリカ・インコーポレーテッドを設立
- 1989年8月英国に欧州子会社事業の統轄機能を有するホンダモーターヨーロッパ・リミテッドを設立
1990年代
- 1992年7月創業タイにホンダカーズマニュファクチュアリング(タイランド)カンパニー・リミテッド(2000年12月より ホンダオートモービル(タイランド)カンパニー・リミテッド)を設立
- 1996年5月アジアホンダモーターカンパニー・リミテッドにアセアン子会社事業の統轄機能を設置
- —創業ブラジルにホンダオートモーベイス・ド・ブラジル・リミターダを設立
- 1999年4月創業東京都に株式会社ホンダクレジット(2002年7月より 株式会社ホンダファイナンス)を設立
- 1999年10月創業ブラジルにバンコホンダ・エス・エーを設立
- 1999年12月創業米国にホンダマニュファクチュアリングオブアラバマ・エル・エル・シーを設立
2000年代
- 2000年4月ホンダサウスアメリカ・リミターダに南米子会社事業の統轄機能を設置
- 2002年6月埼玉製作所 和光工場の四輪車用エンジンの生産を終了し、その生産機能を埼玉製作所 狭山工場(2002年10月より 埼玉製作所)に移管(埼玉製作所 和光工場跡地については、2004年7月より Honda 和光ビルとして活用)
- 2004年1月創業中国に中国事業の統轄機能を有する本田技研工業(中国)投資有限公司を設立
- 2009年9月埼玉製作所 小川工場稼働開始
2010年代
- 2013年7月埼玉製作所 寄居工場稼働開始
2020年代
- 2020年4月M&Aホンダエンジニアリング株式会社を合併
- 2020年7月M&Aアメリカンホンダモーターカンパニー・インコーポレーテッドが北米子会社事業の統轄機能を有するホンダノースアメリカ・インコーポレーテッドを合併
- 2021年4月M&Aホンダオブアメリカマニュファクチュアリング・インコーポレーテッドがホンダマニュファクチュアリングオブアラバマ・エル・エル・シー、その他6社を合併し、ホンダディベロップメントアンドマニュファクチュアリングオブアメリカ・エル・エル・シーへ名称変更
- 2021年12月埼玉製作所 狭山工場の四輪完成車の生産を終了
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 営業利益(過去最高)2029年3月期まで過去最高となる営業利益の達成
- ROIC2031年3月期までROIC 10%
- EV投資額(3年間累計)2029年3月期まで0.8兆円
- ソフトウェア投資額(3年間累計)2029年3月期まで1兆円
- ICE/ハイブリッド車投資額(3年間累計)2029年3月期まで4.4兆円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
四輪事業の再構築と収益改善
厳しい収益環境に対応するため四輪事業の戦略枠組みを再整理。米国ではEV市場鈍化を受け、EV投資を抑制しハイブリッド車の生産強化へシフト。余剰能力をICE/ハイブリッド車に振り向け、全工場でハイブリッド車生産を可能にする。日本や米国に加えインド市場での事業強化を図る。
- 02
二輪事業の成長リード
人口増加や経済成長を背景に需要拡大が続くインド等のグローバルサウスを中心に、競争力ある商品の機動的な投入と質の高いサービスを提供。各地域の実情に応じた電動二輪車のラインアップ拡充に加え、ICE車の燃費向上やフレックスフューエルモデルを展開する。
- 03
パワープロダクツ事業の両軸強化
カーボンニュートラルに向けた長期的動きを踏まえつつ、電動化の進展が緩やかな地域にも対応するため、ICEと電動の両軸を戦略的に強化。ICE事業の体質強化で安定収益基盤を確立し、電動化や将来技術への資源投入を加速する。
- 04
財務戦略:資源配分と株主還元
中長期で戦略的な資源配分を実施。2029年3月期までの3年間は投入資源をEVからハイブリッド車へシフトし、EV投資は0.8兆円規模に抑制。ソフトウェアに1兆円、ICE/ハイブリッド車に4.4兆円を投入し、合計6.2兆円の資源投入を行う。株主還元はDOE3%を目安に安定的・継続的な配当を実施する。
- 05
2050年カーボンニュートラルと安全
「Triple Action to ZERO」コンセプトのもと、2050年にCO2排出実質ゼロ、カーボンフリーエネルギー活用率100%、サステナブルマテリアル使用率100%をめざす。また2050年にHondaの二輪・四輪車が関与する交通事故死者ゼロをめざし、2030年までに半減を目標とする。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で195,109人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は933万円で、9期前と比べて+13.8%。平均年齢は43.9歳、平均勤続年数は21.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 211,915 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 215,638 | — |
| 2019年3月 | 820 | 45.6 | 24.1 | 219,722 | — |
| 2020年3月 | 817 | 45.5 | 23.8 | 218,674 | — |
| 2021年3月 | 799 | 44.9 | 22.5 | 211,374 | — |
| 2022年3月 | 779 | 44.7 | 22.2 | 204,035 | — |
| 2023年3月 | 822 | 44.7 | 22.0 | 197,039 | — |
| 2024年3月 | 831 | 44.7 | 21.9 | 194,993 | — |
| 2025年3月 | 896 | 44.5 | 21.3 | 194,173 | 625 |
| 2026年3月 | 933 | 43.9 | 21.0 | 195,109 | −212 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社36社(国内 10 / 海外 26、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。
- 国内㈱本田技術研究所埼玉県 和光市議決権100.0%
- 国内㈱ホンダファイナンス東京都 千代田区議決権100.0%
- 海外アメリカンホンダ モーターカンパニー・インコーポレーテッド米国 カリフォルニア州 トーランス · 連結子会社議決権100.0%
- 海外アメリカンホンダ ファイナンス・コーポレーション米国 カリフォルニア州 トーランス · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ホンダディベロップメントアンドマニュファクチュアリングオブアメリカ・エル・エル・シー米国 オハイオ州 メアリズビル · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ホンダカナダ・インコーポレーテッドカナダ オンタリオ州 マーカム · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ホンダカナダファイナンス・インコーポレーテッドカナダ オンタリオ州 マーカム · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ホンダ・デ・メキシコ・エス・エー・デ・シー・ブイメキシコ ハリスコ州 エルサルト · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ホンダモーターヨーロッパ・リミテッド(注3)英国 ブラックネル · 連結子会社議決権100.0%
- 海外ホンダファイナンスヨーロッパ・パブリックリミテッドカンパニー英国 ブラックネル · 連結子会社議決権100.0%
- 海外本田技研工業(中国)投資有限公司中国 北京市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外本田汽車零部件製造有限公司中国 佛山市 · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社24社を開く
- ホンダモーターサイクル アンドスクーター インディアプライベート・リミテッドインド グルグラム100%
- ホンダカーズ インディア・リミテッドインド グレーターノイダ100%
- ピー・ティ・ホンダ プロスペクトモーターインドネシア ジャカルタ51%
- ホンダ・マレーシア・エスディーエヌ・ビーエイチディーマレーシア ペゴー51%
- アジアホンダモーター カンパニー・リミテッドタイ バンコク100%
- ホンダオートモービル(タイランド)カンパニー・リミテッドタイ バンコク89%
- タイホンダカンパニー・リミテッドタイ バンコク73%
- ホンダベトナムカンパニー・リミテッドベトナム フックイエン70%
- ホンダサウスアメリカ・リミターダブラジル スマレ100%
- モトホンダ・ダ・アマゾニア・リミターダブラジル マナウス100%
- ホンダオートモーベイス・ド・ブラジル・リミターダ(注4)ブラジル スマレ100%
- バンコホンダ・エス・エーブラジル サンパウロ100%
- その他258社(注5,6,7)―
- Astemo㈱(注2)東京都 千代田区40%
- テイ・エス テック㈱埼玉県 朝霞市22%
- ㈱エフ・シー・シー静岡県 浜松市23%
- ㈱エイチワン埼玉県 さいたま市22%
- 武蔵精密工業㈱愛知県 豊橋市25%
- ㈱ジーテクト埼玉県 さいたま市21%
- L-Hバッテリーカンパニー・インコーポレーテッド米国 オハイオ州 ジェファーソンヴィル49%
- 広汽本田汽車有限公司中国 広州市50%
- 東風本田汽車有限公司中国 武漢市50%
- ピー・ティ・アストラ ホンダモーターインドネシア ジャカルタ50%
- その他54社(注3)―
- BEHonda Motor Europe Logistics
- INHONDA POWER PACK ENERGY INDIA PRIVATE LIMITED
- JP株式会社ユタカ技研
- INHONDA INDIA POWER PRODUCTS LIMITED
- INHONDA MOTORCYCLE AND SCOOTER INDIA PRIVATE LIMITED
- INRAJASTHAN PRIME STEEL PROCESSING CENTER PRIVATE LIMITED
- USAMERICAN HONDA MOTOR CO., INC.
- INHONDA CARS INDIA LIMITED
- CAHONDA CANADA FINANCE INC.
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
- 調達1.3億円平成27年度 乗用自動車の購入等(区分3)国税庁 · 2015-10-06
- 調達1億円平成30年度乗用自動車の購入等(区分3)国税庁 · 2018-06-08
- 調達1億円規制の精緻化に向けたデジタル技術の開発AIを活用した自動車の完成検査の精緻化・合理化に係る調査国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2020-06-18
- 調達9,121万円平成27年度 乗用自動車の購入等(区分6)国税庁 · 2015-10-06
- 調達9,065万円07-0049-0192 インド共和国におけるコネクテッド技術を活用した道路状況管理システムの事業化可能性に関する調査請負総務省 · 2025-09-17
- 調達8,497万円平成31年度乗用自動車の購入等(区分3)国税庁 · 2019-06-14
- 調達7,888万円令和2年度乗用自動車の購入等(区分3)【再度公告】国税庁 · 2020-11-17
- 調達6,800万円平成29年度乗用自動車の購入等(区分2)国税庁 · 2017-06-09
- 調達5,532万円平成27年度 乗用自動車の購入等(区分5)国税庁 · 2015-10-06
- 調達5,444万円06-0049-0264 インド共和国におけるコネクテッド技術を活用した道路状況管理システム及び盗難車探査システムの事業化可能性に関する調査請負総務省 · 2025-01-14
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は21.8兆円、営業利益は-4,143億円。前期と比べると増収減益で、売上が+0.5%、利益が-134.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 24.1兆円 | 21.8兆円 |
| 営業利益 | 6,500億円 | -4,143億円 |
| 純利益 | 4,000億円 | -4,239億円 |
| 1株あたり配当 | ¥70 | ¥70 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は6.1兆円、営業利益は5,308億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+31.1%、営業利益は+34.6%。
| 対象期間 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 4.38 | — | — | 682 |
| 2024年1Q | 4.63 | 3,944 | 8.5 | 3,631 |
| 2024年2Q | 4.98 | 3,022 | 6.1 | 2,532 |
| 2024年3Q | 5.39 | 3,798 | 7.0 | 2,533 |
| 2024年4Q | 5.43 | — | — | 2,376 |
| 2025年2Q | 10.80 | 7,426 | 6.9 | 4,947 |
| 2025年4Q | 10.89 | 4,709 | 4.3 | 3,411 |
| 2026年2Q | 10.63 | 4,381 | 4.1 | 3,118 |
| 2026年4Q | 11.16 | −8,524 | −7.6 | −7,357 |
| 2027年1Q | 6.06 | 5,308 | 8.8 | 4,509 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は9.9兆円から21.8兆円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は-1.9%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益兆円 | 税引前利益兆円 | 営業利益率% | 純利益兆円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 9.88 | — | — | — | — |
| 2014年3月 | 12.51 | — | 0.93 | — | 0.62 |
| 2015年3月 | 13.33 | — | 0.81 | — | 0.51 |
| 2016年3月 | 14.60 | — | 0.64 | — | 0.34 |
| 2017年3月 | 14.00 | — | 1.01 | — | 0.62 |
| 2018年3月 | 15.36 | — | 1.11 | — | 1.06 |
| 2019年3月 | 15.89 | — | 0.98 | — | 0.61 |
| ホンダエンジニアリング株式会社を合併 | |||||
| 2020年3月 | 14.93 | — | 0.79 | — | 0.46 |
| ホンダオブアメリカマニュファクチュアリング・インコーポレーテッドがホンダマニュファクチュアリングオブアラバマ・エル・エル・シー、その他6社を合併し、ホンダディベロップメントアンドマニュファクチュアリングオブアメリカ・エル・エル・シーへ名称変更 | |||||
| 2021年3月 | 13.17 | — | 0.91 | — | 0.66 |
| 2022年3月 | 14.55 | — | 1.07 | — | 0.71 |
| 2023年3月 | 16.91 | — | 0.88 | — | 0.65 |
| 2024年3月 | 20.43 | — | 1.64 | — | 1.11 |
| 2025年3月 | 21.69 | 1.21 | 1.32 | 5.6 | 0.84 |
| 2026年3月 | 21.80 | −0.41 | −0.40 | −1.9 | −0.42 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高21.8兆円のうち、営業利益として残るのは-4,143億円で-1.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-4,239億円、売上の-1.9%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を下回る水準。
- 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金90.5%19.7兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.4%2.5兆円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-1.9%-4,143億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 13期分
2026年3月期は営業CFが1.1兆円、投資CFが−8,522億円で、差し引きのフリーCFは2,831億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は5.1兆円で、売上の2.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF兆円 | 投資CF億円 | 財務CF兆円 | フリーCF兆円 | 現金残高兆円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2014年3月 | 0.45 | −9,210 | 0.36 | −0.47 | 1.19 |
| 2015年3月 | 1.02 | −8,405 | 0.01 | 0.18 | 1.47 |
| 2016年3月 | 1.39 | −8,751 | −0.10 | 0.52 | 1.76 |
| 2017年3月 | 0.89 | −6,506 | 0.12 | 0.23 | 2.11 |
| 2018年3月 | 0.99 | −6,151 | −0.17 | 0.37 | 2.26 |
| 2019年3月 | 0.78 | −5,776 | 0.02 | 0.20 | 2.49 |
| 2020年3月 | 0.98 | −6,195 | −0.09 | 0.36 | 2.67 |
| 2021年3月 | 1.07 | −7,969 | −0.28 | 0.28 | 2.76 |
| 2022年3月 | 1.68 | −3,761 | −0.62 | 1.30 | 3.67 |
| 2023年3月 | 2.13 | −6,781 | −1.47 | 1.45 | 3.80 |
| 2024年3月 | 0.75 | −8,673 | 0.92 | −0.12 | 4.95 |
| 2025年3月 | 0.29 | −9,420 | 0.28 | −0.65 | 4.53 |
| 2026年3月 | 1.14 | −8,522 | −0.04 | 0.28 | 5.12 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は33.5兆円。このうち返さなくてよい自己資本が11.8兆円で、自己資本比率は35.3%(業種中央値53.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本兆円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 14.16 | 5.53 | 8.62 | 39.1 |
| 2014年3月 | 16.05 | 6.34 | 9.71 | 39.5 |
| 2015年3月 | 18.43 | 7.11 | 11.32 | 38.6 |
| 2016年3月 | 18.23 | 6.76 | 11.47 | 37.1 |
| 2017年3月 | 18.96 | 7.30 | 11.66 | 38.5 |
| 2018年3月 | 19.35 | 7.93 | 11.42 | 41.0 |
| 2019年3月 | 20.42 | 8.27 | 12.15 | 40.5 |
| 2020年3月 | 20.46 | 8.01 | 12.45 | 39.2 |
| 2021年3月 | 21.92 | 9.08 | 12.84 | 41.4 |
| 2022年3月 | 23.97 | 10.47 | 13.50 | 43.7 |
| 2023年3月 | 24.67 | 11.18 | 13.49 | 45.3 |
| 2024年3月 | 29.77 | 12.70 | 17.08 | 42.6 |
| 2025年3月 | 30.78 | 12.33 | 18.15 | 40.1 |
| 2026年3月 | 33.51 | 11.82 | 21.36 | 35.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
輸送用機器 82社との比較
同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで82社中21位あたり、逆に低いのは営業利益率で82社中80位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,692で、1年前と比べて+6.3%。過去52週の値幅のなかでは87%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 16.5倍 |
| PBR | 0.53倍 |
| 配当利回り | 4.14% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月21日終値1753円は前日比+0.66%で、25日移動平均線(1632円)を約7.4%上回る。52週高値1762.5円にほぼ到達しており、52週安値1238円からは約42%上昇した。直近1ヶ月で+11.9%上昇し、明確な上昇トレンドが続いている。出来高は7月29日に3247万株、8月17日に2563万株と増加場面も見られたが、8月21日は1534万株と高水準。需給はなお強い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
実績PERは算出不能だが、予想PERは16.9倍と業界平均16.75倍にほぼ等しく割安圏内。PBRは0.5485倍と業界平均1.15倍を大きく下回り、解散価値に対して極めて割安。配当利回りは4.02%と業界平均2.97%を上回り魅力的。ただしROEは-3.5%と赤字で、2026/3期の営業損益が赤字転落見込みと収益悪化が顕著。PBRと配当利回りから割安だが、収益リスクを考慮しやや減点。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 16.5倍 | — |
| PBR | 0.53倍 | 1.12倍 |
| ROE | -3.5% | 7.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
2026年3月期に営業・最終赤字へ転落する見通しで、電動化への移行コストと既存事業の構造改革が利益を圧迫している。強気派は、ハイブリッド車の需要が依然強く、二輪車やパワープロダクツが底堅いこと、また過去の実績から改革が奏功し業績がV字回復する可能性を指摘する。弱気派は、電動化競争で出遅れており、投資負担が継続する一方、ガソリン車販売の縮小で収益基盤が侵食されるリスクを懸念する。株価はPBR0.5倍台と割安だが、赤字予想がネガティブ要因。投資判断は業績回復のタイミングと電動化戦略の進捗に左右される。
- ハイブリッド需要は根強い
2026年3月期も売上高は増収予想で、ハイブリッド販売が好調とみられる。
- 改革でコスト削減効果
車種統合や生産再編で固定費削減を進めており、赤字縮小が期待される。
- 財務基盤は健全
自己資本比率が高く、赤字でも配当維持の余力がある。
- 営業赤字4,143億円からの黒字転換と利益回復2027年〜2028年影響強
2025/3期は営業利益1兆2,135億円。1年で赤字に転落した反動で回復余地は大きい
- 予想PER16.4倍が示す収益回復期待継続影響中
時価総額7兆6,290億円に対して予想利益は約4,652億円。赤字からの回復が前提
- 配当利回り4.16%で下値を支え通年影響中
株価1,683円で配当利回り4.16%。純損失でも減配しなければ投資家の支えに
- 外国人持ち株比率31.83%の安定需給継続影響弱
外国人持ち株比率は31.83%。海外投資家の売買が株価変動を和らげる
- 電動化で出遅れ
EV専用車の市場投入が遅れ、テスラや中国勢にシェアを奪われる。
- 赤字が長期化の恐れ
2026年3月期の最終赤字予想は、構造改革の難航を示唆。
- 為替変動に脆弱
円高になれば収益が大きく悪化し、回復が遅れる。
- 2026/3期の営業損失4,143億円と大幅赤字の継続通年影響強
売上高21兆7,966億円で営業損失4,143億円。回復には固定費削減が不可欠
- 純損失4,239億円による配当減額リスク次回決算発表後影響中
2026/3期の純損失は4,239億円。配当利回り4.16%の維持は不透明
- 売上高21.8兆円でも営業赤字の収益構造2026年下期影響中
売上高は前期比0.5%増の21兆7,966億円。増収でも黒字化できない構造
- ROEマイナス3.5%とPBR0.53倍の低評価継続影響弱
ROEがマイナスのためPBR0.53倍が続く可能性。改善には利益回復が前提
- 四輪車販売台数(HV比率)
- HVの売れ行きが収益の下支えになるため。
- 二輪車販売台数
- 世界シェア首位の二輪は安定収益源。
- 営業利益率
- 構造改革の進捗と収益性回復を確認するため。
- 研究開発費
- 電動化投資の規模と持続可能性を測る。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり70円で、前期から+2.9%。いまの株価に対する利回りは4.14%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 31 | — | 71.1 |
| 2018年3月 | 33 | 8.7 | 46.8 |
| 2019年3月 | 37 | 11.0 | 54.1 |
| 2020年3月 | 37 | 0.9 | 52.6 |
| 2021年3月 | 25 | −33.0 | 50.9 |
| 2022年3月 | 58 | 133.3 | 42.3 |
| 2023年3月 | 40 | −31.4 | 32.3 |
| 2024年3月 | 68 | 70.0 | 48.1 |
| 2025年3月 | 68 | 0.0 | 34.2 |
| 2026年3月 | 70 | 2.9 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥70
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ627,291人。区分でいちばん多いのは外国法人で31.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.0%を占め、残る64.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 39.7 | 39.7 | 38.8 | 37.3 | 30.9 | 31.8 |
| 個人・その他 | 13.6 | 14.0 | 16.7 | 17.9 | 30.9 | 28.9 |
| 金融機関 | 38.5 | 37.1 | 34.8 | 34.7 | 27.9 | 28.4 |
| 自己株式 | 4.7 | 5.5 | 8.1 | 8.5 | 17.6 | 14.0 |
| 事業法人 | 6.7 | 6.5 | 6.5 | 6.6 | 6.5 | 7.5 |
| 証券会社 | 1.6 | 2.7 | 3.2 | 3.6 | 3.8 | 3.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 15.05 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 6.09 |
| 03 | モックスレイ・アンド・カンパニー・エルエルシー(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 4.92 |
| 04 | 明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 3.05 |
| 05 | ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 2.15 |
| 06 | 日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 1.29 |
| 07 | JPモルガン証券株式会社 | 1.28 |
| 08 | ジェーピー モルガン チェース バンク 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 1.26 |
| 09 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 0.91 |
| 10 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口4) | 0.83 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は13期で−131%、1株純資産は14期で−1%。直近期のROEは-3.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | — | 3,070 | — | — | 88.5 |
| 2014年3月 | 347 | 3,515 | 10.5 | 10.5 | 56.2 |
| 2015年3月 | 283 | 3,944 | 7.6 | 13.8 | 59.9 |
| 2016年3月 | 191 | 3,752 | 5.0 | 16.1 | 305.6 |
| 2017年3月 | 342 | 4,048 | 8.8 | 9.8 | 71.1 |
| 2018年3月 | 591 | 4,461 | 13.9 | 6.2 | 46.8 |
| 2019年3月 | 346 | 4,699 | 7.5 | 8.7 | 54.1 |
| 2020年3月 | 87 | 1,547 | 5.6 | 9.3 | 52.6 |
| 2021年3月 | 127 | 1,753 | 7.7 | 8.7 | 50.9 |
| 2022年3月 | 137 | 2,041 | 7.2 | 8.5 | 42.3 |
| 2023年3月 | 128 | 2,240 | 6.0 | 9.1 | 32.3 |
| 2024年3月 | 226 | 2,629 | 9.3 | 8.4 | 48.1 |
| 2025年3月 | 179 | 2,836 | 6.7 | 7.5 | 34.2 |
| 2026年3月 | −106 | 3,036 | −3.5 | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
26名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は26名。2026/3期の役員報酬は総額1,156百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 三部敏宏 | 取締役 取締役会議長 指名委員 | 65 |
| 貝原典也 | 取締役 報酬委員 | 65 |
| 藤村英司 | 取締役 | 56 |
| 井上勝史 | 取締役 | 62 |
| 鈴木麻子 | 取締役 常勤監査委員 | 62 |
| 森澤治郎 | 取締役 常勤監査委員 | 59 |
| 酒井邦彦 | 取締役 指名委員 監査委員 | 72 |
| 國分文也 | 取締役 指名委員(委員長)報酬委員 | 73 |
| 小川陽一郎 | 取締役 監査委員(委員長)報酬委員 | 70 |
| 東和浩 | 取締役 指名委員 報酬委員(委員長) | 69 |
| 永田亮子 | 取締役 監査委員 | 63 |
| 我妻三佳 | 取締役 指名委員 | 62 |
残りの役員14名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 五十嵐雅行 | 執行役常務 中国本部長 | 63 |
| 大江健介 | 執行役常務 | 59 |
| 小澤学 | 執行役常務 | 61 |
| 伊藤裕直 | 執行役常務 | 59 |
| 松尾歩 | 執行役常務 サプライチェーン購買本部長 | 60 |
| 滝沢一浩 | 執行役常務 四輪事業本部長 統合地域本部長 リスクマネジメントオフィサー | 58 |
| 加藤稔 | 執行役常務 二輪・パワープロダクツ事業本部長 | 60 |
| 小沼隆史 | 執行役 四輪生産本部長 | 52 |
| 三原大樹 | 執行役 四輪事業本部 地域事業・カスタマーファースト担当 地域事業統括部長 | 57 |
| 秋和利祐 | 執行役 | 54 |
| 武石伊久雄 | 執行役 品質改革本部長 | 57 |
| 川口正雄 | 執行役 最高財務責任者 コーポレート管理本部長 | 55 |
| 今井隆志 | 執行役 四輪事業本部 事業戦略担当 事業戦略統括部長 | 53 |
| 四竈真人 | 執行役 企業変革責任者 コーポレート戦略本部長 安全運転普及本部長 | 49 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 執行役 | 15 | 711 | 933 | 62 |
| 取締役(社内) | 2 | 116 | 116 | 58 |
| 社外取締役 | 6 | 107 | 107 | 18 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
ニュース
AI解説今日の重要ニュースより
「今日の重要ニュース」で本田技研工業を取り上げた解説を、新しい順に並べている。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,736字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題7,113字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク10,079字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)21,804字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第102期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-18
- 半期報告書半期報告書-第102期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第101期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-18
- 半期報告書半期報告書-第101期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第100期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-19
- 四半期報告書四半期報告書-第100期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第100期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第100期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第99期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-23
- 四半期報告書四半期報告書-第99期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第99期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第99期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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