概要
トヨタ自動車は1937年に豊田自動織機から分離独立した自動車メーカーである。セダン、SUV、ミニバンからトラックまでフルラインアップを揃え、ハイブリッド車「プリウス」や燃料電池車「ミライ」など環境技術に強みを持つ。トヨタ生産方式による高効率なモノづくりを基盤に、トヨタ、レクサス、ダイハツ、日野の多ブランド戦略でグローバルに販売網を展開。2025年3月期の連結売上高は48兆367億円、営業利益は4兆7956億円(営業利益率約10%)と高水準。グループ全体の従業員数は約39万人に上る。
自動車事業を中核とする3セグメント構成
トヨタグループは2026年3月期時点で子会社602社、関連会社・共同支配企業159社を擁する巨大企業体である。事業は「自動車」「金融」「その他」の3セグメントに区分され、営業収益の87%を自動車事業が占める。自動車事業ではセダン(クラウン、カムリ)、ミニバン(アルファード、ヴォクシー)、コンパクト(ヤリス、カローラ)、SUV(RAV4、ハイランダー)、トラック(ハイラックス、タコマ)などを設計・製造・販売。金融事業はグループ製品の販売を補完するローン・リースを提供し、その他事業では情報通信サービスを展開する。収益の柱はあくまで自動車であり、販売台数が業績を左右する。
年販売約960万台のグローバル販売網
2025年3月期の連結販売台数は959万5千台に達し、前期比2.5%増加した。内訳は日本208万2千台(構成比21.7%)、北米293万4千台(同30.6%)、欧州118万3千台(同12.3%)、アジア175万9千台(同18.3%)、その他163万7千台(同17.1%)である。北米最大の市場では前年比8.5%増と伸びたが、アジアは中国市場の不振などで4.3%減少。海外販売が全体の約78%を占め、地域分散が進んでいる。販売は国内ではトヨタモビリティ東京などの販売店網、海外では米国トヨタ自動車販売などの現地法人を通じて行われる。
トヨタ・レクサス・ダイハツ・日野の多ブランド戦略
トヨタは自社ブランド「トヨタ」に加え、高級車ブランド「レクサス」、小型車主体の「ダイハツ」、商用車・トラックの「日野」の4ブランドを擁する。2025年10月のジャパンモビリティショーでは新たに「センチュリー」ブランドも提案された。ダイハツと日野はそれぞれ1998年、2001年に子会社化され、グループとしてフルラインアップを補完する。また、富士重工業(現SUBARU)やスズキとも資本業務提携を結び、技術・生産面での協力関係を築いている。これらのブランド戦略により、顧客の多様なニーズに応える。
38の国と地域に広がる生産・研究拠点
トヨタの生産拠点は日本国内に加え、北米、欧州、アジア、中南米、アフリカなど38の国と地域に及ぶ。2025年3月期の生産実績は929万2千台で、日本国内が414万9千台(44.7%)、北米205万台(22.1%)、アジア180万2千台(19.4%)、欧州81万5千台(8.8%)、その他47万7千台(5.1%)である。海外生産比率は55%を超え、現地生産・現地販売の原則を徹底。研究開発面では豊田中央研究所(1960年設立)が中核となり、先端技術の開発を担う。また、ウーブン・バイ・トヨタがソフトウェア開発を担うなど、研究体制もグローバルに展開する。
業界の中での役割は総合自動車メーカー(完成車・部品)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 自動車 | 45.2兆円 | 89.2% | 2.8兆円 | 6.1% |
| 金融 | 4.8兆円 | 9.5% | 8,517億円 | 17.7% |
| その他 | 6,640億円 | 1.3% | 1,321億円 | 19.9% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01自動車主力
セダン、ミニバン、コンパクト、SUV、トラックなどの自動車とその関連部品・用品の設計、製造、販売。国内・海外の販売網を通じて顧客に提供。主要ブランドはトヨタ、レクサス、ダイハツ、日野。
- セダン(クラウン、カムリ等)
- 高級セダンから実用セダンまで幅広いラインアップ。快適性と燃費性能を追求。
- SUV(RAV4、ハイランダー等)
- 多目的スポーツ車。オンロード・オフロードでの走行性能と居住性を両立。
- ミニバン(アルファード、ヴォクシー等)
- 多人数乗車を可能としたワゴン車。ファミリー層に人気。
- トラック(ハイラックス、タコマ等)
- 商用・個人向けピックアップトラック。耐久性と積載能力に優れる。
- コンパクトカー(ヤリス、カローラ等)
- 経済性と扱いやすさを重視した小型車。世界中で販売。
02金融準主力
主にグループが製造する自動車の販売を補完するための金融サービス(ローン、リース)を提供。国内外の金融子会社を通じて展開。
- 販売金融サービス
- 自動車購入時のローン、リース等の金融商品。
03その他副次
情報通信事業等の自動車関連以外の事業を展開。
- 情報通信サービス
- コネクテッドカー向け通信サービスやモビリティ関連のソフトウェア開発など。
製品と技術
ハイブリッドシステム「THS」とプリウスの系譜
トヨタは1997年に世界初の量産ハイブリッド乗用車「プリウス」を発売し、環境技術の先駆者となった。搭載されたトヨタ・ハイブリッド・システム(THS)は、ガソリンエンジンとモーターを効率的に組み合わせ、燃費性能を大幅に向上。以降、THSは改良を重ね、現在では第5世代に進化。同システムはプリウスだけでなく、カムリ、RAV4、クラウンなど多くの車種に展開され、トヨタのハイブリッド車累計販売台数は世界で2000万台を超える。THSの特徴は、エンジンとモーターの動力分配を遊星歯車機構で行う方式であり、滑らかな加速と低燃費を両立している。
水素燃料電池車「ミライ」と水素社会への取り組み
2014年、トヨタは燃料電池車(FCV)「ミライ」を発売。水素と酸素の化学反応で発電し、排出するのは水のみ。航続距離は約650km(WLTCモード)で、水素充填時間は約3分とガソリン車並みの利便性を持つ。ミライはトヨタが開発した燃料電池スタックと高圧水素タンクを搭載。2020年のモデルチェンジでは、プラットフォームをTNGAに変更し、走行性能と静粛性を向上。また、水素を利用した事業として、燃料電池をバスやトラック、さらには発電機などにも展開し、水素社会の実現に向けたインフラ整備にも協力している。
高効率モノづくりを支えるトヨタ生産方式とTNGA
トヨタ生産方式(TPS)は、ジャストインタイムと自働化を二本柱とする生産管理手法で、無駄を徹底的に排除し、高品質・低コストを実現する。この方式は世界の製造業に影響を与えた。近年、さらに進化したのがToyota New Global Architecture(TNGA)である。TNGAは車種共通のアーキテクチャを採用し、開発効率と品質向上を図る戦略。プラットフォームやパワートレインを共通化することで、多様な車種を効率的に生産できる。TNGAは2015年以降、順次導入され、カローラ、RAV4、カムリなど多くのモデルに採用され、走りの質も向上した。
コネクテッド技術とウーブン・バイ・トヨタ
トヨタは2021年に設立したウーブン・バイ・トヨタを中心に、ソフトウェア定義車(SDV)の開発を加速している。同社は自動運転OS「Arene」の開発を手掛け、コネクテッドカー向けサービスを提供。トヨタの車両は既に通信モジュールを標準搭載し、ナビゲーション、リモートエアコン、盗難追跡などのサービスを提供する。2023年には、ソフトウェアアップデートにより車両機能を改善するOTA(Over-the-Air)アップデートを全車種に拡大。これらの技術は、車両の付加価値向上と新たな収益源の創出につながっている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
自動車・輸送用機器のなかでの位置
国内自動車生産で首位、海外依存でグローバル展開
トヨタ自動車は、国内自動車メーカーの中で売上高が突出しており、世界市場での存在感も大きい。同業他社には、部品メーカーのトヨタ紡織やユニプレスが挙げられるが、完成車メーカーとしての直接の競合は、データ上では明示されていない。業界内では、規模の経済と高いブランド力により、安定した収益基盤を築いている。ただし、直近の営業利益率は低下傾向にあり、電動化や自動運転など技術変革への対応が課題となる。海外生産比率が高く、為替変動の影響を受けやすい一方、新興国市場での需要取り込みに強みを持つ。国内市場は成熟しており、内需依存度は低いが、海外市場での競争激化には留意が必要である。
強み
- 売上高世界トップクラスで、規模の経済によるコスト競争力を有する。
- 高い品質と信頼性で、世界的に認知されたブランドを確立している。
- 関連企業との緊密な連携で、部品供給の安定性を確保している。
- 電動化や水素など次世代技術に巨額投資し、競争力を強化。
課題
- 営業利益率が前期比で減少し、価格競争やコスト増への対応が必要。
- 為替レートや地政学リスクにより、海外利益が不安定になる。
- 電動化シフトで従来の技術資産が陳腐化し、新たな戦略構築が急務。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
自動車完成車・大手部品の時価総額近傍。太字がトヨタ自動車
時価総額で並べると、掲載6社のなかで1番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7203トヨタ自動車 | 49.5兆円 | 8.9倍 |
| 2 | 7011三菱重工業 | 12.6兆円 | 53.4倍 |
| 3 | 7267本田技研工業 | 7.7兆円 | — |
| 4 | 6902デンソー | 5.6兆円 | 11.8倍 |
| 5 | 7269スズキ | 4.2兆円 | 9.3倍 |
| 6 | 5108ブリヂストン | 2.9兆円 | 20.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車完成車・大手部品)に従っています。
会社の歴史
沿革 48件
豊田自動織機の一部門から独立した1937年
トヨタ自動車の起源は1933年、豊田自動織機製作所内に自動車部門が設けられたことに始まる。1935年にトラック、1936年に乗用車の試作に成功し、1937年8月に資本金1200万円でトヨタ自動車工業として独立した。創業者豊田喜一郎は「日本人の頭と腕で自動車工業を興す」という信念で国産乗用車の量産に挑んだ。しかし、太平洋戦争の勃発により生産は軍需車両が中心となり、戦後は経営危機に見舞われる。この時期に、現在のグループ企業の基礎となる豊田製鋼、豊田工機、トヨタ車体などが相次いで設立された。
販売網を分離して再建した戦後の1950年
戦後のインフレと労働争議で経営が逼迫したトヨタは、1949年に東京・名古屋・大阪の証券取引所に株式を上場し資金調達を図る。翌1950年4月、販売業務をトヨタ自動車販売に分離し、製造と販売を別会社とした。これは当時の銀行団の勧めによるもので、販売会社が在庫リスクを負うことで財務改善を狙った。同時期に民成紡績(現トヨタ紡織)なども分離され、グループの分業体制が確立。この販売分離は32年間続き、1982年7月にトヨタ自動車販売と合併し、現在のトヨタ自動車株式会社となるまで、製造と販売が独立した組織で運営された。
日野・ダイハツとの提携でグループを拡大した1960年代
1966年10月、トヨタは日野自動車工業と業務提携を結んだ。日野は大型トラック・バスに強みを持ち、トヨタの商用車ラインアップを補完する存在となった。翌1967年11月にはダイハツ工業とも提携し、軽自動車・小型車の分野で協力関係を構築。両社との提携は後の子会社化(ダイハツ1998年、日野2001年)につながる。また、1956年にはトヨタ自動車販売が産業車両(フォークリフト)の販売を開始し、物流分野にも進出。これらの動きは、トヨタが単なる乗用車メーカーから総合車両メーカーへと脱皮する基盤となった。
米国生産開始とグローバル展開の1980年代
1982年の販売会社合併後、トヨタは海外生産に本格的に乗り出す。1984年、GMとの合弁でカリフォルニアにニュー・ユナイテッド・モーター・マニュファクチャリング(NUMMI)を設立し、北米生産の足がかりを得た。1986年にはケンタッキー工場とカナダ工場を設立し、完全子会社での生産を開始。続いて1989年にはイギリス工場、1991年には九州工場を設立。1990年代には北米の統括会社を再編し、現地責任体制を強化した。2002年にはチェコ工場を立ち上げ、欧州での生産能力を拡大。これらの拠点は、輸出リスクの軽減と現地ニーズへの迅速な対応を可能にした。
中国市場への本格参入と提携拡大の2000年代
2002年8月、トヨタは中国第一汽車集団と自動車事業での協力に基本合意し、中国市場への本格参入を開始。2004年には広州汽車との合弁で広州トヨタ(現広汽トヨタ)を設立し、二つの合弁体制を構築した。同じく2002年にはプジョー・シトロエンとの合弁でチェコ工場(現トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・チェコ)を設立。2006年には富士重工業(現SUBARU)と業務提携し、スポーツ車のOEM供給などで協力。2017年にはスズキと資本提携し、インドなど新興市場での協業を進めた。これらの提携により、トヨタは世界の主要市場をほぼカバーするに至った。
年表48件を開く
1930年代
- 1933年9月㈱豊田自動織機製作所(現在の㈱豊田自動織機)内で自動車の研究を開始
- 1935年11月トラックを発売
- 1936年9月乗用車を発売
- 1937年8月創業㈱豊田自動織機製作所(現在の㈱豊田自動織機)より分離独立(会社創立)(社名 トヨタ自動車工業㈱、資本金 12,000千円)
1940年代
- 1940年3月豊田製鋼㈱(現在の愛知製鋼㈱)設立
- 1941年5月豊田工機㈱(現在の㈱ジェイテクト)を設立し、精密工作機械の製造事業を移管
- 1943年11月M&A中央紡績㈱を吸収合併
- 1945年8月トヨタ車体工業㈱(現在のトヨタ車体㈱)を設立し、自動車車体の製造事業を移管
- 1946年4月関東電気自動車製造㈱(現在のトヨタ自動車東日本㈱)設立
- 1948年7月日新通商㈱(現在の豊田通商㈱)設立
- 1949年5月上場東京、名古屋、大阪の各証券取引所に株式を上場(現在は東京、名古屋、ニューヨーク、ロンドンの各証券取引所に株式を上場)
- 1949年6月愛知工業㈱(現在の㈱アイシン)設立
- 1949年12月日本電装㈱(現在の㈱デンソー)を設立し、自動車用電装品の製造事業を移管
1950年代
- 1950年4月トヨタ自動車販売㈱を設立し、販売業務を移管
- 1950年5月民成紡績㈱(現在のトヨタ紡織㈱)を設立し、紡績事業を移管
- 1953年8月東和不動産㈱(現在のトヨタ不動産㈱)設立
- 1956年3月トヨタ自動車販売㈱が産業車両を発売
- 1957年10月米国トヨタ自動車販売㈱設立
1960年代
- 1960年11月㈱豊田中央研究所設立
- 1966年10月M&A日野自動車工業㈱・日野自動車販売㈱(現在は合併し、日野自動車㈱)と業務提携
- 1967年11月ダイハツ工業㈱と業務提携
1970年代
- 1975年12月店舗用住宅を発売
- 1977年2月個人用住宅を発売
1980年代
- 1980年3月M&Aティース トヨタ㈱(現在のトヨタ モーター コーポレーション オーストラリア㈱)を株式取得により子会社化
- 1982年7月M&Aトヨタ自動車販売㈱と合併し、社名をトヨタ自動車㈱に変更
- 1982年10月トヨタ モーター クレジット㈱設立
- 1984年2月当社とGM社(当時)との間で合弁会社ニュー ユナイテッド モーター マニュファクチャリング㈱を設立
- 1986年1月トヨタ モーター マニュファクチャリング U.S.A.㈱(現在のトヨタ モーター マニュファクチャリング ケンタッキー㈱)およびトヨタ モーター マニュファクチャリング カナダ㈱を設立
- 1989年12月トヨタ モーター マニュファクチャリング(UK)㈱設立
1990年代
- 1991年2月トヨタ自動車九州㈱設立
- 1996年2月トヨタ モーター マニュファクチャリング インディアナ㈱設立
- 1996年9月M&A北米における製造・販売会社の資本関係再編成に伴い、トヨタ モーター ノース アメリカ㈱(現在は同地域の子会社と合併)を設立
- 1996年10月北米における製造統括会社トヨタ モーター マニュファクチャリング ノース アメリカ㈱(現在のトヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ㈱)を設立
- 1998年9月M&Aダイハツ工業㈱を株式取得により子会社化
- 1998年10月M&A欧州における製造統括会社トヨタ モーター ヨーロッパ マニュファクチャリング㈱(現在は同地域の販売統括会社、持株会社と合併)を設立
2000年代
- 2000年7月金融統括会社トヨタファイナンシャルサービス㈱を設立
- 2001年4月㈱豊田自動織機製作所(現在の㈱豊田自動織機)に産業車両および物流システム事業を譲渡
- 2001年8月M&A日野自動車㈱を株式取得により子会社化
- 2002年3月M&A当社とプジョー シトロエン オートモービルズ SA(当時)との間で合弁会社トヨタ プジョー シトロエン オートモービル チェコ㈲を設立(現在は子会社化し、社名をトヨタ モーター マニュファクチャリング チェコ㈲に変更)
- 2002年4月M&A欧州における持株会社トヨタ モーター ヨーロッパ㈱(現在は同地域の販売統括会社、製造統括会社と合併)を設立
- 2002年8月中国第一汽車集団有限公司と中国での自動車事業における協力関係構築に基本合意
- 2004年9月当社と広州汽車集団股份有限公司との間で合弁会社広州トヨタ自動車㈲(現在の広汽トヨタ自動車㈲)を設立
- 2005年10月M&A欧州における販売統括会社トヨタ モーター マーケティング ヨーロッパ㈱は、同地域の製造統括会社、持株会社と合併(合併後社名 トヨタ モーター ヨーロッパ㈱)
- 2006年3月富士重工業㈱(現在の㈱SUBARU)と業務提携
2010年代
- 2010年10月トヨタホーム㈱に住宅事業を承継
- 2012年7月M&A関東自動車工業㈱は、セントラル自動車㈱およびトヨタ自動車東北㈱と合併し、社名をトヨタ自動車東日本㈱に変更
- 2015年12月ニュー ユナイテッド モーター マニュファクチャリング㈱の解散申請を、米国の管轄裁判所が認可
- 2017年2月スズキ㈱と業務提携に向けた覚書を締結(2019年8月資本提携)
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
商品軸・地域軸経営の深化
「もっといいクルマづくり」を掲げ、TNGAによる商品群戦略と、地域に根ざした販売・サービス体制を強化する。また、トヨタ、レクサス、ダイハツ、GR、センチュリーの各ブランドの役割を明確化し、互いに補完することで多様な顧客ニーズに応える。
- 02
損益分岐台数の改善
認証問題や余力不足への対応で足場を固めつつ、全社で固定費削減、原価改善、生産性向上に取り組む。AI活用で定型業務を効率化し、正味率を高めることで、環境悪化時でも収益を確保できる経営体質を目指す。
- 03
モビリティカンパニーへの変革
交通事故ゼロ社会の実現に向け、SDV(ソフトウェア定義車両)の開発を推進し、クルマ・ヒト・インフラが連携する安全・安心な移動を提供する。電子プラットフォーム刷新やAreneを活用し、ソフトウェアで継続的に価値を提供する。
- 04
ステークホルダーとの関係強化
株主・投資家、顧客、地域社会、販売店、仕入先などとの信頼関係を一層強化する。感謝を伝えるイベントの開催や、多目的アリーナTOYOTA ARENA TOKYOの運営などを通じて、地域社会との絆を深め、持続的な企業価値向上につなげる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で390,927人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,006万円で、9期前と比べて+18.1%。平均年齢は40.5歳、平均勤続年数は15.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 364,445 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 369,124 | — |
| 2019年3月 | 852 | 39.4 | 15.7 | 370,870 | — |
| 2020年3月 | 866 | 39.6 | 15.8 | 359,542 | — |
| 2021年3月 | 858 | 40.0 | 16.2 | 366,283 | — |
| 2022年3月 | 857 | 40.4 | 16.4 | 372,817 | — |
| 2023年3月 | 895 | 40.6 | 16.2 | 375,235 | — |
| 2024年3月 | 900 | 40.6 | 16.0 | 380,793 | — |
| 2025年3月 | 983 | 40.7 | 15.6 | 383,853 | 1,249 |
| 2026年3月 | 1,006 | 40.5 | 15.1 | 390,927 | 963 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社46社(国内 19 / 海外 27、うち連結子会社 16) を有報から抽出しています。
- 国内日野自動車㈱ 12東京都 日野市 · 連結子会社議決権66.2%
- 国内プライムプラネット エナジー& ソリューションズ㈱ 1東京都 中央区 · 連結子会社議決権51.0%
- 国内ダイハツ工業㈱大阪府 池田市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内トヨタ車体㈱愛知県 刈谷市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内トヨタ自動車九州㈱福岡県 宮若市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内トヨタ自動車東日本㈱宮城県 黒川郡 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ウーブン・バイ・トヨタ㈱東京都 中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内トヨタファイナンシャル サービス㈱ 1愛知県 名古屋市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内トヨタファイナンス㈱ 2愛知県 名古屋市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外トヨタ モーター ノース アメリカ㈱ 13Plano, Texas, U.S.A. · 連結子会社議決権100.0%
- 海外米国トヨタ自動車販売㈱ 1Plano, Texas, U.S.A. · 連結子会社議決権100.0%
- 海外トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ㈱ 1Plano, Texas, U.S.A. · 連結子会社議決権100.0%
残りのグループ会社34社を開く
- トヨタ モーター マニュファクチャリング ケンタッキー㈱ 1Georgetown, Kentucky, U.S.A.100%
- トヨタ モーター マニュファクチャリング インディアナ㈱ 1Princeton, Indiana, U.S.A.100%
- トヨタ モーター マニュファクチャリング テキサス㈱ 1San Antonio, Texas, U.S.A.100%
- トヨタ バッテリー マニュファクチャリング㈱Liberty, North Carolina, U.S.A.90%
- トヨタ モーター クレジット㈱ 12Plano, Texas, U.S.A.100%
- ウーブン・キャピタル・LP 1Wilmington, Delaware, U.S.A.100%
- トヨタ モーター マニュファクチャリング カナダ㈱ 1Cambridge, Ontario, Canada100%
- トヨタ モーター ヨーロッパ㈱ 1Brussels, Belgium100%
- トヨタ モーター ファイナンス(ネザーランズ)㈱ 2Amsterdam, Netherlands100%
- トヨタ モーター マニュファクチャリング ターキー㈱ 1Arifiye, Sakarya, Turkey90%
- トヨタ モーター マニュファクチャリング(UK)㈱ 1Burnaston, Derbyshire, U.K.100%
- トヨタ自動車(中国)投資㈲北京市 中国100%
- レクサス(上海)新エネルギー㈲ 1上海市 中国100%
- 広汽トヨタエンジン㈲ 1広州市 中国70%
- トヨタ モーター ファイナンス チャイナ㈲ 1北京市 中国100%
- トヨタ モーター アジア(シンガポール)㈱Singapore100%
- タイ国トヨタ自動車㈱Samutprakarn, Thailand86%
- トヨタ モーター アジア(タイランド)㈱Samutprakarn, Thailand100%
- トヨタ リーシング タイランド㈱ 1Bangkok, Thailand90%
- トヨタ モーター コーポレーション オーストラリア㈱Port Melbourne, Victoria, Australia100%
- トヨタ ファイナンス オーストラリア㈱ 2Sydney, New South Wales, Australia100%
- ブラジルトヨタ㈲ 1Sao Paulo, Brazil100%
- ㈱デンソー 2愛知県 刈谷市22%
- ㈱SUBARU 2東京都 渋谷区21%
- ㈱豊田自動織機 2愛知県 刈谷市25%
- ㈱アイシン 2愛知県 刈谷市22%
- ㈱ジェイテクト 2愛知県 刈谷市24%
- 豊田合成㈱ 2愛知県 清須市22%
- 愛知製鋼㈱ 2愛知県 東海市25%
- トヨタ紡織㈱ 2愛知県 刈谷市32%
- 豊田通商㈱ 2愛知県 名古屋市22%
- トヨタ不動産㈱愛知県 名古屋市24%
- 一汽トヨタ自動車㈲天津市 中国50%
- 広汽トヨタ自動車㈲広州市 中国50%
- USTOYOTA AUTO LOAN EXTENDED NOTE TRUST 2026-1
- GBKOROMO UK 2 PLC
- USTOYOTA AUTO LOAN EXTENDED NOTE TRUST 2025-1
- USTOYOTA AUTO CONDUIT TRUST 2022-2
- JPダイハツ工業株式会社
- JPトヨタファイナンシャルサービス株式会社
- ZATOYOTA SOUTH AFRICA MOTORS
- INTOYOTA KIRLOSKAR MOTOR PRIVATE LIMITED
- JP日野自動車株式会社
- DETOYOTA Kreditbank GmbH
- JPトヨタファイナンス株式会社
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
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出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は50.7兆円、営業利益は3.8兆円。前期と比べると増収減益で、売上が+5.5%、利益が-21.5%。
- 01売上高48兆円超、過去最高を更新
- 02営業利益は前期比10%減 — 円高想定と材料費・労務費の上昇が重荷
- 03ハイブリッド比率がさらに上昇、北米で台数好調
- 04BEVは第2世代モデルで2026年度から本格展開へ
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 54.0兆円 | 50.7兆円 |
| 営業利益 | 3.4兆円 | 3.8兆円 |
| 純利益 | 3.3兆円 | 3.8兆円 |
| 1株あたり配当 | ¥100 | ¥100 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は13.5兆円、営業利益は1.1兆円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+28.2%、営業利益は−5.1%。
| 対象期間 | 売上高兆円 | 営業利益兆円 | 営業利益率% | 純利益兆円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 9.69 | — | — | 0.55 |
| 2024年1Q | 10.55 | 1.12 | 10.6 | 1.31 |
| 2024年2Q | 11.43 | 1.44 | 12.6 | 1.28 |
| 2024年3Q | 12.04 | 1.68 | 14.0 | 1.36 |
| 2024年4Q | 11.07 | — | — | 1.00 |
| 2025年2Q | 23.28 | 2.46 | 10.6 | 1.91 |
| 2025年4Q | 24.75 | 2.33 | 9.4 | 2.86 |
| 2026年2Q | 24.63 | 2.01 | 8.1 | 1.77 |
| 2026年4Q | 26.05 | 1.76 | 6.8 | 2.07 |
| 2027年1Q | 13.53 | 1.06 | 7.9 | 1.48 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は22.1兆円から50.7兆円へ2.3倍に増えた。直近期の営業利益率は7.4%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益兆円 | 税引前利益兆円 | 営業利益率% | 純利益兆円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 22.06 | — | 1.40 | — | 0.96 |
| 2014年3月 | 25.69 | — | 2.44 | — | 1.82 |
| 2015年3月 | 27.23 | — | 2.89 | — | 2.17 |
| 2016年3月 | 28.40 | — | 2.98 | — | 2.31 |
| この期から会計基準が米国基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | |||||
| 2017年3月 | 27.60 | — | — | — | — |
| 2018年3月 | 29.38 | — | — | — | — |
| 2019年3月 | 30.23 | — | — | — | — |
| 2020年3月 | 29.87 | — | 2.79 | — | 2.04 |
| 2021年3月 | 27.21 | — | 2.93 | — | 2.25 |
| 2022年3月 | 31.38 | — | 3.99 | — | 2.85 |
| 2023年3月 | 37.15 | — | 3.67 | — | 2.45 |
| 2024年3月 | 45.10 | — | 6.97 | — | 4.94 |
| 2025年3月 | 48.04 | 4.80 | 6.41 | 10.0 | 4.77 |
| 2026年3月 | 50.69 | 3.77 | 5.15 | 7.4 | 3.85 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高50.7兆円のうち、営業利益として残るのは3.8兆円で7.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3.8兆円、売上の7.6%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を上回る水準。
- 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金83.3%42.2兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.3%4.7兆円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.4%3.8兆円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 11期分
2026年3月期は営業CFが5.5兆円、投資CFが−1.5兆円で、差し引きのフリーCFは4.0兆円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は12.7兆円で、売上の3.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF兆円 | 投資CF兆円 | 財務CF兆円 | フリーCF兆円 | 現金残高兆円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2.45 | −3.03 | 0.48 | −0.58 | 1.72 |
| 2014年3月 | 3.65 | −4.34 | 0.92 | −0.69 | 2.04 |
| 2015年3月 | 3.69 | −3.81 | 0.31 | −0.13 | 2.28 |
| 2016年3月 | 4.46 | −3.18 | −0.42 | 1.28 | 2.94 |
| 2020年3月 | 2.40 | −2.12 | 0.36 | 0.27 | 4.10 |
| 2021年3月 | 2.73 | −4.68 | 2.74 | −1.96 | 5.10 |
| 2022年3月 | 3.72 | −0.58 | −2.47 | 3.15 | 6.11 |
| 2023年3月 | 2.96 | −1.60 | −0.06 | 1.36 | 7.52 |
| 2024年3月 | 4.21 | −5.00 | 2.50 | −0.79 | 9.41 |
| 2025年3月 | 3.70 | −4.19 | 0.20 | −0.49 | 8.98 |
| 2026年3月 | 5.47 | −1.52 | −0.54 | 3.95 | 12.66 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 12期分
2026年3月期の総資産は105.5兆円。このうち返さなくてよい自己資本が39.9兆円で、自己資本比率は37.8%(業種中央値53.0%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本兆円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 35.48 | — | — | 34.2 |
| 2014年3月 | 41.44 | — | — | 34.9 |
| 2015年3月 | 47.73 | — | — | 35.2 |
| 2016年3月 | 47.43 | — | — | 35.3 |
| 2019年3月 | 53.42 | 19.91 | 33.51 | 37.3 |
| 2020年3月 | 53.97 | 20.62 | 33.35 | 38.2 |
| 2021年3月 | 62.27 | 23.40 | 38.86 | 37.6 |
| 2022年3月 | 67.69 | 26.25 | 41.44 | 38.8 |
| 2023年3月 | 74.30 | 28.34 | 45.96 | 38.1 |
| 2024年3月 | 90.11 | 34.22 | 55.89 | 38.0 |
| 2025年3月 | 93.60 | 35.92 | 56.72 | 38.4 |
| 2026年3月 | 105.52 | 39.92 | 64.50 | 37.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
輸送用機器 82社との比較
同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で82社中17位あたり、逆に低いのは自己資本比率で82社中70位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,133で、1年前と比べて+12.5%。過去52週の値幅のなかでは34%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.9倍 |
| PER (会社予想) | 11.5倍 |
| PBR | 0.99倍 |
| 配当利回り | 3.19% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月21日に3132円で終値、前日比2.15%高となり、直近1ヶ月でも6.17%上昇しています。25日移動平均線を約4.61%上回り、75日線に対しても約7.64%上に位置するなど、短中期トレンドは強気です。ただし、52週高値の4000円からは約21.7%下で推移しており、上値の重さも意識されます。出来高は8月21日時点で約2592万株と高水準で、需給の活発さを示しています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)。
PERが8.91倍と業界平均の16.66倍を大きく下回り、PBRも0.99倍と1倍割れで平均1.13倍を下回る。ROEは10.1%と安定し、配当利回り3.19%は平均2.96%を上回る。配当性向36.4%で増配余地も。26年3月期は減益見込みだが、自動車セクターの割安感は顕著で、株価は収益に比べて過小評価。割安だが業績の冴えなさが懸念材料。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.9倍 | 16.3倍 |
| PER (予想) | 11.5倍 | — |
| PBR | 0.99倍 | 1.12倍 |
| ROE | 10.1% | 7.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、電動化シフトの中でトヨタの競争力が維持・向上できるか。強気派は、ハイブリッド技術の優位性と、多様な電動化戦略(HEV、PHEV、BEV、FCV)が世界中の多様な市場ニーズに対応していると評価する。また、ソフトウェア定義車への投資で将来の競争力を強化しており、収益基盤が盤石であると見る。さらに、現在のPERは8.48倍と割安で、配当利回りも3%を超える。一方、弱気派は、EVシフトの遅れにより、特に中国市場でのシェア低下が続くと懸念する。また、2026年3月期の営業利益率予想が7.43%と前期から低下しており、収益力が弱まっていると指摘する。さらに、ソフトウェア競争で他社に遅れを取るリスクもある。
- 電動化戦略の多様性
HEV・PHEV・BEV・FCVを揃えることで、地域ごとの需要に柔軟に対応できる
- 割安な評価
PER 8.48倍、PBR 0.95倍と資産価値対比でも割安で、配当利回り3.36%と魅力的
- 収益基盤の強さ
2025年3月期の営業利益率9.98%と高水準を維持し、売上高も48兆円超と巨大
- 売上高が50兆6,850億円と過去最高通年影響中
2026/3期売上高50兆6,850億円、前期比2兆6,483億円増
- PBR0.95倍と1倍割れ継続影響中
PBR0.9459倍、ROE10.1%で解散価値割れ
- 配当利回り3.36%の下支え継続影響弱
予想配当利回り3.36%、株主還元で下値堅い
- ROE10.1%の高水準維持通年影響弱
ROE10.1%、PBR1倍割れは過小評価
- EVシフトの遅れ
中国市場ではEV競争に遅れ、シェア低下が続く可能性がある
- 利益率の低下予想
2026年3月期の予想営業利益率は7.43%と前期から2.55ポイント低下する見込み
- ソフトウェア競争
ソフトウェア定義車や自動運転などでIT企業や新興メーカーに後れを取るリスク
- 営業利益が1兆円超減益通年影響強
2026/3期営業利益3兆7,662億円、前期から1兆円超減少
- 純利益が9,170億円減益通年影響強
2025/3期4兆7,651億円から2026/3期3兆8,481億円へ
- 営業利益率が7.43%に低下通年影響中
2025/3期9.98%から2026/3期7.43%へ2.55ポイント減
- 予想PER10.9倍と来期減益決算発表後影響中
実績PER8.48倍に対し予想PER10.9倍、EPS減を織り込む
- 世界販売台数
- 売上高と利益の基盤であり、市場シェアの動向を示す
- 電動車販売比率
- 電動化シフトの進捗と競争力を測る重要な指標
- 営業利益率
- 収益性の変化とコスト管理の効率を確認する
- 中国販売台数
- 世界最大の自動車市場でのシェア動向が中長期的な競争力を左右する
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり100円で、前期から+5.6%。いまの株価に対する利回りは3.19%。増配か配当維持が6年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 42 | — | 41.4 |
| 2018年3月 | 44 | 4.8 | 35.0 |
| 2019年3月 | 44 | 0.0 | 33.5 |
| 2020年3月 | 44 | 0.0 | 43.6 |
| 2021年3月 | 48 | 9.1 | 41.2 |
| 2022年3月 | 52 | 8.3 | 42.6 |
| 2023年3月 | 60 | 15.4 | 27.9 |
| 2024年3月 | 75 | 25.0 | 23.0 |
| 2025年3月 | 90 | 20.0 | 31.0 |
| 2026年3月 | 95 | 5.6 | 36.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥100
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,080,764人。区分でいちばん多いのは個人・その他で28.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.3%を占め、残る52.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 24.3 | 26.3 | 28.4 | 27.8 | 28.6 | 28.4 |
| 金融機関 | 31.8 | 31.4 | 30.9 | 29.8 | 28.6 | 27.0 |
| 外国法人 | 20.6 | 19.3 | 18.1 | 20.6 | 20.6 | 22.8 |
| 事業法人 | 21.3 | 21.3 | 20.9 | 20.3 | 20.6 | 20.3 |
| 自己株式 | 14.8 | 15.6 | 16.9 | 17.4 | 17.4 | 17.5 |
| 証券会社 | 2.1 | 1.7 | 1.5 | 1.5 | 1.6 | 1.5 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行㈱ | 10.56 |
| 02 | ㈱豊田自動織機 | 7.55 |
| 03 | ㈱日本カストディ銀行 | 5.03 |
| 04 | 日本生命保険(相) | 4.01 |
| 05 | ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部) | 3.81 |
| 06 | ジェーピー モルガン チェース バンク(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部) | 3.41 |
| 07 | ㈱デンソー | 2.85 |
| 08 | ザ バンク オブ ニューヨーク メロン アズ デポジタリ バンク フォー デポジタリ レシート ホルダーズ(常任代理人 ㈱三井住友銀行) | 2.25 |
| 09 | トヨタ不動産㈱ | 1.58 |
| 10 | ㈱アイシン | 1.10 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-27株式会社豊田自動織機新規の大量保有報告0.01%-7.54pt
- 2026-05-08株式会社豊田自動織機新規の大量保有報告7.55%
- 2026-05-08株式会社豊田自動織機新規の大量保有報告7.55%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 12期分
1株利益は11期で−3%、1株純資産は12期で−20%。直近期のROEは10.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 304 | 3,835 | — | 16.0 | 40.8 |
| 2014年3月 | 575 | 4,565 | — | 10.1 | 36.9 |
| 2015年3月 | 688 | 5,335 | — | 12.2 | 37.4 |
| 2016年3月 | 741 | 5,513 | — | 8.0 | 36.1 |
| 2019年3月 | — | 1,406 | — | — | 33.5 |
| 2020年3月 | 145 | 1,491 | 10.0 | 8.9 | 43.6 |
| 2021年3月 | 161 | 1,674 | 10.2 | 10.7 | 41.2 |
| 2022年3月 | 205 | 1,905 | 11.5 | 10.8 | 42.6 |
| 2023年3月 | 179 | 2,089 | 9.0 | 10.5 | 27.9 |
| 2024年3月 | 366 | 2,540 | 15.8 | 10.4 | 23.0 |
| 2025年3月 | 360 | 2,753 | 13.6 | 7.3 | 31.0 |
| 2026年3月 | 295 | 3,063 | 10.1 | 10.7 | 36.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額4,638百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約34倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 豊田章男 | 取締役会長(代表取締役) | 70 | 24,099,000 |
| 佐藤恒治 | 取締役副会長(代表取締役) | 56 | 667,000 |
| 中嶋裕樹 | 取締役副社長(代表取締役) | 64 | 333,000 |
| 宮崎洋一 | 取締役副社長(代表取締役) | 62 | 328,000 |
| 岡本薫明 | 取締役 | 65 | 2,000 |
| 藤沢久美 | 取締役 | 59 | — |
| George Olcott | 取締役(監査等委員) | 71 | 5,000 |
| Christopher P.Reynolds | 取締役(監査等委員) | 63 | — |
| 大島眞彦 | 取締役(監査等委員) | 65 | 3,000 |
| 長田弘己 | 取締役(常勤監査等委員) | 53 | 1,000 |
| 近健太 | 取締役社長(代表取締役) | 58 | 74,000 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 12 | 932 | 1,206 | 1,993 | 4,131 | 344 |
| 監査等委員 | 4 | 194 | — | — | 194 | 49 |
| 社外取締役 | 3 | 104 | — | — | 104 | 35 |
| 社外取締役 | 6 | 101 | — | — | 101 | 17 |
| 監査役 | 6 | 80 | — | — | 80 | 13 |
| 社外監査役 | 3 | 28 | — | — | 28 | 9 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
ニュース
AI解説今日の重要ニュースより
「今日の重要ニュース」でトヨタ自動車を取り上げた解説を、新しい順に並べている。
- 2026/8/20マクロ米財務省が国債買い戻しを倍増、長期金利の急上昇にクギを刺す
長期債の売り圧力が強まるなか、米財務省が国債買い戻しを倍増する方針を示しました。金利の落ち着きで株・債券・円のトリプル安に歯止めがかかるかに注目が集まります。
- 2026/8/4業績トヨタが営業利益3.4兆円へ上方修正、円安と中東物流の確保が寄与
トヨタ自動車が2027年3月期の通期予想を上方修正。営業利益は3兆円から3.4兆円へ、純利益は3兆2500億円になります。
- 2026/8/3マクロ日米協調介入、想定規模は5兆円前後 円は一時155円台へ急伸
政府・日銀が先月31日に実施した為替介入は市場推計で約5.33兆円。日米が共同声明を出す異例の連携で、円は一時1ドル=155円台まで上昇した。
- 2026/7/25提携NVIDIA、トヨタ・ファナックなど日本7社と「Physical AI」連合 1兆ドル需要確認
エヌビディアのフアンCEOが今週、トヨタ、ファナック、キオクシアなど日本産業大手7社をAIロボット連合に迎え入れ、2027年までに1兆ドルの確定需要を表明しました。
- 2026/7/24貿易トランプ政権、日本に12.5%の追加関税発動 日米合意から1年で新たな局面
米トランプ政権が7月24日、日本を含む60か国・地域に新たな追加関税を発動。日本からの輸入品には既存税率と合わせ12.5%の関税が課される。日米合意から1年、不透明感が再び強まった。
- 2026/7/19マクロ三菱UFJがトヨタを抜き時価総額首位、日銀利上げで銀行株に資金シフト
三菱UFJフィナンシャル・グループがトヨタ自動車を抜いて東証プライム時価総額首位に。日銀の利上げが銀行の収益見通しを押し上げ、自動車株の相対的な低迷が逆転を招いた。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,235字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,782字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,537字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)28,280字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第122期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-10
- 半期報告書半期報告書-第122期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第121期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-18
- 半期報告書半期報告書-第121期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第120期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-25
- 四半期報告書四半期報告書-第120期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第120期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第120期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第119期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第119期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第119期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第119期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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