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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

HOYA

HOYA CORPORATION7741 · Prime · 精密機器

メガネレンズと内視鏡で医療を支え、半導体マスクブランクスでエレクトロニクスを支える技術集団。

概要

HOYA株式会社は、光学ガラスの製造から出発し、現在はライフケア(メガネレンズ・コンタクトレンズなど)と情報・通信(半導体用マスクブランクス・HDD用ガラス基板など)の二つの事業分野を柱とする精密機器メーカーである。連結子会社131社を擁し、2026年3月期の売上収益は9,477億円を見込む。半導体露光用マスクブランクスでは世界トップシェアを誇り、医療用内視鏡や眼内レンズでも高い競争力を持つ。

二つの柱:ライフケアと情報・通信

HOYAの事業は大きく二つに分かれる。ライフケア事業はメガネレンズ、コンタクトレンズ、医療用内視鏡、眼内レンズ、整形インプラントなどを含み、2026年3月期に5,906億円の売上収益を計上した。情報・通信事業は半導体用マスクブランクス・フォトマスク、FPD用フォトマスク、ハードディスク用ガラスサブストレート、光学レンズなどで構成され、同3,547億円の売上をあげた。両事業あわせて売上収益の98%以上を占める。ライフケアは高齢化や新興国の中間所得層増加を追い風に成長し、情報・通信は半導体需要の拡大とデータセンター投資の増加が需要を牽引している。HOYAはこれらの事業をポートフォリオと位置づけ、各事業のライフサイクルに応じて経営資源を配分する方針をとる。

高収益を実現するビジネスモデル

HOYAの事業ポートフォリオは高収益を特徴とする。2026年3月期の税引前当期利益率は34.6%に達し、自己資本利益率(ROE)も25.4%と高い水準である。ライフケア事業のセグメント利益率は21.9%、情報・通信事業では54.2%と特に高く、半導体用マスクブランクスなどのエレクトロニクス製品が全体の収益を押し上げている。収益性の高さは、独自の光学・精密加工技術に基づく差別化製品と、グローバルな販売網による価格決定力に支えられている。また、HOYAは株主価値向上を重視し、SVA(Shareholders Value Added)を経営指標に導入。資本コストを上回る利益創出を目標とし、効率的な経営を徹底している。

全世界に広がる生産・販売拠点

HOYAのグループはHOYA株式会社と131社の連結子会社、12社の関連会社からなる。海外子会社は124社にのぼり、北米、欧州、アジアの各地域に地域本社を設置して統括する。生産拠点は日本国内の昭島工場や八王子工場、熊本工場に加え、中国、ベトナム、タイ、ドイツ、米国など世界各地に所在。販売は国内では直接販売が主体で、海外では各地域の子会社を通じて行う。グループ全体の財務本部はオランダとシンガポールに置かれ、グローバルな資金管理を効率化している。このネットワークにより、顧客ニーズに即した迅速な製品供給と現地化を実現している。

安定した財務基盤と成長投資

HOYAは強固な財務体質を持つ。2026年3月期の自己資本比率は78.4%、現金及び現金同等物は5,740億円と潤沢である。営業キャッシュ・フローは2,784億円を生み出し、投資活動によるキャッシュ・フローは76億円の支出にとどまるため、フリー・キャッシュ・フローは大きい。財務活動では2,613億円を自己株式取得や配当に充当しており、株主還元にも積極的である。HOYAは成長分野への投資として、内部開発に加えM&Aも活用。過去にはペンタックスや日本ユニテック、Wassenburgなどを買収し、新たな事業領域を獲得してきた。今後も半導体関連や医療機器の成長市場に経営資源を集中する方針である。

業界の中での役割はヘルスケア・メディカル・エレクトロニクス分野の高機能材料・機器メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
9,477億円
税引前利益
3,277億円
利益率
34.6%
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01ヘルスケア主力

メガネレンズ、コンタクトレンズの製造販売。世界中に販売・加工拠点を持ち、累積的な技術力とブランド力で、視覚補正市場でグローバルに展開している。

主な製品・サービス2
メガネレンズ
各種度数・素材の眼鏡用レンズ。累進多焦点レンズやブルーライトカットレンズなど多様なニーズに対応。
コンタクトレンズ
ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズ等。

02メディカル主力

内視鏡(消化器・呼吸器など)、処置具(メディカルアクセサリー)、自動内視鏡洗浄装置、眼内レンズ、眼科医療機器、人工骨、金属製整形インプラント、クロマトグラフィー用担体などを提供。低侵襲医療を支える製品群で、世界中の医療現場に採用されている。

主な製品・サービス8
内視鏡
消化器や気管支などの体内を観察する医療用内視鏡。
処置具(メディカルアクセサリー)
内視鏡と併用する鉗子やスネアなどの処置具。
自動内視鏡洗浄装置
内視鏡を自動で洗浄・消毒する装置。院内感染防止に寄与。
眼内レンズ
白内障手術で使用する人工水晶体。
眼科医療機器
眼圧計、眼底カメラなど眼科診断・治療機器。
人工骨
骨欠損部を補填するセラミック製人工骨。
金属製整形インプラント
骨折固定用のプレート・スクリューなど。
クロマトグラフィー用担体
医薬品分離精製に用いる充填材。

03エレクトロニクス準主力

半導体用マスクブランクス・フォトマスク、FPD(フラットパネルディスプレイ)用フォトマスク、ハードディスク用ガラスサブストレートを製造。半導体リソグラフィやストレージ分野で高いシェアを持つ。

主な製品・サービス3
半導体用マスクブランクス・フォトマスク
半導体露光工程で使用する原版。高精度な回路パターンを形成するための必須部材。
FPD用フォトマスク
液晶・有機ELディスプレイ製造用のフォトマスク。
ハードディスク用ガラスサブストレート
ハードディスクの記録媒体として用いる高平滑ガラス基板。

04映像副次

光学レンズ・光学ガラス材料、光関連機器を供給。カメラやプロジェクターなど映像機器向けに高品質な光学部品を提供。

主な製品・サービス2
光学レンズ・光学ガラス材料
カメラレンズやプロジェクターに使われる光学レンズ、及びその素材となる光学ガラス。
光関連機器
光学系を応用した測定器や機器。

製品と技術

半導体リソグラフィを支えるマスクブランクスとフォトマスク

HOYAのエレクトロニクス事業の中核は、半導体露光工程で使用するマスクブランクスとフォトマスクである。マスクブランクスは回路パターンを転写するための原版で、EUV(極端紫外線)向け先端品の開発が需要を牽引。DUV(深紫外線)向け製品も増加基調にあり、全体として高位安定的な需要が続く。FPD(フラットパネルディスプレイ)用フォトマスクも中国工場の立ち上がりで大幅増収となった。これらの製品は、高精度なガラス基板に微細なパターンを形成するHOYAの光学・精密加工技術の結晶である。2026年3月期には情報・通信事業全体で3,547億円の売上をあげ、セグメント利益率は54.2%と極めて高い。

低侵襲医療を支える内視鏡と処置具

HOYAのメディカル事業では、消化器や呼吸器を観察する医療用内視鏡が主力製品である。特に欧州市場で販売が安定的に推移している。内視鏡と組み合わせて使用する鉗子やスネアなどの処置具(メディカルアクセサリー)、自動内視鏡洗浄装置(AER)も提供。Wassenburg社の買収により洗浄装置のラインアップが強化され、院内感染防止に貢献している。白内障手術用の眼内レンズも日本国内と欧州で成長が継続。その他、人工骨や金属製整形インプラント、クロマトグラフィー用担体など、多岐にわたる医療機器を展開する。これらの製品群は低侵襲医療の普及を背景に需要が拡大している。

視覚補正と光学技術の結晶:メガネレンズ・コンタクトレンズ

HOYAのヘルスケア事業は、メガネレンズとコンタクトレンズを中心に展開する。メガネレンズでは、累進多焦点レンズやブルーライトカットレンズなどの高付加価値製品が強みで、欧州市場ではMeiryoシリーズ(コーティング)の販売が好調である。コンタクトレンズは、新規出店と高付加価値レンズの比率上昇により増収。プライベートブランド品(hoyaONE)の販売も伸長している。HOYAは自社ブランドに加え、セイコーオプティカルプロダクツへの出資(2013年)によりOEM供給も手がける。これらの製品は、HOYAが創業以来培ってきた光学ガラス加工・コーティング技術を応用しており、世界の視覚補正市場で確固たる地位を築いている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

精密機器のなかでの位置

精密機器で高収益、ニッチトップ型

売上高は約9,500億円と精密機器業界で最大手クラス。同業他社にはリガク・ホールディングスやジーエルテクノホールディングスなどがあるが、事業領域が異なる。HOYAは情報技術関連の部品や医療用機器など多角化しており、特にスマートフォン用レンズや半導体関連部材で高いシェアを誇る。収益性は非常に高く、営業利益率は非公表だが業界平均を大きく上回るとみられる。成長は安定しており、売上高は年5%前後で増加。ただし、特定分野への依存度が高く、市場変動の影響を受けやすい。

強み

  • 精密機器業界でトップクラスの収益性を実現。
  • 独自の光学技術で高いシェアを有する製品を多数保有。
  • 情報技術、医療、エレクトロニクスと事業を分散。
  • 世界市場で販売網を持ち、海外依存度が高い。

課題

  • スマホ市場の減速や半導体市況の影響を受けやすい。
  • 医療機器事業は各国の規制変更の影響が大きい。
  • アジア新興メーカーの台頭で価格競争が激しくなっている。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

医療機器・介護の時価総額近傍。太字がHOYA

時価総額で並べると、掲載6社のなかで1番目にあたる。

#企業時価総額PER
17741HOYA8.3兆円32.8倍
27751キヤノン6.2兆円11.8倍
34901富士フイルムホールディングス4.2兆円14.6倍
44543テルモ3.7兆円26.8倍
57733オリンパス2.3兆円34.1倍
65334日本特殊陶業1.6兆円14.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(医療機器・介護)に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

光学ガラス創業からメガネレンズへ(1941-1962)

1941年11月、東京都保谷市(現西東京市)で東洋光学硝子製造所として創業。光学ガラスの製造に着手した。第二次世界大戦後はクリスタルガラス食器の製造も開始し、1947年に株式会社保谷クリスタル硝子製造所と商号変更。1960年11月には保谷光学工業、山中光学工業、保谷光学硝子販売の3社を吸収合併し、株式会社保谷硝子に商号を変更。同時に昭島工場を新設し生産能力を拡大した。1961年10月には東京証券取引所市場第二部に上場。翌1962年5月にメガネレンズの製造を開始し、後のライフケア事業の礎を築いた。

半導体材料事業への進出(1974-1984)

1974年1月、半導体用マスクサブストレートの製造を開始。これが情報・通信事業の原点となる。1983年1月には八王子工場を新設し、半導体用フォトマスクの製造に乗り出した。1984年8月には新本社ビルを新宿区中落合に竣工。同年10月、子会社の保谷レンズと保谷クリスタルを吸収合併し、商号をHOYA株式会社に変更。この時期、眼内レンズ(1987年6月)や非球面モールドレンズ(1987年11月)の製造も開始し、光学技術を医療や精密光学の分野へ拡大。1991年3月にはHDD用ガラスディスクを発売し、エレクトロニクス事業をさらに強化した。

グローバル展開と地域本社体制の確立(1989-1997)

1989年4月、欧州地域統括会社HOYA EUROPE B.V.(現HOYA HOLDINGS N.V.)と北米地域統括会社HOYA CORPORATION USAを設立。1997年5月にはシンガポールにHOYA HOLDINGS ASIA PACIFIC PTE LTDを設置し、欧州、北米、アジアの3地域本社体制が完成した。同時にグループ全体の財務機能を欧州地域本社に移管(2003年7月)、グローバルな経営管理を強化。1997年4月にはカンパニー制を導入し、エレクトロオプティクス、ビジョンケアの2カンパニーと3つの事業子会社(HOYA PHOTONICS、HOYAヘルスケア、HOYAクリスタル)に再編した。これにより事業ごとの自律的な運営が可能となり、成長の加速を図った。

事業再編とM&Aによる拡大(2002-2008)

2002年5月、半導体新基板材料3C-SiCの製造販売を開始。2003年6月には委員会設置会社(指名委員会等設置会社)へ移行し、コーポレートガバナンスを強化した。2004年3月、日本板硝子からHDD用ガラスディスク事業を譲受。2007年8月、株式公開買付け(TOB)によりペンタックスを連結子会社化し、翌2008年3月に吸収合併した。ペンタックスの買収により、医療用内視鏡やカメラ事業をグループに取り込み、事業領域を拡大。しかし、2009年3月にはクリスタル事業を終了し、2010年6月にはHDD用ガラスメディア製造事業をWestern Digitalに譲渡するなど、収益性の低い事業からの撤退も並行して進めた。

ペンタックス統合後の整理と選択(2008-2011)

ペンタックスを吸収合併した後、HOYAは事業ポートフォリオの見直しを加速。2011年10月、PENTAXイメージング・システム事業(デジタルカメラなど)をリコーに譲渡した。これはHOYAがイメージング分野から撤退し、メディカルとライフケアに経営資源を集中する決断であった。また、2010年6月にはHDD用ガラスメディア事業をWestern Digitalに売却。これらの選択と集中により、半導体材料や医療機器といった高収益事業へのシフトを明確にした。2009年3月にはクリスタル事業も終了しており、創業時の光学ガラスからの変革が完了した時期と言える。

メディカル事業の強化と新技術への投資(2012-2014)

2012年5月、金属製整形外科用インプラントの国内メーカー日本ユニテック(現HOYA Technosurgical)を買収。整形外科領域に進出した。2013年2月にはセイコーエプソンのメガネレンズ開発製造事業を譲受し、メガネレンズ事業の技術基盤を強化。同年11月には自動内視鏡洗浄装置(AER)のリーディング企業であるオランダのWassenburg社の過半数株式を取得し、内視鏡関連製品のラインアップを拡充した。2014年9月には英国の医療機器開発企業Creo Medicalに出資し、低侵襲治療デバイスの開発に関与。これらのM&Aと出資により、メディカル事業の成長を加速させ、現在のライフケア事業の基盤を固めた。

年表41件を開く

1940年代

  • 1941年11月創業東京都保谷市(現在西東京市)で東洋光学硝子製造所を創業。光学ガラス製造に着手。
  • 1944年8月商号変更資本金120万円の株式会社に改組、商号を株式会社東洋光学硝子製造所に変更。
  • 1945年10月クリスタルガラス食器製造開始。
  • 1947年8月商号変更商号を株式会社保谷クリスタル硝子製造所に変更。

1960年代

  • 1960年11月M&A東京都昭島市に昭和工場(現 昭島工場)を新設。保谷光学工業株式会社、山中光学工業株式会社及び保谷光学硝子販売株式会社を吸収合併し、商号を株式会社保谷硝子に変更。
  • 1961年10月上場東京証券取引所市場第二部へ上場。
  • 1962年5月メガネレンズ製造開始。

1970年代

  • 1972年12月ソフトコンタクトレンズ製造開始。
  • 1973年2月東京証券取引所市場第一部へ指定。
  • 1974年1月半導体用マスクサブストレート製造開始。

1980年代

  • 1983年1月東京都八王子市に八王子工場を新設し、半導体用フォトマスク製造開始。
  • 1984年8月新本社ビルを新宿区中落合に竣工。
  • 1984年10月M&A子会社の株式会社保谷レンズ及び株式会社保谷クリスタルを吸収合併し、商号をHOYA株式会社に変更。
  • 1987年6月眼内レンズ(白内障術後用)製造開始。
  • 1987年11月光学ガラスによる非球面モールドレンズ製造開始。
  • 1989年4月創業オランダに欧州地域統括会社HOYA EUROPE B.V.(現 HOYA HOLDINGS N.V.)、米国に北米地域統括会社HOYA CORPORATION USAを設立。

1990年代

  • 1991年3月HDD用ガラスディスク(ガラス磁気メモリーディスク)発売。
  • 1996年11月熊本県菊池郡大津町に熊本工場を新設。
  • 1997年4月カンパニー制を導入し、二つのカンパニー(エレクトロオプティクス、ビジョンケア)と三つの事業子会社(HOYA PHOTONICS INC.、HOYAヘルスケア㈱、HOYAクリスタル㈱)へ機構改革。
  • 1997年5月シンガポールに地域本社としてHOYA HOLDINGS ASIA PACIFIC PTE LTDを設置、4月にオランダ及び米国にそれぞれ設置したHOYA HOLDINGS N.V.とHOYA HOLDINGS,INC.の2社と合わせ、欧州、北米、アジア各地域の地域本社体制が整う。
  • 1997年12月HOYA LENS DEUTSCHLAND GMBH.がHOYAグループ最初のISO14001を取得。
  • 1999年2月国内主要全工場でISO14001を取得。

2000年代

  • 2000年7月沖電気工業㈱の半導体用フォトマスク製造部門を譲り受ける。
  • 2002年5月半導体新基板材料3C-SiC製造販売を開始。
  • 2002年8月大日本印刷㈱と次世代半導体用マスクブランクスの技術アライアンス締結。
  • 2003年6月委員会設置会社(現在の指名委員会等設置会社)へ移行。
  • 2003年7月グローバルベースでの財務マネジメント機能を欧州地域本社に移管。
  • 2004年3月日本板硝子㈱のHDD用ガラスディスク事業を譲り受ける。
  • 2004年10月米国預託証券(ADR)プログラム Level-1を開設。
  • 2005年11月普通株式1株につき4株の割合で株式分割を実施。
  • 2007年8月M&A株式の公開買付け(TOB)によりペンタックス㈱を連結子会社化。
  • 2008年3月M&Aペンタックス㈱を吸収合併。
  • 2009年3月クリスタル事業終了。

2010年代

  • 2010年6月HDD用ガラスメディア製造事業及び関連資産をWESTERN DIGITAL CORPORATIONに譲渡。
  • 2011年10月PENTAXイメージング・システム事業を㈱リコーに譲渡。
  • 2012年5月M&A金属製整形外科用インプラントの国内メーカー、日本ユニテック㈱(現 HOYA Technosurgical㈱)を買収。
  • 2013年2月セイコーエプソン㈱のメガネレンズ開発製造事業を譲り受ける。
  • 2013年6月セイコーグループ㈱の子会社でメガネ関連商品の販売事業を行うセイコーオプティカルプロダクツ㈱の株式を30%譲り受ける。
  • 2013年11月自動内視鏡洗浄装置(AER)のリーディング企業であるWASSENBURG社の過半数株式を取得。
  • 2014年3月M&Aセイコーオプティカルプロダクツ㈱の株式20%を追加取得し、出資比率50%の連結子会社化。滲出性加齢黄斑変性治療用デバイスのベンチャー企業 SalutarisMDに出資。
  • 2014年9月イギリスに本社を置く医療機器開発製造のリーディング企業 Creo Medical Ltd.に出資。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 再エネ比率2040年まで100%
  • CO2削減率(2021年度比)2040年まで100%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    権限委譲による迅速な意思決定

    事業部門への大幅な権限委譲により意思決定を迅速化。経営資源の効率的配分として、設備投資、M&A、事業撤退・縮小をタイムリーに実施する。

  2. 02

    新規事業・技術の創出

    内部開発やM&Aを通じて従来と異なる成長分野での新事業・技術を獲得。世界に通用する技術や競争優位性の高い事業の創出と、人材の採用・育成に注力する。

  3. 03

    成長市場での事業拡大

    視力矯正、低侵襲医療、高性能半導体・データセンター向け製品を成長分野と位置づけ、経営資源を積極投入し事業拡大を目指す。

  4. 04

    サステナビリティ/ESGへの対応

    CSOが中心にESG活動を推進。取締役の過半数を独立社外取締役とし、執行役の中長期インセンティブにESG目標を導入。事業部ごとにESG関連KPIを設定し報酬に連動させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で37,752人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は970万円で、9期前と比べて+23.3%平均年齢は47.6歳、平均勤続年数は18.7年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2017年3月35,752
2018年3月37,812
2019年3月78745.318.937,412
2020年3月84546.319.336,795
2021年3月71246.319.437,245
2022年3月79847.219.038,376
2023年3月74147.820.236,571
2024年3月82147.819.735,702
2025年3月92447.819.337,909
2026年3月97047.618.737,752

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率18.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率80.6%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)40.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社76(国内 13 / 海外 63) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
HOYA OPTICAL TECHNOLOGY (WEIHAI) CO.,LTD. — 中華人民共和国 山東省201億円
HOYA ELECTRONICS SINGAPORE PTE.LTD. — Tampines Industrial Crescent, SINGAPORE186億円
CHONGQING MAS TEK ELECTRONICS CO LTD — 中華人民共和国 重慶市186億円
HOYA LENS THAILAND LTD. — Pathum Thani, THAILAND110億円
ライフケア
HOYA LAOS CO., LTD. — Vientiane, LAOS9,874百万円
HOYA OPTICAL LABS OF AMERICA, INC. — Texas, U.S.A.9,276百万円
HOYA LENS MANUFACTURING HUNGARY RT — Budapest, HUNGARY8,483百万円
アイシティ店舗等8,279百万円
ライフケア
長坂工場・八王子工場 — 山梨県北杜市・東京都八王子市7,060百万円
情報・通信
HOYA LENS VIETNAM LTD. — Binh Duong, VIETNAM6,931百万円
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    HOYA LENS MANUFACTURING MALAYSIA SDN.BHD. ※
    Kuala Lumpur, MALAYSIA
    議決権100.0%
  • 海外
    HOYA LENS THAILAND LTD. ※
    Pathum Thani, THAILAND
    議決権100.0%
  • 海外
    HOYA LENS THAILAND LTD. ※
    Pathum Thani, THAILAND
    議決権100.0%
  • 国内
    HOYA LENS GUANGZHOU LTD. ※
    中華人民共和国 広東省
    議決権100.0%
  • 国内
    HOYA LENS GUANGZHOU LTD. ※
    中華人民共和国 広東省
    議決権100.0%
  • 海外
    HOYA LENS AUSTRALIA PTY. LTD. ※
    New South Wales, AUSTRALIA
    議決権100.0%
  • 海外
    HOYA LENS AUSTRALIA PTY. LTD. ※
    New South Wales, AUSTRALIA
    議決権100.0%
  • 海外
    HOYA LENS INDIA PRIVATE LIMITED ※
    Mumbai, INDIA
    議決権100.0%
  • 海外
    HOYA LENS INDIA PRIVATE LIMITED ※
    Mumbai, INDIA
    議決権100.0%
  • 海外
    HOYA LENS COLOMBIA S.A.S. ※
    Cundinamarca, COLOMBIA
    議決権100.0%
  • 海外
    HOYA LENS VIETNAM LTD. ※
    Binh Duong, VIETNAM
    議決権100.0%
  • 国内
    DAEJEON DAEMYUNG OPTICAL(HANGZHOU) CO., LTD. ※
    中華人民共和国 浙江省
    議決権100.0%
残りのグループ会社64社を開く
  • DAEJEON DAEMYUNG OPTICAL(HANGZHOU) CO., LTD. ※中華人民共和国 浙江省100%
  • VISION EASE LENS (THAILAND) CO., LTD. ※Bangkok, THAILAND100%
  • VISION EASE LENS (THAILAND) CO., LTD. ※Bangkok, THAILAND100%
  • PT. VISION-EASE ASIA ※Bekasi, INDONESIA100%
  • PT. VISION-EASE ASIA ※Bekasi, INDONESIA100%
  • PERFORMANCE OPTICS KOREA, LTD. ※大韓民国 大田広域市100%
  • HOYA HOLDINGS N.V. ※Amsterdam, NETHERLANDS100%
  • HOYA LENS DEUTSCHLAND GMBH ※Monchen gladbach, GERMANY100%
  • HOYA LENS DEUTSCHLAND GMBH ※Monchen gladbach, GERMANY100%
  • HOYA LENS U.K. LTD. ※Wrexham, UNITED KINGDOM100%
  • HOYA LENS U.K. LTD. ※Wrexham, UNITED KINGDOM100%
  • HOYA LENS ITALIA S.P.A. ※Milano, ITALY100%
  • HOYA LENS ITALIA S.P.A. ※Milano, ITALY100%
  • HOYA LENS IBERIA S.A. ※Madrid, SPAIN100%
  • HOYA LENS IBERIA S.A. ※Madrid, SPAIN100%
  • HOYA TURKEY OPTIK LENS SANAYI VE TICARET A.S.※Istanbul, TURKEY100%
  • HOYA TURKEY OPTIK LENS SANAYI VE TICARET A.S.※Istanbul, TURKEY100%
  • HOYA LENS CANADA, INC. ※Ontario, CANADA100%
  • HOYA LENS CANADA, INC. ※Ontario, CANADA100%
  • SEIKO OPTICAL PRODUCTS OF AMERICA, INC. ※ (注4)Texas, U.S.A.50%
  • SEIKO OPTICAL PRODUCTS OF AMERICA, INC. ※ (注4)Texas, U.S.A.50%
  • PENTAX EUROPE GMBH ※Hamburg, GERMANY100%
  • PENTAX EUROPE GMBH ※Hamburg, GERMANY100%
  • PENTAX ITALIA S.R.L ※Milano, ITALY100%
  • PENTAX ITALIA S.R.L ※Milano, ITALY100%
  • PENTAX U.K. LTD. ※Slough, UNITED KINGDOM100%
  • PENTAX OF AMERICA, INC. ※New Jersey, U.S.A.100%
  • PENTAX OF AMERICA, INC. ※New Jersey, U.S.A.100%
  • PENTAX CANADA INC. ※Ontario, CANADA100%
  • PENTAX CANADA INC. ※Ontario, CANADA100%
  • PENTAX MEDICAL (PENANG)SDN.BHD.※Penang, MALAYSIA100%
  • PENTAX MEDICAL SINGAPORE PTE. LTD. ※Alexandra Technopark, SINGAPORE100%
  • HOYA SURGICAL OPTICS, INC.※California, U.S.A.100%
  • Hoya Medical (Suzhou) Company Limited ※中華人民共和国 江蘇省100%
  • MICROLINE SURGICAL, INC. ※Massachusetts, U.S.A.100%
  • MICROLINE SURGICAL, INC. ※Massachusetts, U.S.A.100%
  • HOYA LAMPHUN LTD.※Lamphun, THAILAND100%
  • HOYA LAMPHUN LTD.※Lamphun, THAILAND100%
  • HOYA GLASS DISK PHILIPPINES,INC. ※Laguna, PHILIPPINES100%
  • HOYA GLASS DISK PHILIPPINES,INC. ※Laguna, PHILIPPINES100%
  • HOYA GLASS DISK VIETNAM LTD. ※Hanoi, VIETNAM100%
  • HOYA GLASS DISK VIETNAM LTD. ※Hanoi, VIETNAM100%
  • HOYA GLASS DISK VIETNAM Ⅱ LTD.※Hung Yen, VIETNAM100%
  • HOYA MICROELECTRONICS TAIWAN CO.,LTD.※台湾 新竹科学工業区100%
  • HOYA MICROELECTRONICS TAIWAN CO.,LTD.※台湾 新竹科学工業区100%
  • HOYA ELECTRONICS KOREA CO.,LTD. ※大韓民国 京畿道100%
  • HOYA ELECTRONICS KOREA CO.,LTD. ※大韓民国 京畿道100%
  • CHONGQING MAS TEK ELECTRONICS CO LTD.※中華人民共和国 重慶市60%
  • HOYA ELECTRONICS MALAYSIA SDN.BHD. ※Kedah, MALAYSIA100%
  • HOYA ELECTRONICS SINGAPORE PTE. LTD. ※Tampines Industrial Crescent, SINGAPORE100%
  • HOYA CORPORATION USA ※California, U.S.A.100%
  • HOYA CORPORATION USA ※California, U.S.A.100%
  • HOYA OPTICS (THAILAND)LTD. ※Lamphun, THAILAND100%
  • HOYA OPTICS (THAILAND)LTD. ※Lamphun, THAILAND100%
  • HOYA OPTO- ELECTRONICS QINGDAO LTD. ※中華人民共和国 山東省100%
  • HOYA OPTICAL TECHNOLOGY (SUZHOU) LTD.※中華人民共和国 江蘇省100%
  • HOYA OPTICAL (ASIA) CO., LTD. ※中華人民共和国 香港100%
  • HOYA OPTICAL (ASIA) CO., LTD. ※中華人民共和国 香港100%
  • HOYA OPTICAL TECHNOLOGY (WEIHAI)CO.,LTD. ※中華人民共和国 山東省100%
  • HOYA OPTICAL TECHNOLOGY (WEIHAI)CO.,LTD. ※中華人民共和国 山東省100%
  • HOYA HOLDINGS ASIA PACIFIC PTE LTD ※Raffles Place, SINGAPORE100%
  • HOYA HOLDINGS ASIA PACIFIC PTE LTD ※Raffles Place, SINGAPORE100%
  • HOYA HOLDINGS, INC. ※California, U.S.A.100%
  • HTK Lentes Oftalmicas S.A.Rio de Janeiro Brazil35%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は9,477億円税引前利益3,277億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.4%、利益が+26.0%。

売上高
+9.4%
9,477億円
税引前利益
+26.0%
3,277億円
利益率
34.6%
前期比 +4.6%pt

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2,557億円、営業利益は826億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+40.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,858
2024年1Q1,823
2024年2Q1,887
2024年3Q1,948
2024年4Q1,968
2025年2Q4,284
2025年4Q4,376
2026年2Q4,549
2026年4Q4,928
2027年1Q2,55782632.3658

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は3,725億円から9,477億円へ2.5倍に増えた。税引前利益率は24.5%から34.6%になった。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円税引前利益億円税引前利益率%純利益億円
2013年3月3,72591224.5
セイコーオプティカルプロダクツ㈱の株式20%を追加取得し、出資比率50%の連結子会社化。滲出性加齢黄斑変性治療用デバイスのベンチャー企業 SalutarisMDに出資。
2014年3月4,27685520.0
2015年3月4,9001,18224.1
2016年3月5,0571,19123.6
2017年3月4,7891,10823.1
2018年3月5,3561,24223.2
2019年3月5,6581,44725.6
2020年3月5,7651,47325.6
2021年3月5,4791,59229.1
2022年3月6,6152,10731.9
2023年3月7,2362,15829.8
2024年3月7,6262,36631.0
2025年3月8,6602,60030.0
2026年3月9,4773,27734.6

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、税引前利益を利益として並べています。

利益の構造

2026年3月期

売上高9,477億円のうち、税引前利益として残るのは3,277億円34.6%。税引前利益率は業種中央値9.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金65.4%6,200億円
  • 税引前利益費用を引いたあとに残った本業の利益34.6%3,277億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

税引前利益率業種比+25.6pt
34.6%
本業の利益として残る割合
ROE業種比+16.2pt
25.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが2,784億円、投資CFが−76億円で、差し引きのフリーCFは2,708億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は5,741億円で、売上の7.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月890−9−6908812,489
2014年3月1,027−209−2788183,311
2015年3月1,154−274−8598803,488
2016年3月1,319−152−1,6151,1672,863
2017年3月1,077−275−6438022,969
2018年3月1,355−685−1,1736702,458
2019年3月1,466−701−3287652,934
2020年3月1,634−474−8551,1603,180
2021年3月1,518−298−1,1571,2203,349
2022年3月1,901−293−1,0671,6084,194
2023年3月2,018−475−1,9461,5434,059
2024年3月2,228−358−1,1091,8705,252
2025年3月2,351−332−1,9042,0195,340
2026年3月2,784−76−2,6132,7085,741

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1.3兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1.0兆円で、自己資本比率は78.4%(業種中央値66.2%より厚い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債億円自己資本比率%
2013年3月0.620.471,47476.2
2014年3月0.700.541,67876.2
2015年3月0.730.591,43780.4
2016年3月0.640.491,45777.2
2017年3月0.660.511,48777.5
2018年3月0.650.531,24480.9
2019年3月0.760.621,40781.6
2020年3月0.810.651,66079.5
2021年3月0.850.691,65380.6
2022年3月0.990.801,88981.0
2023年3月1.030.822,10079.6
2024年3月1.200.972,35880.4
2025年3月1.230.972,62678.9
2026年3月1.301.022,65978.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
5,741億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
9,024億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
2,659億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

精密機器 52社との比較

同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE52社中2位あたり、逆に低いのは配当利回り52社中46位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
25.4%/中央値 9.2%
P25 5.8%P75 12.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
/中央値 9.0%
P25 4.5%P75 14.5%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
78.4%/中央値 66.2%
P25 50.8%P75 76.4%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.4%/中央値 5.3%
P25 1.7%P75 10.4%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.2%/中央値 2.1%
P25 1.4%P75 3.4%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥24,420で、1年前と比べて+27.8%過去52週の値幅のなかでは46%の位置にある。

¥24,420-1.9%1ヶ月-5.8%1年+27.8%時価総額8.3兆円
過去52週の値幅
安値¥19,250高値¥30,400

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)32.8倍
PBR8.05倍
配当利回り1.21%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月21日終値24895円は前日比-1.37%と反落し、25日移動平均線(25310円)を約1.6%下回った。75日線(26050円)や200日線(26027円)も下回る一方、52週安値18860円からは約32%上昇している。52週高値30400円からは約18%下落しており、中期的な調整局面と見られる。出来高は8月19日に119万株と増加後、80万株前後に減少しており、売り一巡感がある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 35/100)

PER 33.43倍は業界平均31.5倍を上回り、PBR 8.2倍は平均2.83倍の約2.9倍で極端に高い。ROE 25.4%と高収益だが、バリュエーションはその成長を織り込み過ぎ。配当利回り1.18%は平均2%を下回り、配当性向37.7%と低く、株主還元の魅力は限定的。収益は増加傾向だが、株価は割高水準と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)32.8倍30.1倍
PBR8.05倍2.49倍
ROE25.4%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、半導体市場の成長と高収益なヘルスケア事業の拡大が続くか。強気派は、最先端半導体の需要増加に伴い、フォトマスクブランクスの需要が拡大すると見る。また、AIやデータセンター向けの半導体需要も追い風となる。さらに、ヘルスケア事業は高齢化や新興国の中間層増加により安定成長が期待できる。一方、弱気派は、半導体市況の変動が激しく、フォトマスクブランクスの需要が周期的に落ち込む可能性を指摘する。また、競合他社の技術追従によりシェアが低下するリスクもある。さらに、株価が高く評価されており、PER34.48倍と割高感がある。

プラスに働く材料7
  • 半導体需要の拡大

    最先端半導体やAI関連の需要増加でフォトマスクブランクス市場が成長する

  • ヘルスケア事業の安定性

    高齢化や健康意識の高まりで眼鏡レンズや内視鏡の需要が安定的に伸びる

  • 高い収益性

    独自技術で高シェアを維持し、ROE25.4%と高い資本効率を誇る

  • 売上高9,477億円と過去最高更新通年影響

    売上高は7,626億円→9,477億円と3期連続増収。1兆円接近で収益基盤が拡大

  • ROE25.4%の高資本効率が評価継続影響

    ROEは25.4%と高く、PBR8.45倍を許容する成長期待の裏付け

  • 外国人持ち株比率61%で需給下支え継続影響

    外国人保有は61.0%と高く、指数組み入れなどで継続的な買い需要

  • 時価総額8兆6,769億円に拡大継続影響

    大型株として指数採用で需給が安定、売買代金は潤沢

マイナスに働く材料7
  • 半導体市況の変動

    半導体業界は周期的な需要変動があり、業績が大きくブレるリスクがある

  • 競争激化

    競合他社の技術力向上により、シェアや価格競争力が低下する可能性がある

  • 評価の高さ

    PER34.48倍と成長性を織り込み済みで、期待を下回れば株価が下落するリスク

  • 売上高成長率が9.4%へ鈍化決算発表後影響

    直近の売上高増加率は9.4%と前期の13.6%から鈍化。減速が鮮明なら成長期待が剥落

  • PER34.5倍の高評価修正不定影響

    バリュエーションは高水準。決算で期待外れが出れば株価調整は大きい

  • 1年で31%上昇した反動で過熱不定影響

    株価は1年で31.3%上昇。目先の利益確定売りで調整リスク

  • 配当利回り1.15%と低位通年影響

    配当利回りは1.15%と低く、下落局面の買い支えが弱い

次の決算で確かめる点
フォトマスクブランクスの市場シェア
半導体材料事業の中核で、技術優位性と競争力を測る
ヘルスケア事業の売上高成長率
高収益な事業の拡大が全体の収益性を左右する
研究開発費比率
将来の技術革新と競争力維持のための投資状況を確認する
営業利益率
高収益構造が維持されているかを監視する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり295で、前期から+84.4%いまの株価に対する利回りは1.21%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥295
1株あたり
配当利回り
1.21%
いまの株価に対して
配当性向
37.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月7534.4
2018年3月750.022.6
2019年3月9020.054.0
2020年3月900.051.5
2021年3月900.031.4
2022年3月11022.221.0
2023年3月1100.022.2
2024年3月1100.081.1
2025年3月16045.516.6
2026年3月29584.437.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥295

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ19,043人。区分でいちばん多いのは外国法人61.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.2%を占め、残る69.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人63.361.356.561.758.961.0
金融機関24.526.331.328.830.028.5
個人・その他9.29.39.06.87.57.7
事業法人1.81.61.71.61.61.6
証券会社1.21.51.51.21.91.1
自己株式0.91.20.80.10.90.9

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)18.36
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.82
03STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)4.08
04DEUTSCHE BANK TRUST COMPANY AMERICAS (常任代理人株式会社三菱UFJ銀行決済事業部)2.41
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)1.82
06GOVERNMENT OF NORWAY (常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店ダイレクト・カストディ・クリアリング業務部)1.62
07BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT (常任代理人株式会社三菱UFJ銀行決済事業部)1.62
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025 (常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)1.56
09BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC (常任代理人株式会社三菱UFJ銀行決済事業部)1.48
10JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)1.46

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-21
    ブラックロック・ジャパン株式会社
    新規の大量保有報告
    2.13%
    -0.33pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+344%、1株純資産は14期で+179%。直近期のROEは25.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1671,09116.910.683.2
2014年3月1351,24211.623.882.8
2015年3月2181,39216.522.1108.4
2016年3月2251,24417.219.025.9
2017年3月2221,31617.324.134.4
2018年3月2581,38619.220.522.6
2019年3月3221,64021.222.754.0
2020年3月3031,72018.030.351.5
2021年3月3361,86318.838.731.4
2022年3月4462,20222.131.421.0
2023年3月4702,31220.831.022.2
2024年3月5152,76120.336.481.1
2025年3月5812,84220.828.916.6
2026年3月7443,04225.435.737.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額1,291百万円。

氏名役職年齢保有株数
吉原寛章取締役694
阿部康行取締役744
長谷川隆代取締役664
西村美香取締役634
佐藤基嗣取締役69
池田英一郎取締役5673
廣岡亮取締役52128
中川知子執行役 チーフサステナビリティオフィサー(CSO)6676

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円ストックオプション百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
執行役32463433971,083361
社外取締役57849619840
取締役(社内)210105

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,335字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、HOYA株式会社及び連結子会社131社(国内7社、海外124社)並びに関連会社12社(国内3社、海外9社)により構成されており、ヘルスケア関連製品、メディカル関連製品、エレクトロニクス関連製品、映像関連製品の製造販売及びそれらに附帯する事業を行っております。(2026年3月31日現在) 各製品は、当社及び国内外の関係会社によって製造されております。 一方、販売は、国内については、製・商品の大部分がメーカー、専門店等に対する直接販売方式によっており、輸出については、主に当社から各国の関係会社を通じて行っております。 当社グループはグローバルベースのグループ連結経営によって運営されております。グループ本社の立案した経営戦略を、ライフケア及び情報・通信を中心とした各事業部門がそれぞれの事業責任のもと遂行いたします。 地域別には、北米・欧州・アジアの各地域の地域本社が、国・地域とのリレーションの強化、法務支援及び内部監査等を行い事業活動の推進をサポートしております。また、グループ全体の財務本部をオランダとシンガポールに置いております。 事業領域別の当社及び関係会社(地域本社等4社を除く)の位置づけは次のとおりであります。なお、事業区分(部門)はセグメント情報の主要製品及び役務の分類と同一であります。 分野   事業区分(部門)   主要製品及び役務   会社名 ライフケア   ヘルスケア   メガネレンズ、コンタクトレンズ   当社ビジョンケアカンパニー部門、アイケア事業部門 HOYA HOLDINGS N.V. (欧州地域本社) HOYA LENS DEUTSCHLAND GMBH. HOYA OPTICAL LABS OF AMERICA, INC. HOYA LENS THAILAND LTD. その他60社 メディカル   内視鏡、処置具(メディカルアクセサリー)、自動内視鏡洗浄装置、 眼内レンズ、眼科医療機器、人工骨、金属製整形インプラント、クロマトグラフィー用担体   当社メディカル事業部門、ライフケア事業部門 HOYA MEDICAL SINGAPORE PTE. LTD. PENTAX OF AMERICA, INC. PENTAX EUROPE GMBH その他42社 情報・通信   エレクトロ ニクス   半導体用マスクブランクス・フォトマスク、FPD用フォトマスク、 ハードディスク用ガラスサブスト レート   当社LSI事業部門、FPD事業部門、 MD事業部門 HOYA CORPORATION USA HOYA ELECTRONICS SINGAPORE PTE. LTD. HOYA GLASS DISK VIETNAM LTD. その他10社 映像   光学レンズ・光学ガラス材料、光関連機器   当社オプティクス事業部門 HOYA OPTICAL TECHNOLOGY (WEIHAI) CO., LTD. その他4社 その他   音声合成ソフトウェア   ReadSpeaker Holding BV その他9社(2025年10月売却) 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,464字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、持続的成長と企業価値の最大化に向けて、ビジネスモデルや景気感応度、営業地域等が異なる複数の事業を展開することでリスクを分散し、グループ全体の収益性・安定性・成長性を確保していくポートフォリオ経営を行っております。それぞれの事業が現状どのライフサイクルにあるかを見極め、成長性の高い領域へ経営資源を配分し、また、市場が衰退期にある事業から撤退することで競争力の高い事業ポートフォリオの維持に努めており、現在は、ライフケアと情報・通信という2つの大きな事業分野を柱に据えています。 (2)経営環境 世界的な高齢化の進展や新興国の経済発展による中間所得者の増加等で市場成長が見込まれるライフケア事業と、情報化社会の進展により市場成長が見込まれる情報・通信事業の半導体・HDD関連製品を成長ドライバーと捉えています。また、次の10年、20年の成長を担う新たな成長事業の開発・獲得を重要な経営課題と認識しています。 (3)目標とする経営指標 当社グループは、資本に対するコストを上回る利益を生んだとき、企業価値が増大し、すべてのステークホルダーにご満足いただけるものと考えております。その実現のための経営指標としてSVA(Shareholders Value Added)を導入し、効率的な経営に努めております。 (4)中長期的な会社の経営戦略および対処すべき課題 中長期的な会社の経営戦略 当社は継続的な企業価値の増大と最大化を経営方針としており、その実現のため、以下の6つの項目に注力してまいります。 ① 市場の変化への迅速かつ柔軟な対応と経営資源の効率的な活用 当社グループの事業領域は多岐にわたっておりますが、事業部門に大幅に権限を委譲することで意思決定のスピードを早め、競合に先んじて顧客のニーズに沿った戦略を立案してまいります。また、当社グループの経営資源を適切に配分し、設備投資、事業提携、M&A、事業の撤退・縮小といった判断をタイムリーに行ってまいります。 ② 新たな事業、技術の創出 当社グループは、収益を確保し成長し続けるために、従来とは異なる成長分野において、内部開発やМ&Aなどにより新たな事業や技術を獲得していくことが重要な課題と認識しております。今後も世界に通用する技術や競争優位性の高い事業の内部開発やМ&Aによる獲得、それらを担う人材の採用・育成にさらに力を注いでまいります。 ③ 成長市場での事業拡大 デジタルデバイスの長時間使用などによる若年層の視力低下や世界的な高齢化により視力矯正を必要とする人口が増え続けています。医療の現場では医師・患者双方の要求として身体への負担軽減・治療の短時間化が望まれるようになり、低侵襲医療が加速度的に普及しています。また、情報化社会の進展により高性能で省電力な半導体の開発やデータセンターへの投資が進められています。以上のような背景から、当社グループは人々の視力や健康、情報化社会の進展をサポートする製品を成長分野と位置づけ、経営資源を積極的に投入し事業の拡大を目指してまいります。 ④ サイバーセキュリティへの対応 生成AⅠをはじめとするⅠT技術の進展や各種ⅠTツールの普及に伴い、企業にとってサイバーセキュリティへの対応は重大さを増しています。同時に、サイバーセキュリティに対する脅威は絶えず進化しています。そのような環境に対応すべく、当社グループではサイバーセキュリティ強化に継続的に取り組んでおります。 ⑤ 地政学リスクへの対応 各国の関税政策の変更による費用増や特定の原材料や資源の調達の制限への対処、生産地の最適化などの対応を、恒常的に検討・実施しております。 ⑥ サステナビリティ(ESG)への対応 当社グループは、サステナビリティ/ESGへの対応を重要経営課題の一つと設定しCEOから委任を受けた CSOが中心となってグループ全体のサステナビリティ/ESGに関する活動を推進しています。基本方針や重要施策はグループ本社のESG推進室において起案し、CSOから取締役会へ定期的に報告を行っています。取締役会は、経営に対する監督機能と客観性を担保するため、当連結会計年度では取締役7名中5名を独立社外取締役とし、経営者としての十分な経験や国際感覚に加え、サステナビリティ/ESGに関してもマネジメントとして重要な意思決定を行った経験を有する人物を配しています。取締役会はサステナビリティ/ESGに関する方針や目標、予算を含む重要事項や定期報告に対して多角的な観点から助言・監督を行っています。 2022年度より執行役の中長期インセンティブ(Performance Share Unit)の指標の一つにESG目標*1を導入しており、会社一丸となってESGの取り組みを前進させることへのコミットメントの姿勢を示しています。また、事業部ごとに気候変動への対応や各事業部固有のESG関連目標を設定し、KPIを事業部長の報酬に組み入れることで実効性を高めています。 *1 外部機関による評価および気候変動・人的資本などESGテーマへの取り組み状況により目標を設定 〈中長期 再エネ比率・CO2削減目標〉 2023年2月にRE100*2へ加盟し、2040年までに事業活動で使用する電力の100%を再生可能エネルギー(再エネ)由来にすること、そして2021年度比でCO2を100%削減することを目標に定めました。これまでの省エネ活動をより一層推進させるとともに生産拠点での太陽光発電の導入やグリーン電力プランへの切り替え等により再エネ導入を進めることでCO2削減に取り組んでいきます。 *2 企業が自らの事業の使用電力を100%再エネで賄うことを目指す国際的なイニシアティブ
事業等のリスク3,007字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)執行役への依存 当社グループは、経営の効率化、意思決定の迅速化を図るため、全執行役で、グループ全体の経営方針や経営戦略・事業戦略の策定・決定をはじめ、事業化及び事業推進に至るまで、当社グループの事業活動上重要な役割を果たしております。このため、当社グループでは過度に執行役に依存しないよう、経営体制を整備し、経営リスクの軽減を図ることに努めるとともに、後継者計画の作成を行っておりますが、執行役が何らかの理由により業務を遂行できなくなった場合、当社グループの経営成績及び今後の意思決定に影響を及ぼす可能性があります。 (2)国際情勢の影響 今後、為替の大幅な変動、ある地域でヒト・モノ・カネの動きが異常に抑制された場合、また、当社グループが事業を行っている国々で、政治・経済又は法環境の変化、労働力の不足、ストライキ、事故、天災地変、感染症の流行など予期せぬ事象が起きた場合、事業の遂行に問題が生じる可能性があります。 為替変動については、USドル、ユーロ、タイバーツなど主要な販売国および生産国の為替レートの変動により円ベースでの売上高と利益の減少をもたらす可能性があります。 このため、高付加価値製品の販売促進や生産性の向上、生産地の多様化に努めるとともに、継続的な営業活動から生じる債権債務の決済を、USドル、ユーロ、円の主要3通貨において、可能な限り同一通貨で行うことで為替変動リスクを抑えています。しかしながら大幅な為替影響が発生した場合、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 2026年3月期においてそれぞれの通貨が1パーセント円高になった場合の当期利益に与える影響は次の通りでした。 USドル 988百万円減少、ユーロ 83百万円減少、タイバーツ 52百万円減少 当社は事業ポートフォリオ経営の考えに基づき、多様な事業を様々な国、地域で行うことでグループ全体業績の安定を図っており、2026年3月期の地域別の売上高はおおよそ日本20%、アジア太平洋39%、米州18%、欧州21%と分散しております。 しかしながら、外部環境の変化が当社グループの想定よりも早く進み、対応が遅れた場合、当社グループの業績悪化により財務状況が悪化する可能性があります。 (3)小売の規模拡大による価格低下 ライフケア事業において、量販店の規模拡大や共同購買組織の組成、オンライン事業者の台頭が散見され、これらを背景とした製品に対する価格圧力が強まっています。価格低下による影響をコスト削減や高付加価値戦略の推進により吸収を図っていますが、価格低下の進行速度によっては、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (4)生産能力 当社グループでは、各製品について、 顧客の受注に応える十分な生産能力の確保に努めておりますが、なんらかの要因により、生産上の問題が発生したり、新規設備の立ち上げが遅れたりするようなことがあれば、当社グループの業績への影響のみならず、得意先の生産・販売計画に影響を与え、競合他社のシェア拡大等の恐れがあり、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (5)新規事業の獲得 永続的な成長のために新規事業は重要であり、M&Aもしくは内部開発による獲得を図っています。 M&Aに関しては担当執行役、専任チーム及び事業部門の担当者などで構成される投資委員会において、内部開発については四半期毎の予算会議などにおいて適宜検討しております。 しかしながら、新規事業の獲得が進まない場合、長期的な当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (6)情報管理に関するリスク 当社グループでは、事業の遂行において多くの個人情報や顧客情報など様々な機密情報を保有しており、これらの管理については、適切なIT資産の管理や取扱者のトレーニングなど様々な対策を講じております。 しかしながら、万一、情報の流出が発生した場合には、当社グループの社会的信用の低下と損害賠償責任が発生する可能性があります。 (7)製品の品質に関するリスク 当社グループでは各事業部門の品質基準に基づき、多様な製品を製造しております。メディカル製品を取り扱うライフケア事業においては、各事業部門を統括する規制・品質・政府関連統括部を設置することで社内外の品質基準を厳格に順守しております。また、国際的な品質管理マネジメントシステムであるISO9001(主に情報・通信事業)もしくはISO13485(主にライフケア事業)の認証を各事業主要な生産拠点を中心に取得し、製品安全品質の向上に努めています。 しかしながら、万一、品質問題が発生し、リコールや製造物責任が問われる場合には、回収費用が発生するだけでなく、顧客の信頼を著しく損ない、製品によっては、損害賠償責任が発生する可能性があります。 (8)資材等の調達に関するリスク 当社グループの生産活動において、原材料・部品等の一部に、その特殊性から調達先が限定されているものや調達先の代替が困難なものがあります。契約や代替品への切り替えなどで安定調達を常に検討しておりますが、調達先の災害や事故、仕入価格の高騰等で、原材料・部品等の安定的調達が確保できない可能性があります。その場合は、製品の出荷遅延による機会損失等が発生し、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (9)固定資産及びのれんの減損損失のリスク 当社グループは、生産能力や品質、生産性向上などのために設備投資を継続的に行っております。また成長加速のためにM&Aを継続的に行っております。 これらに伴い取得した有形固定資産、のれん及び無形資産を計上しており、当連結会計年度末において、有形固定資産、のれん及び無形資産をそれぞれ、2,357億円、544億円及び216億円計上しております。 当社グループは、設備投資やM&A検討過程において執行役と事業部門マネジメントによる、客観的な数値に基づく、かつ早期の投資回収を目指した議論を徹底して行っています。また、重要な案件については社外取締役の承認を必要としているため、内輪の論理ではなく、一般的な観点からも合理的な案件だけが承認、実行される仕組みとなっています。 しかしながら各連結会計年度末もしくは減損の兆候がある場合に実施する減損テストの結果、想定を超えた市場環境の変化などで、有形固定資産、のれん及び無形資産の帳簿価額が回収可能価額よりも低下した場合は減損損失を認識する可能性があります。 (10)税務に関するリスク 当社グループを構成する事業法人は、各国の税法に準拠して税額計算し、適正な形で納税を行っております。なお、適用される各国の移転価格税制などの国際税務リスクについて細心の注意を払っておりますが、税務当局との見解の相違により、結果として追加課税が発生する可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,495字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 (1)財政状態及び経営成績の状況 a. 財政状態 (単位:百万円) 前連結会計年度 (2025年3月31日)   当連結会計年度 (2026年3月31日)   増減 非流動資産合計   354,547   340,145   △14,402 流動資産合計   879,731   960,752   81,021 資産合計   1,234,278   1,300,897   66,619 資本合計   971,629   1,035,004   63,375 親会社の所有者に帰属する持分   974,023   1,020,460   46,437 負債合計   262,649   265,893   3,244 親会社所有者帰属持分比率(%)   78.9   78.4   △0.5pt (資産) 非流動資産は、主として有形固定資産-純額やのれん、繰延税金資産が増加した一方、長期金融資産が減少しまし た。流動資産は、棚卸資産や売上債権及びその他の債権、現金及び現金同等物が増加した一方、未収法人所得税が減 少しました。資産合計では、前連結会計年度末に比べて、増加しました。 (資本) 主として、剰余金の配当や自己株式の取得により減少した一方、当期利益が増加したため、前連結会計年度末に比 べて、増加しました。 (負債) 主として、その他の長期金融負債が減少した一方、長期有利子負債、未払法人所得税、その他の流動負債やその他 の非流動負債が増加したため、前連結会計年度末に比べて、増加しました。 b. 経営成績 当社グループの当連結会計年度の経営成績は以下のとおりです。ライフケア事業、情報・通信事業ともに業績が好調であったことから増収となりました。また、過去に中国で設立した白内障用眼内レンズの合弁会社について、将来の持分取得に備えて見積もった買い取り額を長期金融負債として計上していました。しかし、市場環境の変化により実際の取得額が当初の見積額を下回ったため、差額を一過性の収益として期中に計上したこと等により、大幅増益となりました。 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   増減率(%) 売上収益   866,032   947,749   9.4 税引前当期利益   259,965   327,668   26.0 当期利益   201,750   251,451   24.6 税引前当期利益率 (%)   30.0   34.6   4.6pt 資産合計親会社所有者帰属持分当期利益率(ROA)(%)   16.6   20.0   3.4pt 親会社所有者帰属持分当期利益率(ROE)(%)   20.8   25.4   4.6pt なお、IFRS会計基準に準拠した連結財務諸表は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表」に記載しております。 報告セグメントごとの業績は次のとおりであります。(各セグメントの売上収益は、外部顧客に対するものであります。) ① ライフケア事業 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   増減率(%) 売上収益   550,912   590,680   7.2 セグメント利益   90,368   129,531   43.3 <ヘルスケア関連製品> メガネレンズは、欧州市場で累進レンズやMeiryoシリーズ(コーティング)などの高付加価値製品の販売が安定的に 推移したことなどにより、増収となりました。 コンタクトレンズは、新規出店に加え、高付加価値レンズの売上比率が上昇したこと、プライベートブランド品 (hoyaONE)の販売が好調に推移したことにより増収となりました。 <メディカル関連製品> 医療用内視鏡は、欧州で売上が安定的に推移し、売上高は増収となりました。 白内障用眼内レンズは、日本国内および欧州での売上成長が継続し、増収となりました。 メディカル関連製品のその他の製品群においては、内視鏡洗浄装置等の売上が好調であり、増収となりました。 ② 情報・通信事業 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   増減率(%) 売上収益   311,097   354,751   14.0 セグメント利益   170,373   192,325   12.9 <エレクトロニクス関連製品> 半導体用マスクブランクスは、EUV向け先端品の開発活動等により需要が高位安定的に推移したことに加え、DUV需要 も増加基調が続いており、大幅増収となりました。 FPD用フォトマスクは、中国工場の立ち上がりに伴い大幅増収となりました。 ハードディスク用ガラスサブストレートは、2.5インチ製品は大幅減収の一方で、データセンター向けニアラインス トレージの堅調な需要を背景に3.5インチ製品は好調であり、増収となりました。 <映像関連製品> 映像関連製品は大幅増収となりました。ミラーレスカメラ向け交換レンズの需要が安定していたことに加え、ウェア ラブルカメラ向けレンズおよび光通信で使用される近赤外用偏光ガラス(CUPO)の販売が伸長しました。 ③ その他 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   増減率(%) 売上収益   4,022   2,318   △42.4 セグメント利益   611   4,321   607.2 その他事業は音声合成ソフトウェア事業から成っていますが、同事業は2025年10月に譲渡を完了しております。 (2)キャッシュ・フローの状況 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   増減額 営業活動によるキャッシュ・フロー   235,113   278,446   43,333 投資活動によるキャッシュ・フロー   △33,192   △7,586   25,606 財務活動によるキャッシュ・フロー   △190,352   △261,259   △70,907 現金及び現金同等物に係る為替変動の影響額   △2,764   30,524   33,287 現金及び現金同等物の期末残高   533,967   574,092   40,125 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 営業活動によるキャッシュ・フローは、主として税引前当期利益の増加により、前連結会計年度より収入が増加しました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の払戻による収入が減少し、また有形固定資産の取得による支出 が増加した一方、投資の売却などによる収入が増加したことから、前連結会計年度より支出が減少しました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、主として自己株式の取得による支出および支払配当金が増加したことによ り、前連結会計年度より支出が増加しました。 (3) 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度の生産実績を報告セグメントごとに示すと、次のとおりであります。 報告セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) ライフケア   394,941   100.7 情報・通信   339,428   106.3 合計   734,369   103.2 (注)金額は、販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b. 受注実績 当社グループは、主として需要と現有設備を勘案した見込生産のため、記載を省略しております。 c. 販売実績 当連結会計年度の販売実績を報告セグメントごとに示すと、次のとおりであります。なお、セグメント間の取引については相殺消去しております。 報告セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) ライフケア   590,680   107.2 情報・通信   354,751   114.0 その他   2,318   57.6 合計   947,749   109.4 (注)主な販売先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は以下のとおりであります。 販売先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) Seagate Technology LLC   92,776   10.71   111,393   11.75 (4)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループでは、「事業ポートフォリオ経営」、「小さな池の大きな魚」の考え方に基づき、光学製品で培った技術を軸として、「ライフケア」及び「情報・通信」の二つのセグメントを中心に競争力の高い事業をグローバルに展開しています。 当社グループは、世界的な高齢化の進展、新興国での経済成長による生活水準の向上により、長期的な市場の拡大が見込まれているライフケア事業や、情報化社会の進展により中期的な市場成長が見込まれる情報・通信事業の半導体・HDD関連製品などの成長分野に効率的に経営資源を投入しています。 当連結会計年度における業績は、情報・通信事業が堅調に推移したことなどを背景に、売上・利益ともに過去最高を更新することができました。ライフケア事業においては、メガネレンズ事業での積極的な販売促進活動やボトルオンМ&Aのほか、コンタクトレンズ事業での新規出店による顧客数拡大等により増収となりました。情報・通信事業においては、半導体用マスクブランクスおよびHDD用基板の需要が高位安定的に推移したこと、映像関連製品の売上が好調だったことにより、大幅な増収となりました。 今後も事業環境を考慮しながら成長のための投資と株主還元を積極的に行う資本効率重視の経営を行っていきます。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループのキャッシュ・フローの状況につきましては、「(2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社グループの資本政策につきましては、財務の健全性や資本効率など当社にとって最適な資本構成を追求しながら、会社の将来の成長のための内部留保の充実と、株主への利益還元との最適なバランスを考え実施していくことを基本としております。 当連結会計年度末における借入金及びリース負債を含む有利子負債残高は422億41百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は5,740億92百万円となっております。 将来の成長のための内部留保については、成長分野における、シェア拡大、未開拓市場への参入、新技術の育成・獲得のための投資に資源を優先的に充当してまいります。既存事業の成長に加え、事業ポートフォリオのさらなる充実のためのM&Aも積極的に可能性を追求してまいります。 当連結会計年度における設備投資については、ライフケア事業では、メガネレンズ増産のための投資等を行いました。情報・通信事業においては、主に半導体用マスクブランクス、FPD用フォトマスクの増産を目的とした投資を行いました。この結果、当連結会計年度における有形固定資産の取得による支出は565億81百万円となりました。 これらの投資のための所要資金は、主に自己資金及び借入金にて賄っております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条の規定によりIFRS会計基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成に当たって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要性のある会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性のある会計方針の要約 4.重要な判断及び不確実性の見積りの主要な源泉」に記載しております。

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開示資料

出典

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