概要
HOYA株式会社は、光学ガラスの製造から出発し、現在はライフケア(メガネレンズ・コンタクトレンズなど)と情報・通信(半導体用マスクブランクス・HDD用ガラス基板など)の二つの事業分野を柱とする精密機器メーカーである。連結子会社131社を擁し、2026年3月期の売上収益は9,477億円を見込む。半導体露光用マスクブランクスでは世界トップシェアを誇り、医療用内視鏡や眼内レンズでも高い競争力を持つ。
二つの柱:ライフケアと情報・通信
HOYAの事業は大きく二つに分かれる。ライフケア事業はメガネレンズ、コンタクトレンズ、医療用内視鏡、眼内レンズ、整形インプラントなどを含み、2026年3月期に5,906億円の売上収益を計上した。情報・通信事業は半導体用マスクブランクス・フォトマスク、FPD用フォトマスク、ハードディスク用ガラスサブストレート、光学レンズなどで構成され、同3,547億円の売上をあげた。両事業あわせて売上収益の98%以上を占める。ライフケアは高齢化や新興国の中間所得層増加を追い風に成長し、情報・通信は半導体需要の拡大とデータセンター投資の増加が需要を牽引している。HOYAはこれらの事業をポートフォリオと位置づけ、各事業のライフサイクルに応じて経営資源を配分する方針をとる。
高収益を実現するビジネスモデル
HOYAの事業ポートフォリオは高収益を特徴とする。2026年3月期の税引前当期利益率は34.6%に達し、自己資本利益率(ROE)も25.4%と高い水準である。ライフケア事業のセグメント利益率は21.9%、情報・通信事業では54.2%と特に高く、半導体用マスクブランクスなどのエレクトロニクス製品が全体の収益を押し上げている。収益性の高さは、独自の光学・精密加工技術に基づく差別化製品と、グローバルな販売網による価格決定力に支えられている。また、HOYAは株主価値向上を重視し、SVA(Shareholders Value Added)を経営指標に導入。資本コストを上回る利益創出を目標とし、効率的な経営を徹底している。
全世界に広がる生産・販売拠点
HOYAのグループはHOYA株式会社と131社の連結子会社、12社の関連会社からなる。海外子会社は124社にのぼり、北米、欧州、アジアの各地域に地域本社を設置して統括する。生産拠点は日本国内の昭島工場や八王子工場、熊本工場に加え、中国、ベトナム、タイ、ドイツ、米国など世界各地に所在。販売は国内では直接販売が主体で、海外では各地域の子会社を通じて行う。グループ全体の財務本部はオランダとシンガポールに置かれ、グローバルな資金管理を効率化している。このネットワークにより、顧客ニーズに即した迅速な製品供給と現地化を実現している。
安定した財務基盤と成長投資
HOYAは強固な財務体質を持つ。2026年3月期の自己資本比率は78.4%、現金及び現金同等物は5,740億円と潤沢である。営業キャッシュ・フローは2,784億円を生み出し、投資活動によるキャッシュ・フローは76億円の支出にとどまるため、フリー・キャッシュ・フローは大きい。財務活動では2,613億円を自己株式取得や配当に充当しており、株主還元にも積極的である。HOYAは成長分野への投資として、内部開発に加えM&Aも活用。過去にはペンタックスや日本ユニテック、Wassenburgなどを買収し、新たな事業領域を獲得してきた。今後も半導体関連や医療機器の成長市場に経営資源を集中する方針である。
業界の中での役割はヘルスケア・メディカル・エレクトロニクス分野の高機能材料・機器メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01ヘルスケア主力
メガネレンズ、コンタクトレンズの製造販売。世界中に販売・加工拠点を持ち、累積的な技術力とブランド力で、視覚補正市場でグローバルに展開している。
- メガネレンズ
- 各種度数・素材の眼鏡用レンズ。累進多焦点レンズやブルーライトカットレンズなど多様なニーズに対応。
- コンタクトレンズ
- ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズ等。
02メディカル主力
内視鏡(消化器・呼吸器など)、処置具(メディカルアクセサリー)、自動内視鏡洗浄装置、眼内レンズ、眼科医療機器、人工骨、金属製整形インプラント、クロマトグラフィー用担体などを提供。低侵襲医療を支える製品群で、世界中の医療現場に採用されている。
- 内視鏡
- 消化器や気管支などの体内を観察する医療用内視鏡。
- 処置具(メディカルアクセサリー)
- 内視鏡と併用する鉗子やスネアなどの処置具。
- 自動内視鏡洗浄装置
- 内視鏡を自動で洗浄・消毒する装置。院内感染防止に寄与。
- 眼内レンズ
- 白内障手術で使用する人工水晶体。
- 眼科医療機器
- 眼圧計、眼底カメラなど眼科診断・治療機器。
- 人工骨
- 骨欠損部を補填するセラミック製人工骨。
- 金属製整形インプラント
- 骨折固定用のプレート・スクリューなど。
- クロマトグラフィー用担体
- 医薬品分離精製に用いる充填材。
03エレクトロニクス準主力
半導体用マスクブランクス・フォトマスク、FPD(フラットパネルディスプレイ)用フォトマスク、ハードディスク用ガラスサブストレートを製造。半導体リソグラフィやストレージ分野で高いシェアを持つ。
- 半導体用マスクブランクス・フォトマスク
- 半導体露光工程で使用する原版。高精度な回路パターンを形成するための必須部材。
- FPD用フォトマスク
- 液晶・有機ELディスプレイ製造用のフォトマスク。
- ハードディスク用ガラスサブストレート
- ハードディスクの記録媒体として用いる高平滑ガラス基板。
04映像副次
光学レンズ・光学ガラス材料、光関連機器を供給。カメラやプロジェクターなど映像機器向けに高品質な光学部品を提供。
- 光学レンズ・光学ガラス材料
- カメラレンズやプロジェクターに使われる光学レンズ、及びその素材となる光学ガラス。
- 光関連機器
- 光学系を応用した測定器や機器。
製品と技術
半導体リソグラフィを支えるマスクブランクスとフォトマスク
HOYAのエレクトロニクス事業の中核は、半導体露光工程で使用するマスクブランクスとフォトマスクである。マスクブランクスは回路パターンを転写するための原版で、EUV(極端紫外線)向け先端品の開発が需要を牽引。DUV(深紫外線)向け製品も増加基調にあり、全体として高位安定的な需要が続く。FPD(フラットパネルディスプレイ)用フォトマスクも中国工場の立ち上がりで大幅増収となった。これらの製品は、高精度なガラス基板に微細なパターンを形成するHOYAの光学・精密加工技術の結晶である。2026年3月期には情報・通信事業全体で3,547億円の売上をあげ、セグメント利益率は54.2%と極めて高い。
低侵襲医療を支える内視鏡と処置具
HOYAのメディカル事業では、消化器や呼吸器を観察する医療用内視鏡が主力製品である。特に欧州市場で販売が安定的に推移している。内視鏡と組み合わせて使用する鉗子やスネアなどの処置具(メディカルアクセサリー)、自動内視鏡洗浄装置(AER)も提供。Wassenburg社の買収により洗浄装置のラインアップが強化され、院内感染防止に貢献している。白内障手術用の眼内レンズも日本国内と欧州で成長が継続。その他、人工骨や金属製整形インプラント、クロマトグラフィー用担体など、多岐にわたる医療機器を展開する。これらの製品群は低侵襲医療の普及を背景に需要が拡大している。
視覚補正と光学技術の結晶:メガネレンズ・コンタクトレンズ
HOYAのヘルスケア事業は、メガネレンズとコンタクトレンズを中心に展開する。メガネレンズでは、累進多焦点レンズやブルーライトカットレンズなどの高付加価値製品が強みで、欧州市場ではMeiryoシリーズ(コーティング)の販売が好調である。コンタクトレンズは、新規出店と高付加価値レンズの比率上昇により増収。プライベートブランド品(hoyaONE)の販売も伸長している。HOYAは自社ブランドに加え、セイコーオプティカルプロダクツへの出資(2013年)によりOEM供給も手がける。これらの製品は、HOYAが創業以来培ってきた光学ガラス加工・コーティング技術を応用しており、世界の視覚補正市場で確固たる地位を築いている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
精密機器のなかでの位置
精密機器で高収益、ニッチトップ型
売上高は約9,500億円と精密機器業界で最大手クラス。同業他社にはリガク・ホールディングスやジーエルテクノホールディングスなどがあるが、事業領域が異なる。HOYAは情報技術関連の部品や医療用機器など多角化しており、特にスマートフォン用レンズや半導体関連部材で高いシェアを誇る。収益性は非常に高く、営業利益率は非公表だが業界平均を大きく上回るとみられる。成長は安定しており、売上高は年5%前後で増加。ただし、特定分野への依存度が高く、市場変動の影響を受けやすい。
強み
- 精密機器業界でトップクラスの収益性を実現。
- 独自の光学技術で高いシェアを有する製品を多数保有。
- 情報技術、医療、エレクトロニクスと事業を分散。
- 世界市場で販売網を持ち、海外依存度が高い。
課題
- スマホ市場の減速や半導体市況の影響を受けやすい。
- 医療機器事業は各国の規制変更の影響が大きい。
- アジア新興メーカーの台頭で価格競争が激しくなっている。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
医療機器・介護の時価総額近傍。太字がHOYA
時価総額で並べると、掲載6社のなかで1番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7741HOYA | 8.3兆円 | 32.8倍 |
| 2 | 7751キヤノン | 6.2兆円 | 11.8倍 |
| 3 | 4901富士フイルムホールディングス | 4.2兆円 | 14.6倍 |
| 4 | 4543テルモ | 3.7兆円 | 26.8倍 |
| 5 | 7733オリンパス | 2.3兆円 | 34.1倍 |
| 6 | 5334日本特殊陶業 | 1.6兆円 | 14.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(医療機器・介護)に従っています。
会社の歴史
沿革 41件
光学ガラス創業からメガネレンズへ(1941-1962)
1941年11月、東京都保谷市(現西東京市)で東洋光学硝子製造所として創業。光学ガラスの製造に着手した。第二次世界大戦後はクリスタルガラス食器の製造も開始し、1947年に株式会社保谷クリスタル硝子製造所と商号変更。1960年11月には保谷光学工業、山中光学工業、保谷光学硝子販売の3社を吸収合併し、株式会社保谷硝子に商号を変更。同時に昭島工場を新設し生産能力を拡大した。1961年10月には東京証券取引所市場第二部に上場。翌1962年5月にメガネレンズの製造を開始し、後のライフケア事業の礎を築いた。
半導体材料事業への進出(1974-1984)
1974年1月、半導体用マスクサブストレートの製造を開始。これが情報・通信事業の原点となる。1983年1月には八王子工場を新設し、半導体用フォトマスクの製造に乗り出した。1984年8月には新本社ビルを新宿区中落合に竣工。同年10月、子会社の保谷レンズと保谷クリスタルを吸収合併し、商号をHOYA株式会社に変更。この時期、眼内レンズ(1987年6月)や非球面モールドレンズ(1987年11月)の製造も開始し、光学技術を医療や精密光学の分野へ拡大。1991年3月にはHDD用ガラスディスクを発売し、エレクトロニクス事業をさらに強化した。
グローバル展開と地域本社体制の確立(1989-1997)
1989年4月、欧州地域統括会社HOYA EUROPE B.V.(現HOYA HOLDINGS N.V.)と北米地域統括会社HOYA CORPORATION USAを設立。1997年5月にはシンガポールにHOYA HOLDINGS ASIA PACIFIC PTE LTDを設置し、欧州、北米、アジアの3地域本社体制が完成した。同時にグループ全体の財務機能を欧州地域本社に移管(2003年7月)、グローバルな経営管理を強化。1997年4月にはカンパニー制を導入し、エレクトロオプティクス、ビジョンケアの2カンパニーと3つの事業子会社(HOYA PHOTONICS、HOYAヘルスケア、HOYAクリスタル)に再編した。これにより事業ごとの自律的な運営が可能となり、成長の加速を図った。
事業再編とM&Aによる拡大(2002-2008)
2002年5月、半導体新基板材料3C-SiCの製造販売を開始。2003年6月には委員会設置会社(指名委員会等設置会社)へ移行し、コーポレートガバナンスを強化した。2004年3月、日本板硝子からHDD用ガラスディスク事業を譲受。2007年8月、株式公開買付け(TOB)によりペンタックスを連結子会社化し、翌2008年3月に吸収合併した。ペンタックスの買収により、医療用内視鏡やカメラ事業をグループに取り込み、事業領域を拡大。しかし、2009年3月にはクリスタル事業を終了し、2010年6月にはHDD用ガラスメディア製造事業をWestern Digitalに譲渡するなど、収益性の低い事業からの撤退も並行して進めた。
ペンタックス統合後の整理と選択(2008-2011)
ペンタックスを吸収合併した後、HOYAは事業ポートフォリオの見直しを加速。2011年10月、PENTAXイメージング・システム事業(デジタルカメラなど)をリコーに譲渡した。これはHOYAがイメージング分野から撤退し、メディカルとライフケアに経営資源を集中する決断であった。また、2010年6月にはHDD用ガラスメディア事業をWestern Digitalに売却。これらの選択と集中により、半導体材料や医療機器といった高収益事業へのシフトを明確にした。2009年3月にはクリスタル事業も終了しており、創業時の光学ガラスからの変革が完了した時期と言える。
メディカル事業の強化と新技術への投資(2012-2014)
2012年5月、金属製整形外科用インプラントの国内メーカー日本ユニテック(現HOYA Technosurgical)を買収。整形外科領域に進出した。2013年2月にはセイコーエプソンのメガネレンズ開発製造事業を譲受し、メガネレンズ事業の技術基盤を強化。同年11月には自動内視鏡洗浄装置(AER)のリーディング企業であるオランダのWassenburg社の過半数株式を取得し、内視鏡関連製品のラインアップを拡充した。2014年9月には英国の医療機器開発企業Creo Medicalに出資し、低侵襲治療デバイスの開発に関与。これらのM&Aと出資により、メディカル事業の成長を加速させ、現在のライフケア事業の基盤を固めた。
年表41件を開く
1940年代
- 1941年11月創業東京都保谷市(現在西東京市)で東洋光学硝子製造所を創業。光学ガラス製造に着手。
- 1944年8月商号変更資本金120万円の株式会社に改組、商号を株式会社東洋光学硝子製造所に変更。
- 1945年10月クリスタルガラス食器製造開始。
- 1947年8月商号変更商号を株式会社保谷クリスタル硝子製造所に変更。
1960年代
- 1960年11月M&A東京都昭島市に昭和工場(現 昭島工場)を新設。保谷光学工業株式会社、山中光学工業株式会社及び保谷光学硝子販売株式会社を吸収合併し、商号を株式会社保谷硝子に変更。
- 1961年10月上場東京証券取引所市場第二部へ上場。
- 1962年5月メガネレンズ製造開始。
1970年代
- 1972年12月ソフトコンタクトレンズ製造開始。
- 1973年2月東京証券取引所市場第一部へ指定。
- 1974年1月半導体用マスクサブストレート製造開始。
1980年代
- 1983年1月東京都八王子市に八王子工場を新設し、半導体用フォトマスク製造開始。
- 1984年8月新本社ビルを新宿区中落合に竣工。
- 1984年10月M&A子会社の株式会社保谷レンズ及び株式会社保谷クリスタルを吸収合併し、商号をHOYA株式会社に変更。
- 1987年6月眼内レンズ(白内障術後用)製造開始。
- 1987年11月光学ガラスによる非球面モールドレンズ製造開始。
- 1989年4月創業オランダに欧州地域統括会社HOYA EUROPE B.V.(現 HOYA HOLDINGS N.V.)、米国に北米地域統括会社HOYA CORPORATION USAを設立。
1990年代
- 1991年3月HDD用ガラスディスク(ガラス磁気メモリーディスク)発売。
- 1996年11月熊本県菊池郡大津町に熊本工場を新設。
- 1997年4月カンパニー制を導入し、二つのカンパニー(エレクトロオプティクス、ビジョンケア)と三つの事業子会社(HOYA PHOTONICS INC.、HOYAヘルスケア㈱、HOYAクリスタル㈱)へ機構改革。
- 1997年5月シンガポールに地域本社としてHOYA HOLDINGS ASIA PACIFIC PTE LTDを設置、4月にオランダ及び米国にそれぞれ設置したHOYA HOLDINGS N.V.とHOYA HOLDINGS,INC.の2社と合わせ、欧州、北米、アジア各地域の地域本社体制が整う。
- 1997年12月HOYA LENS DEUTSCHLAND GMBH.がHOYAグループ最初のISO14001を取得。
- 1999年2月国内主要全工場でISO14001を取得。
2000年代
- 2000年7月沖電気工業㈱の半導体用フォトマスク製造部門を譲り受ける。
- 2002年5月半導体新基板材料3C-SiC製造販売を開始。
- 2002年8月大日本印刷㈱と次世代半導体用マスクブランクスの技術アライアンス締結。
- 2003年6月委員会設置会社(現在の指名委員会等設置会社)へ移行。
- 2003年7月グローバルベースでの財務マネジメント機能を欧州地域本社に移管。
- 2004年3月日本板硝子㈱のHDD用ガラスディスク事業を譲り受ける。
- 2004年10月米国預託証券(ADR)プログラム Level-1を開設。
- 2005年11月普通株式1株につき4株の割合で株式分割を実施。
- 2007年8月M&A株式の公開買付け(TOB)によりペンタックス㈱を連結子会社化。
- 2008年3月M&Aペンタックス㈱を吸収合併。
- 2009年3月クリスタル事業終了。
2010年代
- 2010年6月HDD用ガラスメディア製造事業及び関連資産をWESTERN DIGITAL CORPORATIONに譲渡。
- 2011年10月PENTAXイメージング・システム事業を㈱リコーに譲渡。
- 2012年5月M&A金属製整形外科用インプラントの国内メーカー、日本ユニテック㈱(現 HOYA Technosurgical㈱)を買収。
- 2013年2月セイコーエプソン㈱のメガネレンズ開発製造事業を譲り受ける。
- 2013年6月セイコーグループ㈱の子会社でメガネ関連商品の販売事業を行うセイコーオプティカルプロダクツ㈱の株式を30%譲り受ける。
- 2013年11月自動内視鏡洗浄装置(AER)のリーディング企業であるWASSENBURG社の過半数株式を取得。
- 2014年3月M&Aセイコーオプティカルプロダクツ㈱の株式20%を追加取得し、出資比率50%の連結子会社化。滲出性加齢黄斑変性治療用デバイスのベンチャー企業 SalutarisMDに出資。
- 2014年9月イギリスに本社を置く医療機器開発製造のリーディング企業 Creo Medical Ltd.に出資。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 再エネ比率2040年まで100%
- CO2削減率(2021年度比)2040年まで100%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
権限委譲による迅速な意思決定
事業部門への大幅な権限委譲により意思決定を迅速化。経営資源の効率的配分として、設備投資、M&A、事業撤退・縮小をタイムリーに実施する。
- 02
新規事業・技術の創出
内部開発やM&Aを通じて従来と異なる成長分野での新事業・技術を獲得。世界に通用する技術や競争優位性の高い事業の創出と、人材の採用・育成に注力する。
- 03
成長市場での事業拡大
視力矯正、低侵襲医療、高性能半導体・データセンター向け製品を成長分野と位置づけ、経営資源を積極投入し事業拡大を目指す。
- 04
サステナビリティ/ESGへの対応
CSOが中心にESG活動を推進。取締役の過半数を独立社外取締役とし、執行役の中長期インセンティブにESG目標を導入。事業部ごとにESG関連KPIを設定し報酬に連動させる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で37,752人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は970万円で、9期前と比べて+23.3%。平均年齢は47.6歳、平均勤続年数は18.7年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 35,752 |
| 2018年3月 | — | — | — | 37,812 |
| 2019年3月 | 787 | 45.3 | 18.9 | 37,412 |
| 2020年3月 | 845 | 46.3 | 19.3 | 36,795 |
| 2021年3月 | 712 | 46.3 | 19.4 | 37,245 |
| 2022年3月 | 798 | 47.2 | 19.0 | 38,376 |
| 2023年3月 | 741 | 47.8 | 20.2 | 36,571 |
| 2024年3月 | 821 | 47.8 | 19.7 | 35,702 |
| 2025年3月 | 924 | 47.8 | 19.3 | 37,909 |
| 2026年3月 | 970 | 47.6 | 18.7 | 37,752 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社76社(国内 13 / 海外 63) を有報から抽出しています。
- 海外HOYA LENS MANUFACTURING MALAYSIA SDN.BHD. ※Kuala Lumpur, MALAYSIA議決権100.0%
- 海外HOYA LENS THAILAND LTD. ※Pathum Thani, THAILAND議決権100.0%
- 海外HOYA LENS THAILAND LTD. ※Pathum Thani, THAILAND議決権100.0%
- 国内HOYA LENS GUANGZHOU LTD. ※中華人民共和国 広東省議決権100.0%
- 国内HOYA LENS GUANGZHOU LTD. ※中華人民共和国 広東省議決権100.0%
- 海外HOYA LENS AUSTRALIA PTY. LTD. ※New South Wales, AUSTRALIA議決権100.0%
- 海外HOYA LENS AUSTRALIA PTY. LTD. ※New South Wales, AUSTRALIA議決権100.0%
- 海外HOYA LENS INDIA PRIVATE LIMITED ※Mumbai, INDIA議決権100.0%
- 海外HOYA LENS INDIA PRIVATE LIMITED ※Mumbai, INDIA議決権100.0%
- 海外HOYA LENS COLOMBIA S.A.S. ※Cundinamarca, COLOMBIA議決権100.0%
- 海外HOYA LENS VIETNAM LTD. ※Binh Duong, VIETNAM議決権100.0%
- 国内DAEJEON DAEMYUNG OPTICAL(HANGZHOU) CO., LTD. ※中華人民共和国 浙江省議決権100.0%
残りのグループ会社64社を開く
- DAEJEON DAEMYUNG OPTICAL(HANGZHOU) CO., LTD. ※中華人民共和国 浙江省100%
- VISION EASE LENS (THAILAND) CO., LTD. ※Bangkok, THAILAND100%
- VISION EASE LENS (THAILAND) CO., LTD. ※Bangkok, THAILAND100%
- PT. VISION-EASE ASIA ※Bekasi, INDONESIA100%
- PT. VISION-EASE ASIA ※Bekasi, INDONESIA100%
- PERFORMANCE OPTICS KOREA, LTD. ※大韓民国 大田広域市100%
- HOYA HOLDINGS N.V. ※Amsterdam, NETHERLANDS100%
- HOYA LENS DEUTSCHLAND GMBH ※Monchen gladbach, GERMANY100%
- HOYA LENS DEUTSCHLAND GMBH ※Monchen gladbach, GERMANY100%
- HOYA LENS U.K. LTD. ※Wrexham, UNITED KINGDOM100%
- HOYA LENS U.K. LTD. ※Wrexham, UNITED KINGDOM100%
- HOYA LENS ITALIA S.P.A. ※Milano, ITALY100%
- HOYA LENS ITALIA S.P.A. ※Milano, ITALY100%
- HOYA LENS IBERIA S.A. ※Madrid, SPAIN100%
- HOYA LENS IBERIA S.A. ※Madrid, SPAIN100%
- HOYA TURKEY OPTIK LENS SANAYI VE TICARET A.S.※Istanbul, TURKEY100%
- HOYA TURKEY OPTIK LENS SANAYI VE TICARET A.S.※Istanbul, TURKEY100%
- HOYA LENS CANADA, INC. ※Ontario, CANADA100%
- HOYA LENS CANADA, INC. ※Ontario, CANADA100%
- SEIKO OPTICAL PRODUCTS OF AMERICA, INC. ※ (注4)Texas, U.S.A.50%
- SEIKO OPTICAL PRODUCTS OF AMERICA, INC. ※ (注4)Texas, U.S.A.50%
- PENTAX EUROPE GMBH ※Hamburg, GERMANY100%
- PENTAX EUROPE GMBH ※Hamburg, GERMANY100%
- PENTAX ITALIA S.R.L ※Milano, ITALY100%
- PENTAX ITALIA S.R.L ※Milano, ITALY100%
- PENTAX U.K. LTD. ※Slough, UNITED KINGDOM100%
- PENTAX OF AMERICA, INC. ※New Jersey, U.S.A.100%
- PENTAX OF AMERICA, INC. ※New Jersey, U.S.A.100%
- PENTAX CANADA INC. ※Ontario, CANADA100%
- PENTAX CANADA INC. ※Ontario, CANADA100%
- PENTAX MEDICAL (PENANG)SDN.BHD.※Penang, MALAYSIA100%
- PENTAX MEDICAL SINGAPORE PTE. LTD. ※Alexandra Technopark, SINGAPORE100%
- HOYA SURGICAL OPTICS, INC.※California, U.S.A.100%
- Hoya Medical (Suzhou) Company Limited ※中華人民共和国 江蘇省100%
- MICROLINE SURGICAL, INC. ※Massachusetts, U.S.A.100%
- MICROLINE SURGICAL, INC. ※Massachusetts, U.S.A.100%
- HOYA LAMPHUN LTD.※Lamphun, THAILAND100%
- HOYA LAMPHUN LTD.※Lamphun, THAILAND100%
- HOYA GLASS DISK PHILIPPINES,INC. ※Laguna, PHILIPPINES100%
- HOYA GLASS DISK PHILIPPINES,INC. ※Laguna, PHILIPPINES100%
- HOYA GLASS DISK VIETNAM LTD. ※Hanoi, VIETNAM100%
- HOYA GLASS DISK VIETNAM LTD. ※Hanoi, VIETNAM100%
- HOYA GLASS DISK VIETNAM Ⅱ LTD.※Hung Yen, VIETNAM100%
- HOYA MICROELECTRONICS TAIWAN CO.,LTD.※台湾 新竹科学工業区100%
- HOYA MICROELECTRONICS TAIWAN CO.,LTD.※台湾 新竹科学工業区100%
- HOYA ELECTRONICS KOREA CO.,LTD. ※大韓民国 京畿道100%
- HOYA ELECTRONICS KOREA CO.,LTD. ※大韓民国 京畿道100%
- CHONGQING MAS TEK ELECTRONICS CO LTD.※中華人民共和国 重慶市60%
- HOYA ELECTRONICS MALAYSIA SDN.BHD. ※Kedah, MALAYSIA100%
- HOYA ELECTRONICS SINGAPORE PTE. LTD. ※Tampines Industrial Crescent, SINGAPORE100%
- HOYA CORPORATION USA ※California, U.S.A.100%
- HOYA CORPORATION USA ※California, U.S.A.100%
- HOYA OPTICS (THAILAND)LTD. ※Lamphun, THAILAND100%
- HOYA OPTICS (THAILAND)LTD. ※Lamphun, THAILAND100%
- HOYA OPTO- ELECTRONICS QINGDAO LTD. ※中華人民共和国 山東省100%
- HOYA OPTICAL TECHNOLOGY (SUZHOU) LTD.※中華人民共和国 江蘇省100%
- HOYA OPTICAL (ASIA) CO., LTD. ※中華人民共和国 香港100%
- HOYA OPTICAL (ASIA) CO., LTD. ※中華人民共和国 香港100%
- HOYA OPTICAL TECHNOLOGY (WEIHAI)CO.,LTD. ※中華人民共和国 山東省100%
- HOYA OPTICAL TECHNOLOGY (WEIHAI)CO.,LTD. ※中華人民共和国 山東省100%
- HOYA HOLDINGS ASIA PACIFIC PTE LTD ※Raffles Place, SINGAPORE100%
- HOYA HOLDINGS ASIA PACIFIC PTE LTD ※Raffles Place, SINGAPORE100%
- HOYA HOLDINGS, INC. ※California, U.S.A.100%
- HTK Lentes Oftalmicas S.A.Rio de Janeiro Brazil35%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は9,477億円、税引前利益は3,277億円。前期と比べると増収増益で、売上が+9.4%、利益が+26.0%。
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は2,557億円、営業利益は826億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+40.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 1,858 | — | — | — |
| 2024年1Q | 1,823 | — | — | — |
| 2024年2Q | 1,887 | — | — | — |
| 2024年3Q | 1,948 | — | — | — |
| 2024年4Q | 1,968 | — | — | — |
| 2025年2Q | 4,284 | — | — | — |
| 2025年4Q | 4,376 | — | — | — |
| 2026年2Q | 4,549 | — | — | — |
| 2026年4Q | 4,928 | — | — | — |
| 2027年1Q | 2,557 | 826 | 32.3 | 658 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は3,725億円から9,477億円へ2.5倍に増えた。税引前利益率は24.5%から34.6%になった。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 税引前利益億円 | 税引前利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 3,725 | 912 | 24.5 | — |
| セイコーオプティカルプロダクツ㈱の株式20%を追加取得し、出資比率50%の連結子会社化。滲出性加齢黄斑変性治療用デバイスのベンチャー企業 SalutarisMDに出資。 | ||||
| 2014年3月 | 4,276 | 855 | 20.0 | — |
| 2015年3月 | 4,900 | 1,182 | 24.1 | — |
| 2016年3月 | 5,057 | 1,191 | 23.6 | — |
| 2017年3月 | 4,789 | 1,108 | 23.1 | — |
| 2018年3月 | 5,356 | 1,242 | 23.2 | — |
| 2019年3月 | 5,658 | 1,447 | 25.6 | — |
| 2020年3月 | 5,765 | 1,473 | 25.6 | — |
| 2021年3月 | 5,479 | 1,592 | 29.1 | — |
| 2022年3月 | 6,615 | 2,107 | 31.9 | — |
| 2023年3月 | 7,236 | 2,158 | 29.8 | — |
| 2024年3月 | 7,626 | 2,366 | 31.0 | — |
| 2025年3月 | 8,660 | 2,600 | 30.0 | — |
| 2026年3月 | 9,477 | 3,277 | 34.6 | — |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、税引前利益を利益として並べています。
利益の構造
2026年3月期
売上高9,477億円のうち、税引前利益として残るのは3,277億円で34.6%。税引前利益率は業種中央値9.0%を上回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金65.4%6,200億円
- 税引前利益費用を引いたあとに残った本業の利益34.6%3,277億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが2,784億円、投資CFが−76億円で、差し引きのフリーCFは2,708億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は5,741億円で、売上の7.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 890 | −9 | −690 | 881 | 2,489 |
| 2014年3月 | 1,027 | −209 | −278 | 818 | 3,311 |
| 2015年3月 | 1,154 | −274 | −859 | 880 | 3,488 |
| 2016年3月 | 1,319 | −152 | −1,615 | 1,167 | 2,863 |
| 2017年3月 | 1,077 | −275 | −643 | 802 | 2,969 |
| 2018年3月 | 1,355 | −685 | −1,173 | 670 | 2,458 |
| 2019年3月 | 1,466 | −701 | −328 | 765 | 2,934 |
| 2020年3月 | 1,634 | −474 | −855 | 1,160 | 3,180 |
| 2021年3月 | 1,518 | −298 | −1,157 | 1,220 | 3,349 |
| 2022年3月 | 1,901 | −293 | −1,067 | 1,608 | 4,194 |
| 2023年3月 | 2,018 | −475 | −1,946 | 1,543 | 4,059 |
| 2024年3月 | 2,228 | −358 | −1,109 | 1,870 | 5,252 |
| 2025年3月 | 2,351 | −332 | −1,904 | 2,019 | 5,340 |
| 2026年3月 | 2,784 | −76 | −2,613 | 2,708 | 5,741 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1.3兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1.0兆円で、自己資本比率は78.4%(業種中央値66.2%より厚い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本兆円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 0.62 | 0.47 | 1,474 | 76.2 |
| 2014年3月 | 0.70 | 0.54 | 1,678 | 76.2 |
| 2015年3月 | 0.73 | 0.59 | 1,437 | 80.4 |
| 2016年3月 | 0.64 | 0.49 | 1,457 | 77.2 |
| 2017年3月 | 0.66 | 0.51 | 1,487 | 77.5 |
| 2018年3月 | 0.65 | 0.53 | 1,244 | 80.9 |
| 2019年3月 | 0.76 | 0.62 | 1,407 | 81.6 |
| 2020年3月 | 0.81 | 0.65 | 1,660 | 79.5 |
| 2021年3月 | 0.85 | 0.69 | 1,653 | 80.6 |
| 2022年3月 | 0.99 | 0.80 | 1,889 | 81.0 |
| 2023年3月 | 1.03 | 0.82 | 2,100 | 79.6 |
| 2024年3月 | 1.20 | 0.97 | 2,358 | 80.4 |
| 2025年3月 | 1.23 | 0.97 | 2,626 | 78.9 |
| 2026年3月 | 1.30 | 1.02 | 2,659 | 78.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
精密機器 52社との比較
同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで52社中2位あたり、逆に低いのは配当利回りで52社中46位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥24,420で、1年前と比べて+27.8%。過去52週の値幅のなかでは46%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 32.8倍 |
| PBR | 8.05倍 |
| 配当利回り | 1.21% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月21日終値24895円は前日比-1.37%と反落し、25日移動平均線(25310円)を約1.6%下回った。75日線(26050円)や200日線(26027円)も下回る一方、52週安値18860円からは約32%上昇している。52週高値30400円からは約18%下落しており、中期的な調整局面と見られる。出来高は8月19日に119万株と増加後、80万株前後に減少しており、売り一巡感がある。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 35/100)。
PER 33.43倍は業界平均31.5倍を上回り、PBR 8.2倍は平均2.83倍の約2.9倍で極端に高い。ROE 25.4%と高収益だが、バリュエーションはその成長を織り込み過ぎ。配当利回り1.18%は平均2%を下回り、配当性向37.7%と低く、株主還元の魅力は限定的。収益は増加傾向だが、株価は割高水準と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 32.8倍 | 30.1倍 |
| PBR | 8.05倍 | 2.49倍 |
| ROE | 25.4% | 7.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、半導体市場の成長と高収益なヘルスケア事業の拡大が続くか。強気派は、最先端半導体の需要増加に伴い、フォトマスクブランクスの需要が拡大すると見る。また、AIやデータセンター向けの半導体需要も追い風となる。さらに、ヘルスケア事業は高齢化や新興国の中間層増加により安定成長が期待できる。一方、弱気派は、半導体市況の変動が激しく、フォトマスクブランクスの需要が周期的に落ち込む可能性を指摘する。また、競合他社の技術追従によりシェアが低下するリスクもある。さらに、株価が高く評価されており、PER34.48倍と割高感がある。
- 半導体需要の拡大
最先端半導体やAI関連の需要増加でフォトマスクブランクス市場が成長する
- ヘルスケア事業の安定性
高齢化や健康意識の高まりで眼鏡レンズや内視鏡の需要が安定的に伸びる
- 高い収益性
独自技術で高シェアを維持し、ROE25.4%と高い資本効率を誇る
- 売上高9,477億円と過去最高更新通年影響強
売上高は7,626億円→9,477億円と3期連続増収。1兆円接近で収益基盤が拡大
- ROE25.4%の高資本効率が評価継続影響中
ROEは25.4%と高く、PBR8.45倍を許容する成長期待の裏付け
- 外国人持ち株比率61%で需給下支え継続影響弱
外国人保有は61.0%と高く、指数組み入れなどで継続的な買い需要
- 時価総額8兆6,769億円に拡大継続影響弱
大型株として指数採用で需給が安定、売買代金は潤沢
- 半導体市況の変動
半導体業界は周期的な需要変動があり、業績が大きくブレるリスクがある
- 競争激化
競合他社の技術力向上により、シェアや価格競争力が低下する可能性がある
- 評価の高さ
PER34.48倍と成長性を織り込み済みで、期待を下回れば株価が下落するリスク
- 売上高成長率が9.4%へ鈍化決算発表後影響中
直近の売上高増加率は9.4%と前期の13.6%から鈍化。減速が鮮明なら成長期待が剥落
- PER34.5倍の高評価修正不定影響強
バリュエーションは高水準。決算で期待外れが出れば株価調整は大きい
- 1年で31%上昇した反動で過熱不定影響中
株価は1年で31.3%上昇。目先の利益確定売りで調整リスク
- 配当利回り1.15%と低位通年影響弱
配当利回りは1.15%と低く、下落局面の買い支えが弱い
- フォトマスクブランクスの市場シェア
- 半導体材料事業の中核で、技術優位性と競争力を測る
- ヘルスケア事業の売上高成長率
- 高収益な事業の拡大が全体の収益性を左右する
- 研究開発費比率
- 将来の技術革新と競争力維持のための投資状況を確認する
- 営業利益率
- 高収益構造が維持されているかを監視する
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり295円で、前期から+84.4%。いまの株価に対する利回りは1.21%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 75 | — | 34.4 |
| 2018年3月 | 75 | 0.0 | 22.6 |
| 2019年3月 | 90 | 20.0 | 54.0 |
| 2020年3月 | 90 | 0.0 | 51.5 |
| 2021年3月 | 90 | 0.0 | 31.4 |
| 2022年3月 | 110 | 22.2 | 21.0 |
| 2023年3月 | 110 | 0.0 | 22.2 |
| 2024年3月 | 110 | 0.0 | 81.1 |
| 2025年3月 | 160 | 45.5 | 16.6 |
| 2026年3月 | 295 | 84.4 | 37.7 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥295
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ19,043人。区分でいちばん多いのは外国法人で61.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.2%を占め、残る69.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 63.3 | 61.3 | 56.5 | 61.7 | 58.9 | 61.0 |
| 金融機関 | 24.5 | 26.3 | 31.3 | 28.8 | 30.0 | 28.5 |
| 個人・その他 | 9.2 | 9.3 | 9.0 | 6.8 | 7.5 | 7.7 |
| 事業法人 | 1.8 | 1.6 | 1.7 | 1.6 | 1.6 | 1.6 |
| 証券会社 | 1.2 | 1.5 | 1.5 | 1.2 | 1.9 | 1.1 |
| 自己株式 | 0.9 | 1.2 | 0.8 | 0.1 | 0.9 | 0.9 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 18.36 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 6.82 |
| 03 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部) | 4.08 |
| 04 | DEUTSCHE BANK TRUST COMPANY AMERICAS (常任代理人株式会社三菱UFJ銀行決済事業部) | 2.41 |
| 05 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.82 |
| 06 | GOVERNMENT OF NORWAY (常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店ダイレクト・カストディ・クリアリング業務部) | 1.62 |
| 07 | BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT (常任代理人株式会社三菱UFJ銀行決済事業部) | 1.62 |
| 08 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025 (常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.56 |
| 09 | BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC (常任代理人株式会社三菱UFJ銀行決済事業部) | 1.48 |
| 10 | JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.46 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-21ブラックロック・ジャパン株式会社新規の大量保有報告2.13%-0.33pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+344%、1株純資産は14期で+179%。直近期のROEは25.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 167 | 1,091 | 16.9 | 10.6 | 83.2 |
| 2014年3月 | 135 | 1,242 | 11.6 | 23.8 | 82.8 |
| 2015年3月 | 218 | 1,392 | 16.5 | 22.1 | 108.4 |
| 2016年3月 | 225 | 1,244 | 17.2 | 19.0 | 25.9 |
| 2017年3月 | 222 | 1,316 | 17.3 | 24.1 | 34.4 |
| 2018年3月 | 258 | 1,386 | 19.2 | 20.5 | 22.6 |
| 2019年3月 | 322 | 1,640 | 21.2 | 22.7 | 54.0 |
| 2020年3月 | 303 | 1,720 | 18.0 | 30.3 | 51.5 |
| 2021年3月 | 336 | 1,863 | 18.8 | 38.7 | 31.4 |
| 2022年3月 | 446 | 2,202 | 22.1 | 31.4 | 21.0 |
| 2023年3月 | 470 | 2,312 | 20.8 | 31.0 | 22.2 |
| 2024年3月 | 515 | 2,761 | 20.3 | 36.4 | 81.1 |
| 2025年3月 | 581 | 2,842 | 20.8 | 28.9 | 16.6 |
| 2026年3月 | 744 | 3,042 | 25.4 | 35.7 | 37.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額1,291百万円。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 吉原寛章 | 取締役 | 69 | 4 |
| 阿部康行 | 取締役 | 74 | 4 |
| 長谷川隆代 | 取締役 | 66 | 4 |
| 西村美香 | 取締役 | 63 | 4 |
| 佐藤基嗣 | 取締役 | 69 | — |
| 池田英一郎 | 取締役 | 56 | 73 |
| 廣岡亮 | 取締役 | 52 | 128 |
| 中川知子 | 執行役 チーフサステナビリティオフィサー(CSO) | 66 | 76 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | ストックオプション百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 執行役 | 3 | 246 | 343 | — | 397 | 1,083 | 361 |
| 社外取締役 | 5 | 78 | — | 4 | 96 | 198 | 40 |
| 取締役(社内) | 2 | 10 | — | — | — | 10 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,335字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,464字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,007字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,495字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第88期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-05
- 半期報告書半期報告書-第88期(2025/04/01-2025/09/30)2025-11-06
- 有価証券報告書有価証券報告書-第87期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-05
- 半期報告書半期報告書-第87期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-06
- 有価証券報告書有価証券報告書-第86期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-20
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