概要
オリンパスは、1919年に顕微鏡の国産化を目的に設立された光学機器メーカーを前身とする。現在は医療用内視鏡に特化し、消化器内視鏡で世界トップシェアを持つ。2026年3月期の連結売上高は1兆107億円、営業利益971億円、従業員約2万8000人。本社は東京都八王子市。
消化器内視鏡ソリューションとサージカルインターベンションの二本柱
当社グループは、消化器内視鏡ソリューション事業とサージカルインターベンション事業の2つの報告セグメントで構成される。消化器内視鏡ソリューションは、上部・下部消化管を観察する軟性内視鏡システム、生検鉗子・スネアなどの処置具、修理・メンテナンスやトレーニングの医療サービスを提供する。サージカルインターベンションは、泌尿器科(軟性尿管鏡、経尿道的手術製品)、呼吸器科(気管支鏡、胸腔鏡)、外科内視鏡(腹腔鏡)、エネルギー・デバイス(電気メス、超音波凝固切開装置)、耳鼻咽喉科、婦人科製品を扱う。両事業とも病院・クリニック向けであり、低侵襲手術の需要拡大を背景に成長している。
北米・欧州・アジアをカバーする生産販売網
グローバルに事業を展開し、主要な連結子会社としてOlympus America Inc.(米国)、Olympus Europa SE & Co. KG(欧州統括)、Olympus (Beijing) Sales & Service Co., Ltd.(中国)、Olympus Korea Co., Ltd.、Olympus Singapore Pte. Ltd.などを擁する。国内では長野事業場や会津オリンパス、白河オリンパス、青森オリンパスなどの製造子会社が生産を担う。また、共同支配企業としてSwan EndoSurgical, Inc.、関連会社としてソニー・オリンパスメディカルソリューションズ株式会社がある。2024年4月には本社を東京都八王子市石川町に移転し、技術開発センターも同地に集約している。
研究開発と設備投資の規模
2026年3月期の継続事業における研究開発費は1,099億48百万円、設備投資額は922億39百万円に達した。研究開発の重点領域は、AI・デジタル技術を活用した内視鏡医療エコシステムの構築や、エンドルミナルロボティクスの開発である。OLYSENSEプラットフォームの商用化や、合弁会社Swan EndoSurgicalを通じたロボット技術の開発に注力している。また、品質保証・法規制対応の変革プロジェクト「Elevate」にも一時的な費用を投じており、グローバルな組織体制の最適化を進めている。
業界の中での役割は医療機器メーカー(内視鏡・手術機器)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2024/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 内視鏡 | 5,866億円 | 62.7% | 1,047億円 | 17.8% |
| 治療機器 | 3,373億円 | 36.0% | -85億円 | -2.5% |
| その他 | 123億円 | 1.3% | -78億円 | -63.4% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01医療業界(消化器内視鏡ソリューション)主力
消化器内視鏡システム(スコープ、ビデオプロセッサー、光源装置など)、消化器科処置具(生検鉗子、スネアなど)、メンテナンス・トレーニングなどの医療サービスを提供。病院・クリニック向け。
- 消化器内視鏡世界シェア首位
- 上部・下部消化管を観察するための軟性内視鏡。高画質・細径化が特徴。
- 消化器科処置具
- 内視鏡治療に用いる鉗子、スネア、クリップ等の処置具。
- 医療サービス
- 内視鏡の修理・メンテナンス、トレーニングサービス。
02医療業界(サージカルインターベンション)準主力
泌尿器科製品(軟性尿管鏡、経尿道的手術用製品)、呼吸器科製品(気管支鏡、胸腔鏡)、外科内視鏡(腹腔鏡)、エネルギー・デバイス(電気メス、超音波凝固切開装置)、耳鼻咽喉科製品、婦人科製品を提供。低侵襲手術を支援。
- 泌尿器科製品
- 軟性尿管鏡や経尿道的手術用製品など、泌尿器科領域の内視鏡・処置具。
- 呼吸器科製品
- 気管支鏡、胸腔鏡など呼吸器領域の内視鏡。
- エネルギー・デバイス
- 電気メス、超音波凝固切開装置など、組織切開・止血に使用。
- 外科内視鏡
- 腹腔鏡など、一般外科手術用の硬性内視鏡。
製品と技術
消化器内視鏡システムの高画質・細径化技術
消化器内視鏡システムは、軟性スコープ、ビデオプロセッサー、光源装置から構成される。オリンパスの内視鏡は高画質・細径化が特徴で、上部消化管(食道・胃・十二指腸)および下部消化管(大腸)の観察に用いられる。処置具としては生検鉗子、スネア、クリップなどがあり、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)などの治療を可能にする。これらの製品は世界中の病院・クリニックで使用され、消化器内視鏡市場でトップシェアを維持している。
外科内視鏡とエネルギー・デバイス
サージカルインターベンション事業の中核製品として、腹腔鏡(硬性内視鏡)やエネルギー・デバイスがある。腹腔鏡は一般外科手術における低侵襲アプローチを実現する。エネルギー・デバイスには電気メスや超音波凝固切開装置が含まれ、組織切開と止血を同時に行う。これらの製品は、婦人科、耳鼻咽喉科、呼吸器科など多岐にわたる外科領域で使用され、手術の精度向上と患者負担軽減に貢献している。
泌尿器科・呼吸器科向け軟性内視鏡
泌尿器科向けには軟性尿管鏡や経尿道的手術用製品を提供。尿管や腎臓内の観察・治療に用いられ、結石破砕や腫瘍切除に対応する。呼吸器科向けには気管支鏡と胸腔鏡があり、肺の病変診断や治療に使用される。2019年には軟性尿管鏡の新製品を投入するなど、製品ラインアップを拡充。2021年に買収したMedi-Tate Ltd.と2026年に買収したBioProtect Ltd.の技術を統合し、前立腺疾患治療などの領域も強化している。
AIプラットフォームOLYSENSEとロボティクス
オリンパスは、内視鏡医療のデジタル化に向け、クラウドとAIを活用したプラットフォーム「OLYSENSE」を開発中。2026年3月期には米国と欧州の一部で複数のCAD(コンピュータ支援診断)製品の販売を開始した。OLYSENSEはワークフロー、トレーニング、疾患検出・鑑別の向上を目指し、2031年3月期までに基盤製品の25%を接続する目標を掲げる。また、エンドルミナルロボティクス分野では、合弁会社Swan EndoSurgicalを通じて軟性内視鏡を用いたESDのロボット支援技術を開発し、臨床応用を進めている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
精密機器のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 世界シェア首位消化器内視鏡世界シェア約6割医療業界(消化器内視鏡ソリューション)
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
内視鏡で世界首位、医療機器のグローバルリーダー
オリンパスは、医療機器、特に消化器内視鏡の分野で世界市場をリードする企業である。内視鏡システムでは世界シェア約70%を誇り、競合の富士フイルムやペンタックスメディカルを大きく引き離す。近年は経営改善に注力し、不採算事業の売却やガバナンス強化を進めている。売上高は2025年3月期に9973億円、営業利益率は16.29%と高い水準であるが、2026年3月期は売上高は10107億円と微増ながら、営業利益率は9.61%に低下すると予想される。これは、成長投資や為替影響によるものとみられる。同業他社にはリガク・ホールディングスやジーエルテクノホールディングスなどがあるが、規模や技術力ではオリンパスが圧倒的。強みは、圧倒的な内視鏡シェア、高い技術開発力、そしてグローバルな販売網である。一方で、医療機器の規制強化や競争激化、そして収益性の低下傾向が課題となる。
強み
- 消化器内視鏡で世界シェア約70%と圧倒的な地位を確立。
- 画像処理技術などで差別化し、他社を寄せ付けない競争力。
- 世界中に販売・サポート体制を持ち、各地域で高い評価。
- 2025年3月期の営業利益率16.29%と高い水準を維持。
課題
- 2026年3月期の営業利益率は9.61%に低下し、収益改善が急務。
- 医療機器の安全性規制が厳しくなり、開発・上市に時間と費用がかかる。
- 富士フイルムなどが追撃しており、シェア維持が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
医療機器・介護の時価総額近傍。太字がオリンパス
時価総額で並べると、掲載10社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7741HOYA | 8.3兆円 | 32.8倍 |
| 2 | 7751キヤノン | 6.2兆円 | 11.8倍 |
| 3 | 4901富士フイルムホールディングス | 4.2兆円 | 14.6倍 |
| 4 | 4543テルモ | 3.7兆円 | 26.8倍 |
| 5 | 7733オリンパス | 2.3兆円 | 34.1倍 |
| 6 | 5334日本特殊陶業 | 1.6兆円 | 14.0倍 |
| 7 | 6645オムロン | 1.3兆円 | 35.9倍 |
| 8 | 6869シスメックス | 1.2兆円 | 33.5倍 |
| 9 | 7701島津製作所 | 1.2兆円 | 18.8倍 |
| 10 | 3088マツキヨココカラ&カンパニー | 1.1兆円 | 18.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(医療機器・介護)に従っています。
会社の歴史
沿革 39件
顕微鏡メーカーとして創業した1919年
1919年10月、東京都渋谷区幡ヶ谷において、株式会社高千穂製作所として創業。目的は顕微鏡の国産化とその他光学機械の製作であった。1936年4月に写真機の製造を開始し、1942年6月に高千穂光学工業株式会社に商号変更。1944年2月には長野県伊那市に伊那工場(現長野事業場)を新設した。1949年1月にオリンパス光学工業株式会社と改称し、同年5月に東京証券取引所に株式を上場。創業から30年で光学機器メーカーとしての基盤を固めた。
写真機と医療機器に進出した1950年代
1952年5月、医療機器の製造を開始し、内視鏡分野への第一歩を踏み出す。1955年5月には株式会社高千穂商会の経営に参加し、写真機の国内販売網を強化。1960年10月には測定機の製造も開始し、事業の多角化を進めた。この時期、写真機ブランド「オリンパス」の認知度が高まり、医療機器も徐々に製品ラインを拡充した。1963年8月には東京都八王子市に八王子事業場(現技術開発センター石川)を新設し、研究開発体制を強化している。
海外子会社を相次いで設立した1960年代
1964年5月、Olympus Optical Co.(Europa) GmbH(現Olympus Europa SE & Co. KG)を設立し、欧州での販売を強化。1968年1月にはOlympus Corporation of America(現Olympus America Inc.)を設立し、米国での顕微鏡・医療機器販売を本格化。1969年5月にはオリンパス精機株式会社(現会津オリンパス)を設立し国内製造子会社を立ち上げた。1977年3月には米国にOlympus Camera Corporationを設立し写真機販売を強化するなど、1960〜70年代は海外拠点の拡充が顕著であった。
買収と不祥事を経た2010年代
2008年2月にGyrus Group PLCを買収し外科領域を強化したが、2011年10月に過去の不祥事が表面化。2012年9月には情報通信事業を日本産業パートナーズに譲渡し、事業の選択と集中を進めた。2015年4月にはオリンパスメディカルシステムズを吸収分割により統合し、医療事業を一元化。2016年4月に本店所在地を八王子市に変更した。2020年4月には品質法規制機能強化のため一部機能を再びオリンパスメディカルシステムズに分割した。
映像事業と科学事業を売却し医療専業へ
2021年1月、映像事業をOMデジタルソリューションズに承継させ、日本産業パートナーズが設立したOJホールディングスに譲渡。同年10月には国内販売機能をオリンパスマーケティング株式会社に統合した。2022年4月には科学事業を株式会社エビデントとして会社分割し、2023年4月にBain Capital傘下のファンドに譲渡。これにより、医療機器専業の企業へと大きく舵を切った。
整形外科事業の譲渡と泌尿器科強化
2024年4月に本社を八王子市石川町に移転。同年7月には整形外科事業をポラリス・キャピタルに譲渡し、さらに事業を絞り込んだ。一方、泌尿器科領域の強化を目的に、2021年5月にMedi-Tate Ltd.、2026年6月にBioProtect Ltd.を買収。2022年12月にはOdin Medical Ltd.を買収しデジタル技術活用を加速した。また、エンドルミナルロボティクス開発のため合弁会社Swan EndoSurgicalを設立するなど、内視鏡医療の未来に向けた投資を継続している。
年表39件を開く
1910年代
- 1919年10月創業東京都渋谷区幡ヶ谷において顕微鏡の国産化とその他光学機械の製作を目的として株式会社高千穂製作所を設立
1930年代
- 1936年4月写真機の製造を開始
1940年代
- 1942年6月商号変更高千穂光学工業株式会社に商号変更
- 1944年2月長野県伊那市に伊那工場(現 長野事業場)を新設
- 1949年1月商号変更オリンパス光学工業株式会社に商号変更
- 1949年5月上場東京証券取引所に株式を上場
1950年代
- 1952年5月医療機器の製造を開始
- 1955年5月株式会社高千穂商会の経営に参加、写真機の国内販売を強化
1960年代
- 1960年10月測定機の製造を開始
- 1963年8月東京都八王子市に八王子事業場(現 技術開発センター石川)を新設
- 1964年5月Olympus Optical Co.(Europa) GmbH(現 連結子会社Olympus Europa SE & Co. KG)を設立、欧州における当社製品の販売を強化(以後、欧州各地に製造・販売拠点を設ける)
- 1968年1月Olympus Corporation of America(現 連結子会社Olympus America Inc.)を設立、米国における顕微鏡・医療機器の販売を強化
- 1969年5月オリンパス精機株式会社(現 連結子会社会津オリンパス株式会社)を設立(以後、国内各地に製造関係会社を設ける)
1970年代
- 1977年3月Olympus Camera Corporation(現 連結子会社Olympus America Inc.)を設立、米国における写真機の販売を強化
1980年代
- 1980年2月東京都新宿区西新宿に本社事務所を移転
- 1981年11月長野県上伊那郡に辰野事業場(現 長野事業場)を新設
- 1988年2月東京都八王子市に技術開発センター宇津木を新設
1990年代
- 1990年6月Olympus USA Incorporated(現 連結子会社Olympus Corporation of the Americas)を設立、米国における事業基盤を強化
- 1993年4月東京都西多摩郡に日の出工場を新設(八王子工場を移転)
2000年代
- 2003年10月商号変更オリンパス株式会社に商号変更
- 2004年10月映像事業および医療分野をオリンパスイメージング株式会社およびオリンパスメディカルシステムズ株式会社として会社分割
- 2005年6月創業Olympus NDT Corporationを設立、非破壊検査事業を強化
- 2008年2月M&AGyrus Group PLCを買収し、医療分野における外科の領域を強化
2010年代
- 2011年4月Olympus Corporation of Asia Pacific Limitedをアジア・オセアニアの統括会社とし、同地域における事業基盤を強化
- 2011年10月M&Aオリンパスオプトテクノロジー株式会社と株式会社岡谷オリンパスを合併、長野オリンパス株式会社(現 連結子会社)とする
- 2012年9月創業情報通信事業を日本産業パートナーズ株式会社が設立したアイジェイホールディングス株式会社に譲渡
- 2015年4月M&A当社を吸収分割承継会社とするオリンパスメディカルシステムズ株式会社の吸収分割および当社とオリンパスイメージング株式会社の合併により、医療分野および映像事業を当社に吸収
- 2016年4月東京都八王子市に本店所在地を変更
2020年代
- 2020年4月当社医療分野における品質法規制機能の強化を目的に、研究開発・製造・修理企画等の一部機能をオリンパスメディカルシステムズ株式会社に吸収分割
- 2021年1月創業映像事業をOMデジタルソリューションズ株式会社に承継させ、日本産業パートナーズ株式会社が設立したOJホールディングス株式会社に譲渡
- 2021年2月M&AQuest Photonic Devices B.V.を買収し、医療分野における外科領域の蛍光イメージング技術を強化
- 2021年5月M&AMedi-Tate Ltd.を買収し、医療分野における泌尿器科の領域を強化
- 2021年10月商号変更医療事業の国内販売機能をオリンパスメディカルサイエンス販売株式会社に承継させ、オリンパスメディカルサイエンス販売株式会社は商号をオリンパスマーケティング株式会社に変更
- 2022年4月科学事業を株式会社エビデントとして会社分割
- 2022年12月M&AOdin Medical Ltd.を買収し、医療分野におけるデジタル技術の活用を強化
- 2023年4月株式会社エビデントをBain Capital Private Equity, LPが投資助言を行う投資ファンドが間接的に株式を保有する特別目的会社である株式会社BCJ-66に譲渡
- 2024年4月東京都八王子市石川町に本社事務所を移転
- 2024年7月創業整形外科事業をポラリス・キャピタル・グループ株式会社が設立した PTCJ-6O ホールディングス株式会社及び PTCJ-6F ホールディングス株式会社に譲渡
- 2026年6月M&ABioProtect Ltd.を買収し、医療分野における泌尿器科の領域を強化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高成長率(為替影響除く)2027年3月期:前年比約3%、2028年3月期:同約4%、2029年3月期:同約5%
- 調整後営業利益率の改善幅2026年3月期を起点として年率約100ベーシスポイント以上の改善
- OLYSENSE接続率(基盤製品のうち)2028年3月期までに最大5%、2031年3月期までに25%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
製品ポートフォリオの強化
お客様が必要とする製品を確実に提供するため、注力領域を中心に製品ポートフォリオを強化します。研究開発の対象を絞り込みスピーディーな上市を実現し、最新の内視鏡システムとスコープのラインアップを拡充してグローバル展開を目指します。
- 02
エンドスイートの未来へ投資加速
AI、ロボティクス、ワークフロー管理による手技とアウトカムの最適化に取り組みます。OLYSENSEプラットフォームを通じて臨床・業務効率を向上させ、エンドルミナルロボティクスの開発を加速して患者アウトカムと医療の質の向上に貢献します。
- 03
3つの戦略基盤の強化
「イノベーションによる成長」「シンプル化」「責任ある行動」を戦略基盤とし、AI・デジタル技術の活用、シンプルなオペレーティングモデルへの移行、品質・安全の最優先、ESGへの取り組みを通じて中長期的な競争力の向上を図ります。
- 04
財務ガイダンスの達成
売上成長の加速と収益性の向上を両立し、段階的な売上成長(為替影響除く)と調整後営業利益率の継続的な改善を目指します。キャピタルアロケーションでは成長ドライバーへの優先投資と柔軟な株主還元を実施します。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で28,138人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,006万円で、9期前と比べて+16.0%。平均年齢は44.1歳、平均勤続年数は15.7年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 34,687 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 35,933 | — |
| 2019年3月 | 867 | 41.9 | 14.1 | 35,124 | — |
| 2020年3月 | 851 | 42.2 | 14.2 | 35,174 | — |
| 2021年3月 | 869 | 42.8 | 14.4 | 31,653 | — |
| 2022年3月 | 922 | 42.6 | 14.3 | 31,557 | — |
| 2023年3月 | 965 | 42.9 | 13.8 | 32,805 | — |
| 2024年3月 | 1,041 | 43.2 | 13.6 | 28,838 | — |
| 2025年3月 | 1,046 | 43.3 | 13.5 | 29,297 | 555 |
| 2026年3月 | 1,006 | 44.1 | 15.7 | 28,138 | 345 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社37社(国内 12 / 海外 25、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。
- 国内オリンパスメディカル システムズ㈱(注)2東京都八王子市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内会津オリンパス㈱福島県 会津若松市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内青森オリンパス㈱青森県黒石市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内長野オリンパス㈱長野県上伊那郡辰野町 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内白河オリンパス㈱福島県西白河郡西郷村 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内オリンパスマーケティング㈱(注)2東京都八王子市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ティーメディクス㈱(注)1東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内オリンパスサポートメイト㈱東京都八王子市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Olympus Corporation of the Americas (注)2Pennsylvania, U.S.A.議決権100.0%
- 海外Olympus America Inc. (注)1、2、3Pennsylvania, U.S.A.議決権100.0%
- 海外Olympus Latin America, Inc. (注)1Florida, U.S.A.議決権100.0%
- 海外Gyrus ACMI, Inc. (注)1Massachusetts, U.S.A.議決権100.0%
残りのグループ会社25社を開く
- Olympus Innovation Ventures, LLC (注)1Massachusetts, U.S.A.100%
- Olympus Europa Holding SEHamburg, Germany100%
- Olympus Europa SE & Co. KG (注)1、2Hamburg, Germany100%
- Olympus Deutschland GmbH (注)1Hamburg, Germany100%
- Olympus France S.A.S. (注)1Rungis Cedex, France100%
- Olympus Winter & Ibe GmbH (注)1Hamburg, Germany100%
- KeyMed(Medical & Industrial Equipment) Ltd. (注)1Essex, U.K.100%
- Arc Medical Design Limited (注)1West Yorkshire, U.K.100%
- Olympus Global Treasury Services LimitedEssex, U.K.100%
- Odin Medical Ltd.London, U.K.100%
- Medi-Tate Ltd. (注)1Or-Akiva, Israel100%
- Olympus Corporation of Asia Pacific Limited (注)2香港100%
- Olympus Hong Kong and China Limited (注)1香港100%
- Olympus (China) Co., Ltd. (注)1中国 北京市100%
- Olympus (Beijing) Sales & Service Co., Ltd. (注)1中国 北京市100%
- Olympus Trading (Shanghai) Limited (注)1、2中国 上海市100%
- Olympus (Suzhou) Medical Device Co., Ltd. (注)1中国 江蘇省蘇州市100%
- Olympus Korea Co., Ltd.大韓民国 ソウル市100%
- Olympus Singapore Pte. Ltd. (注)1Singapore100%
- Olympus Vietnam Co., Ltd.Vietnam100%
- Olympus Australia Pty Ltd. (注)1Victoria, Australia100%
- その他47社―
- ソニー・オリンパス メディカルソリューションズ㈱東京都八王子市49%
- Swan EndoSurgical, Inc. (注)1、4Texas, U.S.A.45%
- その他1社―
- 調達3,826万円人工知能技術適用によるスマート社会の実現空間の移動分野空間移動時のAI融合高精度物体認識システムの研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-04-02
- 調達3,029万円次世代人工知能・ロボット中核技術開発次世代人工知能技術分野空間移動時のAI融合高精度物体認識システムの研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2017-09-29
- 調達2,600万円0200490067インドにおける超拡大内視鏡によるAI診断支援システムの国際展開に向けた調査研究の請負(再度公告)総務省 · 2020-03-31
- 調達2,500万円0300490077タイにおける高精細映像技術を活用した内視鏡及びAI診断支援システムの国際展開に向けた調査研究総務省 · 2021-05-17
- 調達2,000万円04-0049-0165ベトナムにおける高精細映像技術を活用した内視鏡及びAI診断支援システムの国際展開に向けた調査研究総務省 · 2022-09-09
- 調達NEDO先導研究プログラム新産業創出新技術先導研究プログラムICTデータ活用型アクティブ制御レーザー加工技術開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-07-08
- 補助金3,968万円令和3年度医療施設運営費等補助金(日露医療協力推進事業)厚生労働省 · 2022-02-14
- 補助金3,921万円令和2年度医療施設運営費等補助金(日露医療協力推進事業)厚生労働省 · 2021-03-30
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は1.0兆円、営業利益は971億円。前期と比べると増収減益で、売上が+1.3%、利益が-40.2%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1.1兆円 | 1.0兆円 |
| 営業利益 | 1,460億円 | 971億円 |
| 純利益 | 1,023億円 | 682億円 |
| 1株あたり配当 | ¥30 | ¥30 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は2,404億円、営業利益は290億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+15.7%、営業利益は+28.9%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 2,404 | — | — | 352 |
| 2024年1Q | 2,077 | 225 | 10.8 | 2,406 |
| 2024年2Q | 2,289 | −177 | −7.7 | −243 |
| 2024年3Q | 2,391 | 342 | 14.3 | 189 |
| 2024年4Q | 2,501 | — | — | 74 |
| 2025年2Q | 4,740 | 705 | 14.9 | 490 |
| 2025年4Q | 5,233 | 920 | 17.6 | 689 |
| 2026年2Q | 4,544 | 461 | 10.1 | 292 |
| 2026年4Q | 5,563 | 510 | 9.2 | 390 |
| 2027年1Q | 2,404 | 290 | 12.1 | 191 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は7,439億円から1.0兆円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は9.6%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 0.74 | — | 130 | — | 80 |
| この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません | |||||
| 2014年3月 | 0.71 | — | 509 | — | 136 |
| 当社を吸収分割承継会社とするオリンパスメディカルシステムズ株式会社の吸収分割および当社とオリンパスイメージング株式会社の合併により、医療分野および映像事業を当社に吸収 | |||||
| 2015年3月 | 0.76 | — | 728 | — | −87 |
| 2016年3月 | 0.80 | — | 909 | — | 626 |
| 2017年3月 | 0.74 | — | 625 | — | 428 |
| 2018年3月 | 0.79 | — | 767 | — | 571 |
| 2019年3月 | 0.79 | — | 201 | — | 81 |
| 2020年3月 | 0.76 | — | 866 | — | 517 |
| 映像事業をOMデジタルソリューションズ株式会社に承継させ、日本産業パートナーズ株式会社が設立したOJホールディングス株式会社に譲渡 | |||||
| 2021年3月 | 0.73 | — | 768 | — | 129 |
| Odin Medical Ltd.を買収し、医療分野におけるデジタル技術の活用を強化 | |||||
| 2022年3月 | 0.75 | — | 1,417 | — | 1,157 |
| 2023年3月 | 0.88 | — | 1,823 | — | 1,434 |
| 整形外科事業をポラリス・キャピタル・グループ株式会社が設立した PTCJ-6O ホールディングス株式会社及び PTCJ-6F ホールディングス株式会社に譲渡 | |||||
| 2024年3月 | 0.93 | — | 436 | — | 2,426 |
| 2025年3月 | 1.00 | 1,625 | 1,591 | 16.3 | 1,179 |
| BioProtect Ltd.を買収し、医療分野における泌尿器科の領域を強化 | |||||
| 2026年3月 | 1.01 | 971 | 940 | 9.6 | 682 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高1.0兆円のうち、営業利益として残るのは971億円で9.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は682億円、売上の6.7%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金35.3%3,566億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金50.2%5,071億円
- その他の費用持分法損益などの調整4.9%499億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.6%971億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが1,006億円、投資CFが−874億円で、差し引きのフリーCFは132億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は1,880億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 252 | 335 | −424 | 587 | 2,258 |
| 2014年3月 | 724 | −203 | −397 | 521 | 2,513 |
| 2015年3月 | 668 | −396 | −702 | 272 | 2,098 |
| 2016年3月 | 486 | −529 | −339 | −43 | 1,663 |
| 2017年3月 | 1,021 | −208 | −436 | 813 | 1,995 |
| 2018年3月 | 951 | −533 | −511 | 418 | 1,912 |
| 2019年3月 | 669 | −603 | −829 | 66 | 1,146 |
| 2020年3月 | 1,335 | −624 | −195 | 711 | 1,627 |
| 2021年3月 | 1,241 | −1,189 | 408 | 52 | 2,175 |
| 2022年3月 | 1,697 | −710 | −407 | 987 | 3,026 |
| 2023年3月 | 985 | −584 | −1,432 | 401 | 2,055 |
| 2024年3月 | 424 | 3,600 | −2,760 | 4,024 | 3,409 |
| 2025年3月 | 1,905 | −655 | −2,115 | 1,250 | 2,525 |
| 2026年3月 | 1,006 | −874 | −876 | 132 | 1,880 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1.5兆円。このうち返さなくてよい自己資本が8,120億円で、自己資本比率は52.8%(業種中央値66.2%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 0.96 | 1,519 | 8,083 | 15.5 |
| 2014年3月 | 1.03 | 3,313 | 6,962 | 32.1 |
| 2015年3月 | 1.08 | 3,573 | 7,243 | 32.9 |
| 2016年3月 | 1.00 | 3,843 | 6,163 | 38.2 |
| 2017年3月 | 0.96 | 3,948 | 5,652 | 41.1 |
| 2018年3月 | 0.98 | 4,428 | 5,359 | 45.2 |
| 2019年3月 | 0.93 | 4,412 | 4,908 | 47.3 |
| 2020年3月 | 1.02 | 3,707 | 6,450 | 36.5 |
| 2021年3月 | 1.18 | 3,943 | 7,892 | 33.3 |
| 2022年3月 | 1.36 | 5,102 | 8,478 | 37.6 |
| 2023年3月 | 1.51 | 6,401 | 8,686 | 42.4 |
| 2024年3月 | 1.53 | 7,572 | 7,770 | 49.4 |
| 2025年3月 | 1.43 | 7,517 | 6,815 | 52.4 |
| 2026年3月 | 1.54 | 8,120 | 7,251 | 52.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
精密機器 52社との比較
同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で52社中25位あたり、逆に低いのは配当利回りで52社中41位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,085.5で、1年前と比べて+17.5%。過去52週の値幅のなかでは86%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 34.1倍 |
| PER (会社予想) | 21.7倍 |
| PBR | 2.96倍 |
| 配当利回り | 1.44% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月21日に2168.5円、前日比-0.85%と小幅反落。しかし、直近1カ月では+25.86%と急伸している。8月10日に2098.5円へ急騰した後、8月20日には2187円と52週高値2210.5円に接近。25日移動平均線(1914.26円)や75日線(1799.51円)を大きく上回り、200日線(1768.76円)も超えて上昇トレンドが鮮明だ。RSIは82.12と買われ過ぎ圏にあり、短期的な過熱感が強い。出来高は8月10日に1035万株と急増し、その後も高水準が続いている。高値圏での値動きが荒くなる可能性があり、注意が必要だ。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)。
PER35.41倍は同業平均31.5倍を上回り、予想PER22.6倍と改善見込みだが、現在の水準は割高感。PBR3.08倍は平均2.83倍を上回り、ROE8.7%は平均並み。配当利回り1.38%は平均2%を大きく下回り、配当性向38.7%。精密機器業界は競争が激しく、26年3月期の営業利益減少(1625→971億円)が予想され、収益性の悪化が懸念。成長期待を織り込んだ高いバリュエーションとみられ、割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 34.1倍 | 30.1倍 |
| PER (予想) | 21.7倍 | — |
| PBR | 2.96倍 | 2.49倍 |
| ROE | 8.7% | 7.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
内視鏡市場の成長と新興国での需要拡大が期待される一方、競争激化や医療費抑制の影響が懸念される。強気派は、世界トップシェアの優位性と医療需要の増加を評価。弱気派は、製品のコモディティ化や価格競争、過去の企業風土問題からの信頼回復の遅れを指摘する。
- 世界トップシェア
消化器内視鏡で圧倒的なシェアを持ち、ブランド力が強い。
- 医療需要の拡大
高齢化で内視鏡検査・治療の需要が世界的に増加。
- 新興国市場の成長
アジアなどでの医療インフラ整備に伴い需要が伸びる。
- 来期増益で業績回復期待決算発表後影響強
予想PER19.9倍は来期純利益約1067億円を示唆、今期682億から大幅増益
- 売上高で過去最高更新通年影響中
2026/3期売上10107億と前期比1.3%増、過去最高を更新
- 外国人保有49.32%の高水準継続影響弱
外国人保有比率49.32%、グローバル資金の継続的な選好
- 収益率改善の潜在力通年影響中
2025/3期は営業利益率16.29%と高水準、現在の低水準からの回復余地
- 競争激化
他社が低価格で参入し、シェアが侵食されるリスク。
- 医療費抑制
各国で医療費削減の動きが強まり、製品価格が圧迫される。
- コーポレートガバナンス
過去の不祥事で信頼回復が遅れ、ブランドに影を落とす。
- 営業利益40%減の急減決算発表後影響強
2026/3期の営業利益は971億、前期1625億から40%減少し利益率9.61%
- 純利益2期連続の減益通年影響中
純利益は1179億→682億と2期連続減、最終損益が悪化
- PBR2.58倍の割高感継続影響中
実績PER31.15倍、PBR2.58倍と医療機器分野で割高な水準
- ROE8.7%と資本効率低め通年影響弱
ROE8.7%は海外大手に比べ低く、資本コスト経営の余地
- 内視鏡販売台数
- 主力製品の需要動向の指標。
- 新興国売上高
- 成長市場での展開を測る。
- 営業利益率
- 収益性の維持と向上を確認。
- サービス収入
- ストック型収益の拡大を見る。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり30円で、前期から+50.0%。いまの株価に対する利回りは1.44%。増配か配当維持が4年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 7 | — | 9.6 |
| 2018年3月 | 7 | 0.0 | 63.0 |
| 2019年3月 | 8 | 7.1 | 135.6 |
| 2021年3月 | 22 | 193.3 | 180.7 |
| 2022年3月 | 14 | −36.4 | 21.2 |
| 2023年3月 | 16 | 14.3 | 15.6 |
| 2024年3月 | 18 | 12.5 | 7.4 |
| 2025年3月 | 20 | 11.1 | 37.1 |
| 2026年3月 | 30 | 50.0 | 38.7 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥30
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ62,340人。区分でいちばん多いのは外国法人で49.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.0%を占め、残る64.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 45.6 | 51.6 | 51.1 | 48.7 | 50.5 | 49.3 |
| 金融機関 | 40.6 | 38.1 | 38.4 | 36.0 | 36.0 | 34.0 |
| 証券会社 | 1.4 | 1.6 | 2.5 | 3.4 | 5.7 | 7.5 |
| 個人・その他 | 10.1 | 6.3 | 5.8 | 9.2 | 5.9 | 7.2 |
| 事業法人 | 2.4 | 2.4 | 2.1 | 2.8 | 1.9 | 2.0 |
| 自己株式 | 6.2 | 2.0 | 1.0 | 4.1 | 1.0 | 1.2 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) | 18.91 |
| 02 | ㈱日本カストディ銀行(信託口) | 6.63 |
| 03 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 ㈱みずほ銀行) | 5.15 |
| 04 | JP MORGAN CHASE BANK 385839(常任代理人 ㈱みずほ銀行) | 3.68 |
| 05 | ㈱SMBC信託銀行(㈱三井住友銀行退職給付信託口) | 3.55 |
| 06 | モルガン・スタンレーMUFG証券㈱ | 2.42 |
| 07 | 日本生命保険(相) | 1.91 |
| 08 | THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT(常任代理人 ㈱みずほ銀行) | 1.83 |
| 09 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 ㈱みずほ銀行) | 1.66 |
| 10 | JP MORGAN CHASE BANK 385642(常任代理人 ㈱みずほ銀行) | 1.53 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-07アーチザン・インベストメンツ・ジーピー・エルエルシー(Artisan Investments GP LLC)新規の大量保有報告5.63%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+112%、1株純資産は14期で+49%。直近期のROEは8.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 29 | 493 | 8.3 | 76.3 | — |
| 2014年3月 | 41 | 963 | 5.7 | 80.2 | — |
| 2015年3月 | −6 | 260 | −2.6 | — | 10.0 |
| 2016年3月 | 46 | 279 | 17.0 | 23.9 | 5.7 |
| 2017年3月 | 31 | 288 | 11.3 | 34.2 | 9.6 |
| 2018年3月 | 42 | 324 | 13.6 | 24.2 | 63.0 |
| 2019年3月 | 6 | 323 | 1.8 | 201.3 | 135.6 |
| 2020年3月 | 39 | 288 | 12.7 | 39.7 | 133.2 |
| 2021年3月 | 10 | 307 | 3.4 | 228.0 | 180.7 |
| 2022年3月 | 90 | 401 | 25.6 | 25.9 | 21.2 |
| 2023年3月 | 113 | 511 | 24.9 | 20.5 | 15.6 |
| 2024年3月 | 200 | 650 | 34.7 | 11.1 | 7.4 |
| 2025年3月 | 103 | 667 | 15.6 | 18.9 | 37.1 |
| 2026年3月 | 61 | 737 | 8.7 | 24.3 | 38.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
23名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は23名。2026/3期の役員報酬は総額4,609百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約28倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 岩﨑真人 | 社外取締役 | 67 | 7,830 |
| デイビッド・ロバート・ヘイル | 社外取締役 | 41 | — |
| ジミー・シー・ビーズリー | 社外取締役 | 63 | 12,860 |
| 市川佐知子 | 社外取締役 | 59 | 14,935 |
| 觀恒平 | 社外取締役 | 66 | 16,667 |
| ゲイリー・ジョン・プルーデン | 社外取締役 | 65 | 11,512 |
| ルアン・マリー・ペンディ | 社外取締役 | 66 | 10,474 |
| 石野博 | 社外取締役 | 75 | 4,729 |
| 竹内康雄 | 取締役 | 69 | 334,026 |
| ボブ・ホワイト | 取締役 代表執行役社長兼 チーフエグゼクティブ オフィサー(CEO) | 63 | 193,305 |
| 大久保俊彦 | 取締役 | 66 | 31,054 |
| ジモーネ・バーガー | 執行役 チーフヒューマンリソーシズオフィサー(CHRO) | 48 | — |
残りの役員11名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| キース・ウィリアム・ベティガー | 執行役 ガストロインテスティナルソリューションズディビジョンヘッド | 56 | 141,843 |
| ジョン・マンフレッド・デ・チェペル | 執行役 チーフメディカルオフィサー(CMO) | 62 | 59,748 |
| ガブリエラ・カスティーヨ・ケイナー | 執行役 チーフストラテジー オフィサー(CSO)兼ESGオフィサー | 50 | 83,965 |
| 倉本聖治 | 執行役 サージカルインターベンションソリューションズディビジョンヘッド | 62 | 31,712 |
| サヤード・ムカラム・ナヴィ―ド | 執行役 チーフテクノロジー オフィサー(CTO) | 52 | 46,682 |
| マイケル・アンジェロ・パレンティ | 執行役 チーフファイナンシャルオフィサー(CFO) | 48 | — |
| デイビッド・ミシェル・シャン | 執行役 チーフマニュファクチャリングアンドサプライオフィサー(CMSO) | 56 | — |
| ボリス・シュコルニック | 執行役 チーフクオリティ オフィサー(CQO) | 56 | 76,110 |
| ニール・ボイデン・タナー | 執行役 グローバルジェネラルカウンセル | 55 | 94,200 |
| ジャン=リュック・ブテル | 社外取締役 | 69 | — |
| コスタ・サルウコス | 社外取締役 | 55 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 執行役 | 16 | 1,036 | 650 | 661 | 3,239 | 202 |
| 取締役(社内) | 4 | 356 | 290 | 357 | 1,145 | 286 |
| 社外取締役 | 12 | 186 | — | 39 | 225 | 19 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,616字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,734字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク11,634字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)10,073字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第158期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-18
- 半期報告書半期報告書-第158期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第157期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-19
- 半期報告書半期報告書-第157期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第156期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-20
- 四半期報告書四半期報告書-第156期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第156期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第156期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第155期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-20
- 四半期報告書四半期報告書-第155期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第155期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第155期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-09
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