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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

中央倉庫

9319 · Prime · 倉庫・運輸関連業

倉庫・運送を核に国際貨物・不動産賃貸も手掛ける総合物流企業。定温・危険品保管等の特殊倉庫も強み。

概要

京都市に本社を置く中央倉庫は、倉庫業・運送業・国際物流・不動産賃貸を手がける総合物流企業である。1927年に京都市中央卸売市場の構内で創業し、現在は関西圏を中心に全国に物流拠点を持つ。2026年3月期の連結営業収益は278億円、営業利益21億円、連結従業員数は696名。安定した収益基盤で知られる。

国内物流事業が営業収益の約8割を占める

国内物流事業は、倉庫業と運送業から成り、2026年3月期の営業収益225億円(全社の約81%)を稼ぐ柱である。倉庫業は7,872百万円で、普通倉庫のほか定温・定湿保管、保税蔵置場、トランクルーム、危険品保管、流通加工、倉庫証券発行、物流施設賃貸を提供。運送業は14,446百万円で、貨物利用運送事業と一般貨物自動車運送事業を営み、保険代理店業も行う。運送業の取扱高は約210万トンで、前年比5.3%減である。

国際貨物事業は精密機械梱包と通関が中心

国際貨物事業は梱包業と通関業で構成され、2026年3月期の営業収益53.5億円(全社の19%)を占める。梱包業は19.9億円で、主に精密機械類の輸出梱包を行い、強化三層ダンボールの加工販売も手がける。通関業は33.6億円で、輸出入通関手続きのほか、第二種貨物利用運送事業(外航海運)による国際複合一貫輸送を提供する。同事業は前年比3.0%増と拡大傾向にある。

不動産賃貸事業が安定した収益源に

不動産賃貸事業は、物流施設以外の建物や土地の賃貸を行う。2026年3月期の営業収益は3.6億円と小規模だが、セグメント利益1.5億円、利益率42.5%と高い収益性を示す。同事業は前年比1.1%増と堅調で、グループの収益基盤を補完する役割を果たしている。

関西から全国へ広がる物流ネットワーク

中央倉庫の拠点は京都市を起点に、大阪、滋賀、福井、金沢、名古屋、静岡、東京、埼玉、岡山など全国に及ぶ。京都支店内には梅小路営業所、城南営業所、ビジネスサポート京都店など複数の拠点があり、大阪支店、北陸支店、名古屋支店、東京支店、岡山支店、滋賀支店など地域ごとに体制を整える。愛知県あま市では2025年度に新倉庫の建設に着手し、ネットワークを拡充中である。

業界の中での役割は物流事業者(倉庫業・運送業・国際貨物事業)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
280億円
営業利益
21億円
営業利益率
7.5%
純利益
21億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
国内物流 事業223億円79.4%25億円11.2%
国際貨物 事業54億円19.2%5億円9.3%
不動産賃貸 事業4億円1.4%2億円50.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01国内物流事業主力

倉庫業(普通倉庫、定温・定湿保管、保税蔵置場、トランクルーム、危険品保管、流通加工、倉庫証券発行、物流施設賃貸)と運送業(貨物利用運送、貨物自動車運送、保険代理店)を提供。基幹業務。

主な製品・サービス2
倉庫業
貨物の保管、入出庫、付随作業。定温・定湿保管、保税蔵置場、トランクルーム、危険品保管、流通加工、倉庫証券発行、物流施設賃貸を含む。
運送業
貨物利用運送事業、貨物自動車運送事業、保険代理店業。

02国際貨物事業準主力

主に精密機械類の輸出梱包と通関業務を実施。強化三層ダンボールの加工・販売、梱包資材販売も行う。通関業法に基づく通関業務、第二種貨物利用運送事業(外航海運)による国際複合一貫輸送も提供。

主な製品・サービス2
梱包業
精密機械類の輸出梱包、強化三層ダンボール加工・販売、梱包資材販売。
通関業
輸出入通関手続き、国際複合一貫輸送(第二種貨物利用運送事業)。

03不動産賃貸事業準主力

物流施設以外の不動産(建物・土地)の賃貸業。

主な製品・サービス1
不動産賃貸業
物流施設以外の建物・土地の賃貸。

製品と技術

定温・定湿保管や保税蔵置など多様な倉庫サービス

倉庫業では、一般貨物の保管に加え、食料品向けの定温・定湿保管庫、外国貨物を扱う保税蔵置場、書類や家財を預かるトランクルーム、消防法に基づく危険品倉庫を運営する。顧客のニーズに応じた流通加工(検品、袋詰め、札付けなど)も提供し、倉庫証券の発行により貨物の担保金融も支援する。物流施設の賃貸も行い、多様な在庫管理ソリューションを揃える。

強化三層ダンボールを用いた精密機械の輸出梱包

国際貨物事業の梱包部門では、主に精密機械類の輸出梱包を手がける。自社で加工・販売する強化三層ダンボールは、衝撃に強く輸送中の損傷を防ぐ。通関業と連携し、貨物の輸出入手続きから梱包、国際複合一貫輸送まで一貫して提供する。第二種貨物利用運送事業の認可を活かし、外航海運を利用した国際物流をワンストップで行う。

貨物利用運送と一般貨物自動車運送の二本柱

運送業は、自社の車両を使う一般貨物自動車運送と、鉄道や他社トラックを利用する貨物利用運送の二つの事業形態を持つ。保険代理店業も併営し、貨物運送保険や火災保険を荷主に提供することで、物流リスクの軽減にも関与する。2026年3月期の運送取扱高は約210万トンで、国内物流事業の約64%を占める主要事業である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

倉庫・運輸関連業のなかでの位置

倉庫業大手の一角、安定収益

売上高は265億円から280億円と安定して推移し、営業利益率は約8%で推移している。同業他社の三菱倉庫や住友倉庫などと比べると規模は小さいが、安定した収益基盤を持つ。倉庫業界は物流需要の変化に影響を受けやすく、効率的な運営が求められる。同社は中核都市に倉庫を有し、安定的な需要を取り込んでいる。今後は、物流の効率化や新規需要の獲得が課題となる。

強み

  • 売上高が280億円で安定し、営業利益率約8%と堅調
  • 主要拠点に倉庫を有し、地域密着型のサービスを提供
  • 既存顧客との長期的な取引関係を構築している
  • 安定した収益により、財務体質が健全である

課題

  • 大手倉庫会社との競争が激しく、差別化が難しい
  • EC拡大など物流構造の変化に対応したサービス開発が課題
  • 営業利益率が微減傾向にあり、効率化による維持が求められる

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

物流・運輸の時価総額近傍。太字が中央倉庫

時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12429ワールドホールディングス514億円8.7倍
29081神奈川中央交通503億円13.5倍
39305ヤマタネ468億円8.1倍
49052山陽電気鉄道452億円11.1倍
54392FIG351億円42.5倍
69319中央倉庫347億円16.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

京都市中央卸売市場の構内で創業した1927年

1927年10月、京都市中央卸売市場の開設に伴い、同構内に京都中央市場倉庫株式会社として創立された。当初は市場内の物流を担う倉庫会社だった。1937年9月、株式会社中央倉庫に商号変更。1940年1月には本店を現在地(京都市下京区朱雀内畑町)に移転し、旧所在地を市場営業所に改称した(市場営業所は2004年12月に京都市へ返還)。

運送事業に進出した1958年と子会社設立

1952年12月、中央梱包株式会社(連結子会社)を設立し、梱包事業に参入。1958年12月には一般区域貨物自動車運送事業の限定免許を取得(事業区域:京都市)。1960年代からは拠点拡大を始め、1962年に福井出張所、1963年に城南営業所、1967年に中京営業所、1969年に北大阪営業所を開設した。1970年12月、京都証券取引所に上場(2001年に大阪証券取引所と合併)。

物流拠点を全国へ拡大した1970年代から1980年代

1970年代以降、中央倉庫は関西から全国へ営業網を広げた。1973年には金沢営業所を開設し、同時に中倉陸運株式会社を設立して運送事業の一部を譲渡。1974年には岡山営業所、1978年には東京営業所を開設。1980年代には物流拠点の整備を加速し、1980年に小牧PDセンター(愛知県)、京都PDセンター、1985年に滋賀PDセンター、小松出張所を開設した。1985年9月には大阪証券取引所市場第二部に上場。

国際品質規格の認証を取得した1990年代

1990年代には品質管理体制を強化。1997年12月、京滋支店京都PDセンターにおいて国際品質保証規格ISO9002(現ISO9001:2015)の認証を取得。1999年3月には滋賀PDセンターでも同規格の認証を拡大取得した。2006年7月にはビジネスサポート京都店で情報セキュリティマネジメントシステムISO/IEC27001の認証を取得し、トランクルーム事業の信頼性向上を図った。

中国進出と子会社再編を進めた2000年代

2001年9月、中国上海市に上海駐在員事務所を開設し、国際事業の足がかりを築いた。2005年2月には第二種貨物利用運送事業(外航海運)の認可を受け、国際複合一貫輸送を開始。2007年4月、中央梱包株式会社を吸収合併し、梱包事業を本体に統合。同年7月にはトランクルーム事業のISMS認証を拡大登録するなど、サービス品質の向上を続けた。

第8次中期計画で100周年に向けた成長投資

2027年10月の創立100周年を前に、中央倉庫は2025年度から第8次中期経営計画「NEXT CS-100」を始動した。最終年度の2027年度に連結営業収益315億円、営業利益25億円、ROE5.0%を目標に掲げる。同計画では成長分野への投資、国内外ネットワーク拡充、情報システム強化、サステナビリティ対応を柱とする。愛知県あま市の新倉庫建設や、機工(大型機械運搬)分野の強化が具体策である。

年表38件を開く

1920年代

  • 1927年10月創業京都市中央卸売市場の開設により、同構内(京都市下京区)に京都中央市場倉庫株式会社を創立

1930年代

  • 1937年9月商号変更株式会社中央倉庫(現社名)に商号変更

1940年代

  • 1940年1月現在地に本店を移転、同所に梅小路営業所(現、京都支店梅小路営業所)を開設、旧所在地の本店を市場営業所に改称(2004年12月、京都市に返還)

1950年代

  • 1952年12月中央梱包株式会社(連結子会社)を設立
  • 1958年12月一般区域貨物自動車運送事業の限定免許を受ける(事業区域:京都市)

1960年代

  • 1962年11月福井市に福井出張所(現、北陸支店福井営業所)を開設
  • 1963年6月京都市伏見区に城南営業所(現、京都支店城南営業所)を開設
  • 1967年12月京都市中京区に中京営業所(現、京都支店ビジネスサポート京都店)を開設
  • 1969年3月大阪府茨木市に北大阪営業所(現、大阪支店ビジネスサポート大阪店)を開設

1970年代

  • 1970年12月上場京都証券取引所(2001年3月、大阪証券取引所と合併)に上場
  • 1973年1月金沢市に金沢営業所(現、北陸支店金沢営業所)を開設
  • 1973年7月中倉陸運株式会社(連結子会社)を設立
  • 1973年8月一般区域貨物自動車運送事業の譲渡及び譲受の認可を受け、中倉陸運株式会社へ運送事業の一部(一般区域貨物自動車運送事業)を譲渡、自動車運送取扱事業の登録を受ける
  • 1974年12月岡山県倉敷市に岡山営業所(現、岡山支店倉敷営業所水島倉庫)を開設
  • 1978年4月東京都江東区に東京営業所を開設
  • 1979年3月大阪税関長より通関業の許可を受ける

1980年代

  • 1980年6月大阪府茨木市に大阪北流営業所(現、大阪支店大阪営業所)を開設
  • 1980年8月愛知県小牧市に小牧PDセンター(現、名古屋支店小牧営業所)を開設
  • 1980年10月京都府久世郡に京都PDセンター(現、京都支店京都PDセンター)を開設
  • 1985年2月滋賀県栗太郡に滋賀PDセンター(現、滋賀支店滋賀PDセンター)を開設(2001年10月、栗太郡から栗東市に所在地表示が変更)
  • 1985年7月石川県小松市に小松出張所(現、北陸支店小松営業所)を開設
  • 1985年9月上場大阪証券取引所市場第二部に上場

1990年代

  • 1990年8月大阪市中央区に大阪国際貨物事務所(現、国際通関部大阪国際貨物営業所)を開設
  • 1992年6月静岡県浜松市に東名浜松営業所(現、名古屋支店浜松営業所)を開設
  • 1992年8月岡山県倉敷市に倉敷営業所(現、岡山支店倉敷営業所)を開設
  • 1993年11月埼玉県桶川市に埼玉営業所(現、東京支店埼玉営業所)を開設(1997年11月、埼玉県加須市に移転)
  • 1994年8月富山県射水郡に富山営業所(現、北陸支店富山営業所)を開設(2005年11月、射水郡から射水市へ所在地表示が変更)
  • 1996年3月愛知県江南市に愛岐営業所(現、名古屋支店愛岐営業所)を開設
  • 1997年12月京滋支店京都PDセンター(現、国際梱包事業部京都PD国際梱包課)において国際品質保証規格ISO9002(現、ISO9001:2015)の認証を取得
  • 1998年9月滋賀県蒲生郡に京滋支店湖東PDセンター(現、滋賀支店湖東PDセンター)を開設
  • 1999年3月京滋支店滋賀PDセンター(現、国際梱包事業部滋賀PD梱包事業所)において国際品質保証規格ISO9002(現、ISO9001:2015)の認証を拡大取得
  • 1999年5月商号変更有限会社フクワ商事(2003年4月に商号変更により株式会社へ移行)(非連結子会社)に全額出資

2000年代

  • 2001年9月中国上海市に上海駐在員事務所を開設
  • 2005年2月第二種貨物利用運送事業(外航海運)の認可を受ける
  • 2006年7月ホームサービス事業部京都店(現、京都支店ビジネスサポート京都店)において情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格であるISO/IEC27001:2005(現、ISO/IEC27001:2022)の認証を取得
  • 2006年10月京都府久世郡に京都南支店久御山営業所(現、久御山倉庫)を開設
  • 2007年4月M&A中央梱包株式会社を吸収合併
  • 2007年7月トランクルームサービス事業部東京店(現、東京支店ビジネスサポート東京店)において情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格であるISO/IEC27001:2005(現、ISO/IEC27001:2022)の拡大認証を登録

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業収益2027年度まで31,500百万円
  • 営業利益2027年度まで2,500百万円
  • 経常利益2027年度まで2,650百万円
  • 営業利益率2027年度まで7.9%
  • ROE(自己資本利益率)2027年度まで5.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    成長分野への挑戦と新たな収益モデル構築

    輸入化学品等の取引拡大、有力企業サプライチェーンへの参画、循環型ビジネス及び機工分野の強化により、新たな収益源を創出する。

  2. 02

    国内外物流ネットワークの拡充

    愛知県あま市の新倉庫建設・営業開始、国内複合輸送ネットワークの構築を進め、物流拠点と輸送網を強化する。

  3. 03

    高い業務品質と付加価値創出による収益性向上

    取引先とのDX共同推進、人材教育の強化により生産性・品質を向上し、コスト削減・採算改善を図る。

  4. 04

    情報システム強化による生産効率向上

    次期基幹システムの検討、イントラネット再構築、PC更新などシステム基盤を整備し、業務効率を高める。

  5. 05

    サステナビリティ対応の強化

    環境・人的資本投資・ガバナンスへの取り組みを強化し、持続的な成長を支える体制を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で707人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は571万円で、9期前と比べて+15.4%平均年齢は41.4歳、平均勤続年数は15.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月611
2018年3月599
2019年3月49539.914.0619
2020年3月50940.414.1615
2021年3月50340.213.9630
2022年3月51040.213.4640
2023年3月53540.213.3695
2024年3月52240.915.7701
2025年3月55341.215.8696316
2026年3月57141.415.9707297

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)56.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 2 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
滋賀支店大津営業所 — 滋賀県大津市3,699百万円
国内物流
賃貸用不動産 — 京都市下京区3,458百万円
不動産賃貸
新規物流拠点建築用地 — 愛知県あま市3,407百万円
国内物流
北陸支店金沢営業所 — 石川県金沢市3,356百万円
国内物流
京都支店京都PDセンター他 — 京都府久世郡久御山町1,717百万円
国内物流 国際貨物
久御山倉庫 — 京都府久世郡久御山町1,695百万円
国内物流
滋賀支店湖東PDセンター — 滋賀県蒲生郡日野町1,615百万円
国内物流
名古屋支店愛岐営業所 — 愛知県江南市1,578百万円
国内物流
東京支店茨城営業所 — 茨城県猿島郡五霞町1,505百万円
国内物流
東京支店埼玉営業所 — 埼玉県加須市1,364百万円
国内物流
ほか25件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    中央倉庫ワークス㈱
    京都市下京区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱テスパック
    京都市伏見区
    議決権100.0%
  • 海外
    安田中倉国際 物流(上海)有限公司
    中国 上海市
    議決権30.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    大阪国税局書類保管等業務及び搬送等業務
    国税庁 · 2024-02-29
    1.2億円
  • 調達
    大阪国税局書類保管等業務委託
    国税庁 · 2016-03-16
    3,986万円
  • 調達
    大阪国税局書類保管等業務
    国税庁 · 2018-03-14
    3,684万円
  • 調達
    大阪国税局書類保管等業務委託
    国税庁 · 2017-03-15
    3,510万円
  • 調達
    大阪国税局書類保管等業務委託
    国税庁 · 2020-03-09
    2,948万円
  • 調達
    大阪国税局書類保管等業務委託
    国税庁 · 2019-03-15
    2,597万円
  • 調達
    大阪国税局書類保管等に係る搬送業務
    国税庁 · 2016-03-16
    737万円
  • 調達
    大阪国税局書類保管等に係る搬送業務
    国税庁 · 2017-03-15
    736万円
  • 調達
    大阪国税局書類保管等に係る搬送業務
    国税庁 · 2018-03-14
    673万円
  • 調達
    大阪国税局書類保管等に係る搬送業務
    国税庁 · 2019-03-15
    507万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は280億円営業利益21億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.7%、利益が-4.5%。

売上高
+0.7%
280億円
営業利益
-4.5%
21億円
純利益
+31.3%
21億円
営業利益率
7.5%
前期比 -0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高295億円280億円
営業利益23億円21億円
純利益21億円21億円
1株あたり配当¥42¥42

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は74億円、営業利益は6億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2018年4Q2603
2019年4Q2621
2020年4Q2653
2021年4Q2593
2022年4Q2393
2023年4Q2594
2024年4Q2655
2025年4Q278103.69
2026年4Q280103.611
2027年1Q7468.15

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は224億円から280億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は7.5%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月224148
2014年3月231137
2015年3月236159
2016年3月2391714
2017年3月2471711
2018年3月2601813
2019年3月262178
2020年3月2651812
2021年3月2591913
2022年3月2392114
2023年3月2592417
2024年3月2652217
2025年3月27822247.916
2026年3月28021247.521

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高280億円のうち、営業利益として残るのは21億円7.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は21億円、売上の7.5%にあたる。営業利益率は業種中央値5.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金87.9%246億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金4.6%13億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.5%21億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+2.1pt
7.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.5pt
7.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.5pt
4.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが30億円、投資CFが−20億円で、差し引きのフリーCFは10億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は63億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月21−5−31670
2014年3月17−16−2169
2015年3月25−10−81575
2016年3月20−185282
2017年3月23−9−91488
2018年3月21−18−8383
2019年3月24−34−7−1066
2020年3月30−7211−4235
2021年3月29−24−1539
2022年3月23−19−5437
2023年3月41−324949
2024年3月28−13−121553
2025年3月41−21−212053
2026年3月30−2011063

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は637億円。このうち返さなくてよい自己資本が491億円で、自己資本比率は76.6%(業種中央値56.9%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月3993277281.6
2014年3月4053327381.7
2015年3月4253477881.3
2016年3月4353508580.1
2017年3月4523678580.7
2018年3月4733878681.4
2019年3月4703878381.8
2020年3月4833879679.6
2021年3月50940610379.3
2022年3月53341212176.9
2023年3月56242813475.8
2024年3月58045612478.1
2025年3月58946112977.7
2026年3月63749114676.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
89億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
373億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
146億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
85
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

倉庫・運輸関連業 31社との比較

同じ倉庫・運輸関連業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率31社中2位あたり、逆に低いのはROE31社中26位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.4%/中央値 6.9%
P25 5.6%P75 8.7%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
7.5%/中央値 5.4%
P25 3.4%P75 7.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
76.6%/中央値 56.9%
P25 45.8%P75 65.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.7%/中央値 3.0%
P25 0.3%P75 6.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 2.9%
P25 2.0%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,820で、1年前と比べて+30.2%過去52週の値幅のなかでは55%の位置にある。

¥1,820-0.7%1ヶ月+6.1%1年+30.2%時価総額347億円
過去52週の値幅
安値¥1,296高値¥2,255

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.1倍
PER (会社予想)15.4倍
PBR0.64倍
配当利回り2.31%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月14日に1890円と前日比6.3%上昇し、1か月前からは0.53%の小幅上昇に留まります。年初来では32.58%上昇し、中期的な上昇トレンドにあります。ただし、52週高値2255円からは約16.2%下落した水準で、直近は25日移動平均線を上回っています。8月に入って一時1700円近辺まで調整しましたが、回復基調にあります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER15.15倍は業界平均13.61倍をやや上回るが、予想PER14.5倍とほぼ同水準。PBR0.6038倍は平均0.97倍を大幅に下回り割安。配当利回り2.45%は平均3.02%より低い。ROE4.4%と低いが、PBRの低さが割安感を支える。業績は安定しており、妥当な評価と考えられる。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.1倍13.9倍
PER (予想)15.4倍
PBR0.64倍0.98倍
ROE4.4%7.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

倉庫需要の安定性と高い収益性を持つ一方、成長の余地が争点。強気派は、物流のアウトソーシングやEC拡大で倉庫需要は中期的に増えるとし、特殊保管での競争優位を評価。また、PBR0.6倍と割安で、配当利回りも2.45%と魅力的とする。弱気派は、倉庫業は設備投資負担が重く、賃料や人件費上昇でコスト増を指摘。さらに、人口減少や荷主の価格交渉力で収益成長は限定的とみる。今後の投資論点は、顧客の物流効率化ニーズへの対応、3PLの拡大、海外展開やM&Aで成長を描けるか。

プラスに働く材料7
  • 高い収益性

    営業利益率7.9%と倉庫業として高く、安定した黒字を確保

  • 特殊保管に強み

    危険品・冷蔵品など需要が限られる保管で差別化でき、価格競争に巻き込まれにくい

  • 割安感

    PBR0.6倍で、2024年3月期の純資産に比べて低い株価水準

  • 純利益が21億円に増加しEPS改善通年影響

    純利益は16億円→21億円へ増加。EPS改善でPERは15.15倍から予想14.5倍へ低下。

  • 売上高が265→278→280億と3期連続増加通年影響

    2026/3期売上高は280億円と過去最高。物流倉庫需要が底堅い。

  • PBR0.60倍で1倍まで67%上昇余地不定影響

    PBR0.60倍は純資産の6割の評価。仮に1倍まで戻れば株価は約67%上昇し、時価総額は327億円から約545億円へ。

  • 株価は1年で18%上昇と好モメンタム継続影響

    1年間で18.03%上昇しており、投資家の関心が高まっている。

マイナスに働く材料7
  • 成長の限界

    既存倉庫網の地域偏在と需要頭打ちで、増収率は2-3%と穏やか

  • コスト増

    人件費や光熱費の上昇が利益を圧迫する可能性がある

  • 投資負担

    倉庫の維持・更新費用が重く、ROEは4%台と低位で資本効率が良くない

  • 営業利益22→21億円と減益通年影響

    営業利益は前期比約5%減の21億円。売上増だがコスト増で利益が圧縮。

  • ROE4.4%と資本効率の低さが重荷継続影響

    ROE4.4%はPBR0.60倍の要因。改善がなければ割安是正されにくい。

  • 外国人保有0.76%と流動性が低い継続影響

    外国人の持ち分が0.76%と極めて低く、売りがかさんだ時に下げやすい。

  • 売上高の伸びが0.7%と鈍化通年影響

    2026/3期の増収率は0.7%と前期の4.9%から縮小。成長減速でバリュエーションに響く。

次の決算で確かめる点
保管稼働率
倉庫の稼働状況が収益に直結し、需要動向を反映する
3PL売上高
物流受託の売上拡大が成長の鍵であり、新規顧客獲得の目安となる
営業利益率
倉庫業のコスト管理と価格転嫁の効果を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり42で、前期から+5.6%いまの株価に対する利回りは2.31%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥42
1株あたり
配当利回り
2.31%
いまの株価に対して
配当性向
34.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2341.8
2018年3月258.938.0
2019年3月23−8.257.2
2020年3月230.037.3
2021年3月230.035.9
2022年3月246.736.4
2023年3月2816.731.7
2024年3月307.136.0
2025年3月3620.042.8
2026年3月385.634.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥42

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ12,674人。区分でいちばん多いのは個人・その他45.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.3%を占め、残る48.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他34.436.540.743.543.745.4
金融機関38.537.235.433.333.631.4
事業法人25.525.220.819.919.719.8
自己株式0.50.50.40.42.96.0
証券会社1.20.81.41.11.12.6
外国法人0.40.31.72.11.80.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社京都銀行4.46
02株式会社滋賀銀行4.30
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(注)24.27
04安田倉庫株式会社4.20
05日本生命保険相互会社3.48
06株式会社三菱UFJ銀行3.38
07みずほ信託銀行株式会社(注)13.08
08戸田建設株式会社2.86
09京都中央信用金庫2.70
10中央倉庫従業員持株会2.13

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+149%、1株純資産は14期で+59%。直近期のROEは4.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月461,7112.618.554.8
2014年3月391,7402.323.663.0
2015年3月471,8142.720.152.4
2016年3月721,8313.913.033.6
2017年3月601,9203.218.141.8
2018年3月662,0243.316.938.0
2019年3月432,0222.123.357.2
2020年3月642,0263.118.937.3
2021年3月692,1293.316.435.9
2022年3月712,1613.313.936.4
2023年3月902,2424.112.031.7
2024年3月892,3873.912.836.0
2025年3月852,4753.516.842.8
2026年3月1132,7244.418.134.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額150百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
木村正和代表取締役 会長69
谷奥秀実代表取締役 社長執行役員65
田口忠夫取締役 常務執行役員 営業統括本部長68
吉田宏二取締役 上席執行役員 企画管理本部長56
吉松裕子取締役54
村本真甲夫取締役64
澤田広輔監査役(常勤)57
岡一之監査役79
藤本眞人監査役73
人見浩司監査役65
片倉千裕取締役(監査等委員)43

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)47242812231
監査役314145
社外取締役514143

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,497字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社、子会社3社及び関連会社2社により構成)においては、国内物流事業、国際貨物事業、不動産賃貸事業の3部門に関係する事業を行っております。各事業における当社及び関係会社の位置付け等は次のとおりであります。 なお、次の3部門は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (国内物流事業) 当部門においては、倉庫業と運送業を営んでおります。 (1) 倉庫業 倉庫業は基幹業務で、貨物の寄託を受けてこれを倉庫に保管し、また寄託貨物の入出庫及びこれに付随する諸作業を行う事業で、倉庫業法に基づき本業務を営んでおります。 また、通常の倉庫業務に加え次のサービスを提供しております。 ① 定温・定湿保管 食料品等の保管に適した専用施設として、定温・定湿保管庫を保有しております。 ② 保税蔵置場 外国貨物(輸入手続未済貨物及び輸出許可を受けた貨物)を保管することのできる保税蔵置場を保有しております。 ③ トランクルーム、ビジネスサポート 書類や家財、美術骨董品等の保管に適した専用施設として、倉庫業法の規定により認定されたトランクルームを保有しております。 また、書類・情報の管理や廃棄、企業のオフィス移転、引越しなどの業務を行っております。 ④ 危険品保管 消防法で規定されている危険品貨物の保管及び取扱いとして、安全性を確保した危険品倉庫を保有しております。 ⑤ 流通加工 顧客の依頼に応じ、商品の品揃え、検品、検針、詰合せ、袋詰め、札付け、包装及び荷造り等の流通加工業務を行っております。 ⑥ 倉庫証券 倉庫業法に基づき、保管貨物の受渡し及び担保金融に便益を提供するため、倉庫証券発行の許可を受けております。 ⑦ 物流施設賃貸 倉庫などの物流施設を賃貸しております。 [主な関係会社] 中央倉庫ワークス㈱、ユーシーエス㈱ (2) 運送業 運送業は、貨物利用運送事業、貨物自動車運送事業及び保険代理店業を営んでおります。 ① 貨物利用運送業 貨物利用運送事業法に基づき、貨物自動車運送及び鉄道運送に係る貨物利用運送事業を営んでおります。 (注)利用運送事業とは、荷主の依頼を受けて、運送事業者の行う運送を利用し、貨物運送を行う事業であります。 ② 貨物自動車運送業 貨物自動車運送事業法に基づき、一般貨物自動車運送事業の許可を受け、貨物輸送に係る貨物自動車運送事業を営んでおります。 ③ 保険代理店業 損害保険会社の代理人として、荷主等から貨物運送保険及び火災保険を引き受ける代理店業を営んでおります。 [主な関係会社] 中倉陸運㈱ (国際貨物事業) 当部門においては、梱包業と通関業を営んでおります。 (1) 梱包業 梱包業は、主として精密機械類の輸出梱包を行っております。また、強化三層ダンボールの加工及び販売を主として、梱包資材の販売を行っております。 (2) 通関業 通関業法に基づく許可を受けて、荷主のために輸出入手続き等の通関業務を行っております。また、貨物利用運送事業法に基づく第二種貨物利用運送事業(外航海運)の認可を受けて、国際複合一貫輸送事業を行っております。 [主な関係会社] ㈱テスパック、安田中倉国際物流(上海)有限公司 (不動産賃貸事業) 当部門においては、不動産賃貸業を営んでおります。 (1) 不動産賃貸業 物流施設以外の不動産(建物他及び土地)の賃貸業を営んでおります。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,324字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針・経営戦略等 ① 会社の経営の基本方針 当社は2027年10月に創立100周年を迎えるに当たり、次の100年もお客様・社会に必要とされ、従業員が誇りとやりがいを感じながら働く企業となるべく、新たな中期経営計画「NEXT CS-100」を策定すると共に、従来から受け継いできたコーポレートスローガン・中長期ビジョン・企業理念を再定義しました。 (コーポレートスローガン) 未来を預かる、未来を運ぶ 倉庫・運輸・国際貨物業を中心とする総合物流を社会経済活動に不可欠な公共性の高い事業であると認識し、事業を通じてステークホルダーの『未来』を『預かり、運ぶ』ことで、その幸福と持続的な発展に貢献する。 (中長期ビジョン) 卓越した専門性と実行力でお客様や社会に新しい価値を提供し続ける企業 100年近い歴史の中で培った、あらゆる物資を高い品質で預かり、運ぶノウハウを最大限活用し、従来の枠組みを超えて、お客様がより高い満足を得られ、社会に貢献できる仕組みやサービスを提供する。 (企業理念) 誠実・進歩・挑戦 『誠実』を全ての判断の座標軸に据え、時代と共に『進歩』し、『挑戦』し続ける。 ② 目標とする経営指標及び中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、対象期間を2025年度から2027年度までの3カ年とする第8次中期経営計画「NEXT CS-100」を策定し、中期経営計画最終年度である2027年度において、営業収益31,500百万円、営業利益2,500百万円、経常利益2,650百万円、営業利益率7.9%、ROE(自己資本利益率)5.0%を連結業績目標とすると共に、成長投資と資本効率改善のバランスの取れた最適なキャッシュ・アロケーションを実施してまいります。 第8次中期経営計画「NEXT CS-100」の内容につきましては、以下のとおりであります。 (戦略基本方針) 1)成長分野への絶え間ない挑戦による新たな収益モデルの構築 2)国内外物流ネットワークの更なる拡充 3)高い業務品質・付加価値創出による収益性の向上 4)情報システムの強化による高い生産効率の実現 5)健全な財務体質の維持と資本効率を重視した財務・資本戦略の実行 6)サステナビリティ(環境・人的資本投資・ガバナンス)対応強化 「NEXT CS-100」のCSには、「中央倉庫」と「Challenge Spirit」の意味を込めており、第7次中計「TRY」の精神を更に発展させ、次の100 年に向けて高い目標に果敢に挑戦すると共に、コーポレートスローガン・中長期ビジョンの実現を図ってまいります。 具体的には、成長分野として、輸入化学品等の取引拡大、有力企業サプライチェーンへの参画、循環型ビジネス及び機工(輸送付随業務)分野の更なる強化、物流ネットワーク拡充として、愛知県あま市の新倉庫建設及び営業開始、国内複合輸送ネットワークの構築、収益性の向上として、取引先とのDX共同推進、人材教育の強化による生産性・品質向上等によるコスト削減・採算改善を行ってまいります。 また、次期基幹システムの検討開始、イントラネット再構築やPC更新等、システム基盤整備、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた施策の実行継続、持続的な成長を支える多様な人材の確保・育成、エンゲージメント向上による人材の定着化を図ってまいります。 (2) 経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社が考える対処すべき主な課題は以下のとおりであります。 ①高度化する顧客ニーズへの対応と人的資本投資の抜本的強化 物流業界では、顧客ニーズが「作業の請負」から「最適な物流スキームの提案」へと高度化しております。当社においても、サプライチェーン全体を俯瞰し、顧客課題を総合的に解決する能力が求められております。 この課題に対処するため、こうした環境変化を踏まえ、当社は、自社の優位領域を明確化し、中堅営業人材を対象とした研修の充実を図り、かつ専門性の高い営業人材の育成・採用に注力してまいります。また、戦略立案力に優れた人材を営業統括本部に集約し、大口案件ごとに専門チームを編成することで、現場と連携しながら高度な顧客要請に迅速かつ的確に対応できる体制を整備してまいります。 ②キャッシュ・アロケーション方針の高度化と資本効率の改善 当社は、堅調な業績と安定した財務基盤を維持してきましたが、蓄積した自己資本を成長と企業価値向上に十分結び付けられていないという課題があり、ROEが資本コストのレンジ付近に留まり、PBR1倍を下回り、投資家の皆様の期待に応えることができていない状況が続いていると認識しております。 この課題に対処するため、当社は、キャッシュ・アロケーション方針を明確化し、経営としての意思と優先順位を内外に示すことを重要な施策と位置付けます。重点領域は以下のとおりです。 ・事業の成長に資する投資:倉庫や設備の更新・増強、特殊運搬車輌への計画的投資 ・成長を支える人的投資:営業人材の提案力向上、企画系人材の育成・採用、多様な人材が活躍できる職場環境の整備 ・オペレーション効率向上への投資:物流基幹システムの刷新を軸とした業務プロセスの改革 ・資本政策:適切な財務基盤を維持しつつ、株主・投資家の期待に応える資本政策の検討と実行 加えて、当社の事業戦略の背景や将来像が伝わるよう、IR資料等の質的向上にも取り組んでまいります。 ③経営人材の育成とガバナンス体制の高度化 経営環境は急速に変化しており、経営人材には専門性と判断力、そして高い視座が求められております。ガバナンスに対する社会的期待も高まっており、企業として高度な対応が不可欠です。 この課題に対処するため、当社は、経営人材の育成について、社外取締役の知見を活かしつつ、サクセッションプランを着実に推進し、OJTにとどまらない体系的な育成プログラムを展開してまいります。また、監査等委員会設置会社への移行を契機に、組織体制や指示系統のルール見直しを進め、より実効性の高いガバナンス体制を構築してまいります。 ④一体感を持ったグループとしての強み発揮 顧客要求の高度化や人手不足の恒常化を踏まえ、グループ資源を横断的に活用することは企業価値向上に向けた重要施策となっております。 この課題に対処するため、当社グループでは、経営層による「グループconnection会議」により横断的課題への対応を進めるほか、定期開催の全社会議等を通じてグループ全体の意思統一を図っております。各現場でも、グループメンバーが参画する会議を定期的に開催することや、より実効性のある施策の創出、人材交流を促進してまいります。 ⑤物流基幹システム基盤の刷新と情報セキュリティ対策強化 顧客への付加価値あるサービス提供が滞らないようにするため、物流基幹システムへの投資は不可避であり、また、これを支える情報セキュリティの強化に取り組まなければなりません。 この課題に対処するため、当社は、当社独自のソフトウェア資産の継続活用と新しい技術/方式を活用できる新しいプラットフォームへの移行に向けての準備フェーズとして、移行計画を進めております。今後、設計開発を踏まえて、導入~テスト~移行を実施していく予定です。あわせて、プロジェクトを完遂するためのシステムエンジニアの強化及び人材育成に力を入れてまいります。 また、サイバーセキュリティリスクに対する危機管理として、当社全拠点のITインフラ(ネットワーク機器、サーバー、パソコン等)へ最新の対策ソフトを導入して、監視システムの強化を施し、今後のサプライチェーン強化に向けて高度なセキュリティ対策の構築を推進してまいります。
事業等のリスク8,743字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業環境のリスク ① 営業基盤を取巻く環境のリスク (リスクの内容)  当社グループの事業であります倉庫業を中核とする物流事業は、国内のみならず海外の景気動向や顧客企業の経営判断・物流合理化・事業再編等の影響を受けております。また、当社グループの主要取扱貨物の市場が縮小すること等により、当社グループの貨物取扱量が減少することが想定されます。そのような要因により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対策)  当社グループは、広いエリアで多様な業種の顧客企業の様々な品目の貨物を取り扱うことでリスクの分散を図っており、また、環境問題に代表されるような社会問題にも目を向けて貨物構成を変えていくこと等により、リスクの低減を図っております。 ② 新規事業の立上げのリスク (リスクの内容)  当社グループは、資本効率性を高め、収益基盤の多様化と持続的な成長を実現していくために新規事業への取組みが重要であると認識しております。しかし、新規事業の立上げにあたっては、設備費等の先行投資が発生し利益率が低下する可能性があり、新規事業が安定して収益を生み出すまでには一定の期間を要することも想定されます。また、契約上の問題など新規事業に固有のリスク要因が加わるとともに、事業環境の急激な変化や不測の事態等により、想定した売上が見込めない、または、想定していなかった多額の費用が発生する等、当初の計画どおりに進捗しない場合には、投資の回収が遅れる、または、回収できない等の要因により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対策)  当社グループでは、新規事業を開始するにあたっては、資本コストを意識するとともに、事業や契約の内容について社外専門家の調査等も踏まえた高度で多面的なリスクの検証を行い、様々な専門スキルを有するメンバーが参画する当社の指名・報酬・ガバナンス委員会や取締役会での議論を重ねることに加え、必要に応じて賠償責任保険等を付保するなどにより、リスクをコントロールしております。 ③ 公的規制・制度変更のリスク (リスクの内容) (リスクの内容)  当社グループの事業は、関連法規による規制を受けておりますが、法令改正・制度の変更等により、それを遵守するための費用の増加や事業戦略の変更等が発生すること、また、これらの規制を遵守できなかった場合、監督官庁による処分や罰金・課徴金等を受ける可能性があるなどの要因により、当社グループの信用の失墜や経営成績等に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対策)  当社グループでは、法令・制度等改正監視に係る諸規定を定め、当社グループ企業に関わる法令・制度等の改正等の情報を適確且つ早期に把握し、十分な時間を持って準備を行い適切に対処できる体制を整えることにより、リスクの低減を図っております。 ④ 事業提携、M&A等に関するリスク (リスクの内容)  当社グループは、経営資源の最適化を図るとともに事業規模・業態の拡大・拡充による収益の拡大、競争力強化、企業価値の向上のために、他企業との事業提携やM&A等が必要であると認識しております。しかしながら、提携・買収後の事業環境の大きな変化や当初想定できなかった対象企業のリスクが顕在化すること等により、事業計画どおりに進捗しない場合、のれんの減損処理など、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対策)  当社グループでは、事業提携、M&A等の実施にあたっては、対象企業について社外専門家も交えて事前の十分な検討と財務内容や契約条件等のデューデリジェンスを行うことにより、リスクの低減を図っております。 ⑤ 地政学的リスク (リスクの内容)  当社グループの事業であります物流業におきましては、国家間の関係悪化や海外でのテロ・紛争・伝染病の発生等の影響を受けて、顧客企業の海外事業活動の停滞や国際物流の遅延・停止等に伴い物流量が低下することや原油、原材料などの供給不安及び価格高騰などが発生することにより、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対策)  当社グループは中国上海市にのみ事業拠点を有しているため海外情勢による直接的な影響は小さいものの、事業全体においては顧客企業の事業活動のグローバル化の進展により間接的・潜在的なリスクは今後も高まっていくものととらまえております。  当社グループでは、海外情勢の動向を注視するとともに、今後も多様な業種や地域に係る顧客企業との取引を継続していくことにより、リスクの分散・低減を図っております。  また、必要に応じて燃料や資材等の調達方法・調達ルートの見直し等を行い、コストの平準化・安定化に努めるとともに、顧客企業とコストの増加に対応した適正な料金の収受に向けた協議を行っていくことなどにより、リスクの低減を図っております。 ⑥ 金利の変動に関するリスク (リスクの内容)  当社グループは、倉庫施設等の新設や更新のため、継続的な設備投資を行っております。これら設備投資に係る資金や運転資金につきまして、その一部を金融機関から借入にて調達しております。設備投資の回収は長期に亘ることから、急激な金利上昇によるコストの増加を事業活動において吸収できない場合など、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対策)  当社グループでは、金利の上昇による影響を最小限に抑えるために、設備投資に係る資金の調達にあたっては、長期の固定金利を基本とするとともに、資金調達方法の多様化と適切な借入調達比率の検討を行うことなどにより、リスクの分散・低減を図っております。 (2)事業継続に関するリスク ① 自然災害・気候変動等に関するリスク (リスクの内容)  地震・台風などの自然災害や火災あるいは事故等が発生することにより、当社グループの施設等資産の損壊等や道路・鉄道・空港・港湾施設といった社会インフラの障害等が発生した場合、当社グループの通常の業務遂行が困難となること等の要因により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。  また、地球規模での気候変動が進行した場合、異常気象による災害が増加、激甚化し、被害がより増大することが想定されることに加え、気候変動に対する環境経営への取り組みがより一層企業に求められることにより、当社グループの経営に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対策)  当社グループでは、地震・風水害の対策マニュアルを策定し、安否確認や避難訓練を定期的に行うなど社員の安全を第一に考慮した事業継続計画を策定しており、加えて、緊急事態の際には相互に機能を補完し合えるよう業務提携先である安田倉庫等との間で災害時における事業継続相互協力協定を締結する等を行い、リスクの低減を図っております。  また、当社グループは、気候変動が経済活動・企業活動に大きな影響を与える重大な課題であると認識し、サステナビリティ基本方針を策定し、TCFD提言に基づく情報開示を行っております。重要な気候変動関連のリスクの洗い出し、特定を行い、特に影響が大きいと考えられるリスクの軽減に向けた対応策を検討・実施していくとともに、CO2排出量削減目標を掲げ、目標達成に向けて太陽光発電設備の設置や再生可能エネルギーへの切替などの取り組みを推進していくことにより、持続可能な社会の実現への貢献を図ってまいります。 ② 人材の確保と育成に関するリスク (リスクの内容)  当社グループの事業であります倉庫業を中核とする物流事業において、特に当社が強みとする多品種の貨物の取扱いや事業拡大のための物流施設の新設・拡張等には、高い技術と経験を備えた人材の採用及び育成が不可欠となります。また、物流業のデジタルトランスフォーメーションに対応していくための情報システム要員の確保も今後さらに重要なものになると想定されます。  物流業界におきましても慢性的な人手不足の状況が続いており、かつ人口減少・少子高齢化の進行により労働力不足はさらに深刻になることが想定され、人材の安定的な確保及び育成が困難となった場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対策)  当社グループでは、人材確保、定着率の向上のために、時期にとらわれない採用や、働き方改革による業務のデジタル化、省力化を進めるとともに職場環境の改善等にも注力し、また、人事制度の改定等により多様な人材が活躍できる環境を整えていくなど、リスクの低減を図ってまいります。 (3)情報システム及び情報管理のリスク ① システム障害のリスク (リスクの内容)  当社グループは、業務の遂行・取引先とのデーター交換や財務情報作成等を正確かつ効率的に行うため、基幹業務システム等の情報システムを利用しております。しかしながら、ハードウェア・ソフトウェア等のダウン・誤作動等のシステムの不備、コンピューターウイルス感染・外部からの不正アクセス等の情報セキュリティの不備や停電などが発生すること等で情報システムが使用できなくなった場合、それらの復旧に係る直接・間接費用の発生のみならず、基幹業務システムが使用出来なくなることで当社グループ及び取引先等の通常業務の遂行が困難となること、及びそれによる取引先の当社グループへの信用失墜等の要因により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対策)  当社グループでは、情報システム管理規程及び関連諸規程を定め、情報システムの適正な運用・管理を図っており、加えて、データー管理の一層の強化のためにクラウド化の推進や営業所間のバックアップ体制の強化を図っております。また、財務・人事管理、業務の一部に外部のパッケージソフトを導入することにより、関連業務の平準化、効率化を図るとともに、システムの堅確性向上、法改正等への対応を行っております。外部からのコンピューターウイルス等の攻撃に関しては、社内の基幹業務システムは専用のオペレーティングシステムを使用しており、外部からの情報セキュリティについてはUTM(統合脅威管理)機器を各事業所に設置することに加え、各端末へウイルス対策ソフトを導入することにより、二重の防御体制で対応しております。また、グループ全体のIT資産管理体制の向上にも努めております。しかしながら、特に悪意を持った外部からのサイバー攻撃等は日々高度化・巧妙化しており完全に防ぐことは困難であることから、さらにセキュリティレベルを上げる対策と合わせて、防御できなかった場合も想定した対応策も策定、実施してまいります。加えて、停電対策として主要事業所に小型発電機を設置するなどの対策を実施し、リスクの低減を図っております。 ② 情報技術革新への対応に係るリスク (リスクの内容)  当社グループは、基幹業務システム等の情報システムを利用しておりますが、デジタル技術の急速な進歩や市場の変化、顧客企業のニーズ等に適確に対応できなかった場合、将来において当社グループの情報システムが陳腐化し、適正かつ効率的な事業の遂行に支障をきたしたり、顧客の要請に応えられず機会損失を起こす等の要因により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対策)  当社グループでは、従来より、基幹業務システムについては当社スタッフによる自社開発を行っておりますが、財務・人事管理、業務の一部に外部のパッケージソフトを導入し基幹業務システムと連携することにより、関連する業務の効率化や平準化に加え、法改正等への対応を行っております。また、所謂「2025年の崖」問題に対処するべく、システム改修計画を策定し計画的な投資を行っていくことで、機器の定期的な改修・更新や基幹業務システムの更新、クラウド化等を進めるとともに、外部人材の登用など人員体制の強化も行い、システムの「ブラックボックス化」などを回避していくことにより、リスクの回避低減を図ってまいります。  また、デジタルトランスフォーメーションへの対応として、情報システム部と業務部が中心となり、得意先のニーズへの対応、生産性の向上を図るための取り組み等を、外部専門家も活用し、行ってまいります。 ③ 情報管理のリスク (リスクの内容)  当社グループは、事業活動の過程において、個人情報や事業に関する様々な情報を保有しておりますが、ランサムウェアなどによる外部からのサイバー攻撃等は日々高度化・巧妙化しており、これらの情報の外部漏洩やデーターの喪失等が発生した場合、当社グループの信用の失墜、または損害賠償等の要因により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対策)  当社グループでは、情報セキュリティポリシーを定め、外部専門家の起用や情報セキュリティ機器の導入などセキュリティ運用体制の強化及びサイバー攻撃を想定した監視・検知体制の整備やインシデント発生時の被害極小化に向けた体制の強化に加え、情報管理意識向上のためグループ役職員に対して情報セキュリティ研修や標的型攻撃メール訓練等を実施するなど、グループ全体の情報セキュリティの向上に継続して取り組んでおります。  また、個人情報に関しては、個人情報保護方針及び関連諸規程を定め、社内で個人情報の重要性の認識を高め、その厳格な管理に努めております。 ④ 基幹システムの移行のリスク (リスクの内容)  技術の変化が激しい現代では、自らの基幹システムが陳腐化しないように将来に向けて行動していく必要があります。当社グループの事業運営・お客様への付加価値のあるサービス提供が滞らないようにするために、過去のソフトウェア資産の活用並びに最新技術を取り込むことが可能なプラットフォームへの移行が重要となる中で、当社グループの基幹システムを支えているプラットフォーム(OS,ハードウェア等)の刷新をしていく必要があり、次期基幹システムプラットフォームへの移行を検討しておりますが、その移行が適正に行われず基幹システムの利用に支障が出た場合や、スケジュール通りに進捗しなかった場合、事業が遂行出来ないなどの要因により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対策)  当社グループでは、基幹システムの移行の問題について全社レベルで取り組むべき課題ととらえており、態勢の強化に努めております。具体的には代表取締役社長執行役員をトップとしたプロジェクトチームを立ち上げ、全体を俯瞰して課題解決に向けて組織を牽引するリーダーを配置し、併せて高い専門性を有する人材の確保にも努めております。これらの対策により、一定の期間内で着実に成果を出すことによって、想定されるリスクの影響を回避してまいります。 (4)様々な時価変動のリスク ① 固定資産の減損処理のリスク (リスクの内容)  当社グループは、倉庫・土地等の事業用の有形固定資産を有しておりますが、資産の時価の下落や収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなった場合、減損損失を計上することになり、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対策)  当社グループは、重要な設備投資に対して価格の妥当性や投資における将来の収支について社内及び取締役会において厳格に検証しております。また、事業所単位での経営成績管理についても、月次で分析を行い、都度、取扱貨物の構成や料金、人員配置等の適正化を図ることで、リスクの低減を図っております。  なお、減損会計の適用にあたっては、事業用資産については独立したキャッシュ・フローを生み出す最小の単位として事業所ごとに、また、処分予定資産や遊休資産等については個別資産ごとにグルーピングを行っており、減損の兆候の把握については、資産グループの営業活動から生ずる損益や市場価格等を適正に見積もることにより判定を行っております。 ② 資金運用のリスク (リスクの内容)  当社グループは、資金の有効活用の観点から運用を行っておりますが、運用にあたっては株式及び債券市場や為替相場、経済情勢等の変動等により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対策)  当社グループでは、資金運用管理規程を策定し、取締役会にて承認された運用計画に基づき、主に格付の高い国内債券等で運用するなど、リスクの低減を図っております。 (5)企業イメージに関するリスク ① 重要な訴訟によるリスク (リスクの内容)  現在、当社グループに関して、経営に大きく影響を及ぼす重要な訴訟等は提起されておりません。しかし、将来におきまして重要な訴訟等が発生した場合、その判決結果如何によっては、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対策)  当社グループでは、適正なコンプライアンスとガバナンス体制の構築に努めており、法的に問題となる懸念がある案件については、事前に弁護士等に確認するなどの体制を敷いております。また、仮に訴訟等が発生した場合には、速やかにその分野での専門性の高い弁護士に相談できる体制とすることなどで、リスクの低減を図っております。 ② 深刻なレピュテーションリスク (リスクの内容)  当社グループ、当社グループ従業員及び協力会社等が、国内外において遵守すべき法令等に違反するような行為を行った場合、また、当社グループにとって事実の有無にかかわらず好ましくない風評や信用情報が広まること等によって深刻なレピュテーション上の問題が発生すること等の要因により、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対策)  当社グループでは、内部監査室において定期的なコンプライアンス研修を実施しており、公益通報制度の整備と各営業所への周知を行うことで適正な運用を図るとともに、内部業務監査において定期・不定期のモニタリング調査を行っております。また、内部統制委員会において管理体制の評価や不正防止策の検討等、常に内部管理体制の強化に取り組んでおります。ハラスメントについても、基本方針及び関連諸規程を定めるとともに、ハラスメント対応専用相談窓口として人事部内にハラスメントヘルプラインを設置する等、管理体制の一層の強化に取り組んでおります。その上で、何か有事の際には、「正しい情報を速やかに開示」する体制を整えることで、リスクの低減を図っております。 (6)企業統治及び内部統制に関するリスク ① グループ内部統制に関するリスク (リスクの内容)  当社グループは、内部統制の重要性を認識し、その適正な運用に努めておりますが、M&Aなどによる子会社の増加や事業の拡大等により、内部統制が十分に構築・整備出来ないことで内部統制が有効に機能しなくなった結果、不正会計処理の発生等により監査法人から監査報告を受けることができないなどの状態となることなどにより、当社グループの社会的信用が失墜する可能性や、対応費用や株主からの損害賠償請求などにより当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対策)  当社グループでは、子会社経営管理規程を制定し、新たに買収を行った子会社等について規定や会計方針、情報セキュリティなどの整備に親会社が関与し、また、親会社の役職員が子会社の役員として出向又は兼務することにより子会社の経営に関与するなど、内部統制の適正な構築・適用により適正な事務処理・会計処理が行われるようにすることでリスクの低減を図っております。 ② 不正行為等に関するリスク (リスクの内容)  当社グループは、適正な業務の遂行、財務報告の信頼性などの観点から内部統制の充実・向上に努めておりますが、当社グループ役職員等によるコンプライアンス違反など、想定する範囲外の不正行為等が発生した場合、当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対策)  当社グループでは、内部統制システムに関する基本方針及び関連諸規程を定め、内部監査室による定期的なコンプライアンス研修や定期・不定期の内部業務監査の実施に加え、公益通報制度の整備と各営業所への周知により適正な運用を図ることなどにより、グループ全体で不正行為等の発生リスクの低減を図っております。また、リスク管理の基本方針を定め、各事業拠点で統制自己評価(CSA)を実施しリスクの想定及びそれに対する対応策を策定することや、リスク事象報告規程に従い発生したリスクに対しては適正に管理・対応することにより、リスクの低減を図っております。
経営成績の分析 (MD&A)7,146字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国の通商政策の影響があるものの企業収益の改善の動きが見られ、雇用・所得環境の向上により個人消費が持ち直すなど、緩やかな回復傾向となりましたが、中東情勢の緊迫化によるエネルギー価格の上昇や資源供給の不確実性など、地政学リスクが顕在化し、予断を許さない状況にあります。 物流業界におきましても、このような経済情勢を受けて、貨物の荷動きは伸び悩み、燃料価格等の事業コストは増加しております。また、トラックドライバー不足や倉庫現場の担い手不足が依然として続いており、人件費の上昇も継続するなど、引き続き厳しい経営環境で推移しております。 このような事業環境のもと、当社グループは2027年10月に創立100周年を迎えるに当たり、次の100年もお客様・社会に必要とされ、従業員が誇りとやりがいを感じながら働く企業となるべく、第8次中期経営計画「NEXT CS-100」を策定し、2025年度はその初年度として各施策を展開してまいりました。 具体的には、愛知県あま市において物流拠点の建築に着手いたしました。また、2025年4月に滋賀支店内に機工課を新設し大型機械や精密機械の運搬・設置等を行う機工(輸送付随業務等)の体制強化を図り、また、リサイクルペット樹脂取扱いのさらなる拡充や汎用樹脂など化学工業原料の輸入取扱いの拡大などに加え、新規取引の開発にも取り組みました。 併せて、業務の効率化や業務品質の向上に継続して取り組み、また、環境に配慮したグリーン経営の推進や、サステナビリティ基本方針に基づきサステナビリティ推進委員会の活動などを通じて持続的な成長と企業価値向上を目指す議論を重ね、サステナビリティを巡る課題に具体的に取り組んでおります。 これらの結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 (財政状態) 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ4,734,326千円増の63,662,718千円となりました。 負債につきましては、前連結会計年度末に比べ1,722,461千円増の14,573,264千円となりました。 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ3,011,864千円増の49,089,453千円となりました。 (経営成績) 当連結会計年度の営業収益は28,029,329千円(前年同期比0.7%増)、営業利益は2,051,784千円(前年同期比6.3%減)、経常利益は2,395,556千円(前年同期比1.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,068,260千円(前年同期比30.2%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 国内物流事業におきましては、営業収益は22,516,437千円(前年同期比0.1%増)、セグメント利益は2,533,147千円(前年同期比1.1%減)となりました。 国際貨物事業におきましては、営業収益は5,350,568千円(前年同期比3.0%増)、セグメント利益は485,989千円(前年同期比2.6%減)となりました。 不動産賃貸事業におきましては、営業収益は360,495千円(前年同期比1.1%増)、セグメント利益は153,238千円(前年同期比0.1%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,042,268千円(19.8%)増加し、当連結会計年度末には6,310,384千円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、資金は2,965,599千円の増加(前期は4,122,519千円の増加)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益2,898,058千円、減価償却費1,850,585千円であります。また、主な減少要因は、未払消費税等の減少額361,820千円、投資有価証券売却損益506,211千円、法人税等の支払額1,049,914千円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、資金は2,009,574千円の減少(前期は2,054,281千円の減少)となりました。主な増加要因は、投資有価証券の売却による収入568,659千円であります。また、主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出3,062,289千円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、資金は86,083千円の増加(前期は2,051,391千円の減少)となりました。主な増加要因は、長期借入れによる収入2,250,000千円であります。また、主な減少要因は、自己株式の取得による支出929,346千円、配当金の支払額682,376千円、長期借入金の返済による支出467,509千円であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループの主たる事業は、倉庫業を中心とした総合物流業であり、役務の提供を主体とする事業の性格上、生産、受注及び販売の実績を区分して把握することは困難であります。 これに代えて、当連結会計年度におけるセグメントごとの営業収益及び主要業務の取扱高等を示すと、次のとおりであります。 a.セグメントごとの営業収益 セグメントの名称   当連結会計年度 (2025年4月1日~2026年3月31日)   前年同期比(%) 国内物流事業(千円)   22,516,437   0.1 (内訳) 倉庫業(千円)   7,872,192   0.4 運送業(千円)   14,446,073   △0.0 国際貨物事業(千円)   5,350,568   3.0 (内訳) 通関業(千円)   3,357,520   7.7 梱包業(千円)   1,993,048   △4.0 不動産賃貸事業(千円)   360,495   1.1 合計(千円)   28,227,501   0.7 (注)1.上記の営業収益にはセグメント間の内部営業収益198,171千円を含んでおります。 2.国内物流事業の内訳の「倉庫業」、「運送業」及び国際貨物事業の内訳の「通関業」、「梱包業」は、セグメント間の内部営業収益を含まない外部顧客に対する営業収益の額を記載しております。 b.セグメントごとの主要業務の取扱高等 セグメントの名称   当連結会計年度 (2025年4月1日~2026年3月31日)   前年同期比(%) 国内物流事業 倉庫業   保管残高 (数量・月末平均)   315千トン   △1.9 入庫高   1,430千トン   △2.6 出庫高   1,471千トン   2.5 貨物回転率 (数量・月末平均)   38.3%   1.9 運送業   運送取扱高   2,096千トン   △5.3 国際貨物事業   輸出入取扱高   641千トン   4.3 梱包取扱高   125千m3   △2.2 (注)1.     倉庫業の入出庫及び保管残高、貨物回転率は、自社倉庫及び再寄託先を含めた残高に基づくものであります。 (年間入庫高+年間出庫高)   ×   1 2.   貨物回転率   =   2   ×   100 月末保管残高年間合計 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 前連結会計年度 (2025年3月31日)   当連結会計年度 (2026年3月31日)   前連結会計年度比 (%) 流動資産(千円)   13,594,596   13,842,904   1.8 固定資産(千円)   45,333,795   49,819,813   9.9 流動負債(千円)   7,584,463   7,027,930   △7.3 固定負債(千円)   5,266,339   7,545,334   43.3 純 資 産(千円)   46,077,588   49,089,453   6.5 流動資産の増加要因は、営業未収入金が166,525千円減少しましたが、現金及び預金が392,268千円増加したこと等によるものです。 固定資産の増加要因は、建物及び構築物が償却の進行により682,504千円減少しましたが、建設仮勘定が愛知県あま市新倉庫工事代金支払い等により1,939,171千円、投資有価証券が保有株式の株価高により3,452,933千円、それぞれ増加したこと等によるものです。 流動負債の減少要因は、未払法人税等が268,307千円、その他に含まれております未払消費税等が318,640千円、それぞれ減少したこと等によるものです。 固定負債の増加要因は、リース契約の解約等によりリース債務が551,697千円減少しましたが、長期借入金が新規借入により1,684,174千円、繰延税金負債が株価の上昇などにより1,151,058千円、それぞれ増加したこと等によるものです。 以上の結果、1株当たりの純資産額は2,723.51円と前連結会計年度2,474.57円に比し、248.94円増加し、自己資本比率は76.6%と前連結会計年度の77.7%に比し1.1ポイント減少しました。 b.経営成績 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前連結会計年度比 (%) 営業収益  (千円)   27,840,047   28,029,329   0.7 営業利益  (千円)   2,189,902   2,051,784   △6.3 経常利益  (千円)   2,433,529   2,395,556   △1.6 親会社株主に帰属する当期純利益(千円)   1,588,630   2,068,260   30.2 営業収益の増加要因は、国内物流事業で27,514千円、国際貨物事業で157,927千円、それぞれ増加したことによるものです。 営業利益の減少要因は、人件費の増加などにより国内物流事業で27,338千円、国際貨物事業で12,833千円、それぞれ減少したことに加え、システム投資等に係る業務委託費が増加したことなどによるものです。 経常利益の減少要因は、営業利益が138,117千円減少したことによりますが、営業外収益の受取配当金が90,765千円増加したことなどにより、営業利益の前連結会計年度比減少率より改善した結果となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益の増加要因は、経常利益が37,972千円減少しましたが、特別利益の投資有価証券売却益が264,519千円増加し、法人税等費用が57,296千円減少したことに加え、前連結会計年度に計上した投資有価証券評価損及び関係会社株式売却損がなくなったことなどによるものであります。 セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (国内物流事業) 倉庫業におきましては、自社倉庫における入出庫高が前期に比し減少した結果、自社倉庫における月末平均保管残高は前期に比し増加しました。一方、再寄託先も含めた入庫高は前期に比し減少し、出庫高が増加したことにより、月末平均保管残高は前期に比し減少しました。また、料金価格の適正化に継続して取り組んできました。それらの結果、倉庫業の営業収益は増加しました。 運送業におきましては、トラックドライバー不足の影響が顕在化してきています。また、買い控え等により荷動きが減少したことや、リサイクルペット樹脂の需要減少による影響などもあり、取扱数量は通期で2,096千トンと前期に比し5.3%の減少となり、運送業の営業収益は微減となりました。 以上の結果、国内物流事業の営業収益は微増となりましたが、セグメント利益は減少しました。 (国際貨物事業) 通関業におきましては、汎用樹脂等の輸入手配の新規受注が増加したこともあり輸出入取扱数量は、641千トンと前期に比し4.3%の増加となりました。 梱包業の取扱数量については、米国の関税政策の影響や、顧客企業の中国での営業展開が進まなかった影響で取扱数量が減少し、125千㎥と前期に比し2.2%の減少となりました。 以上の結果、国際貨物事業の営業収益は増加したものの、セグメント利益は減少しました。 (不動産賃貸事業) 不動産賃貸事業におきましては、京都梅小路地区宿泊施設などの物流用途不動産以外の不動産賃貸を行っておりますが、当連結会計年度中において新規物件の賃貸が開始したことなどから、営業収益、セグメント利益ともに微増となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度のキャッシュ・フロー状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ③ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの運転資金は、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本とし、設備投資等資金につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。 今後の資金需要のうち、主なものは、運転資金の他、事業用地取得、物流施設建築・改修等の設備投資等であります。これらの資金についても、基本方針に基づき、負債と資本のバランスに配慮しつつ、必要に応じて金融機関からの借入を実施する等、必要な資金を調達してまいります。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、見積りが必要な事項につきましては、過去の実績や現時点における客観的情報、将来の計画事項等を合理的・総合的に判断し会計上の見積りを行っておりますが、実際の結果につきましては、見積り特有の不確実性により、これらの見積りと異なる可能性があります。なお、当社グループが採用している重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 第8次中期経営計画「NEXT CS-100」の初年度となる2025年度の達成状況は以下のとおりであります。 営業収益は計画値比470百万円(1.7%)減、営業利益は計画値比198百万円(8.8%)減となり、営業利益率は計画値7.9%を0.6ポイント下回る7.3%となりました。経常利益は計画値比54百万円(2.2%)減となりました。また、ROE(自己資本利益率)については4.4%となりました。 指標   第8次中期経営計画期間 (2025年度~2027年度) 最終年度目標値   2025年度 (計画)   当連結会計年度 (2025年度) 実績 営業収益   31,500百万円   28,500百万円   28,029百万円 営業利益   2,500百万円   2,250百万円   2,051百万円 経常利益   2,650百万円   2,450百万円   2,395百万円 営業利益率   7.9%   7.9%   7.3% 経常利益率   8.4%   8.6%   8.5% ROE (自己資本利益率)   5.0%   -   4.4% 以上のとおり、物価高などによる貨物の荷動きの伸び悩みや人件費等の増加などの要因から、営業収益、営業利益、経常利益について、計画を達成できませんでした。 また、当期純利益が投資有価証券売却益の増加などにより増益であったことに加え、純資産が政策保有株式の評価益増加により前期末比増加した一方、自己株式の取得を進めたこともあり、ROEは前年比0.9ポイント上昇したものの、資本コストのレンジに留まっていることは認識しております。 今後につきましては、資本コスト・資本収益性等を十分に意識しながら、収益力の向上、財務戦略・資本政策の強化、IR活動の拡充により、少なくとも資本コストのレンジを上回るROE水準(現状認識では5%)を目指すとともに、PBRの向上を図ってまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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