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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

神奈川中央交通

Kanagawa Chuo Kotsu Co., Ltd.9081 · Prime · 陸運業

神奈川県を地盤とするバス・タクシー大手。乗合バスを核に、不動産・自動車販売等も展開。

概要

神奈川中央交通は、神奈川県を中心に路線バス・高速バス・貸切バス・タクシーを運行する大手私鉄系バス事業者であり、小田急グループに属する。神奈川県内で最大のバスネットワークを持ち、通勤・通学・観光輸送を担う。連結従業員数は6,432人で、2026年3月期の連結売上高は1,268億円に達する。乗合バス事業を中核としながら、不動産賃貸・分譲、三菱ふそうやヤナセ系列の自動車販売、そして流通・レジャー・ホテル等多角事業を展開する。

旅客自動車事業が連結売上の約46%を占める中核

旅客自動車事業は乗合バス・貸切バス・タクシーの3分野からなり、2026年3月期のセグメント売上高は57,908百万円(前期比1.2%増)で連結全体の約46%を占める。乗合バス事業は神奈川県内で広範な路線網を運行し、通勤・通学・生活交通として地域に密着。湘南エリアではAIオンデマンドバスや自動運転バスの実証実験を進める。貸切バスは子会社の神奈中観光が担当し、契約単価の向上により増収。タクシー事業は神奈中タクシーが一車当たり収入を伸ばした。同事業の営業利益は2,232百万円(前期比20.2%減)で、減価償却費増や人件費上昇が影響した。

不動産事業と自動車販売事業が利益を牽引

不動産事業は賃貸と分譲の2軸で展開。賃貸事業はグループ会社が保有するバスターミナル跡地等の物件で高稼働率を維持するが、一部テナント解約で減収。分譲事業は湘南エリアの戸建分譲を推進し販売戸数が増加。2026年3月期の不動産事業売上高は6,842百万円(前期比1.8%増)、営業利益は1,588百万円(同27.1%減)で修繕費増が響いた。自動車販売事業は商用車販売(神奈川三菱ふそう自動車販売)と輸入車販売(神奈中相模ヤナセ)から成る。トラック新車販売台数増と中古車販売増により、売上高44,907百万円(同16.4%増)、営業利益1,687百万円(同20.0%増)と好調。両セグメント合計で営業利益3,275百万円とグループ利益の約48%を占める。

多角化するその他事業:流通・飲食・ホテル等

その他事業は流通(神奈中商事)、レジャー・スポーツ(神奈中スポーツデザイン)、飲食(神奈中システムプラン)、ホテル(グランドホテル神奈中)、自動車整備(神中興業)、情報システム(神奈中情報システム)など多岐にわたる。2026年3月期の売上高は30,121百万円(前期比2.2%減)だが、営業利益は1,602百万円(同16.6%増)と改善。飲食事業では「ミスタードーナツ」「ドトールコーヒーショップ」の新規出店が増収に貢献。一方、前期に販売したバス運賃箱の反動減で流通・情報サービスは減収。ホテル事業は平塚別館閉館の影響で減収となった。不採算店舗の閉鎖や商用車架装事業の増収が利益を押し上げた。

小田急グループ傘下で19の子会社を擁する体制

当社は小田急電鉄をその他の関係会社とし、グループ全体で子会社19社、関連会社2社から構成される。乗合バス事業は当社本体が直接運行するほか、2025年4月には神奈川中央交通東・西の2子会社を吸収合併し、運行体制を一元化した。タクシー事業は神奈中タクシーと海老名相中が、貸切バスは神奈中観光が担う。自動車販売では神奈川三菱ふそう自動車販売と神奈中相模ヤナセが中核。不動産は当社と神奈中タクシー、神中興業、水島商事などが連携。2026年1月には水島商事、林間商事、エムエス企画の全株式を取得し、不動産事業を強化。グループ全体で総資産185,392百万円、自己資本比率34.2%(2026年3月期)。

業界の中での役割は地域公共交通事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,268億円
営業利益
68億円
営業利益率
5.4%
純利益
36億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
旅客自動車 事業577億円45.5%22億円3.8%
自動車 販売事業403億円31.8%17億円4.2%
その他の 事業(注1、2)220億円17.4%16億円7.3%
不動産事業67億円5.3%16億円23.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01旅客自動車交通主力

乗合バス事業(路線バス)を中核とし、神奈川県内で広範な路線網を運行。貸切バス事業は子会社神奈中観光が、タクシー事業は神奈中タクシー等が担う。

主な製品・サービス3
乗合バスサービス
神奈川県内の路線バスを運行。通勤・通学・生活交通として地域に密着したサービスを提供。
貸切バスサービス
観光バス、団体輸送等の貸切バス運行サービス。
タクシーサービス
一般タクシー、ハイヤーサービスの提供。

02不動産準主力

バスターミナル跡地等の不動産賃貸事業、および分譲住宅販売事業を展開。

03自動車販売準主力

商用車販売(三菱ふそうディーラー)および輸入車販売(ヤナセ系列)を行う。

主な製品・サービス2
商用車販売
三菱ふそうトラック・バスの新車・中古車販売、メンテナンスサービス。
輸入車販売
ヤナセ系列として、欧州高級輸入車の販売・サービスを提供。

04その他その他

流通事業(神奈中商事)、レジャー・スポーツ事業、飲食事業、ホテル事業、自動車整備事業、情報システム事業等を多角的に展開。

製品と技術

神奈川県内を網羅する路線バスとコミュニティバス

乗合バスサービスは同社の核心的製品であり、神奈川県内に広範な路線網を持つ。通勤・通学路線に加え、観光地へのアクセス路線も運行。2026年3月期には茅ヶ崎駅南口と道の駅「湘南ちがさき」を結ぶ新系統を開設した。また湘南エリアではAIオンデマンドバスの実証実験を継続し、自動運転バスの試行も実施。地域交通の維持・向上を目的とした自治体との協働も積極的で、持続可能なモビリティサービスへの転換を図る。車両面ではEVバスの導入やカーボンニュートラルロードマップに沿った環境対応も進める。

貸切バス・タクシーによる個別輸送サービス

貸切バス事業は子会社神奈中観光が営む。観光バスや団体輸送を手掛け、契約単価の向上により増収を達成。タクシー事業は神奈中タクシーが神奈川県内で一般タクシー・ハイヤーを運行する。2026年3月期は一車当たりの収入が増加し、旅客自動車事業全体の収益に貢献した。両サービスともグループの人流・物流を補完し、乗合バスだけではカバーしきれないきめ細かい需要に対応する。近年は運転手不足への対策として、待遇改善や多様な働き方の導入を進めている。

三菱ふそうとヤナセのディーラー事業

自動車販売事業は商用車販売と輸入車販売の2軸。商用車販売は神奈川三菱ふそう自動車販売が三菱ふそうトラック・バスの新車・中古車販売とメンテナンスを提供。2026年3月期はトラック新車販売台数の増加と車両整備収入の増加が収益を押し上げた。輸入車販売は神奈中相模ヤナセがヤナセ系列として、メルセデス・ベンツなどの欧州高級車を販売・整備。中古車販売台数の増加が寄与した。同事業の連結売上高は44,907百万円とグループの約35%を占め、営業利益率は3.8%と旅客自動車事業(3.9%)に匹敵する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

陸運業のなかでの位置

神奈川県内で路線バス首位、鉄道不所有で独立

神奈川県を地盤とする路線バス事業者で、同県内では最大手。公営・私鉄系と競合するが、鉄道・不動産を併せ持つ東急や相鉄ホールディングスとは異なり、純粋なバス専業として独立したポジションを築く。高速バスや委託運行も手掛けるが、収益の大宗は地域密着型の路線バスであり、人口減少・運転手不足の影響を受けやすい。自動運転やMaaSなど新技術への適応が課題。

強み

  • 県内の路線バスシェアで首位。自治体からの委託運行も多数受託し、地域交通の要となる。
  • 2025/3期営業利益率6.27%と、陸運業平均を上回る安定収益を確保。
  • 自社開発の運行管理システムによる効率化で、定時性と運行コスト削減を両立。
  • 長距離高速バス路線を積極展開。観光需要回復やインバウンドを取り込み、収益源多角化。

課題

  • 慢性的な人材不足が増便や新規路線開設の制約となり、減便・廃線リスクも。
  • 少子高齢化で利用者が減少傾向。過疎地域の路線維持が経営圧迫要因。
  • 鉄道・タクシー・ライドシェアとの競合激化。特に都心部では私鉄との顧客争奪が続く。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

物流・運輸の時価総額近傍。太字が神奈川中央交通

時価総額で並べると、掲載10社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18005スクロール600億円21.5倍
21301極洋568億円8.2倍
39381エーアイテイー552億円17.1倍
47102日本車輌製造524億円4.4倍
52429ワールドホールディングス514億円8.7倍
69081神奈川中央交通503億円13.5倍
79305ヤマタネ468億円8.1倍
89052山陽電気鉄道452億円11.1倍
94392FIG351億円42.5倍
109319中央倉庫347億円16.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。

会社の歴史

沿革 54件

相武自動車として創業し、戦前期に複数社を統合

1921年6月、相武自動車株式会社として設立され、同年8月に自動車運輸事業の免許を取得。1936年12月に合資会社鶴屋商会と戸塚自動車商会を合併し、商号を相武鶴屋自動車株式会社に変更。1939年5月に大型自動車運送事業の免許を得た後、翌月に中央相武自動車を合併し東海道乗合自動車株式会社と改称。戦時統合の流れの中で1942年2月に秦野自動車、1944年5月に伊勢原自動車と藤沢自動車を相次いで合併。同年6月に商号を神奈川中央乗合自動車株式会社とし、神奈川県内の路線網の基礎を形成した。

戦後再編と東京証券取引所上場(1949年)

1949年5月、東京証券取引所に株式を上場。1950年5月に相模中央交通を合併し、一般貸切旅客自動車運送事業を承継。翌1951年6月、商号を神奈川中央交通株式会社に変更し、現在の社名が定まる。1963年3月には湘北交通の株式を取得し、事業エリアを拡大。戦後の復興期から高度成長期にかけ、神奈川県内のバス交通網を拡充する一方、上場により資金調達の基盤を固めた。この時期に乗合バス事業を中核とする現在の事業構造の原型が確立された。

不動産・タクシー・ホテル等多角化を推進した1960~80年代

1967年8月に不動産業を開始し、バスターミナル跡地等の有効活用を図る。1972年12月に神奈中ハイヤーを設立しタクシー事業へ参入、1975年4月までに一般乗用旅客自動車運送事業を順次移管。1976年8月にはスイミングスクール(神奈中スポーツデザインの前身)を設立しレジャー事業に進出。1977年10月に食堂業、1980年12月に平塚グランドホテルを設立しホテル業を開始。1984年4月に伸交商事(後の神奈中商事)を設立し流通事業へ。1988年4月には中伊豆グリーンクラブを設立するなど、旅客自動車事業に依存しない収益源の多角化を積極的に進めた。

子会社展開と分社化でグループ体制を強化(1990~2000年代)

1994年7月、神奈川三菱ふそう自動車販売の株式を取得し自動車販売事業を本格化。1995年12月に湘南神奈交バスを皮切りに、1999年7月の津久井神奈交バス、2000年6月の横浜神奈交バスなど地域別子会社を次々と設立し、運行エリアごとの効率化を図る。同時に、情報システム(2002年4月)、アカウンティングサービス(2007年4月)など支援会社も設立。2004年には神奈中クリエイトと伸交商事の合併によりクリエイトL&Sを設立するなど再編も並行。2009年9月にはタクシー事業を持株会社体制に移行し、神奈中タクシーホールディングスを設立した。

子会社の吸収合併による再々編と事業ポートフォリオ再構築(2017年以降)

2017年1月、横浜神奈交バスを吸収合併するとともに、湘南神奈交バスが津久井神奈交バスを吸収し神奈川中央交通西に、藤沢神奈交バスが相模神奈交バスを吸収し神奈川中央交通東にそれぞれ商号変更。2018~2019年にかけてタクシー子会社を統合し、2021年4月に神奈中タクシーが湘南相中を吸収。2023年4月には横浜ビルシステムがオリエントサービスを吸収。2025年4月には神奈川中央交通東・西を再び当社本体に吸収合併し、乗合バス運行を一元化。さらに2026年1月に水島商事、林間商事、エムエス企画の全株式を取得し、不動産事業を拡大。長期ビジョン「Vision 2030 NEXT」の下、不動産関連領域への重点投資を加速している。

年表54件を開く

1920年代

  • 1921年6月創業会社設立(相武自動車株式会社)。
  • 1921年8月自動車運輸事業の免許を受ける。

1930年代

  • 1936年12月M&A合資会社鶴屋商会および合資会社戸塚自動車商会を合併。
  • 1937年1月商号変更商号を相武鶴屋自動車株式会社に変更。
  • 1939年5月大型自動車運送事業の免許を受ける。
  • 1939年6月M&A中央相武自動車株式会社を合併、商号を東海道乗合自動車株式会社に変更。

1940年代

  • 1942年2月M&A秦野自動車株式会社を合併。
  • 1944年5月M&A伊勢原自動車株式会社および藤沢自動車株式会社を合併。
  • 1944年6月商号変更商号を神奈川中央乗合自動車株式会社に変更。
  • 1949年5月上場東京証券取引所に株式を上場。

1950年代

  • 1950年5月M&A相模中央交通株式会社を合併(一般貸切旅客自動車運送事業承継)。
  • 1951年6月商号変更商号を神奈川中央交通株式会社に変更。

1960年代

  • 1963年3月湘北交通株式会社の株式を取得。
  • 1967年8月不動産業開始。

1970年代

  • 1972年12月創業神奈中ハイヤー株式会社を設立。
  • 1975年4月一般乗用旅客自動車運送事業の譲渡を神奈中ハイヤー株式会社に1973年4月より5次にわたり履行し、完了。
  • 1976年8月創業株式会社神奈中スイミングスクールを設立。
  • 1977年10月食堂業開始。
  • 1978年4月国内旅行業開始。

1980年代

  • 1980年12月創業株式会社平塚グランドホテルを設立。
  • 1981年11月ホテル業開始。
  • 1984年4月創業株式会社伸交商事を設立。
  • 1984年9月遊技場業開始。
  • 1988年4月創業株式会社中伊豆グリーンクラブを設立。株式会社相模グラージの株式を取得。

1990年代

  • 1992年6月神中興業株式会社の株式を取得。
  • 1994年7月神奈川三菱ふそう自動車販売株式会社の株式を取得。
  • 1995年4月一般貸切旅客自動車運送事業の一部を当社に残し、他を神奈中ハイヤー株式会社へ譲渡。
  • 1995年12月創業株式会社湘南神奈交バスを設立。
  • 1997年10月創業株式会社神奈中システムプランを設立。
  • 1999年7月創業株式会社津久井神奈交バスを設立。

2000年代

  • 2000年6月創業株式会社横浜神奈交バスを設立。
  • 2000年12月創業株式会社相模神奈交バス、株式会社藤沢神奈交バスを設立。
  • 2002年4月創業株式会社神奈中情報システムを設立。
  • 2003年3月横浜ビルシステム株式会社の株式を取得。
  • 2004年4月M&A株式会社神奈中クリエイトが株式会社伸交商事と合併、商号を株式会社クリエイトL&Sに変更。
  • 2004年8月遊技場業を株式会社クリエイトL&Sへ営業譲渡。
  • 2004年10月M&A株式会社神奈中丸菱が株式会社湘南神奈中サービスと合併、商号を株式会社神奈中商事に変更。
  • 2004年10月「中伊豆グリーンクラブ」の施設を株式会社クリエイトL&Sへ譲渡。
  • 2006年10月神中興業株式会社の自動車販売事業を神奈中相模ヤナセ株式会社へ譲渡。
  • 2007年4月創業株式会社神奈中アカウンティングサービスを設立。
  • 2009年3月M&A神奈川三菱ふそう自動車販売株式会社が株式会社カフスを吸収合併。
  • 2009年9月創業株式会社神奈中タクシーホールディングスを設立。

2010年代

  • 2013年7月株式会社クリエイトL&Sの遊技場業をグループ外の承継会社に会社分割(簡易吸収分割)。
  • 2017年1月M&A株式会社横浜神奈交バスを吸収合併。株式会社湘南神奈交バスが株式会社津久井神奈交バスを吸収合併、商号を神奈川中央交通西株式会社に変更。株式会社藤沢神奈交バスが株式会社相模神奈交バスを吸収合併、商号を神奈川中央交通東株式会社に変更。
  • 2018年7月M&A神奈中ハイヤー株式会社が神奈中サガミタクシー株式会社を吸収合併。
  • 2019年4月M&A神奈中ハイヤー株式会社が二宮神奈中ハイヤー株式会社および神奈中ハイヤー横浜株式会社を吸収合併。
  • 2019年7月M&A株式会社神奈中タクシーホールディングスが相模中央交通株式会社、神奈中ハイヤー株式会社および伊勢原交通株式会社を吸収合併、商号を神奈中タクシー株式会社に変更。

2020年代

  • 2021年4月M&A神奈中タクシー株式会社が株式会社湘南相中を吸収合併。
  • 2023年4月M&A横浜ビルシステム株式会社が株式会社オリエントサービスを吸収合併。
  • 2024年1月飲食・娯楽事業を株式会社神奈中システムプランに会社分割(簡易吸収分割)。
  • 2024年4月株式会社アドベルのビル管理事業を横浜ビルシステム株式会社に会社分割(吸収分割)。
  • 2024年7月M&A株式会社アドベルが株式会社神奈中商事を吸収合併、商号を株式会社神奈中商事に変更。
  • 2025年4月M&A神奈川中央交通東株式会社および神奈川中央交通西株式会社を吸収合併。
  • 2026年1月株式会社水島商事、有限会社林間商事および株式会社エムエス企画の株式を取得。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益2026年度まで60億円
  • 有利子負債/EBITDA倍率2026年度まで6倍台
  • ROE(自己資本利益率)2026年度まで6%水準

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    地域価値の創造

    時代のニーズに即したサービスの提供や事業を通じて社会・環境問題の解決に貢献し、地域に新しい価値を創造する。

  2. 02

    事業ポートフォリオの再構築

    不動産関連領域へ重点的に投資を行い、不動産事業を拡大することで事業ポートフォリオを再構築する。

  3. 03

    サステナビリティ経営の推進

    5つのマテリアリティの課題解決に取り組み、サステナビリティ経営を推進する。

  4. 04

    持続可能なモビリティサービスの実現

    自治体等との協働やデジタル技術の活用により次世代モビリティへの転換を加速し、輸送の効率化・最適化を通じて地域交通ネットワークの維持・向上を図る。

  5. 05

    不動産関連領域の強化と成長

    グループ会社の資産管理を一元化し高度利用と効率化を推進。建築費高騰などの市況変化に応じて計画を見直し、不動産事業の持続的成長を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で6,432人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は593万円で、9期前と比べて+12.1%平均年齢は52.3歳、平均勤続年数は17.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月7,729
2018年3月7,514
2019年3月52949.614.17,336
2020年3月53749.313.87,224
2021年3月49949.714.57,007
2022年3月49949.715.36,798
2023年3月50750.115.86,605
2024年3月55750.916.86,542
2025年3月57651.316.96,494114
2026年3月59352.317.36,432106

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率89.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社21(国内 21 / 海外 0、うち連結子会社 19) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
横浜営業所(神奈川県横浜市栄区)他17営業所417億円
旅客自動車事業
グッディプレイス(神奈川県横浜市港南区)他275億円
不動産事業
神中本藤沢物流センター(神奈川県藤沢市)他107億円
不動産事業、その他の事業
本社(神奈川県横浜市鶴見区)他9,384百万円
自動車販売事業
厚木営業所(神奈川県厚木市)他8,241百万円
旅客自動車事業、不動産事業
富士小山マテリアルリサイクルセンター(静岡県駿東郡小山町)他6,981百万円
その他の事業
本社(神奈川県平塚市)他4,806百万円
全体的 管理業務
本社 — 神奈川県横浜市都筑区4,585百万円
その他の事業
中伊豆グリーンクラブ(静岡県伊豆市)他3,081百万円
その他の事業
東京営業所(東京都町田市)他2,556百万円
旅客自動車事業
ほか13件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    神奈中タクシー株式会社
    神奈川県 厚木市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社神奈中商事
    神奈川県 平塚市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社神奈中 スポーツデザイン
    神奈川県 平塚市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    神中興業株式会社
    神奈川県 藤沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    神奈川三菱ふそう 自動車販売株式会社 1
    神奈川県 横浜市鶴見区 · 連結子会社
    議決権54.8%
  • 国内
    株式会社神奈中情報システム
    神奈川県 平塚市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    神奈中観光株式会社
    東京都 町田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    横浜ビルシステム株式会社
    神奈川県 横浜市中区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社グランド ホテル神奈中
    神奈川県 平塚市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社神奈中 システムプラン
    神奈川県 平塚市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社神奈中 アカウンティングサービス
    神奈川県 平塚市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社水島商事 2
    神奈川県 大和市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社9社を開く
  • 有限会社林間商事 2神奈川県 大和市100%
  • 株式会社エムエス企画 2神奈川県 大和市100%
  • 神奈中相模ヤナセ株式会社神奈川県 相模原市中央区100%
  • 横浜車輌工業株式会社神奈川県 横浜市都筑区100%
  • 株式会社海老名相中神奈川県 海老名市100%
  • 株式会社中央自動車神奈川県 小田原市100%
  • 東光株式会社 3東京都 千代田区100%
  • 大山観光電鉄株式会社神奈川県 伊勢原市49%
  • 小田急電鉄株式会社 4東京都 新宿区46%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,268億円営業利益68億円前期と比べると増収減益で、売上が+7.4%、利益が-8.1%。

売上高
+7.4%
1,268億円
営業利益
-8.1%
68億円
純利益
-29.4%
36億円
営業利益率
5.4%
前期比 -0.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,297億円1,268億円
営業利益62億円68億円
純利益37億円36億円
1株あたり配当¥90¥90

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は321億円、営業利益は29億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+16.7%、営業利益は+61.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q270−14
2024年1Q275186.515
2024年2Q294206.811
2024年3Q303247.913
2024年4Q299−6
2025年2Q593518.646
2025年4Q588233.95
2026年2Q634477.427
2026年4Q634213.39
2027年1Q321299.017

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,109億円から1,268億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は5.4%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,1095738
2014年3月1,1025735
2015年3月1,0866437
2016年3月1,1156431
株式会社横浜神奈交バスを吸収合併。株式会社湘南神奈交バスが株式会社津久井神奈交バスを吸収合併、商号を神奈川中央交通西株式会社に変更。株式会社藤沢神奈交バスが株式会社相模神奈交バスを吸収合併、商号を神奈川中央交通東株式会社に変更。
2017年3月1,1556740
神奈中ハイヤー株式会社が神奈中サガミタクシー株式会社を吸収合併。
2018年3月1,1386542
神奈中ハイヤー株式会社が二宮神奈中ハイヤー株式会社および神奈中ハイヤー横浜株式会社を吸収合併。
2019年3月1,1486841
2020年3月1,1275520
神奈中タクシー株式会社が株式会社湘南相中を吸収合併。
2021年3月909−54−85
2022年3月9782618
横浜ビルシステム株式会社が株式会社オリエントサービスを吸収合併。
2023年3月1,0394916
株式会社アドベルが株式会社神奈中商事を吸収合併、商号を株式会社神奈中商事に変更。
2024年3月1,1717733
神奈川中央交通東株式会社および神奈川中央交通西株式会社を吸収合併。
2025年3月1,18174776.351
2026年3月1,26868675.436

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,268億円のうち、営業利益として残るのは68億円5.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は36億円、売上の2.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.1%1,054億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.5%146億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.4%68億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
16.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.9pt
5.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.3pt
2.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.4pt
6.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが92億円、投資CFが−169億円で、差し引きのフリーCFは−77億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は35億円で、売上の0.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月108−44−696425
2014年3月83−50−343323
2015年3月101−44−565724
2016年3月68−722−421
2017年3月79−781123
2018年3月100−60−384025
2019年3月104−49−515528
2020年3月96−81−211522
2021年3月0−6366−6326
2022年3月118−42−677634
2023年3月49−658−1626
2024年3月97−58−333932
2025年3月84−12754−4343
2026年3月92−16970−7735

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,854億円。このうち返さなくてよい自己資本が697億円で、自己資本比率は34.2%(業種中央値40.1%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,3913771,01424.9
2014年3月1,37539498126.3
2015年3月1,41946095929.9
2016年3月1,44047896230.6
2017年3月1,48251097231.7
2018年3月1,49555893734.5
2019年3月1,53260193136.3
2020年3月1,56260695635.8
2021年3月1,5915521,03931.9
2022年3月1,46953293733.2
2023年3月1,50653397332.3
2024年3月1,59259799534.3
2025年3月1,6546341,02034.9
2026年3月1,8546971,15734.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
35億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
512億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
158億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,157億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
64
/ 100
安定性自己資本比率23 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

陸運業 56社との比較

同じ陸運業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率56社中15位あたり、逆に低いのはROE56社中42位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.0%/中央値 8.4%
P25 6.0%P75 10.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.4%/中央値 7.2%
P25 4.9%P75 10.9%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
34.2%/中央値 40.1%
P25 32.4%P75 54.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.4%/中央値 4.5%
P25 2.6%P75 7.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,995で、1年前と比べて+9.8%過去52週の値幅のなかでは89%の位置にある。

¥3,995-0.4%1ヶ月+6.4%1年+9.8%時価総額503億円
過去52週の値幅
安値¥3,210高値¥4,095

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.5倍
PER (会社予想)13.1倍
PBR0.74倍
配当利回り2.25%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は3890円で、25日線(3828.4円)を上回り、上昇基調が続く。7月27日には4070円まで上昇した後、調整したが、8月に入り再び上昇に転じ、直近では3890円まで回復した。52週高値4095円に迫る水準で、上値抵抗が意識される。75日線(3550.67円)や200日線(3575.02円)からは大きく乖離しており、中期の上昇トレンドは継続中。RSIは41.23とやや弱含むが、上昇トレンド中の調整と見られる。出来高は増加傾向で、買い意欲は強い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは13.19倍で業界平均の15.65倍を下回り、PBRは0.7169倍と平均の1.07倍を下回る。配当利回りは2.31%と平均の2.33%とほぼ同等で、ROEは6%と平均より低いが、業績は安定している。直近の純利益は2025/3期に51億円と改善したが、2026/3期には36億円に減少する見込み。それでもPER・PBRの水準は割安であり、配当利回りも安定している。割安だが、ROEが低く成長性には欠ける。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.5倍15.7倍
PER (予想)13.1倍
PBR0.74倍1.07倍
ROE6.0%8.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

少子化やテレワーク定着で乗合バスの利用者が減少傾向にある中、運賃改定と需要回復で増収を維持できるかが焦点。強気派は、通勤・通学の根強い需要と、インバウンドや高齢者の外出増を背景に収益拡大を期待する。弱気派は、運転手不足や燃料費高騰、補助金依存体質を指摘し、収益の伸び悩みを懸念する。両者の対立軸は、事業環境の変化に対して、コスト削減と運賃改定で利益率を改善できるかにある。

プラスに働く材料7
  • 通勤・通学の需要は底堅い

    神奈川県は都心への通勤圏で、朝夕の乗車率は安定して高い

  • 運賃改定が寄与

    2025/3期の営業利益率は6.27%に改善し、収益力が向上

  • グループシナジーを活用

    小田急グループとの連携で、路線の再編や共同運行の効率化が可能

  • 売上高1268億円と前期比7.4%増収通年影響

    売上高1268億円、前期1181億円から+7.4%

  • PBR0.71倍・予想PER12.7倍と割安継続影響

    PBR0.7132倍、予想PER12.7倍とバリュエーション割安

  • 配当利回り2.33%と株主還元通年影響

    1株3870円に対し配当利回り2.33%

  • 株価が1年間で6.8%上昇継続影響

    1年リターン+6.76%と相対的に堅調

マイナスに働く材料7
  • 乗客減少のトレンド

    少子化とテレワーク拡大で、通勤定期外の需要が構造的に減少

  • 運転手不足と費用増

    人件費や燃料費の高騰が利益を圧迫し、サービス水準の維持が困難に

  • 補助金依存のリスク

    不採算路線の維持は行政補助に依存し、制度変更で収益が悪化しうる

  • 営業利益68億円と前期比8%減益通年影響

    営業利益68億円、前期74億円から約8%減益

  • 純利益36億円と前期比29%減益通年影響

    純利益36億円、前期51億円から約29%減益

  • ROE6%と資本効率の低さ継続影響

    ROE6%、PBR0.71倍と市場評価も低い

  • 外国人保有率4.02%と低水準継続影響

    外国人保有率4.02%と海外投資家の関心薄い

次の決算で確かめる点
乗合バス乗車人員
需要の実勢を測る基盤指標で、減便やダイヤ見直しの前提になる
営業利益率
運賃改定やコスト削減の効果が反映される収益性のバロメーター
運転手充足率
人員不足が運行縮小やコスト増に直結するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり90で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.25%。

年間配当
¥90
1株あたり
配当利回り
2.25%
いまの株価に対して
配当性向
38.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3515.3
2018年3月350.014.6
2019年3月4014.316.6
2020年3月400.025.6
2021年3月20−50.0
2022年3月40100.055.8
2023年3月400.033.2
2024年3月6050.028.0
2025年3月9050.034.2
2026年3月900.038.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥90

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,623人。区分でいちばん多いのは事業法人49.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が62.3%を占め、残る37.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人49.049.149.149.649.549.7
個人・その他29.430.430.832.431.332.4
金融機関18.217.417.214.513.812.6
外国法人2.52.42.42.64.24.0
自己株式2.62.62.62.62.62.6
証券会社0.90.70.50.91.21.3
外国人個人0.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01小田急電鉄株式会社44.22
02株式会社横浜銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)4.86
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)3.14
04横浜ゴム株式会社1.90
05MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.74
06朝日生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.95
07神奈中グループ従業員持株会0.88
08モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社0.88
09株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.86
10明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.80

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+381%、1株純資産は14期で+823%。直近期のROEは6.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月6155912.28.811.5
2014年3月2832,9229.99.215.1
2015年3月3013,4389.59.712.6
2016年3月2543,5707.313.214.9
2017年3月3223,8158.711.015.3
2018年3月3444,1798.611.214.6
2019年3月3334,5337.611.416.6
2020年3月1674,5573.623.925.6
2021年3月−6944,141−16.0
2022年3月1503,9723.723.255.8
2023年3月1293,9663.325.333.2
2024年3月2664,4506.312.028.0
2025年3月4144,7049.18.934.2
2026年3月2955,1616.011.838.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額183百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
今井雅之代表取締役社長 社長執行役員584,800
大木芳幸取締役 専務執行役員656,900
星野晃司取締役71
結城正博取締役571,400
森重俊也取締役71300
木野綾子取締役54
住吉利夫取締役 監査等委員633,600
網本重之取締役 監査等委員69
片桐春美取締役 監査等委員57
岡本満喜子55

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3315829231
社外取締役6686811
取締役(社内)1232323

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容846字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社19社および関連会社2社で構成され、その営んでいる主要な事業内容をセグメントに関連付けて示すと、次のとおりであります。 また、小田急電鉄㈱はその他の関係会社であり、鉄道事業等を営んでおります。 (1) 旅客自動車事業 事業の内容   会社名 乗合バス事業   当社 貸切バス事業   神奈中観光㈱ タクシー事業   神奈中タクシー㈱、㈱海老名相中 (2) 不動産事業 事業の内容   会社名 賃貸事業   当社、神奈中タクシー㈱、神中興業㈱、㈱水島商事 分譲事業   当社、㈱水島商事、㈲林間商事、㈱エムエス企画 (3) 自動車販売事業 事業の内容   会社名 商用車販売事業   神奈川三菱ふそう自動車販売㈱、㈱中央自動車 輸入車販売事業   神奈中相模ヤナセ㈱ (4) その他の事業 事業の内容   会社名 流通事業   ㈱神奈中商事 レジャー・スポーツ事業   ㈱神奈中スポーツデザイン 飲食事業   ㈱神奈中システムプラン ホテル事業   当社、㈱グランドホテル神奈中 自動車整備事業   神中興業㈱ その他   ㈱神奈中情報システム、横浜ビルシステム㈱、㈱神奈中アカウンティングサービス、横浜車輌工業㈱、東光㈱、大山観光電鉄㈱、㈱朋栄(※) (注) 1 上記は、当社、神奈中タクシー㈱、神中興業㈱および㈱水島商事が重複しております。 2 (※) ㈱朋栄は持分法を適用していない関連会社であります。 3 2025年4月1日付で当社は、神奈川中央交通東㈱および神奈川中央交通西㈱を吸収合併いたしました。 4 2025年4月1日付で横浜ビルシステム㈱は、東光㈱の全株式を取得し、同社は当社の連結子会社となりました。 5 2026年1月7日付で当社は、㈱水島商事、㈲林間商事および㈱エムエス企画の全株式を取得し、各社は当社の連結子会社となりました。 概要図は次のとおりであります。 (※) 持分法を適用していない関連会社
経営方針・対処すべき課題2,259字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 会社の経営の基本方針 当社を中心とする神奈川中央交通グループは、以下のとおり経営理念を掲げ、事業活動を通じて社会に貢献するとともに、関わり合うすべてのステークホルダーの発展と企業価値の向上を目指すことを経営の基本方針としております。 神奈中グループ経営理念 お客さまの「かけがえのない時間(とき)」と「ゆたかなくらし」の実現に貢献します。 経営方針 ・お客さまの視点に立ち、期待に応える価値を提供します。 ・地域の明日を考え、みなさまとともに歩みます。 ・従業員が働くよろこびを実感できる、活気ある企業を目指します。 (2) 会社の経営環境および対処すべき課題 当社グループを取り巻く事業環境は、本格的な少子高齢社会を迎え、人口減少による国内マーケットの縮小が進んでおります。また、コロナ禍による新しい生活様式の定着は、当社グループのお客さまの行動や価値観を大きく変化させました。さらに、デジタル技術の急速な進展により、新たなサービスが展開されるとともに、カーボンニュートラルやSDGs(持続可能な開発目標)など、企業によるサステナビリティへの取り組みが加速しております。加えて、あらゆる業種・業態で人手不足が顕在化する昨今、人財戦略の重要性が一層高まっております。 このような状況のもと、当社グループは、私たちの「ありたい姿」(「多様化するお客さまニーズに応え続けるために、時代の変化に柔軟に対応し、新たなサービスの創造に挑戦し続ける」)の実現に向けて、2030年度を最終年度とする長期ビジョン「Vision 2030 NEXT 神奈中~地域価値創造型企業にむけて~」を2023年4月に策定いたしました。 長期ビジョンでは、以下の3つの方針を掲げております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 長期ビジョン実現に向けた方針 1.地域価値の創造当社グループは、時代のニーズに即したサービスの提供や事業を通じて社会・環境問題の解決に貢献し、地域に新しい価値を創造してまいります。 2.事業ポートフォリオの再構築不動産関連領域へ重点的に投資を行うなど、不動産事業を拡大し、事業ポートフォリオを再構築してまいります。 3.サステナビリティ経営の推進サステナビリティへの取り組みを推進していくため、「サステナビリティ基本方針」を基に特定した5つのマテリアリティの課題解決に取り組んでまいります。 2024年4月に策定いたしました「神奈中グループ中期経営計画(2024年度~2026年度)」では、長期ビジョンの実現に向けた「飛躍期」の第1ステージと位置づけ、以下の3つの重点課題と3つの重点戦略に取り組んでおります。 重点課題 1. 持続可能なモビリティサービスの実現自治体等との協働やデジタル技術の活用を通じて、次世代モビリティへの転換を加速するとともに、グループ全体で輸送の効率化・最適化を図り、地域交通ネットワークの維持・向上を通じて「持続可能なモビリティサービス」の実現を目指してまいります。 2. 不動産関連領域の強化グループ会社が保有する資産の管理を一元化し、高度利用の推進と効率化を図ってまいります。あわせて、建築費高騰など市況変化に応じて計画を適宜見直し、不動産事業の持続的な成長を目指してまいります。 3.「ゆたかなくらし」への貢献外部パートナーとの協働や多様な施策を通じて、健康増進や外出機会の創出を図るとともに、地域社会への価値提供を通じて「ゆたかなくらし」の実現に貢献してまいります。 重点戦略 1.環境戦略神奈中グループカーボンニュートラルロードマップの中間目標(2030年度に2013年度比35%削減)達成に向けて、EV車両の導入や再生可能エネルギーの活用を推進するとともに、エネルギー使用の最適化と効率化を図り、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。 2.人財戦略全ての社員が能力を発揮できる環境を整備し、パフォーマンス向上を通じて企業価値の向上を図ります。運転職については、待遇改善と制度拡充により多様な働き方を実現し、人材確保を進めてまいります。 3.デジタル戦略グループを横断したデジタル推進体制を整備し、生成AIや最新テクノロジーの活用により、次世代モビリティをはじめとするビジネスモデルの変革を推進してまいります。あわせて、近年深刻化するサイバーリスクに対して、システム・体制両面からの対応を強化してまいります。 (3) 目標とする経営指標 財務健全性を確保しつつ、着実な利益成長と資本コストを意識した経営に取り組むため、以下の経営指標を目標値として定め、長期ビジョンの実現を目指してまいります。 経営指標   2026年度(計画)   (参考)2030年度(目標) 利益の成長   営業利益   60億円    76億円+α (過去最高益) 財務健全性の確保    有利子負債/ EBITDA倍率   6倍台   5倍台 資本コストを 意識した経営    ROE (自己資本利益率)   6%水準   7%水準 なお、当社グループでは、経営理念の実現と持続的な企業価値の向上を図るため、将来への事業投資や財務の健全性の維持に努めるとともに、業績の動向を踏まえた安定的な配当を実施し株主還元の充実を図ることを資本政策の基本的な方針としております。
事業等のリスク2,551字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループは、公共性の高い旅客自動車事業をはじめとして、不動産事業、自動車販売事業、その他の事業を展開しておりますが、特にグループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があると考えられるリスクについては、以下のようなものがあります。 当社グループといたしましては、これらのリスクを認識したうえで、その発生の抑制、回避および発生した場合の対応に努めてまいります。 なお、各事項中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。また、以下のリスクは、当社グループにおける事業等のすべてのリスクを網羅したものではありませんのでご留意願います。 リスク項目   リスクの説明   リスク対策 (1)人材の不足   当社グループは、主要な事業である旅客自動車事業をはじめ労働集約型の事業が多いことから、人材の不足は乗合バス事業における路線の維持が困難となることやタクシー事業において稼働率の減少につながることなどが予想され、当社グループの業績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。昨今の人材不足は業績に負の影響を与えております。   当社グループでは、従業員が働きやすい会社・働きたい会社を目指し、多様な働き方に対応した環境の整備を進めております。グループ従業員の多くを占める旅客自動車事業の運転士については、多様な広告媒体の活用により採用活動を強化しているほか、乗務に必要な運転免許取得を支援することにより、新卒者をはじめとする免許未取得者に対しても採用の門戸を広げております。さらに、自社教習コースを活用した基礎訓練の反復など充実したプログラムにより運転技術を習得させるほか、定期的なフォローアップにより従業員の定着を促進してまいります。 (2)輸送中の事故   当社グループは、旅客自動車事業を中核として事業展開していることから、業務中に交通事故を多発させることや重大事故を発生させることは社会的信頼を低下させるだけでなく、これらの事故の結果、行政処分を受けることによって当社グループの業績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。   お客様の安全・安心な運行への信頼を得るため、運輸安全マネジメント制度のより一層の推進を図り、輸送の安全に関する計画等のPDCAサイクルを確実に実施し、輸送の安全性向上に努めております。また、各営業所においてドライブレコーダー映像などを活用し、事故防止・安全運行に関する教育を実施しているほか、事故防止対策委員会など各種委員会を組織し、定期的に議論する場を設け原因究明と事故防止対策を検討しております。さらに、運行管理業務においてデジタル技術を導入することにより、対面点呼の実効性を向上させるとともに、乗務員の健康に起因する事故を防止するため、乗務員の健康管理の充実を図っております。また、バス車両についてはドライバー異常時対応システム(EDSS)搭載車の導入を進めるなど安全性の向上に努めてまいります。 (3)感染症の拡大  および長期化   当社グループは、各種感染症の拡大および長期化により、旅客自動車事業をはじめとする多くの事業でお客様の行動変容に伴い需要が減少するほか、従業員が罹患することによって事業継続が困難となり、業績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、各種感染症の拡大や長期化が想定される際には、お客様および従業員の安全を最優先に考え、グループ間でより緊密な連携を取りながら関係機関の指針に則った感染予防および感染拡大防止対策を実施し、事業の継続を図る体制を整えております。また、コロナ禍に伴い生じたお客様の行動変容に対応した営業施策を展開し、収益の確保に努めております。 リスク項目   リスクの説明   リスク対策 (4)機密情報の  漏えい   当社グループは、各事業において情報システムを活用していることから、サイバー攻撃、コンピューターウイルスへの感染、人為的ミス等により個人情報を含む機密情報が漏えいすることにより、当社グループの信用が失墜し、業績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、個人情報保護ならびに情報セキュリティに関する規程に基づく情報管理体制を整備しており、個人情報などの機密情報については利用者を制限するなど厳正な情報管理を行っております。また、情報システム機器に関しては、セキュリティ面の定期的な更新を行うとともに、複数のセキュリティソフトなどによる対策を実施しているほか、従業員へ定期的な情報提供や注意喚起を行うことでセキュリティ意識の向上を図り、情報漏洩の防止に取り組んでおります。 (5)自然災害   当社グループは、地震、津波、その他大規模自然災害が生じた場合、施設の損壊被害に加え、道路や電力、水道などの社会インフラ機能の低下、燃料の供給不足等により事業運営に支障をきたし、業績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。   有事発生時に想定されるリスクの逓減を目的として、国や自治体からの情報収集を随時行い、事業領域ごとに事業の継続および早期復旧するための事業継続計画を策定しております。また、事業継続計画の実効性を高めるため、全グループ会社を対象とした災害時対応訓練を定期的に実施し、安否確認や被害報告など、不測の事態に備えた対応力の強化に努めております。 (6)気候変動   気候変動対策としてカーボンニュートラルに向けた取り組みが一層求められる中で、会社としての取り組みが不十分であると評価された場合、ステークホルダーからの信頼が失墜し、企業価値が低下することで資金調達が困難となり、結果として業績と財政状況に負の影響を及ぼす可能性があります。   当社では、国が定める2050年度のカーボンニュートラル実現に向けて、グループ全体のCO2排出量削減の具体的な目標数値の設定およびロードマップを策定しております。当ロードマップに従い、環境配慮車両の導入や太陽光発電設備の導入を進めるとともに、省エネのための各種取り組みを継続するなど、グループ全体でCO2排出量削減に取り組んでおります。
経営成績の分析 (MD&A)6,066字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当期におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善により緩やかな回復基調にある一方、米国の通商政策の影響や不安定な国際情勢による資源価格の変動など先行きは依然として不透明な状況が続いております。 このような状況のもと、当社グループ各社は、各部門において積極的な営業施策を図るとともに、経営の効率化に努めてまいりました。その結果、当期における売上高は126,773百万円(前期比7.3%増)となりましたが、設備投資拡大による減価償却費の増加などにより、営業利益は6,776百万円(前期比8.3%減)、経常利益は6,664百万円(前期比14.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,619百万円(前期比28.8%減)となりました。 セグメントの業績の概況は、次のとおりであります。 (旅客自動車事業) 乗合バス事業においては、旅客需要が堅調に推移したことにより増収となりました。また、7月に道の駅「湘南ちがさき」の開業に伴い、茅ヶ崎駅南口と同施設を結ぶ新系統の運行を開始し新たな需要に対応いたしました。さらに、湘南エリアにおいてAIオンデマンドバスや自動運転バスの実証実験を引き続き実施するなど、持続可能なモビリティサービスの実現に向けた取り組みを推進しました。 タクシー事業においては、神奈中タクシー㈱にて一車当たりの収入が増加したことにより増収となりました。 貸切バス事業においては、神奈中観光㈱にて契約単価の向上を図ったことにより増収となりました。 以上の結果、旅客自動車事業全体の売上高は57,908百万円(前期比1.2%増)となりましたが、減価償却費の増加や従業員の待遇改善による人件費の増加により、営業利益は2,232百万円(前期比20.2%減)となりました。 (不動産事業) 賃貸事業においては、高稼働率の維持に努めたものの、一部テナントの解約などにより減収となりました。 分譲事業においては、湘南エリアを中心に戸建分譲を推進し、販売戸数が増加したことにより増収となりました。 以上の結果、不動産事業全体の売上高は6,842百万円(前期比1.8%増)となりましたが、賃貸施設の修繕費が増加したことなどにより、営業利益は1,588百万円(前期比27.1%減)となりました。 (自動車販売事業) 商用車販売事業においては、神奈川三菱ふそう自動車販売㈱にてトラックの新車販売台数が増加したことや、車両整備収入が増加したことなどにより増収となりました。 輸入車販売事業においては、神奈中相模ヤナセ㈱にて中古車販売台数の増加により増収となりました。 以上の結果、自動車販売事業全体の売上高は44,907百万円(前期比16.4%増)、営業利益は1,687百万円(前期比20.0%増)となりました。 (その他の事業) 商用車架装事業においては、横浜車輌工業㈱にてカプラ架装の受注が増加したことなどにより増収となりました。 飲食事業においては、㈱神奈中システムプランにて「ミスタードーナツ」や「ドトールコーヒーショップ」の新規出店などにより増収となりました。 流通事業においては、㈱神奈中商事にて前期に販売したバス運賃箱の反動減などにより減収となりました。 情報サービス事業においては、㈱神奈中情報システムにて前期に販売したドライブレコーダーなどのバス車載器の反動減などにより減収となりました。 ホテル事業においては、前期に平塚別館を閉館したことなどにより減収となりました。 以上の結果、その他の事業全体の売上高は30,121百万円(前期比2.2%減)となりましたが、商用車架装事業の増収に加え、不採算店舗の閉店を進め費用の削減を図ったことなどにより、営業利益は1,602百万円(前期比16.6%増)となりました。 ②財政状態 (資産の部) 流動資産は、分譲土地建物の取得による商品及び製品の増加などにより、前連結会計年度末に比べて2,339百万円増加し、34,213百万円となりました。 また、固定資産は、新規連結および商用車架装事業における事務所・工場移転用地取得に伴い土地が増加したことや、投資有価証券の時価評価額が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて17,609百万円増加し、151,179百万円となりました。 この結果、当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べて19,948百万円増加し、185,392百万円となりました。 (負債・純資産の部) 負債は、借入金が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて13,689百万円増加し、115,731百万円となりました。なお、借入金、社債及びリース債務残高は、前連結会計年度末に比べて10,391百万円増加し、72,267百万円となりました。 また、純資産は、その他有価証券評価差額金や利益剰余金が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて6,258百万円増加し、69,661百万円となりました。 なお、自己資本比率は、前連結会計年度末と比べて0.7ポイント低下し、34.2%となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べて757百万円減少し、3,514百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益5,801百万円に、減価償却費などを加減した結果、9,169百万円の資金収入となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出14,222百万円などにより、16,912百万円の資金支出となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入などにより、6,985百万円の資金収入となりました。 ④生産、受注及び販売の実績 当社グループは、その主要な事業である旅客自動車事業をはじめ、受注生産の形態をとらないものが多く、セグメントごとに生産規模および受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。 なお、販売の状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要」におけるセグメントの経営成績に関連付けて示しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針および見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 この連結財務諸表の作成にあたって、過去の実績や状況を勘案し合理的と考えられるさまざまな要因に基づき、決算日における資産・負債の報告数値および報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り、判断および仮定設定を行っておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性により、これらの見積りと異なる場合があります。 当社の重要な会計方針のうち、連結財務諸表の作成において当社の重要な見積り、判断および仮定設定に大きな影響を及ぼすものは以下のとおりです。 (投資の減損) 当社グループでは、時価のある有価証券について個々の銘柄ごとに有価証券の期末時価が取得価額に比べ50%以上下落し、かつ、その下落が一時的でない場合は回復可能性がないと判断して減損処理を行っております。また、期末時価が取得価額に比べ30%以上50%未満下落した場合につきましては、対象銘柄の過去3年間の毎月末の時価の平均値が、30%以上の下落率の場合は回復可能性がないと判断して減損処理を行っております。 (固定資産の減損) 当社グループは、旅客自動車事業および不動産事業を中心に多くの固定資産を保有しております。これらの固定資産の回収可能価額については、将来キャッシュ・フロー、割引率、正味売却価額など多くの前提条件に基づき算出しているため、当初見込んだ収益が得られなかった場合、または算出の前提条件が変更された場合には、損失が発生する可能性があります。 (繰延税金資産) 当社グループは、繰延税金資産について実現可能性が高いと考えられる金額へ減額するために評価性引当額を計上しております。評価性引当額は将来年度の課税所得の見込額等を考慮して計上しますが、将来の業績変動により課税所得の見込額が減少又は増加した場合には、評価性引当額の追加計上又は取崩が必要となる場合があります。 (退職給付費用) 従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における退職給付債務および年金資産の見込額に基づき計上しております。当社グループの採用した見込額は妥当なものと考えておりますが、実績との差異または見込額自体の変更により、退職給付の費用および債務に影響を与える可能性があります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容 (売上高および営業損益) 売上高は、自動車販売事業において、販売台数や車両整備収入が増加したことに加え、旅客自動車事業において、旅客需要が堅調に推移したことなどにより、前連結会計年度に比べ8,624百万円増加し、126,773百万円(前期比7.3%増)となりました。 営業利益は、売上高が増加した一方で、設備投資拡大による減価償却費の増加や、従業員の待遇改善などにより、前連結会計年度に比べ612百万円減少し、6,776百万円(前期比8.3%減)となりました。 なお、セグメントごとの売上高および営業利益については、前掲の「(1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (営業外損益および経常損益) 営業外収益は、旅客自動車事業において助成金収入が減少したことなどにより、前連結会計年度に比べ80百万円減少し、912百万円となりました。 営業外費用は、支払利息が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ387百万円増加し、1,023百万円となりました。 この結果、経常利益は6,664百万円(前期比14.0%減)となりました。 (特別損益および親会社株主に帰属する当期純損益) 特別利益は、固定資産や投資有価証券などの保有資産の売却益が減少したことなどにより、前連結会計年度に比べ339百万円減少し、753百万円となりました。 特別損失は、環境対策引当金繰入額を前期に計上した反動減などにより、前連結会計年度に比べ727百万円減少し、1,616百万円となりました。 また、前期において税効果会計における企業分類の見直しを行い、回収可能性のある部分について繰延税金資産を再計上した反動により、親会社株主に帰属する当期純利益は3,619百万円(前期比28.8%減)となりました。 ③資本の財源及び資金の流動性についての分析 (資金調達) 当社グループの資金調達は、社債および市中金融機関からの借入金のほか、㈱日本政策投資銀行からの借入金など、市場環境や金利動向を総合的に勘案しながら決定しております。 なお、当社グループでは資金効率向上のため、キャッシュ・マネジメント・システム(CMS)を導入しております。 (資金の流動性) 当社グループは旅客自動車事業を中心に日々の収入金があることから、必要な流動性資金は十分に確保しており、これらの資金をCMSにより集中管理することでグループ内において有効に活用しております。 なお、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、前掲の「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (3)目標とする指標の進捗状況 当社グループでは、現中期経営計画(2024年度~2026年度)の3ヵ年を長期ビジョンの実現に向けた「飛躍期」の第1ステージと位置づけ、重点課題と重点戦略に取り組むとともに、一定の財務規律と資本収益性を重視しながら成長分野へ重点的に投資を行うこととしております。 当連結会計年度では、自動車販売事業において商用車販売事業における車両整備収入の増加や、その他の事業において商用車架装事業におけるカプラ架装の受注増加などにより、営業利益をはじめEBITDAおよびROEはいずれも計画を上回りました。また、不動産関連会社の取得や商用車架装事業における工場の移転・拡大に向けた設備投資など、成長投資を実施いたしました。 現中期経営計画(2024年度~2026年度)の数値計画と実績については以下の通りであります。 (単位:百万円)   2024年度   2025年度   2026年度 当初計画   実績   当初計画   実績   当初計画   業績予想 売上高   113,300   118,149   115,000   126,773   122,000   129,700 営業利益   4,520   7,388   4,800    6,776   6,000   6,200 経常利益   4,420   7,745   4,500    6,664   5,600   5,630 親会社株主に帰属する当期純利益   3,600   5,083   2,500   3,619   3,600   3,730 売上高営業利益率(%)   4.0   6.3   4.2   5.3   4.9   4.8 EBITDA   10,370   12,974   11,600    13,233   13,600   13,570 有利子負債   77,140   61,876   84,000    72,267   92,600   83,950 有利子負債/EBITDA倍率(倍)   7.4   4.8   7.2   5.5   6.8   6.2 ROE(%)   6.5   9.1   4.4   6.0   6.0   6.0 設備投資額   20,350   13,509   10,500    15,025   18,600   14,310

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開示資料

出典

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  • 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算説明資料2026-07-27

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