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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ワールドホールディングス

WORLD HOLDINGS CO.,LTD.2429 · Prime · サービス業

人材教育・不動産・情報通信・農業公園の多角ポートフォリオ。製造業向け人材サービスが主力。

概要

ワールドホールディングスは、人材派遣・業務請負を中核とする純粋持株会社である。製造業向けプロダクツHR事業とサービス業向けサービスHR事業が連結売上の約75%を占め、2025年12月期の売上高は2844億円、営業利益108億円(営業利益率3.8%)を計上した。従業員数は約6万880人。東証プライム市場に上場し、福岡県北九州市に登記上の本店を置く。

プロダクツHRとサービスHRが売上の4分の3を稼ぐ

ワールドホールディングスの2025年12月期連結売上高2844億円のうち、人材教育事業が約2117億円(74.5%)を占める。内訳はプロダクツHR事業が1212億円、サービスHR事業が905億円である。プロダクツHRは半導体、電気電子部品、自動車、機械、医薬・化学などの製造業向けに研究開発・設計・製造・リペアまでを一貫提供し、セグメント利益は44億円と全体の約4割を稼ぐ。サービスHRは大手Eコマース事業者の物流倉庫一括請負や百貨店・ホテルでの接客販売を手掛け、利益は22億円。両事業でグループの収益基盤を形成する。

製造業の川上から川下までカバーするプロダクツHR

プロダクツHR事業は、顧客である世界的な大手製造メーカーの生産工程全般を支援する。研究開発・設計開発といった川上から、製造・リペアといった川下までを業務請負・人材派遣・人材コンサルティングでカバーするのが特徴だ。2005年に自社作成した「製造請負基準書」が監督省庁より認証され、適正な製造請負の基準として認定されている。2025年12月期の売上高は1212億円で、前期比9.9%増。半導体やデータセンター向け投資の活発化が需要を下支えした。主な子会社にワールドインテック、ワールドリテック、ニチギワールドなどがある。

物流・観光に強みを持つサービスHR

サービスHR事業は、物流(ロジスティクス)、ツーリズム、接客販売の3分野で業務請負・人材派遣を展開する。最大の顧客はアマゾンジャパンで、2025年12月期の販売実績の12.0%を占める。物流分野では2024年9月にグループ初の自社運営倉庫「小郡EF倉庫」を稼働させ、一括請負体制を強化した。ツーリズム分野ではJTBとの共同出資会社「JWソリューション」を通じてホテル業界に特化した人材サービスを提供する。2025年12月期の売上高は905億円(前期比14.8%増)、セグメント利益は22億円(同35.3%増)と大きく伸びた。

不動産・情報通信・農業公園でリスク分散

人材教育事業以外に、不動産、情報通信、農業公園の3事業をポートフォリオに持つ。不動産事業は中規模ファミリーマンションのデベロップメント(首都圏・東北・近畿・九州)、リノベーション、ユニットハウスの製造販売・レンタルが柱。2025年12月期売上高は571億円(前期比47.0%増)と成長したが、建築費高騰と金利上昇リスクには慎重な姿勢をとる。情報通信事業は北部九州でSoftBank・auショップを運営し、売上高98億円、セグメント利益1.6億円。農業公園事業は直営5施設の管理運営と全国の都市公園指定管理を行い、売上高56億円だがセグメント損失0.4億円と赤字となっている。

業界の中での役割は人材サービス(派遣・請負)の大口供給者、不動産デベロッパー、携電話販売代理店、公園運営事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,844億円
営業利益
108億円
営業利益率
3.8%
純利益
66億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2024/12
事業売上構成比利益利益率
プロダクツHR事業1,103億円45.5%33億円3.0%
サービスHR事業789億円32.6%17億円2.2%
不動産 事業389億円16.1%30億円7.7%
情報通信 事業87億円3.6%1億円1.1%
農業公園事業55億円2.3%2億円3.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01製造業(半導体、電気電子部品、自動車、機械、医薬、化学等)主力

大手製造メーカー向けに、研究開発・設計開発・製造・リペア等のものづくり工程全般で業務請負・人材派遣・人材コンサルティングを提供。世界的な大手を顧客とし、生産工程の川上から川下までカバー。

主な製品・サービス3
業務請負
製造現場の一部工程を一括して請け負い、人員管理・生産管理を代行するサービス。
人材派遣
技術者や技能者を必要な期間・人数だけ派遣するサービス。
人材コンサルティング
採用・教育・組織設計等の人的資源に関するコンサルティング。

02サービス業(ロジスティクス、ツーリズム、接客販売)主力

大手Eコマース事業者の物流倉庫一括請負、百貨店・量販店・ホテル・観光施設での接客販売等、サービス領域で業務請負・人材派遣・人材コンサルティングを提供。物流・観光分野に強み。

主な製品・サービス2
業務請負
物流倉庫の運営や店舗運営を一括請負するサービス。
人材派遣
物流・接客・観光分野の人材派遣。

03不動産市場(個人・法人向け)準主力

デベロップメント(中規模ファミリーマンション)、リノベーション、仲介、賃貸管理、ユニットハウスの製造・販売・レンタルを全国展開。首都圏、東北、近畿、九州で地域密着型事業。

主な製品・サービス3
マンションデベロップメント
中規模ファミリータイプマンションの企画・開発・販売。
リノベーション
既存物件の改修工事及び販売仲介。
ユニットハウス
仮設住宅や現場事務所等に使用する組立式ハウスの製造・販売・レンタル。

04携帯電話販売代理店(北部九州)準主力

福岡を中心にSoftBankショップやauショップを運営。法人向けコスト削減ソリューションも提供。

主な製品・サービス2
携帯電話販売代理店
SoftBank、auのショップ運営による端末販売・契約手続き代行。
法人向けコスト削減ソリューション
通信費削減を含む法人向けコンサルティング・サービス。

05公共施設管理運営(都市公園等)副次

直営5施設を含む公園施設等の管理運営。自然・文化を尊重した運営と、ノウハウを活かした全国の都市公園等の指定管理・運営。

製品と技術

製造現場の工程を一括で請け負う業務請負

プロダクツHR事業の核となるサービスが業務請負である。製造メーカーの生産ラインの一部または全部を一括して請け負い、人員管理・生産管理・品質管理を代行する。2005年に自社で策定した「製造請負基準書」は監督省庁より認証され、適正な請負の基準として業界でも評価されている。対象は半導体・電気電子部品・自動車・機械・医薬・化学など幅広く、研究開発から設計、製造、リペアに至る全工程をカバーする。子会社ワールドインテックが主に担当し、大手製造メーカーとの長期取引を強みとする。

技術者・技能者を派遣する人材派遣

人材派遣は、技術者や技能者を必要な期間・人数だけ顧客先に派遣するサービスである。1997年に開始したFE(フィールドエンジニア)事業が原点で、その後建設技術者派遣(ワールドコンストラクション)や研究開発分野の派遣へと拡大した。派遣先は半導体工場や自動車組立ライン、研究機関など多岐にわたる。ワールドスタッフィングは販売員や軽作業派遣を、ワールドインテックは製造・技術系派遣をそれぞれ専門に手掛ける。2025年には半導体人材育成拠点「熊本テクニカルセンター」を開設し、派遣人材のスキル向上にも注力している。

Eコマース物流倉庫の一括請負

サービスHR事業の主要サービスは、大手Eコマース事業者向け物流倉庫の一括請負である。アマゾンジャパンが最大の顧客で、2025年12月期には同社向け売上が340億円と全体の12%を占める。物流倉庫内の入庫・保管・ピッキング・出荷までの全工程を請け負い、人員管理と運営を代行する。2024年9月にはグループ初となる自社運営倉庫「小郡EF倉庫」(福岡県小郡市)を稼働させ、一貫した品質管理と効率化を実現。物流分野での受託力を強化している。子会社ワールドスタッフィングが中心となり、ヤマト・スタッフ・サプライのグループ化により宅配分野にも展開を広げている。

中規模マンション開発とユニットハウス製造販売

不動産事業の主力製品は中規模ファミリータイプマンションのデベロップメントである。首都圏(ワールドレジデンシャル)、東北(ワールドアイシティ)、近畿(ワールドレジデンシャル関西)、九州(ミクニ)の各地域に特化した子会社が用地取得から企画・販売までを手掛ける。また、既存物件のリノベーション工事と販売仲介も全国で展開。ユニットハウスは、子会社オオマチワールドが製造・販売・レンタルを行い、仮設住宅や現場事務所などに使用される組立式ハウスが主力製品である。これらの不動産事業は2025年12月期に売上高571億円を計上した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材派遣大手、低収益率で課題

サービス業(人材派遣・アウトソーシング)を主業とする企業。売上高2,137億円(2023/12)から2,844億円(2025/12予想)へ堅調に拡大。営業利益率は3.6%→3.8%と低水準で推移。同業のジンジブ等と競合。派遣・請負事業が主力だが、人材不足を背景に需要は堅調。一方、競争激化や人件費上昇が収益率を圧迫。大手に比べ規模は中程度で、差別化が課題。

強み

  • 人手不足を背景に人材サービス需要は堅調で、売上成長を持続。
  • 派遣・紹介・請負など多様なサービスを展開、顧客基盤を拡大。
  • 全国展開の営業網で、企業とのリレーションを構築。
  • 関連会社との連携で総合人材サービスを提供可能。

課題

  • 営業利益率3.8%と低く、コスト管理や付加価値向上が急務。
  • 同業他社との価格競争が激しく、差別化が困難。
  • 労働者派遣法改正など規制変更が事業に影響を与える可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

物流・運輸の時価総額近傍。太字がワールドホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13232三重交通グループホールディングス652億円9.8倍
28005スクロール600億円21.5倍
31301極洋568億円8.2倍
49381エーアイテイー552億円17.1倍
57102日本車輌製造524億円4.4倍
62429ワールドホールディングス514億円8.7倍
79081神奈川中央交通503億円13.5倍
89305ヤマタネ468億円8.1倍
99052山陽電気鉄道452億円11.1倍
104392FIG351億円42.5倍
119319中央倉庫347億円16.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。

会社の歴史

沿革 54件

製造派遣で創業し2005年にジャスダック上場

1993年2月、北九州市小倉北区に資本金10百万円でワールドインテック(現ワールドホールディングス)を設立。各種業務の請負業(アウトソーシング)を目的とした。1997年6月にフィールドエンジニア(FE)事業を開始し技術分野へ進出。2002年2月には研究開発事業を始め、東京営業所を開設した。これらの事業拡大を経て、2005年2月にジャスダック証券取引所へ株式上場を果たす。創業から12年での上場となり、製造派遣を祖業とする事業モデルが固まった時期である。

販売員派遣・情報通信・不動産への多角化(2005~2010年)

上場後の2005年4月、販売員派遣事業を開始(現ワールドスタッフィング)。同年12月にはイーサポートとネットワークソリューションをグループ化し情報通信事業へ参入。2008年5月には地理情報システム(GIS)事業を行う九州地理情報をグループ化し、重度障がい者多数雇用企業としての側面も持つ。2009年12月にリペア事業(現ワールドリテック)を開始。2010年4月にはワールドレジデンシャルを設立し不動産事業へ進出、同時期にニチモリアルエステートもグループ化し、事業の多角化が急速に進んだ。

持株会社体制に移行した2014年

2014年2月、持株会社体制への移行準備としてワールドインテック分割準備会社を設立。同年7月、会社分割によりワールドインテック(現ワールドインテック)を事業子会社とし、ワールドホールディングスに商号変更して純粋持株会社となる。これによりグループの統括機能と事業運営を分離。同年12月には祖業である総合不動産業のみくに産業(現ミクニ)や北海道のM'sコーポレーションなど不動産関連3社をグループに加え、事業基盤を拡充した。この再編により、後のM&Aによる成長の受け皿が整った。

中国・インドネシア進出とユニットハウス取得(2014~2019年)

持株会社移行後の2014年11月、中国に日系企業向け製造請負の合弁会社「蘇州英特科製造外包有限公司」をENGMA社と設立。2015年3月にはインドネシアで不動産事業を行う現地法人を設立し、海外展開を開始。同年8月にはユニットハウスメーカーの大町(現オオマチワールド)をグループ化し、不動産事業の製品ラインアップを拡充。2016年3月には東証第二部上場、同年6月には第一部に指定されるなど、資本市場でも評価を高めた。2018年11月には米国に人材教育事業の拠点を設立している。

JTB・ヤマト・SUBARUとの戦略提携(2019~2023年)

2019年4月、JTBのグループ会社と共同出資でホテル特化型人材サービス会社「JWソリューション」を設立。2020年2月にはJTB本体とも連携しツーリズム分野を拡大。同年4月には東邦チタニウムとの合弁で素材業界特化の人材会社「TOHOWORLD」を設立した。2023年7月にはヤマトホールディングスと戦略的業務提携を結び、同年9月にヤマト・スタッフ・サプライをグループ化。2025年6月にはSUBARU・日総工産との3社共同出資で自動車関連人材サービス会社「SUBARU nw Sight」を設立し、大手企業との連携を次々と実現した。

プライム市場移行と半導体人材育成への投資(2022年以降)

2022年4月、東証の市場区分見直しに伴い市場第一部からプライム市場に移行。2024年7月には子会社ミクニが北九州市小倉北区にオフィスビル「BIZIA KOKURA」を竣工し、地域再開発に着手。2025年3月にはチタン加工品メーカーのトーホーテックをグループ化。同年4月、半導体人材育成拠点「熊本テクニカルセンター」を開設し、成長分野への投資を加速している。2024年9月には物流自社運営倉庫「小郡EF倉庫」の稼働を開始し、サービスHR事業の基盤強化も進めている。

年表54件を開く

1990年代

  • 1993年2月北九州市小倉北区に各種業務の請負業(アウトソーシング)を事業目的として、資本金10百万円にて㈱ワールドインテック(現・㈱ワールドホールディングス)を設立(製造分野)
  • 1997年6月FE(フィールドエンジニア)事業(技術分野)を開始

2000年代

  • 2002年2月研究開発事業(研究開発分野)を開始し、東京都中央区に研究開発事業部東京営業所を開設
  • 2003年7月創業台湾人材管理(股)(現・台湾英特科(股))(台湾)を設立
  • 2005年2月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年4月販売員の派遣事業を開始(現・㈱ワールドスタッフィング)
  • 2005年9月「製造請負基準書」(自社作成)が適正な製造請負を行う基準となるものとして監督省庁より認証
  • 2005年12月㈱イーサポート及び㈱ネットワークソリューションがグループインし、情報通信事業へ進出
  • 2007年2月財団法人日本情報処理開発協会よりプライバシーマーク認定取得
  • 2008年5月地理情報システム(GIS)事業を行う重度障がい者多数雇用企業の九州地理情報㈱がグループイン
  • 2009年12月リペア事業を開始(現・㈱ワールドリテック)

2010年代

  • 2010年2月教育事業会社として㈱アドバンを設立
  • 2010年4月首都圏エリア中心のデベロッパーとして㈱ワールドレジデンシャルを設立し、不動産事業へ進出
  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
  • 2010年6月不動産コンサルティングのニチモリアルエステート㈱がグループイン
  • 2010年12月建設技術者派遣事業を開始(現・㈱ワールドコンストラクション)
  • 2011年10月㈱ベスト電器から法人営業基盤を引き継ぎ、㈱ベストITビジネスがグループイン
  • 2012年2月東北エリア中心のデベロッパーとして㈱ワールドアイシティを設立
  • 2012年3月M&A震災復興支援と行政受託事業を事業目的として㈱ワールドインテック福島(現・㈱ワールドスタッフィングに吸収合併)を設立
  • 2012年11月臨床試験受託事業会社のDOTインターナショナル㈱(現・DOTワールド㈱)がグループイン
  • 2013年1月近畿エリア中心のデベロッパーとして㈱ウィステリアホームズ(現・㈱ワールドレジデンシャル関西)を設立
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2014年2月持株会社体制への移行のため、ワールドインテック分割準備㈱(現・㈱ワールドインテック)を設立
  • 2014年4月物流事業を開始(現・㈱ワールドスタッフィング)
  • 2014年7月商号変更会社分割により持株会社体制へ移行し、㈱ワールドホールディングスに商号変更
  • 2014年11月中国の日系企業を主対象とした製造請負業の蘇州英特科製造外包有限公司(エングマインテック)をENGMA社との合弁会社として設立
  • 2014年12月祖業である総合不動産業のみくに産業㈱(現・㈱ミクニ)、九州エリア中心のデベロッパーである㈱ワールドミクニ(現・㈱リノベミクニ)及び北海道にて不動産の売買・管理事業等を行うM’sコーポレーション㈱(現・エムズワールド㈱)がグループイン
  • 2015年3月創業インドネシアにおいて不動産事業を行うP.T.ワールド デベロップメント インドネシアを設立
  • 2015年8月ユニットハウスメーカーである㈱大町(現・㈱オオマチワールド)がグループイン
  • 2016年3月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2016年6月東京証券取引所の市場第二部から市場第一部に指定
  • 2016年7月カメラ・家電修理等のリペア事業を行う日研テクノ㈱(現・㈱ワールドリテック)がグループイン
  • 2017年2月M&A農業公園型施設を運営する㈱ファーム(現・㈱ワールドインテックに吸収合併)及び㈱クラウデイトがグループインし、農業公園事業へ進出
  • 2017年6月㈱ワールドスタッフィングを設立し、㈱ワールドインテックから販売員及び軽作業派遣部門を事業移管
  • 2017年7月㈱ワールドコンストラクションに㈱ワールドインテックから建設技術者派遣事業を事業移管
  • 2018年2月ソフトウェア受託開発を行う西肥情報サービス㈱(現・㈱ワールドシステムサービス)がグループイン
  • 2018年11月創業米国における人材教育事業の拠点として現地法人WORLD INTEC AMERICA, INC.を設立
  • 2019年4月㈱JTBのグループ会社である㈱JTBコミュニケーションデザインと㈱ワールドスタッフィングとの共同出資で、ホテル業界に特化した総合人材サービス会社㈱JWソリューションを設立
  • 2019年6月M&A投資助言・代理業を行う㈱ワールドアセットマネジメントを子会社化し不動産金融関連事業を開始
  • 2019年9月債権管理回収業、債権管理に関するコンサルティング等を行う㈱一富士債権回収(現・みらい債権回収㈱)がグループイン

2020年代

  • 2020年2月㈱JTBと共に㈱JWソリューションに共同出資し、ツーリズム業界向けの人材ビジネスに業容拡大
  • 2020年4月東邦チタニウム㈱と㈱ワールドインテックとの共同出資で、素材業界に特化した総合人材サービス会社㈱TOHOWORLDを設立
  • 2021年5月ソフトウェア受託開発を行う㈱クリエーション・ビューがグループイン
  • 2022年2月接客販売の人材サービスを行う㈱ディンプルがグループイン
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年6月製造・プラントを主力とした人材サービスを行う㈱クリエイティブがグループイン
  • 2023年5月M&A技術請負・設計・製造分野の人材サービスを行う㈱日本技術センター、各種産業用機械の設計開発を行う㈱テクノリンクがグループイン(二社統合 現・㈱ニチギワールド)
  • 2023年7月ヤマトホールディングス㈱と戦略的業務提携
  • 2023年9月物流関連の人材サービスを行うヤマト・スタッフ・サプライ㈱がグループイン
  • 2024年7月㈱ミクニが「コクラ・クロサキリビテーション」の第一号案件として、オフィスビル「BIZIA KOKURA」を竣工(北九州市小倉北区)
  • 2024年9月㈱ワールドスタッフィングがグループ初の物流自社運営倉庫「小郡EF倉庫」の稼働を開始
  • 2025年3月チタン加工品の設計・製造・販売を行うトーホーテック㈱がグループイン
  • 2025年4月㈱ワールドインテックが、半導体人材育成拠点「熊本テクニカルセンター」を開設
  • 2025年6月SUBARU、日総工産、ワールドインテックが共同出資し、自動車関連の人材サービスを行う㈱SUBARU nw Sightを設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度まで3,003億円
  • 営業利益2026年度まで125億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    人的資本への投資強化

    最重要資産である人的資本への投資を進め、その価値を高めることで社会への貢献と高い成長を目指す。

  2. 02

    マルチポートフォリオの活用

    複数事業にわたるポートフォリオにより経済環境の変化に柔軟に対応し、時流を捉えた経営で安定的な成長を実現する。

  3. 03

    人材教育事業の強化

    受託力を活かした独自ポジションの確立、リスキリングやDXによる生産性向上、多様な労働環境の提供を通じて労働市場の変化に対応する。

  4. 04

    不動産事業でのリスク管理

    無理のない事業展開でリスクを最小限にしつつ、事業用地創出ノウハウを活かして安定的成長を図る。

  5. 05

    情報通信事業と農業公園事業の成長

    モバイルショップと法人ソリューションの融合で差別化、農業公園では民間委託獲得と再生可能エネルギー導入を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で60,880人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は600万円で、9期前と比べて2.8%平均年齢は46.0歳、平均勤続年数は11.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月15,559
2017年12月17,924
2018年12月18,852
2019年12月61745.511.119,498
2020年12月43740.06.122,717
2021年12月34241.55.526,701
2022年12月37341.05.734,010
2023年12月58245.09.752,570
2024年12月60445.09.754,93116
2025年12月60046.011.060,88018

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社43(国内 42 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
㈱ワールドレジデンシャル — 東京都港区9,311百万円
不動産事業
㈱ミクニ — 北九州市小倉北区4,615百万円
不動産事業
㈱ワールドインテック — 北九州市小倉北区2,633百万円
プロダクツHR事業 農業公園事業
㈱オオマチワールド — 仙台市宮城野区1,313百万円
不動産事業
㈱ワールドスタッフィング — 福岡市博多区1,236百万円
サービスHR事業
㈱堺ファーム — 堺市南区579百万円
農業公園事業
㈱日野ファーム — 滋賀県蒲生郡424百万円
農業公園事業
㈱ワールドホールディングス — 北九州市小倉北区357百万円
全社(共通)
㈱ワールドキャピタルソリューション — 福岡市博多区340百万円
不動産事業
九州地理情報㈱ — 福岡市東区283百万円
プロダクツHR事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ワールドコンストラクション
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱TOHOWORLD
    北九州市小倉北区
    議決権55.0%
  • 国内
    トーホーテック㈱(注)4
    神奈川県茅ケ崎市
    議決権65.0%
  • 国内
    台湾英特科(股)
    新竹市東區
    議決権100.0%
  • 海外
    蘇州英特科製造外包有限公司
    中国蘇州高新区
    議決権51.0%
  • 国内
    WORLD INTEC AMERICA,INC.
    アメリカ合衆国 オレゴン州
    議決権100.0%
  • 国内
    DOTワールド㈱
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ワールドリテック
    大阪市西区
    議決権100.0%
  • 国内
    九州地理情報㈱
    福岡市東区
    議決権51.0%
  • 国内
    ㈱ワールドシステムサービス
    長崎県佐世保市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱クリエーション・ビュー
    東京都新宿区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アドバン
    福岡市博多区
    議決権100.0%
残りのグループ会社31社を開く
  • ㈱クリエイティブ大阪市住之江区100%
  • ㈱日本技術センター(注)7兵庫県姫路市100%
  • ㈱テクノリンク(注)7京都市下京区100%
  • 三金開発㈱福岡県大牟田市60%
  • ㈱ワールドスタッフィング(注)3、8、15福岡市博多区100%
  • ㈱JWソリューション(注)3東京都港区60%
  • ㈱ディンプル大阪市北区90%
  • ヤマト・スタッフ・サプライ㈱(注)16東京都中央区51%
  • ㈱ワールドレジデンシャル(注)3、9東京都港区100%
  • ㈱ワールドアイシティ(注)3仙台市青葉区100%
  • ㈱ワールドレジデンシャル関西(注)3大阪市北区100%
  • ニチモリアルエステート㈱東京都港区100%
  • ㈱ワールドライフパートナー(注)10東京都中央区100%
  • ㈱オオマチワールド仙台市宮城野区100%
  • ㈱ミクニ北九州市小倉北区100%
  • ㈱リノベミクニ東京都港区100%
  • エムズワールド㈱札幌市中央区100%
  • アルファー西日本㈱(注)5北九州市小倉南区100%
  • ㈱ワールドキャピタルソリューション福岡市博多区70%
  • ㈱イーサポート福岡県飯塚市51%
  • ㈱ネットワークソリューション福岡市博多区100%
  • ㈱ワールドスタイル福岡市博多区100%
  • ㈱ベストITビジネス福岡市博多区56%
  • ㈱クラウデイト兵庫県神崎郡100%
  • ㈱堺ファーム堺市南区98%
  • ㈱美濃加茂ファーム岐阜県美濃加茂市96%
  • ㈱日野ファーム(注)3滋賀県蒲生郡98%
  • ㈱北山ファーム滋賀県蒲生郡100%
  • ㈱北山レーベン滋賀県蒲生郡100%
  • ㈱是里ワイン醸造場岡山県赤磐市55%
  • nmsホールディングス㈱(注)12、13東京都新宿区33%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は2,844億円営業利益108億円前期と比べると増収増益で、売上が+17.4%、利益が+25.6%。

売上高
+17.4%
2,844億円
営業利益
+25.6%
108億円
純利益
+32.0%
66億円
営業利益率
3.8%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高3,003億円2,844億円
営業利益125億円108億円
純利益70億円66億円
1株あたり配当¥136.3¥136.3

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は1,384億円、営業利益は42億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+5.0%、営業利益は−16.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q437194.310
2023年2Q468183.810
2023年3Q605416.827
2023年4Q62715
2024年1Q54861.1−1
2024年2Q560183.28
2024年4Q1,314624.743
2025年2Q1,318503.827
2025年4Q1,526583.839
2026年2Q1,384423.019

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は530億円から2,844億円へ5.4倍に増えた。直近期の営業利益率は3.8%。売上は6期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
震災復興支援と行政受託事業を事業目的として㈱ワールドインテック福島(現・㈱ワールドスタッフィングに吸収合併)を設立
2012年12月530137
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年12月565228
会社分割により持株会社体制へ移行し、㈱ワールドホールディングスに商号変更
2014年12月6883720
インドネシアにおいて不動産事業を行うP.T.ワールド デベロップメント インドネシアを設立
2015年12月8805138
東京証券取引所市場第二部に株式を上場
2016年12月9437342
農業公園型施設を運営する㈱ファーム(現・㈱ワールドインテックに吸収合併)及び㈱クラウデイトがグループインし、農業公園事業へ進出
2017年12月1,2717046
米国における人材教育事業の拠点として現地法人WORLD INTEC AMERICA, INC.を設立
2018年12月1,4297447
投資助言・代理業を行う㈱ワールドアセットマネジメントを子会社化し不動産金融関連事業を開始
2019年12月1,3634830
東邦チタニウム㈱と㈱ワールドインテックとの共同出資で、素材業界に特化した総合人材サービス会社㈱TOHOWORLDを設立
2020年12月1,4366859
2021年12月1,5477746
2022年12月1,8368953
技術請負・設計・製造分野の人材サービスを行う㈱日本技術センター、各種産業用機械の設計開発を行う㈱テクノリンクがグループイン(二社統合 現・㈱ニチギワールド)
2023年12月2,13710362
2024年12月2,42286863.650
㈱ワールドインテックが、半導体人材育成拠点「熊本テクニカルセンター」を開設
2025年12月2,8441081093.866

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高2,844億円のうち、営業利益として残るのは108億円3.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は66億円、売上の2.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.0%2,390億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.2%346億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.8%108億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
16.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.8pt
3.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.7pt
2.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.3pt
14.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが148億円、投資CFが−168億円で、差し引きのフリーCFは−20億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は389億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月−17−1042−2749
2013年12月−20−132−2160
2014年12月17−2354−6108
2015年12月−44−2165−65108
2016年12月−36−15100−51158
2017年12月82−27−3155182
2018年12月93−14−7579188
2019年12月27−25−262165
2020年12月138−10−66128228
2021年12月14−1880−4307
2022年12月−48−60151−108351
2023年12月−34−115206−149408
2024年12月−14−3060−44425
2025年12月148−168−18−20389

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は1,857億円。このうち返さなくてよい自己資本が533億円で、自己資本比率は26.6%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月2385818021.1
2013年12月3066723918.7
2014年12月4618437716.1
2015年12月56311944419.2
2016年12月73415557919.4
2017年12月80019160922.3
2018年12月80022357726.3
2019年12月87423963525.9
2020年12月79230149136.1
2021年12月97333264132.4
2022年12月1,23637286428.6
2023年12月1,5924291,16325.3
2024年12月1,7444751,26925.5
2025年12月1,8575331,32326.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
394億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
455億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
10億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,323億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
36
/ 100
安定性自己資本比率18 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中80位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中483位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
14.1%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.8%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
26.6%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
17.4%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.8%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,856で、1年前と比べて+14.9%過去52週の値幅のなかでは86%の位置にある。

¥2,856-2.9%1ヶ月+9.8%1年+14.9%時価総額514億円
過去52週の値幅
安値¥2,288高値¥2,948

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.7倍
PER (会社予想)7.3倍
PBR1.03倍
配当利回り4.77%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

前日比-0.73%、1ヶ月で+10.9%上昇。25日線(2545円)を+6.3%上回り、75日線(2505円)も上抜ける。52週高値2901円から-6.7%と高値圏。出来高は7/21に12.3万株と急増。週足は上昇トレンド。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER7.33倍は業界平均22.33倍を大幅に下回り、PBR0.998倍は業界平均3.09倍を下回る。ROE14.1%は健全。配当利回り4.79%は業界平均2.77%を上回るが、配当性向88.5%と高く持続性に懸念。指標は総じて割安を示す。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.7倍23.4倍
PER (予想)7.3倍
PBR1.03倍3.51倍
ROE14.1%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は堅調に成長しており、2025年12月期は売上2,844億円、利益66億円を見込む。強気派は人手不足の構造的な追い風と、派遣需要の高まりを評価。一方、弱気派は派遣法規制の強化や、低い営業利益率、競合との価格競争を懸念。PER7.3倍、PBR1.0倍とバリュエーションは割安だが、ROE14.1%と効率性は良好。

プラスに働く材料7
  • 人手不足追い風

    製造業の人材不足で派遣需要が拡大

  • 成長持続

    売上高が3年で1,836→2,844億円に増加

  • 割安バリュエーション

    PER7.3倍と同業比低く、配当利回り4.79%

  • 営業利益増益(FY2025/12予想)2025年12月期影響

    営業利益108億円(前年比+25.6%)、大幅増益

  • 売上高2桁成長継続2025年12月期影響

    売上高2844億円(前年比+17.4%)、拡大基調

  • 高配当利回り4.79%継続影響

    配当利回り4.79%とインカムゲイン魅力

  • PBR1倍割れからの回復期待継続影響

    PBR0.99倍、ROE14.1%で是正余地

マイナスに働く材料7
  • 規制リスク

    派遣法改正で手数料率低下の可能性

  • 利益率の低さ

    営業利益率3.8%と薄利で変動に脆弱

  • 競合激化

    同業大手とのシェア争いで価格低下懸念

  • 純利益変動(前期減益)2025年12月期影響

    前期純利益50億円(前年比-19.4%)、今期66億円も不安定

  • 人材派遣業界の需給悪化リスク不定影響

    経済変動で派遣需要が減少する可能性

  • 営業利益率3.8%と低水準継続影響

    利益率が低くコスト増で収益性悪化

  • 外国保有比率13.7%も需給リスク継続影響

    外国人売りが株価下落要因

次の決算で確かめる点
売上高成長率
派遣需要の変化を測る
営業利益率
収益性改善の有無を確認
稼働スタッフ数
事業の実需給を把握

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり136.3で、前期から+53.8%いまの株価に対する利回りは4.77%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥136.3
1株あたり
配当利回り
4.77%
いまの株価に対して
配当性向
88.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月7541.1
2017年12月839.830.1
2018年12月830.436.0
2019年12月53−36.522.3
2020年12月10089.471.5
2021年12月80−20.388.6
2022年12月9215.172.0
2023年12月10615.865.5
2024年12月84−20.649.6
2025年12月13053.888.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥136.3

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ6,063人。区分でいちばん多いのは事業法人45.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が60.9%を占め、残る39.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人45.745.545.345.644.945.4
個人・その他22.317.015.921.422.623.5
金融機関19.017.316.818.817.115.6
外国法人12.419.321.511.913.613.6
証券会社0.50.80.42.21.71.9
自己株式0.70.70.60.60.60.6
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01みらい総研株式会社44.22
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.11
03伊井田 栄吉4.42
04株式会社北九州銀行(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)3.94
05安部 南鎬2.78
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505044(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.51
07株式会社西日本シティ銀行1.67
08BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/FIM/LUXEMBOURG FUNDS/UCITS ASSETS(常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.53
09株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.35
10MORGAN STANLEY & CO.LLC(常任代理人 モルガンスタンレーMUFG証券株式会社)1.03

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+818%、1株純資産は14期で+827%。直近期のROEは14.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月4029814.28.3
2013年12月5034015.513.731.4
2014年12月11844430.310.4
2015年12月22864641.86.379.0
2016年12月25185033.58.241.1
2017年12月2751,06028.813.030.1
2018年12月2761,24923.97.836.0
2019年12月1761,34613.511.022.3
2020年12月3411,63823.15.771.5
2021年12月2651,80415.49.888.6
2022年12月3062,02016.08.272.0
2023年12月3542,29116.47.765.5
2024年12月2802,48711.87.149.6
2025年12月3702,76514.17.088.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

20名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は20名。2025/12期の役員報酬は総額226百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
伊井田栄吉代表取締役会長兼社長 最高経営責任者70796,500
中野繁取締役 経営企画管理統括本部長 兼 経営管理本部長687,000
本多信二取締役 人材教育事業(サービスHR)担当6143,000
栗山勝宏取締役 人材教育事業(プロダクツHR)担当582,100
塩見政明取締役 経営企画管理統括本部副本部長兼経営開発本部長60
桑原伸一郎取締役 不動産事業担当67700
濱地知治取締役 財務経理企画本部長64
白川祐治社外取締役69
川本惣一社外取締役68
磯俣克平社外取締役67
木村一義独立社外取締役8210,000
荻野浩三独立社外取締役68
残りの役員8名を開く
氏名役職年齢保有株数
小野和美独立社外取締役63
星野裕志独立社外取締役68
久保欣独立社外取締役59
田中晴雄常勤監査役681,200
古賀光雄独立社外監査役79
加藤哲夫独立社外監査役63
井川晃浩62500
岡本一郎取締役 経営企画本部長兼経営管理本部 副本部長61

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円ストックオプション百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)71656217325
社外取締役13431443
監査役18099

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,173字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、純粋持株会社である当社(㈱ワールドホールディングス)及び多数のグループ企業で構成されており「人材教育事業(プロダクツHR事業とサービスHR事業をまとめて便宜的に「人材教育事業」という。以下同じ。)」「不動産事業」「情報通信事業」「農業公園事業」等、複数領域にわたる事業ポートフォリオによりリスク分散・安定成長を図りながら“人が活きるカタチ”の創造を社会的使命とし事業展開しております。 当社は、グループ全体の事業戦略及び企画の立案・統括管理を主たる業務としています。また、当社は、特定上場会社等であります。特定上場会社等に該当することにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 A.プロダクツHR事業 プロダクツHR事業は、「ものづくり領域」に関わる生産工程の川上から川下までを広くカバーをした人材ビジネスを行っております。世界的な大手製造メーカーを中心に、半導体、電気電子部品、自動車、機械、システム、医薬、バイオ、化学等の様々な分野のクライアントと幅広く取引を行っており、研究開発・設計開発・製造・リペア等のものづくりに関する一連の工程において、業務請負・人材派遣・人材コンサルティング等を展開しております。 B.サービスHR事業 サービスHR事業は、「サービス領域」に関わる人材ビジネスを行っております。中でも、ロジスティクス・ツーリズム・接客販売分野に強みを持ち、大手Eコマース事業者における物流倉庫の一括請負をはじめ、百貨店や量販店及びホテルや観光施設をはじめとしたツーリズム領域における接客販売等において、業務請負・人材派遣・人材コンサルティング等を展開しております。 C.不動産事業 不動産事業は、デベロップメント、リノベーション、不動産仲介、賃貸管理、ユニットハウスの製造・販売・レンタル等を行っております。デベロップメント関連は、中規模ファミリータイプのマンションデベロッパーとして、首都圏、東北圏、近畿圏、九州圏にてそれぞれ地域に根差した事業展開を進めており、リノベーション等は全国で展開しております。 D.情報通信事業 情報通信事業は、主として携帯電話の販売代理店事業を展開しており、福岡を中心とした北部九州でSoftBankショップやauショップ等を運営しております。加えて、法人向けにコスト削減ソリューション事業等を展開しております。 E.農業公園事業 農業公園事業は、公園施設等の管理運営等を行っております。直営の5施設においては、自然や文化を尊重しながら、広大な自然あふれる公園施設を運営し、また、そこで培ったノウハウを活かして、全国で都市公園等公共施設の指定管理・運営等を行っています。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題2,955字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「世界中にあらゆる『人が活きるカタチ』を創造することで、人々の幸せと社会の持続的発展を実現する」というパーパスの下、最重要資産である人的資本への投資を進め、その価値を高めることで、さらなる社会への貢献と高い成長を目指してまいります。 (2)経営戦略等 当社グループは、人材教育事業・不動産事業・情報通信事業・農業公園事業等の複数事業に亘るポートフォリオにより、経済環境の変化に柔軟に対応できる強い経営基盤を構築し、時流を的確に捉えた経営を行うことで安定的な成長を実現してまいります。 (3)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2026年度の目標である売上高3,003億円、営業利益125億円の達成に向け努めてまいります。 (4)経営環境並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 わが国経済は、米国関税政策の強化による輸出減速や貿易摩擦の継続に加え、持続するインフレ圧力、金利の上昇、地政学リスクの増大が重なり、極めて不確実性が高い環境が継続しており、加えて、依然として日本社会では、急速に進行する少子高齢化と人口減少という、国家的な規模での課題に直面しています。これらの問題は、労働力の減少、社会保障費の増加、地域社会の衰退など、様々な形で社会全体に影響を与えています。さらに、気候変動による自然災害のリスクが増大するとともに一部においては街の老朽化などが進み、都市部においても災害対策が急務となっています。 当社グループは、これらの社会課題に対し、各事業を通じて具体的な解決策を提供することを使命とし、幅広い分野において、多様な人々の活躍の場や、活き活きと生活できる環境の創出を通じ、より生きやすく活力にあふれた社会の創造を進めています。 人材教育事業では、日本のものづくり産業やサービス産業を支える人材の供給と育成に取り組むことで「働くカタチ」を創造し、不動産事業では、安全で持続可能な都市開発を推進することで「まちづくりのカタチ」を創造しています。情報通信事業では、ICT技術の普及とデジタルデバイドの解消を目指すことで「便利と安心安全のカタチ」、農業公園事業では未来を担う子供たちの育成の場の保存と提供、そして地域社会の活性化と環境保全を図ることで「未来のカタチ」を創造しています。総じて、当社グループは多くの社会課題に対し複数視点からのアプローチで真摯に向き合いながら、ESG/SDGsの取組をより一層深化させつつ、より一層の事業成長を図ることで、事業を通じて社会問題の解決に繋げ、あらゆる『人が活きるカタチ』を創造することで人々の幸せと社会の持続的発展を実現していくことを使命としています。 セグメントごとに認識している課題と今後の取り組みに関しては下記の通りです。 人材教育事業 労働市場の縮小が進む中、さらなる労働力の確保と労働者の多様化への対応が求められています。高齢者や外国人労働者の活用、女性のさらなる活躍推進など、労働市場の変化に対応した戦略が不可欠です。足元では、市況変動、米国の政権動向・地政学的リスク等に伴う顧客ニーズの変化、働き方改革等が進んだことによる雇用形態の変化、ICT・デジタル技術やロボット化による産業構造の変化、及び働くことに対する指向の多様化等への対応を主な課題と捉えています。 当社グループは、これらの課題に対して、幅広い分野をカバーする強みを活かし、様々な労働環境を提供するとともに、「受託力」を活かし人材業界での独自ポジションを確立することで業界での優位性を発揮しプレゼンス向上を図ってまいります。また、人材育成やリスキリングを通じ社員のスキル向上・キャリアアップを実現することで人的資本の価値を向上しながら、顧客の多様なニーズに応えるとともに、的確なレイバーマネジメントやデジタルトランスフォーメーション(DX)の導入により、生産性を高め、より効率的な働き方を実現してまいります。これらの取り組みを通じて、変化する労働市場に柔軟に対応し、持続可能な労働環境の創出を目指してまいります。 不動産事業 当社グループの不動産事業は、単独でのマンション建替事業において、実績が限定的であることが引き続き課題となっています。将来的には、より大規模なプロジェクトを単独で推進する能力を強化することが求められます。そのためには、再開発プロジェクトの企画・運営能力を高めるとともに、資金調達やリスクマネジメントの手法を洗練させることが重要だと考えています。加えて、昨今では、不動産価格の高止まり状況の継続や建築費の高騰、及び金利上昇リスク等も念頭に置いた市場動向への対応が求められています。当社グループでは、これら課題に対しては“無理をしない”事業展開を進めることでそのリスクを最小限化してまいります。今後も、強みである事業用地創出ノウハウを活かし、業界での独自ポジションを確立することで安定的成長を図ってまいります。 情報通信事業 技術の進化に対応するためには、販売スタッフのスキル向上や新しい技術に関する知識の習得が不可欠です。当社グループは、これらに対応するため、従業員に対する継続的な研修や教育プログラムを実施し、最新の技術や市場動向に関する知識の強化を図っております。特に、高齢者や技術に不慣れな顧客層に対しては、使い方の説明やトラブルシューティングのサポートを充実させることで、デジタル社会における孤立を防ぎます。 また、関連当局指導による通信キャリアの料金の引き下げ、オンライン専用プランの提供等による、携帯電話代理店の実店舗の役割変化や再編の加速等への対応も課題として認識しています。これらの課題に対しては、モバイルショップ事業と、もうひとつの柱である法人ソリューション事業のノウハウを融合することで業界内での差別化を図り、優良店舗網の構築を進め、地域のトータルソリューションパートナーを目指すことで課題解決に繋げてまいります。 農業公園事業 農業公園事業においては、地方自治体管理公園施設の民間委託化の加速、自然災害・天候不良等、及び資源価格・エネルギー価格の高騰への対応が課題となっています。 当社グループでは、これらの課題に対し、これまでの事業再生実績と自社施設保有の強みを活かした施設開設や新たな指定管理施設案件の獲得を進めることで、地域と業態の多様化により自然災害や天候不順のリスクを最小限化していきます。また、地域の農産物の加工・販売拠点としての機能を強化し地域ブランドを構築していくことを目指していきます。さらには、広大な敷地と豊かな自然環境という特徴を活かし、園内の景観と周辺環境に配慮した再生可能エネルギーを導入してまいります。発電した電気を園内消費に利用することでエネルギー価格の高騰に対する対応を図るとともにエネルギーの地産地消を推進していくことで、環境問題や気候変動への対策も積極的に進めていく考えです。
事業等のリスク5,401字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)戦略リスク ① 人材教育事業に関するリスク (顧客企業の人材需要の減少・変化) 人材教育事業においては、市況変動・米国の政権動向・ウクライナ情勢の長期化や中東情勢の緊迫化等の地政学的リスク等の海外情勢の変化に伴い、顧客企業における生産計画の低減等があった場合、人材需要が減少し業績に影響を及ぼす可能性もあります。 また、ICT、デジタル技術やロボット導入等が一層進展していく中、多くの業界において産業構造の転換が起きており、それによる人材需要の変化に対応できない場合、業績に影響を及ぼす可能性もあります。 (人材確保・人材育成についてのリスク) そうした状況で、少子高齢化に伴う社会的な人手不足等がさらに進んだ場合は、人材確保が円滑に進まなくなることも想定され売上機会の損失や原価率の上昇等、業績に影響を及ぼす可能性もあります。また、働くことに対する志向の多様化への対応が遅れた場合、当社グループが就業場所として選ばれず、売上機会の損失につながり、業績に影響を及ぼす可能性もあります。 (法令等の制定・改正) 加えて、当事業は、労働基準法、労働者派遣法及びその他関係法令等による法的規制を受けておりますが、社会環境の変化に伴い法令等の制定・改正による規制強化が実施され、事業運営に制限が加わった場合は、業績に影響を及ぼす可能性もあります。 当社グループとしては、研究開発・設計開発・製造・リペア等の「ものづくり領域」を担うプロダクツHR事業と、ロジスティクス・ツーリズム・接客販売等の「サービス領域」を担うサービスHR事業により、幅広い領域にて事業を展開することで、あらゆる市況の変化に柔軟に対応してまいります。また、社員のキャリア形成の幅を広く持つ強みを活かし、人材企業としての魅力をさらに高め“選ばれる”会社となることで優秀な人材確保に繋げ、さらなる成長を図ってまいります。 ② 不動産事業に関するリスク (市況変動) 不動産事業においては、景気動向の影響を受けやすいため、大きな市況変動が起こった場合は、業績に様々な影響を及ぼす可能性もあります。具体的には、物件価格下落による販売用不動産の評価損、原材料価格や人件費上昇による建築コストの高騰、競争激化や景気過熱による用地取得コストの上昇、顧客都合による引渡し時期のズレ、金利上昇や景気後退による消費者購買意欲の低減等の影響が想定されます。 (法令等の制定・改正) また、当事業は、宅地建物取引業法、国土利用計画法、建築基準法、都市計画法、宅地造成及び特定盛土等規制法、住宅の品質確保の促進等に関する法律、土壌汚染対策法等の法的規制を受けております。これら法令等の制定・改正により規制強化が実施され、事業運営に制限が加わった場合は、業績に影響を及ぼす可能性もあります。 当社グループとしては、デベロップメント関連だけでなくリノベーション関連、不動産アセットマネジメント等の幅広い領域での事業展開を行うことで景気変動に柔軟に対応していくとともに、慎重なリスクマネジメントによる“無理をしない”慎重な事業展開でリスクを最小限に抑え、景気動向を的確に見極めていくことで安定成長を図ってまいります。 ③ 情報通信事業に関するリスク 情報通信事業においては、主たる事業が携帯電話販売代理店事業という特性上、総務省による各携帯電話キャリアへの料金規制等の影響を大きく受ける可能性もあります。加えて、販売代理店の競争激化、業界全体での店舗の統廃合等が続いており、競争優位性が確保できない場合は、業績に影響を及ぼす可能性もあります。 また、当事業は、電気通信事業法、独占禁止法、景品表示法、携帯電話不正利用防止法等の法的規制を受けており、法改正等により業績に影響を及ぼす可能性もあります。 当社グループとしては、人材育成と店舗改良等によりホスピタリティの高い優良店舗網の構築を進め、他社との差異化を図ることで競争優位性を確立し、残存者メリット享受に向け事業展開してまいります。 ④ 農業公園事業に関するリスク 主たる事業が屋外施設の農業公園運営という特性上、気候変動の影響を大きく受ける可能性もあります。加えて、施設で使用する資源・エネルギー価格の高騰により業績に影響を受ける可能性があります。また、当事業は、食品衛生法、酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律、酒税法、動物の愛護及び管理に関する法律等の法的規制を受けており、法改正等があった場合、業績への影響を受ける可能性もあります。 当社グループとしては、安心・安全な施設運営を最優先に事業展開することで、お客様が安心してご利用いただける憩いの場としての社会的役割を果たし、新たな指定管理施設案件の獲得による地域分散と再生可能エネルギー設備の拡充によるコスト効率化などにより、安定運営に努めてまいります。 ⑤ M&A、資本提携等に関するリスク 当社グループでは、新規事業開拓のためのM&A、資本提携や企業再生を実施することがありますが、М&A等の実施後の事業・経営の統合プロセス及び事業推進が想定通りに進捗しない場合に、投下資本の回収が困難になる可能性、のれんの減損リスクが発生する可能性もあります。 当社グループとしては、専任組織を設置し、十分な経験を積んだ担当者が案件の調査、交渉、買収後の事業計画策定等を行い、買収後も、定期的にモニタリングし、監督機能を強化することにより、業績向上を目指した経営を行っております。 ⑥ 多様な人材の確保・育成に関するリスク 上記「人材教育事業に関するリスク」に記載のほか、当社グループにおいて事業環境の変化や新たな社会的課題等に対応するための多様な人材の確保や育成に困難を来した場合には、当社グループの競争優位性が確保できず、事業や業績に影響を受ける可能性もあります。 当社グループとしては、人的資本への投資として、専門性や創造性などを有する人材の育成を目的とした様々な研修や、他の事業会社へのジョブローテーションなどを積極的に行い、従業員の成長、能力向上を図っております。また社員のキャリア形成の幅を広く持つ強みを活かし、グループとしての魅力をさらに高め優秀な人材確保に繋げてまいります。 ⑦ ファイナンスに関するリスク 当社グループは、販売用不動産の主な用地取得資金やM&Aにかかる資金を主に金融機関からの借入により調達していることから、今後の金融環境の変化、経済情勢・市中金利動向により、金利や手数料等が著しく上昇した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性もあります。このような事態に備えて当社グループでは、主要取引金融機関2行と総額30,000百万円、期間3年間のコミットメントライン契約を締結しており、予め定めた条件下での安定的且つ機動的な資金調達ができる体制を確保しております。 また、当社グループのコミットメントライン契約及びシンジケートローン契約には、一定の財務制限条項が付されており、条項に抵触した場合は、事業継続に必要な資金の調達が行えないことが想定され、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性もあります。当社グループでは、取引金融機関への定期的な財政状態及び経営成績の開示をはじめ、事業計画及び資金計画の報告を行うことで、安定的な関係性の構築に努め、資金調達の安定化を図っております。 (2)業務リスク ① 自然災害リスク 大規模な地震、暴風雨、洪水その他の天災地変等により、当社グループ及び取引先等が事業を通常通り行うことが困難となり、収益を逸失するリスク及び収益機会が先送りされるリスクが発生する場合があります。各セグメントにおける営業機会の逸失の他、人材教育事業においては顧客企業の生産計画低減によるオーダーの減少等、不動産事業においては工期の延長による計上時期のズレや保有不動産の毀損又は滅失等、情報通信事業においては在庫の毀損又は滅失、及び店舗の毀損又は滅失等による運営継続難等、農業公園事業においては施設の毀損による運営継続難、及び特に屋外施設であることから天候不良による入園者数減等が想定され、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性もあります。 当社グループでは、様々な災害の発生を重要な社会課題と認識し、災害対策マニュアル、復旧対策マニュアル等を策定し、有事に備えて事業継続のための体制を整備しております。 ② 地政学的リスク・カントリーリスク 当社グループは、事業活動拠点を国外にも展開しておりますが、国外の国・地域にて、政治的、軍事的、社会的な緊張が高まり、政治活動の混乱や経済活動の悪化、治安の不安定化やテロ、戦争の勃発及び予期せぬ疫病等が発生した場合は、当該地域で展開する当社グループの事業活動に直接支障をきたし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性もあります。加えて、サプライチェーンの混乱等による燃料・原材料価格の高騰、関税政策やその他事業環境の変化が生じることにより、当社グループの顧客企業の生産等の事業に影響があった場合には、当社グループの事業に対して影響を及ぼす可能性もあります。 当社グループでは、災害対策マニュアル、復旧対策マニュアル等を策定し、また有事のシナリオを想定した事業継続計画を予め検討するなど、有事に備えて事業継続のための体制を整備しております。 ③ 法務・コンプライアンスリスク 当社グループの社員や事業活動において、上記各事業に関するリスクに記載する法令等に抵触する事態が発生した場合には、行政処分や訴訟等も想定され、当社グループの社会的信用やブランドイメージの低下に加え、業績と財務状況等に影響を及ぼす可能性もあります。 当該リスクについては当社に主管部署を置き、コンプライアンスを実現するための活動計画の策定・推進に取り組むほか、グループ各社においてコンプライアンス体制を構築し、コンプライアンス経営の徹底に努めております。 ④ 情報セキュリティ、サイバーセキュリティリスク 当社グループは、顧客企業の生産計画や新製品の開発に関わる情報、あるいは個人情報を知りうる立場にあり、不測の事由により情報の漏洩が発生した場合は、損害賠償請求や社会的信用の失墜により、当社グループの事業活動に支障をきたすとともに業績に影響を及ぼす可能性もあります。加えて、高度化・巧妙化するサイバー攻撃により、個人情報の流出、データ改ざん及びシステムの停止等が発生した場合は、損害賠償請求や社会的信用の失墜により、当社グループの事業活動に支障をきたすとともに業績に影響を及ぼす可能性もあります。 当該リスクについては、プライバシーマークの取得や、社員へのセキュリティ教育の実施に加え、情報監視室を設置し組織的に監視体制の強化を図り、情報の漏洩及びサイバー攻撃を未然に防ぐよう努めております。 ⑤ 感染症リスク 世界的に拡大した新型コロナウイルス等の感染症は、現状では落ち着きを見せておりますが、新たな感染症発生の可能性も含め未だ当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性もあります。感染症の拡大により、人と人との接触が制約を受けるという特性上、営業活動や採用活動への影響、消費者購買意欲の低下による販売数の減少、顧客企業の生産計画の低減による取引の縮小や終了等、様々な影響が考えられます。 当社グループとしては、引き続き、まずは社員の安全確保・雇用維持を最優先に対策を実施し感染拡大防止に努めてまいります。 また、一方では、コロナ禍で変化したニーズや新たに生まれたニーズ等様々な変化が起こっております。これらの変化を好機と捉え、従前から戦略的に構築してきた複数領域に亘る事業ポートフォリオを持つ強みを活かし、リスク分散と戦略的な注力領域への資本投下を進めることで、さらなる事業成長に繋げてまいります。 ⑥ 気候変動リスク 気候変動にかかる物理的リスクとして、気候変動に起因する自然災害により当社グループの拠点及び保有する不動産、並びに顧客企業が被災し稼働停止等に至った場合には、当社グループの事業活動に支障をきたすとともに業績に影響を及ぼす可能性もあります。また移行リスクとして、脱炭素への取組強化に関する規制強化や社会的な要求が高まることにより、当社グループ及び顧客企業の事業においてその対応に要するコスト負担が上昇し、さらには産業構造の転換に至る場合には、当社グループの事業活動及び業績に影響を及ぼす可能性もあります。 当社グループとしては、サステナビリティにかかる対応のなかで気候変動リスクへの対応を重要な経営課題と位置づけ、脱炭素社会実現に向けたグループとしての対応の検討を進めてまいります。
経営成績の分析 (MD&A)8,211字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国関税政策の強化による輸出減速や貿易摩擦の継続に加え、持続するインフレ圧力、金利の上昇、地政学リスクの増大が重なり、極めて不確実性の強い環境下で推移いたしました。 こうした状況の中、景気は上半期の緩やかな回復基調から下半期にかけて政治・地政学的要因による変動が顕著となり、全体として不安定な動きを強いられました。年間を通しては一部セクターの堅調さが支えとなったものの、先行きについては新たな地政学リスクの顕在化や貿易環境の不透明感から、慎重な見方がより一層強まっています。 当社グループを取り巻く主な事業環境としては、不安定な状況の中でも、AIやデータセンター向けの旺盛な需要を背景に、人材教育事業で主に関係する半導体分野での投資が活発化し、プロダクツHR事業の成長を後押ししました。不動産分野では、東京を中心とした都市部で価格高騰が続き、建築費の高止まりと金利上昇の影響から投資リスクへの警戒感が強まる状況が続いています。 こうした不確実性の高い経済状況の中、当社グループは「複数事業のポートフォリオ」という強みを活かし、多角的なアプローチでリスク分散を図りながら、慎重な事業展開を推し進めてまいりました。その結果、当連結会計年度においては、主力の人材教育事業を中心に概ね計画通りに推移し、前期比で増収増益となりました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末における総資産は185,692百万円となり、前連結会計年度末と比較して11,321百万円の増加となりました。負債につきましては、負債合計が132,349百万円となり、前連結会計年度末と比較して5,435百万円の増加となりました。純資産につきましては、純資産合計が53,342百万円となり、前連結会計年度末と比較して5,886百万円の増加となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の売上高は284,350百万円(前期比17.4%増 / 計画比1.0%増)、営業利益は10,820百万円(前期比25.9%増 / 計画比6.3%増)、経常利益は10,867百万円(前期比27.1%増 / 計画比16.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は6,620百万円(前期比32.9%増 / 計画比22.9%増)となりました。 セグメント毎の経営成績は次のとおりであります。 プロダクツHR事業は、売上高は121,232百万円(前期比9.9%増 / 計画比1.4%増)、セグメント利益は4,414百万円(前期比33.4%増 / 計画比0.3%増)となりました。 サービスHR事業は、売上高は90,552百万円(前期比14.8%増 / 計画比7.9%増)、セグメント利益は2,293百万円(前期比35.3%増 / 計画比48.8%増)となりました。 不動産事業は、売上高は57,128百万円(前期比47.0%増 / 計画比9.7%減)、セグメント利益は3,654百万円(前期比21.7%増 / 計画比1.8%増)となりました。 情報通信事業は、売上高は9,783百万円(前期比12.4%増 / 計画比8.8%増)、セグメント利益は157百万円(前期比55.9%増 / 計画比31.6%増)となりました。 農業公園事業は、売上高は5,652百万円(前期比3.6%増 / 計画比0.7%減)、セグメント損失は40百万円(前期はセグメント利益169百万円 / 計画はセグメント利益181百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は38,885百万円となり、前連結会計年度末と比較して3,660百万円の減少となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは14,787百万円の収入となりました。主なプラス要因は、税金等調整前当期純利益10,929百万円、販売用不動産の減少額5,392百万円等によるものであり、主なマイナス要因は、売上債権の増加額2,815百万円、仕入債務の増加額1,299百万円、法人税等の支払額4,737百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは16,763百万円の支出となりました。主なプラス要因は、貸付金の回収による収入293百万円等によるものであり、主なマイナス要因は、有形固定資産の取得による支出11,389百万円、関連会社株式の取得による支出3,188百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは1,805百万円の支出となりました。主なプラス要因は、長期借入れによる収入11,750百万円等によるものであり、主なマイナス要因は、長期借入金の返済による支出9,935百万円、短期借入金の純増減額1,829百万円等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績は、当社グループ全体の事業活動において重要性が乏しいため、記載を省略しております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績は、当社グループ全体の事業活動において重要性が乏しいため、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日)    前年同期比(%) プロダクツHR事業(百万円)   121,232   9.9 サービスHR事業(百万円)   90,552   14.8 不動産事業(百万円)   57,128   47.0 情報通信事業(百万円)   9,783   12.4 農業公園事業(百万円)   5,652   3.6 合計(百万円)   284,350   17.4 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先    前連結会計年度 (自  2024年1月1日  至  2024年12月31日)    当連結会計年度 (自  2025年1月1日  至  2025年12月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) アマゾンジャパン(同)   29,599   12.2   34,063   12.0 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における総資産は185,692百万円となり、前連結会計年度末と比較して11,321百万円の増加となりました。これは主に現金及び預金の減少額3,319百万円、受取手形及び売掛金の増加額3,417百万円、仕掛販売用不動産の減少額5,298百万円、有形固定資産の増加額13,292百万円、投資有価証券の増加額3,319百万円等によるものであります。 (負債) 負債につきましては、負債合計が132,349百万円となり、前連結会計年度末と比較して5,435百万円の増加となりました。これは主に短期借入金の減少額3,388百万円、未払費用の増加額1,338百万円、未払消費税等の増加額1,467百万円等によるものであります。 (純資産) 純資産につきましては、純資産合計が53,342百万円となり、前連結会計年度末と比較して5,886百万円の増加となりました。これは主に利益剰余金の増加額4,919百万円、非支配株主持分の増加額801百万円等によるものであります。 b.経営成績の分析 (売上高) プロダクツHR事業は、米国関税政策の影響があったものの、複数業種へ展開している強みを活かしリスク分散を図りながら事業展開を行ったことで、増収で着地することができ、売上高121,232百万円(前期比9.9%増 / 計画比1.4%増)となりました。サービスHR事業は、eコマース向け倉庫一括請負やヤマト・スタッフ・サプライ㈱等のロジスティクス部門が順調に推移したことで計画を上回ることができ、売上高90,552百万円(前期比14.8%増 / 計画比7.9%増)となりました。不動産事業は、販売時期を見送った物件もあり計画を下回ったものの、BIZIA小倉等の大型物件の寄与、ならびに不動産価格の上昇や緻密なマーケティングに基づく販売価格設定により、売上高57,128百万円(前期比47.0%増 / 計画比9.7%減)となりました。情報通信事業は、主力のモバイルショップ運営において、これまで取り組んできたスクラップ&ビルドの成果としての各店舗の収益改善が図れた結果、売上高9,783百万円(前期比12.4%増 / 計画比8.8%増)となりました。農業公園事業は、2月の大雪、最繁忙期である春季の雨天続きと夏季の記録的猛暑、さらには大阪万博への集客流出等により、入園者が落ち込み苦戦した一方で、指定管理施設の増加に加え、園内美化やコンテンツの充実化が奏功し、顧客単価が上昇したことで、売上高5,652百万円(前期比3.6%増 / 計画比0.7%減)となりました。 (売上原価、販売費及び一般管理費) 売上原価は238,963百万円(前期比17.5%増)となり、販売費及び一般管理費は34,566百万円(前期比14.5%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 法人税等及び非支配株主に帰属する当期純利益を控除した親会社株主に帰属する当期純利益は6,620百万円(前期比32.9%増)となりました。 c.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (プロダクツHR事業) プロダクツHR事業は、米国関税政策等の影響があったものの、複数分野をカバーする強みを活かしてリスク分散を図りながら事業展開を推し進めたことに加え、注力する半導体分野の一部(主にAIやデータセンター向け分野)が好調に推移したことなどにより概ね計画通りに推移し、前期比で増収増益となりました。特に利益面においては、前年に発生した人員シフトに関する一時的費用が解消したことに加え、採用手法の改善と自社運営採用サイトの積極的な活用などにより採用効率が向上したことも相俟って、大幅な増益となりました。 また、今年度は特に、従前から掲げてきた「コ・ソーシング」(お客様の良きパートナーとして業務にさらに踏み込み、成果を共に享受できる、進化したアウトソーシングの姿)を深化させ、様々な企業・学校・団体との提携・協業等を行い、次年度以降を見据えた成長基盤の構築を着実に推し進めました。 <主なトピックス> ・3月:熊本県の学校法人「開新学園」と産学連携協定締結。半導体人材の育成と地域活性化の貢献へ ・3月:東邦チタニウム㈱から「トーホーテック㈱」がグループイン。チタン加工品の製造メーカー。請負のさらなる強化へ ・4月:全国11か所目の研修施設となる「熊本テクニカルセンター」が稼働開始。半導体人材育成をさらに加速 ・5月:「徳島県鳴門市」と連携協定締結。鳴門市における企業誘致・雇用の創出・人材育成の推進・地域産業貢献へ ・6月:㈱SUBARU、日総工産㈱との共同出資で、「㈱SUBARU nw Sight」(スバルニューサイト)設立 ・10月:㈱ふくおかフィナンシャルグループ等5機関で、「インドネシア人材活用の連携協定」を締結。外国人活用強化 ・2026年1月:㈱ブリヂストンの子会社であるブリヂストンプラントエンジニアリング㈱から「新商品開発・試験業務支援の請負事業」を事業譲受 これからも、多角的なアプローチで変化に柔軟に対応しながら、日本のものづくりを支えるベストアシストカンパニーとして、産業の発展により一層貢献してまいります。 以上の結果、売上高121,232百万円(前期比9.9%増 / 計画比1.4%増)、セグメント利益は4,414百万円(前期比33.4%増 / 計画比0.3%増)となりました。また、セグメント資産は前連結会計年度末と比較して5,054百万円増加の45,276百万円となりました。 (サービスHR事業) サービスHR事業は、主力のロジスティクス部門が順調に推移したことで計画を上回り、前期比でも増収増益となりました。 ロジスティクス部門では、eコマース関連の請負倉庫における物量増加に加え、最繁忙期である第4四半期においても、強みであるレイバーマネジメント力を発揮し的確に対応したことで、安定した成長を実現いたしました。また、生産性の向上や「HRサポート」の安定稼働などにより、特に利益面での改善が進展いたしました。 加えて、ヤマト・スタッフ・サプライ㈱での請負業務や外国籍人材派遣事業も順調に推移し、業績の底上げに寄与いたしました。 さらに、前年の福岡県小郡市に続き、9月には福岡県久山町に新たな自社運営倉庫を開設し、強みである物流倉庫一括請負業務の横展開を加速させました。 接客販売部門とツーリズム部門においても、4月から開催されていた大阪・関西万博関連の取り組みが順調に推移・完了し、堅調な業績を支える一因となりました。 以上の結果、売上高は90,552百万円(前期比14.8%増 / 計画比7.9%増)、セグメント利益は2,293百万円(前期比35.3%増 / 計画比48.8%増)となりました。また、セグメント資産は前連結会計年度末と比較して3,409百万円増加の23,882百万円となりました。 (不動産事業) 不動産事業は、依然として建築費・人件費の高騰による不動産価格の高止まりが続く中、仕入れ及び販売において最適なタイミングを見極めながら、慎重な事業展開を進めております。 一部販売時期を見送った物件もあり売上面に関しては計画を下回ったものの、BIZIA小倉等の大型物件の寄与、ならびに不動産価格の上昇や緻密なマーケティングに基づく販売価格設定、想定コストの抑制による利益改善効果等により、利益面は計画を上回り、前期比では売上高利益ともに大幅な増収増益で着地いたしました。 また、新築マンションの販売拠点及びレジデンシャルブランドの発信拠点として、東京都中央区日本橋に「レジデンシャル八重洲ギャラリー」を設置し、次年度以降に見込む新築マンション販売の準備を着実に推し進めました。 引き続き、当不動産事業においても、フロー収益に加え、開発物件の賃貸を戦略的に継続することや賃貸管理・建物管理事業等によるストック収益の積み増しを図り、安定的な成長を目指してまいります。 以上の結果、売上高は57,128百万円(前期比47.0%増 / 計画比9.7%減)、セグメント利益は3,654百万円(前期比21.7%増 / 計画比1.8%増)となりました。また、セグメント資産は前連結会計年度末と比較して1,761百万円増加の99,763百万円となりました。 (情報通信事業) 情報通信事業は、主力のモバイルショップ運営において、これまで取り組んできたスクラップ&ビルドの成果としての各店舗の収益改善、および販促強化によるスマートフォン関連の販売台数増加などにより計画を上振れて推移し、前期比でも増収増益となりました。 加えて、法人向けソリューション部門の中小企業向けエネルギーコンサルティングやコールセンター部門が堅調に推移し、利益面の底上げに寄与いたしました。 以上の結果、売上高は9,783百万円(前期比12.4%増 / 計画比8.8%増)、セグメント利益は157百万円(前期比55.9%増 / 計画比31.6%増)となりました。また、セグメント資産は前連結会計年度末と比較して77百万円増加の3,457百万円となりました。 (農業公園事業) 農業公園事業は、2月の大雪に始まり、最繁忙期である春季の雨天続きと早期梅雨入り、ならびに夏季の記録的な猛暑に加え、大阪・関西万博への集客流出等もあり、各公園施設への入園者数が落ち込み苦戦を強いられました。また、原価上昇等も相俟って、計画を下回り、利益面では損失の計上となりました。一方、指定管理施設の増加に加え、既存施設の大型修繕や園内美化、各種コンテンツの充実化を進めた結果、着実に顧客単価が上昇し、前期比で売上増に繋がっております。 4月には「赤磐市吉井竜天オートキャンプ場・赤磐市竜天天文台公園」の指定管理運営を開始し、加えて、2020年以降コロナ禍の影響で閉園していた直営施設「信州塩尻農業公園 チロルの森」の営業を再開いたしました。また、2026年1月には新たに「加古川市日岡山公園再整備賑わい拠点創出・管理運営事業」(2029年4月運営開始予定)の事業者に選定されるなど、指定管理等案件のさらなる受託への動きを進めております。 以上の結果、売上高は5,652百万円(前期比3.6%増 / 計画比0.7%減)、セグメント損失は40百万円(前期はセグメント利益169百万円 / 計画はセグメント利益181百万円)となりました。また、セグメント資産は前連結会計年度末と比較して120百万円増加の3,540百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資本の財源及び資金の流動性 当社グループにおける資金需要は、主として不動産事業における事業用地購入資金、建物建築資金及びM&A資金であります。これらの必要資金は主に金融機関からの借入金により調達しております。また、主要取引金融機関2行とそれぞれ借入極度額15,000百万円、期間3年のコミットメントライン契約を締結しており、機動的かつ安定的な資金調達に備えております。 当連結会計年度末の短期借入金の残高47,645百万円のうち不動産関連資金が41,527百万円、長期借入金の残高40,231百万円のうち不動産関連資金が2,000百万円、子会社株式取得資金が9,415百万円となっております。 今後も不動産関連資金及び子会社株式取得資金の調達が見込まれる中、金融市場の動向を的確に把握するとともに低利かつ有利な資金の調達を図ってまいります。 ③ 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国で一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たっての会計基準は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」及び、「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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