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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

FIG

Future Innovation Group, Inc.4392 · Prime · 情報・通信業

物流・運輸業界向けMVNOと半導体後工程装置メーカーのユニークな組み合わせ。

概要

FIGは2018年7月、モバイルクリエイトとREALIZEの共同持株会社として設立された情報・通信業の企業グループである。大分県大分市に本社を置き、従業員668名。グループは13社で構成され、事業は「IoT」と「マシーン」の二本柱。前者はトラック・タクシー・バス事業者向けの移動体管理システム、後者は半導体製造後工程装置や搬送ロボットを手がける。2025年12月期の連結売上高は133億円、営業利益8億円。

二つの事業セグメントの構成

IoTセグメントはモバイルクリエイトを中心に11社の子会社で構成される。携帯通信網とGPSを活用した動態管理システム、配車システム、IP無線サービスを提供し、フロー収入と継続的なサブスクリプション収入を得る。主な顧客はトラック運送事業者、タクシー事業者、バス事業者である。マシーンセグメントはREALIZEが担い、半導体製造後工程装置、自動車搭載品関連製造装置、金型、搬送ロボットを製造する。グループ内の各種システム機器の製造も行う。2025年12月期の外部顧客への売上高はIoTが92.8億円、マシーンが40.3億円であった。

サブスクリプションモデルによる収益基盤

IoT事業では販売時のフロー収入に加え、継続的なサービス利用料によるストック収入が収益の柱である。IP無線や動態管理システムはサブスクリプション型で提供され、物流・公共交通分野で順調に拡大している。一方、マシーン事業は装置販売が中心だが、近年はロボットを軸としたオートメーションソリューションに注力し、自動化・省人化ニーズを取り込む。2025年12月期のグループ全体の営業利益は8.3億円で、前年比129.3%増と回復した。

国内を軸に広がる海外展開

グループは国内のみならず、シンガポールのInfoTrack Telematics、タイのThai K.T.R、米国のMobile Create USAなど海外にも子会社を持つ。2020年にシンガポール企業を連結子会社化し、運輸・物流向け位置情報サービスを東南アジアで展開。2023年にはタイに製造子会社を設立し、グループ会社への部材調達と販売拠点としている。海外売上高の比率はまだ小さいが、現地ニーズに応じた事業拡大を進めている。

持株会社体制と13社のグループ構成

当社は純粋持株会社として、子会社13社を統括する。主要子会社のモバイルクリエイトがIoT全体をけん引し、REALIZEがマシーン事業を担う。その他、ホテル向けマルチメディアシステムのケイティーエス、戦略的新事業開発のCAOS、物流システムのプライムキャスト、沖縄の保守管理会社など、多様な子会社が存在。2022年に設立したCAOSでは決済・ロボット・情報技術の研究開発を行い、グループの将来の成長領域を開拓している。

業界の中での役割は運輸・物流業界向け通信サービス提供者、および半導体・自動車関連製造装置メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
133億円
営業利益
8億円
営業利益率
6.0%
純利益
8億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
IoT93億円69.9%15億円16.1%
マシーン40億円30.1%4億円10.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01IoT(移動体管理システム)主力

携帯通信網とGPSを活用した移動体管理システムを提供。主にトラック運送事業者、タクシー事業者、バス事業者等に対して、音声通話システム、動態・運行管理システム、タクシー配車システムなどをワンストップで提供し、フロー収入と継続的なストック収入を得ている。

主要顧客トラック運送事業者、タクシー事業者、バス事業者

主な製品・サービス1
移動体管理システム
パケット通信網を利用した音声通話システムや動態・運行管理システム、タクシー配車システム等。GPSと通信インフラを組み合わせ、車両の位置管理や運行効率化を実現。

02マシーン(製造装置)主力

半導体製造後工程装置、自動車搭載品関連製造装置、金型、搬送ロボットの製造販売。半導体のリードフレームからの切断・成形、マーキング、外観検査等の装置が主力。医療関連装置も含む。グループ内システム機器の製造も行う。

主要顧客半導体メーカー、自動車部品メーカー

主な製品・サービス3
半導体製造後工程装置
リードフレームからの切断・成形、半導体へのマーキング、製品外観検査等を行う装置。半導体パッケージング工程で使用される。
自動車搭載品関連製造装置
自動車向け電子部品やモジュールの製造に用いられる装置。高精度な組立・検査を実現。
搬送ロボット
工场内での部品・製品の自動搬送を実現するロボットシステム。製造ラインの効率化に寄与。

製品と技術

移動体管理システム(IoT事業)

モバイルクリエイトが提供する移動体管理システムは、パケット通信網(IP無線)とGPSを組み合わせ、車両の位置把握や運行管理を実現する。主な製品には音声通話システム、動態管理システム、タクシー配車システム、運行管理システムがある。物流事業者向けには運行記録や荷物管理、タクシー事業者向けには配車最適化、バス事業者向けには運行管理と乗客案内を提供。サブスクリプションモデルで提供され、継続的な収益源となっている。

半導体製造後工程装置(マシーン事業)

REALIZEが手がける半導体製造後工程装置は、リードフレームからの切断・成形、マーキング、製品外観検査を自動で行う。半導体パッケージング工程に不可欠であり、高精度・高速処理が求められる。近年はAI普及を背景に先端半導体向けの装置開発にも取り組む。自動車搭載品関連製造装置も同社の主力で、電子部品の組立・検査工程を自動化する装置を供給し、主要な自動車部品メーカーに納入している。

搬送ロボットとオートメーションソリューション

REALIZEは自律走行搬送ロボット(AGV/AMR)を開発・製造する。SLAM技術や自律走行アルゴリズムを搭載し、工場や物流倉庫内で部品・製品を自動搬送する。ロボットベンチャーの匠社との資本業務提携により、純国産AGV/AMRとして市場に展開。装置とロボットを組み合わせた統合ソリューションも提供し、製造業の自動化・省人化ニーズに対応する。2025年12月期のマシーンセグメントの受注高は前年比73.2%増の58.8億円に拡大した。

ペイメントサービスとホテルマルチメディアシステム

成長分野と位置づけるペイメント事業では、モバイルクリエイトが公共交通分野でキャッシュレス決済基盤を構築し、自治体や宿泊業への導入を進めている。IP無線と連携した決済サービスも提供。一方、子会社ケイティーエスのホテル向けマルチメディアシステムは、市場環境の変化により苦戦が続き、2025年12月期にはサービス内容と営業体制の見直しを実施した。両事業はグループ全体のIoTセグメントに含まれ、ペイメントは今後の成長ドライバーとして期待されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

情報セキュリティ中堅、収益改善中

セキュリティソリューションやシステム開発を手掛ける中堅企業。同業のVRain SolutionやCocoliveと比較し、売上高120~135億円と規模は大きい。2023/12期は営業赤字だったが、2024/12期は3.33%の黒字、2025/12期は6.02%へ改善。サイバーセキュリティ需要の高まりを背景に受注が増加。ただし競合も多く、差別化には技術力向上が必須。

強み

  • サイバー攻撃増加でセキュリティ市場は拡大。
  • 120~135億円と一定規模を維持、大幅な落ち込みなし。
  • 赤字から黒字転換、収益性が着実に向上。
  • 官公庁・民間企業と多様な顧客を持つ。

課題

  • 大手セキュリティ企業や新興スタートアップとの競争。
  • 高度なIT人材の確保難、人件費上昇が収益圧迫。
  • 営業利益率6%は業界平均比で低く、改善余地。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

物流・運輸の時価総額近傍。太字がFIG

時価総額で並べると、掲載7社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17102日本車輌製造524億円4.4倍
22429ワールドホールディングス514億円8.7倍
39081神奈川中央交通503億円13.5倍
49305ヤマタネ468億円8.1倍
59052山陽電気鉄道452億円11.1倍
64392FIG351億円42.5倍
79319中央倉庫347億円16.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。

会社の歴史

沿革 17件

二つの源流企業の設立と上場 (1979~2012年)

グループの源流は1979年1月に設立された株式会社石井工作研究所(現REALIZE)にある。同社は半導体製造装置や金型を手がけ、2004年12月にジャスダック証券取引所に上場した。もう一つの源流は2002年12月設立のモバイルクリエイトで、携帯通信を活用した移動体管理システムを開発。2012年12月に東証マザーズと福岡Q-Boardに上場し、2013年12月には東証市場第一部と福岡本則市場へ市場変更した。

モバイルクリエイトによる石井工作研究所のグループ化 (2015~2016年)

2015年1月、モバイルクリエイトは石井工作研究所を持分法適用関連会社化し、2016年3月には連結子会社化した。全く異なる事業領域の2社が同一グループに統合され、後の共同持株会社設立の布石となった。この統合により、IoTサービスと製造装置の組み合わせによるシナジー創出の可能性が生まれた。

共同持株会社FIGの設立と上場 (2018年)

2018年7月、モバイルクリエイトと石井工作研究所は共同株式移転により、共同持株会社FIGを設立した。同日、東証市場第一部と福岡証券取引所本則市場に上場。両社の経営統合により、IoTとマシーンの異業種連携によるシナジー創出を目指す体制が整った。設立時の資本金は開示されていないが、グループ連結売上高は2018年12月期に86億円であった。

M&Aによる事業領域の拡大 (2019~2021年)

上場後、グループは積極的なM&Aを実施した。2019年10月にホテル向けマルチメディアシステムのケイティーエス、2020年7月に物流システム開発のプライムキャストを子会社化。2020年3月にはシンガポールのInfoTrack Telematicsを、2021年5月にはインフォウェイブをモバイルクリエイトの子会社として取り込んだ。これによりIoT事業のサービス範囲は海外やホテル分野に拡大した。

新会社設立と社名変更 (2022~2023年)

2022年1月、グループ戦略の新商品・サービス開発を担う子会社CAOSを設立。同年4月、東証の市場区分見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行した。2023年1月、石井工作研究所はREALIZE株式会社に商号変更し、ロボット事業へのシフトを明確化。同年7月にはタイに子会社Thai K.T.Rを設立し、海外生産体制を強化した。

業績の変動と中期経営計画の公表 (2022~2025年)

2022年12月期の売上高は129億円、純利益7億円と成長したが、2023年12月期は売上高135億円ながら純利益2億円に減益。2024年12月期には売上高120億円、当期純損失14億円を計上した。2025年12月期は売上高133億円、営業利益8億円、純利益8億円と回復。2026年2月、新中期経営計画(2026~2028年)を公表し、ロボット・オートメーション領域への注力と資本効率向上を掲げた。

セグメント変更と成長戦略の再定義 (2026年~)

2026年12月期より、セグメント名称を「IoT・ペイメント」と「ロボット・オートメーション」に変更。ペイメント事業を成長分野と位置づけ、公共交通分野での決済基盤を自治体や宿泊業へ横展開する。ロボット事業では匠社との資本業務提携を通じて純国産AGV/AMRメーカーとしての市場ポジション確立を目指す。ROEやROICを経営指標として掲げ、事業成長と資本効率の両立を推進する。

年表17件を開く

1970年代

  • 1979年1月子会社 株式会社石井工作研究所(現REALIZE株式会社)設立

2000年代

  • 2002年12月子会社 モバイルクリエイト株式会社設立
  • 2004年12月上場株式会社石井工作研究所(現REALIZE株式会社)がジャスダック証券取引所(現東京証券取引所JASDAQ)に上場

2010年代

  • 2012年12月上場モバイルクリエイト株式会社が東京証券取引所マザーズ及び福岡証券取引所Q-Boardに上場
  • 2013年12月モバイルクリエイト株式会社が東京証券取引所市場第一部及び福岡証券取引所本則市場へ市場変更
  • 2015年1月モバイルクリエイト株式会社が株式会社石井工作研究所(現REALIZE株式会社)を持分法適用関連会社化
  • 2016年3月M&Aモバイルクリエイト株式会社が株式会社石井工作研究所(現REALIZE株式会社)を連結子会社化
  • 2018年7月創業モバイルクリエイト株式会社と株式会社石井工作研究所(現REALIZE株式会社)の共同持株会社として当社を設立
  • 2018年7月上場東京証券取引所市場第一部及び福岡証券取引所本則市場へ上場
  • 2019年10月M&A株式会社ケイティーエスを連結子会社化

2020年代

  • 2020年3月M&Aモバイルクリエイト株式会社がInfoTrack Telematics Pte. Ltd. を連結子会社化(当社の孫会社)
  • 2020年7月M&A株式会社プライムキャストを連結子会社化
  • 2021年5月M&Aモバイルクリエイト株式会社が株式会社インフォウェイブを連結子会社化(当社の孫会社)(2023年8月1日付でモバイルクリエイト株式会社を存続会社とする吸収合併により、消滅)
  • 2022年1月子会社 株式会社CAOS設立
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年1月商号変更株式会社石井工作研究所がREALIZE株式会社に商号変更
  • 2023年7月M&A株式会社ケイティーエスがThai K.T.R Co.,Ltd.を設立し連結子会社化(当社の孫会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年12月期まで170億円
  • 売上総利益2028年12月期まで53億円
  • 営業利益2028年12月期まで15億円
  • ROE2028年12月期まで10%
  • ROIC2028年12月期まで8%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ロボット・オートメーション領域の拡大

    搬送ロボットを中心としたオートメーション事業を拡大する。資本業務提携先との連携強化やM&Aも検討し、製造業や物流分野の自動化ニーズに対応する。

  2. 02

    ペイメント事業の交通分野から他業種への横展開

    公共交通で培った決済基盤を自治体、宿泊業、その他サービス分野へ展開し、キャッシュレス取扱高と収益機会を拡大する。

  3. 03

    IoT基盤事業の付加価値向上とサブスク拡大

    公共交通、物流、宿泊分野でデータ・AIを活用した付加価値型サービスを創出し、サブスクリプション型ビジネスの拡大により安定的な収益基盤を強化する。

  4. 04

    技術力強化とサービスモデルの進化

    AI・知能化技術の研究開発を強化し、ハードとソフトを融合した製品・サービスを創出。サブスク型ビジネスに加え、価格競争力と付加価値を両立するサービスモデルを構築する。

  5. 05

    人的資本への投資と多様な人財活用

    グループ横断での人財活用や自己啓発・資格取得支援制度を通じて人的資本を最大化し、多様な働き方を支える環境を整備する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 8期分

グループ全体で668人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は556万円で、7期前と比べて+8.5%平均年齢は43.6歳、平均勤続年数は9.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年12月466
2019年12月51339.77.1583
2020年12月50941.87.7682
2021年12月51142.79.1687
2022年12月54642.89.0710
2023年12月52942.39.6718
2024年12月51242.610.071356
2025年12月55643.69.8668120

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 9 / 海外 4、うち連結子会社 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
曲工場 — 大分県 大分市1,182百万円
マシーン
本社及び事業所 — 大分県 大分市987百万円
IoT
本社 — 大分県 大分市340百万円
マシーン
本社(大分県 杵築市)他1事業所310百万円
IoT
杵築工場 — 大分県 杵築市133百万円
マシーン
保養所 — 大分県 由布市100百万円
全社
本社及び事業所 — 大分県他26百万円
全社
主な関係会社
  • 国内
    モバイルクリエイト株式会社(注)4、5
    大分県大分市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    REALIZE株式会社(注)4、6
    大分県大分市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ケイティーエス(注)4、7
    大分県杵築市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社プライムキャスト
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社CAOS
    大分県大分市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    沖縄モバイルクリエイト 株式会社
    沖縄県那覇市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社トラン
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社M.R.L
    大分県大分市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Mobile Create USA, Inc.
    米国 カリフォルニア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    InfoTrack Telematics Pte. Ltd. (注)4
    シンガポール · 連結子会社
    議決権67.9%
  • 海外
    InfoTrack Telematics Pvt. Ltd.
    インド ベンガルール · 連結子会社
    議決権67.9%
  • 国内
    ciRobotics株式会社
    大分県大分市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • Thai K.T.R Co., Ltd. (注)8タイ バンコク49%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は133億円営業利益8億円前期と比べると増収増益で、売上が+10.8%、利益が+100.0%。

売上高
+10.8%
133億円
営業利益
+100.0%
8億円
純利益
8億円
営業利益率
6.0%
前期比 +2.7%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高140億円133億円
営業利益10億円8億円
純利益7億円8億円
1株あたり配当¥10¥10

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は75億円、営業利益は6億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+13.6%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q3538.62
2023年2Q3525.71
2023年3Q3313.01
2023年4Q32−2
2024年1Q3126.53
2024年2Q2813.60
2024年4Q6111.6−17
2025年2Q6646.13
2025年4Q6746.05
2026年2Q7568.04

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 8期分

2018年12月期からの8期で、売上は86億円から133億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は6.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
モバイルクリエイト株式会社と株式会社石井工作研究所(現REALIZE株式会社)の共同持株会社として当社を設立
2018年12月8663
株式会社ケイティーエスを連結子会社化
2019年12月9511
モバイルクリエイト株式会社がInfoTrack Telematics Pte. Ltd. を連結子会社化(当社の孫会社)
2020年12月103−32
モバイルクリエイト株式会社が株式会社インフォウェイブを連結子会社化(当社の孫会社)(2023年8月1日付でモバイルクリエイト株式会社を存続会社とする吸収合併により、消滅)
2021年12月12364
子会社 株式会社CAOS設立
2022年12月129107
株式会社ケイティーエスがThai K.T.R Co.,Ltd.を設立し連結子会社化(当社の孫会社)
2023年12月13572
2024年12月120443.3−14
2025年12月133886.08

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高133億円のうち、営業利益として残るのは8億円6.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の6.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.2%92億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.8%33億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.0%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.4pt
6.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.6pt
6.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.8pt
9.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2025年12月期は営業CFが5億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は19億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年12月1−43−315
2019年12月13−3−91020
2020年12月4−1817−1423
2021年12月1−2525−2424
2022年12月4−1813−1422
2023年12月−6−814−1422
2024年12月3229−576126
2025年12月5−1−11419

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 8期分

2025年12月期の総資産は156億円。このうち返さなくてよい自己資本が89億円で、自己資本比率は55.8%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年12月119784164.5
2019年12月132805259.9
2020年12月153837053.4
2021年12月1908910146.0
2022年12月2159711844.6
2023年12月2289613241.4
2024年12月159827750.6
2025年12月156896855.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
19億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
42億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
68億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
69
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中272位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中545位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.3%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.0%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
55.8%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
10.8%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.9%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,111で、1年前と比べて+282.9%過去52週の値幅のなかでは30%の位置にある。

¥1,111-3.1%1ヶ月+27.6%1年+282.9%時価総額351億円
過去52週の値幅
安値¥282高値¥3,075

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)42.5倍
PER (会社予想)54.6倍
PBR5.49倍
配当利回り0.90%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月21日に1132円まで下落し、前日比-12.99%と大幅安。1ヶ月では+5.3%上昇するも、52週高値3075円からは-63.2%の水準。出来高は8月21日に918万株と高水準で、売りが優勢。25日線1015.56円を約11%上回るが、75日線1206.17円を下回っており、短期的な調整局面。RSIは62.66と中立圏。週足では8月17日に急騰した後、3日連続で下落しており、過熱感の調整と見られる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 35/100)

PERは43.29倍で業界平均48.57倍を下回るが、予想PERは55.7倍と上振れ。PBRは5.6倍で平均2.92倍の約2倍。ROE9.3%は平均並みで、配当利回り0.88%は平均2.64%を大きく下回る。直近の業績は赤字から黒字転換したが、収益水準は低く、株価が先行している。割高と判断するが、業界平均PERが高いため相対的には割安感も。

指標この会社業種平均
PER (実績)42.5倍47.9倍
PER (予想)54.6倍
PBR5.49倍2.96倍
ROE9.3%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2024年12月期は営業赤字に転落し、業績が大きく悪化したが、2025年12月期は売上高133億円、営業利益率6.02%と黒字回復が見込まれる。強気派は、公共デジタル化の需要が今後も続き、赤字からのV字回復を評価する。また、株価が過去1年で約294%上昇しており、市場の期待が高い。一方、弱気派は、一時的な回復であり、公共投資の依存度の高さや、案件の採算性に懸念を抱く。さらに、株価の急騰で割高感が強く、PERが43倍を超える点を指摘する。回復が持続可能かどうかが論点となる。

プラスに働く材料7
  • 業績のV字回復

    2025年12月期は営業損益が黒字に転換し、売上高も前期比11%増と拡大する。

  • 公共デジタル化需要

    行政のDX投資が続き、安定した受注機会がある。

  • 株価の上昇トレンド

    過去1年で約294%上昇し、投資家の期待が集まっている。

  • 2025/12期は純損益が黒字転換決算発表後影響

    純損益は2024/12期の14億円赤字から8億円の黒字に転換

  • 営業利益4億円から8億円へ倍増決算発表後影響

    営業利益は前期比4億円増の8億円、増益率100%

  • 売上高133億円と回復決算発表後影響

    売上高は前期比13億円増の133億円、減少局面から回復

  • 営業利益率6.02%へ改善決算発表後影響

    営業利益率は前期3.33%から6.02%へ2.69ポイント改善

マイナスに働く材料7
  • 赤字からの回復の持続性

    2024年の営業赤字からの回復は一時的で、収益基盤は脆弱。

  • 公共依存のリスク

    官公需に依存しており、予算削減や入札価格の低下で業績が悪化する可能性。

  • 株価の割高感

    PERが43倍を超え、業績改善を織り込みすぎている。

  • 来期予想PER55.7倍とバリュエーション懸念通年影響

    予想PER55.7倍は実績43.3倍を大きく上回り、来期減益予想を示唆

  • PBR5.6倍と資産価値から乖離不定影響

    PBR5.6倍と純資産の5倍超、下落局面で評価が急縮小しやすい

  • 外国法人持株比率1.38%と需給が細い継続影響

    外国法人持株比率1.38%と極めて低く、海外資金の流入期待が薄い

  • 配当利回り0.88%と株主還元乏しい継続影響

    配当利回り0.88%と低く、下落局面での安心感が少ない

次の決算で確かめる点
営業利益率
黒字回復の質と持続性を判断する重要な指標。
公共案件の受注高
官公需の動向が業績に直結する。
回収サイト
公共案件の支払い条件の変化を確認する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり10で、前期から+100.0%いまの株価に対する利回りは0.90%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥10
1株あたり
配当利回り
0.90%
いまの株価に対して
配当性向
91.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2019年12月5198.4
2020年12月50.072.9
2021年12月50.0105.1
2022年12月10100.085.4
2023年12月5−50.0245.1
2024年12月50.0
2025年12月10100.091.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥10

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ15,377人。区分でいちばん多いのは個人・その他70.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が28.1%を占め、残る71.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他66.965.956.058.965.270.1
事業法人22.822.831.431.428.126.5
自己株式0.00.03.93.93.93.9
金融機関9.49.68.26.73.51.6
外国法人0.40.62.51.82.21.3
証券会社0.51.01.91.11.00.4
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01フューチャー株式会社22.76
02FIG従業員持株会2.76
03株式会社大分銀行1.54
04第一交通産業株式会社1.27
05青木 義行1.27
06岩瀬 英一郎1.18
07MACQUARIE BANK LIMITED DBU AC(常任代理人 シティバンク・エヌ・エイ東京支店)0.84
08山本 治之0.79
09株式会社ゼンリンデータコム0.72
10村井 雄司0.65

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-06-24
    村井 雄司
    新規の大量保有報告
    1.49%
    +0.03pt
  • 2026-05-29
    マッコーリー バンク リミテッド
    新規の大量保有報告
    2.85%
    -3.96pt
  • 2026-05-18
    マッコーリー バンク リミテッド
    新規の大量保有報告
    13.73%
    +0.40pt
  • 2026-05-18
    マッコーリー バンク リミテッド
    変更報告
    12.30%
    -1.03pt
  • 2026-05-18
    マッコーリー バンク リミテッド
    新規の大量保有報告
    6.81%
    -6.92pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 8期分

1株利益は8期で+142%、1株純資産は8期で+5%。直近期のROEは9.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2018年12月112743.629.064.7
2019年12月22740.7164.3198.4
2020年12月62802.145.972.9
2021年12月152985.221.5105.1
2022年12月233187.516.785.4
2023年12月73132.245.3245.1
2024年12月−47266−16.1
2025年12月262879.311.191.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額108百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
村井雄司代表取締役 社長627,395,400
岐部和久取締役 常務執行役員 経営企画本部長5433,100
阿知波孝典取締役 常務執行役員 グループ統括本部長6427,100
奥山由実子取締役61
佐藤一彦取締役(常勤監査等委員)7853,500
山田耕司取締役(監査等委員)704,000
大呂紗智子取締役(監査等委員)48
木下佳明取締役(監査等委員)67
後藤哲憲取締役(常勤監査等委員)72

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3743159231
社外取締役5992
取締役(社内)1777

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,705字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、共同株式移転の方法により、2018年7月2日付でモバイルクリエイト株式会社及び株式会社石井工作研究所(現REALIZE株式会社)の完全親会社として設立されました。 当社グループは、当社、子会社13社で構成されております。主な事業内容は、「IoT」、「マシーン」の2つの区分で管理しております。 次の区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 (1)IoT IoTには、モバイルクリエイト株式会社を中心に、その他子会社11社が該当します。モバイルクリエイト株式会社は携帯通信のインフラを活用した移動体通信網及びGPSを活用した移動体管理システムを提供するMVNO事業者であり、主にトラック運送事業者の物流業者、タクシー事業者やバス事業者の道路旅客運送業者等に対して、パケット通信網を利用した音声通話システムや動態・運行管理システム、タクシー配車システム等を提供しております。 移動体管理システムの開発・販売並びにこれらに付随する通信・アプリケーションのサービス及び保守に関する業務等をワンストップで提供しており、販売時における収入であるフロービジネスだけでなく、継続的なサービスの提供による利用料等の収入が得られるストックビジネス(サブスク)を展開しております。 (2)マシーン マシーンには、REALIZE株式会社が該当します。REALIZE株式会社は、半導体・自動車搭載品関連製造装置及び金型並びに搬送ロボットの製造販売を主事業としています。これらには従来主力の半導体製造後工程における半導体のリードフレームからの切断・成形、半導体へのマーキング及び製品外観検査等の領域を担う装置及び金型をはじめ自動車搭載品関連製造装置や医療関連装置等が含まれております。 また、REALIZE株式会社は、グループ内の各種システム機器の製造等も行っております。 当社グループの各社と報告セグメントの関連は、次のとおりであります。 セグメント区分   主な事業の内容   当社グループ IoT   移動体管理システムの開発・販売・レンタル・リース並びにこれらに付随する通信・アプリケーションのサービス及び保守等   モバイルクリエイト株式会社 ホテル事業者向けのマルチメディアシステムの開発・運用・保守及び半導体の基板事業、製造装置事業   株式会社ケイティーエス 物流向けシステム及びバーチャルリアリティシステム関連ソリューションの開発   株式会社プライムキャスト 決済・ロボット・情報技術などグループの戦略的な新商品・サービスの開発   株式会社CAOS 沖縄県におけるモバイルクリエイト社提供の情報通信システムの保守・管理等   沖縄モバイルクリエイト株式会社 観光タクシー・バス事業及び定額タクシー事業   株式会社トラン モバイルクリエイト社製品のレンタル・リース   株式会社M.R.L モバイルクリエイト社製品の米国における製造販売及び新規事業創出   Mobile Create USA, Inc. 運輸・物流業における位置情報サービスの提供   InfoTrack Telematics Pte. Ltd. 運輸・物流業における位置情報サービスの提供   InfoTrack Telematics Pvt. Ltd. 無人飛行機及びロボット制御システムの研究・開発・製造・施工・保守管理・販売及び輸出入   ciRobotics株式会社 ホテルマルチメディアシステムの販売、グループ会社へのタイからの部材調達   Thai K.T.R Co.,Ltd. マシーン   半導体・自動車関連製造装置及び金型並びに搬送ロボット等の製造・販売等   REALIZE株式会社 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,689字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループは、継続的に事業規模を拡大させていくために下記課題への対応が必要であると考えております。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「想像と技術と情熱で快適な未来を創造」を経営理念とし、「笑顔になれる企業グループ」をVisionとしております。社員がワクワク感を持ってチャレンジしている、お客様から「ありがとう」と言われる、株主の皆様にも満足してもらえる、そんなグループを目指しております。 当社グループは、SmartSocietyの実現による快適な未来を目指しています。IoT分野において社会と人の役に立つことが、FIGグループの使命であり、笑顔が溢れる持続可能な社会の実現に貢献します。 (2) 経営環境 2026年12月期より、セグメント名称及び一部区分を変更し、「IoT」を「IoT・ペイメント」へ、「マシーン」を「ロボット・オートメーション」へ変更しています。本項目では、当該変更後のセグメント体制に基づき記載しています。 (IoT・ペイメント) 当社グループは、公共交通、物流、宿泊など、人やモノの移動・運営に関わる分野を中心にサービスを提供しております。近年、国内では人口減少や少子高齢化の進行により労働力不足が深刻化しており、業務効率化や省人化を目的としたデジタル化・IoT化のニーズが高まっております。また、AIやデータ活用の進展により、単なる業務効率化にとどまらず、データを活用した新たなサービス創出や業務運営の最適化など、付加価値の高いサービスへの需要も拡大しております。 このような環境のもと、当社グループは、主力サービスとして、物流・タクシー・バス事業者向けにIP無線サービス、動態管理システム、配車システム、運行管理システム、ペイメントサービスを提供しております。 成長分野と位置付けるペイメント事業においては、政府がキャッシュレス決済比率の向上を掲げるなどキャッシュレス化の進展を背景に、公共交通分野を中心として決済サービスの導入が拡大しております。当社グループでは、交通分野で培ったペイメント基盤を活用し、自治体や民間サービス分野への展開を進めることで、ペイメントプラットフォームの利用拡大を図っております。 これらの主力サービスについては、サブスクリプション型のサービスモデルにより継続的な収益基盤の構築を進めており、主たる市場である公共交通及び物流分野でのサブスク売上高は順調に拡大しております。 一方、ホテル向けマルチメディアシステムについては、市場環境の変化や営業戦略が十分に機能しなかったことなどから厳しい状況が続いております。このため、サービス内容及び営業体制の見直しを進めることで、事業の再成長に取り組んでおります。 (ロボット・オートメーション) ロボット・オートメーション分野では、半導体製造装置や自動車関連装置を中心とした装置事業に加え、成長分野として搬送ロボットの事業拡大に取り組んでおります。近年、製造業や物流分野では、労働人口の減少や働き方改革の進展を背景として、自動化・省人化・無人化に対するニーズが高まっており、ロボットや自動化設備に対する需要は中長期的に拡大すると見込まれております。 また、半導体市場については、短期的には設備投資動向の変動が見られるものの、AIの普及を背景として中長期的な需要拡大が期待されており、当社グループにおいても先端半導体分野への装置開発に取り組んでおります。 このような環境のもと、当社グループでは、半導体・自動車関連メーカーなどの顧客基盤を活かし、自動化装置や搬送ロボットなどを組み合わせたソリューションの提供を進めております。 ロボット分野においては、自律走行アルゴリズムやSLAM技術などの開発に取り組むとともに、ロボットベンチャーである株式会社匠(福岡県大野城市、以下「匠社」)との資本業務提携に伴う戦略投資を行い、純国産AGV/AMRメーカーとして一定の市場ポジションを確立しております。 今後も、工場や物流倉庫などにおける自動化ニーズの高まりを背景に、ロボットを中核とした自動化領域の事業拡大を進めてまいります。 (3) 経営戦略・目標とする経営指標 当社グループは、2026年2月13日に公表した新中期経営計画(2026年12月期~2028年12月期)において、前中期経営計画で構築した成長基盤を成果へ転換するフェーズと位置付け、持続的な「稼ぐ力」の強化を基本方針としております。また、当社グループでは事業の成長領域をより明確にするため、ロボットを中核としたオートメーション領域を成長分野として位置付けております。 人口減少や労働力不足などの社会課題に対し、IoT、ペイメント、ロボットを中核とした複合技術ソリューションを提供することで、事業成長と資本効率の向上を両立する経営を推進してまいります。 主な成長戦略は次のとおりであります。 ① ロボットを中核としたオートメーション領域の拡大 製造業や物流分野における自動化ニーズの拡大を背景に、搬送ロボットを中心としたオートメーション事業の拡大を図ります。資本業務提携先である匠社との連携強化やM&Aの検討を含め、ロボット事業の成長を加速させてまいります。 ② 公共交通を起点としたペイメント事業の横展開 交通分野で培った決済基盤を活用し、自治体、宿泊業、その他サービス分野への展開を進めることで、キャッシュレス取扱高の拡大と収益機会の拡大を図ります。 ③ IoT基盤事業の付加価値向上 公共交通、物流、宿泊分野を中心に、データ・AIを活用した付加価値型サービスの創出を進め、サブスクリプション型ビジネスの拡大による安定的な収益基盤の強化を図ります。 当社グループは、事業成長と資本効率向上の両立を目指し、主な経営指標として、売上高、売上総利益、営業利益、ROE及びROICを掲げております。 新中期経営計画の最終年度である2028年12月期において設定したKPIは次のとおりです。 指標   2028年12月期 売上高   170億円 売上総利益   53億円 営業利益   15億円 ROE   10% ROIC   8% (4) 対処すべき課題等 ① 技術力を核とした競争優位性の強化 AI・デジタル技術の進展により、IoT・ロボット分野における技術革新のスピードは一層加速しております。当社グループでは、AI活用・知能化技術を含む研究開発力を継続的に強化し、ハードウエアとソフトウエアを融合した付加価値の高い製品・サービスの創出を進めることで、競争優位性の確立に取り組んでまいります。 ② 顧客価値を最大化するサービスモデルの進化 単なる製品提供にとどまらず、顧客の課題解決に直結するサービス型ビジネスへの転換が重要性を増しております。当社グループでは、IoT・ペイメント分野を中心としたサブスクリプション型ビジネスの拡大に加え、価格競争力と付加価値を両立するサービスモデルの構築を進め、安定的かつ持続的な収益基盤の確立を図ってまいります。 ③ 成長分野への戦略的投資と事業ポートフォリオの最適化 人口減少・人手不足を背景に、自動化・省人化・無人化へのニーズは今後も拡大が見込まれます。当社グループでは、成長が見込まれるペイメント及びロボット分野を中心に戦略的な成長投資を行うとともに、事業ポートフォリオの最適化を通じて、資本・資産効率の向上に取り組んでまいります。 ④ 人的資本への投資と多様な人財が活躍できる環境整備 持続的成長の源泉は人財であり、技術者を始めとする優秀な人財の確保・育成は引き続き重要な課題です。当社グループでは、グループの価値観を共有し、グループ人財公募制度等によるグループ横断での人財活用や、自己啓発支援制度や資格取得支援制度等の育成施策を通じて人的資本の価値を最大化することを目指しております。加えて、コミュニケーション活性化施策や福利厚生制度の充実、多様な働き方を支える環境整備を進め、人財が長期的に活躍できる基盤づくりに取り組んでまいります。 ⑤ 資本コストを意識した経営、ガバナンスの高度化及びESG・SDGsへの取組 物価上昇や金利環境の変化により、資本コストや投資判断に対する市場の目線は一段と厳しさを増しております。当社グループでは、ROEや資本効率を重視した経営判断を行うとともに、グループ全体の経営管理体制及びガバナンスの高度化を図り、中長期的な企業価値向上を目指してまいります。 また、事業活動そのものがサステナブルな社会の実現に直結する取組を推進し、Smart Societyを支える技術革新やサービス、環境負荷低減に貢献するサービスを通じて、経済発展と社会課題解決の両立に努めてまいります。
事業等のリスク5,016字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1) 事業内容に関するリスク ① グループ経営体制について 当社グループは、持株会社体制への移行により経営の機動性・効率性の向上に取り組むとともにグループ一体としての協力体制を強固なものとして、変化する事業環境に迅速に対応できる経営体制の構築に努めてまいりますが、当初期待したシナジー効果が十分に発揮できない場合には当社グループの財務内容及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② システム障害について IoTにおいては、インターネットを通じてクラウドサービスや移動体情報及び音声を顧客に提供しているため、これらのサービスの提供だけではなく、システム保守、運用、管理についてもインターネットの通信ネットワークに大きく依存しております。従って、次のようなシステム障害が発生した場合、当該サービスの提供が一時的に停止するほか、顧客からの損害賠償請求や当社グループの信頼性の低下等が生じることにより、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 a  自然災害や事故等によって、インターネットの通信ネットワークが切断された場合。 b  当該サービスを提供しているサーバへの急激なアクセスの増加や電力供給の停止等の予測不能な様々な要因によってサーバ又は周辺機器がダウンした場合。 c  外部からの不正な手段によるサーバへのアクセス等によって、コンピュータウイルスに感染する等サーバ又は周辺機器が正常に機能しない場合。 d  その他当社グループの予測不能な要因又は通常の予測範囲を超えるシステムトラブルによって、システムが正常に機能しない場合。 ③ 製品の不具合について 当社グループが提供する製品においては、高い信頼性が求められる中、品質管理体制を整備し、製品の不具合等の発生防止に留意し品質確保に万全を期しております。しかしながら、当社グループが顧客へ納品する製品の不具合等に起因して生じた顧客等の重大な損失に対して、適切かつ迅速な処理又は対応が困難となった場合には、顧客からの損害賠償請求や当社グループの信頼性の低下等が生じることにより、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ④ 知的財産権について 現時点において当社グループの事業活動に影響を及ぼすような特許権、商標権その他知的財産権が第三者によって取得されているという事実は確認されておりません。また、第三者から知的財産権に関する警告を受けたり、侵害したりしたことにより損害賠償等の訴訟が発生している事実はありません。しかしながら、当社グループの事業に現在利用されている技術と接触関係をなす特許権等の知的財産権を第三者が既に取得している可能性、また将来的に当社グループの事業における必須技術と接触関係をなす特許権等の知的財産権が第三者に取得される可能性を完全に否定することはできず、そのような可能性が現実化した場合には特許権等の知的財産権に関する侵害の結果として、当社グループへの損害賠償やロイヤリティの支払要求、差止請求等が発生し、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑤ 研究開発に係る投資について 当社グループでは、新サービスの開発を目的として、研究開発活動に資金を充当しております。しかしながら、予測不能な技術革新等の当社グループを取り巻く外部環境の変化等に伴い、当該投下資金が期待どおりの成果をあげられず、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (2) 事業環境に関するリスク ① 業界動向への対応について 当社グループが属する情報通信業界においては、大規模事業者から小規模事業者まで多数の事業者が存在しており、これらの事業者との競合が生じております。現状においては、政府や民間企業のIT化推進等に伴う業界全体における開発需要は拡大しつつも、競合激化等による極端な価格競争等が生じる可能性があり、今後において景気低迷等による需要減少や新規参入等により競争が激化した場合には、当社グループにおける受注減少、低価格受注等が生じ、事業及び業績に影響を与える可能性があります。 一方で、マシーンが属する半導体・自動車業界においては、製品市況が循環的に大きく変動し、世界中が同じ状況となる関係で過去において振幅の大きな好況・不況を繰り返してきました。そして、両業界の設備投資は大幅な伸長、削減を繰り返しております。それに伴い、当社グループにおける受注減少、低価格受注等が生じ、事業及び業績に影響を与える可能性があります。また、ロボット業界においては、市場は拡大基調であり今後も成長が見込まれるものの、新規参入の増加等による価格競争の激化、景気後退に伴う設備投資の減速等が発生した場合には、事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ② 技術革新への対応について 当社グループが属する業界においては、絶え間なく技術革新が起こっており、各事業者が持つ技術優位性及び販売価格を維持し続けるためには、常に既存製品の機能強化版の投入又は新しい切り口での製品・サービスの開発・導入を行っていく必要があります。しかしながら、製品・サービスが市場動向・ニーズに合わない場合、製品・サービスの開発に時間を要することによって市場導入が遅延した場合、技術革新に対応するための研究開発費用が過度に発生した場合、あるいは販売担当者やサポート担当者の知識・経験レベルが技術革新に追いつかず運用体制に支障をきたした場合等、当社グループの製品・サービスが顧客からの要請に適さない状況が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③ 法的規制について IoTにおいては、2009年5月から、通信回線事業者からサービスの提供を受け再販を行うMVNO(Mobile Virtual Network Operator、仮想移動体通信事業者)事業を行っております。主要な法規制には電気通信事業法があり、当社グループは、同法で規定される「通信の秘密」などの原則を役職員に対して徹底し、法令違反が発生しないような体制作りを行っておりますが、万一同法に規定される一定の事由に当社グループが該当した場合、総務大臣から業務改善等の命令若しくは罰則を受け、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。また、将来的に同法の改正や当社グループの事業に関する分野を規制する法令等の制定、あるいは自主的な業界ルールの制定等が行われた場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。その他、当社グループの事業を規制する法律として、電波法や製造物責任法の規制を受ける場合があります。このような法的規制等に関して予期しない新設、改正又は変更等が行われた場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (3) 組織体制に関するリスク ① 人財の確保について 当社グループは、市場のニーズに合った良質の製品を提供していくために、高い能力と志をもった人財を少数精鋭でそろえることに注力してきました。そのために、もし中核となる社員が予期せぬ退社をした場合にはメンバー構成に重大な変化が生じる可能性があります。このような事態を避けるために、今後も当社グループの事業展開に応じて継続した人財の確保が必要であると認識しており、積極的に優秀な人財を採用・教育し、また魅力的な職場環境を提供していく方針であります。しかしながら、人員の十分な確保及び育成等に支障が生じた場合等には、当社グループの事業展開に影響を及ぼす可能性があり、当該要因が当社グループの事業拡大の制約要因となる可能性があります。 ② 内部管理体制について 当社グループは、今後の事業拡大や業務内容の多様化に対応すべく、内部管理体制の充実を図り、業務の標準化と効率化の徹底を進めております。しかしながら、事業の急速な拡大等により、十分な内部管理体制の構築が追いつかないという事態が生じた場合には、業務運営に支障をきたし、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③ 法令等違反について 当社グループは、法令遵守の徹底を目的として内部統制の整備を図り、より充実した内部管理体制の整備に努めるとともに、役職員の教育・研修等の徹底を通じ、その啓蒙を図っております。しかしながら、当社グループの事業は、役職員の活動を通じて執行されており、そのプロセスに関与する役職員の故意又は過失により法令に違反する行為がなされた場合、当社グループの社会的信用の失墜により、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ④ 情報セキュリティの管理について 当社グループは、事業活動を通じて個々の顧客業務内容等を入手し得る立場にあることから、個人情報を含めた情報管理体制の整備強化に努めており、現時点において当社グループにおける個人情報を含む情報流出等による問題は発生しておりません。しかしながら、今後、当社グループの過失や第三者による不法行為によって顧客の個人情報や重要情報等が外部へ流出した場合、顧客からの損害賠償請求や当社グループの信頼性の低下等が生じることにより、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (4) 災害によるリスク 当社グループのIoTでは、インターネットを通じてクラウドサービスや移動体情報及び音声を顧客に提供しており、これらのサービスの安定的な提供を維持するため、当該サービス提供に必要なサーバ等の保管を外部のデータセンターに委託しております。また、当社グループは、生産拠点及び外部のデータセンターを地震、津波、火災等の災害に対して十分な耐性を有すると判断される施設に限定し、慎重に検討した上で選定しております。しかしながら、当社グループの想定を超える自然災害等の発生により、生産拠点及びデータセンターが壊滅する、又はサーバ等に保存する情報が消失する等、当該サービスの提供維持が困難となる事態が生じた場合は、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (5) 海外での事業活動 当社グループは、海外での事業展開を戦略のひとつとしていますが、海外子会社や海外取引先等の所在地によって、商慣習の相違、法令改正、著しい経済動向の変化、想定外の為替変動等によって、事業運営や経営に著しい影響を及ぼすリスクがあります。また、海外事業展開については、軌道にのり投資利益の実現までに一定の期間と資金を要すことから、当初見込んだとおりの事業展開、事業収益が得られない可能性があります。 (6) 感染症等の拡大による影響について 新型コロナウイルス感染症による感染が拡大した際は、当社グループのIoTにおけるサービス提供先であるバスやタクシー事業者及びホテル事業者の需要減少を招きました。また、マシーンにおいても自動車関連顧客の海外拠点における生産活動の停滞、それに連動した設備投資の先送り等による国内外における受注案件の減少及び一部受注済み案件の中止、遅延が発生しました。 当社では、取締役会及び経営会議において、感染症等が当社グループに及ぼす影響とその対策について、継続的に管理体制を検討しております。また、当社グループにおいては、策定した感染症対策に沿って、リモートワーク、フレックスタイム制による時差出勤、WEB会議の推奨等の感染予防対策を実施しております。しかしながら、再度、感染症の感染拡大が深刻化、長期化し、業務の遂行が困難な事態となった場合、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績等の概要 ① 業績の状況 当連結会計年度における当社グループを取り巻く事業環境は、国内においては労働力不足を背景とした自動化・省人化ニーズが引き続き高まる一方、米国の通商政策動向等を背景に、一部業界では設備投資判断に慎重な動きも見られました。 このような環境のもと、当社グループは、中長期的な成長を見据え、ロボット事業における研究開発及び営業体制の強化を中心とした先行投資を継続するとともに、ペイメント事業の新規事業領域拡大とIoT事業の基盤拡大に取り組んでまいりました。 IoTセグメントにおいては、公共交通及び物流分野を中心にサービス導入が堅調に推移しました。また、事業ポートフォリオ見直しにより、業績が低迷していた一部事業を売却するなど、資本効率を意識した経営を推進してまいりました。 マシーンセグメントにおいては、一部案件における受注時期の後ろ倒しにより、売上高の計上時期に影響が生じましたが、海外市場や先端半導体工程向けのビジネス展開に向けて研究開発を推進するとともに、ロボット事業における技術開発力の強化を進め、今後の成長に向けた基盤構築は着実に進捗しております。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は13,318百万円(前年同期比10.8%増)、営業利益は834百万円(同129.3%増)、経常利益は826百万円(同110.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は783百万円(前年同期は1,412百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 報告セグメント別の業績は、次のとおりであります。 (ⅰ)IoT モバイルクリエイトのIoTサービスは、引き続き成長基調で推移しました。特にペイメント事業については、公共交通分野への導入拡大に加えて自治体への導入が進むなど、単一分野依存から複数領域へとキャッシュレス決済基盤の横展開が進展しております。 一方で、ケイティーエスのホテルマルチメディアシステムにつきましては、苦戦が続き顧客基盤が縮小したため、現在はサービス内容及び営業体制の見直しを進め、立て直しを図っております。 この結果、外部顧客への売上高は、9,282百万円(前年同期比10.4%増)、営業利益は1,527百万円(同42.6%増)となりました。 (ⅱ)マシーン マシーンセグメントにおいては、一部案件の受注時期が後ろ倒しとなり売上高の計上時期に影響が生じたものの、期末に向けて受注は回復基調となり、通期としては堅調な受注実績を確保いたしました。 また、半導体・自動車関連メーカー向けに、自動化ニーズを捉えた装置とロボットの統合ソリューション提案を推進しました。ロボット技術の高度化と営業体制強化への継続投資を通じて、中長期的な収益拡大につながる受注基盤の構築を進めております。 この結果、外部顧客への売上高は、4,035百万円(前年同期比13.8%増)、営業利益は410百万円(同27.1%増)となりました。 ② 財政状態の分析 当連結会計年度末の資産合計は、15,640百万円となり、前連結会計年度末と比べ255百万円減少しました。これは主に受取手形、売掛金及び契約資産が433百万円増加したものの、現金及び預金が724百万円減少したこと及び原材料が243百万円減少したことによるものであります。 負債合計は、6,776百万円となり、前連結会計年度末と比べ945百万円減少しました。これは主に短期借入金が902百万円減少したこと及び未払消費税等が311百万円減少したことによるものであります。 純資産合計は、8,863百万円となり、前連結会計年度末と比べ690百万円増加しました。これは主に配当金の支払により資本剰余金が151百万円減少したものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が783百万円増加したことによるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比べ722百万円減少し、1,889百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、得られた資金は507百万円(前年同期は3,160百万円の収入)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益の計上、減価償却費の計上によるものであり、主な減少要因は、投資有価証券売却益の計上、売上債権及び契約資産の増加であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、支出した資金は78百万円(前年同期は2,918百万円の収入)となりました。主な増加要因は、投資有価証券の売却による収入であり、主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出及び無形固定資産の取得による支出であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、支出した資金は1,114百万円(前年同期は5,674百万円の支出)となりました。主な増加要因は、長期借入れによる収入であり、主な減少要因は、短期借入金の減少及び長期借入金の返済による支出であります。 (2) 生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) IoT   3,926   +35.7 マシーン   3,792   +9.4 合計   7,718   +21.4 (注) 金額は、製造原価によっております。 ② 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) IoT   9,451   +7.7   1,384   +13.9 マシーン   5,881   +73.2   2,988   +161.5 合計   15,332   +25.9   4,372   +85.4 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) IoT   9,282   +10.4 マシーン   4,035   +13.8 合計   13,318   +10.8 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 第一実業株式会社   1,575   13.1   2,651   19.9 (3) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績等 (ⅰ)財政状態の分析 財政状態につきましては、「(1)経営成績等の概要 ②財政状態の分析」に記載のとおりであります。 (ⅱ)経営成績 2025年12月期は、売上高13,600百万円~14,500百万円、営業利益800百万円~1,100百万円、経常利益800百万円~1,100百万円、親会社株主に帰属する当期純利益552百万円~750百万円を目標数値として、その達成に取り組んでまいりました。 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、13,318百万円(前年同期比10.8%増)となりました。 IoTにおいては、フロー売上高・サブスク売上高ともに、主力のIP無線・モビリティ関連サービスにおいては堅調に推移したものの、ホテルマルチメディアにおいては苦戦しました。また、事業ポートフォリオの最適化を進める中で、一部事業の売却によりサブスク売上高は一時的に減少しました。 その結果、フロービジネスの売上高は4,806百万円(前年同期比27.9%増)、サブスクの売上高は4,476百万円(同3.7%減)となり、売上高は9,282百万円(同10.4%増)となりました。 マシーンにおいては、一部案件の受注時期が後ろ倒しとなり、売上高の計上時期に影響が生じました。しかしながら、長納期部材の先行手配や調達先との交渉に継続的に取り組むとともに、部材価格高騰分の価格転嫁も推進したことにより売上高が増加しました。 その結果、売上高は4,035百万円(前年同期比13.8%増)となりました。 (売上原価、販売費及び一般管理費) 売上原価は、9,202百万円(前年同期比11.1%増)、販売費及び一般管理費は、3,282百万円(同2.6%減)となりました。売上原価の増加は、売上高の増加に伴うものであり、販売費及び一般管理費の減少は、主に研究開発費の減少によるものです。 (営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益) 上記の結果、営業利益は834百万円(前年同期比129.3%増)、経常利益は826百万円(前年同期比110.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は783百万円(前年同期は1,412百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、特別損失に減損損失21百万円を計上する一方、特別利益に投資有価証券売却益263百万円及び関係会社株式売却益114百万円を計上したことによります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (ⅰ)資金調達の方針 当社グループの資金需要の主なものは、原材料等の仕入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用や設備投資等によるものであり、自己資金及び金融機関からの借入による調達を基本としております。 (ⅱ)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における資金の残高は、1,889百万円となりました。 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。当社グループが採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 なお、連結財務諸表の作成にあたって、資産・負債や収益・費用に影響を与える見積りは、過去の実績や現在の取引状況並びに入手可能な情報を総合的に勘案し、その時点で最も合理的と考えられる見積りや仮定を継続的に使用しておりますが、見積り及び仮定には不確実性が伴うため、実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りのうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ④ 目標とする経営指標について 当社の目標とする経営指標につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)経営戦略・目標とする経営指標」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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