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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

トレーディア

TRADIA CORPORATION9365 · Standard · 倉庫・運輸関連業

五大港を拠点に輸出入貨物の通関・荷役・輸送まで一貫対応する港湾物流会社。

概要

トレーディア株式会社は、神戸市に本社を置く海貨系国際物流事業者である。1941年に大日通運として創業し、1994年に現商号へ変更。五大港(神戸・大阪・名古屋・京浜・横浜)を拠点に輸出入貨物の通関、港湾荷役、倉庫保管、国際複合一貫輸送を一貫して行う。連結子会社1社、持分法適用関連会社6社で構成され、売上高は約164億円(2026年3月期予想)、従業員308名。大阪証券取引所第二部に上場後、現在は東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

輸出・輸入・国際の3事業が売上の9割を占める

当社の事業は輸出部門、輸入部門、国際部門、倉庫部門、その他に区分される。2025年3月期実績では、国際部門が営業収入84億48百万円と全体の約51%を占め、次いで輸入部門50億77百万円(約31%)、輸出部門27億25百万円(約17%)と続く。三大部門で営業収入の約99%を構成する。輸出部門は機械製品や雑貨の通関・梱包・船積みを、輸入部門は海外からの貨物の受け取り・保管・配送を、国際部門は海外フォワーダーと連携したドア・ツー・ドアの国際複合一貫輸送を提供する。倉庫部門は神戸・大阪の自社保有倉庫の賃貸が中心で、売上高は5400万円と小規模だが安定した利益を計上する。その他には船内荷役や保険代理業が含まれる。

五大港に自社拠点を持ち海外は合弁で展開

国内では神戸港、大阪港、名古屋港、京浜港(東京・横浜)の五大港すべてに営業拠点を有する。神戸に本社・神戸支店、大阪に大阪支社、名古屋に名古屋支店、京浜に京浜支店、横浜に横浜営業所を配置。各港で自社または賃借の倉庫・物流センターを運営し、輸出入手続きから荷役、一時保管までを一貫して行う。海外展開は直接拠点を持たず、中国・インド・ベトナムの現地物流企業との合弁会社を通じて行う。錦茂国際物流(上海)有限公司(中国)、OMTRAX Packaging Solutions Ltd.(インド)、TRALINKS CO.,LTD(ベトナム)の3社が主要な海外関連会社であり、日本発着の国際物流網を補完している。

グループ会社が物流の各工程を支える

当社グループは単体で通関・港湾荷役・倉庫を担う一方、陸上輸送部分を関連会社が補完する。阪神コンテナー輸送株式会社は海上コンテナの陸送、三笠陸運株式会社はトラック運送、広瀬産業海運株式会社ははしけによる沿岸輸送をそれぞれ担当。連結子会社の大日物流株式会社は受託システム開発・IT支援を行い、グループ内のデジタル化を支える。その他、ソーラー・エンタープライズ株式会社は損害保険代理業、株式会社忠和商会は倉庫作業の請負を手掛ける。これら関連会社との連携により、海上輸送から陸送、保険、ITまで一貫したサービスを顧客に提供している。

売上高は150億~200億円で推移、収益性は低水準

過去12期の連結売上高(営業収入)は130億~199億円の範囲で推移。2023年3月期に199億円とピークを記録したが、2024年3月期は150億円に減少。2026年3月期予想は164億円と回復傾向にある。営業利益は2025年3月期に3億円、2026年3月期予想2億円と低水準で、売上高営業利益率は1~2%程度。純利益は同期間で3~4億円。営業利益率が低い理由として、国際部門での運賃競争やコスト上昇が挙げられる。自己資本利益率(ROE)や売上高経常利益率を重視する経営方針を掲げるが、実績は安定した配当を維持できる水準にある。

神戸発祥の老舗が2022年にスタンダード市場へ

1941年に神戸港で創業した老舗物流企業。1971年10月に大阪証券取引所市場第二部に上場し、2013年7月の市場統合により東京証券取引所市場第二部に移行。2022年4月、東証の市場区分見直しに伴いスタンダード市場へ移行した。現在の発行済株式総数は非開示だが、上場以来配当を継続している。株主構成や時価総額のデータは入力にないが、安定した配当政策と堅実な財務体質が特徴である。

業界の中での役割は貿易物流サービスプロバイダー(港湾運送事業者)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
164億円
営業利益
2億円
営業利益率
1.2%
純利益
4億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01輸出貿易主力

荷主(輸出貿易業者)の委託を受け、輸出書類の作成から梱包、通関手続、港湾での船舶への輸送、現地配送、納入先での据付けまでを一貫して行う。五大港(神戸・大阪・名古屋・京浜・横浜)で業務から荷役まで一貫責任体制をとる。関連会社が海上コンテナ輸送やトラック運送、はしけ運送を担う。

主な製品・サービス1
輸出貨物取扱業務
輸出書類作成、通関手続、梱包、港湾荷役、輸送、現地据付けまでを一貫して提供するサービス。

02輸入貿易主力

輸入貿易業者の委託を受け、海外産地から国内納入先までの船舶やコンテナ手配、官公庁への各種申請、輸入関税等の包括延納申請、港湾での貨物受取・引渡しを行う。五大港の自家倉庫で保管・仕分けも代行する。関連会社が陸上輸送を担う。

主な製品・サービス1
輸入貨物取扱業務
船舶手配、通関手続、保税蔵置、荷受・引渡しまでをカバーする輸入物流サービス。

03国際物流準主力

海外の業者と提携し、外航海運の利用運送、内陸輸送、通関を含むドア・ツー・ドア輸送を一貫して引き受ける。関連会社が日本~中国間および中国国内輸送を担う。

主な製品・サービス1
国際複合一貫輸送サービス
外航海運を中心に、通関や内陸輸送を含む国際一貫輸送を提供するサービス。

04不動産賃貸副次

阪神地区で保有する倉庫設備を賃貸し、賃料収入を得る。

05その他その他

船内荷役や、関連会社による損害保険代理業、倉庫作業請負などの事業を行う。

製品と技術

五大港をカバーする輸出入手続き代行

当社の基幹サービスは、輸出者・輸入者に代わって行う通関手続きと港湾運送である。輸出では書類作成、梱包、通関、船積み、現地配送・据付までを一貫担当。輸入では海外からの船舶・コンテナ手配、関税の包括延納申請、港湾での貨物受取・保管・引渡しを行う。五大港すべてで自社スタッフが対応し、特に神戸・大阪・名古屋・京浜・横浜の主要港では自社倉庫を活用した即時保管が可能。2025年には神戸税関長から特定保税承認者および認定通関業者の認定を取得し、通関手続きの迅速化を図っている。

国際複合一貫輸送と海外ネットワーク

国際部門では、外航利用運送事業として海上輸送と内陸輸送を組み合わせたドア・ツー・ドアサービスを提供。特に中国、インド、ベトナム向けの混載・一貫輸送が強みである。中国とは錦茂国際物流(上海)有限公司、インドとはOMTRAX Packaging Solutions Ltd.、ベトナムとはTRALINKS CO.,LTDの合弁会社を通じて、現地通関や内陸配送までカバー。さらに、モーダルシフトの一環として海上輸送とJR貨物の鉄道コンテナを組み合わせた国際複合一貫サービスも展開。これにより顧客のリードタイム短縮とコスト削減に貢献している。

自社倉庫・物流センターによる保管・仕分け

当社は神戸、大阪、名古屋、横浜、東京に自社または賃借の倉庫・物流センターを保有する。主要施設として、神戸の六甲物流センター(1990年竣工)、ポートアイランドL-15上屋(2014年)、神戸西物流センター(2012年)、大阪の泉北物流センター(2002年)、名古屋の潮凪物流センター(1992年)、横浜新山下倉庫(1982年)、東京の城南島物流センター(2008年)がある。保管料収入は安定的な収益源であり、輸入貨物の一時保管や輸出貨物の仕分け・梱包作業に活用される。城南島物流センターは有機JAS認定を取得し、オーガニック製品の取り扱いにも対応。

2024年問題対応と環境認証の取得

港湾物流を取り巻く2024年問題(ドライバーの時間外労働規制強化)に対応し、当社は効率化とモーダルシフトを推進。海上コンテナと鉄道を組み合わせた輸送ルートを提案しているほか、横浜営業所では2009年にグリーン経営認証を取得し、環境負荷低減に取り組む。「みなとSDGs」への登録も行い、ESG経営を強化。有機JAS認証(城南島物流センター)やグリーン経営認証の拡大を進めており、今後は全施設での認証取得を目指す。これらの取り組みは、環境意識の高い荷主からの受注獲得に寄与している。

デジタルフォワーディングとシステム連携

当社はデジタル技術を活用した業務効率化に注力する。連結子会社の大日物流株式会社が開発・運用する基幹システムを軸に、港湾関連データ連携基盤「サイバーポート」への接続を完了。税関への電子申告や通関業連合会のクラウドサービスを利用し、書類作成・申請のデジタル化を進めている。また、2011年に提携したトランコム株式会社の物流情報システムとも連携し、顧客に対してリアルタイムな貨物追跡を提供。2020年代後半には、デジタルフォワーディング事業者としての地位確立を目標に掲げ、AI・RPAの導入も検討している。

2025年開始の医薬品保管サービス

2025年6月、新たに医薬品保管業務を開始した。同年4月に医薬品製造業登録を取得し、温度・湿度管理が厳格な医薬品の保管が可能に。対象は冷蔵・冷凍が必要な医薬品やバイオ医薬品などで、専用の温度管理倉庫を神戸エリアに設置したとみられる(具体的施設は非開示)。医薬品物流は高い品質管理能力が求められる分野であり、当社は既存の倉庫管理ノウハウを応用して参入。海貨系物流事業者が医薬品保管に乗り出すのは珍しく、差別化サービスとして今後の収益貢献が期待される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

倉庫・運輸関連業のなかでの位置

倉庫・運輸で中堅、内需依存が高く安定

倉庫・運輸関連業界において、中堅規模の企業として位置づけられる。三菱倉庫や三井倉庫HDといった大手が市場を牽引する中、当社は売上高150億円規模に留まり、国内内需を中心とした事業展開で堅実に収益を積み上げている。直近では売上高が166億円まで増加したが、営業利益率は1.81%と低水準で、大手との収益性の差が顕著である。競争激化や物流コスト上昇の影響を受けやすく、差別化戦略が課題となる。

強み

  • 国内物流需要に支えられ、景気変動の影響を受けにくい安定的な収益源を確保している。
  • 直近2期で売上高が150億円から166億円へ増加し、事業規模の拡大基調にある。
  • 中規模ならではの迅速な意思決定で、顧客ニーズに柔軟に対応できる体制を持つ。
  • 特定分野に特化したサービスで、大手が手掛けないきめ細かな顧客対応が可能。

課題

  • 営業利益率が2%未満と低く、コスト管理や付加価値向上による収益改善が急務。
  • 大手倉庫会社との価格競争で苦戦し、差別化サービスや効率化施策が必要。
  • 2026/3期は売上高が164億円と微減予想で、需要変動への耐性が求められる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

倉庫・運輸関連業の時価総額近傍。太字がトレーディア

時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19326関通ホールディングス51億円24.7倍
29353櫻島埠頭46億円15.6倍
39362兵機海運45億円11.2倍
49363大運33億円7.6倍
59327イー・ロジット30億円
69365トレーディア24億円6.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 50件

1941年創業、戦時統合を経て大阪・東京へ進出

1941年4月、神戸港における輸出入貨物取扱いと税関貨物取扱業を目的として大日通運株式会社を設立。第二次世界大戦中の1944年12月には日新運輸株式会社と南海運輸株式会社を吸収合併し、商号を大日南海通運株式会社に変更。戦後の1946年12月に大阪営業所、1948年1月に東京営業所を開設し、営業範囲を拡大。1948年5月には商号を再び大日通運株式会社に戻し、同年10月には名古屋営業所、1951年1月には横浜営業所を開設した。これにより五大港すべてに足がかりを得て、全国的な港湾運送事業の基盤を築いた。

倉庫業と船内荷役に進出、上場へ

1950年代は営業所の開設が中心だったが、1965年6月に摩耶埠頭倉庫が完成し倉庫業を開始(同年7月に倉庫業許可取得)。1968年8月には神戸港で一般港湾運送事業(1種無限定)の免許を取得し、船内荷役業務に参入。1969年には京浜港、1970年には名古屋港でも同免許を取得し、主要港での事業権を固めた。1971年4月には組織機構を変更し本社を本店と神戸支店に分離、京浜支店を新設。同年10月、大阪証券取引所市場第二部に株式を上場し、資金調達力を高めた。

コンテナ化に対応し物流センターを整備

1970年代後半からコンテナ貨物の増加に対応。1975年5月、神戸港ポートアイランドに港湾運送事業者7社で神戸港島港運協同組合共同荷捌上屋を完成。1985年4月には東京都大井コンテナ埠頭に6社で大井海貨上屋2号棟を完成。自社でも1982年9月に横浜新山下倉庫、1990年3月に神戸六甲物流センター、1992年3月に名古屋潮凪物流センターをそれぞれ完成させ、コンテナ貨物の保管・仕分け能力を拡充した。これらの投資により、海上コンテナの増大に対応する物流基盤を整えた。

1994年商号変更、国際物流企業へ転身

1994年4月、商号をトレーディア株式会社に変更。社名は「貿易(Trade)」と「媒介(Intermediary)」を組み合わせた造語で、単なる港湾運送業から総合国際物流企業への脱皮を表明した。この頃から海外展開を本格化し、2000年1月には三笠陸運株式会社の株式を取得、2004年8月には株式会社忠和商会を関連会社化。2007年3月にはインドのOMTRANS Logistics Ltd.と提携、2008年4月には中国のEURASIA Logistics社との合弁で海盟国際物流(深圳)有限公司を設立し、アジアでのネットワーク構築を加速した。

2000年代後半に海外合弁を集中、中国・インド・ベトナム

2008年は海外展開の転機となった。インドのOMTRANS社との合弁でOMTRAX Packaging Solutions Ltd.を設立し、包装資材事業にも参入。中国では海盟国際物流(香港)有限公司も設立。2009年には有機JAS認定を城南島物流センターで取得し、食品物流にも対応。2011年2月には上海錦昶物流有限公司とOMTRANS社との三者合弁で錦茂国際物流(上海)有限公司を設立。2016年9月にはベトナムのWORLDWIDE LINK社とTRALINKS CO.,LTDを設立。これらの合弁会社は現在も当社グループの国際部門の中核を担っている。

DX推進と2024年問題への対応

2010年代後半からはデジタル化にも注力。2011年にトランコム株式会社と資本業務提携を締結し、物流情報システムの連携を強化。2018年には大阪支社を北区堂島浜に移転し営業体制を刷新。2022年4月のスタンダード市場移行後は、サイバーポート(港湾関連データ連携基盤)への接続や通関クラウドサービスの導入などDXを加速。2024年問題(トラック運転時間規制強化)への対策として、モーダルシフト(海上+鉄道)による複合一貫サービスの提供を推進している。

2025年医薬品保管業務に参入

2025年6月、医薬品保管業務を開始。同年4月に医薬品製造業登録を取得し、温度管理が必要な医薬品の保管・管理に対応可能となった。これは物流サービスの高付加価値化の一環であり、新たな収益源として期待される。また、2025年3月期には営業収入166億円、純利益3億円を計上。2026年3月期予想では売上高164億円、営業利益2億円、純利益4億円と見込んでおり、医薬品関連の寄与が今後の業績にどう影響するか注目される。

年表50件を開く

1940年代

  • 1941年4月創業神戸港において輸出入貨物の取扱及び税関貨物取扱業を主目的として、大日通運株式会社を設立
  • 1944年12月M&A日新運輸株式会社及び南海運輸株式会社を吸収合併、商号を大日南海通運株式会社に変更
  • 1946年12月大阪営業所開設
  • 1948年1月東京営業所開設
  • 1948年5月創業商号を設立当時の大日通運株式会社に変更
  • 1948年10月名古屋営業所開設

1950年代

  • 1951年1月横浜営業所開設

1960年代

  • 1965年6月摩耶埠頭倉庫完成、倉庫営業開始(1965年7月倉庫業許可)
  • 1968年8月一般港湾運送事業(神戸港1種無限定)の免許を受け、船内荷役業務開始
  • 1968年9月大阪築港倉庫完成、営業開始
  • 1969年1月広瀬産業海運株式会社(現在関連会社)の株式を取得
  • 1969年5月創業森本倉庫株式会社と共同出資により阪神コンテナー輸送株式会社(現在関連会社)を設立
  • 1969年10月一般港湾運送事業(京浜港1種限定-海貨無限定)の免許を受ける

1970年代

  • 1970年10月一般港湾運送事業(名古屋港1種限定-海貨無限定)の免許を受ける
  • 1971年4月M&A組織機構を変更し、本社を本店(統括業務)及び神戸支店に分離、東京営業所及び横浜営業所を統合して京浜支店とした
  • 1971年10月上場大阪証券取引所市場第二部に上場
  • 1972年4月一般港湾運送事業(大阪港1種限定-海貨無限定)の免許を受ける
  • 1975年5月神戸港ポートアイランドに当社を含めた港湾運送事業者7社による神戸港島港運協同組合共同荷捌上屋を完成、営業開始
  • 1976年5月大阪築港倉庫増築及び営業所社屋完成、移転並びに営業開始

1980年代

  • 1980年11月大日物流株式会社(現在連結子会社)を設立
  • 1982年9月横浜新山下倉庫完成、営業開始
  • 1984年4月名古屋営業所を支店に昇格
  • 1984年4月創業ソーラー・エンタープライズ株式会社(現在関連会社)を設立
  • 1985年4月東京都大井コンテナ埠頭に当社を含めた港湾運送事業者6社による大井海貨上屋2号棟を完成、営業開始

1990年代

  • 1990年3月神戸、六甲物流センター完成、営業開始
  • 1992年3月名古屋、潮凪物流センター完成、営業開始
  • 1994年4月商号変更商号をトレーディア株式会社に変更

2000年代

  • 2000年1月三笠陸運株式会社(現在関連会社)の株式を取得
  • 2002年4月大阪、泉北物流センター営業開始
  • 2004年8月株式会社忠和商会(現在関連会社)の株式を取得
  • 2007年3月インド OMTRANS Logistics Ltd.社(旧社名:OMX Logistics Ltd.)と提携し、日印間輸送体制の拡大
  • 2008年4月中国 EURASIA Logistics社との合弁会社海盟国際物流(深圳)有限公司を設立
  • 2008年4月インド OMTRANS Logistics Ltd.社との合弁会社OMTRAX Packaging Solutions Ltd.を設立、営業開始
  • 2008年5月東京、城南島物流センター営業開始
  • 2008年5月神戸税関長より「特定保税承認者」承認取得
  • 2008年9月創業海盟国際物流(香港)有限公司を設立、営業開始
  • 2008年10月神戸税関長より「認定通関業者」認定取得
  • 2009年1月東京、城南島物流センターにおいて、有機JAS認定取得
  • 2009年7月横浜営業所において、グリーン経営認証取得

2010年代

  • 2010年11月横浜営業所を横浜市中区新山下に移転
  • 2011年2月上海錦昶物流有限公司(中国)並びにOMTRANS Logistics Ltd.社(インド)と中国・上海市に合弁会社錦茂国際物流(上海)有限公司を設立
  • 2011年2月トランコム株式会社との資本業務提携契約を締結
  • 2012年7月神戸、神戸西物流センター営業開始
  • 2013年7月M&A市場統合に伴い、大阪証券取引所市場第二部より東京証券取引所市場第二部へ移行
  • 2014年1月神戸、ポートアイランドL-15上屋、営業開始
  • 2016年1月東京、京浜支店を東京都港区に移転
  • 2016年9月ベトナムWORLDWIDE LINK社との合弁会社TRALINKS CO.,LTDを設立
  • 2018年5月大阪船場事務所を北区堂島浜に移転し、大阪支社として営業開始

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所市場第二部より、スタンダード市場へ移行
  • 2025年6月医薬品保管業務開始(2025年4月医薬品製造業登録)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    コア事業の強化と新規事業参入

    基幹港湾施設の機能強化と拡張によりコア事業を強化するとともに、グループ企業を活用した新規事業への参入を目指す。

  2. 02

    DX推進による業務効率化と付加価値向上

    港湾関連データ連携基盤の構築や通関業クラウドサービスを活用し、グループ内のIT環境を整備。デジタルフォワーディング事業者としての地位確立を目指し、システム活用で業務効率化と付加価値向上を図る。

  3. 03

    モーダルシフトとESG経営の強化

    海上輸送と鉄道輸送を組み合わせた国際複合一貫サービスを提供し、モーダルシフトによる物流機能強化と環境負荷低減を推進。「みなとSDGs」への登録や「グリーン経営認証」の拡大によりESG経営を強化する。

  4. 04

    海外事業の拡大と収益源の多様化

    海外合弁会社4社を中心にサービスの強化と新商品開発を推進。取引先の海外生産拠点の変化に柔軟に対応し、新たな投資先を模索して積極的に投資を進め、海外事業の拡大と収益源の多様化を図る。

  5. 05

    人的資本経営の推進と収益性向上

    組織や制度改革、教育制度の充実により社員の意識改革を進め、人的資本の価値を最大化。自己資本利益率と売上高経常利益率を重視し、収益性の高い企業体質を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で308人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は583万円で、9期前と比べて+4.9%平均年齢は43.4歳、平均勤続年数は19.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月365
2018年3月344
2019年3月55640.817.2332
2020年3月53041.316.3347
2021年3月50441.616.9344
2022年3月54641.917.2338
2023年3月55842.718.1327
2024年3月56242.618.4322
2025年3月56443.118.831894
2026年3月58343.419.130865

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率15.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 6 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
六甲物流センター(神戸市東灘区)他阪神地区 4拠点2,872百万円
輸出部門 輸入部門 国際部門 倉庫部門 その他
本社及び神戸支店(神戸市中央区)他阪神地区 1営業所788百万円
輸出部門 輸入部門 国際部門 その他
新山下倉庫(横浜市中区)他京浜地区 2拠点402百万円
輸出部門 輸入部門 国際部門
名古屋支店 — 名古屋市港区291百万円
輸出部門 輸入部門 国際部門
潮凪物流センター(名古屋市港区)他東海地区 1拠点112百万円
輸出部門 輸入部門 国際部門
京浜支店(東京都港区)他営業所 1営業所29百万円
輸出部門 輸入部門 国際部門
その他 — 大日物流㈱(東京都港区)1百万円
主な関係会社
  • 国内
    大日物流㈱
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ソーラー・エンタープライズ㈱
    神戸市中央区 · 持分法適用会社
    議決権25.0%
  • 国内
    阪神コンテナー輸送㈱
    神戸市中央区 · 持分法適用会社
    議決権50.0%
  • 国内
    三笠陸運㈱
    神戸市中央区 · 持分法適用会社
    議決権37.0%
  • 国内
    広瀬産業海運㈱
    大阪市港区 · 持分法適用会社
    議決権26.8%
  • 国内
    ㈱忠和商会
    横浜市中区 · 持分法適用会社
    議決権33.3%
  • 海外
    錦茂国際物流(上海)有限公司
    上海(中国) · 持分法適用会社
    議決権40.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は164億円営業利益2億円前期と比べると減収減益で、売上が-1.2%、利益が-33.3%。

売上高
-1.2%
164億円
営業利益
-33.3%
2億円
純利益
+33.3%
4億円
営業利益率
1.2%
前期比 -0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高165億円164億円
営業利益4億円2億円
純利益4億円4億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は42億円、営業利益は1億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2022年4Q1840
2023年2Q10421.91
2023年4Q1990
2024年2Q7611.31
2024年4Q1500
2025年2Q8211.21
2025年4Q8422.42
2026年2Q8222.43
2026年4Q8200.01
2027年1Q4212.42

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は143億円から164億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は1.2%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
市場統合に伴い、大阪証券取引所市場第二部より東京証券取引所市場第二部へ移行
2013年3月14311
2014年3月14011
2015年3月14311
ベトナムWORLDWIDE LINK社との合弁会社TRALINKS CO.,LTDを設立
2016年3月13711
2017年3月13411
2018年3月14021
2019年3月15022
2020年3月14511
2021年3月14921
2022年3月18443
2023年3月19965
2024年3月15043
2025年3月166341.83
2026年3月164251.24

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高164億円のうち、営業利益として残るのは2億円1.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の2.4%にあたる。営業利益率は業種中央値5.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金98.8%162億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.2%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比4.2pt
1.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.5pt
2.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.0pt
6.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが5億円、投資CFが−14億円で、差し引きのフリーCFは−9億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は11億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月1−55−47
2014年3月30−337
2015年3月4−1−239
2016年3月1−1−207
2017年3月20−326
2018年3月5−1−249
2019年3月4−2−228
2020年3月2−1−315
2021年3月00307
2022年3月−1−12−28
2023年3月101−61114
2024年3月31−4413
2025年3月5−4−3111
2026年3月5−148−911

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は133億円。このうち返さなくてよい自己資本が59億円で、自己資本比率は44.4%(業種中央値56.9%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月95247125.5
2014年3月94237124.1
2015年3月100267426.1
2016年3月94237125.0
2017年3月93256826.8
2018年3月93276628.9
2019年3月92286429.9
2020年3月85265930.4
2021年3月93296431.3
2022年3月101326931.9
2023年3月104376735.3
2024年3月104446042.3
2025年3月108476143.1
2026年3月133597444.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
11億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
32億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
74億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
62
/ 100
安定性自己資本比率30 / 40
収益力営業利益率2 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

倉庫・運輸関連業 31社との比較

同じ倉庫・運輸関連業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り31社中13位あたり、逆に低いのは営業利益率31社中29位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.9%/中央値 6.9%
P25 5.6%P75 8.7%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.2%/中央値 5.4%
P25 3.4%P75 7.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
44.4%/中央値 56.9%
P25 45.8%P75 65.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-1.2%/中央値 3.0%
P25 0.3%P75 6.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 2.9%
P25 2.0%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,650で、1年前と比べて+17.9%過去52週の値幅のなかでは81%の位置にある。

¥1,650+1.2%1ヶ月-2.0%1年+17.9%時価総額24億円
過去52週の値幅
安値¥1,371高値¥1,715

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.7倍
PER (会社予想)6.9倍
PBR0.38倍
配当利回り3.03%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月末の1,522円から上昇基調を強め、8月6日には直近高値1,688円を付けた。8月5日に1,664円まで調整する場面もあったが、下値は堅く、25日移動平均線(1,630円)を上回って推移。52週高値1,715円に接近しており、上抜けが視野に入る。出来高は増加傾向で、機関投資家などの関心が高まっている可能性がある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは6.72倍と同業界平均の13.61倍を大きく下回り、PBRも0.41倍と同業界平均の0.97倍を大幅に下回っています。ROEは6.9%と低水準で、収益性の低さが株価低迷の要因となっていますが、資産価値の割安感は顕著です。配当利回りは3.01%と業界平均の3.01%と同水準で、安定した配当を維持しています。売上高は増加傾向にありますが、営業利益率は低位にとどまっており、収益力の改善が課題です。割安なバリュエーションは魅力的ですが、業績の伸び悩みがリスク要因です。

指標この会社業種平均
PER (実績)6.7倍13.9倍
PER (予想)6.9倍
PBR0.38倍0.98倍
ROE6.9%7.3%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

神戸港の港湾運送会社として、国際物流の需要変動と競争激化が収益を圧迫する一方、株価はPBR0.41倍と割安で、配当利回り3%超を魅力とする見方がある。強気派は低バリュエーションと安定配当を評価し、弱気派は営業利益率の低さと市況依存の高さを懸念する。

プラスに働く材料7
  • 割安なバリュエーション

    PBR0.41倍、PER6.72倍と低水準

  • 安定した配当

    配当利回り3.01%と利回りが高い

  • 国際物流の専門性

    神戸港で長年の実績とノウハウを持つ

  • 2026年3月期純利益4億円と前期比33%増益予想決算発表後影響

    純利益は前期の3億円から1億円増の4億円、利益改善が期待される

  • PBR0.41倍と解散価値割れ、資本効率改善の思惑継続影響

    PBR0.41倍・ROE6.9%と資本収益率が低く、資本コストを意識した経営が課題

  • 配当利回り3.01%と配当性向24%の増配余地次回株主総会影響

    時価総額24億円・配当利回り3.01%、配当性向は約24%と増配余地がある

  • 2025年3月期売上高166億円と前年比10.7%増収通年影響

    売上高は150億円→166億円と10.7%増加、3期の中では最高水準

マイナスに働く材料7
  • 低い収益性

    営業利益率1〜2%と低く、市況変動に脆弱

  • 競争激化

    港湾運送業界は競争が激しく、価格競争に直面

  • 市況依存

    輸出入の動向に業績が左右されやすい

  • 2026年3月期売上高164億円と前期比1.2%減収予想通年影響

    売上高は166億円→164億円と2億円減少、需要減速で利益も圧縮される

  • 営業利益率1.22%と低採算で利益が減少決算発表後影響

    売上高164億円に対し営業利益2億円、前期比1億円減益で利益率は1.22%

  • 時価総額24億円の超小型株で流動性が低い継続影響

    時価総額24億円と小さく、機関投資家の参入が限定的で需給で変動しやすい

  • 株価は1年で32.2%上昇し高値警戒感継続影響

    1年間で株価は32.22%上昇、短期的な利益確定売りが出やすい水準

次の決算で確かめる点
港湾取扱量
取扱量の増減が売上高を直接左右するため
営業利益率
収益性改善の兆しを確認するため
配当性向
配当の持続可能性を評価するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.03%。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
3.03%
いまの株価に対して
配当性向
21.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3070.8
2018年3月300.041.3
2019年3月300.028.9
2020年3月300.095.9
2021年3月300.044.7
2022年3月5066.730.1
2023年3月500.014.6
2024年3月500.022.5
2025年3月500.028.0
2026年3月500.021.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,157人。区分でいちばん多いのは個人・その他53.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.3%を占め、残る55.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他44.243.042.748.950.753.3
事業法人39.240.840.738.440.238.9
金融機関15.315.214.49.65.45.4
証券会社0.80.71.82.02.61.2
外国法人0.50.30.41.00.91.1
自己株式0.20.20.20.30.30.3
外国人個人0.10.20.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01トランコム株式会社9.67
02トレーディア株式会社社員持株会7.03
03大豊運輸倉庫株式会社4.76
04丸正株式会社4.76
05日本郵船株式会社4.67
06三菱UFJ信託銀行株式会社(常任代理人:日本マスタートラスト信託銀行株式会社)4.54
07日本製麻株式会社3.87
08垂水邦明2.12
09株式会社シンワ・アクティブ1.70
10頴川欽和1.49

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+3897%、1株純資産は14期で+2337%。直近期のROEは6.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月61663.826.796.7
2014年3月41542.641.7150.2
2015年3月61773.728.4126.3
2016年3月51602.834.3165.6
2017年3月631,7043.825.170.8
2018年3月1011,8405.715.141.3
2019年3月1151,8826.212.328.9
2020年3月351,7571.936.995.9
2021年3月741,9844.018.544.7
2022年3月2092,20310.05.830.1
2023年3月3542,51315.04.214.6
2024年3月2233,0018.16.022.5
2025年3月1823,1725.96.828.0
2026年3月2474,0356.96.221.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額81百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
吉田大介代表取締役 社長執行役員619,400
堀木靖之取締役 上席執行役員 海外事業本部長 兼 名古屋支店長573,500
羽澤哲朗取締役 上席執行役員 営業統括本部長 兼 京浜支店長562,900
小林英之取締役 執行役員 総務本部長593,400
中弥和美取締役(監査等委員)561,100
織田研二郎取締役(監査等委員)65
石塚一夫取締役(監査等委員)68
松山佳弘66
丸山克明取締役(監査等委員)64

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)659127212
社外取締役4992

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,238字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の企業集団は、トレーディア株式会社(当社)および連結子会社1社、持分法適用関連会社6社より構成されており、輸出部門、輸入部門、国際部門、倉庫部門、その他の部門を営んでおります。 当社が営んでいる主な事業内容と各関連会社等の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 当社および当社の関係会社の事業における当社および関係会社の位置付けおよびセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。 1 輸出部門 荷主(輸出貿易業者)の委託を受け、輸出書類およびネゴ書類の作成、輸出貨物の梱包、通関手続業務、港湾における船舶への輸送、現地での配送、納入先での据付けなどを行う事業でありまして、当社は五大港(神戸・大阪・名古屋・京浜・横浜)において業務から荷役作業までを一貫責任体制で行っております。 阪神コンテナー輸送株式会社(関連会社)は、陸運業者であり、海上コンテナの輸送を行っております。また、三笠陸運株式会社(関連会社)は、陸運業者であり、トラック運送を行っております。広瀬産業海運株式会社(関連会社)は、はしけ運送業者であり、はしけによる貨物の運送を行っております。 2 輸入部門 荷主(輸入貿易業者)の委託を受け、海外の産地から国内の納入先までの船舶やコンテナ等の手配から、関連する官公庁への各種申請、輸入関税・消費税の包括延納申請、船舶により運送された貨物の港湾における船舶からの受取若しくは荷主への引渡しを行っております。また、五大港(神戸・大阪・名古屋・京浜・横浜)を拠点とする自家倉庫およびその他外貿各港での商品保管や仕分など、輸入に関わるすべての業務を代行しております。 阪神コンテナー輸送株式会社(関連会社)は陸運業者であり、海上コンテナの輸送を行っております。また、三笠陸運株式会社(関連会社)は陸運業者であり、トラック運送を行っております。 3 国際部門 海外各国の業者と業務提携を行い、日本と諸外国間外航海運の利用運送を行うとともに諸外国の内陸運送、通関を含むドア・ツー・ドアの輸送を一貫して引受けるものであります。錦茂国際物流(上海)有限公司(関連会社)は物流事業者であり、主に日本~中国及び中国国内の輸送を引き受けております。 4 倉庫部門 阪神地区における当社保有の倉庫設備の一部を貸し出し、賃料収入を得ております。 5 その他の部門 船内荷役、その他の事業を行っております。 ※ 他の連結子会社・関連会社の主な業務は以下のとおりであります。 大日物流株式会社(連結子会社)は、受託システム開発及び支援を主な業務として営んでおります。 ソーラー・エンタープライズ株式会社(関連会社)は、損害保険代理業を主な業務として営んでおります。 株式会社忠和商会(関連会社)は、倉庫作業の請負を主な業務として営んでおります。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,375字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針・経営戦略等 当社グループは「国際物流業務を通して世界の産業とくらしに貢献する」を事業コンセプトとし、経営方針につきましては、「顧客の課題を解決することによって付加価値の高いサービスを提供する」、「経営基盤を強化し、存在感のある事業体となる」、「社員にとって働きがいのある、いきいきとした職場を作る」を基本方針として、経営を進めております。また、当社グループは、自己資本利益率と売上高経常利益率を重視し、収益性の高い企業体質を目指しております。サービスの多様化と経営資源の最適化を図ると共に、株主資本の効率的な運用と収益性の一層の向上により企業価値向上を目指しております。また、当社グループは「国際物流のトータルプランナーとして常に革新する企業」を目指し、常に顧客ニーズの変化に的確に対応した事業体となる経営を進めております。 当社グループを取り巻く港湾物流業界は、米国の通商政策による世界経済の混乱の影響から脱しきれぬまま、終わりの見えぬウクライナ情勢に加え、米国とイスラエルによるイラン攻撃に端を発したホルムズ海峡封鎖が、世界経済を震撼させる暗雲として立ち込め、自由貿易体制の萎縮や各国エネルギー政策の転換等を招き、サプライチェーンの再編等による物流形態の変革が加速し、今後の事業環境は大きく変化するものと思われます。当社グループといたしましては、この変化に即応できる効率的な体制作りと、物流の合理化要請に対応できる商品、情報、サービスの提供をグローバルに取組み、積極的な営業展開による収益の拡大に努めております。 具体的には、サービスの多様化として、基幹港湾施設の機能強化と拡張によりコア事業の強化を図ると共に、グループ企業の活用による新規事業参入を目指しております。 また、経営資源の最適化に向けDXを推進しており、当社グループでの港湾関連情報における環境を整備するため、港湾関連データ連携基盤の構築により全ての港湾情報や貿易手続きを電子的に取り扱うことが可能となるサイバーポートへの接続や、通関業連合会の通関業者のためのクラウドサービス提供により、当社グループ基幹システムとの連携強化を進めております。今後、企業間における電子取引が活発化するなか、子会社を活用し当社グループ内のIT環境を整備することにより業務の効率化を推進し、また、デジタルフォワーディング事業者としての地位の確立を目指し、積極的なシステム活用により仕事の付加価値を高め、組織や制度改革、教育制度の充実により社員の意識改革を推し進め、人的資本の価値を最大限引き出し、収益性の向上に繋げてまいります。 現在、海上輸送とJRの鉄道輸送網を組み合わせた国際複合一貫サービスを提供しており、モーダルシフトによる物流機能を強化すると共に、顧客と連携し環境負荷の低減を推進しております。「みなとSDGs」への登録に加え、今後は施設の「グリーン経営認証」の拡大を図り、ESG経営の強化により物流事業者として責任を果たし、社会的貢献をしてまいります。 海外においては、グループ会社を含めた海外合弁会社4社を中心に、従来のサービスの強化と新たな商品開発を推進します。取引先の海外生産拠点の変化に柔軟に対応し、当社グループの国際物流網強化のため海外に新たな投資先を模索し、積極的に投資を推進することにより海外事業の拡大や収益源を求めてまいります。 引続き情報を的確に捉え取引先のニーズに応え新たなサービスを提供し、海貨系国際物流事業者としての役割を果たし、事業活動の効率化を図り健全な経営を目指してまいります。 2)経営環境及び対処すべき課題 当社グループは五大港に自己資産もしくは賃貸により倉庫設備を保有し、輸出入貨物の海上輸送及び港湾を中心とした国内物流を取り扱う海貨系国際物流事業者として事業展開しております。港湾運送事業の規制緩和は近年大きく前進しておらず、当社を取り巻く事業環境は急激な変化もなく、港湾地域への企業の新規参入もない状況です。しかしながら、港湾運送事業における港湾の荷動きは、経済大国の通商政策転換や軍事力を背景とした力による他国への攻撃等の地政学リスクに揺らぐ世界におけるサプライチェーンの生産状況により大きく影響し、また、エネルギー価格の上昇や円安基調の為替水準による国内物価高の煽りを受け、国内消費動向に大きく影響される状況です。さらに加速する少子高齢化と国内人口の減少により日本の経済力低下は否めず、中長期的には国内消費全体の縮小等が進み、当社グループの主力倉庫設備等の拠点がある神戸港をはじめとして、港湾の輸出入貨物の取扱量は、今後減少していくことが推測され、業者間の競争がより一層激化することが予想されます。 港湾の物流を担うコンテナ及びトラック運送業界における2024年問題や燃料費等の高騰による物流コストの上昇も顕在化し企業経営を圧迫しており、行政主導によるターミナル等の港湾物流の効率化推進事業の進捗状況に歩調を合わせ、当社グループの業務効率化に繋げております。 現在、当社グループは海外投資資産を持たず、アジアを中心に海外フォワーダーと資本提携による合弁会社を設立、もしくは代理店契約により連携を強化し海外展開を行っています。海外への投資効果においては安定的な利益配当を確保し、営業面では、取引先のニーズに沿ったきめ細かな新たなサービスを提供し、他社と差別化した国際物流をコーディネートすることにより海外における収益の確保を目指しています。 輸出部門の主要顧客は、グローバルなサプライチェーンの枠組みの中で堅調を維持しているものの、国際物流網混乱の収束とともに分散化・最適化へと変化し、荷動きは世界各国の貿易政策の見直しと相まって世界の生産構造の変化や生産状況に大きく左右され、当社業績へ大きく影響します。 また、輸出・輸入・国際の全ての部門において、機械機器メーカー、商社、小売業を中心に主要取引先の営業収入の比重が高い顧客構成となっています。輸入部門・国際部門の輸入においては中国から貨物の依存度が高く、中国の政策や経済情勢等による影響も受け易く、当社グループの主要取扱い貨物構成も繊維製品、生活雑貨等の消費資材に偏重しているため、国内消費動向も業績に大きく影響します。今後も取引先の事業展開、世界経済や地政学的な外部要因により、当社グループ業績への影響が非常に危惧される状況が続くと予想されます。 今後の日本経済は、堅調なインバウンド需要や政府による経済政策により所得の改善や景況感の上向きが期待されるものの、イラン情勢をはじめとする地政学的リスクにより、エネルギー価格や物価のさらなる高騰の懸念から、世界経済が減速する可能性もあり、混迷した状況が続くものと予測されます。当社グループを取り巻く環境としては、荷動きの鈍化、需給バランスの緩みによる海上運賃の下落、顧客の物流コスト削減意識の強まり等の影響で、業者間の価格競争がより一層激化し、事業環境の厳しさは増すものと思われます。従いまして、2026年4月以降の経済情勢はまだまだ予断を許さない状況で推移するものと考えております。 このような状況下、景気の動向や経営環境の変化に柔軟かつ迅速に対応し、継続的に安定した収益を確保できる基盤を確立するため、海外拠点の充実強化によるサービスの提供と営業収入の拡大に努めます。また、基幹港湾物流施設への投資による機能強化と再編により、経営資源の再構築を行い、高付加価値貨物取り込みによる安定的な収益源確保と品質向上を推進し、輸出、輸入部門の利益率の改善を図るべく取り組みを進めております。また、港湾関連情報ネットワークとの連携や子会社を活用したDXによる合理化を進めると共に、成長のための人的資本経営を推進し、顧客からのより一層の信頼を得る海貨系国際物流事業者として、企業価値の向上を目指してまいります。
事業等のリスク3,875字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループは、物流の近代化、国際化の進展、取引先のニーズの多様化に伴い、経営環境は大きく変化し、国際物流事業者が抱えるリスクは多種多様化しており、リスク管理の強化・高度化の必要性はますます高まっています。適切なリスク管理が経営の健全性を確保するために極めて重要であることを認識し、取締役会を頂点としたリスク管理体制のもと、重大な影響を及ぼす可能性のある様々なリスクを洗い出し、未然に防止すると共にリスクが発生した場合は、迅速かつ適切に対処することにより被害を極小化し、再発防止の対応策を実施するなど企業価値の保全に取組んでいます。 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において、当社グループが判断したものであります。 a.事務リスク 役職員が正確な事務を怠る(作業上の貨物事故を含む)、あるいは、事故・不正等を起こすことにより取引先が損害を被り、当社が損害賠償責任を負うリスクを指しますが、正確かつ効率的な事務処理は取引先との信頼関係において原点との認識ではあるものの、膨大な取扱い件数及び多種多様な貨物取扱い事務作業において大小様々なビジネスクレームの発生の可能性は非常に高いものと予想されます。 コンプライアンスの徹底を図ると共に、各部署において業務マニュアル等の整備、事務手続きの見直し等を進めると共に、事務関連の事故内容等を含めた事例の詳細については執行役員会への報告義務としています。月例会議及び職制会議を通じて全従業員に周知し、事務ミス発生状況の実態把握を通じて、事務処理水準の向上や事務リスク防止の徹底を図っています。 b.法務リスク 法令や契約書等に違反すること、不適切な契約を締結すること、その他の法的原因により、損失を被るリスクとなります。法令を遵守することは、企業として不可欠であるとの認識に立ち、コンプライアンス規定、内部者取引管理規定等を定めると共に、法律、条例等業務関連法律等の整備保管を怠らず、また遵守に努めています。当社は2008年5月に特定保税承認を取得し、同年10月に認定通関業者として認定され、それぞれの制度法令に則り五大港及び各事業所において自社倉庫施設による保税業務及び通関業を含めた関連業務を行っております。過去の実例において、口頭注意から非違該当による減点等の行政処分は軽微ながら散発的に発生しており、今後重大な事故により一定期間の自社保税倉庫への搬入停止等の行政処分を受ける可能性も排除出来ず、取引先からの信頼を失うと共に社会的信用失墜にも繋がり当社業績へ重大な影響を与えることとなります。軽微な事例であっても事故対策委員会のもと再発防止策を策定し、事故内容等を含めた事例の詳細については執行役員会への報告義務とし、月例会議及び職制会議を通じて全従業員に周知徹底し再発防止、法令等の順守に努めています。 c.社会リスク 外部からの反社会的攻撃により当社が存続の危機にさらされる、または甚大な損害を被るリスクとなります。企業防衛は、企業存続のみならず、グループ会社、従業員およびその家族、株主等を守るうえで、不可欠であるとの認識に立ち、取締役会を中心に情報収集等につとめ、社外各関係先との連携を密にするとともに、必要に応じて対策委員会を設置するなど、解決にあたることとしています。 d.システムリスク コンピューターシステムのダウンまたは誤作動等、システムの不備等に伴い、損失を被るリスク、さらに近年頻繁に発生する企業に対するサイバー攻撃により、コンピューターのシステムダウンや不正使用されることにより当社グループが損失を被るリスクとなります。コンピューターシステムの安全稼働を確保するため、セキュリティーポリシーに基づいた各種対策を実施するとともに、万一障害が発生した場合の影響の極小化と早期復旧を図るため、情報資産に関する管理体制の整備、コンピューターのバックアップ体制などの対策を講じています。 e.財務リスク 取引先の倒産等に起因して損害を被るリスクですが、債権管理に対する経理規定を遵守し、当社が定めた取引先与信基準に従い事業年度毎に取引先に対する与信限度枠を設定し、立替金については取引先との回収約定をもとに債権管理を徹底し、貸し倒れ発生等による損害の防止等に努めています。また、海上運賃の水準や為替レートの変動の影響を受けるため、関税等の立替金を取引先銀行口座から直接納付へと切替え、また、高額立替となる運賃等については前受金を受領し最大限リスクの低減を図り、売掛金及び立替金の債権残高や取引先の動向に十分注意を払い、営業債権の確実な回収を行っています。また、国外において海外の合弁会社・提携先代理店を経由した海外法人との取引もあり、海外合弁会社等と情報共有を行い、連携を強化して貸し倒れ防止に努めています。 f.人事・労務リスク 労務慣行の問題(役職員の人事処遇の問題、勤務管理上の問題)、ならびに職場の安全衛生環境の問題に起因して損失を被るリスク、および役職員の不法行為による使用者責任を問われるリスクがあります。就業規則を定め、労働基準関係法令の遵守に努めるとともに、労働組合とも協調し、より快適な労働環境を目指し、職場改善を行っています。 g.大規模災害リスク・世界的なウイルス感染症等による異常事態リスク 当社グループは、複数の事業拠点、五大港を中心とした港湾地域に物流施設を保持し事業運営をしております。南海トラフ地震等の大規模な自然災害や新型コロナウイルス感染症拡大のようなパンデミックが当社の想定を超える規模で発生し、労働生産力の大幅な低下や保有資産等への甚大な被害により事業運営が困難になった場合、財務状況や経営成績等に大きな影響を与える可能性があります。過去の風害や新型コロナウイルス感染症拡大の経験を踏まえ、従業員の安全確保を最優先課題とし、事業所での感染防止策の徹底、有事に備えた事業復旧の早期化及び被害の最少化のため、基幹システムのデータセンター集約や全社ネットワークの一部冗長化、事業拠点の分散化による業務運営の維持確保のための移管体制の整備強化に努め、在宅勤務及びサテライトオフィスによるテレワーク勤務体制を推進し、危機管理体制の強化を図っています。 h.主要取扱い貨物構成によるリスク 当社グループ輸出部門の取扱い主力貨物は機械機器であり、グローバルなサプライチエーンの枠組みにおいて生産状況が変化し、取引先受注状況により当社の取扱量が増減するため業績へ大きく影響します。また輸入部門の主要取扱い貨物構成は繊維製品、生活雑貨等の消費資材に偏重しており、国内消費動向が当社業績に大きく影響します。今後は取扱い貨物の開拓と多様化をより積極的に推進するとともに、高付加価値貨物の自社倉庫への取扱いを強化し、分散化によるリスクの低減を図ってまいります。 i.特定の取引先・貿易相手国への依存について 当社グループの営業収入で、輸出関連と輸入関連での上位10社の営業収入占有率をみますと下記のとおり大きなものとなっております。 (単位千円)   営業収入   上位10社営業収入   占有率 輸出(約  430社)   2,725,079   1,595,671   58.6% 輸入(約  760社)   5,077,643   1,992,469   39.2% また、中国関連の営業収入占有率を見ますと、下記のとおり大きなものとなっております。 (単位千円)   合計   中国関連営業収入   占有率 輸出   2,725,079   518,801   19.0% 輸入   5,077,643   2,471,742   48.7% 国際   8,448,132   5,194,622   61.5% その他含む営業収入合計   16,447,192   8,185,166   49.8% 当社グループの輸入部門及び国際部門輸入においては、中国からの輸入貨物の比率が非常に高く、アジアにおける当社設立海外合弁会社も中国を中心として海外展開をしております。また、新たに米国の通商政策の転換により日本からの輸出も含めた対象国に関係する貿易摩擦や当該地域における紛争及び国内法及び外国資本に対する法制度改正により、輸入のみならず輸出貨物の大幅な減少や当該地域での事業活動が困難となる事態も想定されるため、海外展開地域の軸足を中国偏重から脱却し世界の生産構造の変化に追従した新たな海外拠点の充実強化と新たな物流サービスの提供を目指しております。 j.特有の法的規制・取引慣行について 特有の法的規制につきまして該当事項はありませんが、取引慣行としましては港湾物流業界における立替金(海上運賃、関税等)の慣行があり、新規取引先開拓の手段にもなっております。当連結会計年度末時点での受取手形、売掛金及び契約資産の残高16億76百万円余に対し、立替金の残高7億78百万円余と一般企業と比較すると多く、運用資金面でのリスク及び貸倒債権となるリスクがあります。顧客の信用調査ならびに与信管理を徹底し、早期回収を行い貸倒債権とならないよう努めております。
経営成績の分析 (MD&A)6,868字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国の通商政策に伴う一時的な減速からの回復や、インバウンド消費が過去最高を更新、10月下旬に5万円台を突破した日経平均株価も堅調に推移するなど、緩やかながらも持ち直しの動きが続きました。一方で、終わりの見えないウクライナ情勢や、2月末に米国とイスラエルによるイラン攻撃に端を発するホルムズ海峡の封鎖により、エネルギー価格のさらなる高騰やインフレ再燃が懸念されるなど、地政学的リスクが景気の下振れに直結する可能性も拭いきれておりません。 当社グループを取り巻く環境としては、輸出貨物の取扱量は、米国の通商政策による混乱等の影響から脱しきれず、前年を下回って推移しました。輸入関連では、長引く物価高により取扱量は伸び悩み、前年を下回りましたが、自社施設を活用して利益確保に努めました。国際物流網を担うコンテナ船による海上輸送においては、運賃市況が前年比で下落傾向にあるなかで、取扱量の増加に注力いたしました。 a.財政状態 当連結会計年度の総資産は、前連結会計年度に比べ25億31百万円余増加し、133億23百万円余となりました。 当連結会計年度の負債合計は、前連結会計年度に比べ12億66百万円余増加し、74億8百万円余となりました。 当連結会計年度の純資産合計は、前連結会計年度に比べ12億64百万円余増加し、59億15百万円余となりました。 b.経営成績 当社グループはこのような状況下におきまして、顧客ニーズに柔軟に対応した積極的な営業展開に努めてまいりましたが、総取扱量は前年同期比5.9%減少し、営業収入は前年同期比1.2%減の164億47百万円余(対前年同期1億98百万円余減)としたものの、保管料収入や、適正料金収受により、営業総利益は前年同期比4.4%増の10億81百万円余(対前年同期45百万円余増)となりました。営業損益は一般管理費の増加により、前年同期比7.0%減の2億35百万円余の利益(対前年同期17百万円余減)、経常損益は、受取利息及び配当金と持分法による投資利益が大きく増加したことにより、前年同期比22.7%増の4億88百万円余の利益(対前年同期90百万円余増)となりました。その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年同期比35.3%増の3億62百万円余(対前年同期94百万円余増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 輸出部門 輸出部門におきましては、持ち直しの動きが見られたものの、雑貨、機械製品の取扱いの減少により、取扱量は前年同期比で4.4%減となりました。しかしながら、コスト減少、適正料金の収受の効果により大幅に収益性が改善したことにより、輸出部門の営業収入は前年同期比0.1%増の27億25百万円余(対前年同期1百万円余増)、セグメント利益は対前年同期比3,342.9%増の56百万円余(対前年同期54百万円余増)となりました。 輸入部門 輸入部門におきましては、食料品は増加しましたが、雑貨の減少により取扱量は前年同期比で10.7%減となりました。取扱件数も前年同期比で伸び悩み、営業収入には貢献できず、輸入部門の営業収入は前年同期比1.7%減の50億77百万円余(対前年同期88百万円余減)としましたが、自社施設における貨物取扱いの規模を拡張したことから収益性が改善し、セグメント損失7百万円余(前年同期はセグメント損失16百万円余)となりました。 国際部門 国際部門におきましては、輸出では、前年同期に好調だった設備輸送、三国間貿易の取扱減を補うべく、取扱量の増加に注力しましたが、前年同期比で7.2%減となりました。また、北米・欧州向けをはじめとする運賃市況が下落した影響が大きく、営業収入は前年同期比20.4%減となり、収益性も低下しました。輸入では、中国及び東南アジアからの薬事関連品、衛生関連品、衣類などが堅調に推移し、また、猛暑の影響により夏物家電の取扱いの長期化などが後押しとなり、取扱量は前年同期比3.3%増加し、営業収入も前年同期比4.5%増となりましたが、同業他社との運賃競争もあり、収益性は低下しました。結果、部門全体では、営業収入は前年同期比1.6%減の84億48百万円余(対前年同期1億39百万円余減)、取扱量は前年同期比1.5%増加しましたが、収益性低下を補うことが出来ず、セグメント利益は対前年同期比46.7%減の1億7百万円余(対前年同期93百万円余減)となりました。 倉庫部門 倉庫部門におきましては、営業収入は前年同様の54百万円余となりました。セグメント利益は前年同様の51百万円余の計上となりました。 その他 船内荷役等の営業収入は前年同期比32.8%増の1億69百万円余となり、セグメント利益は前年同期比78.3%増の27百万円余の計上となりました。 (注)その他のセグメントの営業収入には、セグメント間の内部営業収入27百万円余を含んでおります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、10億52百万円余となり、前連結会計年度末より73百万円余の減少となりました。各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動による資金は5億円余の獲得(前連結会計年度4億61百万円余の獲得)となっております。これは主に、法人税等の支払1億66百万円余、前受金の減少42百万円余がありますが、立替金の減少2億30百万円余、税金等調整前当期純利益4億80百万円余によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動による資金は13億96百万円余の支出(前連結会計年度3億52百万円余の支出)となっております。これは主に、有形固定資産の取得による支出14億17百万円余によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動による資金は8億22百万円余の獲得(前連結会計年度2億87百万円余支出)となっております。これは主に、短期借入金の純減額2億円がありますが、長期借入れによる収入13億円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、生産・販売の形態をとらない業種のため、実態にあわせた表示をしております。 営業実績 当連結会計年度における営業実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   営業実績(千円)   前期比(%) 輸出部門   2,725,079   0.1 輸入部門   5,077,643   △1.7 国際部門   8,448,132   △1.6 倉庫部門   54,000   0.0 その他   169,937   32.8 小計   16,474,792   △1.1 消去   △27,600   ― 合計   16,447,192   △1.2 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、特に以下の事項は、経営者の会計上の見積りの判断が財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。 (繰延税金資産の回収可能性) 当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して、将来の課税所得を合理的に見積っております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され、税金費用が計上される可能性があります。 (退職給付費用) 退職給付費用および債務の計算は、その計算の際に使われた仮定により異なります。これらの仮定には、割引率、利息費用、年金資産の長期期待運用収益率などの要因が含まれております。これらの仮定と実際の結果との差額は発生した連結会計年度に債務認識しております。当社は使用した仮定は妥当なものと考えておりますが、実績との差異または仮定自体の変更により、当社グループの退職給付費用および債務に影響を与える可能性があります。 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等」の「重要な会計上の見積り」をご参照下さい。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 当連結会計年度において流動資産は前連結会計年度より1億85百万円余減少し、固定資産は前連結会計年度より27億17百万円余増加となり、総資産は133億23百万円余と前連結会計年度より25億31百万円余の増加となりました。流動資産減少の理由としては、日銀の金融政策による金利の上昇に伴い、短期借入金の圧縮のため手元資金を絞った結果、現金及び預金が減少しました。また、輸入の荷動きの鈍化と通関件数が伸び悩んだ結果、関税等の立替金が2億30百万円余減少したためです。一方、固定資産増加については、主として神戸港六甲物流センターの定温倉庫改修の設備投資を行ったため、建物及び構築物を主に有形固定資産が12億60百万円余増加、投資その他の資産においては、政策保有の商社株や金融株を中心に投資有価証券が株式市場の好況により10億90百万円余増加したことが要因です。 負債合計は、74億8百万円余と前連結会計年度より12億66百万円余増加しました。流動負債は、未払法人税等が59百万円余減少と短期借入金等が減少したことにより、前連結会計年度に比べ1億2百万円余減少しております。一方、固定負債においては、六甲物流センター定温倉庫化改修のための資金を金融機関から調達し、長期借入金が9億53百万円余増加し、投資有価証券の含み益等により繰延税金負債が4億56百万円余増加したためです。 純資産合計は、59億15百万円余と前連結会計年度に比べ12億64百万円余増加しています。退職給付に係る調整累計額が前連結会計年度末に比べ2億34百万円余増加に加え、その他有価証券評価差額金が7億37百万円余増加し、利益剰余金が2億88百万円余増加したためです。 海上運賃高騰等による短期的な資金需要が収まったものの、突発的な資金需要にも備え、引続き金融機関に短期の借入枠を保持しております。また、流動性比率の改善を図りつつ、金利上昇による利益圧迫を抑えるため、手元資金を絞り短期借入金の圧縮を図ると共に、築港倉庫及び六甲物流センター定温改修に伴う高付加価値貨物取り込みにより、保管料を収益減とした長期借入金の返済計画を練り、長期的な有利子負債の圧縮を計画的に進めております。当社グループにおいては、一定の財務規律の下で利益を事業投資や株主還元に振り向けております。当連結会計年度においては、既存倉庫施設の機能強化の拡張による利益確保を図ると共に、事業の効率化に繋がる生産性向上のためのDX関連投資の推進に努めております。 b.経営成績の分析 <輸出部門> 輸出部門については、経営成績に繋がる外部要因としてグローバルなサプライチェーンの枠組みによる海外経済情勢の影響を受けます。米国の通商政策の転換に端を発した自動車関連貨物の荷動き鈍化が一部顕在化しましたが、全体的には持ち直しの動きが見られました。当連結会計年度では雑貨や機械機器製品の取扱いが減少したものの、輸入貨物に対応する倉庫機能強化の定温改修工事に伴う輸出貨物の占有率減少によるコスト減少の効果と、海上コンテナの陸送や湾関連作業コスト増について、粘り強く取引先へ理解を求め適正料金の収受に努めた結果、収益性が改善し、前連結会計年度1百万円余のセグメント利益から、56百万円余のセグメント利益へと大幅な改善が図られました。 <輸入部門> 輸入部門については、当社グループの取扱商品は生活消費材が中心となっており、国内の景況感による消費動向が取扱量や営業収入に大きく影響します。当連結会計年度においては、エネルギー価格の上昇や物価高騰が続く状況のなか、国内景況感の冷え込みにより雑貨を中心に取扱量が大幅に減少しました。加えて取扱件数も伸び悩み営業収入に貢献できませんでした。一方、自社保有の港湾倉庫施設の機能強化と拡張を実施し、高付加価値の医薬品原材料の取り込みによる保管料収入が収益面で下支えしたものの、結果的には荷動き鈍化による影響の補填には至らず、前連結会計年度16百万円余のセグメント損失から7百万円余のセグメント損失と僅かな改善に留まりました。 <国際部門> 国際部門については、営業収入に占める海上運賃等の仕入原価の割合が高く収益率が低い商品となっており、収入源である海上運賃の大部分は外貨建てであるため為替レートの影響を受け、仕入れの海上運賃の水準に大きく左右される商品となっています。当連結会計年度において、国際輸出では、取扱いが低迷しつつある設備輸出の海上輸送や半導体関連物資の三国間貿易の海上輸送案件の減少を補うべく、全体的な取扱量の確保に注力しましたが、結果前年同期に及ばず取扱量は大きく減少しました。また、長期航路の北米・欧州向けをはじめとする運賃市況が需給の緩みから下落し、収益面における業績貢献度が大幅に低下しました。一方、国際輸入は、中国や東南アジアからの薬事関連品、衛生関連品、衣類などの荷動きが堅調に推移し、また、国内の猛暑が長引いた影響により夏物家電の取扱いの長期化が後押しとなり、取扱量、営業収入ともに増加しました。しかしながら、輸入海上輸送における同業他社との運賃競争が激化し、取引先との運賃調整を意義なくされ運賃水準の見直しを行った結果、利益率の低下を招きました。結果、国際部門全体では、取扱量は微増し、営業収入は微減としたものの、収益性の低下を踏みとどめることは出来ず、前連結会計年度より営業収入は1億39百万円余減の84億48百万円余を計上したにもかかわらず、セグメント利益は93百万円余減少し1億7百万円余の計上に留まりました。 <倉庫部門・その他> 倉庫部門は、安定した収益源としてセグメント利益は前年同様の54百万円余を計上し、その他については、船内荷役は期初より堅調であったため前連結会計年度より増加し、27百万円余の計上となりました。 c.キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度は、短期的な資金需要としての海上運賃高騰の影響は収まり、輸入部門における関税等の立替金が減少し、営業利益は前期には及ばなかったものの受取配当金の大幅な増加により税金等調整前当期純利益を確保した結果、営業活動による資金は5億円余の獲得となりました。当社グループの属する港湾運送業界では、輸入部門での関税・消費税、輸出及び輸入部門における海上運賃を取引先に代わり一旦立替える商習慣が根強く残っております。また、需給の緩みに由来する海上運賃水準低下に伴って短期的な資金需要も収まり、以前より取り組んでいる取引先の口座より関税等を直接引き落とすリアルタイム口座方式への切替えや、高額海上運賃支払いに備え前受金を確保する施策が引き続き功を奏し、利益確保と共に資金獲得に寄与しました。 投資活動による資金は、既存港湾倉庫の機能強化と拡張のため定温倉庫化の設備投資に踏み切った結果、13億96百万円余の支出としています。 財務活動による資金は、8億22百万円余を獲得しています。短期的に金融機関との資金調達枠を確保し急激な資金需要に備えると共に、金利水準が上昇基調の状況下、現金及び預金を最適な水準に絞り込み、短期借入金を2億円圧縮しています。一方、長期的には定温倉庫化の設備投資の資金として長期借入金13億円を調達し、既存の長期借入金を含め計画的に返済し、短期長期両者の調整により財源の安定化を図っております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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