概要
グリーンモンスターは、投資未経験者向けの体験型学習アプリを主力とする企業である。2013年に東京都渋谷区で設立され、2024年3月に東京証券取引所グロース市場に上場した。2025年6月期の連結売上高は20億円、従業員数は43名。スマートフォン向けにFX・株式・資産形成のデモトレードアプリを無料提供し、証券会社等への口座開設を仲介するアフィリエイト報酬を主な収益源とする。連結子会社を通じて投資スクールやファイナンシャルプランニングサービスも展開する。
投資初心者を獲得する体験型アプリ群
当社の中核事業は「投資学習支援事業」であり、FXなび、株たす、トウシカの3つの無料アプリを運営する。いずれも漫画やイラストで基礎知識を学び、リアルタイム相場を用いたデモトレードで実践経験を積める構成である。2025年6月期の同事業売上高は15.7億円(連結売上高の約78%)を占める。アプリ経由で証券会社・FX会社に口座開設が成立すると、ASPを介した成果報酬が発生する。ユーザー獲得は主に動画広告に依存する。
アフィリエイト報酬に依存する収益構造
当社の収益の大部分は、アプリユーザーが証券会社等に口座開設した際に支払われるアフィリエイト報酬である。報酬単価は広告主とASPの協議で決まり、口座開設率・入金率・EPCが考慮される。2025年6月期の売上高20億円に対し営業利益は1億円と低く、広告費や人件費が収益を圧縮している。また、特定の証券会社への依存度が高く、上位1社への販売割合が10%を超える(前連結会計年度では11.7%)。
M&Aで拡大した資産形成支援事業
2022年12月に株式会社FPコンサルティングとFPCソリューションズを買収し、資産形成支援事業に進出した。FPコンサルティングは法人・個人向けにライフプランニングや金融教育を提供し、独立系FPとして中立性を強みとする。2024年8月には投資スクール「投資の学校プレミアム」を運営するファイナンシャルインテリジェンスを子会社化し、累計15万人以上の受講実績を持つ教育事業を加えた。これらの非アフィリエイト収益がグループの売上多様化に寄与している。
少人数で運営するグループ体制
当社グループは、単体のグリーンモンスターと3つの連結子会社(FPコンサルティング、ファイナンシャルインテリジェンス、ブラックモンスター)で構成される。従業員数は連結で43名と小規模である。2025年1月にはカベナビJAPAN事業をブラックモンスターに吸収分割し、事業の整理と効率化を図った。本社は東京都渋谷区に置き、2024年6月に区内で移転している。上場後の資本効率向上やM&Aによる組織拡大が今後の課題となる。
業界の中での役割は投資未経験者に投資学習の機会を提供するEdTech企業。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01投資学習支援主力
スマートフォン向けにFX、株式、資産形成のデモトレードアプリを無料提供。アプリを通じた証券会社やFX会社の口座開設でアフィリエイト収入を得る。
- FXなび
- FXデモトレードアプリ。漫画やイラストで学べる学習コンテンツと、為替リアルタイムデータを使った体験学習を提供。
- トウシカ
- マネープランシミュレーションアプリ。積立投資やNISA・iDeCoに関する学習とシミュレーション機能を提供。
- 株たす
- 株式投資デモトレードアプリ。株価リアルタイムデータを使った疑似取引と学習コンテンツを提供。
02投資スクール準主力
「投資の学校プレミアム」を運営。投資知識を体系的に学べる講座やセミナーを提供。無料体験から有料サービスへの誘導で収益を得る。
- 投資の学校プレミアム
- 実践的な投資スキルと金融知識を提供するオンライン投資スクール。
03ファイナンシャルプランニング副次
法人・個人向けに金融教育やライフプランニング、住宅購入・相続対策のアドバイスを提供。独立系FPとして中立的な立場でサービスを提供。
独立系FP
製品と技術
FXデモトレードアプリ「FXなび」
「FXなび」は、外国為替証拠金取引(FX)を体験学習できるスマートフォン向けアプリである。漫画・イラストで基礎を学べる入門コンテンツと、リアルタイムの為替データを使ったデモトレード機能を提供する。ユーザーは実際の資金を使わずに売買を体験でき、損失リスクなく取引感覚を養える。アプリ内では主要な経済ニュースのまとめ読みやFX会社の比較ランキングも掲載し、口座開設へ誘導する仕組みを持つ。
株式投資デモトレードアプリ「株たす」
「株たす」は、日本株・米国株のデモトレードを提供するアプリである。2023年11月に米国株機能を追加し、2024年にはAIチャット機能を実装して初心者の疑問を即時に解決できるようにした。また、一定条件を満たすと実際の株主優待と同等の商品が抽選で当たる「誰でも株主優待」キャンペーンを2023年8月に開始し、エンゲージメント向上を図っている。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が従業員向けに採用した実績がある。
積立投資シミュレーションアプリ「トウシカ」
「トウシカ」は、つみたてNISAやiDeCoなどの長期積立投資に特化したシミュレーションアプリである。将来の資産額を試算できる機能や、入門向け学習コンテンツ、証券会社比較情報を提供する。2023年3月には野村ホールディングスとの共同開発で「つみたて投資学習アプリ Powered by トウシカ」もリリースしており、金融機関との協業を通じて普及を進めている。
子会社が運営する投資スクールとFPサービス
連結子会社のファイナンシャルインテリジェンスは、投資スクール「投資の学校プレミアム」を運営する。プロの講師による有料講座やセミナーを提供し、2024年12月時点でメルマガ講座の累計受講者数は15万人以上に達する。もう一つの子会社FPコンサルティングは、法人向けの金融教育や個人向けライフプランニングを手掛ける、独立系のFP企業である。同社は保険代理店や証券仲介業を行わず、中立的なアドバイスを強みとする。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- ファイナンシャルプランニング独立系FP
有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
小規模サービス業、低収益で競争激化
グリーンモンスターはサービス業に属し、売上高20億円程度の小規模企業。営業利益率は2024年6月期10%から2025年6月期5%に半減した。同業のジンジブやダイブも同規模で競合。業界内で明確な差別化要因が見えず、収益性低下が懸念。
強み
- 売上高20億円を維持。顧客基盤はある程度構築されている。
- 利益率は低下したが、2025年6月期も営業黒字を確保。
- 特定サービスで差別化できれば成長余地がある。
- 組織が小さく、意思決定や方向転換が迅速に行える。
課題
- 営業利益率が10%→5%と半減、コスト管理や単価向上が急務。
- 同業多数の中で独自性が乏しく、価格競争に陥りやすい。
- 売上高が20億円で横ばい、新規顧客開拓やサービス拡充が必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がグリーンモンスター
時価総額で並べると、掲載11社のなかで1番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 157Aグリーンモンスター | 24億円 | — |
| 2 | 4766ピーエイ | 24億円 | 22.9倍 |
| 3 | 7043アルー | 24億円 | 8.1倍 |
| 4 | 189AD&Mカンパニー | 24億円 | 10.8倍 |
| 5 | 9760進学会ホールディングス | 24億円 | — |
| 6 | 9242メディア総研 | 24億円 | 11.3倍 |
| 7 | 4650SDエンターテイメント | 24億円 | 11.2倍 |
| 8 | 6548旅工房 | 24億円 | 15.3倍 |
| 9 | 2435シダー | 24億円 | 4.5倍 |
| 10 | 9342スマサポ | 24億円 | 32.8倍 |
| 11 | 142Aジンジブ | 24億円 | 13.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 24件
インターネット広告代理店として2013年に設立
2013年7月、東京都渋谷区でインターネット広告代理事業を目的に当社が設立された。創業当初は広告代理業務を主としていたが、翌2014年3月に世田谷区へ本店を移転し、同年6月に初の自社プロダクトとなる株式投資初心者向け学習アプリ「株初心者説明書」をリリースした。これが現在の体験型投資学習事業の起点となる。
FX学習アプリ投入とテレビCM展開の2018年
2016年11月にFX初心者向け学習アプリ「まるまるFX」をリリースし、2018年1月にはデモトレード機能を備えた後継アプリ「FXなび」を投入した。同年7月には「FXなび」のテレビCMを開始し、認知度向上を図る。同年10月に本店を渋谷区に戻し、11月にはテレビ番組「おとこを磨く経済学」の放送を開始するなど、マスメディアを活用したプロモーションを強化した。
株式投資アプリ拡充とコロナ禍の個人投資家増加
2019年9月に株式投資デモトレードアプリ「株たす」をリリース。2020年5月には積立投資シミュレーションアプリ「トウシカ」を投入し、NISAやiDeCoに対応した資産形成領域に参入した。2020年以降のコロナ禍で個人の資産運用意欲が高まる中、アプリのインストール数と口座開設数が堅調に推移し、2021年6月期の売上高は15億円に達した。
M&AでフィンテックとFP事業を取得した2022年
2022年5月、AI投資自動売買サービスのefitと資本業務提携。同年12月にはFPコンサルティングとFPCソリューションズの全株式を取得し、ファイナンシャルプランニングサービス事業に本格参入した。この買収により、グループの収益源をアフィリエイト一辺倒から多角化する布石が打たれた。翌2023年5月には両社を合併し、FPコンサルティングに統合している。
大手金融機関との協業と上場を果たした2023〜2024年
2023年3月、一般社団法人全国銀行協会と共同で「まねらん」を、野村ホールディングスと共同で「つみたて投資学習アプリ」をリリース。同年10月には三菱UFJモルガン・スタンレー証券が従業員向け投資学習アプリとして「株たす」を採用した。2024年3月、東京証券取引所グロース市場に上場。上場後もM&Aを継続し、同年8月に投資スクールのファイナンシャルインテリジェンスを子会社化した。
事業分割と新会社設立で体制再編した2024〜2025年
2024年11月、グループ事業拡大と効率化を目的にブラックモンスター株式会社を設立。2025年1月、当社を分割会社としブラックモンスターを承継会社とする簡易吸収分割により、当社が運営していたカベナビJAPAN事業をブラックモンスターに承継した。これにより、投資学習アプリ事業と非中核事業の分離を進めている。
年表24件を開く
2010年代
- 2013年7月創業インターネット広告代理事業を主な目的として、東京都渋谷区にて当社設立
- 2014年3月東京都世田谷区に本店移転
- 2014年6月株式投資初心者向けの学習アプリ「株初心者説明書」をリリース
- 2016年11月FX初心者向けの学習アプリ「まるまるFX」をリリース
- 2017年6月東京都世田谷区内で本店移転
- 2018年1月FXデモトレードアプリ「FXなび」をリリース
- 2018年7月「FXなび」のTVCMを開始
- 2018年10月東京都渋谷区に本店移転
- 2018年11月TV番組「おとこを磨く経済学」を放送開始
- 2019年9月株式投資デモトレードアプリ「株たす」をリリース
2020年代
- 2020年5月マネープランシミュレーションアプリ「トウシカ」をリリース
- 2021年12月暗号資産デモトレードアプリ「暗号資産なび」をリリース
- 2022年5月人工知能(AI)を使った投資自動売買サービスを手掛ける株式会社efitと資本業務提携
- 2022年12月ファイナンシャルプランニング(FP)サービスを提供する株式会社FPコンサルティング(現連結子会社)、FPに関する実行支援サポート、FPに関する研修・教育サービスを提供する株式会社FPCソリューションズの全株式を取得
- 2023年3月一般社団法人全国銀行協会と共同で、家計管理・株式投資デモトレードアプリ「まねらん」をリリース 野村ホールディングス株式会社と共同で「つみたて投資学習アプリ Powered by トウシカ」をリリース
- 2023年5月M&A株式会社FPコンサルティングが株式会社FPCソリューションズを吸収合併
- 2023年8月「株たす」にて、実際の株主優待と同等の商品がもらえる「誰でも株主優待」をリリース
- 2023年10月三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社が同社専用の従業員向けの投資学習アプリとして「株たす」を採用
- 2023年11月「株たす」にて、米国株のデモ取引機能をリリース
- 2024年3月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2024年6月東京都渋谷区内で本店移転
- 2024年8月投資スクール「投資の学校プレミアム」を運営する株式会社ファイナンシャルインテリジェンス(現連結子会社)の全株式を取得
- 2024年11月創業当社グループの事業拡大及び効率化を目的として、ブラックモンスター株式会社を設立
- 2025年1月当社を分割会社としブラックモンスター株式会社を承継会社とする会社分割(簡易吸収分割)により、当社が運営するカベナビJAPANの事業をブラックモンスター株式会社に承継
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/6期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- EBITDA2031年6月期まで15億円
- 資産形成支援事業の売上高比率2031年6月期まで約40%
- M&A件数2031年6月期まで累計5社
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
投資未経験層へのリーチ拡大
投資未経験の潜在層をターゲットに、体験型投資学習アプリで知識習得とデモトレードを提供し、投資家デビューと継続的な資産運用を支援する。
- 02
体験型投資学習の独自ポジショニング
従来の座学型金融教育に対し、体験型投資学習アプリで差別化し、投資に関心はあるが経験がないユーザーを取り込む。
- 03
事業ポートフォリオの再構築
体験型投資学習事業はFX依存から脱却し新プロダクトを開発、資産形成支援事業は成長エンジンとして積極投資する。
- 04
時価総額100億円の早期実現
2028年6月期に売上高・営業利益で過去最高更新を目指し、2031年6月期にEBITDA15億円、資産形成支援事業の売上高比率約40%、M&A累計5社を目標とする。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で43人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は562万円で、1期前と比べて−4.2%。平均年齢は34.0歳、平均勤続年数は2.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年6月 | 586 | 34.8 | 2.5 | 40 | 500 |
| 2025年6月 | 562 | 34.0 | 2.7 | 43 | 233 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社3社(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。
- 国内㈱FPコンサルティング(注)2大阪府大阪市北区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱ファイナンシャルインテリジェンス(注)2東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ブラックモンスター㈱(注)2東京都渋谷区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年6月期の売上高は19億円、営業利益は-3億円。前期と比べると減収減益で、売上が-5.0%、利益が-400.0%。
会社が出している今期の予想2027年6月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 24億円 | 19億円 |
| 営業利益 | -3億円 | -3億円 |
| 純利益 | -4億円 | -4億円 |
| 1株あたり配当 | — | ¥10 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
6期分
直近は2026年4Qで、売上は9億円、営業利益は−3億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は−25.0%、営業利益は−400.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年3Q | 15 | 3 | 20.0 | 2 |
| 2024年4Q | 5 | −1 | −20.0 | 0 |
| 2025年2Q | 8 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年4Q | 12 | 1 | 8.3 | 0 |
| 2026年2Q | 10 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2026年4Q | 9 | −3 | −33.3 | −3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2020年6月期からの7期で、売上は12億円から19億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は-15.8%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年6月 | 12 | — | 2 | — | 1 |
| 2021年6月 | 15 | — | 3 | — | 2 |
| 2022年6月 | 14 | — | 1 | — | 0 |
| 株式会社FPコンサルティングが株式会社FPCソリューションズを吸収合併 | |||||
| 2023年6月 | 17 | — | 2 | — | 1 |
| 当社グループの事業拡大及び効率化を目的として、ブラックモンスター株式会社を設立 | |||||
| 2024年6月 | 20 | 2 | 2 | 10.0 | 2 |
| 2025年6月 | 20 | 1 | 1 | 5.0 | 0 |
| 2026年6月 | 19 | −3 | −3 | −15.8 | −4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年6月期
売上高19億円のうち、営業利益として残るのは-3億円で-15.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-4億円、売上の-21.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金115.8%22億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-15.8%-3億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 3期分
2025年6月期は営業CFが0億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−2億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は12億円で、売上の7.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年6月 | 3 | 0 | 0 | 3 | 7 |
| 2024年6月 | 2 | −1 | 7 | 1 | 15 |
| 2025年6月 | 0 | −2 | −1 | −2 | 12 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2025年6月期の総資産は18億円。このうち返さなくてよい自己資本が14億円で、自己資本比率は78.5%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2020年6月 | 6 | 3 | 3 | 40.7 |
| 2021年6月 | 8 | 5 | 3 | 56.4 |
| 2022年6月 | 8 | 5 | 3 | 63.9 |
| 2023年6月 | 11 | 6 | 5 | 60.0 |
| 2024年6月 | 19 | 15 | 4 | 79.6 |
| 2025年6月 | 18 | 14 | 4 | 78.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで534社中446位あたり、逆に低いのは営業利益率で534社中519位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥741で、1年前と比べて+38.2%。過去52週の値幅のなかでは14%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 1.85倍 |
| 配当利回り | 1.35% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月19日に前日比-5.67%の748円で終え、7月7日の956円から約21.8%下落した。週足では7月中旬の1015円をピークに下落基調が続き、25日移動平均線(801円)を下回る展開。52週高値2146円から約65%下落しており、52週安値514円からは約46%の水準。出来高は8月17日に54800株と増加したが、その後は19日に19100株と減少し、売り一巡感は不明確。株価は75日線(866円)と200日線(919円)の下にあり、中長期的な上値抵抗が重い。RSIは57.85と中立圏だが、方向感に欠ける。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PBR 2.07倍は業界平均3.09倍を下回り割安。ROE 2.2%と低収益だが、業績は横ばいで赤字の懸念は小さい。配当利回り1.2%は平均2.77%を下回るが、配当性向87.4%と高く、利益の大半を還元。PERが算出不能だが、PBRのみで評価すれば割安圏。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 1.85倍 | 3.51倍 |
| ROE | 2.2% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
小型グロース株で、売上は伸びているが赤字転落懸念が争点。強気派は成長分野でのファーストムーバー優位とサブスク型収益の安定性を評価。弱気派は競合増加と利益率の悪化(営業利益率5%に低下)を指摘。時価総額27億円と流動性リスクも。
- 成長分野の先駆者
スマート農業市場の拡大で需要取り込み期待。
- サブスク収益の積み上げ
解約率低ければ安定的キャッシュフローに。
- 株価上昇率62%
市場の期待は高いが、先行指標に注目。
- 営業利益率10%への回帰期待2026年6月期影響強
FY2024実績10%→FY2025予想5%、再び10%なら営業利益2億円
- 売上高安定とコスト削減効果通年影響中
売上20億円横ばい、固定費削減で利益底上げ余地
- 低ROE改善への期待継続影響中
ROE2.2%は低位、資本効率改善で株主価値向上
- 株価モメンタム継続継続影響弱
過去1年で62%上昇、小型株の勢い買い対象
- 利益率低下懸念
2025/6期の営業利益率5%は前期比半減。
- 競合激化
大手参入で差別化難しく、価格競争リスク。
- 流動性リスク
時価総額27億円と小さく、売買に注意。
- 営業利益減少トレンドの継続2025年6月期影響強
FY2024営業利益2億円→FY2025予想1億円、さらに減少リスク
- 赤字転落の懸念2026年6月期影響中
FY2025純利益0、FY2026は赤字の可能性
- 競争激化による受注減少継続影響中
小規模事業者ゆえシェア低下リスク
- 低流動性による株価変動リスク継続影響弱
時価総額27億円、出来高少なく値動き荒い
- 契約件数(累計)
- サブスク収益の規模と成長性を測る。
- 解約率
- 収益の持続性を評価。
- 営業利益率
- 収益性改善の鍵。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり10円。いまの株価に対する利回りは1.35%。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥10
株主
有価証券報告書より
2025年6月期末の株主数は延べ1,818人。区分でいちばん多いのは個人・その他で87.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が6.5%を占め、残る93.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年6月% | 2025年6月% |
|---|---|---|
| 個人・その他 | 80.9 | 87.7 |
| 事業法人 | 4.7 | 6.3 |
| 証券会社 | 10.1 | 4.8 |
| 自己株式 | — | 2.5 |
| 外国法人 | 3.8 | 0.6 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.3 |
| 金融機関 | 0.5 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 小川 亮 | 35.77 |
| 02 | 豊田 亜理沙 | 9.46 |
| 03 | WMグロース4号投資事業有限責任組合 | 9.33 |
| 04 | 久保 ひふみ | 3.42 |
| 05 | 楽天証券株式会社 | 1.50 |
| 06 | 株式会社サステイナブル・インベスター | 1.41 |
| 07 | 上田八木短資株式会社 | 1.36 |
| 08 | 株式会社KINOCOS | 1.24 |
| 09 | 北村 龍一 | 1.03 |
| 10 | 株式会社SBI証券 | 0.92 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-05マイルストーン・キャピタル・マネジメント株式会社新規の大量保有報告16.39%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で−307%、1株純資産は6期で+338%。直近期のROEは2.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年6月 | 57 | 104 | 79.0 | — | — |
| 2021年6月 | 92 | 196 | 61.3 | — | — |
| 2022年6月 | 16 | 212 | 7.8 | — | — |
| 2023年6月 | 50 | 262 | 21.0 | — | — |
| 2024年6月 | 59 | 462 | 14.8 | 17.8 | 21.0 |
| 2025年6月 | 10 | 457 | 2.2 | 49.1 | 87.4 |
| 2026年6月 | −118 | — | — | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/6期の役員報酬は総額66百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 小川亮 | 代表取締役 | 47 | 1,150,000 |
| 藤沢亜理沙 | 取締役 | 40 | 304,000 |
| 開原信一 | 取締役CFO | 41 | — |
| 中島真志 | 取締役 | 68 | — |
| 島田一 | 常勤監査役 | 68 | — |
| 末廣貴司 | 監査役 | 52 | — |
| 河村敦志 | 監査役 | 57 | — |
| 軒名彰 | 取締役 | 68 | — |
| 宮腰哲也 | 常勤監査役 | 63 | — |
役員報酬の内訳2025/6期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 51 | 51 | 17 |
| 社外取締役 | 4 | 15 | 15 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/6期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,048字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,462字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク12,242字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,905字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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