概要
大運は大阪市中央区に本社を置く総合物流企業である。港湾運送事業が収入の98%を占め、倉庫業、自動車運送、通関業を併せ持つ。従業員97名。2013年度の営業収入62億円から2026年度(予想)92億円へ成長した。国際一貫輸送を核に、中国事務所を通じた海外拠点強化にも取り組む。
港湾運送事業が収入の98%を占める事業構造
大運の営業収入の98.1%を港湾運送事業が占める(2024年度)。同事業は一般港湾荷役、通関、倉庫業を含み、港湾運送事業法に基づく無限定業者として、船積み・陸揚げから陸上輸送まで一貫引き受けする。国際海上コンテナの内陸輸送やNVOCを通じた国際一貫輸送も手掛ける。2024年度のセグメント利益は6億9,080万円で、前期比18.1%増加した。一方、自動車運送事業は収入の1.8%で営業損失を計上、その他(損害保険代理)は0.1%と小規模である。
国際一貫輸送と海外拠点強化の戦略
同社は経営戦略の重点項目として、海外拠点の強化を掲げる。中国事務所の営業機能を拡大し、海外パートナーのネットワークを広げることで、多様化する荷主のニーズに対応する。また、港湾運送事業を基盤に3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)を視野に入れたパートナー連携を推進。営業力強化として担当者の質的向上や人員増加、販売促進にも取り組み、国際一貫輸送の受注拡大を目指している。
財務推移と収益性の特徴
2013年度から2026年度の営業収入は62億円から92億円へと増加傾向にある。純利益は年度により変動が大きく、0億円から3億円の範囲で推移。2024年度は国内輸入貨物の堅調な受注と円安の影響で営業収入が前期比6.2%増の92億円、営業利益は42.6%増の3.47億円となった。一方で、立替金の増加による資金負担と回収リスクが課題として認識されている。
倉庫業・自動車運送・通関業の役割
港湾運送事業の一部として、倉庫業では普通倉庫の保管・荷役を提供。自動車運送事業では一般区域貨物自動車運送のほか、海上フェリーを利用した隔地間輸送を行う。通関業では輸出入貨物の通関手続を担当し、国際一貫輸送を支える。自動車運送事業は燃料費高騰の影響で営業損失が続くが、港湾事業との連携で顧客への総合サービスを維持している。
業界の中での役割は港湾荷役を一貫して請け負う総合港湾運送事業者。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01港湾運送主力
港湾運送事業法による無限定業者として、貨物の船積み、陸揚げのための運送・荷捌きを一貫引き受け。船会社・荷主・元請港運事業者の委託を受けた沿岸荷役も実施。
- 一般港湾荷役事業
- 港湾での貨物の船積み・陸揚げに伴う運送と荷捌きを一貫して行う業務。
- 港湾荷役事業
- 船会社や荷主からの委託による沿岸荷役業務。
02通関準主力
通関業法に基づき、輸出入貨物の通関手続き業務を行う。
- 通関手続業務
- 輸出入貨物の通関に必要な手続きを代行する。
03倉庫準主力
倉庫業法に基づく普通倉庫の保管・荷役業務。
- 倉庫保管・荷役
- 普通倉庫での貨物の保管と入出庫荷役を提供。
04自動車運送副次
一般区域貨物自動車運送事業として、大小トラックによる一般陸運貨物の現地運送、集配、長距離輸送、国際海上コンテナ貨物の内陸輸送等。
- 貨物自動車運送
- トラックによる一般貨物の運送、集配、長距離輸送、コンテナ内陸輸送。
05その他その他
損害保険代理業:自動車、火災、傷害、海上等の各種損害保険の代理店業務。
製品と技術
港湾荷役と通関で支える国際物流
主力サービスの一般港湾荷役は、船会社や荷主からの委託で貨物の積み下ろし、荷捌き、陸上輸送までを一貫実施。無限定業者としてコンテナ貨物やバラ貨物に対応する。通関業では輸出入貨物の通関手続を代行し、国際一貫輸送の要となっている。2024年度の港湾運送事業取扱高は90億4,458万円で、全体の98%を占める。
トラック輸送と海上フェリーを組み合わせた国内物流
自動車運送事業では、一般区域貨物自動車運送として大小トラックによる集配・輸送を提供。海上フェリーを利用した隔地間連絡輸送により、長距離貨物の効率的な輸送を実現する。国際海上コンテナの内陸輸送も手掛け、港湾と内陸を結ぶ。営業収入は1億6,259万円(2024年度)と小規模だが、一貫輸送の一部として重要な役割を担う。
NVOCと倉庫保管で差別化する付加価値
同社はNVOC(非船舶運航業者)として国際海上コンテナ輸送を実施。荷主に対して複合一貫輸送の窓口となり、通関・倉庫・陸送をパッケージで提供する。倉庫業では普通倉庫による保管・荷役を営み、賃貸倉庫の経営も行う。これらを組み合わせたサプライチェーンマネジメント(SCM)の構築を進め、高付加価値・高収益化を目指している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
倉庫・運輸関連業のなかでの位置
港湾運送で歴史あるが、収益力低く変革が急務
倉庫・運輸関連業界では、三菱倉庫、三井倉庫ホールディングス、住友倉庫、澁澤倉庫、東京汽船などの大手が競合。売上高は2024年3月期の81億円から2026年3月期には92億円と緩やかに増加。しかし営業利益率は2025年3月期の2.3%から2026年3月期も3.26%と低く、大手に比べて収益力で大きく劣る。港湾運送に強みがあるものの、規模・収益性ともに見劣りする。業界再編やコスト削減など課題。
強み
- 長年の港湾運送で培ったノウハウと顧客基盤が強み。
- 主要港湾での事業展開により、地域での存在感が高い。
- 輸出入・物流需要は安定しており、一定の売上を確保。
- 売上高が緩やかに増加し、92億円(2026年3月期)と堅調。
課題
- 営業利益率が3%前後と薄く、コスト構造の改善が急務。
- 三菱倉庫など大手に比べ規模・資金力で劣り、競争が厳しい。
- 少子高齢化で人材確保が難しく、デジタル化への対応が遅れる。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
倉庫・運輸関連業の時価総額近傍。太字が大運
時価総額で並べると、掲載8社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9355リンコーコーポレーション | 60億円 | 5.4倍 |
| 2 | 9361伏木海陸運送 | 54億円 | 6.5倍 |
| 3 | 9326関通ホールディングス | 51億円 | 24.7倍 |
| 4 | 9353櫻島埠頭 | 46億円 | 15.6倍 |
| 5 | 9362兵機海運 | 45億円 | 11.2倍 |
| 6 | 9363大運 | 33億円 | 7.6倍 |
| 7 | 9327イー・ロジット | 30億円 | — |
| 8 | 9365トレーディア | 24億円 | 6.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
2013年度から2018年度:収入拡大と利益の不安定
2013年度の営業収入62億円から2018年度には74億円へ増加。純利益は0~2億円の範囲で変動し、2013年度は0億円、2014年度2億円、2015年度1億円と安定しなかった。2018年度には純利益が0億円に落ち込むなど、利益率の低さが課題として浮上した。この時期、同社はローコストオペレーションによる生産性向上の必要性を認識している。
2019年度から2022年度:収入回復と利益の安定化
2019年度の営業収入74億円から2022年度には88億円へと拡大。純利益は2020年度0億円、2021年度2億円、2022年度3億円と回復傾向を示した。2022年度は円安の影響を受けつつも輸入貨物の受注が堅調で、営業利益も増加。同社はこの期間に国際一貫輸送の受注獲得と中国事務所の営業強化に注力した。
2023年度から2025年度:円安と輸入堅調で増益
2023年度の営業収入89億円に対し、2024年度は92億円(予想)へ増加。2024年度の営業利益は3.47億円、経常利益4.41億円、純利益3.35億円と前期比で24~43%の増益となった。港湾運送事業の受注拡大が寄与し、自動車運送事業は依然損失だが、全体の収益を押し上げた。2025年度の予想では収入92億円、営業利益3億円とやや減益を見込む。
2026年度以降の課題と収益目標
同社は中長期計画で営業利益の安定的確保を目標とする。2026年度予想は収入92億円、営業利益3億円と前期並みを見込むが、ウクライナ情勢や中東情勢による原油価格上昇、物価高による事業コスト増が懸念される。立替金の増加に伴う資金負担と回収リスクにも対策が必要。積極的な営業展開と固定費削減で利益率改善を図る方針である。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
重点荷主・貨種の選別と集中
荷主を選別・集中し、それぞれの対応方針を明確にすることで、限られた経営資源を効率的に配分し収益性を高める。
- 02
海外拠点の強化・拡大
中国事務所の営業機能を強化し、海外パートナーを拡大することで国際物流ネットワークを充実させる。
- 03
営業力の強化と体制再構築
営業担当者の質的向上、人員増加、販売促進強化、営業推進体制の再構築により受注拡大を図る。
- 04
3PLを視野に入れた物流機能強化
港湾運送事業を基礎に3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)を視野に入れ、パートナーネットワークを強化拡大する。
- 05
ローコストオペレーションによる生産性向上
港湾荷役・倉庫・国内海上コンテナ・営業業務のコスト対応力を強化し、生産性を向上させる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で97人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は611万円で、9期前と比べて+9.5%。平均年齢は50.0歳、平均勤続年数は22.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 116 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 107 | — |
| 2019年3月 | 559 | 44.2 | 16.4 | 104 | — |
| 2020年3月 | 570 | 44.9 | 17.1 | 118 | — |
| 2021年3月 | 555 | 45.8 | 17.6 | 114 | — |
| 2022年3月 | 571 | 46.8 | 18.8 | 112 | — |
| 2023年3月 | 576 | 47.7 | 20.3 | 108 | — |
| 2024年3月 | 579 | 48.6 | 21.1 | 104 | — |
| 2025年3月 | 595 | 49.0 | 21.8 | 99 | 202 |
| 2026年3月 | 611 | 50.0 | 22.6 | 97 | 309 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は92億円、営業利益は3億円。前期と比べると増収増益で、売上が+5.7%、利益が+50.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 94億円 | 92億円 |
| 営業利益 | 4億円 | 3億円 |
| 純利益 | 3億円 | 3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥16 | ¥16 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は24億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+26.3%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 19 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 19 | 1 | 5.3 | 1 |
| 2024年2Q | 21 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2024年3Q | 21 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2024年4Q | 20 | — | — | 0 |
| 2025年2Q | 43 | 2 | 4.7 | 2 |
| 2025年4Q | 44 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2026年2Q | 45 | 2 | 4.4 | 2 |
| 2026年4Q | 47 | 1 | 2.1 | 1 |
| 2027年1Q | 24 | 1 | 4.2 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は62億円から92億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は3.3%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 62 | — | 1 | — | 0 |
| 2014年3月 | 64 | — | 1 | — | 2 |
| 2015年3月 | 67 | — | 1 | — | 1 |
| 2016年3月 | 63 | — | 1 | — | 2 |
| 2017年3月 | 65 | — | 2 | — | 3 |
| 2018年3月 | 69 | — | 2 | — | 1 |
| 2019年3月 | 74 | — | 1 | — | 0 |
| 2020年3月 | 74 | — | 1 | — | 0 |
| 2021年3月 | 75 | — | 2 | — | 2 |
| 2022年3月 | 88 | — | 4 | — | 3 |
| 2023年3月 | 89 | — | 2 | — | 2 |
| 2024年3月 | 81 | — | 3 | — | 3 |
| 2025年3月 | 87 | 2 | 3 | 2.3 | 3 |
| 2026年3月 | 92 | 3 | 4 | 3.3 | 3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高92億円のうち、営業利益として残るのは3億円で3.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の3.3%にあたる。営業利益率は業種中央値5.4%を下回る水準。
- 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金92.4%85億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金4.3%4億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.3%3億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが5億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは3億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は15億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1 | −2 | 0 | −1 | 15 |
| 2014年3月 | 1 | 1 | 1 | 2 | 17 |
| 2015年3月 | 2 | 1 | −1 | 3 | 20 |
| 2016年3月 | 1 | 2 | −4 | 3 | 19 |
| 2017年3月 | 4 | −1 | −1 | 3 | 21 |
| 2018年3月 | 2 | −1 | −4 | 1 | 18 |
| 2019年3月 | 1 | 0 | −9 | 1 | 11 |
| 2020年3月 | 4 | −1 | −2 | 3 | 11 |
| 2021年3月 | 2 | 0 | 1 | 2 | 14 |
| 2022年3月 | 4 | 0 | −4 | 4 | 14 |
| 2023年3月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 15 |
| 2024年3月 | 3 | 2 | −2 | 5 | 18 |
| 2025年3月 | 2 | −1 | −6 | 1 | 13 |
| 2026年3月 | 5 | −2 | −2 | 3 | 15 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は61億円。このうち返さなくてよい自己資本が41億円で、自己資本比率は66.3%(業種中央値56.9%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 54 | 18 | 36 | 34.1 |
| 2014年3月 | 57 | 20 | 37 | 35.2 |
| 2015年3月 | 59 | 22 | 37 | 37.4 |
| 2016年3月 | 54 | 22 | 32 | 40.3 |
| 2017年3月 | 58 | 25 | 33 | 43.6 |
| 2018年3月 | 56 | 26 | 30 | 46.7 |
| 2019年3月 | 46 | 25 | 21 | 53.7 |
| 2020年3月 | 44 | 24 | 20 | 55.9 |
| 2021年3月 | 50 | 29 | 21 | 57.2 |
| 2022年3月 | 50 | 28 | 22 | 56.0 |
| 2023年3月 | 51 | 31 | 20 | 59.7 |
| 2024年3月 | 59 | 37 | 22 | 63.3 |
| 2025年3月 | 54 | 35 | 20 | 63.9 |
| 2026年3月 | 61 | 41 | 21 | 66.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
倉庫・運輸関連業 31社との比較
同じ倉庫・運輸関連業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで31社中7位あたり、逆に低いのは営業利益率で31社中24位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥527で、1年前と比べて+21.4%。過去52週の値幅のなかでは66%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 7.6倍 |
| PER (会社予想) | 7.5倍 |
| PBR | 1.89倍 |
| 配当利回り | 3.04% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は534円で、25日移動平均線(521.52円)を2.4%上回り、75日線(516.13円)も上回っています。52週高値(587円)からは9.0%下落、52週安値(408円)からは30.9%上昇しています。7月後半に調整しましたが、8月3日に533円まで上昇し、その後も高値圏で推移しています。出来高は8月3日に40400株と急増する場面もあり、買い意欲が窺えます。RSIは65.08で、やや過熱気味です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PER 7.74倍は業界平均13.51倍の約57%と大幅に低く、PBR 1.91倍は平均0.96倍を上回るが、ROE 8.87%は平均を上回り収益性は良好。配当利回り2.81%は平均2.91%とほぼ同等で、配当性向21.7%は低く増配余地がある。売上高は増加傾向で営業利益も改善、利益水準は安定的。総合的に株価は割安であり、収益力と成長性を考慮すると過小評価されている。「割安」と判断する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 7.6倍 | 13.9倍 |
| PER (予想) | 7.5倍 | — |
| PBR | 1.89倍 | 0.98倍 |
| ROE | 8.9% | 7.3% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
小型の港湾物流企業で、業績は安定しているが成長性は限定的。強気派は、円安や貿易量の回復による荷動き増加と、配当利回り2.84%の株主還元を評価する。弱気派は、売上高が減少傾向にあったこと(2023/3期89億→2024/3期81億→2025/3期87億)や、営業利益率が2%台と低く、市況変動に脆弱な収益構造を懸念する。また、同業他社と比べて規模が小さく、競争優位性が不明確である点を指摘する。
- 株主還元が厚い
配当利回り2.84%と小型株としては魅力的で、PBR1.89倍と割安感がある。
- 荷動き回復の恩恵
2025/3期に売上高が増加に転じ、2026/3期も増収予想で、貿易量回復の追い風が見込める。
- 低PBR・低PER
PER7.65倍、PBR1.89倍とバリュエーションが割安で、下値リスクが限定的。
- 売上高が3期連続増収通年影響中
売上高81→87→92億円と3期連続増収
- 営業利益が2億円から3億円へ決算発表後影響中
営業利益2億円→3億円、利益率3.26%に改善
- PER7.65倍と割安感通年影響弱
PER7.65倍と同業他社比で割安
- 配当利回り2.84%通年影響弱
配当利回り2.84%
- 収益性が低い
営業利益率が2%台で推移しており、他産業と比べても低く、コスト増に弱い。
- 成長性に欠ける
売上高は過去数年横ばい~微減傾向で、大型投資や新規事業の成長も見えにくい。
- 競争優位性の欠如
大手倉庫各社と比べて規模が小さく、差別化要素や強いブランド力が確認できない。
- 営業利益率3.26%と低収益通年影響中
営業利益率3.26%、売上高92億円に対し3億円
- 純利益3億円で頭打ち通年影響中
純利益3億円が2024/3期から3期連続横ばい
- 時価総額33億円と小型継続影響弱
時価総額33億円と小型株で流動性低い
- 株価1年で25.6%上昇不定影響弱
1年で株価25.6%上昇後の調整リスク
- 取扱貨物量
- 港湾物流の需要を直接反映し、売上高の変動要因となる。
- 営業利益率
- 低い水準が続くか改善するかで、事業の収益構造の良否が分かる。
- 配当性向
- 株主還元の持続性を判断するため、利益に対する配当の割合を確認。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり16円で、前期から+15.4%。いまの株価に対する利回りは3.04%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 10 | — | 23.5 |
| 2018年3月 | 10 | 0.0 | 41.7 |
| 2019年3月 | 3 | −70.0 | — |
| 2021年3月 | 11 | 266.7 | 23.9 |
| 2022年3月 | 10 | −9.1 | 19.3 |
| 2023年3月 | 10 | 0.0 | 25.2 |
| 2024年3月 | 11 | 10.0 | 20.9 |
| 2025年3月 | 13 | 18.2 | 25.1 |
| 2026年3月 | 15 | 15.4 | 21.7 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥16
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ3,000人。区分でいちばん多いのは個人・その他で88.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が6.4%を占め、残る93.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 88.5 | 90.3 | 94.0 | 91.8 | 91.9 | 88.8 |
| 自己株式 | 0.2 | 11.2 | 11.2 | 11.2 | 22.1 | 22.1 |
| 事業法人 | 3.2 | 3.5 | 3.2 | 3.4 | 3.8 | 6.1 |
| 証券会社 | 6.3 | 2.0 | 1.5 | 2.8 | 2.0 | 3.8 |
| 外国法人 | 1.2 | 3.4 | 0.6 | 1.3 | 2.0 | 0.9 |
| 金融機関 | 0.8 | 0.7 | 0.5 | 0.5 | 0.3 | 0.3 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.2 | 0.2 | 0.1 | 0.1 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 大運協力会社持株会 | 14.19 |
| 02 | 大運従業員持株会 | 7.16 |
| 03 | 株式会社W | 2.99 |
| 04 | 佐伯高史 | 2.25 |
| 05 | 前田慶和 | 2.14 |
| 06 | 石渡純也 | 1.45 |
| 07 | 岩崎雅信 | 1.43 |
| 08 | 山野井康雄 | 1.40 |
| 09 | 髙橋健一 | 1.14 |
| 10 | 大運役員持株会 | 1.06 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+8980%、1株純資産は14期で+2736%。直近期のROEは8.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1 | 30 | 2.6 | 47.4 | — |
| 2014年3月 | 3 | 32 | 9.0 | 19.0 | — |
| 2015年3月 | 2 | 35 | 5.3 | 28.1 | — |
| 2016年3月 | 3 | 35 | 7.6 | 15.7 | — |
| 2017年3月 | 43 | 407 | 11.2 | 11.3 | 23.5 |
| 2018年3月 | 24 | 418 | 5.8 | 17.3 | 41.7 |
| 2019年3月 | −3 | 400 | — | — | — |
| 2020年3月 | −3 | 394 | — | — | — |
| 2021年3月 | 25 | 462 | 5.9 | 12.4 | 23.9 |
| 2022年3月 | 52 | 506 | 10.9 | 7.9 | 19.3 |
| 2023年3月 | 40 | 552 | 7.5 | 7.8 | 25.2 |
| 2024年3月 | 53 | 676 | 8.6 | 7.5 | 20.9 |
| 2025年3月 | 52 | 715 | 7.5 | 8.5 | 25.1 |
| 2026年3月 | 69 | 841 | 8.9 | 7.2 | 21.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額58百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 岩崎雅信 | 代表取締役 社長 | 58 | 89,000 |
| 福永芳郎 | 常務取締役 港運本部長 | 54 | 20,000 |
| 上岡紀哉 | 取締役 第一営業本部長 | 48 | 10,000 |
| 川原弘真 | 取締役 第二営業本部長 | 51 | 13,000 |
| 中井保弘 | 取締役 | 69 | — |
| 根間岳史 | 取締役 監査等委員(常勤) | 57 | 17,000 |
| 面屋晋 | 取締役 監査等委員 | 59 | — |
| 岡部一男 | 取締役 監査等委員 | 76 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 43 | 43 | 9 |
| その他役員 | 3 | 9 | 9 | 3 |
| 社外取締役 | 2 | 3 | 3 | 2 |
| 取締役(社内) | 1 | 3 | 3 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容394字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,223字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,047字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,005字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第106期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第106期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第105期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-27
- 半期報告書半期報告書-第105期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第104期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第104期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第104期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第104期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第103期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第103期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第103期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第103期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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