概要
大村紙業は段ボールシート、段ボールケース、ラベルの製造販売を主事業とする企業である。1965年に神奈川県茅ヶ崎市で創業、2026年3月期の売上高は約60億円、従業員235名。東北から関西まで13の生産拠点を持ち、小ロット・多品種・短納期を特徴とする地域密着型の経営を展開している。
ケースが売上の65%を占める品目構成
当社の売上高は品目別に、段ボールケースが65.8%(約39億円)、段ボールシートが17.3%(約10億円)、ラベルが3.4%(約2億円)、その他(包装資材や他社製品など)が13.5%(約8億円)となっている。ケースが最大の収益源であり、シートは自社のケース生産に用いるとともに外部へも販売している。ラベル事業は1992年に開始し、現在は栃木と埼玉に専用工場を持つ。
東北から関西まで13拠点を配置
生産拠点は神奈川県の湘南事業部をはじめ、福島(東北事業部)、栃木、茨城、群馬(現埼玉)、千葉、静岡、三重、京都、大阪、宮城(仙台事業部)など13の事業部で構成される。1984年には静岡県富士市に製紙事業部を設け、段ボール原紙の自社製造を開始した。拠点ごとに地域の顧客に密着し、迅速な納品を可能にしている。
自己資本比率78%の堅実な財務体質
2026年3月期末の総資産は65億6500万円、負債は14億6100万円、純資産は51億400万円で、自己資本比率は約78%と高い。有利子負債は少なく、現金及び預金を20億7800万円保有する。売上高経常利益率は2026年3月期に約6%と目標の5%を上回ったが、2025年3月期には純損失を計上するなど収益は変動している。
業界の中での役割は紙器・梱包資材メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ケース | 39億円 | 66.1% | — | — |
| シート | 10億円 | 16.9% | — | — |
| その他 | 8億円 | 13.6% | — | — |
| ラベル | 2億円 | 3.4% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01紙器・梱包資材主力
段ボールシート、ケース、ラベル等の紙器・梱包資材を製造・販売。品目別ではケースが売上の約6割を占め、包装資材等も扱う。
- シート
- 段ボールの原板となるシート。加工前に販売される。
- ケース
- 製品輸送用の段ボールケース。主な梱包材。
- ラベル
- 商品表示用の紙ラベル。
02損害保険代理店副次
サンオオムラ株式会社が損害保険代理店業務を営む。自動車保険や火災保険等を扱う。
製品と技術
段ボールシートとケースが二本柱
段ボールシートは自社のケース生産に使うほか、外部顧客へも販売する中間製品である。2026年3月期の生産量はシートが5051万㎡、ケースが3628万㎡。ケースはさまざまなサイズ・形状を受注生産し、物流・製造業の梱包需要に応える。シートとケースで売上の約83%を占める。
1992年開始のラベル事業
ラベル事業は1992年に栃木県黒羽町で開始し、現在は栃木と埼玉の2拠点で生産する。2026年3月期の販売実績は約2億円(全社の3.4%)。主に食品・日用品の包装用ラベルを供給する。ラベルは段ボールと異なり薄紙を素材とし、印刷工程が必要なため、別工程で管理している。
包装設計デザイン研究所による提案型営業
2006年に本社内に包装設計デザイン研究所を設置。顧客の製品に合わせた段ボール包装の設計・デザインを手掛け、付加価値の高い提案を行う。段ボールパレット(1996年開発)は軽量でリサイクル可能な物流資材として、トラック積載率向上に貢献する。これらは「その他」区分に含まれる。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
パルプ・紙のなかでの位置
板紙・紙器でニッチ、収益改善傾向
大村紙業は板紙・紙器製造を主力とする中小製紙メーカー。売上高約59億円で同業の王子HD(約1.6兆円)など大手に比べ極小規模。営業利益率5%前後と業界平均並みだが、大手との規模格差が大きい。特殊紙・機能紙などニッチ分野に強みを持つが、原材料価格高騰や需要減少の影響を受けやすい。ライバル特種東海製紙も同様のニッチ戦略だが、同社は地域密着型で差別化。
強み
- 特殊紙・機能紙など大手が参入しにくい分野に特化
- FY25→FY26営業利益率5.1%→6.7%と改善傾向
- 長年の取引で地域の顧客基盤を確保
- 大手より意思決定が速く、少量多品種対応が可能
課題
- 大手とのコスト競争で劣位、原材料高の転嫁困難
- 紙需要の長期的減少で市場縮小の影響受けやすい
- 内需依存で成長に限界、輸出競争力も低い
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
パルプ・紙の時価総額近傍。太字が大村紙業
時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3944古林紙工 | 58億円 | 12.5倍 |
| 2 | 3896阿波製紙 | 41億円 | 5.4倍 |
| 3 | 3895ハビックス | 39億円 | 6.8倍 |
| 4 | 3945スーパーバッグ | 37億円 | 4.0倍 |
| 5 | 3958笹徳印刷 | 34億円 | 15.5倍 |
| 6 | 3953大村紙業 | 28億円 | 7.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 34件
段ボールケース付属品から始まった1965年
1965年3月、神奈川県茅ヶ崎市に資本金100万円で大村紙業株式会社を設立し、ケース付属品の製造販売を開始した。1968年12月には同地に工場を増設して段ボールケースの製造に乗り出し、1970年9月には段ボールシートの製造も開始した。創業者である大村日出雄が基礎を築いた。
製紙事業へ進出した1984年
1984年7月、博栄板紙株式会社より段ボール原紙製造工場の営業権を譲り受け、静岡県富士市に製紙事業部を新設。段ボール原紙の自社製造を開始した。これにより原材料の一部を内製化し、コスト競争力を高めた。同年以降も栃木、三重、茨城、宮城など全国に事業部を拡大し、生産体制を強化した。
1992年の合併と商号変更
1992年10月、株式額面変更のため大村段ボール株式会社(形式上の存続会社)に吸収合併され、同時に大村紙業株式会社へ商号変更した。同年12月には栃木県黒羽町にレーベル事業部を新設し、ラベルの製造を開始。新たな製品領域へ進出した。
株式店頭登録からJASDAQ上場へ
1995年2月、日本証券業協会に株式を店頭登録。2004年12月には店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に上場した。2010年4月の取引所合併を経て大阪証券取引所JASDAQに移行し、2013年7月には東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2022年4月の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行した。
ISO認証と段ボールパレットの開発
2000年2月、東北事業部が「ISO9002」(段ボールシート・ケースの製造)を取得。2001年には日東段ボールより営業権を譲受け群馬事業部を新設した。1996年には段ボールパレット事業部を設け、環境に優しいパレットの製造を開始。2006年には包装設計デザイン研究所を本社内に開設し、デザイン提案力を強化した。
年表34件を開く
1960年代
- 1965年3月創業段ボールケースの製造販売を目的として、神奈川県茅ヶ崎市に資本金100万円で大村紙業株式会社を設立しケース付属品の製造販売を開始。
- 1968年12月同地に工場を増設し、段ボールケースの製造を開始。
1970年代
- 1970年9月同地に工場を増設し、段ボールシートの製造を開始。
- 1973年12月日本工業規格表示許可工場になる。
- 1974年12月福島県二本松市に東北事業部を新設。
- 1979年12月大阪府南河内郡美原町に大阪事業部を新設。
1980年代
- 1981年10月栃木県那須郡西那須野町に栃木事業部を新設。
- 1984年7月博栄板紙株式会社より段ボール原紙製造工場に関する営業権を譲受け、静岡県富士市に製紙事業部を新設。段ボール原紙の製造を開始。
- 1985年5月三重県上野市に三重事業部を新設。
- 1986年10月本社事業部を湘南事業部と改称し、本社機構と完全分離。
- 1986年12月茨城県結城市に茨城事業部を新設。
1990年代
- 1990年2月宮城県岩沼市に仙台事業部を新設。
- 1992年9月京都府船井郡日吉町に京都事業部を新設。
- 1992年10月M&A株式額面変更のため、大村段ボール株式会社(形式上の存続会社)に吸収合併され、同時に大村紙業株式会社へ商号変更。
- 1992年12月栃木県那須郡黒羽町にレーベル事業部を新設し、ラベルの製造を開始。
- 1995年2月日本証券業協会に株式を店頭登録。
- 1995年12月京都府船井郡日吉町(京都事業部内)に京都ケース事業部を新設。
- 1996年7月神奈川県茅ヶ崎市(本社・湘南事業部内)に段ボールパレット事業部を新設し、段ボールパレットの製造を開始。
- 1996年8月茨城県結城市(茨城事業部内)に茨城シート事業部を新設。
- 1997年4月M&A京都ケース事業部と京都事業部を合併し、京都事業部とする。福島県大沼郡会津高田町に会津事業部を新設。
- 1998年4月M&A茨城事業部と茨城シート事業部を合併し、茨城事業部とする。
2000年代
- 2000年2月東北事業部において「ISO9002」(段ボールシート・ケースの製造)の審査登録(認証取得)をする。
- 2001年4月日東段ボール株式会社より営業権を譲受け、群馬県佐波郡玉村町に群馬事業部を新設。段ボールパレット事業部と製紙事業部の原紙部門を廃止して新たに段ボールケース及び段ボールパレット製造販売として静岡事業部を新設。
- 2001年10月大阪事業部内に新たにケース部門を新設。東北事業部取得の「ISO9002」を「ISO9001:2000」に移行更新。
- 2004年1月千葉県柏市に千葉事業部を新設。
- 2004年4月商号変更群馬県佐波郡玉村町(群馬事業部内)にレーベル群馬事業部を新設。栃木県那須郡黒羽町のレーベル事業部をレーベル栃木事業部に変更。
- 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
- 2006年8月神奈川県茅ヶ崎市の本社建物内に包装設計デザイン研究所を新設。
- 2008年5月商号変更群馬事業部及びレーベル群馬事業部を、埼玉県本庄市に移設し、群馬事業部を埼玉事業部に変更し、レーベル群馬事業部をレーベル埼玉事業部に変更。
- 2009年12月東北事業部取得の「ISO9001:2000」を「ISO9001:2008」に移行。
2010年代
- 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。
- 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。
- 2025年6月創業創業者 大村日出雄 逝去
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高経常利益率5%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
地域密着型工場展開の強化
東北から関西まで13拠点の工網を活かし、小ロット・多品種・短納期の強みでユーザーニーズに迅速に対応する。
- 02
データ分析と原価見直しによる収益力向上
内部体制を強化し、データ分析を活用した原価の徹底見直しとTV会議を活用した従業員教育を推進し、利益確保を図る。
- 03
販売イベントとデザイン提案による受注拡大
年間を通じた販売イベントで売上増進を図るとともに、包装設計デザイン研究所と連携してデザイン提案力を高め、受注量増加を目指す。
- 04
配送・製造・管理部門の課題解決
配送部門では積載率向上による効率化と安全運転、製造部門ではコスト意識向上と品質・生産性の改善、管理部門では内部監査と本社集中管理の充実に取り組む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で235人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は504万円で、9期前と比べて+11.1%。平均年齢は47.5歳、平均勤続年数は14.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 205 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 204 | — |
| 2019年3月 | 454 | 45.4 | 12.1 | 219 | — |
| 2020年3月 | 461 | 46.0 | 12.8 | 217 | — |
| 2021年3月 | 461 | 46.9 | 13.7 | 212 | — |
| 2022年3月 | 472 | 47.0 | 14.4 | 207 | — |
| 2023年3月 | 479 | 47.3 | 14.3 | 210 | — |
| 2024年3月 | 491 | 47.5 | 14.8 | 211 | — |
| 2025年3月 | 519 | 47.7 | 14.9 | 228 | 132 |
| 2026年3月 | 504 | 47.5 | 14.9 | 235 | 170 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は60億円、営業利益は4億円。前期と比べると増収増益で、売上が+1.7%、利益が+33.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 63億円 | 60億円 |
| 営業利益 | 4億円 | 4億円 |
| 純利益 | 3億円 | 4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥30 | ¥30 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は16億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+14.3%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 13 | — | — | −1 |
| 2024年1Q | 14 | 1 | 7.1 | 1 |
| 2024年2Q | 14 | 1 | 7.1 | 0 |
| 2024年3Q | 16 | 1 | 6.3 | 1 |
| 2024年4Q | 13 | — | — | 0 |
| 2025年2Q | 29 | 1 | 3.4 | 1 |
| 2025年4Q | 30 | 2 | 6.7 | −2 |
| 2026年2Q | 30 | 1 | 3.3 | 1 |
| 2026年4Q | 30 | 3 | 10.0 | 3 |
| 2027年1Q | 16 | 1 | 6.3 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は50億円から60億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は6.7%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。 | |||||
| 2013年3月 | 50 | — | 4 | — | 1 |
| 2014年3月 | 49 | — | 4 | — | 3 |
| 2015年3月 | 50 | — | 3 | — | 1 |
| 2016年3月 | 52 | — | 3 | — | 2 |
| 2017年3月 | 50 | — | 4 | — | 2 |
| 2018年3月 | 50 | — | 3 | — | 2 |
| 2019年3月 | 52 | — | 2 | — | 1 |
| 2020年3月 | 53 | — | 3 | — | 2 |
| 2021年3月 | 48 | — | 3 | — | 2 |
| 2022年3月 | 50 | — | 2 | — | 1 |
| 2023年3月 | 54 | — | 3 | — | 0 |
| 2024年3月 | 57 | — | 4 | — | 2 |
| 創業者 大村日出雄 逝去 | |||||
| 2025年3月 | 59 | 3 | 3 | 5.1 | −1 |
| 2026年3月 | 60 | 4 | 4 | 6.7 | 4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高60億円のうち、営業利益として残るのは4億円で6.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の6.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.3%44億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.7%13億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.7%4億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが−1億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−2億円。この組み合わせは「消耗型」にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線。期末の手元現金は21億円で、売上の4.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 6 | −1 | 0 | 5 | 26 |
| 2014年3月 | 3 | −2 | −1 | 1 | 27 |
| 2015年3月 | 6 | −5 | −1 | 1 | 27 |
| 2016年3月 | 3 | −1 | −1 | 2 | 29 |
| 2017年3月 | 4 | 0 | −1 | 4 | 31 |
| 2018年3月 | 3 | −2 | −1 | 1 | 31 |
| 2019年3月 | 3 | −4 | −1 | −1 | 30 |
| 2020年3月 | 5 | 0 | −1 | 5 | 34 |
| 2021年3月 | 1 | −3 | −1 | −2 | 31 |
| 2022年3月 | 3 | −2 | −1 | 1 | 32 |
| 2023年3月 | 3 | −2 | −7 | 1 | 26 |
| 2024年3月 | 6 | −2 | −1 | 4 | 29 |
| 2025年3月 | −1 | −1 | −2 | −2 | 25 |
| 2026年3月 | −1 | −1 | −2 | −2 | 21 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は66億円。このうち返さなくてよい自己資本が51億円で、自己資本比率は77.7%(業種中央値55.2%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 64 | 44 | 20 | 68.4 |
| 2014年3月 | 72 | 46 | 26 | 64.2 |
| 2015年3月 | 71 | 47 | 24 | 66.7 |
| 2016年3月 | 72 | 48 | 24 | 67.5 |
| 2017年3月 | 72 | 50 | 22 | 69.9 |
| 2018年3月 | 75 | 52 | 23 | 68.9 |
| 2019年3月 | 75 | 52 | 23 | 69.9 |
| 2020年3月 | 76 | 53 | 23 | 70.1 |
| 2021年3月 | 75 | 55 | 20 | 72.9 |
| 2022年3月 | 78 | 55 | 23 | 71.6 |
| 2023年3月 | 73 | 48 | 25 | 66.7 |
| 2024年3月 | 77 | 51 | 26 | 65.7 |
| 2025年3月 | 69 | 49 | 20 | 71.0 |
| 2026年3月 | 66 | 51 | 15 | 77.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
パルプ・紙 24社との比較
同じパルプ・紙の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で24社中3位あたり、逆に低いのは配当利回りで24社中10位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥792で、1年前と比べて+1.9%。過去52週の値幅のなかでは39%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 7.7倍 |
| PER (会社予想) | 9.6倍 |
| PBR | 0.55倍 |
| 配当利回り | 3.79% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月上旬から上昇基調にあり、直近の8月12日時点で809円と年初来高値881円に迫る水準です。25日移動平均線787.92円を上回って推移し、25日線に対する乖離は約2.7%となっています。一方、52週安値735円からは約10%の上昇で、上値余地は限定的な印象です。出来高は直近で4700株とやや増加しており、方向感を伴った動きが見られます。ただし、RSIは68.09と過熱気味で、短期的な調整リスクも意識される局面です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERは7.87倍と業界平均14.31倍を大きく下回り、予想PER9.8倍でも割安水準。PBRは0.56倍と1倍を大きく割り込み、資産価値に比べて株価が低い。ROEは7.3%と業界平均未満だが、配当利回りは3.71%と業界平均3.15%を上回り、配当性向29.2%で安定配当が期待できる。直近の売上高は微増で業績も改善傾向。ただしROEが低く、収益性の改善が今後の課題となるが、現状の指標は総合的に割安と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 7.7倍 | 13.4倍 |
| PER (予想) | 9.6倍 | — |
| PBR | 0.55倍 | 0.67倍 |
| ROE | 7.3% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
包装需要と原材料コストの板挟みが主戦場。強気派は、食品・通販需要の拡大や、段ボール原紙市況が落ち着けば収益率が改善すると見る。実際に売上高は増加しており、営業利益率は前年度の5.08%から6.67%へ上昇した。一方、弱気派は、原紙価格の高止まりや、競合との価格競争、需要の一巡感を懸念する。特に2025/3期は営業利益率5.08%を確保したが純損益は赤字転落しており、減損等の特殊要因や、収益の不安定さが拭えない。設備投資や原料高への耐性が課題で、回復はまだ道半ばという見方だ。
- 増収基調で業績改善
売上高は3期連続で増加。営業利益率も5%台から6%台へ改善
- 需要の裾野が広い
食品・日用品など多分野に販売。EC拡大で段ボール需要は下支えされやすい
- 株価指標の割安感
PBRは0.56倍、PERは7.8倍と割安。配当利回りは3.7%を確保
- 営業利益4億円と増益、営業利益率も6.67%に改善決算発表後影響中
営業利益は前期3億円から1億円増の4億円。営業利益率は5.08%から6.67%へ上昇。
- 純損益が赤字から黒字へ転換決算発表後影響中
2025/3期純損失1億円から、2026/3期は純利益4億円へ転換。
- 配当利回り3.74%と高水準の株主還元継続影響弱
株価803円に対し1株当たり年間配当は約30円。低位株として利回りが魅力的。
- PBR0.56倍と純資産の半分以下で割安不定影響中
時価総額29億円÷PBR0.56倍で純資産約52億円。解散価値に対し大幅な割安。
- 材料高の転嫁遅れ
段ボール原紙の値上がりが収益を圧迫。コスト転嫁には時間がかかる
- 規模感の弱み
大手との価格競争で主導権を握りにくく、市況下落時に打撃を受けやすい
- 利益の不安定さ
直近で純損益が赤字転落。減損や一時費用で利益が乱れやすい
- 来期予想PER9.8倍と利益減の公算決算発表後影響中
時価総額29億円÷予想PER9.8倍で来期純利益約2.96億円、前期4億円から減益。
- 売上高は60億円どまりで成長力に乏しい通年影響中
2026/3期売上60億円、前期比1.7%増。3期連続でほぼ横ばい。
- 前期は純損失1億円と赤字経験通年影響弱
2025/3期に純損益が赤字転落。市況悪化時に収益が不安定になる。
- 外国人保有0.83%とほぼ皆無で需給が薄い不定影響弱
外国人持ち株比率0.83%。出来高が少なく上値が重い。
- 営業利益率
- 原材料高の中での価格転嫁状況を示し、収益力の改善度合いが分かる
- 売上高成長率
- 包装需要の取り込みと販売数量の維持拡大が続くかを確認する
- 段ボール原紙市況
- 主要原材料の価格動向。原紙相場が落ち着けば採算が改善しやすい
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり30円で、前期から−40.0%。いまの株価に対する利回りは3.79%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 10 | — | 19.4 |
| 2018年3月 | 10 | 0.0 | 27.7 |
| 2019年3月 | 10 | 0.0 | 39.6 |
| 2020年3月 | 10 | 0.0 | 31.3 |
| 2021年3月 | 10 | 0.0 | 29.4 |
| 2022年3月 | 10 | 0.0 | 36.9 |
| 2023年3月 | 10 | 0.0 | 139.1 |
| 2024年3月 | 30 | 200.0 | 43.0 |
| 2025年3月 | 50 | 66.7 | — |
| 2026年3月 | 30 | −40.0 | 29.2 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥30
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ2,485人。区分でいちばん多いのは個人・その他で58.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.0%を占め、残る61.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 60.3 | 59.6 | 50.7 | 55.3 | 60.7 | 58.8 |
| 事業法人 | 30.9 | 32.1 | 37.8 | 32.9 | 33.2 | 34.5 |
| 金融機関 | 7.1 | 7.1 | 9.2 | 7.0 | 4.5 | 4.5 |
| 証券会社 | 1.3 | 1.0 | 2.0 | 3.0 | 1.0 | 1.4 |
| 外国法人 | 0.3 | 0.2 | 0.3 | 1.7 | 0.5 | 0.8 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 自己株式 | 1.5 | 1.5 | — | — | — | — |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | サンオオムラ株式会社 | 30.49 |
| 02 | 大村 日出雄 | 10.53 |
| 03 | 大村 八重子 | 4.94 |
| 04 | 大村紙業社員持株会 | 3.71 |
| 05 | 大村紙業取引先持株会 | 3.43 |
| 06 | 株式会社横浜銀行 | 2.75 |
| 07 | 大村 慶子 | 1.97 |
| 08 | 株式会社みずほ銀行 | 1.66 |
| 09 | 牧山 光人 | 1.63 |
| 10 | 大村 日出子 | 1.46 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+384%、1株純資産は14期で+57%。直近期のROEは7.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 21 | 914 | 2.3 | 26.6 | 47.1 |
| 2014年3月 | 56 | 961 | 6.0 | 9.1 | 17.8 |
| 2015年3月 | 30 | 984 | 3.1 | 17.4 | 33.0 |
| 2016年3月 | 36 | 1,004 | 3.6 | 14.5 | 41.7 |
| 2017年3月 | 51 | 1,048 | 5.0 | 11.5 | 19.4 |
| 2018年3月 | 36 | 1,075 | 3.4 | 46.1 | 27.7 |
| 2019年3月 | 25 | 1,088 | 2.3 | 39.8 | 39.6 |
| 2020年3月 | 32 | 1,107 | 2.9 | 16.5 | 31.3 |
| 2021年3月 | 34 | 1,137 | 3.0 | 18.0 | 29.4 |
| 2022年3月 | 27 | 1,153 | 2.4 | 21.6 | 36.9 |
| 2023年3月 | 7 | 1,362 | 0.5 | 79.3 | 139.1 |
| 2024年3月 | 70 | 1,429 | 5.0 | 11.3 | 43.0 |
| 2025年3月 | −31 | 1,370 | −2.2 | — | — |
| 2026年3月 | 103 | 1,433 | 7.3 | 7.5 | 29.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額68百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 牧山光人 | 代表取締役 社長 | 78 | 58,000 |
| 八巻和彦 | 専務取締役 管理本部長 | 64 | 7,000 |
| 澤内弘光 | 取締役 | 54 | — |
| 大村慶子 | 取締役 | 63 | 70,000 |
| 神保一徳 | 取締役 | 53 | — |
| 佐藤勉 | 常勤監査役 | 70 | — |
| 菅原宗男 | 監査役 | 81 | — |
| 関谷隆 | 監査役 | 80 | — |
| 澤邑重夫 | 監査役 | 62 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 退職慰労百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 55 | 8 | 63 | 21 |
| 社外取締役 | 4 | 4 | 0 | 4 | 1 |
| 監査役 | 1 | 1 | 0 | 1 | 1 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容485字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,389字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク664字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,843字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第62期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-26
- 半期報告書半期報告書-第62期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第61期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-27
- 半期報告書半期報告書-第61期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第60期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第60期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第60期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第60期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第59期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第59期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第59期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第59期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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