概要
Faber Companyは、デジタルマーケティングの自動化ツールと人材・コンサルティングサービスを提供する企業である。2005年に千葉県船橋市で有限会社として創業し、2024年7月に東京証券取引所スタンダード市場に上場した。2025年9月期の連結売上高は約26億円、営業利益は約4億円。従業員数は100名。AI技術を中核とする「ミエルカ」シリーズが主力で、SEO対策やヒートマップ分析、店舗集客支援などの機能を提供する。
自動化ツールとリソース提供の二本柱
Faber Companyの事業は、デジタルマーケティングの「自動化ツール」と「リソース」の二つに大別される。2025年9月期の連結売上高25.6億円のうち、自動化ツールが14.4億円(前年比5.7%増)、リソースが11.1億円(同18.1%増)を占める。自動化ツールにはSEO対策の「ミエルカSEO」、Webサイトのユーザー行動を可視化する「ミエルカヒートマップ」、Googleマップを活用した店舗集客支援「ローカルミエルカ」がある。リソース分野では、フリーランスのデジタルマーケティング人材を紹介する「ミエルカコネクト」と、高度な課題に対応するソリューションサービス(コンサルティング)を提供する。両セグメントは相互補完的であり、ツール導入企業への人材提供や、人材派遣先へのツールクロスセルが進んでいる。
成長市場とIT人材不足を追い風に
Faber Companyが事業を展開するデジタルマーケティング市場は拡大が続く。株式会社矢野経済研究所の調査によれば、2025年の市場規模は4,190億円(前年比114.1%)に達し、2028年には6,158億円に拡大する見通しである。また、インターネット広告費も2024年に3兆6,517億円と増加傾向にある。一方で、IT人材の不足が課題となっており、2030年には最大79万人の需給ギャップが予測されている。Faber Companyは、AI機能を搭載した自動化ツールで業務効率化を支援するとともに、「ミエルカコネクト」やソリューションサービスで人材不足に対応する。市場拡大と人材不足の両面から事業環境は有利に働いており、2020年9月期の売上高17億円から2025年9月期には26億円へと成長を続けている。
AI技術に立脚した競争優位の構築
同社のサービスの中核技術は人工知能(AI)であり、自然言語処理や機械学習を活用している。「ミエルカSEO」は国立大学との産学共同研究で生まれ、Webコンテンツの評価や改善点を自動抽出・分析する。「ミエルカヒートマップ」ではユーザー行動データの自動分類やパターン抽出にAIを用い、改善箇所の発見精度を高める。ソリューションサービスでもAIによるデータ分析と施策立案の高度化を図る。また、マーケティング力にも強みがあり、自社メディア「ミエルカマーケティングジャーナル」やYouTubeチャンネルでの情報発信、159件(2025年9月末時点)の成功事例の創出を通じて低コストで営業リードを獲得する。これらの技術力とマーケティング力が競争優位の源泉となっている。
業界の中での役割はデジタルマーケティング支援サービスプロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2025/9期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| デジタル マーケティング 自動化ツール | 14億円 | 56.0% | — | — |
| デジタル マーケティング リソース | 11億円 | 44.0% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01全業種(デジタルマーケティング活動を行う企業)主力
当社は、AI技術を中核とした自動化ツール群(ミエルカSEO、ミエルカヒートマップ、ローカルミエルカ)と、専門人材の提供(ミエルカコネクト)、コンサルティング(ソリューションサービス)を組み合わせ、企業のデジタルマーケティング活動を包括的に支援しています。ツールで得たデータをAIで解析し、改善提案を自動化することで、生産性を向上させます。
- ミエルカSEO
- AIがWebサイトのコンテンツを自動分析し、検索順位向上のための改善提案を行うSEO自動化ツール。
- ミエルカヒートマップ
- Webサイトの訪問者の行動を可視化し、UI/UX改善につなげるヒートマップ分析ツール。
- ローカルミエルカ
- 店舗情報の一元管理と検索結果での上位表示を支援するローカルマーケティング自動化ツール。
- ミエルカコネクト
- 厳選されたフリーランス・副業のデジタルマーケティング人材を企業に紹介する人材サービス。
- ソリューションサービス
- AIを活用した高度な専門性を持つコンサルティングサービス。
製品と技術
AIによるSEO自動化「ミエルカSEO」
「ミエルカSEO」は、国立大学との産学共同研究から生まれたAI技術を中核とするSEO自動化サービスである。自然言語処理や機械学習を活用し、Webサイトのコンテンツ企画・評価・改善点を自動抽出・分析する。利用企業は高精度な改善提案を受けられるほか、当社のカスタマーサクセスチームによるコンサルティングや学習動画の提供により、社内でのデジタルマーケティング内製化も支援される。2025年9月期の自動化ツール売上14.4億円の大部分を本製品が占めるとみられる。同社が2005年の創業以来積み重ねてきたデジタルマーケティングの知見がAIモデルに反映されている点が特徴である。
ユーザー行動を可視化する「ミエルカヒートマップ」
「ミエルカヒートマップ」は、Webサイト訪問者の行動を自動で可視化するサービスである。クリック位置やスクロール深度、注視領域を色の濃淡で表現し、コンバージョンレートやUI/UXの改善に活用する。AI技術によりユーザー行動データの自動分類やパターン抽出を行い、改善箇所の発見精度と分析効率を向上させる。また、蓄積された分析知見を利用企業ごとのWebサイトに適した改善提案に自動化・最適化する機能も備える。カスタマーサクセスチームによるコンサルティングと組み合わせることで、企業の内製化を支援する。
店舗集客を強化「ローカルミエルカ」
「ローカルミエルカ」は、小売業や飲食業など多店舗展開企業向けに、Googleマップを中心とした店舗情報の一元管理と、検索結果での上位表示を支援するローカルマーケティング自動化サービスである。店舗情報の一括登録・編集、商圏別の検索順位モニタリング、レビュー獲得促進や自社サイトへのレビュー表示機能を提供する。これにより、企業は各店舗のオンライン集客効率を向上させることができる。2019年のリリース以降、特に実店舗を持つ企業のデジタルシフトを支援するツールとして位置づけられている。
即戦力人材を橋渡し「ミエルカコネクト」
「ミエルカコネクト」は、フリーランスや副業で活動する即戦力のデジタルマーケティング人材を企業に業務委託で提供するサービスである。同社は「ミエルカSEO」等のツール提供や、自社メディア「ミエルカマーケティングジャーナル」、YouTubeチャンネル、専門媒体への記事執筆などを通じてデジタルマーケティング人材とのネットワークを構築している。人材は同社の高度専門人材による面談とスキルチェックを通過した者のみが登録され、スキル・実績・評価・特性のデータベースで管理される。複数名でのプロジェクト組成も可能で、高度な課題に対応する。
高度課題に応える「ソリューションサービス」
ソリューションサービスは、自動化ツールや人材派遣の枠を超えた、特に高い専門性が求められるデジタルマーケティング課題に対して、当社役職員が直接コンサルティングを提供するサービスである。データ分析や課題抽出、施策立案の各工程でAI技術を活用し、精度と高度化を図る。同社はこの分野でも159件(2025年9月末時点)の成功事例を保有し、事例創出のスキルを競争優位としている。クライアントの要望に応じて、個別プロジェクト単位での支援が行われ、ツール導入後の戦略立案や、大規模なWebサイトリニューアルなどに活用される。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
クラウド型プリント管理でニッチ首位、業界特化
業界特化型クラウド印刷管理システムを提供する独立系ベンチャー。売上高は20億円台と小規模だが、営業利益率は2025/9期に15%超へ改善傾向。同業のソラコム(145A)はIoTプラットフォーム、L is B(137A)はGPUクラウドと、ビジネスモデルが異なり直接競合は限定的。差別化はできているが市場規模が小さく、成長のためには周辺サービスや新市場開拓が必要。
強み
- 2025/9期営業利益率15.38%と、同業比で高い収益性を維持。
- クラウド印刷管理で特定業界に特化、競合との直接対決を回避。
- 過去2期連続増収、2025/9期は売上高26億円と堅調。
- 業務プロセスに組み込まれるクラウドサービスで解約率が低い。
課題
- ニッチ市場ゆえに天井が近く、大幅拡大には新領域が必要。
- 直接競合が少ない一方で、代替技術や大企業参入リスク。
- 売上高20億円台で研究開発投資に限り、革新スピードに制約。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がFaber Company
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5028セカンドサイトアナリティカ | 30億円 | 27.6倍 |
| 2 | 5619マーソ | 30億円 | — |
| 3 | 4421ディ・アイ・システム | 29億円 | 10.7倍 |
| 4 | 220AFaber Company | 28億円 | 11.1倍 |
| 5 | 4197アスマーク | 28億円 | 24.8倍 |
| 6 | 4487スペースマーケット | 28億円 | 14.8倍 |
| 7 | 3929ソーシャルワイヤー | 28億円 | 12.6倍 |
| 8 | 5587インバウンドプラットフォーム | 28億円 | 10.2倍 |
| 9 | 2351ASJ | 27億円 | 29.7倍 |
| 10 | 4167ココペリ | 27億円 | — |
| 11 | 3931バリューゴルフ | 27億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 23件
有限会社セルフデザインとして出発した2005年
Faber Companyの起源は、2005年10月に千葉県船橋市本中山で設立された有限会社セルフデザイン(出資金1,000千円)である。翌2006年4月にデジタルマーケティングに関するコンサルティング事業を開始し、同年8月には業容拡大のため本社を東京都港区南青山に移転した。2009年11月には株式会社セルフデザイン・ホールディングスに商号変更し、本社を港区赤坂七丁目へ移転。創業当初からデジタルマーケティングに特化したコンサルティングを提供し、後の製品開発の基盤となるノウハウを蓄積した。
Faber Companyへの商号変更とグループ化(2013~2015年)
2013年10月、ベトナム・ホーチミンに開発拠点を設置。翌2014年10月には商号を株式会社Faber Companyに変更すると同時に、EC事業を行うイーショップハイブ株式会社を子会社化した。同年11月にはソフトウェア開発子会社の株式会社Faber & Technologyと新規事業開発子会社の株式会社Faber NEXTを設立。2015年3月には企業のWebサイトへの流入最大化を支援する「ミエルカSEO」をリリースし、現在の主力製品群の第一弾を投入した。同年10月には情報セキュリティの国際規格ISO/IEC27001:2013を取得し、品質管理体制を強化した。
製品ライン拡充とベトナム子会社設立(2016~2019年)
2016年1月、ベトナムの開発拠点を法人化しFaber Vietnam Co., Ltd.(連結子会社)を設立。同年3月には株式会社Faber & Technologyを吸収合併し、開発機能を内部化した。同年10月には「ミエルカヒートマップ」をリリースし、UI/UX改善によるコンバージョン最大化を支援。また九州佐賀支社を開設した。2018年4月にはデジタルマーケティング人材派遣サービス「ミエルカコネクト」、2019年10月にはGoogleマップを用いた店舗集客支援「ローカルミエルカ」をリリースした。この時期に自動化ツール群がほぼ出揃い、ワンストップソリューションの基盤が形成された。
上場と子会社整理、新たな買収(2020~2025年)
2020年4月、子会社の株式会社indigoblue(旧Faber NEXT)を清算。同年12月には本社を現在の東京都港区虎ノ門四丁目に移転した。2024年2月にはイーショップハイブ株式会社を清算し、グループの再編を進めた。同年7月、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場。2025年1月には株式会社so.laの全株式を取得し連結子会社化した。上場時点の時価総額や公募価格は開示されていないが、売上高26億円、営業利益4億円(2025年9月期)と順調な成長を示している。
年表23件を開く
2000年代
- 2005年10月創業デジタルマーケティングに関するコンサルティングサービスを提供することを目的として、千葉県船橋市本中山に有限会社セルフデザイン(出資金1,000千円)を設立
- 2006年4月デジタルマーケティングに関するコンサルティング事業を開始(現:ミエルカ事業)
- 2006年8月業容拡大のため、本社を東京都港区南青山に移転
- 2009年11月商号変更株式会社セルフデザイン・ホールディングスに商号変更し、業容拡大のため、本社を東京都港区赤坂七丁目に移転
2010年代
- 2012年5月業容拡大のため、本社を東京都港区赤坂二丁目に移転
- 2013年10月ベトナム・ホーチミンに開発拠点を設置
- 2014年10月商号変更株式会社Faber Companyに商号変更
- 2014年10月M&Aデジタルマーケティングの実践を目的として、EC事業を行うイーショップハイブ株式会社を子会社化
- 2014年11月ソフトウエア開発事業を行う株式会社Faber & Technology、新規事業開発を行うことを目的とした株式会社Faber NEXTを子会社として設立
- 2015年3月企業のWebサイトへの流入最大化を支援する「ミエルカ」をリリース(現「ミエルカSEO」)
- 2015年10月情報セキュリティマネジメントの国際規格であるISO/IEC27001:2013の認証を取得
- 2016年1月デジタルマーケティング自動化サービスの業容拡大に伴い、ベトナムの開発拠点を法人化し、Faber Vietnam Co., Ltd.(現:連結子会社)を設立
- 2016年3月M&A株式会社Faber & Technologyを吸収合併
- 2016年10月UI/UX改善によるコンバージョンの最大化を支援する「ミエルカヒートマップ」をリリース
- 2016年10月創業佐賀県佐賀市に九州佐賀支社を設立
- 2017年2月商号変更株式会社Faber NEXTを株式会社indigoblueに商号変更
- 2018年4月即戦力となるデジタルマーケティング人材を企業に提供する「ミエルカコネクト」をリリース
- 2019年10月Googleマップ(注3)等を用いた店舗集客を支援する「ローカルミエルカ」をリリース
2020年代
- 2020年4月株式会社indigoblue(旧 株式会社Faber NEXT)を清算結了
- 2020年12月業容拡大のため、本社を東京都港区虎ノ門四丁目に移転
- 2024年2月イーショップハイブ株式会社を清算結了
- 2024年7月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
- 2025年1月M&A株式会社so.laの全株式を取得し、連結子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/9期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
マーケティング力の拡大
低コストで大量の認知・営業リードを形成するスキルを蓄積し、情報発信、成功事例創出、セミナー開発、展示会出展などの活動を継続的に強化する。
- 02
デジタル人材ネットワークの構築
高度専門人材の発掘・プロデュース・マネジメントに強みを活かし、情報発信や後進育成を通じてデジタルマーケティング人材のネットワークを強化する。
- 03
クロスセルによる顧客単価向上
既存顧客1,668社に対し、豊富なサービスラインナップを活かしたクロスセルを推進し、特に大手・中堅企業への組織的販売で顧客単価を上昇させる。
- 04
技術解決力の向上
産学共同研究や顧客接点を活用し、時代の変化に応じたサービス・機能をスピード感を持って開発する体制を強化する。
- 05
企業文化の醸成と人材育成
独自の「DNAマップ」を活用した採用・育成により価値観を共有し、成長フェーズに応じた企業文化のアップデートを継続する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で100人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は657万円で、1期前と比べて+6.7%。平均年齢は33.5歳、平均勤続年数は4.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年9月 | 616 | 33.4 | 4.2 | 90 | 333 |
| 2025年9月 | 657 | 33.5 | 4.0 | 100 | 400 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 1 / 海外 1、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。
- 海外Faber Vietnam Co., Ltd.Ho Chi Minh City, Vietnam · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社so.la東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年9月期の売上高は26億円、営業利益は4億円。前期と比べると増収増益で、売上が+13.0%、利益が+33.3%。
会社が出している今期の予想2026年9月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 28億円 | 26億円 |
| 営業利益 | 3億円 | 4億円 |
| 純利益 | 2億円 | 3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥30 | ¥30 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
4期分
直近は2026年3Qで、売上は7億円、営業利益は0億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年2Q | 13 | 2 | 15.4 | 1 |
| 2025年4Q | 13 | 2 | 15.4 | 2 |
| 2026年2Q | 14 | 2 | 14.3 | 1 |
| 2026年3Q | 7 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2020年9月期からの6期で、売上は17億円から26億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は15.4%。売上は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年9月 | 17 | — | 3 | — | 2 |
| 2021年9月 | 16 | — | 3 | — | 2 |
| 2022年9月 | 20 | — | 3 | — | 2 |
| 2023年9月 | 22 | — | 3 | — | 2 |
| 東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場 | |||||
| 2024年9月 | 23 | 3 | 3 | 13.0 | 2 |
| 株式会社so.laの全株式を取得し、連結子会社化 | |||||
| 2025年9月 | 26 | 4 | 4 | 15.4 | 3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年9月期
売上高26億円のうち、営業利益として残るのは4億円で15.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の11.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金30.8%8億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金53.8%14億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.4%4億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2025年9月期は営業CFが2億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−2億円。期末の手元現金は21億円で、売上の9.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年9月 | 2 | 0 | — | 2 | 16 |
| 2023年9月 | 3 | 0 | — | 3 | 18 |
| 2024年9月 | 2 | 0 | 3 | 2 | 23 |
| 2025年9月 | 2 | −4 | — | −2 | 21 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2025年9月期の総資産は29億円。このうち返さなくてよい自己資本が24億円で、自己資本比率は82.7%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2020年9月 | 12 | 9 | 3 | 75.3 |
| 2021年9月 | 15 | 11 | 4 | 72.1 |
| 2022年9月 | 18 | 14 | 4 | 76.9 |
| 2023年9月 | 21 | 16 | 5 | 76.7 |
| 2024年9月 | 26 | 21 | 5 | 82.0 |
| 2025年9月 | 29 | 24 | 5 | 82.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で605社中65位あたり、逆に低いのはROEで605社中342位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥945で、1年前と比べて-10.3%。過去52週の値幅のなかでは7%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.1倍 |
| PER (会社予想) | 12.3倍 |
| PBR | 1.09倍 |
| 配当利回り | 3.17% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価957円は25日移動平均線939.72円を約1.8%上回るが、75日線955.6円とほぼ同水準。直近1ヶ月では0.31%下落と横ばい。52週高値1414円からは約32%下落しており、2018年の水準からは回復途上。出来高は非常に薄く、流動性の低さが株価を不安定にする。RSIは78.18と買われ過ぎで、短期的な反落のリスク。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)。
PERが11.2倍と業界平均30.53倍を大きく下回り、PBRは1.11倍と平均3.59倍に比べて低い。配当利回りは3.13%と平均3.22%にほぼ匹敵し、ROEは11.76%と高水準。売上高と利益が堅調に伸びており、成長性も評価できる。ただし、時価総額が小さく流動性リスクはあるが、現状のバリュエーションは割安圏内。配当性向は31.46%で安定した株主還元が期待できる。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.1倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 12.3倍 | — |
| PBR | 1.09倍 | 2.96倍 |
| ROE | 11.8% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、非開示の事業内容の成長性と収益の質が評価できるか。強気派は、高い営業利益率とROE(11.76%)を挙げ、効率的なビジネスモデルと成長可能性を評価する。一方、弱気派は、情報開示の乏しさから事業リスクが見えず、割高感があると懸念。また、売上高の伸びが緩やかで、成長鈍化の兆候も指摘される。
- 高い収益性
営業利益率13%とROE11.76%と高水準。
- 堅実な増収
売上高は3期連続で増加しており、25億円超。
- 株主還元
配当利回り3.13%と、株主への還元を実施。
- 2025/9期は営業利益4億円、利益率15.38%通年影響中
売上高26億円(前期比13%増)、営業利益4億円、営業利益率15.38%。
- ROE11.76%と高い資本効率継続影響中
ROE11.76%に対しPBR1.11倍。高収益性が続けば評価が高まる余地がある。
- 売上高3期連続増収通年影響弱
売上高は22→23→26億円と3期連続増加。前期比13%増の成長。
- 配当利回り3.13%と株主還元継続影響弱
配当利回り3.13%。時価総額29億円の小型株で利回りが下支え。
- 情報開示の不足
事業内容の詳細やセグメント情報が乏しく、リスク評価が困難。
- 成長鈍化の可能性
売上高の伸びは前期比で緩やかであり、成長率が低下。
- 小規模な事業規模
時価総額が小さく、流動性や信用力の面で不安が残る。
- 時価総額29億円と超小型株継続影響弱
時価総額29億円と非常に小さく、大口売買で株価が変動しやすい。
- 売上高の増加額は前年比3億円と小幅通年影響弱
売上高は23億円→26億円と増えるが、増加額は3億円にとどまる。
- 来期の業績予想PERが未公表で不透明不定影響弱
予想PERが開示されておらず、将来収益の見通しを測りにくい。
- 株価は1年で8.7%下落不定影響弱
過去1年で株価は8.7%安。小型株の需給悪化が続いている。
- 売上高成長率
- 事業の規模拡大が続くか確認する。
- 営業利益率
- 収益性が高い水準を維持しているか見る。
- 情報開示の内容
- 開示が進むかで、投資家の信頼性が変わる。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり30円。いまの株価に対する利回りは3.17%。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥30
株主
有価証券報告書より
2025年9月期末の株主数は延べ1,233人。区分でいちばん多いのは個人・その他で46.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.4%を占め、残る53.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年9月% | 2025年9月% |
|---|---|---|
| 個人・その他 | 47.8 | 46.3 |
| 事業法人 | 43.8 | 45.6 |
| 自己株式 | 9.3 | 8.7 |
| 証券会社 | 4.7 | 5.5 |
| 外国法人 | 1.3 | 1.6 |
| 金融機関 | 2.1 | 0.8 |
| 外国人個人 | 0.2 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社さくらキャピタル | 41.72 |
| 02 | 古澤 暢央 | 6.53 |
| 03 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 4.63 |
| 04 | 株式会社SBI証券 | 4.51 |
| 05 | 稲次 正樹 | 2.80 |
| 06 | 副島 啓一 | 2.10 |
| 07 | 櫻木 勝貴 | 1.46 |
| 08 | 外池 榮一郎 | 1.20 |
| 09 | 山田 明裕 | 1.12 |
| 10 | 株式会社YTree | 1.09 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-04-21光通信株式会社新規の大量保有報告6.85%+0.35pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で−100%、1株純資産は6期で−100%。直近期のROEは11.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2020年9月 | 134,231 | 559,975 | 27.2 | — |
| 2021年9月 | 132,666 | 681,017 | 21.4 | — |
| 2022年9月 | 87 | 575 | 16.3 | — |
| 2023年9月 | 89 | 664 | 14.4 | — |
| 2024年9月 | 89 | 774 | 11.8 | 9.9 |
| 2025年9月 | 97 | 869 | 11.8 | 11.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/9期の役員報酬は総額98百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 稲次正樹 | 代表取締役 | 51 | 84,000 |
| 古澤暢央 | 代表取締役 執行役員 Founder | 52 | 1,447,500 |
| 石坂茂 | 取締役 | 54 | — |
| 中川隆 | 取締役 | 62 | — |
| 本橋信之 | 取締役(監査等委員) | 69 | — |
| 根本鮎子 | 取締役(監査等委員) | 43 | — |
| 高橋龍徳 | 取締役(監査等委員) | 57 | — |
役員報酬の内訳2025/9期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 76 | 76 | 13 |
| 社外取締役 | 4 | 12 | 12 | 3 |
| 取締役(社内) | 2 | 10 | 10 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/9期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,567字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題6,513字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,223字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,128字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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