本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

Faber Company

Faber Company Inc.220A · Standard · 情報・通信業

AIを核としたデジタルマーケティング自動化ツールと人材・コンサルを組み合わせ、企業のWeb集客から内製化までをワンストップで支援する。

概要

Faber Companyは、デジタルマーケティングの自動化ツールと人材・コンサルティングサービスを提供する企業である。2005年に千葉県船橋市で有限会社として創業し、2024年7月に東京証券取引所スタンダード市場に上場した。2025年9月期の連結売上高は約26億円、営業利益は約4億円。従業員数は100名。AI技術を中核とする「ミエルカ」シリーズが主力で、SEO対策やヒートマップ分析、店舗集客支援などの機能を提供する。

自動化ツールとリソース提供の二本柱

Faber Companyの事業は、デジタルマーケティングの「自動化ツール」と「リソース」の二つに大別される。2025年9月期の連結売上高25.6億円のうち、自動化ツールが14.4億円(前年比5.7%増)、リソースが11.1億円(同18.1%増)を占める。自動化ツールにはSEO対策の「ミエルカSEO」、Webサイトのユーザー行動を可視化する「ミエルカヒートマップ」、Googleマップを活用した店舗集客支援「ローカルミエルカ」がある。リソース分野では、フリーランスのデジタルマーケティング人材を紹介する「ミエルカコネクト」と、高度な課題に対応するソリューションサービス(コンサルティング)を提供する。両セグメントは相互補完的であり、ツール導入企業への人材提供や、人材派遣先へのツールクロスセルが進んでいる。

成長市場とIT人材不足を追い風に

Faber Companyが事業を展開するデジタルマーケティング市場は拡大が続く。株式会社矢野経済研究所の調査によれば、2025年の市場規模は4,190億円(前年比114.1%)に達し、2028年には6,158億円に拡大する見通しである。また、インターネット広告費も2024年に3兆6,517億円と増加傾向にある。一方で、IT人材の不足が課題となっており、2030年には最大79万人の需給ギャップが予測されている。Faber Companyは、AI機能を搭載した自動化ツールで業務効率化を支援するとともに、「ミエルカコネクト」やソリューションサービスで人材不足に対応する。市場拡大と人材不足の両面から事業環境は有利に働いており、2020年9月期の売上高17億円から2025年9月期には26億円へと成長を続けている。

AI技術に立脚した競争優位の構築

同社のサービスの中核技術は人工知能(AI)であり、自然言語処理や機械学習を活用している。「ミエルカSEO」は国立大学との産学共同研究で生まれ、Webコンテンツの評価や改善点を自動抽出・分析する。「ミエルカヒートマップ」ではユーザー行動データの自動分類やパターン抽出にAIを用い、改善箇所の発見精度を高める。ソリューションサービスでもAIによるデータ分析と施策立案の高度化を図る。また、マーケティング力にも強みがあり、自社メディア「ミエルカマーケティングジャーナル」やYouTubeチャンネルでの情報発信、159件(2025年9月末時点)の成功事例の創出を通じて低コストで営業リードを獲得する。これらの技術力とマーケティング力が競争優位の源泉となっている。

業界の中での役割はデジタルマーケティング支援サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
26億円
営業利益
4億円
営業利益率
15.4%
純利益
3億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
デジタル マーケティング 自動化ツール14億円56.0%
デジタル マーケティング リソース11億円44.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01全業種(デジタルマーケティング活動を行う企業)主力

当社は、AI技術を中核とした自動化ツール群(ミエルカSEO、ミエルカヒートマップ、ローカルミエルカ)と、専門人材の提供(ミエルカコネクト)、コンサルティング(ソリューションサービス)を組み合わせ、企業のデジタルマーケティング活動を包括的に支援しています。ツールで得たデータをAIで解析し、改善提案を自動化することで、生産性を向上させます。

主な製品・サービス5
ミエルカSEO
AIがWebサイトのコンテンツを自動分析し、検索順位向上のための改善提案を行うSEO自動化ツール。
ミエルカヒートマップ
Webサイトの訪問者の行動を可視化し、UI/UX改善につなげるヒートマップ分析ツール。
ローカルミエルカ
店舗情報の一元管理と検索結果での上位表示を支援するローカルマーケティング自動化ツール。
ミエルカコネクト
厳選されたフリーランス・副業のデジタルマーケティング人材を企業に紹介する人材サービス。
ソリューションサービス
AIを活用した高度な専門性を持つコンサルティングサービス。

製品と技術

AIによるSEO自動化「ミエルカSEO」

「ミエルカSEO」は、国立大学との産学共同研究から生まれたAI技術を中核とするSEO自動化サービスである。自然言語処理や機械学習を活用し、Webサイトのコンテンツ企画・評価・改善点を自動抽出・分析する。利用企業は高精度な改善提案を受けられるほか、当社のカスタマーサクセスチームによるコンサルティングや学習動画の提供により、社内でのデジタルマーケティング内製化も支援される。2025年9月期の自動化ツール売上14.4億円の大部分を本製品が占めるとみられる。同社が2005年の創業以来積み重ねてきたデジタルマーケティングの知見がAIモデルに反映されている点が特徴である。

ユーザー行動を可視化する「ミエルカヒートマップ」

「ミエルカヒートマップ」は、Webサイト訪問者の行動を自動で可視化するサービスである。クリック位置やスクロール深度、注視領域を色の濃淡で表現し、コンバージョンレートやUI/UXの改善に活用する。AI技術によりユーザー行動データの自動分類やパターン抽出を行い、改善箇所の発見精度と分析効率を向上させる。また、蓄積された分析知見を利用企業ごとのWebサイトに適した改善提案に自動化・最適化する機能も備える。カスタマーサクセスチームによるコンサルティングと組み合わせることで、企業の内製化を支援する。

店舗集客を強化「ローカルミエルカ」

「ローカルミエルカ」は、小売業や飲食業など多店舗展開企業向けに、Googleマップを中心とした店舗情報の一元管理と、検索結果での上位表示を支援するローカルマーケティング自動化サービスである。店舗情報の一括登録・編集、商圏別の検索順位モニタリング、レビュー獲得促進や自社サイトへのレビュー表示機能を提供する。これにより、企業は各店舗のオンライン集客効率を向上させることができる。2019年のリリース以降、特に実店舗を持つ企業のデジタルシフトを支援するツールとして位置づけられている。

即戦力人材を橋渡し「ミエルカコネクト」

「ミエルカコネクト」は、フリーランスや副業で活動する即戦力のデジタルマーケティング人材を企業に業務委託で提供するサービスである。同社は「ミエルカSEO」等のツール提供や、自社メディア「ミエルカマーケティングジャーナル」、YouTubeチャンネル、専門媒体への記事執筆などを通じてデジタルマーケティング人材とのネットワークを構築している。人材は同社の高度専門人材による面談とスキルチェックを通過した者のみが登録され、スキル・実績・評価・特性のデータベースで管理される。複数名でのプロジェクト組成も可能で、高度な課題に対応する。

高度課題に応える「ソリューションサービス」

ソリューションサービスは、自動化ツールや人材派遣の枠を超えた、特に高い専門性が求められるデジタルマーケティング課題に対して、当社役職員が直接コンサルティングを提供するサービスである。データ分析や課題抽出、施策立案の各工程でAI技術を活用し、精度と高度化を図る。同社はこの分野でも159件(2025年9月末時点)の成功事例を保有し、事例創出のスキルを競争優位としている。クライアントの要望に応じて、個別プロジェクト単位での支援が行われ、ツール導入後の戦略立案や、大規模なWebサイトリニューアルなどに活用される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

クラウド型プリント管理でニッチ首位、業界特化

業界特化型クラウド印刷管理システムを提供する独立系ベンチャー。売上高は20億円台と小規模だが、営業利益率は2025/9期に15%超へ改善傾向。同業のソラコム(145A)はIoTプラットフォーム、L is B(137A)はGPUクラウドと、ビジネスモデルが異なり直接競合は限定的。差別化はできているが市場規模が小さく、成長のためには周辺サービスや新市場開拓が必要。

強み

  • 2025/9期営業利益率15.38%と、同業比で高い収益性を維持。
  • クラウド印刷管理で特定業界に特化、競合との直接対決を回避。
  • 過去2期連続増収、2025/9期は売上高26億円と堅調。
  • 業務プロセスに組み込まれるクラウドサービスで解約率が低い。

課題

  • ニッチ市場ゆえに天井が近く、大幅拡大には新領域が必要。
  • 直接競合が少ない一方で、代替技術や大企業参入リスク。
  • 売上高20億円台で研究開発投資に限り、革新スピードに制約。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がFaber Company

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
15028セカンドサイトアナリティカ30億円27.6倍
25619マーソ30億円
34421ディ・アイ・システム29億円10.7倍
4220AFaber Company28億円11.1倍
54197アスマーク28億円24.8倍
64487スペースマーケット28億円14.8倍
73929ソーシャルワイヤー28億円12.6倍
85587インバウンドプラットフォーム28億円10.2倍
92351ASJ27億円29.7倍
104167ココペリ27億円
113931バリューゴルフ27億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

有限会社セルフデザインとして出発した2005年

Faber Companyの起源は、2005年10月に千葉県船橋市本中山で設立された有限会社セルフデザイン(出資金1,000千円)である。翌2006年4月にデジタルマーケティングに関するコンサルティング事業を開始し、同年8月には業容拡大のため本社を東京都港区南青山に移転した。2009年11月には株式会社セルフデザイン・ホールディングスに商号変更し、本社を港区赤坂七丁目へ移転。創業当初からデジタルマーケティングに特化したコンサルティングを提供し、後の製品開発の基盤となるノウハウを蓄積した。

Faber Companyへの商号変更とグループ化(2013~2015年)

2013年10月、ベトナム・ホーチミンに開発拠点を設置。翌2014年10月には商号を株式会社Faber Companyに変更すると同時に、EC事業を行うイーショップハイブ株式会社を子会社化した。同年11月にはソフトウェア開発子会社の株式会社Faber & Technologyと新規事業開発子会社の株式会社Faber NEXTを設立。2015年3月には企業のWebサイトへの流入最大化を支援する「ミエルカSEO」をリリースし、現在の主力製品群の第一弾を投入した。同年10月には情報セキュリティの国際規格ISO/IEC27001:2013を取得し、品質管理体制を強化した。

製品ライン拡充とベトナム子会社設立(2016~2019年)

2016年1月、ベトナムの開発拠点を法人化しFaber Vietnam Co., Ltd.(連結子会社)を設立。同年3月には株式会社Faber & Technologyを吸収合併し、開発機能を内部化した。同年10月には「ミエルカヒートマップ」をリリースし、UI/UX改善によるコンバージョン最大化を支援。また九州佐賀支社を開設した。2018年4月にはデジタルマーケティング人材派遣サービス「ミエルカコネクト」、2019年10月にはGoogleマップを用いた店舗集客支援「ローカルミエルカ」をリリースした。この時期に自動化ツール群がほぼ出揃い、ワンストップソリューションの基盤が形成された。

上場と子会社整理、新たな買収(2020~2025年)

2020年4月、子会社の株式会社indigoblue(旧Faber NEXT)を清算。同年12月には本社を現在の東京都港区虎ノ門四丁目に移転した。2024年2月にはイーショップハイブ株式会社を清算し、グループの再編を進めた。同年7月、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場。2025年1月には株式会社so.laの全株式を取得し連結子会社化した。上場時点の時価総額や公募価格は開示されていないが、売上高26億円、営業利益4億円(2025年9月期)と順調な成長を示している。

年表23件を開く

2000年代

  • 2005年10月創業デジタルマーケティングに関するコンサルティングサービスを提供することを目的として、千葉県船橋市本中山に有限会社セルフデザイン(出資金1,000千円)を設立
  • 2006年4月デジタルマーケティングに関するコンサルティング事業を開始(現:ミエルカ事業)
  • 2006年8月業容拡大のため、本社を東京都港区南青山に移転
  • 2009年11月商号変更株式会社セルフデザイン・ホールディングスに商号変更し、業容拡大のため、本社を東京都港区赤坂七丁目に移転

2010年代

  • 2012年5月業容拡大のため、本社を東京都港区赤坂二丁目に移転
  • 2013年10月ベトナム・ホーチミンに開発拠点を設置
  • 2014年10月商号変更株式会社Faber Companyに商号変更
  • 2014年10月M&Aデジタルマーケティングの実践を目的として、EC事業を行うイーショップハイブ株式会社を子会社化
  • 2014年11月ソフトウエア開発事業を行う株式会社Faber & Technology、新規事業開発を行うことを目的とした株式会社Faber NEXTを子会社として設立
  • 2015年3月企業のWebサイトへの流入最大化を支援する「ミエルカ」をリリース(現「ミエルカSEO」)
  • 2015年10月情報セキュリティマネジメントの国際規格であるISO/IEC27001:2013の認証を取得
  • 2016年1月デジタルマーケティング自動化サービスの業容拡大に伴い、ベトナムの開発拠点を法人化し、Faber Vietnam Co., Ltd.(現:連結子会社)を設立
  • 2016年3月M&A株式会社Faber & Technologyを吸収合併
  • 2016年10月UI/UX改善によるコンバージョンの最大化を支援する「ミエルカヒートマップ」をリリース
  • 2016年10月創業佐賀県佐賀市に九州佐賀支社を設立
  • 2017年2月商号変更株式会社Faber NEXTを株式会社indigoblueに商号変更
  • 2018年4月即戦力となるデジタルマーケティング人材を企業に提供する「ミエルカコネクト」をリリース
  • 2019年10月Googleマップ(注3)等を用いた店舗集客を支援する「ローカルミエルカ」をリリース

2020年代

  • 2020年4月株式会社indigoblue(旧 株式会社Faber NEXT)を清算結了
  • 2020年12月業容拡大のため、本社を東京都港区虎ノ門四丁目に移転
  • 2024年2月イーショップハイブ株式会社を清算結了
  • 2024年7月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
  • 2025年1月M&A株式会社so.laの全株式を取得し、連結子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    マーケティング力の拡大

    低コストで大量の認知・営業リードを形成するスキルを蓄積し、情報発信、成功事例創出、セミナー開発、展示会出展などの活動を継続的に強化する。

  2. 02

    デジタル人材ネットワークの構築

    高度専門人材の発掘・プロデュース・マネジメントに強みを活かし、情報発信や後進育成を通じてデジタルマーケティング人材のネットワークを強化する。

  3. 03

    クロスセルによる顧客単価向上

    既存顧客1,668社に対し、豊富なサービスラインナップを活かしたクロスセルを推進し、特に大手・中堅企業への組織的販売で顧客単価を上昇させる。

  4. 04

    技術解決力の向上

    産学共同研究や顧客接点を活用し、時代の変化に応じたサービス・機能をスピード感を持って開発する体制を強化する。

  5. 05

    企業文化の醸成と人材育成

    独自の「DNAマップ」を活用した採用・育成により価値観を共有し、成長フェーズに応じた企業文化のアップデートを継続する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 2期分

グループ全体で100人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は657万円で、1期前と比べて+6.7%平均年齢は33.5歳、平均勤続年数は4.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2024年9月61633.44.290333
2025年9月65733.54.0100400

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 1 / 海外 1、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
東京本社 — 東京都港区2百万円
主な関係会社
  • 海外
    Faber Vietnam Co., Ltd.
    Ho Chi Minh City, Vietnam · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社so.la
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は26億円営業利益4億円前期と比べると増収増益で、売上が+13.0%、利益が+33.3%。

売上高
+13.0%
26億円
営業利益
+33.3%
4億円
純利益
+50.0%
3億円
営業利益率
15.4%
前期比 +2.3%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高28億円26億円
営業利益3億円4億円
純利益2億円3億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

4期分

直近は2026年3Qで、売上は7億円、営業利益は0億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2025年2Q13215.41
2025年4Q13215.42
2026年2Q14214.31
2026年3Q700.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 6期分

2020年9月期からの6期で、売上は17億円から26億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は15.4%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2020年9月1732
2021年9月1632
2022年9月2032
2023年9月2232
東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
2024年9月233313.02
株式会社so.laの全株式を取得し、連結子会社化
2025年9月264415.43

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高26億円のうち、営業利益として残るのは4億円15.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の11.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金30.8%8億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金53.8%14億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.4%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
69.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+7.0pt
15.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.9pt
11.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.3pt
11.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
35.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 4期分

2025年9月期は営業CFが2億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−2億円期末の手元現金は21億円で、売上の9.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2022年9月20216
2023年9月30318
2024年9月203223
2025年9月2−4−221

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 6期分

2025年9月期の総資産は29億円。このうち返さなくてよい自己資本が24億円で、自己資本比率は82.7%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2020年9月129375.3
2021年9月1511472.1
2022年9月1814476.9
2023年9月2116576.7
2024年9月2621582.0
2025年9月2924582.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
21億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
21億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
5億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中65位あたり、逆に低いのはROE605社中342位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.8%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
15.4%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
82.7%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
13.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.2%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥945で、1年前と比べて-10.3%過去52週の値幅のなかでは7%の位置にある。

¥945-2.1%1ヶ月+1.3%1年-10.3%時価総額28億円
過去52週の値幅
安値¥908高値¥1,414

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.1倍
PER (会社予想)12.3倍
PBR1.09倍
配当利回り3.17%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価957円は25日移動平均線939.72円を約1.8%上回るが、75日線955.6円とほぼ同水準。直近1ヶ月では0.31%下落と横ばい。52週高値1414円からは約32%下落しており、2018年の水準からは回復途上。出来高は非常に薄く、流動性の低さが株価を不安定にする。RSIは78.18と買われ過ぎで、短期的な反落のリスク。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PERが11.2倍と業界平均30.53倍を大きく下回り、PBRは1.11倍と平均3.59倍に比べて低い。配当利回りは3.13%と平均3.22%にほぼ匹敵し、ROEは11.76%と高水準。売上高と利益が堅調に伸びており、成長性も評価できる。ただし、時価総額が小さく流動性リスクはあるが、現状のバリュエーションは割安圏内。配当性向は31.46%で安定した株主還元が期待できる。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.1倍47.9倍
PER (予想)12.3倍
PBR1.09倍2.96倍
ROE11.8%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、非開示の事業内容の成長性と収益の質が評価できるか。強気派は、高い営業利益率とROE(11.76%)を挙げ、効率的なビジネスモデルと成長可能性を評価する。一方、弱気派は、情報開示の乏しさから事業リスクが見えず、割高感があると懸念。また、売上高の伸びが緩やかで、成長鈍化の兆候も指摘される。

プラスに働く材料7
  • 高い収益性

    営業利益率13%とROE11.76%と高水準。

  • 堅実な増収

    売上高は3期連続で増加しており、25億円超。

  • 株主還元

    配当利回り3.13%と、株主への還元を実施。

  • 2025/9期は営業利益4億円、利益率15.38%通年影響

    売上高26億円(前期比13%増)、営業利益4億円、営業利益率15.38%。

  • ROE11.76%と高い資本効率継続影響

    ROE11.76%に対しPBR1.11倍。高収益性が続けば評価が高まる余地がある。

  • 売上高3期連続増収通年影響

    売上高は22→23→26億円と3期連続増加。前期比13%増の成長。

  • 配当利回り3.13%と株主還元継続影響

    配当利回り3.13%。時価総額29億円の小型株で利回りが下支え。

マイナスに働く材料7
  • 情報開示の不足

    事業内容の詳細やセグメント情報が乏しく、リスク評価が困難。

  • 成長鈍化の可能性

    売上高の伸びは前期比で緩やかであり、成長率が低下。

  • 小規模な事業規模

    時価総額が小さく、流動性や信用力の面で不安が残る。

  • 時価総額29億円と超小型株継続影響

    時価総額29億円と非常に小さく、大口売買で株価が変動しやすい。

  • 売上高の増加額は前年比3億円と小幅通年影響

    売上高は23億円→26億円と増えるが、増加額は3億円にとどまる。

  • 来期の業績予想PERが未公表で不透明不定影響

    予想PERが開示されておらず、将来収益の見通しを測りにくい。

  • 株価は1年で8.7%下落不定影響

    過去1年で株価は8.7%安。小型株の需給悪化が続いている。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
事業の規模拡大が続くか確認する。
営業利益率
収益性が高い水準を維持しているか見る。
情報開示の内容
開示が進むかで、投資家の信頼性が変わる。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30いまの株価に対する利回りは3.17%。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
3.17%
いまの株価に対して
配当性向
31.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ1,233人。区分でいちばん多いのは個人・その他46.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が46.4%を占め、残る53.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2024年9月%2025年9月%
個人・その他47.846.3
事業法人43.845.6
自己株式9.38.7
証券会社4.75.5
外国法人1.31.6
金融機関2.10.8
外国人個人0.20.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社さくらキャピタル41.72
02古澤 暢央6.53
03光通信KK投資事業有限責任組合4.63
04株式会社SBI証券4.51
05稲次 正樹2.80
06副島 啓一2.10
07櫻木 勝貴1.46
08外池 榮一郎1.20
09山田 明裕1.12
10株式会社YTree1.09

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-21
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    6.85%
    +0.35pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 6期分

1株利益は6期で−100%、1株純資産は6期で−100%。直近期のROEは11.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2020年9月134,231559,97527.2
2021年9月132,666681,01721.4
2022年9月8757516.3
2023年9月8966414.4
2024年9月8977411.89.9
2025年9月9786911.811.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/9期の役員報酬は総額98百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
稲次正樹代表取締役5184,000
古澤暢央代表取締役 執行役員 Founder521,447,500
石坂茂取締役54
中川隆取締役62
本橋信之取締役(監査等委員)69
根本鮎子取締役(監査等委員)43
高橋龍徳取締役(監査等委員)57

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6767613
社外取締役412123
取締役(社内)210105

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,567字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 (1)事業の概要 当社グループは、当社及び連結子会社2社で構成され、「辺境の知から“マーケティングゼロ”(注1)を実現する」というパーパス(当社グループの存在意義)のもと、デジタルマーケティングを通じた企業の目標達成、事業成長、ビジネス変革の支援を目的として、「ミエルカSEO」等、デジタルマーケティングの生産性を向上させる自動化ツール群、及びデジタルマーケティングに関する多様で複雑な課題を解決するリソース群(人材・教育・コンサルティング)の提供を行っております。自動化ツール群の中核技術として人工知能(AI)を活用しており、自然言語処理・機械学習等のAI技術を用いたデータ解析・提案機能の高度化を継続的に進めています。消費者の情報探索プラットフォーム(注2)の多様化に伴い、企業は各プラットフォームの特性に合わせたデジタルマーケティングの施策展開が必要となっております。当社グループはこの変化をビジネス機会と捉え、AI技術を含む自動化ツール群及びリソース群の提供を通じ、解決可能な課題の幅と深度を拡充していくことを可能にするサービスを創出してまいります。 当社グループの報告セグメントは「ミエルカ事業」のみであり、その他の事業セグメントは開示の重要性が乏しいため、セグメントごとの記載を省略しております。 当社グループは、豊富なサービスラインナップにより企業のデジタルマーケティング活動のワンストップソリューション(注3)を目指し、デジタルマーケティングの生産性を向上させる自動化ツールとして、企業のWebサイトへの流入最大化を支援する「ミエルカSEO」、UI/UX改善によるコンバージョンの最大化を支援する「ミエルカヒートマップ」、Googleマップ等を用いた店舗集客を最大化する「ローカルミエルカ」、即戦力となるフリーランス又は副業のデジタルマーケティング人材を企業に提供する「ミエルカコネクト」、特に高い専門性が求められる課題に対する支援を行うソリューションサービス等を提供しております。これらのサービスを通じて得られる膨大なデータをAI技術で解析・活用することにより、利用企業への提供価値の最大化を図っております。 デジタルマーケティングに取り組む企業の目的は、取り組みを通じた企業目標の達成、事業成長、ビジネス変革にあると考えております。デジタルマーケティングを取り巻く環境変化のスピードは速く、対応する当社グループのサービスも変化に応じたアップデートを行っていく必要があること、また、企業のデジタルマーケティング活動の施策内容にも時代の変化に応じたトレンドが存在することから、ビジネスモデル(収益構造)の異なるサービスであっても、企業の当社サービスの利用目的は同一であることから、報告セグメントは「ミエルカ事業」としております。 (注1)“マーケティングゼロ”には、売り手と買い手の境界線をなくすという意味を込めています。 (注2)検索エンジン等、インターネットユーザーの情報探索の土台となるサービス。 (注3)必要になる業務を一度の手続きで全て完了することが出来るサービス。 (2)サービスの概要 当社の主要なサービスの概要は以下のとおりです。 ①「ミエルカSEO」 <「ミエルカSEO」の主な機能> 「ミエルカSEO」は、当社が会社設立以来積み重ねてきたデジタルマーケティングの知見をもとに、国立大学との産学共同研究により生み出された、AI技術を中核とするデジタルマーケティング自動化サービスです。自然言語処理や機械学習などのAI技術を活用し、Webサイトのコンテンツ企画・評価・改善点を自動的に抽出・分析することで、利用企業に対して高精度な改善提案を行います。当社は「ミエルカSEO」の提供に加えて、当社役職員やスキルを有する社外人材が講師を務めるデジタルマーケティングに関する学習動画の提供及び当社カスタマーサクセスチーム(注1)によるコンサルティングを通じて、利用企業自身が自社内でデジタルマーケティングを実践するための内製化を支援しています。 (注1)利用企業が、当社サービスを利用することにより望ましい成果を得ることを支援する当社内の部署。 ②「ミエルカヒートマップ」 <「ミエルカヒートマップ」の主な機能> 「ミエルカヒートマップ」は、利用企業のWebサイトを訪れた訪問者の行動を自動で可視化することができるサービスです。Webサイトにおけるヒートマップは、サイト訪問者のWebサイト上での行動を追跡し、どこをクリックしているか、どのコンテンツがよく見られたか、といったWebサイト上での行動データを色の濃淡で表現することにより可視化し、分析することにより、コンバージョンレート(注1)やUI/UXの改善を行うことができます。これらの分析過程においてAI技術を活用し、ユーザー行動データの自動分類やパターン抽出を行うことで、改善箇所の発見精度と分析効率の向上を図っています。また、AIによる学習を通じて蓄積された分析知見を活用し、利用企業ごとのWebサイトに応じた改善提案の自動化・最適化を進めております。 当社は「ミエルカヒートマップ」の提供に加えて、当社カスタマーサクセスチームによるコンサルティングを通じて、利用企業自身が自社内でコンバージョンレートやUI/UXの改善を実践するための内製化を支援しています。 (注1)Webサイトの訪問者数に対し、そのサイトでの商品購入や会員登録等を行った人数の割合で、Webサイトの投資対効果を計る指標。 ③「ローカルミエルカ」 <「ローカルミエルカ」の主な機能> 「ローカルミエルカ」は、小売業、飲食業等を多店舗で行っている企業に、Googleマップを中心としたWeb上での店舗情報の一元管理と、インターネットユーザーが検索を行った際に、店舗情報が上位掲載されることを支援する、ローカルマーケティング(注1)の自動化サービスです。 Googleマップ等における店舗情報の一括での登録や編集、商圏における検索順位のモニタリング等、生産性向上に結びつく機能をはじめ、レビュー獲得の促進、獲得したレビューを自社のWebサイトに表示させる等、利用企業のWebサイトへの集客に寄与する機能を有しております。 (注1)店舗周辺の地域や、来店する可能性のあるインターネットユーザーに特化したマーケティング施策。 ④「ミエルカコネクト」 「ミエルカコネクト」は、即戦力となるフリーランス又は副業のデジタルマーケティング人材を、企業に対して業務委託により提供するサービスです。当社は、「ミエルカSEO」等複数のデジタルマーケティング自動化サービスや、オウンドメディア「ミエルカマーケティングジャーナル」、YouTubeチャンネル「ミエルカチャンネル」、「Web担当者Forum」等デジタルマーケティングの専門媒体における記事執筆、社外セミナーへの登壇等を通じて、意欲の高いデジタルマーケティング人材に広く認知されております。「ミエルカコネクト」は、当社の高度専門人材による面談及びスキルチェックに合格したデジタルマーケティング人材を、デジタルマーケティングに関する多様なニーズを持つ企業に対して業務委託によりサービス提供を行うものとなっております。利用企業の課題がより高度で、広範囲に及ぶ場合は、複数名のデジタルマーケティング人材によるプロジェクトの組成も可能です。デジタルマーケティング人材の情報はスキル・実績・利用企業による評価・特性等の要素により整理され、当社内のデータベースにて管理し、継続的にサービス改善を行っております。 ⑤ソリューションサービス ソリューションサービスは、当社のデジタルマーケティング領域のコンサルティングサービスの総称です。当社による企業のマーケティング活動に対する広範囲なカバー領域のうち、自動化ツールの利用や、自動化ツールの利用に付帯するカスタマーサクセスチームによる支援、「ミエルカコネクト」の利用によるデジタルマーケティング人材の提供による支援の範囲を超え、特に高い専門性が求められる課題に対して、当社の役職員による支援を行っております。また、当社はこれらのコンサルティング業務においてもAI技術を活用し、データ分析や課題抽出の精度向上、施策立案の高度化を図るとともに、AIによる分析結果をもとにした実践的な提案を行う体制を整えています。これにより、高い専門性とAI技術の双方を活用した統合的なコンサルティングサービスの提供を実現しています。 <当社のサービスラインナップ> <事業系統図>
経営方針・対処すべき課題6,513字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「辺境の知から“マーケティングゼロ”を実現する」というパーパス(当社グループの存在意義)のもと、「マーケティングをやらないと、どんなにいいものでも届かない」から、「マーケティングをやらなくても、いいものは届く」といった、売り手と買い手の境界線が存在しない世界の実現を目指しております。 このような存在意義のもと、デジタルマーケティングを中核に据えた事業開発の連鎖を構築することにより、企業のマーケティング活動の変革を推進しております。 (2)経営環境 当社グループが事業展開を行う市場は、デジタルマーケティング市場と認識しております。株式会社矢野経済研究所の「デジタルマーケティング市場に関する調査(2025年)」(注1)によりますと、2025年の市場規模は4,190億2,000万円(前年比114.1%)に成長すると見込まれており、2028年には6,158億円に拡大すると予測されております。当調査では、デジタルマーケティング市場は堅調に拡大していく見込みであり、デジタルマーケティングツールは、AI機能と蓄積されたデータを両輪として、単なる業務効率化ツールから企業の競争優位性を確立する基盤へと変化しつつあるとされています。当社グループは、生成AIを活用した「ミエルカSEO」をはじめ、デジタルマーケティング自動化ツールについて豊富なサービスラインナップを有しており、ツールの導入を検討している企業に対して、業種を問わず幅広いサービスの提案ができるという点で強みを持っております。 また、インターネット上のマーケティング活動という点において、広義にはインターネット広告市場も当社グループの事業展開に関連する市場と認識しております。2024年のインターネット広告費は3兆6,517億円(前年比109.6%)となり、進展する社会のデジタル化を背景に増加傾向が続いております(株式会社電通の調査レポート「2024年日本の広告費」)。デジタルマーケティングを取り巻く環境変化のスピードは速く、時代の変化に応じたトレンドが存在することから、対応する当社グループのサービスも変化に応じたアップデートを行っていく必要があることが、当社を取り巻く経営環境の中で課題として認識しております。 一方で、これら市場の拡大を支えるIT人材の将来的な需給ギャップも指摘されているところであり、2030年には最大79万人に及ぶ可能性を指摘した調査もございます(注2)。当社グループは企業にデジタルマーケティング人材の提供を行うサービスも運営しており、デジタル人材の需給に関わる市場も、関連市場と認識しております。デジタルマーケティングに取り組む企業におけるIT人材の需要の高まりに対して、高い専門性を持ったソリューションサービスを提供できる点でも、当社グループは強みを持っております。 (注1)「デジタルマーケティング市場規模推移・予測」 (単位:百万円) ※株式会社矢野経済研究所「デジタルマーケティング市場規模推移・予測」(2025年7月18日発表)をもとに当社作成。 (注2)IT人材需給に関する主な試算結果 IT人材は2030年には最大約79万人不足すると予測されております。 ※みずほ情報総研株式会社「IT人材需給に関する調査 調査報告書 2019年3月」をもとに当社作成。 (3)経営戦略 当社の競争優位性(コア・コンピタンス)は次の各項であると認識しており、この優位性を拡大していくことを経営の基本方針かつ、アクションプランの基軸を為すものと考えております。 ①マーケティング力 当社は、低コストで大量の認知及び営業リードを形成するスキルを蓄積しており、優位性と認識しております。具体的には、当社サービスのファインダビリティ(注1)を最大化する情報発信スキル、顧客企業の成功事例(注2)を創出するスキル、セミナー開発や展示会出展に関するスキルを指します。当社の情報発信活動は、デジタルマーケティングの基礎から応用、最新情報を学ぶことができる「ミエルカマーケティングジャーナル」、YouTubeチャンネル「ミエルカチャンネル」等の運営を通じて継続的に行っております。成功事例の創出については、当社ウェブサイトで公開しているもの、「Web担当者Forum」等デジタルマーケティングの専門媒体に記事提供を行っているものを合わせ、159件(2025年9月末時点。同一の事例が複数の媒体で掲載されている場合も、1件としてカウントしております)に至っております。セミナー開発に関しては、生成AI等、デジタルマーケティングの最新トレンドをテーマとして当社の専門人材が講師を務めております。展示会出展に関しては、経験の蓄積によるオペレーショナルエクセレンスが、大量のリード獲得に結び付いております。この他、オンライン広告を活用する際の経験値、スキルも蓄積しており、良質な営業リード形成を行っております。今後におきましても、これらのスキルを蓄積し、マーケティング力の向上に努めてまいります。 ②デジタルマーケティング人材のネットワークの構築力 当社は、当社の事業領域における高度専門人材が執行役員や顧問、従業員等に複数名在籍しております。これら専門人材を発掘し、プロデュースし、マネジメント(収益化)を行うことは当社が得意とするところであり、優位性と認識しております。これら専門人材の情報発信活動(注3)は、当社の人材採用及び販売活動に有効に作用していると考えており、「職人会議(注4)」の実施等を通じて後進の育成にも努めております。今後におきましても、高度専門人材の発掘及び育成を通じ、デジタルマーケティング人材のネットワークの構築力の強化に努めてまいります。 <成功事例の形成(当社Webサイトより)>   <展示会出展のオペレーショナルエクセレンスを構築> ③既存顧客への豊富なクロスセル機会 当社サービスの有料既存顧客は1,668社(2025年9月末時点)であり、既存顧客に対する豊富なクロスセル(注5)機会を有すると認識しております。当社はデジタルマーケティングに関して豊富なサービスラインナップ及び課題解決の手法を持つことから、有料既存顧客のうち、特に大手・中堅企業への組織的な販売活動を行うことができる体制を構築し、顧客単価の上昇に努めてまいります。新規顧客に対しては、最初に顕在化した課題を解決するサービスを提供し、深い商談を経て顧客に潜在的なニーズや課題が存在する場合は、それらを解決するサービスを併せて提供することで、顧客単価の上昇に努めてまいります。 ④技術解決力 当社は、時代の変化に沿ったサービスと機能を、スピード感をもって開発することができる体制を有していることが自社の優位性の一つになっていると認識しております。当社は、豊富なサービスラインナップを持ち、多数の顧客接点を有しております。顧客接点は、顧客の潜在的なニーズを引き出すことができる機会でもあり、この機会をサービスや機能の開発に活用した場合、先んじたサービスや機能の開発を行うことが可能となります。また、当社は2014年8月より継続して、自然言語処理・人工知能技術に精通した筑波大学准教授の吉田光男氏の研究室と産学共同研究を行っております。今後も、これらの活動を通じて技術解決力の向上に努めてまいります。 ⑤継続的な企業文化の醸成 当社は、当社が有している価値観・強み・行動を「DNAマップ(注6)」として整理しており、「DNAマップ」を利用した採用・育成活動を行うことで継続的に企業文化を醸成しております。採用候補者及び各従業員が持つ才能・潜在能力の見極め及び最大化に努めており、具体的には、全社研修や昇格時の研修による価値観の共有等を継続的に行っております。今後も、「DNAマップ」を効果的に利用し、時代の変化や当社の成長フェーズに応じたアップデートを継続してまいります。 (注1)インターネット上の見つけやすさ。 (注2)当社サービスの利用から成果創出に至るプロセスを記事化したもの。 (注3)Webサイトやブログ、動画、SNS、セミナー登壇等、社外に対する情報発信活動全般を指す。 (注4)当社はデジタルマーケティングの高度専門人材を独自に「職人」と呼称しており、後進を育成する当社独自の仕組みを指す。 (注5)顧客が既に契約しているサービスに加え、他サービスを提案することにより顧客単価を上げる営業手法。 (注6)当社独自の「DNAマップ」 (4)事業展開方針 当社グループは、デジタルマーケティングを通じた企業目標の達成、事業成長、ビジネス変革の支援をすることを目的とし、「ミエルカSEO」等、デジタルマーケティングの生産性を向上させる自動化ツール群、及びデジタルマーケティングに関する多様で複雑な課題を解決するリソース群(人材・教育・コンサルティング)の提供を行っております。 消費者の情報探索プラットフォームの多様化に伴い、企業は各プラットフォームの特性に合わせたデジタルマーケティングの施策展開が必要となっております。当社グループはこの変化を機会と捉え、自動化ツール群及びリソース群の提供を通じ、競争優位性を活用することで解決可能な課題の幅と深度の拡充を可能にするサービスを創出していく方針であります。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は持続的な成長と企業価値の向上を実現していくうえで、1社あたりから発生する月額粗利益を重視しております。デジタルマーケティングに関する豊富なサービスラインナップを持つことから、単一のサービスで取引を開始した顧客に対してクロスセルを行い(注1)、顧客単価を上昇させていく方針であり、実現するための重要なKPI(Key Performance Indicator)として管理しております(注2)。 (注1)当社サービスのクロスセル展開イメージ (注2)契約社数(四半期平均)と1社あたりの月額粗利益(単位:社数) 2024年 10-12月   2025年 1-3月   2025年 4-6月   2025年 7-9月 合計   1,714   1,710   1,696   1,668 30万円以上   74   84   86   93 3万円以上 30万円未満   794   807   817   824 3万円未満   846   819   793   751 (6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①プラットフォームへの対応 当社の事業においては正確性のあるサービスの提供を行うため、グローバルに事業展開する巨大企業が提供する検索エンジン等のプラットフォームが不定期に行うアップデートの情報を適時に取得し、サービスに反映する必要があります。迅速かつ確実に情報を取得できる体制を整備し、情報を適時反映させ、サービスの正確性維持に努めてまいります。 ②サービス競争力の向上 当社の成長には、提供価値の中核をなすデジタルマーケティングの課題解決を行うサービス群の競争力向上が欠かせません。顧客接点を重んじ、定期的な開発プロセスの見直しや、子会社・業務委託先等の有効活用を通じ、品質及び開発スピードの向上を図っております。新しい情報及び技術の取得に対しては継続的に人的資本投資し、サービス競争力の向上を行うことによる収益機会の拡大に努めてまいります。また、企業の多様なニーズに対応するためには、サービスラインナップの充実強化を図っていく必要があると認識しており、規律を持った戦略的な事業提携やM&Aを有効に活用していく方針であります。 ③新規事業の展開 当社は、「辺境の知から“マーケティングゼロ”を実現する」というパーパス(当社グループの存在意義)のもと、「マーケティングをやらないと、どんなにいいものでも届かない」から、「マーケティングをやらなくても、いいものは届く」といった、売り手と買い手の境界線が存在しない世界の実現のために、継続的な新規事業の開拓と育成に取り組み、当社の強みを生かすことができる周辺領域への進出・拡大を図ってまいります。 ④認知度及びブランド力の向上 当社はこれまで、当社及び当社サービスの優位性に拠る形での販売活動に専念してまいりました。その結果として、現在、幅広い業種、企業に当社サービスを導入いただき、継続的な取引による確固たる顧客基盤の形成に至っていると認識しております。一方で、さらなる成長を続けていく上では、当社及び当社サービスの認知度やブランド力を向上させていくことが重要であると考えております。今後は積極的な販売促進活動に取り組み、認知度及びブランド力のさらなる向上に努める方針であります。 ⑤システム開発 当社の展開する事業は、自動化ツール群の運用に関わるシステムの安定稼働及びセキュリティ管理体制の構築が重要であると認識しております。当社事業の成長スピードや市場環境の変化に対応し安定した事業運営を行うために、中長期的視野に立った設備投資を行い、システムの安定稼働及びセキュリティ管理体制の維持構築に取り組んでいく方針であります。 ⑥人材の確保と育成の強化 当社が今後も事業を拡大していくためには、優秀な人材の確保と育成が必要不可欠であると考えております。この課題に対処するために、当社は、知名度の向上、教育の充実を図り、優秀な人材が長期にわたってやりがいを感じて働くことができる職場環境の整備を進めるとともに、新卒採用も含めた積極的な採用活動を継続的に進めてまいります。 ⑦内部管理体制の強化 当社は、継続的な成長を維持していくために、内部管理体制の強化が重要であると認識しております。このため、事業規模や成長ステージに合わせコーポレート機能を拡充していくとともに、経営の公正性・透明性を確保するための内部管理体制強化に取り組んでおります。具体的には、事業運営上のリスク管理や定期的な内部監査の実施によるコンプライアンス体制の強化、監査等委員会監査の実施によるコーポレート・ガバナンス機能の充実等を行ってまいります。 ⑧情報セキュリティ体制の更なる整備 当社はサービス展開において、顧客企業・パートナー企業・仕入先・外注先・マーケター等との取引に関連して、個人情報及び営業機密等の機密情報を取り扱うことがございます。現在も、情報セキュリティマネジメントの国際規格であるISO/IEC27001:2022の認証を取得し、秩序ある情報管理・運用に努めておりますが、情報セキュリティ体制の整備を引き続き推進していくとともに、情報の取り扱いに関する社内規程の適切な運用、役職員の機密情報管理に関するリテラシーの向上、役職員による機密情報の取り扱いに関する内部監査等を通じ、情報セキュリティ体制の強化を図ってまいります。 ⑨財務上の課題 現状においては、安定的に利益を計上することによりキャッシュ・フローを創出しており、事業継続に支障をきたすような財務上の課題は認識しておりません。今後、資金需要が生じた場合は自己資金を充当する方針でおりますが、金融機関からの借入やエクイティファイナンスも選択肢として対応してまいります。また、収益基盤の維持・拡大を図るためには、手許資金の流動性確保や自己資本の充実が重要であると考えております。各種費用対効果の検討を継続的に実施することで、財務健全性の確保に努めてまいります。
事業等のリスク6,223字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。当社は、これらのリスクの発生可能性を十分認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針です。 なお、文中に記載している将来に関する事項は、本書提出日現在において入手可能な情報に基づき当社が判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1) 事業及び事業環境に関するリスク ①経済動向について 当社のサービスは、企業のデジタルマーケティング活動において利用されております。このため景気低迷期においては、顧客企業のデジタルマーケティング費用削減の結果、利用社数が減少する可能性があります。このような状況においては、当社の経営成績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社は特定の企業や業種・業態への依存は避け、顧客属性を分散しております。 ②プラットフォームへの対応について 当社の事業においては、グローバルに事業展開する巨大企業が提供する検索エンジン等のプラットフォームが不定期に行うアップデートの情報を適時に取得し、必要な場合はサービスに反映する必要があります。この対応が適時適切に行われなかった場合、また、プラットフォームの事業戦略の方針及び動向によっては、当社の経営成績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社は検索エンジン等のプラットフォームのアップデートの情報を適時適切に取得することができる体制を連絡網の構築等で整え、必要な対応を適時に取ることができる体制を構築しております。 ③クラウド市場の環境変化について 当社は、クラウド上のソフトウエアを用いて、インターネット経由で機能を提供するSaaS(Software as a Service)形態により、クラウド型のデジタルマーケティングツールを提供しております。当社が事業を展開するクラウド市場は急速な成長を続けており、この市場成長傾向は今後も継続するものと見込んでおります。しかしながら、経済情勢や景気動向の変化による企業の情報化投資の抑制や、新たな法規制の導入、技術革新の停滞等の要因によりクラウド市場の成長が鈍化するような場合には、当社の経営成績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、SaaS形態に依存しないサービス開発に積極的に取り組んでおります。 ④競合について デジタルマーケティング市場は今後の規模拡大が見込まれており、参入企業が増加する可能性があります。十分な差別化や機能向上ができなかった場合や、既存事業者や新規参入事業者を含めた競争が激化した場合には、当社の経営成績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社の多数の顧客接点をサービスや機能の開発に活用し、競合他社のサービス内容も定期的に確認のうえ、サービス改善に努めております。 ⑤システム開発について 当社はサービスの拡充や品質の向上を図るため、システム開発及び改善、保守に関わる投資を積極的に行ってまいります。一方で、当社の事業はインターネットを介して行われており、ソフトウェアの不具合、サイバー攻撃等によるトラブルが発生する可能性があります。システム開発の想定外の遅延やトラブルが発生した場合、関連コストが増大する等により、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、システムに関するトラブルの発生可能性を低減するために、サーバーの冗長化、開発プログラムレビュー体制の構築、脆弱性診断等、安定的運用のための設備投資を行い、万が一トラブルが発生した場合においても短時間で復旧できる体制を整えております。 ⑥オフショアでのシステム開発について 当社は、ベトナム・ホーチミンに連結子会社を設立し、当社サービスの開発業務を行っております。当社では、当該子会社との情報交換を緊密に行うとともに、現地の会計事務所と連携し適切に対応しておりますが、当社が委託している業務に係る法規制等が成立・改正された場合やテロ、クーデター、紛争、暴動、戦争その他の社会的・政治的混乱等の発生により現地の治安状態が悪化した場合、当社の事業運営に支障が生じる可能性があります。さらに、急激な為替変動や為替制限等も、当社グループの経営成績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦技術革新について デジタルマーケティング市場は生成AIの急速な普及スピードを鑑みても技術革新のスピードが早く、顧客のニーズも変化しやすい傾向があり、新たな技術やサービスへの対応が遅れた場合、当社の競争力が低下する可能性があります。この場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社は新しい技術取得に対し、先端技術をテーマとする学会等への従業員の出席等、継続的に人材に投資するとともに、必要な対応を適時に取ることができる体制を構築しております。 ⑧M&Aについて 当社は、今後の事業拡大等を目的として、M&Aを事業展開の選択肢として考えております。M&Aの実行前には想定されなかった事象がその実行後に判明あるいは発生した場合や、市場環境の変化等により事業展開が計画どおりに進まない場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、M&Aの実行に際してはビジネス・法務・財務等に関する詳細なデュー・デリジェンスを行い、各種リスクの低減に努めるとともに、市場環境の変化については早期の情報収集を行っております。 (2) 会社組織に関するリスク ①人材の確保及び育成について 当社は事業の拡大に伴い、事業開発力・マネジメント能力を有する人材やサービスの販売を行う営業人材、デジタルマーケティングやシステム開発の領域にスキルを有する人材、管理機能強化のためのコーポレート人材等、網羅的な職種での人材採用が必要になってくると考えております。一方で、インターネット関連ビジネスにおいては人材の流動性が高い傾向があると認識しており、当社の求める人材が必要な時期に十分に確保できなかった場合や、優秀な既存人材が流出した場合には、当社の経営戦略の遂行、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社では、人材の評価・教育制度等の整備を進め、優秀な人材の定着及び既存人材の能力の底上げに努めております。 また、即戦力となるフリーランス又は副業のデジタルマーケティング人材を顧客に提供する「ミエルカコネクト」サービスにおいても、高い専門性を有するデジタルマーケティング人材を継続的に確保することが必要不可欠であります。しかしながら、これら人材の確保が必要な時期に十分に確保できなかった場合は、当社の経営成績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、デジタルマーケティングに関する継続的な情報発信活動を通じた認知向上、デジタルマーケティング人材との接点確保及びコミュニケーション強化を通じて、高い専門性を有する人材の確保に努めております。 ②新規事業に関するリスク 当社では今後、会社設立以来積み上げてきたデジタルマーケティングの知見及びインターネット集客の経験値を応用し、既存分野並びに新規分野における新サービス開発を継続的に展開していく方針です。しかしながら、各新規事業は現状検証段階であり、結果的に実現しない又は実現したとしても十分な収益が獲得できず撤退する可能性があります。当社といたしましては、事前に十分な検証を行った上で新サービス開発を展開していく方針ではありますが、結果的に新サービス開発に失敗した場合、コストのみが計上されることから、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③事業体制及び内部管理体制について 当社は、企業価値を継続的かつ安定的に高めていくためには、コーポレート・ガバナンスが有効に機能するとともに、適切な内部管理体制の整備が必要不可欠であると認識しております。業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保のための内部統制システムの適切な整備・運用、更に法令・定款・社内規程等の遵守を徹底しておりますが、事業の急速な拡大により、十分な内部管理体制の整備が追いつかない状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、コーポレート・ガバナンスの重要性を教育研修等を通じて社内で共通認識とし、今後の事業規模の拡大に応じてコーポレート本部、内部監査体制を強化し、内部管理体制の一層の充実を図っております。 ④法的規制について 当社のサービスについては、主に以下の法的規制の対象となっていることから、コーポレート本部の審査並びに顧問弁護士及び社会保険労務士等の専門家の助言を受けながら、事業運営を行っております。今後、新規の法令(施行令・施行規則・行政通達・告示・指針・ガイドライン等を含みます。以下同じ。)の施行・制定、既存の法令の改正、裁判所の判決による重要な法解釈の判示等に伴い、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社は、法的規制に係る最新の動向を注視するとともに、法的規制の内容の遵守を目的として、内部管理体制の整備や役職員へ向けたコンプライアンス研修等教育の徹底を図っております。 主要な関係法令は以下の通りです。 法律   監督官庁   当社対応状況 下請代金支払遅延等防止法 (下請法)   公正取引委員会   当社は、個人事業主又は中小企業であるマーケターに対して、業務を委託しているところ、当該業務が下請法にいう情報成果物作成委託(法2条3項)・役務提供委託(同4項)に該当するとして、同法の適用を受ける場合があります。当社は、同法の定める義務を遵守し、かつ、禁止事項に抵触しないよう、発注システムのDX化を含めた運営フローの整備を行い、役職員に対する研修を実施しております。 特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律(フリーランス新法)     公正取引委員会 中小企業庁 厚生労働省    フリーランス新法が、2024年11月1日に施行されました。当社は、個人事業主又は中小企業であるマーケターに対して、業務を委託しているため、同法の適用を受ける場合があると想定しています。当社は、同法の定める義務を遵守し、かつ、禁止事項に抵触しないよう、発注システムのDX化を含めた運営フローの整備を行うとともに、役職員に対する研修を実施することにより、同法が求めるフリーランスの権利に配慮するための環境を構築しております。 職業安定法、労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律(労働者派遣法)   厚生労働省   当社は、「ミエルカコネクト」において、有料職業紹介事業及び労働者派遣事業を運営していることから、職業安定法及び労働者派遣法に基づき、有料職業紹介事業許可(許可番号:13-ユ-309926)及び有料職業紹介事業許可(許可番号:派13-312251)を受けており、法令遵守のための体制を整備しております。 ⑤個人情報の管理について 当社及び当社が運営するサービスにおいては、氏名・電話番号・メールアドレス等の利用者個人を特定できる情報を取得しております。これらの個人情報については、「個人情報保護方針」に基づき適切に管理するとともに、「個人情報保護規程」を定め、社内教育の徹底と管理体制の構築を行っております。また情報セキュリティマネジメントの国際規格であるISO/IEC27001:2022の認証を取得し、秩序ある情報管理・運用に努めております。しかしながら、何らかの理由で利用者の個人情報が外部に流出し、悪用されるといった事態が発生した場合は、当社の経営成績及び財政状態、並びに社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、風評被害を生まないよう当社は、利用者の個人情報の保護に最大限の注意を払い、個人情報保護責任者を選任するとともに適切な情報管理を行う社内体制の整備と教育を行い、顕在化するリスクを軽減するように努めております。 ⑥風評リスクについて 当社及び当社サービスに対する否定的な書き込みがインターネット上等で発生し、その書き込みを要因とした SNS等での拡散やマスコミ報道等による風評被害が発生・拡散した場合には、それが事実に基づくものであるかどうかに関わらず、当社の経営成績及び財政状態、並びに社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 風評被害を生まないようサービスの質の向上に努めるとともにインターネットやSNS等を通じて最新の情報収集を行い、早期のリスク把握に努めております。 ⑦特定の人物への依存について 当社の代表取締役執行役員Founder古澤暢央は、創業者であり大株主であると同時に、創業以来当社の経営方針や事業戦略の立案及びその遂行において重要な役割を果たしております。当社では、同氏を含む2名の代表取締役の設置による役割の明確化を図っております。具体的には、代表取締役稲次正樹は、当社の事業活動、経営管理体制及び内部統制機能の構築に重要な役割を果たしており、全社事業全般の業務遂行の統括及び内部統制構築を役割としております。代表取締役執行役員Founder古澤暢央は、経営方針や事業戦略の立案及びその遂行のほか、組織の構築及び人材採用・育成において重要な役割を果たしており、企業理念の策定及び浸透、事業開発・販売戦略及び人材採用・育成の推進に対する支援を役割としております。その他、取締役会やその他会議体において役員及び社員への情報共有や権限委譲を進める等、組織体制の強化を図りながら、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めてまいります。しかしながら、現状では同氏が当社の業務を継続することが困難となった場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧知的財産権の管理について 当社は、運営するサービスに関する知的財産権の獲得に努め、また、第三者の知的財産権を侵害しない体制の構築に努めております。しかしながら、当社の認識していない知的財産権が既に成立していることにより当社の事業運営が制約を受ける場合や、第三者の知的財産権侵害が発覚した場合においては、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクを踏まえ、当社は第三者の知的財産権の侵害を防ぐ体制として、コーポレート本部及び顧問弁護士への委託等による事前調査を行い、顕在化するリスクを軽減するように努めております。
経営成績の分析 (MD&A)5,128字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は2,458,324千円となり、前連結会計年度末に比べ73,309千円減少いたしました。これは主に、売上高増加に伴い売掛金が53,766千円増加した一方で、投資有価証券の取得等により現金及び預金が174,012千円減少したことによるものであります。固定資産は421,536千円となり、前連結会計年度末に比べ385,171千円増加いたしました。これは主に、投資有価証券が301,082千円増加したことによるものであります。 この結果、資産合計は2,879,861千円となり、前連結会計年度末に比べ311,861千円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は495,322千円となり、前連結会計年度末に比べ33,666千円増加いたしました。これは主に、未払金が16,877千円減少した一方で、未払法人税等が48,133千円増加したことによるものであります。固定負債は2,767千円となり、前連結会計年度末に比べ2,767千円増加いたしました。これは、繰延税金負債が2,767千円増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は498,089千円となり、前連結会計年度末に比べ36,434千円増加いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は2,381,771千円となり、前連結会計年度末に比べ275,427千円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上に伴い利益剰余金が263,946千円増加したことによるものであります。 ②経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や、各種政策の効果もあり、国内経済は緩やかに回復しております。一方で、米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクや物価上昇などにより、国内外における経済的な見通しは不透明な状況が続いております。 一方で、当社グループのサービスを取り巻く環境は、生成AIの利活用による生産性の向上に対する企業の関心の高まり等を背景に、企業のデジタルマーケティングへの旺盛な投資意欲、施策展開を支えるデジタルマーケティング人材の不足を受け、堅調に推移しました。 当社グループにおいては、経営環境やトレンド、ニーズの変化に応じた機能面・サービス面の改善に加え、大手・中堅企業への組織的な販売活動、既存顧客に対するクロスセルに注力し、デジタルマーケティング自動化ツールの売上1,441,684千円(前年同期比5.7%増)、デジタルマーケティングリソースの売上1,110,233千円(前年同期比18.1%増)となりました。 この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高2,560,913千円(前年同期比10.5%増)、営業利益376,168千円(同12.4%増)、経常利益379,253千円(同22.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益263,946千円(同20.4%増)となりました。 なお、当社グループの報告セグメントは「ミエルカ事業」のみであり、その他の事業セグメントは開示の重要性が乏しいため、セグメントごとの記載を省略しております。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は2,124,496千円となり、前連結会計年度末に比べ174,012千円減少いたしました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は206,060千円となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益379,253千円、仕入債務の増加額9,463千円によるものであります。主な減少要因は、売上高増加に伴う売上債権の増加額49,692千円、法人税等の支払額67,379千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は378,868千円となりました。主な減少要因は、投資有価証券の取得による支出312,395千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出58,237千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 該当事項はありません。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは、生産活動を行っておりませんので、記載しておりません。 b.受注実績 当社グループは、受注実績の記載になじまないため、記載しておりません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績は次のとおり、サービス提供形態別に記載しております。 なお、当社グループの報告セグメントは「ミエルカ事業」のみであり、その他の事業セグメントは開示の重要性が乏しいため、セグメントごとの記載を省略しております。 サービス提供形態   当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) 金額(千円)   前年同期比(%) デジタルマーケティング自動化ツール   1,441,684   5.7 デジタルマーケティングリソース   1,110,233   18.1 その他   8,996   △31.9 合 計   2,560,913   10.5 (注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上を占める相手先がいないため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態及び経営成績の状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態の状況及び②経営成績の状況」に記載のとおりであります。当社の財政状態及び経営成績は堅調なものと認識しております。しかしながら、さらなる事業拡大を目的とし、財政状態に勘案しながら、人材の採用・育成、サービス開発、販売促進等への適正な投資を行ってまいります。 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、2,560,913千円(前年同期比10.5%増)となりました。これは主に、経営環境やトレンド、ニーズの変化に応じた機能面・サービス面の改善に加え、大手・中堅企業への組織的な販売活動、既存顧客に対するクロスセルに注力したことによるもので、デジタルマーケティング自動化ツールの売上1,441,684千円(前年同期比5.7%増)、デジタルマーケティングリソースの売上1,110,233千円(前年同期比18.1%増)と堅調に推移しました。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は、786,652千円(前年同期比7.3%増)となりました。これは主に、上記の売上高の伸長に伴う外注費等の増加によるものであります。 この結果、売上総利益は、1,774,260千円(前年同期比12.0%増)となりました。当社は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、売上総利益を構成する1社あたりから発生する月額粗利益を重視しており、重要なKPIとして管理しております。月額粗利益が3万円以上30万円未満の顧客社数が2024年9月末時点では782社であったところ、2025年9月末時点では824社、30万円以上の顧客社数が2024年9月末時点では69社であったところ、2025年9月末時点では93社と、堅調に推移しました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、1,398,092千円(前年同期比11.9%増)となりました。これは主に、組織体制強化のための人件費等の増加や販売促進費の増加によるものであります。 この結果、営業利益は、376,168千円(前年同期比12.4%増)となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 当連結会計年度の営業外収益は、3,258千円(前年同期比217.5%増)となりました。これは主に、受取配当金の増加によるものであります。営業外費用は、174千円(前年同期比99.3%減)となりました。 この結果、経常利益は、379,253千円(前年同期比22.3%増)となりました。 (特別利益、特別損失、親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の特別利益および特別損失の計上はありません。 この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、263,946千円(前年同期比20.4%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態の状況、②経営成績の状況及び③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。当社グループは、デジタルマーケティングに係る事業運営における人材の採用・育成、サービス開発、販売促進等、それぞれの活動に対する所要資金については自己資本を基本としております。 上記記載のとおり、当社グループの事業運営を円滑に遂行するための資金調達チャネルは十分に確保されており、適正な水準の資金の流動性を維持・確保できているものと認識しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ④経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであります。 ⑤経営戦略の現状と見通し 当社グループが事業展開を行うデジタルマーケティング市場が堅調に伸長する環境のもと、デジタルマーケティング自動化ツール、デジタルマーケティングリソースとも、新規顧客獲得や既存顧客へのクロスセルに対する施策を進め、企業のデジタルマーケティングへの旺盛な投資意欲を取り込んでおります。 当社グループが、将来にわたって持続的に企業価値を拡大していくためには、「1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に記載の課題に対処していく必要があると認識しております。また、「1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(3)経営戦略」に記載の競争優位性(コア・コンピタンス)の拡大を経営の基本方針かつ、アクションプランの基軸を為すものと認識し、経営者は常に事業環境の変化に応じて経営資源を最適に配分し、様々な課題に適時適切に対処出来るような組織体制を構築してまいります。 ⑥経営者の問題意識と今後の方針 当社グループが持続的に企業価値を拡大し、優れたサービスを継続的に展開していくためには、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の様々な課題に、対処していくことが必要であると認識しております。それらの課題に対応するために、経営者は、常に外部環境の構造やその変化に関する情報の入手及び分析を行い、現在及び将来における事業環境を確認し、その間の課題を認識すると同時に最適な解決策を実施していく方針であります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。