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日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.76-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

古林紙工

FURUBAYASHI SHIKO CO.,LTD.3944 · Standard · パルプ・紙

印刷紙器とプラスチック包材のパッケージ専門メーカー。化粧品・トイレタリー向けの高級紙器を強みに、国内外で製造販売を展開。

概要

古林紙工株式会社は、1934年に大阪で創業した包装資材メーカーである。菓子・食品・日用雑貨向けの印刷紙器(カートン)とプラスチック包材(複合成型容器・フィルム)を主力とし、日本と中国に生産拠点を持つ。2025年12月期の連結売上高は179億円、従業員数は527名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

売上の九割を占める印刷紙器事業

古林紙工グループの主力は印刷紙器である。菓子、食品、石鹸洗剤、日用雑貨品などの消費財用カートンを製造・販売しており、2025年12月期の売上高は16,299百万円と、グループ全体の約91%を占める。当社が直接製造・販売するほか、台湾古林股份有限公司や上海古林国際印務有限公司でも生産し、複合工業株式会社や古林包装材料製造(上海)有限公司に製造を委託する体制をとる。

プラスチック包材事業と子会社への委託

プラスチック包材関連は、複合成型容器およびフィルム包材を扱い、同期の売上高は1,388百万円である。当社が販売を担い、連結子会社のライニングコンテナー株式会社に製造を委託している。同社は1977年に茨城県に設立され、以来プラスチック成形技術でグループを支える。荷物の運送は、2024年に株式を取得した金剛運送株式会社が一部を担う。

日本と中国の二極体制と収益構造

地域別では、日本セグメントが売上高15,400百万円(前年比1.8%増)、セグメント利益626百万円と好調である。中国セグメントは売上高3,413百万円(同17.0%減)で、米中摩擦や個人消費の伸び悩みにより36百万円の損失を計上した。上海古林国際印務有限公司や古林包装材料製造(上海)有限公司など、中国に3社の連結子会社を持ち、現地生産を続ける。

グループ全体の業績推移(2013〜2025年)

上場以来の連結売上高はおおむね160億〜180億円の範囲で推移する。2019年12月期に147億円まで落ち込んだが、その後回復し2024年12月期には181億円を記録した。営業利益は2025年12月期に433百万円(前年比128.7%増)と大きく改善。純利益は2020年12月期に0百万円まで落ち込んだが、2025年12月期には315百万円となった。自己資本比率は約53%と安定している。

業界の中での役割は化粧品・日用品・食品等のメーカー向けパッケージ供給にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
179億円
営業利益
4億円
営業利益率
2.2%
純利益
3億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
日本154億円86.0%6億円3.9%
中国25億円14.0%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01化粧品・トイレタリー・日用品主力

高級感のある化粧品パッケージや日用品の紙器を製造・販売。グループで一貫生産体制を持ち、国内だけでなく海外でも展開。

主な製品・サービス2
印刷紙器
化粧品等の高級紙器、一般紙器など。
プラスチック包材
透明なプラスチック容器や包装材料。

02食品・飲料準主力

食品用の紙器やプラスチック包材を提供。

主な製品・サービス1
食品用パッケージ
食品の保存性や利便性を高める包材。

製品と技術

消費財用紙器(カートン)の高精細印刷と打抜き技術

主力製品は菓子・食品・石鹸洗剤などのカートンである。1962年に日本で初めて導入したBobst Autoplaten打抜機は、高精度な打抜きを可能にし、複雑な形状の紙器を量産する基盤となった。1964年にはBobst Champlain Rotogravure Pressを設置し、グラビア印刷とインラインでの打ち抜き・クリージングを実現。現在もこれらの技術を発展させ、多色高精細印刷と高速打抜きを組み合わせた紙器を提供する。

フレキシブルパッケージへの進出と多素材対応

1959年、紙器印刷から派生する形でフレキシブルパッケージ分野に参入。紙、セロファン、樹脂フィルム、金属箔といった多様な素材の巻取印刷物や袋物を手がける。グラビア特印工場を藤井寺に建設し、以後、包装用フィルムの印刷・加工技術を蓄積。現在も菓子や食品の個包装、レーベル(ラベル)などの分野で事業を展開する。

プラスチック包材:複合成型容器とTritello

プラスチック包材部門では、複合成型容器やフィルム包材を製造する。1973年から製造を開始したTritelloは、紙とプラスチックの複合材を用いた容器であり、軽量で密封性に優れる。製造は連結子会社ライニングコンテナー株式会社が担い、食品や日用品向けに供給する。近年は環境配慮型の素材開発にも取り組み、省資源・易廃棄のパッケージ提案を進める。

環境認証と持続可能なパッケージの取り組み

古林紙工グループは2004年にISO14001認証を取得し、2012年にはFSC CoC認証を取得した。これにより、持続可能な森林から調達した紙を使用したカートンを提供できる。中国子会社も順次認証を取得し、上海古林国際印務有限公司はISO22000(食品安全)も保有。また、エネルギー効率化や故紙削減に努め、循環型社会に貢献するパッケージの開発を社是に掲げる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

パルプ・紙のなかでの位置

大手に次ぐ中堅紙メーカー、収益改善途上

古林紙工は、パルプ・紙業界に属する中堅メーカーで、王子ホールディングス、日本製紙、特種東海製紙など大手がひしめく市場で事業を展開する。売上高は2023年12月期179億円、2024年12月期181億円、2025年12月期179億円と横ばいで推移している。営業利益率は1.1%から2.23%へ改善したものの、依然として低水準であり、大手との規模の差は大きい。紙需要の減少傾向の中で、特殊紙や加工品などで差別化を図る必要がある。収益性の改善が課題であり、同業他社との競争で苦戦が続く。

強み

  • 特殊紙や加工品でニッチな需要に対応する技術がある。
  • 営業利益率が改善傾向で、収益性の向上が見られる。
  • 中堅ながら安定した供給能力を持つ。
  • 長年の取引で根強い顧客基盤がある。

課題

  • 紙需要減少が続き、市場規模が縮小している。
  • 王子HDや日本製紙などとの競争で規模の不利。
  • 営業利益率が2%と低く、大幅な改善が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

パルプ・紙の時価総額近傍。太字が古林紙工

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13954昭和パックス144億円11.1倍
23943大石産業123億円14.3倍
33955イムラ91億円8.9倍
43892岡山製紙88億円9.1倍
53948光ビジネスフォーム69億円17.4倍
63944古林紙工57億円12.4倍
73896阿波製紙41億円5.4倍
83895ハビックス39億円6.8倍
93945スーパーバッグ36億円4.0倍
103958笹徳印刷34億円15.6倍
113953大村紙業28億円7.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 45件

紙器印刷所として創業し株式会社化(1934〜1947年)

1934年9月、大阪市東区(現中央区)で古林雅夫が古林紙器印刷所を創立した。創業から5年後の1939年4月には大阪府南河内郡藤井寺町(現藤井寺市)に紙器工場を開設。第二次世界大戦後の1947年8月、資本金195千円で株式会社に改組し、商号を古林紙工株式会社に変更した。この時期は紙器印刷が事業の全てであり、地場の需要に応える形で成長した。

Bobst導入と上場で加速した1960年代

1959年5月、藤井寺工場にグラビア特印工場を建設し、フレキシブルパッケージやレーベル分野に進出。1962年3月には本邦第1号機となるBobst Autoplaten打抜機を導入し、生産能力を大幅に向上させた。同年9月には横浜市に戸塚工場を開設し、大阪証券取引所市場第二部に上場。1964年5月には戸塚工場にBobst Champlain Rotogravure Pressを国内初設置し、印刷・打ち抜き一貫ラインを実現した。

内陸拠点拡大と子会社設立の1970年代

1968年1月にLocking方式の紙器成型システムの市場開発を始め、同年7月には愛知県犬山市に犬山工場を開設。1972年1月には犬山工場敷地内に複合紙工業株式会社(現複合工業)を設立し、連結子会社とした。同年9月には北九州市に九州工場を開設し、西日本への供給網を強化。1973年7月にはTritelloの製造を開始。1977年1月には茨城県にライニングコンテナー株式会社を設立し、プラスチック包材事業の基盤を築いた。

台湾・中国への海外展開(1988〜2002年)

1988年12月、台湾台北県(現新北市)に合弁会社台湾古林股份有限公司を設立。1994年3月には中国上海市に上海古林国際印務有限公司を設立し、1995年12月には古林紙工(上海)有限公司を設立した。2002年8月には古林包装材料製造(上海)有限公司を設立。これらの子会社は現地で印刷紙器や包装材料を製造し、グループの国際化を牽引した。また、1985年6月には国際包装団体IPGに加盟し、グローバルネットワークを広げた。

品質・環境認証の取得と市場区分の変更(2000〜2022年)

2000年9月にISO9001認証を取得し、品質管理体制を整備。2004年10月にはISO14001(環境)認証を取得した。その後も中国子会社が順次ISO認証を取得し、2012年10月にはFSC CoC認証(森林認証)を得た。2013年7月には東京証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い東証市場第二部に上場。2022年4月の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行した。

中国工場の移転と物流子会社取得(2020〜2025年)

2020年12月に上海古林国際印務有限公司の工場を上海市内で移転。2023年1月には古林包装材料製造(上海)有限公司の工場も移転した。2024年4月には金剛運送株式会社の全株式を取得し、物流機能をグループ内に取り込んだ。2024年12月には古林包装材料製造(上海)有限公司がISO45001(労働安全衛生)認証を取得。2025年12月には本社を大阪市中央区大手通から現在の本町一丁目に移転した。

年表45件を開く

1930年代

  • 1934年9月創業大阪市東区(現中央区)において古林雅夫が、古林紙器印刷所を創立
  • 1939年4月大阪府南河内郡藤井寺町(現藤井寺市)に紙器工場を開設

1940年代

  • 1947年8月資本金195千円の株式会社に改組し、古林紙工株式会社に商号を変更

1950年代

  • 1957年4月東京都日本橋区(現中央区)に東京営業所を開設
  • 1959年5月藤井寺工場にグラビア特印工場を建設、紙・セロファン・樹脂フィルム・金属箔の巻取印刷物・袋物などフレキシブルパッケージならびにレーベル分野に進出

1960年代

  • 1962年3月藤井寺工場に本邦第1号機としてBobst Autoplaten打抜機を導入
  • 1962年9月上場横浜市戸塚区に戸塚工場を開設 大阪証券取引所市場第二部に上場
  • 1964年5月戸塚工場にBobst Champlain Rotogravure Press with inline cuttercreaserを我が国で初めて設置
  • 1968年1月Sprinter,Fit systemによるLocking方式の紙器成型システムの市場開発を開始
  • 1968年7月愛知県犬山市に名古屋営業所および犬山工場を開設
  • 1968年8月大阪市東区(現中央区)に本社を移転
  • 1969年1月ICC(International Container Corporation)に加盟

1970年代

  • 1972年1月犬山工場敷地内に複合紙工業株式会社(現複合工業株式会社)を設立(現・連結子会社)
  • 1972年5月北九州市に九州営業所を開設
  • 1972年9月北九州市に九州工場を開設
  • 1973年7月Tritelloの製造を開始
  • 1977年1月茨城県猿島郡境町にライニングコンテナー株式会社を設立(現・連結子会社)

1980年代

  • 1985年5月東京都港区に営業本部を開設
  • 1985年6月IPG(International Packaging Group)に加盟
  • 1988年12月台湾台北県(現新北市)に合弁会社台湾古林股份有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 1989年3月和歌山市に和歌山営業所および和歌山工場(現和歌山事業所)を開設

1990年代

  • 1990年4月兵庫県加東郡滝野町(現加東市)に滝野工場を開設
  • 1992年4月東京都港区にMDセンター(マーケティング・デザイン部門)を開設
  • 1994年3月中国上海市に合弁会社上海古林国際印務有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 1995年12月創業中国上海市に古林紙工(上海)有限公司を設立
  • 1997年4月東京都中央区に営業本部を移転
  • 1998年12月上海古林国際印務有限公司がISO9001認証を取得

2000年代

  • 2000年9月ISO9001認証を取得
  • 2000年12月複合工業株式会社がISO9002認証を取得(2003年12月にISO9001へ移行)
  • 2002年8月中国上海市に古林包装材料製造(上海)有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2002年11月ECMA(European Carton Makers Association)に加盟
  • 2004年10月ISO14001認証を取得
  • 2004年11月上海古林国際印務有限公司がISO14001認証を取得
  • 2005年12月古林包装材料製造(上海)有限公司がISO9001認証を取得

2010年代

  • 2012年10月FSC CoC認証を取得
  • 2013年1月古林紙工(上海)有限公司がISO9001認証を取得
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場
  • 2015年6月古林紙工(上海)有限公司がISO22000認証を取得
  • 2015年7月古林紙工(上海)有限公司がISO14001認証を取得

2020年代

  • 2020年12月中国上海市に上海古林国際印務有限公司の工場を移転
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行
  • 2023年1月中国上海市に古林包装材料製造(上海)有限公司の工場を移転
  • 2024年4月金剛運送株式会社(現・連結子会社)の全株式を取得
  • 2024年12月古林包装材料製造(上海)有限公司がISO45001認証を取得
  • 2025年12月本社を現在地に移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    受注活動の強化と提案力向上

    ターゲット市場を明確化し、行動計画に基づく活動を展開。営業・技術部門が連携し、個別契約に基づく取引を明確化、設計などの専門技術を評価される活動を推進する。

  2. 02

    生産体制の刷新とスマートファクトリー化

    技術・知識の社内移植、設備投資による生産能力増強、生産情報のリアルタイム把握とロスの可視化、工場・拠点の体系的結合によるスマートファクトリー化を進める。

  3. 03

    コーポレート・ガバナンス体制の強化

    コンプライアンスの徹底を最重点課題とし、社外取締役や社外監査役の独立性を高め、取締役会の透明性向上と監督機能強化を図る。

  4. 04

    人財育成とダイバーシティ推進

    次世代経営幹部育成のための配置と責任付与、女性従業員比率向上(営業部門30%超)やジョブ型報酬への移行など、多様な人材の活躍を推進。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で527人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は566万円で、9期前と比べて+14.1%平均年齢は41.2歳、平均勤続年数は17.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月634
2018年3月684
2019年12月49638.415.2683
2019年3月39939.316.2662
2020年12月48938.715.5594
2021年12月50338.915.7583
2022年12月46839.716.3567
2023年12月52541.017.2542
2024年12月55241.417.354836
2025年12月56641.217.152776

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.8%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)51.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
戸塚工場 — 横浜市戸塚区1,499百万円
日本
滝野工場 — 兵庫県加東市1,238百万円
日本
中国 — 中華人民 共和国 上海市673百万円
日本 — 愛知県 犬山市299百万円
日本 — 茨城県 猿島郡境町292百万円
本社・大阪営業所 — 大阪市中央区285百万円
日本
藤井寺工場 — 大阪府藤井寺市254百万円
日本
日本 — 横浜市 戸塚区133百万円
名古屋営業所 — 愛知県犬山市31百万円
日本
和歌山事業所 — 和歌山県和歌山市6百万円
日本
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    複合工業㈱
    愛知県犬山市
    議決権100.0%
  • 国内
    ライニング コンテナー㈱(注)1
    茨城県猿島郡 境町
    議決権100.0%
  • 国内
    金剛運送㈱
    横浜市戸塚区
    議決権100.0%
  • 国内
    台湾古林股份有限公司
    中華民国 新北市
    議決権80.0%
  • 国内
    上海古林国際印務有限公司(注)1,3
    中華人民共和国 上海市
    議決権60.0%
  • 国内
    古林包装材料製造(上海)有限公司
    中華人民共和国 上海市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は179億円営業利益4億円前期と比べると減収増益で、売上が-1.1%、利益が+100.0%。

売上高
-1.1%
179億円
営業利益
+100.0%
4億円
純利益
+50.0%
3億円
営業利益率
2.2%
前期比 +1.1%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高185億円179億円
営業利益4億円4億円
純利益3億円3億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は92億円、営業利益は3億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+7.0%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q4224.81
2023年2Q4824.22
2023年3Q4624.31
2023年4Q430
2024年1Q40−1−2.50
2024年2Q4912.01
2024年4Q9222.21
2025年2Q8633.52
2025年4Q9311.11
2026年2Q9233.32

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は160億円から179億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は2.2%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場
2013年3月16042
2014年3月17152
2015年3月16841
2016年3月16543
2017年3月16354
2018年3月16864
2019年3月16875
2019年12月14785
2020年12月16860
2021年12月16121
2022年12月17153
2023年12月17974
2024年12月181241.12
2025年12月179452.23

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高179億円のうち、営業利益として残るのは4億円2.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の1.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.2%149億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.0%25億円
  • その他の費用持分法損益などの調整0.6%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.2%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
16.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.2pt
2.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.5pt
1.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.8pt
3.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが11億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は16億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月7−2−457
2014年3月13−5−789
2015年3月8−7−219
2016年3月90−899
2017年3月10−4−4611
2018年3月9−7−3210
2019年3月8−5−538
2019年12月13−2−71111
2020年12月6−4−1212
2021年12月3−52−212
2022年12月15−3−91216
2023年12月7−95−219
2024年12月4−106−619
2025年12月11−7−7416

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は204億円。このうち返さなくてよい自己資本が108億円で、自己資本比率は49.1%(業種中央値55.2%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月151549729.9
2014年3月158659334.0
2015年3月176789837.8
2016年3月172779538.1
2017年3月169789140.1
2018年3月185899642.2
2019年3月186929444.4
2019年12月187969146.4
2020年12月175898647.0
2021年12月170848645.7
2022年12月170868446.3
2023年12月190949645.6
2024年12月20710210445.4
2025年12月2041089549.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
18億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
43億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
7億円
在庫として抱えている分
負債合計
95億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
67
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

パルプ・紙 24社との比較

同じパルプ・紙の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率24社中16位あたり、逆に低いのは配当利回り24社中21位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.3%/中央値 5.1%
P25 3.8%P75 7.3%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.2%/中央値 3.5%
P25 2.4%P75 5.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
49.1%/中央値 55.2%
P25 43.3%P75 71.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
-1.1%/中央値 0.8%
P25 -1.5%P75 1.8%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.6%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥3,235で、1年前と比べて+51.4%過去52週の値幅のなかでは98%の位置にある。

¥3,235-0.6%1ヶ月+15.5%1年+51.4%時価総額57億円
過去52週の値幅
安値¥2,150高値¥3,260

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.4倍
PER (会社予想)14.4倍
PBR0.41倍
配当利回り1.55%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月23日から上昇を開始し、8月14日には3180円と、1か月で28.3%上昇しました。25日移動平均線(2665.88円)を19.3%上回り、52週高値(3185円)にほぼ並んでいます。52週安値(2050円)からは55%上昇しました。出来高は8月14日に4300株と、普段の100株前後から大幅に増加し、強い買いが入っています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは9.68倍と業界平均の14.12倍を大きく下回り、PBRは0.35倍で平均の0.68倍の約半分と、株価は資産価値に対しても割安。ROEは3.3%と低いが、配当利回りは1.79%と業界平均の2.99%よりは低いものの、無配ではない。利益は低迷しているが、安定した配当を維持しており、PBRの低さから下値は限定的と考えられる。ただし、収益性の低さは今後の成長に懸念があり、割安だが配当の伸びは期待しにくい。総合的に割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.4倍13.4倍
PER (予想)14.4倍
PBR0.41倍0.67倍
ROE3.3%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

紙需要の構造的な減少が懸念される一方、包装用途の強みや環境対応で成長の余地がある。強気派は、EC拡大や食品包装の需要が堅調で、段ボールの需要は引き続き安定すると見る。また、環境配慮型製品の開発が新たな需要を創出すると期待。一方、弱気派は、デジタル化による紙の需要減や原材料費の高騰が収益を圧迫すると懸念する。業績は売上高が横ばいで、営業利益率は低水準。コスト削減や高付加価値化が進むかが焦点。

プラスに働く材料7
  • 包装需要安定

    ECや食品包装で段ボール需要が堅調

  • 環境対応で差別化

    環境配慮型製品への取り組みが評価

  • PBR低位の株価

    PBR0.35倍と割安感がある

  • 営業利益が2億円から4億円へ倍増2025年12月期影響

    売上高179億円で営業利益4億円、前期2億円から2倍に拡大

  • 純利益が2億円から3億円へ増益2025年12月期影響

    純利益は2024年12月期2億円から2025年12月期3億円へ増加

  • PBR0.35倍と純資産の3分の1水準不定影響

    PBR0.35倍は1株純資産に対し65%ディスカウント、修正余地

  • 株価が1年で31.56%上昇し勢い継続影響

    直近1年で31.56%上昇、モメンタムが続く

マイナスに働く材料7
  • 紙需要減少

    デジタル化で紙の需要が長期的に減少

  • 原材料費高騰

    資材価格や輸送費の上昇がコスト増に

  • 収益性低い

    営業利益率が2%前後と低い

  • 売上高が179億円と前期から減収2025年12月期影響

    売上高181億円→179億円、約1.1%の減収に転換

  • 営業利益率2.23%と低収益構造通年影響

    売上高179億円に対し営業利益4億円、利益率2.23%に留まる

  • ROE3.3%と資本効率の低さ通年影響

    自己資本利益率3.3%で、資本コストを下回る懸念

  • 予想PERが非開示で業績見通し不透明不定影響

    今期予想PERが示されておらず、市場の業績期待が形成されにくい

次の決算で確かめる点
受注高
需要動向をいち早く把握するため
原材料コスト
利益率に直結するため
段ボール出荷量
本業の需要トレンドを示すため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.55%。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
1.55%
いまの株価に対して
配当性向
13.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5014.6
2018年3月28−45.013.5
2019年12月5081.813.0
2019年3月500.013.6
2020年12月500.0
2021年12月500.028.5
2022年12月500.021.2
2023年12月500.025.3
2024年12月500.031.5
2025年12月500.013.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ677人。区分でいちばん多いのは個人・その他72.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が21.3%を占め、残る78.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他73.367.868.470.272.872.9
自己株式37.838.337.637.637.437.6
事業法人16.221.721.219.116.716.4
金融機関6.56.56.46.56.04.9
外国法人2.02.02.00.82.63.9
証券会社2.02.01.93.41.91.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社アダチメディカルレンタルリース5.07
02古林 敬碩4.45
03明治安田生命保険相互会社3.38
04古林 雅敬2.98
05レンゴー株式会社2.36
06古林 昭子2.14
07古林 能敬1.69
08今 年明1.41
09BNP PARIBAS FRANKFURT 2S/JASDEC/GERMAN RESIDENTS-OTHERS (常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.41
10古林紙工社員持株会1.29

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-09-03
    ARNE WOLF KLAUS DEUSSEN
    変更報告
    5.12%
    +5.12pt
  • 2026-08-31
    ARNE WOLF KLAUS DEUSSEN
    変更報告
    5.12%
    +5.12pt
  • 2026-08-28
    ARNE WOLF KLAUS DEUSSEN
    新規の大量保有報告
    5.12%
    +5.12pt
  • 2026-08-18
    株式会社アダチメディカルレンタルリース
    変更報告
    7.19%
    +1.08pt
  • 2026-08-10
    株式会社アダチメディカルレンタルリース
    新規の大量保有報告
    7.06%
    +0.95pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2068%、1株純資産は14期で+2781%。直近期のROEは3.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月133134.79.744.4
2014年3月173735.09.435.8
2015年3月105642.317.348.4
2016年3月256054.36.724.2
2017年3月3206,3205.35.714.6
2018年3月3787,2795.67.413.5
2019年3月4227,5885.76.013.6
2019年12月4827,9516.26.413.0
2020年12月117,4520.1240.6
2021年12月1237,0831.717.228.5
2022年12月3007,1124.26.121.2
2023年12月3977,8215.35.825.3
2024年12月2238,4352.88.331.5
2025年12月2859,0123.38.213.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/12期の役員報酬は総額243百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
古林敬碩代表取締役会長 会長執行役員 取締役会議長83
古林雅敬代表取締役社長 社長執行役員 執行役員会議長49
古林能敬取締役 内部監査担当 兼法務担当48
米島明取締役 執行役員 国内グループ 統括経理部長 兼経営企画部長58
土堤内清嗣取締役76
中西克誠取締役83
桑田哲夫監査役(常勤)67
鈴木節男監査役59
吉村正機監査役49
中尾昭彦69
吉田之計72
樋口正和601,000

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)517228242422445
社外取締役413133
監査役1666

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容383字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の企業集団は、当社、連結子会社6社および非連結子会社1社で構成され、印刷紙器およびプラスチック包材の製造・販売を主な内容とした事業活動を展開しております。 また、当社の企業集団は、同種・同系列のパッケージをもっぱら製造・販売しておりますが、事業内容を区分すると次のとおりであります。 印刷紙器関連 当社が製造・販売するほか、連結子会社台湾古林股份有限公司および上海古林国際印務有限公司においても製造・販売しており、また、連結子会社複合工業株式会社および古林包装材料製造(上海)有限公司に製造を委託しております。 プラスチック包材関連 当社が製造・販売するほか、連結子会社ライニングコンテナー株式会社に製造を委託しております。 なお、連結子会社金剛運送株式会社には、当社製品等の運送の一部を委託しております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,861字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境および対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは「私たちは、包装を通じて社会に奉仕します。優秀な製品・確実な納品・適正な価格」の社是のもとで、お客様のニーズを汲み取り何処にも出来ないようなものを開発し、お約束したことは必ず守るという信念で事業活動に取り組んでおります。単に利益を求めるのみではなく、「包装を通じて社会に奉仕する」ことを愚直に追い求め、ESGを重視した経営を実践することで、さらなる企業価値の向上と持続的成長を目指す事業会社として今後も邁進してまいります。 (2)経営戦略等 当社グループは、社是を準拠するに当たり、経営理念を基本として、企業集団全体とする企業行動憲章、行動基準を定め、使命や考え方、行動を普遍的なものとして社内に浸透させております。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、事業計画を定め、会社として達成すべき目標を明確にするとともに、さらなる企業価値の向上を図っております。 (4)経営環境 当社グループは、当社および連結子会社6社で構成され、印刷紙器およびプラスチック包材の製造・販売を主な内容とした事業活動を展開しております。このうち、印刷紙器は当社グループの主力部門で、菓子、食品、石鹸洗剤、日用雑貨品等の消費財用カートンが含まれておりますが、その売上高は16,299百万円となりました。プラスチック包材には、複合成型容器およびフィルム包材が含まれておりますが、当連結会計年度の売上高は1,388百万円となりました。事業構成については、「第1 企業の概況 3 事業の内容」に記載しております。 雇用や所得環境の改善などを背景に、景気は緩やかな回復基調を示しました。一方で、原材料価格の高騰、人件費の上昇、物価上昇の継続による個人消費の下押し圧力など、先行きは不透明な状況で推移しております。中国では雇用環境が軟調で個人消費は伸び悩む中、外需は堅調に推移しましたが、その先行きは不透明感が増すなど、厳しい状況が続くものと思われます。 このような状況の中、当社グループでは、「包装を通じて社会に奉仕します」の社是に則り、「優秀な製品」「確実な納品」「適正な価格」でお客様に信頼していただける受注活動を進めております。当社グループ一体でお客様への供給責任を果たすべく、各部門で従来からの課題の解決に取り組むとともに部門相互で連携を強化しております。お客様とは個別契約による取引内容の共有を進め、設定した基準を満たす製品を生産し、確実に納品するよう徹底しております。これに加え、設計をはじめとした付加価値を生み出すサービスについてお客様に評価していただける活動を市場に先駆して進めております。また、当社グループでは、ESGを経営の根幹に据え、事業を通じて社会的課題の解決を図るよう努めております。単に利益を求めるのみではなく、「包装を通じて社会に奉仕する」ことを愚直に追い求め、ESGを重視した経営を実践することで、更なる企業価値の向上と持続的成長を目指しております。環境への取組みとしては、包装業界の先駆者として、省資源・易廃棄などのパッケージを開発・促進し、再生利用による循環型社会に貢献するSDGs実践企業を目指して、環境方針を制定し行動しております。エネルギーと素材をより無駄なく製品化することで環境負荷を低減すべく、故紙の削減に努めております。持続可能な調達を推進するお客様の要求に応えるべく、環境に配慮したパッケージの設計を提案するとともに、森林認証紙の使用に積極的に関わっております。従業員の健康管理や安全衛生については、日々情報を収集し、全社で共有しております。特に感染症に対しては、すべてのステークホルダーへの安全安心を最優先に、従業員とその家族へ感染対策の指導、職場の環境衛生対策、時差出勤など、現状に合わせて人への安全確保を第一とした各種感染症拡大防止策の励行を徹底しております。 今後の見通しにつきましては、雇用や所得環境の改善などを背景に景気は緩やかな回復基調にはあるものの、原材料価格の高騰、人件費の上昇、物価上昇の継続による個人消費の下押し圧力などにより先行き不透明な状況が続くものと予想されます。そうした状況の中、当社グループといたしましては、厳しい経営環境にあっても安定して利益が確保できるよう、これからも「包装を通じて社会に奉仕します」の社是に則り、「優秀な製品」「確実な納品」「適正な価格」でお客様から信頼される受注活動を続けてまいります。当社グループ一体でお客様との個別契約に対する供給責任を果たすべく体制の整備を行い、品質方針を見直して各社各部門での従来からの課題解決に取り組んでまいります。また、設計をはじめとしたパッケージの専門技術についてお客様に評価していただく活動も進めてまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題 当社グループでは、ESGを経営の根幹に据え、事業を通じて社会的課題の解決を図るよう努めてまいります。単に利益を求めるのみではなく、「包装を通じて社会に奉仕する」ことを愚直に追い求め、ESGを重視した経営を実践することで、更なる企業価値の向上と持続的成長を目指して、以下の課題に取り組んでまいります。 ① 受注活動 当社グループを取り巻く環境は、新型コロナウイルス感染症の蔓延以降、従来の形態から大きく変化を続けております。市場の動きをどのように認識し、受注につながる提案をするかが課題となっております。これを克服するため、今後伸ばしていくターゲット市場を明確化するとともに、行動計画をベースにした活動を目指してまいります。 受注活動では、営業部門は企画開発力および提案力を強化するべく組織を見直し、お客様のニーズと要求品質に関わる情報の入手と提案に注力いたします。設計技術部門は生産・品質の最適性を設計いたします。エンジニアリング部門は技術や科学の原則を活用してさまざまな問題を解決するための仕組みを提供いたします。営業・技術部門が協力してお客様の要求される品質を設計してまいります。原材料価格などが高騰している中、お客様とは個別契約で取引を明確にし、このモノづくりに係る対価と設計をはじめとしたパッケージの専門技術についてお客様に評価いただく活動を進めてまいります。 購買・生産部門は営業部門と技術部門が協力して設計したものを最適なプロセスに沿って、防虫対策を施した環境で個別契約の要求基準を満たした衛生的な製品を生産いたします。品質については品質保証部門がお客様との折衝を密にして要求品質を把握して行動に移し、顧客ニーズを余さず受け取ることで対応いたします。でき上がった製品は決められた納期、数量での確実な納品を徹底してお客様に評価いただけるよう進めてまいります。 ② 生産体制 製造スキルの向上については、エンジニアリング部門において、さまざまな分野から高いレベルの技術・知識を吸収して社内に移植いたします。生産能力の増強に向けて生産体制の刷新を伴う設備投資を継続的に進めてまいります。製造・販売・管理部門間のコミュニケーションを密にし、人員の配置、各設備の最大キャパシティで稼働できる体制に整備してまいります。 管理業務に関しては、生産情報をリアルタイムに把握し、ロスを見える化することで改善活動に素早く着手できる環境づくりを進めてまいります。 今後、生産量の増加と生産環境の改善を見据えて、エンジニアリング部門が主導して、工場・拠点の強化を進めていきます。工場・拠点を体系的に結合させ、スマートファクトリー化を構築してまいります。 ③ コーポレート・ガバナンス体制の強化 当社グループは、コンプライアンスの徹底を最重要課題と位置付けており、実効性のあるコーポレート・ガバナンス体制を構築してまいります。経営監視機能としては独立性の高い社外取締役2名と社外監査役2名(弁護士、公認会計士各1名)を独立役員として選任しております。弁護士資格を有した社内取締役を選任し、取締役会の透明性の向上および監督機能の強化を図っております。 ④ 人財(人材)の育成 事業の継続的発展には人財の確保と成長が課題であり、人財育成、多能工化、社内環境整備を進めております。「変化対応力」を備えた次世代経営幹部の育成に向けて各拠点に配置を行い、職務の執行に責任を持たせることで経営者マインドを育成してまいります。これにより、いかなる状況にも対応でき得る経営基盤を築いてまいります。 また、当社グループは従来から男性従業員の多い状況にありました。これを打開し、男女関係なく働ける職場づくりを推進し、女性従業員を増やす取組みを進めております。特に営業部門での女性従業員の比率の向上を目指し、30%超となっております。さらに管理者への育成に向けて内部教育と環境づくりを進めてまいります。 評価および登用については、年功序列型からジョブ型の報酬への移行、国籍・性別・年齢・入社形態を意識しない管理職への登用を含めた人事などを柔軟に取り入れたものに変革を進めてまいります。
事業等のリスク3,501字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)景気の動向 当社グループは、国内の物価の上昇や景気変動による個人を中心とした消費需要における市況の変化が受注活動に影響を及ぼすこととなり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、中国における連結子会社は、主に現地においてパッケージの製造販売を行っております。中国における景気動向や社会情勢などの影響で急激に市場環境や法規則に変化が生じた場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。当社グループといたしましては、幅広い業種の顧客と取引を行い、特定の顧客に偏らない事業活動を展開してまいります。 (2)受注価格競争 当社グループは、パッケージ専業メーカーとして多くの競合先と受注競争を行っており、一部市場では競争の激化により受注価格が変動しております。今後のさらなる競争の激化により当社グループの業績に影響を与える可能性があります。当社グループといたしましては、固有の技術ならびに開発力を駆使し、ニーズに即応した新製品および競合他社と差別化した高品質かつ高性能、低コストの製品をすばやく提供することに努め、利益の確保と価格変動に対応していく方針であります。さらに、お客様とは個別契約で取引を明確にし、モノづくりに係る対価に加え、設計をはじめとしたコトに係る付加価値についてお客様に評価いただけるよう市場に先駆して進めてまいります。 (3)原材料の調達 当社グループは、原材料を外部メーカーから調達しております。仕入先との取引関係に変化が発生したり、海外情勢や仕入先の経営状態悪化などによる原材料の供給制限や製造中止などが生じた場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。当社グループといたしましては、仕入先の選定を行い、安定的な原材料の確保と最適な調達価格の維持に努めております。 (4)原材料価格の変動 当社グループの原材料価格は、原油価格、需給関係や為替相場などに人件費や物流費の高騰も影響した市況により変動します。急激な市況の変化により原材料の購入価格が著しく上昇し、販売価格への転嫁が進まない場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。当社グループといたしましては、営業部門および購買部門の売買単価に対する交渉管理を推進しております。 (5)環境に関する法的規制 当社グループは、気候変動、大気・水・土壌の汚染、有機溶剤等の有害物質の利用、廃棄物処理およびリサイクル等を規制するさまざまな環境関連の法規制の適用を受けております。これらの法規制がより厳しくなったり、有害物資を除去する義務がさらに増加した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。当社グループといたしましては、環境関連法規制に則って、省エネルギーによるエネルギー由来のCO2排出量や原油使用量の削減、材料生産性の向上による材料使用の効率化、廃棄物の削減等環境に配慮した事業活動を行っております。特に非化石エネルギーへの転換について、2030年までに使用電力全体に占める非化石電力の比率を30%とする目標を設定し、2025年度は25.6%の達成となりました。 (6)安全衛生 当社グループは、印刷機や打抜機等の大型設備を保有しております。不慮の事故等が発生した場合、従業員への補償や生産活動の停滞などにより、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。当社グループといたしましては、従業員の安全を守るために作業手順を整備するとともに定期的な自主保全を実施し、労働保険料率の推移を参考に、安全管理体制の向上に努めております。 (7)大規模災害等の発生 当社グループは、大地震や気候変動に伴う自然災害、感染症の世界的流行(パンデミック)など予想を超える被害が発生することで生産活動の停止、資産および情報関連の滅失毀損、従業員の罹災・罹患はもとより、取引先の事業活動への影響および物流機能の麻痺により納品および仕入が遅延や停止した場合、当社グループの業績および財政状態に影響を与える可能性があります。当社グループといたしましては、製造設備等の主要設備には防火、耐震対策等を実施するとともに、製造拠点の分散化を図っております。また、点検・訓練の実施や連絡体制の整備の取組みに加え、従業員の健康状態に関する情報を日々収集し全社で共有することで、災害などによって製品の供給に混乱をきたすことのないよう努めております。感染症に対しては、継続してすべてのステークホルダーへの安全安心を最優先に、従業員とその家族への感染対策の指導、職場の環境衛生対策、時差出勤など、現状に合わせて人への安全確保を第一とした各種感染症拡大防止策の励行を徹底しております。情報関連については、クラウド化による外部委託を進めております。 (8)為替の変動 当社は、現在中国に2社、台湾に1社の連結子会社を有しております。当該連結子会社において獲得した現地通貨は、主として現地での決済に使用しており、実質的な為替リスクは軽減されております。ただし、当該連結子会社の資産、負債、収益および費用は決算日の直物為替相場で円換算するため、換算時の為替レートが予想を超えて大幅に変動した場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (9)固定資産の減損 当社グループは、事業目的に使用する設備や不動産などの固定資産を所有しております。今後、市況の変化や経営環境の変化等に伴って投資額の回収が見込めなくなり減損処理が必要となった場合、当社グループの業績および財政状態に影響を与える可能性があります。当社グループといたしましては、事業所別に収益管理を行い、必要に応じて対策を講じることにしております。 (10)繰延税金資産 当社グループは、将来減算一時差異等に対して、将来の課税所得に関する予測等に基づき回収可能性を検討した上で繰延税金資産を計上しております。しかし、将来の課税所得が予測と異なり回収可能性の見直しが必要となった場合、また、税率変更を含む税制の改正等があった場合には、繰延税金資産の修正が必要となり、当社グループの業績および財政状態に影響を与える可能性があります。 (11)資金調達 当社グループは、設備資金や運転資金を自己資金の他、主に金融機関からの借入により賄っております。金融情勢の変化によっては、当社の財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループといたしましては、資金については資金繰りを計画的かつ効率的に管理し、手許流動性の維持などにより流動性リスクを管理しております。今後とも自己資本の充実を図るとともに、引続き金融機関との良好な関係の構築に努めてまいります。 (12)情報セキュリティ 当社グループは、事業活動において情報システムを活用しております。システム障害、コンピューターウイルスによる感染や外部からの不正アクセス等によって、事業活動の一時中断、社内外の機密情報や個人情報の漏洩が発生した場合、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループといたしましては、バックアップ体制の整備を行うとともにファイアウォールの強化、監視ソフトの活用、従業員への教育訓練を進めてまいります。 (13)人財育成・確保 当社グループでの事業の継続的発展には、人財の確保と育成が不可欠であります。しかしながら、少子高齢化に伴う労働人口の減少が進む中で人財の確保・育成が計画通りに進まない場合、当社グループの事業、業績および財政状態に影響を与える可能性があります。当社グループといたしましては、人財の確保と育成のため、男女関係なく働ける職場づくりの推進、年間所定労働時間の賃金換算で3.0%短縮、有給休暇の取得促進等の働き方改革への取組みを進めております。さらに管理者への育成に向けて内部教育と環境づくりを進め、次世代経営幹部を各拠点に配置を行い、職務の執行に責任を持たせるようにしております。従業員の仕事に対するモチベーションを高めることで、生産性の向上、収益力の向上を目指しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,596字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態および経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善などを背景に、景気は緩やかな回復基調を示しました。一方で、原材料価格の高騰、人件費の上昇、物価上昇の継続による個人消費の下押し圧力など、先行きは不透明な状況で推移しております。中国では雇用環境が軟調で個人消費は伸び悩む中、外需は堅調に推移しましたが、その先行きは不透明感が増すなど、厳しい状況が続くものと思われます。 このような状況の中、当社グループでは、「包装を通じて社会に奉仕します」の社是に則り、「優秀な製品」「確実な納品」「適正な価格」でお客様に信頼していただける受注活動を進めております。当社グループ一体でお客様への供給責任を果たすべく、各部門で従来からの課題の解決に取り組むとともに部門相互で連携を強化しております。お客様とは個別契約による取引内容の共有を進め、設定した基準を満たす製品を生産し、確実に納品するよう徹底しております。これに加え、設計をはじめとした付加価値を生み出すサービスについてお客様に評価していただける活動を市場に先駆して進めております。 また、当社グループでは、ESGを経営の根幹に据え、事業を通じて社会的課題の解決を図るよう努めております。単に利益を求めるのみではなく、「包装を通じて社会に奉仕する」ことを愚直に追い求め、ESGを重視した経営を実践することで、更なる企業価値の向上と持続的成長を目指しております。環境への取組みとしては、包装業界の先駆者として、省資源・易廃棄などのパッケージを開発・促進し、再生利用による循環型社会に貢献するSDGs実践企業を目指して、環境方針を制定し行動しております。エネルギーと素材をより無駄なく製品化することで環境負荷を低減すべく、故紙の削減に努めております。持続可能な調達を推進するお客様の要求に応えるべく、環境に配慮したパッケージの設計を提案するとともに、森林認証紙の使用に積極的に関わっております。従業員の健康管理や安全衛生については、日々情報を収集し、全社で共有しております。特に感染症に対しては、すべてのステークホルダーへの安全安心を最優先に、従業員とその家族へ感染対策の指導、職場の環境衛生対策、時差出勤など、現状に合わせて人への安全確保を第一とした各種感染症拡大防止策の励行を徹底しております。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ282百万円減少し、20,370百万円となりました。 流動資産は前連結会計年度末に比べ575百万円減少し、8,778百万円となりました。これは、現金及び預金が307百万円減少、売掛金が238百万円減少したこと等によるものであります。 固定資産は前連結会計年度末に比べ293百万円増加し、11,593百万円となりました。これは、有形固定資産で483百万円減少、投資その他の資産で815百万円増加したこと等によるものであります。 負債につきましては、前連結会計年度末に比べ866百万円減少し、9,545百万円となりました。 流動負債は前連結会計年度末に比べ750百万円減少し、7,275百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金で504百万円減少、1年内返済予定の長期借入金を含む短期借入金が287百万円減少したこと等によるものであります。 固定負債は前連結会計年度末に比べ115百万円減少し、2,270百万円となりました。これは、長期借入金が240百万円減少、繰延税金負債が167百万円増加したこと等によるものであります。 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ584百万円増加し、10,825百万円となりました。これは、利益剰余金で255百万円増加、その他有価証券評価差額金で221百万円増加したこと等によるものであります。 b.経営成績 当連結会計年度の売上高は17,865百万円(前年同期比1.3%減)、営業利益は433百万円(前年同期比128.7%増)、経常利益は471百万円(前年同期比22.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は315百万円(前年同期比27.0%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 a.日本 当社および国内連結子会社においては、売上高は15,400百万円(前年同期比1.8%増)となりました。個人消費が弱含む中にあっても前連結会計年度中の設備投資に伴う生産体制の刷新が売上高の増加に寄与できたことやサービスや製造コストの上昇に伴う価格見直し交渉を進めたことが影響しております。損益面では、売上高の増加に加え前連結会計年度に計上した投資設備に係る一時費用負担がなくなったこともあり、セグメント利益は626百万円(前年同期比442.5%増)となりました。 b.中国 当社グループにおいては、セグメント間の売上高を含め売上高は3,413百万円(前年同期比17.0%減)となりました。米中摩擦の影響や個人消費の伸び悩みによる既存取引先の受注量の減少が大きく、中国国内向け等への新規受注の獲得を進めるも吸収し切れていないことが影響しております。損益面では固定費の圧縮を中心に採算の改善活動を継続するも売上高減少の影響が大きく、セグメント損失は36百万円(前年同期はセグメント利益233百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ307百万円減少し、当連結会計年度末は1,604百万円となりました。 各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動により獲得した資金は、1,059百万円(前年同期比169.7%増)となりました。これは、税金等調整前当期純利益458百万円、減価償却費695百万円、売上債権の減少による資金の増加275百万円、仕入債務の減少による資金の減少521百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動により使用した資金は、725百万円(前年同期比29.2%減)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出387百万円、関係会社出資金の払込による支出300百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動により使用した資金は、665百万円(前年同期は609百万円の獲得)となりました。これは、借入金の減少額527百万円、配当金の支払額56百万円等によるものであります。 ③ 生産、受注および販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日)   前年同期比(%) 日本 (千円)   13,639,509   4.7 中国 (千円)   3,233,618   △20.2 合計 (千円)   16,873,127   △1.2 (注)1 中国は台湾を含んでおります。 2 金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 日本   15,535,909   2.7   1,248,428   12.2 中国   2,435,384   △17.6   200,535   △12.9 合計   17,971,293   △0.6   1,448,964   7.9 (注)中国は台湾を含んでおります。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日)   前年同期比(%) 日本 (千円)   15,399,948   1.8 中国 (千円)   2,465,179   △17.1 合計 (千円)   17,865,127   △1.3 (注)1 中国は台湾を含んでおります。 2 セグメント間の取引については、相殺消去しております。 3 主な相手先別の販売実績および総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先    前連結会計年度 (自 2024年1月1日  至 2024年12月31日)    当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 花王株式会社   2,668,242   14.7   2,517,419   14.1 レンゴー・リバーウッド・パッケージング株式会社   2,068,827   11.4   2,115,815   11.8 味の素株式会社   1,665,052   9.2   1,968,164   11.0 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容 a.財政状態の分析 当連結会計年度の財政状態の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態および経営成績の状況 a.財政状態」に記載のとおりであります。 b.経営成績の分析 当連結会計年度の販売に関して、当社グループ一体でお客様への供給責任を果たすべく、各部門で従来からの課題の解決に取り組むとともに部門相互で連携を強化しております。お客様とは個別契約による取引内容の共有を進め、設定した基準を満たす製品を生産し、確実に納品するよう徹底しております。これに加え、設計をはじめとした付加価値を生み出すサービスについてお客様に評価していただける活動を市場に先駆して進めております。このような中、日本では、雇用や所得環境の改善などを背景に、景気は緩やかな回復基調を示しました。一方で、原材料価格の高騰、人件費の上昇、物価上昇の継続による個人消費の下押し圧力など、先行きは不透明な状況で推移しております。そうした中で、前連結会計年度中の設備投資に伴う生産体制の刷新による寄与やサービスや製造コストの上昇に伴う価格見直し交渉を進めたことで、売上高は増加いたしました。一方で中国では、雇用環境が軟調で個人消費は伸び悩むなか、外需は堅調に推移しましたが、その先行きは不透明感が増すなど、厳しい状況が続いております。その結果、売上高は17,865百万円(前年同期比1.3%減)となりました。このうち、日本の売上高は15,400百万円(前年同期比1.8%増)、中国の売上高はセグメント間の売上高を含め3,413百万円(前年同期比17.0%減)となりました。 当連結会計年度の売上原価、販売費及び一般管理費に関して、当社グループでは継続してESGを経営の根幹に据え、事業を通じて社会的課題の解決を図るよう努め、エネルギーと素材をより無駄なく製品化することで環境負荷を低減すべく、また故紙の削減にも努めることで、コスト削減を進めました。このような中、日本では売上高の増加に加え前連結会計年度に計上した投資設備に係る一時費用負担がなくなったことも影響しました。中国では固定費の圧縮を中心に採算の改善活動を継続するも売上高減少が大きく影響しました。その結果、売上原価は14,904百万円、販売費及び一般管理費は2,528百万円となり、営業利益は433百万円(前年同期比128.7%増)となりました。なお、EBITDAは1,199百万円(前年同期は1,055百万円)で前年同期比13.7%増となりました。 当連結会計年度の営業外収益は受取配当金等により185百万円、営業外費用は支払利息等により147百万円となり、経常利益は471百万円(前年同期比22.1%増)となりました。 当連結会計年度の特別損失は当社本社の移転に伴う減損損失により13百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は315百万円(前年同期比27.0%増)となりました。 c.セグメントごとの財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容 セグメントごとの財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態および経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容ならびに資本の財源および資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概況 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源および資金の流動性につきまして、運転資金需要のうち主なものは生産費用を含む営業費用であります。投資を目的とした資金需要のうち主なものは設備投資によるものであります。当社グループは事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針とし、運転資金および設備資金は自己資本および金融機関からの借入を基本としております。不測の資金需要に備えるため、手元流動性を厚くして経営の安全性を高めております。なお、当連結会計年度末における借入金およびリース債務を含む有利子負債の残高は3,114百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は1,604百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債および収益・費用の報告金額および開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者はこれらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 ④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当連結会計年度の達成・進捗状況は以下のとおりとなります。 売上高は計画比435百万円減(2.4%減)となりました。これは主に、中国での米中摩擦の影響や個人消費の伸び悩みによる既存取引先の受注量の減少が影響したことによるものであります。経常利益は計画比21百万円増(4.6%増)となりました。これは主に、中国の売上高未達により利益が目減りする中、日本での生産体制の刷新や価格見直しに伴う売上高の増加による利益増が影響したことによるものであります。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、計画比35百万円増(12.6%増)となりました。 指標   2025年度(計画)   2025年度(実績)   2025年度(計画比) 売上高   18,300百万円   17,865百万円   435百万円減(  2.4%減) 経常利益   450百万円   471百万円   21百万円増(  4.6%増) 親会社株主に帰属する 当期純利益   280百万円   315百万円   35百万円増( 12.6%増)

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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