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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

笹徳印刷

3958 · Standard · パルプ・紙

印刷業界の中堅。紙器・軟包装パッケージと販促物・広告などのプリントメディアを、企画から発送まで一貫生産するワンストップ体制を持つ。

概要

笹徳印刷は、愛知県豊明市に本社を置く総合印刷企業である。1950年に合資会社から法人化し、紙器・軟包装などのパッケージング分野と、販促物・広告などのコミュニケーション分野を二本柱とする。2025年6月期の連結売上高は125億55百万円、従業員403名。国内に5工場、海外に1工場を擁し、発想から発送までのワンストップソリューションを標榜する。グループは当社及び株式会社サンライト、PT.SASATOKU INDONESIA、世徳印刷科技(無錫)有限公司の4社で構成される。

パッケージングとコミュニケーションの二本柱

当社グループの事業はパッケージング分野とコミュニケーション分野に大別される。2025年6月期の売上高は、パッケージング分野が88億96百万円(前期比4.2%増)、コミュニケーション分野が36億58百万円(同17.2%減)となり、パッケージング分野が全体の約70.8%を占める。パッケージング分野では菓子・食品向け紙器・軟包装が主力であり、フルフィルメントサービスも含む。コミュニケーション分野ではカタログや販促物の紙媒体がデジタルシフトの影響で低調だが、Webサイト制作や動画コンテンツなどデジタルメディア領域の強化を進めている。受注実績ではパッケージング分野が89億28百万円(前期比3.9%増)と堅調、コミュニケーション分野は37億25百万円(同14.0%減)であった。生産金額はパッケージング66億13百万円、コミュニケーション30億22百万円。全社の営業利益は1億85百万円(前期比51.0%減)、親会社株主帰属当期純利益は2億46百万円(同38.0%減)となった。収益性の低下に対し、製品価格の適正化や内製化推進で対応している。

6工場一環生産体制が支える供給力

生産拠点は国内5工場(本社パッケージ工場、商印工場、紙器グラビア工場、関東工場、軟包装グラビア工場)と中国無錫の世徳印刷科技(無錫)有限公司の計6工場。各工場は完成品までの一貫生産体制を整え、他工場をまたぐ生産は行わない。国内工場は伊勢湾岸自動車道や関越自動車道など高速道路ICから5分以内に立地し、物流効率を高める。関東工場は埼玉県本庄市(関越自動車道本庄児玉IC)、軟包装グラビア工場は愛知県一宮市(東海北陸自動車道一宮西IC)に位置する。この「一環生産体制」により、環境対策やBCP対応を含む顧客ニーズに応える。2025年6月期には生産性向上と内製化促進を継続し、機械稼働率の向上を図った。また、IoT技術を活用した製造ラインの可視化を進め、価格競争力の強化と持続可能な生産体制の構築を目指している。

グループ4社の役割分担

当社グループは笹徳印刷(当社)、株式会社サンライト、PT.SASATOKU INDONESIA、世徳印刷科技(無錫)有限公司の4社で構成される。当社は国内におけるパッケージ(紙器・軟包装)及び商業印刷(プリントメディア)の製造販売を担う。株式会社サンライト(大阪市北区)はセールスプロモーションの企画・制作及びマーケティング企画を行う。世徳印刷科技(無錫)は中国国内での紙器パッケージの製造販売、PT.SASATOKU INDONESIAはインドネシアでのパッケージ販売を担当する。2018年には中京紙業(マルワ製本)や三共製版(テクノスクリーン)、グラビア印刷株式会社を吸収合併し、グループ機能を当社に集約した。これにより、生産・営業の一元管理が進み、ワンストップソリューションの基盤が強化された。海外子会社2社は東南アジア市場での販売拡大を図っている。

財務の推移と収益性の課題

過去7期の連結売上高は119億円から130億円の範囲で推移している。2019年6月期124億円、2020年121億円、2021年119億円で底を打ち、2022年124億円、2023年130億円、2024年130億円と回復したが、2025年6月期は126億円(前期比3.1%減)となった。純利益は2023年6月期の11億円をピークに、2024年6月期6億円、2025年6月期2億46百万円と減少。営業利益も2025年6月期は1億85百万円(前期比51.0%減)である。要因として、エネルギー・人件費の高騰、コミュニケーション分野の低迷、自動車業界の販促需要減が挙げられる。一方、財政状態は総資産140億8百万円、純資産91億48百万円と自己資本比率は約65%と安定。キャッシュ・フローは営業活動で56百万円の獲得、投資活動で6億83百万円の使用、財務活動で4億85百万円の使用により、現金同等物は6億10百万円(前期比11億32百万円減)となった。

業界の中での役割は包装資材・商業印刷の受託製造サービスにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
122億円
営業利益
1億円
営業利益率
0.8%
純利益
2億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01パッケージング主力

食品・日用品・医薬品などのメーカー向けに、紙器・軟包装パッケージの企画設計から印刷・加工、納品まで一貫生産。さらに包装・キッティング・発送などのフルフィルメントサービスを提供。国内4工場と中国・インドネシアの海外工場で対応する。

主な製品・サービス4
紙器パッケージ
化粧品・食品などに使われる箱状のパッケージ。企画設計から印刷・加工まで一貫生産。
軟包装パッケージ
食品などに使われるフィルム状の包装材。グラビア印刷などで多様なデザインに対応。
店頭什器・販促物
店頭で商品を陳列・訴求する什器や販促用資材。
段ボール輸送包装箱
商品の輸送に使う段ボール製の包装箱。

02コミュニケーション準主力

企業の販促活動や情報伝達を支援する。折込広告・パンフレット・ポスター・カレンダーなどのプリントメディアの企画・印刷・加工に加え、Webサイト構築・動画制作・イベント企画運営などのクロスメディア関連サービスも提供する。

主な製品・サービス4
プリントメディア
折込広告、パンフレット、ポスター、カレンダー、マニュアル、CSRレポート等の商業印刷物。
Webサイト企画・構築・運用
企業のWebサイトの企画から制作・運用までを支援。
動画コンテンツ
展示会やイベントで使用する動画やサインなどのコンテンツ制作。
イベント企画・運営
展示会やプロモーションイベントの企画・運営。

製品と技術

紙器と軟包装に強みを持つパッケージング事業

パッケージング分野は当社の主力で、売上高の約7割を占める。主な品目は菓子・食品向けの紙器(折箱、化粧箱)と軟包装(フィルム包装)である。紙器では高精度な抜型加工や構造設計技術を持ち、店頭什器や輸送用段ボールも手掛ける。軟包装ではグラビア印刷を主体とし、バリア性や意匠性に優れた包装資材を提供する。生産は工場ごとに分担され、本社パッケージ工場と関東工場が紙器、軟包装グラビア工場と紙器グラビア工場が軟包装を担当する。各工場で一貫生産を実現し、品質と納期を厳格に管理する。環境負荷低減のためサステナブルなパッケージ開発にも取り組む。

コミュニケーション分野:商業印刷からデジタルへ

コミュニケーション分野は折込広告、パンフレット、ポスター、カレンダー、マニュアル、CSRレポート、統合報告書などの商業印刷物を扱う。しかし、情報媒体のデジタル化によりカタログ類が低調に推移し、自動車業界の販促物も低迷している。これに対し当社は、Webサイト企画・構築・運用、展示会用動画コンテンツ、ロゴ・キャラクターCG製作、コンテンツマネジメントサービスなどクロスメディア領域を拡大している。2025年6月期の分野売上は36億58百万円(前期比17.2%減)だが、デジタル領域の強化で収益基盤の多様化を図る。商印工場では商業印刷を、関東工場でも一部のプリントメディアを生産する。

発想から発送までを担うフルフィルメントサービス

フルフィルメントサービスは、商品の保管、受注処理、梱包、発送、在庫管理までを一括受託する物流業務サービスである。パッケージと物流を一体化することで、顧客の業務効率化とコスト削減に貢献する。関東地区と中部地区で需要が堅調に推移しており、パッケージング分野の成長を牽引している。具体的には、菓子・食品の包装資材に加え、キッティング作業(セット組み)やイベントの企画運営も手掛ける。このサービスは「発想から発送までのワンストップソリューション」という企業理念の中核であり、パッケージング分野内で重要な位置を占める。当社は3工場でフルフィルメントサービスに対応し、顧客の多様なニーズに応えている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

パルプ・紙のなかでの位置

印刷業界で中堅、販売減少で厳しいポジション

同社は商業印刷や包装資材を手掛ける中堅印刷会社で、王子ホールディングスや日本製紙などの大手製紙・印刷グループに比べ規模が小さく、価格競争力で劣る。特種東海製紙も同様に紙製品で強みを持つが、同社は印刷加工に特化。売上高は3期連続減収で、営業利益率も3%から0.8%へ急低下しており、需要減少とコスト上昇の影響を強く受けている。業界全体がデジタル化で縮小する中、同社は差別化施策や新分野開拓が急務だが、現状は既存事業の効率化が中心。財務基盤は比較的安定しているが、成長投資が限定的。

強み

  • 地域顧客との取引歴が長く、印刷需要の基礎がある。
  • 包装資材で一定の技術を持ち、需要の一部を確保。
  • 売上減少でも黒字維持、借入依存度が低い。
  • 多品種小ロットの印刷に対応し、顧客ニーズに柔軟。

課題

  • 紙媒体の需要減が続き、売上高が3期連続減少。
  • 営業利益率が0.8%まで低下、価格転嫁が不十分。
  • 大手の設備投資に対抗できず、競争で劣勢。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

パルプ・紙の時価総額近傍。太字が笹徳印刷

時価総額で並べると、掲載7社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13948光ビジネスフォーム69億円17.4倍
23944古林紙工58億円12.5倍
33896阿波製紙41億円5.4倍
43895ハビックス39億円6.8倍
53945スーパーバッグ37億円4.0倍
63958笹徳印刷34億円15.5倍
73953大村紙業28億円7.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 1件

明和印刷吸収で総合印刷業に参入した1950年

1950年7月、合資会社笹徳紙器製作所から笹徳紙器印刷株式会社へ法人組織を改め、同時に名古屋明和印刷株式会社の全施設を吸収合併した。これにより名古屋市港区に港工場を新設し、紙器印刷から総合印刷業へと事業領域を拡大した。また、本社商印加工グループの前身となる中京紙業株式会社(後のマルワ製本株式会社)を設立。この合併と新工場建設は、戦後復興期における印刷需要の高まりに対応する布石となった。法人化と同時に吸収合併を行ったことは、経営資源の迅速な拡充を意図したものと考えられる。

伊勢湾台風被害と本社・工場の豊明移転

港工場は伊勢湾台風による水害で被災した。この自然災害を契機に、笹徳紙器印刷株式会社は本社・工場を愛知県豊明市に移転。豊明市栄町大脇の現本社所在地に新たな生産拠点を建設した。この移転により、将来的な拡張用地を確保するとともに、伊勢湾岸自動車道に近い好立地を手に入れた。台風被害は経営の危機であったが、結果的に現在の事業基盤を形作る契機となった。移転後、豊明の地で設備を一新し、総合印刷企業としての再出発を図った。

社名変更と東京・大阪営業所の同時開設

被災からの復興を経て、社名を笹徳紙器印刷株式会社から笹徳印刷工業株式会社に変更した。同時に東京営業所と大阪営業所を開設し、販路を全国へ拡大した。これにより中部地区に加えて関東・関西の主要市場への直接営業が可能となり、大手取引先との関係構築を進めた。社名から「紙器」を外したことは、紙器印刷に限定されない印刷全般への事業拡大の意志を示すものであった。営業所の同時開設は、全国展開を視野に入れた積極的な戦略であった。

グループ会社の設立と多角化(1968~1970年)

1968年に中京紙業株式会社がマルワ製本株式会社に商号変更。名古屋地区の製版工場として三共製版株式会社(後の株式会社テクノスクリーン)を設立した。大阪市北区堂島には笹徳ピーエスピー株式会社(現株式会社サンライト)を設立し、セールスプロモーション分野へ進出。1970年にはグラビア印刷株式会社を設立し、包装紙印刷を強化した。これらの子会社設立により、紙器印刷にとどまらない多角的な事業構造を構築した。中京紙業・三共製版・グラビア印刷は2018年に当社に吸収合併され、グループの一体化が進んだ。

関東進出とワールド印刷工業の設立

東京都板橋区前野町に新鋭機械を備えたワールド印刷工業株式会社を設立した。これは現在の関東工場の前身である。関東地区での生産拠点を確保したことで、首都圏の顧客への納入リードタイム短縮と高品質な商業印刷の提供が可能となった。同時に、製版事業効率化のため株式会社本州プロセスセンターを東京都中央区銀座に設立。これによりグループ全体の製版能力を向上させ、関東エリアにおけるプレゼンスを高めた。

2018年の子会社吸収合併によるグループ再編

2018年、当社は中京紙業(マルワ製本)、三共製版(テクノスクリーン)、グラビア印刷株式会社の3社を吸収合併した。これによりグループ会社の整理統合が進み、経営資源の集中と効率化が図られた。合併後は当社、株式会社サンライト、PT.SASATOKU INDONESIA、世徳印刷科技(無錫)有限公司の4社体制となり、生産機能と営業機能が当社に集約された。この再編により、発想から発送までのワンストップソリューションを提供する体制が強化された。

年表1件を開く

1950年代

  • 1950年7月創業社名を合資会社笹徳紙器製作所から笹徳紙器印刷株式会社(現笹徳印刷株式会社)として法人組織を設立。名古屋明和印刷株式会社の全施設を吸収合併し、名古屋市港区に港工場を新設し総合印刷業へ展開。本社商印加工グループの前身である中京紙業株式会社(1968年にマルワ製本株式会社に商号変更)を設立。(2018年当社に吸収合併。)伊勢湾台風による水害のため港工場が被災。笹徳紙器印刷株式会社の本社・工場を愛知県豊明市に建設し移転。社名を笹徳紙器印刷株式会社から笹徳印刷工業株式会社に変更。東京営業所、大阪営業所を同時に開設。名古屋地区の製版工場として、三共製版株式会社(株式会社テクノスクリーンに商号変更)を設立。(2018年当社に吸収合併。)大阪市北区堂島に笹徳ピーエスピー株式会社(現株式会社サンライト)を設立。愛知県豊明市栄町寺前に包装紙の印刷を主体としたグラビア印刷株式会社(1970年商号変更)を設立。(2018年当社に吸収合併。)東京都板橋区前野町に新規新鋭機械を備えたワールド印刷工業株式会社(現関東工場)を設立。製版事業効率化のため、東京都中央区銀座に株式会社本州プロセスセンターを設立。笹徳ピーエ

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    販売戦略:パッケージとデジタルで付加価値創出

    パッケージ分野では環境配慮型製品の開発、フルフィルメントサービスの拡大によりワンストップソリューションを提供。コミュニケーション分野ではデジタルコンテンツ制作の需要に対応し、印刷技術とデジタルデータ加工のノウハウを活かした高付加価値ソリューションで収益機会を拡大する。

  2. 02

    生産体制の構造改革:能力増強と効率化

    パッケージ需要増に対応するため、生産能力増強と安定供給体制を整備。需要に応じた最適人員配置、機械稼働率向上、内製化促進に加え、IoT技術で製造ラインを可視化し、価格競争力と持続可能な生産体制を構築する。

  3. 03

    サステナビリティ・人的資本経営の推進

    新技術への挑戦や自律的努力を支援し、多様性を尊重する企業文化を醸成。人事評価制度の高度化とタレントマネジメント強化により、従業員の能力を最大限活用し、持続的成長と組織力強化を図る。

  4. 04

    AI・DXの推進:労働生産性向上

    生成AIなど先端技術を活用し、業務・製造プロセスのデジタル化を推進。社員のICTリテラシー向上教育を強化し、労働生産性を高めるとともに、新たな企業価値創造につなげる。

  5. 05

    情報セキュリティの強化

    サイバー攻撃などによる事業停止や情報漏洩リスクに対応するため、インシデント対応体制の整備、訓練の定期実施、社員の情報リテラシー向上など、セキュリティ対策を継続的に強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 3期分

グループ全体で403人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は525万円で、2期前と比べて+3.5%平均年齢は43.9歳、平均勤続年数は22.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2023年6月50743.321.7433
2024年6月50943.521.941896
2025年6月52543.922.240350

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年6月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)63.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 3 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社・本社パッケージ工場 — 愛知県豊明市1,992百万円
関東工場 — 埼玉県本庄市676百万円
本社・本社工場 — 中国江蘇省581百万円
紙器グラビア工場 — 愛知県豊明市275百万円
商印工場 — 愛知県豊明市250百万円
軟包装グラビア工場 — 愛知県一宮市236百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社サンライト
    愛知県豊明市
    議決権100.0%
  • 国内
    世徳印刷科技(無錫)有限公司(注)1
    中華人民共和国無錫市
    議決権100.0%
  • 海外
    PT.SASATOKU INDONESIA (注)1
    インドネシアジャカルタ特別州
    議決権100.0%
  • 国内
    王子マテリア株式会社(注)3・(注)4
    議決権17.8%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は122億円営業利益1億円前期と比べると減収減益で、売上が-3.2%、利益が-50.0%。

売上高
-3.2%
122億円
営業利益
-50.0%
1億円
純利益
+0.0%
2億円
営業利益率
0.8%
前期比 -0.8%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高130億円122億円
営業利益1億円1億円
純利益3億円2億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

8期分

直近は2026年4Qで、売上は60億円、営業利益は0億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は−3.2%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q2900.00
2024年2Q3725.41
2024年3Q3425.93
2024年4Q3000.00
2025年2Q6411.62
2025年4Q6211.60
2026年2Q6211.62
2026年4Q6000.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 8期分

2019年6月期からの8期で、売上は124億円から122億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は0.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2019年6月12423
2020年6月12132
2021年6月11943
2022年6月12476
2023年6月130611
2024年6月130453.14
2025年6月126241.62
2026年6月122130.82

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高122億円のうち、営業利益として残るのは1億円0.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の1.6%にあたる。営業利益率は業種中央値3.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金99.2%121億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.8%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比2.6pt
0.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.5pt
1.6%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 5期分

2025年6月期は営業CFが1億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは−6億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は6億円で、売上の0.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2021年6月41−6510
2022年6月124−111615
2023年6月11−2−5919
2024年6月2−4−1−217
2025年6月1−7−5−66

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 7期分

2025年6月期の総資産は140億円。このうち返さなくてよい自己資本が91億円で、自己資本比率は65.3%(業種中央値55.2%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2019年6月131537840.8
2020年6月132557741.9
2021年6月136647247.2
2022年6月135706551.4
2023年6月148826655.4
2024年6月154955961.4
2025年6月140914965.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
10億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
70億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
4億円
在庫として抱えている分
負債合計
49億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

パルプ・紙 24社との比較

同じパルプ・紙の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り24社中11位あたり、逆に低いのは営業利益率24社中22位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 5.1%
P25 3.8%P75 7.3%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.8%/中央値 3.5%
P25 2.4%P75 5.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 55.2%
P25 43.3%P75 71.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-3.2%/中央値 0.8%
P25 -1.5%P75 1.8%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.7%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥547で、1年前と比べて+3.2%過去52週の値幅のなかでは32%の位置にある。

¥547-0.7%1ヶ月-0.4%1年+3.2%時価総額34億円
過去52週の値幅
安値¥525高値¥594

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.5倍
PER (会社予想)10.6倍
PBR0.31倍
配当利回り3.66%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は550円で前日比-0.18%と小動き。25日移動平均線(549.6円)をわずかに上回る水準。52週高値(594円)からは約7.4%下、52週安値(525円)からは約4.8%上に位置。出来高は7月9日に0株と薄商いの日があったが、8月14日は7400株とやや増加。週足では550円を挟んで横ばいが続き、方向感に乏しい。25日線と75日線(546.77円)が接近しており、短期的なトレンドは中立とみられる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 90/100)

PER12.79倍と予想PER10.7倍は業界平均14.53倍を下回り、PBR0.31倍は平均0.69倍の半分以下。配当利回り3.64%は平均3.08%を上回り、株主還元は良好。ただしROE2.6%は非常に低く、売上高・利益とも減少傾向で2026/6期の営業利益は1億円まで縮小しており、業績悪化に伴う割安感の持続性に疑問が残る。低収益性がバリュエーション評価を制約する。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.5倍13.4倍
PER (予想)10.6倍
PBR0.31倍0.67倍
ROE2.6%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

印刷業界の需要縮小が続く中、収益性悪化が懸念される。強気派は、PBRの低さや配当利回りの高さから割安感を指摘し、事業再編や新分野への進出を評価。弱気派は、売上と利益の減少トレンドが続き、構造的な需要減に対応できるか疑問視。両者の対立は、事業転換の成功可能性にある。

プラスに働く材料7
  • PBRの著しい低さ

    PBR0.31倍で純資産対比で大幅に割安であり、株価下支え要因

  • 高い配当利回り

    配当利回り3.64%で、インカムゲインを求める投資家に魅力

  • 新分野への進出期待

    印刷技術を活かした新規事業展開の可能性があり、収益改善の余地

  • PBR0.31倍の解散価値割れで資本政策変更の思惑次回株主総会影響

    株価550円に対し1株純資産は約1,766円。PBR0.31倍と資産価値の3分の1で、株主還元や自社株買いの議論が出やすい

  • 配当利回り3.64%が相対的な高利回りで下支え通年影響

    34億円の小型株ながら配当利回り3.64%を確保。業績低迷下でも配当維持が続けばインカム需要が株価を支える

  • 予想PER10.7倍と現行12.79倍を下回る割安感決算発表後影響

    現行PER12.79倍に対し2026/6期予想PERは10.7倍。業績が底入れすればバリュエーション修正が期待できる

  • 株価が1年で4.11%上昇と底堅さ継続影響

    業績減益の中でも株価は1年前比4.11%高。需給が安定しており、悪材料の織り込みが進んだ

マイナスに働く材料7
  • 需要構造の減少

    紙媒体の需要は減少傾向で、市場規模の縮小が続くと予想される

  • 売上・利益の減少

    売上高が約130億円から5%減、営業利益率も3%から1%台に低下

  • コスト競争の激化

    業界全体の価格競争で利益率が圧迫され、改善の見込みが薄い

  • 営業利益が3期連続減益、4→2→1億円通年影響

    営業利益は2024/6期4億円→2025/6期2億円→2026/6期1億円と減少。時価総額34億円に比べ影響が大きい

  • 営業利益率0.82%まで低下、固定費負担が重い2026年下期影響

    2026/6期の営業利益率は0.82%。売上高122億円に対し営業利益1億円と固定費削減が急務

  • 売上高が3期連続減収、年4億円ペースで縮小通年影響

    売上高は130→126→122億円と毎期4億円前後減少。需要減少が続くと増収は期待しにくい

  • 外国人保有1.43%と流動性の低さで売り圧力不定影響

    時価総額34億円、外国人保有比率1.43%と流動性が極めて低い。まとまった売りで株価が下落しやすい

次の決算で確かめる点
印刷売上高
既存事業の縮小傾向を把握し、需要減の影響を測るため
営業利益率
コスト管理の効率性や収益性の悪化度合を確認するため
新規事業売上比率
事業転換の進捗状況を評価し、将来の成長可能性を見るため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20いまの株価に対する利回りは3.66%。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
3.66%
いまの株価に対して
配当性向
16.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ1,762人。区分でいちばん多いのは個人・その他58.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.6%を占め、残る62.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他53.659.858.3
事業法人46.435.037.6
自己株式19.26.99.2
証券会社3.62.7
外国法人1.41.4
外国人個人0.20.1
金融機関0.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01王子マテリア株式会社16.17
02すぐるラボ株式会社10.02
03笹徳印刷グループ従業員持株会5.35
04国際紙パルプ商事株式会社3.95
05杉山卓繁3.02
06平松裕将3.00
07株式会社GOLDEN BIRD2.91
08杉山昌樹2.90
09有限会社聡明2.54
10杉山翔太1.82

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 8期分

1株利益は8期で−38%、1株純資産は7期で+48%。直近期のROEは2.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2019年6月571,1035.17.9
2020年6月401,1093.512.2
2021年6月551,2864.510.3
2022年6月1101,3928.25.8
2023年6月2281,64215.06.3
2024年6月711,6434.58.331.6
2025年6月431,6302.612.416.1
2026年6月35

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/6期の役員報酬は総額109百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
杉山卓繁取締役会長76193,500
杉山昌樹代表取締役社長 社長執行役員 全社統括66185,926
加藤功取締役 常務執行役員 販売・企画・制作部門統括6210,435
今尾義忠取締役 執行役員 生産・製造統括 海外事業本部長619,689
天野利通取締役 執行役員 管理部門統括 管理本部長643,989
友添雅直取締役72
山田雄一郎取締役44
箭原良彦取締役 常勤監査等委員6721,978
柴田和範取締役 監査等委員7010,339
村瀬桃子取締役 監査等委員60

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)107716848
その他役員4130133
社外取締役2774
取締役(社内)2553

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,902字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、『Good Communication, Good Partner』という企業スローガンの下、コミュニケーションというフィールドでお客様が抱えるソリューション解決に取り組んでおります。お客様からの信頼を第一に考え、お客様と共に生活者を見据えたマーケットインの思想と、『発想から発送までのワンストップソリューション』を基盤に、新たな価値創造に取り組んでおります。 企業集団の構成としては、当社及び子会社の株式会社サンライト、PT.SASATOKU INDONESIA、世徳印刷科技(無錫)有限公司の4社で構成しております。その役割としましては、当社は国内におけるパッケージ、販促物、広告、パンフレット等の製造・販売事業、株式会社サンライトはセールスプロモーションに関わる企画・制作及びマーケティングの企画事業、世徳印刷科技(無錫)有限公司は中国国内におけるパッケージの製造・販売事業、PT.SASATOKU INDONESIAはインドネシアにおけるパッケージの販売事業を行っております。 当社グループの生産拠点は、国内にはパッケージ工場(紙器・軟包装)として4工場、商業印刷工場(プリントメディア)として1工場、海外にはパッケージ工場(紙器)として1工場の計6工場を整備しております。特に長年・多岐にわたる顧客との取引の中で鍛え上げられた生産体制と製造技術により、製造工程が異なる紙器・軟包装・プリントメディアなどの製品を、各工場においてジャストインタイム、高品質、低コストの生産を実現しております。各工場はそれぞれが完成品までの生産体制を整えており、各工場をまたぐ生産はありません。当社では、環境対策、BCP対応など、顧客のあらゆるニーズに対応するための生産体制を「一環生産体制」と称し、さらなる強化に努めております。(図1) 図1:当社の6工場一環体制 国内の製造拠点は、全国に繋がる高速道路網により、関西、中部、関東から東北までの広範囲なエリアをカバーしております。本社パッケージ工場、商印工場、紙器グラビア工場は伊勢湾岸自動車道の豊明インターチェンジに、関東工場は関越自動車道の本庄児玉インターチェンジに、軟包装グラビア工場は東海北陸自動車道の一宮西インターチェンジに、いずれも車で5分以内の好立地に製造拠点があり、物流面においても安全・快適で効率的な物流の実現に貢献するとともに、一環生産の製造拠点として優位性を持っております。(図2) 図2:国内の製造拠点 当社の事業内容は、パッケージング分野、コミュニケーション分野で構成されており、パッケージング分野につきましては、紙器及び軟包装など包装資材パッケージの企画設計、印刷、加工までを一貫生産し、顧客にタイムリーに供給しております。さらに商品の包装、キッティング作業から発送までを受託するフルフィルメントサービスで構成されております。コミュニケーション分野につきましては、販売促進関連、テクニカルドキュメンテーション、教育・出版関連の企画、印刷、加工及び広報・IRなどクロスメディアに関連する付帯サービス業務(フルフィルメントサービス)、さらにはイベントの企画・運営とソフト開発・デジタルアセットマネジメントサービスなどで構成されております。 当社グループは、印刷事業の単一セグメントであります。事業の種類別セグメント情報の開示は行っておりませんが、商品分野別の区分は下記のとおりとなっております。(2025年6月30日現在) 種類   主要品目及び商品分野の特徴 パッケージング分野   商品を包む・守る・魅せる   紙器・軟包装等のパッケージ、店頭什器・販促物、段ボール等の輸送包装箱、各種パッケージの企画開発、構造設計、パッケージングに関わるフルフィルメントサービス等が主要品目です。 コミュニケーション分野   情報を表現する・伝える・届ける   折込広告、パンフレット、ポスター、カレンダー、マニュアル、CSRレポート、統合報告書、各種コーポレートツール等のプリントメディア及びプリントメディアに関わるフルフィルメントサービス等が主要品目です。 顧客に伝える・繋がる・拡散する   Webサイト企画の構築・製作・運用、展示会やイベントで使用する動画コンテンツやサイン、その他ロゴ、キャラクターCG製作、コンテンツマネジメントサービス等が主要品目です。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注)→は、製品、商品及びサービスの流れになります。
経営方針・対処すべき課題3,120字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、お客さまの心からの満足、感動と信頼を第一に考え、お客さまと共に成長する企業であり続けるために「お客様の信頼第一」を基本理念の一番に掲げております。お客様と共に成長するためには、私たち一人ひとりが新分野・新技術へのチャレンジをするとともに、成長への自律的な努力に対し惜しみない協力と援助を行うことにより、人を活かし、人を大切にできる心豊かな企業であり続けるために「価値ある人財へ」を二番目に掲げております。さらには、私たちが決めた仕事の手順などのルールや、国内外の法とコンプライアンスを順守し、環境調和を常に考え、堅実・誠実・公正な活動の実践で全てのステークホルダーに貢献できる企業であり続けるために「きっちり 『ルール』、しっかり 『マナー』」を三番目に掲げ、常にお客様からの心からの「ありがとう」を目指しております。 当社グループは、時代に即したコミュニケーションでお客さまとマーケットをつなぎ、満足され、感動される品質で信頼を築く良きパートナーであり続けるために、「Good Communication, Good Partner」を企業スローガンとしております。(図3) 図3:基本理念、明日への宣言、ものづくり標語、企業スローガン ■中期経営方針 当社グループは、上記の基本理念及び企業スローガンのもと、将来のあるべき姿として、2024年6月期から『2026中期ビジョン 「コミュニケーション」と「包む」技術で、お客様と新しい感動を創り、未来へつなげる。』を掲げ、お客さまに寄り添って「新しい感動」を創ることで、お客様の利益や幸せ、豊かさにつなげ、そして、私たちの未来にもつなげる事業を目指しております。(図4) その実現に向けて、市場環境の変化を見据えた事業戦略及び生産体制の合理化を推進する経営基盤を構築し、持続的な成長と企業価値向上を確かなものとするため、中期経営計画(2024年6月期から2026年6月期までの3ヵ年計画)の実現に向けて、全社視点での重点施策及び、各事業における施策を着実に実行することで計画達成に邁進しております。(図5) 図4:2026中期ビジョン 図5:2026中期ビジョン 成長ストーリー (2)目標とする経営指標 当社グループは、お客様の良きパートナーとして共に発展していくことにより、収益性を確保し、当社グループ全体の売上高営業利益率を高めることを目標とし、企業価値の増大に努めてまいります。 (3) 経営環境及び対処すべき課題 今後の見通しにつきましては、国内経済は、物価上昇の継続、人件費及び物流費の高騰、加えて人手不足の深刻化などが、事業活動に影響を及ぼす可能性があると認識しております。世界経済においても、米国の金融政策の動向や中国経済の減速懸念、さらには国際的な紛争の長期化に伴う地政学的リスクの高まりなどにより、先行き不透明な状況が継続すると見込まれます。 当社グループにおきましては、国内印刷市場における旺盛なパッケージ需要を取り込むべく、生産性の向上や設備投資による生産能力の増強を推進するとともに、生成AIをはじめとする先端技術の実用化に積極的に取り組んでまいります。さらには、デジタルデータ加工技術を生かしたデジタルメディア領域の競争力強化に向けた事業構造改革を、スピード感をもって推進してまいります。 また、海外事業におきましては、中国及びインドネシアにおける販売拡大に注力するとともに、その他の東南アジア諸国への新規展開に向けた市場調査・分析を進め、将来的な事業拡大の基盤構築を図ってまいります。 このような環境下において、当社グループの対処すべき課題は、以下のとおりです。 ①販売戦略 パッケージング分野においては、安定した市場ニーズが継続している一方で、持続可能な供給体制の確立並びに製品の差別化及び新たな付加価値の創出が、企業価値の向上に資する喫緊の課題です。当社グループは、長年にわたり培ってきた技術的知見と豊富な実績を基盤に、高度な紙器構造設計技術を活用し、環境負荷の低減に配慮したサステナブルなパッケージ製品の開発・提供に取り組んでおります。 さらには、商品の保管、受注処理、梱包、発送、在庫管理に至るまでの物流業務全般を包括的に受託するフルフィルメントサービスの展開に一層注力し、発想から発送までを一貫して支援するワンストップソリューションを提供してまいります。 コミュニケーション分野においては、紙媒体からデジタルメディアへの移行が進む中、デジタルコンテンツ制作の需要が高まっております。当社グループは、印刷関連分野で培った制作技術やデジタルデータ加工・ネットワーク構築のノウハウを活用し、これらをさらに進化させることで、情報分野での土台づくりを進めながら、付加価値の高いソリューションの提供による収益機会の拡大を図ってまいります。 ②生産体制の構造改革 旺盛なパッケージ需要に対応するため、基盤となる生産能力の増強及び安定的な供給体制の整備が喫緊の課題となっております。需要動向に応じた最適な人員配置の推進に加え、機械稼働率の向上及び内製化の促進を継続的に図ってまいります。 さらに、IoT技術を活用した製造ラインの可視化を進め、価格競争力の強化と持続可能な生産体制の構築を目指してまいります。 ③サステナビリティ経営、人的資本経営の推進 当社グループは、新分野・新技術への挑戦と、成長に向けた自律的な努力に対して、惜しみない支援を行うことで、人を活かし、人を大切にする心豊かな企業であり続けることが、持続的な発展に繋がると考えております。その実現に向けては、社員の健康と安全の確保を最優先に、多様な価値観や個性を尊重しながら、人的資本経営の推進に取り組んでおります。 具体的には、人事評価制度の高度化を通じて、従業員の能力・成果を適正に把握し、評価の透明性と納得性の向上を図っております。また、タレントマネジメントの強化により、個々の人財の特性を的確に把握し、最適な配置及び育成を推進しております。 これらの取り組みは、人的資本を企業価値の源泉と捉え、持続的な成長と組織力の強化を目指す経営戦略の一環として位置付けております。 ④AI・DXの推進 当社グループは、業務の自動化による労働生産性の向上を、経営上の最重要課題と位置付けております。この課題に対応するため、社員のICTリテラシー向上を目的とした教育施策を強化するとともに、業務プロセス及び製造プロセスのデジタル化を積極的に推進しております。さらに、生成AIをはじめとする先端技術の活用を通じて、新たな企業価値の創造を図り、持続的な成長と目標達成に向けた取り組みを加速してまいります。 ⑤情報セキュリティの強化 近年、サイバー攻撃等の脅威が増加しており、システム障害による事業停止や情報漏洩による社会的信用の低下は、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、機密情報を多数取り扱っていることから、情報セキュリティの強化を最重要課題と位置付けております。 そのため、インシデント発生時の対応体制の整備、業務継続のための代替手段の確保、標的型攻撃メールを想定した定期的な訓練の実施、社員の情報リテラシー向上など、情報セキュリティ対策の強化に継続的に取り組んでまいります。
事業等のリスク4,558字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業を取り巻く経済環境及び需要動向に関するリスク (顕在化の可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 印刷産業は、プリントメディアの需要減少が進む中で、印刷事業を軸としながらも、新たな事業分野の開拓(エレクトロニクス、情報セキュリティ、通販、BPOなど)で収益源を確保する動きが活性化しております。当社グループが展開している印刷事業は、市場開発・生産・流通・調達などの事業活動をベースとして展開しており、その活動範囲は、国内にとどまらず、中国、インドネシアへ拡大しております。 当社グループの業績及び財政状態は、事業活動を行う上で各国の経済環境や需要動向の変化、デジタルメディアへの一層の進行など、市場環境が変化する中で、新たに取り組む事業領域において売上を拡大することができなかった場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 法律・規制に関するリスク(顕在化の可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループは、事業活動を行う上で、環境保護、個人情報保護など、関連する法律や規制の適用を受けております。当社グループの事業活動に影響を及ぼすものとして、化学物質に対する規制などが制定・導入されております。したがって、将来においても、新たな法律や規制により、事業活動の制約や管理コストの上昇などが生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 海外事業展開のリスク (顕在化の可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:大(中国)・小(インドネシア)) 当社グループは、中国、インドネシアで事業活動をしており、その国において大規模な地震や風水害などの自然災害や、戦争・テロ・暴動、ボイコット、感染症、エネルギー供給障害、交通障害を含む社会的・政治的混乱などの地政学リスクが存在します。さらに政治的・経済的条件の急激かつ大幅な変動などの要因により、当社グループの事業活動の継続に支障をきたす可能性があり、その結果、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 気候変動に関するリスク(顕在化の可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、気候変動に伴い、台風の大型化、洪水や渇水の発生頻度の増加による事業活動中断のリスク、降雨パターンの変化に伴う原材料調達に関するリスクがあります。自然災害が発生した場合の迅速な初期対応の推進及び業務を早期に復旧継続させることを目的とした事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)の策定など、具体的に進めております。 また、当社グループの生産拠点におけるGHG排出量の削減、当社グループが販売する製品における環境負荷低減などの製品開発などに努めております。 しかしながら、国内外において気候変動対策のための制度・規制の導入が進んだ場合、事業活動の制約やコストの上昇など、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 市場性のある有価証券の保有に関するリスク (顕在化の可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、市場性のある有価証券を保有しております。株式市場や金利相場等の変動によっては、有価証券の時価に影響を与え、業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (6) 研究開発活動に関するリスク(顕在化の可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループは、将来の成長性を確保するという観点から、デジタルメディアやカーボンニュートラルへの対応等、マーケットニーズに的確に対応した技術確立と開発を進めるべく研究開発投資を行っております。しかしながら、計画どおりの十分な成果を上げることができない場合や想定し得ないような急激な技術革新が起きた場合には、当社グループの経営成績に影響が生じる可能性があります。 (7) 製品の品質に関するリスク(顕在化の可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、ISO9001及びISO14001を取得しており、安心安全で信頼できる製品を顧客に提供できるような品質管理体制の構築を図っております。 しかしながら、予想し得ない品質上の欠陥に基づく製造物責任の追及がなされた場合には、補償費用の負担や、再生産に係る費用の追加負担により、当社グループの経営成績に影響が生じる可能性があります。 (8) 原材料調達に関するリスク(顕在化の可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、事業に使用する印刷用紙、インキなどの原材料を外部メーカーから調達しております。事業活動の維持のためには、十分な量の原材料を適正な価格で調達することが重要ですが、外部メーカーからの供給量の大幅な不足や納期の遅延などが発生した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 原材料等の価格高騰に関するリスク(顕在化の可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:大) 印刷用紙、インク、印刷用の版など、当社グループが使用する原材料等は、世界情勢の変化、市況等により変動いたします。特に主要材料である印刷用紙は原材料に占める割合は大きく、価格変動による影響が最も大きくなります。 従って、当社グループは、複数企業からの購買や、計画的な購買によって原材料等の安定的な調達に努める等の施策を実施しリスクを低減しております。また、企業努力だけでは吸収しきれない原材料価格や製造コストの上昇等については、販売価格への転嫁を行い収益性の改善に努めております。 しかしながら、これらのコストダウンや販売価格に転嫁するまでにタイムラグが生じたり、完全に販売価格に転嫁できない場合は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 競争激化に関するリスク(顕在化の可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、事業を展開する市場において多数の企業と競合しているため、価格競争が激化し受注価格の低下が発生しております。このような事業環境に対し、当社グループは、原価の低減や効率性の追求、顧客や市場への新しい付加価値の高い製品の開発と提案などによる内部努力を継続しておりますが、それらの努力で価格低下を吸収できない場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 人財の採用・育成に関するリスク(顕在化の可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、高度な技術力や企画力等を有する優秀な人財の採用・育成が、将来の成長性、収益性等を確保するために必要不可欠な要素であると認識しており、新卒採用のほかにも多様な専門性を有する人財を確保すべく中途採用の実施等、幅広く優秀な人財を求めております。 しかしながら、そのような人財の採用や育成ができなかった場合には、競争力が低下し、当社グループの経営成績に影響が生じる可能性があります。 (12) 新たな感染症に関するリスク(顕在化の可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 新たな感染症が発生し世界的に拡大した場合には、内外経済を下振れさせ、景気が減速するリスクがあります。多くの業界と取引があり当社グループに与える影響を正確に見通すことは困難ですが、当社グループが所属する印刷メディア市場におきまして、市場の縮小により経営成績等に影響を与える可能性があります。 (13) 情報システム障害及び情報セキュリティ管理に関するリスク (顕在化の可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループの事業活動における情報システムの重要性は非常に高まっており、情報セキュリティの高度化などシステムやデータ保護に努めておりますが、万一、災害やサイバー攻撃など外的要因や人為的要因などによる情報システム障害や、情報の流失による問題が発生した場合には、当社グループのイメージや社会的信用の低下、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 繰延税金資産の回収可能性の評価によるリスク (顕在化の可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループは、将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金に対して、将来の収益力に基づく課税所得等を見積り、回収可能性があると判断した範囲内で繰延税金資産を計上しております。 しかし、実際の課税所得が見積りと異なることで繰延税金資産の全部または一部の回収可能性が無いと判断される場合には、繰延税金資産を減額することになります。その結果、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 匿名投資組合投資に関するリスク(顕在化の可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社は匿名投資組合(航空機リース事業投資)へ投資をしております。 この投資商品にはリース期間中の収益と終了後の資産売却によってキャピタルゲインを得られる可能性がありますが、一方で「航空会社の倒産リスク」「リース会社の倒産リスク」等のリスクを併せ持っており、これらのリスクが顕在化する場合、業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (16) 大株主等の関係についてのリスク(顕在化の可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 王子マテリア株式会社(王子ホールディングス株式会社の100%子会社)は、当連結会計年度末現在、当社議決権の17.81%を所有する大株主であり、その他の関係会社に該当しております。同社の状況については、「第1 企業の概況 4 関係会社の状況」に記載のとおりとなります。 当社は、同社及び同社の親会社グループ(以下、「同社グループ」という。)との間で特段の人的関係を有しておりません。また、当社と同社グループは原材料の仕入及び製品の販売に関する取引を行っており、当社において、その取引規模は高い水準となっておりますが、同社グループとの取引につきましては、いずれも他社との取引条件及び市場価格を参考に決定しています。 なお、同社グループとは今後も取引先としての関係を維持していく方針でありますが、同社グループによる当社経営への関与は特になされておらず、当社は、同社グループにおいて今後も当社経営に積極的に関与する等の意向はないものと認識しております。 仮に、同社が当社株式を売却する場合には、売却する株式数や売却時の市場環境等により、当社株式の流動性や市場価格等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,475字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、緩やかな回復基調を維持し、個人消費は賃金の上昇や雇用環境の改善を背景に持ち直しの動きが見られました。しかしながら、エネルギー価格や生活必需品の価格上昇により、個人消費は本格回復には至らず、依然として先行き不透明な状況が続いております。 こうした環境下にあって当社グループは、2026年中期経営計画『「コミュニケーション」と「包む」技術で、お客さまと新しい感動を創り、未来へつなげる』を推進し、各分野の収益性と成長性の位置づけを明確にして戦略的に経営資源を再配分した改革に取組み、企業価値向上を進めました。 パッケージング分野は、菓子・食品向けパッケージと関東地区・中部地区のフルフィルメントサービス需要が堅調に推移いたしました。また、エネルギー価格や諸資材価格、人件費の高騰に対しては、収益性を重視した営業活動を展開し、製品価格の適正化を進めました。 コミュニケーション分野は、情報媒体のデジタル化により、カタログやパンフレット類が低調に推移したことや、自動車業界の新車販売延期に伴う販売促進関係が低迷したことなどにより低調に推移しました。 また、生産面においては、旺盛なパッケージ需要に対応するため、安定した供給体制の構築に努めるとともに、業務の効率化と品質向上を目的として、適材適所での内製化の推進及び外製化の活用を進めました。 なお、商品分野別の業績の概況は次のとおりであります。 パッケージング分野の売上高は88億96百万円(前期比4.2%増)となり、コミュニケーション分野の売上高は36億58百万円(前期比17.2%減)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高が125億55百万円(前期比3.1%減)、営業利益は1億85百万円(前期比51.0%減)、経常利益は4億20百万円(前期比21.5%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は2億46百万円(前期比38.0%減)となりました。 ② 財政状態の状況 当連結会計年度末の総資産額は、140億8百万円となり、前連結会計年度末に比べ14億5百万円減少しました。その内訳と増減要因については、次のとおりであります。 (資産) 流動資産は51億22百万円となり、前連結会計年度末に比べ10億68百万円減少しました。これは主に、現金及び預金の減少7億82百万円、受取手形の減少98百万円、売掛金の増加53百万円、電子記録債権の減少2億88百万円によるものであります。 固定資産は88億86百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億36百万円減少しました。これは主に、建設仮勘定の減少1億2百万円、保有株式の時価評価による投資有価証券の減少1億64百万円、保険積立金の減少73百万円によるものであります。 (負債) 流動負債は36億32百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億14百万円減少しました。これは主に、支払手形及び買掛金の減少63百万円、電子記録債務の減少4億68百万円、1年内返済予定の長期借入金の減少1億97百万円、未払法人税等の減少86百万円によるものであります。 固定負債は12億28百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億73百万円減少しました。これは主に、長期借入金の減少1億円、繰延税金負債の減少96百万円、取締役に対する退職慰労金制度廃止に伴う役員退職慰労引当金の減少1億3百万円によるものであります。 (純資産) 純資産は91億48百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億16百万円減少しました。これは主に、利益剰余金の増加1億31百万円(親会社株主に帰属する当期純利益2億46百万円による増加及び、配当金の支払1億14百万円による減少)、自己株式の取得による自己株式の増加(純資産は減少)88百万円、その他有価証券評価差金の減少3億36百万円によるものであります。 ③ 当期のキャッシュ・フローの概況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ11億32百万円減少し、6億10百万円となりました。 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は56百万円(前連結会計年度は2億29百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益4億20百万円、売上債権の減少3億29百万円、仕入債務の減少4億99百万円、法人税等の支払2億40百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は6億83百万円(前連結会計年度は3億71百万円の使用)となりました。これは主に、定期預金の純増加額3億58百万円、有形固定資産の取得による支出1億89百万円、投資有価証券の取得による支出3億6百万円、保険積立金の払戻による収入1億44百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は4億85百万円(前連結会計年度は86百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出2億97百万円、配当金の支払1億14百万円、自己株式の取得による支出88百万円によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績を商品分野ごとに示すと、次のとおりであります。 商品分野の名称   金額(千円)   前年同期比(%) パッケージング分野   6,613,793   91.7 コミュニケーション分野   3,022,780   82.2 合計   9,636,574   88.5 (注)生産金額は販売価格により表示しております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績を商品分野ごとに示すと、次のとおりであります。 商品分野の名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) パッケージング分野   8,928,966   103.9   545,954   106.2 コミュニケーション分野   3,725,290   86.0   249,108   136.6 合計   12,654,257   97.9   795,063   114.2 (注)金額は販売価格により表示しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績を商品分野ごとに示すと、次のとおりであります。 商品分野の名称   金額(千円)   前年同期比(%) パッケージング分野   8,896,557   104.2 コミュニケーション分野   3,658,998   82.8 合計   12,555,556   96.9 (注)1.金額は販売価格により表示しております。 2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 王子ネピア株式会社   1,565,261   12.1   1,245,353   9.9 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、パッケージング分野では、菓子・食品向けや関東・中部地区のフルフィルメントサービスの需要が堅調に推移しました。エネルギーや資材、人件費の高騰に対しては、収益性を重視した営業活動により、製品価格の適正化を進めました。 一方、コミュニケーション分野は、情報媒体のデジタル化や自動車業界の新車販売延期の影響により、カタログ・パンフレット類や販促関連の需要が低調に推移しました。 その結果、売上高は125億55百万円(前期比3.1%減)、営業利益は1億85百万円(前期比51.0%減)、経常利益は4億20百万円(前期比21.5%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は2億46百万円(前期比38.0%減)となりました。 当社グループの経営に影響を与える大きな要因としては、景気や消費動向、原材料や燃料価格の変動、人件費や物流費の増加、価格競争による製品価格の動向などがあります。 これらに対して、当社の強みである「発想から発送までのワンストップソリューション」の推進により、国内印刷市場における旺盛なパッケージ需要を取り込むべく、生産性の向上や設備投資による生産能力の増強を推進するとともに、生成AIをはじめとする先端技術の実用化に積極的に取り組んでまいります。さらには、デジタルデータ加工技術を生かしたデジタルメディア領域の競争力強化に向けた事業構造改革を、スピード感をもって推進してまいります。 また、海外事業におきましては、中国及びインドネシアにおける販売拡大に注力するとともに、その他の東南アジア諸国への新規展開に向けた市場調査・分析を進め、将来的な事業拡大の基盤構築を図ってまいります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの概況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要③ 当期のキャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資金需要の主なものは、原材料の購入費用のほか、外注費、販売費及び一般管理費等の営業費用などの運転資金及び生産設備の更新を中心とした設備投資であります。 運転資金については、自己資金及び金融機関からの短期借入による調達、設備投資資金については、金融機関からの長期借入による調達を基本方針としております。 (3) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1  連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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