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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ハビックス

HAVIX CORPORATION3895 · Standard · パルプ・紙

パルプ不織布と化合繊不織布の専門メーカー。クッキングペーパーや紙おむつ、ペットシーツなど衛生・日用品の中間素材を供給する。

概要

ハビックスは、岐阜県岐阜市に本社を置く不織布および紙の製造・加工・販売会社である。1950年に味噌・たまり醸造業として創業後、1952年に製紙業へ転換し、現在はエアレイド製法によるパルプ不織布とサーマルボンド製法による化合繊不織布、および衛生用紙を主力製品とする。2026年3月期の売上高は121億円、従業員数は205名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

不織布と紙の二本柱で構成する事業セグメント

ハビックスの事業は不織布関連事業と紙関連事業の二つに区分される。不織布関連事業では、フレッシュパルプを原料とするパルプ不織布(エアレイド製法)と化学繊維を原料とする化合繊不織布(サーマルボンド製法)を生産し、中間素材としてクッキングペーパー、おしぼり、紙おむつやペットシーツの表面材などに供給している。紙関連事業ではフレッシュパルプを原料とした衛生用紙を製造し、紙おむつの吸収体包合紙やテーブルナプキン等に使用される。2026年3月期のセグメント売上高は、不織布関連事業が67億円、紙関連事業が53億円であった。

衛生材料市場と外食産業市場に依存する収益構造

同社の製品は主に衛生材料市場と外食産業市場に向けて販売されている。衛生材料市場では、高齢化による大人用紙おむつの需要拡大が続く一方、少子化の影響でベビー用紙おむつは低価格素材への切り替えが進み、販売に影響を受けている。外食産業市場ではインバウンド消費が増加しているが、人手不足や円安による原材料高騰を背景に、安価な中国製製品への代替が進行しており、拡販や価格改定が難しい状況にある。2026年3月期の売上高は121億円(前期比9.0%減)、営業利益は4.3億円(同40.2%減)と減収減益となった。

素材メーカーから衛生用品メーカーへの転換戦略

ハビックスは2023年度から2030年度までの「長期経営ビジョン2030」を策定し、素材事業の延長線上ではない高付加価値事業への転換を掲げる。具体的には、衛生用品に採用される三つの素材(パルプ不織布、化合繊不織布、衛生用紙)を活かした加工事業を強化し、素材メーカーから「衛生用品メーカー」へ進化する方針である。自社ブランド「Kireine(キレイネ)」の拡大やOEM生産により実現を目指し、2027年4月からはユニ・チャームプロダクツ株式会社とのペットケア商品OEM事業を開始予定である。

業界の中での役割は衛生・日用品向け不織布・紙の中間素材サプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
121億円
営業利益
4億円
営業利益率
3.3%
純利益
5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/3
事業売上構成比利益利益率
不織布関連事業78億円58.2%13億円16.7%
紙関連事業56億円41.8%5億円8.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01家庭用・衛生用品主力

クッキングペーパー、おしぼり、紙おむつ表面材、ペットシーツなどに使用される不織布・紙を製造。中間素材として加工メーカーに供給する。

主な製品・サービス3
パルプ不織布
フレッシュパルプを主原料とし、エアレイド製法で製造される不織布。クッキングペーパー、おしぼり、ドリップ吸収シートなどに使用。
化合繊不織布
化学繊維をサーマルボンド製法で製造する不織布。紙おむつやペットシーツの表面材に使用。
衛生用紙
フレッシュパルプを主原料とした衛生用紙。紙おむつ・ペットシーツの吸収体の包合紙、おしぼり、テーブルナプキンなどに使用。

製品と技術

エアレイド製法によるパルプ不織布の特徴と用途

パルプ不織布は、フレッシュパルプを主原料とし、空気流によって繊維を積層し接着剤で結合させるエアレイド製法で製造される。この不織布は主にクッキングペーパー、おしぼり、肉や魚のドリップ吸収シートなどに使用される。ハビックスは中間素材として販売するほか、自社の加工ラインでクッキングペーパーに加工して製品化している。フレッシュパルプを使用するため吸水性や清潔感が求められる用途に適しており、外食産業や食品加工分野での需要が中心である。

サーマルボンド製法の化合繊不織布とその市場

化合繊不織布は、熱で溶融する化学繊維を原料とし、熱接着により結合させるサーマルボンド製法で生産される。主に紙おむつやペットシーツの表面材として使用され、中間素材として販売されている。ハビックスは1986年に伊自良工場でこの製法による生産を開始し、その後本巣工場で増産体制を整えた。衛生材料市場向けが主体で、特に少子化の影響を受けるベビー用紙おむつと高齢化で需要が堅調な大人用紙おむつの双方に供給している。

フレッシュパルプ由来の衛生用紙と加工事業の強化

紙関連事業で生産する衛生用紙は、フレッシュパルプを主原料とし、主に紙おむつやペットシーツの吸収体を包む包合紙、おしぼり、テーブルナプキンなどに使用される。2020年7月には海津工場で不織布マスクの加工を開始した。ハビックスは素材供給にとどまらず、加工事業の強化を通じて自社ブランド「Kireine」の展開やOEM生産を推進している。2027年4月からはユニ・チャームプロダクツ株式会社とのペットケア商品OEM事業を開始する計画であり、衛生用品メーカーへの進化を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

パルプ・紙の時価総額近傍。太字がハビックス

時価総額で並べると、掲載9社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13955イムラ91億円8.9倍
23892岡山製紙88億円9.0倍
33948光ビジネスフォーム69億円17.4倍
43944古林紙工58億円12.5倍
53896阿波製紙41億円5.4倍
63895ハビックス39億円6.8倍
73945スーパーバッグ37億円4.0倍
83958笹徳印刷34億円15.5倍
93953大村紙業28億円7.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

味噌・たまり醸造業から製紙業へ転換した創業期

1950年12月、岐阜県関市にて「株式会社大黒屋」として味噌およびたまりの醸造業を創業した。1952年10月には「福村製紙株式会社」に改称し、本社を岐阜市加納に移転。同時に古紙を使用したトイレ紙「黒ちり紙」の製造を開始した。1955年4月には漂白済みの「白ちり紙」へ転換し、一部トイレットペーパーの製造にも着手した。この時期に、創業時の食品事業から紙事業へと事業の軸を大きく移した。

衛生用品向け素材へ多角化した1970年代から1980年代

1970年6月にナプキン原紙の製造を開始したのを皮切りに、1973年8月にはトイレットペーパー製造を中止し紙オシボリ原紙へ転換。1978年11月には穂積工場を新設し、ポケットティッシュ原紙の製造を開始した。1981年10月には茜部工場でボックスティッシュの加工を開始し、1982年4月には紙おむつ吸収体用途の衛生用紙の製造に参入。1986年10月には伊自良工場を新設し、サーマルボンド製法による化合繊不織布の製造を開始し、不織布分野へ本格的に進出した。

社名変更と不織布事業の拡充を進めた1990年代

1992年3月に穂積工場で月産1,500トン体制を確立。1993年3月には商号を「ハビックス株式会社」に変更した。1994年7月に不織布販売会社「ジェイソフト株式会社」を設立。同年8月には伊自良工場でパルプ不織布の製造およびクッキングペーパーの加工を開始し、不織布の品揃えを拡大した。1995年3月には岐阜工場(旧本社工場)を閉鎖し、生産拠点の再編を進めた。同年6月にボックスティッシュ加工を中止し、衛生用紙と不織布に事業を集中させる方向へ舵を切った。

上場と生産能力増強を実現した2000年代

2000年1月に本社を現在の岐阜市福光東へ移転。2004年11月にISO9001認証を取得し、2005年2月にジャスダック証券取引所へ株式を上場した。2005年11月にはISO14001認証も取得。2007年6月には海津工場を新設し、衛生用紙の製造能力を増強した。2008年9月にジェイソフト株式会社を完全子会社化した。2010年4月の取引所統合に伴い大阪証券取引所JASDAQに上場し、2013年7月の東京・大阪統合により東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。

海外展開と新型コロナ対応を経た近年の動き

2012年8月にタイ王国に「HAVIX TRADING(Thailand) Co., Ltd.」を設立し海外進出を図った。同年12月には本巣工場を新設し化合繊不織布の生産を開始。2015年9月に森林認証を取得し、同年12月には本巣工場を増設した。2019年12月に海津工場を増設し衛生用紙の増産体制を整えた。2020年7月には海津工場で不織布マスクの加工を開始。2022年4月の市場区分見直しに伴い東京証券取引所スタンダード市場へ移行。2024年4月にジェイソフト株式会社を吸収合併し、2025年3月にはタイ子会社を閉鎖した。

年表35件を開く

1950年代

  • 1950年12月創業岐阜県関市で「株式会社大黒屋(味噌、たまり醸造業)」を設立。
  • 1952年10月「福村製紙株式会社」に改称し、本社を岐阜市加納に移転。「黒ちり紙(古紙を使用したトイレ紙)」の製造を開始。
  • 1955年4月「白ちり紙(漂白済みのトイレ紙)」の製造に転換、一部トイレットペーパーの製造に着手。

1970年代

  • 1970年6月「ナプキン原紙」の製造を開始。
  • 1973年8月「トイレットペーパー」の製造を中止。「紙オシボリ原紙」の製造を開始。
  • 1978年11月穂積工場を新設し、「ポケットティッシュ原紙」の製造を開始。

1980年代

  • 1981年10月茜部工場を新設し、「ボックスティッシュ」の加工を開始。
  • 1982年4月「衛生用紙(紙オムツ吸収体用途)」の製造を開始。
  • 1984年12月東京営業所を設置。
  • 1986年10月伊自良工場を新設し、サーマルボンド製法による「化合繊不織布」の製造を開始。
  • 1987年9月伊自良工場を増設し、「ボックスティッシュ」の加工を開始。
  • 1987年11月本社を伊自良工場に移転。茜部工場を閉鎖。穂積工場を増築して、増産体制を整備。

1990年代

  • 1992年3月穂積工場の月産1,500トン体制を確立。
  • 1993年3月「ハビックス株式会社」に改称。
  • 1994年7月創業不織布販売会社「ジェイソフト株式会社」を設立。東京営業所を統合。
  • 1994年8月伊自良工場にて、「パルプ不織布」の製造、「クッキングペーパー」の加工を開始。
  • 1995年3月岐阜工場(旧本社工場)を閉鎖。
  • 1995年6月「ボックスティッシュ」の加工を中止。

2000年代

  • 2000年1月本社を岐阜市福光東に移転。
  • 2004年11月ISO9001認証取得。
  • 2005年2月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年11月ISO14001認証取得。
  • 2007年6月海津工場を新設し、「衛生用紙」の製造を開始。
  • 2008年9月M&A「ジェイソフト株式会社」を完全子会社化。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに株式を上場。
  • 2012年8月創業タイ王国に、「HAVIX TRADING(Thailand) Co., Ltd.」を設立。
  • 2012年12月本巣工場を新設し、「化合繊不織布」の製造を開始。
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2015年9月森林認証取得。
  • 2015年12月本巣工場を増設し、「化合繊不織布」の増産体制を整備。
  • 2019年12月海津工場を増設し、「衛生用紙」の増産体制を整備。

2020年代

  • 2020年7月海津工場にて、「不織布マスク」の加工を開始。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、スタンダード市場へ移行。
  • 2024年4月M&A「ジェイソフト株式会社」を吸収合併。東京事務所を設置。
  • 2025年3月「HAVIX TRADING(Thailand) Co., Ltd.」を閉鎖。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    加工事業強化によるメーカー進化

    素材メーカーから衛生用品メーカーへ進化するため、自社ブランド「Kireine」の拡大とOEM生産を強化。ユニ・チャームプロダクツとのペットケアOEM事業を2027年4月に開始し、他社とのアライアンスも追求する。

  2. 02

    組織・人材の活性化と社風改革

    将来を見据えた組織体制の整備と人材育成を強化。お客様との共同開発・物流・事業を通じた総合的カスタマーサービスの向上を図る。コーポレートメッセージの浸透や工場見学会等で社風改革を推進。

  3. 03

    サステナビリティ経営の推進

    カーボンニュートラルへの貢献として、原材料のバイオマス化、再生可能エネルギーの導入拡大、使用済み紙パンツから再生パルプを配合した原紙生産の拡大に取り組む。BCP強化と同業他社との相互支援体制構築により供給体制の持続可能性を高める。

  4. 04

    自動化・省人化による生産環境改善

    24時間交替勤務の生産環境を改善するため、生産機械設備の積極導入による自動化、省人化、効率化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で205人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は594万円で、9期前と比べて+9.8%平均年齢は40.4歳、平均勤続年数は11.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月207
2018年3月206
2019年3月54037.89.9205
2020年3月54837.49.5217
2021年3月51937.69.7227
2022年3月50437.610.0231
2023年3月51638.811.0207
2024年3月56939.511.4204
2025年3月59240.311.1208337
2026年3月59440.411.2205195

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率60.0%
縦線は目安の85%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 0 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
岐阜工場 — 岐阜県本巣市2,102百万円
海津工場 — 岐阜県海津市973百万円
紙 関連事業
伊自良事務所 — 岐阜県山県市924百万円
伊自良工場 — 岐阜県山県市924百万円
不織布 関連事業
本巣工場 — 岐阜県本巣市890百万円
不織布 関連事業
本社 — 岐阜県岐阜市254百万円
穂積工場 — 岐阜県瑞穂市62百万円
紙 関連事業
東京事務所 — 東京都中央区4百万円
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    HAVIX TRADING(Thailand)Co.,Ltd. (注)2、3
    タイ バンコク
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は121億円営業利益4億円前期と比べると減収減益で、売上が-9.7%、利益が-42.9%。

売上高
-9.7%
121億円
営業利益
-42.9%
4億円
純利益
-28.6%
5億円
営業利益率
3.3%
前期比 -1.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高134億円121億円
営業利益5億円4億円
純利益4億円5億円
1株あたり配当¥16¥16

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は30億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−9.1%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q331
2024年1Q3313.01
2024年2Q3226.32
2024年3Q3638.32
2024年4Q312
2025年2Q6734.53
2025年4Q6746.04
2026年2Q6123.33
2026年4Q6023.32
2027年1Q3013.30

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は87億円から121億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は3.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
2013年3月8763
2014年3月10454
2015年3月10953
2016年3月11965
2017年3月1261510
2018年3月129128
2019年3月12875
2020年3月129106
2021年3月10686
2022年3月1090−24
2023年3月12101
「ジェイソフト株式会社」を吸収合併。東京事務所を設置。
2024年3月13297
2025年3月134785.27
2026年3月121453.35

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高121億円のうち、営業利益として残るのは4億円3.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の4.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.0%98億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.7%19億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.3%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
19.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.1pt
3.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.0pt
4.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.2pt
7.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが25億円、投資CFが−22億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は25億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月9−810116
2014年3月1−6−7−55
2015年3月9−514422
2016年3月6−18−4−126
2017年3月18−91915
2018年3月14−8−6615
2019年3月7−57224
2020年3月16−212−521
2021年3月13−13−8013
2022年3月11−728
2023年3月4−1−1310
2024年3月160−71619
2025年3月1−5−7−48
2026年3月25−2215325

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は138億円。このうち返さなくてよい自己資本が77億円で、自己資本比率は56.0%(業種中央値55.2%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月105505547.7
2014年3月96534355.2
2015年3月123556845.0
2016年3月119596049.3
2017年3月133696451.5
2018年3月137766155.0
2019年3月152797352.2
2020年3月155847153.9
2021年3月145895661.1
2022年3月118615752.0
2023年3月126616548.5
2024年3月131676451.4
2025年3月123735059.0
2026年3月138776156.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
39億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
64億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
5億円
在庫として抱えている分
負債合計
61億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
74
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

パルプ・紙 24社との比較

同じパルプ・紙の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE24社中7位あたり、逆に低いのは売上成長率24社中23位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.3%/中央値 5.1%
P25 3.8%P75 7.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.3%/中央値 3.5%
P25 2.4%P75 5.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
56.0%/中央値 55.2%
P25 43.3%P75 71.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-9.7%/中央値 0.8%
P25 -1.5%P75 1.8%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥474で、1年前と比べて+13.6%過去52週の値幅のなかでは50%の位置にある。

¥474-1.5%1ヶ月+16.7%1年+13.6%時価総額39億円
過去52週の値幅
安値¥379高値¥569

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.8倍
PER (会社予想)10.6倍
PBR0.51倍
配当利回り3.38%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月17日に前日比-11.6%の503円と急落しましたが、1ヶ月では+24.5%と上昇基調です。8月13日に489円へ急伸した後、8月14日には569円まで上昇しましたが、その後反落しています。25日移動平均線(419.28円)を約20%上回っており、25日線より高い水準にあります。RSIは70.34とやや過熱感があります。出来高は1,084,100株と高水準です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER 5.8倍は業界平均13.8倍を大幅に下回り極めて割安。PBR 0.43倍も業界平均0.67倍を下回り解散価値割れ水準。配当利回り3.96%は業界平均2.51%を上回り高水準。ROE 7.3%は業界平均並み。ただし直近の売上・利益は減少傾向にあり、収益面での先行き不透明感が割安の背景にある。

指標この会社業種平均
PER (実績)6.8倍13.4倍
PER (予想)10.6倍
PBR0.51倍0.67倍
ROE7.3%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

紙需要減少という構造的な逆風下で、特殊紙への特化でしのぐ企業。強気派はニッチ戦略とコスト削減で利益率改善が進むと期待。弱気派は需要減と原料高で業績が低迷すると見る。

プラスに働く材料7
  • 特殊紙の需要安定

    一部特殊用途で需要が底堅く、価格競争が緩やか。

  • 財務改善の可能性

    2026/3期の営業利益率3.31%と改善傾向。

  • 資産価値の割安感

    PBR0.43倍と解散価値割れの水準。

  • 高配当利回り3.96%の株主還元継続影響

    配当利回り約4%、安定配当が下支え

  • PER5.78倍と割安、バリュー投資対象現在影響

    PER5.78倍は市場平均比低く、割安感

  • 固定費削減で利益率底打ち2026年3月期影響

    営業利益率3.31%、前期5.22%から低下も縮小

  • PBR0.43倍の純資産割れ、安全性高い現在影響

    PBR0.43倍は解散価値割れ、財務健全性

マイナスに働く材料7
  • 需要構造の縮小

    紙全般の需要減少は長期トレンド。

  • 原材料高の影響

    パルプ価格上昇が収益を圧迫しやすい。

  • 低成長・低収益

    営業利益率3%台、利益成長も鈍い。

  • 減収減益トレンド継続継続影響

    売上高132→121億円、営業利益7→4億円と減少

  • 時価総額33億円の超小型株、流動性リスク継続影響

    出来高が極めて少なく、売買困難

  • 過去の赤字実績、再発懸念不定影響

    FY2024/3期以前に赤字計上、業績悪化のリスク

  • パルプ・紙業界の需要低迷継続影響

    業界全体の需要減少で競争激化

次の決算で確かめる点
特殊紙販売数量
ニッチ戦略の需要動向を測る。
パルプ市況
原材料コストが収益に直結。
営業利益率
コスト管理の成果を確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり16で、前期から11.1%いまの株価に対する利回りは3.38%。

年間配当
¥16
1株あたり
配当利回り
3.38%
いまの株価に対して
配当性向
22.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1813.4
2018年3月15−16.714.2
2019年3月166.726.7
2020年3月1812.525.0
2021年3月13−27.820.6
2022年3月12−7.7
2023年3月120.0983.6
2024年3月1633.318.9
2025年3月1812.521.5
2026年3月16−11.122.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥16

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,870人。区分でいちばん多いのは個人・その他73.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.5%を占め、残る76.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他67.069.972.372.071.973.9
金融機関18.016.115.013.814.514.2
事業法人10.79.28.79.910.49.3
自己株式3.85.85.34.84.54.2
証券会社2.32.92.52.51.51.6
外国法人1.81.71.51.71.61.0
外国人個人0.20.20.00.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01酒井正吾7.85
02福村大介5.41
03株式会社十六銀行4.71
04岐阜信用金庫4.60
05福村善光4.18
06丸紅株式会社4.16
07株式会社大垣共立銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3.67
08ハビックス従業員持株会2.47
09ヤマニ洋紙工業株式会社2.07
10福村洋介1.66

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+56%、1株純資産は14期で+54%。直近期のROEは7.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月456397.210.421.4
2014年3月516817.78.220.0
2015年3月367105.211.735.2
2016年3月587548.08.817.8
2017年3月13487916.410.113.4
2018年3月10796811.69.514.2
2019年3月611,0156.112.026.7
2020年3月721,0667.09.725.0
2021年3月721,1266.58.120.6
2022年3月−312798−32.7
2023年3月77900.951.0983.6
2024年3月8786510.57.518.9
2025年3月869319.65.421.5
2026年3月709847.36.122.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額148百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
吉村和彦代表取締役会長74119,397
福村大介代表取締役社長55442,989
伊神清隆常務取締役6647,593
広瀬隆一取締役 監査等委員6811,300
一川明弘取締役 監査等委員68
堀雅博49
野村英夫取締役555,340

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)39028121213043
取締役(社内)1121212
社外取締役2663

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容701字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、不織布および紙の製造・加工および販売に関する事業を営んでおります。 当社の事業における位置付けおよびセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 (1) 不織布関連事業 当社が生産・販売する不織布は、主にパルプ不織布(エアレイド製法(注1))と化合繊不織布(サーマルボンド製法(注2))であります。 パルプ不織布は、フレッシュパルプを主原材料とした不織布で主にクッキングペーパー、おしぼり、ドリップ吸収シート(肉、魚のドリップ吸収材)等に使用され中間素材として、または自社の加工ラインでクッキングペーパーに加工して販売しております。 化合繊不織布は、化学繊維を原料とした不織布で、主に紙おむつ、ペットシーツの表面材として使用され、中間素材として販売しております。 (注)1. 空気流によってパルプ繊維を積層し接着剤にて結合させる製法 2. 熱によって溶融する化学繊維を積層し熱接着にて結合させる製法 (2) 紙関連事業 当社が生産・販売する紙は、フレッシュパルプを主原材料とした衛生用紙で、主に紙おむつ・ペットシーツの吸収体の包合紙、おしぼり、テーブルナプキン等に使用され、中間素材として販売しております。 当社の事業系統図は、次のとおりであります。 (注)1.前事業年度まで連結子会社でありましたHAVIX TRADING(Thailand) Co.,Ltd.は現時点において清算は結了しておりませんが、すでに事業活動は停止しており、同社の金額および質的観点からの重要性は乏しいため、記載を省略しております。
経営方針・対処すべき課題3,017字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、経営理念「創和」のもと、新たな製品の創出による社会への貢献と、人間尊重の精神にもとづく社会との調和によって幸福な世界を実現することを理念として企業活動を展開しております。そして、経営理念「創和」を実現するにあたり、当社が常に目指す姿として「衛生・安心・快適」という価値を社会へ提供する「ビューティフルライフ創造企業」を掲げております。また、コーポレートメッセージとして制定した「“キレイ”をつくろう」のもと、持続可能な社会の実現のため脱炭素化に資する設備を導入するほか、グリーンエネルギーの活用や再生可能エネルギーへの転換促進、さらには新たな事業として、2027年4月開始予定としておりますユニ・チャームプロダクツ株式会社との製造委託を発表するなど、「長期経営ビジョン2030」にもとづき全社一丸となって取り組んでまいりました。今後も、常に新しい製品を創造することにより社会の快適な生活に貢献し、株主様をはじめとした様々なステークホルダーとの和を調和させ、企業価値の向上に努めてまいります。 (2)経営環境 当社が営む不織布関連事業と紙関連事業は、主に衛生材料市場と外食産業市場に製品を提供しており、両市場環境に影響を受けます。 a.衛生材料市場 当社製品を提供している衛生材料市場におきましては、特にコロナ禍以降のペットの家族化傾向等、これまで以上にペットとの共生による健康管理が注目されております。また、紙おむつ市場におきましては、高齢化による介護人口の増加や、病院や介護施設での需要増に加え、在宅での利用も増えていることから、大人用紙おむつは堅調に需要の拡大が続いております。なお、ベビー用紙おむつは、少子化の影響が著しく、製品単価向上のため、高機能・高付加価値商品の投入等が試みられておりますが、一方で、コストダウンのため使用素材を安価品へ切り替える動きが加速しており、当社製品の販売も大きく影響を受けております。 b.外食産業市場 当社製品を提供している外食産業市場におきましては、2025年の訪日外国人旅行者が年間過去最高を更新し、引き続きインバウンド消費は増加傾向ですが、国内人口の高齢化および少子化による人手不足の深刻化、また、日本経済の成長鈍化を背景とした円安進行により、人件費や原材料はますます高騰しており、その対策として、消耗品の安価な中国製製品への切り替えが進行したことから、当社製品の拡販や価格改定は厳しい状況が続いております。 (3)中長期経営戦略 当社は、2023年度から2030年度の8年間を対象とする「長期経営ビジョン2030」ならびに「第1次中期経営計画」を策定しております。5つの経営戦略である「Ⅰ 新事業・新分野創出」、「Ⅱ 競争力強化」、「Ⅲ 経営基盤強化」、「Ⅳ 人材マネジメント」、「Ⅴ サステナビリティ対応」により、さらなる企業価値の向上を図るとともに、外部環境の影響を受けにくいビジネスモデルへの転換や収益性の改善等により、営業利益の一層の拡大に努めてまいります。 (4)対処すべき課題 当社を取り巻く経営環境は、国内外を問わず、急激に変化しております。とりわけ近年の不織布・紙の業界においては、物価高の影響によるコストアップ、人員不足の懸念も顕著になる中、高度経済成長期に設備投資をした機械設備が老朽化し更新の時期を迎えており、この機に将来の事業展開を見直す同業他社も現れております。 このような経営環境のうねりの中で社会的責任を果たしていくため、当社は、以下の課題に対して大胆かつタイムリーに施策を推進してまいります。 a.事業の変革 当社は、これまで社会や市場ニーズの変化を捉えて、高品質な不織布・紙をご提供することでお客様から厚い信頼を頂いてまいりましたが、素材事業の現況を鑑みれば、その延長では将来性に限界があることから、持続的な成長のためにも、より高付加価値の事業分野を築く必要があります。 当社は、衛生用品に採用される3つの素材を生産しており、これら素材を活かした加工事業を強化することで、素材メーカーから「衛生用品メーカー」へと進化してまいります。加工事業の強化は、医療・介護向け衛生用品の自社ブランド「Kireine(キレイネ)」の拡大、および、お客様ブランドのOEM生産により実現してまいります。ユニ・チャームプロダクツ株式会社との共同事業として、来春、ペットケア商品のOEM事業を立ち上げますが、これは当社の素材を活かした戦略的な加工事業展開の第一歩となります。併せて、他社との多角的かつ戦略的なアライアンス関係の構築により、付加機能の強化を追求してまいります。 b.組織・人材の活性化 新たな事業戦略を追求するために、将来を見据えた組織体制の整備と運営体制の強化、安定的な人材確保と計画的な人材育成が必要になります。過去からの良品廉価なものづくりに加え、お客様との共同開発、共同物流、共同事業といった新たな取り組みを通じ、お客様にとって欠くことのできないパートナーとなるべく、常に総合的カスタマーサービスの向上を意識した組織の再編、人材育成を強化してまいります。さらに、組織・人材のより一層の活性化のためには、社風の改革が必要であり、そのためのインナーブランディングの一環として、コーポレートメッセージである「“キレイ”をつくろう」の浸透を図るプロジェクト、さらには、社員の家族による工場見学会「HAVIX Family Day」の開催等、新しい取り組みを企画し、組織と人材の活性化を図ってまいります。 メーカーのものづくりは、まさに人づくりでもあります。「ビューティフルライフ創造」という自社の事業ミッションと製品へのプライドを体現できる人材を育成してまいります。 c.サステナビリティ経営の実現 昨今は、多面的なサステナビリティを意識した企業経営が求められております。環境の観点においては、カーボンニュートラルや環境に配慮した戦略的製品の開発により、メーカーとして持続可能な社会の実現へ貢献してまいります。不織布・紙の生産における原材料のバイオマス化、再生可能エネルギーの導入拡大、とりわけ「使用済み紙パンツから再生されたパルプを配合した紙パンツ用原紙」の生産拡大など、メーカーとして環境問題に積極的に挑戦してまいります。 また、生活必需品の生産に携わるメーカーとして、自然災害等の不測の事態に備え、社内におけるBCPを強化するとともに、国内外の同業他社との相互支援体制を構築し、供給体制のサステナビリティ実現を目指してまいります。さらには、時代に即した安全・安心かつ持続可能な生産体制の構築を目指し、従前からの24時間交替勤務による生産環境を改善すべく、生産機械設備の積極的な導入による自動化、省人化、効率化を図ってまいります。 (5)経営指標 当社の経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は、売上高、営業利益、セグメント売上高、セグメント利益であります。当社の経営成績および計画の進捗状況の管理をするとともに、各セグメントの採算性を管理することを重視しております。
事業等のリスク3,422字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)パルプおよび燃料価格の変動と為替変動等について 当社製品の主原材料であるパルプの価格、燃料である重油およびガスの価格は、国際的な需給バランスや思惑買い等による影響を受けるとともに、海外依存度が高いことから為替相場の影響も受けます。パルプおよび燃料価格や為替相場に大きな変動がある場合は、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、2027年3月期につきましては、中東情勢の緊張が続く中、エネルギーや原材料価格の高騰等により、しばらくは先行き不透明な状況が続くものと思われます。 当社といたしましては、継続した活動として、使用可能な安価な原材料を常に調査し、様々な原材料を使いこなすことができる生産技術の向上に努めるとともに、原材料購入先をできる限り分散させることによりリスクの低減を図っております。また、為替ヘッジ等により為替変動リスクの低減を図っております。 (2)当社製品の市場動向等について 当社は、国内外を問わず厳しい競合環境の中にあります。競合他社が廉価販売した場合や、新たな競合メーカーや安価な中国製製品等の台頭により当社製品の優位性を維持できない場合は、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社といたしましては、常に市場動向を注視し迅速な情報収集に努めるとともに、製品の品質、コスト等において競争力の向上に努めております。また、より機能性の高い製品開発に取り組み、他社との差別化を図ってまいります。 (3)特定の販売先について 2026年3月期の売上高に占める割合は、当社の主要販売先であるユニ・チャームプロダクツ株式会社に対する売上高が約23%になっております。さらに同社とは新たな事業として、2027年4月開始予定としております製造委託を発表しております。今後、販売先の方針変更などの理由により、取引が中止もしくは大幅に縮小された場合、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社は、販売先との関係は良好であると認識しておりますが、引き続き販売先との良好な関係維持に努めるとともに、他社を凌駕する品質の確立、今までにない機能性を持った素材の開発・提案を行うことにより販売先を開拓し、リスクの低減を図ってまいります。また、現在当社が参入していない分野への新規参入を目指し、日々研究開発活動を推進しております。 (4)パルプ不織布生産設備の安定稼働について 当社のパルプ不織布の生産設備はフィンランド製で、国内では当社しか保有していない特殊な設備であります。特異なトラブルが発生した場合や特殊な部品を調達する必要が生じた場合には安定操業に影響を及ぼす可能性があります。このような場合、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 生産設備の維持管理技術は当社に蓄積されており、基本的には全て対応可能ですが、当社といたしましては、社内での保全レベルの向上を図るとともに、既存協力先との関係維持、新規協力会社の発掘に取り組んでおります。 (5)新製品の開発および新規事業の立ち上げについて 当社は、新製品の開発および新規事業の開拓に積極的に取り組んでおり、新たな事業として、2027年4月開始予定としておりますユニ・チャームプロダクツ株式会社との製造委託を発表しております。しかしながら、市場のニーズに適応した製品が投入できない場合や、新製品の開発や新規事業の立ち上げが遅れた場合には、当社の将来の成長性と収益性を低下させ、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社といたしましては、取引先との面談や新技術、新製品等の展示会への参加により情報収集および市場ニーズの把握に努めるとともに、市場ニーズに合った製品開発を綿密なスケジュールに合わせて、スピード感をもって進めております。 (6)知的財産権について 当社は、新たな用途開発や新たな素材を使った新製品の開発に取り組んでおりますが、今後、製品、技術等の開発において、法的権利の取得が遅れた場合、または取得できない場合には、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社としては第三者の知的財産権の侵害はないと認識しておりますが、認識の範囲外で第三者の知的財産権を侵害する可能性もあります。また、当社が保有する知的財産権に対して何らかの侵害が生じる可能性があります。このような場合には、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社といたしましては、研究開発活動を推進するうえで、権利取得の推進や第三者の権利の十分な調査を実施し、適正な取得、使用管理に取り組んでおります。 (7)物流体制の依存について 当社は、物流業務のほとんどを特定の運送業者に委託しております。このため、今後何らかの要因により同社との取引が不能となった場合、一時的ではありますが、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社といたしましては、委託運送業者との良好な関係を維持するとともに、当社として最適な物流体制構築を検討してまいります。 (8)法的規制について 当社は、工場における製造設備に関連して「水質汚濁防止法」「大気汚染防止法」「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」等、環境保全に関する法令の適用を受けております。これらの法規制が今後強化されたり、新たな規制が導入された場合には、工場の操業や製品の安定供給に影響が生じる可能性があります。このような場合、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社の製品は「製造物責任法」の適用を受けており、何らかの要因により人体に悪影響を及ぼすような品質上の不具合が生じた場合には、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社といたしましては、ISO14001の認証を取得し環境保全に努めております。また、当社の事業に関連する法的規制については常に情報収集しており、適切な対応を図っております。 (9)火災事故および自然災害等について ①火災事故について 火災事故により生産設備に被害があり、製品の供給ができない場合や設備の復旧に多額の費用を必要とする場合、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社といたしましては、防災設備の充実、安全パトロールの実施、防災訓練等により災害対策に万全を期しております。 ②自然災害等について 当社は、本社、工場および物流拠点が岐阜県に集中しております。岐阜県は東海地震、東南海地震の強化地域に近いこともあり、大規模地震が発生した場合には、当社の生産設備の破損や人的・物的被害の発生が懸念されます。実際に想定を超える規模の自然災害等が発生し、生産体制に支障をきたした場合には、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社といたしましては、各施設とも可能な限りの耐震対策を講じるとともに、BCP(事業継続計画)、防災管理マニュアル、災害発生時行動マニュアル等を規定し、万が一に備えた防災訓練も実施しております。 (10)感染症の影響について 感染症・伝染病の流行で経済活動が制限された場合、サプライチェーンの分断、工場の操業停止、事業活動の停滞に伴う需要減少等により、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社といたしましては、従業員の検温・体調チェック、手洗い・うがいの徹底、リモート勤務の実施等の感染防止策を講じ安全確保をしつつ、生活必需品である不織布および紙を確実にお届けする責任を果たしてまいります。また、今後も業績への影響を注視し、新規販売先の開拓や多用途への販売拡大を進めるとともに、さらなるコスト削減に取り組むことでリスクを最小限にすべく臨機応変に対応してまいります。
経営成績の分析 (MD&A)5,422字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、当社は2024年6月14日付適時開示「連結子会社の解散及び清算に関するお知らせ」において、当社連結子会社で あるHAVIX TRADING(Thailand) Co., Ltd.(以下、「当該連結子会社」)について解散することをお知らせいたしました。現時点において当該連結子会社の清算は結了しておりませんが、既に事業活動は停止しており、当該連結子会社の金額および質的観点からの重要性は乏しく、また、当社は他に子会社が存在しないことから、2026年3月期の期首より、非連結決算へ移行いたしました。なお、当事業年度より連結財務諸表を作成していないため、前期との比較につきましては、単体の前事業年度と比較しております。 また、セグメントごとの業績、キャッシュフローの状況および生産、受注及び販売の実績につきましては、当事業年度より連結財務諸表を作成しておりませんので、前期との比較は記載しておりません。 ①財政状態の状況 前事業年度   当事業年度   増減額   前期比(%) 総資産(千円)   12,191,501   13,770,713   1,579,211   113.0 負債(千円)   4,961,026   6,056,601   1,095,575   122.1 純資産(千円)   7,230,475   7,714,111   483,636   106.7 自己資本比率(%)   59.3   56.0   △3.3   94.4 1株当たり純資産(円)   926.11   984.49   58.38   106.3 総資産は、前事業年度末と比べ1,579百万円増加して13,770百万円となりました。負債は、前事業年度末と比べ1,095百万円増加して6,056百万円となりました。純資産は、前事業年度末と比べ483百万円増加して7,714百万円となりました。 ②経営成績の状況 前事業年度   当事業年度   増減額   前期比(%) 売上高(千円)   13,312,931   12,110,277   △1,202,654   91.0 営業利益(千円)   717,220   428,874   △288,346   59.8 経常利益(千円)   809,120   474,973   △334,147   58.7 1株当たり当期純利益(円)   83.71   69.91   △13.80   83.5 売上高は12,110百万円(前期比9.0%減)、営業利益は428百万円(同40.2%減)、経常利益は474百万円(同41.3%減)となりました。 セグメントの業績 不織布関連事業 当事業年度 セグメント売上(千円)   6,773,340 セグメント利益(千円)   1,065,939 紙関連事業 当事業年度 セグメント売上(千円)   5,336,937 セグメント利益(千円)   513,482 不織布関連事業の当事業年度の売上高は6,773百万円、セグメント利益は1,065百万円となりました。 紙関連事業の当事業年度の売上高は5,336百万円、セグメント利益は513百万円となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 当事業年度 営業活動によるキャッシュ・フロー(千円)   2,498,296 投資活動によるキャッシュ・フロー(千円)   △2,199,263 財務活動によるキャッシュ・フロー(千円)   1,459,818 現金及び現金同等物の期末残高(千円)   2,495,290 当事業年度末における現金及び現金同等物は、2,495百万円となりました。営業活動により獲得した資金は2,498百万円、投資活動により使用した資金は2,199百万円、財務活動により獲得した資金は1,459百万円となりました。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当事業年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円) 不織布関連事業   5,099,544 紙関連事業   4,460,702 合計   9,560,246 (注) 1. セグメント間取引については、相殺消去しております。 2. 金額は、製造原価によっております。 b.受注実績 当事業年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   受注残高(千円) 不織布関連事業   6,967,462   459,850 紙関連事業   5,293,319   197,046 合計   12,260,781   656,897 (注) 1. セグメント間取引については、相殺消去しております。 2. 金額は、販売価格によっております。 c.販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円) 不織布関連事業   6,773,340 紙関連事業   5,336,937 合計   12,110,277 (注) 1. セグメント間取引については、相殺消去しております。 2. 主な相手先別の販売実績および総販売実績に対する割合 相手先   当事業年度 金額(千円)   割合(%) ユニ・チャームプロダクツ株式会社   2,762,152   22.8 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 総資産は、前事業年度末と比べ1,579百万円増加して13,770百万円となりました。これは主に、現金及び預金が1,760百万円、土地が1,063百万円、建設仮勘定が901百万円増加したこと、電子記録債権が1,205百万円、売掛金が591百万円、原材料及び貯蔵品が117百万円、受取手形が103百万円減少したことによるものであります。 負債は、前事業年度末と比べ1,095百万円増加して6,056百万円となりました。これは主に、長期借入金が1,619百万円、流動負債のその他に含まれる未払消費税等が105百万円増加したこと、買掛金が466百万円、電子記録債務が162百万円減少したことによるものであります。 純資産は、前事業年度末と比べ483百万円増加して7,714百万円となりました。これは主に、別途積立金が300百万円、繰越利益剰余金が108百万円増加したことによるものであります。この結果、自己資本比率は56.0%となりました。 b.経営成績 当事業年度において、当社が製品を提供する外食産業市場におきましては、2025年の訪日外国人旅行者が年間過去最高を更新し、引き続きインバウンド消費は増加傾向ですが、国内人口の高齢化および少子化による人手不足の深刻化、また、日本経済の成長鈍化を背景とした円安進行により、人件費や原材料はますます高騰しており、その対策として、消耗品の安価な中国製製品への切り替えが進行したことから、当社製品の拡販や価格改定は厳しい状況が続いております。一方、衛生材料市場におきましては、特にコロナ禍以降のペットの家族化傾向等、これまで以上にペットとの共生による健康管理が注目されております。また、紙おむつ市場におきましては、高齢化による介護人口の増加や、病院や介護施設での需要増に加え、在宅での利用も増えていることから、大人用紙おむつは堅調に需要の拡大が続いております。なお、ベビー用紙おむつは、少子化の影響が著しく、製品単価向上のため、高機能・高付加価値商品の投入等が試みられておりますが、一方で、コストダウンのため使用素材を安価品へ切り替える動きが加速しており、当社製品の販売も大きく影響を受けております。 このような社会情勢の中、当社はコーポレートメッセージである「“キレイ”をつくろう」のもと、持続可能な社会の実現のため脱炭素化に資する設備を導入するほか、グリーンエネルギーの活用や再生可能エネルギーへの転換促進、さらには新たな事業として、2027年4月開始予定としておりますユニ・チャームプロダクツ株式会社との製造委託を発表するなど、「長期経営ビジョン2030」にもとづき全社一丸となって事業活動の推進に取り組んでまいりました。また、営業活動においては、既存製品の販路拡大、安定した利益が見込まれる付加価値の高い製品の開発、生産効率の一層の改善、良質で安価な原材料調達などにより収益の確保に努めてまいりました。加えて、ガバナンスの強化による信頼と業務品質の向上、インナーブランディングによる企業理念浸透活動の推進、社員一人ひとりが最大限の能力を発揮できる職場環境の整備により、当社の経営基盤を強化してまいりました。 この結果、当事業年度の売上高は12,110百万円(前期比9.0%減)、営業利益は428百万円(前期比40.2%減)、経常利益は474百万円(前期比41.3%減)、当期純利益は547百万円(前期比16.2%減)となりました。 不織布関連事業 パルプ不織布は、主力製品である業務用クッキングペーパー、ドリップ吸収シート向け製品に加え、医療・介護向けの衛生用品ブランド「Kireine(キレイネ)」製品の拡販に取り組んでまいりました。化合繊不織布につきましても、ペットシーツ向けおよび紙おむつ向け製品を中心に積極的に拡販活動を展開してまいりました。しかしながら、両不織布ともに、価格改定に伴う受注の減少に加え、安価な中国製製品や代替素材への切り替えの進展などが、業績に影響を与えました。 この結果、当事業年度の売上高は6,773百万円、セグメント利益は1,065百万円となりました。 紙関連事業 衛生用紙は、衛生材料市場における紙おむつ、ペットシーツ向け製品、さらにはトイレクリーナー向け製品を中心に拡販に努めてまいりましたが、価格改定に伴う受注の減少、海外向け製品の販売減少、さらには安価な代替素材への切り替えの進展などが、業績に影響を与えました。 この結果、当事業年度の売上高は5,336百万円、セグメント利益は513百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、2,495百万円となりました。 a.営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動により獲得した資金は2,498百万円となりました。これは、売上債権の減少1,900百万円、税引前当期純利益669百万円、減価償却費253百万円等による資金の増加と、仕入債務の減少644百万円、受取補償金194百万円等による資金の減少によるものであります。 b.投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動により使用した資金は2,199百万円となりました。これは、定期預金の払戻による収入1,431百万円等による資金の増加と、定期預金の預入による支出1,433百万円、有形固定資産の取得による支出2,199百万円等による資金の減少によるものであります。 c.財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動により獲得した資金は1,459百万円となりました。これは、長期借入金の借入による収入2,000百万円等による資金の増加と、長期借入金の返済による支出396百万円、配当金の支払額140百万円等による資金の減少によるものであります。 当社の資金需要のうち主なものは、製品製造のための原材料・燃料の購入のほか、製造に係る労務費・経費、販管費及び一般管理費、生産設備の取得および既存設備の改善等に係る投資であります。 これらの資金需要に対し、当社では、生産設備の取得および既存設備の改善等に係る資金の調達は主に金融機関からの長期借入れを基本としており、その他運転資金は主に自己資金を充当することを基本としております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準にもとづき作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益および費用の報告額に影響を及ぼす見積りおよび仮定を用いておりますが、これらの見積りおよび仮定にもとづく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りおよび仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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