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超!企業DB
日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.76-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

スーパーバッグ

Superbag Company,Limited3945 · Standard · パルプ・紙

紙袋・レジ袋の製造販売で国内トップクラス。主力の紙製品事業に加え、ポリ袋などの化成品事業、用度品の一括受注システムを持つ。

概要

スーパーバッグは、1947年創業の包装資材メーカーである。食品スーパー向けのレジ袋や紙袋を主力とし、プラスチック製・紙製の袋やフィルムを製造・販売する。東京都豊島区に本社を置き、連結従業員数381名。2026年3月期の連結売上高は276億円、営業利益9億円と安定した収益を上げている。

三つの事業セグメントで構成される収益構造

当社グループは「紙製品事業」「化成品事業」「その他事業」の三つで構成される。2026年3月期の売上高は紙製品事業が152億4800万円(構成比54.1%)、化成品事業が57億5200万円(20.4%)、その他事業が71億6100万円(25.4%)である。セグメント利益は紙製品事業が10億8500万円、化成品事業が1億6900万円、その他事業が2億700万円。紙製品事業が全利益の約7割を稼ぐ主力部門だが、近年は原材料費や人件費の上昇で収益性が低下している。化成品事業は海外調達の多様化で増益、その他事業は店舗数増加に伴うベンダーアイテム拡大が寄与した。

国内外に広がる生産・販売拠点

本社機能は東京・豊島区に置く。主力工場は埼玉県所沢市の所沢工場(1962年新設、第5工場のFSSC22000認証取得)と鶴ヶ島工場(1981年新設、ISO9001・14001取得)。北海道三笠市には連結子会社の北海道スーパーバッグが紙袋を製造する。海外では台湾に台湾超級包装材料(連結子会社)とタイにNARAI SUPERBAG(持分法適用関連会社)を持つ。かつて存在した上海の2社は清算済みで、2025年度以降は連結範囲から外れている。国内生産と海外調達を組み合わせたサプライチェーンを構築している。

減収と回復を繰り返した直近の業績

売上高は2014年3月期の359億円をピークに減少傾向にあった。2021年3月期には263億円、2022年3月期には251億円まで落ち込み、2023年3月期は253億円と横ばいだった。2024年3月期から増加に転じ、2026年3月期は276億円(前年比2.1%増)となった。営業利益は2026年3月期に9億円と黒字を維持しているが、2021年3月期には4億円の営業損失を計上するなど変動が大きい。純利益も2022年3月期に6億円の赤字から2026年3月期に10億円の黒字へ回復した。レジ袋有料化の影響で主力製品の需要が減少したが、宅配資材や紙器など成長分野へのシフトが実を結び始めている。

業界の中での役割は包装資材(紙袋・レジ袋・ポリ袋)の製造・販売メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
282億円
営業利益
8億円
営業利益率
2.8%
純利益
8億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
紙製品事業152億円53.9%11億円7.2%
その他事業72億円25.5%2億円2.8%
化成品事業58億円20.6%2億円3.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01小売・流通(紙袋・レジ袋)主力

百貨店やスーパー、コンビニなど向けに紙袋やレジ袋を製造・販売。主力工場での自社製造に加え、子会社への原紙支給による製造も行い、多様なニーズに対応する。

主な製品・サービス2
紙袋
ショッピングバッグとして小売店で使用される紙製の手提げ袋。多様なサイズ・デザインに対応。
レジ袋
スーパーやコンビニなどのレジで使用される紙製の袋。環境対応が進む市場において需要がある。

02小売・流通(ポリ袋)準主力

国内外の協力工場に製造を委託したポリ袋(レジ袋やゴミ袋など)を購入し、国内市場で販売。紙袋と合わせて幅広い包装資材の需要に応える。

主な製品・サービス1
ポリ袋
ポリエチレン製の袋。レジ袋、ゴミ袋、食品包装用など多岐にわたる。

03法人向け(用度品・消耗資材)副次

S・V・S(スーパーバッグ・ベンダー・システム)により、企業向けに用度品や消耗資材を一括受注・納品する事業。

主な製品・サービス1
S・V・S
法人向けの用度品・消耗資材の一括受注納品システム。

製品と技術

「スーパーバッグ」ブランドの紙袋

紙製品事業の中核が「スーパーバッグ」の名称で販売される角底紙袋である。1953年に日本初の角底自動製袋機を導入して以来、食品スーパーや小売店向けの手提げ袋として普及。形状は平袋と角底袋があり、素材にはFSC認証紙やバイオマス配合紙も使用する。2026年3月期の紙製品事業売上高は152億4800万円と全社の54%を占め、宅配資材や紙器などの成長分野がけん引する。

化成品事業のポリ袋・フィルム

化成品事業では、レジ袋やテイクアウト用ポリ袋など、プラスチック製の包装資材を国内外の協力工場に製造委託し、国内市場で販売する。2026年3月期の売上高は57億5200万円。飲食店向けの需要を取り込み増収となった。原料の高騰が課題だが、海外調達先の多様化で利益率を改善している。また、バイオマス配合のレジ袋など環境配慮型の製品もラインアップに加える。

S・V・S(スーパーバッグ・ベンダー・システム)

1981年12月に発足したS・V・Sは、スーパーや小売店向けに包装用品、清掃用品、事務用品などを一括受注・納品するシステムである。取引先の店舗数増加に伴い取扱アイテムが拡大し、2026年3月期のその他事業売上高は71億6100万円に達した。セグメント利益は2億700万円で、安定した収益源となっている。このシステムにより、顧客の購買業務を効率化し、長期的な取引関係を構築している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

パルプ・紙のなかでの位置

紙加工で安定成長、収益率は低めで大手との差が課題

スーパーバッグはパルプ・紙セクターに属し、紙袋や包装資材を主力とする中堅メーカーである。同業には王子ホールディングスや日本製紙といった大手が存在し、これらは木材から紙製品まで一貫生産する規模の経済を持つ一方、スーパーバッグは特定の紙加工品に特化している。売上高は268億円から282億円へ緩やかに増加し、営業利益率は3%前後と安定しているが、大手企業の利益率と比べると低水準にある。これは製品の汎用性が高く価格競争に晒されやすいためであり、ライバルの特種東海製紙が高機能紙で差別化するのに対し、スーパーバッグはコスト管理と効率化で競争力を維持している。今後の課題は付加価値の高い製品開発と、原材料高への対応である。

強み

  • 売上高が3期連続で増加し、安定的な事業基盤を構築。
  • 紙袋など特定分野に特化し、大手との差別化を図る。
  • 営業利益率を3%前後で維持し、安定した収益を確保。
  • 長年の取引で安定した顧客を確保し、リピート需要に支えられる。

課題

  • 営業利益率が3%と低く、価格競争の影響を受けやすい。
  • 王子HDや日本製紙との規模格差で、調達や販売で不利。
  • 高付加価値製品の開発が遅れ、差別化が進んでいない。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

パルプ・紙の時価総額近傍。太字がスーパーバッグ

時価総額で並べると、掲載8社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13892岡山製紙88億円9.1倍
23948光ビジネスフォーム69億円17.4倍
33944古林紙工57億円12.4倍
43896阿波製紙41億円5.4倍
53895ハビックス39億円6.8倍
63945スーパーバッグ36億円4.0倍
73958笹徳印刷34億円15.6倍
83953大村紙業28億円7.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

前身の設立と紙袋製造への参入(1947〜1952年)

1947年10月、東京都千代田区に「株式会社福田商会」として創業。当初から包装資材に着目し、1950年3月には新宿区に蝋引加工紙工場を完成させた。1952年2月には製袋機を輸入し、平袋の機械製袋を開始。これにより手作業から機械生産への転換を図り、量産体制の基礎を築いた。

角底袋「スーパーバッグ」の誕生と量産化(1953〜1962年)

1953年8月、日本で初めて角底自動製袋機を輸入し、角底紙袋の機械製袋を開始。1957年1月、この角底袋の商標名を「スーパーバッグ」と命名した。同年11月には東京工場を新設し、ラミネーターによるポリエチレン加工紙の製造を開始。1962年1月には埼玉県所沢市に主力工場となる所沢工場を新設し、東京工場の設備を移設・集約した。

商号変更と東証二部上場(1963〜1964年)

1963年6月、商号を「株式会社スーパーバッグ」に変更。1964年5月には東京証券取引所市場第二部に上場し、株式公開企業となった。この間、1963年に商号を変更したことで、主力製品のブランド名と会社名を統一し、知名度向上につなげた。

国内拠点拡充と海外進出(1972〜1993年)

本社は1972年2月に新宿区へ、1987年11月に現在の豊島区へ移転。1981年6月には埼玉県鶴ヶ島市に鶴ヶ島工場を新設し、生産能力を拡大した。同時に同年12月にはS・V・S(スーパーバッグ・ベンダー・システム)を発足。海外展開では1991年9月に台湾に台湾超級包装材料を設立、1992年3月に北海道スーパーバッグ、1993年5月に上海世霸包装材料を相次いで設立し、アジアでの製造・販売網を広げた。

品質・環境認証の取得と管理強化(1999〜2018年)

1999年8月に鶴ヶ島工場がISO9001、2002年9月に所沢工場が同認証を取得。環境面では2003年8月に鶴ヶ島工場、2005年6月に所沢工場がISO14001を取得した。2018年8月には所沢第5工場が食品安全マネジメントシステムのFSSC22000認証を取得し、食品包装の安全基準に対応。1995年12月には管理本部を所沢工場内に移転し、間接部門の効率化を進めた。

市場区分移行と中期経営計画の遂行(2022年以降)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第二部からスタンダード市場へ移行。2024年5月には第2次中期経営計画「環境と共に歩む次世代パッケージ企業」を公表し、紙製品事業への注力や環境配慮製品の開拓を掲げた。2026年3月期の売上高276億円は計画順調だが、原材料高や設備投資の影響で営業利益率は3.3%と伸び悩み、生産設備の更新と価格転嫁が課題となっている。

年表24件を開く

1940年代

  • 1947年10月創業東京都千代田区にスーパーバッグ株式会社の前身である株式会社福田商会を設立。

1950年代

  • 1950年3月東京都新宿区に蝋引加工紙工場を完成。
  • 1952年2月製袋機を輸入し平袋の機械製袋を開始。
  • 1953年8月わが国初の角底自動製袋機を輸入し、角底紙袋の機械製袋を開始。
  • 1957年1月角底袋の商標名をスーパーバッグと命名。
  • 1957年11月東京都新宿区に東京工場を新設し、ラミネーターによるポリエチレン加工紙の製造を開始。

1960年代

  • 1962年1月埼玉県所沢市に現在の主要工場である所沢工場を新設。その後数次に亘り増設工事を実施し、その間に東京工場の設備をここに移設。
  • 1963年6月商号変更商号をスーパーバッグ株式会社に変更。
  • 1964年5月上場東京証券取引所市場第二部に上場。

1970年代

  • 1972年2月本社を東京都新宿区に移転。

1980年代

  • 1981年6月埼玉県鶴ヶ島市に鶴ヶ島工場を新設。
  • 1981年12月創業S・V・S(スーパーバッグ・ベンダー・システム)発足。
  • 1987年11月本社を東京都豊島区に移転。

1990年代

  • 1991年9月台湾に台湾超級包装材料股 份 有限公司(現・連結子会社)を設立。
  • 1992年3月北海道三笠市に北海道スーパーバッグ株式会社(現・連結子会社)を設立。
  • 1993年5月上海に上海世霸包装材料有限公司(連結子会社)を設立。
  • 1995年12月管理本部を所沢工場内に移転。
  • 1999年8月鶴ヶ島工場がISO9001(品質)認証を取得。

2000年代

  • 2002年9月所沢工場がISO9001(品質)認証を取得。
  • 2003年8月鶴ヶ島工場がISO14001(環境)認証を取得。
  • 2005年6月所沢工場がISO14001(環境)認証を取得。

2010年代

  • 2010年12月上海に上海世霸商貿有限公司(連結子会社)を設立。
  • 2018年8月所沢第5工場がFSSC22000(食品安全)認証を取得。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    トータルパッケージ提案の推進

    顧客ニーズに応じた包装資材の総合提案を強化し、紙製品事業を中心に付加価値の高いソリューションを提供する。

  2. 02

    成長分野への経営資源集中

    宅配資材や紙器など成長分野に経営資源を集中し、収益基盤の拡大を図る。

  3. 03

    設備更新・環境関連投資の実行

    生産設備の更新や環境配慮型製品への投資を積極的に行い、競争力強化と持続可能な経営を実現する。

  4. 04

    環境配慮製品を含む新規事業開拓

    環境偏差値向上への取り組みと併せ、バイオマスやFSC認証紙などの環境配慮製品を軸に新たな主力事業を創出する。

  5. 05

    人的資本強化とガバナンス改善

    社内システム高度化やサプライチェーン強化に加え、人材育成とコーポレートガバナンスの強化を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で381人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は540万円で、9期前と比べて+24.3%平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は18.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月700
2018年3月718
2019年3月43437.315.3725
2020年3月42837.515.7718
2021年3月40937.916.0700
2022年3月41839.017.1458
2023年3月45540.118.1416
2024年3月47240.718.5399
2025年3月50440.818.5389231
2026年3月54041.018.3381210

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)60.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 2 / 海外 2、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
所沢工場 — 埼玉県所沢市909百万円
紙製品事業
鶴ヶ島工場 — 埼玉県鶴ヶ島市677百万円
紙製品事業
本部(埼玉県所沢市)他従業員社宅 及び全社共用資産565百万円
全社(共通)
紙製品事業 — 北海道スーパーバッグ㈱(北海道三笠市)153百万円
本社(東京都豊島区)他6支店営業所(注)430百万円
全社(共通)
所沢物流センター(埼玉県入間市) (注)419百万円
全社(共通)
紙製品事業 — 台湾超級包装材料股 份 有限公司(中華民国台湾省台北市)0百万円
主な関係会社
  • 国内
    北海道スーパーバッグ㈱
    北海道三笠市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    台湾超級包装材料股份有限公司
    中華民国台湾省 台北市 · 連結子会社
    議決権89.8%
  • 海外
    NARAI SUPERBAG CO.,LTD.
    BANGKOK, THAILAND · 持分法適用会社
    議決権31.7%
  • 国内
    福田産業㈱
    東京都千代田区 · その他の関係会社
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    【東京労働局】令和8年度東京労働局及び局内各署所で使用するコピー用紙の年間購入(単価契約)
    厚生労働省 · 2026-03-11
    6,470万円
  • 調達
    令和8 年度関東農政局管内コピー用紙(単価契約)
    農林水産省 · 2026-04-01
    1,004万円
  • 調達
    令和8年度再生PPC用紙の供給(単価契約)
    公正取引委員会 · 2026-02-26
    347万円
  • 調達
    PPC用紙
    防衛省 · 2025-07-16
    320万円
  • 調達
    PPC用紙
    防衛省 · 2026-05-14
    299万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は282億円営業利益8億円前期と比べると増収減益で、売上が+2.2%、利益が-11.1%。

売上高
+2.2%
282億円
営業利益
-11.1%
8億円
純利益
-20.0%
8億円
営業利益率
2.8%
前期比 -0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高290億円282億円
営業利益9億円8億円
純利益7億円8億円
1株あたり配当¥110¥110

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は67億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+9.8%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q592
2024年1Q6123.31
2024年2Q6423.12
2024年3Q8156.25
2024年4Q621
2025年2Q13132.33
2025年4Q14564.17
2026年2Q13432.23
2026年4Q14853.45
2027年1Q6700.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は345億円から282億円へ82%に減った。直近期の営業利益率は2.8%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月34511
2014年3月359−10
2015年3月35301
2016年3月35231
2017年3月33585
2018年3月33142
2019年3月330−2−9
2020年3月31954
2021年3月263−1−4
2022年3月251−5−6
2023年3月25355
2024年3月268119
2025年3月2769103.310
2026年3月282882.88

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高282億円のうち、営業利益として残るのは8億円2.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の2.8%にあたる。営業利益率は業種中央値3.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.5%227億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.7%47億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.8%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.6pt
2.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.3pt
2.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+10.5pt
15.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−1億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−5億円この組み合わせは消耗型にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線期末の手元現金は16億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月7−2−3513
2014年3月6−51116
2015年3月20−2217
2016年3月1−3−2−213
2017年3月14−70719
2018年3月−1−4−5−58
2019年3月0−98−97
2020年3月180−61818
2021年3月−10−1−115
2022年3月57−61223
2023年3月10−3121
2024年3月10−3−4725
2025年3月82−81028
2026年3月−1−4−7−516

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は138億円。このうち返さなくてよい自己資本が56億円で、自己資本比率は40.3%(業種中央値55.2%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1803614419.4
2014年3月1873315417.0
2015年3月1833814520.4
2016年3月1783814020.5
2017年3月1794213722.8
2018年3月1774513224.6
2019年3月1713313818.3
2020年3月1633313019.0
2021年3月1463111520.0
2022年3月1382511317.7
2023年3月1413011121.0
2024年3月1564211426.5
2025年3月146479932.3
2026年3月138568240.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
16億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
26億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
23億円
在庫として抱えている分
負債合計
82億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
53
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

パルプ・紙 24社との比較

同じパルプ・紙の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE24社中1位あたり、逆に低いのは自己資本比率24社中20位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.6%/中央値 5.1%
P25 3.8%P75 7.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.8%/中央値 3.5%
P25 2.4%P75 5.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
40.3%/中央値 55.2%
P25 43.3%P75 71.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
2.2%/中央値 0.8%
P25 -1.5%P75 1.8%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.1%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥2,157で、1年前と比べて-13.3%過去52週の値幅のなかでは8%の位置にある。

¥2,157-0.7%1ヶ月-6.3%1年-13.3%時価総額36億円
過去52週の値幅
安値¥2,081高値¥2,999

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)4.0倍
PER (会社予想)4.5倍
PBR0.58倍
配当利回り5.10%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1カ月でほぼ横ばい(0.45%上昇)ですが、8月10日には2243円と前日比5.76%下落しました。25日線2253.72円を僅かに下回り、75日線2196.59円は上回って推移しています。52週高値2999円、安値2081円のレンジ内で推移しており、方向感は乏しい展開です。7月30日に出来高5600株と増加しましたが、全体的に出来高は低水準です。RSIは52.64と中立圏で、テクニカル的には方向感がありません。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERが4.32倍と業界平均14.15倍を大幅に下回り、PBRも0.62倍で平均0.68倍を下回る。ROEは15.6%と高く、収益性は良好。配当利回りは4.73%と平均3.06%を上回り、配当性向25.6%と安定。割安指標が揃い、成長性も見込まれるが、業界平均と比較してPERの乖離が大きく、割安の理由に注意。両面性として、指標は割安だが、今後の業績維持が鍵。

指標この会社業種平均
PER (実績)4.0倍13.4倍
PER (予想)4.5倍
PBR0.58倍0.67倍
ROE15.6%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

紙容器市場は成熟しており、売上は安定しているが成長は限定的。強気派は、環境意識の高まりでプラスチック代替として紙容器の需要が追い風になるとみる。また、PBRは0.6倍と割安で、高い配当利回りも魅力。弱気派は、原材料価格の上昇や、飲料消費の減少による需要減、競合との価格競争による採算悪化を懸念。

プラスに働く材料7
  • 脱プラスチックの追い風

    環境規制強化で紙容器需要が拡大する可能性。

  • 割安なバリュエーション

    PBRは0.6倍で、解散価値に近い水準。

  • 安定配当

    配当利回りは4.7%と高く、株主還元に積極的。

  • 3期連続増収で売上高282億円通年影響

    売上高は268億円→276億円→282億円と増加、増収基調が利益の下支えになる。

  • PER4.32倍の割安修正余地不定影響

    時価総額39億円に対し純利益8億円でPER4.32倍、同水準の成長企業と比べ低い。

  • 配当利回り4.73%の高水準継続影響

    配当利回り4.73%は相対的に高く、安定株主層の取り込みにつながる。

  • ROE15.6%とPBR0.62倍の乖離是正不定影響

    ROE15.6%に対してPBR0.62倍は割安で、資本効率を踏まえた評価修正が期待される。

マイナスに働く材料7
  • 需要の停滞

    国内の飲料市場は縮小傾向で、容器需要も頭打ち。

  • 原料コスト上昇

    パルプ価格の高騰が利益を圧迫するリスク。

  • 競争の激化

    他素材(プラスチック・アルミ)との競合に加え、同業他社との価格競争も。

  • 営業利益と純利益が2期連続減益通年影響

    営業利益は9億円→8億円、純利益は10億円→8億円に減少し、収益力が低下した。

  • 営業利益率3.26%→2.84%に低下通年影響

    売上高は増加する一方で営業利益率が0.42ポイント低下、コスト増が利益を圧縮。

  • 外国人保有比率0.5%と極めて低い継続影響

    外国人保有比率0.5%は流動性が乏しく、海外資金の参入による需給改善が見込みにくい。

  • 時価総額39億円の小型株で流動性リスク継続影響

    売買代金が細りやすく、大口売りが出た際の株価下落インパクトが大きい。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
市場の成熟度とシェア維持を確認。
営業利益率
原材料コスト増加が収益に与える影響を監視。
紙容器の出荷量
需要動向を直接示す指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり110で、前期から+4.8%いまの株価に対する利回りは5.10%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥110
1株あたり
配当利回り
5.10%
いまの株価に対して
配当性向
25.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月6022.6
2018年3月600.070.4
2019年3月600.0
2020年3月600.042.0
2024年3月9050.016.0
2025年3月10516.722.8
2026年3月1104.825.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥110

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,137人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.4%を占め、残る56.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他46.944.843.447.650.552.6
事業法人38.338.838.435.435.335.5
自己株式9.39.49.412.212.011.9
金融機関13.113.013.513.111.68.0
証券会社1.01.93.73.22.23.5
外国法人0.71.51.00.70.30.5
外国人個人0.10.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01福田産業株式会社26.45
02王子ホールディングス株式会社4.03
03明治安田生命保険相互会社3.44
04ヨシダトモヒロ2.31
05中村英生2.14
06稲田清春2.08
07樋口真弓1.78
08株式会社みずほ銀行1.72
09株式会社三菱UFJ銀行1.48
10粕谷良三1.48

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+8556%、1株純資産は14期で+1540%。直近期のROEは15.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月62282.822.6202.3
2014年3月−2207220.3
2015年3月72443.324.474.8
2016年3月92393.818.885.1
2017年3月3552,67514.09.522.6
2018年3月1372,8535.015.370.4
2019年3月−6112,049−24.9
2020年3月2302,02911.35.542.0
2021年3月−2511,902−12.8
2022年3月−4211,597−24.0
2023年3月3101,94517.54.3
2024年3月5712,79424.44.516.0
2025年3月6593,18122.03.522.8
2026年3月5393,73515.64.225.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額100百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
樋口肇代表取締役 社長執行役員563,151
兼平修一取締役 専務執行役員 管理本部長592,555
元木歩取締役 常務執行役員 物流本部長611,854
福田英範取締役 社長補佐 執行役員7919,820
毛塚和男取締役 常勤監査等委員75200
古川肇取締役 監査等委員70500
村岡公一取締役 監査等委員76
藤瀬敦賀取締役 監査等委員66
本橋秀明執行役員 台湾超級包装材料股份有限公司出向総経理
田中栄一執行役員 生産本部長
上脇伸吾執行役員 調達本部長
手塚浩彦執行役員 営業本部長兼営業推進部長
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
後藤浩司執行役員 営業本部副本部長

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)57257816
取締役(社内)1121212
社外取締役410103

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容581字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社2社、関連会社1社及びその他の関係会社1社で構成され、主として紙袋、レジ袋の製造、販売及びこれらに関連する事業を営んでおります。 当社グループの事業に係わる位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 紙製品事業 連結財務諸表提出会社(以下当社という。)が自社主力工場にて紙袋等を製造、一部製品については、原紙を北海道スーパーバッグ㈱(連結子会社)に有償支給し、同社が製造した紙袋等を当社が一括購入しており、自社で製造した紙袋等と共に販売しております。 化成品事業 当社が国内外の協力工場へ製造委託したポリ袋等を購入し、国内市場にて販売をしております。 その他事業 当社において展開しております用度品、消耗資材の一括受注納品システムS・V・S(スーパーバッグ・ベンダー・システム)を中心とした事業部門であります。 また、台湾超級包装材料股份有限公司(連結子会社)及びNARAI SUPERBAG CO.,LTD.(持分法適用関連会社)は、独自に仕入並びに販売を行っております。 上海世霸包装材料有限公司及び上海世霸商貿有限公司は、清算結了したことにより、当連結会計年度より連結の範囲から除外しております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,659字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、株主重視の基本姿勢を堅持しつつ、わが国製袋業界のパイオニアとして、『パッケージ関連事業を軸に、お客様のニーズと変化に積極果敢に挑戦すること』、『ステークホルダーへの責任を果たし、存在感のある強い会社を目指すこと』、『明るく活発で希望のある社風をつくり、社員とその家族の幸せを追求すること』を経営理念として掲げております。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、営業利益の拡大及び営業利益率の改善を目指しており、その達成度を測るため、売上高、営業利益、営業利益率を重視しております。また、財務体質強化及び株主の持分に対する投資収益率の向上を目指す観点から、自己資本比率とROE(自己資本利益率)を重視した経営を行ってまいります。 (3) 経営環境 今後のわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移することが期待されます。一方で、米国政策の動向や、緊迫化する中東情勢などの地政学リスクに起因する原材料・エネルギー価格の変動など、景気の先行きは一層不透明な状況が続くものと予想されます。 (4) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループといたしましては、2024年5月10日に公表いたしました第2次中期経営計画『環境と共に歩む次世代パッケージ企業~創業120年の誇りを胸に~』において『成長戦略の追求と環境経営基盤の構築』を基本方針とした3ヵ年計画として取り組んでまいります。2027年3月期は計画の最終年度にあたり、トータルパッケージ提案の推進、宅配資材・紙器など成長分野への経営資源の集中、設備更新・環境関連への積極的な投資を実行していくことで、現中期経営計画の総仕上げを行うとともに、次期中期経営計画を策定し、更なる成長ステージへの挑戦を続けてまいります。 そのために、 ①紙製品事業への注力 ②環境配慮製品を含めた新規事業開拓 ③環境偏差値向上への取り組み ④人的資本への取り組みとガバナンス強化 ⑤経営基盤戦略(社内システム高度化、サプライチェーン強化他) を経営基本方針として定め、持続的な成長と長期利益の実現に取り組んでまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 (1)及び(4)に記載の、経営方針及び経営戦略を実行していく上で、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。 ①安定性、収益性を兼ね備えた事業基盤の確立 コロナ禍以降、消費者の行動様式や生活パターンの変容に加え、レジ袋・紙袋の有料化による主力製品の販売減少は、当社グループの収益構造に大きなインパクトとなりました。このような環境変化に即したビジネスモデルで成長基盤を確立すべく、化成品事業の抜本的な見直しを行うとともに、主力事業である紙製品事業の維持発展に取り組んでまいります。 ②スーパーバッグ環境宣言の制定 世界的な環境意識の高まりや低炭素・脱炭素型社会への移行により、ESG(環境・社会・ガバナンス)やSDGs(持続可能な開発目標)の中でも、特に環境保全を意識した企業活動が今まで以上に求められるようになりました。当社グループでは、環境負荷の少ないFSC認証紙の導入・運用やバイオマス配合のレジ袋の供給など、環境に配慮した事業展開をしてまいりましたが、さらなる環境対策と企業価値向上を目標とし、当社の環境対応方針を取りまとめた「スーパーバッグ環境宣言」を制定しております。 ③新規事業の創出 感染症拡大・レジ袋有料化を経て、包装資材を取り巻く事業環境は大きく変化し、消失した需要の回復には中長期的な取り組みが必要なものと見込んでおります。そこで、変容したニーズのマーケティング、製品開発と推進体制を実現すべく、専門部署を設置し、新たな主力事業の創出を目指します。
事業等のリスク3,352字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。 (1) 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動 ①原材料購入価格の変動 化成品事業におけるレジ袋の主な原材料であるポリエチレンなどの石油化学製品は、原料市況並びに需給バランス等の要因から製品ごとに固有の市況を形成しており、原油価格の騰落に関連して石油化学メーカーからの仕入価格の変動が継続しております。また、主力の紙製品事業において、製紙メーカーによる紙製品原材料価格の変動についても、原油価格の騰落が遠因となっており、今後、更なる仕入価格の変動が生じた場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。このため、海外品仕入価格や国内販売価格の改定交渉を継続的に行っております。 ②為替相場の変動 当社グループの外貨建て輸出入取引は、主力の紙製品部門のみにとどまらず、化成品部門におけるレジ袋等の輸入取引や、先述の原材料購入価格にも少なからず影響を与えるため、為替相場の円安方向への変動は仕入価格上昇に影響し、収益圧迫の要因となります。このため、海外品仕入価格や国内販売価格の改定交渉を継続的に行うとともに、為替相場の変動によるリスクをヘッジする目的で、為替予約を行っておりますが、これにより当該リスクをすべて排除することは不可能であり、為替レートの変動は当社グループの業績及び財務状況に少なからず影響を及ぼす可能性があります。なお、化成品事業におけるレジ袋の輸入比率は、2024年3月期92.1%、2025年3月期90.7%、2026年3月期93.2%となっております。 ③債権管理 当社グループは、顧客の支払不能時に発生する損失の見積額について、顧客の財政状態が悪化し、支払不能又は支払能力が低下した場合に、貸倒引当金の追加計上が必要となる可能性があります。このため、日頃の営業活動や信用調査機関及び業界からの情報収集に基づき取引先の与信管理を徹底し、当該事象が具現化した際の貸倒損失の最小化に努めております。 ④投資の減損処理 当社グループは、長期的な取引関係を維持するために、特定の顧客や金融機関の株式を保有しており、将来の市況悪化又は投資先の業績不振等により、損失又は簿価の回収不能が生じた場合に、評価損の計上が必要となる可能性があります。このため、個別銘柄の保有の適否について、取締役会において便益や減損を含めたリスクなどを踏まえ検討しております。なお、保有銘柄及び保有の適否の判断の方法等の詳細につきましては、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (5) 株式の保有状況」をご参照ください。 ⑤固定資産の減損処理 当社グループは製造設備を主に、事業用資産として工場建物や土地、機械設備などの固定資産を保有しております。当社グループは、固定資産の連結貸借対照表計上額について、当該資産から得られる将来のキャッシュ・フローによって資産の残存価額を回収できるかどうかを定期的に検討しておりますが、事業の収益性が低下した場合や地価が著しく下落した場合などに、減損損失が発生し、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥退職給付債務 当社グループの従業員退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件や年金資産の時価及び期待収益率に基づいて算出されております。実際の結果が前提条件と異なる場合、又は前提条件が変更された場合には、その影響は累積され、さらに将来にわたって認識されることになり、将来期間における費用及び債務に影響を及ぼします。また、年金制度の変更により未認識の過去勤務費用が発生したり、金利環境の変動に伴う一層の割引率の低下や運用利回りの悪化は、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 自然災害、新たな感染症による影響 当社グループは、日本国内及びアジアに製造及び販売拠点を有し、国内における流通業を主要な販売先として事業を営んでおります。 これらの地域で大規模な地震や風水害等の自然災害が発生した場合や、新型コロナウイルス感染症もしくは新たな未知の感染症の発生に伴う、各国政府による緊急事態宣言の発出、それらの地域のロックダウン等を想定し、製品の供給体制やビジネスにおける人の往来等について、当社グループは国内外に製造拠点を有しているほか、海外協力工場を東南アジアの複数の国に持つなどリスクの分散を図り、影響の最小化に努めております。また、販売先については、後述(5)に記載のとおり、特定の取引先に対する依存度は低いものと考えております。 しかしながら、当該事象が発生した場合は、各国政府による緊急事態宣言発出などに伴う、製品供給体制の圧迫リスクや製品需要の縮小リスクをすべて排除することは不可能であり、当社グループの業績及び財務状況に少なからず影響を及ぼす可能性があります。 (3) 特定の製品、技術等で将来性が不明確であるものへの依存度について 当社グループ収入の殆どは既存の素材・仕様・規格を基に製造した製品の売上に拠っております。当社グループでは、顧客のニーズにお応えするよう新製品の開発に取り組んでおりますが、顧客からの支持を獲得できる新製品又は新技術を正確に予測することはできず、またこれらの製品の販売が成功する保証はなく、当社グループが業界と市場の変化を十分に予測できず、魅力ある新製品を開発できない場合には、将来の成長と収益性を低下させ、業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、品質管理につきましては、国際的に認知されている品質管理基準に従って製造を行っておりますが、予想を超える重大な品質トラブルが発生した場合には、当社グループの製品全体の評価に重大な影響を与え、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 特有の法的規制、重要な訴訟事件等の発生について 当社グループの事業は、環境規制や知的財産等の法規制の適用を受けており、訴訟等が発生し、当社グループに不利な判断がなされた場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 特定の取引先等で取引の継続性が不安定であるものへの依存度について 当社グループ製品の主要な販売先は国内流通業であり、国内景気の後退及びそれに伴う需要の縮小やデフレによる小売価格の低下は、当社グループの業績及び財務状況に少なからず影響を及ぼす可能性があります。なお、主要販売先が小売業、量販店、飲食チェーンなど多様な業務形態にわたることを考慮すると、特定の取引先に対する依存度は低いと考えております。 また、当社グループの事業は、競合他社が海外生産を行い低廉な人件費を基に当社グループと同種の製品をより低価格で販売した場合、価格競争が熾烈化し、その結果、当社グループの売上が影響を受ける可能性があります。 (6) プラスチックの環境問題について 当社グループは、環境負荷の低減、再生資源素材の使用、海洋生分解性プラスチックを使用したレジ袋の開発など、地球環境に配慮した事業活動を通じ、社会の発展と繁栄に貢献しております。一方、プラスチックの海洋環境への影響が世界的な社会問題として取り上げられ、廃プラスチックに関する規制強化の議論が活発化していることなどを背景に、わが国では『プラスチック資源循環戦略』が策定され、2020年7月よりプラスチック製レジ袋の有料化が開始し、レジ袋の販売が大きく落ち込みました。今後、同戦略による廃プラスチック規制の強化が進められた場合に、化成品事業における需要は更に減少し、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,529字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 ①経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、継続的な物価上昇による個人消費への影響が懸念されるほか、為替相場の動向や米国の通商政策、さらには中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー供給の不安定化等、依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社グループを取り巻く経営環境につきましては、国内の雇用・所得環境の改善を背景に、来店型店舗における包装資材需要は高まっており、紙製品事業は好調に推移いたしました。また、EC市場拡大と環境意識の定着から、紙製宅配資材の販売も堅調に推移いたしましたが、原材料価格・物流コストの高騰といった厳しい事業環境が続いております。 このような環境のもと、当社グループは2024年5月10日に第2次中期経営計画『環境と共に歩む次世代パッケージ企業~創業120年の誇りを胸に~』を公表いたしました。『成長戦略の追求と環境経営基盤の構築』を基本方針とし、「紙製品事業への注力」、「新規事業開拓」、「環境偏差値向上」、「人的資本・ガバナンス強化」、「経営基盤戦略」に注力し、企業価値の向上に取り組んでまいります。 当連結会計年度においては、宅配袋・紙器を中心とした成長牽引製品の拡販強化、生産リソースの再配置によるグループ全体の経営資源の最適化及び人事制度改革による人的資本の強化に取り組むとともに、政策保有株式を縮減することで資本効率化を推進してまいりました。しかしながら、生産設備の整備・メンテナンス実施に伴う工場利益率の低下に加え、インフレによるコスト上昇への価格転嫁の遅れが利益を押し下げる要因となりました。今後は、販売価格への適正な価格転嫁を進めていくとともに、積極的な設備投資を実行していくことで、収益性拡大と生産能力増強を図ってまいります。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は28,162百万円(前年同期比2.1%増)、営業利益758百万円(前年同期比15.9%減)、経常利益828百万円(前年同期比19.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益800百万円(前年同期比18.0%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 なお、各セグメントのセグメント損益(営業損益)は、「セグメント情報等」に記載のとおり、各セグメントに配分していない全社費用704百万円を配分する前の金額であります。 「紙製品事業」 紙製品事業につきましては、重点ターゲット市場への拡販により主力の国内向けの宅配袋、紙器の販売が好調に推移したものの、一部取引先からの受注減少により、売上高は前年同期に比べ8百万円増加して15,248百万円となりました。セグメント利益(営業利益)は、紙製品事業へのリソース集中・生産体制の効率化施策を推進するも、原材料費や人件費等のコストが増加したことに加えて、生産設備の整備費用の計上及びメンテナンス実施による工場利益率低下の影響から、前年同期に比べ180百万円減少して1,085百万円となりました。 「化成品事業」 化成品事業につきましては、飲食店をはじめとするテイクアウト用ポリ袋のニーズを取り込んだことにより、売上高は前年同期に比べ68百万円増加して5,752百万円となりました。セグメント利益(営業利益)は、海外調達先の多様化により、前年同期に比べ51百万円増加して169百万円となりました。 「その他事業」 その他事業につきましては、S・V・S(スーパーバッグ・ベンダー・システム)を主たる事業として展開しております。売上高はイベント向け包装用品の受注獲得等により、前年同期に比べ506百万円増加して7,161百万円となりました。品目ごとの販売構成では、包装用品、清掃用品のほか、事務用品の販売が増加しております。セグメント利益(営業利益)は、取引先の店舗数増加に伴いベンダーアイテムの取扱いが増加したことから、前年同期に比べ6百万円増加して207百万円となりました。 ②生産、受注及び販売の実績 イ 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) 紙製品事業   9,549   +4.0 化成品事業   ―   △100.0 合計   9,549   +3.2 (注) 1.金額は販売価格により算出しております。 2.当連結会計年度において、化成品事業の生産実績に著しい変動がありました。これは、連結子会社の上海世霸包装材料有限公司が清算結了したことによるものであります。 ロ 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高 (百万円)   前年同期比 (%)   受注残高 (百万円)   前年同期比 (%) 紙製品事業   15,240   △0.6   1,235   △0.6 化成品事業   5,784   +1.4   501   +6.8 その他事業   7,249   +8.7   633   +16.1 合計   28,274   +2.1   2,369   +5.0 ハ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) 紙製品事業   15,248   +0.1 化成品事業   5,752   +1.2 その他事業   7,161   +7.6 合計   28,162   +2.1 (2) 財政状態 総資産は、前連結会計年度末に比べ838百万円減少して13,761百万円となりました。流動資産は、棚卸資産が183百万円増加、未収入金が57百万円増加した一方、現金及び預金が1,215百万円減少、電子記録債権が239百万円減少、受取手形が60百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ1,271百万円減少の8,901百万円となりました。固定資産は、減価償却で285百万円減少、繰延税金資産が180百万円減少、投資有価証券の売却で208百万円減少した一方、設備投資等により622百万円増加、退職給付に係る資産が213百万円増加、差入保証金が136百万円増加、投資有価証券の時価評価額が118百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ432百万円増加の4,859百万円となりました。 負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,668百万円減少して8,202百万円となりました。これは、繰延税金負債が96百万円増加した一方、電子記録債務及び設備関係電子記録債務が806百万円減少、短期借入金及び長期借入金が467百万円減少、支払手形及び買掛金が184百万円減少、未払法人税等が177百万円減少したことなどによるものであります。 純資産合計は、前連結会計年度末に比べ829百万円増加して5,559百万円となりました。これは、剰余金の配当で155百万円減少した一方、利益剰余金が親会社株主に帰属する当期純利益計上により800百万円増加、退職給付に係る調整累計額が198百万円増加したことなどによるものであります。この結果、1株当たり純資産額は、前連結会計年度末に比べ553.64円増加し3,734.88円に、自己資本比率は、前連結会計年度末の32.3%から40.3%になりました。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,558百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,221百万円減少しております。その内訳は次のとおりであります。 「営業活動によるキャッシュ・フロー」 当連結会計年度における営業活動による資金の減少は、91百万円(前年同期は801百万円の増加)となりました。 これは、税金等調整前当期純利益1,066百万円、減価償却費285百万円等資金が増加したものの、仕入債務の減少1,012百万円、法人税等の支払額315百万円、棚卸資産の増加183百万円等資金が減少したことなどによるものであります。 「投資活動によるキャッシュ・フロー」 当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、420百万円(前年同期は239百万円の増加)となりました。 これは、投資有価証券の売却による収入302百万円等資金が増加したものの、固定資産の取得による支出548百万円、差入保証金の差入による支出161百万円等資金が減少したことなどによるものであります。 「財務活動によるキャッシュ・フロー」 当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、717百万円(前年同期は763百万円の減少)となりました。 これは、借入金が純額で467百万円減少、リース債務の返済による支出95百万円、配当金の支払額153百万円等資金が減少したことなどによるものであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性について、当社グループは、事業活動のための適切な資金確保、流動性の維持、並びに健全な財政状態を常にめざし、安定的な営業キャッシュ・フローの創出や資金調達手段の確保に努めております。設備投資などの長期資金需要につきましては、自己資金及び主に金融機関からの長期借入など、金利コストの最小化を図れるような調達方法を検討し対応しております。また運転資金需要につきましては、自己資金、営業活動から得られるキャッシュ・フローに加え、金融機関からの当座貸越枠を利用した短期借入金により対応しております。 (4) 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2024年度からの3カ年を『環境と共に歩む次世代パッケージ企業~創業120年の誇りを胸に~』と位置づけて策定した第2次中期経営計画のなかで、売上高、営業利益、営業利益率などについて目標値を設け、企業価値の向上に努めてまいりました。第2次中期経営計画の2年目にあたる当連結会計年度は、売上高28,162百万円、営業利益758百万円、営業利益率2.7%となりました。また、収益性指標につきましては、自己資本比率とROE(自己資本利益率)を重要指標と位置付け、財務体質強化及び株主の持分に対する投資収益率の向上に努めてまいりました。その結果、ROEは15.6%と昨年度から悪化したものの、自己資本比率は40.3%まで上昇しており、第2次中期経営計画に掲げた目標値である32.0%を達成しております。 2026年度は第2次中期経営計画の最終年度にあたり、当社グループは上記を踏まえ、更なる収益構造改革の推進、財務体質強化及び株主の持分に対する投資収益率の向上を目指し、企業体質の変革に引き続き取り組むことを目標としております。 (5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債や収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等  注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (繰延税金資産) 当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上し、回収が不確実と判断した部分に対して評価性引当額を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ、見積り額が減少した場合には、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 (固定資産の減損処理) 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。固定資産の回収可能価額について、将来キャッシュ・フロー、割引率、正味売却価額等の前提条件に基づき算出しているため、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ、見積り額が減少した場合には、減損処理が必要となる可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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