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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

MORESCO

MORESCO Corporation5018 · Standard · 石油・石炭製品

特殊潤滑油とホットメルト接着剤で世界の製造業を支える化学品メーカー。高真空ポンプ油などニッチ分野で強み

概要

MORESCOは、石油化学製品、特に機能性化学品を手掛けるメーカーである。神戸市中央区に本社を置き、連結従業員数は約800名。潤滑油添加剤や機能性樹脂などを展開し、売上高は約340億円で増収基調にある。2026年2月期には営業利益24億円(利益率6.9%)と過去最高益を見込む。

4つの地域セグメントで構成されるグローバル体制

MORESCOグループは、日本、中国、東南/南アジア、北米の4つを報告セグメントとしている。日本では当社が主要製品の製造・販売を行い、エチレンケミカル株式会社が自動車用ブレーキ液・不凍液を手掛ける。中国では莫莱斯柯花野圧鋳塗料(上海)有限公司などが特殊潤滑油を製造・販売し、天津莫莱斯柯科技有限公司がホットメルト接着剤を製造する。東南/南アジアではタイ、インドネシア、インドに現地法人を置き、特殊潤滑油とホットメルト接着剤を生産・販売。北米では米国とメキシコで特殊潤滑油を展開する。

特殊潤滑油・ホットメルト接着剤・素材の3本柱

事業は大きく特殊潤滑油、合成潤滑油、素材、ホットメルト接着剤、エネルギーデバイス材料に分類される。特殊潤滑油には高真空ポンプ油、難燃性作動液、ダイカスト用油剤、熱間鍛造潤滑剤などが含まれる。合成潤滑油は高温用潤滑油やハードディスク表面潤滑剤、耐放射線性潤滑剤をカバーする。素材事業では流動パラフィンやスルホネートを量産。ホットメルト接着剤は衛生材料やフィルター用途に供給され、エネルギーデバイス材料として有機EL用封止材やガス・水蒸気透過度測定装置を手掛ける。

2026年2月期の売上高344億円、営業利益は過去最高

2026年2月期の連結売上高は344億円(前期比1.4%増)、営業利益は23億円(同70.2%増)と過去最高を記録した。経常利益は27億円、親会社株主に帰属する当期純利益は15億円。セグメント別では日本が売上高222億円(セグメント利益15億円)、中国が38億円(同3億円)、東南/南アジアが67億円(同3億円)、北米が20億円(同1.5億円)。高付加価値品の販売増加と経費抑制が利益拡大に寄与した。

業界の中での役割は産業用潤滑油・接着剤のサプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
349億円
営業利益
24億円
営業利益率
6.9%
純利益
15億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
日本222億円63.6%15億円6.8%
東南/ 南アジア68億円19.5%3億円4.4%
中国38億円10.9%3億円7.9%
北米21億円6.0%2億円9.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01製造業全般(半導体、自動車、建設、食品など)主力

真空ポンプ用の特殊潤滑油などを供給。高真空ポンプ油は半導体製造装置などで使用され、難燃性作動液やダイカスト用油剤は自動車部品や建設機械の製造工程で使用される。熱間鍛造潤滑剤や切削油剤は金属加工業界向け。

主な製品・サービス5
高真空ポンプ油
半導体製造装置などの真空ポンプに使用される特殊潤滑油。高い真空度を維持し、装置の安定稼働を支える。
難燃性作動液
火災リスクが高い環境で使用される作動油。鋳造や鍛造などの高温プロセスで安全性を確保する。
ダイカスト用油剤
ダイカストマシンの型離れを良くする潤滑剤。製品品質と生産効率を向上させる。
熱間鍛造潤滑剤
熱間鍛造工程で金型と材料の摩擦を低減する潤滑剤。金型寿命を延ばし、製品精度を高める。
切削油剤
金属切削加工の際に使用する油剤。工具摩耗を抑え、加工面の品質を向上させる。

02自動車(OEM・部品)準主力

自動車用ブレーキ液・不凍液を供給。ブレーキ液は車両の安全性に直結するため、高い品質基準が求められる。また、エンジンオイルやギヤオイルなどの車両用潤滑油も提供。

主な製品・サービス2
自動車用ブレーキ液
自動車のブレーキシステムに使用される作動液。高温・低温環境下でも安定した性能を発揮し、安全な制動を支える。
不凍液
エンジンの冷却システムに使用される冷却液。凍結や沸騰を防ぎ、エンジンを保護する。

03包装・衛生材準主力

紙おむつや衛生材の製造に使用されるホットメルト接着剤を供給。高速での接着が可能で、生産効率を高める。

主な製品・サービス1
ホットメルト接着剤
加熱溶融して使用する接着剤。紙おむつや段ボールなどの高速接着に適し、環境に優しい。

04情報記憶媒体(HDD)副次

ハードディスク表面潤滑剤を供給。HDDの記録媒体表面に潤滑膜を形成し、ヘッドとの摺動特性を向上させる。

主な製品・サービス1
ハードディスク表面潤滑剤
HDDの磁気ディスク表面に塗布する潤滑剤。ヘッドの浮上安定性を高め、記録再生の信頼性を向上させる。

05ポリウレタン・複合材副次

ポリウレタンおよび複合材産業向けに潤滑油を供給。材料の成形加工や金型離型をスムーズにする。

主な製品・サービス1
ポリウレタン用潤滑油
ポリウレタン製品の成形時に金型からの離型を容易にする潤滑剤。製品表面の品質を向上させる。

06エネルギー(電池・電子部品)副次

有機EL用封止材やガス・水蒸気透過度測定装置を供給。有機ELディスプレイの保護や品質管理に寄与する。

主な製品・サービス2
有機EL用封止材
有機ELディスプレイを外気から保護する封止材料。素子の劣化を防ぎ、長寿命化を実現する。
ガス・水蒸気透過度測定装置
材料のガスや水蒸気の透過度を測定する装置。包装材や電子部品の品質評価に用いられる。

製品と技術

高真空ポンプ油から耐放射線性潤滑剤まで幅広い特殊潤滑油

MORESCOの特殊潤滑油部門は、高真空ポンプ油、難燃性作動液、ダイカスト用油剤、熱間鍛造潤滑剤、切削油剤、自動車用ブレーキ液・不凍液、冷熱媒体、ポリウレタンおよび複合材産業向け潤滑油などを手掛ける。特に難燃性作動液「ハイドール」シリーズは1962年の製品化以来、長い歴史を持つ。近年はデータセンター向けハードディスク表面潤滑剤の販売が増加しており、半導体分野向けPFASフリー潤滑剤の事業化も進めている。フュージョンエネルギー設備向けの耐放射線性潤滑剤の開発にも取り組む。

流動パラフィンとスルホネートで支える素材事業

素材事業では、流動パラフィンとスルホネートの2品目を主力とする。流動パラフィンは化粧品や医薬品、工業用原料として幅広く使用され、千葉工場で量産化された。石油スルホネートは界面活性剤や金属加工油の添加剤として需要がある。2025年2月期には新たな化学処理方法(単体処理法)を導入し、将来の需給変動に柔軟に対応できる生産体制を整備した。販売価格の是正等により、同事業は増収基調にある。

ホットメルト接着剤とエネルギーデバイス材料への展開

ホットメルト接着剤は、1986年に赤穂工場で量産化を開始した。主に衛生材料やフィルター用途に供給される。連結子会社のPT.MORESCO MACRO ADHESIVE(インドネシア)やMORESCO HM&LUB INDIA PRIVATE LIMITED(インド)でも現地生産を行っている。一方、エネルギーデバイス材料事業では有機EL用封止材やペロブスカイト太陽電池向け封止材の高性能化に注力。また、ガス・水蒸気透過度測定装置も製品群に含まれる。これらの事業は「次世代事業の創出」の中長期方針の下で育成されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

石油・石炭製品のなかでの位置

石油製品で安定収益、成長鈍化懸念

MORESCOは、潤滑油や石油製品などを手掛ける石油・石炭製品企業で、同業の日本精蝋やユシロと競合。2025年2月期の営業利益率は4.07%で、2026年2月期には6.88%へ改善見込み。売上高は緩やかに増加しているが、日本コークス工業などと比べ規模は中堅。安定した収益基盤を持つ一方、市場の成熟により成長性は限定的。

強み

  • 潤滑油など需要が安定した製品群を持つ。
  • 利益率が上昇しており、収益性が向上している。
  • 産業用潤滑油などで一定の技術力とシェアを持つ。
  • 取引先との長期的な関係構築により安定受注を確保。

課題

  • 石油製品市場は成熟しており、大幅な成長は見込みにくい。
  • 原油価格などの変動が収益に影響を与える。
  • 脱炭素化の流れにより、製品需要に中長期的な影響がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

石油・石炭製品の時価総額近傍。太字がMORESCO

時価総額で並べると、掲載7社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15021コスモエネルギーホールディングス7,041億円9.4倍
25011ニチレキグループ722億円15.1倍
35013ユシロ401億円8.0倍
43315日本コークス工業302億円
55015ビーピー・カストロール230億円17.1倍
65018MORESCO223億円13.8倍
75010日本精蝋65億円5.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

松村石油の研究室として出発した1955年

MORESCOの母体は、1955年11月に松村石油株式会社の新川工場内に設置された研究室である。3年後の1958年10月、松村石油から研究室を分離する形で株式会社松村石油研究所として設立された。設立直後の1959年12月には兵庫県西宮市に本社・西宮工場を建設し、高真空ポンプ油など特殊潤滑油および合成潤滑油の開発と製品化に着手した。これが現在の特殊潤滑油事業の原点となる。

千葉工場で流動パラフィン量産化した1960年代

1962年3月に水グリコール型難燃性作動液「ハイドールH-200、300」を製品化し、難燃性作動液市場に参入。1965年12月には千葉県市原市に千葉工場を建設し、流動パラフィンと石油スルホネートの量産化を開始した。これにより素材事業の基盤が確立された。1971年3月には東京事務所を開設し、営業拠点を首都圏に拡大。1973年3月には株式会社マツケン(現連結子会社)を設立し、グループ体制の第一歩を踏み出した。

赤穂工場でホットメルト接着剤事業に参入した1980年代

1980年11月に名古屋出張所を開設し、中部地区の顧客開拓を強化。1986年9月には兵庫県赤穂市に赤穂工場を建設し、ホットメルト型接着剤の量産化に乗り出した。これにより潤滑油に加え、接着剤という新たな事業の柱を獲得した。1990年11月には赤穂工場第2期工事が完了し、潤滑油製造ラインを増設。1992年3月には株式会社モレスコテクノ(現連結子会社)を設立し、技術サービスの強化を図った。

タイ進出とISO認証取得で国際化が加速した1990年代

1994年3月に株式会社モレスコサービスを設立し、国内サービスの充実を図る一方、1995年6月にはタイ・チョンブリ県にMORESCO (THAILAND) CO., LTD.を設立し、東南アジア初の海外生産拠点を構えた。1998年9月には国際品質規格ISO 9001を取得し、品質管理体制を国際水準に引き上げた。2001年1月には本社・研究センターを神戸市中央区へ移転し、研究開発機能を集約。2001年3月には赤穂工場第3期工事で潤滑油蒸留装置を移設し、西宮事業所を売却した。

中国・無錫への進出と株式上場を果たした2000年代

2001年3月、中国無錫市に台湾企業との合弁で無錫德松科技有限公司を設立し、中国市場に本格参入。2001年11月には大阪市中央区に「モレスコ本町ビル」を建設し、大阪支店を移転。2003年2月にはタイにMORESCO HOLDING (THAILAND) CO., LTD.を設立し、持株会社体制を敷いた。2003年11月に日本証券業協会に株式を店頭登録し、2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場。2006年5月には米国ミシガン州にMORESCO USA Inc.を設立し、北米事業に進出した。2008年7月には東京証券取引所市場第二部に上場。2009年9月には商号を株式会社MORESCOに変更し、ブランドを統一した。

子会社化と事業譲受で拡大した2010年代

2010年2月、中国上海市の莫莱斯柯花野圧鋳塗料(上海)有限公司を連結子会社化。2011年9月には持分法適用関連会社だったエチレンケミカル株式会社を連結子会社化し、自動車用ブレーキ液・不凍液事業をグループに取り込んだ。2011年6月にはインドネシア・カラワン県にPT.MORESCO INDONESIAを設立し、東南アジアでの生産能力を拡充。2012年1月にはインドネシア・ジャカルタ市にPT.MORESCO MACRO ADHESIVEを設立し、ホットメルト接着剤の現地生産を開始した。2013年8月には日華化学株式会社からダイカスト用油剤および熱間鍛造潤滑剤の事業を譲受。2014年3月には中国天津市に天津莫莱斯柯科技有限公司を設立し、ホットメルト接着剤の中国生産を強化した。2017年2月にはインド・グジャラート州にMORESCO HM&LUB INDIA PRIVATE LIMITEDを設立し、インド市場に直接進出した。

年表41件を開く

1950年代

  • 1955年11月松村石油株式会社新川工場内に研究室(当社の母体)設置
  • 1958年10月創業松村石油株式会社より研究室を分離し当社設立
  • 1959年12月兵庫県西宮市に本社・西宮工場建設 高真空ポンプ油等特殊潤滑油および合成潤滑油を開発、製品化

1960年代

  • 1962年3月水グリコール型難燃性作動液 ハイドール H-200、300 製品化
  • 1965年12月千葉県市原市に千葉工場建設 流動パラフィン、石油スルホネートを量産化

1970年代

  • 1971年3月東京都中央区に東京事務所を開設
  • 1973年3月株式会社マツケン(現連結子会社)を設立

1980年代

  • 1980年11月名古屋市東区に名古屋出張所を開設
  • 1986年9月兵庫県赤穂市に赤穂工場建設 ホットメルト型接着剤を量産化

1990年代

  • 1990年11月赤穂工場第2期工事・潤滑油製造ライン完成
  • 1992年3月株式会社モレスコテクノ(現連結子会社)を設立
  • 1994年3月創業株式会社モレスコサービスを設立
  • 1995年6月タイ・チョンブリ県に MORESCO (THAILAND) CO., LTD.(現連結子会社)設立
  • 1998年9月国際品質規格ISO 9001認証取得

2000年代

  • 2001年1月本社・研究センターを神戸市中央区へ移転
  • 2001年3月赤穂工場第3期工事・潤滑油蒸留装置ほか西宮工場より移転(西宮事業所敷地は収用により売却)
  • 2001年3月中国・無錫市に台湾企業と合弁で無錫德松科技有限公司設立
  • 2001年11月大阪市中央区に「モレスコ本町ビル」を建設し、大阪支店を移転
  • 2003年2月タイ・チョンブリ県に MORESCO HOLDING (THAILAND) CO.,LTD.(現連結子会社)を設立
  • 2003年11月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年9月名古屋市中区に名古屋営業所を移転
  • 2006年2月国際環境規格ISO 14001認証取得
  • 2006年5月米国・ミシガン州に MORESCO USA Inc.(現連結子会社)を設立
  • 2008年7月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 2009年5月創業中国・無錫市に 無錫松村貿易有限公司を設立
  • 2009年8月株式会社花野よりダイカスト用離型剤等の製造・販売に関する事業を譲受
  • 2009年9月商号変更商号を株式会社松村石油研究所から株式会社MORESCOに変更
  • 2009年9月株式会社マツケン(現連結子会社)の潤滑油事業を当社が承継する吸収分割を実施

2010年代

  • 2010年2月M&A中国・上海市の莫莱斯柯花野圧鋳塗料(上海)有限公司(現連結子会社)を連結子会社化
  • 2010年3月エチレンケミカル株式会社(現連結子会社)を持分法適用関連会社化
  • 2011年2月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 2011年6月インドネシア・カラワン県に PT.MORESCO INDONESIA(現連結子会社)を設立
  • 2011年9月M&A持分法適用関連会社であったエチレンケミカル株式会社(現連結子会社)を連結子会社化
  • 2012年1月インドネシア・ジャカルタ市に PT.MORESCO MACRO ADHESIVE(現連結子会社)を設立
  • 2013年8月日華化学株式会社よりダイカスト用油剤および熱間鍛造潤滑剤の製造・販売に関する事業を譲受
  • 2014年3月中国・天津市に 天津莫莱斯柯科技有限公司(現連結子会社)を設立
  • 2015年8月東京都港区に東京支店を移転
  • 2015年10月本社・研究センター敷地内に第2研究棟を増築
  • 2015年11月商号変更無錫松村貿易有限公司の商号を無錫莫莱斯柯貿易有限公司に変更
  • 2017年2月インド・グジャラート州アーメダバード市に MORESCO HM&LUB INDIA PRIVATE LIMITED(現連結子会社)を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • MORESCO Green SX製品売上比率2026年度まで40%
  • 売上高2026年度まで37,000百万円
  • 営業利益2026年度まで2,400百万円
  • 経常利益2026年度まで2,700百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2026年度まで1,550百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    サステナビリティ経営の推進

    MORESCO Green SX製品の拡充とグローバル展開、PFASフリー潤滑剤の事業化、耐放射線性潤滑剤の開発、廃油・リサイクル油のマテリアルリサイクルシステム構築を推進する。

  2. 02

    製品ポートフォリオの高度化

    特殊潤滑油事業部の統合効果を最大化し、高付加価値製品の開発・販売、製品ポートフォリオの転換、グローバル生産体制の見直しを通じて収益性改善を図る。

  3. 03

    次世代事業の創出

    ライフサイエンス部門でのナノエマルジョン技術の事業化やオートファジー活性化薬の開発、ペロブスカイト太陽電池向け封止材の高性能化に注力する。新研究センターを建設し2027年初頭の運用開始を目指す。

  4. 04

    業務プロセスの革新

    機械学習による配合検討の効率化、ラボラトリーオートメーションによる実験効率向上、素材事業部での新化学処理方法(単体処理法)導入により生産体制を柔軟化する。

  5. 05

    資本収益性の向上

    事業別ROICツリーの作成とROIC指標での目標管理を全社的に行い、資本収益性の向上に繋げる。ホットメルト接着剤事業では高付加価値製品への転換とグローバル生産体制の見直しを進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で797人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は711万円で、9期前と比べて+5.4%平均年齢は44.7歳、平均勤続年数は15.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月694
2018年2月722
2019年2月765
2020年2月67442.713.2777
2021年2月65842.913.7791
2022年2月66643.013.9787
2023年2月69743.514.0784
2024年2月67543.914.3821
2025年2月69044.314.5795176
2026年2月71144.715.0797301

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率114.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社16(国内 3 / 海外 13、うち連結子会社 14) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社・研究 センター — 神戸市中央区1,920百万円
日本
本社工場 — 中国 海寧市1,892百万円
中国
赤穂工場 — 兵庫県赤穂市1,413百万円
日本
本社工場 — 千葉県市原市1,375百万円
日本
千葉工場 — 千葉県市原市1,057百万円
日本
本社工場 — 中国 天津市838百万円
中国
本社工場 インド グジャラート州アーメダバード市823百万円
東南/南 アジア
本社工場 — タイ チョンブリ県496百万円
東南/南 アジア
本社 米国 ミシガン州 ウェストランド市323百万円
北米
本社工場 米国 ミシガン州 ウェストランド市183百万円
北米
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社マツケン
    大阪市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 モレスコテクノ
    神戸市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    エチレンケミカル 株式会社
    千葉県市原市 · 連結子会社
    議決権60.9%
  • 海外
    莫莱斯柯花野圧鋳塗料(上海)有限公司(注)3
    中国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    天津莫莱斯柯科技 有限公司(注)2
    中国 天津市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    莫莱斯柯(浙江)功能材料有限公司(注)2、(注)4
    中国 海寧市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    莫莱斯柯貿易(浙江)有限公司(注)2
    中国 海寧市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    莫莱斯柯(海寧)界面新材料有限公司(注)4
    中国 海寧市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    MORESCO(THAILAND) CO.,LTD.
    タイ チョンブリ県 · 連結子会社
    議決権99.2%
  • 海外
    MORESCO HOLDING (THAILAND)CO.,LTD.
    タイ チョンブリ県 · 連結子会社
    議決権90.6%
  • 海外
    PT.MORESCO INDONESIA (注)2
    インドネシア カラワン県 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 海外
    PT.MORESCO MACRO ADHESIVE (注)2
    インドネシア ジャカルタ市 · 連結子会社
    議決権51.0%
残りのグループ会社4社を開く
  • MORESCO HM&LUB INDIA PRIVATE LIMITED (注)2インド グジャラート州アーメダバード市100%
  • MORESCO USA Inc. (注)5米国 ミシガン州ウェストランド市100%
  • MORESCO LUBE MEXICANA S.A. DE C.V.メキシコ アグアスカリエンテス州アグアスカリエンテス市100%
  • 張家港迪克汽車 化学品有限公司中国 江蘇省張家港市25%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は349億円営業利益24億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.5%、利益が+71.4%。

売上高
+1.5%
349億円
営業利益
+71.4%
24億円
純利益
+50.0%
15億円
営業利益率
6.9%
前期比 +2.8%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高370億円349億円
営業利益24億円24億円
純利益16億円15億円
1株あたり配当¥55¥55

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は93億円、営業利益は11億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+12.0%、営業利益は+450.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q7633.92
2024年2Q7822.64
2024年3Q8367.27
2024年4Q820
2025年1Q8322.43
2025年2Q8855.73
2025年4Q17374.04
2026年2Q16995.35
2026年4Q180158.310
2027年1Q931111.87

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は200億円から349億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は6.9%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月200127
中国・天津市に 天津莫莱斯柯科技有限公司(現連結子会社)を設立
2014年2月2372012
無錫松村貿易有限公司の商号を無錫莫莱斯柯貿易有限公司に変更
2015年2月2682816
2016年2月2632415
インド・グジャラート州アーメダバード市に MORESCO HM&LUB INDIA PRIVATE LIMITED(現連結子会社)を設立
2017年2月2672716
2018年2月2792616
2019年2月2882214
2020年2月271168
2021年2月245105
2022年2月2732018
2023年2月303106
2024年2月3191813
2025年2月34414184.110
2026年2月34924276.915

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高349億円のうち、営業利益として残るのは24億円6.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は15億円、売上の4.3%にあたる。営業利益率は業種中央値6.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金68.5%239億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.6%86億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.9%24億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
31.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.8pt
6.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.8pt
4.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.6pt
6.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが30億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは23億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は69億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月4−92−510
2014年2月13−2212−914
2015年2月23−226122
2016年2月20−220−220
2017年2月28−11−131725
2018年2月24−11−31334
2019年2月26−21−9529
2020年2月18−161232
2021年2月21−7−101437
2022年2月236−292937
2023年2月5−1212−742
2024年2月29−4228−1356
2025年2月28−12−171655
2026年2月30−7−102369

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は407億円。このうち返さなくてよい自己資本が269億円で、自己資本比率は57.7%(業種中央値37.1%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月155857049.4
2014年2月1971128551.7
2015年2月24413411049.1
2016年2月24814310551.3
2017年2月2531569754.7
2018年2月27317310056.2
2019年2月28317810555.6
2020年2月2811829956.6
2021年2月2771829557.4
2022年2月2902068461.9
2023年2月32021210857.9
2024年2月37123114054.3
2025年2月38325013356.6
2026年2月40726913857.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
69億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
164億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
38億円
在庫として抱えている分
負債合計
138億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率38 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

石油・石炭製品 9社との比較

同じ石油・石炭製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率9社中2位あたり、逆に低いのはROE9社中7位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.8%/中央値 9.4%
P25 6.8%P75 10.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.9%/中央値 6.1%
P25 4.0%P75 7.8%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
57.7%/中央値 37.1%
P25 27.6%P75 64.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
1.4%/中央値 -4.5%
P25 -7.8%P75 0.3%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 3.9%
P25 2.5%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,300で、1年前と比べて+80.6%過去52週の値幅のなかでは88%の位置にある。

¥2,300-2.9%1ヶ月+7.0%1年+80.6%時価総額223億円
過去52週の値幅
安値¥1,301高値¥2,440

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.8倍
PER (会社予想)13.6倍
PBR0.88倍
配当利回り2.39%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月2日の1942円から8月14日には2219円へと、1ヶ月で2.31%上昇した。25日移動平均線(2159.16円)を2.8%上回り、52週高値2381円に約7%と接近。8月13日には2202円まで調整したが、その後持ち直している。出来高は7月13日に323400株と急増した後、減少傾向にあるが、8月14日は12600株と低水準。RSIは64.93で、上昇トレンドが続く中にもやや過熱感が出ている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER13.35倍は業界平均11.9倍を上回るが、予想PER13.1倍とほぼ同水準。PBR0.84倍は業界平均1.13倍を下回り割安。配当利回り2.48%は平均3.11%を下回るが、配当性向41.6%と安定。ROE6.8%は低めだが、営業利益が増加傾向で改善が見込まれる。割安要素と割高要素が混在し、ほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.8倍11.6倍
PER (予想)13.6倍
PBR0.88倍1.15倍
ROE6.8%6.1%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

石油製品の需要は長期的には減少する一方、短期的には製油マージンの変動が業績を左右する。強気派は、原価低減や高付加価値製品へのシフトでマージンが改善するとみる。一方、弱気派は、電気自動車の普及や省エネで需要が構造的に縮小し、競争激化で価格支配力が弱まると懸念する。業績は原油価格と円相場の変動に左右されやすく、不確実性が高い。

プラスに働く材料7
  • マージン改善による増益

    2026/2期は営業利益率6.88%と前年から改善。コスト削減効果が表れている。

  • 需要の底堅さ

    国内の石油製品需要は減少傾向だが、産業用途や輸送用で一定の需要は維持。

  • 株主還元の可能性

    配当利回り2.5%と安定。自己資本利益率6.8%は中位だが、堅実な経営。

  • 営業利益が14億円から24億円に71%増通年影響

    営業利益は14→24億円と10億円増加。増収と利益率改善が寄与

  • 売上高が319億円から349億円と3期連続増収通年影響

    売上高は319→344→349億円と増加。堅調な需要が継続

  • 営業利益率が4.07%→6.88%に改善通年影響

    営業利益率は2.81ポイント改善。原価低減や価格改定が効果

  • PBR0.84倍と純資産割れで割安感継続影響

    PBR0.84倍は株価が1株純資産を下回る。下値安心感がある

マイナスに働く材料7
  • 需要の構造減少

    長期で見ると電動化や省エネで石油需要は減少基調。将来の成長は見込みにくい。

  • マージンの不安定さ

    原油価格の変動や競争激化で製油マージンは悪化しやすい。業績は景気に敏感。

  • 低収益性

    営業利益率は一桁前半と低く、資本効率も改善余地が大きい。景気後退時は損失に転落するリスク。

  • ROE6.8%と資本効率が低い通年影響

    ROE6.8%は株主資本に対する収益性が低く、資本コストを上回る余地が小さい

  • 株価が1年間で74.7%上昇し過熱感継続影響

    前年比+74.69%と急騰。目先の利食い売りで調整リスク

  • 外国人保有比率2.0%と低く需給が偏る継続影響

    外国人持ち株比率は2.0%。国内物色頼みで売りが重なると下げやすい

  • 純利益の増加額は5億円と営業利益の伸びに届かず通年影響

    純利益は10→15億円と5億円増。法人税や非営業損益が重荷

次の決算で確かめる点
製油マージン
原油と製品価格の差で利益が変動するため、収益性の指標。
販売量
需要の変化を反映。減少が続くと減益要因になる。
在庫評価損益
原油価格変動が在庫評価に影響し、業績を左右する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり55で、前期から+22.2%いまの株価に対する利回りは2.39%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥55
1株あたり
配当利回り
2.39%
いまの株価に対して
配当性向
41.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月4540.7
2018年2月450.037.4
2019年2月5011.146.1
2020年2月500.066.7
2021年2月40−20.0
2022年2月400.022.7
2023年2月400.043.4
2024年2月4512.576.8
2025年2月450.055.4
2026年2月5522.241.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥55

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ13,161人。区分でいちばん多いのは個人・その他60.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が36.7%を占め、残る63.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他45.946.155.356.961.460.6
事業法人32.532.530.531.031.431.4
自己株式3.33.24.84.75.45.4
金融機関15.216.19.99.35.25.3
外国法人3.54.63.22.21.21.9
証券会社2.90.71.00.60.70.7
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01松村石油株式会社11.00
02コスモ石油ルブリカンツ株式会社5.19
03MORESCO従業員持株会4.00
04日本曹達株式会社3.76
05スターライト工業株式会社3.36
06株式会社みずほ銀行2.58
07株式会社三菱UFJ銀行2.58
08大阪中小企業投資育成株式会社2.16
09島貿易株式会社1.70
10協同油脂株式会社1.69

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+114%、1株純資産は14期で+184%。直近期のROEは6.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月789008.910.546.2
2014年2月1321,05013.611.635.4
2015年2月1701,23914.813.234.9
2016年2月1581,31812.38.236.9
2017年2月1661,43312.010.540.7
2018年2月1681,58411.111.137.4
2019年2月1491,6379.310.446.1
2020年2月811,6604.913.766.7
2021年2月541,6963.320.9
2022年2月1931,91510.75.822.7
2023年2月662,0083.417.443.4
2024年2月1392,1806.69.976.8
2025年2月1102,3654.810.855.4
2026年2月1662,5586.813.141.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/2期の役員報酬は総額220百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
両角元寿代表取締役 社長 CEO6445,819
瀬脇信寛取締役 専務執行役員 COO6223,838
藤本博文取締役 常務執行役員 CFO サステナビリティ担当6011,287
細見次郎取締役 執行役員 海外担当549,154
福田勝人取締役 執行役員 CTO563,193
酒井浩志取締役64669
本田幹夫取締役(常勤監査等委員)644,662
中塚秀聡取締役(監査等委員)615,218
冨士ひろ子取締役(監査等委員)655,441
竹内正取締役(常勤監査等委員)59121
平澤裕紀子取締役(監査等委員)62

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)613832817830
社外取締役629295
取締役(社内)1131313

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,081字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社MORESCO)、子会社16社および、持分法適用関連会社1社により構成されており、化学品(特殊潤滑油、合成潤滑油、素材、ホットメルト接着剤、エネルギーデバイス材料)の製造・販売を主な事業としており、主要製品は以下のとおりであります。 [特殊潤滑油] 高真空ポンプ油、難燃性作動液、ダイカスト用油剤、熱間鍛造潤滑剤、切削油剤、自動車用ブレーキ液・不凍液、冷熱媒体、ポリウレタンおよび複合材産業向け潤滑油 [合成潤滑油] 高温用潤滑油、ハードディスク表面潤滑剤、耐放射線性潤滑剤 [素材] 流動パラフィン、スルホネート [ホットメルト接着剤] ホットメルト接着剤 [エネルギーデバイス材料] 有機EL用封止材、ガス・水蒸気透過度測定装置 当社グループのセグメントは、製造・販売体制を基礎とした地域別のセグメントから構成されており、「日本」、「中国」、「東南/南アジア」および「北米」の4つを報告セグメントとしております。 日本国内では当社が主要製品の製造・販売を行っております。なお、自動車用ブレーキ液・不凍液はエチレンケミカル株式会社が製造・販売を行っております。 中国では莫莱斯柯花野圧鋳塗料(上海)有限公司、莫莱斯柯(浙江)功能材料有限公司および莫莱斯柯(海寧)界面新材料有限公司が特殊潤滑油を製造しており、莫莱斯柯貿易(浙江)有限公司、莫莱斯柯(浙江)功能材料有限公司および莫莱斯柯(海寧)界面新材料有限公司が販売しております。また、天津莫莱斯柯科技有限公司がホットメルト接着剤を製造・販売しております。 東南/南アジアではタイにおいて、MORESCO(THAILAND)CO.,LTD.が特殊潤滑油を製造・販売しており、ホットメルト接着剤を輸入販売しております。インドネシアにおいて、PT.MORESCO INDONESIAが特殊潤滑油を製造・販売しており、PT.MORESCO MACRO ADHESIVEがホットメルト接着剤を製造・販売しております。また、インドにおいて、MORESCO HM&LUB INDIA PRIVATE LIMITEDが、特殊潤滑油およびホットメルト接着剤を製造・販売しております。 北米では米国において、MORESCO USA Inc.が特殊潤滑油を製造・販売しており、メキシコにおいて、MORESCO LUBE MEXICANA S.A. DE C.V.が特殊潤滑油を販売しております。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,474字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、経営理念である「ユーザーのための研究開発」をモットーに、境界領域(モノとモノとの接点における摩擦や磨耗など)におけるニーズに応えることによって、社会に貢献できる企業を目指してまいりました。現中期経営計画(2024~2026年度)においては、次の5項目を中期経営方針に掲げております。 ① サステナビリティ経営の推進 ② 製品ポートフォリオの高度化 ③ 次世代事業の創出 ④ 業務プロセスの革新 ⑤ 資本収益性の向上 (2) 経営環境、経営戦略および優先的に対処すべき事業上および財務上の課題 当社グループを取り巻く環境は、国内経済においてはIT投資の拡大や政府による成長投資の強化策も見込まれる中、今後も緩やかな経済成長が期待できるものの、深刻な人手不足の継続、金利上昇、為替および原油価格の急激な変動の影響等が懸念されます。海外の経済状況においては、世界的な金融緩和や主要国での財政拡大、積極的なAI投資等が好影響を及ぼす見通しですが、米国政府の新たな関税措置による不確実性の長期化、中国の景気減速のほか、中東や南米における新たな地政学リスクから、経済の先行き不透明感が高まっています。 また、持続的成長のためには環境問題に対する意識の高まりや少子高齢化に伴う労働力不足等の社会課題に対応した経営戦略の遂行が求められます。 このような経営環境のもと、当社は「持続可能な社会の実現」と「事業の付加価値の向上」の両立をテーマとし、2024年度から2026年度までの3年間を対象とする第10次中期経営計画を実行しています。足元では日中関係の悪化が国内経済に及ぼすマイナスの影響や中東情勢が懸念される中、これらの影響を注視しつつ、当社グループは、中期経営計画に掲げる①サステナビリティ経営の推進、②製品ポートフォリオの高度化、③次世代事業の創出、④業務プロセスの革新、⑤資本収益性の向上の5つの基本方針のもと、企業価値の向上に努めてまいります。 ■ 第10次中期経営計画の取り組み状況について ① サステナビリティ経営の推進 および ② 製品ポートフォリオの高度化 2024年5月に統合した特殊潤滑油事業部では、それぞれの事業部が持っていた機能を集約し、MORESCO Green SX製品※の拡充およびグローバル展開、半導体分野におけるPFASフリー潤滑剤の事業化を推進しております。またフュージョンエネルギー設備向けの耐放射線性潤滑剤の開発等も進めております。サーキュラーエコノミー(循環型経済)の推進では、廃油およびリサイクル油の活用が進んでおり、マテリアルリサイクルのシステム構築は着実に進展しています。今後もこれらの活動を推進してまいります。 ※ 当社は、製品の原料調達から廃棄までのライフサイクル全体を評価し、当社の7つのマテリアリティへの貢献要素が特に大きい製品を「MORESCO Green SX(MGS)製品」として認定しています。MGS製品は2026年度に売上比率40%を目標としています。 ③ 次世代事業の創出 ライフサイエンス部門では、ナノエマルジョン技術の事業化、オートファジー活性化薬の開発等の取り組みを着実に進めています。エネルギーデバイス材料事業では、ペロブスカイト太陽電池向け封止材の高性能化に注力しています。今後もこれらの活動を加速してまいります。 新規事業の創出に向けて、現在、新たな研究センターを建設しており、2027年初頭までの運用開始を目指しています。 ④ 業務プロセスの革新 機械学習を活用し、製品の開発・改良における配合検討を迅速かつ効率的に行うことができるようになっています。また、ラボラトリーオートメーションによる開発作業の自動化により実験効率の向上を図っています。今後もこれらの取り組みを通じて「モレスコ・インフォマティクス」の実現を目指してまいります。 素材事業部では、新たな化学処理方法(単体処理法)を導入し、将来の需給状況に柔軟に対応できる生産体制を整備しています。 ⑤ 資本収益性の向上 原材料価格高騰の影響等で厳しい収益状況にあるホットメルト接着剤事業では、高付加価値製品の開発・販売、製品ポートフォリオの転換およびグローバル生産体制の見直しを通じ収益性改善を進めてまいります。 また、全社的な取り組みとして事業別ROICツリーの作成やROIC指標での目標管理を行っています。これらの取り組みを資本収益性の向上に繋げてまいります。 ■ 第10次中期経営計画の海外戦略 海外グループにおいては、エリア特性に応じた製品展開を進めるため、タイや中国を中心にR&D体制の強化を図っています。また、北米事業の強化に向けて企業買収を実施しました。これらの取り組みを通じて、東南/南アジア・北米・中国を極とした海外市場での事業の拡大を進めてまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 第10次中期経営計画(2024年度~2026年度)の最終年度である2026年度においては、上記の経営方針および経営戦略等のもと、目標を下記のとおり定めております。 2023年度(実績)   2024年度(実績)   2025年度(実績)   2026年度(計画) 売上高(百万円)   31,886   34,374   34,871   37,000 営業利益(百万円)   1,225   1,391   2,367   2,400 経常利益(百万円)   1,826   1,821   2,704   2,700 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)   1,283   1,013   1,525   1,550 経常利益率(%)   5.7%   5.3%   7.8%   7.3%
事業等のリスク3,973字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 海外市場での展開について 当社グループは、中国、タイ、インドネシア、米国およびインドで現地法人設立による生産販売拠点を設置し海外事業を推進しております。当社グループの海外売上高は、中国、東南アジアをはじめとするアジア地域を中心に、2025年2月期14,479百万円、2026年2月期14,622百万円であり、売上高に対する比率はそれぞれ、42.1%、41.9%であります。これらの海外市場における景気変動、通貨価値の変動、政治情勢の変化、災害・疫病の発生および法規制の変化等が、当社グループの業績および財政状態に影響をおよぼす可能性があります。 (2) 気候変動について 当社グループでは、気候変動を経営上の重要課題であると捉え、気候変動に伴うリスクや機会は、事業戦略に大きな影響を及ぼすものと認識しております。 気候変動リスクとしては、移行リスクとしてコストの上昇や市場の変化、物理的リスクとしてサプライチェーンリスク等が重要度と発生確率が高いものと認識しております。 また、当社グループは、気候変動をリスクだけでなく機会と捉え、「持続可能な社会の実現」と「中長期的な企業価値の向上」を両立させつつ事業を運営し、社会課題や環境課題の解決により一層貢献するべく、サステナビリティ課題に対して積極的に対応していきます。 (3) 製品の製造に関するリスクについて ① 自然災害およびパンデミックまたは事故等に伴うリスク 当社グループは、国内外に生産拠点を有しており、安定供給への重大な責任を有しております。これら拠点が大規模な自然災害やパンデミックの発生または事故等により、製品の供給が困難な事態に至った場合には、当社グループの業績および財政状態に影響をおよぼす可能性があります。 ② 特定の生産拠点への集中 (特殊潤滑油部門) 当社では、高温用潤滑油製造のための合成設備を赤穂工場で、またハードディスク表面潤滑剤製造設備は本社・研究センター内でそれぞれ保有しており、万一、工場、本社において重大なトラブルが発生し、設備の稼働が長期的に停止する事態になった場合には、製品の供給が一時的に停止する可能性があります。在庫量につきましては約1.0ヵ月であります。 (素材部門) 当社では、流動パラフィンならびにその連産品であるスルホネートを硫酸精製法により生産しております。硫酸精製法のメリットは、連産品としてスルホネートを生産できることですが、デメリットとしては製造過程において廃棄物として廃硫酸が発生することがあげられます。当社においては、隣接する廃硫酸リサイクル企業との間をパイプラインで直結し、廃硫酸処理を含めた一貫生産ライン(クローズドシステム)を構築しておりますが、廃硫酸処理を他社の設備で行っているため、当該他社工場の移転、縮小等、設備に変更が生じた場合、素材部門の生産能力に影響をおよぼす可能性があります。 また、当社では流動パラフィンならびにスルホネートを千葉工場のみで生産しており、万一工場において重大なトラブルが発生し、工場の稼働が長期的に停止する事態になった場合には、製品の供給が一時的に停止する可能性があります。工場の在庫量は約1.0ヵ月であります。 以上のような製品の製造に係るリスクに対して当社グループでは、拠点ごとでの事業継続計画(BCP)の策定、定期的な設備の保守点検および防災訓練の実施等、リスク発生の回避と発生時の被害最小化を図る取り組みを行っております。 (4) 製品の品質について 当社グループは、ISO9001の認証取得を含む厳しい社内品質保証体制に基づき製品の品質と信頼性の維持向上に努めておりますが、製品の品質不良に伴うリスクを完全に排除することは不可能であり、予期せぬ不良等が発生した場合、訴訟等のリスクがあります。当社グループの製品に品質保証問題が生じた場合には、補償費用が発生し、また、製品の信頼を損なって顧客の喪失等に結びつき、当社グループの業績に影響をおよぼす可能性があります。当社グループは、製造物賠償責任請求に対しては保険に加入しておりますが、最終的に負担する賠償額をすべてまかなえるという保証は無く、製品の欠陥が当社グループの業績および財政状態に影響をおよぼす可能性があります。 (5) 原料購入に伴うリスクについて 当社グループの製品は、潤滑油、石油化学製品、化成品等を主な原料としており、これらの原料は、原油価格・ナフサ価格の変動の影響を受けます。原油価格・ナフサ価格は、今後とも国内外の需給動向等により大きく変動することがあります。また東日本大震災では原料製造工場の被災による影響を受けましたが、今後とも災害・事故等による供給停止や、供給者側の事業・製品の統廃合等にともない原料の入手に支障をきたす可能性もあります。 当社グループとしては、原料価格の変動による影響に対しては特殊潤滑油の主たる販売先との間で原油・ナフサ価格に連動した製品価格の改定を行っているなど、製品価格への転嫁を進めるとともに、コスト削減および高付加価値製品への転換を図ってまいります。所要原料の確保については、グローバルレベルでの原料調達先の確保・使用原料の多様化により対処してまいりますが、これらの対処が十分にできなかった場合には、当社グループの業績に影響をおよぼす可能性があります。 (6) 研究開発に関するリスク 当社グループでは、新製品開発が収益性の向上や将来の成長に寄与するものとの認識のもと、新製品の開発に多くの経営資源を投入しております。 2024年度より開始している第10次中期経営計画では、事業部を横断し、社内および産官学と連携した開発体制「プロジェクトMOLGADC」を推進し、研究開発に取り組んでおります。 研究開発部門と営業部門が密接に連携を取りながら、社内外のネットワーク(人脈、技術等)を活用し、市場ニーズの的確な把握と研究成果の早期結実に努めておりますが、投資に見合った収益が得られなかった場合には当社グループの業績および財政状態に影響をおよぼす可能性があります。 (7) 特許の出願方針について 当社グループが開発した新技術に関して、基本的には特許を出願する方針でありますが、製造方法に関する特許等で侵害発見が容易でないものおよび特殊潤滑油に関する特許等で組成を開示することにより配合ノウハウが他社に漏洩する可能性があるものについては、秘密保持のため、出願を控える場合があります。このため他社が、当該事項に関する特許を出願した場合には、特許が成立する可能性があります。当社としてはこうした事態に備え、社内での当該事項の実施記録を残すことにしており、「先使用権による通常実施権」を主張することができるよう対処しております。 (8) 環境規制について 当社は環境関連法規の遵守に努めておりますが、環境保全に対する社会的要請を受けて、環境法規制の制定改正が進み、法令遵守のための設備投資や関連する事業の再編成などが必要となった場合には、当社グループの業績および財政状態に影響をおよぼす可能性があります。 (9) コンプライアンスに関わるリスク 当社グループでは、全ての役職員が「経営理念」「MORESCO行動憲章」および「内部統制システムの整備に関する基本方針」に沿って企業活動に従事し、ステークホルダーから支持される企業となるため、「コンプライアンス方針」を制定し、これに基づきコンプライアンス遵守体制の整備と推進を実行しております。またグループ各社を対象とした内部監査の実施により、コンプライアンス遵守体制の維持、改善に努めております。 こうした取り組みにも関わらず、重大な法令違反を起こした場合、社会的信用の低下等により、当社グループの業績および財政状態に影響をおよぼす可能性があります。 (10) 情報セキュリティについて 近年、外部からのサイバー攻撃、不正アクセス、コンピュータウイルス感染等により、企業が保有する情報が流出する事件が多発しています。当社としましては、「情報セキュリティポリシー」およびこれに関連する規程の整備および運用、情報セキュリティ対策製品の導入、並びに役員、従業員を対象とした情報セキュリティ教育の実施等により、その防止に努めております。 しかしながら、不測の事態により情報の流出等が発生した場合には、社会的信用の低下等により、当社グループの業績および財政状態に影響をおよぼす可能性があります。 (11) 棚卸資産の評価に関わるリスク 当社グループは、「棚卸資産の評価に関する会計基準」を適用しております。市場環境の急激な変化等により収益性が低下していると判断し、保有する棚卸資産に対して評価損を計上する場合に、当社グループの業績および財政状態に影響をおよぼす可能性があります。 (12) 固定資産の減損に関わるリスク 当社グループは、「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しております。経営環境の著しい悪化等による収益性の低下や市場価格の下落等により、保有する固定資産について減損損失を計上する場合に、当社グループの業績および財政状態に影響をおよぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,617字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態および経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国の関税の影響により企業収益は前期から減少したものの、エネルギーコストの低下や円安による海外収益の増加により利益は増加傾向で推移いたしました。世界経済においては、中国の景気減速に加え、米国による関税政策が世界経済に及ぼすマイナスの影響が顕在化し、製造業の生産活動の足かせとなりました。また、米国政権のベネズエラやイランへの武力行使により、原油価格の高騰が長期化する懸念があり、先行きの景気は不透明な状況が続いています。 このような状況のもと、当連結会計年度の財政状態および経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて2,386百万円増加し、40,683百万円となりました。これは主に、現金及び預金が1,406百万円、売上債権が531百万円、投資その他の資産が1,087百万円それぞれ増加したことによるものです。 負債は、前連結会計年度末に比べて511百万円増加し、13,799百万円となりました。これは主に、短期借入金が275百万円、未払法人税等が146百万円それぞれ増加したことによるものです。 純資産は、前連結会計年度末に比べて1,874百万円増加し、26,883百万円となりました。これは主に、利益剰余金が1,112百万円、為替換算調整勘定が199百万円、退職給付に係る調整累計額が323百万円それぞれ増加したことによるものです。 b.経営成績 国内および中国、インドを除く海外で自動車生産台数が減少したものの、高付加価値品の販売増加、販売費及び一般管理費の抑制により、売上高は34,871百万円(前期比1.4%増)、営業利益は2,367百万円(前期比70.2%増)となりました。また、経常利益は2,704百万円(前期比48.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,525百万円(前期比50.6%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 日本 特殊潤滑油部門は自動車生産が低調なことにより難燃性作動液等で販売が減少したものの、切削油剤の新規拡販やデータセンター向けハードディスク表面潤滑剤の売上高が増加したことで、部門全体の売上高は前年を上回りました。ホットメルト接着剤部門では、衛生材料用途の販売の減少により、減収となりました。素材部門は、販売価格の是正等の影響により増収となりました。その他部門では、廃水処理装置の販売が増加したことにより増収となりました。 この結果、当セグメントの外部顧客への売上高は22,249百万円(前期比2.8%増)となりましたが、高付加価値品の販売増加、経費抑制によりセグメント利益は1,526百万円(前期比75.2%増)となりました。 中国 特殊潤滑油は、日系自動車メーカーの稼働率が低下し、ダイカスト用油剤で販売が減少しましたが、切削油剤等の売上高が増加したことで、増収となりました。ホットメルト接着剤は、フィルター用途等の売上高が減少したことで、減収となりました。 この結果、当セグメントの外部顧客への売上高は3,811百万円(前期比1.4%増)となりましたが、中国現地法人の再編による合理化が進んだことにより、セグメント利益は336百万円(前期比57.3%増)となりました。 東南/南アジア 特殊潤滑油は、新規拡販の進展により主に切削油剤の売上高が増加したことで増収となりました。ホットメルト接着剤は主要顧客での衛生材料用途の需要減少により、減収となりました。 この結果、当セグメントの外部顧客への売上高は6,762百万円(前期比1.5%減)となりましたが、高付加価値品の販売増加および経費の抑制によりセグメント利益は343百万円(前期比56.3%増)となりました。 北米 特殊潤滑油は自動車生産台数の減少による主要顧客での需要の落ち込みにより、減収となりました。 この結果、当セグメントの外部顧客への売上高は2,050百万円(前期比3.0%減)となりましたが、子会社化したCROSS TECHNOLOGIES N.A. INC.との統合効果によりセグメント利益は156百万円(前期比46.4%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べて1,406百万円増加し、6,914百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。 営業活動によるキャッシュ・フローは2,982百万円の収入(前期は2,751百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益によるものです。 投資活動によるキャッシュ・フローは729百万円の支出(前期は1,214百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出によるものです。 財務活動によるキャッシュ・フローは1,027百万円の支出(前期は1,677百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出によるものです。 ③ 生産、受注および販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)   前年同期比(%) 日本(百万円)   20,598   101.6 中国(百万円)   4,377   102.8 東南/南アジア(百万円)   7,519   96.7 北米(百万円)   895   84.2 合計(百万円)   33,390   100.1 (注) 金額は販売価格によっております。 b.受注実績 当社グループの化学品事業は、主として見込み生産を行っているため、受注実績は記載しておりません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)   前年同期比(%) 日本(百万円)   22,249   102.8 中国(百万円)   3,811   101.4 東南/南アジア(百万円)   6,762   98.5 北米(百万円)   2,050   97.0 合計(百万円)   34,871   101.4 (注) 前連結会計年度および当連結会計年度における主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年3月1日至 2025年2月28日)   当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 松村石油株式会社   5,137   14.9   5,127   14.7 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度における経営成績につきましては、売上高は34,871百万円(前期比1.4%増)となりました。国内および中国、インドを除く海外で自動車生産台数が減少したものの、高付加価値品の販売が増加したことによるものです。利益面については、高付加価値品の販売増加、販売費及び一般管理費の抑制により、営業利益は2,367百万円(前期比70.2%増)、経常利益は2,704百万円(前期比48.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,525百万円(前期比50.6%増)となりました。 財政状態の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態および経営成績の状況 a.財政状態」に記載のとおりです。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源および資金の流動性に係る情報 当連結会計年度においては、営業活動で得られた収入を主な財源として、有形固定資産の取得を行いました。詳細は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社グループの資本の財源および資金の流動性については、必要資金は自己資金のほか金融機関からの借入等で確保しております。自己資金に関しては、営業活動によるキャッシュ・フローにより、継続的、安定的な資金の獲得を行っておりますことに加え、グループ各社の資金集約化により、資金の効率的な運用に努めております。また、金融機関からの借入に関しては、主要取引金融機関と当座貸越契約を締結し、資金の流動性を確保しております。 ③ 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当連結会計年度は第10次中期経営計画(2024年度~2026年度)の2年目でありました。当連結会計年度の目標数値の達成状況は次のとおりであります。 2025年度(目標)   2025年度(実績)   達成率 売上高(百万円)   36,500   34,871   95.5% 営業利益(百万円)   1,750   2,367   135.3% 経常利益(百万円)   2,100   2,704   128.8% 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)   1,300   1,525   117.3% 経常利益率   5.8%   7.8%   ― (注)目標は2025年4月11日公表値です。 また、2026年度の目標数値は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであり、その達成のための対処すべき課題は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 経営環境、経営戦略および優先的に対処すべき事業上および財務上の課題」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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