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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

日本コークス工業

NIPPON COKE & ENGINEERING CO., LTD.3315 · Prime · 石油・石炭製品

コークス製造を中核に、燃料・資源リサイクル、粉粒体装置のエンジニアリングを展開する工業企業。

概要

日本コークス工業は、石炭を乾留して製造する高炉用コークスを主力とする企業である。1889年創業の三井鉱山を源流とし、現在はコークス事業、燃料・資源リサイクル事業、総合エンジニアリング事業の三本柱を有する。連結売上高は990億円(2025年3月期)、従業員983名。東京証券取引所プライム市場に上場している。

コークス・燃料・エンジニアリングの三本柱

当社グループは4つのセグメントで構成される。コークス事業は北九州事業所でコークスと副産物(タール、軽油等)を製造し、国内外の鉄鋼会社に販売する。燃料・資源リサイクル事業は海外から輸入した一般炭・石油コークスをセメント・製紙会社等に販売し、産業廃棄物処理やコールセンター事業も手掛ける。総合エンジニアリング事業は栃木工場で粉粒体装置(粉砕機、分級機、乾燥機等)を製造販売し、子会社が機械・電気工事を担当する。その他に三池港物流による港湾荷役・貨物輸送、社有地の開発・賃貸がある。2026年3月期のセグメント売上高は、コークス事業561億円、燃料・資源リサイクル事業233億円、総合エンジニアリング事業79億円、その他40億円であり、コークス事業が売上の過半を占めるが、営業損益は23億円の赤字で、非コークス事業が利益を支える構造にある。

主力コークス事業の収益構造と生産最適化

コークス事業は当社の根幹だが、老朽化したコークス炉の修繕費増加や火災事故により近年は営業赤字が続く。2025年11月、老朽化2炉団を休止し健全2炉団体制へ移行する生産最適化を決定。2024年9月にはコークス炉1基を更新・再稼働したが、同年12月に石炭搬送用ベルトコンベア火災が発生し減産を余儀なくされた。2026年3月期の生産量は前期比7万トン増の99万トン、販売数量は同10万トン増の97万トンだったが、火災影響や減損損失44億円等によりコークス事業の営業損失は23億円(前期は124億円の損失)と改善途上にある。主要顧客は日本製鉄等の国内高炉メーカーで、販売先の多様化や水素・アンモニア供給など新収益源の開拓を進めている。

非コークス事業が支える収益構造

燃料・資源リサイクル事業は、自社が保有するコールセンターや港湾設備を活かし、海外炭の揚陸・備蓄・配送を一貫して手掛ける。需要家の燃料転換トレンドにより販売数量は減少傾向だが、2026年3月期も営業利益26億円を確保した。廃棄物処理・リサイクルも同事業の一環である。総合エンジニアリング事業の中核である化工機事業は、長年培った粉体処理技術が強みで、抹茶製造工程向け「ティーマイスターミル」などニッチ分野に特化した製品を投入。日本食需要の高まりを背景に受注が好調で、同事業の営業利益は15億円(前期比6億円減)だが安定した収益源となっている。これらの非コークス事業がグループ全体の収益を下支えする。

8社の連結子会社と国内拠点

当社グループは当社、子会社8社、その他関係会社(日本製鉄、住友商事)で構成される。コークス事業では日本コークス工業東北などの販売子会社を持つ。燃料・資源リサイクル事業には廃棄物処理関連子会社4社、総合エンジニアリング事業には有明機電工業とサンテックの2社が含まれる。その他事業では三池港物流が港湾運送を担う。生産拠点は北九州事業所(福岡県)と栃木工場(栃木県)の2か所。三池港物流は福岡県大牟田市の三池港で活動する。本社は東京都江東区に所在し、全拠点が国内に集中している。海外からの原料調達はあるが、生産・販売は国内市場が主体である。

業界の中での役割はコークスメーカー、総合エンジニアリング企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
914億円
営業利益
6億円
営業利益率
0.7%
純利益
-77億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01コークス事業主力

北九州事業所で生産するコークスおよび副産物(タール等)を国内・海外の鉄鋼会社等に販売。連結子会社を通じて販売網を拡大。

主な製品・サービス2
コークス
石炭を乾留して製造する高炉用燃料・還元剤。鉄鋼製造に不可欠。
副産物(タール、軽油等)
コークス製造過程で生成される化学製品。

02燃料・資源リサイクル事業準主力

海外から輸入した一般炭・石油コークスをセメント・製紙会社等に販売。産業廃棄物処理・リサイクル、コールセンター事業も手掛ける。

主な製品・サービス3
一般炭
発電用・産業用燃料としての石炭。
石油コークス
石油精製の副産物で、セメント・製紙業等で燃料として使用。
廃棄物処理・リサイクルサービス
産業廃棄物の収集・運搬・処理・リサイクル。

03総合エンジニアリング事業準主力

栃木工場で粉粒体装置・機器(粉砕機、分級機、乾燥機等)を製造販売。子会社が機械・電気工事、産業機械の製造修理を担当。

主な製品・サービス2
粉粒体装置・機器
粉体・粒体の粉砕、分級、乾燥、混合等の処理装置。
機械・電気工事
プラント設備の据付、配管、電気工事等。

04その他その他

港湾荷役・貨物輸送(三池港物流)、社有地の開発・賃貸、仲介・分譲事業。

製品と技術

高炉用コークスの製造と副産物回収

コークスは石炭を約1000℃で乾留(酸素を遮断して加熱)して得られる多孔質の炭素材料で、高炉内で鉄鉱石の還元剤および熱源として使用される。当社は北九州事業所で年産約100万トンのコークスを生産する。製造過程で発生するガスから副産物としてコールタール、軽油、硫酸アンモニアなどを回収し、化学製品として販売する。コークス炉は石炭を装入後、約18時間でコークス化が完了する。当社は2024年に新鋭2A炉を再稼働し、生産効率の向上を図った。主要販売先は日本製鉄などの国内高炉メーカーであり、高炉の安定操業に不可欠な製品を供給している。

一般炭・石油コークスの取扱いとリサイクルサービス

燃料・資源リサイクル事業では、主に海外から輸入した一般炭(発電用・産業用燃料)と石油コークス(石油精製副産物、セメント・製紙業の燃料)を販売する。自社のコールセンターや港湾設備を活用し、揚陸から備蓄、配送まで一貫して対応する。2026年3月期の販売数量は82万トン。産業廃棄物の収集・運搬・処理・リサイクルも同事業の柱で、循環型社会に対応したサービスを提供する。これらの事業は、コークス事業とは異なる顧客基盤を持ち、グループ収益の安定化に寄与している。

粉粒体処理技術を核とした化工機事業

総合エンジニアリング事業の中心である化工機事業は、栃木工場で粉体・粒体の粉砕、分級、乾燥、混合などの処理装置を製造する。100年以上の歴史を持つ粉体処理技術が強みで、食品、化学品、電池材料など幅広い産業向けにカスタマイズされた装置を供給する。近年は抹茶製造工程向け「ティーマイスターミル」を投入し、日本食需要の高まりを捉えた。新製品開発や既存製品のブラッシュアップを継続し、カーボンニュートラル関連の電池・電子・樹脂分野への展開も進めている。子会社の有明機電工業やサンテックが機械・電気工事を担当し、グループ一体でエンジニアリングサービスを提供する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

石油・石炭製品のなかでの位置

石炭製品で国内有数、業績変動が大きい

石油・石炭製品業界では、日本精蝋やユシロと競合するが、日本コークス工業は石炭を主体にした事業で国内有数の地位にある。売上高は1,352億円から914億円へと大幅に減少し、営業利益率もマイナスを記録。その後0.66%へ回復したが、市況変動の影響を強く受ける。競合他社も同様の課題を持つが、当社は特に原料価格に依存する。

強み

  • コークス製造で国内有数のシェアを保有し、一定の競争力がある。
  • 長年の経験で高品質な製品を提供できる技術基盤を持つ。
  • 鉄鋼メーカーとの長期取引があり、安定需要が見込める。
  • 最新年度に営業利益が黒字転換し、改善の兆しが見える。

課題

  • 石炭価格や鉄鋼需要の影響を強く受け、業績変動が大きい。
  • 売上高が大きく減少し、事業規模の縮小が進んでいる。
  • 営業利益率が低く、赤字転落のリスクが常に存在。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属・ガラスの時価総額近傍。太字が日本コークス工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15408中山製鋼所402億円14.0倍
25632三菱製鋼370億円11.7倍
35902ホッカンホールディングス362億円10.1倍
45357ヨータイ347億円13.2倍
57952河合楽器製作所318億円26.6倍
63315日本コークス工業302億円
75981東京製綱290億円8.4倍
85932三協立山206億円
96167冨士ダイス202億円34.9倍
105852アーレスティ174億円4.7倍
115707東邦亜鉛138億円7.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(金属・ガラス)に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

三井組による三池炭鉱払下げから鉱山会社設立へ

1889年1月、三井組が政府から三池炭鉱の払下げを受け、三井組、三井物産、三井銀行が協力して三池炭鉱社を設置した。1892年6月には資本金200万円の三井鉱山合資会社を設立し、三池炭鉱や神岡鉱山の経営を開始。1893年7月に同社を三井鉱山合名会社に改組、1911年12月には三井合名会社の鉱山部が独立し三井鉱山株式会社(現・日本コークス工業)となった。この時期は石炭採掘を主軸とした資源開発企業として成長し、1908年4月には三池港を開港して物流基盤を整えた。1911年の独立により、三井財閥の中核鉱山会社としての体制が確立した。

戦後の再編と金属部門・石炭生産の分離

1945年8月の終戦により、樺太や朝鮮における事業・財産を喪失した。1950年5月、企業再建整備法に基づき神岡鉱業所ほか金属部門を分離し、神岡鉱業株式会社(現・三井金属鉱業)が設立された。さらに1973年8月には石炭生産部門を三井石炭鉱業株式会社として分離した。これらの再編により、金属と石炭採掘から徐々に手を引き、コークス事業への特化が進んだ。1970年5月にはコークス部門を別会社化し三井鉱山コークス工業を設立、後の統合の布石となった。

コークス事業への集中と関連会社の吸収

1976年5月、三井セメント株式会社を吸収合併し田川工場を設置。1981年4月には三井鉱山コークス工業を吸収合併し、北九州事業所を設置した。1982年10月、三井三池製作所から化工機事業部門を分離し三井三池化工機を設立、1993年10月には同社を吸収合併し栃木事業所(現・化工機事業部栃木工場)とした。これらの統合により、コークス製造と化工機事業が一体的に運営される体制が整った。一方、1988年12月にはコークス炉1基を休止するなど、需要変動に応じた生産調整も行った。

石炭採掘・セメント事業からの撤退と新たな事業展開

1997年3月、三池炭鉱が閉山し国内石炭採掘事業から撤退。2004年3月にはセメント事業から撤退し、事業の絞り込みを進めた。2006年6月には休止していたコークス炉を再稼働し、需要回復に対応。2008年10月、新日本製鐵株式会社(現・日本製鉄)と住友商事株式会社の持分法適用関連会社となり、鉄鋼資本との関係を強化した。2009年4月、商号を三井鉱山から日本コークス工業株式会社に変更し、コークス専業企業としてのアイデンティティを明確にした。2010年10月には三池事業所を分離し三池港物流株式会社を設立、物流事業を独立させた。

コークス炉更新と生産体制最適化への道

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場に移行。2024年9月、コークス炉1基を更新し再稼働させたが、老朽化した2炉団の修繕費増加や2025年12月のベルトコンベア火災が業績を圧迫した。2025年11月、老朽化2炉団を休止し健全2炉団体制へ移行する生産体制最適化を決定。これに伴う減損損失44億円等を計上し、2026年3月期は76億円の純損失となった。しかし、固定費削減効果によりコークス事業の営業損失は縮小し、次年度の業績回復への道筋をつけた。

年表26件を開く

1880年代

  • 1889年1月三井組が政府から三池炭鉱の払下げをうけ、三井組、三井物産、三井銀行が協力して三池炭鉱社をおき、経営にあたる。

1890年代

  • 1892年6月創業資本金200万円の三井鉱山合資会社設立、三池炭鉱、神岡鉱山その他の経営にあたる。
  • 1893年7月三井鉱山合資会社を三井鉱山合名会社に改組

1900年代

  • 1908年4月三池港を開港

1910年代

  • 1911年12月創業三井合名会社鉱山部が独立し、三井鉱山株式会社(現 日本コークス工業株式会社)設立

1940年代

  • 1945年8月終戦により樺太、朝鮮等における事業および財産を失う。

1950年代

  • 1950年5月創業企業再建整備法により神岡鉱業所ほか金属部門を分離し、神岡鉱業株式会社(現 三井金属鉱業 株式会社)設立
  • 1959年10月創業三池製作所を分離、株式会社三井三池製作所設立

1960年代

  • 1963年6月創業三井セメント株式会社設立
  • 1964年12月株式会社三井三池製作所栃木工場を設置

1970年代

  • 1970年5月創業三井鉱山コークス工業株式会社設立
  • 1973年8月創業石炭生産部門を分離、三井石炭鉱業株式会社設立
  • 1976年5月M&A三井セメント株式会社を吸収合併、田川工場設置

1980年代

  • 1981年4月M&A三井鉱山コークス工業株式会社を吸収合併、北九州事業所設置
  • 1982年10月創業株式会社三井三池製作所から化工機事業部門を分離、三井三池化工機株式会社設立
  • 1988年12月コークス炉1基を休止

1990年代

  • 1993年10月M&A三井三池化工機株式会社を吸収合併、栃木事業所(現 化工機事業部栃木工場)設置
  • 1997年3月三池炭鉱が閉山、国内石炭採掘事業から撤退

2000年代

  • 2004年3月セメント事業から撤退
  • 2006年6月休止コークス炉再稼働
  • 2008年10月新日本製鐵株式会社(現 日本製鉄株式会社)および住友商事株式会社の持分法適用関連会社と なる(その後、2018年4月に住友商事株式会社の持分法適用関連会社から外れる)
  • 2009年4月商号を日本コークス工業株式会社へ変更

2010年代

  • 2010年10月創業三池事業所を分離、三池港物流株式会社を設立
  • 2014年2月化工機事業部西日本粉体技術センターを開設

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2024年9月コークス炉1基を更新、再稼働

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結経常利益中期(具体的年度の記載なし)まで40億円以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    コークス事業の競争力強化と収益基盤確立

    安全・安定操業の維持、生産体制最適化(健全2炉団体制)による効率化と安定収益の確保、既存顧客販売基盤維持、販売先多様化、水素・アンモニア供給等の新収益源開拓に取り組む。

  2. 02

    非コークス事業の強化と多面的利益構造構築

    燃料・資源リサイクル事業では自社インフラ活用と需要家燃料転換への対応、廃棄物有効活用。総合エンジニアリング事業では粉体処理ソリューションビジネス進化、新製品開発、新規顧客・地域展開、生産体制強化を図る。

  3. 03

    ESG経営の推進と脱炭素への挑戦

    安全・環境・防災体制確立、カーボンニュートラル含む環境課題対処、人権尊重・ダイバーシティ対応、ガバナンス向上。2050年カーボンニュートラルに向け、エコプロセス、森林CO2吸収、CCUS、水素・アンモニア事業等を推進する。

  4. 04

    グループシナジーの強化

    産業機械事業(有明機電工業)は受注拡大・利益率改善、グループ案件受注拡大。港湾運送(三池港物流)は貨物取扱増加・コスト削減。不動産事業は非事業用不動産売却と賃貸事業を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で983人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は607万円で、9期前と比べて+9.4%平均年齢は40.4歳、平均勤続年数は18.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,020
2018年3月1,002
2019年3月55541.818.61,019
2020年3月58941.218.11,032
2021年3月55140.717.51,041
2022年3月60040.517.01,034
2023年3月63240.416.81,046
2024年3月55740.416.71,022
2025年3月59440.815.7993−866
2026年3月60740.418.298361

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率62.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 8 / 海外 0、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
北九州事業所 — 北九州市若松区463億円
コークス事業
その他 — 三池港物流㈱(福岡県大牟田市)3,173百万円
栃木工場 — 栃木県栃木市1,857百万円
総合エンジニアリング事業
主な関係会社
  • 国内
    三池港物流㈱
    福岡県 大牟田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    有明機電工業㈱
    福岡県 大牟田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三美鉱業㈱
    北海道 美唄市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    サンテック㈱
    栃木県 栃木市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    サン情報サービス㈱
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本コークス工業東北㈱
    宮城県 塩竈市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本製鉄㈱(注)2
    東京都 千代田区 · その他の関係会社
    議決権22.6%
  • 国内
    住友商事㈱(注)2
    東京都 千代田区 · その他の関係会社
    議決権19.4%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は914億円営業利益6億円前期と比べると減収で、売上が-7.7%。

売上高
-7.7%
914億円
営業利益
6億円
純利益
-77億円
営業利益率
0.7%
前期比 +9.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,016億円914億円
営業利益36億円6億円
純利益5億円-77億円
1株あたり配当¥3

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は202億円、営業利益は−3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−47.1%、営業利益は−137.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q40522
2024年1Q38282.14
2024年2Q385215.59
2024年3Q295−4−1.4−3
2024年4Q2909
2025年2Q477−21−4.4−22
2025年4Q513−65−12.7−117
2026年2Q49751.0−5
2026年4Q41710.2−72
2027年1Q202−3−1.5−7

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,126億円から914億円へ81%に減った。直近期の営業利益率は0.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,1265230
化工機事業部西日本粉体技術センターを開設
2014年3月1,0906230
2015年3月1,0186225
2016年3月92512−17
2017年3月8911219
2018年3月1,1023248
2019年3月1,2125932
2020年3月1,074100
2021年3月8796540
2022年3月1,24711574
2023年3月1,741−8−11
2024年3月1,3523619
2025年3月990−86−103−8.7−139
2026年3月9146−30.7−77

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高914億円のうち、営業利益として残るのは6億円0.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-77億円、売上の-8.4%にあたる。営業利益率は業種中央値6.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金92.1%842億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.2%66億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.7%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
7.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.4pt
0.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比12.0pt
-8.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比29.5pt
-20.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-6.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが85億円、投資CFが−87億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は64億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月119−14−10610536
2014年3月113−43−757032
2015年3月73−59−121433
2016年3月86−10251−1668
2017年3月55−42−371343
2018年3月102−33−616951
2019年3月103−46657114
2020年3月65−66−73−138
2021年3月155−59−789656
2022年3月46−42−11450
2023年3月−124−81211−20556
2024年3月108−99−4962
2025年3月−32−167188−19951
2026年3月85−8715−264

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,265億円。このうち返さなくてよい自己資本が348億円で、自己資本比率は27.5%(業種中央値37.1%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,18040577534.2
2014年3月1,15342373036.6
2015年3月1,19943876136.6
2016年3月1,13841272636.3
2017年3月1,15843872037.8
2018年3月1,15746469340.1
2019年3月1,22248274039.4
2020年3月1,06347259144.4
2021年3月1,02251151150.0
2022年3月1,28857371544.5
2023年3月1,40254385938.7
2024年3月1,40756484340.0
2025年3月1,30641689031.8
2026年3月1,26534891727.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
64億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
261億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
105億円
在庫として抱えている分
負債合計
917億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
39
/ 100
安定性自己資本比率18 / 40
収益力営業利益率1 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

石油・石炭製品 9社との比較

同じ石油・石炭製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率9社中6位あたり、逆に低いのは自己資本比率9社中8位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-20.1%/中央値 9.4%
P25 6.8%P75 10.5%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.7%/中央値 6.1%
P25 4.0%P75 7.8%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
27.5%/中央値 37.1%
P25 27.6%P75 64.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
-7.7%/中央値 -4.5%
P25 -7.8%P75 0.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 3.9%
P25 2.5%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥100で、1年前と比べて-1.0%過去52週の値幅のなかでは21%の位置にある。

¥100-4.8%1ヶ月+4.2%1年-1.0%時価総額302億円
過去52週の値幅
安値¥86高値¥153

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)58.1倍
PBR0.86倍
配当利回り3.00%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は105円で、25日線(98.3円)を約6.8%上回り、75日線(97.6円)や200日線(105.5円)とほぼ同水準にあります。直近1ヶ月では+7.1%上昇し、年初来では+8.3%と緩やかな上昇です。8月17日には出来高が1052万株、8月18日には1236万株と急増し、その後も高水準を維持しています。RSIは66.67で中立からやや過熱域にあります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PERは算出不能(赤字)だが、PBRは0.828倍と業界平均1.11倍を下回り、割安感がある。ROEは-20.1%と深刻な赤字。配当利回り3.03%は平均3.21%とほぼ同等。直近の売上高は減少傾向で、純利益も赤字が続く。資産価値に比べ収益力が弱く、割高。

指標この会社業種平均
PER (予想)58.1倍
PBR0.86倍1.15倍
ROE-20.1%6.1%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025年3月期は原料高と需要減で大幅な赤字となり、2026年3月期も減収ながら営業損益は小幅な黒字転換見通しだが、最終損益は赤字が続く見込み。強気派は、鉄鋼需要の回復やコークス価格の上昇、石炭以外の事業ポートフォリオ拡大による業績改善を期待する。弱気派は、石炭事業の構造的な需要減退や原料価格の高止まり、新規事業の収益化の遅れを懸念し、赤字継続による財務悪化を警戒する。投資論点は、事業構造転換の進捗と鉄鋼市況の回復タイミングにある。

プラスに働く材料7
  • 鉄鋼需要回復でコークス増産

    2026年3月期は営業黒字転換の見込みで、需要底入れが示唆される。

  • 新規事業の成長期待

    石炭以外の炭素材料などで収益源の多様化を進めている。

  • 配当利回りの高さ

    利回り3.03%と高水準で、株主還元姿勢が維持されている。

  • 営業損益92億円改善の黒字転換2026年3月期影響

    営業損益は▲86億円から+6億円へ92億円改善し、採算が大きく好転

  • 最終損失62億円縮小2026年3月期影響

    純損益は▲139億→▲77億円と損失幅が62億円縮小する

  • PBR0.83倍の解散価値割れ継続影響

    PBR0.83倍は1倍を下回り、解散価値に対して株価が17%割安

  • 配当利回り3.03%の株主還元継続影響

    赤字決算でも配当利回り3.03%を維持し、株主還元の姿勢を示す

マイナスに働く材料7
  • 最終赤字の継続

    2026年3月期も当期純利益はマイナス77億円の見通し。

  • 石炭需要の長期的減退

    脱炭素化の流れでコークス需要は構造的に減少する。

  • 財務リスクの高まり

    赤字累積で自己資本が毀損し、PBR0.8倍台でも割安感が薄れる。

  • 純損益77億円の赤字継続2026年3月期影響

    純損益は▲139億→▲77億円、2年連続の最終赤字で自己資本が減少

  • 売上高3期連続減収通年影響

    売上高は1352→990→914億円、前期比76億円減と縮小が続く

  • ROE▲20.1%の資本効率悪化通年影響

    ROEは-20.1%で、時価総額299億円に対して純損失77億円が発生

  • 赤字続きで次回株主総会の減配リスク次回株主総会影響

    純損失77億円が続けば、株主総会で減配・無配転換のリスクがある

次の決算で確かめる点
コークス販売量・価格
鉄鋼市況と採算性の動向を直接反映するため。
営業利益率
石炭事業の収益改善の度合いを測るため。
新規事業の売上比率
構造転換の進捗を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり3で、前期から57.1%いまの株価に対する利回りは3.00%。

年間配当
¥3
1株あたり
配当利回り
3.00%
いまの株価に対して
配当性向
58.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月237.8
2018年3月350.020.7
2019年3月30.031.1
2020年3月1−66.7
2021年3月4300.030.6
2022年3月775.029.1
2024年3月3−57.158.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥3

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ32,227人。区分でいちばん多いのは事業法人46.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が54.9%を占め、残る45.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人46.146.846.946.346.446.9
個人・その他31.625.634.332.538.634.2
外国法人7.112.76.45.44.08.9
金融機関12.412.210.311.89.28.0
自己株式3.73.73.83.83.83.8
証券会社2.72.71.94.11.61.9
外国人個人0.00.10.20.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本製鉄株式会社21.71
02住友商事株式会社18.71
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.35
04STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.62
05株式会社三井住友銀行1.25
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.20
07日鉄鉱業株式会社0.99
08株式会社商船三井0.83
09三井金属株式会社0.76
10住友金属鉱山株式会社0.76

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−363%、1株純資産は14期で−11%。直近期のROEは-20.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月101347.712.131.9
2014年3月101407.312.332.1
2015年3月81465.813.830.2
2016年3月−6137−3.9
2017年3月61454.515.037.8
2018年3月1615710.76.820.7
2019年3月111666.89.231.1
2020年3月01620.1610.0
2021年3月141768.18.430.6
2022年3月2519713.65.729.1
2023年3月−4187−1.9
2024年3月71943.420.558.6
2025年3月−48143−28.4
2026年3月−26120−20.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額115百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
松岡弘明代表取締役 社長66
森俊一郎常務取締役65
井伊誠一郎常務取締役65
德永直之取締役53
宮内直孝取締役68
森尻善雄取締役65
益田明常勤監査役63
渡邊崇監査役57
櫻田修一監査役63
小野祐介取締役 執行役員6010,000
坂田竜治取締役 執行役員6111,371

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4828221
社外取締役319196
監査役214147

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容783字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社および当社の関係会社)は、当社(日本コークス工業株式会社)、子会社8社およびその他の関係会社である日本製鉄株式会社および住友商事株式会社で構成されており、コークスの製造・販売、一般炭および石油コークスの仕入・販売ならびにコールセンター事業、粉粒体機器・装置の製造・販売などを主たる業務としている。 当社グループの主な事業の内容、当社グループ各社の当該事業における位置づけは次のとおりである。 なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一である。 (1) コークス事業……………………当社北九州事業所で生産するコークスおよび副産物を国内外鉄鋼会社等に直接販売するとともに、連結子会社の日本コークス工業東北㈱などの販売会社へ販売している。 (会社総数2社) (2) 燃料・資源リサイクル事業……海外から輸入した一般炭および石油コークスをセメント・製紙会社等に販売しているほか、産業廃棄物処理およびリサイクル事業、コールセンター事業を行っている。 (会社総数4社) (3) 総合エンジニアリング事業……当社栃木工場で製造する粉粒体装置・機器等を販売している。また、連結子会社の有明機電工業㈱およびサンテック㈱が当社の機械・電気工事等の一部を施工しているほか、産業機械等の製造および修理を行っており、その一部を当社で仕入販売している。 (会社総数3社) (4) その他……………………………連結子会社の三池港物流㈱は、大牟田地区を中心に港湾荷役および貨物輸送を行っている。また、当社で、社有地の開発・賃貸事業および仲介・分譲事業を行っている。 (会社総数3社) (注)各事業の会社数の算定において、当社は重複して数えている。 事業の系統図は次のとおりである。
経営方針・対処すべき課題2,870字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものである。 (1) 会社の企業理念 当社グループの企業理念は、以下の通りである。 ・人類の活動に不可欠な資源や素材と高付加価値技術を社会に供給し続けることにより、存在価値のある企業と して、よりよい社会環境の構築に貢献するとともに、人類社会の永続的発展に寄与する。 ・独自の企画・提案力によるソリューションビジネスの展開 ・社会的に信頼される新しい企業文化の創造 ・企業活動を通じた、働く社員の自己実現と生活の安定・充実 (2) 会社の経営の基本方針 当社グループは、上記の企業理念に基づき、環境保全への配慮、地域社会との共生および企業倫理の徹底など、社会を構成する一員として求められる責任を果たし、取引先、株主、地域社会からの一層の信頼を得られる企業を目指していく。 ESG経営にも取り組み(安全・環境対策、働き方改革・ダイバーシティ、等)、2050年カーボンニュートラルに向けて、具体的な方法を掲げて実施する。 また、主力であるコークス事業のより一層の競争力強化を図り、市況等に左右されない事業基盤を確立するとともに、非コークス事業の事業基盤を強化・安定化させ、多面的な利益構造を確立することを目指している。 (3) 経営戦略等 上記の経営方針に基づく当社グループの経営戦略は、次のとおりである。 [コークス事業] ・安全・環境・防災体制の強化 ・安全・安定操業の維持 ・生産体制最適化(健全2炉団体制)に伴う効率化と安定した収益体質の確立 ・既存顧客を中心とした盤石な国内販売基盤の維持 ・販売先の多様化・拡大 ・水素・アンモニア供給体制構築等、新たな収益源の開拓 [非コークス事業] (燃料・資源リサイクル事業) ・自社石炭ヤード等のインフラの効果的活用 ・需要家の燃料転換に対応した柔軟な営業体制の構築 ・廃棄物の有効活用と適正処理による安定した収益の確保 (総合エンジニアリング事業(化工機事業)) ・粉体処理ソリューションビジネスモデルへの更なる進化 ・製品の付加価値向上(新製品の開発強化と既存製品のブラッシュアップ) ・新規顧客・新規地域への展開 ・テスト体制、生産体制の強化 [ESG経営への取り組み] ・安全・環境・防災体制の確立を目指した生産・操業現場の構築 ・カーボンニュートラルも含めた地球環境の保全や循環型社会構築のための環境課題への対処 ・人権の尊重・ダイバーシティへの対応等 ・ステークホルダーとのコミュニケーション・コンプライアンスの徹底によるガバナンスの向上 (4) 経営環境並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループを取り巻く経営環境は、緊迫する中東情勢や米国の通商政策の先行き、為替、原料炭価格動向、物価上昇による消費の弱含み等リスクも懸念される状況に置かれている。 このような状況のなかで、当社グループは、それぞれの事業において、次のような経営環境の認識のもとに、収益力の改善などに向け、各事業で様々な施策を推進していく。 (コークス事業) コークス事業については、安全・安定操業を第一に、生産体制最適化(健全2炉団体制)への移行を完了させ、下記の各施策を着実に実行することで安定した収益確保に努める。 ①環境対策工事の実施等による各種環境規制の遵守及び地域社会との共生 ②固定費の効率化等による筋肉質な収益体質への転換 ③生産性向上投資による増産及び変動費の削減 ④販売先の多様化・拡大(他高炉メーカー、製鉄外用途、他) ⑤更なるコスト削減への取り組み(エネルギー使用量の削減・原料配合の改善など) (燃料・資源リサイクル事業) 脱炭素の対応強化により加速する需要家の燃料転換へ向けた動きに対して、当社グループは、バイオマス燃料などカーボンニュートラルに向けた商品の取扱いの拡大を進めていく。 また、競争優位性の高い自社インフラを最大限活用するとともに、燃料の調達・販売から廃棄物処理までを一貫して取り扱う体制の下、安定した収益の確保を目指す。 (総合エンジニアリング事業) 化工機事業については、産業全般に亘る基礎技術である粉体処理技術において、長年培ったノウハウをもとに、自社の独自性や優位性を生かし事業を行っている。 技術開発面では、当社が保有する粉体処理技術や、粉体技術センターで実施する各種テストから得られる知見を生かし、顧客ニーズに対応する処理プロセスの提案や新製品の開発、また変化する顧客ニーズに応えるための既存製品のブラッシュアップを推進する。 営業面では、ニッチ分野における競争優位性の更なる進化により顧客対応力の向上を図るとともに、新規顧客・新規地域への拡販強化を図る。 また、カーボンニュートラルでニーズが高まる電池・電子・樹脂分野等への展開強化を図る。 産業機械事業を担う有明機電工業株式会社については、機械工事・電気工事のノウハウを併せ持つ特徴を生かし、受注拡大および利益率改善により収益拡大を図ると共に、コスト削減や生産性向上、製品およびメンテナンスの高付加価値化などにも注力する。 併せて、グループ内の連携強化を図るため、当社グループ案件の受注拡大にも取り組んでいく。 (その他) 港湾運送事業を営む三池港物流株式会社については、自社で保有する港湾設備や倉庫を活用し、三池港(福岡県大牟田市)における貨物取扱数量増加ならびにコスト削減を図る。 不動産事業については、非事業用不動産の売却に加え、賃貸事業についても積極的に推進していく。 (ESG経営への取り組み) 当社グループは、サステナビリティ推進委員会を中心に、当社グループにとっての重要度および社会にとっての影響度の基準から設定した重要課題(マテリアリティ)に基づき、サステナビリティ経営を推進する。 具体的には、「2 『サステナビリティに関する考え方及び取組』」に記載のとおりである。 また、脱炭素に対する取り組みとしては、 ①コークス炉から発生するガスの自家消費や回収した熱の電力・蒸気への変換などのエコプロセスによるCO2の削減 ②グループ会社所有森林(北海道に約4千2百ヘクタールの森林を所有)によるCO2吸収やCCUS(CO2の 回収・利用・貯留)技術の利用によるカーボンオフセット ③水素製造・販売やアンモニア製造・中継設備活用、太陽光発電等のカーボンフリーエネルギー事業の検討などにより、2050年カーボンニュートラルに向けて挑戦していく。 (5) 目標とする経営指標 当社グループは、健全な財務体質を維持しつつ、企業価値を高めるための各種施策や安定的な配当の実施のため、中期的には、連結経常利益を40億円以上確保することを、経営指標としている。
事業等のリスク2,377字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与えると認識している主要なリスクは、以下のとおりである。 また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資判断、あるいは当社グループの事業活動を理解する上で重要と考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から記載している。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものである。 (1)需給および市況の変動 当社グループは、石炭・コークスというエネルギー関連素材の仕入・製造・販売事業を行っているが、これらは、国内外の経済状況や需給状況の変動により、その仕入・販売の価格および数量が大きく変動する可能性があり、当社グループの経営成績、財務状況に影響を及ぼす可能性がある。 そのため、当社グループは、コークス事業のより一層の競争力強化を図り、市況等に左右されない事業基盤を確立する事を、経営の基本方針としている。 (2)海外情勢の変動 当社グループは、石炭(一般炭およびコークス用原料炭)、石油コークス、バイオマス燃料等を海外から輸入しているが、各輸入先において、自然災害、政治または経済環境の変化、税制、規制、法律の変更、人権問題等により、仕入価格の高騰や石炭等の供給遅延または停止が起こった場合には、当社グループの経営成績、財務状況に影響を及ぼす可能性がある。 (3)為替レートの変動 当社グループは、石炭等の仕入ならびに石炭・コークスの販売等の外貨建て取引(主に米ドル建て)を行っているため、為替レートの変動による影響を受ける。為替リスクは、主に、外貨建てのコークスの販売と原料となる石炭の輸入取引により相殺されるが、相殺されない部分は当社グループの経営成績、財務状況に影響を及ぼす可能性がある。 (4)金利の変動 当社グループは、有利子負債を有しているため、金利変動による影響を受ける。著しい金利変動は、借入金の金利負担として当社グループの経営成績、財務状況に影響を及ぼす可能性がある。なお、長期借入金の大部分については、金利上昇リスクを可能な限り回避するため、金利スワップ等のヘッジ取引を行っている。 (5)借入債務に係る財務制限条項 当社グループの借入金にかかる契約には財務制限条項が付されているものがある。当社または当社グループの経営成績や財務状況が悪化し、当該条項を満たすことができないことが判明した場合は、直ちに借入金の一括返済を求められるものではないが、貸付人等との間で今後の対応について協議を行うことになっており、その結果如何では、期限の利益を喪失するなど今後の安定・継続的な資金の調達に影響を及ぼす可能性がある。 なお、財務制限条項の内容は、2026年4月24日付及び2026年4月30日付で変更されており、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結貸借対照表関係) 3.財務制限条項」に記載している。 (6)固定資産の価値の下落 当社グループが保有している固定資産のうち、有形固定資産、無形固定資産等については、時価や収益性をもとに資産価値を検討しているが、今後さらに時価の下落、収益性の低下等に伴い資産価値が下落した場合は、減損を余儀なくされ、当社グループの経営成績、財務状況に影響を及ぼす可能性がある。 (7)法的規制 当社グループは、国内外で各種の法的規制(租税法規、環境法規、労働法規、貿易・為替法規等の事業関連法規)に服しており、万が一、法令に違反した場合には、当局から課徴金・営業停止の行政処分を受けるほか、その利害関係者から損害賠償請求等を提訴される可能性がある。 なお、上記のような様々な法令、規則等の適用を受けており、これらの法的規制が変更または強化された場合には、規制遵守のための費用が増加する可能性があり、その場合には、当社グループの経営成績、財務状況に影響を及ぼす可能性がある。 (8)コークス事業への依存 当社グループの主力事業は、コークス事業であり、当該事業への依存度が高いため、当該事業の業績が市場環境等により変動する状況が続く場合には、当社グループ全体の経営成績、財務状況に影響を及ぼす可能性がある。 そのため、当社グループは、非コークス事業の事業基盤の強化・安定化による、多面的な利益構造の確立を経営の基本方針としている。 (9)重大な災害、事故、訴訟等 当社北九州事業所では2025年12月に石炭搬送用ベルトコンベアの火災事故が発生し、減産を余儀なくされたが、このように主力の北九州事業所をはじめとする当社グループの各事業所が、大規模な台風、地震などの自然災害に見舞われた場合等には事業活動が制約を受けることなどにより、業績に影響が生じる可能性がある。また、重大な労働災害、設備事故、環境事故、品質問題等が発生した場合、又は重要な訴訟において当社に不利な判断がなされた場合には、事業活動の停止・制約、補償等により業績に影響が生じる可能性がある。 なお、当社が過去に経営していた炭鉱に関連して、第二次世界大戦中の旧朝鮮半島出身労働者の就労については、行政当局等と連携して適切に対応していく方針である。 (10)繰延税金資産について 当社グループは、将来の課税所得に関する予測に基づき繰延税金資産の回収可能性の判断を行っているが、将来の課税所得の予測が変更となり、繰延税金資産の一部ないしは全部が回収できないと判断した場合、繰延税金資産の回収可能性を減額する事で、当社の経営成績、財務状況に影響を及ぼす可能性がある。
経営成績の分析 (MD&A)5,746字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。 ①財政状態及び経営成績の状況 当期におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等による緩やかな回復基調がみられる一方で、中東情勢や米国の通商政策による影響など、わが国の景気を下押しするリスクがある中で推移した。 このような状況のもと、当社グループのコークス事業は、安全最優先のもと業績回復に総力を挙げて取り組む方針で今年度をスタートした。 業績回復に向けた取り組みとしては、2025年11月11日に公表したとおり、老朽化2炉団を休止するコークス生産体制最適化を決定した。その後、12月末に石炭搬送用ベルトコンベアの火災事故発生もあったが、老朽化炉に対する修繕費の大幅な削減を含む製造原価の削減効果も確認できたことから、健全2炉団化による操業と業績回復の道筋がついてきた。 上述の火災により減産が避けられない状況下においても、焼損したベルトコンベアの代替手段としてクレーンを使用した装炭方法を取り入れる等の工夫により、生産量の落込みをカバーしてきた。 また、2炉団化に伴う不稼働資産の減損損失等の認識や火災による業績下振れ、更にはそれらを起因とした純資産の減少に対して、主要な販売先および調達先に加えて、取引先金融機関の理解を得て、財務面においても特段の支障なく計画を進める事ができている。 次年度においては、安全操業と2炉団体制下の安定生産を軸として計画を進め、ステークホルダーの皆様の期待に応えるべく業績回復に向けて注力してゆく所存である。 コークス事業以外の各事業については環境変化に応じつつ、安定的な収益の拡大を目指してきた。燃料・資源リサイクル事業においては、燃料の販売に加え、私有港湾設備とコールセンターを有する優位性を活かした事業において、気象異変により近隣地区で発生した燃料流通の混乱を補完するなど、揚陸、備蓄、配送についてインフラも含めた対応力を発揮するビジネス展開も行ってきた。また、総合エンジニアリング事業の主要事業である化工機事業においては、日本食に対する需要の高まりを背景として、抹茶製造工程で使われる機材の受注が好調であることから、ティーマイスターミルと称した新商品を投入、ニッチ分野の強みを活かした展開も進み、当社グループ全体の事業ポートフォリオを下支えしてきた。 これらの結果、当期の連結売上高は、前期比76億5千9百万円減少の913億8千6百万円、連結営業損益は、6億7百万円の営業利益(前期は85億6千2百万円の営業損失)となったほか、連結経常損益は、2億7千6百万円の経常損失(前期は102億6千9百万円の経常損失)となった。 特別損益については、コークス生産体制最適化等に係る減損損失44億3千6百万円や固定資産除却損10億9千4百万円などにより、特別損失70億5千7百万円を計上した。親会社株主に帰属する当期純損益は76億7千8百万円の純損失(前期は139億8百万円の純損失)となった。 セグメントの業績は次のとおりである。 a.コークス事業 コークス事業については、上述の通り、炉団体制の2炉団化(従来比2炉団減)を進めているが、前年度は老朽化炉対策と火災による操業停止期間が相対的に長期に亘っていた事、加えて2025年度は新鋭2A炉本格操業期間の増加もあり、生産量は前期比7万3千トン増加の99万トンとなった。お客様からの引合いは相応に有り、販売数量も前期比10万トン増加の97万2千トンとなった。 損益については、年末の火災影響を受けながらも、前年度に比べ修繕費等の固定費削減や増産によるトン当り固定費負担の軽減効果により、当年度も営業赤字ではあるものの、その損失額は大きく改善した。 この結果、コークス事業の連結売上高は、前期比25億8千万円減少の561億3千4百万円となり、連結営業損益は、23億2千8百万円の営業損失(前期は123億5千7百万円の営業損失)となった。 b.燃料・資源リサイクル事業 燃料・資源リサイクル事業については、お客様の燃料転換トレンドが継続した事を主因に、当社グループの販売数量は、82万トンと前期比4万5千トン減少となり、売上高は減収となった。 この結果、燃料・資源リサイクル事業の連結売上高は、前期比38億9千7百万円減少の233億4千3百万円となり、連結営業利益は、前期比1億4千5百万円減少の26億3千万円となった。 c.総合エンジニアリング事業 総合エンジニアリング事業については、化工機事業において、前年度に有った大口機器納入案件が剥落したことから減収減益となった。 この結果、総合エンジニアリング事業の連結売上高は、前期比13億7千9百万円減少の79億1千7百万円となり、連結営業利益は、前期比5億9千5百万円減少の14億7千7百万円となった。 d.その他 その他の事業については、増収減益となり、その他の事業の連結売上高は、前期比1億9千7百万円増加の39億9千1百万円となり、連結営業利益は、前期比1千3百万円減少の5億7千9百万円となった。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ、12億8千2百万円増加の63億8千8百万円となった。 当連結会計年度末におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりである。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、85億1千1百万円(前年同期比116億8千9百万円増加)となった。 これは主に、減価償却費60億9百万円、減損損失44億3千6百万円、売上債権及び契約資産の減少額30億2千3百万円などによる資金の増加に対し、棚卸資産の増加額14億8千6百万円などによる資金の減少があったことによるものである。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、86億8千4百万円(前年同期比80億円増加)となった。 これは主に、固定資産の取得による支出79億6千5百万円などによるものである。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は、14億5千万円(前年同期比173億6千2百万円減少)となった。 これは主に、短期借入れによる収入3,175億5千7百万円などに対し、短期借入金の返済による支出3,097億1千3百万円などによるものである。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりである。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前年同期比(%) コークス事業   コークス   56,179   83.1 燃料・資源リサイクル事業   石炭   1,074   142.9 合計   57,254   83.8 (注)金額は生産原価によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっている。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりである。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高(百万円)   前年同期比(%) 総合エンジニアリング事業   7,735   100.8   4,732   96.2 (注)セグメント間の取引については、相殺消去している。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりである。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) コークス事業   56,134   95.6 燃料・資源リサイクル事業   23,343   85.7 総合エンジニアリング事業   7,917   85.2 その他   3,991   105.2 合計   91,386   92.3 (注)1.金額は販売価格に基づき、セグメント間の取引については相殺消去している。 2.主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりである。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額 (百万円)   割合(%)   金額 (百万円)   割合(%) 日本製鉄株式会社   29,961   30.3   34,776   38.1 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項については、提出日現在において判断したものである。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する分析・検討内容 経営成績 当社グループの業績は、主力のコークス事業において、2025年11月11日に公表したとおり、老朽化2炉団を休止するコークス生産体制最適化を決定した。その後、12月末に石炭搬送用ベルトコンベアの火災事故発生もあったが、老朽化炉に対する修繕費の大幅な削減を含む製造原価の削減効果も確認できたことから、健全2炉団化による操業と業績回復の道筋がついてきた。 上述の火災により減産が避けられない状況下においても、焼損したベルトコンベアの代替手段としてクレーンを使用した装炭方法を取り入れる等の工夫により、生産量の落込みをカバーしてきた。 また、2炉団化に伴う不稼働資産の減損損失等の認識や火災による業績下振れ、更にはそれらを起因とした純資産の減少に対して、主要な販売先および調達先に加えて、取引先金融機関の理解を得て、財務面においても特段の支障なく計画を進める事ができている。 これらの結果、当期の連結売上高は、前期比76億5千9百万円減少の913億8千6百万円、連結営業損益は、6億7百万円の営業利益(前期は85億6千2百万円の営業損失)となったほか、連結経常損益は、2億7千6百万円の経常損失(前期は102億6千9百万円の経常損失)となった。 特別損益については、コークス生産体制最適化等に係る減損損失44億3千6百万円や固定資産除却損10億9千4百万円などにより、特別損失70億5千7百万円を計上した。親会社株主に帰属する当期純損益は76億7千8百万円の純損失(前期は139億8百万円の純損失)となった。 財政状態 当連結会計年度末の総資産は、1,265億4千4百万円となり、前連結会計年度末に比べ40億8千6百万円減少となった。増減の主なものは、原材料及び貯蔵品の増加32億8千6百万円、機械装置及び運搬具の減少25億4千8百万円、売掛金の減少17億4千7百万円、商品及び製品の減少16億6百万円、建設仮勘定の減少8億9千2百万円等である。 当連結会計年度末の負債は、917億4千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ27億1千5百万円増加となった。増減の主なものは、短期借入金の増加49億5千7百万円、支払手形及び買掛金の増加20億4千万円、長期借入金の減少34億9千6百万円、退職給付に係る負債の減少4億3千8百万円等である。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ、68億2百万円減少の347億9千7百万円となった。また、当連結会計年度末の自己資本比率は、27.5%になった。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報 キャッシュ・フロー 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ12億8千2百万円増加の63億8千8百万円となった。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、85億1千1百万円(前年同期比116億8千9百万円増加)となった。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、86億8千4百万円(前年同期比80億円増加)となった。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は、14億5千万円(前年同期比173億6千2百万円減少)となった。 資金需要 当社グループの主な資金需要は、設備投資、原材料・商品等の仕入代金の支払、販売費および一般管理費の支払、借入金の返済および法人税等の支払等である。 当社グループは、事業活動に必要な資金を、営業活動によるキャッシュ・フローおよび借入金によって継続的に調達することが可能であると考えている。 財務政策 当社グループは、運転資金および設備投資資金については、営業活動によるキャッシュ・フローから生み出される自己資金および借入金により賄っている。 当連結会計年度末現在、短期借入金の残高は378億8千6百万円(うち、1年以内に返済予定の長期借入金41億5千2百万円)、長期借入金の残高は293億9千1百万円である。 また、当社および一部の連結子会社は、取引銀行17行と当座貸越契約および貸出コミットメント契約を締結しており、効率的な資金調達を行っている。当連結会計年度末における当座貸越契約の極度額および貸出コミットメントの総額は507億5千万円である。 当社グループは、資金効率を高めるため、売上債権および棚卸資産の圧縮に努めており、有利子負債の残高を減少させ借入金依存度を引き下げ、財務基盤の強化に取り組んでいる。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりである。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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