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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ニチレキグループ

NICHIREKI GROUP CO., LTD.5011 · Prime · 石油・石炭製品

道路舗装に特化した総合アスファルトメーカー。材料から施工まで一貫。

概要

ニチレキグループは、アスファルト乳剤や改質アスファルトなどの道路舗装用材料の製造・販売と、舗装工事の請負を中核とする企業グループである。持株会社であるニチレキ株式会社のもと、連結子会社40社と関連会社4社を擁し、全国9つのエリアで事業を展開する。従業員数は1,434名、2025年3月期の連結売上高は757億円であり、東京証券取引所市場第一部に上場している(1974年2月指定)。

二つの事業セグメントが収益を支える構造

当グループは「アスファルト応用加工製品事業」と「道路舗装事業」の二つを主要セグメントとする。アスファルト応用加工製品事業では、ニチレキ株式会社がアスファルト乳剤や改質アスファルトを製造・販売し、グループ会社を通じて全国に供給する。2025年3月期の同事業の売上高は247億円、セグメント利益は35億円である。道路舗装事業では、日瀝道路株式会社をはじめとする37社の連結子会社が舗装工事・防水工事を請負う。同事業の売上高は508億円、セグメント利益は47億円と、グループ全体の収益の大半を占める。このほか、不動産賃貸やグループ向け損害保険代理業を「その他」セグメントに区分し、売上高3億円、セグメント利益5億円を計上する。

全国9エリアに広がる現地基準の経営体制

グループは全国を北海道、東北、関東、中部、関西、中国、四国、九州の9エリアに分割し、各エリアに支店・工場を配置する。1954年の大阪工場建設を皮切りに、東京(1957年)、小山(1958年)、名古屋(1959年)、福岡(1961年)、仙台(1962年)、広島(1963年)、高松(1963年)、札幌(1968年)と順次拠点を拡大した。各エリアには製造工場と営業所が併設され、地域密着型の販売・施工体制をとる。また、1970年代には北海道、東北、中部、近畿、中国、四国、九州の各地域に舗装工事子会社を設立し、エリアごとに独立した事業運営を可能にした。1995年には千葉県船橋市から千葉市に臨海型の千葉工場を移設し、首都圏の供給能力を強化している。

調査から施工まで一貫するソリューションビジネス

グループは「調査・診断→設計・提案→製造・販売→施工・管理」という一連のプロセスを自社で完結するビジネスモデルを標榜する。1980年には建設コンサルタントとしての登録を取得し、設計分野に参入。1986年には測量関連事業を開始し、1991年に測量業者登録を完了した。これにより、道路舗装の企画段階から関与することが可能となった。また、1974年には建設大臣許可(ほ装工事・防水工事)を取得し、自社施工の体制を確立。子会社の日瀝道路などが実際の工事を担い、グループ全体で材料から施工までの品質管理を一貫して行う。2026年度から開始した中期経営計画「のびやか2030」では、この一貫体制を基盤に環境配慮型製品の拡販やICT活用を推進する方針である。

業界の中での役割は道路舗装用アスファルト材料の製造および舗装工事の請負業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
759億円
営業利益
59億円
営業利益率
7.8%
純利益
43億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01アスファルト応用加工製品事業主力

アスファルト乳剤、改質アスファルト等の製造・販売。グループ会社を通じて販売も行う。道路舗装に必要な材料を供給。

主な製品・サービス2
アスファルト乳剤
水に乳化したアスファルト。常温で施工可能。下塗り・表面処理等に使用。
改質アスファルト
ポリマー等で改質したアスファルト。耐久性・耐流動性に優れ、高規格道路等に使用。

02道路舗装事業主力

舗装工事および防水工事等の請負。子会社(日瀝道路等)が施工。道路・橋梁・駐車場等の舗装を手掛ける。

03その他(不動産・保険)副次

不動産の賃貸、グループ向け損害保険代理業等。

製品と技術

常温施工を可能にするアスファルト乳剤

アスファルト乳剤は、アスファルトを水中に微粒子状に分散させた製品である。加熱することなく常温で施工できるため、下塗りや表面処理、切削オーバーレイ時の接着層など幅広い用途に使用される。グループは1954年の創業当初からこの製品を製造・販売しており、現在も主力製品の一つである。乳剤の安定性や付着性を向上させる技術を蓄積し、道路の長寿命化に貢献する。また、環境負荷低減の観点から、加熱工程を省略できる点が評価され、省エネルギー型の舗装材料として需要が拡大している。グループは全国の工場で乳剤を生産し、各エリアの舗装現場へ供給する体制をとる。

ポリマー改質で耐久性を高めた改質アスファルト

改質アスファルトは、通常のアスファルトにポリマーなどの改質材を添加し、耐流動性や耐久性を向上させた高機能製品である。特に、交通量の多い高規格道路や交差点、バス停など、厳しい荷重条件下での使用に適する。グループは1960年代から改質アスファルトの開発に取り組み、現在では多様なグレードをラインナップする。製造には特殊な混練装置を用い、改質材を均一に分散させる技術が求められる。グループは技術研究所で品質管理と改良を続け、道路舗装の長寿命化や維持修繕費の低減に寄与している。2025年3月期のアスファルト応用加工製品事業の売上高は247億円であり、同事業の収益の大部分を乳剤と改質アスファルトが占める。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

石油・石炭製品のなかでの位置

アスファルトで国内首位、道路維持に強み

石油・石炭製品セクターで、アスファルト混合物の製造・販売を主力とする。国内の道路舗装市場で高いシェアを持ち、日本コークス工業やユシロなどと競合する。売上高は750億円前後で安定しており、2025年3月期は営業利益率8.3%、2026年3月期は7.8%と高い収益性を維持している。公共投資や道路補修需要に支えられた内需型事業で、海外展開は限定的。業界再編が進む中、規模と技術力で優位性を持つが、公共事業の予算変動に業績が左右されやすい。

強み

  • アスファルト混合物で国内首位級のシェアを持つ
  • 営業利益率は8%前後で、安定的な収益を確保
  • 道路整備需要は公共投資で底堅く、景気影響が小さい
  • 長年の実績で配合技術や施工ノウハウを蓄積

課題

  • 公共事業の予算削減で需要が減少するリスクがある
  • 原油価格の変動で原料コストが大きく変動する
  • 業界再編が進み、競争力の維持に投資が必要

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

機能性化学の時価総額近傍。太字がニチレキグループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17917ZACROS967億円11.9倍
24187大阪有機化学工業958億円11.1倍
34212積水樹脂929億円22.4倍
45208有沢製作所869億円17.2倍
53302帝国繊維840億円16.5倍
65011ニチレキグループ722億円15.1倍
74221大倉工業698億円12.7倍
86768タムラ製作所661億円
94362日本精化647億円13.4倍
109619イチネンホールディングス641億円8.3倍
114078堺化学工業611億円24.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(機能性化学)に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

大阪工場建設から始まった事業基盤の形成期(1954〜1968年)

1954年6月、大阪工場を建設し出張所を併設したことがグループの出発点となる。同年からアスファルト乳剤や改質アスファルトの製造を開始。続いて1957年11月には東京工場に研究室と営業所を併設し、技術開発の拠点を整えた。1958年1月には小山工場を建設し、コンクリート目地材料および建築防水材の製造に着手。これにより製品ラインアップを拡充した。1961年から1963年にかけて福岡、仙台、広島、高松の各出張所を開設し、全国的な販売網を構築。1968年7月には札幌工場を建設し、北海道進出を果たした。同年10月には建設業法による東京都知事登録を取得し、舗装・防水工事の請負を開始。これにより材料メーカーから施工事業者へと事業領域を広げた。

上場と舗装子会社の設立による組織拡大期(1970〜1979年)

1970年1月、東京証券取引所市場第二部に上場。同年10月には舗装工事子会社として日瀝道路株式会社を設立した。1972年6月には大阪証券取引所市場第二部にも上場。1973年2月には北海道ニチレキ工事株式会社(現・連結子会社)を設立し、地域ごとの施工体制を整備した。1974年2月には東京・大阪両証券取引所の市場第一部に指定され、経営基盤を強化。同年1月には建設大臣許可を取得し、公共工事への参入条件を満たした。1975年8月には東北、九州、中国の3社、1977年4月には中部、近畿、四国の3社を相次いで設立し、全国9エリアすべてに舗装子会社を配置した。1979年4月には日レキ特殊工事株式会社を設立し、特殊工事分野にも進出した。

測量・情報事業への多角化と商号変更(1986〜1995年)

1986年12月、測量関連事業およびコンピュータ情報関連事業を開始した。1990年9月には建設業法に基づくほ装工事業の特許登録を取得。1991年2月には測量業者登録を行い、道路舗裝の上流工程である測量・設計分野へ本格参入した。1994年10月、それまでの社名から「ニチレキ株式会社」に商号変更した。1995年7月には千葉県船橋市から千葉市へ臨海型の千葉工場を移設し、営業所を併設。これにより首都圏への供給・施工対応力を向上させた。この時期、グループは製品製造・施工に加え、測量や情報処理といった付加価値の高いサービスを提供できる体制を整えた。

持株会社体制への移行と現在の企業グループ成立

1994年の商号変更後、グループは持株会社体制へと移行した。現在の企業グループは、ニチレキ株式会社(持株会社)の下に40社の連結子会社と4社の関連会社を置く構造を持つ。主要な子会社である日瀝道路株式会社は舗装工事を、ニチレキ株式会社(事業会社)はアスファルト製品の製造販売を担当する。また、安全開発株式会社はグループ向け損害保険代理業を行う。グループ全体の従業員数は1,434名(2026年3月期末現在)であり、2025年3月期の連結売上高は757億円、親会社株主に帰属する当期純利益は48億円に達する。2026年度からは中期経営計画「のびやか2030」を開始し、茨城県つくばみらい市に生産・物流基地「つくばビッグシップ」を建設中である(2027年度稼働予定)。

年表26件を開く

1950年代

  • 1954年6月大阪工場を建設し、出張所を併設(1966年1月大阪支店に改組、1999年4月関西支店に改称)
  • 1957年11月東京工場に研究室および営業所を併設(1966年1月東京支店に改組)
  • 1958年1月小山工場を建設し、コンクリート目地材料および建築防水材の製造を開始(1963年7月出張所を併設、1972年1月関東支店に改組)
  • 1958年12月研究室を中央研究所と改称(1977年4月関東支店内に移転、技術研究所に改称)
  • 1959年3月名古屋出張所を開設(1960年6月工場を併設、1966年1月名古屋支店に改組、1999年4月中部支店に改称)

1960年代

  • 1961年1月福岡出張所を開設(1962年1月工場を併設、1966年1月福岡支店に改組、1986年12月九州支店に改称)
  • 1962年4月仙台工場を建設し、出張所を併設(1968年1月仙台支店に改組、1986年12月東北支店に改称)
  • 1963年6月広島出張所を開設(1968年1月広島支店に改組、1970年8月工場を併設、1986年12月中国支店に改称)
  • 1963年7月高松出張所(同年11月工場を併設、1986年12月四国支店に改組)
  • 1968年7月札幌工場を建設し、出張所を併設(1973年1月恵庭に移転、恵庭工場、北海道営業所に改組、1986年12月北海道支店に改称)
  • 1968年10月建設業法による東京都知事登録(ぬ)第45075号登録を取得し舗装・防水工事の請負を開始

1970年代

  • 1970年1月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1970年10月日瀝道路株式会社(現・連結子会社)を設立
  • 1972年6月上場大阪証券取引所市場第二部に上場
  • 1973年2月商号変更北海道ニチレキ工事株式会社(1980年7月商号変更、現・連結子会社)を設立
  • 1974年1月建設業法による建設大臣許可(般―48)第2839号(ほ装、防水)登録(以降3年毎に、1995年から5年毎に更新)
  • 1974年2月上場東京証券取引所ならびに大阪証券取引所市場第一部に上場
  • 1975年8月東北ニチレキ工事㈱、九州ニチレキ工事㈱、中国ニチレキ工事㈱の3社(現・連結子会社)を設立
  • 1977年4月中部ニチレキ工事㈱、近畿ニチレキ工事㈱、四国ニチレキ工事㈱の3社(現・連結子会社)を設立
  • 1979年4月日レキ特殊工事㈱(現・連結子会社)を設立

1980年代

  • 1980年3月建設コンサルタント建設大臣登録建55第2922号登録(以降3年毎に、1992年から5年毎に更新)
  • 1986年12月測量関連事業およびコンピュータ情報関連事業を開始

1990年代

  • 1990年9月建設業法による建設大臣許可のうち、ほ装工事業を(特―63)第2839号として登録
  • 1991年2月測量業大臣登録第19730号に登録(以降5年毎に更新)
  • 1994年10月商号変更ニチレキ株式会社に商号変更
  • 1995年7月千葉市に臨海型の千葉工場を船橋市から移設し、同所に営業所を併設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,434人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は845万円で、9期前と比べて+24.7%平均年齢は44.9歳、平均勤続年数は14.8年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月742
2018年3月797
2019年3月67741.916.9831
2020年3月71843.116.7917
2021年3月74443.316.8924
2022年3月73543.015.8958
2023年3月70742.915.9972
2024年3月71443.215.9977
2025年3月70144.414.21,386455
2026年3月84544.914.81,434411

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率75.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)59.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 13 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 東京都千代田区309億円
全社統括業務 その他
本社 — 東京都千代田区4,896百万円
アスファルト応用加工製品事業
技術研究所 — 栃木県下野市1,233百万円
全社統括業務
本社 — 大阪府堺市449百万円
道路舗装事業
本社 — 大分県大分市445百万円
道路舗装事業
本社 — 東京都千代田区306百万円
道路舗装事業
本社 — 北海道札幌市白石区286百万円
道路舗装事業
本社 — 新潟県新潟市222百万円
アスファルト応用加工製品事業
本社 — 滋賀県守山市204百万円
道路舗装事業
本社 — 宮城県仙台市若林区161百万円
道路舗装事業
主な関係会社
  • 国内
    ニチレキ㈱(注)2,3
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    北海道ニチレキ工事㈱
    北海道札幌市白石区
    議決権100.0%
  • 国内
    東北ニチレキ工事㈱
    宮城県仙台市若林区
    議決権100.0%
  • 国内
    日瀝道路㈱
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    日レキ特殊工事㈱
    東京都荒川区
    議決権100.0%
  • 国内
    中部ニチレキ工事㈱
    愛知県名古屋市港区
    議決権100.0%
  • 国内
    近畿ニチレキ工事㈱
    滋賀県守山市
    議決権100.0%
  • 国内
    中国ニチレキ工事㈱
    広島県東広島市
    議決権100.0%
  • 国内
    四国ニチレキ工事㈱
    香川県高松市
    議決権100.0%
  • 国内
    朝日工業テクノス㈱
    大分県大分市
    議決権100.0%
  • 国内
    九州ニチレキ工事㈱
    福岡県福岡市東区
    議決権100.0%
  • 国内
    ラインファルト工業㈱
    大阪府堺市堺区
    議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • その他28社
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    滑走路等路面性状及びすべり摩擦係数測定調査
    国土交通省 · 2016-04-20
    4,272万円
  • 調達
    東京国際空港路面性状等調査
    国土交通省 · 2021-03-26
    4,100万円
  • 調達
    東京国際空港 路面性状等調査
    国土交通省 · 2022-09-16
    3,980万円
  • 調達
    滑走路等路面性状及びすべり摩擦係数測定調査
    国土交通省 · 2019-05-23
    3,300万円
  • 調達
    滑走路等路面性状及びすべり摩擦係数測定調査
    国土交通省 · 2017-05-30
    2,222万円
  • 調達
    空港アスファルト混合物の接着性に関する調査業務
    国土交通省 · 2018-10-25
    320万円
  • 調達
    東京国際空港構内道路路面性状調査
    国土交通省 · 2021-12-08
    280万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は759億円営業利益59億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.3%、利益が-6.3%。

売上高
+0.3%
759億円
営業利益
-6.3%
59億円
純利益
-10.4%
43億円
営業利益率
7.8%
前期比 -0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高800億円759億円
営業利益60億円59億円
純利益43億円43億円
1株あたり配当¥85¥85

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は142億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+3.6%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q21113
2024年1Q13710.73
2024年2Q186189.711
2024年3Q2283013.219
2024年4Q18712
2025年2Q320134.19
2025年4Q4375011.439
2026年2Q322123.710
2026年4Q4374710.833
2027年1Q14210.72

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は561億円から759億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は7.8%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月5613416
2014年3月6957934
2015年3月57952107
2016年3月4874527
2017年3月5445938
2018年3月6065639
2019年3月6295736
2020年3月6676218
2021年3月7159664
2022年3月7809368
2023年3月7848163
2024年3月7386445
2025年3月75763708.348
2026年3月75959617.843

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高759億円のうち、営業利益として残るのは59億円7.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は43億円、売上の5.7%にあたる。営業利益率は業種中央値6.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.4%580億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.8%120億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.8%59億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.7pt
7.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.1pt
5.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.9pt
5.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが24億円、投資CFが−53億円で、差し引きのフリーCFは−29億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は248億円で、売上の3.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月26−41−4−15108
2014年3月50−22−528131
2015年3月70−36−1134153
2016年3月54−28−1026169
2017年3月56−26−630193
2018年3月46−36−1210192
2019年3月54−55−8−1184
2020年3月32−34−10−2172
2021年3月91−572534231
2022年3月77−24−1453271
2023年3月66−58−318247
2024年3月74−39−2835254
2025年3月49−125137−76316
2026年3月24−53−40−29248

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,226億円。このうち返さなくてよい自己資本が797億円で、自己資本比率は64.9%(業種中央値37.1%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月53933820150.9
2014年3月62239023249.9
2015年3月59942017970.2
2016年3月58943015972.9
2017年3月65246818471.7
2018年3月69850819072.8
2019年3月70352917475.2
2020年3月71552818773.9
2021年3月82762020774.9
2022年3月88468120377.0
2023年3月91572519079.2
2024年3月95174820378.7
2025年3月1,12477335068.8
2026年3月1,22679742964.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
248億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
710億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
12億円
在庫として抱えている分
負債合計
429億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
86
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

石油・石炭製品 9社との比較

同じ石油・石炭製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率9社中3位あたり、逆に低いのはROE9社中8位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.5%/中央値 9.4%
P25 6.8%P75 10.5%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
7.8%/中央値 6.1%
P25 4.0%P75 7.8%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
64.9%/中央値 37.1%
P25 27.6%P75 64.9%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
0.3%/中央値 -4.5%
P25 -7.8%P75 0.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.7%/中央値 3.9%
P25 2.5%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,280で、1年前と比べて-15.7%過去52週の値幅のなかでは38%の位置にある。

¥2,280-0.7%1ヶ月+4.8%1年-15.7%時価総額722億円
過去52週の値幅
安値¥1,934高値¥2,851

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.1倍
PER (会社予想)15.1倍
PBR0.82倍
配当利回り3.73%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヶ月で+6.1%と上昇基調。8月7日終値2209円は25日線2158.08円を上回り、75日線2081.56円も突破。52週高値2988円からは約26%下の水準だが、安値1934円からは約14%回復。7月29日に2280円まで上昇したが、8月は調整しつつも高止まり。出来高は7月15日に7.2万株、21日に8.3万株と増加し、買い意欲が示された。RSIは60.64とやや強気圏。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは14.64倍で業界平均の12.45倍を上回りやや割高感があるが、予想PERは14.6倍とほぼ横ばい。PBRは0.79倍と1倍を下回り割安圏内。配当利回りは3.85%と業界平均の3.14%を上回り、株主還元は手厚い。ROEは5.5%と低水準で、収益性には課題が残る。売上高と営業利益は増加傾向だが、利益率は8%前後と安定。割安感と成長性のバランスから、ほぼ妥当と判断。ただし、業界平均PER対比では割高に映る点は留意。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.1倍11.6倍
PER (予想)15.1倍
PBR0.82倍1.15倍
ROE5.5%6.1%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、公共投資の動向と原材料コストの変動が収益に与える影響である。強気派は、老朽化インフラ更新需要や災害復旧工事の増加、政府の補正予算による公共事業拡大を追い風に、売上高と利益の拡大を期待する。弱気派は、人口減少による道路需要の先細り、原材料高による利益率の圧迫、競争激化による受注単価の低下を懸念する。直近の業績は減収減益傾向で、ROEも低く、構造的な成長鈍化が指摘される。

プラスに働く材料7
  • インフラ老朽化需要

    道路維持修繕市場は今後も堅調で、補修需要が安定的な収益源となる。

  • 公共投資の拡大

    政府の防災・減災対策により公共工事が増加傾向にある。

  • 高配当利回り

    3.85%の配当利回りは株主還元を重視する投資家に魅力。

  • PBR0.79倍と1倍割れ、資本効率改善の余地不定影響

    PBR0.79倍、ROE5.5%と低収益だが解散価値超過

  • 配当利回り3.85%と高水準、下支え継続影響

    配当利回り3.85%、時価総額700億円

  • 売上高759億円と高水準を維持通年影響

    2026年3月期売上高759億円、前期比ほぼ横ばい

  • 外国人保有率26.31%と高く、需給を下支え継続影響

    外国人保有比率26.31%と高く、売買の厚みがある

マイナスに働く材料7
  • 需要の構造的減少

    人口減少で新設道路需要は縮小し、長期的な市場縮小は避けられない。

  • 原材料高による利益率悪化

    アスファルト原料価格の高止まりが利益を圧迫し、営業利益率は低下傾向。

  • 成長性への疑問

    売上高が横ばい〜微減で、ROE5.5%は資本効率の低さを示す。

  • 2026年3月期は営業利益59億円へ6%減益通年影響

    営業利益63億円→59億円、減益幅4億円

  • 売上高は757億円から759億円と停滞通年影響

    売上高増加率は0.3%未満、成長期待が描けない

  • ROE5.5%と低く、PBR0.79倍に反映継続影響

    ROE5.5%・PBR0.79倍、資本効率改善策が見えない

  • 株価1年で20%下落、下値不安継続影響

    株価2209円、1年リターン-20.08%、PBR0.79倍でも買い手不在

次の決算で確かめる点
受注高
公共工事の受注状況は今後の売上を左右するため。
原材料費率
アスファルト価格変動が利益率に直結するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり85で、前期から+6.7%いまの株価に対する利回りは3.73%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥85
1株あたり
配当利回り
3.73%
いまの株価に対して
配当性向
75.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2324.1
2018年3月2717.423.8
2019年3月3218.531.8
2020年3月346.3113.2
2021年3月365.923.0
2022年3月4216.721.6
2023年3月5019.029.6
2024年3月7040.053.2
2025年3月757.1103.1
2026年3月806.775.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥85

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,880人。区分でいちばん多いのは個人・その他32.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.0%を占め、残る60.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他27.928.230.130.429.232.9
外国法人21.818.117.524.527.526.3
金融機関30.431.430.027.325.022.8
事業法人18.320.820.716.517.417.3
自己株式4.53.54.57.27.410.2
証券会社1.61.61.81.40.80.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01MAPLES TRUSTEE SERVICES (CAYMAN) LIMITED (ACTING IN ITS CAPACITY AS TRUSTEE OF DUET)/GZ-1(常任代理人 香港上海銀行東京支店)9.33
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.76
03THE SFP VALUE REALIZATION MASTER FUND LTD.(常任代理人 立花証券株式会社)5.03
04株式会社みずほ銀行3.50
05伊藤忠エネクス株式会社2.82
06三井住友信託銀行株式会社2.78
07ニチレキ取引先持株会2.68
08公益財団法人池田20世紀美術館1.99
09JP MORGAN CHASE BANK 385642(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.93
10株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.69

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-21
    三井住友信託銀行株式会社
    新規の大量保有報告
    2.60%
    -0.87pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+173%、1株純資産は14期で+196%。直近期のROEは5.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月559446.011.428.6
2014年3月1171,06711.68.825.0
2015年3月3681,44629.22.923.7
2016年3月921,4996.38.822.5
2017年3月1311,6318.46.924.1
2018年3月1351,7728.09.123.8
2019年3月1251,8456.98.731.8
2020年3月641,8433.420.5113.2
2021年3月2202,04811.17.223.0
2022年3月2232,22710.55.521.6
2023年3月2062,3958.97.229.6
2024年3月1532,5466.116.253.2
2025年3月1652,6366.413.2103.1
2026年3月1502,7985.514.075.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額358百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
小幡学代表取締役社長6942,139
川口裕司代表取締役副社長6826,693
羽入昭吉専務取締役6723,032
戸塚浩行専務取締役6422,895
山本淳常務取締役6010,302
伊藤達也常務取締役6314,435
小林修取締役7034,500
渋村晴子取締役611,500
城處琢也取締役511,500
福田美詠子取締役611,500
野原正昭取締役監査等委員6522,253
蟹谷勉取締役監査等委員631,500
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢保有株数
川手典子取締役監査等委員501,500

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6166764628948
社外取締役64010519
取締役(社内)11521818

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容565字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、持株会社としてグループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務を行っております。 また、当社の関係会社(連結子会社40社、関連会社4社)が営んでいる主な事業は、道路舗装に関する製品、技術、工事等を幅広く提供する事業活動を展開しております。 当社グループの事業に係わる会社の位置付けおよびセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、セグメントと同一の区分であります。 (1) アスファルト応用加工製品事業 当社の連結子会社ニチレキ㈱は、アスファルト乳剤、改質アスファルト等の製造・販売を行っております。また、連結子会社および海外関係会社の一部は、ニチレキ㈱の製品を販売しております。 (2) 道路舗装事業 当社の連結子会社日瀝道路㈱他37社ならびに海外関係会社の一部は、舗装工事および防水工事等の請負を行っております。 (3) その他 当社および連結子会社の一部は、不動産の賃貸を行っております。また連結子会社安全開発㈱は、当社グループの損害保険代理業等を行っております。 当社グループの事業の系統図は、次のとおりであります。なお、当社は特定上場会社等であります。特定上場会社等に該当することにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
経営方針・対処すべき課題2,768字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 当社グループは、「道」創りを通して社会に貢献するため、 ◇ 優れた機能とコストを満足する道路舗装材料ならびに工法の提供 ◇ 国民の共有資産である「道」をいつも見守る高度なコンサルティング ◇ 顧客から信頼される施工技術 これらを完全に一体化し、株主をはじめ幅広い顧客の皆様から信頼される「道」創りになくてはならない収益性に優れた企業グループであり続けるとともに、社員一人ひとりが能力を発揮でき、働きがいのあるグループであることを経営理念としております。この理念を遂行するために、法令を遵守するとともに環境保全、安全に十分配慮することを基本といたします。 当社グループの企業文化そのものとなっている『種を播き、水をやり、花を咲かせて実らせる』、たゆみない努力の積み重ねによって絶えず新しい仕事を創造していく「種播き精神」と経営理念をあわせて“企業理念”と位置づけております。 当社グループを取り巻く事業環境につきましては、国や地方自治体の予算動向を見ますと、防災・減災、国土強靭化対策等の施策継続により、2026年度以降も引き続き公共事業量が高い水準で推移することが期待されます。一方、ウクライナや中東等を巡る地政学リスクや為替相場の動向等の影響から、原油・資材の価格上昇や供給不安への懸念が払拭できないことは、大きな経営リスクとして、引き続き注視を要するものと考えております。こうした事業環境の中、しっかりとした原価管理と、原価の変動に合わせた柔軟な営業戦略を着実に実行していくことが当社グループの最重要課題であると考えております。 このような事業環境の中、当社グループは2026年度より中期経営計画『のびやか2030』をスタートいたしました。『のびやか2030』は、迅速かつ的確な意思決定のもと、直面する様々な環境変化にしなやかな対応力をさらに高め、のびやかな成長へ進化させることで、ESGならびに人的資本を意識した経営を重視して持続可能な企業グループの構築を目指していくことを掲げております。 本計画の概要は以下のとおりであります。 中期経営計画『のびやか2030』の概要 (1)計画期間 2026年度~2030年度[5か年] (2)経営環境 当社グループを取り巻く経営環境として、主に以下が挙げられます。 ① 国際情勢の不安定化に伴う原油価格や為替相場の変動 ② 地球規模での気候変動問題の加速を受けた脱炭素社会実現への気運の高まり ③ ESG経営およびSDGs実現への社会的要請 ④ 技術革新やDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速 ⑤ サイバーリスクの高まり(サイバー攻撃、システム障害、情報漏洩等) ⑥ 地震・台風・豪雨等の自然災害の激甚化・頻発化によるインフラ被害の拡大 ⑦ 高度経済成長期以降に整備された社会インフラの老朽化 ⑧ 建設・物流における働き方改革の推進 ⑨ 「人への投資」に対応した人的資本経営の強化 ⑩ 労働力人口の減少、高齢社会(2040年問題) (3)基本方針 当社グループは、研究開発を軸に、道路舗装に関する 「調査・診断→ 設計・提案 → 製造・販売 → 施工・管理」を一貫して担うソリューションビジネスを展開してまいります。 本計画では、このビジネスモデルを基盤として中長期的な視点を持った戦略や行動のもと、事業を取り巻く環境変化にしなやかに対応し、変化を力に変えて 「のびやかな4つの成長」を目指します。 ※ 「しなやか」:環境変化や業務改革などに柔軟に対応するさま 「のびやか」:変化を成長の機会として取り込み、持続的に発展するさま (4)重点施策 重点施策を以下に示します。 ①顧客基盤の強化 これまで推進してきた「市場の拡大と深耕、そして市場への定着」を継続し、お客様や市場に対して当社グループの製品・工法をさらに広くご利用いただけるよう取り組みます。特に、低炭素、長寿命、リサイクルなどの性能・機能を有する多種多様な 「環境配慮型製品・工法」を提供することで、より多くのお客様にその価値を実感していただき、市場への定着を図ります。 ②組織力の強化 既存の組織体制にとらわれない各部門・エリア※・グループ会社間の有機的な連携・協力体制を強化・活性化し、グループ全体の生産性をさらに向上させ、組織力を強化します。また、各種外部パートナーとの連携を強化し、新たな付加価値の創出を推進します。 ※当社グループは、全国を9つのエリアに分け、エリアごとに事業戦略を推進するエリア経営を行っております。 ③「つくばビッグシップ」による事業基盤の強化 現在、茨城県つくばみらい市において、2027年度中の稼働開始を目指し、環境に配慮した先進的な生産・物流基地「つくばビッグシップ」を建設中です。そこでは生産設備の DX(効率化・自動化)による生産能力の向上や、さらなる高付加価値製品の製造に取り組みます。また、テクニカルセンターの整備による品質管理体制の強化、最新鋭システムの導入による全国的な物流管理の最適化、当社およびグループ会社の機材のモータープール化、好アクセスを活かした首都圏工事への対応力強化による事業拡大なども推進します。 ④サプライチェーン・マネジメントの高度化 原材料の調達・運搬、工場における製品の製造から販売・出荷、現場における工事施工や機材の管理等に至るまで、サプライチェーンの全プロセスをICTの活用とDXの推進により高度化し、生産性・品質・安全性の向上を実現します。 ⑤経営基盤の強化 コーポレート ・ガバナンスの強化、ESG経営の高度化、情報開示の充実化、M&A等による事業領域の拡大、人材の確保・育成と働き方改革、DXの推進による業務改革、情報セキュリティとリスク管理の強化、成長投資と財務基盤強靭化の両立などを推進し、持続的な成長を支えるための経営基盤の強化を図ります。 (5)本計画の経営数値目標 本計画の最終年度の数値目標を以下に示します。 ①財務目標 連結売上高 86,000百万円 連結営業利益 6,800百万円 EBITDA 11,300百万円 EBITDAマージン  13.1% ROE  6.0% 配当性向   50%程度 ②非財務目標 環境配慮型製品・工法の売上比率 50%以上 新製品・工法開発(改良含む)上市件数 20件以上 共同研究開発上市件数 5件以上 購買先評価実施率 100% 年間休暇年間取得日数 7割以上100% コンプライアンス社内研修会実施回数 2回 決算説明会開催回数 2回
事業等のリスク2,008字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性が考えられる主な事業リスクは、次のようなものがあります。 (1) 原材料価格の変動および供給動向 アスファルト応用加工製品事業では製品の主原材料であるストレートアスファルトおよび副資材は原油を原料としているため、原油価格に大きく依存しております。原油価格が高騰し、諸原材料の値上がり相当分を製品販売価格に転嫁できない場合、あるいは諸原材料が安定的に供給されない事態が生じた場合には、業績に影響を及ぼすことが考えられます。 当社グループでは、生産企画部において、原材料の調達リスクについて随時モニタリングを行い、また、原材料の調達動向を、毎月、業務執行取締役と上級執行役員により構成される経営戦略会議に報告し方針を決定する等、購買対策の推進や製品販売価格への転嫁等を早期に推進することができる体制を整備し、影響を最小限に留めるよう努めております。 (2) 公共事業の動向 道路舗装事業では公共事業の占める割合が高いため、国および地方公共団体の財政状態による公共事業予算の削減ならびにコスト縮減や予算執行状況等によっては、業績に影響を及ぼすことが考えられます。 当社グループでは、財政事情による影響を小さくするために、国や各地方公共団体が抱えるインフラ整備の課題の詳細分析に努め、「長寿命化・高性能化」、「環境負荷低減」などに資する製品・工法の設計・受注活動を推進し、主力である道路に加えて、空港・港湾・鉄道・公園等の分野でも需要を掘り起こし、市場の拡大を進めております。 (3) 価格競争の動向 市場の価格競争がさらに激化し製品販売価格、工事受注価格が下落した場合には、業績に影響を及ぼすことが考えられます。 当社グループでは、高付加価値製品および工法の開発により価格競争による影響の緩和に努めるとともに、製造や施工に係るコスト削減に取り組み、価格低下による業績への影響を最小限に留めるよう努めております。 (4) 信用リスク 急激な事業環境の変化等により、取引先に信用不安が発生した場合には、業績に影響を及ぼすことが考えられます。 当社グループでは、信用調査専門会社の活用や信用モニタリング会議の開催等を通して、取引に際して与信・債権管理を徹底し、信用リスクの軽減に努めております。 (5) カントリーリスク 海外事業を進めているため、その国の政治・経済情勢の変化、予期せぬ法律・規制の変化が業績に影響を及ぼすことが考えられます。 当社グループでは、海外企画部と法務・コンプライアンス部が協議して個別案件ごとに適切なリスク回避策を講じるとともに、海外事業の進捗状況やトラブルの有無、進出国の社会情勢や法律・規制の改定等の情報を共有し、必要な対策を講じております。 (6) 情報セキュリティ 当社グループは、様々な情報システムを使用して事業活動を行っており、その重要性が高まっています。そのため、ウイルス感染等による大量のデータ逸失、情報漏えい、システム障害等が発生した場合には、業績に影響を及ぼすことが考えられます。 当社グループでは、情報漏えい防止対策として、機密データのアクセス制限、持ち出し可能媒体の使用制限および従業員への情報セキュリティ教育を徹底しております。また、情報セキュリティ上の被害が発生した場合に備え、事業リスク管理委員会を中心として迅速に復旧にするための体制を構築するとともに、グループ全体を対象としたサイバー保険に加入しております。 (7) 自然災害、感染症等のリスク 大規模な自然災害や感染症等が発生した場合、当社グループの事業活動が縮小されるなど、業績に影響を及ぼすことが考えられます。 当社グループでは、地震・台風等の自然災害や感染症発生に備え、BCP管理規程(事業継続計画管理規程)および防災対策規程といったグループ内規程を整備しております。また、従業員に対する自然災害時の安否確認システムを導入しております。災害等が発生した際には、事業リスク管理委員会に情報を集約した上で、状況によっては、代表取締役社長を長とする災害対策本部を設置して対応に当たることにしております。 (8) 法的規制等によるリスク 建設業法、独占禁止法、労働安全衛生法等の関連法令による法的規制を受けており、法的規制による行政処分等が生じた場合には、業績に影響を及ぼすことが考えられます。 当社グループでは、法務・コンプライアンス部と安全品質環境部がコンプライアンスや安全衛生関係の教育をする機会を作り、グループ役職員への周知徹底を行う等、法的規制による行政処分等の発生リスク軽減に努めております。 なお、上記のリスクは、当連結会計年度末現在において判断したものであり、当社グループのすべてのリスクを表したものではございません。
経営成績の分析 (MD&A)5,795字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、円安等を背景に物価上昇が続いたものの、雇用情勢や所得環境の改善が進んだことから、個人消費は緩やかに持ち直す展開となりました。省力化やAI関連の投資、脱炭素関連投資を中心に設備投資も堅調に推移する等、総じてみれば内需を中心に緩やかな景気回復基調が持続しました。 先行きにつきましては、雇用・所得の改善や財政政策の効果等により、引き続き景気回復基調が続くことが期待されていますが、米国の通商政策等による世界経済への影響、中東情勢の悪化に伴う原油価格の高騰、製造・輸送コストの上昇、エネルギーや原材料の供給に関する懸念の高まり等、一段と不透明感が増している状況にあります。 当社グループを取り巻く事業環境つきましては、防災・減災、国土強靭化対策等の建設需要の高止まりを背景に、公共投資は底堅く推移してきました。一方で、原油価格の高騰や円安の進行等による原材料高といった業績下押し要因に注視を要する状況が続きました。 このような事業環境の中、当社グループは『しなやか2025』の最終年度として諸施策に取り組み、迅速かつ的確な意思決定のもと、組織一丸となって持続可能な企業グループとして成長していくことを目指してまいりました。 当連結会計年度の業績につきましては、長寿命の高付加価値製品の設計・受注活動、ICT技術活用などを推し進めてきた結果、売上高は75,853百万円(前期比0.1%増)、営業利益は5,920百万円(前期比5.5%減)、経常利益は6,077百万円(前期比13.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は4,293百万円(前期比11.4%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (アスファルト応用加工製品事業) アスファルト応用加工製品事業につきましては、「長寿命化・高性能化」や「環境負荷低減」を図る高付加価値製品の設計・受注活動の推進により、販売拡大と利益確保に努めてまいりました。当連結会計年度は、原材料価格は高値圏での推移が続き、実質ベースで見た道路舗装工事が伸び悩んだこと等から、売上高は24,721百万円(前期比4.3%減)となり、セグメント利益(営業利益)は3,541百万円(前期比17.9%減)となりました。 (道路舗装事業) 道路舗装事業につきましては、一部の地域で工事の発注遅れがありましたが、防災・減災、国土強靭化対策に係る工法提案からの受注活動、工事の着実な執行、資材等の価格高騰への対応、原価管理等に努めてまいりました。売上高は50,827百万円(前期比2.5%増)となり、セグメント利益(営業利益)は4,739百万円(前期比12.5%増)となりました。 (その他) その他につきましては、不動産賃貸収入などにより、売上高は304百万円(前期比3.7%減)となり、セグメント利益(営業利益)は497百万円(前期比106.4%増)となりました。 区 分   前連結会計年度   当連結会計年度   比較増減 金 額(百万円)   構成比(%)   金 額(百万円)   構成比(%)   金 額(百万円)   伸率(%) 流動資産   56,076   49.9   49,946   40.7   △6,129   △10.9 固定資産   56,292   50.1   72,671   59.3   16,379   29.1 流動負債   16,160   14.4   24,348   19.9   8,187   50.7 固定負債   18,887   16.8   18,594   15.1   △292   △1.7 純資産額   77,320   68.8   79,674   65.0   2,354   3.0 総資産額   112,368   100.0   122,617   100.0   10,249   9.1 当連結会計年度末の総資産額は、前連結会計年度末(以下「前期末」という。)に比べて10,249百万円増加し、122,617百万円となりました。 (流動資産) 流動資産は、前期末に比べて6,129百万円減少して49,946百万円となりました。これは、受取手形、売掛金及び契約資産等が1,468百万円増加した一方、現金及び預金が6,868百万円減少したことなどによるものです。 (固定資産) 固定資産は、前期末に比べて16,379百万円増加して72,671百万円となりました。これは、建物及び構築物が14,940百万円、投資有価証券が3,111百万円、退職給付に係る資産が1,027百万円増加した一方、建設仮勘定が3,717百万円減少したことなどによるものです。 (流動負債) 流動負債は、前期末に比べて8,187百万円増加して24,348百万円となりました。これは、未払金が8,420百万円増加したことなどによるものです。 (固定負債) 固定負債は、前期末に比べて292百万円減少して18,594百万円となりました。これは、繰延税金負債が1,063百万円増加した一方、長期借入金が1,805百万円減少したことなどによるものです。 (純資産額) 純資産は、前期末に比べて2,354百万円増加して79,674百万円となりました。これは利益剰余金が1,982百万円、その他有価証券評価差額金が2,101百万円増加した一方、自己株式の取得により自己株式が2,339百万円増加したことなどによるものです。 この結果、自己資本比率は前期末の68.8%から64.9%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 区 分   前連結会計年度(百万円)   当連結会計年度(百万円)   比較増減(百万円) 営業活動によるキャッシュ・フロー   4,895   2,416   △2,478 投資活動によるキャッシュ・フロー   △12,465   △5,290   7,175 財務活動によるキャッシュ・フロー   13,732   △4,015   △17,747 現金及び現金同等物の増減額(△は減少)   6,165   △6,858   △13,024 現金及び現金同等物の期首残高   25,445   31,611   6,165 現金及び現金同等物の期末残高   31,611   24,752   △6,858 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前期末に比べて、6,858百万円減少し、24,752百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローで増加した資金は2,416百万円(前期比50.6%減)となりました。これは、税金等調整前当期純利益6,228百万円、売上債権の増加1,570百万円、未払消費税等の減少2,060百万円などによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローで支出した資金は5,290百万円(前期比57.6%減)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出5,373百万円などによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローで支出した資金は4,015百万円(前期比17,747百万円減)となりました。これは、自己株式の取得による支出2,471百万円、配当金の支払い2,262百万円、長期借入金の返済による支出1,819百万円などによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) アスファルト応用加工製品事業   21,152   △8.9 合計   21,152   △8.9 (注) 1 金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 道路舗装事業、その他については、生産実績を定義することが困難であるため記載しておりません。 b.商品仕入実績 当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   商品仕入高(百万円)   前期比(%) アスファルト応用加工製品事業   2,843   △11.4 合計   2,843   △11.4 (注) 1 金額は仕入価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 道路舗装事業、その他には、商品仕入実績はないため記載しておりません。 c.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) アスファルト応用加工製品事業   24,712   △3.0   684   △1.3 道路舗装事業   51,334   △0.3   9,378   5.7 合計   76,046   △1.2   10,062   5.2 (注) 1 金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 その他には、受注実績がないため記載しておりません。 d.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) アスファルト応用加工製品事業   24,721   △4.3 道路舗装事業   50,827   2.5 その他   304   △3.7 合計   75,853   0.1 (注)  金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループは「第2[事業の状況]3[事業等のリスク]」に記載のとおり、事業環境、事業内容、法的規制等、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に影響を与える可能性があると認識しております。そのため、当社グループは常に業界動向に留意しつつ、優秀な人材を確保し顧客のニーズに合った製品・工法を提供していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「第2[事業の状況]4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、「第2[事業の状況]4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性について、当社グループは、従来から製品売上・工事売上等の営業活動により多くのキャッシュ・フローを得ており、現在及び将来にわたって必要な営業活動及び債務の返済などに備えるために、自己資金のほか金融機関からの借入等を活用し資金調達を図っております。当社は、国内金融機関からの借入について相対での借入枠を確保しており、コミットメントラインを設定し、長期・短期のバランスを考慮して安定的に資金調達しております。当社グループは連結経営強化のため、財務機能の一元化による資金効率の向上と金融費用の削減を目的として、CMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を導入しております。 事業活動にかかる運転資金は、営業活動で獲得した資金を主な財源としておりますが、事業運営上必要な流動性を確保することに努め、機動的かつ効率的に使用することで金融負債の極小化を図っております。今後の投資については茨城県つくばみらい市における先進的で環境配慮型の生産・物流基地及び工事・調査センター機能を有する新規拠点の建設並びに既存拠点の整備・拡充、ICT関連とDXの推進等を進める方針であります。これら投資資金については自己資金及び金融機関からの借入により調達する予定であります。 今後とも入出金の厳格な管理により「営業活動によるキャッシュ・フロー」の拡大を実現し、財務体質の向上に努めていく所存であります。 ③ 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績を勘案し合理的に判断しておりますが、実績の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。この連結財務諸表の作成にあたる重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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