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超!企業DB
日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.76-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

新東

SHINTO COMPANY LIMITED5380 · Standard · ガラス・土石製品

粘土瓦の製造販売に特化した専門メーカー。屋根材から施工まで一貫して手がける。

概要

新東は、愛知県高浜市に本社を置く粘土瓦の専門メーカーである。1963年9月に新東赤瓦株式会社として設立され、以来、屋根瓦の製造販売を主力事業としてきた。2025年6月期の売上高は46億27百万円、従業員数は72名。東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)および札幌証券取引所本則市場に上場している。同社は「オンリーワン」を基本理念とし、高品質・高付加価値製品の開発を通じて快適な住環境の創造を目指している。

瓦製造販売の単一セグメントで構成される事業構造

新東は、瓦製造販売事業の単一セグメントで事業を展開している。2025年6月期の売上高は4,627百万円であり、うち生産実績ではF形瓦が1,487百万円、S形瓦が75百万円を占める。商品瓦の仕入も行い、副資材を含めた仕入実績は1,963百万円に達する。同社は生産から販売まで一貫して手掛け、単一セグメントながら安定的な収益基盤を築いている。過去10年の売上高は2015年6月期の68億円から減少傾向にあったが、2025年6月期には前期比増収となり、営業利益も105百万円と黒字転換した。自己資本比率は52.3%と健全な水準を維持している。

愛知県内に集約される生産拠点と自動化の進展

新東の生産拠点は愛知県高浜市と碧南市に集中している。かつては本社第一工場、第二工場、宮ノ浦工場、港南第一・第二工場、安城工場、二池工場、明石工場などがあったが、2020年10月に本社第二工場と二池工場、2024年7月に明石工場を廃止し、生産拠点を整理した。各工場はJIS認証を取得しており、品質保証体制が整っている。自動化にも積極的で、1999年に本社第一工場に「輪型雪止瓦」の自動生産ライン、2000年に宮ノ浦工場に「MF1」の自動生産ラインを導入した。2004年にはテクノセンターを竣工し、技術開発の拠点としている。

首都圏から全国展開へ、SNSも活用した販売戦略

新東の販売網は、1979年設置の東京営業所を前身とし、1997年に東京支店に格上げされた。かつては横浜営業所(1988年設置、1999年廃止)や土浦センター(1999年設置)も存在した。主力市場は国内の新築住宅向け屋根瓦であるが、リフォーム需要も取り込んでいる。近年はYouTube等のSNSを活用した商品PRやWeb会議によるリモート営業にも取り組み、販路拡大を図っている。2024年1月の札幌証券取引所上場は、北海道・東北地方での認知度向上を目的としている。

業界の中での役割は住宅の屋根材メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
43億円
営業利益
-1億円
営業利益率
-2.3%
純利益
-1億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/6
事業売上構成比利益利益率
瓦販売25億円53.2%
板金販売12億円25.5%
屋根工事7億円14.9%
その他3億円6.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01住宅建設業界主力

粘土瓦の製造販売と屋根工事の施工を一貫して行う。高品質・高付加価値の瓦(雨だれ防止効果付き袖瓦など)を開発し、新築・改修需要に対応している。

オンリーワン企業を目指す (経営方針)

主な製品・サービス2
粘土瓦
粘土を原料に成形・焼成した屋根瓦で、耐久性・耐火性に優れる。
袖瓦(TM袖瓦)
騒音防止と雨だれ防止の効果を備えた高付加価値瓦。

製品と技術

CERAMシリーズとSHINTOかわらSが支える製品群

新東の主要製品は「CERAMシリーズ」と「SHINTOかわらS」である。CERAMシリーズはセラミック素材を使用した高級瓦で、耐久性と美観を両立。SHINTOかわらSは標準的なS形瓦として広く普及している。その他、F形瓦やJ形瓦など形状のバリエーションがある。2025年6月期の生産実績ではF形瓦が1,487百万円と全体の95%以上を占め、S形瓦は75百万円であった。商品瓦として仕入れるJ形瓦(97百万円)や副資材も販売している。同社は高品質・高付加価値品の開発に注力し、JIS認証を取得した製品を提供している。

騒音防止と雨だれ防止を両立したTM袖瓦

新東は競合他社との差別化を図るため、TM袖瓦を開発した。この製品は騒音防止効果と雨だれ防止効果を兼ね備え、住宅の静音性と快適性を向上させる。有価証券報告書では「他社にはない高付加価値の瓦」と位置づけられ、特に新築住宅やリフォーム市場での需要が期待されている。同社は製造コストの上昇に対応するため、適正な販売価格への転嫁にも取り組んでいる。TM袖瓦は、雨だれによる騒音が問題となる地域や、静かな住環境を求める顧客にアピールしている。

JIS認証と自動生産ラインで支える品質と効率

新東の工場は複数のJIS認証を取得し、品質管理体制を確立している。1982年に本社工場がJIS表示許可工場となって以来、宮ノ浦工場、港南第一・第二工場、安城工場も認証を取得した。2008年には全工場の粘土瓦がJIS適合性認証を受けた。生産ラインでは自動化を積極的に推進し、1999年に本社第一工場に「輪型雪止瓦」の自動生産ライン、2000年に宮ノ浦工場に「MF1」の自動生産ラインを導入した。これにより生産効率が向上し、品質のばらつきも低減された。テクノセンターでは製品開発と技術改良を行い、新製品の市場投入を支えている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

ガラス・土石製品のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 住宅建設業界オンリーワン企業を目指す (経営方針)

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

ガラス・土石で小規模、収益改善途上

同社はガラス・土石製品メーカーで、売上高50億円未満と業界内では小規模。主力のAGCや日本板硝子が数千億円規模の売上を持つ中、同社はニッチな機能性材料や特殊ガラスを手掛ける。近年は収益が低迷し、FY24/6には営業赤字を計上したが、FY25/6には黒字回復を見込む。同業の石塚硝子や神島化学工業と比較しても規模は小さく、差別化には専門性と顧客密着型のビジネスモデルが重要。コスト競争力では劣るため、高付加価値品へのシフトが収益改善の鍵となる。

強み

  • 汎用品ではなく特殊ガラスや機能性材料に特化し、高い技術力で差別化。
  • 大企業に比べ組織が小さく、顧客要求への迅速な対応や試作開発が可能。
  • FY25/6計画で営業利益率2.17%とまだ低位だが、赤字からの回復基調。
  • 大口顧客との長期的な取引関係を構築し、安定した受注を確保。

課題

  • 過去2期連続で営業赤字又は低収益であり、抜本的な構造改革が必要。
  • 売上高50億円未満で、設備投資や研究開発費が限られ、競争力が弱い。
  • ガラス原料価格やエネルギー費の高騰が収益を圧迫する可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

ガラス・土石製品の時価総額近傍。太字が新東

時価総額で並べると、掲載7社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15216倉元製作所73億円
25355日本坩堝47億円10.4倍
35279日本興業37億円6.1倍
45271トーヨーアサノ33億円
55287イトーヨーギョー32億円8.2倍
65380新東10億円
75341ASAHI EITOホールディングス9億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

新東赤瓦として創業、工場拡充で生産基盤を確立

新東は1963年9月、愛知県高浜市に新東赤瓦株式会社として設立され、粘土瓦の製造販売を開始した。1969年11月に本社第一工場、1973年7月に本社第二工場を竣工し、生産能力を拡大。1973年6月には第一工場を現在地に移設した。1974年8月には商号を新東窯業株式会社に変更し、窯業専門メーカーとしての地位を固めた。創業から10年余りで生産拠点を整備し、高度経済成長期の住宅需要を取り込んだ。

東京営業所開設とJIS認証取得で販路・品質を強化

1979年1月に東京営業所を設置し、首都圏市場への本格進出を開始。1980年2月には子会社の新東ルーフ株式会社を設立し、屋根材事業を拡大した。1982年11月には本社工場がJIS表示許可工場となり、品質の標準化を達成。1983年12月には宮ノ浦工場を竣工、生産能力を増強した。1984年9月には宮ノ浦工場もJIS認証を取得し、全工場の品質保証体制を整えた。1988年1月には横浜営業所を設置し、関東圏での販売網を強化した。

港南工場竣工、商号変更、子会社合併と自動生産ライン導入

1994年10月に港南第一工場、1997年10月に港南第二工場を竣工。1995年1月には商号を新東株式会社に変更した。1998年1月、新東セラミック株式会社と新東ルーフ株式会社を吸収合併し、安城工場として統合。同時に再度新東ルーフ株式会社を全額出資子会社として設立するなど、グループ再編を実施した。生産面では、1999年9月に本社第一工場に「輪型雪止瓦」の自動生産ライン、2000年7月に宮ノ浦工場に「MF1」の自動生産ラインを導入し、生産効率と品質の向上を図った。

店頭上場からジャスダックへ、テクノセンター竣工と工場取得

2001年2月、日本証券業協会に株式を店頭上場。2002年1月には安城工場を本社工場に移設。2004年4月にテクノセンターを竣工し、研究開発機能を強化した。2004年12月にはジャスダック証券取引所に株式を上場し、市場を変更。2005年1月には愛知ブランド企業に認定された。同年、二池工場と明石工場を取得し、生産能力を増強。2006年11月には明石第一工場を竣工し、さらなる拡大を図った。この時期、売上高は80億円台で推移していた。

市場統合に対応するも、売上高減少と損失計上

2010年4月、ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い大阪証券取引所JASDAQに上場。2013年7月の現物市場統合により東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。2014年7月には子会社の新東ルーフ株式会社を吸収合併し、グループ経営を効率化した。しかし、2015年6月期以降、売上高は68億円から徐々に減少し、2018年6月期には純損失1億円を計上。以後、2019年6月期から2023年6月期まで売上高は50億円台で推移し、純利益は0円または1円と低迷した。同社は高付加価値製品の開発とコスト削減で収益改善を目指した。

工場廃止による集約、札幌証券取引所上場と黒字転換

2020年10月に本社第二工場と二池工場を廃止し、生産拠点を集約。2024年1月には札幌証券取引所本則市場へ上場し、北海道・東北地方での認知度向上を図った。2024年7月には明石工場を廃止し、さらなる合理化を推進。2025年6月期の売上高は46億27百万円(前期比81百万円増)、営業利益は105百万円(前期は63百万円の損失)と黒字転換した。当期純利益は70百万円となり、配当も実施。同社は「新5S」を経営理念に掲げ、安全・品質・効率の向上に取り組んでいる。また、TM袖瓦の開発など高付加価値製品の投入を継続している。

年表39件を開く

1960年代

  • 1963年9月創業新東赤瓦株式会社(愛知県高浜市)設立、粘土瓦の製造販売を開始する
  • 1969年11月本社第一工場(愛知県高浜市)竣工

1970年代

  • 1973年6月本社第一工場を現在地(愛知県高浜市)に移設
  • 1973年7月本社第二工場(愛知県高浜市)竣工
  • 1974年8月商号変更商号を新東窯業株式会社に変更
  • 1979年1月東京営業所(東京都中野区)設置

1980年代

  • 1980年2月創業新東ルーフ株式会社(愛知県高浜市)設立
  • 1982年11月本社第一、第二工場、日本工業規格表示許可(JIS 482070)工場となる
  • 1983年12月宮ノ浦工場(愛知県高浜市)竣工
  • 1984年9月宮ノ浦工場、日本工業規格表示許可(JIS 484030)工場となる
  • 1988年1月横浜営業所(横浜市戸塚区)設置

1990年代

  • 1994年10月港南第一工場(愛知県碧南市)竣工
  • 1995年1月商号変更商号を新東株式会社に変更
  • 1995年2月本社社屋(愛知県高浜市)竣工
  • 1997年3月東京営業所を廃止し、東京支店(東京都中野区)設置
  • 1997年10月港南第二工場(愛知県碧南市)竣工
  • 1998年1月M&A新東セラミック株式会社を吸収合併し、「安城工場」と改称
  • 1998年1月M&A新東ルーフ株式会社を吸収合併し、再度分社化により全額出資子会社の新東ルーフ株式会社を設立
  • 1998年3月安城工場、日本工業規格表示認定(JIS 483049)工場の事業承継届認可
  • 1999年1月土浦センター(茨城県土浦市)設置
  • 1999年3月横浜営業所廃止
  • 1999年9月本社第一工場、平板型「輪型雪止瓦」の自動生産ラインに改造

2000年代

  • 2000年7月宮ノ浦工場、平板型「MF1」の自動生産ラインに改造
  • 2000年7月港南第一、第二工場、日本工業規格表示認定(4JS0005)工場となる
  • 2001年2月上場日本証券業協会に株式を店頭上場
  • 2002年1月安城工場を本社工場に移設
  • 2004年4月テクノセンター(愛知県高浜市)竣工
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年1月愛知ブランド企業に認定
  • 2005年8月二池工場(愛知県高浜市)取得
  • 2005年11月明石工場(愛知県碧南市)取得
  • 2006年11月明石第一工場(愛知県碧南市)竣工
  • 2008年9月工業標準化法改正により、全工場の「粘土がわら」が日本工業規格適合性認証を受ける

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2014年7月M&A新東ルーフ株式会社を吸収合併

2020年代

  • 2020年10月本社第二工場、二池工場廃止
  • 2024年1月上場札幌証券取引所本則市場へ上場
  • 2024年7月明石工場廃止

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 自己資本当期純利益率(ROE)向上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    高品質・高付加価値製品の提供

    多様化する顧客ニーズに応えるため、高品質・高付加価値製品を開発・販売し、顧客満足度の向上と安定成長・収益性向上を図る。

  2. 02

    「新5S」活動の推進

    「新5S」(スマイル・セーフティー・スペシャルティー・スリム・スピード)を理念に、安全性向上、チェックシート改善、他部署連携強化、情報発信の迅速化、成果確認を重点項目として取り組む。

  3. 03

    製造・物流のコスト削減

    製造現場の安全性と品質向上を両立しつつ効率化を進め、物流の合理化にも取り組み、製造原価と輸送コストを徹底的に削減する。

  4. 04

    高付加価値商品の販売と適正価格改定

    騒音防止や雨だれ防止効果を持つ高付加価値瓦を開発・販売し、製造コストに見合った適正な販売価格への理解を得ることで安定供給体制を確保する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で72人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は470万円で、9期前と比べて+15.4%平均年齢は47.0歳、平均勤続年数は17.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年6月155
2017年6月158
2018年6月150
2019年6月40842.012.0137
2020年6月39342.012.0133
2021年6月40945.013.0109
2022年6月43245.014.095
2023年6月43946.015.089
2024年6月46246.016.082−122
2025年6月47047.017.072139

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年6月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)52.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
明石センター — 愛知県碧南市1,303百万円
港南第一工場 — 愛知県碧南市721百万円
宮ノ浦工場 — 愛知県高浜市501百万円
本社 — 愛知県高浜市211百万円
港南第二工場 — 愛知県碧南市101百万円
本社第一工場 — 愛知県高浜市94百万円
本社第三工場 — 愛知県高浜市93百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は43億円営業利益-1億円前期と比べると減収減益で、売上が-6.5%、利益が-200.0%。

売上高
-6.5%
43億円
営業利益
-200.0%
-1億円
純利益
-200.0%
-1億円
営業利益率
-2.3%
前期比 -4.5%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高44億円43億円
営業利益0億円-1億円
純利益0億円-1億円
1株あたり配当¥37.5¥37.5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は21億円、営業利益は−1億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は−4.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q1100.00
2023年4Q120
2024年1Q1200.00
2024年2Q1100.00
2024年3Q1000.00
2024年4Q12−1−8.3−1
2025年2Q2414.21
2025年4Q2200.00
2026年2Q2200.00
2026年4Q21−1−4.8−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年6月期からの15期で、売上は88億円から43億円へ49%に減った。直近期の営業利益率は-2.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年6月8821
東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年6月8511
新東ルーフ株式会社を吸収合併
2014年6月8921
2015年6月6811
2016年6月6821
2017年6月6311
2018年6月58−1−1
2019年6月6010
2020年6月5510
2021年6月5010
2022年6月5400
2023年6月5010
札幌証券取引所本則市場へ上場
2024年6月45−1−1−2.2−1
2025年6月46112.21
2026年6月43−1−1−2.3−1

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高43億円のうち、営業利益として残るのは-1億円-2.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-2.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金102.3%44億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-2.3%-1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比10.3pt
-2.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比9.1pt
-2.3%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年6月期は営業CFが−1億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は1億円で、売上の0.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年6月5−1−444
2013年6月3−2−214
2014年6月30−532
2015年6月−1−11−21
2016年6月8−2−661
2017年6月4−1−232
2018年6月2−1−111
2019年6月20−221
2020年6月10−211
2021年6月40−341
2022年6月−4−15−51
2023年6月5−1−541
2024年6月2−1011
2025年6月−1−12−21

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年6月期の総資産は62億円。このうち返さなくてよい自己資本が33億円で、自己資本比率は52.3%(業種中央値64.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年6月86335338.0
2013年6月85335239.1
2014年6月82334940.6
2015年6月80334742.0
2016年6月76344245.1
2017年6月74353947.0
2018年6月71343747.2
2019年6月70333748.1
2020年6月67333449.9
2021年6月64333151.7
2022年6月69333647.7
2023年6月64333151.6
2024年6月61322952.9
2025年6月62333052.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳単体ベース
現金及び預金
3億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
26億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
15億円
在庫として抱えている分
負債合計
30億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

ガラス・土石製品 49社との比較

同じガラス・土石製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り49社中24位あたり、逆に低いのは営業利益率49社中46位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 7.3%
P25 5.5%P75 9.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-2.3%/中央値 8.0%
P25 6.1%P75 12.2%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 64.4%
P25 50.0%P75 73.1%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-6.5%/中央値 4.1%
P25 -0.8%P75 8.9%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.1%/中央値 3.0%
P25 2.1%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥1,208で、1年前と比べて-25.7%過去52週の値幅のなかでは22%の位置にある。

¥1,208-0.4%1ヶ月+18.5%1年-25.7%時価総額10億円
過去52週の値幅
安値¥1,000高値¥1,950

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)28.5倍
PBR0.26倍
配当利回り3.10%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月20日に前日比+7.65%の1281円となり、1カ月で+19.16%と大きく上昇しました。25日線1097.4円を16.7%上回り、75日線1131.99円も突破しています。ただし52週高値1950円からは-34.3%の水準で、200日線1387.31円にはまだ下回っています。8月20日の出来高は4,700株で、通常の取引が少ない銘柄ながら増加傾向です。RSIは74.11と過熱気味で、上値には200日線が抵抗として控えます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PER 88.5倍は業界平均17.6倍を大幅に上回り、PBR 0.24倍は平均1.49倍を大きく下回る。配当利回り3.42%は平均2.54%を上回るが、ROE 2.2%と低く、2024/6期は営業赤字で純損失を計上し、収益力が脆弱。PBRの低さは資産価値の切り下げ懸念を反映している可能性がある。

指標この会社業種平均
PER (予想)28.5倍
PBR0.26倍1.33倍
ROE2.2%4.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

当社は赤字からの回復途上にあり、収益改善の実現性が最大の投資論点。強気派は、2025年6月期に黒字転換したことや、営業利益率2.17%への改善を評価。PBR0.24倍と解散価値割れの低評価も買い材料。一方弱気派は、業績回復が遅く、大手との競争や需要減少で再び悪化するリスクを指摘。PER88倍と割高感もあり、持続的な黒字化が不確実。

プラスに働く材料7
  • 黒字転換と利益改善

    2025年6月期に営業黒字、純利益も黒字。

  • 資産価値の割安さ

    PBR0.24倍、純資産に対して株価が低い。

  • ニッチ市場での存在感

    特定用途向けガラスで一定の需要。

  • 営業黒字転換、継続的な利益拡大期待2026年6月期影響

    FY2025/6期営業利益1億円、FY2026/6期2億円達成で黒字定着

  • PBR0.24倍、資産価値からの割安感不定影響

    PBR0.2375倍は解散価値の4分の1、資産売却価値から上昇余地

  • 業績回復に伴う配当再開期待次期決算影響

    現在配当利回り3.42%、利益拡大で増配の可能性

  • 需要回復による売上高増加2027年〜2028年影響

    ガラス・土石業界の需要回復で売上高50億円台回復を目指す

マイナスに働く材料7
  • 業績の不安定さ

    過去3期のうち2期で赤字。

  • 需要減少リスク

    建設需要低迷で売上減少の可能性。

  • バリュエーション懸念

    PER88倍、利益水準が低い。

  • PER88倍、利益水準低くバリュエーション過大継続影響

    PER88.5倍は利益1億円の小規模ゆえ、減益で急騰リスク

  • 収益基盤脆弱、赤字転落の可能性通年影響

    FY2024期は営業赤字1億円、FY2026期も再び赤字なら株価暴落

  • 売上高の伸び悩み、シェア低下2026年Q2影響

    売上高46億円で横ばい、競合との価格競争で減収リスク

  • 時価総額9億円と極小、流動性皆無不定影響

    超小型株ゆえ売買低調、大口注文で株価乱高下しやすい

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益改善の持続性を確認。
売上高推移
需要動向を測る。
受注高
将来の売上の先行指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり37.5で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.10%。

年間配当
¥37.5
1株あたり
配当利回り
3.10%
いまの株価に対して
配当性向
37.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年6月3834.6
2018年6月380.0
2019年6月380.0150.1
2020年6月380.0119.7
2021年6月380.0
2022年6月380.0
2023年6月380.0110.1
2024年6月380.0
2025年6月380.037.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥37.5

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ490人。区分でいちばん多いのは個人・その他73.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.2%を占め、残る76.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他73.072.874.973.670.373.7
自己株式14.914.914.914.914.914.9
金融機関13.613.212.313.014.312.3
事業法人11.311.411.411.110.810.9
証券会社1.41.90.71.73.72.3
外国法人0.70.70.70.51.00.9
外国人個人0.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01新東役員持株会10.91
02三浦 重剛4.82
03有限会社マルイシ4.69
04石川 大輔4.58
05石川 達也4.44
06岡崎信用金庫4.40
07株式会社あいち銀行3.46
08石岡 真千子3.26
09三菱UFJ信託銀行株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)3.15
10石川 富子2.92

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で−919%、1株純資産は14期で+461%。直近期のROEは2.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年6月208242.411.434.7
2013年6月138321.616.339.2
2014年6月3479,3593.96.822.8
2015年6月4169,4564.55.618.0
2016年6月3239,7003.46.323.2
2017年6月2179,8482.212.034.6
2018年6月−2949,470−3.1
2019年6月254,7260.544.0150.1
2020年6月314,7220.730.3119.7
2021年6月24,6920.0607.6
2022年6月−24,6640.0
2023年6月344,6830.740.2110.1
2024年6月−934,572−2.0
2025年6月994,6222.215.737.9
2026年6月−164

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/6期の役員報酬は総額64百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
石川達也代表取締役社長5436,000
石川大輔常務取締役 生産部長兼 テクノセンター長5338,000
新美昌彦取締役 営業部長581,000
早川正取締役 管理部長60
藤浦正取締役(常勤監査等委員)71
西垣誠取締役(監査等委員)66
中根祥雄取締役(監査等委員)75
保浦誠也31

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4585815
取締役(社内)1444
社外取締役2221

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

経営方針・対処すべき課題1,145字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものです。 (1)経営方針 当社は、設立以来、常に“オンリーワン”を基本理念とし、企業活動を通して快適な住環境を創造し、地球環境に優しい製品の開発、及び積極的な販売を通して顧客満足度の向上に努めております。 企業の発展のため、正当な利益確保、株主様への適正な利益還元、従業員の生活のさらなる向上、内部組織の充実を推進することを経営方針として、顧客に支持される「オンリーワン企業」を目指しております。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、高品質・高付加価値製品の開発を図り、中期的に資本効率をより重視する観点から「自己資本当期純利益率(ROE)」の向上を経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標としております。 (3)経営戦略等 当社は、多様化する顧客のニーズに応えるべく高品質・高付加価値製品を提供できる企業であり続けるとともに、安定成長の確保と収益性の向上に重点をおいた経営改善に努めてまいります。 (4)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 わが国経済は、政府や日銀が積極的な政策等を打ち出しましたが、新設住宅着工戸数の推移や原油価格の動向等により、今後の売上高への影響や製造コストの上昇が懸念されます。 こうした厳しい経営環境に対処するため、当社におきましては、生産面においては、製造現場の安全性向上と品質向上を両立させつつ効率化に努めるとともに、物流のより一層の合理化にも取り組むことで、製造原価や輸送の徹底的なコスト削減に努めております。営業面におきましては、騒音防止効果のある屋根瓦からの雨だれ防止効果のついたTM袖瓦を開発することにより、他社にはない高付加価値の瓦を販売し顧客満足度の向上に努めております。 また、製造コストに見合った適正な販売価格改定についてのご理解をいただくことで、安定供給体制の確保に努めております。 当社は、お客様に一層信頼される企業として成長すべく、「新5S」(スマイル・セーフティー・スペシャルティー・スリム・スピード)を理念として、掲げております。 第63期につきましては、セーフティー(現場重視)、スペシャルティー(チェックシートの改善)、スリム(他部署との連携強化)、スピード(情報発信のスピード化)、スマイル(成果の確認)を重点項目に掲げました。 引き続き、安全な職場環境の整備、お客様満足度の向上及び従業員の意識向上、高付加価値商品の提供を通して、企業環境の激変に的確に対応しうる経営体質の構築及びより一層の収益性の向上と財務体質の強化を推し進めてまいります。
事業等のリスク1,693字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。リスクが顕在化する可能性の程度や時期、顕在化した場合に当社の経営成績等に与える影響については、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであり、事業等のリスクはこれらに限定されるものではありません。 (1)新設住宅着工戸数について 当社は、粘土瓦を国内の大手ハウスメーカーをはじめ工事店、問屋、代理店等を経由して販売しております。 粘土瓦は、住宅の新設時に多量に使用されることが多く、その使用量は新設住宅着工戸数の増減に左右され景気動向、住宅地価の変動、金利動向、政府の住宅政策、税制、少子化等の要因も、業績に影響を及ぼす可能性があります。 今後の動向に関しましては、客先との情報共有を強化し、情報収集と分析を強化して対応しております。 (2)事業に対する法的規制について 当社は、社会的責任の立場から地域住民の生活環境を保全するため、法的規制、行政指導について常に関心をもち、公害防止のため万全の措置を講じ、法的に適正と認められておりますが、法律の改正又は新たな規制の制定により、当社工場の運営に支障を来たし、業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、当社港南工場及び明石センターにおいて碧南市長に対し公害防止計画書を提出しております。 碧南市における法的規制の主なものは以下のとおりであります。 ①   大気汚染防止法 ②   水質汚濁法 ③   騒音規制法・振動規制法 ④   廃棄物の処理及び清掃に関する法律 これらの対策として、定期的に従業員に対して法的規制に関する教育を行うことで、適切な知識を身に着けるよう努めてまいります。 (3)特定取引先への依存度について ① 原材料仕入について 当社は、粘土瓦の主原料となる、粘土及び釉薬を特定の仕入先より仕入れを行っております。粘土については配合粘土を使用しており、その粘土の配合割合によって、製造工程に影響を及ぼすことがあり、限られた仕入先から供給を受けることが業界の通例となっております。また、釉薬についても同様であり、色調、品質的に安定度の高いものが求められるため、限られた仕入先から仕入れを行っております。このため特定の仕入先への依存度が高くなっており、仕入先の経営状態が悪化した場合、当社製品の製造に支障をきたし、業績に影響を及ぼす可能性があります。 これらの対策として、主要仕入先及び主要仕入先の供給先との情報共有を強化し、協力体制を構築し対応しております。 ② 販売先について 当社が生産するモデュール瓦は、その製造技術・品質、施工性、作業環境等の改善技術が認められ、大手ハウスメーカーの採用を受けていることから、大手ハウスメーカー向け専用瓦となっております。従いまして大手ハウスメーカーの販売する住宅の様式、屋根仕様の大幅な変更、また、当社の特許権等を無視し他社が類似商品の生産を行い多量に市場投入した場合に、業績に影響を及ぼす可能性があります。 これらの対策として、当社は新規顧客の開拓、既存顧客への拡販を図る等の積極的な販売活動によりリスク低減に努めております。 (4)原油価格の変動の影響について 当社は、液化石油ガス及び重油を燃料として使用しております。当社では常時市況価格を注視しながら取引業者との価格交渉にあたっておりますが、中国・インド等の新興国の需給、中東情勢、米国・ユーロ圏景気、為替レート、投機ファンド等の状況により、原油価格が急激に変動することがあり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 これらの対策として、仕入先を複数社利用する購買先の多様化とともに、仕入先と当社も含めた相互間で情報共有を行い、想定レートの参考にする等、見通しを立てております。
経営成績の分析 (MD&A)5,632字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 なお、当事業年度の期首より、表示方法の変更を行ったため、以下の前年同期間との比較については、変更後の表示方法に組替えた数値を記載しております。 ①財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等を背景に緩やかな回復基調にありましたが、欧州や中東での紛争や中国経済の低迷等、不安定な世界情勢等の影響から資源価格が高騰してまいりました。また各国の政治情勢が及ぼす影響や物価・金利の動向に不透明感が増し、依然として経済の先行きについて不透明な状況が続いております。特にエネルギーコストや原材料費の上昇は、企業収益や価格転嫁に大きな影響を及ぼしており、業種を問わず対応が迫られています。 住宅市場におきましては、国土交通省が発表している建築着工統計調査報告において、持家着工戸数は前年同月比で減少傾向であり、依然として低い水準で推移しております。また、建築資材の高騰や労務費の増加、物価高等の影響や住宅ローン金利の上昇懸念等、引き続き厳しい状況が続いております。しかしながら、省エネ住宅やリフォーム需要など、特定分野においては堅調な動きも見られており、今後の市場動向を注視する必要があります。 このような状況の中、当社は、主力製品「CERAMシリーズ」「SHINTOかわらS」の拡販や新規顧客の掘り起こし他、YouTube等のSNSを活用した商品PRやWeb会議型アプリを使用したリモートによる営業活動にも努めてまいりました。また、2024年1月に札幌証券取引所本則市場へ当社株式を上場し、北海道・東北地方を中心に認知度のさらなる向上及び拡販にも努めてまいりました。その結果、売上高は4,627百万円(前期比81百万円増加)と前年比増収となりました。 利益面におきましては、原油価格の高騰や円安の進行により、製造コストや商品の仕入コストの上昇を余儀なくされました。これに対して当社は、適切なタイミングでの販売価格への転嫁を進めるとともに、歩留まりの改善、工程管理の徹底、さらには生産効率の向上に取り組むことで、収益性の確保に努めてまいりました。その結果、当事業年度においては、営業利益105百万円(前期は63百万円の損失)、経常利益104百万円(前期は54百万円の損失)、当期純利益70百万円(前期は65百万円の損失)となりました。 財政状態においては、前事業年度末に比べて純資産が35百万円増加し、総資産も127百万円増加しました。これにより、自己資本比率は52.3%となりましたが、総資産の増加に伴い、前期比では0.5ポイントの低下となっております。総資産に対する自己資本の割合は依然として安定しており、財務の健全性は維持されています。流動資産および固定資産のバランスも良好で、引き続き安定した財政基盤を確保しております。一方、売上総利益率は19.5%となり、前期比で改善が見られ、収益性の向上に寄与しております。総資産に対する自己資本の割合は堅調であり、財務の健全性を確保しつつ、利益率の改善にも努めております。 なお、当社は瓦製造販売事業の単一セグメントであるため、セグメントとの関連は記載しておりません。 (流動資産) 流動資産は、商品及び製品が312百万円増加等に対し、受取手形、売掛金及び契約資産が135百万円、現金及び預金が22百万円減少等により、2,621百万円(前期比185百万円増加)となりました。 (固定資産) 固定資産は、有形固定資産が47百万円減少等により、3,625百万円(前期比57百万円減少)となりました。その結果、資産合計では、6,247百万円(前期比127百万円増加)となりました。 (流動負債) 流動負債は、短期借入金が200百万円増加等に対し、電子記録債務が91百万円、買掛金が17百万円減少等により、2,540百万円(前期比145百万円増加)となりました。 (固定負債) 固定負債は、長期借入金の40百万円減少等により、436百万円(前期比53百万円減少)となりました。その結果、負債合計では、2,976百万円(前期比92百万円増加)となりました。 (純資産) 純資産は、当期純利益70百万円となり、配当金支払が26百万円あったこと等により、3,270百万円(前期比35百万円増加)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度と比較して22百万円減少し、83百万円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動における資金の減少は、127百万円(前期177百万円の増加)となりました。 これは、主に売上債権の減額146百万円、非資金費用である減価償却費106百万円の増加要因があったこと等に対し、棚卸資産の増額311百万円、仕入債務の減額109百万円等の減少要因があったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の減少は、55百万円(前期94百万円の減少)となりました。 これは、主に有形固定資産の取得による支出45百万円があったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動における資金の増加は、161百万円(前期39百万円の減少)となりました。 これは、主に短期借入れによる収入200百万円、配当金の支払額26百万円があったこと等によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 生産、受注及び販売の実績について、当社は、瓦製造販売事業の単一セグメントであるため、セグメントとの関連は記載しておりません。 a.生産実績 当事業年度の生産実績を取扱品目別に示すと、次のとおりであります。 取扱品目   金額(千円)   前年同期増減比(%) 製品瓦 S形瓦   75,343   30.3 F形瓦   1,487,453   △10.0 合計   1,562,797   △8.7 (注)金額は、平均売価によっております。 b.仕入実績 当事業年度の仕入実績を取扱品目別に示すと、次のとおりであります。 取扱品目   金額(千円)   前年同期増減比(%) 商品瓦 J形瓦   97,738   9.3 S形瓦   43,790   43.8 F形瓦   494,345   △7.4 その他の瓦   4,904   4.5 小計   640,779   △2.7 その他(副資材他)(注)2   1,322,702   61.1 合計   1,963,482   32.7 (注)金額は、仕入価格によっております。 c.受注実績 当社は、受注見込みによる生産方式をとっておりますので、該当事項はありません。 d.販売実績 当事業年度の販売実績を取扱品目別に示すと、次のとおりであります。 取扱品目   金額(千円)   前年同期増減比(%) 製品瓦 J形瓦   1,398   △73.2 S形瓦   104,834   65.1 F形瓦   1,466,943   △6.9 小計   1,573,177   △4.3 商品瓦 J形瓦   116,741   △6.2 S形瓦   60,680   47.6 F形瓦   698,861   △4.6 その他の瓦   6,234   △2.3 小計   882,519   △2.4 その他(副資材他)   2,171,400   8.8 合計   4,627,097   1.8 (注)1.主な相手先別の販売実績は総販売実績に占める割合が10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。 2.当事業年度において、販売実績に著しい変動がありました。これは近年、瓦の出荷傾向がF形瓦へと変遷し、J形瓦のOEM先が廃業したため前年同月比で減少しております。また、S形瓦につきましては、出荷傾向がF形瓦へと変遷したことにより、同業他社がS形瓦の製造を廃止したことにより増加しております。 3.「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(表示方法の変更)」に記載のとおり、従来「営業外収益」に区分表示していた受取運送料について、当事業年度より「売上高」へ表示することに変更しております。前事業年度に営業外収益に計上しておりました受取運送料を売上高に組替えて前年比較をしております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社の当事業年度の経営成績等につきましては、売上高は、エネルギー資源価格上昇などによる仕入れコストの上昇に対し、販売価格の改定などを行ってきましたが、製品売上高が71百万円、商品売上高が22百万円減収となりました。一方で、堅調に推移しているリフォーム市場向け商材の販売が好調であり、とくに板金売上が前期比181百万円増加したことから、売上高全体では前期比81百万円増の4,627百万円となりました。 利益面につきましては、販売価格の改定、製品歩留まりの改善、及び効率的な生産体制の徹底といった施策を講じてまいりました。これらの結果、売上総利益率は19.5%となり、前期比で3.2ポイント上昇しました。また、売上総利益は162百万円増益の903百万円(前期741百万円)となりました。 営業利益は、上述の販売価格の改定に加え、販売費及び一般管理費の削減にも積極的に取り組みました。特に在庫置場間の配送コストの見直しなどを進めた結果、販売費及び一般管理費は6百万円減少の798百万円(前期804百万円)となりました。これらの取組により、営業利益105百万円(前期63百万円の損失)となりました。 経常利益は、営業外収益が5百万円減少の15百万円(前期20百万円)となったこと、また営業外費用は4百万円増加の15百万円(前期11百万円)となったことにより、経常利益104百万円(前期54百万円の損失)となりました。 当期純利益は、固定資産除却損13百万円を計上したこと等により、当期純利益70百万円(前期65百万円の損失)となりました。 財政状態におきましては、前事業年度末に比し純資産が35百万円、総資産が127百万円増加した結果、自己資本比率は52.3%と0.5ポイントの減少となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、前述の(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況に記載のとおりであります。 当社は、事業運営上の必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期の運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当事業年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は2,056百万円となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたっては、棚卸資産の評価、固定資産の減損、繰延税金資産に対する評価性引当額等、会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、財務諸表等に反映されております。 これらの見積りについては、継続して評価、見直しを行っていますが、自然災害、感染症の感染拡大等予期せぬ事態が発生し、経済活動に多大な影響を与える等の環境の変化により、実際の結果は見積りと異なることがあります。 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (3)経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成・進捗状況 当社は、中長期的な経営計画等に係る具体的な目標数値は定めておりませんが、企業価値の向上を意識した経営を推進すべく、「自己資本当期純利益率(ROE)」を重要な経営指標として採用しております。ROEは、株主資本に対する利益創出の効率性を示す指標であり、当社においては資本の有効活用と収益性を評価する上で重視しております。 当連結会計年度におけるROEは2.2%となり、黒字転換を果たしました(前事業年度は当期純損失のため算出しておりません)。この黒字化は、売上総利益率の改善や、コスト構造の見直しによる販管費の抑制など、収益性向上を目的とした取り組みが奏功した結果によるものです。また、経営資源の適正配分や、重点分野への選択と集中を進めたことも、利益体質の強化に寄与しております。 今後もROEの持続的な改善を意識し、効率的な資本活用と収益力の強化を通じて、企業価値のさらなる向上に努めてまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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