概要
トーヨーアサノは、コンクリートパイル(基礎杭)を主力とするコンクリート二次製品メーカーである。静岡県沼津市に本社を置き、2026年2月期の連結売上高は117億円、従業員は179名。東京証券取引所スタンダード市場(2022年4月移行)および名古屋証券取引所メイン市場に上場する。事業は基礎事業(パイル・建材の製造販売・工事請負)と不動産賃貸事業の2セグメントで構成される。
基礎事業が売上の大部分を占める2セグメント体制
トーヨーアサノグループの事業は「基礎事業」と「不動産賃貸事業」に二分される。基礎事業では、コンクリートパイルの製造・販売を中核とし、併せてパイルに付随する工事請負や建材の仕入販売も手がける。2026年2月期の連結売上高117億円のうち、基礎事業が115億円(構成比98.3%)を占める。不動産賃貸事業はホームセンターへの賃貸が中心で、売上高は2億円と小さいが、安定した利益を計上している。
関東と静岡県を主力商圏とする地域密着型営業
同社のコンクリートパイルの販売は、関東地方と静岡県を中心としたエリアに集中している。2025年2月期から2026年2月期にかけて、この主力商圏で需要が減少し、関東は若干の減少、静岡県は約4割の大幅減となった。これに加えて工事着工の遅れが重なり、2026年2月期の基礎事業売上高は前期比19.1%減の115億円に落ち込んだ。地域密着型の営業体制は強みである一方、エリア需要の変動に業績が左右されやすい構造を持っている。
グループ3社で構成される連結体制
2026年2月期時点の連結子会社は、TAパイル製造株式会社(旧トウパル興産、東京工場の出荷・構内作業を担当)と株式会社東商(建材の仕入れ、不動産賃貸)の2社である。2023年2月までは日本セグメント工業株式会社を子会社に保有していたが、全株式を譲渡し連結対象から外した。グループ全体でコンクリート二次製品の製造から販売、工事、賃貸までを一貫してカバーしている。
2026年2月期は減収減益、自己資本比率は27.0%
2026年2月期の連結業績は、売上高117億円(前期比18.8%減)、営業利益1億円(同83.1%減)、経常利益0.3億円、親会社株主に帰属する当期純損失2.2億円と大幅な減益となった。需要減少に加え、物件の期ずれによる稼働率低下が固定費負担を増加させた。財政面では、総資産144億円、純資産39億円、自己資本比率27.0%。営業キャッシュフローは15.4億円のプラスを確保したが、投資活動に4.5億円、財務活動に3.3億円の支出があり、現金同等物は17.5億円となっている。
業界の中での役割は建築・土木基礎工事向けコンクリートパイルメーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/2期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 基礎事業 | 115億円 | 98.3% | 6億円 | 5.2% |
| 不動産賃貸 事業 | 2億円 | 1.7% | 1億円 | 50.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01建築・土木基礎工事主力
建築物や土木構造物の基礎工事に使用されるコンクリートパイル(基礎杭)を製造・販売し、あわせて杭打工事などの工事請負も行っている。パイルの仕入販売にも対応する。
- パイル
- 遠心力プレストレストコンクリートパイル。建物や構造物の荷重を地盤に伝える基礎杭であり、高強度で支持力が高い。
- 建材
- コンクリート二次製品関連の建材。仕入れ・販売を行っている。
02不動産賃貸準主力
当社および子会社(㈱東商)が不動産の賃貸業を行っている。
製品と技術
コンクリートパイル:建物の基礎を支える主力製品
トーヨーアサノの主力製品は、建築物の基礎に使用されるコンクリートパイル(杭)である。主に建物の重量を支持地盤まで伝える役割を担い、住宅から中高層ビルまで幅広く採用される。同社は関東・静岡エリアを中心にパイルの製造・販売を行い、さらに施工(工事請負)も一貫して提供する。継手金具やセメント資材はグループ会社の東商から調達しており、製品の品質管理とコスト競争力の両立を図っている。
建材の仕入販売と工事請負で顧客ニーズに応える
基礎事業のもう一つの柱は、建材の仕入販売である。コンクリートパイル以外の建設資材を外部から仕入れ、顧客に提供する。また、パイル販売に付随して、基礎工事の請負も行う。これにより、製品の供給から施工までをワンストップで対応し、顧客の利便性を高めている。2026年2月期の基礎事業売上高115億円のうち、パイル販売が主体であるが、建材販売と工事収入も一定の割合を占める。
東京工場を拠点とした生産体制と出荷作業の外部委託
コンクリートパイルの生産は、東京都西多摩郡瑞穂町にある東京工場に集約されている。2002年に沼津工場を閉鎖して以降、同工場が唯一の生産拠点である。ただし、パイルの製造は外部委託ではなく自社で行っている。一方、製品の出荷や構内作業は連結子会社のTAパイル製造株式会社(旧トウパル興産)に委託しており、2022年3月には管理部門を除く東京工場の現場従業員を同社に集約した。これにより、製造と物流の分業を進めている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
同業の企業
ガラス・土石製品の時価総額近傍。太字がトーヨーアサノ
時価総額で並べると、掲載9社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5391エーアンドエーマテリアル | 116億円 | 6.6倍 |
| 2 | 5368日本インシュレーション | 88億円 | 7.4倍 |
| 3 | 5216倉元製作所 | 74億円 | — |
| 4 | 5355日本坩堝 | 47億円 | 10.4倍 |
| 5 | 5279日本興業 | 37億円 | 6.1倍 |
| 6 | 5271トーヨーアサノ | 33億円 | — |
| 7 | 5287イトーヨーギョー | 31億円 | 8.0倍 |
| 8 | 5341ASAHI EITOホールディングス | 10億円 | — |
| 9 | 5380新東 | 10億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 39件
コンクリートパイル専業メーカーとして1951年に創業
1951年12月、静岡県沼津市において資本金1,800千円で「株式会社東洋パイルヒューム管製作所」が設立された。創業時の目的はコンクリートパイルとヒューム管の製造販売であり、現在のトーヨーアサノグループの原点である。同年3月には別系統の「日本高圧コンクリートポール株式会社」(後のアサノポール)が設立されており、後の合併につながる2つの系譜がこの年に始まった。
1962年の上場と生産体制の拡充
1962年9月、東京証券取引所第二部に株式を上場した。同年12月に関連会社として東洋鉄工株式会社を設立。その後、生産能力を拡大するため、1968年に静岡県掛川市に小笠工場、1969年に沼津市に沼津工場を新設した。この時期に、パイル製造の基盤を固めると同時に、グループ会社の設立も進め、1972年に日本セグメント工業、1973年にトウパル興産(後のTAパイル製造)を設立した。
1997年の合併で現在の「トーヨーアサノ」に
1997年3月、東洋パイル系の株式会社トーヨーアサノとアサノポール系の東扇アサノポール株式会社が合併し、商号を「株式会社トーヨーアサノ」とした。資本金は720,420千円に増加。同時に、東扇アサノ販売株式会社をトーヨーアサノ販売株式会社に改称し、営業の一部を譲渡した。この合併により、関東・静岡地域におけるパイル事業が一つに統合され、現在のグループ体制の骨格が形成された。
2000年代の工場集約と不採算事業の整理
2002年2月に沼津工場を閉鎖し、コンクリートパイルの生産を東京工場(東京都西多摩郡瑞穂町)に集約した。同年9月には沼津工場跡地に大型貸店舗を建設し、ホームセンターのカインズを誘致して不動産賃貸事業に転換した。2003年2月には小笠工場も閉鎖。2008年2月には東洋鉄工の一部事業を東商に譲渡し、同社株式の一部を売却した。これらのリストラにより、生産効率の向上と財務体質の改善を図った。
コーポレートガバナンス強化と市場区分の移行
2017年5月、監査等委員会設置会社へ移行し、意思決定の迅速化と経営の透明性向上を図った。2019年3月には指名委員会と報酬委員会を設置。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、第二部からスタンダード市場に移行した。2024年2月には名古屋証券取引所メイン市場にも上場し、資本市場におけるプレゼンスを高めた。
2023年の子会社譲渡と減資による財務再編
2023年2月、長年子会社だった日本セグメント工業株式会社の全株式を譲渡し、連結対象から除外した。同年3月には、子会社のトーヨーアサノ東京工場をTAパイル製造株式会社に商号変更。2023年6月には資本金を1億円に減資し、財務の柔軟性を高めた。2025年3月には本社を静岡県沼津市原815番地の1に移転し、現在の体制に至っている。
年表39件を開く
1950年代
- 1951年12月創業コンクリートパイルとヒューム管の製造販売を目的に資本金1,800千円にて、静岡県沼津市に株式会社東洋パイルヒューム管製作所を設立。
1960年代
- 1962年9月上場株式を東京証券取引所第二部に上場。
- 1962年12月創業東洋鉄工株式会社設立。
- 1968年9月静岡県掛川市に小笠工場を新設。
- 1969年11月静岡県沼津市に沼津工場を新設。
1970年代
- 1972年9月創業日本セグメント工業株式会社設立。
- 1973年6月創業株式会社トウパル興産(TAパイル製造株式会社に商号変更)設立。
1980年代
- 1982年10月特定建設業許可取得(とび・土工工事業)。
- —(2)東扇アサノポール株式会社
1950年代
- 1951年3月創業日本高圧コンクリートポール株式会社設立、資本金2,000千円。
- 1954年4月商号変更アサノポール株式会社と商号変更(本店所在地 東京都千代田区)。
1970年代
- 1974年6月創業東京都西多摩郡瑞穂町に東京工場を設立。
1980年代
- 1985年4月M&A東扇コンクリート工業株式会社と合併し、東扇アサノポール株式会社と商号変更。
1990年代
- 1996年1月創業東扇アサノ販売株式会社設立。
- —商号変更株式会社トーヨーアサノへ商号変更後の企業集団に係る沿革は、次のとおりであります。
- 1997年3月M&A合併により資本金720,420千円。東扇アサノ販売株式会社をトーヨーアサノ販売株式会社と商号変更。同社に対し営業の一部を譲渡。
2000年代
- 2000年3月M&A日本セグメント工業株式会社の株式を追加取得し子会社化。
- 2002年2月沼津工場を閉鎖し、コンクリートパイルの生産を東京工場に集約。
- 2002年9月沼津工場跡地に大型貸店舗を新設、株式会社カインズのホームセンターを誘致。
- 2003年2月小笠工場を閉鎖。
- 2003年10月M&Aトーヨーアサノ販売株式会社を100%子会社化。
- 2004年3月トーヨーアサノ販売株式会社の事業のうち、コンクリートパイルの販売ならびにこれに付帯する工事請負に関する営業の一切を譲り受け。
- 2004年12月日本セグメント工業株式会社沼津工場を閉鎖し静岡工場に集約。
- 2006年12月トーヨーアサノ販売株式会社を清算。
- 2008年2月東洋鉄工株式会社の一部事業を株式会社東商(現・連結子会社)へ譲渡。合わせて当社グループが保有する東洋鉄工株式会社の株式を一部売却。
2010年代
- 2011年3月外部委託していた東京工場の出荷および構内作業を株式会社トウパル興産(現・連結子会社)に移管。
- 2014年5月株式会社山栄工業より従業員の一部が移籍するとともに、生産業務に関する事業を株式会社トウパル興産にて譲り受け。
- 2017年5月コーポレート・ガバナンスのさらなる向上を図るとともに、迅速な意思決定と業務執行を可能な体制とし、経営の公正性、透明性および効率性を高めるため、監査等委員会設置会社へ移行。
- 2019年3月取締役会の独立性・客観性と説明責任の向上、およびコーポレートガバナンス体制のさらなる強化を図るため、指名委員会および報酬委員会を設置。
2020年代
- 2020年1月株主の皆様への感謝とともに当社株式投資の魅力を高め、中長期的な株式保有および地元静岡県沼津市の情報発信と地域社会への貢献のため、沼津市近郊産の商品を対象とした株主優待制度を導入。
- 2021年9月商号変更株式会社トウパル興産を株式会社トーヨーアサノ東京工場(TAパイル製造株式会社に商号変更)に商号変更。
- 2022年3月管理部門を除く東京工場の出荷および構内作業に携わる従業員(契約社員および派遣社員は除く)を株式会社トーヨーアサノ東京工場に集約。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。
- 2023年2月日本セグメント工業株式会社の株式全てを譲渡し、連結子会社から除外。
- 2023年3月商号変更株式会社トーヨーアサノ東京工場をTAパイル製造株式会社に商号変更。
- 2023年6月資本金を1億円に減資。
- 2023年11月当社株式への投資の魅力をさらに高め、より多くの株主様に中長期的に当社株式を保有していただくことを目指し、株主優待制度の内容を一部変更(拡充)。
- 2024年2月上場名古屋証券取引所メイン市場に上場。
- 2025年3月本社を静岡県沼津市原815番地の1に移転。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/2期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- 自己資本比率30%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
Reform戦略:利益率の改善・安定
短期(1年)の経営環境予測に基づき、有効な施策を組み合わせて利益を増やし、安定させる戦略。環境変化に応じた施策を立案・実行し、収益性を向上させる。
- 02
Advance戦略:成長投資の管理と実行
中長期的な事業競争力を高める成長投資を統合管理する枠組み。投資の事前・事後評価を行い、重点領域(技術開発、人的資本、事業基盤強化)に注力する。
- 03
自己資本比率30%達成
財務安定性向上のため、自己資本比率30%を長期的な目標として内部留保を蓄積。ROE改善にも寄与する。
- 04
株主資本コストを上回るROE実現
ROEを重要指標とし、株主資本コストを上回る水準を目標に収益性向上に取り組む。利益率の改善と適切な財務レバレッジの両立を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で179人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は532万円で、9期前と比べて−4.2%。平均年齢は46.3歳、平均勤続年数は14.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年2月 | — | — | — | 200 | — |
| 2018年2月 | — | — | — | 204 | — |
| 2019年2月 | — | — | — | 221 | — |
| 2020年2月 | 555 | 41.7 | 13.1 | 217 | — |
| 2021年2月 | 589 | 41.7 | 12.9 | 228 | — |
| 2022年2月 | 596 | 43.0 | 13.9 | 218 | — |
| 2023年2月 | 557 | 45.1 | 12.1 | 199 | — |
| 2024年2月 | 568 | 44.8 | 12.5 | 197 | — |
| 2025年2月 | 561 | 45.6 | 13.5 | 190 | 316 |
| 2026年2月 | 532 | 46.3 | 14.1 | 179 | 56 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社3社(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。
- 国内TAパイル製造㈱静岡県沼津市原 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱東商静岡県沼津市原 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱直木商事静岡県沼津市原 · その他の関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年2月期の売上高は117億円、営業利益は1億円。前期と比べると減収減益で、売上が-18.8%、利益が-83.3%。
会社が出している今期の予想2027年2月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 135億円 | 117億円 |
| 営業利益 | 6億円 | 1億円 |
| 純利益 | 3億円 | -2億円 |
| 1株あたり配当 | ¥85 | ¥85 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は35億円、営業利益は1億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は−20.5%、営業利益は−66.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 40 | 3 | 7.5 | 2 |
| 2024年2Q | 34 | 3 | 8.8 | 1 |
| 2024年3Q | 46 | 2 | 4.3 | 2 |
| 2024年4Q | 31 | — | — | 1 |
| 2025年1Q | 44 | 3 | 6.8 | 2 |
| 2025年2Q | 26 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年4Q | 74 | 3 | 4.1 | 2 |
| 2026年2Q | 73 | 5 | 6.8 | 1 |
| 2026年4Q | 44 | −4 | −9.1 | −3 |
| 2027年1Q | 35 | 1 | 2.9 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年2月期からの14期で、売上は129億円から117億円へ91%に減った。直近期の営業利益率は0.9%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 129 | — | 1 | — | 1 |
| 2014年2月 | 132 | — | 4 | — | 2 |
| 2015年2月 | 139 | — | 6 | — | 2 |
| 2016年2月 | 140 | — | 2 | — | 1 |
| 2017年2月 | 146 | — | 0 | — | −1 |
| 2018年2月 | 161 | — | 7 | — | 5 |
| 2019年2月 | 165 | — | 12 | — | 8 |
| 2020年2月 | 134 | — | 2 | — | 1 |
| 株式会社トウパル興産を株式会社トーヨーアサノ東京工場(TAパイル製造株式会社に商号変更)に商号変更。 | |||||
| 2021年2月 | 164 | — | 3 | — | 2 |
| 2022年2月 | 178 | — | 2 | — | 1 |
| 株式会社トーヨーアサノ東京工場をTAパイル製造株式会社に商号変更。 | |||||
| 2023年2月 | 183 | — | 2 | — | −2 |
| 名古屋証券取引所メイン市場に上場。 | |||||
| 2024年2月 | 151 | — | 9 | — | 6 |
| 2025年2月 | 144 | 6 | 6 | 4.2 | 4 |
| 2026年2月 | 117 | 1 | 0 | 0.9 | −2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年2月期
売上高117億円のうち、営業利益として残るのは1億円で0.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-2億円、売上の-1.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.0%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.9%97億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.2%19億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.9%1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年2月期は営業CFが15億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは11億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は17億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 8 | −4 | −8 | 4 | 14 |
| 2014年2月 | 5 | −2 | −1 | 3 | 15 |
| 2015年2月 | 11 | −4 | −4 | 7 | 19 |
| 2016年2月 | 0 | −6 | 3 | −6 | 16 |
| 2017年2月 | 11 | −5 | −2 | 6 | 19 |
| 2018年2月 | 7 | −2 | −5 | 5 | 19 |
| 2019年2月 | 11 | −2 | −6 | 9 | 21 |
| 2020年2月 | 9 | −6 | −7 | 3 | 17 |
| 2021年2月 | 18 | −11 | 2 | 7 | 26 |
| 2022年2月 | 1 | −8 | 2 | −7 | 21 |
| 2023年2月 | 7 | −8 | −4 | −1 | 15 |
| 2024年2月 | 4 | −2 | −5 | 2 | 12 |
| 2025年2月 | −15 | −11 | 24 | −26 | 10 |
| 2026年2月 | 15 | −4 | −3 | 11 | 17 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年2月期の総資産は144億円。このうち返さなくてよい自己資本が39億円で、自己資本比率は27.0%(業種中央値64.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 127 | 21 | 106 | 15.9 |
| 2014年2月 | 134 | 22 | 112 | 16.3 |
| 2015年2月 | 149 | 27 | 122 | 17.8 |
| 2016年2月 | 148 | 26 | 122 | 17.1 |
| 2017年2月 | 148 | 26 | 122 | 17.2 |
| 2018年2月 | 156 | 30 | 126 | 18.6 |
| 2019年2月 | 150 | 34 | 116 | 22.2 |
| 2020年2月 | 147 | 34 | 113 | 22.7 |
| 2021年2月 | 169 | 35 | 134 | 20.2 |
| 2022年2月 | 176 | 38 | 138 | 20.9 |
| 2023年2月 | 149 | 34 | 115 | 22.8 |
| 2024年2月 | 150 | 39 | 111 | 26.2 |
| 2025年2月 | 161 | 42 | 120 | 26.0 |
| 2026年2月 | 144 | 39 | 105 | 27.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
ガラス・土石製品 49社との比較
同じガラス・土石製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで49社中14位あたり、逆に低いのは売上成長率で49社中48位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,270で、1年前と比べて-2.7%。過去52週の値幅のなかでは33%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 10.6倍 |
| PBR | 0.76倍 |
| 配当利回り | 3.74% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1カ月で+4.2%上昇し、2200円。25日線(2162円)を+1.8%上回り、75日線(2247円)には-2.1%迫る。52週高値2635円からは-16.5%下落、52週安値2092円からは+5.2%の戻り。出来高は乾燥傾向だが、6/9に急増した場面も。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PER(予想)が10.3倍と同業平均17.62倍を下回るが、PBRは0.73倍と平均1.49倍を大きく下回り割安感がある。しかしROEが-5.47%と赤字で、配当利回り3.83%は平均2.47%を上回るが、減収減益傾向で26/2期は純損失見込み。基礎的な収益力が弱く、配当の持続性に懸念。業績悪化を考慮すると割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 10.6倍 | — |
| PBR | 0.76倍 | 1.34倍 |
| ROE | -5.5% | 4.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上減少が続く中、2025年2月期は営業利益率4.17%と黒字を維持したが、2026年2月期は売上117億円・営業利益率0.85%と急減速し赤字転落見通し。強気派は公共投資底堅さと再生骨材など新領域の成長に期待するが、弱気派は公共工事の減少リスクと競争激化による値下げ圧力を懸念。
- 公共投資堅調
災害復旧・インフラ老朽化対策で需要下支え
- 環境製品で差別化
再生骨材など環境配慮製品の需要拡大
- 資産価値の下支え
PBR0.73倍と割安感、配当利回り3.8%
- 公共工事減少リスク
国土交通省の公共事業予算が減少傾向
- 競争激化・値下げ圧力
同業他社との競合で採算悪化の懸念
- 業績悪化トレンド
売上高・利益とも減少しており2026期は赤字予想
- 受注高(土木関連)
- 公共工事動向を直接反映する先行指標
- 営業利益率
- 収益性の改善度合いを測る重要指標
- 再生骨材売上高
- 新領域成長性を確認する指標
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり85円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは3.74%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年2月 | 25 | — | — |
| 2018年2月 | 50 | 100.0 | 14.3 |
| 2019年2月 | 100 | 100.0 | 15.7 |
| 2020年2月 | 75 | −25.0 | 101.8 |
| 2021年2月 | 50 | −33.3 | 39.8 |
| 2022年2月 | 50 | 0.0 | 64.4 |
| 2023年2月 | 50 | 0.0 | 165.2 |
| 2024年2月 | 75 | 50.0 | 14.7 |
| 2025年2月 | 85 | 13.3 | 29.4 |
| 2026年2月 | 85 | 0.0 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥85
株主
有価証券報告書より
2026年2月期末の株主数は延べ1,490人。区分でいちばん多いのは個人・その他で50.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.7%を占め、残る51.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年2月% | 2022年2月% | 2023年2月% | 2024年2月% | 2025年2月% | 2026年2月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 48.0 | 49.2 | 49.3 | 47.5 | 49.8 | 50.0 |
| 事業法人 | 42.9 | 42.9 | 43.2 | 45.5 | 44.9 | 44.6 |
| 自己株式 | 10.1 | 10.1 | 10.1 | 10.1 | 10.1 | 10.1 |
| 金融機関 | 7.8 | 6.8 | 6.8 | 5.1 | 4.0 | 4.0 |
| 証券会社 | 0.9 | 0.8 | 0.4 | 1.1 | 0.5 | 0.7 |
| 外国法人 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.8 | 0.7 | 0.6 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社直木商事 | 25.49 |
| 02 | 太平洋セメント株式会社 | 11.88 |
| 03 | トーヨーアサノ取引先持株会 | 6.60 |
| 04 | 株式会社静岡銀行(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 3.82 |
| 05 | 高周波熱錬株式会社 | 2.78 |
| 06 | 三京化成株式会社 | 1.88 |
| 07 | 丸幸商事株式会社 | 1.74 |
| 08 | 植松 昭子 | 1.67 |
| 09 | 鈴木 和見 | 0.69 |
| 10 | 櫻田 美弥子 | 0.63 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−3063%、1株純資産は14期で+1682%。直近期のROEは-5.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 6 | 168 | 3.5 | 29.2 | 36.9 |
| 2014年2月 | 169 | 1,814 | 9.7 | 13.6 | 24.0 |
| 2015年2月 | 206 | 2,205 | 10.3 | 13.0 | 27.6 |
| 2016年2月 | 72 | 2,031 | 3.4 | 18.3 | 74.3 |
| 2017年2月 | −50 | 2,061 | −2.4 | — | — |
| 2018年2月 | 377 | 2,291 | 17.4 | 7.3 | 14.3 |
| 2019年2月 | 637 | 2,622 | 25.9 | 3.9 | 15.7 |
| 2020年2月 | 75 | 2,577 | 2.9 | 22.2 | 101.8 |
| 2021年2月 | 124 | 2,634 | 4.8 | 14.2 | 39.8 |
| 2022年2月 | 89 | 2,843 | 3.2 | 16.2 | 64.4 |
| 2023年2月 | −148 | 2,630 | −5.4 | — | 165.2 |
| 2024年2月 | 466 | 3,034 | 16.4 | 4.9 | 14.7 |
| 2025年2月 | 281 | 3,240 | 8.9 | 7.6 | 29.4 |
| 2026年2月 | −171 | 2,998 | −5.5 | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/2期の役員報酬は総額116百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 植松泰右 | 代表取締役 社長 | 47 | 3,600 |
| 杉山康彦 | 常務取締役 パイル営業 本部長 | 61 | 2,800 |
| 杉山敏彦 | 取締役 管理本部長 | 62 | 1,900 |
| 西村裕 | 取締役 技術部長 | 60 | 600 |
| 木下年久 | 取締役 東京工場長 | 63 | 300 |
| 有森国三 | 取締役 工事部長 | 56 | 300 |
| 星野馨 | 取締役(監査等委員)監査等委員長 | 48 | — |
| 石村耕一 | 取締役(常勤監査等委員) | 73 | — |
| 勝又康博 | 取締役(監査等委員) | 55 | — |
| 桝田好一 | 取締役(監査等委員) | 66 | — |
| 中村藤雄 | 取締役(監査等委員) | 62 | — |
役員報酬の内訳2026/2期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 6 | 100 | 100 | 17 |
| 社外取締役 | 5 | 11 | 11 | 2 |
| 取締役(社内) | 1 | 5 | 5 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/2期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容395字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,477字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,689字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)9,369字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第83期(2025/03/01-2026/02/28)2026-05-26
- 半期報告書半期報告書-第83期(2025/03/01-2026/02/28)2025-10-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第82期(2024/03/01-2025/02/28)2025-05-27
- 半期報告書半期報告書-第82期(2024/03/01-2024/08/31)2024-10-11
- 四半期報告書四半期報告書-第82期第1四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第81期(2023/03/01-2024/02/29)2024-05-28
- 四半期報告書四半期報告書-第81期第3四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-12
- 四半期報告書四半期報告書-第81期第2四半期(2023/06/01-2023/08/31)2023-10-13
- 四半期報告書四半期報告書-第81期第1四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第80期(2022/03/01-2023/02/28)2023-05-23
- 四半期報告書四半期報告書-第80期第3四半期(2022/09/01-2022/11/30)2023-01-13
- 四半期報告書四半期報告書-第80期第2四半期(令和4年6月1日-令和4年8月31日)2022-10-14
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