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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

マツモト

MATSUMOTO INC.7901 · Standard · その他製品

卒業記念アルバムを主力とする印刷会社。学校向けを軸に一般商業印刷やネット通販も展開。

概要

マツモトは、福岡県北九州市に本社を置く印刷会社である。主力は学校向け卒業記念アルバムで、売上高の約8割を占める。一般商業印刷やインターネット関連事業(デジタルアルバム、自費出版、写真プリント販売)も手掛ける。2026年4月期の売上高は21億円、従業員数は164名。単一セグメントで、関係会社や緊密な関連当事者を持たない独立系企業である。

学校アルバムを柱とする売上構成

マツモトの事業は、卒業記念アルバムを中心とする学校アルバム部門と、ポスター・カタログ・パンフレットなどの一般商業印刷部門、さらにインターネットを介したデジタル写真アルバム・自費出版・写真プリント販売などの関連事業で構成される。2026年4月期の部門別売上高は、学校アルバムが17億2,169万円(前年比0.2%減)、一般商業印刷が4億409万円(同9.1%減)であり、合計21億2,578万円(同2.0%減)であった。学校アルバムへの依存度が約81%と高い。

3期連続営業損失と継続企業の前提の疑義

マツモトは2026年4月期に営業損失1億59百万円、経常損失84百万円を計上し、3期連続の営業損失・経常損失となった。4期連続で営業キャッシュ・フローがマイナスとなり、継続企業の前提に重要な疑義が生じている。これに対し、学校アルバムの販売価格適正化、労務費削減、拠点集約・売却などの施策を進めるとともに、インターネット関連事業の収益基盤拡充を目指す。

北九州に拠点を集中する生産体制

マツモトの生産設備は、北九州市門司区にデザインセンターと印刷・製本工場、小倉北区にも工場を有する。企画・製版・印刷・製本の全工程を一貫して行い、最新コンピュータシステムを活用する。営業所は東京・名古屋・福岡に配置し、かつて存在した札幌・大阪営業所は本社に統合された。本社所在地は門司区で、社員は164名。

業界の中での役割は印刷サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
21億円
営業利益
-2億円
営業利益率
-9.5%
純利益
2億円
2026/4 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01学校(教育機関)主力

卒業記念アルバムを中心に、学校向けの印刷物を製造。企画・製版・印刷・製本の一貫体制で高品質なアルバムを提供。

主な製品・サービス1
卒業記念アルバム
学校の卒業生向けに制作される記念アルバム。写真や思い出をまとめ、製本して納品する。

02一般企業・その他準主力

ポスター、カタログ、パンフレットなどの商業印刷物を製造。デジタルアルバム、自費出版、印刷通販などのインターネット関連事業も展開し、多様なニーズに対応。

主な製品・サービス2
ポスター・カタログ・パンフレット
企業の販促物や広告用途で使用される印刷物。企画から製本まで一貫して対応し、高品質な仕上がりを実現。
デジタル写真アルバム
デジタルデータから作成する写真アルバム。インターネット経由で注文を受け、印刷・製本して提供。

製品と技術

卒業記念アルバムを中心とする学校向け印刷物

マツモトの最大の製品群は、幼稚園から大学までの卒業記念アルバムである。少子化により市場が縮小する中でも、2026年4月期に17億2,169万円の売上をあげ、全体の81%を占める。アルバムの企画・撮影・デザイン・印刷・製本を一貫して手掛け、学校ネットワークを活用した営業が強みである。近年は販売価格の適正化に取り組んでいる。

ポスター・カタログからホログラム印刷まで

一般商業印刷部門では、ポスター、カタログ、パンフレット、チラシなどを製造する。2026年4月期の売上は4億409万円で前年比9.1%減と減少傾向にある。戦略的商品として、光沢があり浮き出て見えるホログラム印刷を開発し、学校アルバムと商業印刷の両方に投入している。また、最新型高性能インクジェットプリンターを導入し、小ロット・短納期対応を強化している。

インターネットを介したデジタルアルバムと自費出版

インターネット関連事業では、デジタル写真アルバム、写真プリント販売、自費出版サービス、印刷通信販売を展開する。紙媒体の需要減少に対応し、デジタル化を推進する狙いがある。さらに、教育分野の知見を活かした「DAT(Digital Asset Treasury)構想」を掲げ、人材能力の可視化と金融を融合する新サービスの検討をパートナー企業と進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他製品のなかでの位置

漆器で老舗、収益悪化で再建途上

マツモトは漆器や木工製品を手掛ける老舗企業で、同業他社と比べ規模は小さい。収益は近年悪化しており、2024年4月期の営業利益率は-4.55%、2025年4月期には-13.64%と赤字が拡大した。同業の浅香工業やドリームベッドと比較しても、マツモトの収益性は低く、業界内での競争力が課題。漆器市場は需要減少が続いており、マツモトは新規事業やコスト削減による再建が急務。

強み

  • 長い歴史と漆器分野での認知度があり、高級品市場で一定の需要を確保している点。
  • 漆器や木工製品の伝統的な製造技術を保有し、職人技による品質の高さが強み。
  • 結婚式や贈答用など根強い国内需要があり、一定の売上を維持している。
  • 小ロットの受注にも柔軟に対応でき、多様な顧客ニーズに応えられる点。

課題

  • 営業赤字が続いており、コスト構造の改善や収益源の多角化が急務であること。
  • 漆器市場全体の縮小が続き、新たな市場開拓や需要喚起が必要であること。
  • 売上高が22億円と小さく、資金力や販売網で大手に対抗しづらい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

その他製品の時価総額近傍。太字がマツモト

時価総額で並べると、掲載8社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17946光陽社16億円11.7倍
27887南海プライウッド16億円4.2倍
37837アールシーコア15億円
47865ピープル15億円
57815東京ボード工業13億円
67901マツモト10億円6.2倍
77831ウイルコホールディングス10億円
87851カワセコンピュータサプライ10億円9.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 13件

合資会社松本写真印刷社を引き継いだ1989年の設立

1989年2月、北九州市門司区に株式会社ニュー北九州として設立。同年5月、合資会社松本写真印刷社を合併し、商号を株式会社マツモトに変更した。創業当初から印刷業を継承し、札幌営業所を開設するなど営業基盤を広げた。1991年には名古屋営業所を移転、1992年にはデザインセンターを門司区に開設し、企画力を強化した。

店頭登録と工場整備を進めた1990年代

1994年3月、日本証券協会に株式を店頭登録。同年10月、門司区に印刷・製本工場を開設し、生産能力を高めた。1995年には札幌営業所を西区に移転、1998年には東京営業所を豊島区に移転するなど都市部での営業体制を整えた。この時期、学校アルバムを主力として売上を拡大した。

ジャスダック上場と営業所統合の2004年

2004年12月、日本証券協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。同時に大阪営業所を本社に統合し、札幌営業所も本社に統合した。東京営業所は新宿区に移転。この年の出来事が一つの区切りとなり、経営資源を九州本社に集中する方針に転じた。

市場区分変更と新工場建設の2010年代

2010年、大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2017年1月、北九州市小倉北区に新たな印刷・製本工場を開設し、生産ラインを増強した。2022年の市場区分見直しでJASDAQからスタンダード市場に移行し、東京営業所も品川区に移転した。

赤字基調が続く近年と再建への模索

2010年代後半から売上高は28億円前後で推移したが、2021年4月期に23億円へ落ち込み、純損失を計上。2022年4月期には13億円の巨額純損失を出した。2024年4月期以降、営業損益は赤字が続き、2026年4月期には営業損失が1億59百万円に拡大。継続企業の前提に関する注記が付され、価格適正化やコスト削減で再建を図っている。

年表13件を開く

1980年代

  • 1989年2月創業北九州市門司区に株式会社ニュー北九州を設立
  • 1989年5月M&A合資会社松本写真印刷社を合併し、商号を株式会社マツモトに変更
  • 1989年5月札幌営業所を札幌市中央区に開設

1990年代

  • 1991年11月名古屋営業所を名古屋市東区に移転
  • 1992年5月M&A株式額面変更のため、青木株式会社と合併(合併比率1:3,000)
  • 1992年11月デザインセンターを北九州市門司区に開設
  • 1994年3月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1994年10月印刷・製本工場を北九州市門司区に開設
  • 1995年5月札幌営業所を札幌市西区に移転
  • 1998年10月東京営業所を東京都豊島区に移転

2000年代

  • 2003年6月大阪営業所を兵庫県尼崎市に移転
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場 大阪営業所を本社に統合 ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場 札幌営業所を本社に統合 東京営業所を東京都新宿区に移転 大阪証券取引所と東京証券取引所との市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場 福岡営業所を福岡市博多区に開設(プランニングスタジオを組織変更し、改称)名古屋営業所を名古屋市中区に移転

2010年代

  • 2017年1月印刷・製本工場を北九州市小倉北区に開設 東京証券取引所の市場区分見直しにより、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行 東京営業所を東京都品川区に移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/4期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    印刷とITの融合による新技術開発

    印刷業界のパイオニアとして、常に新技術の開発・導入を進め、各種メディアに対応する。特にIT革命に対応し、「印刷とITの融合」をテーマに、情報産業としての事業展開を図る。

  2. 02

    収益構造の改革(紙から情報産業へ)

    デジタル化の進展により紙媒体の需要が減少する中、従来の紙主体の印刷から情報産業への収益構造改革を推進する。インターネット関連事業の伸長に積極的に取り組み、中長期的な変化に対応する。

  3. 03

    戦略的設備投資と新商品投入

    最新型高性能インクジェットプリンターを本格稼働させ、小ロット・短納期対応の生産体制を強化する。また、開発したホログラム印刷を学校アルバムと一般商業印刷の両部門に投入し、販売促進と売上増大を図る。

  4. 04

    継続企業の前提に関する課題への対応

    3期連続の営業損失・経常損失、4期連続の営業キャッシュ・フローマイナスを解消するため、学校アルバム販売価格の適正化、労務費・人件費の削減、拠点の集約・売却等による効率化を進める。

  5. 05

    インターネット関連事業の基盤拡充

    既存の学校アルバム・一般商業印刷に加え、デジタル写真アルバム、写真プリント販売、自費出版、印刷通販、Web3.0事業などインターネット関連事業の収益基盤を拡充し、紙からデジタルへの変化に対応する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で164人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は425万円で、10期前と比べて+0.4%平均年齢は45.0歳、平均勤続年数は16.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年4月222
2017年4月213
2018年4月219
2019年4月42341.017.0206
2020年4月42242.016.0201
2021年4月41242.017.0199
2022年4月41142.016.0177
2023年4月41240.016.0181
2024年4月39943.015.0181−55
2025年4月41543.015.0187−160
2026年4月42545.016.0164−122

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
高浜工場 — 北九州市小倉北区485百万円
本社 — 北九州市門司区229百万円
社ノ木工場 — 北九州市門司区126百万円
松原工場 — 北九州市門司区125百万円
デザインセンター — 北九州市門司区39百万円
猿喰工場 — 北九州市門司区5百万円
八幡サテライトオフィス — 北九州市八幡西区0百万円
東京営業所 — 東京都品川区0百万円
福岡営業所 — 福岡市博多区0百万円
ほか1件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年4月期の売上高は21億円営業利益-2億円前期と比べると減収で、売上が-4.5%。

売上高
-4.5%
21億円
営業利益
-2億円
純利益
2億円
営業利益率
-9.5%
前期比 +4.1%pt

会社が出している今期の予想2027年4月期

項目会社予想前期実績
売上高22億円21億円
営業利益0億円-2億円
純利益0億円2億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は16億円、営業利益は2億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q1−1−100.0−1
2023年4Q145
2024年1Q4−1−25.0−1
2024年2Q2−3−150.0−2
2024年3Q1−1−100.0−1
2024年4Q15426.73
2025年2Q6−5−83.3−5
2025年4Q16212.5−2
2026年2Q5−4−80.0−3
2026年4Q16212.55

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年4月期からの15期で、売上は28億円から21億円へ75%に減った。直近期の営業利益率は-9.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年4月2810
2013年4月2810
2014年4月2811
2015年4月2700
2016年4月27−1−1
印刷・製本工場を北九州市小倉北区に開設 東京証券取引所の市場区分見直しにより、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行 東京営業所を東京都品川区に移転
2017年4月2800
2018年4月28−1−1
2019年4月2800
2020年4月2800
2021年4月23−3−4
2022年4月23−2−13
2023年4月2201
2024年4月22−1−1−4.5−1
2025年4月22−3−3−13.6−7
2026年4月21−2−1−9.52

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年4月期

売上高21億円のうち、営業利益として残るのは-2億円-9.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の9.5%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.0%17億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.8%5億円
  • その他の費用持分法損益などの調整4.8%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-9.5%-2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
19.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比15.1pt
-9.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.3pt
9.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+9.8pt
17.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-8.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年4月期は営業CFが−3億円、投資CFが5億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは立て直し型にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上期末の手元現金は7億円で、売上の4.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年4月310414
2013年4月3−10216
2014年4月310420
2015年4月2−50−316
2016年4月3−10217
2017年4月2−71−514
2018年4月2−30−113
2019年4月200214
2020年4月1−10013
2021年4月−1−40−58
2022年4月10119
2023年4月−1−23−310
2024年4月−1−1−3−26
2025年4月−1−1−1−22
2026年4月−35327

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年4月期の総資産は24億円。このうち返さなくてよい自己資本が10億円で、自己資本比率は42.1%(業種中央値59.3%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年4月45351078.8
2013年4月4536979.4
2014年4月46361077.9
2015年4月4637979.5
2016年4月46361077.2
2017年4月47351275.0
2018年4月46341273.3
2019年4月45331272.6
2020年4月43321173.3
2021年4月38281071.9
2022年4月26141254.3
2023年4月28151353.6
2024年4月28151451.4
2025年4月2181339.4
2026年4月24101442.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年4月期の内訳単体ベース
現金及び預金
7億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
14億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
28
/ 100
安定性自己資本比率28 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他製品 104社との比較

同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE104社中9位あたり、逆に低いのは営業利益率104社中101位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
17.2%/中央値 7.4%
P25 4.0%P75 10.8%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-9.5%/中央値 5.5%
P25 2.1%P75 9.0%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
42.1%/中央値 59.3%
P25 46.8%P75 72.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-4.5%/中央値 2.6%
P25 -1.2%P75 8.3%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 3.0%
P25 2.0%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥850で、1年前と比べて-23.9%過去52週の値幅のなかでは9%の位置にある。

¥850-0.7%1ヶ月+5.3%1年-23.9%時価総額10億円
過去52週の値幅
安値¥647高値¥2,823

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.2倍
PER (会社予想)19.8倍
PBR0.97倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は800円で、直近1ヶ月で+1.52%と小幅上昇していますが、52週高値2823円からは約72%下落しています。25日線801.2円にほぼ等しく、75日線849.05円、200日線920.88円を大きく下回っており、長期トレンドは下降中です。RSIは52.51と中立で、出来高は低水準で推移し、売買は閑散としています。下値支持線は52週安値647円が意識されます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PER5.81倍(予想18.6倍)、PBR0.91倍、ROE17.2%、配当利回り0%を確認。同業界平均PER18.55倍、PBR1.39倍に対し、PERは大幅に低く、PBRも0.91倍と割安。ただし配当利回りは0%で、配当性向は476.4%と異常に高く、無配当のため株主還元は皆無。直近は赤字だが2026年4月期は黒字転換が見込まれ、収益改善に期待。割安だが配当は出ておらず、慎重な判断が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)6.2倍18.4倍
PER (予想)19.8倍
PBR0.97倍1.38倍
ROE17.2%6.6%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

金属加工製品の製造販売を行い、売上高は約22億円とここ数年横ばいで推移している。しかし、営業赤字が続いており、収益構造の改善が急務となっている。強気派は、2026年4月期の純利益が黒字転換する見通しであることや、現在のPERが5.81倍と割安である点を評価する。また、株価が大きく下落したことでバリュエーション面での妙味が出てきたと主張する。弱気派は、売上高が伸びず、営業赤字が続く中で、構造的な不採算事業を抱えている可能性を指摘する。特に、営業利益率がマイナスで推移し、競争力の低下が懸念される。両論は、収益改善の実現可能性と、バリュエーションの妥当性について対立している。

プラスに働く材料7
  • 黒字転換の可能性

    2026年度の純利益は2億円の黒字予想

  • PER5.81倍の割安感

    PBRも0.9倍台と割安水準

  • 株価下落での投資機会

    株価は1年で36%下落し、底入れ期待が高まる

  • 2026年4月期純利益2億円、黒字転換見通し通年影響

    純利益は前年-7億円から+2億円へ9億円改善。黒字化により投資家の見方が変わる。

  • 営業赤字が1億円縮小、改善傾向通年影響

    営業損益は-3億円から-2億円へ改善。コスト削減効果が表れている。

  • PBR0.91倍、解散価値接近継続影響

    PBR0.9091倍。株価800円に対し1株純資産は約880円と推定され、下値が堅い。

  • 株価1年で36%下落、反発余地不定影響

    株価は1年間で36.46%下落。売られ過ぎ感があり、業績改善でリバウンドが期待。

マイナスに働く材料7
  • 売上高の停滞

    売上高は22億円前後でほぼ横ばいが続く

  • 営業赤字の定着

    2025年度は営業利益率‐13.6%、2026年度も‐9.5%予想

  • 競争力の低下

    金属加工業界は価格競争が激しく、優位性が乏しい

  • 売上高21億円と前期比1億円減通年影響

    売上高は22億円から21億円に減少。市場の需要縮小に歯止めがかからない。

  • 無配当が続き、株主還元不足継続影響

    配当利回り0%。黒字転換しても配当復活のメドは立たず、投資魅力は低い。

  • 時価総額9億円の極小型、流動性リスク継続影響

    時価総額は約9億円。売買が少なく、少量の注文でも株価が大きく変動。

  • 過去2期の純損失合計8億円、財務リスク不定影響

    2024年4月期と2025年4月期の純損失はそれぞれ-1億円、-7億円。財務体質の弱さが懸念。

次の決算で確かめる点
営業利益率
赤字からの脱却が進むかを見る
売上高の増減
事業規模の維持・拡大を確認する
受注状況
金属加工品の需要動向を測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
476.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年4月33268.1
2018年4月330.0
2019年4月330.0
2020年4月330.0476.4
2021年4月330.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年4月期末の株主数は延べ1,799人。区分でいちばん多いのは個人・その他84.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が9.3%を占め、残る90.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年4月%2022年4月%2023年4月%2024年4月%2025年4月%2026年4月%
個人・その他82.481.61.076.684.084.5
金融機関10.510.511.310.410.06.3
証券会社0.71.63.25.03.33.8
事業法人6.06.35.65.32.03.0
外国法人0.50.11.82.40.51.9
自己株式1.01.01.01.01.01.0
外国人個人0.077.00.20.30.5

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01Brand New Retail Initiative Fund9.83
02中村 規8.74
03松本 敬三郎7.54
04株式会社大分銀行3.78
05森原 智明3.32
06株式会社福岡銀行2.49
07中尾 祐子1.39
08松本 大輝1.34
09梶川 雄一1.05
10朴 弘心1.04

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-04-22
    松本 敬三郎
    変更報告
    7.54%
  • 2026-04-22
    中村 規
    新規の大量保有報告
    8.74%
  • 2026-04-20
    松本 敬三郎
    新規の大量保有報告
    7.54%
  • 2026-04-20
    Brand New Retail Initiative Fund 投資事業有限責任組合無限責任組合員 イノー・アソシエイツ株式会社代表取締役 池 浩太郎
    新規の大量保有報告
    9.83%
    -1.48pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+1171%、1株純資産は15期で−6%。直近期のROEは17.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年4月119371.219.792.3
2013年4月119461.220.791.8
2014年4月199552.012.852.5
2015年4月119731.228.187.9
2016年4月−15941−1.6
2017年4月379,4030.475.3268.1
2018年4月−3939,009−4.3
2019年4月−1328,719−1.5
2020年4月72,8160.2115.4476.4
2021年4月−3442,443−13.1
2022年4月−1,1371,271−61.2
2023年4月661,3385.049.3
2024年4月−771,287−5.8
2025年4月−577725−57.4
2026年4月13888017.27.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/4期の役員報酬は総額71百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
松本大輝代表取締役 社長4515,300
柳川尚常務取締役 アルバム・新規事業営業推進本部長67
杉本佳彦取締役61
金井義行監査役(常勤)66
藤岡比左志監査役69
松井博昭監査役42

役員報酬の内訳2026/4

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)437236015
監査役16066
社外取締役35052

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/4期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容348字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、印刷物の製造販売を主たる事業としております。その主要製品は、学校向けの卒業記念アルバムであり、ポスター、カタログ、パンフレット等の一般商業印刷物も製造いたしております。さらに、デジタル写真アルバムや自費出版、印刷通信販売、写真プリント販売等のインターネット関連事業も手掛けております。 また、当社は、印刷業における全工程であります企画、製版、印刷、製本の一貫した生産設備を有し、最新のコンピュータシステムを駆使してより効率的かつ高品質の製品を生産いたしております。 なお、当社の事業は単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 また、当社は、関係会社もなく、継続的で緊密な事業上の関係のある関連当事者もないため、事業系統図の記載を省略しております。
経営方針・対処すべき課題1,411字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、情報産業の一翼を担う印刷産業として、各種メディアに対応し、また最近のIT革命に呼応して新たなる「印刷とITの融合」をテーマとしております。 これにより、経営スタンスは、印刷業界において常に新技術の開発・導入をはかり、各分野におけるパイオニアとなることを目指しております。 また、新型コロナウイルス感染拡大以降、印刷業界においては、長らく情報伝達の主役であった紙(ペーパー)から情報のデジタル化への移行が加速しております。この状況に対応すべく、従来の紙を主体とする印刷から情報産業への収益構造改革を進めてまいります。 (2)経営戦略等 中長期的には、情報メディアのデジタル化の流れにより印刷産業は紙のみならず各種媒体を吸収していくことが要求され、この変化は今後さらに加速することが予想されますので、当社は、インターネット関連事業の伸長に積極的に取り組んでおります。 短期的には、戦略的設備投資として最新型高性能インクジェットプリンターを本格稼働させ、生産ラインの小ロット、短納期対応の体制を強化しております。さらに戦略的商品として開発した光沢があり屈折で浮き出て見えるホログラム印刷を学校アルバム、一般商業印刷の両部門に投入し、販売を促進して売上の増大をはかってまいります。 (3)経営環境 情報メディア電子化の進展を受け様々な分野でペーパーレス化が拡がり、紙媒体需要は減少を続けておりますが、テレワークの拡充、書類への押印の必要性など紙のやり取りが減って人々の行動様式に変化が現われますと、紙からデジタルへの情報媒体の移行が進み経営環境は変化してまいります。この変化に対応していくためインターネット関連事業に取り組みこの分野を伸長させる計画であります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は当事業年度において、3期連続で営業損失、経常損失となりました。さらに4期連続で営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなったことにより、当事業年度末日後1年内の資金繰りに懸念があり、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。 当社では、当該状況を解消すべく次の施策を行うこととしております。 ① 学校アルバム販売価格の適正化による収益の改善 ② 労務費及び人件費の削減 ③ 拠点の集約・売却等による効率化 当該状況を解消するための対応策の詳細は、「第5 経理の状況 1財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 (継続企業の前提に関する事項)」をご参照ください。 さらに、当社は中長期的に紙からデジタルへの情報媒体への変化に対応するため既存の学校アルバム、一般商業印刷の二部門に加え、インターネットを介したデジタル写真アルバム、写真プリント販売、自費出版サービス、印刷通販、Web3.0事業等のインターネット関連事業の収益基盤の拡充を目指しております。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社の経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標といたしましては、売上高の拡大、営業利益の継続的な黒字化を目指してまいります。
事業等のリスク1,929字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものです。 (1)少子化によるリスク 当社の売上高のおよそ81%を占める学校アルバムは、少子化が続く中で、学生生徒数の減少、学校数の減少にみられるように市場規模が年々縮小、販売数量も減少し同業他社との競争は毎年激化しており、厳しい経営環境はしばらく続くと見込まれます。 この少子化によるリスクへの対応策といたしましては、市場規模が縮小していく状況におきましても、競合他社との競争優位性を確立することであります。そのため、短納期・高品質の学校アルバムや顧客ニーズに合わせた様々なタイプの学校アルバムを市場に提供できるよう、最新型高性能インクジェットプリンターなどの生産設備を備えております。また、アルバム原稿編集においてもAIを導入したソフトウェアの開発を進めており、この工程においても省力化をはかり生産効率化による競争力の強化を推進しています。 (2)情報メディアのデジタル化によるリスク 一般商業印刷部門におきましては、デジタル化の進展に伴い、ペーパーレス化が加速しますと、紙媒体需要が減少し、紙媒体印刷物の市場が縮小すると見込まれます。 この情報メディアのデジタル化によるリスクへの対応策といたしましては、当社のみならず印刷業界全体の構造転換が求められておりますが、当社は「印刷とITの融合」をメインテーマにインターネット関連事業に積極的に取り組んでおります。インターネットを介したデジタル写真アルバム、写真プリント販売、自費出版サービス、印刷通販等インターネット関連事業のラインナップを充実させ、売上増大をはかっていく所存です。 (3)固定資産の減損リスク 当社は、生産設備や土地をはじめとする固定資産を保有しています。事業環境等の変化により当該資産から得られる将来キャッシュ・フローが著しく減少した場合、減損損失が発生し、経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 この固定資産の減損リスクへの対応策といたしましては、学校アルバム部門におきましては、短納期・高品質の学校アルバムや顧客ニーズに合わせた様々なタイプの学校アルバムを市場に提供できるよう、競争力の強化を推進し、一般商業印刷部門におきましては、インターネットを介したデジタル写真アルバム、写真プリント販売、自費出版サービス、印刷通販等インターネット関連事業のラインナップを充実させ、さらに光沢があり屈折で浮き出て見えるホログラム印刷を学校アルバム、一般商業印刷部門に投入し、売上増大をはかり、業績の安定、収益力の向上に取り組んでおります。 (4)売上高の季節変動のリスク 当社の年間売上高の大半を占める学校アルバム部門は卒業時期の2月、3月に年間売上の6~7割が集中します。一方、固定費の発生が先行することにより、毎期第3四半期累計期間までは売上総損失となる傾向があります。当社はこの季節変動を前提として事業運営を行っておりますが、新型ウイルス等感染症の流行などによって繁忙期の製造や納品に大幅な遅延等が生じた場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)継続企業の前提に関する重要事象等 当社は当事業年度において営業損失159百万円、経常損失84百万円を計上し、3期連続で営業損失及び経常損失となりました。さらに4期連続で営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなりました。 当社売上高のおよそ81%を占める学校アルバム部門は、卒業シーズン前の2月、3月に売上が集中します。この売上債権の回収は3月~4月に集中するため、12月~1月に先行して発生する仕入債務の支払や諸費用の支払を手元資金及び銀行借入によって賄っておりますが、営業活動によるキャッシュ・フローのマイナスにより当事業年度末日後1年内の資金繰りに懸念があり、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。 当社では、当該状況を解消すべく次の施策を行うこととしております。 ① 学校アルバム販売価格の適正化による収益の改善 ② 労務費及び人件費の削減 ③ 拠点の集約・売却等による効率化 当該状況を解消するための対応策の詳細は、「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (継続企業の前提に関する事項)」をご参照ください。
経営成績の分析 (MD&A)4,508字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態の状況 (総資産) 総資産は、前事業年度末に比べ281百万円増加し、2,367百万円となりました。 (流動資産) 流動資産は、前事業年度末に比べ478百万円増加し、1,084百万円となりました。 これは、主として現金及び預金が456百万円、売掛金が31百万円それぞれ増加したことなどによるものであります。 (固定資産) 固定資産は、有形固定資産が160百万円、投資その他の資産が36百万円それぞれ減少したことにより、前事業年度末に比べ196百万円減少し、1,283百万円となりました。 このうち有形固定資産の減少は減価償却費29百万円を計上したことや売却等により土地が130百万円減少したことなどによるもので、投資その他の資産の減少は保険積立金が解約等により38百万円減少したことなどによるものであります。 (流動負債) 流動負債は、前事業年度末に比べ14百万円増加し、732百万円となりました。 これは主として、賞与引当金が40百万円、役員退職慰労引当金が104百万円それぞれ減少した一方、短期借入金が200百万円増加したことなどによるものであります。 (固定負債) 固定負債は、前事業年度末に比べ95百万円増加し、637百万円となりました。 これは主として、リース債務が46百万円、長期預り敷金が30百万円、長期預り保証金が64百万円それぞれ減少した一方、社債が新規発行により200百万円増加したことなどによるものであります。 (純資産) 純資産は、前事業年度末に比べ171百万円増加し、996百万円となりました。 これは、当期純利益の計上により利益剰余金が155百万円増加したことや、投資有価証券に係る評価差額金が19百万円増加したことによるものであります。 ②経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、個人消費が持ち直し、景気は緩やかな回復基調を示している一方で、物価上昇やイラン情勢の緊張などの影響も懸念される状況にあります。また、印刷業界におきましては、情報媒体のデジタル化や地球環境保護に対する意識の高まりによりペーパーメディアの需要構造は変化しており、各社において事業構造の転換が進みつつある局面でもあります。 このような状況の下、当社におきましては既存事業の収益力強化に向けた抜本的な構造改革を進めるとともに、教育分野における新たな価値創出を目指した「DAT(Digital Asset Treasury)構想」を掲げ、学校アルバム事業で培った教育分野での知見を活かした新たなサービスの検討およびパートナー企業との連携を急ピッチで進めております。当社が教育分野において長年蓄積してきた学校ネットワークを活用し、人材の能力をより正確に測り、可視化し、これらと金融を融合させるような全く新しいサービスの展開を検討しています。 このような状況の下、当事業年度の経営成績は、以下のとおりとなりました。 当社の売上高は、学校アルバム部門と一般商業印刷部門とで構成されております。学校アルバム部門は少子化の進行による市場規模の縮小に加え、印刷不況下での価格競争激化により厳しい事業環境が続いており、当事業年度においては前事業年度比0.2%減の1,721百万円となりました。一方、一般商業印刷部門につきましてもペーパーメディア需要の変化の影響を受け、当事業年度の売上高は、前事業年度比9.1%減の404百万円となりました。これらにより両部門を合計した全売上高は、前事業年度比2.0%減の2,126百万円となりました。 損益につきましては、採用抑制による労務費の減少に加え、前事業年度に固定資産の減損損失を計上したことに伴う減価償却費の減少などにより、製造原価の低減が進みました。その結果、売上原価は前事業年度比155百万円減少いたしました。また、保険解約に係る営業外収益、土地・投資有価証券の売却、役員退職慰労引当金の戻入、賃貸借契約の中途解約に係る特別利益を計上したこともあり、各損益は営業損失159百万円(前事業年度比105百万円損失減)、経常損失84百万円(前事業年度比176百万円損失減)、当期純利益155百万円(前事業年度は当期純損失653百万円)となりました。 この結果、株主の皆様には誠に申し訳ございませんが、当事業年度の配当は無配とさせていただきます。 当社の事業は単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 ③キャッシュ・フローの状況 当事業年度末の現金及び現金同等物は676百万円(前事業年度末比207.8%増)となりました。 また、当事業年度中における各キャッシュ・フローは、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において営業活動の結果支出した資金は、281百万円(前事業年度比144百万円支出増)となりました。 これは主に、資金増加要因として減価償却費29百万円、棚卸資産の減少10百万円があった一方、役員退職慰労引当金の減少86百万円、固定資産売却益100百万円等の資金減少要因があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において投資活動の結果得られた資金は、450百万円(前事業年度は56百万円の支出)となりました。 これは主に、投資有価証券の売却による収入101百万円、有形固定資産の売却による収入250百万円、保険積立金の解約による収入133百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において財務活動の結果得られた資金は、287百万円(前事業年度は144百万円の支出)となりました。 これは主に、短期借入金の純増200百万円、社債の発行による収入190百万円によるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 当社の事業は単一セグメントであり、セグメント情報を記載していないため、部門別に記載しております。 a.生産実績 区分   第38期 (自 2025年5月1日 至 2026年4月30日)   前年同期比(%) 学校アルバム(千円)   1,721,690   99.9 一般商業印刷(千円)   404,097   90.8 合計(千円)   2,125,787   98.0 (注) 金額は販売価格で表示しております。 b.受注実績 区分   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 学校アルバム   1,708,250   100.6   159,313   92.2 一般商業印刷   405,527   91.7   8,120   116.0 合計   2,113,808   98.8   167,433   93.1 (注) 金額は販売価格で表示しております。 c.販売実績 区分   第38期 (自 2025年5月1日 至 2026年4月30日)   前年同期比(%) 学校アルバム(千円)   1,721,749   99.8 一般商業印刷(千円)   404,407   90.9 合計(千円)   2,126,156   98.0 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、主要な販売先(相手先別の販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上の販売先)に該当する販売先がありませんので記載しておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社の当事業年度の財政状態及び経営成績は、財政状態につきましては、自己資本比率が前事業年度末より2.7ポイント上昇の42.1%となりました。(詳細は「(1)経営成績等の状況の概要①財政状態の状況」に記載)また、経営成績につきましては、売上高が市場規模の縮小やペーパーメディア需要の変化、価格競争の激化などにより前事業年度比減少しましたが、労務費や減価償却費等の営業費用も減少したため、営業損失159百万円、経常損失84百万円となり、それぞれ3事業年度連続の赤字となったものの損失は縮小しました。また、土地・投資有価証券の売却、役員退職慰労引当金の戻入に係る特別利益を計上した結果、当期純利益は155百万円と3事業年度ぶりの黒字となりました。(詳細は「(1)経営成績等の状況の概要②経営成績の状況」に記載) ②キャッシュ・フローの状況の分析、検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社の当事業年度のキャッシュ・フローは、営業活動により使用した資金は281百万円、投資活動により得られた資金は450百万円、財務活動により得られた資金は287百万円でありました。その結果、期末の現金及び現金同等物は前事業年度末に比べて207.8%増の676百万円となりました。 当社の資本の財源及び資金の流動性については、売上高の季節変動に対処するべく当座借越契約などにより短期的な運転資金を銀行から借入しているほか、中長期的な運転資金として社債を発行しております。当事業年度におきましては、短期借入金として銀行から最大600百万円の借入をしたほか、社債200百万円を新規に発行いたしました。 余裕資金の運用は安全で流動性の高い金融資産でありますが、低金利が続く状況においては金利収入が期待できないため、金利収入よりも流動性に重点を置き、普通預金等にて流動性を確保しております。当事業年度末においては現金及び預金676百万円を保有しております。 なお、経済緊縮となって金融情勢が逼迫した事態において、事業運営上緊急の資金が必要となった場合には、取引先の金融機関に対し円滑に資金調達ができるよう安全性の確保を講じております。(第4「提出会社の状況」4.コーポレート・ガバナンスの状況等(5)株式の保有状況参照。) ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。