概要
マツモトは、福岡県北九州市に本社を置く印刷会社である。主力は学校向け卒業記念アルバムで、売上高の約8割を占める。一般商業印刷やインターネット関連事業(デジタルアルバム、自費出版、写真プリント販売)も手掛ける。2026年4月期の売上高は21億円、従業員数は164名。単一セグメントで、関係会社や緊密な関連当事者を持たない独立系企業である。
学校アルバムを柱とする売上構成
マツモトの事業は、卒業記念アルバムを中心とする学校アルバム部門と、ポスター・カタログ・パンフレットなどの一般商業印刷部門、さらにインターネットを介したデジタル写真アルバム・自費出版・写真プリント販売などの関連事業で構成される。2026年4月期の部門別売上高は、学校アルバムが17億2,169万円(前年比0.2%減)、一般商業印刷が4億409万円(同9.1%減)であり、合計21億2,578万円(同2.0%減)であった。学校アルバムへの依存度が約81%と高い。
3期連続営業損失と継続企業の前提の疑義
マツモトは2026年4月期に営業損失1億59百万円、経常損失84百万円を計上し、3期連続の営業損失・経常損失となった。4期連続で営業キャッシュ・フローがマイナスとなり、継続企業の前提に重要な疑義が生じている。これに対し、学校アルバムの販売価格適正化、労務費削減、拠点集約・売却などの施策を進めるとともに、インターネット関連事業の収益基盤拡充を目指す。
北九州に拠点を集中する生産体制
マツモトの生産設備は、北九州市門司区にデザインセンターと印刷・製本工場、小倉北区にも工場を有する。企画・製版・印刷・製本の全工程を一貫して行い、最新コンピュータシステムを活用する。営業所は東京・名古屋・福岡に配置し、かつて存在した札幌・大阪営業所は本社に統合された。本社所在地は門司区で、社員は164名。
業界の中での役割は印刷サービスプロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01学校(教育機関)主力
卒業記念アルバムを中心に、学校向けの印刷物を製造。企画・製版・印刷・製本の一貫体制で高品質なアルバムを提供。
- 卒業記念アルバム
- 学校の卒業生向けに制作される記念アルバム。写真や思い出をまとめ、製本して納品する。
02一般企業・その他準主力
ポスター、カタログ、パンフレットなどの商業印刷物を製造。デジタルアルバム、自費出版、印刷通販などのインターネット関連事業も展開し、多様なニーズに対応。
- ポスター・カタログ・パンフレット
- 企業の販促物や広告用途で使用される印刷物。企画から製本まで一貫して対応し、高品質な仕上がりを実現。
- デジタル写真アルバム
- デジタルデータから作成する写真アルバム。インターネット経由で注文を受け、印刷・製本して提供。
製品と技術
卒業記念アルバムを中心とする学校向け印刷物
マツモトの最大の製品群は、幼稚園から大学までの卒業記念アルバムである。少子化により市場が縮小する中でも、2026年4月期に17億2,169万円の売上をあげ、全体の81%を占める。アルバムの企画・撮影・デザイン・印刷・製本を一貫して手掛け、学校ネットワークを活用した営業が強みである。近年は販売価格の適正化に取り組んでいる。
ポスター・カタログからホログラム印刷まで
一般商業印刷部門では、ポスター、カタログ、パンフレット、チラシなどを製造する。2026年4月期の売上は4億409万円で前年比9.1%減と減少傾向にある。戦略的商品として、光沢があり浮き出て見えるホログラム印刷を開発し、学校アルバムと商業印刷の両方に投入している。また、最新型高性能インクジェットプリンターを導入し、小ロット・短納期対応を強化している。
インターネットを介したデジタルアルバムと自費出版
インターネット関連事業では、デジタル写真アルバム、写真プリント販売、自費出版サービス、印刷通信販売を展開する。紙媒体の需要減少に対応し、デジタル化を推進する狙いがある。さらに、教育分野の知見を活かした「DAT(Digital Asset Treasury)構想」を掲げ、人材能力の可視化と金融を融合する新サービスの検討をパートナー企業と進めている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
その他製品のなかでの位置
漆器で老舗、収益悪化で再建途上
マツモトは漆器や木工製品を手掛ける老舗企業で、同業他社と比べ規模は小さい。収益は近年悪化しており、2024年4月期の営業利益率は-4.55%、2025年4月期には-13.64%と赤字が拡大した。同業の浅香工業やドリームベッドと比較しても、マツモトの収益性は低く、業界内での競争力が課題。漆器市場は需要減少が続いており、マツモトは新規事業やコスト削減による再建が急務。
強み
- 長い歴史と漆器分野での認知度があり、高級品市場で一定の需要を確保している点。
- 漆器や木工製品の伝統的な製造技術を保有し、職人技による品質の高さが強み。
- 結婚式や贈答用など根強い国内需要があり、一定の売上を維持している。
- 小ロットの受注にも柔軟に対応でき、多様な顧客ニーズに応えられる点。
課題
- 営業赤字が続いており、コスト構造の改善や収益源の多角化が急務であること。
- 漆器市場全体の縮小が続き、新たな市場開拓や需要喚起が必要であること。
- 売上高が22億円と小さく、資金力や販売網で大手に対抗しづらい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
その他製品の時価総額近傍。太字がマツモト
時価総額で並べると、掲載8社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7946光陽社 | 16億円 | 11.7倍 |
| 2 | 7887南海プライウッド | 16億円 | 4.2倍 |
| 3 | 7837アールシーコア | 15億円 | — |
| 4 | 7865ピープル | 15億円 | — |
| 5 | 7815東京ボード工業 | 13億円 | — |
| 6 | 7901マツモト | 10億円 | 6.2倍 |
| 7 | 7831ウイルコホールディングス | 10億円 | — |
| 8 | 7851カワセコンピュータサプライ | 10億円 | 9.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 13件
合資会社松本写真印刷社を引き継いだ1989年の設立
1989年2月、北九州市門司区に株式会社ニュー北九州として設立。同年5月、合資会社松本写真印刷社を合併し、商号を株式会社マツモトに変更した。創業当初から印刷業を継承し、札幌営業所を開設するなど営業基盤を広げた。1991年には名古屋営業所を移転、1992年にはデザインセンターを門司区に開設し、企画力を強化した。
店頭登録と工場整備を進めた1990年代
1994年3月、日本証券協会に株式を店頭登録。同年10月、門司区に印刷・製本工場を開設し、生産能力を高めた。1995年には札幌営業所を西区に移転、1998年には東京営業所を豊島区に移転するなど都市部での営業体制を整えた。この時期、学校アルバムを主力として売上を拡大した。
ジャスダック上場と営業所統合の2004年
2004年12月、日本証券協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。同時に大阪営業所を本社に統合し、札幌営業所も本社に統合した。東京営業所は新宿区に移転。この年の出来事が一つの区切りとなり、経営資源を九州本社に集中する方針に転じた。
市場区分変更と新工場建設の2010年代
2010年、大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2017年1月、北九州市小倉北区に新たな印刷・製本工場を開設し、生産ラインを増強した。2022年の市場区分見直しでJASDAQからスタンダード市場に移行し、東京営業所も品川区に移転した。
赤字基調が続く近年と再建への模索
2010年代後半から売上高は28億円前後で推移したが、2021年4月期に23億円へ落ち込み、純損失を計上。2022年4月期には13億円の巨額純損失を出した。2024年4月期以降、営業損益は赤字が続き、2026年4月期には営業損失が1億59百万円に拡大。継続企業の前提に関する注記が付され、価格適正化やコスト削減で再建を図っている。
年表13件を開く
1980年代
- 1989年2月創業北九州市門司区に株式会社ニュー北九州を設立
- 1989年5月M&A合資会社松本写真印刷社を合併し、商号を株式会社マツモトに変更
- 1989年5月札幌営業所を札幌市中央区に開設
1990年代
- 1991年11月名古屋営業所を名古屋市東区に移転
- 1992年5月M&A株式額面変更のため、青木株式会社と合併(合併比率1:3,000)
- 1992年11月デザインセンターを北九州市門司区に開設
- 1994年3月日本証券業協会に株式を店頭登録
- 1994年10月印刷・製本工場を北九州市門司区に開設
- 1995年5月札幌営業所を札幌市西区に移転
- 1998年10月東京営業所を東京都豊島区に移転
2000年代
- 2003年6月大阪営業所を兵庫県尼崎市に移転
- 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場 大阪営業所を本社に統合 ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場 札幌営業所を本社に統合 東京営業所を東京都新宿区に移転 大阪証券取引所と東京証券取引所との市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場 福岡営業所を福岡市博多区に開設(プランニングスタジオを組織変更し、改称)名古屋営業所を名古屋市中区に移転
2010年代
- 2017年1月印刷・製本工場を北九州市小倉北区に開設 東京証券取引所の市場区分見直しにより、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行 東京営業所を東京都品川区に移転
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/4期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
印刷とITの融合による新技術開発
印刷業界のパイオニアとして、常に新技術の開発・導入を進め、各種メディアに対応する。特にIT革命に対応し、「印刷とITの融合」をテーマに、情報産業としての事業展開を図る。
- 02
収益構造の改革(紙から情報産業へ)
デジタル化の進展により紙媒体の需要が減少する中、従来の紙主体の印刷から情報産業への収益構造改革を推進する。インターネット関連事業の伸長に積極的に取り組み、中長期的な変化に対応する。
- 03
戦略的設備投資と新商品投入
最新型高性能インクジェットプリンターを本格稼働させ、小ロット・短納期対応の生産体制を強化する。また、開発したホログラム印刷を学校アルバムと一般商業印刷の両部門に投入し、販売促進と売上増大を図る。
- 04
継続企業の前提に関する課題への対応
3期連続の営業損失・経常損失、4期連続の営業キャッシュ・フローマイナスを解消するため、学校アルバム販売価格の適正化、労務費・人件費の削減、拠点の集約・売却等による効率化を進める。
- 05
インターネット関連事業の基盤拡充
既存の学校アルバム・一般商業印刷に加え、デジタル写真アルバム、写真プリント販売、自費出版、印刷通販、Web3.0事業などインターネット関連事業の収益基盤を拡充し、紙からデジタルへの変化に対応する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 11期分
グループ全体で164人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は425万円で、10期前と比べて+0.4%。平均年齢は45.0歳、平均勤続年数は16.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年4月 | — | — | — | 222 | — |
| 2017年4月 | — | — | — | 213 | — |
| 2018年4月 | — | — | — | 219 | — |
| 2019年4月 | 423 | 41.0 | 17.0 | 206 | — |
| 2020年4月 | 422 | 42.0 | 16.0 | 201 | — |
| 2021年4月 | 412 | 42.0 | 17.0 | 199 | — |
| 2022年4月 | 411 | 42.0 | 16.0 | 177 | — |
| 2023年4月 | 412 | 40.0 | 16.0 | 181 | — |
| 2024年4月 | 399 | 43.0 | 15.0 | 181 | −55 |
| 2025年4月 | 415 | 43.0 | 15.0 | 187 | −160 |
| 2026年4月 | 425 | 45.0 | 16.0 | 164 | −122 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年4月期の売上高は21億円、営業利益は-2億円。前期と比べると減収で、売上が-4.5%。
会社が出している今期の予想2027年4月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 22億円 | 21億円 |
| 営業利益 | 0億円 | -2億円 |
| 純利益 | 0億円 | 2億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、売上は16億円、営業利益は2億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 1 | −1 | −100.0 | −1 |
| 2023年4Q | 14 | — | — | 5 |
| 2024年1Q | 4 | −1 | −25.0 | −1 |
| 2024年2Q | 2 | −3 | −150.0 | −2 |
| 2024年3Q | 1 | −1 | −100.0 | −1 |
| 2024年4Q | 15 | 4 | 26.7 | 3 |
| 2025年2Q | 6 | −5 | −83.3 | −5 |
| 2025年4Q | 16 | 2 | 12.5 | −2 |
| 2026年2Q | 5 | −4 | −80.0 | −3 |
| 2026年4Q | 16 | 2 | 12.5 | 5 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 15期分
2012年4月期からの15期で、売上は28億円から21億円へ75%に減った。直近期の営業利益率は-9.5%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年4月 | 28 | — | 1 | — | 0 |
| 2013年4月 | 28 | — | 1 | — | 0 |
| 2014年4月 | 28 | — | 1 | — | 1 |
| 2015年4月 | 27 | — | 0 | — | 0 |
| 2016年4月 | 27 | — | −1 | — | −1 |
| 印刷・製本工場を北九州市小倉北区に開設 東京証券取引所の市場区分見直しにより、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行 東京営業所を東京都品川区に移転 | |||||
| 2017年4月 | 28 | — | 0 | — | 0 |
| 2018年4月 | 28 | — | −1 | — | −1 |
| 2019年4月 | 28 | — | 0 | — | 0 |
| 2020年4月 | 28 | — | 0 | — | 0 |
| 2021年4月 | 23 | — | −3 | — | −4 |
| 2022年4月 | 23 | — | −2 | — | −13 |
| 2023年4月 | 22 | — | 0 | — | 1 |
| 2024年4月 | 22 | −1 | −1 | −4.5 | −1 |
| 2025年4月 | 22 | −3 | −3 | −13.6 | −7 |
| 2026年4月 | 21 | −2 | −1 | −9.5 | 2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年4月期
売上高21億円のうち、営業利益として残るのは-2億円で-9.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の9.5%にあたる。営業利益率は業種中央値5.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.0%17億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.8%5億円
- その他の費用持分法損益などの調整4.8%1億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-9.5%-2億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 15期分
2026年4月期は営業CFが−3億円、投資CFが5億円で、差し引きのフリーCFは2億円。この組み合わせは「立て直し型」にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上。期末の手元現金は7億円で、売上の4.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年4月 | 3 | 1 | 0 | 4 | 14 |
| 2013年4月 | 3 | −1 | 0 | 2 | 16 |
| 2014年4月 | 3 | 1 | 0 | 4 | 20 |
| 2015年4月 | 2 | −5 | 0 | −3 | 16 |
| 2016年4月 | 3 | −1 | 0 | 2 | 17 |
| 2017年4月 | 2 | −7 | 1 | −5 | 14 |
| 2018年4月 | 2 | −3 | 0 | −1 | 13 |
| 2019年4月 | 2 | 0 | 0 | 2 | 14 |
| 2020年4月 | 1 | −1 | 0 | 0 | 13 |
| 2021年4月 | −1 | −4 | 0 | −5 | 8 |
| 2022年4月 | 1 | 0 | 1 | 1 | 9 |
| 2023年4月 | −1 | −2 | 3 | −3 | 10 |
| 2024年4月 | −1 | −1 | −3 | −2 | 6 |
| 2025年4月 | −1 | −1 | −1 | −2 | 2 |
| 2026年4月 | −3 | 5 | 3 | 2 | 7 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 15期分
2026年4月期の総資産は24億円。このうち返さなくてよい自己資本が10億円で、自己資本比率は42.1%(業種中央値59.3%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年4月 | 45 | 35 | 10 | 78.8 |
| 2013年4月 | 45 | 36 | 9 | 79.4 |
| 2014年4月 | 46 | 36 | 10 | 77.9 |
| 2015年4月 | 46 | 37 | 9 | 79.5 |
| 2016年4月 | 46 | 36 | 10 | 77.2 |
| 2017年4月 | 47 | 35 | 12 | 75.0 |
| 2018年4月 | 46 | 34 | 12 | 73.3 |
| 2019年4月 | 45 | 33 | 12 | 72.6 |
| 2020年4月 | 43 | 32 | 11 | 73.3 |
| 2021年4月 | 38 | 28 | 10 | 71.9 |
| 2022年4月 | 26 | 14 | 12 | 54.3 |
| 2023年4月 | 28 | 15 | 13 | 53.6 |
| 2024年4月 | 28 | 15 | 14 | 51.4 |
| 2025年4月 | 21 | 8 | 13 | 39.4 |
| 2026年4月 | 24 | 10 | 14 | 42.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
その他製品 104社との比較
同じその他製品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで104社中9位あたり、逆に低いのは営業利益率で104社中101位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥850で、1年前と比べて-23.9%。過去52週の値幅のなかでは9%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 6.2倍 |
| PER (会社予想) | 19.8倍 |
| PBR | 0.97倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は800円で、直近1ヶ月で+1.52%と小幅上昇していますが、52週高値2823円からは約72%下落しています。25日線801.2円にほぼ等しく、75日線849.05円、200日線920.88円を大きく下回っており、長期トレンドは下降中です。RSIは52.51と中立で、出来高は低水準で推移し、売買は閑散としています。下値支持線は52週安値647円が意識されます。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)。
PER5.81倍(予想18.6倍)、PBR0.91倍、ROE17.2%、配当利回り0%を確認。同業界平均PER18.55倍、PBR1.39倍に対し、PERは大幅に低く、PBRも0.91倍と割安。ただし配当利回りは0%で、配当性向は476.4%と異常に高く、無配当のため株主還元は皆無。直近は赤字だが2026年4月期は黒字転換が見込まれ、収益改善に期待。割安だが配当は出ておらず、慎重な判断が必要。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 6.2倍 | 18.4倍 |
| PER (予想) | 19.8倍 | — |
| PBR | 0.97倍 | 1.38倍 |
| ROE | 17.2% | 6.6% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
金属加工製品の製造販売を行い、売上高は約22億円とここ数年横ばいで推移している。しかし、営業赤字が続いており、収益構造の改善が急務となっている。強気派は、2026年4月期の純利益が黒字転換する見通しであることや、現在のPERが5.81倍と割安である点を評価する。また、株価が大きく下落したことでバリュエーション面での妙味が出てきたと主張する。弱気派は、売上高が伸びず、営業赤字が続く中で、構造的な不採算事業を抱えている可能性を指摘する。特に、営業利益率がマイナスで推移し、競争力の低下が懸念される。両論は、収益改善の実現可能性と、バリュエーションの妥当性について対立している。
- 黒字転換の可能性
2026年度の純利益は2億円の黒字予想
- PER5.81倍の割安感
PBRも0.9倍台と割安水準
- 株価下落での投資機会
株価は1年で36%下落し、底入れ期待が高まる
- 2026年4月期純利益2億円、黒字転換見通し通年影響中
純利益は前年-7億円から+2億円へ9億円改善。黒字化により投資家の見方が変わる。
- 営業赤字が1億円縮小、改善傾向通年影響弱
営業損益は-3億円から-2億円へ改善。コスト削減効果が表れている。
- PBR0.91倍、解散価値接近継続影響中
PBR0.9091倍。株価800円に対し1株純資産は約880円と推定され、下値が堅い。
- 株価1年で36%下落、反発余地不定影響弱
株価は1年間で36.46%下落。売られ過ぎ感があり、業績改善でリバウンドが期待。
- 売上高の停滞
売上高は22億円前後でほぼ横ばいが続く
- 営業赤字の定着
2025年度は営業利益率‐13.6%、2026年度も‐9.5%予想
- 競争力の低下
金属加工業界は価格競争が激しく、優位性が乏しい
- 売上高21億円と前期比1億円減通年影響弱
売上高は22億円から21億円に減少。市場の需要縮小に歯止めがかからない。
- 無配当が続き、株主還元不足継続影響弱
配当利回り0%。黒字転換しても配当復活のメドは立たず、投資魅力は低い。
- 時価総額9億円の極小型、流動性リスク継続影響弱
時価総額は約9億円。売買が少なく、少量の注文でも株価が大きく変動。
- 過去2期の純損失合計8億円、財務リスク不定影響中
2024年4月期と2025年4月期の純損失はそれぞれ-1億円、-7億円。財務体質の弱さが懸念。
- 営業利益率
- 赤字からの脱却が進むかを見る
- 売上高の増減
- 事業規模の維持・拡大を確認する
- 受注状況
- 金属加工品の需要動向を測る
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり0円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは0.00%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年4月 | 33 | — | 268.1 |
| 2018年4月 | 33 | 0.0 | — |
| 2019年4月 | 33 | 0.0 | — |
| 2020年4月 | 33 | 0.0 | 476.4 |
| 2021年4月 | 33 | 0.0 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想—
株主
有価証券報告書より
2026年4月期末の株主数は延べ1,799人。区分でいちばん多いのは個人・その他で84.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が9.3%を占め、残る90.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年4月% | 2022年4月% | 2023年4月% | 2024年4月% | 2025年4月% | 2026年4月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 82.4 | 81.6 | 1.0 | 76.6 | 84.0 | 84.5 |
| 金融機関 | 10.5 | 10.5 | 11.3 | 10.4 | 10.0 | 6.3 |
| 証券会社 | 0.7 | 1.6 | 3.2 | 5.0 | 3.3 | 3.8 |
| 事業法人 | 6.0 | 6.3 | 5.6 | 5.3 | 2.0 | 3.0 |
| 外国法人 | 0.5 | 0.1 | 1.8 | 2.4 | 0.5 | 1.9 |
| 自己株式 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 1.0 |
| 外国人個人 | — | 0.0 | 77.0 | 0.2 | 0.3 | 0.5 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | Brand New Retail Initiative Fund | 9.83 |
| 02 | 中村 規 | 8.74 |
| 03 | 松本 敬三郎 | 7.54 |
| 04 | 株式会社大分銀行 | 3.78 |
| 05 | 森原 智明 | 3.32 |
| 06 | 株式会社福岡銀行 | 2.49 |
| 07 | 中尾 祐子 | 1.39 |
| 08 | 松本 大輝 | 1.34 |
| 09 | 梶川 雄一 | 1.05 |
| 10 | 朴 弘心 | 1.04 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-04-22松本 敬三郎変更報告7.54%
- 2026-04-22中村 規新規の大量保有報告8.74%
- 2026-04-20松本 敬三郎新規の大量保有報告7.54%
- 2026-04-20Brand New Retail Initiative Fund 投資事業有限責任組合無限責任組合員 イノー・アソシエイツ株式会社代表取締役 池 浩太郎新規の大量保有報告9.83%-1.48pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 15期分
1株利益は15期で+1171%、1株純資産は15期で−6%。直近期のROEは17.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年4月 | 11 | 937 | 1.2 | 19.7 | 92.3 |
| 2013年4月 | 11 | 946 | 1.2 | 20.7 | 91.8 |
| 2014年4月 | 19 | 955 | 2.0 | 12.8 | 52.5 |
| 2015年4月 | 11 | 973 | 1.2 | 28.1 | 87.9 |
| 2016年4月 | −15 | 941 | −1.6 | — | — |
| 2017年4月 | 37 | 9,403 | 0.4 | 75.3 | 268.1 |
| 2018年4月 | −393 | 9,009 | −4.3 | — | — |
| 2019年4月 | −132 | 8,719 | −1.5 | — | — |
| 2020年4月 | 7 | 2,816 | 0.2 | 115.4 | 476.4 |
| 2021年4月 | −344 | 2,443 | −13.1 | — | — |
| 2022年4月 | −1,137 | 1,271 | −61.2 | — | — |
| 2023年4月 | 66 | 1,338 | 5.0 | 49.3 | — |
| 2024年4月 | −77 | 1,287 | −5.8 | — | — |
| 2025年4月 | −577 | 725 | −57.4 | — | — |
| 2026年4月 | 138 | 880 | 17.2 | 7.2 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
6名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/4期の役員報酬は総額71百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 松本大輝 | 代表取締役 社長 | 45 | 15,300 |
| 柳川尚 | 常務取締役 アルバム・新規事業営業推進本部長 | 67 | — |
| 杉本佳彦 | 取締役 | 61 | — |
| 金井義行 | 監査役(常勤) | 66 | — |
| 藤岡比左志 | 監査役 | 69 | — |
| 松井博昭 | 監査役 | 42 | — |
役員報酬の内訳2026/4期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 退職慰労百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 37 | 23 | 60 | 15 |
| 監査役 | 1 | 6 | 0 | 6 | 6 |
| 社外取締役 | 3 | 5 | 0 | 5 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/4期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容348字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,411字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,929字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,508字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第38期(2025/05/01-2026/04/30)2026-07-22
- 半期報告書半期報告書-第38期(2025/05/01-2026/04/30)2025-12-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第37期(2024/05/01-2025/04/30)2025-07-23
- 半期報告書半期報告書-第37期(2024/05/01-2025/04/30)2024-12-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第36期(2023/05/01-2024/04/30)2024-07-25
- 四半期報告書四半期報告書-第36期第3四半期(2023/11/01-2024/01/31)2024-03-18
- 四半期報告書四半期報告書-第36期第2四半期(2023/08/01-2023/10/31)2023-12-15
- 四半期報告書四半期報告書-第36期第1四半期(2023/05/01-2023/07/31)2023-09-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第35期(2022/05/01-2023/04/30)2023-07-26
- 四半期報告書四半期報告書-第35期第3四半期(2022/11/01-2023/01/31)2023-03-13
- 四半期報告書四半期報告書-第35期第2四半期(令和4年8月1日-令和4年10月31日)2022-12-15
- 四半期報告書四半期報告書-第35期第1四半期(令和4年5月1日-令和4年7月31日)2022-09-09
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