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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

高砂鐵工

TAKASAGO TEKKO K.K.5458 · Standard · 鉄鋼

高砂鐵工は、みがき帯鋼やステンレス鋼帯など、冷間圧延による特殊鋼帯の総合メーカー。

概要

高砂鐵工は1923年に高砂工業の鉄工部門から独立した鉄鋼メーカーである。主力はみがき帯鋼(鋼帯)やステンレス鋼帯の製造・販売で、自動車部品や電子部品向けに供給する。2026年3月期の連結売上高は121億円、従業員152名。東京都板橋区に本社を置き、東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

みがき帯鋼と不動産の二軸経営

高砂鐵工の事業は鉄鋼製品事業と不動産事業の二つで構成される。鉄鋼製品事業が売上の绝大部分を占め、2026年3月期で売上高119億2700万円、全社売上の98.5%に相当する。同事業はみがき帯鋼・みがき特殊帯鋼、冷間圧延ステンレス鋼帯(エンボス製品含む)、ステンレス加工製品などを扱う。不動産事業は当社および子会社のタカテツライフが展開し、売上高1億8600万円、経常利益1億100万円と小規模ながら安定した収益源となっている。

原材料と販売のチャネル

原材料の大部分はその他の関係会社である日本製鉄から、日鉄物産などの商社を経由して購入する。販売については、一部を子会社タカサゴスチールや日鉄物産経由で行う。最大の販売先は寿産業で、2026年3月期の販売実績18億5800万円、構成比15.3%を占める。自動車部品業界が主要な最終ユーザーであり、国内の個人消費や海外の販売台数、為替変動の影響を受けやすい構造にある。

グループ体制と役割分担

連結子会社はタカサゴスチールとタカテツライフの2社。タカサゴスチールは当社の冷間圧延ステンレス鋼帯の一部工程を下請けし、製品販売も担う。タカテツライフは不動産事業を展開する。過去には高砂チェン、高砂製作所、高砂パネル、アールケー・エキセルなど複数の子会社を有していたが、2000年代以降の再編で現在の体制に集約された。持分法適用関連会社はなく、外部との資本関係は日本製鉄グループとの取引に集中している。

業界の中での役割は鉄鋼製品(特殊鋼帯)メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
121億円
営業利益
6億円
営業利益率
5.0%
純利益
4億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
鉄鋼製品事業119億円98.3%5億円4.2%
不動産事業2億円1.7%1億円50.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01鉄鋼・非鉄金属(帯鋼・ステンレス鋼帯)主力

みがき帯鋼、みがき特殊帯鋼、ステンレス鋼帯(エンボス製品含む)などの鉄鋼製品を製造・販売。原材料は日鉄物産等の商社経由で購入し、製品は子会社や商社を通じて販売。主に自動車部品や建築資材など幅広い産業に供給。

主な製品・サービス2
みがき帯鋼・みがき特殊帯鋼
冷間圧延で仕上げた高精度な特殊鋼帯。自動車部品や精密機器などに使用される。
冷間圧延ステンレス鋼帯
ステンレス鋼を冷間圧延した鋼帯。エンボス加工製品などがあり、建築・厨房機器などに広く使われる。

02不動産準主力

当社および子会社の㈱タカテツライフが不動産事業を展開。鉄鋼事業で生じる土地・建物の有効活用や賃貸などを行っている。

製品と技術

みがき帯鋼:自動車部品を支える薄板圧延品

みがき帯鋼は、熱延鋼帯を酸洗後、冷間圧延して表面を平滑に仕上げた鋼帯である。高砂鐵工は1925年に東京鋼帯工業を合併して以来、この分野で国内市場に参入した。製品は主に自動車部品(トランスミッション用部品、ブレーキ部品など)や産業機械向けに供給される。特徴として「短納期、小ロット、高品質」を掲げ、多品種少量生産に対応する。原料は日本製鉄グループから調達し、自社工場で圧延・熱処理・表面仕上げを一貫して行う。

ステンレス鋼帯とエンボス加工品

冷間圧延ステンレス鋼帯は、耐食性や意匠性が求められる用途に使用される。高砂鐵工のエンボス製品は、ステンレス鋼帯に凹凸模様を付与したもので、建築内装材や家電製品の外板などに使われる。同事業では2009年に冷延・熱処理設備を廃止したため、現在は外部から素材を調達し、圧延以降の工程(エンボス加工、切断、表面処理)を手掛ける。中期計画では「機能性・意匠性両面で人々の暮らしに彩りを添える」ことを方針としている。

プレスプレート:電子部品製造向け精密金型材料

プレスプレートは、電子部品(コンデンサ、コネクタなど)の製造に用いる金型の一部となる精密鋼板である。高砂鐵工はこの分野でハイエンドニーズに対応した製品を提供し、世界の電子部品産業の発展に貢献することを目指す。2025年度には売上数量増と販売価格改善により、同事業が全体の増収増益に寄与した。プレスプレートはみがき帯鋼の技術を応用した高付加価値品であり、顧客の微細加工要求に応えるため、板厚精度と表面性状の管理が重要な競争力となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

鉄鋼のなかでの位置

売上121億円、営業益5%の中小鉄鋼メーカー

売上高121億円と大手鉄鋼メーカー(日本製鉄、JFEなど)に比べて非常に小規模。契約製鉄や中山製鋼所も含め、同業他社では下位に位置する。営業利益率4-5%と健全だが、大手の量産効果や原材料調達力には敵わない。国内需要主体で、海外展開は限定的と推測される。

強み

  • 営業利益率約5%と安定的に黒字を維持している。
  • 特殊鋼や棒鋼など特定分野で存在感を発揮。
  • 長年の取引で中小需要家との強固なネットワーク。
  • 売上122億円に対して過大な負債はないと推測。

課題

  • 大手に対しコスト競争力で劣る。
  • 国内鉄鋼需要の長期的減少の影響を受けやすい。
  • 鉄鉱石・石炭価格変動が収益を圧迫。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

鉄鋼の時価総額近傍。太字が高砂鐵工

時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15612日本鋳鉄管53億円56.7倍
25697サンユウ50億円8.2倍
35609日本鋳造44億円3275.0倍
45603虹技44億円9.2倍
55446北越メタル44億円
65458高砂鐵工41億円11.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

高砂工業から分離し鋼帯事業に参入した創業期

1923年11月、1916年設立の高砂工業の鉄工部門が分離独立し、資本金50万円で高砂鐵工が発足した。当初は暖房用放熱器、ボイラー、諸機械を製造。翌1925年2月、日本初のみがき帯鋼製造を開始した東京鋼帯工業を合併し、鋼帯工場としてみがき帯鋼の製造に参入。この合併が後の主力事業の基盤となる。1937年3月には東京都板橋区に志村工場(現本社工場)を新設し、みがき帯鋼やみがき特殊帯鋼の生産を本格化させた。

戦後の会社更生と事業再編

戦後、1951年11月に志村工場のチェーン部門を分離し高砂チェンを設立。1954年3月には草津工場(自動二輪車用リム、丁番)を分離し高砂製作所を設立した。しかし同年11月、会社更生法による更生手続きを申し立て、12月に手続開始、1958年12月に終了するまで経営再建に取り組んだ。この間、不採算部門の切り離しと本業への集中が進められた。1961年10月には東京・大阪両証券取引所第二部に上場し、資本市場での資金調達力を得た。

子会社による事業拡大とグループ再編

上場後、1962年に高砂ステンレス加工販売、1965年にリコーパネル、1969年に高砂不動産、1972年にタカサゴスチールを設立し、グループ網を広げた。1989年には高砂チェンが高砂製作所を合併し高砂アールケー・エキセルに商号変更。1990年にCVT用金属チェンの開発を目的にタカテツ機器開発を設立、翌91年に同社が高砂アールケー・エキセルを吸収合併しアールケー・エキセルとした。2003年には高砂加工販売を吸収合併、同年高砂パネルを解散するなど、グループの整理を進めた。

ステンレス事業撤退とみがき帯鋼への集中

2009年12月、ステンレス事業の冷延・熱処理設備を廃止し、同事業から撤退した。同時に、みがき帯鋼事業の拠点を東京都江東区から本社工場(板橋区)に移転統合。2010年7月には子会社アールケー・エキセルを会社分割し、同月にその株式とマレーシア子会社EXCEL RIMの株式を譲渡。2011年3月にはアールケー・エキセル(RKEサービス)の清算が結了し、海外事業からも撤退した。同年10月、みがき帯鋼事業及びエンボス製品・加工品事業に特化する新事業体制を立ち上げ、現在の事業構造が確立された。

市場区分変更と中期計画への挑戦

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第二部からスタンダード市場に移行した。2024年度から2026年度を対象とする中期計画を策定し、売上高200億円以上、ROS8.0%以上、配当性向30%以上を目標に掲げた。しかし、自動車業界の動向変化などにより計画進捗は難航。2025年度実績は売上高121億円、ROS4.7%と目標に届かず、中期計画の最終年度となる2026年度も売上高126億円を見込むが、目標達成は不透明な状況にある。

年表26件を開く

1920年代

  • 1923年11月1916年に設立された高砂工業㈱の鉄工部門が分離独立して、資本金50万円をもって設立。暖房用放熱器、ボイラー、その他諸機械の製造を開始。
  • 1925年2月M&A日本で最初にみがき帯鋼の製造を開始した東京鋼帯工業㈱を合併し、鋼帯工場としてみがき帯鋼の製造を開始。

1930年代

  • 1937年3月東京都板橋区に志村工場(現・本社工場)を新設し、みがき帯鋼、みがき特殊帯鋼等の製造を開始。

1950年代

  • 1951年11月志村工場チェーン部門を分離し、高砂チェン㈱を設立。
  • 1954年3月草津工場(自動二輪車用リム、丁番を製造)を分離し、㈱高砂製作所を設立。
  • 1954年11月会社更生法による更生手続の申立(1954年12月手続開始、1958年12月手続終了)。

1960年代

  • 1961年10月上場東京・大阪両証券取引所第二部に上場(大阪証券取引所は2003年3月に上場を廃止)。
  • 1962年12月高砂ステンレス加工販売㈱(連結子会社:高砂加工販売㈱)を設立。
  • 1965年4月リコーパネル㈱(連結子会社:高砂パネル㈱)を設立。
  • 1969年11月高砂不動産㈱(現・連結子会社:㈱タカテツライフ)を設立。

1970年代

  • 1972年6月タカサゴスチール㈱(現・連結子会社)を設立。

1980年代

  • 1982年7月本店を現在の東京都板橋区へ移転。
  • 1989年4月M&A高砂チェン㈱が㈱高砂製作所を合併し、㈱高砂アールケー・エキセルに商号変更。

1990年代

  • 1990年10月CVT(自動無段変速機)用金属チェンの開発、商品化のため㈱タカテツ機器開発を設立。
  • 1991年4月M&A㈱タカテツ機器開発が㈱高砂アールケー・エキセルを合併し、㈱アールケー・エキセル(連結子会社)に商号変更。

2000年代

  • 2000年10月本社社屋を新築。
  • 2003年7月M&A連結子会社高砂加工販売㈱を当社に吸収合併。
  • 2003年12月連結子会社高砂パネル㈱を解散。
  • 2005年6月連結子会社㈱アールケー・エキセルがEXCEL RIM SDN.BHD.(連結子会社)に出資。
  • 2006年11月連結子会社㈱アールケー・エキセルがFTM Enterprises Inc.(持分法適用関連会社 RK Excel America, Inc.)を取得。
  • 2009年12月ステンレス事業の冷延・熱処理設備を廃止。
  • 2009年12月M&Aみがき帯鋼事業拠点(東京都江東区)を本社工場(東京都板橋区)に移転統合。

2010年代

  • 2010年7月商号変更連結子会社㈱アールケー・エキセルを会社分割の上、2010年8月にその株式及び連結子会社EXCEL RIM SDN.BHD.の株式を譲渡。連結子会社㈱アールケー・エキセルは商号を㈱RKEサービスに変更。
  • 2011年3月連結子会社㈱RKEサービスの清算結了。持分法適用関連会社RK Excel America, Inc.の株式を譲渡。
  • 2011年10月みがき帯鋼事業及びエンボス製品、加工品事業に特化する新事業体制を立ち上げ。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度まで200億円以上
  • ROS(連結)2026年度まで8.0%以上
  • 配当性向2026年度まで30.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    みがき帯鋼事業の強化

    短納期、小ロット、高品質により日本のモノづくり現場を支えることを基本方針とし、顧客ニーズに応える供給体制を維持・強化する。

  2. 02

    エンボス事業の拡充

    機能性・意匠性の両面で快適さと彩りを提供し、生活関連分野での需要開拓を進める。

  3. 03

    プレスプレート事業の高度化

    ハイエンドニーズに対応する商品力で世界の電子部品産業の発展に貢献する。

  4. 04

    ステンレス流通事業のサービス強化

    小ロット短納期等のサービス拡充、地域密着営業の強化、他社連携も視野に入れた対応で顧客ニーズを先取りする。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で152人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は602万円で、9期前と比べて+8.4%平均年齢は46.9歳、平均勤続年数は18.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月138
2018年3月138
2019年3月55644.619.3141
2020年3月51145.017.9142
2021年3月48944.417.8143
2022年3月54945.018.0145
2023年3月54144.617.7148
2024年3月54345.618.0151
2025年3月56945.917.6150333
2026年3月60246.918.4152395

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.3%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社工場 — 東京都板橋区1,158百万円
鉄鋼製品事業
鉄鋼製品事業 — タカサゴスチール㈱(大阪府東大阪市)51百万円
不動産事業 — ㈱タカテツライフ(東京都板橋区)0百万円
主な関係会社
  • 国内
    タカサゴスチール㈱(注)1.2
    大阪府東大阪市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱タカテツライフ
    東京都板橋区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は121億円営業利益6億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.0%、利益が+20.0%。

売上高
+0.0%
121億円
営業利益
+20.0%
6億円
純利益
+33.3%
4億円
営業利益率
5.0%
前期比 +0.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高126億円121億円
営業利益7億円6億円
純利益4億円4億円
1株あたり配当¥45¥45

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は31億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q331
2024年1Q3113.20
2024年2Q2913.41
2024年3Q3213.11
2024年4Q300
2025年2Q6035.02
2025年4Q6123.31
2026年2Q5911.71
2026年4Q6258.13
2027年1Q3126.51

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は97億円から121億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は5.0%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月97−2−2
2014年3月10223
2015年3月10044
2016年3月9122
2017年3月9044
2018年3月10554
2019年3月11054
2020年3月9721
2021年3月8711
2022年3月10886
2023年3月12285
2024年3月12242
2025年3月121554.13
2026年3月121665.04

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高121億円のうち、営業利益として残るのは6億円5.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の3.3%にあたる。営業利益率は業種中央値5.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.1%103億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.7%13億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.0%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
14.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.1pt
5.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.4pt
3.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.4pt
7.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが12億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは11億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は23億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月43−9713
2014年3月54−10912
2015年3月10−2−7813
2016年3月62−9812
2017年3月82−111011
2018年3月10−1−8912
2019年3月70−6713
2020年3月2−1−3110
2021年3月4−20213
2022年3月9−1−4817
2023年3月−4−1−1−511
2024年3月9−2−1717
2025年3月0−3−1−313
2026年3月12−1−11123

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は97億円。このうち返さなくてよい自己資本が51億円で、自己資本比率は52.5%(業種中央値60.7%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月102109210.2
2014年3月95138213.8
2015年3月92177518.4
2016年3月80196123.5
2017年3月79235629.2
2018年3月82275532.9
2019年3月78314740.0
2020年3月74314342.3
2021年3月73324144.3
2022年3月85394645.9
2023年3月88434548.8
2024年3月97445345.6
2025年3月90474352.4
2026年3月97514652.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
23億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
34億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
11億円
在庫として抱えている分
負債合計
46億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
65
/ 100
安定性自己資本比率35 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

鉄鋼 38社との比較

同じ鉄鋼の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE38社中9位あたり、逆に低いのは自己資本比率38社中29位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.4%/中央値 5.0%
P25 2.6%P75 7.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.0%/中央値 5.0%
P25 2.6%P75 6.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
52.5%/中央値 60.7%
P25 52.5%P75 76.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 -4.1%
P25 -8.9%P75 -0.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 3.3%
P25 2.4%P75 3.9%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,377で、1年前と比べて+50.4%過去52週の値幅のなかでは84%の位置にある。

¥1,377-2.0%1ヶ月+4.7%1年+50.4%時価総額41億円
過去52週の値幅
安値¥939高値¥1,462

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.4倍
PER (会社予想)9.3倍
PBR0.81倍
配当利回り3.27%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1419円で、1カ月で16.79%上昇し、52週高値を更新。25日移動平均線(1257.8円)を大きく上回り、75日線(1204.84円)や200日線(1080.35円)も上回る。上昇トレンドが加速し、RSIは87.23と買われ過ぎ圏。出来高も7月30日以降増加しており、需給は強い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PER が 11.76 倍と業界平均 114.46 倍を大幅に下回り、予想 PER も 9.6 倍と低水準。PBR は 0.84 倍で、業界平均の 0.74 倍をやや上回るものの、1 倍未満で割安感がある。ROE は 7.4% と資本効率は業界水準より良好。配当利回りは 3.17% と業界平均 3.22% に近く、株主還元はおおむね維持。営業利益率は 4.13% から 4.96% と改善傾向にあり、収益性の向上が期待される。ただし、配当性向は 55.3% と高めで、今後の増配余地は限定的。総合的に見て、PER の低さと収益改善を踏まえ、割安と判断した。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.4倍114.6倍
PER (予想)9.3倍
PBR0.81倍0.75倍
ROE7.4%5.2%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

当社は特殊鋼分野で一定の存在感を持つが、市況や原料価格、エネルギーコストの変動に業績が左右されやすい。強気派は、省エネ設備や高付加価値製品へのシフトで収益性が改善し、ROEやPBRの水準から割安とみる。弱気派は、需要の低迷や競争激化で販売単価の上昇が限定的であり、現在の評価でも割高とみる。業績の推移を見極める局面にある。

プラスに働く材料7
  • 省エネ設備の効果

    生産効率改善により営業利益率が上昇傾向にある点は評価できる

  • 割安な株価水準

    PBRが1倍未満でROE7%前後と、資産価値に対して割安とみられる

  • 高付加価値品強化

    自動車向け高機能鋼材の需要が堅調で、製品ミックス改善が期待される

  • 営業利益率が4.13%→4.96%へ改善通年影響

    売上高121億円に対し営業利益は5億円→6億円。利益率改善が続けば増益余地が広がる。

  • 予想PER9.6倍と割安感決算発表後影響

    時価総額43億円、予想PER9.6倍。鉄鋼業界で低バリュエーションのため見直し余地がある。

  • PBR0.84倍の解散価値割れ継続影響

    PBR0.84倍で純資産を下回る。資本効率改善や株主還元強化の思惑が浮上しやすい。

  • 配当利回り3.17%の下支え通年影響

    配当利回り3.17%。株価下落時には配当目的の買いが入りやすい。

マイナスに働く材料7
  • 需要の減退

    国内製造業の設備投資や自動車生産に不透明感があり、需要が伸び悩む可能性

  • コスト高

    鉄スクラップや電力費の上昇が利益を圧迫するリスク

  • 競争激化

    同業他社との価格競争や海外メーカーの参入で販売単価が上昇しにくい

  • 売上高121億円で成長が頭打ち通年影響

    売上高は122億円→121億円→121億円と横ばい。市場拡大が見込めず増益ペースは緩やか。

  • 営業利益率4.96%の低収益体質継続影響

    営業利益率は4.96%にとどまる。原材料価格など外部要因で収益が悪化しやすい。

  • 時価総額43億円の超小型株継続影響

    時価総額43億円と売買が薄く、少量の売りでも株価が大きく動くリスクがある。

  • 1年+55.69%上昇後の高値警戒不定影響

    株価は1年間で55.69%上昇。短期的な過熱感から利益確定売りが出やすい局面。

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性の改善が焦点であり、経営効率の変化を確認する
稼働率
需要動向と生産効率の指標となり、市況回復の度合いを示す
売上高単価
製品価格の推移が収益に直結するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり45で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.27%。

年間配当
¥45
1株あたり
配当利回り
3.27%
いまの株価に対して
配当性向
55.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年3月2017.8
2019年3月200.016.9
2020年3月10−50.0123.1
2021年3月100.026.7
2022年3月35250.022.8
2023年3月350.040.9
2024年3月350.0205.0
2025年3月4014.387.0
2026年3月400.055.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥45

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,482人。区分でいちばん多いのは事業法人57.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が57.7%を占め、残る42.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人58.258.356.956.856.657.7
個人・その他31.931.033.332.832.531.8
外国法人4.93.94.25.56.08.0
証券会社0.82.91.92.32.32.5
自己株式0.20.20.20.20.20.2
金融機関2.62.72.62.62.60.0
外国人個人1.61.21.10.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本製鉄株式会社30.65
02三井物産株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)16.62
03THE HONGKONG AND SHANGHAI BANKING CORPORATION LTD - SINGAPORE BRANCH PRIVATE BANKING DIVISION CLIENTS A/C 8221-623793 (常任代理人 香港上海銀行東京支店)5.45
04株式会社大谷製作所5.15
05窪田正史2.59
06新海秀治2.33
07杉山登己1.96
08中央日本土地建物株式会社1.66
09豊証券株式会社1.10
10有限会社サイトー商店1.03

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1773%、1株純資産は14期で+4795%。直近期のROEは7.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−735
2014年3月114427.08.7
2015年3月125724.010.0
2016年3月86312.69.3
2017年3月14377220.45.6
2018年3月13590316.16.717.8
2019年3月1411,03414.65.216.9
2020年3月261,0392.521.8123.1
2021年3月451,0794.216.726.7
2022年3月2161,29818.24.022.8
2023年3月1741,43712.74.740.9
2024年3月781,4685.411.4205.0
2025年3月1111,5787.38.887.0
2026年3月1211,6977.48.455.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額76百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
加藤勘二代表取締役社長6110,000
松井勝人常務取締役 総務・経理・調達担当582,000
里見紀一取締役 品質保証・製造担当581,100
山田光哉取締役 企画・営業総括・鉄鋼営業・加工製品営業担当56800
横谷龍裕取締役(監査等委員・常勤)631,000
白石勉取締役(監査等委員)70
中村俊介取締役(監査等委員)63
城石稔691,000
原野雅博63
丸尾吉則67

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4575714
取締役(社内)1141414
監査等委員3552

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容527字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社と子会社2社で構成されており、当社グループの主な事業種目は、みがき帯鋼、みがき特殊帯鋼、エンボス製品を含む冷間圧延ステンレス鋼帯、及びステンレス加工製品等の鉄鋼製品事業であります。 なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 当社グループの事業に係わる位置づけと、セグメントとの関連は次のとおりであります。 鉄鋼製品事業………………当社が製造・販売するほか、子会社のタカサゴスチール㈱が製造・販売に携わっております。 当社の冷間圧延ステンレス鋼帯の一部の作業工程について、子会社のタカサゴスチール㈱に下請させております。 なお、製品の原材料については、主にその他の関係会社である日本製鉄㈱よりその他の関係会社の子会社である日鉄物産㈱等商社を経由して購入しており、当社の製品の販売の一部については、子会社のタカサゴスチール㈱やその他の関係会社の子会社である日鉄物産㈱等を経由して行っております。 不動産事業…………………当社及び子会社の㈱タカテツライフが不動産事業を展開しております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,600字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社経営の基本理念 当社グループは、鉄鋼事業を中核として、豊かな価値の創造・提供を通じ、顧客と社会に貢献します。 (2)中期的な会社の経営戦略 当社グループは、2024年度から2026年度を対象とした2026年度中期計画を策定し、その基本方針のもと諸施策を実行することにより、売上200億円以上、ROS8.0%以上(個別10.0%以上)、配当性向30.0%以上を目指し取り組んでおります。 基本方針につきましては以下のとおりとなります。 ≪基本方針≫ ①みがき帯鋼 「短納期、小ロット、高品質により日本のモノづくり現場を支える」 ②エンボス事業 「機能性・意匠性両面で人々の暮らしに快適さと彩りを添える」 ③プレスプレート事業 「ハイエンドニーズに応える商品力で世界の電子部品産業の発展に貢献する」 ④ステンレス流通事業 「小ロット短納期等のサービス拡充・地域密着営業の更なる強化、個社では解決することが困難な事象への 他社連携等を視野に入れた対応で顧客のニーズを先取りする」 ≪経営目標数値≫ 経営目標 (連結ベース)   目標数値   2024年度実績   2025年度実績 売上高   200億円以上   121.0億円   121.1億円 ROS   8.0%以上   4.3%   4.7% 配当性向   30.0%以上   36.0%   33.2% 2025年度の実績は、ステンレス事業での市況価格の低下によるマイナス要因があるものの、みがき帯鋼事業及びプレスプレート事業での売上数量増と販売価格の改善効果により、売上高は前年同期比で増収となりました。利益面では、拡販や販売価格の改善、徹底したコスト低減に取り組んだ結果、前年同期比で増益となりました。 引き続き、基本方針のもと諸施策を実行することにより、収益力の向上、安定した配当実施に努めてまいり ます。 ≪2026年度中期計画達成に向けた取り組み状況≫ 2026年度の見通しは、売上高12,600百万円(前期比4.0%増)、営業利益710百万円(前期比25.0%増)、経常利益700百万円(前期比22.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益445百万円(前期比22.9%)とし、前期比で増収増益を予想しております。 本年度は2026年度中期計画の最終年度となります。具体的な目標数値の売上高につきましては、市場再編や事業環境等の変化に伴う受注拡大を見込んでおりましたが、自動車業界における動向の変化等の影響もあり、今中期計画期間内での進捗は難しい状況です。なお、ROS及び配当性向については、当社グループ製品の最大の最終ユーザーである自動車業界の動向や、みがき帯鋼の製品及び原料市況、ステンレスの市況等、当社グループの業績へ影響を与える各事項の動向をタイムリーに捉え、適切に対応しながら、計画達成に向け、引き続き諸施策を推進してまいります。 (3)経営環境 主要ユーザーである自動車部品向けについては、国内においては個人消費の動向、海外においては販売台数や為替相場の変動の影響を大きく受けることから、その動向によっては当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、みがき帯鋼の販売価格及び原料価格改定の影響やステンレスの市況動向等も当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 具体的な内容につきましては、「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)中期的な会社の経営戦略」に記載しております。
事業等のリスク1,681字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。当社は、グループ全体のリスク管理の基本方針及び管理体制を「リスク管理規程」において定め、その基本方針及び管理体制に基づき、事業を取り巻く様々なリスクに対して適切な管理を行い、リスクの未然防止を図っております。 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)原料関係に関するリスク 当社グループの鉄鋼製品事業では、みがき帯鋼及びステンレス鋼の原料価格が大幅に変動することが予想されます。製品価格への転嫁と共にコスト引き下げの取組に全力を傾注しておりますが、進展状況においては当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの鉄鋼製品事業の原料調達は特定メーカー依存度が大きく、供給遅延、品質問題が発生した場合は、生産減少、製品納期遅延等により売上が減少する可能性があります。 (2)販売関係に関するリスク 当社グループの鉄鋼製品事業では、市場開拓による売上拡大やお客様のニーズに応える商品開発の促進を図っておりますが、主力製品であるみがき帯鋼は、自動車用部品向けが中心であり、その受注状況は自動車業界の動向と密接に関連しており、急激な自動車の生産・販売台数の変動が、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)安定操業のための設備保全と人材確保に関するリスク 当社グループは受注数量に見合った製品を安定的に供給するため、生産設備の徹底保全に努めるとともに、熟練技術者の確保・育成に注力しておりますが、重大な設備トラブルの発生や、操業に必要な人員確保ができない場合には、工場の操業に支障をきたし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)繰延税金資産に関するリスク 繰延税金資産は、将来の課税所得を合理的に見積り回収可能性を判断しております。将来の課税所得の見積り等に大きな変動が生じた場合には繰延税金資産が減少し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (5)金利変動に関するリスク 当社グループの運転資金や設備資金等必要な資金は、主に銀行からの借入金等により調達しております。金利リスクを避けるために長期資金については金利スワップ等の手段を活用しておりますが、変動金利で調達している資金については、急激な市場金利の変動等が、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)信用に関するリスク 当社グループは売上債権について、その保全に充分留意した与信管理を行っておりますが、取引先の倒産により貸倒損失が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)自然災害に関するリスク 当社グループの主要製造・販売拠点は東京都にあり、生産設備の定期的な保守、耐震工事等の災害対策整備を行っておりますが、将来これらの拠点で想定を超える大規模な災害が発生した場合には、工場の操業や製品の配送等に支障をきたすとともに、経済活動全体が停滞し当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)パンデミックに関するリスク 感染症が全国的・世界的な規模で拡大した場合には、工場の操業停止、商品・サービス提供への支障が生じる可能性があります。また、主力である鉄鋼製品事業において、受注数量が減少する可能性があります。コスト削減の徹底、市場開拓による売上拡大やお客様のニーズに応える商品開発の促進を図ってまいりますが、当社グループの事業運営、財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,292字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末より658百万円増加し、9,704百万円となりました。 負債合計は、前連結会計年度末より301百万円増加し、4,611百万円となりました。 純資産合計は、前連結会計年度末より357百万円増加し、5,093百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の売上高は12,113百万円(前年同期比0.1%増)、営業利益は567百万円(前年同期比10.9%増)、経常利益は573百万円(前年同期比10.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は362百万円(前年同期比8.6%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 鉄鋼製品事業は売上高11,927百万円(前年同期比0.1%増)、経常利益471百万円(前年同期比15.4%増)となりました。 不動産事業は売上高186百万円(前年同期比1.4%減)、経常利益101百万円(前年同期比9.7%減)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、2,261百万円となり、前連結会計年度に比べ943百万円増加いたしました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は1,210百万円(前年同期比1,170百万円増)となりました。主な資金の増加要因は、税金等調整前当期純利益573百万円、減価償却費162百万円、売上債権の減少額258百万円、仕入債務の増加額263百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は147百万円(前年同期比124百万円減)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出90百万円、無形固定資産の取得による支出64百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は120百万円(前年同期比14百万円増)となりました。これは主に配当金の支払120百万円であります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 鉄鋼製品事業(百万円)   10,158   98.3 (注)金額は製造原価によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度   (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 受注高 (百万円)   前年同期比(%)   受注残高 (百万円)   前年同期比(%) 鉄鋼製品事業   11,943   102.1   1,008   101.7 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 鉄鋼製品事業(百万円)   11,927   100.1 不動産事業(百万円)   186   98.6 合計(百万円)   12,113   100.1 (注)1.セグメント間の取引につきましては相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 寿産業株式会社   1,896   15.7   1,858   15.3 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。当社の連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項 3.会計方針に関する事項」に記載のとおりであります。この連結財務諸表の作成に当たっては、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる要因等に基づき見積り及び判断を行っておりますが、見積り特有の不確実性があるために実際の結果は異なる場合があります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1)財政状態 当連結会計年度末における資産合計は9,704百万円となり、前連結会計年度末より658百万円増加いたしました。これは主に売上債権が258百万円減少しましたが、現金及び預金が943百万円増加したことによるものです。 負債合計は4,611百万円となり、前連結会計年度末より301百万円増加いたしました。これは主に仕入債務が263百万円増加したことによるものです。 純資産につきましては、5,093百万円となり、前連結会計年度末より357百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が241百万円増加したことによるものです。 2)経営成績 当連結会計年度の売上高は12,113百万円(前年同期比0.1%増)、営業利益は567百万円(前年同期比10.9%増)、経常利益は573百万円(前年同期比10.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は362百万円(前年同期比8.6%増)となりました。 3)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 2025年度の実績は、ステンレス事業での市況価格の低下によるマイナス要因があるものの、みがき帯鋼事業及びプレスプレート事業での売上数量増と販売価格の改善効果により、売上高は前年同期比で増収となりました。利益面では、拡販や販売価格の改善、徹底したコスト低減に取り組んだ結果、前年同期比で増益となりました。 今後につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(2)中期的な会社の経営戦略」に記載しております2026年度中期計画における取組方針のもと諸施策を実行することにより、収益力の向上、財務体質の強化を図り、安定した配当実施に努めてまいります。 当社グループの経営成績に大きな影響を与える主な要因としては、原料については価格動向等、販売については製品の最終ユーザーである自動車業界の動向等がありますが、具体的には、「第2 事業の状況 3事業等のリスク」に記載しております。 c.資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、有利子負債の削減に努め、財務体質の改善を進めるとともに、キャッシュマネジメントシステムの導入等により、グループ全体としての資金効率の向上と資金流動性の確保に努めております。また、資金の安定性・安全性にも十分に留意した資金繰り運営を行っております。 運転資金や設備資金につきましては、内部留保または銀行借入・社債等により資金調達しております。当面重要な資本的支出の予定はありませんが、必要資金は内部留保または銀行借入等により対応いたします。 なお、運転資金調達のためにコミットメントライン契約を締結しております。 また、資金調達コストの低減に努めるとともに、金利変動リスクを避けるために長期資金については金利スワップ等の手段を活用しています。 当社グループの資金の状況ならびにコミットメントライン契約については、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」と「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表」及び「第5 経理の状況 2.財務諸表等(1)財務諸表」に記載しております。 d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、経営目標として売上高、ROS、配当性向の3項目を掲げておりますが、その達成状況につきましては、「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)中期的な会社の経営戦略」に記載しております。 e.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (鉄鋼製品事業) 鉄鋼製品事業では、ステンレス事業での市況価格の低下によるマイナス要因があるものの、みがき帯鋼事業及びプレスプレート事業での売上数量増と販売価格の改善効果により、売上高は11,927百万円(前年同期比0.1%増)となりました。利益面では、拡販や販売価格の改善、徹底したコスト低減に取り組んだ結果、経常利益は471百万円(前年同期比15.4%増)となりました。また、セグメント資産は7,567百万円(前年同期比0.8%減)となりました。 (不動産事業) 不動産事業の業績は、売上高は186百万円(前年同期比1.4%減)、経常利益は101百万円(前年同期比9.7%減)となり、引き続き業績を利益面で下支えしております。また、セグメント資産は380百万円(前年同期比3.6%減)となりました。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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