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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

虹技

KOGI CORPORATION5603 · Standard · 鉄鋼

鉄鋼・自動車向け鋳物と環境装置を手掛ける、多角的な鋳造メーカー。

概要

虹技(旧称・神戸鋳鉄所)は1916年に兵庫県神戸市で鋳型製造業として創業した鉄鋼系素形材メーカーである。現在は鉄鋼圧延用ロールや自動車用金型鋳物、連続鋳造鋳鉄棒「デンスバー」などのCasting事業と、都市ごみ焼却炉や送風機などの環境装置事業を二本柱とする。2026年3月期の連結売上高は257億円、従業員数は766名。本社を兵庫県姫路市に置き、中国に2つの連結子会社を持つ。

売上の約9割を占めるCasting Field

Casting Fieldは虹技の最大事業であり、2025年度実績で連結売上高227億6千7百万円(全体の89%)を占める。主力製品は鉄鋼圧延用ロール、鋼塊用鋳物、自動車用プレス金型鋳物、連続鋳造鋳鉄棒「デンスバー」、一般鋳物、アルミニウム合金鋳造製品など多岐にわたる。製造は主に姫路東工場・姫路西工場で行われ、海外子会社である天津虹岡鋳鋼有限公司と南通虹岡鋳鋼有限公司が中国市場向けの大型鋳物を手掛ける。セグメント利益は8億8千8百万円であり、収益の基盤となっている。

環境分野で差別化するEnvironment Field

Environment Fieldは「環境エンジニアリング」と「機能材料」の二つから成る。環境エンジニアリング部門は都市ごみ焼却炉、上下水道鉄蓋・溝蓋、送風機(KCファン・KCブロワ)、トランスベクター、ボルテックスクーラーなどの製造販売を手掛ける。2025年度売上高は20億5千6百万円(全体8%)ながら、焼却炉の納入実績は1964年に開始した伝統事業である。機能材料部門は自動車・鉄道・産業機械向け摩擦材「KCメタルファイバー」を主軸とし、売上高8億3千5百万円、セグメント利益4千5百万円を計上する。

国内と中国に広がるグループ体制

虹技グループは虹技株式会社と4社の連結子会社で構成される。国内子会社として株式会社小口合金鋳造所(アルミニウム合金鋳造製品)と虹技サービス株式会社(工場保安業務)がある。海外では中国天津市の天津虹岡鋳鋼有限公司と江蘇省南通市の南通虹岡鋳鋼有限公司が自動車用プレス金型鋳物を生産する。過去には虹技ロール・虹技ブロワ・虹技ファウンドリー・虹技物流機工など多数の子会社を保有していたが、2013年にこれらを清算し、グループ構造を集約した。

売上高260億円前後で推移する収益構造

近年の連結売上高は2020年3月期の213億円から2025年3月期の263億円まで増加傾向にあったが、2026年3月期は257億円とやや減少した。営業利益は2025年3月期に11億1千6百万円のピークを記録した後、2026年3月期は6億1千8百万円に低下。経常利益・純利益も同様の動きを示す。総資産は358億8千5百万円、自己資本比率は54%程度(純資産193億5千2百万円÷総資産358億8千5百万円)と財務安定性は高い。同社は売上高経常利益率・総資産経常利益率・自己資本比率を重要指標としている。

業界の中での役割は鋳物製品・環境装置メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
257億円
営業利益
6億円
営業利益率
2.3%
純利益
5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2017/3
事業売上構成比利益利益率
鋳物関連事業163億円82.3%16億円9.8%
その他35億円17.7%3億円8.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01鉄鋼・非鉄金属主力

鉄鋼圧延用ロール、鋼塊用鋳物、連続鋳造鋳鉄棒などを鉄鋼メーカーに供給。圧延工程で使用されるロールが主力。

主な製品・サービス3
鉄鋼圧延用ロール
鉄鋼の圧延工程で使用される円筒状の部品。
鋼塊用鋳物
鋼塊製造用の鋳型など。
デンスバー
連続鋳造法で製造される鋳鉄棒。機械部品の素材に使用。

02自動車主力

自動車用金型鋳物(プレス金型など)を国内・中国の子会社で製造。自動車ボディパネルのプレス成形に必要な金型を供給。

主な製品・サービス1
自動車用金型鋳物
自動車のパネルをプレス成形するための大型金型の素材。

03環境・建設準主力

環境関連装置(例えば焼却炉、破砕機など)の製造・販売、土木・建設工事の請負、太陽光発電による売電も行う。

主な製品・サービス1
環境関連装置
廃棄物処理や排水処理などに用いる設備。

04輸送機器・産業機械準主力

自動車、鉄道、産業機械向けの摩擦材を製造・販売。ブレーキやクラッチなどに使われる部品。

主な製品・サービス1
摩擦材
ブレーキパッドやクラッチ板などに使用される制動用材料。

製品と技術

鉄鋼圧延用ロールと金型鋳物

虹技のCasting Fieldの核となる製品が鉄鋼圧延用ロールである。1959年に姫路西工場内に専用工場を建設して以来、熱間・冷間圧延用の高品質ロールを供給する。自動車用金型鋳物は1980年に製造を開始し、プレス金型の大型鋳物として国内外の自動車メーカーに納入されている。中国の天津虹岡・南通虹岡両社はこの分野に特化し、現地生産を担う。

連続鋳造鋳鉄棒「デンスバー」と一般鋳物

1967年に開発された「デンスバー」は連続鋳造法で製造される鋳鉄棒であり、機械構造用部品や金型材料として広く利用される。1968年に姫路東工場に専用工場が完成し、現在も主要製品の一つである。一般鋳物は1966年に姫路西工場で生産を開始し、産業機械部品や建築資材など多様な需要に応じる。アルミニウム合金鋳造製品は子会社の小口合金鋳造所が担い、軽量化が求められる自動車部品向けに強みを持つ。

都市ごみ焼却炉と環境エンジニアリング製品

1964年に製造を開始した都市ごみ焼却炉が環境事業の祖である。1980年から販売を始めたボルテックスクーラー、1972年発売の送風機(KCファン・KCブロワ)は空調・集塵分野で実績を積む。上下水道鉄蓋・溝蓋は1966年に参入し、公共インフラ向けに安定した需要がある。これらの製品群は環境エンジニアリング部門として一括され、受注生産が主体である。

摩擦材と金属短繊維「KCメタルファイバー」

1982年に製造販売を開始したKCメタルファイバーは、溶融金属を遠心力で繊維状にした金属短繊維であり、自動車・鉄道・産業機械の摩擦材(ブレーキパッド・クラッチフェーシング)に使用される。機能材料部門の主力製品であり、2025年度売上高8億3千5百万円、セグメント利益4千5百万円を計上する。同部門は比較的小規模だが、ニッチ市場で一定のシェアを持つ。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

鉄鋼のなかでの位置

鋳物専業の独立系、規模は中堅

当社は鋳鉄品を主力とする独立系鉄鋼メーカーで、収益規模は約260億円と日本製鉄やJFEホールディングスなどの大手高炉メーカー比で遥かに小さい。同業の合同製鐵も鋳造品を手掛けるが売上高は当社の3倍超あり、業界内では中堅のポジションにある。鋳物専業でありながら売上の大宗を国内向けに依存しており、内需動向の影響を受けやすい体質。足元の売上は横ばいで、営業利益率は2025年3月期4.18%から2026年3月期2.33%へ低下見込みと収益力に課題がある。

強み

  • 鋳鉄品に特化した長年の生産技術を持ち、多品種小ロット対応が可能。
  • 長期的な取引関係を構築し、産業機械・自動車向けなど需要が安定。
  • 自己資本比率が高く、無借金経営に近いため財務リスクが低い。
  • 鋳物専業として競合が少ない分野で一定のシェアを有する。

課題

  • 営業利益率が2%台へ低下見込みで、コスト削減や高付加価値化が急務。
  • 鋳物の国内需要は製造業の海外移管で減少傾向にある。
  • 海外売上比率が低く、成長市場への進出ができていない。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

鉄鋼の時価総額近傍。太字が虹技

時価総額で並べると、掲載8社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
15491日本金属62億円28.1倍
25699イボキン55億円7.5倍
35612日本鋳鉄管53億円56.7倍
45697サンユウ50億円8.2倍
55603虹技44億円9.2倍
65609日本鋳造44億円3275.0倍
75446北越メタル44億円
85458高砂鐵工41億円11.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

神戸鋳鉄所の創業と合名会社化(1916〜1933年)

1916年12月、兵庫県神戸市長田区にて堀田正夫が個人経営の「神戸鋳鉄所」を創業し、鋳型の生産を目的とした。1919年1月には合名会社神戸鋳鉄所に改組。1933年3月には三浦鋳造所を吸収合併し、事業基盤を拡大した。創業から約17年で組織を法人化し、生産能力を高めた。

姫路進出と戦時統合(1937〜1940年)

1937年12月、姫路市に播磨工場(現・姫路西工場)を建設し、鋳型生産の主力拠点とした。同時に東京出張所(現・東京支社)を開設し、販路を関東に拡大。1940年6月には興国工業株式会社を吸収合併し、株式会社に組織変更した。これらの動きは戦時体制下での統合と生産拠点の分散化に対応したものである。

戦後復興と多角化の始まり(1952〜1972年)

1952年4月、神戸証券取引所と大阪証券取引所に株式を上場。1959年3月に姫路西工場内にロール工場を完成させ、鉄鋼圧延用ロールの製造を本格化した。1961年11月には姫路東工場を鋳型専門工場として建設。1964年2月には都市ごみ焼却炉の製造販売を開始し、環境事業に参入。1967年4月に連続鋳造鋳鉄材「デンスバー」を発売、1972年7月には送風機(KCファン・KCブロワ)の販売を始め、製品ラインアップを拡充した。

新製品の相次ぐ投入と子会社設立(1975〜1993年)

1975年1月に子会社神鉄エンジニアリング(現・虹技サービス)を設立。1979年10月にトランスベクター、1980年3月に自動車用金型鋳物、1982年1月に金属短繊維「KCメタルファイバー」の販売を開始。1989〜1992年にかけてケーシーマテリアル・ケーシーエンジニアリング・ケーシー物流・ケーシー加工センターの4社を設立。1993年12月には商号を「虹技株式会社」に変更し、グループブランドを統一した。

中国進出と本社移転(2000〜2013年)

2000年4月に虹技ファウンドリー株式会社を設立し、鋳造専業子会社を整理。2004年1月、中国天津市に天津虹岡鋳鋼有限公司を岡谷鋼機との合弁で設立。同年7月、本社を神戸市長田区から姫路市に移転した。2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い東証市場第一部に上場。同年12月には中国江蘇省南通市に南通虹岡鋳鋼有限公司を設立する一方、虹技ロール・虹技ブロワ・虹技ファウンドリー・虹技物流機工の4子会社を清算し、グループを再編した。

スタンダード市場移行と新規M&A(2022〜2024年)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からスタンダード市場に移行。2024年1月、アルミニウム合金鋳造を手掛ける株式会社小口合金鋳造所の株式を取得し、連結子会社化した。同年12月には姫路市豊沢町に姫路オフィスを開設し、間接部門の集約を進めた。これらの動きは成熟市場での収益力強化と新たな鋳物技術の獲得を狙ったものである。

年表38件を開く

1910年代

  • 1916年12月創業兵庫県神戸市長田区において神戸鋳鉄所を設立、初代社長故堀田正夫の個人経営として鋳型の生産を目的に創業
  • 1919年1月創業合名会社神戸鋳鉄所を設立

1930年代

  • 1933年3月M&A三浦鋳造所を吸収合併
  • 1937年12月東京都中央区に東京出張所を開設(現・東京支社)
  • 1937年12月姫路市に播磨工場(現・姫路西工場)を建設(鋳型生産の主力工場)

1940年代

  • 1940年6月M&A興国工業株式会社を吸収合併、株式会社に組織変更

1950年代

  • 1952年4月上場神戸及び大阪証券取引所に株式を上場
  • 1959年3月姫路西工場内にロール工場完成

1960年代

  • 1961年11月姫路市に鋳型専門工場として姫路東工場を建設
  • 1963年6月名古屋市中区に名古屋営業所を開設
  • 1963年9月姫路東工場にて溶銑直鋳鋳型の製造を開始
  • 1964年2月都市ごみ焼却炉の製造・販売を開始
  • 1966年1月姫路西工場にて一般機械鋳物の製造を開始
  • 1966年11月上下水道鉄蓋、溝蓋の製造・販売を開始
  • 1967年4月デンスバー(連続鋳造鋳物材)の製造・販売を開始
  • 1968年7月姫路東工場にデンスバー製造工場完成

1970年代

  • 1970年6月北九州市小倉北区に北九州営業所を開設
  • 1972年7月送風機(KCファン、KCブロワ)の製造・販売を開始
  • 1975年1月商号変更株式会社神鉄エンジニアリングを設立(現・虹技サービス株式会社(2000年3月商号変更)現・連結子会社)
  • 1979年10月トランスベクターの販売を開始

1980年代

  • 1980年3月自動車用金型鋳物の製造・販売を開始
  • 1980年8月ボルテックスクーラーの販売を開始
  • 1982年1月KCメタルファイバー(金属短繊維)の製造・販売を開始
  • 1989年10月創業ケーシーマテリアル株式会社を設立(虹技マテリアル株式会社(2000年3月商号変更))(虹技物流機工株式会社(2004年4月虹技物流株式会社を吸収合併し、商号変更)
  • 1989年10月創業ケーシーエンジニアリング株式会社を設立(虹技ブロワ株式会社(1999年2月商号変更))

1990年代

  • 1990年3月創業ケーシー物流株式会社を設立(虹技物流株式会社(2000年3月商号変更))
  • 1990年4月金沢市諸江町に北陸営業所を開設(現・金沢市駅西新町)
  • 1992年3月創業ケーシー加工センター株式会社を設立(虹技ロール株式会社(2000年3月商号変更))
  • 1993年12月商号変更虹技株式会社に商号変更

2000年代

  • 2000年4月創業虹技ファウンドリー株式会社を設立
  • 2004年1月中国天津市経済技術開発区に天津虹岡鋳鋼有限公司を岡谷鋼機㈱及び上海岡谷鋼機有限公司と合弁で設立(現・連結子会社)
  • 2004年7月本社を兵庫県神戸市長田区から兵庫県姫路市に移転
  • 2007年8月創業虹技ソリューション株式会社を設立

2010年代

  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所市場第一部に上場
  • 2013年12月虹技ソリューション株式会社を清算結了 中国江蘇省南通市に南通虹岡鋳鋼有限公司を岡谷鋼機㈱と合弁で設立(現・連結子会社)虹技ロール株式会社、虹技ブロワ株式会社、虹技ファウンドリー株式会社、虹技物流機工株式会社を清算結了

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行
  • 2024年1月株式会社小口合金鋳造所の株式を取得(現・連結子会社)
  • 2024年12月姫路市豊沢町に姫路オフィスを開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • CO₂排出量削減率(2013年度比)2030年度まで46%削減

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    第8次3カ年計画「Kaiを見出す」

    基本方針「Kai(甲斐&解)を見出す」のもと、省人化(AI・ロボット活用による業務変革)、脱炭素社会への対応(CO₂削減と新ビジネス創出)、人材育成(技術継承を中心とした安定基盤構築)の3つを重点課題として推進する。

  2. 02

    安定的な事業基盤の構築

    既存の鋳物関連事業において原価低減、販売力強化、生産性向上に取り組み、成熟市場の中でも安定した収益基盤を築く。

  3. 03

    成長戦略の実現(C&Eグループ事業展開)

    新たな事業・製品の開発・育成に注力し、鋳物と環境の分野で虹技C&Eグループとして持続的発展を目指す。

  4. 04

    脱炭素社会への中期目標達成

    2050年カーボンニュートラルに向け、2030年度のCO₂排出量を2013年度比46%削減するロードマップに基づき生産活動での削減と新ビジネス創出を推進。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で766人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は653万円で、9期前と比べて+18.7%平均年齢は41.7歳、平均勤続年数は18.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月740
2018年3月826
2019年3月55037.916.3799
2020年3月57239.116.8763
2021年3月53939.516.9749
2022年3月54140.117.3739
2023年3月56040.417.5734
2024年3月59241.518.4743
2025年3月62841.217.5752146
2026年3月65341.718.076678

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率21.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)73.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 2 / 海外 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
姫路東工場 — 兵庫県姫路市3,139百万円
Casting Field
姫路西工場 — 兵庫県姫路市2,508百万円
Casting Field
南通工場 — 中国江蘇省南通市1,357百万円
Casting Field
天津工場 — 中国天津市経済技術開発区1,068百万円
Casting Field
姫路東工場 — 兵庫県姫路市851百万円
Environment Field・環境エンジニアリング
本社 — 兵庫県姫路市770百万円
本社及び工場 — 埼玉県川口市他121百万円
Casting Field
主な関係会社
  • 国内
    ㈱小口合金鋳造所
    埼玉県川口市
    議決権100.0%
  • 国内
    虹技サービス㈱
    兵庫県姫路市
    議決権100.0%
  • 海外
    天津虹岡鋳鋼有限公司(注)2、3
    中国天津市経済技術開発区
    議決権51.0%
  • 海外
    南通虹岡鋳鋼有限公司(注)2、3
    中国江蘇省 南通市
    議決権51.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は257億円営業利益6億円前期と比べると減収減益で、売上が-2.3%、利益が-45.5%。

売上高
-2.3%
257億円
営業利益
-45.5%
6億円
純利益
-37.5%
5億円
営業利益率
2.3%
前期比 -1.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高275億円257億円
営業利益6億円6億円
純利益4億円5億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は61億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−4.7%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q712
2024年1Q6423.12
2024年2Q6200.00
2024年3Q6746.02
2024年4Q671
2025年2Q12964.72
2025年4Q13453.76
2026年2Q12843.13
2026年4Q12921.62
2027年1Q6100.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は172億円から257億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は2.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所市場第一部に上場
2013年3月17242
2014年3月18662
2015年3月20293
2016年3月193125
2017年3月198184
2018年3月229137
2019年3月240137
2020年3月21341
2021年3月18143
2022年3月23110
2023年3月26775
姫路市豊沢町に姫路オフィスを開設
2024年3月26075
2025年3月26311114.28
2026年3月257672.35

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高257億円のうち、営業利益として残るのは6億円2.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の1.9%にあたる。営業利益率は業種中央値5.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.4%217億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.2%34億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.3%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
15.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.7pt
2.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.8pt
1.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.8pt
3.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが9億円、投資CFが−15億円で、差し引きのフリーCFは−6億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は24億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月14−12−2230
2014年3月15−20−5−521
2015年3月13−13−3019
2016年3月18−9−8920
2017年3月16−169030
2018年3月−2−3627−3819
2019年3月22−15−7719
2020年3月22−14−5821
2021年3月21−11−51026
2022年3月10−1510−531
2023年3月−1−122−1321
2024年3月−1−1622−1726
2025年3月48−10−333832
2026年3月9−15−1−624

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は359億円。このうち返さなくてよい自己資本が194億円で、自己資本比率は43.2%(業種中央値60.7%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2029211040.6
2014年3月2129611639.5
2015年3月22010611441.2
2016年3月21010510542.7
2017年3月24011512539.3
2018年3月29312716634.5
2019年3月28613015636.4
2020年3月26712514237.8
2021年3月27813314538.8
2022年3月31213817435.3
2023年3月32515017536.4
2024年3月35316818538.3
2025年3月33718015742.6
2026年3月35919416543.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
24億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
90億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
14億円
在庫として抱えている分
負債合計
165億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
54
/ 100
安定性自己資本比率29 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

鉄鋼 38社との比較

同じ鉄鋼の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率38社中15位あたり、逆に低いのは自己資本比率38社中35位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.2%/中央値 5.0%
P25 2.6%P75 7.3%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.3%/中央値 5.0%
P25 2.6%P75 6.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
43.2%/中央値 60.7%
P25 52.5%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
-2.3%/中央値 -4.1%
P25 -8.9%P75 -0.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 3.3%
P25 2.4%P75 3.9%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,313で、1年前と比べて+10.5%過去52週の値幅のなかでは30%の位置にある。

¥1,313-0.5%1ヶ月+3.1%1年+10.5%時価総額44億円
過去52週の値幅
安値¥1,167高値¥1,649

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.2倍
PER (会社予想)10.8倍
PBR0.27倍
配当利回り3.05%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1カ月で+5.6%上昇、週足は4週連続の陽線で上昇基調。52週高値(1649円)からは22%下落、安値(1113円)からは+15.3%。25日線(1238円)を上回り、75日線(1290円)も突破目前。出来高は増加傾向で買い優勢。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER 8.9倍は業界平均114.2倍を大幅に下回り、PBR 0.27倍は1倍を大きく割り込む。ROE 3.2%と低いが、配当利回り3.91%は業界平均3.26%を上回り株主還元は堅実。業績が低調で成長鈍化が懸念されるが、バリュエーションは割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.2倍114.6倍
PER (予想)10.8倍
PBR0.27倍0.75倍
ROE3.2%5.2%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025年3月期は増収増益も、2026年3月期は売上高257億円、営業利益6億円と減益予想。強気派は割安株(PER8.9倍、PBR0.27倍)と配当利回り3.9%を評価するが、弱気派は業績悪化懸念と業界の構造的な需要停滞を指摘する。

プラスに働く材料7
  • バリュエーション割安

    PER8.9倍、PBR0.27倍と低水準

  • 高配当利回り

    配当利回り3.9%は魅力的

  • 業績持ち直し

    2025年3月期は営業利益増加

  • 鉄鋼需要回復による受注増加2026年下期影響

    営業利益6億円が底で、需要回復で10億円超に回復可能性

  • 低PBRでの自社株買い余地次回株主総会影響

    PBR0.27倍、時価総額43億円で自社株買い効果大

  • 配当利回り3.9%の下支え継続影響

    配当利回り高く、株主優待もあり底堅い

  • コスト削減による利益率改善通年影響

    営業利益率2.33%から低下中だが、コスト削減で改善余地

マイナスに働く材料7
  • 業績悪化見通し

    2026年3月期は減収減益予想

  • 需要停滞

    国内鉄鋼需要は長期減少トレンド

  • 低収益性

    ROE3.2%と低く、利益率も低い

  • 営業利益半減による収益悪化通年影響

    営業利益11億円→6億円(-45%)で業績悪化

  • 売上高減少傾向通年影響

    売上高263億円→257億円(-2.3%)で減収

  • 特殊鋼需要減速リスク継続影響

    自動車向け需要減で受注減、営業利益に数億円影響

  • 海外競合との価格競争継続影響

    中国鋼材の安値流入で国内価格下落リスク

次の決算で確かめる点
営業利益
業績回復の持続性を確認
受注高
今後の需要動向を把握

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から16.7%いまの株価に対する利回りは3.05%。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
3.05%
いまの株価に対して
配当性向
31.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月60107.9
2018年3月50−16.728.9
2019年3月500.026.7
2020年3月500.086.2
2021年3月20−60.029.3
2022年3月10−50.027.4
2023年3月35250.026.1
2024年3月6071.429.6
2025年3月600.028.3
2026年3月50−16.731.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,977人。区分でいちばん多いのは個人・その他59.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.0%を占め、残る66.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他48.649.953.453.659.159.1
金融機関32.933.029.325.220.619.7
事業法人15.114.714.515.015.314.3
証券会社2.51.81.63.22.94.7
自己株式1.41.42.72.72.82.4
外国法人0.70.41.02.91.71.4
外国人個人0.20.20.20.20.30.8

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01虹技取引先持株会6.37
02住友生命保険相互会社5.65
03株式会社三井住友銀行4.40
04株式会社りそな銀行3.12
05株式会社神戸製鋼所2.41
06株式会社三菱UFJ銀行2.08
07虹技社員持株会2.02
08三井住友信託銀行株式会社1.78
09吉川 光憲1.70
10大和証券株式会社1.67

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-20
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    0.04%
    -1.06pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2524%、1株純資産は14期で+1804%。直近期のROEは3.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月52482.233.1416.5
2014年3月552,5442.237.053.5
2015年3月952,7463.622.342.3
2016年3月1642,7146.09.836.8
2017年3月1122,8524.020.6107.9
2018年3月1993,0476.710.028.9
2019年3月2223,1407.26.226.7
2020年3月313,0481.032.386.2
2021年3月863,2582.714.129.3
2022年3月133,3300.474.327.4
2023年3月1423,6144.17.326.1
2024年3月1654,1354.28.929.6
2025年3月2444,3915.75.328.3
2026年3月1444,7283.29.831.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額133百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山本幹雄代表取締役 取締役社長67104
谷岡宗専務取締役 経営企画部長及び 海外事業部、経理部、総務部、IT推進部、機能材料部、開発部 担当6684
片桐康晴取締役 デンスバー事業部、人事部、安全環境管理部担当6141
萩野豊明取締役 小型鋳物事業部長兼資材部担当5837
梶野正則取締役 環境エンジニアリング事業部長兼同事業部環境プラント部長及び技術部、ソーラー事業グループ担当6931
稲毛宏二取締役 素形材事業部長6236
大塚良朗取締役(監査等委員)632
松山康二取締役(監査等委員)789
大山英人取締役(監査等委員)672
大谷泰史47

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6971311119
社外取締役322227

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容852字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(虹技株式会社)及び子会社4社(2026年3月31日現在)により構成され、鋳物・ロール、機械及び環境装置等の製造・販売に関する事業を主として行っております。 当社グループの事業に係る位置づけ及びセグメントとの関連は次のとおりであります。なお、次の事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 セグメントの名称   事業の内容   事業の位置づけ Casting Field   鉄鋼圧延用ロール、鋼塊用鋳物、自動車用金型鋳物、デンスバー(連続鋳造鋳鉄棒)、一般鋳物、アルミニウム合金鋳造製品等の製造及び販売   当社が製造・販売しております。子会社である㈱小口合金鋳造所はアルミニウム合金鋳造製品の製造・販売を行っております。また、海外子会社である天津虹岡鋳鋼有限公司・南通虹岡鋳鋼有限公司は、自動車用プレス金型鋳物の製造・販売を行っております。 Environment Field・環境エンジニアリング   環境関連装置・ 機械製品等の製造及び販売・ 土木、建設工事の請負 ソーラー売電   当社が製造・販売しております。 Environment Field・機能材料   自動車、鉄道、産業機械向け摩擦材等の製造及び販売   当社が製造・販売しております。 その他   当社姫路東・西工場の保安及び その他の業務   子会社である虹技サービス㈱が業務を行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。 連結子会社 ㈱小口合金鋳造所……「Casting Field」のうちアルミニウム合金鋳造製品の製造・販売業務 虹技サービス㈱……当社姫路東・西工場の保安及びその他の業務 天津虹岡鋳鋼有限公司……「Casting Field」のうち大型鋳物製品の製造・販売業務 南通虹岡鋳鋼有限公司……「Casting Field」のうち大型鋳物製品の製造・販売業務
経営方針・対処すべき課題1,746字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、 1.社会における「信頼」を創造する。 2.社内における「相互信頼」を大切にする。 3.自分自身で考え行動できる「自立人」をめざす。 4.「挑戦する姿勢」を尊重する。 の経営理念のもと、高品質で信頼できる製品づくりと環境保全への積極的な取組みを通じて、株主・投資家、顧客、取引先、従業員、地域社会等の信頼と期待に応えるとともに、法令その他の社会的規範を遵守し、公正で健全な企業活動を行い、社会の発展に貢献することを経営の基本方針としております。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、継続的な利益計上と安定的な配当を可能とする企業体質の構築が重要であると考えております。株主価値の拡大を図るという観点から、売上高経常利益率、総資産経常利益率及び自己資本比率を重要な経営指標と位置づけ、ともに継続的な改善を図ることにより、企業価値の向上を目指します。 (3)経営環境 素形材を主力とする当社グループの経営環境は、国内市場に大きく依存しており需要動向は民間設備投資や公共関連事業の趨勢に大きく左右されます。国内鋳物事業市場の成熟化が進むなか、競合の激化、事業環境の急激な変化など、依然として不透明な状況が続くものと予想されます。 また、日本経済の先行きにつきましては、ウクライナや中東情勢の長期化による原材料や原油価格の高騰、中国の景気減速、アメリカの政策動向の影響など、依然として不透明な状況です。 (4)経営戦略等と優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループの基盤事業である鋳物関連事業においては、成熟市場の中にありますが、グループの経営活動の安定に向け、一層の原価低減、販売力強化及び生産性の向上に取り組んでおります。一方、会社の発展に向けては、新たな事業・製品の開発、育成が不可欠であり、全社を挙げて新たな分野、製品への取組みに注力しております。 当社グループの売上構成は、当連結会計年度において、「Casting Field」 89%、「Environment Field・環境エンジニアリング」 8%、「Environment Field・機能材料」 3%、その他の事業 0%となっております。 また、“安定的な事業基盤の構築”と“成長戦略の実現~虹技C&Eグループによる事業展開”という経営目標を具現化するため、『“Kai”を見出す』をキーワードとした「第8次3カ年計画」を2025年度よりスタートし、以下のような取組みを推進しております。 第8次3カ年計画 基本方針 “Kai(甲斐&解)”を見出す 甲斐:期待できるだけの値打ち 生きがいのある人生を送る 働きがいのある職場にする 頼りがいのある人・会社になる 解 :今考え得る最良の答え 1. 重点課題 ①省人化 デジタル技術やデータ活用により、ビジネス環境が激変していく中で、AI、ロボットといった技術を活用し、業務を変革する。 ②脱炭素社会に向けて 生産活動においてCO₂削減に取り組むとともに、新しいビジネスチャンスを創出する。 ③人材育成 将来に向けての安定的な基盤の構築と成長戦略の礎として技術継承を中心に人材育成に取り組む。 2. 経営目標 ①安定的な事業基盤の構築 既存事業での利益の増大をはかり安定的な事業基盤の構築を行う。 ②成長戦略の実現 ~虹技C&Eグループによる事業展開~ 将来への虹技の持続的発展に向け成長戦略の実現をはかる。 なお、脱炭素社会に向けての活動として、政府が宣言した2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、2030年度のCO₂排出量を2013年度比で46%削減することを中期目標として、ロードマップを策定し取り組んでおります。 このような取組みを推進し、「鋳物と環境の虹技」を定着させ、この不透明な事業環境下において、当社グループの存在感を発揮してまいります。
事業等のリスク2,929字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業環境 素形材を主力とする当社グループは、国内市場に大きく依存しており需要動向は民間設備投資や公共関連事業の趨勢に大きく左右されます。また、鋳物関連事業は市場の成熟化が今後も進むことが予想され、高付加価値製品の開発、新規市場の開拓、営業力の強化等に努めていますが、景気変動による民間設備投資、公共投資の動向や重要顧客先の生産活動が大きな影響を受けた場合、経営成績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、従来の鋳物関連事業に加えて、環境関連事業をもう一つの柱とすべく送風機等を扱う機械事業部と都市ごみ焼却施設の建設を担う環境装置事業部を統合して、環境エンジニアリング事業部とし、シナジー効果と売上の拡大に努めております。 主力となる鋳物関連事業においては、国内鋳物事業市場の成熟化に対処するため、鋳物4事業部のうち、主要なお客様が重複し、製品のスケールが類似する大型鋳物事業部と鉄鋼事業部を統合し素形材事業部とし、営業力とモノづくり力の更なる強化を図り、幅広いご要望に対応可能な体制を構築し、売上の拡大に努めております。 また、2024年にはアルミニウム合金を素材とした鋳造品を製造する株式会社小口合金鋳造所を子会社化し、同社との連携による相乗効果を通じて、当社グループの営業基盤の強化と拡大を実現してまいります。 (2)原材料の調達及び価格変動 当社グループの主要事業である鋳物関連事業の業績は、銑鉄、スクラップ及びニッケル等の合金鉄を含む主要原材料の市況・購入価格の変動、ならびに国内外の資源需給動向や地政学的リスク(政治不安等)の影響を受けます。市況・購入価格が高騰した場合、原材料費の増加を吸収しきれず、製品の販売価格への転嫁にも時間を要するため、利益率が低下する可能性があります。また、地政学的リスク(政治不安等)が顕在化した場合には、原材料の供給が不安定となり、必要な原材料の適時の調達が困難となる可能性があります。これらにより、原材料の調達コストの増加や生産への支障が生じ、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、安定的な原材料の調達のため、情報収集に努めながら調達価格、時期等について的確な判断を行うとともに、適切な在庫量の維持、確保に努めております。 (3)電気料金の価格動向に伴うリスク 当社グループの主要事業である鋳物関連事業は、大量の電力を使用しており、その電力料金については、再生可能エネルギーの導入拡大等に伴う国内電力供給環境の変化によっては、経営成績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、省資源・省エネルギーを追求した鋳物製品の生産に努め、当該リスクの最小化に取り組んでおります。 (4)海外事業 当社グループの海外子会社「天津虹岡鋳鋼有限公司」及び「南通虹岡鋳鋼有限公司」は、中国において自動車用プレス金型鋳物の生産、販売を行っておりますが、現地の政治または法環境の変化、米中貿易摩擦の影響による経済状況の急激な変動、その他の要因による社会的混乱など、予期しない事象が発生した場合、事業の遂行に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、当社の執行役員が海外子会社の総経理に就任するとともに、当該海外子会社の経営上の重要事項やリスク等について取締役会で適宜報告を求め、必要な助言を行っております。さらには、当社、海外事業部により、海外子会社に対する経営管理機能及び支援機能の強化に努めております。 (5)自然災害・事故災害 当社グループは、生産活動の中断により生じる損害を最小限に抑えるため、製造設備に対して定期的な保守点検や安全・環境対策のための設備投資等を行っておりますが、地震、台風、水害や不慮の事故等の影響で、製造設備等が損害を被った場合、操業が滞り、経営成績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、事業継続計画(BCP)の策定・訓練の実施、組織的な労働安全衛生体制の運用により、これらの災害等にかかるリスクの低減に努めております。 (6)保有株式の時価下落 当社グループは、上場及び非上場の株式を保有しておりますが、将来の市況または投資先企業の今後の業績動向により、当社が保有する株式の時価または実質価額が著しく下落した場合、経営成績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、保有目的が純投資目的である株式については、株式市場の変動を踏まえ機動的に売却できる体制としているほか、保有目的が純投資以外の目的である投資株式については、保有目的に見合っているかを精査し、合理性が認められない場合には、適宜売却する方針としております。 (7)固定資産の減損 当社グループが保有する固定資産について、時価が著しく下落した場合や事業の損失が継続するような場合には、固定資産の減損損失の計上により、経営成績と財政状態に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、定期的に減損テストを実施することにより、潜在的な減損リスクの把握に努めております。また、必要に応じて固定資産の回収可能価額を把握するため不動産鑑定評価を実施しております。 (8)繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産について定期的に回収可能性を検討し、当該資産の回収が不確実と考えられる部分に対して評価性引当額を計上しております。回収可能性の判断においては、将来の課税所得見込額と実行可能なタックス・プランニングを考慮して、将来の税金負担額を軽減する効果を有すると考えられる範囲で繰延税金資産を計上しています。 将来の課税所得見込額はその時の業績等により変動するため、課税所得の見積りに影響する要因が発生した場合は、回収懸念額の見直しを行い繰延税金資産の修正を行うため、当該純損益額が変動する可能性があります。 当社グループでは、関係部門が定期的に監査法人と十分にコミュニケーションをとり、潜在的な税務リスクの把握に努めております。 (9)感染症の拡大に伴うリスク 新型コロナウイルスに代表される感染症の流行により当社の事業活動に係る生産体制、物流体制、営業活動等に支障が生じた場合、当社グループの経営成績に大きく影響を与える可能性があります。 また、世界的規模でのサプライチェーンの途絶等による急激な景気の悪化が生じた場合、同じく当社グループの業績に大きく影響を与える可能性があります。 当社グループでは、取引先ならびに従業員の安全を第一に考えるとともに感染拡大を防ぐため、従業員の体調管理の徹底、テレワークやWEB会議の導入、出張制限や勤務形態の見直し等を実施し事業及び営業活動の継続に努めてまいります。
経営成績の分析 (MD&A)7,529字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、所得・雇用環境の改善やインバウンド需要に支えられ、経済活動の緩やかな回復を見せたものの、物価高騰による個人消費の落ち込みやアメリカの通商政策の動向、ウクライナや中東情勢の長期化の影響など依然として先行きが不透明な状況で推移しました。 このようなもとで当社グループは、『“Kai(甲斐・解)”を見出す』をキーワードに、①省人化、②脱炭素社会に向けて、③人材育成の3点を重点課題に設定した第8次3カ年計画をスタートさせ、より強固な経営基盤の構築と成長戦略の具現化を目指して、製品の販売価格是正による収益の確保並びにコスト改善諸施策の一層の推進に努めてまいりました。 これらの結果、当連結会計年度の業績は売上高 256億8千8百万円(前期 263億1千7百万円)、営業利益 6億1千8百万円(前期 11億1千6百万円)、経常利益 6億6千9百万円(前期 11億3千2百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益 4億7千万円(前期 7億9千8百万円)となりました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 イ.財政状態 当連結会計年度末における総資産は、358億8千5百万円となり、前連結会計年度末に比べ21億7千1百万円増加いたしました。 当連結会計年度末における負債合計は、165億3千2百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億6千7百万円増加いたしました。 当連結会計年度末における純資産合計は、193億5千2百万円となり、前連結会計年度末に比べ13億4百万円増加いたしました。 ロ.経営成績 当連結会計年度の業績は、売上高 256億8千8百万円(前期 263億1千7百万円)、営業利益 6億1千8百万円(前期 11億1千6百万円)、経常利益 6億6千9百万円(前期 11億3千2百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益 4億7千万円(前期 7億9千8百万円)となりました。 セグメントの経営成績は次のとおりであります。 「Casting Field」は、売上高は、227億6千7百万円(前期 236億1千6百万円)、セグメント利益は、8億8千8百万円(前期 13億2千6百万円)となりました。 「Environment Field・環境エンジニアリング」は、売上高は、20億5千6百万円(前期 18億9千3百万円)、セグメント損失は、8千9百万円(前期 セグメント損失4千4百万円)となりました。 「Environment Field・機能材料」は、売上高は、8億3千5百万円(前期 7億7千9百万円)、セグメント利益は、4千5百万円(前期 3千4百万円)となりました。 その他の事業は、売上高は、2千8百万円(前期 2千7百万円)、セグメント損失は、8百万円(前期 セグメント損失2百万円)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べて7億4千万円減少し、24億1千8百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、8億8千1百万円の増加(前連結会計年度 48億7百万円 増加)となりました。主な内訳は、税金等調整前当期純利益7億円、減価償却費16億7百万円による資金の増加と売上債権及び契約資産の増加8億7千8百万円、仕入債務の減少2億1千1百万円、法人税等の支払2億2千5百万円による資金の減少によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、15億2千8百万円の減少(前連結会計年度 10億3千万円 減少)となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出15億6千5百万円による資金の減少によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、9千4百万円の減少(前連結会計年度 32億9千1百万円 減少)となりました。主な内訳は、短期借入金の純増加額7億2千2百万円による資金の増加と長期借入金の返済による支出5億5千9百万円、配当金の支払1億9千6百万円による資金の減少によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 イ.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) Casting Field   22,835   △4.9 Environment Field・環境エンジニアリング   2,086   9.0 Environment Field・機能材料   841   7.6 その他   28   3.7 合計   25,792   △3.6 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 金額は販売価格によっております。 ロ.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 「Casting Field」のうち一部鋳物製品については見込み生産を行っているため、受注高及び受注残高の金額には含まれておりません。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比 (%)   受注残高(百万円)   前年同期比 (%) Casting Field   15,236   △19.0   4,090   △22.5 Environment Field・ 環境エンジニアリング   2,736   △51.1   5,401   14.5 Environment Field・ 機能材料   817   2.9   55   17.8 その他   28   3.7   -   - 合計   18,819   △25.4   9,548   △4.9 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 ハ.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) Casting Field   22,767   △3.6 Environment Field・環境エンジニアリング   2,056   8.6 Environment Field・機能材料   835   7.1 その他   28   3.7 合計   25,688   △2.4 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.経営成績等 1)財政状態 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は、206億6千4百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億6千6百万円増加いたしました。これは、主として現金及び預金が7億4千万円、受取手形が2億5千4百万円減少した一方、売掛金が6億3千7百万円、電子記録債権が5億2千5百万円、契約資産が1億9千7百万円増加したことなどによります。 固定資産は、152億2千万円となり、前連結会計年度末に比べ18億4百万円増加いたしました。これは、主として投資有価証券が8億3千3百万円、機械装置及び運搬具が6億3千7百万円増加したことなどによります。 この結果、総資産は、358億8千5百万円となり、前連結会計年度末に比べ21億7千1百万円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は、132億7千3百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億4千6百万円増加いたしました。これは、主として短期借入金が7億6千万円、未払金が6億9千6百万円増加したことなどによります。 固定負債は、32億5千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億7千9百万円減少いたしました。これは、主として長期借入金が5億6千万円減少したことなどによります。 この結果、負債合計は、165億3千2百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億6千7百万円増加いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、193億5千2百万円となり、前連結会計年度末に比べ13億4百万円増加いたしました。これは、主としてその他有価証券評価差額金や親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が増加したことなどによります。 この結果、1株当たり純資産は、前連結会計年度末に比べ336円99銭増加し4,728円16銭となり、自己資本比率は、前連結会計年度末の42.6%から43.2%となりました。 2)経営成績 (売上高) 売上高は、256億8千8百万円(前年同期比 2.4%減)となりました。そのうち国内売上高は176億1千3百万円(前年同期比 2.5%減)、海外売上高は80億7千4百万円(前年同期比 2.1%減)となりました。 (営業利益) 売上原価は、216億5千6百万円(前年同期比 1.6%減)となりました。 販売費及び一般管理費は、34億1千3百万円(前年同期比 6.8%増)となりました。 これらの結果、営業利益は、6億1千8百万円(前年同期比 44.6%減)となりました。 (経常利益) 営業外損益は、前期の1千5百万円(純額)から5千万円(純額)となりました。 そのうち営業外収益は、前期の2億5千6百万円から2億6千9百万円に増加し、営業外費用は、前期の2億4千万円から2億1千9百万円に減少いたしました。 これらの結果、経常利益は、6億6千9百万円(前年同期比 40.9%減)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 税金等調整前当期純利益は、7億円(前年同期比 39.2%減)となりました。 非支配株主に帰属する当期純利益は、前期の7千5百万円から5千9百万円に減少したため、親会社株主に帰属する当期純利益は、4億7千万円(前年同期比 41.1%減)となりました。 また、1株当たり当期純利益は143円53銭(前連結会計年度 244円22銭)に減少いたしました。 ロ.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営に重要な影響を与える可能性のある要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりと認識しており、これらのリスクについては発生の回避に、また発生した場合の対応に万全を期すべく努力してまいります。 ハ.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、継続的な利益計上と安定的な配当を可能とする企業体質の構築が重要であると考え、株主価値の拡大を図るという観点から、売上高経常利益率、総資産経常利益率及び自己資本比率を重要な経営指標として位置付けております。 当連結会計年度における売上高経常利益率は2.6%(前期 4.3%)、総資産経常利益率は1.9%(前期3.3%)であり、自己資本比率43.2%(前期 42.6%)となりました。 ニ.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 1)Casting Field 鋳型は、造船向け鍛造用鋳型が堅調であった一方で、特殊鋼用鋳型の需要が伸び悩み、売上高は、前期並みとなりました。ロールは、主要顧客先の国内電炉メーカー向け案件は堅調であった一方で、国内高炉メーカー向けや輸出案件が低調で、売上高は、前期を下回りました。自動車用プレス金型鋳物は、国内カーメーカー各社の新型車開発計画の延期や中止により、売上高は、前期を大きく下回りました。大型産業機械用鋳物は、プレス機や汎用の中・小型工作機械向けの需要が低調であった一方で、海外の航空宇宙やエネルギー関連の大型工作機械向けの需要が好調に推移し、売上高は、前期を上回りました。小型鋳物は、機械・上水関係が堅調であった一方で、下水道、地中線鉄蓋、土木商材関係が伸び悩み、売上高は、前期並みとなりました。デンスバーは、国内向け海外向けともに需要が伸び悩み、売上高は、前期並みとなりました。中国国内で自動車用プレス金型鋳物の生産・販売を手がける天津虹岡鋳鋼有限公司および南通虹岡鋳鋼有限公司は、中国国内の景気の悪化や競合他社との競争激化が続く中、受注確保に努めましたが、売上高は、前期並みとなりました。連結子会社である株式会社小口合金鋳造所は、半導体製造装置向けの需要が低調に推移し、売上高は、前期を大きく下回りました。 この結果、当事業の売上高は、227億6千7百万円(前期 236億1千6百万円)、セグメント利益は、8億8千8百万円(前期 13億2千6百万円)となりました。 2)Environment Field・環境エンジニアリング 環境装置事業は、徳島県海部郡の大型案件の工事が進捗し、売上高は、前期を大きく上回りました。送風機は、ごみ焼却炉向けが堅調に推移したものの、電力や集塵機向けの案件が伸び悩み、売上高は、前期を下回りました。環境・省エネ商品のトランスベクターは、半導体関連向けの需要が好調に推移し、売上高は、前期を上回りました。 この結果、当事業の売上高は、20億5千6百万円(前期 18億9千3百万円)、セグメント損失は、8千9百万円(前期 セグメント損失4千4百万円)となりました。 3)Environment Field・機能材料 KCメタルファイバーは、自動車向け摩擦材の需要が堅調だったことに加え、鉄道用および産業用の摩擦材、耐火材などが好調に推移し、売上高は、前期を上回りました。 この結果、当事業の売上高は、8億3千5百万円(前期 7億7千9百万円)、セグメント利益は、4千5百万円(前期 3千4百万円)となりました。 4)その他の事業 当事業の売上高は、2千8百万円(前期 2千7百万円)、セグメント損失は、8百万円(前期 セグメント損失2百万円)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 イ.キャッシュ・フローの状況 当社グループは、営業活動によって得られた資金を、市場環境や資本効率等を総合的に勘案し、更新投資及び成長投資、手許資金、株主還元に適切なバランスで配分し、また必要に応じて追加の資金を財務活動によって調達することをキャッシュ・フローの基本方針としております。なお、更新投資は生産設備の更新及び合理化設備に、成長投資は人材獲得及び育成、研究開発及びそれに伴う設備投資等に、手許資金は運転資金、財務基盤の強化等に、株主還元は配当金の支払等に充当しております。 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 同期間における営業活動によるキャッシュ・フローは8億8千1百万円の収入であり、投資活動によるキャッシュ・フローは有形固定資産の取得等により15億2千8百万円の支出及び財務活動によるキャッシュ・フローは長期借入金、短期借入金の収入や返済等により9千4百万円の支出となったことから、当連結会計年度における連結ベースの資金は、前連結会計年度から7億4千万円減少し、24億1千8百万円となっており、企業運営に必要となる十分な水準の資金を確保していると評価しております。 ロ.資本の財源及び資金の流動性 当社グループは、運転資金及び設備投資資金につきましては、内部資金または借入により資金調達することとしております。このうち、借入による資金調達に関しましては、運転資金については短期借入金で、設備投資資金については、長期借入金で調達しております。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は93億2千1百万円となっております。また、当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は24億1千8百万円となっております。 当社は、将来の資金需要に対して安定的、機動的かつ効率的な資金調達を可能にするため金融機関10社と総額85億円の特定融資枠契約を締結しております(借入実行残高48億円、借入未実行残高36億円)。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項につきましては、「第5 経理の状況」に記載しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間の収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを行っております。ただし、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行っておりますので、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 イ.固定資産の減損 固定資産の減損の認識に際して用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ロ.繰延税金資産の回収可能性 繰延税金資産の認識に際して用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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