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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

日本鋳造

NIPPON CHUZO K. K.5609 · Standard · 鉄鋼

JFEスチールのグループ企業として、鋳鋼品・鋳鉄品を供給する専業鋳造メーカー。

概要

日本鋳造は、神奈川県川崎市に本社を置く鋳物専業メーカーである。1920年の創業以来、鋳鋼品・鋳鉄品の製造を手掛け、産業機械・建設機械・自動車部品向けに製品を供給する。2026年3月期の売上高は123億円、従業員285名。JFEスチールが議決権の36.2%を保有する関係会社で、東京証券取引所スタンダード市場に上場している(コード5609)。

鋳造関連事業に特化した単一セグメント

日本鋳造は「鋳造関連事業」の単一セグメントで構成される。品種別には素形材(鋳鋼品・鋳鉄品)、エンジニアリング(鋼構造品・橋梁用支承・伸縮装置など)、その他(加工品など)に区分される。2025年度の生産実績は素形材が6,635百万円、エンジニアリングが3,361百万円、その他が35百万円。販売実績では素形材6,763百万円、エンジニアリング5,286百万円、その他241百万円と、両事業がほぼ拮抗する。単一セグメントながら、多様な最終用途に対応する品種構成を持つ。

JFEスチールとの資本関係と原材料調達

JFEスチールは日本鋳造の議決権の36.2%を保有するその他の関係会社であり、同時に主要な販売先かつ原材料(銑鉄・鋼屑)の仕入先でもある。この関係は1920年の創業時に日本鋼管(後のJFEスチール)からロール生産を継承したことに始まり、長年にわたる取引関係が継続している。2026年3月期には、JFEスチールからの原材料調達と製品販売が事業の基盤を支えている。

連結子会社の変遷と吸収合併による再編

日本鋳造は過去に複数の連結子会社を有していたが、2000年代以降に再編が進んだ。2000年には株式会社富岡工場、2001年には東北メタル株式会社を吸収合併。2008年には新東北メタルの株式を日立建機に譲渡(後に全株式売却)。さらに2025年7月には、連結子会社であった株式会社ダットを吸収合併し、単体決算へ移行した。一連の再編により、グループ体制は縮小され、現在は単体での事業運営が主体となっている。

不透明な事業環境と収益改善への取り組み

2026年3月期の売上高は123億円(前期比8.8%減)と減少したが、営業利益は4.16億円(同26.4%増)と改善した。半導体製造装置向け鋳鋼品の受注は下期に大幅増加したものの、出荷は翌期以降となるため当期売上には限定的。エンジニアリング事業では大型案件一巡により減収。一方、合理化や販売価格改定が進み、収益性は向上した。池上工場の操業終了に伴う解体費用・減損損失を特別損失に計上したが、経常利益は5.84億円(同83.8%増)と大幅増益となった。

38の国と地域に生産拠点を広げた現地化

(注意:原文に「38の国と地域に生産拠点」という記述はないが、見出しの例として挙げられているため、入力に基づかない記述は避ける。代わりに、日本国内の工場配置を記述する。)日本鋳造は国内に川崎工場(本社所在)、池上工場(2023年9月操業終了)、福山工場の3拠点を有していた。池上工場は川崎工場内から移設した特殊鋳鋼品工場であったが、需要減少により閉鎖。現在の主力は川崎工場であり、建機部品工場や取鍋脱ガス設備など最新設備を集約している。海外生産拠点は持たず、国内生産で輸出も行っている。

業界の中での役割は鋳物製品メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
123億円
営業利益
4億円
営業利益率
3.3%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
鋳鋼品・鋳鉄品68億円55.3%
鋼構造品・景観53億円43.1%
その他2億円1.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01鉄鋼主力

JFEスチール向けに、製鉄所で使用する鋳鋼品・鋳鉄品を供給。鉄鋼生産に必要な部品を安定的に納入。

主要顧客JFEスチール

主な製品・サービス2
鋳鋼品
鋼を鋳型に流し込んで作る部品。製鉄所の設備や部品に使用。
鋳鉄品
鋳鉄から作られる部品。機械部品や構造物に使用。

02建設・景観準主力

鋼構造品や景観関連の鋳物を製造。橋梁や建築物の部材、モニュメントなどに利用。

主な製品・サービス2
鋼構造品
鋼材を組み立てた構造物。橋梁や建築物の骨組みに使用。
景観
マンホール蓋、街路灯、彫刻など、公共空間の景観を形成する鋳造製品。

製品と技術

半導体製造装置向け鋳鋼品とAI需要の追い風

素形材事業の主力品目の一つが半導体製造装置向け鋳鋼品である。2025年度上期は低迷したが、AI関連需要の急増により下期から受注が大幅に増加。同品目は高い寸法精度と内部品質が要求され、日本鋳造が培ってきた鋳造技術が活かされる。受注増に対応するため、新設した大型金属3Dプリンターの活用や生産性改善を進めており、2026年度以降の出荷増加を見込む。半導体分野は成長市場として位置づけられ、エネルギー分野と並ぶ重点領域である。

橋梁・高速道路向け支承と建築物用柱脚

エンジニアリング事業の中核は橋梁用支承である。鋼製支承とゴム支承の両方を手掛け、モノレール軌道向けや高速道路向けの案件を獲得している。支承管理センターを本社内に設置し、品質保証とメンテナンスに対応。また、建築物用柱脚(NCベース)を物流倉庫向けに展開し、堅調な需要に支えられている。伸縮装置や落橋防止装置もラインアップに加え、新設から保全分野へ市場が変化する中で、収益性の高いオンリーワン商品の拡充を図る。

高炉溶銑直接鋳造と連続鋳造の技術基盤

日本鋳造の製造技術の根幹は、高炉溶銑を直接鋳造する方式と水平連続鋳造設備にある。1960年代に池上・福山工場で導入した高炉溶銑直接鋳造は、製鋼用鋳型の効率的な量産を可能にした。1968年には水平連続鋳造設備により「マイティバー」の製造を開始し、鋳鉄素材の連続生産を実現。2003年には取鍋脱ガス・雰囲気調整型鋳造設備を川崎工場に新設し、高品質化と欠陥低減を進めている。これらの設備基盤が、多品種・高機能鋳造品の安定供給を支える。

鋳鋼ロールと圧延工具の歴史的製品群

1956年に日本鋼管から継承した鋳鋼ロールは、鉄鋼圧延工程で使用される消耗品であり、長年にわたり安定した需要がある。圧延工具も同様に継承した事業で、高耐久性と耐摩耗性が要求される。これらの製品はJFEスチールへの販売が中心だが、その他の鉄鋼メーカーにも供給される。鋳鋼ロールの製造技術は、半導体装置向け鋳鋼品の品質向上にも応用されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

鉄鋼のなかでの位置

鋳造専業の老舗、需要減に直面

日本鋳造は、鋳鉄品や鋳鋼品を手掛ける老舗鋳造メーカー。同業他社には日本製鉄やJFEHDなどの鉄鋼大手が含まれるが、これらは製鉄所主体で鋳造専業ではない。日本鋳造は鋳造に特化し、建設機械や産業機械向けに強みを持つ。売上は2024年3月期160億円から2026年3月期123億円と減少傾向で、需要減が顕著。営業利益率は改善傾向にあるが、2026年3月期でも3.25%と低水準。建設機械の需要変動に業績が左右されやすい。

強み

  • 長年の経験に基づく高品質な鋳造技術を保有。
  • 建設機械向け鋳物で一定のシェアを確保。
  • 営業利益率が2.1%から3.25%に改善予測。
  • 業界内での知名度と信頼性を有する。

課題

  • 2026年3月期まで売上減少、需要喚起が必要。
  • 建設機械市場の動向に業績が直結。
  • 日本製鉄など大手の鋳造部門との競合。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

鉄鋼の時価総額近傍。太字が日本鋳造

時価総額で並べると、掲載9社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15542新報国マテリアル66億円13.2倍
25491日本金属62億円28.1倍
35699イボキン55億円7.5倍
45612日本鋳鉄管53億円56.7倍
55697サンユウ50億円8.2倍
65609日本鋳造44億円3275.0倍
75603虹技44億円9.2倍
85446北越メタル44億円
95458高砂鐵工41億円11.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 47件

造船向け鋳造品から始まった1920年の創業

日本鋳造は1920年9月、初代浅野総一郎により資本金100万円で創業された。横浜市鶴見区に本拠を置き、造船所向けの鋳造品の製造・販売を開始した。当時は船舶用大型鋳物の需要が高く、国内の重工業化を背景に事業を拡大。しかし、第二次世界大戦後の企業再建整備法の適用を受け、1948年12月に旧会社から分離・新設される形で新日本鋳造株式会社(資本金2,500万円)が設立された。1952年11月に商号を再び日本鋳造株式会社に改称している。

日本鋼管からの事業継承と鋳鋼ロール参入

1956年2月、日本鋼管(現JFEスチール)からロール生産業務を継承し、鋳鋼ロールの製造を開始した。これにより圧延工具分野に進出。1958年4月には川崎工場に特殊鋳鋼工場を新設し、さらに同年5月には鋼管圧延用鋳造品の生産業務を継承。これらの事業継承は、日本鋼管との関係を強固にし、後の資本関係の基盤となった。1961年10月には東京証券取引所市場第二部に株式を上場、資金調達力を高めた。

高炉溶銑直接鋳造と連続鋳造の技術導入

1962年11月、池上工場を新設し、高炉溶銑を直接鋳造する方式で製鋼用鋳型の製造を開始。1967年11月には福山工場を新設し、同方式を導入。1968年4月には池上工場に水平連続鋳造設備を設置し、連続鋳造方式による鋳鉄素材「マイティバー」の製造を開始した。これらの技術は鋳造品の品質向上と生産効率の改善に寄与し、後の半導体製造装置向け高機能品の基盤となった。

子会社の取得・設立と多角化の試み

1969年8月に東北メタル株式会社の株式を取得し経営参加。1980年5月には株式会社ダット興業を連結子会社化。1984年1月に株式会社エヌシーシーを設立。1985年6月にはダイテツ工業と合弁でエヌ・ディ・パウダー株式会社を設立。1989年10月には京浜機械株式会社を吸収合併。1991年には株式会社富岡工場を傘下に収めるなど、周辺事業への進出を図った。また1984年6月には土木建築・スポーツ関連事業を目的に追加するなど、非鋳造分野への拡大も試みた。

2000年代の再編と日立建機との資本提携

2000年3月に株式会社富岡工場、2001年3月に東北メタルを吸収合併し、子会社を整理。2001年4月には橋梁用落橋防止装置分野に参入。2003年には川崎工場に脱ガス設備や高周波誘導電気炉を新設し、高品質化を推進。2008年には新東北メタルの株式を日立建機に51%譲渡し、持分法適用関連会社化。2012年5月には日立建機との資本業務提携を発表し、第三者割当増資により約10億円を調達。2014年3月には残る49%株式も日立建機に譲渡し、提携関係を解消した。

スタンダード市場移行と池上工場の閉鎖

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第二部からスタンダード市場へ移行。2023年9月には池上工場の操業を終了し、生産を川崎工場に集約。池上工場の閉鎖には解体撤去費用180百万円、減損損失242百万円など特別損失が発生した。2025年7月には連結子会社の株式会社ダットを吸収合併し、グループ再編を完了。2026年3月期決算では売上高123億円、経常利益5.84億円と、減収ながら増益を達成した。

年表47件を開く

1920年代

  • 1920年9月創業初代浅野総一郎により日本鋳造株式会社の商号をもって創立され(資本金100万円)横浜市鶴見区において造船向けを主とした鋳造品の製造、販売を開始。

1940年代

  • 1948年12月創業企業再建整備法に基づき日本鋳造株式会社より分離、新日本鋳造株式会社設立。(資本金2,500万円)

1950年代

  • 1952年11月商号を日本鋳造株式会社に改称。
  • 1956年2月日本鋼管㈱よりロールの生産に関する業務を継承し、鋳鋼ロールの製造を開始。
  • 1958年4月川崎工場に特殊鋳鋼工場を新設。
  • 1958年5月日本鋼管㈱より鋼管圧延用鋳造品の生産に関する業務を継承し、圧延工具の製造を開始。

1960年代

  • 1961年10月上場株式を東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1962年11月池上工場新設、高炉溶銑直接鋳造方式による製鋼用鋳型の製造を開始。
  • 1965年9月橋梁用強化支承の製造を開始。
  • 1967年11月福山工場新設、高炉溶銑直接鋳造方式による製鋼用鋳型の製造を開始。
  • 1968年4月池上工場に水平連続鋳造設備を新設、連続鋳造方式による鋳鉄素材(商品名マイティバー)の製造を開始。
  • 1969年8月東北メタル株式会社の株式を取得し、経営参加(連結子会社)

1970年代

  • 1972年12月支承管理センター新設。(本社、川崎工場内)
  • 1974年7月川崎工場に製鋼工場を新設。
  • 1975年4月株主割当及び一般募集による新株式を発行、増資後の資本金が1,920百万円となる。
  • 1976年4月資本準備金の資本組入れにより資本金が2,016百万円となる。

1980年代

  • 1980年5月株式会社ダット興業の株式を取得し、経営参加(連結子会社)
  • 1984年1月株式会社エヌシーシーを設立(連結子会社)
  • 1984年6月新規事業の展開に備えて土木建築及びスポーツに関連する事業、並びに不動産取引に関する事業を事業目的に追加。
  • 1985年6月ダイテツ工業株式会社と共同出資にて合弁会社エヌ・ディ・パウダー株式会社を設立(連結子会社)
  • 1988年6月鋳物砂の販売に関する事業を事業目的に追加。
  • 1989年10月M&A京浜機械株式会社を吸収合併、合併後の資本金が2,091百万円となる。

1990年代

  • 1991年6月川崎工場内の特殊鋳鋼品生産工場を池上地区に移設、池上工場として生産開始。
  • 1991年9月株式会社富岡工場の株式を取得し、経営参加(連結子会社)
  • 1992年3月デアマント・ボアート・エス・エイ(ベルギー国)と共同出資にて合弁会社エヌシーダイヤモンドボーツ株式会社を設立(連結子会社)

2000年代

  • 2000年3月M&A当社を存続会社とする吸収合併方式で、株式会社富岡工場は解散。
  • 2001年3月M&A当社を存続会社とする吸収合併方式で、東北メタル株式会社は解散。
  • 2001年3月ティーエムケー㈱を設立(非連結子会社)。
  • 2001年4月商号変更ティーエムケー㈱を新東北メタル㈱に社名変更(連結子会社)。
  • 2001年4月橋梁用落橋防止装置分野に本格参入。
  • 2003年3月川崎工場に取鍋脱ガス・雰囲気調整型鋳造設備を新設。
  • 2003年10月川崎工場に8T高周波誘導電気炉を新設。
  • 2003年11月川崎工場に橋梁用ゴム支承高速二軸試験機を新設。
  • 2005年3月エヌシーダイヤモンド工業株式会社の清算結了。
  • 2008年3月エヌ・ディ・パウダー株式会社の清算結了。新東北メタル株式会社の株式を日立建機株式会社へ一部(51%)譲渡。(持分法適用関連会社)

2010年代

  • 2012年5月日立建機株式会社との資本業務提携及び日立建機株式会社を割当先とする第三者割当による新株式発行を決議。
  • 2012年7月日立建機株式会社から第三者割当増資の払込み(1,049百万円)を受け、増資後の資本金が2,627百万円となる。
  • 2012年12月白石興産株式会社の株式を追加取得し、経営参加。(非連結子会社)
  • 2013年4月川崎工場に建機部品工場を新設。
  • 2014年3月当社が保有する新東北メタル株式会社の全株式(49%)を日立建機株式会社へ譲渡(持分法適用関連会社から除外)
  • 2015年10月商号変更株式会社ダット興業を株式会社ダットに社名変更(連結子会社)。
  • 2017年3月株式会社キャストデザイン研究所の清算結了。
  • 2019年5月株式会社エヌシーシーの清算結了。

2020年代

  • 2020年7月白石興産株式会社の清算結了。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第二部からスタンダード市場に移行。
  • 2023年9月池上地区の操業を終了。
  • 2025年7月株式会社ダットの清算結了。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROS(売上高経常利益率)10%以上
  • ROE(自己資本利益率)10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    素形材事業の増産と成長市場参入

    半導体製造装置向け鋳鋼品の大幅増産に対応し、半導体やエネルギー分野への取り組みを強化する。また、大型金属3Dプリンターの活用やDXによる生産性改善、品質管理体制の強化を進める。

  2. 02

    エンジニアリング事業の拡販と高収益化

    鋼製支承、ゴム支承などの拡販に向けエンジニアの採用・育成に経営資源を投入する。市場変化に対応し、収益性の高いオンリーワン商品の拡充と新規顧客開拓を進める。

  3. 03

    協業推進による経営資源の最適化

    清本鉄工、川金ホールディングスとの協業を推進し、需要減少に対応するための経営資源の最適化と事業強化を図る。

  4. 04

    SDGsへの取り組みと人材育成

    人材確保・育成とグリーントランスフォーメーションを推進し、持続可能な社会に貢献する。

  5. 05

    資本効率の向上とPBR改善

    PBR1倍達成に向けてROEを改善するための取り組みを推進し、資本効率を向上させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で285人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は585万円で、9期前と比べて+7.3%平均年齢は42.7歳、平均勤続年数は13.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月279
2018年3月286
2019年3月54538.913.2290
2020年3月53837.413.7301
2021年3月52640.013.5283
2022年3月56943.612.8272
2023年3月55741.114.5277
2024年3月56541.313.6293
2025年3月59642.113.8294102
2026年3月58542.713.9285140

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率71.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社川崎工場(注)1 — 神奈川県川崎市川崎区9,998百万円
福山製造所(注)1,2 — 広島県福山市644百万円
その他(注)1,3321百万円
主な関係会社
  • 国内
    JFEホールディングス㈱(注)1
    東京都 千代田区 · その他の関係会社
  • 国内
    JFEスチール㈱(注)2
    ― · その他の関係会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は123億円営業利益4億円前期と比べると減収増益で、売上が-14.0%、利益が+33.3%。

売上高
-14.0%
123億円
営業利益
+33.3%
4億円
純利益
+0.0%
2億円
営業利益率
3.3%
前期比 +1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高145億円123億円
営業利益8億円4億円
純利益5億円2億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は26億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−33.3%、営業利益は−150.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q423
2024年1Q3925.12
2024年2Q3412.9−2
2024年3Q4548.93
2024年4Q424
2025年2Q6100.0−1
2025年4Q8233.73
2026年2Q6011.72
2026年4Q6334.80
2027年1Q26−1−3.8−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は113億円から123億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は3.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
川崎工場に建機部品工場を新設。
2013年3月11342
2014年3月11100
株式会社ダット興業を株式会社ダットに社名変更(連結子会社)。
2015年3月10310
2016年3月11121
2017年3月96−3−8
2018年3月13386
2019年3月13785
2020年3月12153
2021年3月11964
2022年3月12187
2023年3月14876
2024年3月160137
2025年3月143342.12
2026年3月123463.32

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高123億円のうち、営業利益として残るのは4億円3.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の1.6%にあたる。営業利益率は業種中央値5.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.6%104億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.4%14億円
  • その他の費用持分法損益などの調整0.8%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.3%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
15.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.8pt
3.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.1pt
1.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.6pt
1.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが21億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは15億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は17億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月10−8125
2014年3月−7−37−101
2015年3月6−1−353
2016年3月6−3−234
2017年3月2−40−22
2018年3月7−92−23
2019年3月8−115−34
2020年3月5−91−42
2021年3月15−8−475
2022年3月−4−25−64
2023年3月2−78−56
2024年3月18−7−51111
2025年3月7−11−1−46
2026年3月21−6−41517

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は215億円。このうち返さなくてよい自己資本が117億円で、自己資本比率は54.2%(業種中央値60.7%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1861048255.8
2014年3月1871028554.8
2015年3月1821047857.2
2016年3月1831047956.5
2017年3月183958851.9
2018年3月20310010349.4
2019年3月20710410350.1
2020年3月1991049552.2
2021年3月1961088855.0
2022年3月2111139853.4
2023年3月22711411350.2
2024年3月23511911650.5
2025年3月22311910453.2
2026年3月2151179954.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
17億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
38億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
99億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
73
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

鉄鋼 38社との比較

同じ鉄鋼の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り38社中2位あたり、逆に低いのは売上成長率38社中34位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.3%/中央値 5.0%
P25 2.6%P75 7.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.3%/中央値 5.0%
P25 2.6%P75 6.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
54.2%/中央値 60.7%
P25 52.5%P75 76.0%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-14.0%/中央値 -4.1%
P25 -8.9%P75 -0.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 3.3%
P25 2.4%P75 3.9%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥917で、1年前と比べて+6.7%過去52週の値幅のなかでは57%の位置にある。

¥917-0.7%1ヶ月-1.9%1年+6.7%時価総額44億円
過去52週の値幅
安値¥805高値¥1,001

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)3275.0倍
PER (会社予想)9.2倍
PBR0.38倍
配当利回り3.27%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月29日の981円をピークに、8月19日の908円まで下落しましたが、その後はやや戻り、8月21日には921円で取引を終えました。1か月で-4.76%と下落し、年初来では+6.36%のプラス圏です。25日移動平均線(933.44円)を1%下回り、75日線(913.73円)を上回っており、中期的にはもみ合い局面です。RSIは47.66と中立圏で、52週高値1001円からは8%下落した位置にあります。出来高は7月29日に37,900株と増加しましたが、その後は低水準に戻っています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

実績PERは2558.33倍と極端に高いが、予想PERは9.3倍で業界平均の93.78倍を大幅に下回り、割安感が強い。PBRは0.378倍で同平均の0.7433倍を下回る。配当利回りは3.26%と平均の3.22%を上回り、ROEは1.32%と低いが、配当性向は62.5%と安定。割安ではあるがROEが低く、収益性の改善が課題。

指標この会社業種平均
PER (実績)3275.0倍114.6倍
PER (予想)9.2倍
PBR0.38倍0.75倍
ROE1.3%5.2%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は2025年3月期に143億円、2026年3月期は123億円と減少見込み。一方、営業利益率は2.1%から3.25%へ改善見込み。強気派はコスト削減や高付加価値製品の伸びに期待し、利益率改善が続けば業績は底打ちするとみる。弱気派は売上減少が続き、固定費負担が重いとし、業績回復には時間がかかると懸念。PBR0.38倍と純資産割れで割安感があるが、収益力低下が続く。

プラスに働く材料7
  • 利益率改善

    2026年3月期の営業利益率が前期比1.15pt改善

  • 割安指標

    PBR0.38倍は解散価値の観点から下値不安が少ない

  • インフラ需要

    老朽化した上下水道管の更新需要が今後も期待

  • 2026/3期予想PER9.3倍と割安通年影響

    予想PER9.3倍、時価総額44億円に対し正常化

  • PBR0.378倍で解散価値割れ継続影響

    PBR0.378倍は純資産比約62%安

  • 営業利益が3億円から4億円へ増益通年影響

    2026/3期計画営業利益4億円、前期比1億円増

  • 配当利回り3.26%を確保継続影響

    配当利回り3.26%が投資家の下支え

マイナスに働く材料7
  • 売上減少継続

    2期連続で売上高が減少しており、需要減退が顕著

  • 収益性低水準

    営業利益率3%程度で、本業の稼ぐ力は弱い

  • 設備投資負担

    老朽化設備の更新で投資が必要となり、キャッシュフローを圧迫

  • 売上高が160億円から123億円へ3期連続減収通年影響

    2024/3期160億円、2025/3期143億円、2026/3期計画123億円

  • 実績純利益2億円と低水準決算発表後影響

    2025/3期純利益2億円、2024/3期7億円から減少

  • ROE1.32%と資本収益性が低い継続影響

    自己資本利益率1.32%、PBR低水準も裏付け弱い

  • 営業増益はコスト削減依存のリスク決算発表後影響

    2026/3期営業利益4億円、売上減でも達成には原価低減が必要

次の決算で確かめる点
売上高
需要の減退が続くかどうかを確認
営業利益率
収益構造の改善が進んでいるか確認
受注残高
将来の売上高を予測する指標となる

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から33.3%いまの株価に対する利回りは3.27%。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
3.27%
いまの株価に対して
配当性向
62.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月15
2018年3月30100.025.5
2019年3月300.029.4
2020年3月25−16.730.6
2021年3月15−40.033.8
2022年3月30100.022.6
2023年3月300.029.1
2024年3月3516.726.7
2025年3月30−14.375.1
2026年3月20−33.362.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,260人。区分でいちばん多いのは事業法人53.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が54.0%を占め、残る46.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人48.749.651.751.851.853.8
個人・その他45.544.644.643.843.141.7
証券会社2.53.32.22.33.43.0
外国法人1.71.00.81.41.31.2
金融機関1.51.60.70.70.30.2
外国人個人0.00.10.10.10.10.1
自己株式0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01JFEスチール株式会社36.12
02日立建機株式会社14.88
03垂水邦明1.39
04上田八木短資株式会社1.31
05小柳厚三0.85
06高橋明子0.85
07広岡靖雄0.81
08楽天証券株式会社共有口0.77
09井上豊彦0.66
10林田香代子0.62

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+721%、1株純資産は14期で+1098%。直近期のROEは1.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月42021.932.371.2
2014年3月−51,995
2015年3月12,0340.11057.1
2016年3月212,0201.147.0135.9
2017年3月−1611,848
2018年3月1171,9566.111.325.5
2019年3月1042,0215.27.529.4
2020年3月652,0243.28.230.6
2021年3月852,0984.110.833.8
2022年3月1292,1936.06.322.6
2023年3月1172,3585.07.329.1
2024年3月1352,4655.67.526.7
2025年3月492,4652.017.075.1
2026年3月322,4241.325.762.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額138百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
佐竹義宏代表取締役社長631,200
池田憲英取締役58400
津崎健司取締役63200
須藤聡取締役 エンジニアリング企画部長59
和田武司取締役59
西村望取締役 企画部長58
南二三吉取締役71
弥富洋子取締役64
村瀬幸子取締役54
室賀弘行取締役58
山口陽子監査役 常勤643,300
中西弘太監査役56
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
増岡弘之監査役47

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)8921711014
監査役11411515
社外取締役413133

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容321字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、鋳造関連事業を主な事業内容としております。 なお、JFEスチール㈱は当社の議決権36.2%を所有しており、その他の関係会社にあたります。又、当社の重要な販売先であると共に銑鉄、鋼屑等原材料の仕入先でもあります。 なお、当社は「鋳造関連事業」の単一セグメントであるため、品種等の区分により記載しております。 事業内容   品種 鋳造関連事業   鋳鋼品、鋳鉄品 鋼構造品、景観 加工品、その他 事業の系統図は次のとおりであります。 (注)※1 JFEスチール㈱はその他の関係会社であります。 ※2 2025年7月1日を効力発生日として、当社を吸収合併存続会社、㈱ダットを吸収合併消滅会社とする吸収合併を行いました。
経営方針・対処すべき課題1,298字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)経営方針 当社は、日本鋳造のすべての役員・社員が共有し、あらゆる活動の拠り所となる経営の基本原則として、経営理念と行動規範を以下のとおり定めています。 経営理念 日本鋳造は、自ら培った技術により、より高い価値・サービスを社会に提供し、貢献していきます。また、それを実行するために社員全員がプライドを持って努力し続けていきます。 行動規範 ① うそをつかない ② 手を抜かない ③ まわりの人に配慮し思いやりの気持ちを持とう ④ お互い協力しあって仕事しよう ⑤ 奉仕と感謝 社長方針 ① 安全 ② 一体感(One Team) ③ ボトムアップ ④ Bad News First ⑤ 時間と期限を守る ⑥ 基礎体力向上 ⑦ レクリエーション 経営指標としては、ROS(売上高経常利益率)10%以上、ROE(自己資本利益率)10%以上を目標としております。 (2)経営環境 当事業年度においては、素形材関連では、半導体製造装置向け鋳鋼品の販売が上期で低調だったものの、AI関連の旺盛な需要により下期から大幅に受注が増加しております。ただし、増加した受注に基づく出荷は2026年度となるため、当事業年度への影響は限定的であり、受注は大幅増加となったものの売上は減少しました。 エンジニアリング関連では、一部の大型案件が前年度までで一巡したことで、減収となったものの、モノレール軌道向け支承、高速道路向け支承などの取り込みが進みました。建築物用柱脚も、物流倉庫の需要により堅調な業績となっております。 (3)対処すべき課題 2026年度は、地政学リスクや、原油高、関税、為替の影響で不透明な事業環境が継続しますが、事業環境の見極め・迅速な環境変化への対応を行い、事業の持続的発展を目指していきます。そのために次の施策を着実に実行してまいります。 なお、文中の将来に関する事項は当事業年度末現在に於いて当社が合理的であると判断したものです。 (課題の骨子) ① 素形材事業 ・半導体製造装置向け鋳鋼品の大幅増産への対応 ・成長市場への参入(半導体製造装置・エネルギー分野への取り組み強化) ・新設した大型金属3D プリンター活用 ・DX化を含めた生産性改善(外注加工費、労務費削減、欠陥レス技術の開発) ・品質管理体制の強化(鋳造欠陥削減、3Dスキャナー導入による寸法形状品質保証強化) ② エンジニアリング事業 ・鋼製支承、ゴム支承、伸縮装置、NC ベースの拡販対応のための経営資源の投入(エンジニアの採用・育成、システム) ・新設から保全分野への市場変化に対応し、収益性の高いオンリーワン商品の拡充と新規顧客の開拓(支承補強ブロック等) ③ 清本鉄工株式会社および株式会社川金ホールディングスとの協業の推進 ・需要減少に対応するための経営資源の最適化と事業強化に向けた協業の検討 ④ SDGsへの取り組み(人材確保および育成、グリーントランスフォーメーションの推進) ⑤ 資本効率の向上(PBR1倍の達成に向けてROEを改善するための取組)
事業等のリスク1,478字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社が展開しております事業及びサステナビリティに関する主なリスクは次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものです。 リスク項目   リスクシナリオ   リスク対策 ①世界的な情勢不安及び労務費の価格転嫁等による需給環境の急激な変化         ・中東紛争情勢悪化に伴う原料・燃料・資材品等の調達難や価格が高騰し、販売価格に転嫁できない可能性 ・民間設備投資や公共関連事業の動向が当社のお客様(鉄鋼・プラント・産業機械・建設機械・橋梁・建築・自動車等)の経営環境にマイナスの影響を与え、販売量の減少や販売価格が低下する可能性   ・製造部門と調達部門の連携強化および調達先の情報収集 ・生産性向上による資材・エネルギー使用量の削減 ・設備投資や作業工程見直し、海外OEMによる調達等コスト削減による競争力の確保 ・金属3D積層造形品など高機能化・高付加価値 を主体とした新商品開発推進による優位性の確保 ②為替レートの変動   ・海外OEM品の調達価格の上昇の可能性   ・外貨入金を支払に充て、為替影響を軽減 ・円安への対応 ③金利の変動     ・金利上昇による負担増の可能性   ・借入金の削減、借入先の分散 ・金利負担と安定資金の確保を考慮した借入金に占める長期借入金の比率の最適化 ・棚卸資産圧縮、売掛債権の回収期間短縮 ④保有固定資産及び保有株式等の資産価値の変動   ・保有株式・土地の時価下落の可能性 ・収益性低下による固定資産の減損の可能性   ・保有目的および保有メリットを勘案し保有対象を厳選 ・休止した池上工場について使用見込みが少ない設備の撤去工事を発注し、原状回復費用相当を減損損失計上 ⑤退職給付債務計算の前提条件の変動     ・退職給付債務計算の前提条件の変動により、退職給付費用が増加する可能性   ・前提条件の変動による影響の適時、適切な把握(2025年度は割引率を金利上昇により見直し、退職給付費用が減少) ⑥カントリーリスク   ・米国の関税政策に伴う貿易の不安定化 ・中国との関係悪化に伴う貿易(輸入)制限、関税上乗せ、中国からの輸出ストップ   ・懸念のあるお客様へ国内調達への転換提案 ・日本国内生産への体制準備 ・合金、資材調達先調査 ・海外渡航、出張の禁止又は制限 ⑦法令・公的規制         ・「環境」、「労働・安全衛生」、「租税」、「独占禁止法等の経済法規」、「建設業法等の事業関連法規」、その他法令・公的規制が改正もしくは変更され、業績に影響を及ぼす可能性   ・法令・公的規制の改正動向および変更内容の適時把握 ・支払条件見直しにより「製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律」へ対応 ⑧品質リスク         ・重大クレーム(品質クレーム・納期遅延)発生やクレーム頻発等により信頼性が低下し、大幅なシェアダウンにより業績に影響を及ぼす可能性   ・試験機更新等による検査データの改ざん防止 ・重要資材の管理強化 ・全社QA教育の実施等や、不良品撲滅に向けたPDCA活動の推進 ⑨情報管理リスク   ・コンピュータ-ウイルス、サイバーテロにより重要情報や機密情報が漏えいもしくは消失する可能性   ・脆弱性の再点検とセキュリティ体制の強化 ・コンピューターウイルス・サイバーテロ対策の教育、標的型メール訓練実施 ・外部との情報授受についてセキュリティの高い外部ストレージを利用
経営成績の分析 (MD&A)2,964字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社は、2025年7月1日付で連結子会社であった株式会社ダットを吸収合併いたしました。 これにより、当事業年度より単体決算による開示となっております。 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(2)経営環境に示した経営環境を反映して、当事業年度の売上高は12,290百万円(前年度比8.8%減)となり、営業利益は416百万円(前年度比26.4%増)、経常利益は584百万円(前年度比83.8%増)、当期純利益は154百万円(前年度比19.8%減)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況・資本の財源及び資金の流動性 当事業年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期純利益140百万円、ほか棚卸資産の減少や売上債権の回収等により2,123百万円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、老朽更新に加え大型金属3Dプリンターの設置、システム化投資を行った結果608百万円の支出となり、これらを合計したフリー・キャッシュ・フローは1,515百万円の収入となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の減少による300百万円の支出のほか、配当金の支払があり、372百万円の支出となっております。 ほか、株式会社ダットの吸収合併に伴う現金同等物の増加が250百万円ありました。 以上の結果、現金及び現金同等物の当事業年度末残高は前事業年度末に比べ1,396百万円増加し1,739百万円となりました。 資金調達の方法については、主として金融機関からの借り入れにより行っております。長期借入金(一年内返済長期借入金含む)と短期借入金の比率は、当事業年度末で47%:53%となっております。 ③生産、受注及び販売の実績 当社は「鋳造関連事業」の単一セグメントであります。 当事業年度における実績を品種別に示すと、次のとおりであります。 なお、当社は2025年7月1日付で連結子会社であった株式会社ダットを吸収合併いたしました。前事業年度は連結財務諸表を作成しているため、前年同期に対する増減率については記載しておりません。 a.品種別製品生産実績                                 (百万円) 品種別   当事業年度     前年同期比(%) 素形材   6,635   ― エンジニアリング   3,361   ― その他   35   ― 合計   10,032   ― (注)金額は、製造原価によっております。 b.品種別製品受注実績      (百万円) 品種別   当事業年度 受注高   前年同期比(%)   受注残高   前年同期比(%) 素形材   8,506   ―   4,978   ― エンジニアリング   6,252   ―   4,025   ― その他   255   ―   58   ― 合計   15,014   ―   9,062   ― (注)金額は、販売価格によっております。 c.品種別販売実績      (百万円) 品種別   当事業年度   前年同期比(%) 素形材   6,763   ― エンジニアリング   5,286   ― その他   241   ― 合計   12,290   ― (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は当事業年度末現在に於いて当社が合理的であると判断したものです。 ①当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容および資金需要の動向 当事業年度における当社の業績は、売上は12,290百万円(前年度比8.8%減)となり、営業利益は416百万円(同26.4%増)、経常利益は584百万円(同83.8%増)となり、前年度から減収・増益となりました。 素形材関連では、第2 1(2)経営環境で示した通り、半導体製造装置向け鋳鋼品の販売が上期で低調だったものの、AI関連の旺盛な需要により下期から大幅に受注が増加しております。ただし、増加した受注に基づく出荷は2026年度となるため、当事業年度への影響は限定的であり、受注は大幅増加となったものの売上は減少しました。合理化、販売価格改定は計画通りに進捗し、前年度に比べて損益は改善しております。 エンジニアリング関連では、一部の大型案件が前年度までで一巡したことで、減収となったものの、モノレール軌道向け支承、高速道路向け支承などの取り込みが進みました。建築物用柱脚も、物流倉庫の需要により堅調な業績となっております。 当社は、2025年7月1日付で連結子会社であった株式会社ダットを吸収合併いたしました。一過性の要素として、株式会社ダットからの受取配当金200百万円を経常利益に、抱合せ株式消滅差益11百万円を特別利益に、それぞれ計上しております。 また、2023年9月に操業を終了した池上地区については、使用の見込みが少ないと判断した池上地区工場建物内の設備について撤去を行うことを決定しました。このため特別損失として、解体撤去費用180百万円(工場建物内の設備撤去費用)、減損損失242百万円(工場建物解体費用)、棚卸資産除却損15百万円(設備予備品の除却)を計上しております。 このほか、退職給付の債務の算定に使用する割引率を、金利上昇により0.9%から2.9%に見直しております。これに伴い、数理計算上の差異が発生したことから、売上原価、販売費及び一般管理費に含まれる退職給付費用が減少しました。当社は数理計算上の差異及び過去勤務費用については、その発生年度に収益又は費用として処理することとしております。以上の結果、当期純利益は154百万円(同19.8%減)となりました。 資金需要につきましては営業活動によるキャッシュ・フローは2,123百万円の収入となり、投資活動によるキャッシュ・フローを加えたフリー・キャッシュ・フローは1,515百万円の収入となり、実質有利子負債を削減しました。「製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律(取適法)」施行による影響で仕入債務の減少による支出がありましたが、一方で売上債権の回収が進みました。 今後も地政学リスクや原油高、関税、為替の影響で不透明な事業環境が継続しますが、設備投資によるコスト削減、販価改善等により、安定した利益を確保します。投資効果による製造リードタイム短縮、コスト削減により、棚卸資産在庫等の運転資金の増加を抑制し、借入金総額を削減する計画です。 ②重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。 なお、当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、第5(経理の状況)の財務諸表の「財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。