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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

STG

5858 · Growth · 非鉄金属

マグネシウム合金を中心とした軽量化金属部品で、カメラ・自動車などに供給する精密鋳造会社。

概要

STGは、実用金属最軽量のマグネシウム合金を主軸に、アルミニウム合金を含む軽量化金属部品の製造加工を手掛ける専門メーカーである。金型設計から鋳造、機械加工、表面処理、組立までの一貫生産体制を持ち、日本(大阪、伊豆)、中国(深圳)、タイ、マレーシアの4カ国に生産拠点を配置する。2026年3月期の連結売上高は68億円、従業員808名。高付加価値カメラ、自動車、ネットワークカメラ、医療機器など向けに部品を供給し、主要顧客にAXIS COMMUNICATIONS、三菱電機などを持つ。2019年に東証PRO Marketに上場、2024年にグロース市場へ移行した。

マグネシウム41%、アルミニウム54%の売上構成

当社グループの2026年3月期における売上構成は、マグネシウムダイカストが41%、アルミニウムダイカストが54%を占める。マグネシウム合金部品は実用金属中最軽量であり、放熱性や電磁シールド性に優れる。アルミニウム合金部品は軽量かつ加工が容易で、コストダウンを求める顧客に適する。両素材とも軽量化ニーズの強い高付加価値カメラ、自動車、ネットワークカメラ、プロジェクター、プリンター、医療機器、ドローン等の市場で需要がある。主要顧客としては、AXIS COMMUNICATIONS(売上高の21.6%)、三菱電機(16.2%)、CBC(13.2%)、甲信工業(9.2%)が挙げられる。

売上高68億円、EBITDAを重視する成長戦略

連結売上高は2020年3月期の24億円から2026年3月期には68億円へと拡大した。営業利益は同期間に2026年3月期で3億円(前期比30.5%減)となったが、当期純利益は3億円(同27.9%減)である。経営指標として売上高の増収を最重視しつつ、マグネシウム部品売上高とEBITDAを重要指標に位置づける。2024年12月に公表した中期経営計画「Challenge 100」では、2027年度に連結売上高120億円、連結営業利益12億円を目標とする。長期目標として売上高300億円、営業利益30億円を掲げ、M&Aや設備投資による成長スピード加速を図る。

日本、中国、タイ、マレーシアの4カ国6拠点

生産拠点は日本国内に大阪本社工場(八尾市)と伊豆工場、中国に深圳工場(深圳市参輝精密五金)、タイにアユタヤ工場(SANKI EASTERN)、マレーシアにジョホールバル工場(STX PRECISION)とペナン工場(E-CAST INDUSTRIES)の計6拠点を有する。役割分担として、金型設計・製造はタイとマレーシアジョホールバル工場で実施。鋳造工程は中国工場を除く自社工場で行う。化成処理はタイ工場のみ、組立はマレーシア2工場で対応する。この分散体制により、グローバルに展開するメーカーの生産連鎖に対応可能である。

5社の連結子会社で構成されるグループ

当社グループは、株式会社STG(当社)と5社の連結子会社から成る。海外子会社は、三輝特殊技研(香港)有限公司、深圳市参輝精密五金有限公司(中国)、SANKI EASTERN (THAILAND) COMPANY LIMITED、STX PRECISION (JB) SDN. BHD.(マレーシア)、E-CAST INDUSTRIES SDN. BHD.(マレーシア)である。過去には検査業務を担っていた株式会社サンケンを2007年に吸収合併し、2015年には株式会社TOSEIを吸収合併して商号を変更した。グループ全体として金属部品鋳造及び加工事業の単一セグメントで事業を展開している。

業界の中での役割は軽量化金属部品の受託製造メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
68億円
営業利益
3億円
営業利益率
4.4%
純利益
3億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01高付加価値カメラ主力

ミラーレスカメラなどの高付加価値カメラのボディやシャーシに、マグネシウム合金製の軽量で剛性の高い部品を供給。持ち運びやすさと高い強度が求められる分野で、同社の精密成型技術が活きる。

主な製品・サービス1
カメラ用軽量化金属部品
カメラボディの外装や内部構造に使用されるマグネシウム合金やアルミニウム合金の精密部品。高剛性・放熱性に優れる。

02自動車主力

自動車の軽量化による燃費向上や環境負荷低減を目的に、マグネシウム合金部品を供給。ステアリング部品やシートフレームなどが想定される。

主な製品・サービス1
自動車用軽量化金属部品
自動車の内装部品や構造部品に使用されるマグネシウム合金鍛造・鋳造部品。軽量化と強度を両立する。

03ネットワークカメラ準主力

ネットワークカメラの筐体や内部構造に、放熱性と電磁シールド性に優れるマグネシウム合金部品を供給。

主な製品・サービス1
ネットワークカメラ用軽量化金属部品
監視カメラなどの筐体に使用されるマグネシウム合金部品。放熱性と電磁シールド性が要求される。

04精密機器準主力

プロジェクターやプリンターなどの精密機器のフレームや構造部品に、軽量で高剛性なマグネシウム合金部品を供給。

主な製品・サービス1
精密機器用軽量化金属部品
プロジェクターやプリンターの内部フレームなどに使用されるマグネシウム合金部品。軽量化と強度を両立する。

05医療機器副次

軽量で耐食性に優れるマグネシウム合金を医療機器の部品として供給。X線透過性などの特性も評価される。

主な製品・サービス1
医療機器用軽量化金属部品
医療用機器のハウジングや構造部品に使用されるマグネシウム合金部品。軽量性と生体適合性が求められる。

06ドローン副次

飛行時間の延長に寄与する軽量なマグネシウム合金部品をドローンの機体に供給。軽さと強度が重要。

主な製品・サービス1
ドローン用軽量化金属部品
ドローンの機体フレームやモーターマウントに使用されるマグネシウム合金部品。極限の軽量化が求められる。

製品と技術

マグネシウム合金部品:最軽量金属の精密成型技術

マグネシウム合金部品は実用金属中最軽量であり、放熱性と電磁シールド性に優れる。当社は金型設計段階から凝固収縮をコントロールする高度な鋳造技術を持ち、薄肉かつ高強度な部品を実現する。主な用途はミラーレスカメラ、自動車、ネットワークカメラ、プロジェクター、プリンター、医療機器、ドローンなど多岐にわたる。特に凝固収縮の方向制御は長年のノウハウに基づき、同業他社が参入しにくい技術障壁となっている。2026年3月期の売上構成の41%を占める。

アルミニウム合金部品:軽量・加工容易でコスト競争力

アルミニウムダイカスト部品は軽量でありながら加工が容易で、顧客のコストダウン要求に応える。2026年3月期の売上構成の54%を占め、マレーシア子会社(STX PRECISION、E-CAST INDUSTRIES)が生産の中心である。中国深圳工場では鋳造工程を外注し、機械加工以降を内製することで効率化を図る。グループ全体でアルミニウムとマグネシウム両方に対応できるため、顧客の多様なニーズにワンストップで応える体制を持つ。

ショットブラスト技術と安全対策の特許群

創業以来のショットブラスト加工に加え、マグネシウム加工の安全確保で独自技術を開発してきた。1998年にマグネシウム粉塵爆発対策の湿式集塵機(特許第3481487号)を開発し販売開始。2004年にはブラスト加工時間短縮装置(特許第4249079号)を、2017年にはブラスト被加工物の加工効率向上を目的とした「バレルック」ブラスト装置(実用新案第3208678号)を登録した。各工場で定期的な安全チェックを実施し、マグネシウム取り扱いのノウハウが参入障壁となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

非鉄金属のなかでの位置

非鉄金属の中堅、成長と収益変動

非鉄金属業界に属し、売上高は52億→64億→68億円と増加傾向。業界にはJX金属や日本軽金属など大手が存在するが、当社は特殊な非鉄金属製品やリサイクル事業などに特化している可能性がある。ライバルの大紀アルミニウム工業所やJMCと競合。営業利益率は2025/3の7.81%から2026/3に4.41%へ大幅低下見込みで、収益の変動が大きい。金属価格や需給変動の影響を受けやすい。

強み

  • 売上高が2期連続で増加し、2026/3期には68億円と成長している。
  • 2025/3期には営業利益率7.81%と業界平均並みかそれ以上の収益性を達成。
  • 大手が参入しにくい特殊な非鉄金属製品やリサイクル事業で競争優位を持つ可能性。
  • 電気自動車や再生可能エネルギー関連需要を取り込むことで成長が期待。

課題

  • 営業利益率が変動しやすく、2026/3期には4.41%に低下見込みで、収益が安定しない。
  • 非鉄金属価格の変動や需給バランスの変化が業績に大きく影響する。
  • 同業他社との競争や、海外メーカーとの価格競争にさらされる可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

非鉄金属の時価総額近傍。太字がSTG

時価総額で並べると、掲載7社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15817JMACS60億円14.5倍
25753日本伸銅60億円7.2倍
35729日本精鉱46億円4.1倍
45742エヌアイシ・オートテック41億円169.8倍
55820三ッ星35億円11.6倍
65858STG26億円9.7倍
75704JMC22億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 25件

個人事業の創業から表面加工専門の有限会社へ(1975年〜1995年)

1975年11月、初代社長佐藤武幸がアルミニウム表面加工等を目的として個人事業主として創業した。1976年4月よりアルミニウムダイカストの仕上加工を開始し、1982年6月には資本金300万円で有限会社三輝ブラストを大阪市平野区に設立、本社大阪工場の新社屋が竣工した。1995年5月に株式会社三輝ブラストへ改組し、法人化を完了した。この間、ショットブラスト加工を核とした事業基盤を固めた。

マグネシウム加工への進出と湿式集塵機の開発(1998年〜2000年)

1998年8月、マグネシウム粉塵爆発対策として湿式集塵機を開発し特許(特許第3481487号)を取得、半年後に販売を開始した。同年9月、株式会社TOSEIとの協業でマグネシウム製品の一貫生産を目的とし、静岡県三島市に三島工場を設置した。2000年6月には本社大阪工場でISO-9001認証を取得。マグネシウム取り扱いの安全性と技術力を差別化要因とし、参入障壁の高い事業領域を確立した。

中国・タイへの生産拠点展開(2006年〜2012年)

2006年5月、香港に三輝特殊技研(香港)有限公司を設立し、中国深圳工場の操業を開始した。2011年6月には株式会社TOSEIを子会社化し生産プロセスを拡大、同年9月にはタイ・アユタヤ県のサハラタナナコン工業団地にSANKI EASTERN (THAILAND) COMPANY LIMITEDを設立、2012年5月に操業を開始した。同年12月には深圳市参輝精密五金有限公司を設立し中国国内向け販売を強化。これにより日本・中国・タイの3極生産体制が完成した。

TOSEI吸収合併から株式上場、マレーシア進出(2015年〜2025年)

2015年4月、株式会社TOSEIを吸収合併し、商号を株式会社STGに変更した。2019年6月に東京証券取引所TOKYO PRO Marketへ株式上場。2021年3月、マレーシアのSTX PRECISION (JB) SDN. BHD.を買収し子会社化した。2024年3月には東証グロース市場へ上場市場を変更し、2025年9月にはマレーシアのE-CAST INDUSTRIES SDN. BHD.を買収、アルミニウムダイカスト能力を強化した。2024年12月には中期経営計画「Challenge 100」を公表し、積極的なM&Aと設備投資による成長戦略を打ち出した。

中期経営計画「Challenge 100」で連結売上高120億円を目標

2024年12月に公表した中期経営計画「Challenge 100」は、2025年度から2027年度の3カ年計画である。計画終了時の数値目標として連結売上高120億円、連結営業利益12億円を掲げる。長期目標として連結売上高300億円、連結営業利益30億円を見据える。生産能力の向上と人員確保、技術継承、積極的な資金調達を課題とし、マグネシウム合金部品の生産拡大と周辺領域のM&Aを推進する。2026年3月期にはE-CAST買収によりマレーシアでの生産能力が増強された。

年表25件を開く

1970年代

  • 1975年11月創業当社初代社長 佐藤武幸がアルミニウム表面加工等を目的に個人事業主として創業
  • 1976年4月アルミニウムダイカスト(注)の仕上加工開始

1980年代

  • 1982年6月創業有限会社三輝ブラストを資本金3,000千円で大阪市平野区に設立。本社大阪工場の新社屋竣工

1990年代

  • 1995年5月株式会社三輝ブラストに改組
  • 1998年8月マグネシウム粉塵爆発対策として湿式集塵機を開発(特許第3481487号)。半年後に販売を開始
  • 1998年9月マグネシウムの鋳造から加工の一貫生産を行う株式会社TOSEIとの協業でのマグネシウム製品の一貫生産を目的として三島工場を静岡県三島市に設置

2000年代

  • 2000年6月本社大阪工場にてISO-9001認証取得
  • 2003年3月三島工場にてISO-9001認証取得
  • 2004年4月ブラスト加工時間短縮を目的として ブラスト加工装置を開発(特許第4249079号)
  • 2004年8月本社大阪工場を大阪府八尾市に移転
  • 2004年9月三島工場を静岡県沼津市に移転
  • 2006年5月各種金属製品製造販売を目的として中国・香港に三輝特殊技研(香港)有限公司(現連結子会社)設立。中国深圳工場操業開始
  • 2007年4月M&A当社の検査業務などを担っていた株式会社サンケンを吸収合併

2010年代

  • 2010年8月沼津工場を静岡県伊豆市に移転
  • 2011年6月M&A株式会社TOSEIを子会社化し生産プロセスを拡大
  • 2011年9月マグネシウム成型品の製造販売を目的としてタイ国アユタヤ県サハラタナナコン工業団地にてSANKI EASTERN (THAILAND) COMPANY LIMITED(現連結子会社)を設立
  • 2011年12月三輝特殊技研(香港)有限公司が100%出資し、中国・深圳にて、中国国内向けの金属製品製造販売を目的とした深圳市参輝精密五金有限公司(現連結子会社)を設立
  • 2012年5月タイ工場操業開始
  • 2014年8月全拠点にてISO-9001認証取得
  • 2015年4月M&A株式会社TOSEIを吸収合併し、株式会社STGに商号変更
  • 2017年2月ブラスト被加工物の加工効率向上を目的とした「バレルック」ブラスト装置 実用新案(第3208678号)登録
  • 2019年6月上場東京証券取引所 TOKYO PRO Marketに株式を上場

2020年代

  • 2021年3月M&Aマレーシアにてアルミニウム成型品の製造販売を営むSTX PRECISION (JB) SDN.BHD.(現連結子会社)を買収し子会社化
  • 2024年3月上場東京証券取引所 グロース市場に株式を上場
  • 2025年9月M&Aマレーシアにてアルミニウム成型品の製造販売を営むE-CAST INDUSTRIES SDN. BHD.(現連結子会社)を買収し子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2027年度まで120億円
  • 連結営業利益2027年度まで12億円
  • 長期連結売上高300億円
  • 長期連結営業利益30億円
  • 自己資本比率30%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    独自技術によるマグネシウム事業拡大

    マグネシウム合金部品の加工技術やノウハウを強みに、軽量化ソリューションを提供。電動車普及や製品軽量化の市場成長を取り込み、競争優位性と高収益率を維持する。

  2. 02

    生産能力向上と人員確保

    急速な企業規模拡大に対応するため、生産能力を増強し、それを支える人材を確保する。マレーシアなどでの受注増に対応し、アルミ・マグネシウム両方の生産体制を強化する。

  3. 03

    M&Aと事業領域拡大による成長加速

    シナジー効果のある周辺領域企業のM&Aを積極的に実施し、内製化を進めて生産効率を向上。製造業アジアプラットフォーム型企業を目指す。

  4. 04

    技術継承と品質向上

    金型設計力と鋳造技術力をさらに高め、多様な製造手法に対応。厳格な品質管理体制を構築し、お客様の信頼を得て収益拡大につなげる。

  5. 05

    多様な資金調達と株主還元

    自己資本比率30%以上を維持しつつ、転換型優先株式や借入金を活用。配当性向20%程度を目標に、株価向上施策と配当増額で株主還元を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 3期分

グループ全体で808人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は488万円で、2期前と比べて+11.5%平均年齢は46.7歳、平均勤続年数は12.4年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2024年3月43845.610.8659
2025年3月45547.011.767075
2026年3月48846.712.480837

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 0 / 海外 5、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
大阪本社・工場 — 大阪府八尾市158百万円
静岡工場 — 静岡県伊豆市141百万円
本町オフィス — 大阪府大阪市21百万円
主な関係会社
  • 海外
    三輝特殊技研(香港)有限公司(注)2、4
    中国・香港 金鐘道 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    深圳市参輝精密五金有限公司(注)2、4
    中国広東省深圳市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SANKI EASTERN (THAILAND) COMPANY LIMITED (注)2、3、4
    タイ・アユタヤ · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 海外
    STX PRECISION (JB) SDN. BHD. (注)2、4
    マレーシア・ジョホールバル · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    E-CAST INDUSTRIES SDN. BHD. (注)2
    マレーシア・ペナン · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    [第十二回]事業再構築補助金_GX進出類型(交付申請等)
    中小企業庁
    834万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は68億円営業利益3億円前期と比べると増収減益で、売上が+6.3%、利益が-40.0%。

売上高
+6.3%
68億円
営業利益
-40.0%
3億円
純利益
-25.0%
3億円
営業利益率
4.4%
前期比 -3.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高76億円68億円
営業利益5億円3億円
純利益3億円3億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

5期分

直近は2027年1Qで、売上は18億円、営業利益は1億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2025年2Q2926.92
2025年4Q3538.62
2026年2Q3013.31
2026年4Q3825.32
2027年1Q1815.60

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 7期分

2020年3月期からの7期で、売上は24億円から68億円へ2.8倍に増えた。直近期の営業利益率は4.4%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2020年3月2422
マレーシアにてアルミニウム成型品の製造販売を営むSTX PRECISION (JB) SDN.BHD.(現連結子会社)を買収し子会社化
2021年3月2001
2022年3月3521
2023年3月4732
東京証券取引所 グロース市場に株式を上場
2024年3月5232
マレーシアにてアルミニウム成型品の製造販売を営むE-CAST INDUSTRIES SDN. BHD.(現連結子会社)を買収し子会社化
2025年3月64557.84
2026年3月68344.43

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高68億円のうち、営業利益として残るのは3億円4.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の4.4%にあたる。営業利益率は業種中央値5.8%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.5%52億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.1%13億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.4%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.3pt
4.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.4pt
4.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.2pt
9.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2026年3月期は営業CFが7億円、投資CFが−23億円で、差し引きのフリーCFは−16億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は18億円で、売上の3.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年3月2−32−16
2021年3月1−912−811
2022年3月0−4−2−45
2023年3月5−2139
2024年3月2−42−210
2025年3月5−4−2111
2026年3月7−2322−1618

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 7期分

2026年3月期の総資産は96億円。このうち返さなくてよい自己資本が36億円で、自己資本比率は36.8%(業種中央値53.7%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2020年3月1981143.8
2021年3月4383519.8
2022年3月4193222.1
2023年3月51123924.3
2024年3月59174229.0
2025年3月67244236.4
2026年3月96366136.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
18億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
16億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
61億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
64
/ 100
安定性自己資本比率25 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

非鉄金属 32社との比較

同じ非鉄金属の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE32社中14位あたり、逆に低いのは自己資本比率32社中28位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.4%/中央値 8.2%
P25 6.1%P75 15.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.4%/中央値 5.8%
P25 3.8%P75 9.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
36.8%/中央値 53.7%
P25 41.3%P75 57.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.3%/中央値 9.0%
P25 5.3%P75 17.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.6%/中央値 2.1%
P25 0.8%P75 3.7%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,210で、1年前と比べて-32.1%過去52週の値幅のなかでは14%の位置にある。

¥1,210+0.6%1ヶ月-10.8%1年-32.1%時価総額26億円
過去52週の値幅
安値¥994高値¥2,491

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.7倍
PER (会社予想)9.9倍
PBR0.72倍
配当利回り1.65%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1日で12.05%下落し1175円となり、下げが加速しています。1ヶ月で15.71%下落し、7月初の1335円から下落基調が続いています。25日線(1363円)を約14%下回り、75日線(1291円)も下回っており、弱気トレンドが明確です。52週高値2491円からは約53%下落し、52週安値994円には約18%まで接近しています。8月13日の出来高は61,300株と急増しており、投げ売りが発生しています。RSIは18.39と売られ過ぎ圏で、反発の可能性もありますが、下落トレンドは継続中です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERが11.00倍と業界平均20.88倍を下回り、PBRは0.81倍と平均1.96倍に対して割安水準。ただし配当利回りは0%と無配であり、株主還元は不十分。営業利益は増加基調だが、2026/3期は減少予想となっており、将来の成長持続性に注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.7倍22.2倍
PER (予想)9.9倍
PBR0.72倍2.02倍
ROE9.4%12.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は成長しているが、利益率が低下しており、業績の質に疑念。強気派は、売上成長と低PER・低PBRのバリュエーションを評価。弱気派は、利益率低下が構造的問題であり、競争優位が無いため持続的成長は難しいと見る。両論の争点は、売上拡大が利益を伴うものかどうか。

プラスに働く材料7
  • 売上高の増加トレンド

    直近3期で47→52→64億円と成長。

  • バリュエーションの割安感

    PER11倍、PBR0.81倍と低水準。

  • 業績回復への期待

    市況改善や新規需要取り込みによる利益率回復の可能性。

  • 売上高2年連続増加でFY2026は68億円FY2026影響

    FY2024比30%増、売上高16億円増加

  • FY2025純利益4億円と前年比倍増FY2025影響

    純利益2億→4億円、利益率改善

  • PBR0.81倍で解散価値割れ水準現在影響

    純資産対比で株価が19%下、割安感

  • PER11倍と同業比低水準現在影響

    業界平均PER20倍想定、割安

マイナスに働く材料7
  • 利益率の急低下

    営業利益率が7.8%から4.4%へ大幅低下予想。

  • 競争優位の不在

    差別化要因が弱く、価格転嫁が困難。

  • 無配の継続リスク

    配当利回り0%で株主還元が乏しい。

  • FY2026営業利益3億円へ40%減益予想FY2026影響

    営業利益5億→3億円、減益幅40%

  • 配当利回り0%で株主還元不足継続影響

    無配当、配当性向0%

  • 外国人の所有比率9.55%と低位継続影響

    海外投資家の関心低く需給弱い

  • 営業利益率4.41%と前年から低下FY2026影響

    営業利益率7.81%→4.41%、3.4pt悪化

次の決算で確かめる点
営業利益率
利益率低下が一時的か構造的かの判断。
売上高成長率
増収が利益水準に貢献するか確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+14.3%いまの株価に対する利回りは1.65%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
1.65%
いまの株価に対して
配当性向
19.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2021年3月872.4
2022年3月80.017.2
2023年3月1366.7
2024年3月130.029.7
2025年3月1840.013.9
2026年3月2014.319.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ674人。区分でいちばん多いのは個人・その他50.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.9%を占め、残る69.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他56.553.350.9
事業法人12.630.629.9
外国法人8.36.910.5
証券会社18.65.77.8
自己株式1.11.11.1
金融機関2.72.60.9
外国人個人1.21.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01佐藤 輝明13.98
02株式会社三輝13.98
03NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社)3.80
04兼光 喜彦2.98
05SIX SIS LTD.(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行2.80
06MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)2.67
07三菱UFJキャピタル株式会社2.61
08株式会社SBIネオトレード証券2.55
09株式会社SBI証券2.10
10森田 泰成1.92

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-12
    株式会社日本政策投資銀行
    新規の大量保有報告
    9.18%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 7期分

1株利益は7期で−36%、1株純資産は7期で+70%。直近期のROEは9.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2020年3月19498525.916.714.9
2021年3月455049.036.372.4
2022年3月5355210.130.517.2
2023年3月11674717.814.0
2024年3月11987313.513.629.7
2025年3月1911,18218.96.213.9
2026年3月1241,6729.413.219.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額102百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
佐藤輝明代表取締役社長59300,000
森田泰成専務取締役5541,200
林忠德専務取締役5421,000
白井芳弘専務取締役60
佐々木智一取締役54
鈴木昭彦取締役67
髙橋彰常勤監査役59
大貫篤志監査役57
髙安錬太郎監査役54

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円ストックオプション百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4611748221
社外取締役5190204

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,076字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、軽量化金属部品の製造加工事業を行っております。実用金属で最も軽いマグネシウムを中心とした製造加工を得意とし、金型の設計・製造、金属部品の鋳造、機械加工、ショットブラスト、仕上げ、化成処理、塗装、組立までを行う事業を展開しております。 アルミニウムダイカストについては、マレーシア子会社2社を中心に、品質を維持しつつ、軽量化とコストダウンを図ることを目的としたグローバル企業に製品を供給しており、2026年3月期においてはアルミニウムダイカスト54%、マグネシウムダイカスト41%の売上比率となっております。 当社の主力製品である軽量化金属部品(マグネシウム合金部品やアルミニウム合金部品)については、製品の徹底した軽量化を追求する顧客(製造メーカー等)からの需要が根強く、さらに当社がこれまで培った「精密成型」技術力をもとに様々な製品(ミラーレスカメラなどの高付加価値カメラ、自動車、ネットワークカメラ、プリンターやプロジェクターなどの精密機器、医療機器、ドローン等)への活用が見られています。 このような背景のなか、当社グループは、2024年12月に中期経営計画「Challenge 100」を公表しました。この中期経営計画では、技術・品質の向上と生産能力拡大を図るため、設備投資やM&A等を積極的に行っていく方針としております。世界のマグネシウム需要が急増期に入っており、当社グループにおいても、軽量化金属部品の受注が順調に推移しておりますことから、上記計画に沿って、業容の拡大に努めてまいります。 当社グループは、当社及び連結子会社5社(三輝特殊技研(香港)有限公司、深圳市参輝精密五金有限公司、SANKI EASTERN (THAILAND) COMPANY LIMITED、STX PRECISION (JB) SDN. BHD.、E-CAST INDUSTRIES SDN. BHD.)により構成されております。なお、当社グループは、金属部品鋳造及び加工事業の単一セグメントであり、セグメント別の記載をしておりません。 (金属部品鋳造及び加工事業) 金属部品鋳造及び加工事業の主力製品は、高付加価値カメラ、自動車、ネットワークカメラ、プロジェクター、プリンター、医療機器等における軽量化金属部品であります。具体的には、マグネシウム合金・アルミニウム合金等による部品を製造しております。 ・製品の特長 マグネシウム合金による部品は、実用金属部品としては最軽量であり、より薄く高強度な製品を製造できます。 また、マグネシウム合金による部品は、放熱性が良く、かつ電磁シールド性も良い等の特長をもち、持ち運びを目的とする製品や、軽量化により燃費効率向上・環境負荷低減等を図りたい輸送機等のマーケットで需要の拡大が見込まれています。 アルミニウム合金による部品は、軽量であり、かつ加工が容易であることから、軽量化とコストダウンを求める製品の需要拡大を見込んでいます。 ・当社グループの強み 当社グループの強みは、マグネシウム合金による部品の生産において、様々なバリエーションの最終製品への部品提供が出来る技術力にあります。また、日本のみでなく、中国・タイ・マレーシアに工場があることから、グローバル化が進むメーカーの生産体制に対応できることも競争力に繋がっております。さらに、アルミニウム合金による部品も生産していることから、お客様が求める様々なニーズに対応出来る体制となっております。 ・当社グループの技術力 当社グループでは、長年培った技術力により、製品の性能・機能を維持または向上させつつ、コストダウンをはかること、またVE(バリューエンジニアリング)提案を行うことで顧客ニーズの実現を図っております。この技術力を活かしさらなる成長を遂げたいと考えています。 具体的には、以下のような技術力に強みをもつと考えています。 ①   金型設計力:製品の性能・機能をより発揮出来る設計をおこない、かつ生産工程全般のコストダウンをはかることを目的とした金型を設計しています。 ②   鋳造技術力:マグネシウムダイカストの鋳造工程においては、液体が固体となる際に起きる体積収縮(凝固収縮)をコントロールする必要等、特有の技術が必要になります。凝固収縮は、一定方向ではなく製品の厚み・形状、又は周囲の形状、製造する際の条件等々の要素が複雑に絡み合い、一定方向の収縮とはなりません。当社では、長年培った金型及び鋳造技術力で収縮方向をコントロールする等の対応をおこなっています。 ③   顧客対応力:エンドユーザーが、「どのような製品を求めていて、どのような使い方をするのか?」を追求することにより、顧客から依頼を受けた形状の部品を単に製造するだけではなく、当社側から製品の性能・機能を維持または向上させつつ、コストダウンをはかることを提案させていただいています。 ④   安心安全な生産体制:マグネシウムは、取り扱いが難しく作業中の爆発事故等が多く発生し、大手メーカーがマグネシウム事業から撤退する要因となりましたが、当社グループでは、マグネシウムの取り扱いについてのノウハウを蓄積しております。また、安心安全な生産体制を維持するために、各工場において定期的にチェックをおこなう体制としています。 (製造工程) 金属部品鋳造及び加工事業の製造工程は次のとおりであります。 なお、製造工程のうち、金型製造や塗装などの工程の一部は採算性等を踏まえ、製品品質等に十分配慮のうえ、外注を行っています。 ①   金型設計・製造   ・・・   2D・3D CADを用いて鋳造の基となる、金型の設計を行います。なお、金型製造はタイ工場及びマレーシアジョホールバル工場のみで行っており、その他の工場については、外注しております。 ②   鋳造   ・・・   ダイカスト法という成型法を用いて、金型に溶かした金属を射出して製造品を製造します。主な金属はアルミニウムとマグネシウムです。なお、中国工場においては、鋳造工程を外注しております。 ③   機械加工   ・・・   マシニングセンタを使用した高精度の切削加工を行います。 ④   ショットブラスト(注)   ・・・   ショットブラスト機を使用して成型品のバリを落とします。 ⑤   仕上げ   ・・・   ヤスリやエアーツールを使用して手作業で表面仕上げを行います。 ⑥   化成処理   ・・・   金属の腐食を防ぐ防食や塗装の下地加工を行います。なお、タイ工場のみで行っており、その他の工場については、外注しております。 ⑦   塗装   ・・・   製品の塗装を行います。なお、マレーシアジョホールバル工場において一部工程を行っており、その他工場については、外注しております。 ⑧   組立   ・・・   製品の組立を行います。なお、マレーシアジョホールバル工場及びマレーシアペナン工場のみで行っており、その他の工場については、外注しております。 ⑨   最終検査   ・・・   各工程間でも検査を行いますが、三次元測定機を用いた精密な検査など完成品として入庫前に最終検査を行います。 (注)加工する製品の表面に細かい砂や鋼製・鋳鉄製の小球を吹き付け、表面を粗く削る加工方法 [事業系統図] 事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,920字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、経営理念として「3つの輝き(お客様の輝き・働く仲間の輝き・社会全体の輝き)」を掲げ、お客様・従業員ともに満足し、社会に貢献できる事業運営を行うことで、事業の発展を遂げたいと考えております。 期待以上の製品を提供してお客様に喜んでいただくことは当然であり、さらに、社員一人ひとりが能力を発揮できる舞台を提供し、やりがいのある、輝ける場所を作りたいと考えております。また、健全な経営のためのガバナンスを適正に行うことは、企業価値の向上には不可欠です。これらを通じて、事業の発展に注力し、社会へ貢献してまいります。 (2) 経営環境 当社グループを取り巻く経営環境は、米国の通商政策をめぐる不確実性や中国経済の低迷に加え、ロシア・ウクライナ戦争の長期化や、中東情勢の緊迫化など地政学的リスクは引き続き経済活動の重しとなり、先行きが不透明な状況が続きました。わが国経済においては、雇用・所得環境の改善の動きが続く中で、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。 このような状況の中、当社グループでは、中期経営計画目標の達成に向けて「同業他社にはない独自の技術力を基に成長し、事業の拡大を実現させる」というコンセプトに基づく戦略に取り組みました。また、シナジー効果が見込める現事業の周辺領域企業のM&Aを積極的に推し進めることで成長スピードを加速させるという方針のもと、2025年9月29日、マレーシアのペナン州にあるE-CAST INDUSTRIES SDN. BHD.を子会社化いたしました。 当社グループが属する情報通信機器、精密電気機器、自動車部品業界におきましては、多様な技術革新の必要性は変わらず、新製品への開発投資は一部製品において抑制傾向があるものの、依然として継続されております。当社グループは、これらメーカーを顧客として、新規開発の試作品製造や新製品の量産製造を推進しており、当社一括一貫体制による、金型製作、成型、加工にわたる幅広い製造工程と技術力をベースに、採算性の向上に努め、また、重要事業への経営資源の最適配分にも取り組んでおります。 (3) 経営戦略 当社グループは、早くからマグネシウムビジネスに参入し、危険で加工が難しいと言われるマグネシウムの取り扱いに強みを有しております。マグネシウムビジネスに関しましては、現状において参入障壁が高いと考えています。参入障壁が高い理由につきましては、マグネシウムは発火しやすいという特徴があり、特に細かい状態だと簡単に燃えることから加工の際には火災や爆発などの事故につながる危険を伴うため、安全確保を行いながらの作業が求められます。また、マグネシウムは腐食しやすいことや、成型加工が難しい素材であることから、複雑な形状の部品を製造するためには高度な技術が必要となります。このため国内での同業他社が少ない状態が続いています。当社グループは、これまで幅広い商品への応用に長年取り組んできたため、加工やコスト低減のノウハウ・アイデアを有しており、競争優位性及び従来の主力素材であったアルミニウムと比較して高い利益率を実現しております。 このような状況のなか、当社グループは、2024年12月に中期経営計画「Challenge 100」(2025年度~2027年度)を公表しました。この中期経営計画では、技術・品質の向上と生産能力拡大を図るため、設備投資やM&A等を積極的に行っていく方針としており、主な内容は以下のとおりとなります。 ① コンセプト 同業他社にはない独自の技術力をもとに成長し、事業の拡大を実現させます ② ビジョン マグネシウム合金部品を中心とした軽量化ソリューションに加え、製品の軽量化を希求するお客様への精密・高品質な部品供給をすすめ、電動車等の普及や製品の軽量化に伴う市場拡大による成長機会を捉えます ③ ビジョンへの課題 生産能力の向上、人員の確保 収益力を維持拡大させるための技術の継承 課題を解決させるための積極的な資金調達 ④ 成長戦略 長期目標としての連結売上高300億円・連結営業利益30億円を確実に達成させるために上記課題に取り組みます。マグネシウム合金部品の生産拡大とともに、シナジー効果が見込める現事業の周辺領域企業のM&Aを積極的に推し進め、長期目標達成への礎を築き、成長スピードを一層高めます ⑤ 計画終了時の数値目標 連結売上高120億円・連結営業利益12億円(M&Aによる増加を含む) 当社グループでは、マグネシウムの技術要求に対応できるノウハウ・経験と、アルミニウム・マグネシウム両方に対応できる事業領域、さらには日本、中国、タイ、マレーシアに工場を保有しグローバル化が進むメーカーの生産体制に対応できることなどの相乗効果により、競争力を発揮してまいりたいと考えております。 (4) 目標とする経営指標 現時点の当社グループは未だ成長途上であるとの認識であり、より高い成長性を確保することが最優先課題となっております。このことから「売上高」の増収を重視しつつ、「マグネシウム部品売上高」及び「EBITDA」を重要な指標として位置づけ、営業基盤の拡大による企業価値の拡大を目指しております。 (5) 優先的に対処すべき課題 当社グループでは、上記(3)経営戦略①コンセプトに基づく戦略に取り組んでまいります。 マグネシウム合金部品を中心とした軽量化ソリューションに加え、製品の軽量化を希求するお客様への精密・高品質な部品供給をすすめ、電動車等の普及や製品の軽量化に伴う市場拡大による成長機会を捉えます。 中期経営計画(計画期間2025年度~2027年度)における取り組むべき課題は以下の通りです。 ① 生産能力の向上、人員の確保 当社グループは、急速に企業規模が拡大しており、今後も成長スピードをあげていくためには生産能力の向上が必須です。また、増加する生産能力を支えるための人員の確保も必要となります。 ① 積極的な設備投資の継続 品質管理を徹底的におこない、マレーシア等における好調な受注環境を業績に結び付けるため、アルミニウム合金部品の生産能力を拡大させてまいります。 ② 新たな生産拠点の整備 地政学的リスクを勘案し、かつASEANでの生産能力向上を一層強化するため、新たな国(フィリピン)への進出も含めて生産拠点の整備を一層推し進めます。 ③ 周辺事業への事業領域の拡大 生産効率を一層高めるために、事業領域を拡大させ一層の内製化をはかります。また、M&Aを成長ドライバーに製造業アジアプラットフォーム型企業を目指します。 ④ M&Aの活用 中期経営計画の期間中のM&Aは、生産能力の向上と人員の確保を図ることを主眼として進めます。PMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)を着実に行い、将来の収益源となるように、当社とも協力体制の確立や経営体質の強化に努めます。 ② 収益力を維持拡大させるための技術の継承 今後も収益力を維持・拡大させるためには、技術の継承が重要な要素となります。当社の強みである金型設計力と鋳造技術力を更に高めてまいります。 ① 品質へのこだわりの徹底 当社グループは、高品質へのこだわりを徹底し、お客様に信頼される製品を提供することを最優先としています。厳格な品質管理体制を構築し、各工程での検査と改善を徹底することで、安定した品質を維持し続けています。これからも品質向上に向けて妥協せず取り組んでいくことでお客様のニーズに応え、信頼される製品を提供し、更なる収益拡大を目指してまいります。 ② 様々な製造手法への対応 技術力を強みとする当社グループは、既存の技術やノウハウを活かし、多様なニーズに対応することで、さらなる取引先の拡大を行ってまいりたいと考えております。高い技術力を活かし、より高度なニーズに応える部品を増加させることで、お客様の信頼に応えるとともに、さらなる収益拡大に努めてまいります。 ③ 課題を解決させるための資金戦略 今後の成長を加速させるためには、量的に十分な資金調達が必要です。自己資本比率や債務償還年数等を意識しながら、将来にわたって、資金調達余力を十分に維持し続けることが重要であると考えております。このため、多様な資金調達手段を活用し、株主価値を維持しながら成長資金の確保を図りたいと考えております。 ① 多様な資金調達手段の活用 金融機関からの借入金については、調達コストや為替リスクを意識した借入をおこなっております。2026年3月期末における自己資本比率は36.8%と前期比で上昇しており、引き続き自己資本比率30%以上の維持を基本方針としてまいります。また、資本と借入のバランスをとるため、転換型優先株式での資金調達も実施しております。 ② 株主還元を意識した資本戦略 資金調達環境を醸成するためには、普通株式の魅力を向上させることが重要であると考えています。株価を意識した施策を講じ、かつ配当額を着実に向上させてまいります。配当性向の目標を20%程度とするなか、自己株式取得等もこの枠組みの中で検討してまいります。収益力強化を目指すことで、企業価値を高め、配当を増額してまいりたいと考えております。これらにより、当社株式の魅力を高めることを目指します。
事業等のリスク7,207字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業環境に関するリスク ① 市場環境について (顕在化の可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、各種製品軽量化を主眼においた金属製品鋳造及び加工を行っております。各メーカーにはそれぞれの開発サイクルがあり、特に精密機器メーカーにおける開発予算の圧縮、開発スケジュールの変更やモデルチェンジサイクルの変化等の影響を受ける可能性があります。当社では、精密機器分野以外の、特に自動車分野のような裾野の広い産業からの受注を高めることで、リスクを低減したいと考えております。 ② 特定分野への依存について (顕在化の可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:低) 当社グループは、精密機器分野の受注が多く、複数の顧客と取引を行うこと、取扱分野を広げることでリスク分散を図っておりますが、感染症等による影響により、当該分野の景気が悪化した場合、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 ③ 顧客の財務状況について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、顧客について信用調査をした上で取引を行っておりますが、係る調査が効果的ではない可能性があり、事業環境の変化等により、当社の顧客が支払不能、倒産等に陥った場合、係る顧客から売掛債権を回収できず、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 ④ 法的規制について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:低) 当社グループの事業においては、製造物責任法等の各種法令やガイドライン等による規制を受けております。 こうした法令の制定や改正等、当社グループの事業に関する事項が規制を受けた場合、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 ⑤ 為替変動について (顕在化の可能性:大、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、関係会社を通じて、グローバルに原材料の調達及び製品の供給を行い、事業を展開しております。当社グループは連結財務諸表を作成するにあたり、在外子会社の財務諸表を円貨に換算する必要があるため、当該子会社の財務諸表の各項目は、換算時の為替レートの変動の影響を受けます。過去の為替レートと比較し、円高となる場合には、円換算額が表面上減少することになります。 また、為替レートの変動は、外貨建てで取引されている原材料、製品の販売価格等にも影響を与える可能性があります。このため、当社グループでは、各生産拠点での取引は、できるだけ現地通貨建てとし、為替変動リスクの削減に注力しています。 ⑥ 海外事業展開について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、アジアを中心に海外事業展開をしております。海外においては、政治、経済情勢の変化、関税(貿易協定や環太平洋パートナーシップ(TPP)協定)等の国際取引情勢の変化、予期しえない法規制の変更、自然災害、テロ、戦争、伝染病の流行等による社会的又は経済的な混乱、労働賃金のコストアップ、慣習等に起因する予測不可能な事態の発生等、それぞれの国や地域固有のリスクが存在します。係るリスクに関して、当社グループでは、政治・経済情勢のモニタリングを継続している他、事業に関連する各国法制度の状況をグローバルで把握し適宜対応を図っていますが、これらのリスクが顕在化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ⑦ 原材料価格について (顕在化の可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:低) 当社グループの製品は、マグネシウム合金及びアルミニウム合金を主原料としております。原材料の市場価格が変動した場合、一般的には取引先との合意により販売価格に転嫁することになっています。しかしながら、販売価格への転嫁は後追いとなるため、市場価格の上昇局面においては、当社グループの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業の運営体制に関するリスク ① 特定経営者への依存について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の代表取締役である佐藤輝明は、当社の経営方針や戦略の決定をはじめ、営業、製造技術の各方面の事業推進において重要な役割を果たしており、その決定により当社の事業が左右される可能性があります。当社グループでは、過度に特定の人物に依存しない体制を構築すべく組織体制の強化を図り、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めておりますが、何らかの理由により同氏の当社グループでの業務執行が困難になった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 人材の確保・育成について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、事業の拡大に応じて従業員の育成や採用を行っております。また、多くの生産拠点が海外にあるため、海外人材の採用・育成も積極的に行っています。しかしながら、当該施策が適時適切に進行しなかった場合、もしくは業務執行上重要な役割を担う役職者が予期せず退社した場合、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 内部管理体制について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループでは、コーポレート・ガバナンスの充実を図る多様な施策を実施しております。また、業務の適正及び財務報告の信頼性を確保するため、これらに係る内部統制が有効に機能する体制を構築、整備、運用しております。しかしながら、事業の急速な拡大等により、十分な内部管理体制の構築が追いつかないという状況が生じる場合、適切な業務運営が困難となり、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 ④ 限定的な取引先に依存している取引について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループの金属部品鋳造及び加工事業における原材料仕入先及び外注加工依頼先に関して、海外企業を含む限定的な取引先に依存している取引があります。取り扱い企業が少ないマグネシウムに関しては、原材料の仕入れを、主として日本マテリアル株式会社及びOMM(THAILAND)CO.,LTD. からの仕入れに限定しており、両社とは、良好な関係を築いております。当社グループは、基本的に品質が安定し、価格が安い原材料を選択しているため、一時的に特定の取引先の仕入依存度が上昇することがあります。 外注加工については、適正な品質等を確保できる技術力をもった協力企業に良好な関係のなか依頼を行っております。過度に依存している外注先や、代替ができない外注先はありません。 しかしながら、これらの取引先との取引が何らかの事情で継続できなくなった場合、一時的な混乱が生じ、事業の効率的な運営に悪影響が生ずる可能性があります。 ⑤ 機密保持について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、事業の性格上、新製品開発に関する顧客の機密情報を取り扱う機会が多いことから、機密保持を経営上の最重要課題と認識しております。ハードとソフトの両面から総合的な管理を行うとともに、定期的な社内教育の実施により当社グループの機密保持レベルの向上に努めております。しかしながら、不測の事態により、万一、機密情報が外部へ漏洩するようなこととなった場合、当社グループの信用失墜に伴う受注の減少や損害賠償による費用の発生等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 ⑥ 製品の品質について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、品質管理活動に継続的に取り組んでおります。また、当社グループの過失により製造物の欠陥が発生した場合に備え、賠償責任保険に加入しております。しかしながら、製造物の欠陥が生じた場合は、損害賠償による多額の費用発生や社会的信用の低下により、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 また、難易度の高い製品については、生産過程における製造ロスが発生することがあり、多くの場合、リサイクルを行いますが、大量の製造ロスが発生した場合には、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 ⑦ 工場の環境整備について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは、廃棄物削減、地球温暖化や大気汚染防止、有害物質の処理等に関して様々な環境規制の適 用を受けております。当社グループは、環境整備活動を重要な方針の一つとして掲げ、工場の環境整備を進めております。しかしながら、自然災害や事故により不測の環境汚染が生じる場合、当社グループが現在稼動させている工場用地等において汚染物質が発見された場合、新たな環境規制の施行によって多額の費用が発生した場合、環境規制を遵守できない場合、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 ⑧ 工場における火災等について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、原材料の保管を厳格に行い、それに起因する火災等の発生を防止する体制を整備しております。これは、過去に同業他社で爆発事故などが多く発生したためです。しかしながら、着火しやすいマグネシウム切粉など、原材料の特性から火災等が万一発生した場合、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 ⑨ 工場の安全対策について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループの事業においては、切断用機械等、従業員の作業上、危険を伴う設備を数多く保有しております。従業員の安全を守るための作業上の基準を設けておりますが、不慮の事故等が発生した場合、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 ⑩ 資金調達に関するリスクについて (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループでは、運転資金や設備投資資金の一部を金融機関からの借入により調達しており、有利子負債額(リース債務を除く)は2025年3月末時点で2,798百万円(負債及び純資産合計に対する割合は42.06%)、2026年3月末時点で4,708百万円(同48.85%)となります。 今後、新たな設備投資の実行に伴い負債が増加する可能性があり、金利の急激な変動や金融情勢の変化によって資金調達コストが増大し、計画どおり資金調達ができなかった場合には、設備投資や新規事業が制約される等当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ⑪ 新規事業について (顕在化の可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループでは、新規事業の必要性を十分検討した上で、事業開発をおこなってまいりますが、市場環境の影響で顧客の獲得や製品の販売に結びつかなかった場合、当社グループの事業、経営成績及び財務状態に影響が及ぶ可能性があります。 このため当社グループでは、顧客ニーズに対して、製造方法、素材を拡充するなど、より幅広い分野の顧客を開拓することを目的として、新規事業の創出を検討しております。 ⑫ 海外での慣習等に従った事業運営リスクについて (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループの海外子会社における事業活動については、特に労働環境において、社会制度の違いにより、従業員の採用、解雇、退職などに関わる人事問題、また、賃金、残業等に関わる給与問題、不正行為等について、対応が困難な局面が生じる可能性があると考えています。当社グループは、これら労務管理上の諸問題を事前に回避すべく最大限努力する所存ですが、当該事象が顕在化し解決までに長期間を要す場合、又は多額の費用が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に重大な影響が及ぶ可能性があります。 なお、本書提出日現在において、労働環境に関する規制当局による指導・是正命令および罰金等の行政処分が科されたことはありません。今後、規制当局の運用に変更が生じ、行政処分等がなされた場合にそなえ、労働環境の改善に努めるとともに、各国間での多元的な生産体制の構築に努めてまいります。 (3)自然災害、事故災害、感染症等に関するリスク (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループでは、主要工場の操業停止の影響を最小限にするため、生産拠点を分散するとともに、全拠点において一定規模の災害を想定して建物、機械装置等の安全性確保、各種防災機器の設置等の施策を講じておりますが、想定を超える大規模な災害や感染症の流行等が発生した場合、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 (4) その他のリスク ① 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、企業価値の向上を意識した経営の推進を図るとともに、当社の業績向上に対する役職員の意欲を高めることを目的として、ストックオプション(新株予約権)を発行しております。提出日の前月末現在、新株予約権による潜在株式総数は68,000株であり、発行済株式総数2,148,000株の3.17%に相当します。今後、これらの新株予約権が行使された場合、当社グループの1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。 ② A種優先株式の普通株式への転換による株式価値の希薄化について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 2025年6月30日に、株式会社日本政策投資銀行を引受先として、A種優先株式を発行しました。 当該A種優先株式には2026年6月30日以降普通株式への転換請求権が付与されており、将来において、A種優先株式の普通株式への転換が行われた場合、当社グループの1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。 ③ 配当政策について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、経営成績及び財政状態を勘案しながら、株主への利益配当を実現することを基本方針としております。 今後も、内部留保を積み上げ、将来的な経営成績及び財政状態を勘案しながら、継続的な株主への剰余金の配当を目指していく方針でありますが、当社の事業が計画通りに進展しない場合や、業績が悪化した場合には配当を行わない、或いは公表している配当の予定額を減ずる可能性があります。 ④ 資金使途について (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 調達資金の使途については、製造設備の拡充及びM&A等に充当する予定であります。しかしながら、急速に変化する経営環境により当初の計画に沿って資金を充当したとしても、想定どおりの投資効果を得られない可能性があります。また、市場環境の変化により、当初の計画を変更し、調達資金を上記以外の目的で使用する可能性があり、その場合には、速やかに資金使途の変更について開示を行う予定であります。 ⑤ 固定資産の減損について (顕在化の可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、工場建物、生産用の機械装置等の固定資産及びソフトウェア資産を保有しております。固定資産の貸借対照表計上額につきましては、当該資産から得られる将来のキャッシュ・フローの見積りに基づく残存価額の回収可能性を定期的に評価しております。しかしながら、競合やその他の理由によって事業収益性が低下し、当該資産が十分なキャッシュ・フローを創出できないと判断される場合、減損の認識が必要となり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ M&Aや戦略的事業提携に関するリスク (顕在化の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、製造拠点を確保するため、M&Aや戦略的事業提携を行うことも、事業戦略上の選択肢の一つと認識しております。 M&Aや事業提携の個別案件については、事前に充分な検討や資産査定を行い、各種リスク要因の低減に努める方針ですが、事前に想定されなかった事象が発生した場合、買収後の事業統合(PMI)が計画どおりに進まなかった場合、又はM&Aや事業提携に見合う効果が創出されなかった場合には、のれんの減損損失を計上することになり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において、判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a. 財政状態 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ818百万円増加し、4,785百万円となりました。これは主に、営業キャッシュ・フローの創出等により「現金及び預金」が706百万円増加したこと、E-CAST INDUSTRIES SDN. BHD.の買収に伴い「売掛金」が143百万円増加したことによるものであります。固定資産は、E-CAST INDUSTRIES SDN. BHD.の買収に伴い、前連結会計年度末に比べ有形固定資産が1,406百万円増加したことや、「のれん」702百万円の計上により、固定資産が2,163百万円増加し、4,841百万円となりました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ306百万円増加し、2,792百万円となりました。これは主に、「買掛金」が197百万円減少した一方で、E-CAST INDUSTRIES SDN. BHD.の買収資金として「短期借入金」が336百万円、「1年内返済予定の長期借入金」が136百万円増加したことによるものであります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ1,547百万円増加し、3,290百万円となりました。これは主に、E-CAST INDUSTRIES SDN. BHD.の買収資金として「長期借入金」が1,437百万円、「繰延税金負債」が118百万円増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ1,132百万円増加し、3,556百万円となりました。これは主に、優先株式の発行により「資本剰余金」が534百万円増加し、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により「利益剰余金」が244百万円増加したことによるものであります。 b. 経営成績 当連結会計年度における世界経済は、米国の通商政策をめぐる不確実性や中国経済の低迷に加え、ロシア・ウクライナ戦争の長期化や、中東情勢の緊迫化など地政学的リスクは引き続き経済活動の重しとなり、先行きが不透明な状況が続いています。 わが国経済においては、雇用・所得環境の改善の動きが続く中で、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。 このような状況の中、当社グループでは、中期経営計画目標の達成に向けて「同業他社にはない独自の技術力を基に成長し、事業の拡大を実現させる」というコンセプトに基づく戦略に取り組みました。また、シナジー効果が見込める現事業の周辺領域企業のM&Aを積極的に推し進めることで成長スピードを加速させるという方針のもと、2025年9月29日、E-CAST INDUSTRIES SDN. BHD.を子会社化いたしました。 これらの結果、当連結会計年度の売上高は6,815百万円(前年同期比6.1%増)、営業利益は337百万円(前年同期比30.5%減)、経常利益は380百万円(前年同期比25.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は280百万円(前年同期比27.9%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ706百万円増加し、1,771百万円(前連結会計年度比66.4%増)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、687百万円の収入(前連結会計年度は542百万円の収入)となりました。これは主に、減価償却費432百万円、税金等調整前当期純利益386百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、2,266百万円の支出(前連結会計年度は360百万円の支出)となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出2,006百万円、有形固定資産の取得による支出203百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、2,204百万円の収入(前連結会計年度は205百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入2,039百万円、株式の発行による収入555百万円、短期借入金の純増減額259百万円、長期借入金の返済による支出544百万円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社グループは、金属部品鋳造及び加工事業の単一セグメントであり、当連結会計年度の生産実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前期比(%) 金属部品鋳造及び加工事業   5,213,089   102.6 合計   5,213,089   102.6 (注) 金額は、製造原価によっております。 b. 受注実績 当社グループは、主要顧客からの年間生産予定をヒアリングし、生産計画を作成しております。しかし、正式な受注に関しては、顧客サイドの発注サイクルが各社異なり納期までの期間が短いことから、売上高と受注実績が近似しているため、受注実績の記載を省略しております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) 金属部品鋳造及び加工事業   6,815,920   106.1 合計   6,815,920   106.1 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   第43期連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   第44期連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) AXIS COMMUNICATIONS AB   1,251,932   19.5   1,471,320   21.6 三菱電機(株)   1,659,192   25.8   1,105,094   16.2 CBC(株)   716,001   11.1   896,875   13.2 甲信工業(株)   672,216   10.5   627,739   9.2 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 経営成績 当連結会計年度の経営成績については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載の通りであります。 b. 財政状態 当連結会計年度の財政状態については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載の通りであります。 c. キャッシュ・フローの分析 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローについては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。 ② 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。運転資金については、基本的には、「営業活動によるキャッシュ・フロー」の増加資金を中心としつつ、金融機関からの長期借入金や当座借越を利用して対応しております。また、工場の設置や機械の購入、M&Aの実施など多額の投資資金については、必要に応じて金融機関からの借入等により資金調達を行っております。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載したとおり、事業内容、事業運営、組織体制等、さまざまな要因が経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があると認識しております。そのため、当社グループでは、市場動向や業界動向を常に注視し、変化に柔軟な対応ができる組織、人材を整え、経営成績に重要な影響を与えるリスクに適切な対応を図ってまいります。 ⑤ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4) 目標とする経営指標」に記載のとおり、「売上高」の増収を重視しつつ、成長を持続していくために「経常利益」を重要な指標として位置づけ、営業基盤の拡大による企業価値の拡大を目指しております。

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出典

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