概要
STGは、実用金属最軽量のマグネシウム合金を主軸に、アルミニウム合金を含む軽量化金属部品の製造加工を手掛ける専門メーカーである。金型設計から鋳造、機械加工、表面処理、組立までの一貫生産体制を持ち、日本(大阪、伊豆)、中国(深圳)、タイ、マレーシアの4カ国に生産拠点を配置する。2026年3月期の連結売上高は68億円、従業員808名。高付加価値カメラ、自動車、ネットワークカメラ、医療機器など向けに部品を供給し、主要顧客にAXIS COMMUNICATIONS、三菱電機などを持つ。2019年に東証PRO Marketに上場、2024年にグロース市場へ移行した。
マグネシウム41%、アルミニウム54%の売上構成
当社グループの2026年3月期における売上構成は、マグネシウムダイカストが41%、アルミニウムダイカストが54%を占める。マグネシウム合金部品は実用金属中最軽量であり、放熱性や電磁シールド性に優れる。アルミニウム合金部品は軽量かつ加工が容易で、コストダウンを求める顧客に適する。両素材とも軽量化ニーズの強い高付加価値カメラ、自動車、ネットワークカメラ、プロジェクター、プリンター、医療機器、ドローン等の市場で需要がある。主要顧客としては、AXIS COMMUNICATIONS(売上高の21.6%)、三菱電機(16.2%)、CBC(13.2%)、甲信工業(9.2%)が挙げられる。
売上高68億円、EBITDAを重視する成長戦略
連結売上高は2020年3月期の24億円から2026年3月期には68億円へと拡大した。営業利益は同期間に2026年3月期で3億円(前期比30.5%減)となったが、当期純利益は3億円(同27.9%減)である。経営指標として売上高の増収を最重視しつつ、マグネシウム部品売上高とEBITDAを重要指標に位置づける。2024年12月に公表した中期経営計画「Challenge 100」では、2027年度に連結売上高120億円、連結営業利益12億円を目標とする。長期目標として売上高300億円、営業利益30億円を掲げ、M&Aや設備投資による成長スピード加速を図る。
日本、中国、タイ、マレーシアの4カ国6拠点
生産拠点は日本国内に大阪本社工場(八尾市)と伊豆工場、中国に深圳工場(深圳市参輝精密五金)、タイにアユタヤ工場(SANKI EASTERN)、マレーシアにジョホールバル工場(STX PRECISION)とペナン工場(E-CAST INDUSTRIES)の計6拠点を有する。役割分担として、金型設計・製造はタイとマレーシアジョホールバル工場で実施。鋳造工程は中国工場を除く自社工場で行う。化成処理はタイ工場のみ、組立はマレーシア2工場で対応する。この分散体制により、グローバルに展開するメーカーの生産連鎖に対応可能である。
5社の連結子会社で構成されるグループ
当社グループは、株式会社STG(当社)と5社の連結子会社から成る。海外子会社は、三輝特殊技研(香港)有限公司、深圳市参輝精密五金有限公司(中国)、SANKI EASTERN (THAILAND) COMPANY LIMITED、STX PRECISION (JB) SDN. BHD.(マレーシア)、E-CAST INDUSTRIES SDN. BHD.(マレーシア)である。過去には検査業務を担っていた株式会社サンケンを2007年に吸収合併し、2015年には株式会社TOSEIを吸収合併して商号を変更した。グループ全体として金属部品鋳造及び加工事業の単一セグメントで事業を展開している。
業界の中での役割は軽量化金属部品の受託製造メーカーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01高付加価値カメラ主力
ミラーレスカメラなどの高付加価値カメラのボディやシャーシに、マグネシウム合金製の軽量で剛性の高い部品を供給。持ち運びやすさと高い強度が求められる分野で、同社の精密成型技術が活きる。
- カメラ用軽量化金属部品
- カメラボディの外装や内部構造に使用されるマグネシウム合金やアルミニウム合金の精密部品。高剛性・放熱性に優れる。
02自動車主力
自動車の軽量化による燃費向上や環境負荷低減を目的に、マグネシウム合金部品を供給。ステアリング部品やシートフレームなどが想定される。
- 自動車用軽量化金属部品
- 自動車の内装部品や構造部品に使用されるマグネシウム合金鍛造・鋳造部品。軽量化と強度を両立する。
03ネットワークカメラ準主力
ネットワークカメラの筐体や内部構造に、放熱性と電磁シールド性に優れるマグネシウム合金部品を供給。
- ネットワークカメラ用軽量化金属部品
- 監視カメラなどの筐体に使用されるマグネシウム合金部品。放熱性と電磁シールド性が要求される。
04精密機器準主力
プロジェクターやプリンターなどの精密機器のフレームや構造部品に、軽量で高剛性なマグネシウム合金部品を供給。
- 精密機器用軽量化金属部品
- プロジェクターやプリンターの内部フレームなどに使用されるマグネシウム合金部品。軽量化と強度を両立する。
05医療機器副次
軽量で耐食性に優れるマグネシウム合金を医療機器の部品として供給。X線透過性などの特性も評価される。
- 医療機器用軽量化金属部品
- 医療用機器のハウジングや構造部品に使用されるマグネシウム合金部品。軽量性と生体適合性が求められる。
06ドローン副次
飛行時間の延長に寄与する軽量なマグネシウム合金部品をドローンの機体に供給。軽さと強度が重要。
- ドローン用軽量化金属部品
- ドローンの機体フレームやモーターマウントに使用されるマグネシウム合金部品。極限の軽量化が求められる。
製品と技術
マグネシウム合金部品:最軽量金属の精密成型技術
マグネシウム合金部品は実用金属中最軽量であり、放熱性と電磁シールド性に優れる。当社は金型設計段階から凝固収縮をコントロールする高度な鋳造技術を持ち、薄肉かつ高強度な部品を実現する。主な用途はミラーレスカメラ、自動車、ネットワークカメラ、プロジェクター、プリンター、医療機器、ドローンなど多岐にわたる。特に凝固収縮の方向制御は長年のノウハウに基づき、同業他社が参入しにくい技術障壁となっている。2026年3月期の売上構成の41%を占める。
アルミニウム合金部品:軽量・加工容易でコスト競争力
アルミニウムダイカスト部品は軽量でありながら加工が容易で、顧客のコストダウン要求に応える。2026年3月期の売上構成の54%を占め、マレーシア子会社(STX PRECISION、E-CAST INDUSTRIES)が生産の中心である。中国深圳工場では鋳造工程を外注し、機械加工以降を内製することで効率化を図る。グループ全体でアルミニウムとマグネシウム両方に対応できるため、顧客の多様なニーズにワンストップで応える体制を持つ。
ショットブラスト技術と安全対策の特許群
創業以来のショットブラスト加工に加え、マグネシウム加工の安全確保で独自技術を開発してきた。1998年にマグネシウム粉塵爆発対策の湿式集塵機(特許第3481487号)を開発し販売開始。2004年にはブラスト加工時間短縮装置(特許第4249079号)を、2017年にはブラスト被加工物の加工効率向上を目的とした「バレルック」ブラスト装置(実用新案第3208678号)を登録した。各工場で定期的な安全チェックを実施し、マグネシウム取り扱いのノウハウが参入障壁となっている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
非鉄金属のなかでの位置
非鉄金属の中堅、成長と収益変動
非鉄金属業界に属し、売上高は52億→64億→68億円と増加傾向。業界にはJX金属や日本軽金属など大手が存在するが、当社は特殊な非鉄金属製品やリサイクル事業などに特化している可能性がある。ライバルの大紀アルミニウム工業所やJMCと競合。営業利益率は2025/3の7.81%から2026/3に4.41%へ大幅低下見込みで、収益の変動が大きい。金属価格や需給変動の影響を受けやすい。
強み
- 売上高が2期連続で増加し、2026/3期には68億円と成長している。
- 2025/3期には営業利益率7.81%と業界平均並みかそれ以上の収益性を達成。
- 大手が参入しにくい特殊な非鉄金属製品やリサイクル事業で競争優位を持つ可能性。
- 電気自動車や再生可能エネルギー関連需要を取り込むことで成長が期待。
課題
- 営業利益率が変動しやすく、2026/3期には4.41%に低下見込みで、収益が安定しない。
- 非鉄金属価格の変動や需給バランスの変化が業績に大きく影響する。
- 同業他社との競争や、海外メーカーとの価格競争にさらされる可能性。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
非鉄金属の時価総額近傍。太字がSTG
時価総額で並べると、掲載7社のなかで6番目にあたる。
会社の歴史
沿革 25件
個人事業の創業から表面加工専門の有限会社へ(1975年〜1995年)
1975年11月、初代社長佐藤武幸がアルミニウム表面加工等を目的として個人事業主として創業した。1976年4月よりアルミニウムダイカストの仕上加工を開始し、1982年6月には資本金300万円で有限会社三輝ブラストを大阪市平野区に設立、本社大阪工場の新社屋が竣工した。1995年5月に株式会社三輝ブラストへ改組し、法人化を完了した。この間、ショットブラスト加工を核とした事業基盤を固めた。
マグネシウム加工への進出と湿式集塵機の開発(1998年〜2000年)
1998年8月、マグネシウム粉塵爆発対策として湿式集塵機を開発し特許(特許第3481487号)を取得、半年後に販売を開始した。同年9月、株式会社TOSEIとの協業でマグネシウム製品の一貫生産を目的とし、静岡県三島市に三島工場を設置した。2000年6月には本社大阪工場でISO-9001認証を取得。マグネシウム取り扱いの安全性と技術力を差別化要因とし、参入障壁の高い事業領域を確立した。
中国・タイへの生産拠点展開(2006年〜2012年)
2006年5月、香港に三輝特殊技研(香港)有限公司を設立し、中国深圳工場の操業を開始した。2011年6月には株式会社TOSEIを子会社化し生産プロセスを拡大、同年9月にはタイ・アユタヤ県のサハラタナナコン工業団地にSANKI EASTERN (THAILAND) COMPANY LIMITEDを設立、2012年5月に操業を開始した。同年12月には深圳市参輝精密五金有限公司を設立し中国国内向け販売を強化。これにより日本・中国・タイの3極生産体制が完成した。
TOSEI吸収合併から株式上場、マレーシア進出(2015年〜2025年)
2015年4月、株式会社TOSEIを吸収合併し、商号を株式会社STGに変更した。2019年6月に東京証券取引所TOKYO PRO Marketへ株式上場。2021年3月、マレーシアのSTX PRECISION (JB) SDN. BHD.を買収し子会社化した。2024年3月には東証グロース市場へ上場市場を変更し、2025年9月にはマレーシアのE-CAST INDUSTRIES SDN. BHD.を買収、アルミニウムダイカスト能力を強化した。2024年12月には中期経営計画「Challenge 100」を公表し、積極的なM&Aと設備投資による成長戦略を打ち出した。
中期経営計画「Challenge 100」で連結売上高120億円を目標
2024年12月に公表した中期経営計画「Challenge 100」は、2025年度から2027年度の3カ年計画である。計画終了時の数値目標として連結売上高120億円、連結営業利益12億円を掲げる。長期目標として連結売上高300億円、連結営業利益30億円を見据える。生産能力の向上と人員確保、技術継承、積極的な資金調達を課題とし、マグネシウム合金部品の生産拡大と周辺領域のM&Aを推進する。2026年3月期にはE-CAST買収によりマレーシアでの生産能力が増強された。
年表25件を開く
1970年代
- 1975年11月創業当社初代社長 佐藤武幸がアルミニウム表面加工等を目的に個人事業主として創業
- 1976年4月アルミニウムダイカスト(注)の仕上加工開始
1980年代
- 1982年6月創業有限会社三輝ブラストを資本金3,000千円で大阪市平野区に設立。本社大阪工場の新社屋竣工
1990年代
- 1995年5月株式会社三輝ブラストに改組
- 1998年8月マグネシウム粉塵爆発対策として湿式集塵機を開発(特許第3481487号)。半年後に販売を開始
- 1998年9月マグネシウムの鋳造から加工の一貫生産を行う株式会社TOSEIとの協業でのマグネシウム製品の一貫生産を目的として三島工場を静岡県三島市に設置
2000年代
- 2000年6月本社大阪工場にてISO-9001認証取得
- 2003年3月三島工場にてISO-9001認証取得
- 2004年4月ブラスト加工時間短縮を目的として ブラスト加工装置を開発(特許第4249079号)
- 2004年8月本社大阪工場を大阪府八尾市に移転
- 2004年9月三島工場を静岡県沼津市に移転
- 2006年5月各種金属製品製造販売を目的として中国・香港に三輝特殊技研(香港)有限公司(現連結子会社)設立。中国深圳工場操業開始
- 2007年4月M&A当社の検査業務などを担っていた株式会社サンケンを吸収合併
2010年代
- 2010年8月沼津工場を静岡県伊豆市に移転
- 2011年6月M&A株式会社TOSEIを子会社化し生産プロセスを拡大
- 2011年9月マグネシウム成型品の製造販売を目的としてタイ国アユタヤ県サハラタナナコン工業団地にてSANKI EASTERN (THAILAND) COMPANY LIMITED(現連結子会社)を設立
- 2011年12月三輝特殊技研(香港)有限公司が100%出資し、中国・深圳にて、中国国内向けの金属製品製造販売を目的とした深圳市参輝精密五金有限公司(現連結子会社)を設立
- 2012年5月タイ工場操業開始
- 2014年8月全拠点にてISO-9001認証取得
- 2015年4月M&A株式会社TOSEIを吸収合併し、株式会社STGに商号変更
- 2017年2月ブラスト被加工物の加工効率向上を目的とした「バレルック」ブラスト装置 実用新案(第3208678号)登録
- 2019年6月上場東京証券取引所 TOKYO PRO Marketに株式を上場
2020年代
- 2021年3月M&Aマレーシアにてアルミニウム成型品の製造販売を営むSTX PRECISION (JB) SDN.BHD.(現連結子会社)を買収し子会社化
- 2024年3月上場東京証券取引所 グロース市場に株式を上場
- 2025年9月M&Aマレーシアにてアルミニウム成型品の製造販売を営むE-CAST INDUSTRIES SDN. BHD.(現連結子会社)を買収し子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 連結売上高2027年度まで120億円
- 連結営業利益2027年度まで12億円
- 長期連結売上高300億円
- 長期連結営業利益30億円
- 自己資本比率30%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
独自技術によるマグネシウム事業拡大
マグネシウム合金部品の加工技術やノウハウを強みに、軽量化ソリューションを提供。電動車普及や製品軽量化の市場成長を取り込み、競争優位性と高収益率を維持する。
- 02
生産能力向上と人員確保
急速な企業規模拡大に対応するため、生産能力を増強し、それを支える人材を確保する。マレーシアなどでの受注増に対応し、アルミ・マグネシウム両方の生産体制を強化する。
- 03
M&Aと事業領域拡大による成長加速
シナジー効果のある周辺領域企業のM&Aを積極的に実施し、内製化を進めて生産効率を向上。製造業アジアプラットフォーム型企業を目指す。
- 04
技術継承と品質向上
金型設計力と鋳造技術力をさらに高め、多様な製造手法に対応。厳格な品質管理体制を構築し、お客様の信頼を得て収益拡大につなげる。
- 05
多様な資金調達と株主還元
自己資本比率30%以上を維持しつつ、転換型優先株式や借入金を活用。配当性向20%程度を目標に、株価向上施策と配当増額で株主還元を強化する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で808人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は488万円で、2期前と比べて+11.5%。平均年齢は46.7歳、平均勤続年数は12.4年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年3月 | 438 | 45.6 | 10.8 | 659 | — |
| 2025年3月 | 455 | 47.0 | 11.7 | 670 | 75 |
| 2026年3月 | 488 | 46.7 | 12.4 | 808 | 37 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社5社(国内 0 / 海外 5、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。
- 海外三輝特殊技研(香港)有限公司(注)2、4中国・香港 金鐘道 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外深圳市参輝精密五金有限公司(注)2、4中国広東省深圳市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外SANKI EASTERN (THAILAND) COMPANY LIMITED (注)2、3、4タイ・アユタヤ · 連結子会社議決権70.0%
- 海外STX PRECISION (JB) SDN. BHD. (注)2、4マレーシア・ジョホールバル · 連結子会社議決権100.0%
- 海外E-CAST INDUSTRIES SDN. BHD. (注)2マレーシア・ペナン · 連結子会社議決権100.0%
- 補助金834万円[第十二回]事業再構築補助金_GX進出類型(交付申請等)中小企業庁
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は68億円、営業利益は3億円。前期と比べると増収減益で、売上が+6.3%、利益が-40.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 76億円 | 68億円 |
| 営業利益 | 5億円 | 3億円 |
| 純利益 | 3億円 | 3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥20 | ¥20 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
5期分
直近は2027年1Qで、売上は18億円、営業利益は1億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年2Q | 29 | 2 | 6.9 | 2 |
| 2025年4Q | 35 | 3 | 8.6 | 2 |
| 2026年2Q | 30 | 1 | 3.3 | 1 |
| 2026年4Q | 38 | 2 | 5.3 | 2 |
| 2027年1Q | 18 | 1 | 5.6 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2020年3月期からの7期で、売上は24億円から68億円へ2.8倍に増えた。直近期の営業利益率は4.4%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 24 | — | 2 | — | 2 |
| マレーシアにてアルミニウム成型品の製造販売を営むSTX PRECISION (JB) SDN.BHD.(現連結子会社)を買収し子会社化 | |||||
| 2021年3月 | 20 | — | 0 | — | 1 |
| 2022年3月 | 35 | — | 2 | — | 1 |
| 2023年3月 | 47 | — | 3 | — | 2 |
| 東京証券取引所 グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2024年3月 | 52 | — | 3 | — | 2 |
| マレーシアにてアルミニウム成型品の製造販売を営むE-CAST INDUSTRIES SDN. BHD.(現連結子会社)を買収し子会社化 | |||||
| 2025年3月 | 64 | 5 | 5 | 7.8 | 4 |
| 2026年3月 | 68 | 3 | 4 | 4.4 | 3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高68億円のうち、営業利益として残るのは3億円で4.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の4.4%にあたる。営業利益率は業種中央値5.8%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.5%52億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.1%13億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.4%3億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2026年3月期は営業CFが7億円、投資CFが−23億円で、差し引きのフリーCFは−16億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は18億円で、売上の3.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 2 | −3 | 2 | −1 | 6 |
| 2021年3月 | 1 | −9 | 12 | −8 | 11 |
| 2022年3月 | 0 | −4 | −2 | −4 | 5 |
| 2023年3月 | 5 | −2 | 1 | 3 | 9 |
| 2024年3月 | 2 | −4 | 2 | −2 | 10 |
| 2025年3月 | 5 | −4 | −2 | 1 | 11 |
| 2026年3月 | 7 | −23 | 22 | −16 | 18 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2026年3月期の総資産は96億円。このうち返さなくてよい自己資本が36億円で、自己資本比率は36.8%(業種中央値53.7%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 19 | 8 | 11 | 43.8 |
| 2021年3月 | 43 | 8 | 35 | 19.8 |
| 2022年3月 | 41 | 9 | 32 | 22.1 |
| 2023年3月 | 51 | 12 | 39 | 24.3 |
| 2024年3月 | 59 | 17 | 42 | 29.0 |
| 2025年3月 | 67 | 24 | 42 | 36.4 |
| 2026年3月 | 96 | 36 | 61 | 36.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
非鉄金属 32社との比較
同じ非鉄金属の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで32社中14位あたり、逆に低いのは自己資本比率で32社中28位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,210で、1年前と比べて-32.1%。過去52週の値幅のなかでは14%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.7倍 |
| PER (会社予想) | 9.9倍 |
| PBR | 0.72倍 |
| 配当利回り | 1.65% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1日で12.05%下落し1175円となり、下げが加速しています。1ヶ月で15.71%下落し、7月初の1335円から下落基調が続いています。25日線(1363円)を約14%下回り、75日線(1291円)も下回っており、弱気トレンドが明確です。52週高値2491円からは約53%下落し、52週安値994円には約18%まで接近しています。8月13日の出来高は61,300株と急増しており、投げ売りが発生しています。RSIは18.39と売られ過ぎ圏で、反発の可能性もありますが、下落トレンドは継続中です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERが11.00倍と業界平均20.88倍を下回り、PBRは0.81倍と平均1.96倍に対して割安水準。ただし配当利回りは0%と無配であり、株主還元は不十分。営業利益は増加基調だが、2026/3期は減少予想となっており、将来の成長持続性に注意が必要。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.7倍 | 22.2倍 |
| PER (予想) | 9.9倍 | — |
| PBR | 0.72倍 | 2.02倍 |
| ROE | 9.4% | 12.0% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高は成長しているが、利益率が低下しており、業績の質に疑念。強気派は、売上成長と低PER・低PBRのバリュエーションを評価。弱気派は、利益率低下が構造的問題であり、競争優位が無いため持続的成長は難しいと見る。両論の争点は、売上拡大が利益を伴うものかどうか。
- 売上高の増加トレンド
直近3期で47→52→64億円と成長。
- バリュエーションの割安感
PER11倍、PBR0.81倍と低水準。
- 業績回復への期待
市況改善や新規需要取り込みによる利益率回復の可能性。
- 売上高2年連続増加でFY2026は68億円FY2026影響弱
FY2024比30%増、売上高16億円増加
- FY2025純利益4億円と前年比倍増FY2025影響中
純利益2億→4億円、利益率改善
- PBR0.81倍で解散価値割れ水準現在影響弱
純資産対比で株価が19%下、割安感
- PER11倍と同業比低水準現在影響弱
業界平均PER20倍想定、割安
- 利益率の急低下
営業利益率が7.8%から4.4%へ大幅低下予想。
- 競争優位の不在
差別化要因が弱く、価格転嫁が困難。
- 無配の継続リスク
配当利回り0%で株主還元が乏しい。
- FY2026営業利益3億円へ40%減益予想FY2026影響強
営業利益5億→3億円、減益幅40%
- 配当利回り0%で株主還元不足継続影響弱
無配当、配当性向0%
- 外国人の所有比率9.55%と低位継続影響弱
海外投資家の関心低く需給弱い
- 営業利益率4.41%と前年から低下FY2026影響中
営業利益率7.81%→4.41%、3.4pt悪化
- 営業利益率
- 利益率低下が一時的か構造的かの判断。
- 売上高成長率
- 増収が利益水準に貢献するか確認。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり20円で、前期から+14.3%。いまの株価に対する利回りは1.65%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 8 | — | 72.4 |
| 2022年3月 | 8 | 0.0 | 17.2 |
| 2023年3月 | 13 | 66.7 | — |
| 2024年3月 | 13 | 0.0 | 29.7 |
| 2025年3月 | 18 | 40.0 | 13.9 |
| 2026年3月 | 20 | 14.3 | 19.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥20
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ674人。区分でいちばん多いのは個人・その他で50.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.9%を占め、残る69.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 56.5 | 53.3 | 50.9 |
| 事業法人 | 12.6 | 30.6 | 29.9 |
| 外国法人 | 8.3 | 6.9 | 10.5 |
| 証券会社 | 18.6 | 5.7 | 7.8 |
| 自己株式 | 1.1 | 1.1 | 1.1 |
| 金融機関 | 2.7 | 2.6 | 0.9 |
| 外国人個人 | 1.2 | 1.0 | — |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 佐藤 輝明 | 13.98 |
| 02 | 株式会社三輝 | 13.98 |
| 03 | NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社) | 3.80 |
| 04 | 兼光 喜彦 | 2.98 |
| 05 | SIX SIS LTD.(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行 | 2.80 |
| 06 | MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 2.67 |
| 07 | 三菱UFJキャピタル株式会社 | 2.61 |
| 08 | 株式会社SBIネオトレード証券 | 2.55 |
| 09 | 株式会社SBI証券 | 2.10 |
| 10 | 森田 泰成 | 1.92 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-12株式会社日本政策投資銀行新規の大量保有報告9.18%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で−36%、1株純資産は7期で+70%。直近期のROEは9.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 194 | 985 | 25.9 | 16.7 | 14.9 |
| 2021年3月 | 45 | 504 | 9.0 | 36.3 | 72.4 |
| 2022年3月 | 53 | 552 | 10.1 | 30.5 | 17.2 |
| 2023年3月 | 116 | 747 | 17.8 | 14.0 | — |
| 2024年3月 | 119 | 873 | 13.5 | 13.6 | 29.7 |
| 2025年3月 | 191 | 1,182 | 18.9 | 6.2 | 13.9 |
| 2026年3月 | 124 | 1,672 | 9.4 | 13.2 | 19.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額102百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 佐藤輝明 | 代表取締役社長 | 59 | 300,000 |
| 森田泰成 | 専務取締役 | 55 | 41,200 |
| 林忠德 | 専務取締役 | 54 | 21,000 |
| 白井芳弘 | 専務取締役 | 60 | — |
| 佐々木智一 | 取締役 | 54 | — |
| 鈴木昭彦 | 取締役 | 67 | — |
| 髙橋彰 | 常勤監査役 | 59 | — |
| 大貫篤志 | 監査役 | 57 | — |
| 髙安錬太郎 | 監査役 | 54 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | ストックオプション百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 61 | 17 | 4 | 82 | 21 |
| 社外取締役 | 5 | 19 | — | 0 | 20 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,076字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,920字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,207字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,231字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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