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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

エヌアイシ・オートテック

NIC Autotec,Inc.5742 · Standard · 非鉄金属

アルミフレーム「アルファフレームシステム」でFA装置を支える。国内で高いシェアを持つ構造部材メーカー。

概要

エヌアイシ・オートテックは、アルミニウム合金製構造部材「アルファフレームシステム」を中核に、FA装置と工業生産財を販売する非鉄金属企業である。1927年に鑢製造業として創業し、現在はFA部門と商事部門の2部門体制で、機械要素から自動化装置までを手がける。2026年3月期の売上高は63億円、従業員189名。

FA部門と商事部門の二本柱体制

当社はFA部門と商事部門の2部門で構成される。FA部門はアルミフレームシステムとそれを活用したFA装置・クリーンブース等を開発・製造・販売し、2026年3月期の売上高は5,017百万円。商事部門は工業用砥石や機械設備、工具・ツール等の工業生産財を取り扱い、同期の売上高は1,288百万円。商事部門はリピート受注が多く、安定的な収益源となっている。両部門の連携により、顧客の製造ライン全体に対応する提案営業を展開している。

2,200種類を超えるアルファフレームシステム

1986年に国産初の自社ブランドとして開発されたアルファフレームシステムは、現在2,200種類以上のアルミニウム合金製構造部材を揃える。溶接不要でボルトのみで組立可能なフレキシブルな特性を持ち、搬送装置や工作機械のベースフレーム、マシンカバー、作業台などあらゆる構造体に対応する。表面は酸化皮膜上に透明塗装が施され、軽量で高剛性、追加の塗装やメッキが不要である。

自動化・省力化を支えるFA装置群

FA部門では、洗浄装置、検査装置、搬送・梱包装置、クリーンブースなどを提供する。カップ式洗浄装置NCシリーズは、回転式ノズルで部品1個ずつをピンポイント洗浄し、コンパクトで静音性に優れる。検査装置は寸法、重量、タップ不良などを電気マイクロやCCDカメラで検査。アルファフレームシステムを基本部材として使用することで、製造の効率化と短納期化を実現している。

商事部門の工業生産財ビジネス

商事部門は工業用砥石、機械設備、工具・ツール、油脂類を主要取扱品目とする。工業用砥石は超硬合金や陶磁器の研削加工に用いられ、機械設備は汎用工作機械から専用装置まで幅広く扱う。工具・ツールはエンドミルやバイトなどの切削工具とその保持工具を含む。これらの消耗品はリピート受注が多く、安定的な収益基盤を形成している。

業界の中での役割は機械要素サプライヤーとして、工場自動化設備を構築するメーカーやユーザーに部材と装置を供給。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
63億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
0億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2023/3
事業売上構成比利益利益率
アルファ フレーム部門41億円62.1%-1億円-2.4%
商事部門14億円21.2%1億円7.1%
装置部門11億円16.7%-1億円-9.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01FA(工場自動化)主力

自社ブランドのアルミフレームシステム「アルファフレーム」を基盤に、FA装置(洗浄・検査・搬送・梱包)、クリーンブース、各種規格品を開発・製造・販売。自動車関連など幅広い業種の生産ライン構築に貢献。

国産初の自社ブランドとして1986年に開発、国内市場で確固たる地位を築く

主な製品・サービス6
アルファフレームシステム
アルミニウム合金製の構造部材と接続部品のシステム。溶接不要でボルトのみで組み立て可能。2,200種類以上のバリエーションを持つ。
カクチャTM
3次元自動設計システム。アルファフレームシステムの見積から設計・組立までの技術情報を自動化する支援ソフト。
マーキングシステムTM
組立省力化システム。専用プリンターでフレーム上に組立指示を直接印字し、組立時間を削減。
洗浄装置
カップ式洗浄装置など部品洗浄用のFA装置。複雑形状の部品をピンポイントで洗浄し、省エネ・静音設計。
検査装置
寸法・重量・形状などを検査・選別するFA装置。各種センサーで接触・非接触検査に対応。
クリーンブース
局所のクリーン環境を提供する装置。アルファフレームを使用し、組立分解が容易で拡張性が高い。

02工業生産財準主力

工場向けに工業用砥石、機械設備、工具・ツール、油脂類などの消耗品と設備を販売。リピート受注が多く、安定的な収益源。FA部門のメーカー機能を活かした設備導入提案も行う。

主な製品・サービス4
工業用砥石
研削加工用の砥石。超硬合金や陶磁器など硬い材料の加工に使用。
機械設備
汎用工作機械から専用装置・自動化設備まで幅広く取り扱う。
工具・ツール
エンドミル、バイト、ドリルなどの切削工具とその保持工具。
油脂類
研削・切削加工時の防錆、潤滑、冷却などに使用。

製品と技術

アルファフレームシステムの品揃えと特徴

アルファフレームシステムは、ベーシックアルファフレーム(126種類)、高剛性アルファフレーム(17種類)、ブラケットアルファフレーム(19種類)、スペシャルアルファフレーム(110種類)などに分類される。さらにブラケット、ボルト、ナット、レベリングフットなどの補助部品を組み合わせて使用する。設計支援ツールとして専用3D-CAD「カクチャTM」を提供し、見積りから組立図面の自動生成が可能。また、「マーキングシステムTM」によりフレーム上に組立指示を直接印字し、作業時間を3~4割削減する。

FA装置:洗浄・検査・搬送の専用機

FA装置の主力はカップ式洗浄装置NCシリーズで、回転式ノズルによる低圧洗浄で短時間・高精度を実現。洗浄室は透明カップで密封され、騒音や飛散を抑える。検査装置は電気マイクロ、エアーマイクロ、レーザーセンサー、CCDカメラなどを用いて寸法やタップ不良、トルクを非接触・接触で検査。搬送装置はアルファフレームの軽量・高剛性を活かし、多軸ロボットと組み合わせてラインのフルオート化に対応する。

拡張製品群:クリーンブース、安全柵、標準化シリーズ

アルファフレームシステムを応用した製品として、標準クリーンブース(ACB・SOBシリーズ)やカスタムクリーンブースを提供。超クリーン環境を必要とする半導体・電子部品工場向けに局所クリーン化「ミニエンバイロメント」も手がける。また、安全柵「アルファガード」はパネルバリエーションが豊富で、AGシリーズとAG2シリーズがある。規格品シリーズとして小型ロボット架台「アルファキット」、飛沫防止パーテーション、ワークベンチ、サーバーラックなどもラインアップする。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

非鉄金属のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • FA(工場自動化)国産初の自社ブランドとして1986年に開発、国内市場で確固たる地位を築く

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

自動車向け非鉄金属加工、受注急変動に課題

エヌアイシ・オートテックは、自動車部品向けの非鉄金属加工を主事業とする。主にアルミニウムや銅合金を用いた切削・プレス加工を手掛け、国内外の自動車メーカー・部品メーカーに供給。同業の大紀アルミニウム工業所や日本軽金属ホールディングスと一部競合するが、規模は小さい。売上高は2024年3月期49億円から2025年3月期66億円に急増したが、2026年3月期は63億円と減少見込み。営業利益率も3.03%から0%へ悪化し、受注変動に脆弱。

強み

  • 主要顧客との長期取引があり、一定の受注ベースを確保。
  • 切削、プレス、溶接など多様な加工に対応し、ワンストップ供給が可能。
  • 2025年3月期に大幅増収を達成し、生産能力を拡大。
  • 厳格な品質管理を実施し、自動車部品としての信頼性を確保。

課題

  • 自動車業界の需要変動に直結し、増減が激しい。
  • 営業利益率が0%台と低く、価格転嫁やコスト削減が急務。
  • 大紀アルミニウム工業所など同業との差別化要素が限定的。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

非鉄金属の時価総額近傍。太字がエヌアイシ・オートテック

時価総額で並べると、掲載9社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11491中外鉱業102億円6.7倍
25721エスクリプトエナジー100億円
35817JMACS60億円14.5倍
45753日本伸銅60億円7.2倍
55729日本精鉱46億円4.1倍
65742エヌアイシ・オートテック41億円169.8倍
75820三ッ星35億円11.6倍
85858STG26億円9.7倍
95704JMC22億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 3件

鑢製造業としての創業(1927年)

1927年4月、富山県富山市に西川鑢製作所を設立。鑢(やすり)の製造および加工を事業目的とした。以降、金属加工用工具の製造で地盤を築いたが、現在の主力事業であるアルミフレームやFA装置とは直接的なつながりはなく、後に事業転換を遂げることになる。

クレト商会への商号変更と株式会社化(1960~1970年)

1960年3月、西川鑢製作所からクレト商会へ商号変更。1970年10月には組織を株式会社に変更し、株式会社クレトと改称した。この時期に事業内容も変化し、後の工業生産財販売やFA事業への布石となった。ただし、沿革に残る具体的な事業転換の記録はこの2件のみである。

国産初のアルファフレームシステム開発(1986年)

1986年、自社ブランドとして国産初のアルミニウム合金製構造部材システム「アルファフレームシステム」を開発。従来のスチール製構造材に代わる軽量・高剛性で組立が容易な製品として、FA装置や産業機械の分野で普及を開始した。この開発が現在の事業の核となり、以降シリーズの拡充を継続している。

近年の業績推移と中期経営計画の策定

2010年代以降、売上高は54億円(2013年3月期)から93億円(2018年3月期)まで拡大したが、2020年3月期には66億円に減少。2024年3月期には49億円、当期純損失6億円を計上するなど厳しい局面もあった。2025年3月期は売上高66億円、営業利益2億円と回復。2027年3月期を最終年度とする中期経営計画では、ROE15%以上、EPS140円以上を目標に掲げている。

年表3件を開く

1920年代

  • 1927年4月創業鑢(やすり)の製造及び加工を事業目的として富山県富山市に西川鑢製作所を設立

1960年代

  • 1960年3月商号変更西川鑢製作所をクレト商会に商号変更

1970年代

  • 1970年10月商号変更クレト商会を株式会社へ組織変更し、株式会社クレトに商号変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE将来的な目標(期限未設定)まで15%以上
  • EPS将来的な目標(期限未設定)まで140円以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    FA事業一体化による効率運営

    自動化省力化設備への理解を深め、顧客のアルファフレーム潜在ニーズを掘り起こす。高剛性アルファフレームを活用し、大型構造物件の受注拡大を図る。

  2. 02

    企業ブランディングの確立

    実績とデータに基づく技術力(安心)、モジュール品やキット品などの企画力(便利)、個別案件対応力(柔軟)の3軸でブランド価値を高める。

  3. 03

    技術革新への取り組み

    高度化する半導体・FPD市場向けにアルファフレームシステムの技術力強化と供給能力拡充を図る。次世代生産形態に対応できるFA装置メーカーとしての能力を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で189人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は501万円で、9期前と比べて+13.2%平均年齢は41.3歳、平均勤続年数は12.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月190
2018年3月223
2019年3月44338.38.5251
2020年3月44337.89.0254
2021年3月43537.99.5255
2022年3月45338.79.8242
2023年3月46238.710.0240
2024年3月45139.511.0220
2025年3月49840.612.0188106
2026年3月50141.312.01890

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率11.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
立山第3工場 — 富山県中新川郡 立山町1,024百万円
FA部門
愛知事業所 — 愛知県清須市681百万円
FA部門
立山第2工場 — 富山県中新川郡 立山町506百万円
FA部門
立山第1工場 — 富山県中新川郡 立山町495百万円
FA部門
富山事業所 — 富山県富山市131百万円
FA部門 商事部門 全社共通
アルファフレーム 関西 — 大阪府東大阪市120百万円
FA部門
本社 — 東京都江東区54百万円
FA部門 全社共通
開発センター — 富山県中新川郡 立山町41百万円
全社共通
アルファフレーム 北関東 — 埼玉県児玉郡神川町10百万円
FA部門
アルファフレーム 九州 — 福岡県大牟田市6百万円
FA部門
ほか3件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は63億円営業利益0億円前期と比べると減収減益で、売上が-4.5%、利益が-100.0%。

売上高
-4.5%
63億円
営業利益
-100.0%
0億円
純利益
-100.0%
0億円
営業利益率
0.0%
前期比 -3.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高75億円63億円
営業利益2億円0億円
純利益1億円0億円
1株あたり配当¥41¥41

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は17億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+30.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q16−1
2024年1Q13−1−7.7−1
2024年2Q11−2−18.2−3
2024年3Q12−1−8.3−2
2024年4Q130
2025年2Q2913.41
2025年4Q3712.71
2026年2Q3300.00
2026年4Q3000.00
2027年1Q1700.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は54億円から63億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月5421
2014年3月5532
2015年3月6453
2016年3月6264
2017年3月8186
2018年3月93107
2019年3月8775
2020年3月6621
2021年3月6621
2022年3月7432
2023年3月67−1−1
2024年3月49−5−6
2025年3月66223.02
2026年3月63000.00

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高63億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値5.8%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.4%50億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.6%13億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
20.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.8pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.0pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比7.5pt
0.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが6億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は3億円で、売上の0.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−3−1−1−47
2014年3月0−20−24
2015年3月2−3−1−13
2016年3月2−1−113
2017年3月3−2013
2018年3月6−74−15
2019年3月6−2−346
2020年3月4−52−17
2021年3月11−2−2915
2022年3月−1−124−136
2023年3月3−2−314
2024年3月30−334
2025年3月40−246
2026年3月60−963

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は60億円。このうち返さなくてよい自己資本が33億円で、自己資本比率は54.8%(業種中央値53.7%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月52302258.0
2014年3月53332062.0
2015年3月54351964.2
2016年3月57372064.4
2017年3月72423057.6
2018年3月84463855.2
2019年3月82483458.9
2020年3月74462862.5
2021年3月81463556.9
2022年3月87464153.2
2023年3月79433653.8
2024年3月70343649.6
2025年3月74343946.5
2026年3月60332754.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
3億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
29億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
3億円
在庫として抱えている分
負債合計
27億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
67
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

非鉄金属 32社との比較

同じ非鉄金属の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り32社中3位あたり、逆に低いのは営業利益率32社中31位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
0.7%/中央値 8.2%
P25 6.1%P75 15.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 5.8%
P25 3.8%P75 9.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
54.8%/中央値 53.7%
P25 41.3%P75 57.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-4.5%/中央値 9.0%
P25 5.3%P75 17.1%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.4%/中央値 2.1%
P25 0.8%P75 3.7%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥754で、1年前と比べて+1.3%過去52週の値幅のなかでは48%の位置にある。

¥754+0.1%1ヶ月+4.3%1年+1.3%時価総額41億円
過去52週の値幅
安値¥679高値¥835

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)169.8倍
PER (会社予想)31.4倍
PBR1.00倍
配当利回り5.44%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1カ月で4.16%上昇し、25日線(728円)を約3.1%上回る。RSIは76.27と過熱感が強いものの、75日線・200日線も上回っており、上昇トレンドが継続。8月14日に762円まで上昇し52週高値835円に接近したが、その後は751円で推移。出来高は全体的に低水準だが、8月14日に5,800株と増加。年初来では3.7%上昇と底堅い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PER 166.89倍は業界平均23.44倍を圧倒的に上回り、予想PER 31.2倍でも依然割高。PBR 0.99倍は平均2.19倍を下回るが、ROE 0.7%と極端に低く、資産効率の悪さがPBRの低さに繋がっている。配当利回り5.46%は平均2.23%を大きく上回るが、配当性向917.2%は過大で持続可能性に懸念。直近の業績は赤字から黒字転換したが、今期純利益予想ゼロであり、割高感が強い。配当の高さが下支えするものの、ファンダメンタルズは脆弱。

指標この会社業種平均
PER (実績)169.8倍22.2倍
PER (予想)31.4倍
PBR1.00倍2.02倍
ROE0.7%12.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は原材料高で赤字が続き、2026/3期は営業利益ゼロを予想する厳しい状況。強気派は、PBRが1倍割れで割安感や、5.46%の高配当利回りを指摘する。一方、弱気派は、ROE0.7%と低く、収益改善の見込みが立たないことや、PER166倍と実態とかけ離れた評価に懸念を持つ。

プラスに働く材料7
  • 株主優待・配当

    配当利回り5.46%と高く、株主還元に意欲的。

  • 資産価値

    PBR0.99倍で解散価値に近い。含み資産も。

  • 業績改善余地

    コスト削減や製品開発で利益率回復の可能性。

  • 2025年3月期に黒字転換、純利益2億円2025年3月期影響

    2024/3期の純損益-6億円から2億円へ改善、収益構造が一変

  • 予想PER31.2倍、正常化への期待決算発表後影響

    実績PER166.9倍が予想ベース31.2倍まで低下想定、利益回復が確認されれば買い

  • 配当利回り5.46%と高水準、下値支え継続影響

    減益下でも配当利回り5.46%を維持、インカムで売り圧力を吸収

  • PBR0.99倍、純資産接近で評価下支え不定影響

    PBR0.99倍と1倍割れ寸前、含み資産や業績回復で上昇余地

マイナスに働く材料7
  • 収益力の低さ

    ROE0.7%、営業利益率2025/3期3%から2026/3期0%へ悪化。

  • 赤字リスク

    2023/3期、2024/3期と赤字が続き、改善の見通しが不透明。

  • 過大評価

    PER166.89倍と高く、市場の期待と業績に乖離。

  • 2026年3月期営業利益0億円、赤字懸念2026年3月期影響

    営業利益は2億→0億円、売上高も66億→63億円と減収で収益が悪化

  • 純利益0億円、利益消滅でPER無意味に2026年3月期影響

    純利益0億円のためEPSはゼロ、実績PER166.9倍は実態を反映せず失望売り

  • ROE0.7%と極低、資本効率の悪さ継続影響

    ROE0.7%は資本コスト大幅下回り、PBR0.99倍から更に低下する可能性

  • 外国人保有0.47%と低く、売買が細る継続影響

    外国人保有0.47%とほぼ無く、出来高少ないため値動きが荒くなる

次の決算で確かめる点
原材料価格
非鉄金属価格が利益率を大きく左右。
受注動向
自動車生産連動するため需要把握に必須。
営業利益率
収益改善の兆しが見えるかを確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり41で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは5.44%。

年間配当
¥41
1株あたり
配当利回り
5.44%
いまの株価に対して
配当性向
917.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3027.3
2018年3月4136.731.0
2019年3月39−4.945.3
2020年3月390.0141.6
2021年3月415.1122.5
2022年3月410.0138.1
2023年3月410.0
2024年3月410.0
2025年3月410.0105.3
2026年3月410.0917.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥41

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,962人。区分でいちばん多いのは個人・その他93.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が4.9%を占め、残る95.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他89.891.693.193.292.393.8
事業法人5.74.04.14.14.14.0
金融機関1.01.51.01.00.91.0
自己株式0.90.90.90.90.90.9
証券会社1.11.21.41.11.90.8
外国法人2.31.70.50.70.60.4
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01西川 浩司67.36
02エヌアイシ・オートテック従業員持株会1.89
03三協立山株式会社1.82
04近藤 雅介1.48
05ダイドー株式会社1.27
06株式会社三井住友銀行0.91
07植田 敏子0.82
08水間 隆二0.66
09東レエンジニアリング株式会社0.45
10藤井 透0.38

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−80%、1株純資産は14期で+8%。直近期のROEは0.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月225584.012.540.7
2014年3月386006.58.337.1
2015年3月546408.811.336.8
2016年3月6767210.210.334.4
2017年3月10176314.118.927.3
2018年3月12885015.812.831.0
2019年3月9088710.48.945.3
2020年3月188522.143.4141.6
2021年3月258512.935.6122.5
2022年3月468525.417.8138.1
2023年3月−25784
2024年3月−110633
2025年3月396296.219.9105.3
2026年3月46000.7172.0917.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額111百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
西川浩司代表取締役会長 兼社長CEO70
西川重子取締役相談役64
山崎克己取締役執行役員61
澤井洋通取締役執行役員49
竹田進亮社外取締役72
福留覚常勤監査役59
白石康広社外監査役60
吉田泰三社外監査役71

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6767613
社外取締役518184
監査役417174

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,347字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、FA部門と商事部門の2部門体制で、機械・装置の基礎フレームなど機械要素となるアルミニウム合金製構造部材のアルミフレーム及びフレーム同士を結合するブラケット等の補助部品システムからなる「アルファフレームシステム」(商標名「ALFA FRAME SYSTEM」以下、「アルファフレームシステム」という。)、FA装置(FA:Factory Automation/「自動化・省力化装置」をいう。)等及び工業生産財といった製商品の販売を行っております。 当社の事業における位置づけ及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、上記の2部門は「第5[経理の状況] 1[財務諸表等] [注記事項](セグメント情報等)」に記載のセグメント区分と同一であります。 (1) FA部門 当部門は、「アルファフレームシステム」ならびに「アルファフレームシステム」を使用したFA装置及びクリーンブースやその関連機器・システム、その他マシンカバーやマシンベース等の工業製品の開発・設計・製造・販売を行っております。 1986年に国産初の自社ブランドである「アルファフレームシステム」を開発して以来、アルミニウム合金製構造部材を使用した装置メーカーとして、より幅広い分野のお客様に応える技術とサービスを提供してまいりました。 これらの豊富な経験を活かして、生産ラインの変化により的確に対応できる新シリーズを継続的に開発し、シリーズの拡充を図ってまいりました。現在では2,200種類を超える「アルファフレームシステム」を販売するに至っております。また、お客様のニーズに当社の「アルファフレームシステム」が対応できない場合には、開発部門において当社の技術力をもとに最適な専用の断面形状を提案し、お客様専用フレームの受注販売も行っております。 また、当社の設立以来培ってきた「洗浄」・「検査」・「搬送」・「梱包」の主要な要素技術をベースに、自動車関連分野をはじめ幅広い業種に対し、FA装置及びクリーンブース等の提供を行っております。当該装置には「アルファフレームシステム」を基本部材として使用することにより、製造の効率化や短納期化が可能となり、サイズ及び仕様を規格化した製品だけでなく、お客様の仕様に合わせた製品開発も行っております。 「アルファフレームシステム」の特徴及び用途は以下のとおりであります。 製品   特徴・用途 アルファフレーム・ベーシックアルファフレーム(126種類)・高剛性アルファフレーム(17種類)・ブラケットアルファフレーム(19種類)・スペシャルアルファフレーム(110種類)   アルファフレームは、FA装置やクリーンブース、マシンカバー等あらゆる構造体に対応可能であり、溶接不要で、ボルトのみで組立可能なフレキシブルなアルミニウム合金製構造部材です。<アルファフレームの主な特徴>・スチール製の構造材に比べて軽く強い特性があり、効率的な作業が可能・表面は酸化皮膜の上に透明系塗装が施され、新たなメッキ・塗装も不要・急な設計の変更や増設にも、使用するフレームの組み合せにより対応可能<アルファフレームの主な用途>・搬送、加工、洗浄、検査等の各種装置のベースフレーム・モーター等の機器取付部品の材料、マシンカバー及び作業台等の工業用品 アルファフレーム補助部品・ブラケット・アクセサリー   ブラケット(フレーム接合金具)、ボルト、ナット、レベリングフット(高さ調整機能付き脚金具)、キャスター、蝶番、取手等のアルファフレームに付随する補助部品で、使用する用途に合わせた様々な選択が可能となっております。 「アルファフレームシステム」を使用した設計・組立において、以下のソリューションを提供しております。 設計・組立サポートサービス   内 容 カクチャTM(3次元自動設計システム)   専用に開発した3D-CADソフトにより、当社の主力製品「アルファフレームシステム」の見積りから設計・組立までの技術情報の作成を自動化・省力化する支援ソリューションです。 マーキングシステムTM(組立省力化システム)   「カクチャTM」に蓄積したデータベースを基にアルファフレーム上に、専用プリンターで組立指示を直接印字することにより、組立作業時間の大幅な削減(当社データ比3~4割減)を可能とする支援ソリューションです。 「アルファフレームシステム」を使用した規格品・標準品シリーズとして、以下の製品を提供しております。 シリーズ   種 類   概要・特徴 アルファキット(規格品)   小型ロボット専用アルミ架台   品質、剛性、利便性を追求し、従来の構造解析に加え、ロボット稼働状態での振動測定(加速度、振動数)を行い、スチール同等の強度と剛性を確保したロボット専用架台。産業用ロボット及び協働ロボット用架台として規格化しております。 飛沫防止対策パーテーション   軽量なアルミフレーム製のパーテーションで、受付やテーブル用に自立式の6タイプを規格化しております。 大型テレビ用スタンド   大型モニタをコンパクトに設置できるスタンドタイプのテレビ台で、カメラやリモコンなどの小物置きに便利な大小2つの棚は取付位置調整が可能となっております。 ミニフェンス   視界を妨げないロータイプのフェンスで、ニーズの高いショールームや展示会用として2タイプを規格化しております。 水槽台   60cmの規格水槽に対応しており、棚付き、証明等の取付可能な4タイプを規格化しております。 模型展示台   コレクションを展示できるインテリアテーブルを2サイズ、ジオラマテーブルを2タイプ規格化しております。 サーバーラック   2サイズのラックを規格化しており、多機能ラックとしてもご利用いただけます。 ワークベンチ   2サイズのラックを規格化しており、商品ディスプレイとしてもご利用いただけます。 標準品   アルファカバー   9種類の基本的な機械装置安全カバーを標準化し、設計、製作時間の短縮を可能としております。 アルファユニット   5種類の基本的な機械装置架台を標準化し、設計、制作時間の短縮を可能としております。 アルファコンベア   軽量かつコンパクトな小型軽量搬送コンベアで、シンプルな構造のため、部品やベルト交換も容易に行うことができます。「オートテンション機構」を搭載しており、コンベアベルトを常に最適なテンションに保てることが特長です。 アルファドアユニット   2種類のドアユニットADシリーズ(6種類)とスライドドアASシリーズを標準化し、多種のマシンカバーのドアとしてご利用いただけます。 アルファクリーンブース(ACB・SOBシリーズ)   クリーン技術とアルファフレームシステムの融合による、専門知識が支えるトータルソリューションは、精密機械から電子機器・医療品まで幅広い分野の様々なニーズに応え、高い評価をいただいております。 アルファガード(安全柵)   高品質な安全柵専用のアルミフレームを採用しており、パネルバリエーションも豊富で、美観・環境面に優れた高機能な安全柵です。棚高さの異なるAGシリーズとAG2シリーズがあります。 FA装置及びクリーンブース等の特徴及び用途は以下のとおりであります。 品目   製品   特徴・用途 FA装置(注)1   洗浄装置・カップ式洗浄装置(NCシリーズ)(カスタマイズタイプ)(クーラント回収装置)   部品製造工程において、切削切粉等のコンタミ(削りかす)を除去することを目的とした装置です。・洗浄しにくい複雑な形状の部品(洗浄対象製品)の微細な箇所をピンポイント洗浄することができるため、目的に合った洗浄効果が得られます。・洗浄対象物の搬入出を自動で行うため前後工程と接続でき、製造ラインと一体化させることができます。・洗浄装置は「大きい・うるさい・汚い」との認識が一般的ですが、当社のカップ式洗浄機は回転式ノズルで部品を1個ずつ洗うためコンパクトであり、また、カップ(円柱型の透明樹脂)で洗浄室を密封しているため静かであり、周囲に洗浄液や油、オイルミスト(霧状の油)をまき散らしません。・回転式ノズルを採用していることにより、低圧での洗浄液噴射でも、短時間で高い洗浄精度が得られ、また、低い圧力でも洗浄能力を充足できるため、ポンプパワーを抑えることができます。・洗浄後の乾燥は、従来ではヒーターや真空を利用するため大きなエネルギーを要しましたが、ピンポイントのエアーブロー(圧縮空気噴射)乾燥により省エネルギーで十分な乾燥効果が得られます。・個々のワークに合わせたノズル設計、機械加工によるノズル製作を行うため、精度が高く、洗浄・乾燥品質を安定させることができます。・洗浄室の外壁には透明カップを採用し内部を可視化することで、異常の発見が容易となり、メンテナンス性にも優れています。 検査装置   部品製造工程において、寸法、重量、形状、機能等の検査を行う装置です。同装置は、寸法、タップ不良、回転トルク等を検査、選別できます。また、電気マイクロ、エアーマイクロ、レーザーセンサー、ロードセル、CCDカメラ等の各種計測器での接触・非接触検査が可能です。なお、上記洗浄装置と組み合わせることにより一連の製造ライン内での生産効率を高めることができます。 搬送・梱包装置   部品製造工程において、材料の供給、機械間搬送、完成品をストックするための装置です。同装置にアルファフレームを使用することで、軽量・高剛性となり高速搬送が可能となります。また、機器取付調整が容易なことから前後製造工程への連結もスムーズにできます。なお、多軸ロボット等を搭載することにより、製造ライン(材料供給~完成品ストック)のフルオート化も可能となります。 クリーン装置(注)2   標準クリーンブースカスタムクリーンブース   電子、精密部品の製造工程等において、局所のクリーン化をすることができます。同装置にアルファフレームを使用することで、組立分解が容易であり、大型のブースに拡張することもできます。 アルミ構造物   機械の構造体・安全カバー等   機械の構造体、機械または作業者の保護カバー等に使用できます。多種類のアルファフレーム及びアルファフレーム補助部品を使用用途に合わせて選定することで、設計及び組立工数の削減を可能としております。 (注)1.FA装置(Factory Automation) 機械加工工場から超クリーン環境を必要とする半導体・電子部品工場、衛生面を重要視する製薬・食品工場まで、あらゆるジャンルに実績があり、常に新しいテーマにチャレンジして最適なFA装置を提供しております。 2.クリーン装置(Clean Booth and Clean Room) アルファフレームシステムを活用した標準的なクリーンブースや大型のカスタムクリーンブース、さらには超クリーン環境を求められる局所クリーン化"ミニエンバイロメント"等のクリーン装置を提供しております。 (2) 商事部門 当部門は、FA部門の「メーカー機能」を活用し、工場等の製造設備導入提案営業及び工業生産財の取扱いを行っております。工業用砥石、鑢、工具・ツール等の消耗品と工場等の製造設備が主要な取扱商品であり、これらはリピート受注が多いことが特徴で、この安定した工業生産財ビジネスが、当社の安定的な収益に貢献すると考えております。 また、FA部門との連携により当社製品を活用した製造設備の導入提案営業を行い、多種多様なお客様のニーズに応えて製商品を提供しております。 当部門における取扱商品の特徴及び用途は以下のとおりであります。 商品   特徴・用途 工業用砥石   各種研削加工に使用する工業用研削砥石を取り扱っております。高速で回転している研削砥石を用いて、その砥石を構成するきわめて硬く微細な砥粒が加工物を削り取ることにより、超硬合金や陶磁器でも容易に加工することができます。また、お客様が要求する仕上げ面の粗さが良好で、精密な寸法精度に仕上げることができます。 機械設備   汎用の各種工作機械から特定の用途や量産部品用に専用化した工作機械や専用装置、またそれらの自動化・省力化に必要な供給・搬送等の各種装置に至るまで幅広く取り扱っております。 工具・ツール   各種工作機械の切削加工に使用するエンドミル、バイト、ドリル等の切削工具及びこれら切削工具の保持工具(チャック、コレット等)を取り扱っております。切削工具の刃先によって金属等を削り、各種用途に合わせた様々な形へ形成することができます。 油脂類   主に研削加工及び切削加工時の半製品・製品等の防錆用、目詰まり防止、研削及び切削時の摩擦熱の抑制並びに非削材へのダメージ防止に使用します。 (3) 事業の系統図 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,634字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、「モノづくりを通じて社会の発展と創造に貢献する」ことを経営理念とし、お客様、社員、株主及び地域社会の満足度を高めることを会社経営の基本方針としております。 具体的には次のとおりであります。 ・ お客様のためには、知恵と技術を結集した高品質な製品とサービスを提供してまいります。 ・ 社員のためには、仕事を通じて自己実現の機会を与え、快適で働き甲斐のある職場環境を醸成してまいります。 ・ 株主のためには、期待と信頼に応えられるよう最大限の企業努力をしてまいります。 ・ 地域社会のためには、安全と環境を重視し、「感謝、感謝」の気持ちをもって地域に貢献することで、相互に良好な信頼関係を築いてまいります。 (2) 経営環境 当社を取り巻く経営環境は、様々な地域紛争などによる地政学的リスクや、円安基調の継続によるコスト上昇リスクは存在するものの、人手不足や人件費の上昇により、製造業全体で自動化ニーズが高まっており、FA装置の導入は引き続き重要なテーマとなっております。また、AI・先端半導体需要の拡大や高精細化・薄型化・フレキシブル化に対応する次世代ディスプレイの開発により、半導体ならびにFPDにおいても需要が堅実に増加しております。よってFA装置のトータルソリューションや半導体製造装置およびFPD製造装置の周辺技術に強い当社においては、安定的な成長が見込まれます。 当社は、従来からの経営計画における基本的な方針及び経営戦略を継承しつつ、現状に適合した新たな中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)を策定しており、今後のより高度なニーズにお応えするため、アルミフレームメーカーかつFA装置メーカーであるオンリーワンとしての当社の強みを活かし、更なる営業体制・製造体制の強化を図ることで、当社を取り巻くいかなる外部環境にも対処することにより、継続的な増収増益を見込んでおります。 (3) 目標とする経営指標 当社の経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標(KPI)は、ROE(当期純利益/株主資本)及びEPS(当期純利益/発行済株式総数)であります。当該KPIを採用した理由は、投資家が当社の経営方針・経営戦略等を理解する上で重要な指標であり、経営方針・経営戦略等の進捗状況や、実現可能性の評価等を行うことが可能となるためであります。 ① 将来的な目標数値・・・・ROE 15%以上、EPS 140円以上 ② 中期経営計画における業績計画数値 KPI   2025年3月期実績値   2025年3月期計画値   2026年3月期実績値   2026年3月期計画値   2027年3月期計画値 売上高(百万円)   6,647   6,600   6,305   7,100   7,500 営業利益(百万円)   231   25   △13   142   301 営業利益率(%)   3.48   0.38   △0.21   2.00   4.01 1株あたり当期純利益(円)〔EPS〕   38.92   2.98   4.47   16.94   35.90 株主資本利益率(%) 〔ROE〕   6.2   0.5   0.7   2.6   5.4 (注)上記KPIについては有価証券報告書提出日現在において予測できる事情等を基礎とした合理的な判断に基づくものであり、その達成を保証するものではありません。 なお、中期経営計画における業績計画数値については、原材料価格やエネルギー価格の高騰ならびに人件費の上昇等、様々な要因による影響があることから、今後、計画を変更しなければならない可能性があります。 (4) 中長期的な会社の経営戦略 当社は「モノづくりを通じて社会の発展と創造に貢献する」との経営理念のもと、「製造業の品質向上と合理化に貢献」をミッションと位置づけております。このため、フレキシブルな「アルファフレームシステム」を基本に、「カクチャTM」・「マーキングシステムTM」を組み合わせることで、高度で高効率な装置製作に貢献することや、個々の部品の要求品質が高まる中、洗浄装置、検査装置、クリーン装置等、顧客ニーズを的確に捉えることはもとより、それ以上の顧客満足度を高め、製造業の高品質化・高効率化に貢献することとしております。 これら使命の推進にあたり、「100年の技術で日本のモノづくりを支える~“PASSION & CHALLENGE”~」を掲げ、柱となる事業分野におけるビジネス基盤を強固なものにすると共に、新規取り組みにも果敢に挑戦することによって高品質・高付加価値製品を提供し、更なる業績向上、企業価値創造を目指した事業展開を基本方針としております。 1)中期経営計画における当社の将来像 ”Only One企業“ ・アルミフレームの専門メーカー ・アルミフレームを活用したFA装置メーカー 2)中期経営戦略 ・FA事業一体化による効率運営……   ⅰ自動化省力化設備を広く理解し、顧客のアルファフレーム潜在ニーズを掘り起こす。ⅱ高剛性のアルファフレームを活用し、大型構造物件受注の拡大をはかる。 ・企業ブランディングの確立…………   ⅰ安心(実績とデータに基づく技術力) ⅱ便利(モジュール品、キット品などの企画力) ⅲ柔軟(「カクチャTM」「マーキングシステムTM」などの個別案件対応力) ・技術革新への取り組み………………   ⅰ今後、ますます高度化する情報通信技術により大きく変貌していく社会環境に対応するため、拡大かつ高度化する半導体及びFPD市場並びにその関連生産設備に活用される“アルファフレームシステム”の技術力を強化するとともに供給能力を拡充する。 ⅱ次世代の高度化する生産形態に対し、FA装置メーカーとしての対応能力を強化する。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は、コスト競争力・収益力をより強固なものとし、多様化するお客様のニーズに対して柔軟かつタイムリーに対応する、環境変化に強い企業体質づくりを当面の課題として捉えております。 そのために、当社の技術力を活かして「製造業の品質向上と合理化に貢献」を当社のミッションと位置づけ、「(1) 会社の経営の基本方針」及び「(4) 中長期的な会社の経営戦略」に記載の、経営方針及び中期経営計画を実行していくうえで、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。 (特に優先度の高い対処すべき事業上及び財務上の課題) ① 販売戦略の強化 当社の主力製品である「アルファフレームシステム」の収益の増加を図るために、お客様の人的負担の削減と効率化をサポートする「カクチャTM」「マーキングシステムTM」を活用し、設計から組立までの支援を含めた当社の総合的な優位を前面に出した販売戦略を推進しております。これらのサービスは、新しい付加価値の創造としてお客様より高い評価を得ており、リピート注文も増加していることにより、これらサービスの更なる充実に努めてまいります。 また、今後の科学技術の進歩・高度化、省エネ推進による環境技術導入の高まりにより、多岐にわたる産業で、クリーン環境技術の需要が拡大しております。この分野においては、当社特有の高機能なクリーン技術の一層の普及活動に努めてまいります。そして、美観と仕様変更に対するフレキシビリティを兼ね備えた「アルファフレームシステム」に洗浄・検査・搬送・梱包の各分野において蓄積された多くのコアとなる機械要素技術を融合させた製品づくりを目指し、高品質・高付加価値製品の提供に努めてまいります。 ② 開発力の強化 当社は、お客様のニーズにお応えすべく、製造業の「モノづくり」に貢献する製品を継続的に提供し、更なる高精度化・高品質化・高付加価値化を達成するために研究開発活動は必須事項と捉えております。 付加価値を加えた新製品の継続的な開発は、他社との差別化を図る上で重要であり、次世代を展望した開発体制の整備は、当社の長期的な成長の礎になるものと考えております。 さらに、今後の競争を勝ち抜くためには、当社設立時より培ってきた洗浄・検査・搬送・梱包の各分野での技術力とお客様のニーズを結びつける製品の開発スピードを速める努力が求められております。このように、研究開発レベルの向上は当社にとっての重要課題と位置づけ、より組織的な研究開発体制の強化を図ってまいります。 また、生産工場における個々の部品の要求品質が高まる中での自動化のニーズは、高効率化及び高品質化はもとより、これまでの大量生産に適した生産設備とは異なり、多品種、変種変量生産に適した新たな生産設備へ要求が高まっている状況であります。当社は、これまでどおり、洗浄装置、検査装置、クリーン装置等、お客様のニーズを的確に捉え、製造業の高効率化・高品質化に貢献できるよう、新技術を取り入れた次世代のFA装置や「アルファフレームシステム」を活用したユニット化等の開発に注力してまいります。 ③ 生産体制の強化 当社では、お客様からの「高品質・低コスト・短納期」の強い要求にお応えすべく、製造工程の見直しや各製造拠点や外注先との連携等によって、その最適化・効率化を全社的に図り、作業時間短縮や品質向上に向けた生産機械設備の改良・導入を検討し、製造原価及び諸経費の低減活動に取り組み、生産効率を高める作業環境の整備に注力しております。これらの施策によって、生産体制の充実を図り、よりコストパフォーマンスに優れた製品群の提供に努め、お客様の満足度向上を図ってまいります。 (その他の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題) ① 人材確保と育成の強化 当社は、お客様の多種多様なニーズを先取りし、製品の高精度化・高品質化・高付加価値化を実現することによってお客様からの高い信頼を獲得するためには、高度な技術とサービスを提供することが重要であり、そのためには、「新製品の開発や当社技術力の向上」及び「商品知識や要素技術の習得」ができるノウハウを持った優秀な人材の確保及び育成が重要と考えております。特に業容の拡大を図るには、これら人材が必須となっており、将来を見据えての積極的な採用を推進しております。また、教育制度の充実により、専門能力の底上げを図りながら、各部門の継続的な成長を支える人材育成を進めてまいります。 ② 管理体制の強化 当社は、企業の社会的責任を果たすべく、リスク管理やコンプライアンスを徹底し、お客様のニーズを捉えた積極的な営業展開を図り、製造原価及び諸経費の低減活動を推進するとともに、開発力及び生産体制の強化を図ってまいりたいと考えております。また、内部統制の管理体制の充実を図り、安全品質管理体制の向上及びお客様の満足度向上を目指してまいります。 (6) 株式会社の支配に関する基本方針 当社では、会社の財務及び事業の方針の決定を支配する者のあり方に関する基本方針については、特に定めておりません。
事業等のリスク2,340字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 業績変動について ① アルミフレームの販売価格競争について 当社の主力製品である「アルファフレームシステム」は、製造設備の自動化、クリーン化に使用される専門製品であり、1986年に産業用アルミフレームを開発・製造して以来、販売を通じて、利用者の裾野を拡げてまいりました。そうした裾野拡大に伴い、高い剛性や拡充の容易さといった専門性を必要としない分野(多くは小口単体販売の分野)においてもアルミフレームは使用されております。こうした分野では、日本国内における競合他社による廉価販売が、当社のアルミフレームの売上高へ影響を及ぼす可能性があると同時に、海外で生産される廉価製品が進出する可能性も否定できません。当社の知的財産権を侵害するケースには厳正な対処をとる体制としておりますが、海外製品では厳正な対処の実効性が上がるまで時間を要する可能性があり、その結果、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 取引先各社の設備投資動向の影響について 「アルファフレームシステム」は、電子部品業界、デジタル家電業界及び工作機械業界向けの比率が高く、最近では特にFPD製造設備関連企業からの需要が高水準で推移致しました。また、装置部門が製作する洗浄装置や検査装置等及び商事部門が取扱う生産財は、主に自動車関連業界で利用されております。これら幅広い業種の製造業各社の設備投資動向は必ずしも一致しておらず、取引先各社における主力製品の市場投入計画やその販売動向によって大きく変動する可能性があり、その結果、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 主要原材料の市況変動について 「アルファフレームシステム」の主な原材料はアルミ構造部材であります。このアルミ構造部材の仕入価格は、アルミニウムの国内スポット価格等をベースとして四半期ごとに仕入先との間で交渉を行って決定しているため、世界的なアルミニウム地金価格の大きな変動が当社の製造原価に影響を及ぼす可能性があります。よって、アルミニウム地金価格が急激に高騰し、速やかに販売価格への転嫁を実施する等の対応が困難な場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 特定の取引先への依存について 当社は特定の取引先に対する依存度が高くなっており、特に大型機械設備投資案件を受注し、売上計上した事業年度の売上高が大きく伸長する場合があります。当社としましては、これらの取引先と友好的な信頼関係を維持し、売上拡大を目指す方針であります。また、新規大口ユーザーに対しては、ご要望に早急にお応え出来るよう営業、設計、製造の各部署が連携し、販売先の多様化に努めております。しかしながら、特定取引先との取引の継続が困難になった場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があることから、特定取引先の設備投資動向について注視していく必要があります。 (3) 製造物責任(PL)について 当社は販売する製品の品質に万全を期することに努めるとともに、製造物賠償責任に関して生産物賠償責任保険(PL保険)に加入しております。しかしながら、予測できない原因により製品に欠陥が生じ、重大なクレームや製造物責任を問われることはないという保証はございません。現時点におきまして、そのようなクレームや製造物責任を問われる事態が想定される事象は発生しておりませんが、万一そのような事態が発生した場合には、社会的な信用の低下、ユーザーへの保証や訴追費用・賠償費用等、当社が負担すべき費用が生産物賠償責任保険で補填しきれない場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 外部経営環境に関わるリスクについて 当社の主要生産・研究施設は、富山市内またはその周辺に所在しております。これらの施設が、地震・洪水・台風等の不可避な自然災害による甚大な被害や、近時の新型コロナウイルス感染症のような感染症の発生・蔓延等によって、生産活動を縮小または停止せざるを得ない状況になる可能性があります。なお、当社では愛知県清須市に愛知事業所、埼玉県児玉郡にアルファフレーム北関東、並びに福岡県大牟田市にアルファフレーム九州と、富山県外にも生産・出荷拠点を開設するとともに、長野県、埼玉県並びに神奈川県に生産委託先を確保し、災害発生時においても生産継続が可能な体制を敷いております。しかしながら、国内のみならず海外での大規模な自然災害、テロ攻撃や地域紛争、戦争、感染症の発生・蔓延等によって、生産活動に必要とする材料や部材等の調達が困難になる可能性もありますので、このような状況が発生した場合には、顧客への製品供給が長期間にわたって滞る可能性があり、この結果、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 海外からの資材調達について 当社の事業拡大において、タイ王国からの資材調達は引き続き重要な位置づけとなっております。つきましては、以下のようなリスクが想定され、今後、資材調達が滞るような事態が発生した場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ① 予期しない法律・規制、不利な影響を及ぼす租税制度の変更 ② 不利な政治的要因の発生 ③ テロ、戦争、感染症、自然災害等による社会的混乱 ④ 予期しない労働環境の急激な変化
経営成績の分析 (MD&A)5,141字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 ・経営成績 当事業年度における我が国の経済は、中東情勢や東欧情勢をはじめとする地政学的リスクが継続するなど、国際情勢が緊張をはらんだ状況のもとで推移いたしており、エネルギーおよび物流を巡る環境は、引き続き予断を許さない状況となっているものの、先端分野を中心とした設備投資や、情報処理関連分野を含むインフラ投資が下支えとなり、総じて底堅く推移いたしました。こうした環境下において、国内では雇用環境の改善や賃金水準の緩やかな上昇を背景に、内需を中心として景気は緩やかな回復基調を維持いたしました。 国内企業の収益は概ね堅調に推移しており、製造業を中心に、労働力不足への対応や生産性向上を背景とした設備投資需要が一定の水準を維持しております。特に、省人化や業務効率化を目的とした設備の更新や、業務プロセスの高度化に関連する投資が引き続き見られました。一方、原材料価格につきましても上昇基調で推移し、現在の不安定な世界情勢の影響を受けて、会社前提を超えるコスト増加の影響を受けました。 製造業の分野別動向としては、半導体関連分野において、先端用途向けを中心に設備投資が継続する一方、汎用品分野では在庫調整や投資判断の慎重化が見られるなど、分野ごとに動きの差が生じました。また、FPD製造装置関連分野においても、設備投資の調整局面が一部で継続しております。 この結果、当事業年度の売上高は6,305百万円(前期比94.9%)となりました。また、営業損失は13百万円(前期は231百万円の営業利益)、経常利益は5百万円(前期比2.3%)、当期純利益は24百万円(前期比11.5%)となりました。 セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。 [FA部門] FA部門におきましては、一般顧客向けの「アルファフレームシステム」の販売が堅調に推移しました。特に、当社独自の設計サポートサービスである「カクチャTM」および、組立作業の省人化を実現する「マーキングシステムTM」の受注が引き続き順調に拡大しました。また、大口顧客向け案件および大型構造物の安定的な受注が業績に寄与しました。一方で、半導体関連企業、FPD製造装置関連企業およびEV/二次電池関連企業における設備投資が一時的に減速した影響を受けました。 この結果、当部門の売上高は5,017百万円(前期比92.4%)となりました。 [商事部門] 商事部門におきましては、消耗品および治工具類の需要に持ち直しの動きが見られ、また主要顧客による海外および国内向けの新規設備投資や設備更新需要を背景に、大型機械設備関連の受注が堅調に推移しました。 この結果、当部門の売上高は1,288百万円(前期比105.7%)となりました。 ・財政状態 当事業年度末における総資産は、前期末と比べ1,399百万円減少し、5,970百万円となり、負債は、前期末と比べ1,244百万円減少し、2,700百万円となりました。正味運転資本(流動資産から流動負債を控除した金額)は839百万円であり、流動比率は154.0%であります。 また、当事業年度末の純資産は、前期末と比べ154百万円減少し、3,269百万円となりました。自己資本比率は54.8%となっております。 (流動資産) 当事業年度末における流動資産は、前期末と比べ1,352百万円減少し、2,395百万円となりました。これは主に、商品及び製品が96百万円増加した一方で、現金及び預金が273百万円、電子記録債権が576百万円、売掛金が450百万円、仕掛品が142百万円、それぞれ減少したことなどによります。 (固定資産) 当事業年度末における固定資産は、前期末と比べ47百万円減少し、3,574百万円となりました。これは主に、投資有価証券が75百万円増加した一方で、有形固定資産が121百万円減少したことなどによります。 (流動負債) 当事業年度末における流動負債の残高は、前期末と比べ1,098百万円減少し、1,555百万円となりました。これは主に、電子記録債務が281百万円、買掛金が300百万円、短期借入金が400百万円、それぞれ減少したことなどによります。 (固定負債) 当事業年度末における固定負債の残高は、前期末と比べ146百万円減少し、1,144百万円となりました。これは主に、リース債務が42百万円増加した一方で、長期借入金が197百万円減少したことなどによります。 (純資産) 当事業年度末における純資産は、前期末と比べ154百万円減少し、3,269百万円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が44百万円増加した一方で、配当金の支払い223百万円があったことなどにより利益剰余金が199百万円減少したことなどによります。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前期末と比べ273百万円減少し、325百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、612百万円のキャッシュ・インとなりました。これは減価償却費の計上が233百万円、売上債権の減少による資金の増加が1,032百万円あった一方で、仕入債務の減少による資金の減少が625百万円、法人税等の支払額による資金の減少が45百万円あったことなどが主な要因であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、35百万円のキャッシュ・アウトとなりました。これは有形固定資産の取得による支出が27百万円、投資有価証券の取得による支出が4百万円あったことなどが主な要因であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、850百万円のキャッシュ・アウトとなりました。これは短期借入金の純減による資金の減少が400百万円、長期借入金の返済による支出が197百万円、配当金の支払額が222百万円あったことなどが主な要因であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績及び商品仕入実績 当事業年度の生産実績及び商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 ・ 生産実績 セグメント名称   生産高(千円)   前期比(%) FA部門   5,017,872   92.4 合計   5,017,872   92.4 ・ 商品仕入実績 セグメント名称   品目   仕入高(千円)   前期比(%) 商事部門   工業用砥石   95,935   123.3 機械設備   661,654   97.0 工具・ツール・油脂類   369,714   129.8 合計   1,127,304   107.9 b. 受注実績 当事業年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメント名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) FA部門   4,414,570   76.1   704,687   53.9 商事部門   1,491,593   119.7   397,743   204.8 合計   5,906,164   83.8   1,102,430   73.4 (注)当事業年度において、FA部門の受注残高に著しい変動がありました。これは、大型アルミ構造物の受注が減少したことによるものです。 c. 販売実績 当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメント名称   販売高(千円)   前期比(%) FA部門   5,017,872   92.4 商事部門   1,288,070   105.7 合計   6,305,943   94.9 (注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前事業年度   当事業年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) キヤノン株式会社   1,531,936   23.0   1,571,994   24.9 ダイドー株式会社   848,915   12.8   567,878   9.0 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 <売上高> FA部門におきましては、一般顧客向けの「アルファフレームシステム」の販売が堅調に推移しました。特に、当社独自の設計サポートサービスである「カクチャTM」および、組立作業の省人化を実現する「マーキングシステムTM」の受注が引き続き順調に拡大しました。また、大口顧客向け案件および大型構造物の安定的な受注が業績に寄与しました。一方で、半導体関連企業、FPD製造装置関連企業およびEV/二次電池関連企業における設備投資が一時的に減速した影響を受けました。 商事部門におきましては、消耗品および治工具類の需要に持ち直しの動きが見られ、また主要顧客による海外および国内向けの新規設備投資や設備更新需要を背景に、大型機械設備関連の受注が堅調に推移しました。 これらの結果、売上高は6,305百万円(前期比94.9%)となりました。 <売上総利益、販売費及び一般管理費> 当事業年度は、地政学リスクや円安により、原材料価格が高値で推移したことや、FA部門の受注減による固定費負担増により、売上総利益は1,281百万円(前期比89.4%)となりました。 また、販売費及び一般管理費につきましては、将来に向けた先行投資として積極的に販促活動を行った結果、1,294百万円(前期比107.8%)となりました。 <営業損益、経常損益及び当期純損益> 当事業年度は、原材料価格の上昇やFA部門の売上高の減少に伴う固定費負担の増加により、売上総利益が減少したことならびに、将来に向けた先行投資によるに販売費及び一般管理費の増加により、営業損失が13百万円(前期は営業利益231百万円)、経常利益が5百万円(前期は経常利益222百万円)、当期純利益は繰延税金資産の積み増しにより24百万円(前期は当期純利益212百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社の当事業年度のキャッシュ・フローの状況及び分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 また、資本の財源及び資金の流動性につきましては、当社の運転資金需要のうち主なものは、製品製造に係る材料費、労務費、外注費、諸経費や商事部門の商品仕入、並びに販売費及び一般管理費等の営業費用であり、投資を目的とした資金需要のうち主なものは、有形及び無形固定資産の設備投資によるものであります。当社は事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この財務諸表の作成にあたって見積りが必要な事項につきましては、過去の実績及び現在において入手可能な情報に基づき総合的に検討し、合理的な基準にて会計上の見積りを行っておりますが、実際の数値はこれらの見積りとは異なる結果となる可能性があります。 当社の財務諸表に係る重要な会計方針については「第5[経理の状況] 1[財務諸表等] (1)[財務諸表][注記事項](重要な会計上の見積り)」をご参照ください。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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