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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

日本伸銅

NIPPON SHINDO CO.,LTD.5753 · Standard · 非鉄金属

概要

日本伸銅株式会社は、大阪府堺市に本社を置く伸銅品専門の非鉄金属メーカーである。銅や黄銅を材料とする板、条、線などの伸銅品を製造・販売し、自動車、電機、建築分野に供給する。従業員数は約92名と小規模ながら、2026年3月期の売上高は301億円、営業利益は27億円に達した。株式会社CKサンエツの連結子会社として、グループ内のサンエツ金属と生産品種の棲み分けによる分業体制を構築している。

伸銅品を柱とする単一セグメントの収益構造

当社は伸銅品関連事業の単一セグメントで構成される。2026年3月期の部門別売上高は、伸銅品が265億6百万円(全体の88%)、伸銅加工品が16億40百万円、その他の金属材料(主に原材料転売)が19億97百万円であった。販売数量は伸銅品で2万419トンと前年比6.4%増加した。主要原材料である銅の国際相場が高値で推移したことが売上高を押し上げる一方、同相場変動リスクをヘッジするデリバティブ取引で17億3百万円の損失が発生し、経常利益は10億28百万円(前年比27.2%減)となった。純利益は7億42百万円である。

兄弟会社との棲み分けによる最適分業体制

当社は親会社である株式会社CKサンエツの傘下で、兄弟会社のサンエツ金属株式会社および三谷伸銅株式会社と生産品種の棲み分けを実施している。相互のOEM供給、原料の共同購買、人材交流などの連携によりシナジーを追求する。この分業体制により、設備投資の重複回避と生産効率の向上を図る。主要販売先は市原金属産業株式会社で、2026年3月期の販売高は39億91百万円(全体の13.2%)を占める。

経常利益13億円を目標とする中期経営指標

当社は経営上の客観的な指標として経常利益を掲げ、2027年3月期に13億10百万円の達成を目標とする。2026年3月期の経常利益は10億28百万円と目標に未達だが、売上高は301億45百万円(前年比15.4%増)、営業利益は26億94百万円(同46.8%増)と増収増益基調にある。デリバティブ損失が経常利益を押し下げた要因であり、銅相場の変動に応じたヘッジ戦略が課題となる。財務面では、運転資金とM&A資金の確保を目的に内部留保と金融機関借入のバランスを取る方針である。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
301億円
営業利益
27億円
営業利益率
9.0%
純利益
7億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

製品と技術

銅・黄銅の板・条・線を主力とする伸銅品

当社の主力製品は伸銅品であり、銅および黄銅を圧延・押出・抽伸などの加工を施して製造される板、条、線などの半製品である。2026年3月期の販売数量は2万419トン(前年比6.4%増)、売上高は265億6百万円を計上した。主に自動車部品、電機機器、建築用部材の素材として供給される。同製品は兄弟会社サンエツ金属と品種の棲み分けを行い、各社の得意分野を生かした効率的な生産体制を取る。

加工度の高い伸銅加工品と原材料転売のその他金属材料

伸銅加工品は、伸銅品をさらに加工した製品で、2026年3月期の売上高は16億40百万円(前年比31.4%増)であった。一方、その他の金属材料は主に伸銅品の原材料である銅や亜鉛をそのまま転売するもので、売上高は19億97百万円(同7.6%増)である。これらの製品群は伸銅品と合わせ、顧客の多様なニーズに応える。なお、銅や亜鉛の国際相場変動リスクに対してはデリバティブ取引によるヘッジを実施している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

非鉄金属の時価総額近傍。太字が日本伸銅

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
15707東邦亜鉛138億円7.3倍
25819カナレ電気125億円10.2倍
31491中外鉱業102億円6.7倍
45721エスクリプトエナジー100億円
55753日本伸銅60億円7.2倍
65817JMACS60億円14.5倍
75729日本精鉱46億円4.1倍
85742エヌアイシ・オートテック41億円169.8倍
95820三ッ星35億円11.6倍
105858STG26億円9.7倍
115704JMC22億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

創業者吉田久博の構想で大阪黄銅として1938年に設立

1938年4月、創業者吉田久博の構想に基づき、伸銅品の生産販売を目的として資本金10万円をもって大阪黄銅株式会社が設立された。これが日本伸銅の原点である。当初から銅や黄銅の板・条・線などの製造に特化し、非鉄金属加工業の基盤を築いた。

戦時中にジュラルミン生産へ転換、社名変更を繰り返す

1943年9月、社名を大阪軽合金工業株式会社と変更し、航空機材料として需要の高まったジュラルミンの生産を開始した。終戦後の1945年10月には新日本産業株式会社に社名変更。1947年1月に再び大阪黄銅株式会社を設立するなど、戦時体制から平和産業への移行期に組織を再編した。

1949年に日本伸銅へ改称、大阪・名古屋・東京の三証券取引所に上場

1949年1月、社名を日本伸銅株式会社と変更。同年5月に大阪証券取引所、同年7月に名古屋証券取引所に上場。1961年10月には東京証券取引所にも上場し、全国的な株式市場で資金調達が可能となった。1959年4月には日伸地金株式会社を設立し、グループ体制を整え始めた。

子会社の設立と整理を経て事業の絞り込みを進める

1984年1月に日伸精器株式会社、1986年7月に東京ニッシン株式会社を設立したが、1999年3月に日伸精器を清算、2004年2月に東京ニッシンを売却した。2010年1月には日伸地金株式会社を大阪黄銅株式会社に吸収合併。グループ内の再編を繰り返しながら、伸銅品事業に集中する体制へと移行した。

2015年にCKサンエツの連結子会社となり大阪黄銅を吸収合併

2015年3月、株式会社CKサンエツの連結子会社となる。同年7月には大阪黄銅株式会社を吸収合併し、グループの統合を進めた。これにより、CKサンエツグループ内での生産品種の棲み分けが本格化し、サンエツ金属との分業体制が確立された。2011年5月には本社を堺市堺区南島町から同区匠町に移転している。

2022年に東証スタンダード市場へ移行

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第二部からスタンダード市場に移行した。上場以来の歴史を持つ同社は、この区分変更により、より流動性の高い市場での株式取引が可能となった。名古屋証券取引所は2003年12月に上場廃止しており、現在は東京証券取引所スタンダード市場のみに上場している。

年表19件を開く

1930年代

  • 1938年4月創業創業者吉田久博の構想に基づき、伸銅品の生産販売を目的として資本金10万円をもって大阪黄銅株式会社を設立。

1940年代

  • 1943年9月商号変更大阪軽合金工業株式会社と社名変更し、ジュラルミンの生産を開始。
  • 1945年10月社名を新日本産業株式会社と変更。
  • 1947年1月創業大阪黄銅株式会社を設立。
  • 1949年1月社名を日本伸銅株式会社と変更。
  • 1949年5月上場大阪証券取引所に上場。
  • 1949年7月上場名古屋証券取引所に上場。

1950年代

  • 1959年4月創業日伸地金株式会社を設立。

1960年代

  • 1961年10月上場東京証券取引所に上場。

1980年代

  • 1984年1月創業日伸精器株式会社を設立。
  • 1986年7月創業東京ニッシン株式会社を設立。

1990年代

  • 1999年3月日伸精器株式会社を清算。

2000年代

  • 2003年12月上場名古屋証券取引所上場廃止。
  • 2004年2月東京ニッシン株式会社を売却。

2010年代

  • 2010年1月M&A日伸地金株式会社を大阪黄銅株式会社に吸収合併。
  • 2011年5月本社を大阪府堺市堺区南島町から大阪府堺市堺区匠町に移転。
  • 2015年3月株式会社CKサンエツの連結子会社となる。
  • 2015年7月M&A大阪黄銅株式会社を吸収合併。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は2つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 経常利益2027年3月期まで13億10百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    業界再編に対応した連携強化

    縮小する伸銅市場で業界再編が避けられない中、CKサンエツのグループ企業と製品OEM供給、原料共同購買、人材交流等の協業を進め、シナジーを追求する。

  2. 02

    安定的な資金調達と内部留保の蓄積

    銅・亜鉛相場急騰時の運転資金やM&A資金を確保するため、内部留保の蓄積と金融機関からの調達のバランスを図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で92人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は745万円で、9期前と比べて+26.3%平均年齢は42.0歳、平均勤続年数は19.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月111
2018年3月109
2019年3月58939.015.0107
2020年3月57840.016.0106
2021年3月64240.016.099
2022年3月66641.017.098
2023年3月68942.018.096
2024年3月71042.018.097
2025年3月71543.019.0941,915
2026年3月74542.019.0922,935

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性の賃金(男性=100)77.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社工場 大阪府堺市堺区2,222百万円
大阪黄銅カンパニー 大阪府大阪市東成区196百万円
本社 大阪府堺市堺区14百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は301億円営業利益27億円前期と比べると増収増益で、売上が+15.3%、利益が+50.0%。

売上高
+15.3%
301億円
営業利益
+50.0%
27億円
純利益
-30.0%
7億円
営業利益率
9.0%
前期比 +2.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高380億円301億円
営業利益20億円27億円
純利益11億円7億円
1株あたり配当¥15¥15

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は103億円、営業利益は10億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+63.5%、営業利益は+233.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q610
2024年1Q6334.82
2024年2Q5535.51
2024年3Q5735.33
2024年4Q580
2025年2Q128118.65
2025年4Q13375.35
2026年2Q13875.13
2026年4Q1632012.34
2027年1Q103109.73

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は143億円から301億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は9.0%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月143−1−1
2014年3月133−3−3
大阪黄銅株式会社を吸収合併。
2015年3月1621−4
2016年3月15448
2017年3月15885
2018年3月191129
2019年3月207139
2020年3月1721510
2021年3月15664
2022年3月2611511
2023年3月2721510
2024年3月23386
2025年3月26118146.910
2026年3月30127109.07

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高301億円のうち、営業利益として残るのは27億円9.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の2.3%にあたる。営業利益率は業種中央値5.8%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.4%266億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金2.7%8億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.0%27億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
11.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.2pt
9.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.7pt
2.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.2pt
6.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−10億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−10億円この組み合わせは立て直し型にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上期末の手元現金は2億円で、売上の0.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月7−6−419
2014年3月3−2−316
2015年3月−212−14102
2016年3月−11003
2017年3月−5−14−62
2018年3月−936−62
2019年3月11−1−10102
2020年3月26−1−162512
2021年3月−11−35−143
2022年3月−1−12−22
2023年3月2−2002
2024年3月80−882
2025年3月3−1−222
2026年3月−10011−102

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は185億円。このうち返さなくてよい自己資本が127億円で、自己資本比率は68.7%(業種中央値53.7%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月132537940.3
2014年3月126507639.7
2015年3月116486841.0
2016年3月97504751.4
2017年3月111565550.2
2018年3月126656151.4
2019年3月125735258.4
2020年3月116833371.1
2021年3月129874267.2
2022年3月154955961.3
2023年3月1541045067.2
2024年3月1501094173.0
2025年3月1651194672.3
2026年3月1851275868.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
2億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
110億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
14億円
在庫として抱えている分
負債合計
58億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
78
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

非鉄金属 32社との比較

同じ非鉄金属の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率32社中4位あたり、逆に低いのはROE32社中25位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.0%/中央値 8.2%
P25 6.1%P75 15.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.0%/中央値 5.8%
P25 3.8%P75 9.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.7%/中央値 53.7%
P25 41.3%P75 57.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
15.3%/中央値 9.0%
P25 5.3%P75 17.1%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.6%/中央値 2.1%
P25 0.8%P75 3.7%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,511で、1年前と比べて+8.9%過去52週の値幅のなかでは38%の位置にある。

¥2,511-1.6%1ヶ月+4.2%1年+8.9%時価総額60億円
過去52週の値幅
安値¥2,151高値¥3,100

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.2倍
PER (会社予想)5.1倍
PBR1.23倍
配当利回り0.60%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価2370円。1年で+17.8%上昇。直近は25日線(2325.68円)を上抜け、上昇に弾み。しかし75日線(2428.72円)は上値抵抗線として意識。52週高値(3100円)からは約24%下。RSI57.4で中立。出来高は低水準で、方向感は定まりにくい。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERが6.83倍と同業平均20.26倍を大幅に下回り、PBRも1.16倍と1倍台で割安感が強い。ROEは6%と低水準だが、配当利回りは0%と無配であり、株主還元面ではマイナス。2026/3期は減益見込みだが、業績回復途上とみればバリュエーションは割安といえる。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.2倍22.2倍
PER (予想)5.1倍
PBR1.23倍2.02倍
ROE6.0%12.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は回復基調で、2026年3月期は売上高301億円、営業利益27億円と見込む。一方で、小規模ゆえに市況変動の影響を受けやすく、非鉄金属価格の下落や需要減が業績を押し下げるリスクがある。強気派は技術力と成長性を評価し、弱気派は脆弱な収益基盤を懸念する。

プラスに働く材料3
  • 業績拡大基調

    2025年3月期は増収黒字化、翌期も大幅増収見通し。

  • 高い収益性

    営業利益率が6.9%から8.97%へ改善見込み。

  • ニッチ市場の強み

    高品質伸銅品で自動車・電機分野に安定供給。

マイナスに働く材料3
  • 小規模ゆえの脆弱性

    売上高300億円規模でリスク分散が不十分。

  • 原材料価格変動リスク

    銅価格下落が収益を直撃。

  • 需要減退リスク

    自動車・電機の生産低迷で受注減少の懸念。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
収益拡大の持続性を確認するため。
営業利益率
コスト管理と収益性改善の指標。
銅価格
原材料コストが業績に直結。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.60%。

年間配当
¥15
1株あたり
配当利回り
0.60%
いまの株価に対して
配当性向
4.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年3月102.6
2019年3月100.02.7
2020年3月100.02.3
2021年3月100.05.7
2022年3月100.02.2
2023年3月100.02.1
2024年3月100.03.8
2025年3月1550.03.3
2026年3月150.04.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,086人。区分でいちばん多いのは事業法人51.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が52.1%を占め、残る47.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人52.551.551.351.353.251.6
個人・その他37.540.042.842.941.338.5
自己株式0.86.59.39.89.89.8
外国法人3.32.00.91.12.15.1
証券会社3.85.12.73.72.54.2
金融機関3.01.52.30.90.90.5
外国人個人0.00.10.00.10.10.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社CKサンエツ49.87
02根本 竜太郎4.98
03INTERACTIVE BRO KERS LLC(インタラクティブ・ブローカー ズ証券株式会社)3.92
04ヨシダ トモヒロ1.73
05株式会社SBI証券1.60
06高石 文夫1.35
07松井 崇1.22
08片木 寿之1.10
09對馬 満春0.76
10森永 清洲0.68

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1135%、1株純資産は14期で+164%。直近期のROEは6.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−342,254−1.5
2014年3月−1412,117−6.4
2015年3月−1752,019−8.5
2016年3月3582,10918.32.7
2017年3月2302,36510.35.7
2018年3月3902,74315.34.32.6
2019年3月3673,09212.63.42.7
2020年3月4353,49613.22.42.3
2021年3月1773,7004.98.65.7
2022年3月4634,26811.74.22.2
2023年3月4744,82210.44.32.1
2024年3月2605,1135.27.63.8
2025年3月4515,5738.44.93.3
2026年3月3475,9486.07.24.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額90百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
釣谷宏行取締役会長(代表 取締役)67
高倉英朗取締役社長(代表 取締役)44
橋本好人取締役 営業本部長51
木本道隆取締役 管理統括部長58500
鈴木健男取締役(常勤監査 等委員)57900
平山博史取締役(監査等 委員)66
岩﨑徹也取締役(監査等 委員)73
清水裕視取締役 原料購買室長49

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)56311117515
取締役(社内)1888
社外取締役2774

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容102字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、伸銅品の製造販売を主な内容として事業活動を展開しております。 伸銅品の製造では兄弟会社であるサンエツ金属株式会社と生産品種の棲み分けにより最適分業体制を構築しており ます。
経営方針・対処すべき課題632字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 当社は、経営理念として、①良いものだけを、安く、早く、たくさん生産することで、社会に貢献します。②努 力するに値するプロの仕事と、努力して働くほど報われる働きがいのある職場を提供することで、社会に貢献しま す。③期待され、期待に応え、期待を超えるため、弛みない努力を重ねます。を掲げ、『地味だけど凄い価値の創 造』を目指しております。 当社の事業領域である「伸銅事業」における国内市場は、今後、長期的に縮小均衡を模索するものと思われ、業 界再編が避けられない状況にあります。 このような経営環境に対応すべく、株式会社CKサンエツの連結子会社であるサンエツ金属株式会社及び三谷伸 銅株式会社との間で、製品の相互OEM供給、原料の共同購買、人材交流等に取り組むことで、シナジーを追求し ます。 財務上の課題としては、国際相場商品である銅や亜鉛の相場が急騰した際の運転資金や、M&A等で必要となる 資金を確保するため、内部留保資金の蓄積と取引金融機関からの資金調達のバランスを図り対応することが挙げら れます。 当社の経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は経常利益であり、2027年3月期についての経常 利益の目標は13億10百万円としております。
事業等のリスク1,529字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可 能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)材料価格変動のリスク 当社は、国際相場商品である銅や亜鉛を主原料としております。銅や亜鉛の相場が乱高下する場合、保有原料や 工程内仕掛品などの棚卸資産等に含み益や含み損が発生する可能性があります。また、投機資金による銅や亜鉛の 買占め等が行われた場合、原料不足による生産障害が発生する可能性があります。さらに、原料価格が高騰し続け た場合、販売先において黄銅以外の代替材への材質変更が行われ、黄銅製の棒・線の需要が減少する可能性があり ます。そのため、主原料である銅と亜鉛に関しては、原料相場の変動に備えたリスクヘッジのためのデリバティブ 取引を締結することで、当該リスクを緩和する対応を講じております。 (2)電力供給不安のリスク 当社は、電気炉を使用して、銅と亜鉛を溶解することで黄銅合金を製造しております。国内の電力供給事情が悪 化し、十分な電力を確保することが困難な事態が生じた場合、生産障害が発生する可能性があります。当該リスク が顕在化する程度や時期を予測することは困難でありますが、当該リスクが顕在化した場合、電力供給事情が悪化 していないグループ内の他工場で代替生産をする対応を想定しております。 (3)取引先の経営破綻による債権回収のリスク 当社は、主要な取引先について、信用状況を適宜確認するとともに、必要と判断した先については、リスク回避 のために、取引信用保険を付保するなどしておりますが、取引先が経営破綻した場合には、売上債権の全額又は一 部を回収できなくなるおそれがあり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)自然災害・事故等のリスク 当社は、工場等における安全対策を徹底して実施しておりますが、大規模地震・自然災害・事故等が発生し、当 社の工場設備や社員に被害が生じた場合や、サプライチェーンの分断が起きた場合には、業績に影響を与える可能 性があります。当社では、これらの事象の顕在化に備え、事業継続計画(BCP)を策定し、自然災害・事故等が 起きていないグループ内の他工場での代替生産を可能とする体制の構築と調達先の複数化によるサプライチェーン 強化に取り組んでおります。 (5)製品クレームによるリスク 当社は、各種の規格、品質管理基準に従って製品を生産し、需要家のニーズに応えるべく、品質の維持・向上に 万全を期しておりますが、製品に欠陥が生じ、製造物賠償責任等に伴う費用が発生する場合があります。 (6)M&A及び事業提携において見込んだ効果を得られないリスク 当社は、過去において、M&A及び事業提携を有効に活用し、事業基盤を拡大、強化してきました。今後も、事 業拡大を加速する有効な手段のひとつとして、M&A及び事業提携を検討していく方針です。M&A及び業務提携 の実施の際には、今後も十分な情報収集と検討を行っていきますが、予期し得ない経済情勢、環境変化等により、 当初意図した成果が得られない可能性があります。 (7)パンデミック発生に関するリスク 新型コロナウイルス感染症は落ち着きを見せておりますが、新たなウイルス等の発生により大規模なパンデミッ クが生じ、当社内において集団感染が発生した場合は、生産障害が発生する可能性があります。このような事態が 発生した場合は、当社の業績に悪影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,363字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況 の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当事業年度における世界経済は、米国が「米国第一主義」を唱えて、保護主義的貿易政策を強硬に推進したために混乱 しました。また、米国とイスラエルが2026年2月28日にイランを攻撃して、ホルムズ海峡が封鎖されました。 わが国経済は、資源・エネルギー価格が上昇したため、物価が上昇しました。政策金利は、30年ぶりに0.75%まで上昇しま した。当社の主要原材料で、国際相場商品である銅の建値は、LME価格の高騰と円安のため、同年1月13日に1トン219万 円まで上昇しました。 当事業年度の経営成績は、販売数量が2万1,176トン(前年同期比6.3%増加)となりました。主要原材料である 銅の相場が高値で推移したこと等により、売上高は301億45百万円(同15.4%増加)、営業利益は26億94百万円(同 46.8%増加)となりました。銅相場の変動リスクをヘッジするためのデリバティブ取引でデリバティブ損失が17億 3百万円発生したため、経常利益は10億28百万円(同27.2%減少)、当期純利益は7億42百万円(同23.1%減少) となりました。 当社は伸銅品関連事業の単一セグメントとしております。伸銅品関連事業の部門別の経営成績は、次のとおりで あります。 (伸銅品) 当社の主力製品である伸銅品においては、販売数量2万419トン(前年同期比6.4%増加)、売上高は265億6百万 円(同15.2%増加)となりました。 (伸銅加工品) 伸銅加工品においては、売上高は16億40百万円(前年同期比31.4%増加)となりました。 (その他の金属材料) その他の金属材料においては、伸銅品原材料の転売が主で、売上高は19億97百万円(前年同期比7.6%増加)とな りました。 ②キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、2億46百万円(前事業年度末比59百万円 の増加)になりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、使用した資金は9億75百万円(前年同期は2億99百万円の収入超過)となりました。これは主 に、税引前当期純利益が10億68百万円であったものの、棚卸資産の増加が9億51百万円、売上債権の増加が9億5 百万円であったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は43百万円(前年同期比37百万円支出の減少)となりました。これは主に、有形 固定資産の取得による支出が59百万円であったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、得られた資金は10億78百万円(前年同期は2億21百万円の支出超過)となりました。これは主 に、短期借入金の純増加額が11億10百万円であったこと等によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当事業年度における伸銅品関連事業の生産実績を示すと、次のとおりであります。 事業部門名   生産高(百万円)   前年同期比(%) 伸銅品関連事業   伸銅品   26,151   115.8 伸銅加工品   1,618   132.1 合計   27,770   116.6 (注) 金額は販売価格によっております。 b.受注実績 当事業年度における伸銅品関連事業の受注実績を示すと、次のとおりであります。 事業部門名   受注高 (百万円)   前年同期比 (%)   受注残高 (百万円)   前年同期比 (%) 伸銅品関連事業   伸銅品   27,724   118.2   3,286   158.9 伸銅加工品   1,702   146.6   192   146.7 合計   29,426   119.5   3,479   158.1 (注) 金額は販売価格によっております。 c.販売実績 当事業年度における伸銅品関連事業の販売実績を示すと、次のとおりであります。 事業部門名   販売高(百万円)   前年同期比(%) 伸銅品関連事業   伸銅品   26,506   115.2 伸銅加工品   1,640   131.4 その他の金属材料   1,997   107.6 合計   30,145   115.4 (注) 最近2事業年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであり ます。 相手先   前事業年度 (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)   当事業年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) 市原金属産業株式会社   3,277   12.5   3,991   13.2 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の分析 (単位:百万円) 売上高   営業利益   経常利益   当期純利益 2026年3月期   30,145   2,694   1,028   742 2025年3月期   26,122   1,835   1,413   964 増減 (増減率%)   4,022 15.4   859 46.8   △385 △27.2   △222 △23.1 売上高は、銅の相場が高値で推移したため、301億45百万円(前年同期比15.4%増加)となり、営業利益は26億 94百万円(同46.8%増加)となりました。経常利益は、銅や亜鉛の相場変動によって生じる損益への影響を打ち 消すためにデリバティブ取引を行っていることから、営業外損益として、デリバティブ損失が17億3百万円発生 したため、10億28百万円(同27.2%減少)となりました。当期純利益は、7億42百万円(同23.1%減少)となり ました。 b.財政状態の分析 (資産) 当事業年度末における流動資産は152億94百万円となり、前事業年度末に比べ19億32百万円増加しました。これ は主に売掛金が9億67百万円、棚卸資産が9億51百万円増加したこと等によるものであります。固定資産は31億 97百万円となり、前事業年度末に比べ85百万円増加しました。 この結果、資産合計は184億92百万円となり、前事業年度末に比べ20億18百万円増加しました。 (負債) 当事業年度末における流動負債は52億42百万円となり、前事業年度末に比べ11億46百万円増加しました。これ は主に短期借入金が11億10百万円増加したこと等によるものであります。固定負債は5億39百万円となり、前事 業年度末に比べ70百万円増加しました。 この結果、負債合計は57億81百万円となり、前事業年度末に比べ12億16百万円増加しました。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は127億11百万円となり、前事業年度末に比べ8億1百万円増加しました。こ れは主に当期純利益7億42百万円によるものであります。 この結果、自己資本比率は68.7%(前事業年度末は72.3%)となりました。 c.当社の経営成績に重要な影響を与える要因 当社は、国際相場商品である銅や亜鉛を主要原材料として使用しています。このため、銅や亜鉛の相場が下が り局面にある場合は、保有原材料や工程内仕掛品などの棚卸資産等に含み損が発生するため、棚卸資産評価損の 計上を必要としたり、製品販売価格が下落して売上高が減少したりする可能性があります。 d.戦略的現状と見通し 当社は、市場が成熟したり縮小したりしている分野では、M&Aなどによる業容の維持拡大と、新製品の開発 による市場開拓に努めて参りました。今後とも引き続きましてM&Aと製品開発に注力して参ります。 e.経営者の問題認識と今後の方針について 当社の経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき、最善の経営方針を立案するよう努めています が、資源エネルギー価格が高騰し、各種購買品の仕入価格が上昇しています。コストアップ分を適切に製品価格 へ転嫁すると同時に、より一層、新製品の開発と新市場の開拓に注力して行く所存です。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社の資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローでは、使用した資金が9億75百万円となりました。こ れは主に、税引前当期純利益が10億68百万円であったものの、棚卸資産の増加が9億51百万円、売上債権の増加 が9億5百万円であったこと等によるものであります。投資活動によるキャッシュ・フローでは、主に有形固定 資産の取得等により、43百万円のキャッシュを使用しました。また、財務活動によるキャッシュ・フローでは、 短期借入金の純増加額が11億10百万円であったこと等により10億78百万円のキャッシュを得られました。 当社は、必要となった資金については、内部留保資金と営業活動によるキャッシュ・フローで獲得した資金を 活用しております。一方、今後も継続的な設備投資が見込まれるとともにM&Aにより資金が必要になる可能性 もあります。他に原料相場が上昇した場合、運転資金を確保する必要もあり、これらの影響により、資金需要が 増加する場合、内部留保資金に加え、取引先金融機関からの借入により資金調達を行うこととなります。当社の 自己資本比率は68.7%と十分な資金調達余力を有しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、 第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりでありま す。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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