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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

三ッ星

MITSUBOSHI CO., LTD.5820 · Standard · 非鉄金属

ゴム電線やプラスチック電線など電線・電熱線に強み。合成樹脂異形押出品も手がける。

概要

三ッ星は、大阪市中央区に本社を置く非鉄金属の伸線・加工を手掛ける専門商社兼メーカーである。電線事業、ポリマテック事業、電熱線事業の三つのセグメントで構成され、建設業、電子部品、産業機器向けに精密な金属線材や樹脂製品を供給する。連結売上高は117億円(2026年3月期)、従業員326名。1947年の創業以来、ゴム電線の販売から製造へと事業を拡大し、現在は国内4工場とフィリピン子会社を擁する。

三つの事業が支える収益構造

三ッ星は電線、ポリマテック、電熱線の三事業を柱とする。電線事業は売上高の約7割を占め、ゴムキャブタイヤケーブルやプラスチック電線が中心である。2025年度(2026年3月期)の同事業売上高は83億4900万円で、セグメント利益4億7600万円を計上した。ポリマテック事業はプラスチック押出成形品やLED関連商品を扱い、売上高24億9000万円ながらセグメント損失1億2900万円と苦戦する。電熱線事業は産業機器用ヒーターや抵抗器向けの電熱線・帯を製造し、売上高8億8800万円、利益は非開示だが原材料のニッケル価格変動の影響を受ける。収益性は電線事業が牽引する一方、ポリマテックの立て直しが課題である。

国内拠点とフィリピン生産拠点の役割

三ッ星は本社を大阪に置き、東京支店、名古屋支店、九州支店の営業拠点を持つ。生産拠点は3工場で、滋賀工場(滋賀県甲賀市)、羽曳野工場(大阪府羽曳野市)が主力である。2007年にはフィリピン共和国にMitsuboshi Philippines Corporationを設立し、電線の製造を開始した。同社からの仕入は為替変動の影響を受けるが、コスト競争力の源となっている。2020年には滋賀工場内に技術開発センターを開設し、新製品開発を強化。拠点網は国内販売と海外生産の分業体制を形成しており、材料価格高騰や銅価変動への対応力を高めている。

グループ全体の構成と子会社の機能

三ッ星グループは当社と5社の子会社で構成される。電線事業ではフィリピンのMitsuboshi Philippines Corporationが現地生産を担う。2004年に子会社化したシルバー鋼機株式会社は、主に金属加工機械を扱う。2023年には株式会社河南伸銅所を子会社化し、伸銅品の製造能力を獲得した。同年にはエムシーレフィラ株式会社も子会社化し、樹脂リサイクル関連事業を加えた。これらの買収により、素材調達から加工、リサイクルまでの垂直統合を進めている。2026年3月期の連結資産合計は139億500万円、負債66億5900万円、純資産72億4500万円。自己資本比率は52.1%と安定している。

業界の中での役割は産業用電線の専門メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
117億円
営業利益
4億円
営業利益率
3.4%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
電線84億円71.2%5億円6.0%
ポリマテック25億円21.2%-1億円-4.0%
電熱線9億円7.6%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01電線主力

ゴム電線、プラスチック電線、キャブタイヤケーブル、ケーブル類を製造・販売。天然ゴムや合成ゴムを使用したキャブタイヤケーブル、架橋ポリエチレンケーブルなど多様な製品を提供。

主な製品・サービス7
天然ゴムキャブタイヤケーブル
耐水性・耐候性に優れたゴムキャブタイヤケーブル。
合成ゴムキャブタイヤケーブル
合成ゴムを使用したキャブタイヤケーブル。
架橋ポリエチレンケーブル
架橋ポリエチレン絶縁のケーブル。耐熱性に優れる。
溶接用ケーブル
溶接作業に使用する可とう性のあるケーブル。
制御用ケーブル
制御回路用のケーブル。
プラスチックキャブタイヤケーブル
プラスチック被覆のキャブタイヤケーブル。
プラスチックコード
プラスチック被覆のコード。

02合成樹脂製品準主力

ポリマテック事業として、プラスチック押出成形品、射出成形品、真空成形品、高機能チューブ、LED関連商品を製造・販売。

主な製品・サービス5
プラスチック押出成形品
断面が一定の形状を持つプラスチック製品を押出成形で製造。
射出成形品
金型に樹脂を流し込んで成形する製品。
真空成形品
加熱した樹脂シートを型に吸着させて成形する製品。
高機能チューブ
特殊な機能を持つプラスチックチューブ。
LED関連商品
LED照明機器や表示装置などの関連商品。

03電熱線副次

電熱線・帯を製造・販売。発熱を利用した工業用ヒーターや製品に使用される。

主な製品・サービス1
電熱線・帯
発熱するための電熱線・電熱帯。各種加熱用途に使用。

製品と技術

電線事業:ゴム・プラスチックケーブルが主力

電線事業の主要品目は、天然ゴムキャブタイヤケーブル、合成ゴムキャブタイヤケーブル、架橋ポリエチレンケーブル、溶接用ケーブル、制御用ケーブル、プラスチックキャブタイヤケーブル、プラスチックコードである。これらは建設工事の仮設電源、工場内の動力線、制御盤配線などに使われる。銅価格の変動が販売価格に直接影響するため、基準価格の見直しによる価格転嫁が収益確保の鍵となる。2025年度は銅価急騰の影響で売上高が増加したが、販売銅量はプラスチック電線で減少した。フィリピン子会社からの仕入により、為替リスクを伴いながらもコスト競争力を維持している。

ポリマテック事業:押出成形とLED関連商品

ポリマテック事業はプラスチック押出成形品、射出成形品、真空成形品、高機能チューブ、LED関連商品を手掛ける。押出成形品は建築用の窓枠やパッキン、自動車部品などに用いられる。高機能チューブは医療機器や半導体製造装置向けで、新規機種への採用が増加し、2025年度は前年比23.3%増と好調だった。LED関連商品は道路照明のLED化需要を取り込み、高速道路や国道向けの案件が増えている。しかし、同事業は新設住宅着工の低迷や入札遅れの影響でセグメント損失が続き、2025年度も1億2900万円の赤字。住宅以外の業界への営業強化が進められている。

電熱線事業:産業機器と白物家電向けの電熱線・帯

電熱線事業では、電熱線・帯、抵抗器用材料などを製造する。主な用途は産業機器用ヒーター、自動車用ヒーター、白物家電(冷蔵庫、エアコン、美容家電)の加熱部品、抵抗器などの電子部品である。原材料にニッケルを使用し、価格変動が収益に響く。2025年度は産業機器向けが低迷したが、自動車・電子部品向けが底打ちし、売上高は前年比6.1%増の8億8800万円。中長期的には、半導体製造装置や産業ロボット向け需要の拡大を見込み、新規市場開拓に注力している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

非鉄金属のなかでの位置

非鉄金属加工の専業、収益浮上期

銅・アルミなど非鉄金属の加工・販売を手掛ける。売上はFY24~26で103→117億円と増加見込みだが、営業利益率はFY25に0.92%と低水準。同業の大紀アルミニウムやJX金属と比較し規模は小さい。コモディティ価格変動の影響を受けやすく、収益改善には付加価値向上が不可欠。

強み

  • 長年の取引関係で安定した素材調達網を構築。
  • ニッチな精密加工技術で特定顧客からの信頼を獲得。
  • FY24~26年で約13%の売上増加計画。
  • FY26に営業利益率3.42%と改善見込み。

課題

  • FY25営業利益率0.92%と採算性が低く、コスト削減急務。
  • 非鉄金属価格の変動が業績に直撃。
  • JX金属など大手に比べ規模・価格競争力で劣る。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

非鉄金属の時価総額近傍。太字が三ッ星

時価総額で並べると、掲載8社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15721エスクリプトエナジー100億円
25817JMACS60億円14.5倍
35753日本伸銅60億円7.2倍
45729日本精鉱46億円4.1倍
55742エヌアイシ・オートテック41億円169.8倍
65820三ッ星35億円11.6倍
75858STG26億円9.7倍
85704JMC22億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

ゴム電線商社として発足した1947年

1947年3月、大阪市天王寺区に株式会社三ッ星商会を設立した。創業時の事業はゴム電線類、工業用ゴム製品、その他ゴム製品の販売であり、商社としてスタートした。1950年には東京支店と九州出張所を開設し、販路を全国に広げた。この時期は戦後復興期で、電線需要が高まる中、商社としての流通網を構築したことが後の製造進出の基盤となった。

自社工場で製造を開始した1952〜1961年

1952年10月、大阪市東成区に今里工場を設置し、四種線やコードの製造を開始した。商社からメーカーへの転換点である。1958年にはビニルIV(600Vビニル絶縁電線)の製造を開始し、電線製品のラインアップを拡充した。1961年8月には今里工場を廃止し、羽曳野工場を新設。ここでゴムおよびビニルキャブタイヤケーブルの製造を始め、キャブタイヤケーブルが後の主力製品となる布石を打った。

合成樹脂押出とアルミ複合技術への展開(1963〜1981年)

1963年1月、合成樹脂軟質押出製品の製造を開始し、樹脂加工分野に進出した。1971年には商号を株式会社三ッ星に変更。1976年には硬質異形押出製品を追加し、形状の多様化を図った。1980年には滋賀工場を開設し、生産能力を増強。1981年10月にはアルミ異形押出複合技術を開発し、金属と樹脂の複合部品の可能性を拓いた。これらの技術蓄積が後のポリマテック事業の基盤となっている。

上場と子会社化で拡大した2000年代

1996年2月に日本証券業協会へ株式を店頭登録。2004年12月にはジャスダック証券取引所に株式を上場し、資金調達力を高めた。同年、シルバー鋼機株式会社を子会社化し、金属加工機械の販売網を獲得した。2007年2月にはフィリピンにMitsuboshi Philippines Corporationを設立し、海外生産拠点を確保。2010年の証券取引所統合を経て、2013年7月には東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。この10年で、国内市場から海外展開へのシフトが加速した。

近年のM&Aと新拠点開設(2017〜2023年)

2017年11月、東京支店を移転し販売拠点を再編。2019年2月には本社を大阪市中央区に移転し、管理体制を強化した。2020年2月には滋賀県甲賀市に技術開発センターを開設し、新製品開発と技術力向上に注力した。2023年4月には株式会社河南伸銅所を子会社化し、伸銅品の製造技術を取り込んだ。同年11月にはエムシーレフィラ株式会社を子会社化し、樹脂リサイクル分野に参入。これらのM&Aは、事業領域の拡大とサプライチェーンの強化を目的としている。

年表32件を開く

1940年代

  • 1947年3月創業ゴム電線類、工業用ゴム製品、その他のゴム製品の販売を目的として大阪市天王寺区に株式会社三ッ星商会を設立

1950年代

  • 1950年1月東京都中央区に東京支店を開設
  • 1950年1月福岡県福岡市に九州出張所(現 九州支店:電線事業部門)を開設
  • 1952年10月大阪市東成区に今里工場を設置、四種線、コードの製造を開始
  • 1958年6月ビニルIV(600Vビニル絶縁電線)の製造を開始
  • 1958年10月本社新社屋竣工

1960年代

  • 1961年8月今里工場を廃止、大阪府羽曳野市に羽曳野工場を開設、ゴム、ビニルキャブタイヤケーブルの製造を開始
  • 1963年1月合成樹脂軟質押出製品の製造を開始

1970年代

  • 1971年10月商号変更商号を株式会社三ッ星に変更
  • 1976年6月硬質異形押出製品の製造を開始
  • 1978年7月建設業(防水工事)の許可を受け、住宅都市整備公団指名業者として登録

1980年代

  • 1980年10月滋賀県甲賀郡甲南町工業団地(滋賀県甲賀郡甲南町(現 滋賀県甲賀市甲南町))に滋賀工場を開設
  • 1981年10月アルミ異形押出複合の技術の開発

1990年代

  • 1994年12月名古屋市昭和区に名古屋出張所(現 名古屋支店:電線事業部門)を開設
  • 1996年2月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1997年9月千葉県松戸市に東京営業所(現 東京支店:電線事業部門)を移転新社屋竣工
  • 1997年12月電線事業部においてISO9001品質システム審査登録制度に基づく認証を取得

2000年代

  • 2000年9月ポリマテック事業部においてISO9002品質システム審査登録制度に基づく認証を取得(2003年にISO9001を取得)
  • 2003年1月千葉県松戸市に東京営業所(現 東京支店:ポリマテック事業部門)を移転
  • 2004年10月M&Aシルバー鋼機株式会社を子会社化
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2006年8月名古屋市名東区に名古屋営業所(現 名古屋支店:電線事業部門)を移転
  • 2007年1月本社、滋賀工場、羽曳野工場においてISO14001環境マネジメントシステム審査登録制度に基づく認証を取得
  • 2007年2月創業フィリピン共和国にMITSUBOSHI PHILIPPINES CORPORATIONを設立

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2017年11月東京都中央区に東京支店(電線事業部門)、東京営業所(現 東京支店:ポリマテック事業部門)を移転
  • 2019年2月大阪市中央区に本社及び大阪支店(電線事業部門)、大阪営業所(現 大阪支店:ポリマテック事業部門)を移転

2020年代

  • 2020年2月滋賀県甲賀市に技術開発センターを開設
  • 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場へ移行
  • 2023年4月M&A株式会社河南伸銅所を子会社化
  • 2023年11月M&Aエムシーレフィラ株式会社を子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は2つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高経常利益率3.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ESGを中核に据えた持続的成長

    経営資源(ヒト・モノ・カネ)の充実・強化を図り、特に従業員に重点を置き、人材確保・育成と働き甲斐のある職場づくりに取り組む。

  2. 02

    4S運動の展開

    新分野開拓、新製品創出、新顧客増強、新グローバル戦略推進の4つの新(シン)運動を推進し、環境・社会の変化に即応して持続的成長を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で326人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は549万円で、9期前と比べて+7.5%平均年齢は40.3歳、平均勤続年数は13.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月201
2018年3月238
2019年3月51040.015.2259
2020年3月47339.614.9240
2021年3月46839.915.0227
2022年3月49040.615.6231
2023年3月48441.116.0237
2024年3月51341.715.5318
2025年3月53241.314.531432
2026年3月54940.313.9326123

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 3 / 海外 1、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
工場 — 滋賀県甲賀市829百万円
電線
工場 — 大阪府羽曳野市777百万円
ポリマテック
本庄工場 — 埼玉県本庄市490百万円
電熱線
本社 — 大阪府松原市398百万円
電線
その他 — フィリピン共和国カビテ州250百万円
その他 厚生施設等245百万円
その他
九州支店 — 福岡市南区215百万円
電線
電線・ポリマテック — フィリピン共和国カビテ州142百万円
ポリマテック — フィリピン共和国カビテ州112百万円
本社及び大阪支店 — 大阪市中央区35百万円
電線・ポリマテック・管理スタッフ部門
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    シルバー鋼機㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    MITSUBOSHI PHILIPPINES CORPORATION (注)2
    フィリピン共和国 カビテ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱河南伸銅所(注)2
    大阪府松原市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    エムシーレフィラ㈱
    大阪市淀川区 · 連結子会社
    議決権70.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は117億円営業利益4億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.3%、利益が+300.0%。

売上高
+7.3%
117億円
営業利益
+300.0%
4億円
純利益
+0.0%
2億円
営業利益率
3.4%
前期比 +2.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高122億円117億円
営業利益4億円4億円
純利益3億円2億円
1株あたり配当¥17¥17

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は35億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+45.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q240
2024年1Q2400.01
2024年2Q2500.00
2024年3Q2700.00
2024年4Q270
2025年2Q5400.00
2025年4Q5511.82
2026年2Q5611.81
2026年4Q6134.91
2027年1Q3525.71

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は87億円から117億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は3.4%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月8732
2014年3月9422
2015年3月9423
2016年3月9421
2017年3月8854
2018年3月9335
2019年3月9236
滋賀県甲賀市に技術開発センターを開設
2020年3月8522
2021年3月7632
2022年3月9233
株式会社河南伸銅所を子会社化
2023年3月992−1
2024年3月10311
2025年3月109120.92
2026年3月117443.42

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高117億円のうち、営業利益として残るのは4億円3.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の1.7%にあたる。営業利益率は業種中央値5.8%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.2%95億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.4%18億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.4%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.3pt
3.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.3pt
1.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.7pt
3.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが6億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は26億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月7−1−469
2014年3月4−12313
2015年3月2−1−1113
2016年3月4−1−1315
2017年3月8−1−8714
2018年3月11−4211
2019年3月041417
2020年3月2−3−2−114
2021年3月6−1−2518
2022年3月−40−3−411
2023年3月104116
2024年3月1−44−317
2025年3月2−13120
2026年3月6−32326

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は139億円。このうち返さなくてよい自己資本が72億円で、自己資本比率は52.0%(業種中央値53.7%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月85384744.9
2014年3月94395541.9
2015年3月97435444.3
2016年3月94435145.7
2017年3月91474451.0
2018年3月95524354.5
2019年3月103574654.9
2020年3月97574058.8
2021年3月100604059.7
2022年3月104624259.2
2023年3月110614955.5
2024年3月127666151.9
2025年3月127676152.4
2026年3月139726752.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
26億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
40億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
20億円
在庫として抱えている分
負債合計
67億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率35 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

非鉄金属 32社との比較

同じ非鉄金属の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り32社中15位あたり、逆に低いのはROE32社中31位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.5%/中央値 8.2%
P25 6.1%P75 15.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.4%/中央値 5.8%
P25 3.8%P75 9.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
52.0%/中央値 53.7%
P25 41.3%P75 57.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.3%/中央値 9.0%
P25 5.3%P75 17.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.1%/中央値 2.1%
P25 0.8%P75 3.7%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥816で、1年前と比べて+16.5%過去52週の値幅のなかでは30%の位置にある。

¥816-1.7%1ヶ月+13.6%1年+16.5%時価総額35億円
過去52週の値幅
安値¥610高値¥1,299

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.6倍
PER (会社予想)11.2倍
PBR0.45倍
配当利回り2.08%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1日で+1.13%の715円。週足は25日線(741.08円)および75日線(758.49円)を下回り、軟調。52週高値1299円からは-45%。出来高は6/19に20万株超の急増後、7/27は19400株と低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 15/100)

PER 10.12倍は業界平均20.78倍を大幅に下回り、PBR 0.39倍も平均1.90倍を下回る。ROE 3.5%は低水準だが、配当利回り2.38%は平均を下回る。収益力改善途上ながら、バリュエーションは割安。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.6倍22.2倍
PER (予想)11.2倍
PBR0.45倍2.02倍
ROE3.5%12.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、原材料高と競争激化の中で収益性改善が続くかどうか。2024/3期の営業利益率0.92%から2025/3期3.42%へ急改善見込みだが、実現性と持続性に疑問。強気派は生産効率化や高付加価値品シフトで収益が改善するとみる。弱気派は競合との価格競争や需要変動リスクを警戒、仮に改善しても絶対水準は低いと指摘。

プラスに働く材料7
  • 収益改善トレンド

    2025/3期は営業利益率3.42%と前期比大幅改善見通し。

  • 安定した売上規模

    売上高100億円前後で安定的に推移、大幅減収リスク低い。

  • PBRの割安感

    PBR0.39倍と解散価値以下で、安全域が大きい。

  • 営業利益4億円へ大幅改善2026年3月期影響

    営業利益1→4億円、前年比3倍増収益改善

  • 低PBR0.39倍で株主還元強化期待不定影響

    PBR0.39倍と解散価値割れ、自社株買い等の期待

  • 増収基調で非鉄金属需要堅調2025年〜2026年影響

    売上高103→109→117億円、成長継続

  • 配当利回り2.38%安定継続影響

    安定配当継続、株主還元策として評価

マイナスに働く材料7
  • 収益率の低さ

    改善後も営業利益率3.4%と非鉄金属業界では低い水準。

  • 原材料費の変動リスク

    銅価格の高騰や急落が利益を圧迫する可能性。

  • 競争の激しさ

    同業他社との価格競争が激しく、値上げ転嫁が難しい。

  • 利益水準小額で下振れ感応度高通年影響

    営業利益4億円と小額、原材料高で赤字転落リスク

  • 銅価格下落で収益悪化不定期影響

    非鉄金属市況下落で売上高・利益直撃

  • ROE3.5%と低収益性継続影響

    ROE3.5%と資本効率低く、バリュエーション上昇鈍化

  • 時価総額31億円の小型株リスク継続影響

    浮動株少なく、流動性低い

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善が継続しているか確認する。
銅価格の動向
業績連動性が高く、外部環境の影響を把握するため。
販売数量の伸び
価格変動を除いた実需の動向を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり17で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.08%。

年間配当
¥17
1株あたり
配当利回り
2.08%
いまの株価に対して
配当性向
30.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2224.2
2018年3月17−23.112.8
2019年3月2020.011.1
2020年3月17−16.632.4
2021年3月170.034.3
2022年3月2020.039.4
2023年3月17−16.6
2024年3月172.071.4
2025年3月170.037.9
2026年3月170.030.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥17

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,186人。区分でいちばん多いのは個人・その他64.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が18.2%を占め、残る81.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他60.147.351.465.868.364.4
事業法人32.247.036.223.718.014.4
証券会社1.93.87.86.010.611.6
自己株式9.79.69.49.49.48.3
外国法人0.70.32.02.41.25.3
金融機関4.61.62.61.91.83.9
外国人個人0.40.10.00.10.20.5

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01スイス・プランツ有限責任事業組合5.61
02日本証券金融株式会社3.60
03有限会社杉山製作所3.22
04大和証券株式会社3.06
05FRANCIS CAPITAL INC (常任代理人 福永 活也)2.62
06ミツワ樹脂工業株式会社2.59
07有限会社ツカモト2.57
08楽天証券株式会社共有口2.52
09本多 敏行2.22
10BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.80

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-07-17
    Francis Capital IncCEO  Lee Wan Yu
    新規の大量保有報告
    39.65%
    -6.34pt
  • 2026-05-19
    Francis Capital IncCEO  Lee Wan Yu
    新規の大量保有報告
    45.30%
    -1.01pt
  • 2026-05-19
    Francis Capital IncCEO  Lee Wan Yu
    新規の大量保有報告
    45.99%
    +0.69pt
  • 2026-04-28
    Francis Capital IncCEO  Lee Wan Yu
    新規の大量保有報告
    45.63%
    -1.00pt
  • 2026-04-28
    Francis Capital IncCEO  Lee Wan Yu
    新規の大量保有報告
    46.31%
    +0.68pt
  • 2026-04-28
    Francis Capital IncCEO  Lee Wan Yu
    変更報告
    45.63%
    -1.00pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+79%、1株純資産は14期で+177%。直近期のROEは3.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月396656.15.227.2
2014年3月1583,4534.76.337.1
2015年3月2403,7626.75.142.3
2016年3月1023,7492.711.017.8
2017年3月3134,0848.05.624.2
2018年3月4324,53010.04.212.8
2019年3月5374,95411.33.011.1
2020年3月541,6593.36.632.4
2021年3月551,7373.28.434.3
2022年3月821,7954.614.039.4
2023年3月−201,765−1.1
2024年3月361,9172.053.671.4
2025年3月631,9363.314.437.9
2026年3月711,8423.511.130.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額76百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
青木邦博代表取締役 社長7837
唐澤利武取締役 副社長6219
羽生忍取締役6320
上村多恵子社外取締役7337
渡邉雅之社外取締役(監査等委員)56
加藤正憲社外取締役(監査等委員)55
吉永久三社外取締役(監査等委員)74
中井川俊一社外取締役63
森井じゅん社外取締役(監査等委員)46

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)352425819
社外取締役418185

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容323字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社5社により構成されており、ゴム電線、プラスチック電線、合成樹脂異形押出品並びにその附属品、電熱線・帯、その他の製造販売を主たる業務としております。 主要品目は次のとおりであります。 事業部門   主要品目 電線事業   天然ゴムキャブタイヤケーブル、合成ゴムキャブタイヤケーブル、架橋ポリエチレンケーブル、溶接用ケーブル、制御用ケーブル、プラスチックキャブタイヤケーブル、プラスチックコード、その他 ポリマテック事業   プラスチック押出成形品、射出成形品、真空成形品、高機能チューブ、LED関連商品、その他 電熱線事業   電熱線・帯、その他 [事業系統図] 事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,839字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社の経営方針は、「ESGを中核に据え、持続的な成長を実現するため、経営資源(ヒト・モノ・カネ)の充実・強化を図る。特に「ヒト(従業員)」に重点を置き、人材確保と人材育成に努めると共に、働き甲斐のある職場づくりに真摯に取組む。」であります。 (2) 経営戦略等 経営戦略としては、「環境・社会の変化に即応し、持続的な成長を実現する為、①新分野開拓(環境・社会の変化に即応)、②新製品創出(新しいニーズに呼応した技術開発)、③新顧客増強(常に顧客を拡充しネットワーク拡大)、④新グローバル戦略推進(新たな海外市場を開拓)、以上の「4S(新)運動」を展開する。」であります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、経営環境の変化に対応し、収益力を向上させる体制を強化してまいります。具体的には、連結売上高経常利益率3.0%以上を中長期的な経営目標としており、その維持向上に努めております。 (4) 経営環境 今後の見通しにおきましては、雇用・所得環境の改善など、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待されます。しかし、中東情勢、米国の通商政策による原油価格の上昇を始めとする世界的な物価上昇や材料供給懸念、金融資本市場の変動等の影響など先行き不透明な状況で推移するものと思われます。 こうした中、当社グループでは、2027年3月期より新中期経営計画策定と遂行に向けて、持続可能な成長トレンドを目指してまいります。 [電線事業] 電線事業におきましては、関連する業界団体の受注額・需要量の見通しが前年より増加する予測となっており、環境は改善傾向と思われますが、継続して建設工事のコスト上昇、労働者不足、工期遅れ、賃金、物価、配送費の上昇などの課題があること、更に中東地域における情勢不安の影響により世界的な原油、石油化学原料などの供給量の制限、価格高騰、国際物流の遅延などが深刻化しており、不透明感が拭えない状況です。 このように足元におきましては予断を許さない状況が続くと予想されますが、基盤固めと新たな取り組みにより販路・販売品種拡大を図ることで売上高を伸ばす活動をしてまいります。そして、銅価はもちろん原材料価格などあらゆるコスト上昇に対応した価格転嫁を行ってまいります。 工場においてはコストの抑制・削減および生産性向上により製造原価の低減を図り、製販一体となって利益額の確保を目指します。 今後も営業・工場・技術の各部門連携を強化し製品開発・新分野開拓を行い、社会に貢献できる物作りに取り組んでまいります。 [ポリマテック事業] 新設住宅着工の状況は資材高騰・金利上昇の影響により、購買マインドの回復は期待出来ず低調に推移すると予測されますが、非住宅分野を中心とし2025年度に金型製作を進めておりました新規案件の量産を2026年度に予定しております。 中東情勢の影響より、原材料となりますナフサ由来の合成樹脂および副資材の調達の先行きにおいて不透明な状況が発生しており、当社グループ生産にも影響する可能性があります。 LED関連商品においては2030年までに道路照明のLED化を100%という目標を国が掲げているなかで高速道路を始めとした道路のLED化が急務となっており首都高速道路や各国道、市道からのLED化案件が増えています。これらの需要を着実に取り込めるように引き続き拡販活動に努めます。 [電熱線事業] 世界経済は、米中経済の減速影響で、やや鈍化するものの、総じて底堅い経済成長が続くと思われますが、中東情勢の緊張など、中東での紛争長期化による原油価格の高騰が世界的なインフレを再燃させるリスクがあり、先行きの不透明感が強まっております。 当事業に関連する経営環境については、主要な販売市場である産業機器用ヒーター向けは、AI関連半導体製造装置向けなどの投資が活発な分野と、当事業と関係の深い射出成型機などの従来の汎用的な分野の需要は一進一退しており、分野で回復のスピードに差がある状況となっています。 白物家電分野は、総じて見ればエアコンや美容家電、洗濯機・掃除機などの高機能家電に支えられ、堅調に推移する見込みではありますが、当事業に関係の深い冷蔵庫は、物価高や少人数世帯の増加で単価の高い大型から中型に需要が移行するほか、コロナ禍での巣ごもり需要による買い替えサイクルの変化などにより買い替えの長期化も進んでおり、数年はこのような状況が続くと見込まれます。 抵抗器などの電子部品向けは、生成AI関連向け半導体や関連部品が需要拡大をけん引しています。特に当事業に関係の深い自動車向けや産業機器向けについてもエンドユーザーの在庫調整に底打ち感が見られ、今後は緩やかな回復基調を辿ることが期待されます。一方で、中東情勢の緊張など、中東での紛争長期化による原油価格の高騰や関連する原材料、部品、部材の調達への影響など、今後、需要の動向に留意が必要です。 中長期的には拡大が見込まれる自動車向け市場、人手不足、賃金上昇などを背景に拡大が見込める市場、インドや東南アジアといった新たな需要が見込める海外市場など、中長期的な観点で市場規模が拡大することが予想される市場での新規開拓に引き続き注力するとともに、販路・販売拡大のために必要な技術および品質の向上、生産性の向上により価格競争力の強化に取り組んでまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 環境・社会の変化を迅速かつ的確に捉え、その変化に伴うニーズに即応する技術開発を通じて、環境・社会に貢献することで、安定的に収益を確保するとともに持続的成長を可能とすることが、当社グループの重要な課題と考えています。 この課題を解決するため、 以下の「4S(新)運動」に取り組んでまいります。 ①新分野開拓 社会・環境の変化に即応し高付加価値製品を提供することで、新分野開拓を目指してまいります。 ②新製品創出 社会・環境のニーズを捉え、これに呼応した技術開発を行い、社会・環境に貢献する新製品を開発し、お客様にタイムリーに新製品を提供してまいります。 ③新顧客増強 お客様向け製品説明会の開催、業務課からの電話による営業の補強、ホームページの充実等による情報発信の強化などを通じて、顧客増強を図ってまいります。 ④新グローバル戦略推進 今後の成長が見込まれる海外マーケットを中心に、電線事業・ポリマテック事業・電熱線事業のグループとして新たな海外市場を開拓し、利益向上を目指してまいります。
事業等のリスク1,979字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループが事業を展開する上で、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクとして、次のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 経営成績に係わる需要変動と主要原材料の価格変動について 銅及びニッケルは、国際的な需要動向と投機的要素などの影響を受けて、国内の価格が決まるという市況変動リスクがあります。市場価格が急騰した場合には、銅やニッケルの購入価格も上昇し、これをタイムリーに製品価格に転嫁出来ない場合は、経営成績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。 また、塩化ビニル樹脂などの石油化学製品は、国際的な原油価格をベースとしたナフサ価格により変動するため、原油価格が上昇した場合はこれらの原材料価格も上昇し、適正に製品価格に転嫁出来ない場合は、経営成績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。 ② 資材等の調達について 製品の製造に当たっては、製造設備や資材等が適時に投入されなければなりません。これらの製造設備や資材等の納期管理・安定調達には注力しておりますが、産地や供給者及び市況の急激な変化、大震災のような不測の事態により、納入されない場合や納入が遅延した場合など必要量の確保が困難になった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 減損損失について 当社グループは、固定資産を多く保有し、固定資産の減損に係る会計基準を適用しております。大幅な経営成績の悪化や固定資産価額の下落があった場合は減損損失が発生します。 また、株式市況などが低迷した場合には、当社グループが保有する株式などの評価損の計上等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 海外事業と為替変動について 海外への事業展開に伴い、海外子会社においては、現地における経済動向や、政治・社会情勢等の変化、法律や規制の変更により、事業運営に問題を生じる可能性があります。また、為替レートの変動により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 品質問題について 当社グループは、品質保証に最大限の努力を払っておりますが、品質問題により製品回収や保証責任が発生した場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 取引先の信用について 当社グループは多数の取引先に信用を提供し、与信管理の徹底をしておりますが、必ずしも全額回収が保証されているわけではありません。取引先の不測の倒産等により債務不履行が発生した場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 情報の社外流出について 当社グループは、グループ間のネットワークを構築しており、外部からの侵入を防ぐファイヤウォールの装備やウィルス対策、データ及びシステムのバックアップなどハード・ソフトの両面においてセキュリティ対策を実施しております。しかし、新種ウィルスや予期せぬ事態により、個人情報や機密情報が社外に流出した場合、顧客や取引先からの信頼の失墜や損害賠償の発生などにより、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 災害や事故等について 災害や事故等に対しては、緊急時の社内体制を構築しておりますが、将来発生することが予測されている東南海地震等、大規模な自然災害や事故が発生した場合、事業所の機能停止、設備の損壊、電力等の供給停止や使用制限、交通機関や通信手段の停止、サプライチェーンへの被害により、事業活動の継続に著しい支障が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 内部統制・コンプライアンスについて 社会的責任を果たすため、コンプライアンス規程やマニュアルなどを制定し、これを基に社員教育を行い、社内管理体制の整備による管理体制の強化と管理組織の充実を図っております。また、これらのシステムの運用状況を適宜確認し、内部統制が有効に機能するよう取り組んでおりますが、万一不祥事が発生した場合は、顧客や取引先の信頼を失墜させるなど、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 知的財産権について 当社グループは、特許権、商標権などの知的財産を取得し自社技術などの保護に努めるとともに、他社の知的財産について注意を払っております。 しかし、当社グループの製品が意図せず他社の知的財産権を侵害した場合、争議が発生したり、販売中止、製造方法・設計の変更などの処置を取らざるを得ない状況が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,961字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済の景気は、緩やかに回復していますが、中東情勢の影響を注視する必要があります。 先行きについては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されるものの、金融資本市場の変動の影響や米国の通商政策をめぐる動向など引き続き注意する必要があります。 当社グループに関連する事業環境におきましては、設備投資においては持ち直しの動きがみられ、公共投資は底堅い動きとなっていますが、建設工事コストの上昇、労働者不足、工事遅延などの影響のほか、銅価格の急騰もあり、電線事業は販売が前年同期比では増収で推移しております。ポリマテック事業に関しては、景気回復の見通しが不透明ではありますが、昨年来の価格改定の効果が出始め、建材・機能性チューブ関連の販売は前年同期比では増収となりました。反面LED関連商品の販売は当初計画には不十分であり厳しい状況が続いております。電熱線事業におきましては、 産業機器などの需要が依然として低迷しておりますが、売上高は前年同期比で増収となっています。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,176百万円増加し、13,905百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ594百万円増加し、6,659百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ582百万円増加し、7,245百万円となりました。 b.経営成績 売上高につきましては、材料価格の高騰や銅価格の変動により、前年同期に比べ増加となりました。 営業利益につきましては、原材料や運送費の高騰を販売価格への転嫁を進めたことにより、前年同期に比べ増益となりました。 経常利益につきましては、為替差益が増えたことにより前年同期に比べ増益となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、前年同期に比べ増益となりました。 その結果、当連結会計年度における売上高は11,728百万円(前年同期比7.8%増)、営業利益は355百万円(前年同期比152.2%増)、経常利益は387百万円(前年同期比150.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は246百万円(前年同期比14.4%増)となりました。 セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。 [電線] 電線事業の主要な市場である建設・電販は首都圏や地方各都市の再開発、半導体工場建設需要などの大型案件を中心に需要は引き続き堅調に推移していますが、建設工事のコスト上昇、労働者不足、中小工事案件・工期の順延、プランの縮小、再設計などの問題に対しては継続して直面している状況でありました。 このような状況下で、2025年9月にインドネシアの鉱山で崩落事故後、銅鉱石の供給懸念が続いていて銅価上昇の影響もある中で全体的に需要の停滞感により実需的な動きも低調で厳しい環境の中、新規顧客、案件獲得などの強化を図ってまいりましたが、その結果、販売銅量では前年同期比ゴム電線は横ばい・プラスチック電線は減少いたしました。国内銅価格は前年同期よりアップし1,695千円/トン(期平均)で推移し、今年1月には2,190千円/トンと過去最高の建値更新があり、特に下期(10~3月)は上期(4~9月)比 +469千円/トンでありました。このため、電線事業の売上高は8,349百万円(前年同期比8.4%増)となりました。 利益面におきましては、価格指標の国内銅価は乱高下しており、全体的には上昇傾向で、フィリピン子会社のMitsuboshi Philippines Corporation からの仕入による為替の影響などがありましたが、銅価変動に伴う価格改定以外にも基準価格の見直し(改定)を顧客へアナウンスを実施し価格転嫁に努め、高付加価値製品の販売強化、継続的な経費削減、生産性向上、材料関係のコストダウンなどに取り組んだ結果、セグメント利益は476百万円(前年同期比59.2%増)となりました。 [ポリマテック] ポリマテック事業に関連性のある新設住宅着工戸数は、前年対比6.5%減の74万戸と62年ぶりの低水準となり住宅・住宅設備関連製品は大きな影響を受けました。 この様な状況下、住宅建材以外の業界への積極的なアプローチ活動の結果、新規受注件数が増加したことにより売上高は2,490百万円(前年同期比6.7%増)となりました。 また、高機能チューブにつきましても、各ユーザー様の新規機種への採用増加により売上高は前年比23.3%増となりました。 一方でLED関連商品におきましては、道路照明を主とした案件の増加がありますが、入札時期、設置工事の遅れなどの影響がでております。売上高増への販売活動を鋭意努力してまいります。 利益面におきましては、売上高の増加、適正価格での販売活動、生産性向上および経費削減を行った結果、当社単体の合成樹脂押出関連商品の利益率は前年より改善傾向が出てきているものの、その他のLED関連商品の伸び悩みもあり、セグメント損失は129百万円(前年同期はセグメント損失158百万円)となりました。 [電熱線] 電熱線・抵抗線事業に関連する経営環境につきましては、米国の通商政策動向の不確実性や中東情勢の緊張など地政学リスクは日増しに高まっていることや、世界経済の不安定な状況により、先行き不透明感が強まっていることを背景に、従来の汎用的な分野での投資意欲の減退や設備投資の手控えなど、製造業の機械投資の停滞が見られました。 このような状況により、当事業の主要販売市場であります産業機器向けでは、射出成型機など従来の汎用的分野での産業機器用ヒーター向けおよび抵抗器などの電子部品向けの販売が前年同期比減少傾向で推移し、特に販売量が見込める海外市場からの受注が大きく減少しました。白物家電向けは、特に関係の深い冷蔵庫が物価高やコロナ禍での巣ごもり需要による買い替えサイクルの変化の影響で、コロナ禍前の水準に比べ減少傾向が続いております。一方で、自動車用ヒーターおよび抵抗器などの電子部品向け、産業ロボット用抵抗器などの電子部品向けは、エンドユーザーの在庫調整が長引く中で軟調な需要環境が続いておりましたが、漸く底打ち感がみられ、年度後半より緩やかな回復基調が見られました。結果として、当連結会計年度における電熱線・抵抗線事業の売上高は888百万円(前年同期比6.1%増)となりました。 利益面では、主要原材料であるニッケル価格が、2026年1月以降に上昇基調に転じたものの、当連結会計年度を総じて見れば緩やかな下落基調であったことや、物価上昇に伴う諸資材のコスト増加に加え、世代交代を見据えた人材確保の為の人件費・諸費用の増加、設備老朽化に伴う設備更新や修繕・メンテナンス費用の増加などもあり、セグメント利益8百万円(前年同期はセグメント利益0百万円)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、税金等調整前当期純利益379百万円を計上しましたが、売上債権の減少、棚卸資産の増加、長期借入れによる収入等を総合し、当連結会計年度末には2,626百万円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローでは、627百万円の獲得(前連結会計年度は154百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益379百万円(前連結会計年度は266百万円)、減価償却費253百万円(前連結会計年度は244百万円)、売上債権の減少213百万円(前連結会計年度は667百万円の減少)、棚卸資産の増加692百万円(前連結会計年度は372百万円の増加)、仕入債務の増加387百万円(前連結会計年度は306百万円の減少)および法人税等の支払60百万円(前連結会計年度は40百万円)があったことによるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローでは、289百万円の使用(前連結会計年度は55百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出286百万円(前連結会計年度は186百万円の支出)によるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フローでは、242百万円の獲得(前連結会計年度は276百万円の獲得)となりました。これは主に、株式の発行による収入90百万円(前連結会計年度は該当なし)、新株予約権の行使による株式の発行による収入181百万円(前連結会計年度は該当なし)、長期借入れによる収入650百万円(前連結会計年度は794百万円の収入)、長期借入金の返済による支出604百万円(前連結会計年度は532百万円の支出)および配当金の支払額58百万円(前連結会計年度は58百万円)によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) 電線(千円)   7,488,991   103.8 ポリマテック(千円)   1,235,175   94.7 電熱線(千円)   638,992   103.8 合計(千円)   9,363,159   102.5 (注)金額は製造原価によっております。 b.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) 電線(千円)   133,504   80.2 ポリマテック(千円)   422,618   100.0 電熱線(千円)   124,472   130.4 合計(千円)   680,595   99.4 (注)金額は仕入価格によっております。 c.受注実績 1)電線は原則として見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 2)ポリマテック及び電熱線は受注生産を行っておりますが、受注から生産、出荷に至る期間はきわめて短期であり、受注残高も少額のため、受注実績の記載を省略しております。 d.販売実績 当社グループの商品、製品の販売は、主に問屋、電材店、商社を通じて行うほか、ユーザーに直接販売しております。当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) 電線(千円)   8,349,543   108.4 ポリマテック(千円)   2,490,553   106.7 電熱線(千円)   888,256   106.1 合計(千円)   11,728,353   107.8 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   総販売実績に対する割合(%)   金額(千円)   総販売実績に対する割合(%) 泉州電業株式会社   2,150,812   19.8   2,301,560   19.6 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ①経営成績等 a.財政状態 当連結会計年度末の資産につきましては、流動資産は9,023百万円(前期比1,006百万円増)となりました。これは主に、現金及び預金の増加586百万円、売掛金の減少207百万円、商品及び製品の増加370百万円、原材料及び貯蔵品の増加308百万円によるものであります。固定資産は4,881百万円(前期比170百万円増)となりました。これは主に、投資有価証券の増加167百万円によるものであります。この結果、資産合計は13,905百万円(前期比1,176百万円増)となりました。 負債につきましては、流動負債は4,035百万円(前期比588百万円増)となりました。これは主に、支払手形及び買掛金の増加231百万円、電子記録債務の増加154百万円、未払金の増加86百万円、未払法人税等の増加54百万円によるものであります。固定負債は2,623百万円(前期比5百万円増)となりました。これは主に、リース債務の減少59百万円、繰延税金負債の増加65百万円によるものであります。この結果、負債合計は6,659百万円(前期比594百万円増)となりました。 純資産につきましては、7,245百万円(前期比582百万円増)となりました。これは主に、資本金の増加137百万円、資本剰余金の増加138百万円、利益剰余金の増加188百万円、その他有価証券評価差額金の増加113百万円によるものであります。 b.経営成績 当連結会計年度における売上高は11,728百万円(前年同期比7.8%増)、営業利益は355百万円(前年同期比152.2%増)、経常利益は387百万円(前年同期比150.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は246百万円(前年同期比14.4%増)となりました。 ①売上高 第2[事業の状況] 4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析] (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況に記載しております。 ②営業利益、経常利益 販売費及び一般管理費は前期比59百万円(前期比3.4%)増加しました。これは主に手数料が48百万円、のれん償却額が10百万円増加したことによります。 これらにより、営業利益は355百万円となり、前連結会計年度に比べて214百万円の増加となりました。また、経常利益は387百万円となり、前連結会計年度に比べて232百万円の増加となりました。 ③親会社株主に帰属する当期純利益 特別利益は発生しておりません(前連結会計年度は投資有価証券売却益111百万円を計上)。特別損失には固定資産除却損5百万円、事務所移転費用2百万円、ゴルフ会員権評価損1百万円を計上しました。また、法人税、住民税及び事業税119百万円、法人税等調整額13百万円の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は246百万円となり、前連結会計年度に比べて30百万円の増加となりました。 c.キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、第2[事業の状況]の4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析] (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況に記載のとおりであります。 d.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループは、経営環境の変化に対応し、収益力を向上させる体制を強化してまいります。具体的には連結売上高経常利益率3.0%以上を中長期的な経営目標としており、その維持向上に努めております。 当連結会計年度におきましては、連結売上高経常利益率は、原材料価格の高騰に伴い、販売における基準価格の見直しと価格転嫁に努めたことにより、3.3%(前年同期比1.9ポイント増)となりました。今後につきましては、経営戦略の顧客課題の解決と高付加価値の創出を通じて、社会インフラと産業の発展を支えることができるように取り組んでまいります。 目標指標   目標値   前連結会計年度   当連結会計年度   前期比増減 連結売上高経常利益率   3.0%以上   1.4%   3.3%   1.9pt ②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの事業は、日本経済の影響を受けることになります。特に設備投資や住宅建設などの動向は需要量の変動につながり、当社グループの売上高・受注量は影響を受けることになります。 当社が購入している原材料におきましては、銅、ニッケル及び原油価格等の市場価格の動向により、変動リスクを受けます。銅の購入に関しては、当用買いを行う事により市場価格に連動した購入を行っており、ニッケルについては価格変動の影響を軽減するように計画的な購買を行っております。 為替動向におきましては、海外取引や外貨建債権債務の増加による為替換算差額が事業に影響を与える可能性があります。当社としては、為替予約等のリスクヘッジに取り組むことで対応していきます。 繰延税金資産の回収可能性の判断におきましては、綿密なスケジューリングを行っておりますが、多額の欠損金が発生した場合には経営成績に影響を与える可能性があります。 その他の経営に影響を与える要因につきましては、第2[事業の状況]の3[事業等のリスク]に記載しております。 ③資本の財源及び資金の流動性 資金需要 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の購入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、機械設備等の新規購入、資本的支出への投資費用であります。 ④財務政策 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は3,407百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は2,626百万円となっております。 ⑤重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成に際しては、決算日における資産・負債の報告数値及び偶発債務の開示、報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積り等を行わなければなりません。しかし、事前に予測不能な不確実性が存在するため、実際の結果が現時点での予測と異なる場合があります。当社グループにおいて、連結財務諸表で採用した重要な会計方針は、「第5 [経理の状況] 1[連結財務諸表等] (1)[連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り]」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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