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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ジェイリース

J-LEASE CO.,LTD.7187 · Prime · その他金融業

賃貸住宅の家賃債務保証を主力に、医療費・養育費保証、不動産仲介・管理、ITシステム販売等を展開する保証会社。

概要

ジェイリースは、2004年に大分県大分市で設立された家賃債務保証を中核とする金融サービス企業である。不動産賃貸借契約における連帯保証人に代わる保証を提供し、住居・事業物件・駐車場等に対応する。2016年6月に東京証券取引所マザーズに上場、2022年4月にプライム市場へ移行した。2025年3月期の連結売上高は173億円、従業員数は576名。連結子会社7社を擁し、医療費保証や養育費保証など保証領域の拡大を進めている。

保証関連事業が収益の9割を占める

当社グループの収益の大部分は保証関連事業が占める。2026年3月期の同事業売上高は193億1,910万円で、全社売上高の約89%を構成する。中心は家賃債務保証であり、賃借人から保証料を受領し、賃料不履行時に不動産オーナーへ代位弁済を行う仕組みである。住居用が主体だが、事業用物件の伸びも顕著である。また、医療費保証や養育費保証といった新領域も開拓しており、医療機関向けの立替払いサービスやひとり親世帯向けの養育費保証を提供する。保証関連事業の営業利益は35億3,523万円(同セグメント)であり、グループ全体の利益を支える。

大分発の全国ネットワーク

本社を大分県大分市に置くが、2011年1月から大分と東京の2本社体制を敷く。首都圏での営業強化を掲げ、2026年3月期には青森支店や秋田支店を新設し、41都道府県に拠点網を広げた。地域密着型の営業を強みとしており、各地の不動産会社との関係を重視する。また、連結子会社あすみらいは外国籍向け賃貸仲介を展開し、グローバルな需要にも対応する。グループ全体で576名の従業員を抱え、大分県に加え東京、名古屋、大阪など主要都市にも拠点を持つ。

M&Aでグループを拡大する戦略

ジェイリースは近年、M&Aを積極的に活用して事業領域を広げている。2024年4月にIT企業のエイビスを完全子会社化し、環境検査システムや医療介護向けシステムを取り込んだ。2025年4月には同業のK-netを子会社化し、家賃債務保証の規模を拡大。同年5月にはWellon Solutionsを持分法適用会社とした。さらに同年7月には広告代理店のエイエフビイを子会社化し、総合広告事業に参入した。これらの買収により、グループは7社体制となり、保証以外の収益源を多様化している。

非保証事業も収益に貢献

保証関連事業に加え、不動産関連事業、IT関連事業、その他事業がグループ収益を補完する。不動産関連事業は子会社あすみらいが担い、外国籍向け賃貸仲介や買取再販が好調で、2026年3月期は売上高6億9,020万円(前年比130%増)と急成長した。IT関連事業のエイビスは環境検査システム販売やソフトウェア受託開発を行い、同1億5,268万円の売上だが、営業利益は9,269万円と高採算である。その他事業にはサッカーチーム運営(ジェイリースフットボールクラブ)と総合広告(エイエフビイ)が含まれ、売上高3億2,311万円を計上する。

業界の中での役割は家賃債務保証を軸とする保証・金融・不動産・ITの複合サービス企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
216億円
営業利益
36億円
営業利益率
16.7%
純利益
25億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/3
事業売上構成比利益利益率
保証関連事業152億円88.4%31億円20.4%
IT関連事業17億円9.9%0億円0.0%
不動産関連事業3億円1.7%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01保証関連事業主力

不動産賃貸借契約における連帯保証人に代わる家賃債務保証を提供。賃借人の信用補完と不動産オーナーへの賃料安定を実現。住居・事業物件・駐車場等に対応。医療費保証、養育費保証も展開。

主な製品・サービス3
家賃債務保証
賃借人の家賃債務を保証し、滞納時に代位弁済。不動産オーナーに賃料収入の安定を提供。
医療費保証
医療機関への入院費未収金を立替払いし、医療機関の未収リスクを軽減。
養育費保証
ひとり親世帯向けに養育費不払い時の代位弁済を提供。

02不動産関連事業準主力

連結子会社あすみらいが、外国籍向け賃貸仲介、賃貸管理業務、不動産賃貸、海外投資家向け不動産投資仲介を展開。

主な製品・サービス3
賃貸仲介業務
日本国内で住居を探す外国籍の方々向けの賃貸物件仲介。
賃貸管理業務
不動産オーナーから委託される賃貸物件の管理業務。
不動産投資仲介
海外投資家による日本国内不動産投資の仲介。

03IT関連事業副次

連結子会社エイビスが環境検査システムの販売、ソフトウェア受託開発、医療機関・介護施設向けシステム販売を展開。

主な製品・サービス3
環境検査システム
環境関連の検査システムの販売。
ソフトウェア受託開発
顧客ニーズに基づくカスタムソフトウェアの開発。
医療機関・介護施設向けシステム
医療機関や介護施設向けの業務システムの販売。

04その他事業その他

ジェイリースフットボールクラブ(サッカーチーム運営)、エイエフビイ(総合広告事業)を展開。

主な製品・サービス2
サッカーチーム運営
ジェイリースフットボールクラブによるサッカーチームの運営。
総合広告事業
エイエフビイによる広告代理店業務。

製品と技術

家賃債務保証の仕組みと審査の強み

主力の家賃債務保証サービスは、賃借人が連帯保証人を立てる代わりに当社が保証人となるビジネスである。具体的には、不動産事業者と業務協定を結び、入居希望者の申し込みを受け、属性情報や物件情報を基に審査判断を行う。審査通過後、賃借人から保証料を受領し、保証開始。賃借人が家賃を滞納した場合、当社が不動産オーナーへ代位弁済し、その後賃借人に求償する。与信審査にはAI分析を活用し、蓄積した債権データと個人信用情報機関のデータを組み合わせて精度を高めている。また、収納代行サービスを併用する物件では、未収納分も含めて全額をオーナーに送金し、事務負担を軽減する。対応物件は住居用マンション・アパート、オフィス・店舗、駐車場・レンタルボックスまで幅広い。

医療費保証と養育費保証の新領域

家賃債務保証で培った代位弁済のノウハウを応用し、医療費保証と養育費保証を展開する。医療費保証は、医療機関への入院費未収金を当社が立替払いするサービスで、医療機関の未収リスクと督促業務を軽減する。患者の支払い能力に応じた分割払いにも対応している。養育費保証は、ひとり親世帯を対象に、養育費支払者が滞納した場合に当社が代位弁済する。受取者が負担する保証料により、未払いによる経済的困難を防ぐ。両サービスとも、2026年3月期に販路拡大を進め、医療費保証は全国の店舗ネットワークを活用して新規取引を増やしている。

子会社が支えるITと不動産のソリューション

グループのIT関連事業は、2024年4月に子会社化したエイビスが担う。環境検査システムの販売、ソフトウェア受託開発、医療機関・介護施設向け業務システムの販売を行っている。2026年3月期は利益率の高い案件を選別し、増益を達成した。不動産関連事業のあすみらいは、日本国内で住居を探す外国籍向け賃貸仲介、不動産オーナーからの賃貸管理、海外投資家向け不動産投資仲介を手がける。2026年3月期は買取再販事業に注力し、販売用不動産が好調で売上高が倍増した。これらの子会社は、保証事業とは異なる顧客層や技術領域をカバーし、グループ全体のリスク分散に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他金融業のなかでの位置

個人保証代替で成長、中堅保証会社

ジェイリースは家賃保証を主力とする個人保証サービス企業。業界ではNEXYZ.Groupやウェッジホールディングスなどが競合。2025/3期売上173億円、営業利益率17.9%と収益性は高い。保証市場は新規参入も多く競争が激化しているが、賃貸住宅ストックを背景に安定的な需要がある。同社は審査ノウハウとIT活用で差別化を図り、個人から法人向け保証へ事業領域を拡大中。MFSなども同サービスを提供するが、ジェイリースは継続的な増収を実現しており、成長性で優位に立つ。一方、内需依存度が高く、金利変動や貸し倒れリスクには注意が必要。

強み

  • 営業利益率17.9%と保証業界で高水準を維持し、収益力が強い。
  • 独自の審査システムで与信精度を高め、貸し倒れリスクを抑制。
  • 法人向け保証など新領域への展開で、市場拡大の可能性がある。
  • 賃貸住宅ストックを背景に家賃保証需要は安定的に推移。

課題

  • NEXYZ.Groupなど同業他社が多く、価格競争やシェア争いが激しい。
  • 景気後退時は保証債務の履行増加で収益を圧迫する可能性。
  • 国内市場に特化しており、海外展開がなく成長の限界がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

銀行の時価総額近傍。太字がジェイリース

時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18713フィデアホールディングス506億円12.2倍
28345岩手銀行461億円19.3倍
38392大分銀行459億円21.1倍
48393宮崎銀行438億円15.3倍
58364清水銀行367億円17.8倍
67187ジェイリース241億円9.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(銀行)に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

賃貸保証センターとして大分で設立

2004年2月、賃貸不動産における家賃債務保証業を目的に、大分県大分市で賃貸保証センター株式会社(資本金3,350万円)として設立された。当時は少子化や高齢化で連帯保証人制度が機能しにくくなる社会変化を背景に、保証ビジネスの需要が高まりつつあった。創業時の資本金は3,350万円であったが、その後数回の増資を経て、2005年8月には1億200万円、同年12月には商号をジェイリース株式会社に変更した。

増資を繰り返し資本基盤を強化

2005年から2008年にかけて、ジェイリースは資本金を段階的に増やした。2005年12月の商号変更後、2006年8月に1億3,350万円、同年9月に1億5,000万円、2008年10月に2億円へと増資を実施。急成長する保証需要に対応するための財務基盤の整備が目的であった。この時期、家賃債務保証の市場はまだ黎明期にあり、同社は先発企業としての地位を固めつつあった。

2本社制と子会社設立で体制を拡充

2011年1月、大本社に加え東京本社を設置し、2本社体制を開始。首都圏での営業拠点を強化する狙いであった。2012年6月には不動産関連事業を行うあすみらい株式会社を連結子会社として設立。同年7月にはトラステート株式会社を設立したが、2014年5月に解散している。2014年12月にはストック・オプションを実施し、資本金を4億2,500万円に増額。同時に大分本社を現在の都町に移転した。

マザーズ上場と株式分割の連続

2016年6月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。資本金は6億3,890万円となった。上場後も株式分割を繰り返し、2016年10月に1株→2株、2017年7月に同様の分割、同年12月にさらに分割を実施し、流動性向上を図った。2017年2月には株主優待制度を導入し、個人株主の拡大を狙った。これらの施策により、株式市場での認知度を高めた。

市場第一部からプライムへ移行

2018年3月、東京証券取引所市場第一部へ市場変更。上場から2年弱での昇格であった。その後、2022年4月の市場区分見直しに伴い、プライム市場へ移行。これにより、上場企業としての格付けを一段高めた。2024年3月には再び株式分割(1株→2株)を実施している。この間、業績は拡大基調にあり、売上高は2018年3月期の50億円から2025年3月期には173億円へと約3.5倍に成長した。

M&Aによるグループ多角化の加速

2024年4月、IT企業のエイビスを完全子会社化し、ソフトウェア開発や環境検査システム事業に進出。2025年4月には家賃債務保証同業のK-netを子会社化し、保証事業の規模を拡大した。同月、サッカーチーム運営をジェイリースフットボールクラブとして分社化。2025年5月にはWellon Solutionsを持分法適用会社とし、同年7月には広告代理店エイエフビイを子会社化した。一連のM&Aにより、グループは保証、不動産、IT、広告、スポーツにわたる多角経営へと変貌を遂げた。

年表27件を開く

2000年代

  • 2004年2月創業賃貸不動産における家賃債務保証業を目的として大分県大分市に賃貸保証センター株式会社(資本金3,350万円)を設立
  • 2005年1月増資(資本金8,350万円)
  • 2005年8月増資(資本金1億200万円)
  • 2005年12月商号変更ジェイリース株式会社に商号変更
  • 2006年8月増資(資本金1億3,350万円)
  • 2006年9月増資(資本金1億5,000万円)
  • 2008年10月増資(資本金2億円)

2010年代

  • 2011年1月大分と東京の2本社体制
  • 2012年6月あすみらい株式会社(現連結子会社)を設立
  • 2012年7月創業トラステート株式会社を設立
  • 2014年5月トラステート株式会社を解散
  • 2014年12月増資(資本金4億2,500万円)第1回ストック・オプション実施 大分本社を大分県大分市都町(現本社所在地)に移転
  • 2016年2月普通株式1株につき100株の割合で株式分割を実施
  • 2016年6月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場(資本金6億3,890万円)
  • 2016年7月増資(資本金6億9,879万円)
  • 2016年10月普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施
  • 2017年2月株主優待制度の導入
  • 2017年7月普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施
  • 2017年12月普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施
  • 2018年3月東京証券取引所市場第一部へ市場変更
  • 2019年7月JLM株式会社(現連結子会社)を設立

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2024年3月普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施
  • 2024年4月M&A株式会社エイビスの全株式取得により完全子会社化
  • 2025年4月M&Aジェイリースフットボールクラブ株式会社を子会社として分社化 K-net株式会社の全株式取得により完全子会社化
  • 2025年5月株式会社Wellon Solutionsの株式を取得し、持分法適用会社 化
  • 2025年7月M&A株式会社エイエフビイの全株式取得により完全子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで24,859百万円
  • 営業利益2027年3月期まで3,856百万円
  • 営業利益率2027年3月期まで15.5%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    売上拡大と新規収益基盤の構築

    地域密着営業の継続に加え、首都圏強化や新規出店によるエリア拡大、事業用賃料保証の大型物件展開、医療費保証やM&Aによる新たな収益基盤の拡大を進める。

  2. 02

    革新的サービスの開発とチャネル拡大

    競争激化に対応し、業種横断のコラボレーションにより既存枠にとらわれないサービスを開発するとともに、申込チャネルを拡大する。

  3. 03

    与信精度向上とコスト抑制

    蓄積データやAI分析を活用した審査モデル高度化で貸倒コストを抑制し、業務効率化と業務改革で経費増加を抑える。

  4. 04

    システム基盤の抜本的刷新

    業績拡大と事業展開を見据え、基幹システムの更改を含むシステム強化を経営最重点課題として推進する。

  5. 05

    事業領域の拡大とAI変革

    家賃保証に留まらず、既存ノウハウを活かした新サービス開発やM&Aで事業領域を拡大。AI・デジタル技術で業務改革と新価値創造を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で576人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は571万円で、9期前と比べて+23.7%平均年齢は38.2歳、平均勤続年数は7.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月288
2018年3月326
2019年3月46136.84.7334
2020年3月47837.05.4334
2021年3月49237.46.0337
2022年3月49237.46.4361
2023年3月53438.16.9369
2024年3月55938.46.8404
2025年3月56138.46.9508610
2026年3月57138.27.2576625

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率21.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率70.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 8 / 海外 0、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
大分本社 — 大分県大分市1,415百万円
保証関連事業
東京本社 他43か所410百万円
保証関連事業
福岡本店 — 福岡県福岡市272百万円
不動産関連事業
大分本社 — 大分県大分市55百万円
IT関連事業
神戸本社 — 兵庫県神戸市40百万円
保証関連 事業
本社 — 大分県大分市2百万円
その他事業
本社 — 大分県大分市1百万円
その他事業
主な関係会社
  • 国内
    あすみらい㈱(注)3
    福岡県福岡市 博多区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    JLM㈱
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    JLM㈱を営業者とする匿名組合
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エイビス
    大分県大分市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ジェイリースフットボールクラブ㈱
    大分県大分市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    K-net ㈱(注)4
    兵庫県神戸市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エイエフビイ(注)5
    大分県大分市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱Wellon Solutions
    東京都中央区 · 持分法適用会社
    議決権33.5%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は216億円営業利益36億円前期と比べると増収増益で、売上が+24.9%、利益が+16.1%。

売上高
+24.9%
216億円
営業利益
+16.1%
36億円
純利益
+19.0%
25億円
営業利益率
16.7%
前期比 -1.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高249億円216億円
営業利益39億円36億円
純利益25億円25億円
1株あたり配当¥60¥60

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、営業収益は58億円、営業利益は9億円。前年の2024年1Qと比べると、営業収益は+87.1%、営業利益は+80.0%。

対象期間営業収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q315
2024年1Q31516.13
2024年2Q30620.05
2024年3Q33721.24
2024年4Q386
2025年2Q771418.29
2025年4Q961717.712
2026年2Q971818.612
2026年4Q1191815.113
2027年1Q58915.55

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、営業収益は16億円から216億円へ13.5倍に増えた。直近期の営業利益率は16.7%。営業収益は13期、純利益は7期の連続増加。

決算期営業収益億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1610
2014年3月2010
2015年3月2510
東京証券取引所マザーズに株式を上場(資本金6億3,890万円)
2016年3月3221
2017年3月4111
2018年3月500−1
JLM株式会社(現連結子会社)を設立
2019年3月61−1−1
2020年3月6710
2021年3月7696
2022年3月921913
2023年3月1102517
株式会社エイビスの全株式取得により完全子会社化
2024年3月1322618
ジェイリースフットボールクラブ株式会社を子会社として分社化 K-net株式会社の全株式取得により完全子会社化
2025年3月173313117.921
2026年3月216363616.725

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

営業収益216億円のうち、営業利益として残るのは36億円16.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は25億円、売上の11.6%にあたる。営業利益率は業種中央値10.8%を上回る水準。

営業収益を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金32.4%70億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金50.9%110億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.7%36億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
67.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.8pt
16.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.8pt
11.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+26.7pt
37.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
11.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
13.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 13期分

2026年3月期は営業CFが9億円、投資CFが−16億円で、差し引きのフリーCFは−7億円期末の手元現金は27億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2014年3月0−124
2015年3月−5−164
2016年3月−100137
2017年3月13−1120
2018年3月−10−108
2019年3月−8−2119
2020年3月−2−3510
2021年3月8−1−611
2022年3月13−3−1110
2023年3月16−2−1212
2024年3月14−3−814
2025年3月21−13124
2026年3月9−161027

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は221億円。このうち返さなくてよい自己資本が74億円で、自己資本比率は33.4%(業種中央値24.7%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月9091.2
2014年3月14014
2015年3月222208.2
2016年3月393366.4
2017年3月5494516.5
2018年3月5584714.8
2019年3月686629.2
2020年3月787718.3
2021年3月82127014.8
2022年3月88246426.9
2023年3月98356335.5
2024年3月116467039.9
2025年3月156599737.8
2026年3月2217414833.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
27億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
66億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
148億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率22 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他金融業 39社との比較

同じその他金融業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE39社中1位あたり、逆に低いのは自己資本比率39社中17位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
37.1%/中央値 10.4%
P25 5.5%P75 18.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
16.7%/中央値 10.8%
P25 5.0%P75 22.2%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
33.4%/中央値 24.7%
P25 12.9%P75 44.0%
営業収益成長率上位前期からの売上の伸び
24.9%/中央値 10.7%
P25 4.5%P75 16.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.5%/中央値 3.7%
P25 2.7%P75 4.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,338で、1年前と比べて-16.4%過去52週の値幅のなかでは28%の位置にある。

¥1,338-2.8%1ヶ月-0.5%1年-16.4%時価総額241億円
過去52週の値幅
安値¥1,195高値¥1,714

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.7倍
PER (会社予想)9.5倍
PBR3.24倍
配当利回り4.48%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1398円で、直近1カ月で3.17%上昇。25日線(1363.68円)を上回り、75日線(1336.79円)や200日線(1359円)も上回る。52週高値1790円からは21.9%下落、52週安値1195円からは17.0%上昇。7月10日に116,600株の出来高を記録したが、以降は概ね4〜8万株で推移。8月10日に116,400株と再び増加し、株価は1335円まで下落したが、その後反発し8月21日には1398円まで回復。RSIは57.3とやや強気圏で、短期トレンドは上向き。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは10.13倍と業界平均16.39倍を大きく下回り、予想PERも9.9倍と低迷。PBRは3.38倍で業界平均1.85倍を上回るが、ROEが37.1%と高水準で、成長性を考慮すれば割安と判断。配当利回りは4.29%と業界平均3.06%を上回り魅力的だが、配当性向38.2%と配当の伸びは限定的。業界平均と比較してPERと利回りで優位性があり、割安だがPBRの高さは留意点。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.7倍17.4倍
PER (予想)9.5倍
PBR3.24倍1.81倍
ROE37.1%12.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、事業者向けリース需要の拡大と高いROEが魅力か、一方で景気変動や貸倒リスクに課題があるか。強気派は、売上高・利益が順調に増加し、ROEが37%と高い資本効率を評価。弱気派は、市場競争の激化や金利上昇による資金調達コスト増、景気後退時の貸倒リスクを懸念する。

プラスに働く材料7
  • 高収益性

    ROEが37%と高く、資本効率が良い

  • 成長の持続

    売上高が2023年3月期の110億円から2026年3月期は216億円へ拡大

  • ニッチな市場

    中小企業向け動産リースで専門性を発揮

  • 売上高216億円と前期比24.9%増収2026年通期影響

    売上高が173億円から216億円に拡大、営業利益も36億円へ増益。成長基調が続く

  • 予想PER9.9倍と割安な評価水準通年影響

    実績PER10.13倍に対し予想PER9.9倍。ROE37.1%の高収益を考慮すると割安感がある

  • 配当利回り4.29%の高株主還元継続影響

    配当利回り4.29%と相対的に高く、下値支援材料となる

  • ROE37.1%の高い資本効率継続影響

    ROE37.1%と資本効率が非常に高く、将来の成長投資余力につながる

マイナスに働く材料7
  • 景気感応度

    業績が景気変動の影響を受けやすく、需要が減少するリスク

  • 金利上昇の影響

    資金調達コストが上昇し利ざやが縮小

  • 貸倒リスク

    中小企業向けであり、デフォルト懸念が高まる可能性

  • 営業利益率が1.25ポイント低下2026年通期影響

    営業利益率が17.92%から16.67%へ低下。収益性が悪化している

  • 純利益率も0.5ポイント低下2026年通期影響

    純利益率は12.1%から11.6%へ低下。利益の伸びが鈍い

  • 株価は1年で16.47%下落継続影響

    前年比16.47%の下落。業績拡大にもかかわらず市場評価は停滞

  • 外国人保有比率4.62%と低い継続影響

    外国人保有比率4.62%と低く、海外資金の流入が期待しにくい

次の決算で確かめる点
期中リース取扱高
リース需要の動向を示す
延滞債権比率
信用リスクの管理状況を測る
資金調達コスト
金利環境が収益に直結する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり60で、前期から+22.2%いまの株価に対する利回りは4.48%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥60
1株あたり
配当利回り
4.48%
いまの株価に対して
配当性向
38.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2021年3月67.8
2022年3月20227.926.1
2023年3月3050.032.1
2024年3月4033.340.3
2025年3月4512.535.6
2026年3月5522.238.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥60

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,800人。区分でいちばん多いのは個人・その他46.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.9%を占め、残る55.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他51.546.941.542.542.346.1
事業法人27.728.329.428.628.228.5
金融機関11.511.215.116.016.816.4
外国法人4.18.99.310.18.74.5
証券会社5.04.74.72.84.04.4
外国人個人0.10.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01JLホールディングス株式会社23.74
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.67
03中島 拓4.48
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.91
05株式会社豊和銀行1.77
06株式会社大分銀行1.77
07ジェイリース従業員持株会1.11
08株式会社日本カストディ銀行(信託E口)1.11
09阿部 兼三1.11
10大塚 玄二郎1.09

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.35%
    +0.33pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−98%、1株純資産は13期で−86%。直近期のROEは37.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月6,9332,889356.572.1
2014年3月−3
2015年3月1273.7
2016年3月83725.9
2017年3月1010514.346.4
2018年3月−992
2019年3月−1771
2020年3月1373.884.7
2021年3月316859.613.17.8
2022年3月7513374.911.526.1
2023年3月9419557.211.432.1
2024年3月10126044.312.840.3
2025年3月11733039.612.235.6
2026年3月13841437.18.938.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額288百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中島拓代表取締役会長68807,300
中島土代表取締役社長CEO441,400
衞藤秀樹取締役副社長698,200
吉田安弘取締役副社長6753,100
中島重治取締役専務CFO5133,500
田中秀幸取締役専務67700

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)8215454526033
社外取締役6253285

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,736字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社7社(2026年3月末時点)で構成されており、賃貸住宅、オフィス、テナント等における家賃債務保証事業を中核とした保証関連事業及び不動産関連事業、IT関連事業、報告セグメントに含まれないその他事業を行っております。 当社グループの事業にかかわる各社の位置付けは次のとおりであります。なお、事業内容とセグメントの区分は同一であります。また、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 セグメント情報等」をご参照ください。 (1) 保証関連事業 ①家賃債務保証 家賃債務保証業務は、不動産賃貸借契約において活用されてきた連帯保証人制度による信用補完が少子化、高齢化、晩婚化の進行といった社会環境の変化に伴い機能や効果が低下してきたことから、それを補うものとして、賃借人からの保証委託に基づく保証契約によって信用補完を提供しております。賃借人に対しては契約締結時の信用補完及び契約期間中における家賃債務保証(家賃の代位弁済)による信用維持、不動産オーナーまたは不動産事業者に対しては、入居審査における与信機能の強化と賃料収入の安定化を提供しております。 当社が提供する家賃債務保証は、住居物件(マンション・アパート等)、事業物件(オフィス・店舗等)、駐車場・レンタルボックス等、幅広く対応しております。 家賃債務保証に係る契約スキームは、まず、不動産事業者と業務協定を締結し、当該不動産事業者を通じて入居希望者から家賃債務保証の申し込みを受け、入居希望者の属性情報及び入居希望物件の情報などを基に保証受託の審査判断を行います。次に賃借人との間で保証委託契約を、不動産オーナーまたは不動産事業者との間で保証契約を締結し、賃借人から保証料を受領します。保証が開始された後、賃借人に賃料債務の不履行が生じたときは、業務協定を締結した不動産事業者を通じて代位弁済の請求を受け、不動産オーナーまたは不動産事業者に対して代位弁済を行います。なお、賃料の収納代行サービスを利用している場合は、不動産事業者からの代位弁済の請求が不要となり、未収納分も含めて賃料の全額を不動産事業者に送金します(未収納分を代位弁済した形になります)。代位弁済後は、賃借人に対して代位弁済の求償を行います。 《家賃債務保証関係図》 《保証開始後(不履行発生時)関係図》 ②医療費保証 医療機関における医業未収金に対する医療費保証サービスを提供しており、医療費の支払いが困難な入院患者に代位し、当社が医療機関へ速やかに立替払いを行うシステムです。医療機関は未収金発生のリスクがなくなるとともに、その後の患者に対する請求や督促にかかる経費や人手が不要となります。 ③養育費保証 ひとり親世帯への養育費未払いに対する養育費保証サービスを提供しております。養育費受取者の保証料負担により、養育費支払者から養育費受取者への養育費支払が滞った場合に、当社が代位弁済を行うことで、養育費未払によるひとり親世帯が養育費未払いによる経済的困難に陥らないよう取り組んでおります。 (2) 不動産関連事業 あすみらい株式会社(連結子会社)において、不動産関連事業を行っております。日本国内で住居を探す外国籍の方々に対する賃貸仲介業務ならびに不動産オーナーからの賃貸管理を受託する賃貸管理業務及び不動産賃貸業務を行っており、海外投資家による日本国内への不動産投資の仲介も行っております。 (3) IT関連事業 株式会社エイビス(連結子会社)において、IT関連事業を行っております。環境検査システムの販売、ソフトウェアの受託開発、医療機関・介護施設向けシステムの販売などを事業として行っております。 (4) その他 報告セグメントに含まれない事業セグメントとして、ジェイリースフットボールクラブ株式会社(連結子会社)において、サッカーチームの運営事業を行っており、株式会社エイエフビイにおいて、総合広告事業を行っております。 当社グループの事業系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,059字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針、経営戦略等 当社グループは、「私たちは、社会の安定と発展に貢献する責任を自覚し、公正かつ誠実な企業活動を基盤とした創造的なサービスの提供を通して、全社員と私たちに関わる全ての人の幸せを追求します。」という企業理念を掲げております。 「誰もが自分の人生をまっとうできる社会をつくる」を未来ビジョンとして、市場の環境変化に対応する柔軟性と実行力を発揮し、様々な企業との提携等を通して各種サービスを充実させるとともに、家賃保証に留まらない金融インフラとして、企業価値を高めていくこととしております。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは、2027年3月期を最終年度とする中期経営計画を公表しておりますが、主力事業の堅調な拡大や、K-netのグループ化等により、2026年3月期に計画を1年前倒しで達成しております。 2027年3月期は、3ヶ年経営計画とは別に以下の数値目標を設定しております。 売上高 24,859百万円 営業利益 3,856百万円 営業利益率 15.5% (3)経営環境及び対処すべき課題 主力の家賃債務保証事業においては、賃貸借契約における家賃債務保証会社の利用率は増加傾向にありますが、企業間の競争が激しさを増しております。また、関連する賃貸不動産業界も含め、時代のニーズにあわせた様々な技術革新や新たなサービスの導入が進もうとしております。このような状況のもと、当社グループは「顧客に寄り添った対応」で培ってきた情報力・対応力を最大限に発揮することで深い信頼関係を築くとともに、人財・システム等への積極的な投資を行い、市場環境の変化や顧客ニーズにあわせて変化すること及び新たな事業展開を図ることによって継続的な事業拡大を目指しております。そのため次の項目を重点課題として取り組んでまいります。 ① 利益の拡大 a. 売上の拡大 既存店舗網を活用し、当社が培ってきた地域密着の強みを活かした営業展開を継続するとともに、首都圏での営業強化や新規出店による営業エリア拡大を図り、認知が拡大している事業用賃料保証においては、大型オフィスや商業施設にも積極展開してまいります。また、新規契約による受取保証料だけでなく、既存契約からの継続保証料や代位弁済手数料、収納代行手数料等の増加により、継続的な売上維持・拡大を図ってまいります。さらには、医療費保証やM&A等による新たな収益基盤の拡大も進めてまいります。 b. サービス開発 家賃債務保証業界においては、競争が激しさを増す中、関連する賃貸不動産業界も含め、時代のニーズにあわせた様々な技術革新や新たなサービスの導入も検討されて進んでおります。当社の市場シェア拡大のためには、これらの情報収集とニーズや環境変化への的確な対応を図ること、さらには先んじて対応することが重要であり、様々な業種とのコラボレーションも含め、既存の取引にとらわれない革新的サービスの開発と申込チャネルの拡大を図ってまいります。 c. コストの抑制 各種戦略投資を続ける中で、競争力を高めるためにも、与信審査の精度向上等による将来的な貸倒コストの抑制及びグループ各社における各種業務の効率化及び業務改革に取り組むことで、経費増加の抑制を図ってまいります。 d. システムの強化 サービスを安定的かつ柔軟に提供するため、システムの強化が経営上の最重要課題の一つであると認識しております。先々の業績拡大や事業展開を踏まえ、基幹システムの更改を進めており、抜本的な刷新を含めたシステムの強化を進めてまいります。 ② リスクコントロール a. 審査体制の強化 家賃債務保証事業において、保証契約の締結における与信精度の向上を図り、代位弁済立替金の発生を適切な水準に抑制することが、安定的な収益の確保に資すると考えております。これまで当社が蓄積してきた債権データや個人信用情報機関の信用情報の活用、AI分析を用いた与信審査モデルの高度化により、さらなる与信精度の向上を図ってまいります。 b. 債権管理体制の強化 家賃債務保証サービスは、賃料債務の不履行の都度、代位弁済を行うものであり、毎月相当額の立替えと回収が発生するため、資金管理面からも債権管理回収の状況を重要視しております。延滞が続く賃借人に対しては、生活の立て直しをともに考えるなど支払いに向けたサポートに努めております。よりサポートの必要な方に対しては「お客様生活支援室」による生活支援相談や行政サービス情報の提供等も行っております。また、代位弁済立替金の残高、回収状況等を定期的に把握するとともに、債権管理部門の人員体制の強化、ITシステムの活用、弁護士や司法書士との連携等によって総体的なリスクコントロールを図り、滞納債権の増加抑制に努めてまいります。 ③ 事業領域の拡大 当社グループの未来ビジョン「誰もが自分の人生をまっとうできる社会をつくる」ことを目指し、家賃債務保証事業だけでなく、既存事業のノウハウを活かした新サービスの開発、シナジーの高い企業等への資金投入やM&Aも含めた、事業領域の拡大を図ってまいります。 ④AI変革(AX) AIやデジタル技術を活用し、業務プロセスの改革、顧客への新しい価値を提供してまいります。これまでAI分析による審査ロジックの構築及び高度化を進めてまいりました。また、AIソリューション推進部を創設し、AIをはじめとする最新デジタル技術を活用した新規事業の企画・開発を進めるほか、2026年4月よりプロセス企画部を創設し、全社業務のプロセス可視化や自動化、データ分析の高度化への積極的な取り組み等により、業務改革を進めてまいります。また、グループ会社のエイビスとの連携をさらに強化し、ITリテラシーの向上も図ってまいります。 ⑤ 内部管理体制の強化 社会から信用・信頼され持続可能な企業経営を行うため、経営管理体制の充実、リスク管理体制並びにコンプライアンス体制の強化は重要な課題であると認識しております。内部監査部門による内部統制の有効性評価を適切に実施するとともに、経営陣や従業員に対する研修の実施、人財の確保、業務手順の運用徹底などを通じてグループ全体の内部管理体制の一層の強化に努めてまいります。 ⑥ 財務基盤の強化 継続的な成長のためには、安定した経営基盤・財務基盤が重要であると認識しております。市場シェアの拡大、良質な保証契約の拡大、AIの活用や業務効率化等、各種の施策による収益性の向上及びキャッシュ・フローの拡大を図るとともに、資金調達環境のさらなる安定化を図り、効率的な資本の活用及び強固な財務基盤の構築に努めてまいります。 ⑦ 人財育成・確保 上記の課題を達成するためには、優秀な人財の確保及び育成が最も重要と認識しております。当社グループ最大の資産は人財、との考えのもと、全社員によるリクルーティングをはじめ、当社グループの理念に共感する人財の採用を進めるとともに、役員を含めた管理職に対するマネジメント研修、階層別・職種別の社員教育や集合研修等を通じて理念経営を実践し、社会に貢献できる人財を育成し、当社グループの事業成長を図ってまいります。
事業等のリスク4,875字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。当社グループは、これらのリスクを十分に認識したうえで、発生を極力回避し、また発生した場合に迅速かつ的確な対応を行うための努力を継続してまいります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 Ⅰ 市場リスク (1) 賃貸不動産市場の動向について 当社グループの主力事業である家賃債務保証事業は、国内賃貸不動産市場の動向に影響を受けており、人口減少、少子高齢化の進展、経済状況の悪化等に伴い、賃貸不動産の空室率上昇や賃料水準の低下、居住形態の動向(持ち家率)の変化、貸家着工件数の減少による流動性の低下、また、オフィスや店舗などの開業や転居を控える状況等によって、賃貸不動産市況が低迷した場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 (2) 競合について 当社の属する家賃債務保証業界は、特に住居用賃料保証においては大小様々な競合他社が存在し、また、不動産管理会社による保証サービスの提供も行われているなど、競争激化による影響を受けやすい業界構造となっております。当社では、個人信用情報を利用した入居審査に加え、ノウハウ蓄積やAI分析による精度の高い与信審査、地域密着の営業体制のほか、子会社K-netとの一棟保証サービスの共同販売や、三菱地所グループのHOMETACTとの業務提携によるスマートホームサービスの販売代理などを通じ、不動産会社等との取引深耕を図っておりますが、今後他社による新商品や新たなサービスの提供、価格競争等により、当社の優位性が失われた場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 (3) 法的規制について ① 家賃債務保証業務に関する法規制 現時点において家賃債務保証業務を制限する直接的な法的規制は存在しておりませんが、当社は国土交通省監督の家賃債務保証業者登録制度に基づく登録を行っております。また、住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律(住宅セーフティネット法)等の一部を改正する法律案が2025年10月に施行され、家賃債務保証業者の認定制度創設に伴い、国土交通大臣の認定を受けております。この法改正により、住宅確保要配慮者の賃貸住宅ニーズに家賃債務保証会社として対応することが求められることから、当社グループの代位弁済立替金等に影響を与える可能性がありますが、一方で、保証ニーズ拡大も見込まれます。今後、既存法令の改正や新たな法的規制等によって、家賃債務保証業務に対する法的規制等が導入された場合には、当社の事業内容及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ② その他法令 不動産賃貸・仲介事業を行っている連結子会社のあすみらい株式会社は、宅地建物取引業法等の適用を受けており、また、IT関連事業を行っている連結子会社の株式会社エイビス、ジェイリースフットボールクラブ株式会社、株式会社エイエフビイならびに当社の医療費保証事業及び養育費保証事業においては、特段の法規制はありませんが、これら宅地建物取引業法やガイドライン等の規制が強化されたり、新たに法整備がなされた場合には、当社グループの業務活動及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (4) 協定代理店について 当社は、業務協定を締結している不動産事業者を介して、賃借人となる入居希望者との家賃債務保証委託契約を交わしており、当該契約に基づく保証料が当社の主な収入源となっております。当社は、取引している不動産事業者において特定の取引先に依存しておらず、その会社規模や取引数は様々でありますが、当該不動産事業者からの入居希望者の紹介が減少した場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 Ⅱ 成長阻害リスク (1) 人財の確保、育成について 当社グループは、様々な経営課題克服のため、優秀な人財を継続的に確保し育成していくことが重要な課題であると認識しております。今後も教育・研修制度の充実を図り、様々な市場ニーズへの対応や付加価値の高いサービスを提供していくために積極的な人財投資を行っていく方針でありますが、優秀な人財の流出や、計画通りに確保または育成できない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (2) 新規事業について 当社グループは、事業基盤の拡大と収益の安定化による継続的な成長を図るために、家賃債務保証業務等で培ったノウハウを活かし、関連・周辺事業及び海外への展開を図っております。新規事業展開にあたっては慎重な検討を重ねた上で取り組んでまいりますが、地政学リスクを含む新規事業を取り巻く環境の変化等により、当初の計画通りの成果が得られず、新規事業に対する投資の回収ができなかった場合、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 (3) コンプライアンスについて 当社グループは、コンプライアンスについて社内教育等により徹底しておりますが、当社グループ役職員によるコンプライアンス違反や不祥事等が発生した場合、当社グループの業務遂行及び信用に影響を与える可能性があります。 (4) 外部委託先について 当社は、家賃債務保証業務を含む様々な業務を外部委託しております。外部委託先の事業環境悪化等により外部委託先のサービス提供が困難になった場合等には、当社の業績に影響を与える可能性があります。 (5) 風評について 当社グループや当社グループが属する業界を対象として、その健全性等を懸念する否定的な内容の報道、インターネット等での書き込み等がなされ、または、競合他社における業界全体に影響を与えるような不祥事によって、業界の評判が悪化した場合には、当社グループの業務遂行及び信用に影響を与える可能性があります。 Ⅲ 財務リスク (1) 信用リスクについて ① 代位弁済について 当社の家賃債務保証業務は、賃借人(保証委託者)の家賃債務の保証をする業務であるため、賃借人の家賃不払い等の債務不履行が発生した際に賃貸人に対して代位弁済を行っております。 当社は、保証の受託審査に際しては、当社と業務協定を締結した不動産事業者を通じて保証委託申込を受け付け、各種社内情報に加え、個人信用情報機関の保有する借入、貸金延滞情報への照会を行うなど、賃借人及び対象賃貸不動産に関する定量情報と定性情報を総合的に勘案したうえで審査判断を行っております。また、AIを活用した分析に基づく審査モデルを構築しており、審査精度の向上に努めております。代位弁済立替金の管理回収については、初期発生債権、中長期債権に分類した上でそれぞれの担当部門を定め、各段階において賃借人の状況の早期把握と滞納解消に向けたきめ細やかな対応を行っております。 これら与信判断の適正化と代位弁済の回収の効率化等に努めることで代位弁済の管理を行っておりますが、経済環境や雇用環境が著しく悪化し、賃借人の家賃支払いに影響を及ぼす場合には、代位弁済の増加や、回収率の低下など、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 ② 貸倒引当金について 当社は、代位弁済立替金等について、当社の会計方針に基づき貸倒引当金を計上し、今後予想される貸倒れ等に備えておりますが、経済環境や雇用環境が著しく悪化し、実際の貸倒れが当該見積りを上回る場合や、貸倒引当金の算定方法、区分等を変更する必要が生じた場合は、貸倒引当金の追加計上等によって当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (2) 資金の流動性について 当社は、家賃債務保証業務において今後予想される代位弁済のために、十分な資金の流動性を維持する必要があります。 当社は、保証債務及び求償債権の管理を行い、家賃債務保証業務の代位弁済のための十分な資金を確保するとともに、金融機関との間で十分な借入枠を確保しておりますが、急激な経済状況の悪化等による代位弁済の急増、借入枠の維持・拡大が困難となった場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 (3) 繰延税金資産について 当社は、契約時に受領する保証料の会計処理として、契約時に売上計上する部分(信用補完相当分)と、保証期間にわたって按分して売上計上する部分(賃料保証相当分)に区分しておりますが、他方、税務上の処理においては、契約時に受領する保証料は全額当該事業年度の益金として計上していることから、その差額に対して繰延税金資産を計上しております。 当社は、将来の課税所得に関する予測に基づいて繰延税金資産を計上しておりますが、収益の悪化等により繰延税金資産の回収可能性に疑義が生じたり、将来的な会計基準の変更や法人税の税率変更等により、繰延税金資産を減額することとなった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (4) M&Aについて 当社は、企業買収(M&A)や資本提携による既存事業の強化や事業領域の拡大を戦略の一つとしております。M&Aを行う際には、対象企業の財務内容や契約関係等について、弁護士・税理士・公認会計士等の外部専門家の助言を含めたデューデリジェンスを実施すること等により、各種リスク低減に努めておりますが、買収・出資後において偶発債務の発生や未認識債務又は瑕疵等が判明したり、想定したシナジーや事業拡大等の効果が得られない可能性があることに加えて、子会社化後の業績悪化やのれんの償却又は減損、投資株式等の減損等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 Ⅳ システムリスク、災害リスク (1) 情報システムについて 当社グループは、業務管理のために情報システムを使用しており、適切な情報セキュリティの対策を講じておりますが、これらのシステムについて、ウイルス感染や外部からの不正アクセス、事故、災害又は人為的ミス等により、システムの安定稼働を妨げたり、機能に重大な障害が発生した場合には、当社グループの業務運営、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (2) 情報漏洩について 当社グループは、多くの個人情報を含むデータベースを管理しております。個人情報の取り扱いにおいては、社内規程に基づきファイル保管の厳重化、社内情報監視システムの導入、アクセス権限の制限等により適切に管理しております。また、当社はプライバシーマークの認証を取得更新しており、個人情報管理規程に基づき従業員の情報管理教育を徹底しておりますが、第三者によるデータベースへの侵入や役職員及び業務委託先による人為的ミスや事故等により、情報漏洩が発生した場合には、当社グループの信用が失墜し、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (3) 自然災害、感染症等について 台風・地震・洪水等の自然災害及び感染症拡大等による被害の発生は、大幅な入居需要の縮小とともに取引先である不動産事業者の営業体制に影響を及ぼし、被害の発生地域において、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社は、事業継続計画(BCP)を策定し、災害時の体制整備を行っておりますが、重大な被害を被った場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,491字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績の概要 当連結会計年度におけるわが国の経済環境は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により景気が緩やかに回復しているものの、欧米における高水準の金利継続や中東情勢の長期化、急激な円安進行が物価上昇圧力を高め、企業収益への下押しや家計負担等のリスクが顕在化しました。賃貸不動産業界におきましては、住宅価格の高騰による賃貸志向の向上なども相まって入居需要は底堅く、加えてオフィスやテナント等、事業用物件に対する賃料保証の利用が増加傾向にあります。このような環境の下、当社グループは、人的資本経営のもと、地域密着を基本とした顧客(不動産会社、賃貸人、賃借人)に寄り添った丁寧な対応を徹底し、与信審査及び債権管理の強化によるリスクコントロールを継続してまいりました。 また、当社は2025年4月に家賃債務保証業を行うK-net株式会社を100%子会社化し、2025年5月より連結の範囲に含めております。2025年5月には家賃債務保証業を行う株式会社Wellon Solutionsの株式を追加取得し、持分法適用関連会社といたしました。さらに、2025年7月に総合広告事業を行う株式会社エイエフビイを100%子会社化し、2025年9月より連結の範囲に含めております。 これらの結果、当連結会計年度の売上高は21,574,714千円(前年同期比24.9%増)、営業利益は3,624,049千円(前年同期比16.8%増)、経常利益は3,590,726千円(前年同期比15.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,470,944千円(前年同期比18.3%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、前連結会計年度との比較・分析は、変更後の区分に基づいております。 (保証関連事業) 売上面では、人財育成やアライアンスによる営業拡大に加え、市場規模の大きい首都圏での営業に一段と注力したことにより、住居用賃料保証及び事業用賃料保証が好調に推移いたしました。さらに、子会社化したK-net株式会社の売上も寄与いたしました。また、当社の強みである地域密着サービスの拡大のため、2025年6月に三重支店、9月に山形支店、2026年3月に青森支店、秋田支店を開設し、41都道府県体制となりました。経費面では、契約件数拡大に伴う貸倒関連費用の増加や、競争激化による不動産会社向け事務手数料(売上原価)の増加、M&Aによるのれん償却費が増加する中、与信審査及び債権管理等による適切なリスクコントロール及び業務効率化を継続的に推進いたしました。 医療費保証業務においては、全国の店舗ネットワークを活用した営業展開を開始するなど、引き続き販路拡大と営業強化に取り組み、新規取引が拡大いたしました。 これらの結果、当連結会計年度の保証関連事業の売上高は19,319,103千円(前年同期比26.7%増)、営業利益は3,535,230千円(前年同期比7.9%増)となりました。 (不動産関連事業) 不動産関連業務を行うあすみらい株式会社においては、国内外への不動産仲介・管理、不動産賃貸、買取再販、不動産投資支援を展開しており、今後の成長戦略として掲げる買取再販事業に注力したことから、販売用不動産が好調に推移し、大幅増収となりました。 これらの結果、当連結会計年度の不動産関連事業の売上高は690,203千円(前年同期比130.4%増)、営業利益は11,809千円(前年同期は営業損失38,257千円)となりました。 (IT関連事業) ソフトウェア開発等を行う株式会社エイビスにおいては、環境検査システムの開発販売をはじめとするITサービスを展開しており、ソフトウェア販売等が好調に推移しました。前期の単発大型発注の反動により減収となったものの、採算を重視し、利益率の高い案件を多く獲得したことにより大幅増益となりました。 これらの結果、当連結会計年度のIT関連事業の売上高は1,526,858千円(前年同期比17.4%減)、営業利益は92,696千円(前年同期比199.5%増)となりました。 (その他) その他においては、2025年4月に設立いたしましたジェイリースフットボールクラブ株式会社及び2025年7月に株式取得した株式会社エイエフビイで構成されており、売上高は323,116千円(前年同期比29,195.2%増)、営業損失は874千円(前年同期は営業損失141,076千円)となりました。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ① 生産実績 該当事項はありません。 ② 受注実績 該当事項はありません。 ③ 販売実績 本項目「(1)経営成績の概要」において示しております。 (2) 財政状態の概要 当連結会計年度末の総資産につきましては、前連結会計年度末比6,495,766千円増加し22,137,740千円となりました。これは主に、代位弁済立替金の増加1,704,668千円、子会社取得に伴うのれんの増加1,473,525千円、土地の増加637,456千円、繰延税金資産の増加605,802千円、未収保証料の増加546,467千円、収納代行立替金の増加433,937千円、現金及び預金の増加392,123千円、受取手形、売掛金及び契約資産の増加316,889千円、販売用不動産の増加179,785千円、投資有価証券の増加128,126千円、貸倒引当金の増加1,764,042千円によるものであります。 負債につきましては、前連結会計年度末比5,025,960千円増加し14,751,459千円となりました。これは主に、短期借入金の増加1,553,000千円、長期借入金の増加1,226,933千円、前受金の増加1,016,465千円、1年内返済予定の長期借入金の増加305,793千円、買掛金の増加198,611千円、未払金の増加193,435千円によるものであります。 純資産につきましては、前連結会計年度末比1,469,806千円増加し7,386,281千円となりました。これは主に利益剰余金の増加1,614,444千円、株式給付信託(BBT)の追加拠出に伴う自己株式の増加144,628千円によるものであります。 これらにより、自己資本比率は前連結会計年度末比4.4ポイント減少し33.4%となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比386,123千円増加し、2,737,286千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による収入は、940,291千円(前連結会計年度は2,061,149千円の収入)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益3,587,515千円、貸倒引当金の増加1,009,887千円、前受金の増加543,069千円、のれん償却額222,562千円、減価償却費222,425千円、代位弁済立替金の増加1,718,508千円、法人税等の支払額1,562,962千円、売上債権の増加713,537千円、収納代行立替金の増加433,937千円、棚卸資産の増加193,093千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による支出は、1,580,190千円(前連結会計年度は1,283,602千円の支出)となりました。主な要因は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入189,242千円、保険積立金の解約による収入185,859千円、大分本社建設用地の取得等の有形固定資産の取得による支出872,310千円、貸付けによる支出799,167千円、関係会社株式の取得による支出143,120千円、ソフトウェア等の無形固定資産の取得による支出142,909千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による収入は、1,026,022千円(前連結会計年度は135,192千円の収入)となりました。主な要因は、子会社株式取得に伴う長期借入れによる収入1,800,000千円、短期借入金の増加1,543,000千円、長期借入金の返済による支出1,237,619千円、配当金の支払額856,500千円、株式給付信託(BBT)の追加拠出に伴う自己株式の取得による支出144,628千円によるものであります。 当社グループの主な資金需要は、保証関連事業における代位弁済立替金及び収納代行立替金を含む運転資金、システム投資等の事業基盤強化、M&A及び資本業務提携等による事業拡大に向けた投資資金であります。 これらの資金需要については、営業活動により獲得したキャッシュ・フロー、手元資金及び金融機関からの借入等により賄うことを基本方針としております。また、子会社株式取得に伴う長期借入金及び短期借入金の増加等により、必要な資金を調達しております。 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は2,737,286千円であり、主要取引金融機関との安定的な取引関係も維持していることから、当面の事業運営及び短期的な資金需要に対応するために必要な流動性は確保されているものと認識しております。 今後も、代位弁済立替金及び収納代行立替金の発生・回収状況、成長投資の機会、借入金の返済予定並びに財務健全性を踏まえ、適切な資金管理及び機動的な資金調達を行ってまいります。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり、資産・負債の残高及び収益・費用の金額に影響を与える会計上の見積りは、過去の実績や現在の状況ならびに入手可能な情報に応じて、合理的と考えられる見積り及び判断を行っておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 a. 貸倒引当金 当社グループは、債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権及び破産更生債権等については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。なお、債権の分類については、債務者毎の延滞期間に基づいて、一般債権、貸倒懸念債権及び破産更生債権等に分類しております。 その見積りの前提とした条件や仮定について変更が生じた場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する貸倒引当金の金額に重要な影響を与える可能性があります。 b. 保証料売上 当社グループは、保証料売上については、「信用補完相当分」を保証契約締結時に、「家賃債務保証相当分」を過去の平均保証期間により均等按分し、収益計上しております。ただし、保証期間の定めのある保証料については、当該期間に基づき収益計上しております。 その見積りの前提とした条件や仮定について変更が生じた場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する保証料売上の金額に重要な影響を与える可能性があります。 c. 繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産の回収可能性について、将来の税金負担額を軽減する効果を有するかどうかで判断しております。当該判断は、収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性、タックス・プランニングに基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性及び将来加算一時差異の十分性のいずれかを満たしているかどうかにより判断しております。 その見積りの前提とした条件や仮定について変更が生じた場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能性があります。 d. 固定資産の減損 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。 その見積りの前提とした条件や仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において追加の減損損失(特別損失)が発生する可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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