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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

岩手銀行

The Bank of Iwate,Ltd.8345 · Prime · 銀行業

岩手県を地盤とする地方銀行。銀行業務を中核にリース・クレジット・信用保証等を展開。

概要

1932年に岩手殖産銀行として設立された岩手銀行は、岩手県を地盤とする地方銀行である。預金・貸出・為替を中心に、リース、クレジットカード、信用保証などの金融サービスをグループで提供する。2026年3月期の経常収益は775億円、連結純利益は89億円、預金等残高は3兆4,556億円、貸出金残高は2兆3,141億円を計上し、県内最大の金融機関として地域密着型の営業を展開している。

銀行業を中核とするグループの事業構成

岩手銀行の事業は銀行業を中心に、リース業、クレジットカード業・信用保証業、その他金融サービス(コンサルティング・地域商社・投資業務等)で構成される。銀行業では本支店・出張所110店舗を通じて預金、貸出、内国為替、外国為替、有価証券投資、信託、社債受託等を提供する。連結子会社7社を持ち、いわぎんリース株式会社(リース)、株式会社いわぎんディーシーカード・株式会社いわぎんクレジットサービス(カード・保証)、いわぎんリサーチ&コンサルティング(コンサル)、manordaいわて(地域商社)、いわぎん未来投資・いわぎん事業創造キャピタル(投資)がそれぞれの機能を担う。これらのグループ会社との連携により、金融と非金融の両面から地域課題の解決を目指している。

岩手県内に集中した店舗網と預貸金基盤

店舗は岩手県内に110カ店(うち出張所2カ店)を配置し、県内全域をカバーする。2026年3月末の預金等残高(連結)は3兆4,556億円で、個人預金2兆2,595億円、法人預金7,040億円、公金預金4,823億円と安定的な資金調達基盤を持つ。貸出金残高は2兆3,141億円で、法人向け1兆3,563億円(うち中小企業向け8,538億円)、個人向け5,630億円、地方公共団体向け4,044億円と、企業・個人・公共セクターに幅広く融資を行っている。預り資産残高は4,216億円(保険2,759億円、投資信託1,005億円、公共債451億円)に達し、資産運用提案も強化している。

業績の推移と収益構造の変化

経常収益(売上高に相当)は2013年3月期の452億円から緩やかに増加し、2025年3月期には492億円、2026年3月期には775億円に急伸した。これは貸出金利息や有価証券利息配当金の増加に加え、株式等売却益の増加が寄与した。経常利益は128億円、親会社株主に帰属する当期純利益は89億円で、前年度からそれぞれ31億円、19億円の増益。2024年3月のマイナス金利政策解除後、「金利ある環境」への移行が収益押し上げ要因となった。一方で、預金獲得競争の激化や物価上昇、人手不足などのリスクにも直面しており、経費削減と収益多様化が課題となっている。

長期ビジョンと第22次中期経営計画

2023年4月から2033年3月までの10年間の長期ビジョンとして「お客さまの課題解決と地域社会の持続的成長を牽引する価値共創カンパニー」を掲げる。第1フェーズ(2023-2026年)では中小企業向け貸出強化、事業承継・M&A支援、ICTコンサルティング、再生可能エネルギー事業参入などを進め、連結ROE4.7%、自己資本比率11.17%を達成した。第2フェーズ(2026-2029年)の「第22次中期経営計画」では、インフレ時代への適応を軸に「攻め」と「守り」の両立を図り、長期財務目標を連結当期純利益180億円以上、ROE7.5%以上に引き上げた。大和証券との包括業務提携も2026年4月から開始している。

業界の中での役割は地方銀行グループ(銀行・リース・クレジット・信用保証)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
775億円
経常利益
129億円
利益率
16.6%
純利益
89億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01銀行業主力

岩手銀行が110店舗で預金、貸出、内国為替、外国為替、有価証券投資、信託、社債受託等の銀行業務を提供。グループの中核事業。

主な製品・サービス4
預金業務
個人・法人向け預金、定期預金等の金融商品を提供。
貸出業務
企業向け融資、個人向け住宅ローン・カードローン等を提供。
為替業務
国内・外国為替取引、送金、貿易決済等のサービスを提供。
信託業務
遺言信託、財産管理、年金信託等の信託商品を提供。

02リース業準主力

連結子会社がリース業務を提供。企業向け設備・機械等のリースを中心に展開。

03クレジットカード業・信用保証業準主力

連結子会社がクレジットカード業務および信用保証業務を提供。個人向けカード発行、ローン保証等。

04その他金融サービス副次

連結子会社がコンサルティング業務、地域商社業務、投資業務等を展開。グループの多様なニーズに対応。

製品と技術

預金・貸出・為替の銀行基本業務

岩手銀行の核心業務は預金業務、貸出業務、内国為替・外国為替業務である。預金は個人向け普通預金・定期預金、法人預金、公金預金を扱い、110店舗のネットワークで县域の資金を吸収する。貸出は法人向け事業資金・設備資金、個人向け住宅ローン・カードローン、地方公共団体向け貸出を主力とする。2026年3月期の貸出金残高は2兆3,141億円、うち中小企業向けが8,538億円と約37%を占める。外国為替では輸出入手形の買取・取立、送金、貿易決済などを提供し、地域企業の国際取引を支援している。

信託業務と有価証券投資の収益源

1988年6月に担保附社債信託業務の免許を取得し、信託業務を開始。現在は遺言信託、財産管理、年金信託などの商品を提供する。有価証券投資では国債、地方債、社債、株式、投資信託をポートフォリオとして保有し、2026年3月末の有価証券残高は1兆1,327億円。金利上昇局面を踏まえ、短中期債への入れ替えや株式の積み上げを進め、安定した収益源としている。投資信託・公共債の窓口販売も行い、預り資産残高は4,216億円に達する。

リース・クレジットカード・信用保証のグループ事業

連結子会社を通じて、銀行業務以外の金融サービスを展開する。いわぎんリース株式会社は企業向け設備・機械リースを中心に、リース業務を提供。株式会社いわぎんディーシーカードはクレジットカード業務を、株式会社いわぎんクレジットサービスはローン保証等の信用保証業務を担う。これら子会社は銀行の顧客基盤を活用し、法人と個人の多様なニーズに対応している。さらに、いわぎん未来投資といわぎん事業創造キャピタルは投資業務、いわぎんリサーチ&コンサルティングはコンサルティング業務、manordaいわては地域商社業務を展開し、グループ全体でワンストップ金融を目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

銀行業のなかでの位置

地銀で堅実経営、収益力で課題

当社は岩手県を地盤とする地方銀行。同業のいよぎんHDやしずおかFGと比べ規模は小さいが、地域密着型で安定した預金基盤を持つ。2026/3期の経常収益は775億円と増収見込みだが、収益性は低く、コア業務純益は伸び悩み。人口減少で貸出需要鈍化が懸念。

強み

  • 岩手県内の個人・中小企業に強固なネットワーク
  • 地元からの預金シェア高く、安定的な資金調達
  • 自治体や公的機関との取引で収益安定化
  • 不良債権比率が低く、自己資本は十分

課題

  • 地域人口減少で貸出需要が減少し収益圧迫
  • 利ざや縮小で本業の収益力が低い
  • フィンテック対応や業務効率化が他行に劣る

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

銀行の時価総額近傍。太字が岩手銀行

時価総額で並べると、掲載10社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18338筑波銀行614億円9.3倍
27322三十三フィナンシャルグループ559億円18.0倍
38558東和銀行519億円
47173東京きらぼしフィナンシャルグループ516億円13.1倍
58713フィデアホールディングス506億円12.2倍
68345岩手銀行461億円19.3倍
78392大分銀行459億円21.1倍
88393宮崎銀行438億円15.3倍
98364清水銀行367億円17.8倍
107187ジェイリース241億円9.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(銀行)に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

金融恐慌後の県主導で設立された1932年

昭和初期の金融恐慌により岩手県内の金融機関が破綻したことから、県当局の主導により1932年5月、岩手殖産銀行として設立された。資本金210万円、本店を盛岡市に置き、地域金融の再建を目的とした。設立当時は殖産銀行としての性格が強く、産業開発資金の融通を担った。その後、1941年8月に陸中銀行を、1943年8月に岩手貯蓄銀行を吸収合併し、県内の金融統合が進められた。

岩手銀行への改称と上場までの歩み

1960年1月に行名を岩手銀行に改称。1962年9月には外国為替業務の認可を取得し、国際業務への足がかりを築いた。1972年4月に子会社「イワギンコンピュータサービス」(現いわぎんリース)を設立し、業務の多角化を開始。1973年4月に東京証券取引所市場第2部へ上場し、1974年2月には市場第1部に指定された。1977年5月には全店総合オンラインシステムを完成させ、業務の効率化を進めた。

金融自由化時代の業務拡大とシステム更新

1980年代に入り、1983年4月に長期国債窓口販売、1985年6月に公共債ディーリング業務、1986年6月にフルディーリング業務を開始。1985年10月には海外コルレス業務を開始し、国際金融への対応を強化した。1989年にはクレジットカード子会社(いわぎんディーシーカード、いわぎんクレジットサービス)を設立。1992年5月には第3次オンラインシステムを稼働させ、1993年10月には釜石信用金庫から営業を譲り受けるなど店舗網を拡充した。

2001年の大規模な業務再編とシステム共同化

2001年4月、岩手銀行は損害保険・生命保険の窓口販売、証券仲介業務を開始するとともに、勘定系システムをNTTデータ地銀共同センターへ移行した。同時に、いわぎん事業創造キャピタル、いわぎんコンサルティング(現いわぎんリサーチ&コンサルティング)、manordaいわてを設立し、グループ体制を再構築。いわぎんビジネスサービスを清算するなど、経営資源の選択と集中を図った。また、大和証券との包括的業務提携契約を締結し、証券業務の連携を開始した。

長期ビジョン策定とプライム市場移行の2020年代

2023年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い市場第一部からプライム市場へ移行。同年、10年間の長期ビジョンを策定し、「エリアプラットフォーマー」を標榜した。2024年3月のマイナス金利解除後は金利上昇局面に対応し、2025年度には連結当期純利益89億円を達成。2026年4月からは第22次中期経営計画を開始し、長期目標を連結当期純利益180億円以上に設定した。店舗数は2026年3月末時点で110カ店を維持している。

年表28件を開く

1930年代

  • 1932年5月創業昭和初期の金融恐慌により破綻を来した県内金融の途を再建すべく、岩手県当局主導の下に岩手殖産銀行として設立(資本金210万円、本店 岩手県盛岡市)

1940年代

  • 1941年8月M&A陸中銀行を吸収合併
  • 1943年8月M&A岩手貯蓄銀行を吸収合併

1960年代

  • 1960年1月岩手銀行と行名改称
  • 1962年9月外国為替業務取扱認可

1970年代

  • 1972年4月イワギンコンピュータサービス株式会社(現社名・いわぎんリース株式会社)を設立(連結子会社)
  • 1973年4月上場東京証券取引所市場第2部へ上場
  • 1974年2月東京証券取引所市場第1部に指定
  • 1977年5月全店総合オンラインシステム完成
  • 1979年9月創業いわぎんビジネスサービス株式会社を設立

1980年代

  • 1980年7月第2次オンラインシステム完成
  • 1983年4月長期国債窓口販売を開始
  • 1983年11月本店を盛岡市中央通一丁目に新築移転
  • 1985年6月公共債ディーリング業務開始
  • 1985年10月海外コルレス業務取扱開始
  • 1986年6月公共債フルディーリング業務開始
  • 1987年2月地域CDオンライン業務提携開始
  • 1988年6月担保附社債信託業務の営業免許取得
  • 1989年1月コルレス包括承認銀行の資格取得
  • 1989年8月株式会社いわぎんディーシーカード及び株式会社いわぎんクレジットサービスを設立(連結子会社)

1990年代

  • 1992年5月第3次オンラインシステムスタート
  • 1993年10月釜石信用金庫の営業譲り受け
  • 1993年12月香港駐在員事務所開設
  • 1998年12月証券投資信託窓口販売業務取扱開始
  • 1999年6月信託代理店業務取扱開始
  • 1999年7月香港駐在員事務所廃止

2000年代

  • 2001年4月損害保険窓口販売業務取扱開始 生命保険窓口販売業務取扱開始 証券仲介業務取扱開始 勘定系システムをNTTデータ地銀共同センターへ移行 いわぎん事業創造キャピタル株式会社を設立(連結子会社)いわぎんコンサルティング株式会社(現社名・いわぎんリサーチ&コンサルティング株式会社)及びmanordaいわて株式会社を設立(連結子会社)いわぎんビジネスサービス株式会社を清算 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行 いわぎん未来投資株式会社を設立(連結子会社)大和証券株式会社との包括的業務提携契約に基づく業務開始

2020年代

  • 2026年3月(2026年3月31日現在 店舗数 110カ店 うち出張所2カ店)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結ROE(東証基準)2028年度まで6%以上
  • 連結当期純利益2028年度まで130億円以上
  • 単体OHR2028年度まで50%台半ば
  • ROA(コア業務純益ベース)2028年度まで0.5%以上
  • ROA(連結経常利益ベース)2028年度まで0.4%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業ポートフォリオの変革

    金利ビジネスを基軸にリスクアセットを積み上げ地域シェアを拡大し、前中期で参入した事業の収益化や新事業のビジネスモデル化を進めるとともに、将来世代へのブランド浸透と世代に応じた最適な金融サービスを提供する。

  2. 02

    地域の成長力の引き上げ

    エリアプラットフォームの中核として、当行グループの人材・ノウハウ・ネットワークを活用し、地域の「稼ぐ力」と「成長力」を引き上げることで地域に新たな価値を創出・提供する。

  3. 03

    組織の強靭化

    全職員が働きがいを持ち続けるエンゲージメントの高い組織づくり、高い生産性と資源の合理的配分による変化対応力の向上、複雑化するリスク低減と安全・安心な金融機能の提供を図る。

  4. 04

    コアビジネスの深化

    法人ビジネス強化、預金・リテール戦略、有価証券ポートフォリオ再構築、資産形成ビジネス拡大、B/Sマネジメント・ALM高度化など、基盤となる金融事業をより深く掘り下げる。

  5. 05

    地域共創と事業領域の拡大

    地域共創ビジネスの創出や営業店主導の取り組み、サステナビリティ推進に加え、既参入事業の収益化、課題解決起点の新事業モデル化、投資事業領域の拡大を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,365人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は711万円で、9期前と比べて+8.6%平均年齢は40.5歳、平均勤続年数は18.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2017年3月1,603
2018年3月1,596
2019年3月65438.415.51,565
2020年3月64838.815.91,540
2021年3月63838.915.91,518
2022年3月62939.316.21,495
2023年3月63339.816.71,391
2024年3月66140.116.91,366
2025年3月69340.318.11,357
2026年3月71140.518.11,365

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)46.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
銀行業 — 岩手県7,728百万円
〃 — 岩手県 盛岡市2,893百万円
〃 — 岩手県 盛岡市他795百万円
〃 — 宮城県652百万円
〃 — 青森県439百万円
その他 — 岩手県 久慈市291百万円
〃 — 東京都14百万円
〃 — 秋田県10百万円
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    いわぎんリース 株式会社
    盛岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社いわぎん ディーシーカード
    盛岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社いわぎん クレジットサービス
    盛岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    いわぎんリサーチ& コンサルティング 株式会社
    盛岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    manorda いわて株式会社
    盛岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    いわぎん未来投資 株式会社
    盛岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    いわぎん事業創造 キャピタル株式会社
    盛岡市 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    復興特区利子補給金
    復興庁 · 2020-03-09
    1,206万円
  • 補助金
    復興特区利子補給金
    復興庁 · 2020-09-14
    1,091万円
  • 補助金
    復興特区利子補給金
    復興庁 · 2021-03-23
    998万円
  • 補助金
    令和3年度地域雇用創造利子補給金(戦略産業雇用創造プロジェクト)
    厚生労働省 · 2021-07-05
    476万円
  • 補助金
    復興特区利子補給金
    復興庁 · 2021-09-21
    417万円
  • 補助金
    令和4年度地域雇用創造利子補給金(戦略産業雇用創造プロジェクト)
    厚生労働省 · 2022-06-14
    414万円
  • 補助金
    令和5年度地域雇用創造利子補給金(戦略産業雇用創造プロジェクト)
    厚生労働省 · 2023-05-23
    351万円
  • 補助金
    令和3年度地域雇用創造利子補給金(地域活性化雇用創造プロジェクト)
    厚生労働省 · 2021-07-28
    295万円
  • 補助金
    令和4年度地域雇用創造利子補給金(地域活性化雇用創造プロジェクト)
    厚生労働省 · 2022-07-26
    272万円
  • 補助金
    令和3年度地域雇用創造利子補給金(戦略産業雇用創造プロジェクト)
    厚生労働省 · 2021-07-05
    173万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は775億円経常利益129億円前期と比べると増収増益で、売上が+57.5%、利益が+31.6%。

売上高
+57.5%
775億円
経常利益
+31.6%
129億円
純利益
+27.1%
89億円
利益率
16.6%
前期比 -3.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高775億円
純利益100億円89億円
1株あたり配当¥58¥58

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、経常収益は185億円。前年の2024年1Qと比べると、経常収益は+72.9%。

対象期間経常収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1002
2024年1Q10711
2024年2Q10816
2024年3Q1077
2024年4Q1178
2025年2Q23731
2025年4Q25539
2026年2Q32044
2026年4Q45545
2027年1Q18535

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、経常収益は452億円から775億円へ1.7倍に増えた。経常利益率は25.4%から16.6%になった。経常収益は2期、純利益は2期の連続増加。

決算期経常収益億円経常利益億円経常利益率%純利益億円
2013年3月45211525.464
2014年3月46412927.877
2015年3月44411225.274
2016年3月46511224.171
2017年3月4597917.2102
2018年3月4728317.655
2019年3月4856313.042
2020年3月4525311.738
2021年3月4536213.729
2022年3月4437817.641
2023年3月4766513.754
2024年3月4397015.942
2025年3月4929819.970
2026年3月77512916.689

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。この会社の連結損益計算書には営業利益の段がないため、経常利益を利益として並べています。

利益の構造

2026年3月期

経常収益775億円のうち、経常利益として残るのは129億円16.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は89億円、売上の11.5%にあたる。

経常収益を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金83.4%646億円
  • 経常利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.6%129億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

経常利益率
16.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.0pt
11.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.2pt
4.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが226億円、投資CFが497億円で、差し引きのフリーCFは723億円期末の手元現金は3,876億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2013年3月2,497−1,128−1173,568
2014年3月516−1,232552,908
2015年3月−347−21−162,525
2016年3月446572−183,525
2017年3月1,206−348−1174,266
2018年3月−560395−164,085
2019年3月−730705−1283,933
2020年3月−199−12−253,698
2021年3月2,400277−126,363
2022年3月432226−167,006
2023年3月−1,117589−176,461
2024年3月−339−470−235,629
2025年3月−1,524−908−163,180
2026年3月226497−273,876

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は3.9兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1,948億円で、自己資本比率は4.9%(業種中央値4.9%より厚い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債兆円自己資本比率%
2013年3月3.511,6803.344.7
2014年3月3.521,7063.354.8
2015年3月3.551,9273.355.4
2016年3月3.511,9313.325.4
2017年3月3.551,9833.355.5
2018年3月3.562,0343.355.7
2019年3月3.512,0093.315.7
2020年3月3.491,8753.305.3
2021年3月3.842,0163.645.2
2022年3月3.921,9363.734.9
2023年3月3.821,8523.634.8
2024年3月3.931,9943.735.0
2025年3月3.801,8473.624.8
2026年3月3.911,9483.724.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
利益剰余金
1,792億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
3.7兆円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

銀行業 79社との比較

同じ銀行業の企業と並べると、いちばん上に来るのは経常収益成長率79社中3位あたり、逆に低いのはROE79社中62位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.7%/中央値 5.9%
P25 4.8%P75 8.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
4.9%/中央値 4.9%
P25 3.9%P75 5.6%
経常収益成長率上位前期からの売上の伸び
57.5%/中央値 21.1%
P25 15.1%P75 26.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 2.3%
P25 1.8%P75 2.7%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,493で、1年前と比べて+175.4%過去52週の値幅のなかでは94%の位置にある。

¥2,493-1.8%1ヶ月+12.3%1年+175.4%時価総額461億円
過去52週の値幅
安値¥915高値¥2,600

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.3倍
PER (会社予想)17.2倍
PBR0.86倍
配当利回り2.33%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月後半から上昇基調を強め、8月6日には2404円と52週高値2406円にほぼ到達した。1か月で11.24%上昇、年初来で185%超高。25日線(2184円)を10%上回り、75日線(2031円)からは18%乖離。出来高も7月29日に41万株、30日に53万株と急増し、上昇を伴った。RSIは61.62と過熱寸前。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

銀行業のためPBR0.83倍は1倍未満で常態的な水準。PER18.61倍は業界平均16.54倍をやや上回り、PBRも平均0.94倍を下回るが乖離は小さい。ROE4.7%は低めだが、配当利回り2.41%は平均2.37%とほぼ同等。経常収益は増加傾向で、純利益も拡大しており、業績改善が進む。割安とは言えないが、過大評価でもなく、ほぼ妥当な水準。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.3倍17.5倍
PER (予想)17.2倍
PBR0.86倍1.01倍
ROE4.7%6.1%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、地域経済の動向と金利環境の変化が収益に与える影響に集約されます。強気派は、今後の金利上昇による貸出金利の改善や、地域の事業承継・再生可能エネルギー関連など新規需要の取り込みに期待します。実際、2026年3月期の経常収益は前期比で大幅に増加する見込みです。一方、弱気派は、人口減少と企業の県外流出による貸出先の減少、低金利環境の長期化による利ざやの縮小、そして地元経済の地盤沈下を懸念します。また、PBRは0.8倍台と低く、収益力の改善が見られなければ資本効率の改善圧力が高まる可能性も指摘されます。

プラスに働く材料7
  • 金利上昇で利ざや改善

    2026年3月期の収益は前期比大幅増の775億円と予想され、金利上昇の恩恵が期待される。

  • 地域密着で安定収益

    岩手県内の顧客基盤が堅固で、貸出残高は安定的に推移している。

  • 株価は年初来大幅上昇

    1年間で株価は185.6%上昇し、市場の期待の高さがうかがえる。

  • 2026/3期売上高775億円の大幅増収決算発表後影響

    前期492億円から283億円増(57%増)。収益拡大で純利益89億円予想の上振れ余地も。

  • PBR0.83倍から1倍回復への期待継続影響

    ROE改善でPBR1倍到達なら株価は約2,880円。現在の2,404円から約20%上昇。

  • 外国人持ち株比率13.86%の上昇余地不定影響

    外国人保有13.86%は低位。上昇すれば流動性が高まり需給が上向く。

  • 増配による利回り改善次回株主総会影響

    純利益89億円予想から増配されれば、現在の配当利回り2.41%を上回る。

マイナスに働く材料7
  • 人口減少で融資先縮小

    岩手県の人口減少が続き、企業の県外流出もあり貸出機会が減少する。

  • 低金利で収益性低下

    歴史的な低金利が続けば利ざやが縮小し、本業の収益力が低下する。

  • PBR低く資本効率課題

    PBRは0.83倍と1倍未満であり、株主資本の効率的活用が課題。

  • 増収にもかかわらず純利益率が低下通年影響

    前期純利益率14.2%に対し今期予想11.5%。増収の割に最終利益の拡大が鈍い。

  • 株価1年+185.64%の過熱感不定影響

    急騰後の利益確定売りが膨らむと、PER18.61倍から調整が始まる。

  • ROE4.7%の低水準継続影響

    自己資本利益率が4.7%と低く、PBR0.83倍の水準では資本効率改善が乏しい。

  • 金利上昇の遅れで収益計画が下振れ金融政策次第影響

    追加利上げがなければ売上高775億円の計画達成が難しくなる。

次の決算で確かめる点
貸出金利回り
金利上昇局面での収益改善の度合いを測る重要な指標。
預貸率
預金に対する貸出の比率が高まれば収益機会が増える。
不良債権比率
地元企業の業績悪化を反映し、信用コストの増加リスクを監視。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり58で、前期から+66.4%いまの株価に対する利回りは2.33%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥58
1株あたり
配当利回り
2.33%
いまの株価に対して
配当性向
39.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1822.3
2018年3月180.022.9
2019年3月180.028.1
2020年3月180.032.7
2021年3月15−14.341.7
2022年3月2033.328.4
2023年3月2312.530.6
2024年3月20−11.133.8
2025年3月3156.331.2
2026年3月5266.439.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥58

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ8,948人。区分でいちばん多いのは個人・その他37.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.4%を占め、残る55.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他28.232.137.137.038.137.9
金融機関30.228.326.423.924.621.0
事業法人12.013.613.416.016.115.8
外国法人21.117.413.212.311.313.8
政府・自治体7.67.67.67.67.67.6
自己株式4.96.46.26.15.85.7
証券会社0.91.02.43.12.33.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.78
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.00
03QRファンド投資事業有限責任組合3.76
04岩手県企業局3.31
05岩手銀行行員持株会3.19
06岩手県3.12
07株式会社十文字チキンカンパニー2.49
08BNYMSANV RE BNYMIL RE WS ZENNOR JAPAN EQUITY INCOME FUND (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.42
09明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)1.82
10野村證券株式会社1.70

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-06-05
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    2.83%
    +0.40pt
  • 2026-04-22
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    2.43%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−63%、1株純資産は14期で−69%。直近期のROEは4.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月3499,1494.110.918.7
2014年3月4299,6034.611.614.1
2015年3月41410,8464.112.615.7
2016年3月40010,8673.710.217.6
2017年3月56811,0755.28.322.3
2018年3月30911,3462.813.622.9
2019年3月23411,2052.114.028.1
2020年3月21210,6441.912.632.7
2021年3月16511,4461.514.541.7
2022年3月592,7922.17.828.4
2023年3月782,6662.86.830.6
2024年3月612,9182.210.533.8
2025年3月1022,6833.67.831.2
2026年3月1292,8204.712.339.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額227百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
岩山徹取締役頭取(代表取締役)6011,400
石川健正取締役専務執行役員656,800
岸真英取締役常務執行役員623,600
菊地文彦取締役常務執行役員605,100
菅原和宏取締役常務執行役員594,600
宮野谷篤取締役67500
髙橋豊取締役78600
阿部俊徳取締役68500
松本真一取締役 監査等委員591,400
菅原悦子取締役 監査等委員73
渡辺正和取締役 監査等委員571,400
前田千香子取締役 監査等委員60
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢保有株数
小原透取締役常務執行役員581,600
松澤一美取締役 監査等委員59

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7123272918026
社外取締役627275
取締役(社内)1202020

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容555字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当行及び当行の関係会社は、当行、連結子会社7社、持分法非適用の非連結子会社6社で構成され、銀行業務を中心に、リース業務、クレジットカード業務、信用保証業務などの金融サービスに係る事業を行っております。 当行及び当行の関係会社の事業に係わる位置づけは次のとおりであります。以下に示す区分は、セグメントの区分と同一であります。 〔銀行業〕 当行の本支店及び出張所110カ店においては、預金業務、貸出業務、内国為替業務、外国為替業務、商品有価証券売買業務、有価証券投資業務、信託業務、社債受託及び登録業務、その他附帯業務等を行い、グループの中心的業務と位置づけております。 〔リース業〕 連結子会社1社において、リース業務等を行っております。 〔クレジットカード業・信用保証業〕 連結子会社2社において、クレジットカード業務、信用保証業務等を行っております。 〔その他〕 連結子会社1社において、コンサルティング業務等を行っております。 連結子会社1社において、地域商社業務等を行っております。 連結子会社2社において、投資業務等を行っております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注) 持分法非適用の非連結子会社6社は、上記事業系統図に含めておりません。
経営方針・対処すべき課題3,694字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当行グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当行グループが判断したものであります。 (1)経営方針 ① 経営理念 当行グループは、経営理念に「地域社会の発展に貢献する」「健全経営に徹する」を掲げ、地域のリーディングカンパニーとして地域社会の発展に持続的に貢献するとともに、役職員一人ひとりが当行グループで働くことに誇りを持てる職場であり続けることを目指しております。 この経営理念のもと、ステークホルダーおよび市場からの信頼をより確かなものとすべく、環境変化の激しい時代においても失敗を恐れず挑戦し、いかなる環境下においても地域を支え続けることのできる強固な経営基盤の確立に取り組んでおります。 ② 長期ビジョン 当行グループは、2023年4月から2033年3月までの10年間における長期ビジョンとして、「お客さまの課題解決と地域社会の持続的成長を牽引する価値共創カンパニー」を掲げております。この長期ビジョンのもと、当行グループの全機能・リソースを結集し、金融・非金融の両面から地域課題を解決する「エリアプラットフォーマー」として、お客さま・地域の資金調達、成長支援、資産形成支援、官民連携による社会基盤の構築等をワンストップで支えることを目指しております。 (2)前中期経営計画(第21次中期経営計画)の総括 長期ビジョンの実現に向けた第1フェーズである前中期経営計画(2023年4月~2026年3月)では、「金融サービス領域の深化」と「新たな事業領域への挑戦」をテーマに、各種施策を展開してまいりました。 当該期間においては、中小企業向け貸出の強化、事業承継・М&A支援、ICTコンサルティング、データ利活用の推進、大和証券株式会社との協業に向けた体制整備などを通じて、ソーシャルソリューションビジネスの高度化を図りました。また、再生可能エネルギー事業への参入や、CVCファンド・事業承継ファンドの創設などにより、新たな事業領域への展開を進めました。 加えて、有価証券ポートフォリオの再構築、地域統括型店舗運営体制への移行、生成AIの導入等による生産性向上、金融犯罪対策やサイバーセキュリティ対応の強化などに取り組み、経営基盤の強化を図りました。 さらに、新人事制度の導入や人的資本への積極的な投資を行い、多様な人材が働きがいを持ち続ける組織づくりを進めました。 これらの取組による前中期経営計画の主要計数目標の達成状況は以下のとおりです。 2025年度   最終年度目標 連結当期純利益   89億円   70億円 連結ROE(株主資本ベース)※1   4.7%   4.0%以上 連結自己資本比率 ※2   11.17%   10%程度 OHR(単体) ※3   59.0%   60%台 顧客向けサービス業務利益(単体) ※4   33.5億円   10億円以上 ※1 連結当期純利益÷株主資本平均残高 ※2 自己資本の額÷リスク・アセット等の額 ※3 経費(除く臨時処理分)÷コア業務粗利益 ※4 貸出金平残×預貸金利回り差+役務利益-営業経費 (3)経営環境 当行グループを取り巻く経営環境は、持続的な金利上昇と預金調達における競争激化が同時に進行しており、近年にない局面にあります。また、物価上昇やエネルギー価格の高騰、人手不足等を背景とした地域企業の事業運営への影響やAI・デジタル技術の進展などから、かつてない不確実性に直面しております。加えて、金融犯罪の高度化・巧妙化、マネー・ローンダリング対策の高度化要請、気候変動対応や地域脱炭素化に対する社会的要請の高まりなど、当行グループが対応すべきリスクや要請も一層多様化しております。 一方で、これらの環境変化は、当行グループにとって成長機会でもあります。金利のある環境への移行は、預貸業務を中心とした収益基盤の再強化につながる機会となります。また、М&A・事業承継ニーズの拡大、地域企業のDX需要の高まり、家計の安定的な資産形成ニーズの拡大を背景として、当行グループが持つ顧客基盤や店舗網、外部機関との連携やコンサルティング機能等を活用することにより、地域課題の解決と収益力の向上の両立につながる機会が拡大しているものと認識しております。 (4)対処すべき課題 ① 新中期経営計画の位置づけ このような環境認識のもと、当行グループは、長期ビジョンの実現に向けた第2フェーズとして、2026年4月から2029年3月までを計画期間とする「第22次中期経営計画~地域価値共創プラン・The2nd~」を策定いたしました。本計画ではインフレ時代に適応した経営へのシフトチェンジを基本に据え、これまでに築いてきた事業ポートフォリオを一層磨き上げる「攻め」の経営と、組織の強靭化を図る「守り」の経営を高い次元で両立させます。前中期経営計画期間中に実装してきた経営基盤を最大限に活用し、施策の効果を「発現」させ、さらに「増幅」させる段階へ引き上げてまいります。 ② 新中期経営計画の基本的な考え方 a.「二律両立」のビジネスモデル 当行グループは、「地域の課題解決」を事業の起点に据え、これまで培ってきた経営資本を健全な社会基盤の整備と産業基盤の発展に投じ、そうした事業から得た収益を地域へ再投資することで、地域の持続的成長(社会価値・環境価値の向上)に資する循環をつくるとともに、当行グループ自身の競争力・収益力(経済価値)の一層の向上を追求してまいります 。 b.長期財務目標のアップデート 長期ビジョンの最終年度(2032年度)における財務目標について、従来の「連結当期純利益100億円」「連結 ROE5%以上」から、「連結当期純利益180億円以上」「連結ROE7.5%以上」にアップデートいたします。さらに、10年後にあたる2035年度には「連結ROE9%以上」の実現を目指し、持続的な企業価値の向上に取り組んでまいります。 ③ 基本方針と基本戦略 新中期経営計画では、テーマを「地域共創と企業成長の両立」とし、以下の3つの基本方針と5つの基本戦略を掲げております。 ■基本方針1 事業ポートフォリオの変革 ・金利ビジネスを事業ポートフォリオの基軸に置いたリスクアセットの積上げと地域シェアのさらなる拡大 ・前中期経営計画で参入した事業の収益化と課題解決に資する新事業のビジネスモデル化 ・将来世代に対する「岩手銀行ブランド」の浸透と世代に応じた最適な金融サービスの提供 ■基本方針2 地域の成長力の引き上げ ・地域に新たな価値を創出・提供するエリアプラットフォームの中核的役割の実践 ・当行グループの人材、ノウハウ、外部ネットワークの活用による地域の「稼ぐ力」と「成長力」の引上げ ■基本方針3 組織の強靭化 ・全ての行職員が働きがいを持ち続けるエンゲージメントの高い組織づくり ・高い生産性と経営資源の合理的配分により、変化に柔軟に対応できる組織づくり ・複雑化する事業リスクの低減、安全・安心な金融機能を提供できる経営基盤の確立 □基本戦略1 コアビジネスの深化 ・法人ビジネス強化   ・顧客接点強化、営業変革 ・預金戦略、リテール戦略   ・有価証券ポートフォリオ再構築 ・資産形成ビジネス拡大   ・B/Sマネジメント、ALМ高度化 □基本戦略2 地域共創の推進 ・地域共創ビジネスの創出 ・営業店主導による地域共創の取組、組織一体型運営体制の拡充 ・サステナビリティの推進 □基本戦略3 事業領域の拡大 ・既参入事業の収益化 ・課題解決起点での新事業領域ビジネスモデル化 ・投資事業領域拡大 □基本戦略4 ウェルビーイングの追求 ・安心して働くことのできる基盤整備   ・業務プロセス変革 ・やりがいの向上と組織の活性化   ・戦略的人員配置 □基本戦略5 頑健な経営基盤の構築 ・リスク管理態勢高度化   ・危機対応ガバナンス ・サイバーセキュリティ対応、AМL金融犯罪対策   ・内部監査の高度化 ④ 新中期経営計画の主要財務目標 新中期経営計画における主要財務目標は以下のとおりです。 2028年度 連結ROE(東証基準)   6%以上 連結当期純利益   130億円以上 単体OHR   50%台半ば ROA(コア業務純益ベース)   0.5%以上 ROA(連結経常利益ベース)   0.4%以上 当行グループは、「地域社会の発展に貢献する」「健全経営に徹する」という経営理念のもとで、長期ビジョンに掲げる「お客さまの課題解決と地域社会の持続的成長を牽引する価値共創カンパニー」として地域経済の発展に向けた取組を一層強化しながら、今後もステークホルダーのみなさまからの期待にお応えできるよう企業価値の向上に取り組んでまいります。
事業等のリスク7,143字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当行(グループ)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。当行は、リスクの管理にあたってコンプライアンスを根幹とし、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避および発生した場合の対応に努める所存であります。 なお、主なリスク管理体制等を「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」に、金融商品に係るリスク管理体制、リスク量等を「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項」の(金融商品関係)に記載しております。 以下の項目には将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。 〈事業等のリスクの概要〉 〔トップリスク〕具体的リスク事象顕在化した場合に経営に重大な影響を及ぼす可能性のあるリスク事象・ サイバー攻撃・ 地域経済の縮小・ 景気低迷と市場不安定化・ 大規模自然災害・ コンダクトリスク   〔事業等のリスク〕リスクカテゴリー、リスク分類経営者が当行(グループ)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスク<特に重要なリスク>・ 信用リスク・ 市場リスク・ 流動性リスク・ オペレーショナル・リスク<その他のリスク>・ サイバー攻撃に係るリスク・ 情報漏洩に係るリスク・ 退職給付債務に係るリスク・ 地域経済動向に影響を受けるリスク・ …… 計14件 (1)トップリスク 当行は、顕在化した場合に経営に重大な影響を及ぼす可能性のあるリスク事象を「トップリスク」として選定しております。「トップリスク」は、社外取締役を含むすべての取締役および行内関係部署から幅広く意見を収集し、リスクマップにて影響度と発生頻度・可能性を評価し重要度を判定の上、取締役会において選定しております。トップリスクについては、定期的なストレステスト等を通じて当行に与える影響を認識し、リスクが顕在化した場合の耐性検証や機動的な対応が可能となるよう態勢整備に努めております。 当行が、特に注意すべきリスク事象として認識しているトップリスクは次のとおりであります。 トップリスク   主な想定シナリオ   主に該当する事業等のリスク サイバー攻撃   ・不正プログラム感染や情報セキュリティの脆弱性による業務停止、情報漏洩および信用の低下・AIを用いたサイバー攻撃の増加および高度化   サイバー攻撃に係るリスク 地域経済の縮小   ・人口減少、相続預金の県外流出等による取引基盤の縮小、資金需要の減退および預金流入の鈍化   地域経済動向に影響を受けるリスク 景気低迷と市場不安定化   ・地政学リスクの高まり、貿易戦争の激化、ファンドの信用不安拡大および急激な金利上昇を背景としたスタグフレーション懸念と金融市場の不安定化   信用リスク市場リスク流動性リスク トップリスク   主な想定シナリオ   主に該当する事業等のリスク 大規模自然災害   ・地震や洪水などの自然災害による店舗の毀損、業務への影響および取引先業況悪化   気候変動に係るリスク自然災害、感染症等に係るリスク コンダクトリスク   ・役職員の不適切行為による信用毀損、ビジネス機会の喪失   オペレーショナル・リスク情報漏洩に係るリスクマネー・ローンダリング等に係るリスク (2)事業等のリスク ① 特に重要なリスク 経営者が当行(グループ)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクのうち、信用リスク、市場リスク、流動性リスクおよびオペレーショナル・リスクを特に重要なリスクと認識しております。これらのリスクは統合リスク管理の手法を用い、各リスクをVaR(バリュー・アット・リスク)等の統一的な尺度で図り、各リスクを統合して経営体力(自己資本)と対比することや、ストレステストの手法を用いて当行が受ける影響を把握することで管理しております。また、モニタリング結果を信用リスク委員会、ALM委員会およびオペレーショナル・リスク委員会に報告し、リスク管理態勢の整備・確立を図っております。 a 信用リスク ア 不良債権の状況 当行の2026年3月31日現在における金融再生法に基づく連結不良債権比率は2.49%、単体不良債権比率は2.46%となっております。景気動向、不動産価格および株価の変動、融資先の経営状況の悪化等によっては予想以上に不良債権が増加し、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 イ 貸倒引当金の状況 当行は、融資先の経営状況、担保価値、過去の貸倒実績率等に基づき貸倒引当金を計上しておりますが、著しい経済情勢の悪化、融資先の経営状況の悪化、担保価値の下落、その他予期せざる理由等によって貸倒引当金の積み増しが必要になり、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 b 市場リスク ア 金利リスク 当行の資産および負債は主要業務である貸出金、有価証券および預金であり、主たる収益源は資金運用と資金調達の利鞘収入であります。これらの資産と負債の金利または期間のミスマッチが存在している中で、金利が変動することによって利益の低下ないし損失を被り、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 イ 価格変動リスク 当行は、市場性のある国債等の債券や市場価格のある株式等の有価証券を保有しております。これらの債券や株式等の価格変動に伴い資産価値が減少することによって損失を被り、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 ウ 為替リスク 当行は、外貨建ての資産・負債を保有しております。外貨建ての資産・負債についてネットベースで資産超または負債超のポジションが造成されていた場合に、為替の価格が当初予定されていた価格と相違することによって損失を被り、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 c 流動性リスク ア 資金繰りリスク 当行は、信用力の向上、緊急時の体制整備等の適切な資金繰り管理を行っておりますが、予期せぬ資金の流出等により資金繰りがつかなくなる場合や、通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることによって損失を被り、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 イ 市場流動性リスク 当行は、市場で取引される債券等の資産を保有しておりますが、市場の混乱等により市場において取引が出来なかったり、通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされることによって損失を被り、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 d オペレーショナル・リスク ア 事務リスク 当行は、正確な事務処理は銀行業の基本であることを認識のうえ、事務リスクの顕在化による経済的損失および信用失墜等を回避するため、厳正な事務リスク管理態勢の確立、維持発展に取り組んでおりますが、役職員が正確な事務を怠る、または事故・不正等を起こすことによって損失を被り、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 イ システムリスク 当行は、コンピュータシステムの機密性、完全性、可用性を確保するとともに、障害発生時の影響を最小限に抑え、早期の回復を図るための安全対策を講じる等、システムリスク管理態勢の確立、維持発展に取り組んでおりますが、コンピュータシステムのダウン、誤作動、システムの不備、コンピュータの不正使用等によって損失を被り、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 ウ 法務リスク 当行は、法令遵守を業務遂行上遵守すべき基本事項であることを認識し、厳格な法務リスク管理態勢の確立、維持発展に取り組んでおりますが、法令遵守違反や契約不履行の行為等によって損失を被り、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 エ 人的リスク 当行は、役職員の雇用形態等に応じた適切な人事管理および人事運営を行い、適切な人的リスク管理態勢の確立、維持発展に取り組んでおりますが、人事運営上の不公平・不公正・差別的行為等によって当行が損失を被り、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 オ 有形資産リスク 当行は、所有または賃借する動産・不動産の管理を適切に行い、災害や不法行為等による被害を最小限に抑える等、有形資産リスク管理態勢の確立、維持発展に取り組んでおりますが、想定を超える災害、不法行為等の影響を受け有形固定資産の毀損等によって損失を被り、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 カ 風評リスク 当行は、風評による預金の流出や株価の下落等被害を未然に防止するため、透明性の高い情報開示を積極的に行う等、風評リスク管理態勢の確立、維持発展に取り組んでおりますが、事実と異なる風説、風評の影響を受け評判が悪化すること等によって当行の信用が低下し損失を被り、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② その他のリスク a サイバー攻撃に係るリスク 当行は、「サイバーセキュリティ基本方針」を策定し、サイバーセキュリティリスクを経営上の重要課題と位置づけるとともに、対応の目的および方向性等を明確にし、管理態勢の継続的な改善に努めています。また、デジタル技術を活用した顧客サービスの向上や業務の効率化に取り組んでいくうえでサイバー攻撃に対応するため、岩手銀行CSIRTを常設のうえ原則隔月で定例会を開催し、情報セキュリティインシデント管理態勢強化に努めておりますが、サイバー攻撃により、情報漏洩やシステムダウン等が発生した場合には、損害賠償や行政処分等により、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 b 情報漏洩に係るリスク 当行は、お客さまの情報の取扱いについて「個人情報保護宣言」により基本方針を策定し、顧客情報の適切な利用と厳正な管理の徹底により漏洩等の発生を未然に防ぐよう努めておりますが、顧客情報等の漏洩や不正利用等が発生した場合には、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 c 退職給付債務に係るリスク 当行は、企業年金基金制度および退職一時金制度を設けておりますが、運用利回り低下に伴い年金資産の時価が下落した場合や、退職給付債務を計算する前提となる数理上の前提条件に変更があった場合には、数理計算上の差異が発生し、これに伴って将来の退職給付費用が増加する可能性があり、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 d 地域経済動向に影響を受けるリスク 当行は、地域金融機関として主たる営業基盤を岩手県を中心とした周辺地域に置いており、地域経済情勢の影響を受けやすい特性を持っています。この地域は国内でも人口減少率が高い地域であり、人口減少や地域経済が縮小した場合は、人材確保の困難化や取引先の経営状況悪化を受けた信用リスク増加等により経営基盤が不安定化し、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 e 気候変動に係るリスク 当行は、炭素税等の対価が発生すること等により企業の財務面に影響を与える移行リスクと、地球温暖化に伴い洪水等が発生し企業の事業停止による財務面への影響や当行保有店舗が被害を受ける物理的リスクがあると認識しております。サステナビリティ推進委員会等において気候関連リスクを統合的に管理するよう努めておりますが、想定を超える気候変動による移行リスクおよび物理的リスクに起因した与信コストの増加等により、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、移行リスクおよび物理的リスクの詳細やリスク量を「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載しております。 f 自然災害、感染症等のリスク 地震、洪水、津波等の自然災害や感染症の流行により、当行の正常な業務運営に支障が生じる可能性があります。こうした事態に備え、当行では「業務継続計画」、感染症発生時の対応計画等を策定し、緊急時の体制整備に努めておりますが、想定を超える状況となった場合は業務の全部または一部が停止し、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 g マネー・ローンダリング等に係るリスク 当行は、マネー・ローンダリング等の対策にあたり、当行の業務分野、営業地域、マネー・ローンダリング等に関する動向等を踏まえたリスクを勘案したうえで方針・手続・計画を作成し、リスクベース・アプローチに基づきリスク低減策を実施・運用しておりますが、何らかの原因により関係法令に抵触した場合には、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 h 自己資本比率に係るリスク 当行の連結自己資本比率および単体自己資本比率は、「銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき算出しております。当行は同告示の国内基準が適用され、連結自己資本比率および単体自己資本比率を4%以上に維持する必要がありますが、2026年3月31日現在の連結自己資本比率は11.17%、単体自己資本比率は10.85%となっております。当行では健全性の維持に努めておりますが、仮に自己資本比率が要求される水準の4%を下回った場合には、早期是正措置により、業務の全部または一部停止等を含む様々な命令を金融庁長官から受けることとなり、その結果、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 具体的には、次のような要因により影響を受ける可能性があります。 ・ 融資先の経営状態の悪化等に伴う不良債権処理費用の増加 ・ 有価証券ポートフォリオの価値の低下 ・ 自己資本比率の基準および算出方法の変更等 ・ 繰延税金資産の回収可能性 ・ 退職給付債務 ・ その他の不利益な展開 i 格付に係るリスク 当行は、外部格付機関から格付を取得しております。当行では中期経営計画等の諸施策の実行により、収益性および健全性の向上に鋭意取り組んでおりますが、その進捗の状況によっては格付機関の判断により格付が引き下げとなり、資金調達コストの上昇や資金調達が困難になることで、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 j 繰延税金資産に係るリスク 当行は、合理的かつ保守的な条件の下で繰延税金資産を計上しておりますが、この計算は将来の課税所得などの様々な予測・仮定に基づいているため、実際の結果がかかる予測・仮定とは異なる可能性があります。仮に繰延税金資産の一部または全部の回収ができないと判断された場合には、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 k 経営戦略に係るリスク 当行は、2023年度から10年間の長期ビジョン「お客さまの課題解決と地域社会の持続的成長を牽引する価値共創カンパニー」を掲げております。その第2フェーズとして「第22次中期経営計画~地域価値共創プラン・The 2nd~」を策定し、地域共創と企業成長の両立をテーマに、3つの基本方針「事業ポートフォリオの変革」「地域の成長力の引き上げ」「組織の強靭化」のもと業績向上に取り組んでおりますが、外部環境の大幅な変化等により、想定どおり進捗しない場合には、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、長期ビジョンおよび中期経営計画の詳細を「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております。 l 規制・制度変更に係るリスク 当行は、各種の規制・制度下において業務を遂行しており、今後、法令や実務慣行、解釈等の変更があった場合には、当行の業務運営や財政状態、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。なかでも、バーゼル銀行監督委員会および金融監督当局等による自己資本規制の強化や、国際的な会計基準とのコンバージェンスおよびIFRS(国際財務報告基準)の強制適用等の時期と内容次第では、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 m 固定資産の減損等に係るリスク 当行は「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しておりますが、当行が保有する固定資産について、経済情勢の変動や使用方法の変更に伴う収益性の低下、市場価格の著しい下落等があった場合には、減損処理に伴う損失が発生し、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 n 競争激化に係るリスク 当行は、主要な営業基盤である岩手県において他の金融機関と競争関係にあるほか、異業種からの参入やネット銀行とも競争関係にあり、様々な施策により競争優位となるよう取り組んでおりますが、施策が奏功しないこと等により当行が競争優位を得られない場合、当行の財政状態、経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)15,150字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 この「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」は、当行グループ(当行及び連結子会社)の経営成績等(財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況)に重要な影響を与えた事象や要因を経営者の視点から分析・検討したものです。 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当行グループが判断したものであります。 (1)財政状態 ① 預金等(譲渡性預金を含む)及び預り資産 預金等(譲渡性預金を含む)は、法人預金及び公金預金が増加したことなどから、当年度中419億円増加し、当年度末残高は3兆4,556億円となりました。日銀による2024年3月のマイナス金利政策解除以降、「金利ある環境」への変化を背景として、金融機関による預金獲得競争は継続しております。このような環境のもと、当行は預金を安定的な資金調達基盤として位置づけ、預金基盤の維持・強化に取り組んでまいりました。今後においても、お客さまの利便性向上やメイン口座化の推進等を通じて、預金獲得を強化してまいります。 預り資産は、保険、投資信託、公共債の残高がそれぞれ増加したことから、当年度中437億円増加し、当年度末残高は4,216億円となりました。当年度は、円建保険の販売が好調に推移したほか、お客さまの多様な資産運用ニーズに対応した商品・サービスの提供及び提案の強化に努めました。今後は、2026年4月に開始した大和証券株式会社との包括業務提携に基づく協業を通じて、より高度な総資産コンサルティングの提供に努めてまいります。 (単位:億円) 2024年度   2025年度   増減額 預金等残高(連結)   34,137   34,556   419 預金等残高(単体)   34,222   34,638   416 個人預金   22,556   22,595   38 法人預金   6,904   7,040   136 公金預金   4,507   4,823   315 金融機関預金   253   179   △74 預り資産残高   3,778   4,216   437 投資信託   902   1,005   102 公共債   355   451   96 保険   2,520   2,759   238 ② 貸出金 貸出金は、法人向け貸出、個人向け貸出、地方公共団体向け貸出がそれぞれ増加したことから、当年度中1,164億円増加し、当年度末残高は2兆3,141億円となりました。前年度に実施した貸出業務の競争力強化に向けた全行プロジェクトにおいては、フロント体制を整備し営業活動に注力できる環境を整えました。当年度は、こうした環境のもと、地域のお客さまの多様な資金ニーズに的確に対応したことに加え、グループ会社の機能を活用した包括的なソリューション提供を通じて貸出取引の増強につなげました。引き続き、お客さまの課題解決・成長支援に取り組むとともにグループ一体となった総合金融サービスの提供により、貸出取引の拡大を目指してまいります。 (単位:億円) 2024年度   2025年度   増減額 貸出金残高(連結)   21,976   23,141   1,164 貸出金残高(単体)   22,066   23,237   1,171 法人向け   12,982   13,563   580 (中小企業向け)   7,837   8,538   700 個人向け   5,518   5,630   111 地方公共団体向け   3,565   4,044   478 ③ 有価証券 有価証券は、収益性の低下した債券等の一部売却と中期債を中心とした再投資を進めたほか、投資信託等の売却を行った結果、当年度中614億円減少し、当年度末残高は1兆1,327億円となりました。引き続き、金利上昇局面にあることを踏まえ、短中期債への入れ替えや中長期視点に立った株式資産の積み上げを行い、安定した収益源となるポートフォリオの構築を目指してまいります。 (単位:億円) 2024年度   2025年度   増減額 有価証券残高   11,942   11,327   △614 債券   8,599   8,301   △298 株式   491   503   11 その他の証券   2,851   2,523   △328 ④ 自己資本比率 自己資本の充実度合については、各リスクカテゴリーに配賦したリスク資本の範囲内にリスク量が収まっていることを月次でモニタリングしており、その結果から十分な水準を維持していると評価しております。当年度は、適正な自己資本水準を確保しつつ、リスク・アセットの積み上げを図った結果、連結自己資本比率は前年度末比0.22ポイント低下し11.17%、単体自己資本比率は同0.24ポイント低下し10.85%となりました。 「成長投資」「適正な自己資本の水準の確保」「株主還元の充実」の3つをバランスよく運用し企業価値向上を目指してまいります。 (連結) (単位:億円、%) 2024年度   2025年度   増減額 自己資本(a)   1,817   1,874   57 リスク・アセット(b)   15,946   16,773   827 自己資本比率(a/b)   11.39   11.17   △0.22 (単体) 自己資本(a)   1,759   1,812   52 リスク・アセット(b)   15,857   16,690   832 自己資本比率(a/b)   11.09   10.85   △0.24 (2)経営成績 ① 概要 経常収益は、貸出金利息や有価証券利息配当金などの資金運用収益が増加したほか、株式等売却益が増加したことなどから、前年度比283億17百万円増収の774億95百万円となりました。 経常費用は、預金利息などの資金調達費用が増加したほか、国債等債券売却損や国債等債券償還損が増加したことなどから、前年度比252億47百万円増加の646億44百万円となりました。 この結果、経常利益は前年度比30億71百万円増益の128億51百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年度比19億43百万円増益の89億19百万円となりました。 2026年度の業績見通しにつきましては、貸出金利息などの資金運用収益の増加などを織り込み、連結経常利益145億円、親会社株主に帰属する当期純利益100億円を予想しております。また、当行単体では、経常利益143億円、当期純利益99億円を予想しております。 また、セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 ○銀行業 経常収益は、貸出金利息や有価証券利息配当金などの資金運用収益が増加したほか、株式等売却益が増加したことから、前年度比278億80百万円増収の715億85百万円となりました。預金利息などの資金調達費用が増加しましたが、資金運用収益の増加が資金調達費用の増加を上回ったことから、セグメント利益は同31億64百万円増益の127億13百万円となりました。 ○リース業 リース業については、リース業務を行う連結子会社「いわぎんリース株式会社」で構成しています。 経常収益は、リース料収入が増加したことなどにより、前年度比1億77百万円増収の47億84百万円となりましたが、資金調達費用や与信費用が増加したことなどにより、セグメント利益は同27百万円減益の1億39百万円となりました。 ○クレジットカード業・信用保証業 クレジットカード業・信用保証業については、クレジットカード業務及び信用保証業務を行う「株式会社いわぎんディーシーカード」及び「株式会社いわぎんクレジットサービス」の連結子会社2社で構成しています。 経常収益は、加盟店手数料や受入保証料が減少したことなどにより、前年度比1億10百万円減収の10億45百万円となりました。また、与信費用が増加したことなどから、セグメント損失は37百万円(前年度は2億2百万円のセグメント利益)となりました。 ○その他の業務 その他の業務については、コンサルティング業務を行う「いわぎんリサーチ&コンサルティング株式会社」、地域商社業務を行う「manordaいわて株式会社」、投資業務を行う「いわぎん未来投資株式会社」及び「いわぎん事業創造キャピタル株式会社」の連結子会社4社で構成しております。 経常収益は、再生可能エネルギー事業収入や投資ファンドに係る管理報酬収入が増加したことなどから、前年度比92百万円増収の8億32百万円となりましたが、経費が増加したことなどにより、セグメント利益は同51百万円減益の1億47百万円となりました。 ② 経営成績に重要な影響を与える要因についての分析 a.与信関係費用 貸倒引当金の計上や、不良債権の処理等により発生する与信関係費用は、一般貸倒引当金繰入額や個別貸倒引当金繰入額が増加したことなどから、前年度比7億24百万円増加の16億18百万円となりました。 (単位:百万円) 2024年度   2025年度   増減額 与信関係費用   894   1,618   724 一般貸倒引当金繰入額   △309   26   336 不良債権処理額   1,221   1,591   370 貸出金償却   3   38   35 個別貸倒引当金繰入額   1,042   1,379   337 偶発損失引当金繰入額   160   158   △1 債権売却損   15   15   0 貸倒引当金戻入益(△)   -   -   - 償却債権取立益(△)   17   0   △17 b.有価証券関係損益 有価証券の売却や償還、または時価の著しい下落から生じる有価証券関係損益は、株式等売却益が増加した一方で、国債等債券売却損及び償還損が増加したことなどから、前年度比13億68百万円減少の△28億67百万円となりました。 (単位:百万円) 2024年度   2025年度   増減額 有価証券関係損益   △1,499   △2,867   △1,368 国債等債券損益   △1,505   △19,581   △18,076 売却益   1   56   54 償還益   -   -   - 売却損(△)   462   12,901   12,438 償還損(△)   1,044   6,736   5,692 償却(△)   -   -   - 株式等損益   6   16,713   16,707 売却益   132   16,868   16,736 売却損(△)   121   154   32 償却(△)   4   0   △3 (3)キャッシュ・フローの状況 ① 概要 営業活動によるキャッシュ・フローは、前年度は1,524億28百万円のマイナスでしたが、当年度は225億72百万円のプラスとなりました。これは、預金及び譲渡性預金の増加や借用金の増加などによるものです。 投資活動によるキャッシュ・フローは、前年度は907億90百万円のマイナスでしたが、当年度は496億71百万円のプラスとなりました。これは、有価証券運用において、前年度は売却・償還による収入が取得による支出を下回った一方で、当年度は売却・償還による収入が取得による支出を上回ったことによるものです。 財務活動によるキャッシュ・フローは、前年度は15億99百万円のマイナスでしたが、当年度は26億77百万円のマイナスとなりました。これは、配当金の支払などによるものです。 以上の結果、現金及び現金同等物の期末残高は当年度中695億66百万円増加し、3,876億6百万円となりました。 ② 資本の財源及び資金の流動性 当行では、適切な水準の流動性を維持することが事業活動において極めて重要であると認識しており、お客さまからお預かりした預金を主な源泉とし、地域の中小企業向け融資等を中心とした貸出金及び有価証券への運用を行うなかで、円滑な決済等に必要な水準の流動性を確保しています。 また、当面の設備投資及び株主還元等は自己資金で対応する予定です。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当行グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しています。 (5)生産、受注及び販売の実績 「生産、受注及び販売の実績」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載していません。 (参考) (1) 国内・国際業務部門別収支 資金運用収支は、貸出金利息や有価証券利息配当金などの資金運用収益が増加したことから、前連結会計年度比60億76百万円増の373億15百万円となりました。内訳を見ますと、国内業務部門が前連結会計年度比59億16百万円増の349億20百万円、国際業務部門が前連結会計年度比1億59百万円増の23億94百万円となりました。 役務取引等収支は、預り資産関連手数料が減少したことなどにより、前連結会計年度比3億24百万円減の58億75百万円となりました。 その他業務収支は、国債等債券売却損及び償還損の増加などにより、前連結会計年度比177億78百万円減の△200億73百万円となりました。 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 資金運用収支   前連結会計年度   29,004   2,235   31,239 当連結会計年度   34,920   2,394   37,315 うち資金運用収益   前連結会計年度   31,844   2,304   65 34,084 当連結会計年度   42,935   2,711   311 45,334 うち資金調達費用   前連結会計年度   2,840   69   65 2,844 当連結会計年度   8,015   316   311 8,019 役務取引等収支   前連結会計年度   6,187   11   6,199 当連結会計年度   5,858   17   5,875 うち役務取引等収益   前連結会計年度   9,912   33   9,946 当連結会計年度   9,787   39   9,826 うち役務取引等費用   前連結会計年度   3,724   21   3,746 当連結会計年度   3,928   22   3,950 その他業務収支   前連結会計年度   △1,021   △1,274   △2,295 当連結会計年度   △19,103   △970   △20,073 うちその他業務収益   前連結会計年度   4,480   -   4,480 当連結会計年度   4,780   -   4,780 うちその他業務費用   前連結会計年度   5,501   1,274   6,775 当連結会計年度   23,884   970   24,854 (注) 1 国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門とは当行及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、当行の円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。 2 資金調達費用は金銭の信託運用見合費用(前連結会計年度4百万円、当連結会計年度17百万円)を控除して表示しております。 3 資金運用収益及び資金調達費用の合計欄の上段の計数は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。 (2) 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況 ① 国内業務部門 資金運用勘定の平均残高は、貸出金が増加したものの、預け金の減少により前連結会計年度比77億円減の3兆6,928億円となりました。また、利回りは、貸出金や有価証券の利回り上昇を主因として、前連結会計年度比0.30ポイント上昇し1.16%となりました。この結果、資金運用利息は、前連結会計年度比110億91百万円増の429億35百万円となりました。 資金調達勘定の平均残高は、預金等が増加したものの、債券貸借取引受入担保金の減少などにより前連結会計年度比263億円減の3兆5,879億円となりました。資金調達利息は、前連結会計年度比51億75百万円増の80億15百万円となりました。また、利回りは、前連結会計年度比0.15ポイント上昇し0.22%となりました。 種類   期別   平均残高   利息   利回り 金額(百万円)   金額(百万円)   (%) 資金運用勘定   前連結会計年度   (130,415)3,700,600   (65)31,844   0.86 当連結会計年度   (141,810)3,692,864   (311)42,935   1.16 うち貸出金   前連結会計年度   2,142,925   21,022   0.98 当連結会計年度   2,230,549   27,513   1.23 うち商品有価証券   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち有価証券   前連結会計年度   1,046,402   9,872   0.94 当連結会計年度   1,032,214   13,444   1.30 うちコールローン及び 買入手形   前連結会計年度   29,361   79   0.27 当連結会計年度   51,917   353   0.68 うち預け金   前連結会計年度   346,421   787   0.22 当連結会計年度   231,924   1,293   0.55 資金調達勘定   前連結会計年度   3,614,247   2,840   0.07 当連結会計年度   3,587,931   8,015   0.22 うち預金   前連結会計年度   3,232,351   2,099   0.06 当連結会計年度   3,235,081   6,480   0.20 うち譲渡性預金   前連結会計年度   138,487   102   0.07 当連結会計年度   139,752   440   0.31 うちコールマネー及び 売渡手形   前連結会計年度   794   1   0.21 当連結会計年度   260   2   0.77 うち債券貸借取引受入担保金   前連結会計年度   23,640   2   0.00 当連結会計年度   0   0   0.85 うち借用金   前連結会計年度   223,282   41   0.01 当連結会計年度   213,656   488   0.22 (注) 1 国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であります。ただし、当行の円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。 2 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度20,972百万円、当連結会計年度21,791百万円)を、資金調達勘定は、金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度5,902百万円、当連結会計年度7,862百万円)及び利息(前連結会計年度4百万円、当連結会計年度17百万円)を控除して表示しております。 3 ( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。 ② 国際業務部門 資金運用勘定の平均残高は、有価証券の増加などにより前連結会計年度比111億円増の1,438億円となりました。資金運用利息は、前連結会計年度比4億7百万円増の27億11百万円となりました。また、利回りは、前連結会計年度比0.15ポイント上昇し1.88%となりました。 資金調達勘定の平均残高は、前連結会計年度比113億円増の1,437億円となりました。資金調達利息は、前連結会計年度比2億47百万円増の3億16百万円となりました。また、利回りは、前連結会計年度比0.17ポイント上昇し0.22%となりました。 種類   期別   平均残高   利息   利回り 金額(百万円)   金額(百万円)   (%) 資金運用勘定   前連結会計年度   132,649   2,304   1.73 当連結会計年度   143,807   2,711   1.88 うち貸出金   前連結会計年度   3,199   23   0.73 当連結会計年度   4,211   146   3.47 うち商品有価証券   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち有価証券   前連結会計年度   125,625   2,263   1.80 当連結会計年度   135,846   2,551   1.87 うちコールローン及び 買入手形   前連結会計年度   62   3   5.22 当連結会計年度   57   2   4.39 うち預け金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - 資金調達勘定   前連結会計年度   (130,415)132,351   (65)69   0.05 当連結会計年度   (141,810)143,744   (311)316   0.22 うち預金   前連結会計年度   1,849   1   0.10 当連結会計年度   1,800   1   0.10 うち譲渡性預金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うちコールマネー及び 売渡手形   前連結会計年度   45   2   5.22 当連結会計年度   57   2   4.43 うち債券貸借取引受入担保金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち借用金   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - (注) 1 国際業務部門とは当行の外貨建取引であります。なお、当行の円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。 2 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度4百万円、当連結会計年度4百万円)を控除して表示しております。 3 ( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。 4 国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は、月次カレント方式(前月末TT仲値を当該月の外貨建取引に適用する方式)により算出しております。 ③ 合計 種類   期別   平均残高   利息   利回り 金額(百万円)   金額(百万円)   (%) 資金運用勘定   前連結会計年度   3,702,834   34,084   0.92 当連結会計年度   3,694,860   45,334   1.22 うち貸出金   前連結会計年度   2,146,124   21,045   0.98 当連結会計年度   2,234,761   27,659   1.23 うち商品有価証券   前連結会計年度   -   -   - 当連結会計年度   -   -   - うち有価証券   前連結会計年度   1,172,027   12,136   1.03 当連結会計年度   1,168,061   15,996   1.36 うちコールローン 及び買入手形   前連結会計年度   29,424   82   0.28 当連結会計年度   51,974   356   0.68 うち預け金   前連結会計年度   346,421   787   0.22 当連結会計年度   231,924   1,293   0.55 資金調達勘定   前連結会計年度   3,616,184   2,844   0.07 当連結会計年度   3,589,865   8,019   0.22 うち預金   前連結会計年度   3,234,201   2,101   0.06 当連結会計年度   3,236,882   6,482   0.20 うち譲渡性預金   前連結会計年度   138,487   102   0.07 当連結会計年度   139,752   440   0.31 うちコールマネー 及び売渡手形   前連結会計年度   839   4   0.48 当連結会計年度   317   4   1.43 うち債券貸借取引受入担保金   前連結会計年度   23,640   2   0.00 当連結会計年度   0   0   0.85 うち借用金   前連結会計年度   223,282   41   0.01 当連結会計年度   213,656   488   0.22 (注) 1 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度20,976百万円、当連結会計年度21,795百万円)を、資金調達勘定は、金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度5,902百万円、当連結会計年度7,862百万円)及び利息(前連結会計年度4百万円、当連結会計年度17百万円)を控除して表示しております。 2 国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息は、相殺して記載しております。 (3) 国内・国際業務部門別役務取引の状況 役務取引等収益は、預り資産関連手数料の減少などにより、前連結会計年度比1億20百万円減の98億26百万円、役務取引等費用は、住宅ローン関連手数料の増加などにより、同2億4百万円増の39億50百万円となりました。 内訳を見ますと、役務取引等収益は国内業務部門が前連結会計年度比1億25百万円減の97億87百万円、国際業務部門が同6百万円増の39百万円となりました。役務取引等費用は国内業務部門が前連結会計年度比2億4百万円増の39億28百万円、国際業務部門が前連結会計年度比1百万円増の22百万円となりました。 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 役務取引等収益   前連結会計年度   9,912   33   9,946 当連結会計年度   9,787   39   9,826 うち預金・貸出業務   前連結会計年度   1,879   -   1,879 当連結会計年度   1,991   -   1,991 うち為替業務   前連結会計年度   2,221   32   2,254 当連結会計年度   2,292   39   2,331 うち代理業務   前連結会計年度   1,808   -   1,808 当連結会計年度   1,614   -   1,614 うち証券関係業務   前連結会計年度   493   -   493 当連結会計年度   450   -   450 うち保護預り・貸金庫業務   前連結会計年度   24   -   24 当連結会計年度   22   -   22 うち保証業務   前連結会計年度   311   0   311 当連結会計年度   267   0   268 うちクレジット カード業務   前連結会計年度   773   -   773 当連結会計年度   730   -   730 役務取引等費用   前連結会計年度   3,724   21   3,746 当連結会計年度   3,928   22   3,950 うち為替業務   前連結会計年度   204   8   213 当連結会計年度   250   9   259 (注) 国際業務部門には、当行の外国為替業務等に関する収益、費用を計上しております。 (4) 国内・国際業務部門別預金残高の状況 ○ 預金の種類別残高(末残) 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 預金合計   前連結会計年度   3,196,210   1,811   3,198,021 当連結会計年度   3,222,670   2,580   3,225,251 うち流動性預金   前連結会計年度   2,292,252   -   2,292,252 当連結会計年度   2,298,908   -   2,298,908 うち定期性預金   前連結会計年度   876,989   -   876,989 当連結会計年度   907,012   -   907,012 うちその他   前連結会計年度   26,968   1,811   28,780 当連結会計年度   16,749   2,580   19,330 譲渡性預金   前連結会計年度   215,715   -   215,715 当連結会計年度   230,389   -   230,389 総合計   前連結会計年度   3,411,926   1,811   3,413,737 当連結会計年度   3,453,060   2,580   3,455,641 (注) 1 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金 2 定期性預金=定期預金+定期積金 3 国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門とは当行の外貨建取引であります。ただし、当行の円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。 (5) 国内・特別国際金融取引勘定別貸出金残高の状況 ① 業種別貸出状況(末残・構成比) 業種別   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(百万円)   構成比(%)   金額(百万円)   構成比(%) 国内 (除く特別国際金融取引勘定分)   2,197,657   100.00   2,314,102   100.00 製造業   213,209   9.70   215,496   9.31 農業,林業   9,214   0.42   9,389   0.41 漁業   834   0.04   1,756   0.08 鉱業,採石業,砂利採取業   2,365   0.11   2,645   0.11 建設業   64,034   2.91   67,013   2.90 電気・ガス・熱供給・水道業   124,729   5.68   123,814   5.35 情報通信業   13,334   0.61   16,606   0.72 運輸業,郵便業   40,864   1.86   41,703   1.80 卸売業,小売業   144,131   6.56   142,365   6.15 金融業,保険業   283,749   12.91   282,087   12.19 不動産業,物品賃貸業   246,777   11.23   288,625   12.47 各種サービス業   142,459   6.48   149,447   6.46 地方公共団体   356,571   16.23   404,419   17.48 その他   555,379   25.27   568,731   24.58 特別国際金融取引勘定分   -   -   -   - 政府等   -       - 金融機関   -       - その他   -       - 合計   2,197,657   -   2,314,102   - ② 外国政府等向け債権残高(国別) 該当ありません。 (6) 国内・国際業務部門別有価証券の状況 ○ 有価証券残高(末残) 種類   期別   国内業務部門   国際業務部門   合計 金額(百万円)   金額(百万円)   金額(百万円) 国債   前連結会計年度   238,895   -   238,895 当連結会計年度   276,207   -   276,207 地方債   前連結会計年度   286,005   -   286,005 当連結会計年度   255,152   -   255,152 社債   前連結会計年度   335,043   -   335,043 当連結会計年度   298,740   -   298,740 株式   前連結会計年度   49,165   -   49,165 当連結会計年度   50,326   -   50,326 その他の証券   前連結会計年度   160,572   124,555   285,128 当連結会計年度   119,036   133,282   252,319 合計   前連結会計年度   1,069,682   124,555   1,194,237 当連結会計年度   999,463   133,282   1,132,745 (注) 1 国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門とは当行の外貨建取引であります。 2 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。 (自己資本比率の状況) (参考) 自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。 なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を採用しております。 連結自己資本比率(国内基準) (単位:億円、%) 2026年3月31日 1.連結自己資本比率(2/3)   11.17 2.連結における自己資本の額   1,874 3.リスク・アセットの額   16,773 4.連結総所要自己資本額   670 単体自己資本比率(国内基準) (単位:億円、%) 2026年3月31日 1.自己資本比率(2/3)   10.85 2.単体における自己資本の額   1,812 3.リスク・アセットの額   16,690 4.単体総所要自己資本額   667 (資産の査定) (参考) 資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。 1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。 2 危険債権 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。 3 要管理債権 要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。 4 正常債権 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。 資産の査定の額 債権の区分   2025年3月31日   2026年3月31日 金額(億円)   金額(億円) 破産更生債権及びこれらに準ずる債権   82   103 危険債権   399   385 要管理債権   87   88 正常債権   21,694   22,843

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開示資料

出典

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