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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ティラド

T.RAD Co.,Ltd.7236 · Prime · 輸送用機器

熱交換器の専業メーカー。自動車向けラジエーターやオイルクーラーを主力に、建設機械・産業機器向けも展開。

概要

ティラドは、自動車用ラジエーターを主力とする熱交換器メーカーである。商用車や建設機械向けに強みを持ち、世界シェアトップクラスを誇る。東京都渋谷区に本社を置き、2026年3月期の売上高は約1,623億円。電動車向け冷却システムにも注力し、5極体制でグローバルに事業を展開する。

世界5極体制の生産・販売網

ティラドは日本、米国、欧州、アジア、中国の5地域に生産拠点を配置する。2026年3月期のセグメント別売上高は日本が747億円(構成比46%)、米国が439億円(27%)、アジアが243億円(15%)、中国が133億円(8%)、欧州が57億円(4%)である。各地域の顧客拠点近傍で開発・生産を行い、地産地消を推進する。連結子会社13社と関連会社1社を有し、効率的なグローバルサプライチェーンを構築している。

マルチパスウェイ戦略と独立した顧客基盤

マルチパスウェイ戦略のもと、内燃機関、ハイブリッド、電動車など多様なパワープラント向けに熱交換器を供給する。特定の自動車メーカー系列に依存せず、国内外の自動車・建機・二輪車メーカーに広く採用されている。2026年3月期の用途別売上高は自動車用が1,303億円(80%)、建設産業機械用が275億円(17%)を占める。トヨタ自動車向けが売上高の11.7%を占める最大顧客である。

収益構造と中期経営計画

2026年3月期の連結売上高は1,622億円(前期比1.9%増)、営業利益は112億円(53.8%増)、親会社株主帰属当期純利益は88億円(106.2%増)である。ROEは17.2%に改善した。中期経営計画「T.RAD-2026」では2030年度に売上高2,000億円、ROE20.0%を目標とする。基本戦略として熱交換技術でのナンバーワン追求、マルチパスウェイ需要への対応、開発スピードとコスト競争力の強化、グローバル顧客対応を掲げる。

業界の中での役割は熱交換器メーカー(自動車・産業機器用)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,623億円
営業利益
112億円
営業利益率
6.9%
純利益
88億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01自動車(乗用車・商用車)主力

エンジン冷却用ラジエーター、トランスミッションオイルクーラー、インタークーラーなど自動車用熱交換器をOEM供給。日本、米国、欧州、アジア、中国に生産拠点を持ち、グローバルに自動車メーカーへ納入。

主な製品・サービス3
ラジエーター
エンジン冷却水の熱を放熱する熱交換器。自動車のオーバーヒート防止に必須の部品。
オイルクーラー
エンジンオイルやトランスミッションオイルを冷却する熱交換器。油温を適正範囲に保ち、部品保護と燃費向上に寄与。
インタークーラー
ターボチャージャーで圧縮された吸気を冷却し、空気密度を高めてエンジン出力・燃費を向上させる熱交換器。

02建設機械・農業機械準主力

建設機械や農業機械向けに、ラジエーター、オイルクーラー、チャージエアクーラーなどを供給。過酷な環境下での耐久性が求められる。

主な製品・サービス1
建設機械用熱交換器
ブルドーザー、油圧ショベル等のエンジン冷却用ラジエーター、油圧オイルクーラー等。

03産業機器・その他副次

発電機、コンプレッサー、船舶エンジン等の産業機器向け熱交換器を製造。多様なニーズに対応。

主な製品・サービス1
産業機器用熱交換器
発電機用ラジエーター、コンプレッサー用インタークーラー、船舶用熱交換器等。

製品と技術

エンジン冷却の要、ラジエーター

主力製品はエンジン冷却用ラジエーターである。内燃機関で発生する熱を冷却水に伝え、外気で放熱することでエンジンの過熱を防ぐ。ティラドは超薄肉材の加工技術と高性能フィン設計により、軽量化と放熱性能を両立。業界トップレベルの薄肉化を実現し、燃費向上と搭載性に貢献している。多機能ラジエーターの開発にも注力し、電動車向け冷却モジュールへの応用を進めている。

オイルクーラーとインタークーラー

オイルクーラーはエンジンオイルやトランスミッションオイルを適温に保ち、部品保護と燃費改善に寄与する。インタークーラーはターボチャージャーで圧縮された高温の吸気を冷却し、空気密度を高めてエンジン出力と燃費を向上させる。いずれも熱交換効率と耐久性が求められる製品であり、ティラドは解析技術を活用した開発スピードの短縮で競争力を高めている。

建設機械・産業機械向け熱交換器

建設機械向けには油圧ショベルやブルドーザー用のラジエーター、オイルクーラーを供給。過酷な粉塵環境や高負荷運転に耐える堅牢設計が特徴である。産業機器分野では発電機、コンプレッサー、船舶エンジン向けの熱交換器を製造する。多様な顧客ニーズに対応するため、製品ラインナップは幅広く、納入実績も豊富である。2026年3月期の建設産業機械用売上高は275億円と全体の約17%を占める。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

輸送用機器のなかでの位置

自動車部品で中堅、営業利益率に課題

自動車用熱交換器などを手掛ける部品メーカー。2025/3期売上1592億円、営業利益率4.6%と、収益性は同業のトヨタ紡織(3116)やユニプレス(5949)などと比べて低水準。2026/3期は売上1623億円(前期比+1.9%)、営業利益率6.9%と改善見込みだが、依然として業界平均を下回る可能性。自動車業界の電動化・軽量化の流れの中で、競争力強化が急務。海外生産比率や顧客分散度は不明だが、トヨタグループへの依存度が高い可能性。

強み

  • 熱交換器など特定部品で長年の実績と技術を蓄積。
  • 2024-2026年度で売上1587億→1592億→1623億と安定的に推移。
  • 2025/3期4.6%→2026/3期6.9%と営業利益率が上昇見込み。
  • トヨタ系列など自動車メーカーとの取引基盤が強み。

課題

  • 営業利益率が5%前後と、同業他社と比べて低い。
  • 特定顧客への依存度が高い可能性があり、リスク分散が必要。
  • EVシフトに伴い、従来製品の需要減少リスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

自動車部品・電池・販売の時価総額近傍。太字がティラド

時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17888三光合成274億円36.0倍
27294ヨロズ229億円10.3倍
33501SUMINOE181億円
45852アーレスティ174億円4.7倍
56464ツバキ・ナカシマ143億円
67236ティラド90億円10.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車部品・電池・販売)に従っています。

会社の歴史

沿革 51件

自動車用ラジエーター専業メーカーとして創業

1936年11月、自動車用ラジエーターおよびオイルクーラーの製造販売を目的に、資本金50万円で株式会社東洋ラヂヱーター製作所として設立された。翌1937年1月に川崎工場が操業を開始。1940年8月には名古屋工場も稼働し、生産能力を拡大した。戦時中の1944年5月には東洋冷却器株式会社に改称した。

戦後復興と上場による成長基盤の確立

1951年8月、社名を東洋ラジエーター株式会社に変更。1960年4月に秦野工場を新設し技術研究所を開設した。1961年10月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。1969年8月には市場第一部銘柄に指定され、資本市場での評価を高めた。1969年4月には八日市製作所を開設し、生産拠点を拡充した。

海外展開の開始と北米・アジアへの進出

1982年10月に米国駐在員事務所を開設し、1988年1月にトーヨーUSA Inc.を設立。1990年1月にはCoPAR Inc.へ出資し北米での事業基盤を強化した。1995年12月には中国・青島に初の海外生産子会社を設立。1997年8月にはインドにTATA TOYO RADIATOR Ltd.を設立。1999年9月にはタイに進出し、アジア地域での生産ネットワークを広げた。

欧州・東南アジアへ生産拠点を拡大

2004年7月、チェコにTOYO RADIATOR Czech s.r.o.を設立し欧州生産を開始。2008年5月にはインドネシアにPT. T.RAD INDONESIAを設立。2012年10月にはベトナムに進出し、東南アジアでのプレゼンスを高めた。中国では2002年から2012年にかけて中山、青島、済寧、常熟と4つの生産拠点を設置し、現地需要に対応した。

社名変更とグループ再編による事業構造の転換

2005年4月、株式会社ティラドに商号変更。2016年4月には北米子会社がTripac International Inc.を買収し、米国での生産能力を拡充した。2020年4月にはアスニ株式会社と東和興産株式会社を吸収合併。同年10月に株式会社ティラドコネクトを完全子会社化した。2023年12月にはTORC Co., Ltd.の株式を売却し、グループの選択と集中を進めた。

プライム市場移行と独立系パートナーの参入

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いプライム市場に移行。2023年3月には株式会社陣屋コネクトが当社株式の20%以上を保有し、その他の関係会社となった。これにより独立系の大株主を迎え、コーポレートガバナンスの多様性が高まった。同年11月にはTRM Corporation B.V.の連結除外など、ポートフォリオの見直しを継続している。

年表51件を開く

1930年代

  • 1936年11月創業自動車用その他各種内燃機関用ラジエータおよびオイルクーラその他の部品製造販売を目的とし、資本金500千円をもって株式会社東洋ラヂヱーター製作所として創立
  • 1937年1月川崎工場操業開始

1940年代

  • 1940年8月名古屋工場操業開始
  • 1944年5月東洋冷却器株式会社に改称

1950年代

  • 1951年8月東洋ラジエーター株式会社に改称
  • 1958年6月大阪出張所開設
  • 1959年11月川崎、名古屋両工場を川崎製作所、名古屋製作所に改称

1960年代

  • 1960年4月秦野工場操業開始、技術研究所開設
  • 1961年10月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場
  • 1962年6月秦野工場を秦野製作所に改称
  • 1962年11月川崎製作所を秦野製作所に移転
  • 1965年6月本店所在地を東京都中央区銀座1丁目7番地より東京都新宿区西新宿7丁目4番3号に移転
  • 1969年4月八日市製作所操業開始
  • 1969年8月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定

1980年代

  • 1981年5月秦野製作所戸川工場操業開始
  • 1982年10月米国駐在員事務所開設
  • 1983年9月名古屋製作所戸部下工場操業開始
  • 1985年3月M&A東和運輸(現 ティラドロジスティクス)を子会社化
  • 1985年6月名古屋製作所東浦工場操業開始
  • 1987年7月本店所在地を東京都新宿区西新宿7丁目4番3号より東京都渋谷区桜丘町31番2号に移転
  • 1988年1月創業トーヨーUSA Inc.設立(米国駐在員事務所法人化)

1990年代

  • 1990年1月CoPAR Inc.へ出資(現 T.RAD North America,Inc.)
  • 1990年6月創業TORC Co.,Ltd.設立
  • 1993年4月名古屋製作所東浦工場を東浦製作所として独立
  • 1994年2月本店所在地を東京都渋谷区桜丘町31番2号より現所在地に移転
  • 1995年12月創業青島東洋汽車散熱器有限公司設立
  • 1996年3月M&AトーヨーUSA Inc.、CoPAR Inc.と合併
  • 1997年8月創業TATA TOYO RADIATOR Ltd.設立
  • 1999年9月創業TOYO RADIATOR (THAILAND) Co.,Ltd.設立(現 T.RAD (THAILAND) Co.,Ltd.)

2000年代

  • 2002年4月創業東洋熱交換器(中山)有限公司設立
  • 2004年7月創業TOYO RADIATOR Czech s.r.o.設立(現 T.RAD Czech s.r.o.)
  • 2005年4月株式会社ティラドに改称
  • 2005年4月創業青島東洋熱交換器有限公司設立
  • 2008年5月創業PT.T.RAD INDONESIA設立
  • 2008年6月創業TRM Corporation B.V.設立
  • 2009年1月TRM LLCへ出資

2010年代

  • 2010年8月創業済寧東洋熱交換器有限公司設立
  • 2012年3月創業東洋熱交換器(常熟)有限公司設立
  • 2012年10月創業T.RAD(VIETNAM)CO.,LTD設立
  • 2016年4月T.RAD North America,Inc.がTripac International Inc.の株式を取得
  • 2017年3月創業東洋(常熟)熱交換器研発中心有限公司設立
  • 2017年6月創業T.RAD Sales Europe GmbH設立
  • 2017年10月M&A青島東洋熱交換器有限公司連結子会社化
  • 2018年4月創業株式会社ティラドコネクト設立

2020年代

  • 2020年4月M&Aアスニ株式会社及び東和興産株式会社を株式会社ティラドに吸収合併
  • 2020年6月東洋(常熱)熱交換器研発中心有限公司清算
  • 2020年10月M&A株式会社ティラドコネクト完全子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年11月TRM Corporation B.V.当社持分の無議決権化により、同社及びその子会社TRM LLCを当社連結グループより除外
  • 2023年3月株式会社陣屋コネクト、当社株式の20%以上を保有したことにより、その他の関係会社となる
  • 2023年12月TORC Co.,Ltd.株式売却により、当社連結グループより除外

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2030年度まで2,000億円
  • ROE2030年度まで20.0%
  • CO2排出量削減率(2021年度比)2030年度まで27%
  • カーボンニュートラル2050年度まで達成

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ナンバーワン熱交換技術とシェアの追求

    性能・耐久性・軽量化・コストを両立する設計技術と、業界トップレベルの超薄肉材加工・生産技術を活かし、高性能・軽量なラジエータや多機能ラジエータを開発。解析技術で開発スピードも短縮する。

  2. 02

    マルチパスウェイ化への対応

    あらゆるパワープラントに対応する製品ラインナップを展開し、自動車や建機、二輪車など多様な用途の熱交換器を提供。マルチパスウェイ化に伴う需要の多様化・増大を事業機会と捉える。

  3. 03

    グローバル地産地消の推進

    世界5極体制で顧客拠点近くに開発・生産拠点を戦略的に配置し、地産地消により顧客対応の迅速化と現地ニーズへの対応力を強化。北米、欧州、日本で生産能力拡充を進める。

  4. 04

    DXによる業務効率化と意思決定高速化

    生産管理・会計システムのグローバル統合と業務プロセス標準化を推進。クラウドを活用したリアルタイムデータ収集・分析で意思決定を高速化する。

  5. 05

    GXへの貢献と新規事業開拓

    カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブの3軸で環境負荷低減。既存領域の高付加価値化に加え、データセンター、ヒューマノイド、宇宙関連などの周辺領域への進出を検討。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で4,087人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は679万円で、9期前と比べて+2.9%平均年齢は41.4歳、平均勤続年数は18.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,798
2018年3月4,485
2019年3月65940.517.54,558
2020年3月64040.016.94,657
2021年3月55840.017.04,549
2022年3月59940.417.44,641
2023年3月61540.717.64,496
2024年3月61840.917.74,365
2025年3月63741.318.04,270171
2026年3月67941.418.04,087274

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率70.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.4%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社23(国内 11 / 海外 12、うち連結子会社 21) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
滋賀製作所 — 滋賀県東近江市5,610百万円
日本
秦野製作所 — 神奈川県秦野市5,344百万円
日本
本社工場 — 米国 ケンタッキー州3,100百万円
米国
名古屋製作所 — 愛知県知多郡 東浦町2,257百万円
日本
本社工場 — チェコ ウンホスト市1,713百万円
欧州
本社工場 — 中国 広東省中山市1,668百万円
中国
本社工場 — インドネシア ジャワ島ブカシ市1,630百万円
アジア
技術本部 — 愛知県名古屋市他1,565百万円
日本
本社工場 — タイ チャチェンサオ県1,542百万円
アジア
本社工場 — 中国 江蘇省常熟市1,320百万円
中国
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    T.RAD North
    米国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    America,Inc.
    ケンタッキー州 · 連結子会社
  • 海外
    Tripac International
    米国 テキサス州 · 連結子会社
    議決権95.3%
  • 国内
    Inc.(注3)
    フォートワース市 · 連結子会社
    議決権1.0%
  • 海外
    T.RAD Czech s.r.o.
    チェコ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    T.RAD(THAILAND)
    タイ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Co., Ltd.(注2、3)
    チャチェンサオ県 · 連結子会社
  • 海外
    PT.T.RAD INDONESIA
    インドネシア · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    T.RAD(VIETNAM)
    ベトナム · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    CO., LTD(注3)
    ニンビン省 · 連結子会社
  • 海外
    東洋熱交換器(中山)
    中国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    有限公司(注2、3)
    広東省中山市 · 連結子会社
残りのグループ会社11社を開く
  • 済寧東洋熱交換器中国100%
  • 有限公司(注3)山東省済寧市1%
  • 東洋熱交換器(常熟)中国100%
  • 有限公司(注2、3)江蘇省常熟市
  • T.RAD Sales Europeドイツ100%
  • GmbH(注3)シュトットガルト市
  • 青島東洋熱交換器中国100%
  • 有限公司(注2、3)山東省青島市
  • ティクス(注3)東浦町
  • TATA TOYO RADIATORインド49%
  • Ltd.(注3)プネ市

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,623億円営業利益112億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.9%、利益が+53.4%。

売上高
+1.9%
1,623億円
営業利益
+53.4%
112億円
純利益
+104.7%
88億円
営業利益率
6.9%
前期比 +2.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,650億円1,623億円
営業利益123億円112億円
純利益95億円88億円
1株あたり配当¥82¥82

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は397億円、営業利益は27億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+2.8%、営業利益は+145.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q330−32
2024年1Q386112.85
2024年2Q416102.47
2024年3Q419112.62
2024年4Q366−2
2025年2Q790263.37
2025年4Q802475.936
2026年2Q775547.041
2026年4Q848586.847
2027年1Q397276.821

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は875億円から1,623億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は6.9%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月875339
2014年3月9525020
2015年3月1,034375
2016年3月1,021147
東洋(常熟)熱交換器研発中心有限公司設立
2017年3月1,0763520
株式会社ティラドコネクト設立
2018年3月1,2456437
2019年3月1,3615617
アスニ株式会社及び東和興産株式会社を株式会社ティラドに吸収合併
2020年3月1,3052914
2021年3月1,13015−12
2022年3月1,3366036
2023年3月1,49421−36
2024年3月1,5875312
2025年3月1,59273814.643
2026年3月1,6231121246.988

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,623億円のうち、営業利益として残るのは112億円6.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は88億円、売上の5.4%にあたる。営業利益率は業種中央値5.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.8%1,392億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.3%119億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.9%112億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
14.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.8pt
6.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.7pt
5.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+11.5pt
17.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが126億円、投資CFが−72億円で、差し引きのフリーCFは54億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は156億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月62−52−231093
2014年3月58−65−9−784
2015年3月49−8221−3378
2016年3月50−8124−3168
2017年3月67−58−14962
2018年3月92−44748120
2019年3月86−64122138
2020年3月31−18−1413137
2021年3月75−58−617146
2022年3月73−58−3415134
2023年3月44−67−11−23104
2024年3月170−71−699202
2025年3月76−65−6911157
2026年3月126−72−5954156

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は997億円。このうち返さなくてよい自己資本が531億円で、自己資本比率は53.2%(業種中央値53.0%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月65237927356.7
2014年3月72142130056.6
2015年3月82444837653.0
2016年3月78841936951.9
2017年3月79242436852.4
2018年3月93346646748.1
2019年3月92946246747.4
2020年3月88544843748.1
2021年3月86843243647.3
2022年3月93846747147.5
2023年3月94143950244.9
2024年3月1,03145357843.6
2025年3月97548748749.9
2026年3月99753146753.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
164億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
288億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
34億円
在庫として抱えている分
負債合計
467億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率35 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

輸送用機器 82社との比較

同じ輸送用機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り82社中4位あたり、逆に低いのは売上成長率82社中44位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
17.2%/中央値 5.7%
P25 3.3%P75 9.7%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.9%/中央値 5.1%
P25 2.6%P75 7.3%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
53.2%/中央値 53.0%
P25 40.5%P75 65.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.9%/中央値 2.1%
P25 -1.4%P75 6.5%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.4%/中央値 3.2%
P25 2.4%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,527で、1年前と比べて+145.8%過去52週の値幅のなかでは91%の位置にある。

¥1,527-2.9%1ヶ月+5.2%1年+145.8%時価総額90億円
過去52週の値幅
安値¥651高値¥1,611

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.3倍
PER (会社予想)9.1倍
PBR1.62倍
配当利回り5.37%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は年初来で大きく上昇し、8月12日時点で1552円と、52週高値1596円に接近。1年前から149.05%上昇し、200日線(1066.45円)を約45.5%上回る。8月3日には出来高944,200株と急増し、8月4日には1246,400株とさらに膨らんだが、株価は1452円に一時下落。その後は持ち直し、高値圏での乱高下が続く。25日線(1504.96円)を上回っており、短期トレンドは強い。RSIは53.5と中立圏で、過熱感はまだ薄い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは10.5倍と予想PER9.2倍に対し、業界平均16.8倍を大きく下回る。PBRは1.65倍と業界平均1.12倍を上回るものの、ROE17.2%を考慮すると株主資本に対する収益性は高い。配当利回りは5.28%と業界平均3.18%を上回り、配当性向35.1%は安定した株主還元を示す。業績は営業利益率が4.59%から6.9%へ改善傾向にあり、2026年3月期の純利益は88億円と増益見込み。割安だがPBRが業界平均を上回る点は割高感があるものの、収益改善とROEを考慮すると総合的に割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.3倍16.3倍
PER (予想)9.1倍
PBR1.62倍1.12倍
ROE17.2%7.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、世界の自動車需要の回復と電気自動車シフトの中で、冷却システムの需要がどう変化するかだ。強気派は、売上高の微増ながら営業利益率が改善し最終利益が大幅増となるなど収益構造が強化されている点や、世界市場でのシェア拡大、電気自動車向けの新製品を成長の追い風とみる。一方弱気派は、主要顧客である自動車メーカーの生産動向に業績が左右されやすく、電気自動車の普及で従来のラジエーター需要が縮小する可能性を懸念する。また、株価が1年で大きく上昇し、バリュエーションが割高になったとの見方もある。

プラスに働く材料7
  • 収益性の改善

    2026年3月期の営業利益率は6.9%と前期比2.3ポイント上昇、最終利益も大幅増の見込み

  • 世界販売の拡大

    グローバルでの販売網を生かし、新興国市場を含む需要取り込みが進む

  • 電動化への対応

    電池冷却など電気自動車向け製品の開発・受注が拡大し、新たな成長源になる

  • 営業利益112億円、前期比53%増計画通年影響

    26年3月期の営業利益112億円は前期73億円から39億円増。営業利益率も4.59%から6.9%へ改善する。

  • ROE17.2%の高収益体質継続影響

    ROE17.2%はPBR1.62倍をサポート。増益に伴って自己資本が積み上がっても効率を維持できるかが焦点。

  • 配当利回り5.4%の高い株主還元継続影響

    配当利回り5.4%と市場平均より高い。増益継続で増配余地があり、インカムゲインで下値が支えられる。

  • 株価は1年で143.75%上昇のモメンタム継続影響

    外国人持ち株比率10.05%と高く、上昇トレンドに伴う買いが続けば需給が締まる。

マイナスに働く材料7
  • 自動車生産への依存

    売上の多くが自動車メーカーの生産台数に連動し、市況悪化時に影響を受けやすい

  • 電動化による需要減少

    電気自動車では部品点数が減り、ラジエーターなど従来品の需要が縮小する恐れ

  • バリュエーション懸念

    株価が1年で143%上昇し、PER 10倍台ながら市場の期待が先行している

  • 53%増益の高ハードルと計画未達リスク決算発表後影響

    26年3月期営業利益112億円は前期比53%増と高い壁。未達なら予想PER9.1倍のバリュエーション修正が起きる。

  • 円高進行で海外収益が圧迫される金融政策次第影響

    営業利益率6.9%と薄いため、対ドルの円高が進むと輸出採算が悪化しやすい。

  • 原材料コスト上昇が利益を直撃継続影響

    アルミや銅の価格上昇を販売価格に転嫁できないと、営業利益112億円計画は下振れる。

  • 急騰後の高値警戒感と利食い売り不定影響

    株価は1年で143.75%上昇しており、過熱感がある。決算発表や需給転換で利益確定売りが出やすい。

次の決算で確かめる点
営業利益率
コスト削減や販売構成の変化による収益性向上の度合いを測る指標
電気自動車向け売上比率
電動化シフトへの適応度と成長性を確認するため
世界シェア
競争環境下での市場ポジションの維持・拡大を判断するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり82で、前期から+133.3%いまの株価に対する利回りは5.37%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥82
1株あたり
配当利回り
5.37%
いまの株価に対して
配当性向
35.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月625.1
2018年3月950.026.4
2019年3月90.0127.9
2020年3月90.024.3
2022年3月1677.827.3
2023年3月8−50.0
2024年3月18125.078.9
2025年3月2433.327.1
2026年3月56133.335.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥82

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,504人。区分でいちばん多いのは事業法人45.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が57.8%を占め、残る42.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人13.323.428.033.141.645.8
個人・その他47.035.739.832.933.528.5
金融機関23.424.218.418.413.412.1
外国法人14.715.210.211.19.110.0
自己株式13.72.62.50.43.63.7
証券会社1.61.53.64.32.43.6
外国人個人0.00.10.10.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社陣屋コネクト37.29
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.66
03山崎金属産業株式会社2.27
04ティラド自社株投資会1.75
05日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)1.68
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.64
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 5051031.07
08田中 博0.88
09モルガン・スタンレー MUFG証券株式会社0.81
10嘉納 裕躬0.80

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+13163%、1株純資産は14期で+1982%。直近期のROEは17.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月114502.622.369.4
2014年3月2494,9695.311.8226.6
2015年3月595,3161.243.5
2016年3月914,9771.820.056.0
2017年3月2535,2124.913.125.1
2018年3月4645,6368.68.326.4
2019年3月2185,5373.99.7127.9
2020年3月1945,9163.36.424.3
2021年3月−1725,674−3.0
2022年3月5166,8108.44.827.3
2023年3月−5516,479−8.3
2024年3月1916,8602.920.778.9
2025年3月6547,6899.15.627.1
2026年3月1,4789,36317.25.235.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額229百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約12倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
宮﨑富夫代表取締役 CEO 兼 COO 社長執行役員48322
菊山辰也取締役常務執行役員 営業・技術・品質管掌 営業本部長 技術本部長 品質本部長62133
高橋良定取締役704
村田隆一取締役784
屠錦寧取締役484
田村恒生常勤監査役6361
岩﨑智常勤監査役6048
遠藤三紀夫監査役684
藤井寿一時監査役45

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2661022116985
社外取締役52744326
監査役32444289

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容643字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社ティラド)、その他の関係会社1社、連結子会社13社及び関連会社1社より構成されており、各種熱交換器の製造・販売を主たる業務としているほか、これらに付帯するサービス業務等を営んでおります。 なお、各報告セグメントの構成は以下のとおりとなっており、この報告セグメントは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一です。 報告セグメント   主要な会社 日本   当社 米国   T.RAD North America, Inc. Tripac International Inc. 欧州   T.RAD Czech s.r.o. T.RAD Sales Europe GmbH アジア   T.RAD (THAILAND) Co., Ltd. PT.T.RAD INDONESIA T.RAD(VIETNAM)CO.,LTD TATA TOYO RADIATOR Ltd.(注)1 中国   東洋熱交換器(中山)有限公司 済寧東洋熱交換器有限公司 東洋熱交換器(常熱)有限公司 青島東洋熱交換器有限公司 その他(日本)   (株)ティラドロジスティクス (株)ティラドコネクト (注)1.持分法適用関連会社は、所在地の報告セグメントに含めて表示しております。 [事業系統図] 以上の当社グループの状況について事業系統図を示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,834字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 ① 経営理念、コーポレートスローガン、企業ビジョン 当社は、2025年度より、事業環境の急速な変化に柔軟に対応するため、中長期的な経営目標を設定しながらも、毎年、その環境に応じて目標値見直しを実施する、所謂ローリング型の中期経営計画を策定することとしております。 2026年度におきましては、新たな中期経営計画「T.RAD-2026」を策定しております。 ② 中期経営計画 T.RAD-2026骨子 2025年度に17.2%のROE実績となったことを踏まえ、2030年度の業績目標について、売上高2,000億円、ROE20.0%へ見直しを行っております。 目標達成のための基本戦略は以下4点となります。 1.ナンバーワン熱交換技術とシェアの追求 2.マルチパスウェイ化に伴う需要の多様化と増大への対応 3.圧倒的な開発スピードとコスト競争力の追求 4.多様な顧客ニーズにグローバルで対応 当社は自動車・トラック用、建設・産業・農業用、二輪車・ATV用など、さまざまな用途に応じた多様な熱交換器を提供し、あらゆるパワープラントに対応するマルチパスウェイ戦略の下、幅広い製品ラインナップを展開しております。 特定の系列に属さない独立した顧客基盤を持ち、国内外さまざまな自動車メーカー、建機メーカー、二輪車メーカーに採用いただいております。 マルチパスウェイ化の進展に伴い、熱交換器の需要はより多様化し増加していく傾向にあることは、当社グループの事業機会の拡大につながるものと認識しております。 当社の技術優位性は、性能・耐久性・軽量化・コストの両立を実現する設計技術、業界トップレベルの超薄肉材の加工・生産技術にあります。これらにより、高性能かつ軽量なラジエータや多機能ラジエータの開発を実現しております。また、解析技術を活用し開発スピードの短縮を図っております。 当社のグローバル戦略の基本は、世界5極体制による地産地消の推進にあります。顧客拠点の近傍に開発・生産拠点を戦略的に配置することで、顧客対応の迅速化、現地ニーズへの対応力を強化しております。 さらに、当社は業務効率化や意思決定の高速化のために全社でDXを推進しております。 生産管理システムと会計システムのグローバル統合、業務プロセスの標準化へ取り組んでおり、加えて、クラウドを活用したリアルタイムデータの収集・分析を通じた、意思決定の高速化実現にも取り組んでおります。 ③ グローバル展開戦略 2030年度経営目標、売上高2,000億円、ROE20.0%の実現に向け、北米、欧州、日本において生産能力の拡充に向けた取り組みを進めております。 また、合弁企業を通じた、急速な成長が期待されるインド市場へのリソース配分強化や、中国における高いコスト競争力と豊富な人材を活用した、汎用設備製作や輸出拠点機能の強化に取り組んでおります。 ④ GXへの取り組み 当社は、カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブの3軸によるGXに貢献する企業を標榜しております。 2050年のカーボンニュートラル達成に向け、Scope1~3それぞれにおいて環境負荷低減に向けた各種施策を推進し、2021年度CO2排出量を基準とし、2030年度までに27%排出量削減、2050年度カーボンニュートラルの達成を目標に取り組んでおります。 ⑤ 新規事業への取り組み 当社は熱交換器専業メーカーとして、高付加価値化、事業領域拡充、ふたつの軸への取組みによる成長ストーリーを描いております。 多機能ラジエータ拡販を軸とする、既存領域のビジネス強化と、データセンター、ヒューマノイド、宇宙関連といった周辺領域への進出についても検討して参ります。 将来の新技術、新事業として、熱電ラジエータ、排熱発電、超省エネ炉の開発や、製造業向けDXソリューション提供にも取り組んで参ります。 ⑥ 安定した収益性実現への取り組み 当社は継続的な企業価値向上を実現するため、①ROEの向上、②資本コストの削減、③成長期待の実現に取り組んで参ります。想定する年間200~250億円の資本を、適時適切に、成長投資、戦略投資、株主還元に配分、安定した収益性実現と資本効率性の高い経営を推進いたします。 また、既に推進中の「働く株主」施策や、IR活動強化を更に強化して参ります。
事業等のリスク3,223字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの戦略・事業その他を遂行する上でのリスクについて、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を以下に記載しております。当社グループは「リスクマネジメント基本規定」を定め、自然災害や火災等のみならず会社の存続に係る重要なリスクを適切に認識し評価した上で、それらリスクを適切に管理するための管理体制を構築しております。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)海外事業展開 自動車業界を中心とする当社グループの取引先は、新しい市場への対応やコスト削減のためグローバル化が進展しており、これに対応するため当社グループは積極的な海外事業展開を進め、米国・欧州・アジア・中国に進出しております。 一方、海外事業には以下のようなリスクが内在しております。 ①関税制度をはじめとする法規制の予測不能な変更 ②政治的な不安定要因 ③人材確保・教育の難しさ ④テロ・戦争・伝染病の流行などによる混乱 ⑤為替相場の変動による採算の悪化や、損失の発生 これらのリスクが顕在化することにより、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 (2)経済状況 当社グループの製品の需要は、当社グループが製品を販売している国または地域の経済状況の影響を受ける可能性があるため、日本はもとより主要な市場である米国、欧州、アジア、中国における景気悪化及びそれに伴う需要減少は当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。とくに、建設産業機械用熱交換器につきましては、好不況の影響により、販売数量が大きく増減しますが、当社グループの生産設備・人員等は、販売数量が増加した場合に備えたものとなっており、販売数量が大幅に減少した場合、当社グループの経営成績及び財政状態等に大きな影響を及ぼすこととなります。 (3)OEM(※)製品への依存 当社グループの販売は、OEM製品の依存度が大きく、そのため自動車メーカー及び建設産業機械メーカー等顧客企業の業績不振、価格の値引き及び調達方針の変更等は当社グループの経営成績及び財政状態等に多大な影響を及ぼす可能性があります。また、OEM取引においては、当社グループ独自の観点のみで、事業撤退等の経営戦略を決定することが、困難であり、不採算事業の継続等により、当社グループの経営成績及び財政状態等に多大な影響を及ぼす可能性があります。 (※)Original Equipment Manufacturer「相手先(委託者)ブランド名製造」 (4)災害等の発生 当社グループは、国内外に事業拠点を有しており、地震、台風、洪水等の自然災害や新型ウイルスなどによる疫病流行の発生時の事業継続に備え、BCM(事業継続マネジメント)体制の構築をすすめております。しかし、予想を超える規模の被災により、物的資源・人的資源への重大な影響や、ライフライン・輸送ルート等の寸断などによる生産の中断といった事態が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態等に多大な影響を及ぼす可能性があります。また、災害の影響が、当社グループに直接大きな影響を与えない場合においても、当社取引先に重大な影響を与えた場合、当社グループにおいても、生産の中断を余儀なくされ、当社グループの経営成績及び財政状態等に多大な影響を及ぼす可能性があります。 (5)原材料価格等の上昇 当社グループが購入する主要な原材料はアルミ・銅などの非鉄金属ですが、これらの購入価格は非鉄金属市場の市況の影響や為替相場により、変動するリスクを持っております。購入価格の上昇分を販売価格に転嫁できる取引先もありますが、転嫁できない取引先や、一部の転嫁にとどまる取引先もあります。また、購入価格上昇時と、転嫁時の時期的なずれもあり、原材料価格の上昇リスクが、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 また、電力費、物流費、人件費等のコスト増加分の販売価格への転嫁につきましては、取引先との個別交渉となりますので、転嫁できない場合もあり、生産効率向上、合理化等により、これらのコスト増加が吸収できない場合、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 (6)サプライチェーンの分断 当社グループは、原材料、部品を複数の供給元から調達しています。供給元とは、安定的な取引を前提としていますが、供給元の突発的な事故、感染症拡大等による生産停止や納入遅延、及び物流網の問題などにより、原材料、部品の不足が生じ、当社グループの生産に支障が生じる可能性があります。また、当社の供給先である自動車メーカー等において、当社グループ以外の供給元からの半導体等主要部品の供給に支障が生じた場合、自動車メーカー等の減産により、当社グループの生産に影響を与える可能性があります。このような場合、当社グループにおいて、生産の中断、原材料調達コスト上昇、及び物流コスト上昇により、当社グループの経営成績及び財政状態等に多大な影響を及ぼす可能性があります。 (7)品質不具合 当社グループでは、品質保持・向上を最重要課題と考え、グローバルな品質保証体制の構築を目指しております。自工程での品質保証、過去の不具合に学び失敗を繰り返さないなどの活動の浸透を進め、万全の体制をもって製品の生産に努めております。ただし、万が一、主要製品において、予期せぬ品質不具合が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態等に多大な影響を及ぼす可能性があります。 (8)設備投資 当社グループにおいては、新機種対応等において、新たな設備投資が必要になるため、設備投資額が多額に上っております。設備の汎用化などにより、設備投資額を抑制する活動は実施しておりますが、一定の品質水準の確保などの観点から、ある程度の設備投資が必要となります。このため、多額の設備投資を実施した事業において、販売減少等により、想定した利益確保ができない場合、多額の減損損失が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態等に多大な影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクコントロールのため、当社グループでは、新規投資時において、投資回収分析によるリスク評価を行うとともに、投資回収実績のモニタリングを実施しております。 (9)気候変動によるリスク 当社グループの事業に影響を与える気候変動によるリスクには、脱炭素社会への移行リスクと、物理リスクがあります。主な移行リスクは、燃費・排ガス規制や電動化の拡大に、当社製品が適切に対応できないことで、売上が減少する可能性があります。また、物理リスクとしては、洪水などの異常気象の深刻化と頻度の上昇により、工場操業停止やサプライチェーンの分断により、生産活動に支障を来たす可能性があります。 当社グループは、これらのリスクに対応するため、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD:Task Force on Climate-related Financial Disclosures)」に賛同し、気候変動に関する具体的なシナリオ分析を実施しております。 (10)情報セキュリティ 当社グループは、業務効率化のため、様々な情報技術システムを利用しており、外部からのサイバー攻撃(侵入防止・検知)への対策、これらの攻撃に対する社員への啓発・教育などの対策を強化しております。しかし万一、外部からのサイバーテロやコンピューターウィルスの侵入により機密情報の漏洩または喪失があった場合、生産等の業務の継続に支障を来たし、当社グループの経営成績及び財政状態等に多大な影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,268字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)業績等の概要 ①全般的概況 当連結会計年度は、米国関税政策に翻弄され、貿易コスト上昇への対応に追われた年度となりました。日米及び各国間相互関税のソフトランディングや、得意先による関税負担への理解も進んだことから、当初想定していた業績への下方圧力は、結果として限定的な影響となりました。グローバルの金利環境は、米国、欧州、アセアン等で想定より高止まりしており、近時においてはインフレ再燃リスクもささやかれ始めております。また、中国経済も成長率鈍化の傾向が依然継続しております。地政学リスクに目を転じますと、国際的な緊張が、特に中東地域で顕著となっており、資源価格への影響、サプライチェーンの混乱、円安基調の継続等、ビジネス環境への影響度を増している状況です。 2026年3月期の業績については、当社グループの売上高(外貨ベース)は、日本、欧州、アジア地域で前年同期比増加し、米国、中国地域で前年同期比減少となりました。営業利益は、日本及び米国地域の収益性改善等により、前年同期比で増益となっております。 この結果、当連結会計年度の売上高は前年同期比3,042百万円増加し、162,278百万円(1.9%増)、営業利益は3,932百万円増加し、11,249百万円(53.8%増)、経常利益は4,277百万円増加し、12,378百万円(52.8%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、4,514百万円増加し、8,765百万円(106.2%増)となりました。 ②セグメント別概況 セグメント別の状況は、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容①当連結会計年度の財政状態及び経営成績の分析(ⅰ)売上高、営業利益増減分析」に記載しております。 ③キャッシュ・フローの状況 キャッシュ・フローの状況は「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る状況(ⅰ)キャッシュ・フローの分析」に記載しております。 ④生産、受注及び販売の実績 (ⅰ)生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (金額単位:百万円) セグメントの名称   前連結会計年度 生産高   当連結会計年度 生産高   増減   増減率(%) 日本   67,687   69,339   1,651   2.4% 米国   44,700   43,791   △909   △2.0% 欧州   4,858   5,683   825   17.0% アジア   22,174   24,239   2,065   9.3% 中国   15,381   13,318   △2,062   △13.4% 報告セグメント計   154,802   156,372   1,569   1.0% その他   303   322   18   6.1% 合計   155,106   156,694   1,588   1.0% (注)1.金額は販売価格によっております。 2.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、運送業などを営む国内子会社の事業活動を含んでおります。 (ⅱ)受注状況 当社グループは、主に、各納入先より生産計画の提示を受け、これに基づき当社グループの生産能力を勘案して、生産計画を立て見込生産を行っております。 (ⅲ)販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (金額単位:百万円) セグメントの名称   前連結会計年度 販売高   当連結会計年度 販売高   増減   増減率(%) 日本   71,948   74,712   2,763   3.8% 米国   44,484   43,946   △538   △1.2% 欧州   4,874   5,667   792   16.3% アジア   22,087   24,299   2,211   10.0% 中国   15,535   13,330   △2,205   △14.2% 報告セグメント計   158,931   161,955   3,023   1.9% その他   303   322   18   6.1% 合計   159,235   162,278   3,042   1.9% (注)1.主な相手先の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) トヨタ自動車㈱   17,827   11.2   19,000   11.7 (注)2.用途別製品販売の概況は次のとおりであります。 用途別売上高   前連結会計年度   当連結会計年度    増 減 (百万円)   構成比(%)   (百万円)   構成比(%)   (百万円)   増減率(%) 自動車用   127,461   80.0   130,271   80.3   2,810   2.2 建設産業機械用   27,056   17.0   27,518   17.0   461   1.7 空調機器用   2,630   1.7   2,514   1.5   △115   △4.4 その他   2,086   1.3   1,973   1.2   △113   △5.4 合 計   159,235   100.0   162,278   100.0   3,042   1.9 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 本文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月5日)現在において当社グループが判断したものであります。 ①当連結会計年度の財政状態及び経営成績の分析 (ⅰ)売上高、営業利益増減分析 セグメントごとの、売上高、営業損益の増減要因は、以下の通りです。 ・日本  自動車用売上高、建設産業機械用売上高共に、受注の増加等により前年同期比増加しました。この結果、当該セグメントの売上高は、前年同期比2,763百万円増加し、74,712百万円となりました。  営業利益は、売上増加等により、前年同期比1,264百万円増加し、3,957百万円となりました。 ・米国  自動車用売上高は、受注の増加等により前年同期比増加となりましたが、建設産業機械用売上高は、受注の減少等により前年同期比減少となりました。この結果、当該セグメントの売上高は、前年同期比538百万円減少し43,946百万円となり、外貨ベースでは、0.2%の減少となりました。  営業利益は、生産移管プロジェクト進捗による生産性向上により収益性が改善、前年同期比1,169百万円改善となり、591百万円となりました。 ・欧州  自動車用売上高は、受注の増加等により、前年同期比増加しました。この結果、当該セグメントの売上高は、前年同期比792百万円増加し、5,667百万円となりました。外貨ベースでは、0.2%の増加となりました。  営業利益は、コスト上昇により前年同期比11百万円減少し、35百万円となりました。 ・アジア  自動車用売上高は、受注の増加等により前年同期比増加しました。この結果、当該セグメントの売上高は、前年同期比2,211百万円増加し、24,299百万円となりました。外貨ベースでは、8.1%の増加となりました。  営業利益は、売上増加等により、前年同期比790百万円増加し、5,044百万円となりました。 ・中国  自動車用売上高は、受注の減少等により前年同期比減少し、建設産業用機械用売上高は、受注の増加等により前年同期比増加しました。この結果、当該セグメントの売上高は、前年同期比2,205百万円減少し、13,330百万円となりました。外貨ベースでは、17.4%の減少となりました。  営業利益は、市場クレーム費用の減少等により、前年同期比747百万円増加し、1,402百万円となりました。 (ⅱ)親会社株主に帰属する当期純利益の増減分析 以上のセグメント別概況の通り、当連結会計年度の当社グループ営業利益は、11,249百万円(前期比3,932百万円増加)となりました。これに対し、営業外損益・特別損益・法人税等・非支配株主に帰属する当期純利益が、前期比582百万円増加したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比4,514百万円増加し、8,765百万円となりました。 (営業外損益・特別損失・法人税等の増減要因) (金額単位:百万円) 項目(損△)   前連結会計年度 (2025年3月期)   当連結会計年度 (2026年3月期)   増減   主な要因 営業利益   7,316   11,249   3,932 為替差益   6   58   51   円安の進行による為替差益増加。 支払利息   △407   △247   160   米国子会社借入減少による支払利息減少。 その他営業外損益   1,185   1,318   132   雑入増加。 固定資産売却益   12   33   20   社宅売却による。 減損損失   △303   △174   128   米国子会社での減損損失減少。 固定資産除却損   △1,217   △56   1,160   前期開発方針の見直しによるソフトウェア仮勘定の廃棄による。 固定資産売却損   △11   △37   △26   固定資産売却損増加。 投資有価証券売却益   -   460   460   保有株式売却。 法人税、住民税及び事業税   △2,423   △3,641   △1,218   海外子会社の配当に係る源泉税増加等による税金費用増加。 法人税等調整額   102   △188   △290   関係会社留保利益増加にともなう繰延税金負債増加。 非支配株主に帰属する当期純利益   △11   △9   1   - 親会社株主に帰属する当期純利益   4,250   8,765   4,514 (ⅲ)経営方針、経営戦略等、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2025年度より中期経営計画『T.RAD-2025』をスタートしております。2026年3月期の達成状況は、次表のとおりで、売上高は目標達成、経常利益率、ROEは、ともに大幅に改善し、目標を達成しました。当社グループは、4年ごとに中期経営計画を策定し、進捗管理を行ってきましたが、業界・環境変化のスピードが速く、4年の間に環境条件と中期計画の前提に乖離が生じます。この課題を解決すべく、今後は、2030年度の長期目標(売上高2,000億円、ROE15%、PBR1倍)に向けた経営戦略と経営目標数値を毎年見直し、年次毎に経営目標数値を策定することといたしました。2025年度の終了により2026年度がスタートになり新たに中期経営計画『T.RAD-2026』を策定いたしました。2030年度の長期目標(売上高2,000億円、ROE20%、時価総額1,000億円)に経営目標数値を見直し致しました。 指標   2026年3月期 (実績)   2026年3月期 (中期計画) 売上高 (達成率)   162,278百万円 (115.9%)   140,000百万円 経常利益率 (達成率)   7.6% (253.3%)   3.0% ROE (達成率)   17.2 (400.0%)   4.3 (ⅳ)財政状態の分析 (金額単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減   増減率(%) 流動資産合計   61,419   58,790   △2,629   △4.3 固定資産合計   36,067   40,934   4,867   13.5 資産合計   97,486   99,725   2,238   2.3 負債合計   48,742   46,654   △2,087   △4.3 純資産合計   48,744   53,070   4,325   8.9 自己資本比率   49.9%   53.2%   3.3% ・資産合計 資産合計は、有形固定資産、退職給付に係る資産等の増加により、前連結会計年度末比2,238百万円増加し、99,725百万円となりました。 ・負債合計 負債合計は、買掛金、電子記録債務等の減少により、2,087百万円減少し、46,654百万円となりました。 ・純資産合計 純資産合計は、利益剰余金、退職給付に係る調整累計額等の増加により、4,325百万円増加し、53,070百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る状況 (ⅰ)キャッシュ・フローの分析 (金額単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減 営業活動によるキャッシュ・フロー   7,563   12,558   4,995 投資活動によるキャッシュ・フロー   △6,473   △7,204   △731 フリー・キャッシュ・フロー   1,089   5,353   4,263 財務活動によるキャッシュ・フロー   △6,947   △5,869   1,078 現金及び現金同等物期末残高   15,698   15,560   △137 当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は15,560百万円と、前連結会計年度末(期首残高)に比べて137百万円(0.9%)の減少となりました。 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況と、前連結会計年度に対するキャッシュ・フローの増減は、次のとおりです。 ・営業活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の増加、売上債権の減少等により、12,558百万円の資金の増加となり、前連結会計年度が7,563百万円であったことに比べて、4,995百万円の増加となりました。 ・投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得等により7,204百万円の資金の減少となり、前連結会計年度が6,473百万円の減少であったことに比べて、731百万円の減少となりました。 ・財務活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得、配当金の支払等により、5,869百万円の資金の減少となり、前連結会計年度が6,947百万円の減少であったことに比べて、1,078百万円の増加となりました。 (ⅱ)財政政策 ・当社グループは、健全な財務体質を維持しつつ、成長分野への投資と、株主還元の両立を目指しております。PBR向上のため、ROE向上と、健全な財務体質との両立をはかり、最適な財務レバレッジを目指してまいります。 ・資金調達については、総合的な見地から、最も有利な手段での調達を目指しており、現在では、金融機関からの借入金を主としております。また、海外子会社の余剰資金については、配当金等により、当社に集約のうえ、各子会社の資金需要にあわせて、適正に再配分を行っております。 (ⅲ)資金需要及び調達 ・当社グループにおける投資は、電動化、DX及び環境対応など、当社の競争力(技術力・生産性)を更に強化する成長投資を行うとともに、新工場建設やM&A、新規事業等の戦略投資も実施してまいります。これら投資資金の調達については、自己資金に加え、金融機関からの借入金、及び売掛債権の流動化による調達を適切に実施する予定です。 また、不測の事態により、資金不足が生じる場合に備えて、財務の健全性を維持するとともに、各金融機関と良好な関係を維持し、安定的で低コストの資金調達が可能な体制を維持してまいります。 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。連結財務諸表の作成にあたっては、一定の仮定にもとづく、見積り、判断を必要とするものがあります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況」「1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表」[注記事項](連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)に記載しておりますが、一定の仮定にもとづく、見積り、判断を必要とするもののうち、特に以下の重要な会計方針が、財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。 (ⅰ)製品保証引当金の計上 当社グループは、製品のアフターサービスに対する支出に備えるため、過去の実績を基礎にして発生見込額を計上しております。また、個別に発生が見込まれるクレーム費支出については、対象となる台数、台当たりの修理費用、顧客との責任割合等を勘案し、当社グループが負担すると合理的に見込まれる金額を見積計上しています。また、製品保証引当金に関して、連結財務諸表、及び財務諸表において、「重要な会計上の見積り」として、注記しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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