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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

アーレスティ

AHRESTY CORPORATION5852 · Prime · 非鉄金属

自動車向けアルミダイカスト専業の大手。金型製作から量産、機械加工まで一貫。

概要

アーレスティは、アルミニウムダイカスト事業を中核とする非鉄金属加工企業である。1943年に扶桑軽合金として創業し、1961年に東証二部に上場。自動車向けを中心に、エンジン部品やボディ構造部品などのダイカスト製品を製造・販売する。連結従業員数は5190名で、売上高の約9割を自動車関連が占める。日本、北米、アジアに生産拠点を持ち、2026年3月期の連結売上高は1671億円である。

3つの事業で構成される収益構造

アーレスティグループは、ダイカスト事業、アルミニウム事業、完成品事業の3セグメントで構成される。ダイカスト事業は売上高の約9割を占め、自動車向けアルミ合金ダイカスト製品を中心に、金型鋳物製品、ダイカスト用金型、周辺機器も手掛ける。アルミニウム事業ではダイカスト用二次合金地金を自社製造し、グループ内供給と外部販売を行う。完成品事業はフリーアクセスフロア(建築用二重床)の製造・施工・販売で、ビルの配線スペース需要に対応する。2026年3月期のセグメント別売上高は、ダイカスト事業が計1570億円(日本686億円、北米522億円、アジア362億円)、アルミニウム事業が66億円、完成品事業が35億円である。

日本・北米・アジアの3極生産体制

同社は日本国内に栃木、熊本、山形などの子会社工場を持ち、埼玉県と愛知県にも自社工場を有する。北米では米国オハイオ州のアーレスティウイルミントンCORP.とメキシコのアーレスティメヒカーナS.A. de C.V.が生産する。アジアでは中国の広州阿雷斯提汽車配件有限公司と合肥阿雷斯提汽車配件有限公司、インドのアーレスティインディアプライベートリミテッドが拠点となる。2026年3月期、北米はセグメント損失4億円を計上し、収益性改善が課題である。アジアは売上高362億円で前年比0.8%減、セグメント利益8億円と減少した。

財務基盤と2040年ビジョン

2026年3月期末の総資産は1358億円、負債799億円、純資産559億円で自己資本比率は41%である。同社は2040年ビジョンに基づく長期経営計画を策定し、10年ビジネスプランの中で自己資本比率40%、ROE9%、配当性向35%を財務目標に掲げる。2023年3月期から2026年3月期までの売上高は1409億円→1583億円→1629億円→1671億円と増加傾向だが、当期純利益は-1億円→-77億円→-29億円→36億円と変動が大きい。2026年3月期は7期ぶりの黒字転換となった。

業界の中での役割は自動車業界へのアルミダイカスト部品サプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,671億円
営業利益
37億円
営業利益率
2.2%
純利益
36億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
日本686億円41.1%26億円3.8%
北米522億円31.2%-4億円-0.8%
アジア362億円21.7%8億円2.2%
アルミニウム事業66億円3.9%3億円4.5%
完成品事業35億円2.1%4億円11.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01自動車(ダイカスト事業)主力

自動車向けを主とするダイカスト製品(アルミニウム合金製)、金型鋳物製品、ダイカスト用金型、ダイカスト周辺機器を製造・販売。自社で金型設計・製作から試作、量産(鋳造・機械加工)まで一貫対応。国内外に生産拠点を持ち、グローバルに供給。

主な製品・サービス4
ダイカスト製品
アルミ合金を高圧鋳造で成形した自動車部品(エンジン部品、トランスミッション部品、ボディ構造部品等)。軽量化に貢献。
金型鋳物製品
金型を用いて製造する鋳物製品。少量多品種の部品に対応。
ダイカスト用金型
高精度・長寿命の金型を自社設計・製作。グループ内外の生産拠点に供給。
ダイカスト周辺機器
金型冷却部品等、ダイカスト工程で使用する周辺機器を製造・販売。

02アルミニウム(アルミニウム事業)準主力

ダイカスト用二次合金地金、鋳物用二次合金地金を製造・販売。自社のダイカスト事業向け原料供給のほか、外部顧客にも販売。

主な製品・サービス2
ダイカスト用二次合金地金
ダイカスト向けに成分調整されたアルミニウム合金地金。品質安定とリサイクル材活用が強み。
鋳物用二次合金地金
金型鋳物等に適したアルミニウム合金地金。

03建築(完成品事業)副次

フリーアクセスフロア(建築用二重床)の製造・施工・販売。オフィスビル等で配線スペースを確保する床システム。

主な製品・サービス1
フリーアクセスフロア
床下を配線スペースとして利用できる二重床システム。OA機器や空調配管の敷設に柔軟に対応。

製品と技術

アルミダイカスト製品:エンジンからボディ構造まで

ダイカスト事業の主力製品は、アルミニウム合金を高圧鋳造で成形した自動車部品である。エンジン部品(シリンダーブロック、オイルパンなど)、トランスミッション部品(ケース類)、ボディ構造部品(サスペンションメンバー、ドアフレームなど)を生産する。軽量化とリサイクル性に優れ、電動車向け部品へのシフトを進めている。2026年3月期のダイカスト事業売上高は1570億円で、グループ全体の94%を占める。同社は自社で金型設計から試作、量産まで一貫対応する点を強みとする。

金型鋳物とダイカスト用金型:自社内製と外部供給

金型鋳物製品は、金型を用いた鋳造法で少量多品種の部品を製造する。東海工場で生産し、主に自社のダイカスト工程内で使用するほか、外部にも販売する。ダイカスト用金型は高精度・長寿命が求められ、国内では子会社のアーレスティダイモールド浜松が製造。メキシコやタイの子会社でも生産し、グループ内外に供給する。2025年7月には中国広州の金型子会社を売却し、金型事業の再編を進めた。

フリーアクセスフロア:建築用二重床システム

完成品事業の主製品は、オフィスビルなどで配線スペースを確保するフリーアクセスフロア(二重床システム)である。パネルを製造するのはアーレスティ栃木と合肥阿雷斯提汽車配件有限公司で、施工・販売をアーレスティ本体が行う。2026年3月期の売上高は35億円と前年比29%減、セグメント利益は4億円と同45%減となった。建築市場の動向に影響されやすい事業である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

非鉄金属のなかでの位置

非鉄金属加工で国内有力、海外展開で成長狙う

同社は非鉄金属、特にアルミニウムや銅などの加工品を手掛ける中堅メーカーである。国内では同業他社として中外鉱業、JX金属、大紀アルミニウム工業所、日本軽金属ホールディングス、JMCが挙げられる。同社の売上高は約1600億円規模で、営業利益率は2%前後と低い水準にある。これは原材料価格の高騰や製品価格への転嫁が限定的なためである。競合であるJX金属や日本軽金属は規模や資源確保で優位だが、同社は加工技術や特定用途向け製品で差別化を図っている。海外展開や高付加価値製品の拡充が収益向上の鍵となる。

強み

  • アルミや銅など多岐にわたる非鉄金属加工技術を持ち、多様な産業に供給している。
  • 自動車や電機など主要産業との取引関係が長期にわたり、安定的な需要基盤を持つ。
  • 国内に複数の生産拠点を有し、短納期で高品質な製品を供給できる体制を整えている。
  • リサイクル素材の活用でコスト競争力と環境対応の両立を図っている。

課題

  • 営業利益率が2%前後と低く、原材料高や需要変動の影響を受けやすい構造にある。
  • 海外メーカーとの価格競争が激しく、国内需要の停滞もあり成長の伸びしろが限定的。
  • 原材料価格の上昇を製品価格に十分反映できず、収益を圧迫している。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

自動車部品・電池・販売の時価総額近傍。太字がアーレスティ

時価総額で並べると、掲載8社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16584三櫻工業285億円18.0倍
24228積水化成品工業281億円12.7倍
37888三光合成274億円36.0倍
47294ヨロズ229億円10.3倍
53501SUMINOE181億円
65852アーレスティ174億円4.7倍
76464ツバキ・ナカシマ143億円
87236ティラド90億円10.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(自動車部品・電池・販売)に従っています。

会社の歴史

沿革 44件

扶桑軽合金として創業した1943年

1943年11月、東京都板橋区に扶桑軽合金株式会社を設立。工場を同区に置き、ダイカスト製品とアルミニウム砂型鋳物の製造を開始した。創業は戦時中であり、航空機部品などの需要に応えたと考えられる。戦後の復興期を経て、1960年7月には静岡県浜松市に浜松工場を新設し、生産能力を拡大した。

1961年の上場と国内拠点拡充

1961年10月、東京証券取引所第二部と大阪証券取引所第二部に株式を上場。当時はまだ非鉄金属加工業界において上場企業は少なかった。その後、1964年に埼玉工場、1970年にアルミ工場を埼玉県に建設し、1971年には栃木県に子会社を設立するなど、国内生産拠点を拡大した。1974年に本社を千代田区神田錦町へ移転し、営業拠点も福岡や名古屋に開設した。

商号変更と海外進出を開始した1988年

1988年10月、商号を株式会社アーレスティに変更。同時期の1988年5月には米国オハイオ州にアーレスティウイルミントンCORP.を設立し、海外生産に乗り出した。これは日系自動車メーカーの海外進出に対応する動きであった。1990年代には国内の営業所拡充を進め、1996年に本社を板橋区へ移転。2000年には研究所を吸収合併し、技術開発を強化した。

アジア拠点の拡大と合併による再編

2002年にタイにエンジニアリング会社を設立し、2003年には中国広州に生産子会社を設立。その後、インド(2007年)やメキシコ(2006年)にも進出した。国内では2003年に京都ダイカスト工業と合併し、2004年から2005年にかけて複数の金型・部品子会社を連結子会社化。2005年には山形県の関連会社を合併し、グループ再編を進めた。2010年には中国合肥に第2の生産拠点を設立した。

本社を豊橋に移転しプライム市場へ

2013年10月、本社を愛知県豊橋市に移転。旧本社は東京本社として残した。2014年3月には東京証券取引所市場第一部に指定され、2022年4月の市場区分見直しでプライム市場へ移行した。2022年4月には金型子会社3社を合併し、ダイモールド浜松に統合。2025年7月には中国広州の精密模具子会社の全持分を売却し、事業ポートフォリオの見直しを進めている。

年表44件を開く

1940年代

  • 1943年11月扶桑軽合金㈱を設立、本社を東京都板橋区に、工場を東京都板橋区で操業開始、ダイカスト製品、アルミニウム砂型鋳物を製造

1960年代

  • 1960年7月浜松工場を静岡県浜松市に新設
  • 1961年10月上場株式を東京証券取引所第二部並びに大阪証券取引所第二部に上場
  • 1964年1月埼玉工場を埼玉県戸田市に新設
  • 1966年3月大阪営業所を大阪府尼崎市(現吹田市)に開設

1970年代

  • 1970年5月アルミ工場を埼玉工場敷地内に新設
  • 1971年3月商号変更栃木フソー㈱を栃木県壬生町に設立(1988年10月㈱アーレスティ栃木に商号変更。現連結子会社)
  • 1974年10月本社を東京都千代田区神田錦町に移転
  • 1975年2月福岡営業所を福岡県福岡市に開設
  • 1976年9月商号変更熊本フソー㈱を熊本県松橋町に設立(1988年10月㈱アーレスティ熊本に商号変更。現連結子会社)

1980年代

  • 1984年7月名古屋営業所を愛知県名古屋市(現安城市)に開設
  • 1984年7月埼玉工場を売却し、ダイカスト工場として東松山工場を埼玉県比企郡に、アルミ工場として熊谷工場を埼玉県熊谷市にそれぞれ新設
  • 1988年5月アーレスティウイルミントンCORP.を米国オハイオ州に設立(現連結子会社)
  • 1988年10月商号変更商号を㈱アーレスティに変更

1990年代

  • 1993年8月厚木営業所を神奈川県厚木市に開設
  • 1994年8月栃木営業所を栃木県壬生町に開設
  • 1996年7月本社を東京都板橋区坂下に移転

2000年代

  • 2000年4月M&A㈱アーレスティ研究所を吸収合併
  • 2002年7月タイアーレスティエンジニアリングCO.,LTD.をタイのバンコク市に設立(非連結子会社)
  • 2003年8月広州阿雷斯提汽車配件有限公司を中国広東省広州市に設立(現連結子会社)
  • 2003年10月M&A京都ダイカスト工業㈱と合併
  • 2003年12月上場㈱大阪証券取引所第二部上場廃止
  • 2004年3月M&A関連会社のパスカル販売㈱(2005年7月㈱アーレスティテクノサービスに商号変更)を連結子会社化
  • 2004年9月M&A持分法適用会社の㈱日本精密金型製作所(2005年7月㈱アーレスティダイモールド浜松に商号変更)、㈱ダイテック(2008年1月㈱アーレスティダイモールド栃木に商号変更。㈱アーレスティダイモールド熊本を分社化)、タイアーレスティダイCO.,LTD.、関連会社の㈱シー・エス・フソーを連結子会社化
  • 2005年2月M&A株式交換により㈱日本精密金型製作所を完全子会社化
  • 2005年3月創業阿雷斯提精密模具(広州)有限公司を中国広東省広州市に設立
  • 2005年4月M&A菅原精密工業㈱はパスカル工業㈱と合併し、㈱アーレスティ山形に商号変更(現連結子会社)
  • 2005年6月本社を東京都中野区中央に移転
  • 2005年10月M&Aエスケイ化成㈱、ケイディーシーサービス㈱を吸収合併
  • 2006年6月熊本営業所を熊本県宇城市に開設
  • 2006年6月アーレスティメヒカーナS.A. de C.V.をメキシコのサカテカス州に設立(現連結子会社)
  • 2006年7月M&A株式交換により東海精工㈱(2009年4月㈱アーレスティプリテックに商号変更)を完全子会社化(2008年1月㈱浜松メカテックを吸収合併。)
  • 2006年9月テクニカルセンターを愛知県豊橋市に開設
  • 2007年1月アーレスティインディアプライベートリミテッドをインドのハリアナ州に設立(現連結子会社)
  • 2008年1月M&A㈱アーレスティテクノサービス、㈱シー・エス・フソー及び天竜金属工業㈱は、㈱アーレスティテクノサービスを存続会社として合併

2010年代

  • 2010年8月合肥阿雷斯提汽車配件有限公司を中国安徽省合肥市に設立(現連結子会社)
  • 2013年10月本店・本社を愛知県豊橋市に移転(旧本社を東京本社に)
  • 2014年2月東京本社を東京都中野区本町に移転
  • 2014年3月東京証券取引所市場第二部から同市場第一部銘柄に指定

2020年代

  • 2020年10月㈱アーレスティインクルーシブサービスを愛知県豊橋市に設立(非連結子会社)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年4月M&A㈱アーレスティダイモールド浜松、㈱アーレスティダイモールド栃木及び㈱アーレスティダイモールド熊本は、㈱アーレスティダイモールド浜松を存続会社として合併
  • 2022年4月M&A㈱アーレスティプリテックを吸収合併
  • 2025年7月阿雷斯提精密模具(広州)有限公司の全持分を売却

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で5,190人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は654万円で、9期前と比べて+14.9%平均年齢は43.0歳、平均勤続年数は19.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月7,215
2018年3月7,268
2019年3月56942.014.07,337
2020年3月56142.015.06,780
2021年3月51843.015.06,124
2022年3月56441.015.05,938
2023年3月55743.018.05,499
2024年3月59443.018.05,590
2025年3月59443.019.05,25965
2026年3月65443.019.05,19071

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率66.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 8 / 海外 3、うち連結子会社 11) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
東海工場 — 愛知県豊橋市118億円
ダイカスト事業 日本 完成品事業
東京本社 — 東京都中野区1,898百万円
会社統括業務
本社・テクニカルセンター — 愛知県豊橋市1,213百万円
会社統括業務 全社研究開発
熊谷工場 — 埼玉県熊谷市442百万円
アルミニウム 事業
商品営業部 — 東京都中野区5百万円
完成品事業
厚木営業所 ほか5営業所1百万円
販売業務 ダイカスト事業 日本
主な関係会社
  • 国内
    ㈱アーレスティ栃木(注)1
    栃木県下都賀郡壬生町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アーレスティ熊本(注)1
    熊本県宇城市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アーレスティ山形(注)1
    山形県西置賜郡白鷹町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    アーレスティウイルミントンCORP. (注)1、3、5
    アメリカ合衆国 オハイオ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アーレスティテクノサービス
    静岡県浜松市浜名区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アーレスティダイモールド浜松
    静岡県浜松市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    タイアーレスティダイCO.,LTD. (注)2
    タイ アユタヤ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    広州阿雷斯提汽車配件有限公司(注)1
    中華人民共和国広東省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    アーレスティメヒカーナS.A. de C.V. (注)1、4
    メキシコ合衆国サカテカス州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    アーレスティインディアプライベートリミテッド(注)1
    インド ハリアナ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    合肥阿雷斯提汽車配件有限公司(注)1
    中華人民共和国安徽省 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,671億円営業利益37億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.6%、利益が+8.8%。

売上高
+2.6%
1,671億円
営業利益
+8.8%
37億円
純利益
36億円
営業利益率
2.2%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,616億円1,671億円
営業利益14億円37億円
純利益5億円36億円
1株あたり配当¥34¥34

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は424億円、営業利益は−5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+11.6%、営業利益は−350.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q3654
2024年1Q38020.55
2024年2Q39841.04
2024年3Q410102.44
2024年4Q395−90
2025年2Q782−3−0.4−27
2025年4Q847374.4−2
2026年2Q821182.221
2026年4Q850192.215
2027年1Q424−5−1.2−7

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,059億円から1,671億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は2.2%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,0597−2
2014年3月1,2684059
2015年3月1,387163
2016年3月1,4454120
2017年3月1,3676346
2018年3月1,4524435
2019年3月1,454294
㈱アーレスティインクルーシブサービスを愛知県豊橋市に設立(非連結子会社)
2020年3月1,2064−7
2021年3月930−21−28
㈱アーレスティダイモールド浜松、㈱アーレスティダイモールド栃木及び㈱アーレスティダイモールド熊本は、㈱アーレスティダイモールド浜松を存続会社として合併
2022年3月1,163−20−52
2023年3月1,4091−1
2024年3月1,58326−77
2025年3月1,62934302.1−29
2026年3月1,67137292.236

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,671億円のうち、営業利益として残るのは37億円2.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は36億円、売上の2.2%にあたる。営業利益率は業種中央値5.8%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金89.9%1,502億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.8%131億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.2%37億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
10.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.5pt
2.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.8pt
2.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.5pt
6.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが123億円、投資CFが−115億円で、差し引きのフリーCFは8億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は117億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月137−18537−4861
2014年3月118−12730−988
2015年3月125−152−5−2758
2016年3月181−146−443545
2017年3月218−129−908941
2018年3月169−168−14126
2019年3月160−141−141929
2020年3月165−17722−1237
2021年3月79−116119−37122
2022年3月83−61−512294
2023年3月107−63−1544130
2024年3月183−139−6044116
2025年3月153−129−1024134
2026年3月123−115−258117

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,358億円。このうち返さなくてよい自己資本が559億円で、自己資本比率は41.1%(業種中央値53.7%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,10839371535.5
2014年3月1,36854282639.5
2015年3月1,47660886841.2
2016年3月1,39559380242.4
2017年3月1,35062172945.8
2018年3月1,37865472447.4
2019年3月1,28261366947.7
2020年3月1,23157465746.5
2021年3月1,32255676642.0
2022年3月1,31353677740.7
2023年3月1,37156680541.2
2024年3月1,31851680239.1
2025年3月1,34152082138.7
2026年3月1,35855979941.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
122億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
215億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
48億円
在庫として抱えている分
負債合計
799億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
61
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

非鉄金属 32社との比較

同じ非鉄金属の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り32社中1位あたり、逆に低いのは営業利益率32社中28位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.7%/中央値 8.2%
P25 6.1%P75 15.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.2%/中央値 5.8%
P25 3.8%P75 9.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
41.1%/中央値 53.7%
P25 41.3%P75 57.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
2.6%/中央値 9.0%
P25 5.3%P75 17.1%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.0%/中央値 2.1%
P25 0.8%P75 3.7%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥681で、1年前と比べて-22.0%過去52週の値幅のなかでは13%の位置にある。

¥681-2.3%1ヶ月-0.4%1年-22.0%時価総額174億円
過去52週の値幅
安値¥638高値¥960

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)4.7倍
PER (会社予想)33.8倍
PBR0.30倍
配当利回り4.99%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近5日間は700円前後でのもみ合いから、8月3日に682円へ下落し、前日比-2.71%と弱含みました。25日移動平均線(709.64円)を3.9%下回り、75日線(747.68円)からも乖離が拡大しています。52週高値968円からは29.5%下げる一方、52週安値638円に対しては6.9%上回る水準です。直近の出来高は6月25日に367,100株と急増した後、7月は5〜20万株台で推移し、方向感に欠ける展開です。週足では緩やかな下放れの兆しが見られ、RSIは33.05と弱気圏ですが、下値では638円が支持線として意識されそうです。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERが4.73倍と同業界平均の20.75倍を大幅に下回り、PBRも0.30倍と簿価に対して極めて低い。配当利回りは6.16%と高いが、業界平均の166.71%は異常値であり、参考にできない。ROEは6.65%と低めで、収益性は改善傾向にあるものの、過去に赤字があった。割安だが、業績の安定性に欠けるため、割安度は高いが慎重な評価が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)4.7倍22.2倍
PER (予想)33.8倍
PBR0.30倍2.02倍
ROE6.7%12.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

自動車の軽量化や電動化がアルミ需要を押し上げる一方、原材料費の高騰や減少する自動車生産台数が収益を圧迫している。強気派は電動化やカーボンニュートラル推進による需要拡大を評価し、弱気派は収益の不安定さと競争の激化を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 軽量化需要

    燃費規制強化で自動車部品のアルミ化が進む。

  • 電動車拡大

    EV用部品でアルミ鋳物の需要が増加する可能性。

  • 技術力

    複雑形状を成形できる鋳造技術が強み。

  • 2026年3月期は最終黒字36億円へ転換決算発表後影響

    純利益が-29億円から36億円へ、営業利益も37億円と増益

  • PER4.73倍・PBR0.30倍の割安不定影響

    PER4.73倍、PBR0.3041倍、ROE6.65%の収益力

  • 配当利回り6.16%の高利回り継続影響

    配当利回り6.16%、時価総額174億円でインカムが厚い

  • 売上高が3期連続増収通年影響

    売上高1,583→1,629→1,671億円と増加基調

マイナスに働く材料7
  • 原材料高

    アルミ地金価格の変動が利益を圧迫する。

  • 自動車生産減

    国内自動車生産の減少が需要減につながる。

  • 収益不安定

    営業利益率が2%前後と低く、業績が変動しやすい。

  • 営業利益率2.21%と低採算通年影響

    営業利益37億円、売上高1,671億円に対する利益率2.21%

  • 純利益の振れが大きく収益が不安定継続影響

    純利益は-77億円、-29億円、+36億円と大幅に変動

  • 株価は1年で12.1%下落継続影響

    前年比-12.06%、PBR0.30倍でも下げ止まらず

  • 外国人保有16.39%と海外市況の影響継続影響

    外国人持ち分16.39%と高く、リスクオフ時に売られやすい

次の決算で確かめる点
アルミ地金価格
コストと収益に直結する。
自動車生産台数
主要需要先の動向を反映。
営業利益率
収益性の改善度合いを測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり34で、前期から+50.0%いまの株価に対する利回りは4.99%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥34
1株あたり
配当利回り
4.99%
いまの株価に対して
配当性向
49.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2026.4
2018年3月2630.052.0
2019年3月22−15.426.7
2020年3月18−18.2
2021年3月5−72.2
2022年3月10100.0
2023年3月100.0
2024年3月1550.049.1
2025年3月2886.7
2026年3月4250.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥34

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ11,274人。区分でいちばん多いのは個人・その他58.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が21.7%を占め、残る78.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他41.649.350.553.661.458.2
外国法人15.313.612.815.016.816.3
事業法人12.311.612.212.913.114.7
金融機関26.822.619.814.27.57.0
証券会社4.02.94.64.21.13.7
自己株式1.50.90.51.32.92.4
外国人個人0.00.00.00.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01高橋 新4.36
02アーレスティ取引先持株会3.75
03INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券㈱)3.61
04アーレスティ従業員持株会3.57
05日本軽金属㈱2.57
06スズキ㈱2.21
07㈱みずほ銀行(常任代理人 ㈱日本カストディ銀行)2.13
08高橋 利江2.10
09BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社㈱三菱UFJ銀行)1.75
10日軽産業㈱1.61

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1958%、1株純資産は14期で+23%。直近期のROEは6.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−81,8215.8
2014年3月2702,09512.63.26.7
2015年3月132,3520.659.814.3
2016年3月762,2883.39.623.9
2017年3月1792,3957.66.426.4
2018年3月1332,5235.47.052.0
2019年3月162,3580.738.926.7
2020年3月−272,244
2021年3月−1112,161
2022年3月−2012,069
2023年3月−32,180
2024年3月−3012,04349.1
2025年3月−1162,091
2026年3月1442,2386.75.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額234百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
高橋新取締役 会長 会長執行役員701,113,000
高橋新一代表取締役 社長 最高経営責任者45131,000
金田尚之代表取締役 専務執行役員 品質保証本部長62106,000
成家秀樹取締役 常務執行役員 管理本部長6229,000
酒巻孝光取締役711,000
酒井和之取締役(監査等委員)6527,000
塩澤修平取締役(監査等委員)703,000
森明吉取締役(監査等委員)78
寺井公子取締役(監査等委員)64
松葉俊博取締役(監査等委員)63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円賞与百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)411213223017945
社外取締役5283326
取締役(社内)117322323

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,437字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び子会社13社により構成されており、ダイカスト事業、アルミニウム事業、完成品事業を営んでおります。 当社グループの事業内容及び各事業における当社と関係会社の位置付け等は次のとおりであります。 なお、次の3事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 (1) ダイカスト事業 主要な製品は、自動車向けを主とするダイカスト製品、金型鋳物製品、ダイカスト用金型等であります。 ダイカストは、製品をお客様に提供するまで、製品設計(湯流れ、強度等の解析含む)、金型製作、試作、量産(ダイカスト鋳造、機械加工等)という流れとなります。当社グループ会社のほとんどがダイカスト事業に関連しており、一連のダイカスト製品の量産に至る過程、量産工程の一部を担うか、又は、その過程において使用する設備装置の提供等を行っております。 ① ダイカスト製品 日本では当社がダイカスト製品を製造・販売するほか、子会社の㈱アーレスティ栃木、㈱アーレスティ熊本、㈱アーレスティ山形が製造しており、北米では、米国子会社のアーレスティウイルミントンCORP.及びメキシコ子会社のアーレスティメヒカーナS.A. de C.V.が、アジアでは、中国子会社の広州阿雷斯提汽車配件有限公司、合肥阿雷斯提汽車配件有限公司及びインド子会社のアーレスティインディアプライベートリミテッドが製造・販売しております。 ② 金型鋳物製品 当社の東海工場が金型鋳物製品を製造し、販売をしております。 ③ ダイカスト用金型 当社が金型設計、販売を行うほか、日本では子会社の㈱アーレスティダイモールド浜松が製造しております。北米では、メキシコ子会社のアーレスティメヒカーナS.A. de C.V.が金型を製造しており、アジアでは、タイアーレスティエンジニアリングCO., LTD.が当社の金型設計の一部を行い、タイアーレスティダイCO., LTD.、阿雷斯提精密模具(広州)有限公司が金型を製造・販売しております。なお、阿雷斯提精密模具(広州)有限公司につきましては、2025年4月18日付で当該子会社の出資持分の全部を譲渡することを決議したため、2026年3月期より連結対象から除外されます。内容の詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 (企業結合等関係)」をご参照ください。 ④ ダイカスト周辺機器 ㈱アーレスティテクノサービスが金型冷却部品等を製造し、販売しております。 (2) アルミニウム事業 主要な製品は、ダイカスト用二次合金地金、鋳物用二次合金地金等であります。 当社が製造・販売しております。 (3) 完成品事業 主要な製品は、フリーアクセスフロア(建築用二重床)等であります。 ㈱アーレスティ栃木、合肥阿雷斯提汽車配件有限公司がフロアパネル等を製造し、当社が施工・販売しております。 事業の系統図は次のとおりであります。 (注) 1.< >書きのない会社は連結子会社、< >書きの会社は持分法非適用非連結子会社であります。 2.( )書きのない会社は国内会社であります。 3.図中の → は主要な製品、役務の流れを示しております。 4.2025年7月に阿雷斯提精密模具(広州)有限公司の持分の全てを譲渡しております。
経営方針・対処すべき課題3,326字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社の社名「アーレスティ」は、R・S・T<Research><Service><Technology>の三つの言葉の統合です。この社名には、より品質の高いResearch、Service、Technologyを追求し、さまざまな製品を通して、広く社会のお役にたちたいという想いが込められています。こうした当社の想いを実現するため、当社は経営基本方針を定め、グループ全体に考え方が浸透し行動に結びつくよう活動を行っています。 (経営基本方針) 常に生きいきと活動し 理論と実験と 創意と工夫を尊重して 品質のすぐれた製品と 行き届いたサービスを提供しよう (2) 目標とする経営指標 当社は、2040年に向けて進むべき方向として「2040年ビジョン」を定め、これに基づく長期経営計画である「10年ビジネスプラン」、及び3カ年中期経営計画の中で具体的な経営指標の目標値を設定しております。投資価値のある企業を目指して、売上高、売上高営業利益率、電動車搭載部品売上比率等を指標としております。 (3) 中長期的経営戦略、経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループの主力事業であるダイカスト事業は、営業収入の9割以上を自動車関連が占めていることから、業績は国内外における自動車生産台数により大きく影響される状況にあります。また、自動車産業は、100年に一度の大変革期とも言われており、各国の産業政策や燃費規制、モビリティとしての自動車の役割の変化等により今後CASE(Connected(コネクティッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化))などが進み、当社が現在主力としている製品群が将来的には変化していくことが予想されております。 このような経営環境の変化に対処すべく、短期的には自動車メーカーの内製部品のアウトソーシングが進むことを想定し、その受注増加の機会をしっかり捕捉していきます。中長期的には電動化に伴う車体軽量化ニーズへの対応の中で、電動車搭載部品の更なる受注拡大、足回り部品やボディ・シャーシ等の車体系部品分野への進出を強化する所存です。 当連結会計年度における世界経済は、米国の通商政策や地政学的リスクの影響を受けながらも、インフレ圧力の沈静化や雇用環境の底堅さを背景に、全体としては緩やかな回復基調を維持しました。一方で、2026年2月28日の米国とイスラエルによるイラン攻撃を契機としたホルムズ海峡封鎖により、世界各国におけるエネルギーや石油化学品等の価格高騰や供給制約による今後の経済活動への悪影響が強く懸念される状況となりました。 このような状況の中、当社グループでは、各国・地域の自動車会社向け販売量の変動に合わせた操業体制や人員体制の適正化、昨年度大きな赤字を計上した米国工場の再建、労務費やエネルギー価格上昇影響等の価格反映について継続的に取り組み、基礎的収益力の向上に努めました。これら構造改革効果の着実な刈り取りに加え、受注量の回復も寄与したことで、当社グループ業績は前期から大きく向上し、各段階損益とも増益となりました。一方で、中東情勢に起因する原材料、エネルギー価格等の高騰が事業及び業績に与える影響は大きく、来期に関しましては当連結会計年度の業績を下回る見込みです。引き続き米国工場の収益性改善を最優先課題として位置づけ、生産体制の合理化による固定費の削減及びさらなる生産性改善により受注変動への耐性をより一層強化するとともに、エネルギー費及び労務費の高止まりに対しても価格転嫁交渉の推進によりコスト増加影響を吸収し安定的な収益を確保してまいります。 (10年ビジネスプラン) 当社は2038年に創業100周年を迎えます。100年を超え、更なる発展・成長する企業となるために、2040年に向けた当社グループの進むべき方向として「2040年ビジョン」を定め、これに基づく長期経営計画として「10年ビジネスプラン」を策定しております。 1.電動車向け部品・車体系部品群中心へ事業ポートフォリオをシフト リサイクル性・省エネルギーに優れたアルミニウム二次合金を主原料とするアルミニウムダイカストは、従来のパワートレイン系部品だけでなく、電動系部品、車体系部品群への採用拡大により、燃費・電費向上を目的とした車体軽量化ニーズ、CO2排出量削減、環境保全や循環型社会の形成など地球環境の未来に貢献できます。将来にわたり自動車メーカー各社のモビリティ事業に貢献していくために、急速に進む電動化を捉え、製品ポートフォリオを電動車向け部品・車体系部品群中心にシフトしてまいります。 2.技術探求を続け、唯一を生み出す 製品ポートフォリオシフトを実現するために、製品開発のデジタルトランスフォーメーションによって開発リードタイムを短縮するなど技術開発力を強化し、市場の変化やお客様のニーズにいち早く応えていきます。工法・技術・素材の各分野で将来の事業に貢献する先駆的な技術探求を続け、新規需要の創出を図ります。また、製品製造の際のCO2排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルダイカストの開発に挑戦していくことで地球環境に貢献するとともに、当社の競争力向上を目指します。 3.Ahrestyで良かった!の実現 お客様からの最上位評価獲得、従業員エンゲージメントの向上、ダイバーシティの実現を目指します。経営幹部の多様化、従業員及び管理職の女性比率向上においては、ダイバーシティ&インクルージョンに対する理解を深める意識改革、多様な人材が活躍できる職場の拡大並びにキャリア支援を実施します。 4.信頼の獲得と事業を通じた社会課題の解決による持続的成長 ステークホルダーの皆様からの更なる信頼の獲得と事業を通じた社会課題の解決による持続的成長実現のために、「アルミダイカスト製品供給によるクルマのエネルギー消費効率向上」と「エネルギー効率の改善等による使用化石燃料資源の低減」を重要課題として取り組みます。カーボンニュートラル項目において2030年度CO2排出量原単位50%削減(2013年度比)を目指し、CO2排出量削減活動に取り組みます。 5.財務体質と経営基盤の強化 当社は取締役会での議論を経て、10年ビジネスプランにおける財務戦略を策定しています。当社グループの置かれた事業環境や当社グループ事業の特性を踏まえ、株価純資産倍率1倍の達成を目指して、①資本コストを上回る自己資本利益率(以下「ROE」)の達成による中長期的資本効率の向上、②機動的な受注と成長投資を継続するための健全な財務体質の堅持、③軽量化・電動化需要の捕捉、電動化部品の新規顧客開拓、省人化・省力化を推進するための成長投資の継続、④連結業績に基づいた継続的株主還元の実施、を財務戦略の4本柱に据えました。具体的には自己資本利益率9%の達成、健全性の目安として自己資本比率40%以上の堅持、2030年までの成長投資1,400億円実施を可能にする営業キャッシュ・フローの創出、株主還元目標として利益回復による配当性向35%以上の実施を目指してまいります。そしてこの財務戦略を実現していくためには、電動化シフトする市場でのプレゼンスを確保するための攻めの受注戦略と設備投資効率の最大化を両立していく必要性があり、設備投資規律を強化しつつ、地域戦略や電動化の進捗状況、新規受注見込みを総合的に分析しながら創出したキャッシュの最適なアロケーションを目指していく所存です。 当社としましては、10年ビジネスプラン及び新たに策定した25-27中期経営計画の下、当社のものづくりの継承と再構築を念頭としたSMARTなものづくりを追求するため、効率的な生産体制づくりと稼ぐ力を一層高めてまいります。
事業等のリスク3,525字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 景気動向による需要変動及びサプライチェーンの部品供給支障による自動車OEMの生産変動に関わるリスク 当社グループの営業収入はダイカスト事業の依存度が高く、ダイカスト事業の営業収入の9割以上を自動車関連で占めております。自動車の生産台数及び販売台数は、国内外の景気動向の影響を受けることが予想されるほか、自動車部品供給サプライチェーンの部品供給支障による自動車OEMの操業停止や減産の影響を受ける可能性があります。 当社としましては、これらの需要変動及び生産変動に関わるリスクを最小限にとどめるべく、日本、北米、アジアを含む当社グループの主要市場の情報収集を行い、変動に応じた生産体制となるよう努めておりますが、想定を超える景気後退及びそれに伴う需要の縮小あるいはサプライチェーンの混乱による自動車OEM生産の減少が生じた場合、当社グループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 自動車市場の構造変化に関わるリスク 各国の産業政策や燃費規制、モビリティとしての自動車の役割の変化等によりCASE(Connected(コネクティッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化))などが進み、当社が現在主力としている製品群が将来的には変化していくことが予想され、事業構造に影響を及ぼす可能性があります。 当社としましては、短期的には自動車OEMの構造変化によるダイカスト関連投資の抑制からダイカストのアウトソーシングが進むことも想定し、その受注増加の機会もしっかり捕捉していく考えですが、中長期的には電動化に伴う車体軽量化ニーズへの対応の中で、従来のパワートレイン系部品だけでなく、電動車搭載部品の受注拡大、足回り部品等の構造部品分野への進出を強化する所存です。 (3) 為替レート及び金利変動に関わるリスク及び財務制限条項について 当社グループの事業には、北米、アジアの生産と販売が含まれており、生産を行う地域の通貨価値上昇はそれらの地域の製造と調達コストを上昇させる可能性があります。また連結財務諸表において、現地通貨における価値が不変でも、為替レートにより円換算後の価値が影響を受ける可能性があります。更に、各種設備投資や事業継続のために金融機関からの資金調達を行っており、金利上昇により金融コストを上昇させる可能性があります。 当社グループでは、ヘッジ契約を用いてそれらのリスクの影響を軽減することとしております。ヘッジ契約の利用は、為替及び金利の変動リスクをある程度軽減する効果がある一方、ヘッジコストを支払うことになるほか、相場が想定とは逆サイドに変動した場合、得べかりし利益を失う可能性があります。また、ヘッジ契約の相手方の信用リスクにさらされるリスクもあり、取引相手の債務不履行があれば、当社グループに悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当社は中期経営計画で目指す安定成長と財務基盤の強化向上のため、機動的かつ安定的な資金調達の実現を目的として、取引金融機関数行との間でシンジケートローン契約を締結しており、当該契約には一定の財務制限条項が付されております。当該契約に付された財務制限条項の内容は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結貸借対照表関係 5.財務制限条項」に記載のとおりでありますが、これらに抵触した場合、該当する借入金の一括返済及び契約解除のおそれがあり、当社の資金繰りに影響を及ぼす可能性があります。 (4) 原材料市況変動に関わるリスク 当社グループのダイカスト事業における原材料(アルミニウム二次合金地金)及びアルミニウム事業における原料(アルミニウム合金屑等)の価格は、他の非鉄金属価格の動向、アルミニウム一次地金価格の動向、特にLME(ロンドン金属取引所)等の海外市況の動向の影響を受けます。 ダイカスト事業では顧客との間で製品価格に転嫁できる契約形態(顧客によって契約内容は異なるものの一般的には3ヶ月ごとに市況の変動に合わせて原材料の契約価格を改定しております)となっており、売上高は原材料市況の影響を受けますが、長期的には利益への影響はほとんどありません。しかしながら、短期的には原材料価格の変動が収益に影響を及ぼす可能性があります。 アルミニウム事業では、市況により販売価格及び原料価格が変動しますが、一般的には販売価格と原料価格は連動しており、売上高への影響はあるものの利益への影響は基本的に限定的です。しかしながら、原料価格が急上昇すると販売価格との乖離が一時的に広がり利益にも影響を及ぼす可能性があります。 (5) 製品の品質に関わるリスク ダイカスト製品については、グローバル展開により当社グループの製品が世界各国で使用されております。そのため、当社グループはISO9001/IATF16949を取得し、厳密な品質管理のもと、個々の取引先の製品規格に従い検査を行った上で、納品しております。万一賠償問題につながるクレーム及びリコールが発生した場合には、その問題が世界に波及するリスクが生じます。製造物責任賠償については保険に加入しておりますが、この保険が最終的な賠償額をカバーできる保証はありません。また、検査においてデータ書き換えやねつ造が行われた場合も同様です。その結果、損害賠償等の経済的負担及び信用失墜により、当社グループの業績及び財務状況に多大な影響を及ぼす可能性があります。 (6) 知的財産権に関わるリスク 当社グループは、長年にわたり、自社が製造する製品に関連する多数の特許及び商標を保有し、もしくはその権利を取得しています。これらの特許及び商標は、当社グループのこれまでの事業の成長にとって重要であり、その重要性は今後も変わりません。当社グループは、いずれの事業も単一の特許又は関連する複数の特許に依存しているとは考えておりませんが、このような知的財産が広範囲にわたって保護できないこと、あるいは広範囲にわたり当社グループの知的財産権が違法に侵害されることによって、当社グループの事業活動に悪影響を及ぼす可能性があります。一方で、当社グループが認識の範囲外で第三者の知的財産権を侵害した場合、多額の損害賠償責任を負う可能性や当社グループの事業活動が制限される可能性があります。 (7) 海外進出に潜在するリスク 当社グループの生産及び販売については、北米、アジア等、日本国外に占める割合が年々高まる傾向にあります。そのため、当社グループが進出している国や地域において、戦争、テロ等の予期せぬ事象の発生やストライキ等労務問題の発生によって、原材料や部品の購入、生産、製品の販売及び物流やサービスの提供などに遅延や停止が生じる可能性があります。これらの遅延や停止が起こり、それが長引くようであれば、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に悪影響を与える可能性があります。 (8) 災害や事故、パンデミックに関するリスク 大規模な地震や大型の台風等の自然災害、火災、事故、パンデミック等が発生した場合には、当社グループ従業員の被災、感染拡大、生産施設等の機能麻痺、取引先の被災、公共インフラの復旧遅れ、あるいは公的規制により、生産・納入・サービス活動が遅延、停止する可能性があります。 (9) 情報セキュリティ(重要情報・顧客情報・個人情報・知的財産)に関わるリスク 当社グループは自己のものに限らず顧客からの重要情報等を取り扱うことがあることから、これらの情報については、社内規程を整備し情報へのアクセス制限を設ける等の対応をとっています。しかしながら、社内あるいは取引先における内部不正、もしくは社外からのサイバー攻撃による情報漏洩・破壊・改ざん等の情報セキュリティ事故が発生した場合、当社グループの社会的信頼の低下に伴う新規受注停止や取引停止、顧客からの損害賠償請求、それらの影響による株価の低下から、当社グループの事業運営、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)10,421字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における世界経済は、米国の通商政策や地政学的リスクの影響を受け続けながらも、インフレ圧力の沈静化や雇用環境の底堅さを背景に2025年の世界経済全体の実質GDP成長率は3.2%(推計)となりました。米国経済は、トランプ政権による関税強化を受け、インフレ再燃やサプライチェーンへの影響に対する警戒感が強まりましたが、企業景況感は底堅く推移し、労働市場の堅調さにも支えられGDP成長率はプラスを維持しています。中国経済においては、不動産市場の調整が引き続き景気の下押し要因となる一方、輸出の持ち直しや政府による景気刺激策の拡大を背景に、2026年1~3月期の成長率は5.0%となり、回復の兆しが見られました。日本経済は、訪日外国人需要や内需の底堅さに支えられ、2025年後半にかけて個人消費や設備投資が小幅に増加し緩やかな成長を維持しました。消費者物価の上昇が継続する中、春闘による賃上げ機運が維持されるなど、所得環境の改善が進み、消費の回復を支える要因となっています。一方で、2026年2月28日の米国とイスラエルによるイラン攻撃を契機としたホルムズ海峡封鎖により、世界各国におけるエネルギーや石油化学品等の価格高騰や供給制約による今後の経済活動への悪影響が強く懸念される状況となりました。 当社グループでは、2030年を目標年度とする長期経営計画である10年ビジネスプランと、2025年度より新たにスタートした25-27中期経営計画を推進しております。25-27中期経営計画では、「Reinvent Ahresty ~未来に向けてアーレスティを再発明する~」をコンセプトとして、当社のものづくりの継承と再構築を念頭としたSMARTなものづくりの追求、自動車の電動化を見据えた製品ポートフォリオの見直し、CO2削減活動の加速、製品の開発リードタイムの短縮、及び従業員エンゲージメントやダイバーシティの推進等を柱としています。加えて「資本コストや株価を意識した経営」実現のための財務運営指針となる財務戦略を運営していくことで財務体質と経営基盤の強化を図り、自己資本比率40%、配当性向35%、設備投資1,400億円、ROE9%達成を10年ビジネスプラン期間における4本柱の財務目標として掲げております。 上記経済状況と戦略の下、当社は各国・地域の自動車会社向け販売量の変動に合わせた操業体制や人員体制の適正化、昨年度大きな赤字を計上した米国工場の再建、労務費やエネルギー価格上昇影響等の価格反映について継続的に取り組み、基礎的収益力の向上に努めました。これら構造改革効果の着実な刈り取りに加え、受注量の回復も寄与したことで、当社グループ業績は前期から大きく向上し、各段階損益とも増益となり、当期損益においては7期ぶりに黒字を計上することとなりました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の総資産は135,815百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,721百万円の増加となりました。 当連結会計年度末の負債は79,872百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,232百万円の減少となりました。 当連結会計年度末の純資産は55,943百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,954百万円の増加となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高167,092百万円(前期比2.6%増)、営業利益3,739百万円(前期比10.9%増)、経常利益2,865百万円(前期比5.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益3,580百万円(前期は2,892百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 ダイカスト事業 日本は、売上高68,574百万円(前期比6.2%増)、セグメント利益2,638百万円(前期比13.7%増)となりました。ダイカスト事業 北米は、売上高52,209百万円(前期比5.0%増)、セグメント損失428百万円(前期はセグメント損失1,617百万円)となりました。ダイカスト事業 アジアは、売上高36,228百万円(前期比0.8%減)、セグメント利益828百万円(前期比54.2%減)となりました。 アルミニウム事業は、売上高6,622百万円(前期比8.2%減)、セグメント利益253百万円(前期比11.9%増)となりました。 完成品事業は、売上高3,457百万円(前期比29.2%減)、セグメント利益437百万円(前期比45.1%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて1,721百万円減少し11,725百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により増加した資金は、12,275百万円(前期は15,308百万円の増加)となりました。これは主に、関係会社株式売却益1,109百万円、売上債権の増加額2,334百万円、仕入債務の減少額1,051百万円等の資金減少要因に対し、税金等調整前当期純利益3,590百万円、減価償却費11,665百万円、減損損失392百万円等の資金増加要因があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により減少した資金は、11,547百万円(前期は12,889百万円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の売却による収入122百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入465百万円等の資金増加要因に対し、有形固定資産の取得による支出11,592百万円等の資金減少要因があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により減少した資金は、2,516百万円(前期は1,043百万円の減少)となりました。これは主に、短期借入れによる収入137,418百万円及び長期借入れによる収入10,160百万円の資金増加要因に対し、短期借入金の返済による支出140,023百万円及び長期借入金の返済による支出8,787百万円、配当金の支払額838百万円等の資金減少要因があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) ダイカスト事業 日本(百万円)   62,782   104.6 ダイカスト事業 北米(百万円)   50,386   101.2 ダイカスト事業 アジア(百万円)   35,281   101.6 アルミニウム事業(百万円)   8,283   83.5 完成品事業(百万円)   1,076   66.5 合計(百万円)   157,810   101.1 (注) 金額は製造原価によっており、セグメント間取引の相殺消去前の数値によっております。 b.受注実績 当社グループの事業の大部分は、顧客からの受注内示に基づいた見込み生産を行い、納入指示日の数日前に確定する受注に基づいて出荷(売上計上)する形態であるため、受注実績の記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) ダイカスト事業 日本(百万円)   68,574   106.2 ダイカスト事業 北米(百万円)   52,209   105.0 ダイカスト事業 アジア(百万円)   36,228   99.2 アルミニウム事業(百万円)   6,622   91.8 完成品事業(百万円)   3,457   70.8 合計(百万円)   167,092   102.6 (注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) ㈱SUBARU   20,159   12.4   21,134   12.6 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成においては、連結会計年度末日における資産・負債の金額の開示並びに連結会計年度における収益・費用の適正な計上を行うため、見積りや前提が必要となります。当社グループでは、過去の実績、又は各状況下で最も合理的と判断される前提に基づき見積りを実施しておりますが、見積り特有の不確実性があることから、実際の結果と異なる可能性があります。 以下、当社グループの財政状態や経営成績にとって重要であり、かつ相当程度の経営判断や見積りを必要とする重要な会計方針についてご説明いたします。 なお、重要な会計上の見積りに用いた仮定につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」及び「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (投資有価証券及び投資) 当社グループは、長期的な取引関係維持のために、特定の顧客及び金融機関に対する少数持分を所有しております。これらの投資有価証券には価格変動性が高い公開会社の株式と株価決定が困難である非公開会社の株式が含まれます。 当社グループは、公開会社株式については市場価格などの時価をもって連結貸借対照表に計上し、評価差額は税効果会計適用後の金額を全額純資産の部に計上しております。しかし、時価が著しく下落した場合(50%以上下落した場合)に下落した額について、原則として減損を認識しております。また30%以上~50%未満下落している銘柄については、3年間の時価の推移を捉え時価が回復しないと見込まれる場合に減損を計上しております。 また、非公開会社株式については、投資先の純資産価額の当社持分と、当社グループの帳簿価額とを比較することにより減損の判断を行っております。減損の判断にあたっては、下落幅及び当該投資先会社の財政状態及び将来の業績見通し等を考慮しております。 (貸倒引当金) 当社グループは、将来の顧客の支払不能時に発生する損失に備えるため、債権を一般債権、貸倒懸念債権、破産更生債権に分類し、一般債権については過去における貸倒実績率に基づいた貸倒見積高、貸倒懸念債権及び破産更生債権については回収可能額を控除した全額を貸倒見積額として引当計上しております。 (固定資産の減損) 当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、回収可能価額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。回収可能価額は正味売却価額と使用価値のいずれか高い方の金額となりますが、正味売却価額につきましては不動産鑑定評価額及び動産評価額を合理的に調整した価格とし、使用価値については見積将来キャッシュ・フローの現在価値とすることを会計方針としております。減損の兆候の識別、減損損失の認識及び測定に当たっては、事業計画や環境の変化によりその見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損金額の増加及び新たな減損損失認識の可能性があります。 (繰延税金資産) 当社グループは、将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金が、将来の課税所得の見積額及び将来加算一時差異の解消見込額と相殺され、税負担額を軽減することができると認められる範囲内で繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性については、将来の見積課税所得、タックス・プランニング及び将来加算一時差異の解消スケジュール等に基づき判断しております。今後、将来の課税所得の見積額の変化や、その他の要因に基づき繰延税金資産の回収可能性の評価が変更された場合、繰延税金資産の減額部分の増減変更により法人税等調整額が増減し親会社株主に帰属する当期純利益(又は親会社株主に帰属する当期純損失)が増減する可能性があります。 (退職給付に係る負債) 当社グループは、将来の従業員の退職金の支払に備え、確定給付型の制度として退職一時金制度及び確定給付企業年金制度、確定拠出型の制度として確定拠出年金制度を採用しております。 一部の連結子会社においては、従業員が少ないため高い信頼性をもって数理計算上の見積りを行うことが困難であるため簡便法による処理を行っております。簡便法では決算日における従業員の自己都合退職によった場合における要支給額より年金資産額を控除した額を引当計上しております。 当社及び一部の連結子会社においては、原則法により数理計算上の見積りを行っております。原則法によった場合、従業員の退職給付費用及び債務は数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出されます。これらの前提条件には、割引率、将来の昇給率、退職率、死亡率及び年金資産の長期期待運用収益率などが含まれております。割引率は主に日本の国債の市場利回りを基礎に算出しております。長期期待運用収益率は年金資産が投資されている資産の種類ごとの長期期待運用収益率の加重平均に基づいて計算されております。実際の結果が前提条件と異なる場合、又は前提条件が変更された場合、その影響額は累積され将来にわたって規則的に認識されていくため、一般的には将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1) 財政状態 (資産合計) 資産は、135,815百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,721百万円の増加となりました。流動資産は65,815百万円で、前連結会計年度末に比べ1,701百万円の増加となり、その主な要因は、棚卸資産が703百万円減少した一方、売上債権が2,725百万円増加したことによるものです。固定資産は69,999百万円で、前連結会計年度末に比べ19百万円の増加となり、その主な要因は、有形固定資産が1,094百万円減少した一方、投資有価証券が648百万円、繰延税金資産が256百万円、退職給付に係る資産が92百万円増加したことによるものです。 (負債合計) 負債は、79,872百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,232百万円の減少となりました。流動負債は58,907百万円で、前連結会計年度末に比べ4,762百万円の減少となり、その主な要因は、仕入債務が787百万円、短期借入金が2,260百万円、1年内返済予定の長期借入金が1,563百万円減少したことによるものです。固定負債は20,964百万円で、前連結会計年度末に比べ2,529百万円の増加となり、その主な要因は、繰延税金負債が409百万円、退職給付に係る負債が181百万円減少した一方、長期借入金が3,116百万円増加したことによるものです。 (純資産合計) 純資産は、55,943百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,954百万円の増加となりました。その主な要因は、利益剰余金が2,737百万円、その他有価証券評価差額金が446百万円、為替換算調整勘定が284百万円、退職給付に係る調整累計額が307百万円増加したことによるものです。 以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末38.7%から41.1%となりました。 2) 経営成績 (売上高) 売上高は、国内自動車生産の回復に伴う主要顧客向け受注量の増加や新規製品の量産開始等の影響により、前連結会計年度から4,162百万円増加し167,092百万円(前期比2.6%増)となりました。 そのうち、国内売上高は78,653百万円(前期比1,963百万円増)、海外売上高は88,438百万円(前期比2,199百万円増)となりました。 (売上原価、販売費及び一般管理費、営業損益) 売上原価は、受注量増加や新規製品の量産開始に伴う生産増加等の影響により、前連結会計年度から2,687百万円増加し150,205百万円(前期比1.8%増)となりました。 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度から1,107百万円増加し13,147百万円(前期比9.2%増)となりました。 以上の結果、営業利益は3,739百万円(前期比10.9%増)となりました。 (経常損益) 営業外収益は前連結会計年度から224百万円減少し500百万円(前期比31.0%減)となりました。これは主にスクラップ売却益が133百万円、受取利息が61百万円減少したことによるものです。 営業外費用は前連結会計年度から322百万円増加し1,374百万円(前期比30.7%増)となりました。これは主に支払利息が186百万円、シンジケートローン手数料が140百万円増加したことによるものです。 以上の結果、経常利益は2,865百万円(前期比5.9%減)となりました。 (特別利益) 特別利益は前連結会計年度から312百万円増加し1,406百万円(前期28.5%増)となりました。これは主に固定資産売却益が769百万円減少した一方、関係会社株式売却益が1,109百万円増加したことによるものです。 (特別損失) 特別損失は前連結会計年度から4,034百万円減少し681百万円(前期85.6%減)となりました。これは主に減損損失が2,908百万円、特別退職金が1,055百万円減少したことによるものです。 (親会社株主に帰属する当期純損益) 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は3,580百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失2,892百万円)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の1株当たり当期純利益は144円16銭(前期は1株当たり当期純損失116円26銭)となりました。 (EBITDA) 当連結会計年度のEBITDA(営業利益+減価償却費)は15,404百万円(前期比2.0%増)となりました。 3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 c.資本の財源及び資金の流動性についての分析 資金需要及び財務政策 当社グループの資金需要のうち主なものは、運転資金及び事業拡大のための設備投資資金、配当金の支払等であります。これらの資金需要に対して当社グループでは、主として金融機関からの借入金と自己資金(手元資金と営業活動によって獲得した資金)により事業活動に必要な運転資金や将来の設備投資等に向けた充分な資金を確保しております。 資金調達手段としては、金融機関からの短期借入金、長期借入金で行っており、短期借入金については運転資金として月次の売上高の2分の1程度を調達する方針としております。長期借入金については、設備投資のための長期資金として3年~5年の借入期間で調達を行っております。また、短期借入金については、月次の資金繰り状況に応じ当座借越限度額の範囲内で反復利用を行い、長期借入金については、新規調達を行う一方で約定計画に基づき返済を行っております。 なお、当社グループのキャッシュ・フロー指標は下記のとおりであります。 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   40.7   41.2   39.1   38.7   41.1 時価ベースの自己資本比率(%)   7.4   9.8   16.3   12.0   14.4 キャッシュ・フロー対 有利子負債比率(%)   519.6   405.7   221.2   262.2   321.3 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   15.7   15.3   24.1   27.2   16.9 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い (注) 1.いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 2.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 3.キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。 4.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうちリース債務を除く利子を支払っている全ての負債を対象としております。 資金の流動性 当社及び国内連結子会社はCMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を導入しており、国内のグループ内資金を当社が一元管理しております。各グループ会社において創出したキャッシュ・フローを当社に集中することで資金の流動性を確保し、また、機動的かつ効率的にグループ内で配分することにより、金融負債の極小化を図っており、余剰資金が生じた場合には有利子負債の返済に充てる方針であります。 d.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (ダイカスト事業 日本) 日本自動車市場では、国内自動車生産の回復等に伴い受注量が増加した結果、売上高は68,574百万円(前期比6.2%増)となりました。収益面においては、受注量の増加に加えて前期に実施した人員規模適正化による固定費の圧縮等も奏功し、セグメント利益2,638百万円(前期比13.7%増)となりました。 セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ10,507百万円増加し64,201百万円となりました。 (ダイカスト事業 北米) 北米自動車市場では、新規製品の量産が開始したこと等による受注量の増加により、売上高は52,209百万円(前期比5.0%増)となりました。収益面においては、米国工場での人件費等の製造コストの上昇が継続していることにより、セグメント損失428百万円(前期はセグメント損失1,617百万円)となりました。 セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ2,815百万円増加し34,680百万円となりました。 (ダイカスト事業 アジア) アジア自動車市場では、中国工場の第2四半期以降(4月~12月)において、一部主要顧客の販売減少に伴い受注量が減少しましたが、インド工場の受注量が堅調に推移した結果、売上高は36,228百万円(前期比0.8%減)となりました。収益面においては、中国工場における生産体制の合理化や固定費の削減があったもののインド工場での一部製品の生産が安定しないことに伴う生産コストの増加影響があったことにより、セグメント利益828百万円(前期比54.2%減)となりました。 セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ349百万円減少し43,974百万円となりました。 (アルミニウム事業) アルミニウム事業においては、販売重量が前年比10.4%減となったことにより、売上高は6,622百万円(前期比8.2%減)となりました。収益面においては、仕入単価増に対して売上単価も増加傾向にあったことで、セグメント利益は253百万円(前期比11.9%増)となりました。 セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ281百万円増加し4,330百万円となりました。 (完成品事業) 完成品事業においては、主要販売先である半導体関連企業の大型クリーンルーム物件の受注が前年同期比で減少したことにより、売上高は3,457百万円(前期比29.2%減)となりました。収益面においては、売上高の減少影響により、セグメント利益は437百万円(前期比45.1%減)となりました。 セグメント資産は、前連結会計年度末に比べ1,292百万円減少し1,193百万円となりました。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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