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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

山大

Yamadai Corporation7426 · Standard · 卸売業

信州の木材・住宅関連を一貫して手掛ける地域密着企業。木材加工から住宅建築、不動産賃貸まで、木を軸に多角的に展開。

概要

株式会社山大は、宮城県石巻市に本社を置く木材・建材の卸売業者である。1964年の創業以来、住宅資材の販売、木材加工、住宅建築、不動産賃貸を一貫して手掛ける。2026年3月期の連結売上高は約41億円、従業員102名。近年は新設住宅着工戸数の減少や資材価格高騰の影響で赤字が続くが、地元産杉材「宮城の伊達な杉」の普及や大型木造建築に注力している。

住宅資材事業が売上の約7割を占める

山大の主力事業は住宅資材事業で、2026年3月期の売上高は2,919百万円と全体の約71%を占める。木材、建材、住宅設備機器、合板の卸・小売販売に加え、コンピュータ制御によるプレカット加工、防腐加工、人工乾燥、製材などの木材加工も手掛ける。自社ブランド「宮城の伊達な杉」は地元産杉を使い、長期優良住宅向けに販売を強化している。同事業は営業損失56百万円と赤字だが、前期の152百万円から改善した。

建設事業は注文住宅と大型木造建築を手掛ける

建設事業は注文住宅、大型木造建築、分譲住宅の設計・施工・監理を提供する。2026年3月期の売上高は1,112百万円で、営業損失23百万円と赤字。前期はほぼ損益均衡だった。同事業では「杉とともに300年」をコンセプトに、自社で製材した「宮城の伊達な杉」を骨組みに使用する。非住宅分野の木造化を推進し、公共建築物等木材利用促進法の改正に対応した大型物件の受注を目指す。

賃貸事業が安定した利益を生む

賃貸事業は不動産の賃貸等を行い、2026年3月期の売上高は70百万円(前期比6.9%増)、営業利益48百万円(同22.1%増)と黒字を維持している。同事業は山大の収益を支える安定したセグメントであり、本社や工場の敷地を活用した賃貸収入が中心である。連結全体の営業損失が286百万円に達する中で、赤字を補完する役割を果たしている。

グループ構成と子会社の役割

山大グループは株式会社山大と連結子会社1社(ビィ・エル・シー株式会社)で構成される。ビィ・エル・シーは2024年11月に株式を取得し子会社化した内装建材販売企業で、宮城県外への販路拡大を狙う。また、三陸森林海洋開発株式会社(1990年に90%取得)も子会社として存在するが、現在の有価証券報告書では連結範囲からは外れている可能性がある。グループ全体で山林の植林・育成(スギ、ヒノキ)、木材加工、建築、不動産賃貸を連携させている。

業界の中での役割は住宅・建設業界向けに木材・建材を供給する卸・小売業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
41億円
営業利益
-3億円
営業利益率
-7.3%
純利益
-3億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
住宅資材事業29億円70.7%-1億円-3.4%
建設事業11億円26.8%0億円0.0%
賃貸事業1億円2.4%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01住宅・建設主力

住宅資材・建設資材の卸・小売販売。木材、建材、住宅設備機器、合板などを取り扱い、地元の住宅建築を支える。

主な製品・サービス2
木材・建材
住宅や建築に使われる木材、構造材、内装材など。
住宅設備機器
キッチン、浴室、トイレなどの住宅設備。

02木材加工準主力

木材の加工事業。コンピュータカット加工、防腐加工、人工乾燥加工、製材、室内ドア製造などを行う。自社山林での植林・育成も実施。

主な製品・サービス3
プレカット加工
コンピュータ制御による木材の精密加工。
防腐加工
木材の耐久性を高める処理。
室内ドア
木製室内ドアの製造。

03建設準主力

住宅建築、大型木造建築、分譲住宅、不動産の販売・仲介を手掛ける。設計・施工・監理まで一貫して行う。

主な製品・サービス3
木造注文住宅
顧客の要望に応じた木造住宅の建築。
大型木造建築
公共施設など大型木造建築物。
分譲住宅
建売住宅の販売。

04不動産賃貸副次

不動産の賃貸・仲介等のサービスを提供。

製品と技術

プレカット加工システムと機械群

山大のプレカット工場は、1991年稼働の「プレオートシステム工場」を起点に、ドイツ製フンデガーK-2-5(2002年導入)や木造金具接合工法用プレカット機械(2003年)、サイディングプレカット機械(2013年)など、多様な加工機を備える。これらはCAD-CAMシステムと連動し、木造住宅の柱・梁・金具穴あけなどを高精度で自動加工する。大型物件対応も可能で、非住宅木造化の需要にも応える。加工品の生産実績は2026年3月期に1,421,983千円(製造原価ベース)である。

国産杉「宮城の伊達な杉」とウッド・ミル

2007年稼働の自社製材工場「ウッド・ミル」では、宮城県産のスギを原料に人工乾燥製材品「宮城の伊達な杉」を生産する。地産地消とSDGsへの貢献を掲げ、CO₂排出抑制効果をアピール。この材料は長期優良住宅「宮城の伊達な杉の家」の骨組みに使用されるほか、地域型住宅グリーン化事業などの補助金対象ともなる。また、木材防腐加工工場(YP木材工場)では防腐処理を施し、耐久性を高めた製品も提供している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

卸売業で小規模、赤字転落で課題山積

卸売業に属し、売上高40億円強と同業他社と比較して小規模。リョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易など大型商社が存在する中で、規模の優位性は乏しい。2025年3月期に営業赤字に転落しており、収益力の低下が顕著。タビオなど一部ニッチ特化型企業と比較しても成長性で劣後する。業界全体のデジタル化や海外展開の波に乗り遅れるリスクが高い。

強み

  • 特定分野に特化した商材を扱い、小規模ながら専門性を発揮。
  • 地元企業との強固なリレーションにより、安定した需要を確保。
  • 組織が小規模なため、迅速な意思決定が可能。
  • 過去からの取引継続により、一定の顧客基盤を維持。

課題

  • 2025年3月期営業赤字-9.8%と採算が急激に悪化。
  • 同業大手に比べ規模が小さく、価格交渉力や仕入れで劣る。
  • 売上高が減少傾向にあり、新たな成長ドライバーが不足。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字が山大

時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17422東邦レマック19億円80.8倍
29914植松商会18億円13.6倍
32667イメージ ワン13億円
42721ジェイホールディングス11億円
57689コパ・コーポレーション9億円
67426山大7億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

製材工場から始まった創業期(1964〜1979年)

山大の前身は1964年8月に宮城県桃生郡河北町で設立された株式会社山大産業である。資本金15,000千円でスタートし、1967年8月には石巻市潮見町に石巻製材工場を建設、製材製造を開始した。1975年4月に本社に建材部を設置し、木材販売から建材へと事業範囲を広げた。1977年9月には木材防腐加工工場(現YP木材工場)を同地に設け、自社加工による防腐木材の販売に乗り出した。1979年8月には本社を河北町から石巻製材工場敷地内に移転し、事業基盤を強化した。

住宅展示場と合併で事業拡大(1985〜1991年)

1985年1月、休業中の阿部材木店に出資し阿部住建(後に株式会社阿部住建)を新発足させた。同年9月には石巻市雲雀野町にハウジングプラザ山大(住宅展示場)を開設し、一般消費者への直接アプローチを開始。1986年4月に住宅建材総合センターを同地に移転し住宅資材事業部本店とした。1989年4月には社名を株式会社山大に変更。1991年3月にはプレオートシステム工場(プレカット工場)を建設し、コンピュータ設計と連動した木造住宅構造部材の加工を同年6月から始めた。1991年4月には株式会社山大ホーム、株式会社阿部住建を吸収合併し、一体的経営を確立した。

コンピュータ化と設備増強(1992〜1994年)

1992年4月、山大は日本IBM製AS-400を導入し、コンピュータシステムを拡充した。同年6月にはCADによる設計・積算業務を開始し、プレカット工場の効率化を推進。1993年7月にはプレオートシステム工場に木材横架材横加工機(MTS12)と縦加工機(MTS22)を増設し、加工能力を高めた。1994年4月にはSK式全自動木材乾燥機を設置し、人工乾燥加工に参入。これにより、従来の天然乾燥に頼らない高品質な乾燥材の供給が可能となり、建材としての付加価値向上につながった。

店頭登録と流通改革(1995〜1998年)

1995年2月、山大は日本証券業協会に株式を店頭売買登録銘柄として登録し、資本市場での資金調達の道を開いた。1996年2月には石巻市雲雀野町に流通センターを新設し、配送業務の効率化を図った。同年4月には宮城県登米郡中田町に迫営業所を設置し、販売エリアを拡大。1998年3月には同営業所を迫支店に昇格させ、組織改編を行った。これらの投資は、住宅着工の増加に対応するための物流拠点強化と営業網の整備が目的であった。

JASDAQ上場と品質認証取得(2004〜2005年)

2004年12月、山大は日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場した。これにより、より透明性の高い市場での資金調達が可能となった。2005年3月には全社全部門でISO9001認証を取得し、品質管理体制を国際標準に引き上げた。同時期、2002年にはドイツ製プレカット機械フンデガーK-2-5を導入、2003年には木造金具接合工法用プレカット機械を設置するなど、加工技術の高度化を継続した。

国産材「宮城の伊達な杉」への転換(2007年)

2007年7月、山大は石巻市潮見町の工場敷地内に国産材製材工場「ウッド・ミル」を設置し、「宮城の伊達な杉」の生産を開始した。これは地元東北産の杉を原材料とし、地産地消を推進する戦略の一環である。従来の外材主体から国産材へシフトすることで、輸送コスト削減や地域林業の活性化を図った。さらに、2013年3月にはサイディングプレカット機械を導入し、職人不足に対応するための外壁材プレカット加工を開始した。

ビィ・エル・シー子会社化と業績の低迷(2024〜2026年)

2024年11月、山大は内装建材販売のビィ・エル・シー株式会社の株式を取得し連結子会社化した。同社の強みを活かし宮城県外への販路拡大を目指す。しかし、2026年3月期の連結業績は売上高4,102百万円(前期比0.9%減)、営業損失286百万円、親会社株主に帰属する当期純損失280百万円と赤字が続く。新設住宅着工戸数の減少や資源価格高騰に加え、前期には1,436百万円の特別損失を計上しており、経営環境は厳しい。

年表31件を開く

1960年代

  • 1964年8月創業宮城県桃生郡河北町に株式会社山大産業を設立(資本金15,000千円)。
  • 1967年8月宮城県石巻市潮見町に石巻製材工場を建設、製造を開始。

1970年代

  • 1975年4月本社に建材部を設置。
  • 1977年9月木材防腐の自社加工販売を図るため宮城県石巻市潮見町に木材防腐加工工場(現、YP木材工場)を設置。
  • 1979年8月本社を宮城県桃生郡河北町から宮城県石巻市潮見町の石巻製材工場敷地内に移転し、事業の充実・強化・拡大を図る。

1980年代

  • 1980年4月本社外材部の機構を整備し、木材部を設置。
  • 仙台営業所を仙台支店とする。
  • 1985年1月創業休業中の宮城県志田郡鹿島台町の㈱阿部材木店に出資し阿部住建有限会社(その後株式会社阿部住建に組織変更)として新発足させる。
  • 1985年9月宮城県石巻市雲雀野町にハウジングプラザ山大(住宅展示場)をオープン。
  • 1986年4月住宅建材総合センターを宮城県石巻市雲雀野町に移転し、ハウジングプラザ(現、住宅資材事業部本店)と改称。
  • 1989年4月商号変更社名を株式会社山大産業から株式会社山大に商号変更。

1990年代

  • 1990年8月三陸森林海洋開発株式会社株式を90%取得し子会社とする。
  • 1991年3月宮城県石巻市潮見町の石巻製材工場敷地内にコンピュータ設計と直結の木造住宅構造建材のプレオートシステム工場(現、プレカット工場)を建設(同年6月より加工開始)。
  • 1991年4月M&A一体的企業経営の確立により営業力の強化と経営効率の向上を図るため、株式会社山大が存続会社となり株式会社山大ホーム、株式会社阿部住建を合併(資本金538,684千円)。
  • 1992年4月日本IBM㈱製AS-400を導入設置し、コンピュータシステムを拡充・強化。
  • 1992年6月コンピュータ・キャドによる設計業務、積算業務を開始。
  • 1993年7月プレオートシステム工場(現、プレカット工場)に、木材横架材横加工機(MTS12)、木材横架材縦加工機(MTS22)を増設し、加工を開始。
  • 1994年4月SK式全自動木材乾燥機を設置し、木材人工乾燥加工を開始。
  • 1995年2月日本証券業協会に株式を店頭売買登録銘柄として登録。
  • 1996年2月石巻市雲雀野町に更なる流通改革と配送業務効率化のため、流通センターを新設し、本格的な業務を開始。
  • 1996年4月宮城県登米郡中田町に住宅資材事業本部直需部河北支店迫営業所を設置。
  • 1998年3月経営環境の変化に即応するため、社内組織を整備し、河北支店迫営業所を迫支店とする。

2000年代

  • 2002年7月木造大型物件等の受注増に備え、プレカット工場にドイツ製プレカット機械、フンデガーK-2-5を設置し、加工を開始。
  • 2003年5月プレカット工場に木造金具接合工法用プレカット機械を設置し、加工を開始。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年3月全社全部門でISO9001認証取得。
  • 2006年3月住宅資材事業部迫支店を宮城県登米市迫町に移転。
  • 2007年7月地産地消で安価な国産材(地元、東北で生産された杉)を原材料とする製材工場「ウッド・ミル」を設置し、「宮城の伊達な杉」の生産を開始。

2010年代

  • 2010年3月M&A業務の一層の効率化等を図るため、住宅資材事業部直需部本店に住宅資材事業部直需部迫支店を統合。
  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。
  • 2013年3月職人不足を解消するため、プレカット工場にサイディングプレカット機械を設置し、加工を開始。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 経常利益率10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    非住宅木造化の推進

    公共施設等の非住宅建築物の木造化を推進し、改正木材利用促進法に対応する。地産地消の認証木材使用により森林保護やCO2排出抑制に貢献する。

  2. 02

    プレカット営業強化と生産性向上

    プレカットの営業強化、国産杉製材工場の生産効率向上、新型機械導入による増産と生産性向上。職人の育成・内製化で建築現場の建て方にも対応。

  3. 03

    国産杉無垢材の提案と健康・環境貢献

    製造エネルギーが低い国産杉無垢材を活用した居住空間を提案し、CO2排出抑制と人の健康に寄与。建設事業部で推進。

  4. 04

    流通センターの業務効率化

    現場配送車両の効率運用(地域、積載量、納材回数等)により流通経費を削減し、業務効率を向上させる。

  5. 05

    コーポレート・ガバナンスの充実

    監査室を中心とした内部監査の強化、与信管理の強化、コーポレート・ガバナンスの充実・強化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で102人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は375万円で、9期前と比べて+16.9%平均年齢は42.9歳、平均勤続年数は13.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月87
2018年3月87
2019年3月32136.410.887
2020年3月34037.911.383
2021年3月32638.011.885
2022年3月39140.512.486
2023年3月36640.712.492
2024年3月36641.511.8106
2025年3月38341.711.9115−348
2026年3月37542.913.3102−294

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
建設事業部 — 宮城県石巻市787百万円
建設事業
ウッド・ミル — 宮城県石巻市417百万円
住宅資材事業
ミサトセンター — 埼玉県三郷市271百万円
住宅資材事業
本社 — 宮城県石巻市259百万円
消去又は全社
プレカット工場 — 宮城県石巻市235百万円
住宅資材事業
仙台支店 — 宮城県仙台市宮城野区126百万円
住宅資材事業
流通センター — 宮城県石巻市121百万円
住宅資材事業
YP木材工場 — 宮城県石巻市64百万円
住宅資材事業
本店 — 宮城県石巻市2百万円
住宅資材事業
ほか1件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は41億円営業利益-3億円前期と比べると増収で、売上が+0.0%。

売上高
+0.0%
41億円
営業利益
-3億円
純利益
-3億円
営業利益率
-7.3%
前期比 +2.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高47億円41億円
営業利益-1億円-3億円
純利益-1億円-3億円
1株あたり配当¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は10億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−9.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q130
2024年1Q1100.00
2024年2Q1300.00
2024年3Q12−1−8.3−1
2024年4Q9−1
2025年2Q16−2−12.5−2
2025年4Q25−2−8.0−12
2026年2Q20−2−10.0−2
2026年4Q21−1−4.8−1
2027年1Q10−1−10.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は61億円から41億円へ67%に減った。直近期の営業利益率は-7.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月6167
2014年3月5974
2015年3月5853
2016年3月5454
2017年3月5443
2018年3月6022
2019年3月4500
2020年3月49−1−1
2021年3月420−2
2022年3月4833
2023年3月5121
2024年3月45−1−2
2025年3月41−4−4−9.8−14
2026年3月41−3−3−7.3−3

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高41億円のうち、営業利益として残るのは-3億円-7.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-3億円、売上の-7.3%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金87.8%36億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.5%8億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-7.3%-3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
12.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比10.5pt
-7.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比9.8pt
-7.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比22.1pt
-14.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-6.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-5.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−4億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−4億円この組み合わせは資産取り崩し型にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面期末の手元現金は8億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月9−1−782
2014年3月7−2−355
2015年3月3−1−126
2016年3月9−76213
2017年3月2−123−106
2018年3月78−51515
2019年3月−4−32−711
2020年3月−10−2−17
2021年3月602615
2022年3月10−2114
2023年3月50−2516
2024年3月−1−51−611
2025年3月3−21112
2026年3月−40−1−48

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は47億円。このうち返さなくてよい自己資本が19億円で、自己資本比率は40.0%(業種中央値50.6%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月52242846.8
2014年3月53282552.5
2015年3月52312158.8
2016年3月65343152.8
2017年3月74373750.1
2018年3月64392560.2
2019年3月65392659.8
2020年3月62372559.6
2021年3月61352657.0
2022年3月62372559.7
2023年3月64382659.6
2024年3月61362559.8
2025年3月52223141.4
2026年3月47192840.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
8億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
6億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
3億円
在庫として抱えている分
負債合計
28億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
37
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り284社中18位あたり、逆に低いのはROE284社中280位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-14.0%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-7.3%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
40.0%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥602で、1年前と比べて-54.1%過去52週の値幅のなかでは15%の位置にある。

¥602+0.3%1ヶ月+0.3%1年-54.1%時価総額7億円
過去52週の値幅
安値¥442高値¥1,515

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR0.39倍
配当利回り3.32%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で4.17%上昇したが、出来高は極端に少なく、多くの日で数千株未満。25日線(613円)を約2%上回るが、52週高値1515円からは58%下落した低水準。8月13日に640円へ急伸後は625円で推移しており、薄商いの中での需給の偏りが値動きを左右する。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PERはマイナスのため評価不能、PBR0.36倍は平均1.23倍を下回るが、ROEが-13.96%と赤字で資産効率が悪い。配当利回り3.32%は平均2.98%より高いが、無理な配当性向32.36%で持続性に懸念。売上高は減少、赤字が続き、財務悪化が顕著。PBRは割安に見えるが、収益性の悪化を考慮すると割高と判断。

指標この会社業種平均
PBR0.39倍1.24倍
ROE-14.0%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

観光需要の回復とインバウンド消費の動向が投資論点です。強気派は、コロナ後のインバウンド回復で業績が改善すると期待します。弱気派は、免税市場の競争激化や消費動向の不確実性、財務体質の悪化(自己資本比率の低下、赤字拡大)を懸念します。直近の2025年3月期は営業利益率がマイナス9.76%と大幅に悪化し、業績回復の見通しが立っていません。

プラスに働く材料7
  • インバウンド回復

    訪日外国人旅行者の増加で免税店需要が回復する可能性がある。

  • 株価割安

    PBR0.36倍、配当利回り3.32%と株主還元に期待。

  • 事業構造改革

    不採算事業の見直しで収益改善の可能性がある。

  • 営業赤字幅が1億円縮小し黒字化への足掛かり2026年3月期影響

    営業損益は前期-4億円から今期-3億円予想。売上高41億円で固定費圧縮が進む

  • PBR 0.36倍と純資産対比で割安継続影響

    時価総額7億円に対し純資産は約19億円 (PBR逆算)。解散価値から見て下値余地は小さい

  • 3.32%の配当利回りが投資家の下支え継続影響

    株価602円で配当利回り3.32%。赤字にもかかわらず現状の配当水準が維持されれば買い支えに

  • 売上高が41億円で横ばい、減収に歯止め2026年3月期影響

    前期41億円から今期も41億円と前期並み。2024年3月期の45億円からの減少が止まりつつある

マイナスに働く材料7
  • 赤字拡大

    2025年3月期は純損失14億円と赤字が拡大し、業績悪化が続く。

  • 競争激化

    免税店市場の競争が激しく、価格競争に陥るリスクがある。

  • 観光依存

    感染症や景気変動で観光需要が急減するリスクがある。

  • 純損失の累積で自己資本が目減り通年影響

    2025年3月期に純損益-14億円を計上。営業赤字が続くと自己資本がさらに減少しPBR改善が遅れる

  • 1年間で株価54%下落の弱相場が継続継続影響

    前年比-54.2%は需給が悪化した状態。買い手不在で戻り売りに押されやすい

  • 時価総額7億円の超小型株は流動性リスク不定影響

    出来高が薄いため数億円の売買で株価が大きく動く。機関投資家の参入障壁が高い

  • ROE -13.96%と資本効率が全く機能せず通年影響

    自己資本に対して13.96%の赤字を計上しており、資本を毀損するビジネスモデル

次の決算で確かめる点
売上高
観光需要の動向を反映し、業績の基盤となるため。
営業利益率
収益性の改善が事業再生に不可欠なため。
インバウンド客数
売上高に直結する主要な外部要因であるため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から20.0%いまの株価に対する利回りは3.32%。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
3.32%
いまの株価に対して
配当性向
32.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3513.3
2018年3月350.017.6
2019年3月350.098.2
2020年3月25−28.6
2021年3月250.0
2022年3月3020.011.3
2023年3月300.032.4
2024年3月25−16.7
2025年3月20−20.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ904人。区分でいちばん多いのは個人・その他58.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.7%を占め、残る64.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他58.254.557.255.658.858.9
事業法人37.637.837.233.932.832.5
自己株式6.46.46.46.46.46.4
金融機関2.53.12.62.92.63.2
証券会社0.53.92.15.14.13.1
外国法人1.10.70.82.51.52.0
外国人個人0.00.00.00.00.20.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社エステートヤマダイン25.02
02株式会社山友殖林3.37
03髙橋 恒3.37
04髙橋 武一2.95
05株式会社七十七銀行2.53
06髙橋 嘉之2.19
07髙橋 茂之2.11
08山田 善彦2.11
09高橋 敦1.77
10須山木材株式会社1.68

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近20
  • 2026-08-28
    有限会社エステートヤマダイン
    変更報告
    0.00%
    -25.03pt
  • 2026-08-14
    山本裕治
    新規の大量保有報告
    20.41%
    +3.28pt
  • 2026-08-12
    有限会社エステートヤマダイン
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -25.00pt
  • 2026-08-07
    ナイス株式会社
    新規の大量保有報告
    59.28%
  • 2026-08-06
    山本裕治
    新規の大量保有報告
    17.13%
    +1.06pt
  • 2026-08-05
    有限会社エステートヤマダイン
    新規の大量保有報告
    25.03%
    -1.09pt
  • 2026-07-23
    山本裕治
    新規の大量保有報告
    16.07%
    +1.03pt
  • 2026-07-13
    山本裕治
    新規の大量保有報告
    15.04%
    +1.00pt
  • 2026-07-02
    山本裕治
    新規の大量保有報告
    14.04%
    +1.05pt
  • 2026-06-30
    有限会社エステートヤマダイン
    変更報告
    25.03%
  • 2026-06-30
    有限会社エステートヤマダイン
    変更報告
    25.03%
  • 2026-06-30
    有限会社エステートヤマダイン
    変更報告
    25.03%
  • 2026-06-25
    山本裕治
    新規の大量保有報告
    12.99%
    +1.37pt
  • 2026-06-22
    株式会社SBI証券
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -9.53pt
  • 2026-06-18
    山本裕治
    新規の大量保有報告
    11.62%
    +1.50pt
  • 2026-06-10
    山本裕治
    新規の大量保有報告
    10.12%
    +1.49pt
  • 2026-06-09
    有限会社エステートヤマダイン
    新規の大量保有報告
    25.03%
  • 2026-06-09
    有限会社エステートヤマダイン
    新規の大量保有報告
    25.03%
  • 2026-06-09
    有限会社エステートヤマダイン
    新規の大量保有報告
    25.03%
  • 2026-06-09
    山本裕治
    新規の大量保有報告
    8.63%
    +1.52pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−315%、1株純資産は14期で+287%。直近期のROEは-14.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月11743527.05.16.0
2014年3月7350114.65.39.6
2015年3月6155411.66.011.5
2016年3月7061712.03.710.0
2017年3月2633,3148.25.313.3
2018年3月1993,4795.97.017.6
2019年3月363,4761.024.498.2
2020年3月−1223,318−3.6
2021年3月−1823,112−5.7
2022年3月2673,3578.34.611.3
2023年3月933,4222.710.132.4
2024年3月−1373,261−4.1
2025年3月−1,2941,942−66.6
2026年3月−2531,680−14.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額39百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
髙橋暢介代表取締役社長38
阿部竜也取締役 社長補佐59
宍戸広光取締役 社長補佐63400
阿部哲也取締役 住宅資材事業部部長58500
髙橋拓宏取締役 建設事業部部長55
髙橋猛取締役68
本田典雄常勤監査役68200
長谷川隆司監査役66800
佐藤光弘監査役73

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)527275
監査役1666
社外取締役3662

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容479字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社山大)及び連結子会社1社により構成されており、住宅資材・建設資材の卸・小売事業、住宅建築・大型木造建築事業及び木材加工事業を主な事業としており、その他の事業では不動産の賃貸・仲介等各事業に関連するサービスを幅広く展開しております。 当社グループの事業内容と報告セグメントとの区分は同一であります。 報告セグメントの区分   事業内容   主要な会社 住宅資材事業   住宅資材・建設資材の販売   木材・建材・住宅設備機器・合板等の卸・小売販売   当社 ビィ・エル・シー㈱ 木材の加工   木材のコンピュータカット(大型物件等)加工・防腐加工・人工乾燥加工・製材・室内ドア製造等   当社 ビィ・エル・シー㈱ 自山林の植林及び育成   主にスギ、ヒノキ等の植林、育成   当社 建設事業   住宅建築・大型木造建築及び分譲住宅、不動産の販売・仲介   大型木造建築・木造注文住宅・建築物の設計・施工・監理及び分譲住宅、不動産の売買・仲介等   当社 賃貸事業   不動産の賃貸等   不動産の賃貸等   当社
経営方針・対処すべき課題1,981字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは以下のフィロソフィ・ミッション・ビジョンを掲げ、「木材の温もりと笑顔あふれる社会」に貢献できる企業を目指しています。 山大フィロソフィー パーパス(存在意義/経営理念) 木材の温もりは心の温もり。 わたしたち山大は 山と人をつなぐ木材文化の架け橋として 自然と暮らしの循環を見守る大樹として 木材の温もりと笑顔あふれる社会に貢献します。 ミッション(日々、実践する使命) 感謝を忘れず木材と向き合い、 自然と暮らしの大きな循環を支えます。 ビジョン(目指す理想の社会) 木材の温もりに囲まれた 笑顔あふれる社会を創造します。 木材の温もりあふれる木造建築に取り組むことによって、潤いと安らぎのある木住文化と、山と人をつなぐ木住文化の醸成に尽力します。また、山林を大切に育みながら、再生可能な天然素材である木の特性を最大限活かす事業を展開することで、自然と暮らしの大きな循環を支えます。 (2)経営戦略、経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 我が国は更に少子高齢化が急速な勢いで進行し、人口減少と高齢化が同時に進む人口オーナスの状況下で、住宅着工戸数の減少が見込まれますが、今後の期待できるマーケットは公共施設等の非住宅の木造化(2021年10月1日改正木材利用促進法の施行)と予想されます。 中東情勢やウクライナ情勢の緊迫状態の長期化による影響に関しては、経済の縮小等の影響が懸念されます。 そのような中で、当社は「持続可能な開発目標 SDGs」を宣言し、非住宅建築の木造化を推進し、地産地消の認証木材使用による森林保護や高性能住宅により二酸化炭素の排出量を抑制し、地球温暖化防止へ貢献してまいります。 住宅資材事業部では、プレカットの営業強化と、国産杉製材工場の生産効率を向上させてまいります。また、今後の職人不足を補う為に、職人を育成内製化することで建築現場の建て方にも対応してまいります。 建設事業部では、当社の特徴であります製造エネルギーが低い国産杉無垢材をふんだんに使用した居住空間を提案することで、二酸化炭素の排出抑制と人の健康に寄与してまいります。 当社グループは森林から製材・加工・販売・建築までの一貫した装置産業を活かしながら、持続可能な森林経営と環境に配慮した森林資源の有効活用を通じて、地球環境を考えたSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みと地域に必要とされる企業を目指してまいります。 <施策> ○営業力の強化 〇大型木造建築物の受注強化 ○加工生産工場等における、増産と生産性の向上 ○コンピュータシステム、IT(情報通信技術)の開発の継続 ○流通センターにおける業務効率の向上(流通経費の削減等) ○与信管理の強化 ○コーポレート・ガバナンスの充実、強化 ○当社製材工場「ウッド・ミル」で加工した地産地消で地球温暖化対策に適合した宮城県産人工乾燥杉製材品「宮城の伊達な杉」の販売の強化 ○職人の育成(内製化) ○販売拠点の拡充 <具体的な取組状況等> ○プレカット工場担当社員の技術力の向上と増員、多くの住宅工法の加工に対応可能な新型プレカット機械の導入による増産と生産性の向上 ○キャド・キャム管理センターを中心とする販売支援及び技術開発、並びにIT(情報通信技術)による情報発信及び情報収集網の整備 ○流通センターによる現場配送車両の効率運用の実施(地域、積載量、1現場納材回数等) ○監査室を中心とした内部監査の強化 ○国産材人工乾燥製材工場「ウッド・ミル」の稼動率を高め、良質な宮城県産人工乾燥杉製材品「宮城の伊達な杉」の製造原価を低減することによる価格競争力の向上 ○地域型住宅グリーン化事業を通じて補助金の対象物件とすることで、長期優良住宅仕様の「宮城の伊達な杉の家」等の販売強化を実施 ○県産材利用サステナブル住宅普及促進事業を通じて補助金の対象物件とすることで、プレカットの販売強化を実施 〇大型木造建築物対応プレカット加工機等の設備投資 ○職人の育成(内製化)への取組 ○内装建材販売事業を行うビィ・エル・シー株式会社を子会社化し、各々の強みある商材を提供する事を通じて宮城県外の拠点拡大 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、経営基盤強化のため、経営の最重点目標を収益の向上とし、経営指標として経常利益率10%以上を経営指標に掲げて、財務体質の充実、改善を図り、会社を発展させてまいります。
事業等のリスク961字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 ① 当社グループの一般住宅関連の受注に関しましては、住宅市場の動向に依存しており、住宅着工戸数に影響を与える、現在急速な勢いで進行している少子高齢化、金利の変動(住宅ローン金利に影響を及ぼす長期金利の変動)、大幅な地価の変動、税制の変更(消費税率の変更等住宅に関連する税制の変更)、中東情勢の緊迫化を背景とした原油供給の不安定化等により一般住宅の需要が減少するリスクがあります。 当社グループは、工場(石巻市)を中心とした土地、建物、機械等を多く保有しており、上記リスク要因の拡大により、収益性が悪化した場合、固定資産の減損に係る会計基準が適用されることにより、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当連結会計年度においては、「第5経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結損益書関係)※4減損損失」に記載のとおり、減損損失(25百万円)を計上しております。 しかし、当社のウッド・ミル工場(国産材人工乾燥製材工場)、プレカット工場(大型木造対応プレカット工場等)及び大型木造建築技術等により、政府の二酸化炭素削減対策や産業廃棄物処理問題対策の一環である国産木材の育成、使用策(公共建築物等木材利用促進法:低層の公共建築物の木造化の義務化、各種補助金等)による、国産木材の低層の公共建築物件、民間の大型木造物件の需要増加に対応できるため、一般住宅着工戸数の減少の影響を軽減できると判断しておりますが、今後、業界動向の激変や競合の激化によっては、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 当社グループは、生産工場の製造原価を下げるために石巻市に生産工場等を集中させているため、当該地域に地震などの大規模な自然災害等が発生し、生産設備等が被害を受けた場合、経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,675字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境・企業収益の改善等により景気は緩やかに回復しておりますが、中東情勢をはじめとする国際情勢の不安定化や資源価格の高騰等により、先行き不透明な状況が続いております。 木材・木造建築業界において、新設住宅着工戸数は資源価格高騰等によるコスト増加や、2025年4月の建築基準法改正に伴う昨年の駆け込み着工等の影響に加え、中東情勢の緊迫化等により資源価格が高騰しており先行きは不透明な状況が続いております。当連結会計年度の全国の新設住宅着工戸数は71万戸(前期比12.8%減)、当社に関係が深い木造住宅の新設着工戸数につきましては42万戸(前期比9.5%減)となりました。 一方、公共建築物等木材利用促進法の施行から13年が経過し、2021年10月に施行された改正法では対象が公共建築物から一般建築物へと拡大されました。これを受け、当社は「木の温もりと笑顔あふれる社会」の実現を目指し、非住宅分野における木造化の推進に取り組んでおります。地産地消の認証木材や合法木材(クリーンウッド法)の使用を通じて、森林保護および高性能住宅によるCO₂排出抑制に努め、地球温暖化防止への貢献を目指しております。 住宅資材事業では、プレカット受注を主軸とし、建材・住設・エクステリアを含めたトータル受注体制の強化に取り組みました。また、自社製材工場「ウッド・ミル」ブランドによる国産人工乾燥杉製材「宮城の伊達な杉」は、「宮城の伊達な杉の家を創る会」との連携等で、その普及・販売促進に努めました。 建設事業においては、「杉とともに300年 確かな技術が届けるここちよい暮らし」をコンセプトに、植林から製材、建築、アフターサービスまで一貫して手掛けております。宮城県産の「宮城の伊達な杉」を使用した骨組みを採用し、地産地消による高品質な住まいの提供を進めてまいりました。 また、2024年11月には、ビィ・エル・シー株式会社の株式を取得し、連結子会社化いたしました。 この結果、当連結会計年度の業績は、売上高4,102百万円(前期比0.9%減)、営業損失286百万円(前期営業損失375百万円)、経常損失263百万円(前期経常損失361百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失280百万円(前期親会社株主に帰属する当期純損失1,436百万円)となりました。 なお、セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。(各セグメントの売上高は、外部顧客に対するものであります。) ア. 住宅資材事業 大型木造物件と地域に根ざした営業展開を図るため地場工務店に対する営業活動に注力しましたが、物価の高騰等により新設住宅着工戸数は軟調に推移し、また、原油等の資源価格の高騰や仕入資材等の価格の高騰等により、売上高2,919百万円(前期比0.7%減)、営業損失56百万円(前期営業損失152百万円)となりました。 イ. 建設事業 注文住宅等の競争が厳しく、売上高1,112百万円(前期比1.7%減)、営業損失23百万円(前期営業損失0百万円)となりました。 ウ. 賃貸事業 賃貸事業は、売上高70百万円(前期比6.9%増)、営業利益48百万円(前期比22.1%増)となりました。 財政状態は次のとおりであります。 ア. 資産 当連結会計年度末の資産につきましては、4,661百万円となりました。内訳としましては、現金及び預金が772百万円、受取手形及び売掛金、電子記録債権並びに完成工事未収入金等が579百万円、商品及び製品267百万円、販売用土地建物205百万円を含む流動資産が2,224百万円、有形固定資産が2,327百万円、無形固定資産が554百万円、投資その他の資産が108百万円となっております。 イ. 負債 負債につきましては2,795百万円となっており、内訳としましては、支払手形及び買掛金、電子記録債務及び工事未払金747百万円、短期借入金393百万円、1年以内返済予定の長期借入金247百万円を含む流動負債が1,562百万円、長期借入金878百万円、再評価に係る繰延税金負債64百万円を含む固定負債が1,232百万円となっております。 ウ. 純資産 純資産につきましては、1,865百万円となっており、内訳としましては、株主資本が1,702百万円、土地再評価差額金140百万円を含むその他の包括利益累計額が163百万円となっております。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、769百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果減少した資金は、376百万円となりました。これは、主に減価償却費及び減損損失の非資金費用が39百万円、棚卸資産の減少が43百万円あったものの、税金等調整前当期純損失が288百万円、仕入債務の減少が192百万円あったためであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果減少した資金は、9百万円となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出が7百万円あったためであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果減少した資金は、74百万円となりました。これは、主に短期借入金の増加が198百万円あったものの、約定弁済に伴う長期借入金の返済による支出が274百万円、配当金の支払額が22百万円あったためであります。 ③生産、受注及び販売の実績 ア. 生産実績 住宅資材事業 製品   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 加工品(千円)   1,421,983   99.9 (注)1.金額は製造原価で表示しております。 イ. 商品仕入実績 住宅資材事業 商品   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 素材(千円)   11,790   74.8 製材品(千円)   193,752   122.6 建材・住設備機器(千円)   1,069,806   97.2 合板(千円)   127,594   105.4 合計(千円)   1,402,944   100.5 (注)1.金額は仕入価格で表示しております。 2.上記の金額は外部仕入先からによるもので、セグメント間の内部仕入高は含まれておりません。 ウ. 受注実績 建設事業 区分   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 受注高   受注残高 金額(千円)   前年同期比 (%)   金額(千円)   前年同期比 (%) 完成工事高   573,777   37.4   232,765   46.6 (注)1.前連結会計年度以前に受注した工事で、契約の更改により請負金額に変更のあるものについては、当連結会計年度の受注高にその増減額を含んでおります。 2.受注高は、工事請負契約金額に基づいて表示しております。 エ. 販売実績 区分   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 住宅資材事業 商品(千円)   1,452,884   100.0 製品(千円)   1,466,584   98.6 建設事業 完成工事高(千円)   840,029   78.4 販売用土地建物等(千円)   269,904   456.3 賃貸事業等(千円)   72,737   108.5 合計(千円)   4,102,141   99.1 (注)1.上記の金額は外部顧客に対するもので、セグメント間の内部売上高は含まれておりません。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 社会福祉法人歩みの会   513,500   12.4   2,977   0.1 株式会社アイ工務店   408,718   9.9   514,170   12.5 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績については、「(1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。当期純損失が280百万円となりました。これは主に原油等の資源価格の高騰や仕入資材等の価格の高騰により製造原価率が上昇したことに加え、住宅需要が減少したためであります。また、事業環境の変化を踏まえ、今後の計画を見直し、将来の回収可能性などを総合的に検討した結果、当社グループが保有する固定資産及びのれんの減損損失25百万円を計上したことによるものであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 資本の財源及び資金の流動性については、当社グループは、事業運営上必要な資金を確保するとともに、経済環境の急激な変化に耐えうる流動性を維持する事を基本方針としております。長期運転資金及び設備投資資金については、営業活動により得られたキャッシュ・フロー及び金融機関からの長期借入を基本としております。短期資金需要については、営業活動により得られたキャッシュ・フロー及び当座貸越契約等の融資枠による金融機関からの短期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金、社債及びリース債務を含む有利子負債の残高は1,558百万円、現金及び現金同等物の残高は769百万円となり、よってネット有利子負債は789百万円となりました。また、当座貸越極度額は1,550百万円(借入未実行残高1,157百万円)となっております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表」の「注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。これらの見積りについては、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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