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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

コパ・コーポレーション

Copa Corpotation Inc.7689 · Growth · 卸売業

実演販売を柱に生活用品を販売する会社。テレビ通販から店頭、ECまで独自の「3Dマーケティング」で需要を創出し、販路を横断する。

概要

コパ・コーポレーションは、実演販売を専門とする卸売業者である。1998年10月に設立、2020年6月に東京証券取引所グロース市場に上場。自社の実演販売士がテレビ通販や店頭で商品を実演し、生活用品を中心に販売する。主力商品に掃除用クロス「パルスイクロス」、ゴム加工のピーリングタオル「ゴムポンつるつる」などがある。売上高は2025年2月期に約21億円、従業員数は37名である。

実演販売のノウハウを軸にした独自の販売戦略

当社の強みは実演販売である。実演販売士が消費者の目の前で実際に商品を使って見せ、使用価値をアピールし購入を促す。この手法は、対象商品の特徴や効果を直接伝え、能動的に需要を喚起できる。また、広告効果も高いため、売り場への営業ツールとしても機能する。当社は「3Dマーケティング販売戦略」を採用する。これは、テレビ通販で需要を活性化し、ベンダー販売やインターネット通販など異なるチャネルへシナジーを与えながら販売に繋げ、新たに開拓した需要を回収する戦略である。自社のプライベートブランド又は独占販売商品を取り扱うことで、値崩れや競合のフリーライドを防止する。実演販売士は「売の極意塾」で育成され、心理学や脳科学に基づくノウハウを習得する。さらに商品企画のできる実演販売士(実演アンカーマン)への育成講座も行う。

TV通販・店頭・ネットの6つ販売チャネル

当社は販売チャネルを6つに区分する。TV通販は、テレビ通販番組運営会社への卸売りで、最大のチャネルである。2025年2月期の売上高は810百万円。実演販売士が番組に出演し、商品の魅力を深掘りして伝える。ベンダー販売は小売店への卸売りと店頭実演を提供し、331百万円。インターネット通販は大手ECモールでの販売で、545百万円。動画で商品説明を行う。セールスプロモーションは企業からの依頼による実演販売士の派遣や動画制作で33百万円。直営店「デモカウ」は35百万円、クラウドファンディング「わくたん」は21百万円。各チャネルは相互にシナジーを生み、実演販売が開拓した需要を回収する構造となっている。

売上高はピークから減少、赤字が続く

売上高は2016年3月期の22億円から拡大し、2021年3月期には68億円に達した。しかし、その後減少に転じ、2022年2月期39億円、2023年2月期26億円、2024年2月期22億円、2025年2月期21億円と縮小した。営業損益は開示されていないが、経常損益は2023年2月期に赤字(1億円の当期純損失)に転落。2024年2月期は当期純損失13億円、2025年2月期は営業損失3億円、当期純損失4億円となった。2026年2月期予想では売上高18億円、営業損失3億円を見込む。減収の主因は、TV通販の既存商品落ち込み、インターネット通販のメディア露出減少、セールスプロモーションの案件減少などである。

業界の中での役割は実演販売に特化した生活用品の販売会社(メーカー兼小売卸)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
18億円
営業利益
-3億円
営業利益率
-16.7%
純利益
-3億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01ベンダー販売(小売店向け卸)主力

小売店に商品を卸売し、店頭で実演販売士による実演や販促動画の提供を行う。TV通販とは異なり、消費者が実際に商品を手に取れる利点がある。

主な製品・サービス3
掃除用クロス「パルスイクロス」
特殊な繊維で汚れを拭き取る掃除用クロス。店頭での実演販売でその効果をデモンストレーションする。
ピーリングタオル「ゴムポンつるつる」
ゴム素材で肌をやさしく洗うピーリングタオル。実演販売で肌触りや効果をアピールする。
カビ取り剤「スパイダージェル」
ジェルタイプのカビ取り剤。実演販売でその効果を視覚的に示す。

02テレビ通販準主力

地上波テレビや24時間テレビショッピングチャンネルの通販番組で商品を販売するため、番組運営会社に卸売する。実演販売士が出演し、商品の使用価値を深く説明できるのが強み。広告宣伝効果が大きく、需要の活性化を担う。

主な製品・サービス3
掃除用クロス「パルスイクロス」
特殊な繊維で汚れを拭き取る掃除用クロス。実演販売でその効果を実演し、購入を促す主力商品。
ピーリングタオル「ゴムポンつるつる」
ゴム素材で肌をやさしく洗うピーリングタオル。実演販売で肌触りや効果をアピールする。
カビ取り剤「スパイダージェル」
ジェルタイプのカビ取り剤。実演販売でその効果を視覚的に示し、購入を促す。

03インターネット通販準主力

大手ECモールで商品を販売。実演販売士が出演する動画で商品の特徴や使い方を説明し、TV番組等で興味を持った消費者が手軽に購入できる。

主な製品・サービス3
掃除用クロス「パルスイクロス」
特殊な繊維で汚れを拭き取る掃除用クロス。ECサイトで動画による説明付きで販売。
ピーリングタオル「ゴムポンつるつる」
ゴム素材で肌をやさしく洗うピーリングタオル。ECサイトで動画による説明付きで販売。
カビ取り剤「スパイダージェル」
ジェルタイプのカビ取り剤。ECサイトで動画による説明付きで販売。

04わくたん(クラウドファンディング・EC)準主力

クラウドファンディング「わくたん」とECサイト「わくたんマーケット」で商品を販売するBtoC事業の中核。会員制でロイヤルカスタマーを獲得し、先行販売や試験販売など独自施策を展開、詳細な市場情報を取得して販売戦略に活かす。

主な製品・サービス3
掃除用クロス「パルスイクロス」
特殊繊維で汚れを拭き取る掃除用クロス。ECサイト「わくたんマーケット」で販売。
ピーリングタオル「ゴムポンつるつる」
ゴム素材のピーリングタオル。ECサイト「わくたんマーケット」で販売。
カビ取り剤「スパイダージェル」
ジェルタイプのカビ取り剤。ECサイト「わくたんマーケット」で販売。

05セールスプロモーション(企業向け)副次

企業からのプロモーション活動や社内教育の依頼に基づき、実演販売士の派遣や動画制作・出演を行う。実演販売で培った販売力を提供し、報酬を得る。

06直営店舗「デモカウ」副次

実演販売を専門とする直営店舗。実演販売士が接客し、実演販売を行う。実演販売士の育成や消費者ニーズの吸い上げ、メディア取材の場としての機能も担う。

主な製品・サービス3
掃除用クロス「パルスイクロス」
特殊な繊維で汚れを拭き取る掃除用クロス。直営店で実演販売。
ピーリングタオル「ゴムポンつるつる」
ゴム素材で肌をやさしく洗うピーリングタオル。直営店で実演販売。
カビ取り剤「スパイダージェル」
ジェルタイプのカビ取り剤。直営店で実演販売。

製品と技術

掃除用クロス「パルスイクロス」とカビ取り剤「スパイダージェル」

パルスイクロスは当社の主力商品の一つで、TV通販やインターネット通販で長年販売されている。特殊な繊維構造で汚れを絡め取り、水だけで掃除が可能とされる。累計販売数は数百万枚に上り、テレビ通販で頻繁に取り上げられる。スパイダージェルはカビ取り剤で、ジェル状のため垂直面にも密着し、浴室やタイル目地のカビを除去する。いずれも自社のプライベートブランドであり、独占販売契約により他社との差別化を図っている。実演販売では、その効果を目の前で実証し、購入意欲を喚起する。

ゴム加工タオル「ゴムポンつるつる」シリーズ

ゴムポンつるつるは、ゴム加工を施したピーリングタオルで、肌の古い角質を落とす。派生商品として「ゴムポンバスブラシ」も展開。2025年2月期のTV通販チャネルで主力商品として売上を牽引した。独特の使用感が口コミで広がり、SNSでも話題となった。実演販売では、実際に肌に当てて使用感を伝えることで、リピート購入を促す。インターネット通販でも売上を伸ばしており、複数チャネルで安定した需要がある。これらの商品は、実演販売の強みを活かして消費者に直接アピールする好例である。

傘と包丁:季節商品と高級品の展開

「99Tsukumo傘」は晴雨兼用の折りたたみ傘で、強風にも耐える構造が特徴。後継品の「瞬撥水Tsukumo傘」は撥水性能を高めた。2025年2月期のベンダー販売チャネルではこれらの傘が売上をけん引し、前年を大きく上回った。日本製包丁「鎬-shinogi-Neo」は特殊研磨工法「曲げ鎬」を採用し、切れ味が際立つ。直営店やインターネット通販で販売され、高価格帯ながら実演販売で切れ味を体感させることで購買につなげる。季節商品と高級品を組み合わせることで、売上の安定化を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

小型専門商社で赤字、収益基盤弱い

コパ・コーポレーションは卸売業に属する小型専門商社で、売上高は20億円台と極めて小規模。同業のリョーサン菱洋ホールディングスや高千穂交易と比較しても事業規模で大きく劣り、直近期は営業赤字に転落している。業界内ではニッチな商材を扱う可能性があるが、収益力・成長性ともに脆弱で、明確な競争優位性が見いだしにくい立場にある。

強み

  • 少人数組織で迅速な意思決定が可能。ニッチ市場への特化で大手と差別化できる可能性がある。
  • 特定分野に特化した商材を扱い、他社との差別化を図っている可能性がある。
  • 小規模であるため固定費負担が軽く、需要変動への適応がしやすい。
  • 地域に密着したきめ細かいサービスを提供可能。

課題

  • 直近2期連続営業赤字。収益構造の改善が急務で、抜本的な対策が必要。
  • 24/2期22億円→26/2期18億円と減少。市場縮小や競争激化への対応が課題。
  • 同業他社と比べ売上規模が極めて小さく、仕入れや営業面でコスト競争力に劣る。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

卸売業の時価総額近傍。太字がコパ・コーポレーション

時価総額で並べると、掲載7社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17413創健社19億円111.2倍
27422東邦レマック19億円80.8倍
39914植松商会18億円13.6倍
42667イメージ ワン13億円
52721ジェイホールディングス11億円
67689コパ・コーポレーション9億円
77426山大7億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 18件

1998年設立から2003年:インターネット通販とTV通販への進出

1998年10月、東京都中野区にて有限会社コパ・コーポレーションを設立。翌1999年11月には店頭販売を開始、小売店での実演販売の実績を積み始めた。2003年5月にはインターネット通販、同年11月にはTV通販での実演販売を開始。インターネットとテレビという異なるメディアに進出することで、実演販売の手法を多様なチャネルに適用する基盤を築いた。この初期の拡大が、後の「3Dマーケティング販売戦略」の原型となった。設立から5年で主要な販売チャネルを確立し、実演販売の可能性を広げた。

2006年:株式会社化と実演販売士育成体制の構築

2006年1月に本社を渋谷区に移転、同年12月に株式会社へ組織変更。同時に、実演販売士育成スクールを運営する株式会社実演販売士協会を設立。2007年2月には「売の極意塾」を開始し、人材育成に本格的に取り組んだ。実演販売士協会は業界全体の人材育成を目的とし、自社だけでなく外部にもノウハウを提供する組織とした。売の極意塾では心理学や脳科学に基づくカリキュラムを導入し、実演販売士の専門性を高め、商品企画力を持つ人材の輩出を可能にした。この体制が、当社の競争力の源泉となっている。

2010年:子会社設立とソーシャル通販への挑戦

2010年3月にBtoC事業の展開を目的としてハイホームマーケット株式会社を設立。同年5月にソーシャル通販「ワォ!の王様」、12月には「ワォLive」を開始した。ソーシャルメディアを活用した新しい販売チャネルを模索したが、収益化に課題があり、2015年1月に当社に吸収合併された。この挑戦は、後に自社ECやクラウドファンディング事業へと繋がる実験的な試みであった。子会社設立による多角化は短期間で終わったが、BtoC事業の知見を得る機会となった。

2015年:子会社吸収合併による経営合理化

2015年1月、株式会社実演販売士協会とハイホームマーケット株式会社を吸収合併。これにより、グループ経営を一元化し、管理コストの削減と資源の集中を図った。合併後は、実演販売事業に注力し、直営店や自社ECの展開へと進む。実演販売士の育成と販売チャネルの運営が一社に集約され、迅速な意思決定と一貫したブランド戦略が可能となった。この合併は、成長から収益性重視への転換点となった。

2018年:直営店「デモカウ」と自社ECの開始

2018年4月、東京ソラマチに自社直営店舗「デモカウ」1号店を出店。同年5月には自社ECサイト「デモカウ」を開始した。直営店では実演販売士が常駐し、商品の実演と接客を行う。また、メディア取材の場としても機能する。2020年12月には2号店を北千住マルイに出店。自社ECは後に「わくたんマーケット」にリニューアルされる。これにより、消費者への直接販売チャネルを構築し、実演販売のリアルな体験を提供する場を整えた。

2020年:東証マザーズ上場

2020年6月、東京証券取引所マザーズ市場(現グロース市場)に株式を上場。上場時点の売上高は56億円(2020年3月期)であった。これにより資金調達力と認知度を高め、事業拡大を図った。上場は1998年の創業から約22年。実演販売というニッチな事業が資本市場に認められた事例となった。上場後は、ECや新サービスの開発に積極的に投資し、収益源の多様化を進めている。

2023年:新サービス「スグデル」と「わくたん」開始

2023年2月、販促ポータルサイト「スグデル」のサービスを開始。同年8月にはライブ配信型クラウドファンディング「わくたん」事業を開始した。さらに、既存の自社EC「デモカウ」を「わくたんマーケット」にリニューアルし、BtoC事業の中核に位置づけた。スグデルは企業向けの販促支援、わくたんは消費者参加型の商品開発プラットフォームとして機能する。これらの新サービスにより、デジタル販売とコミュニティ形成を強化し、実演販売のノウハウをデジタル領域に拡張する試みである。

年表18件を開く

1990年代

  • 1998年10月創業東京都中野区にて有限会社コパ・コーポレーションを設立
  • 1999年11月店頭販売を開始

2000年代

  • 2003年5月インターネット通販を開始
  • 2003年11月TV通販での実演販売を開始
  • 2006年1月本社を東京都渋谷区に移転
  • 2006年12月株式会社に組織変更
  • 2006年12月創業実演販売士育成スクールを運営して人材を育成・紹介する目的で、株式会社実演販売士協会を設立
  • 2007年2月株式会社実演販売士協会が実演販売士育成セミナー(現「売の極意塾」)を開始

2010年代

  • 2010年3月創業BtoC事業の展開を目的として、ハイホームマーケット株式会社を設立
  • 2010年5月ハイホームマーケット株式会社がソーシャル通販「ワォ!の王様」(注1)を開始
  • 2010年12月ハイホームマーケット株式会社が「ワォLive」(注2)を開始
  • 2015年1月M&A経営の合理化のため、株式会社実演販売士協会及びハイホームマーケット株式会社を当社に吸収合併
  • 2018年4月自社直営店舗「デモカウ」を東京ソラマチ(東京都墨田区)に出店
  • 2018年5月自社ECサイト「デモカウ」を開始

2020年代

  • 2020年6月上場東京証券取引所マザーズ市場(現 東京証券取引所グロース市場)に株式を上場
  • 2020年12月自社直営店舗「デモカウ」の2号店を北千住マルイ(東京都足立区)に出店
  • 2023年2月販促ポータルサイト「スグデル」のサービスを開始
  • 2023年8月ライブ配信型クラウドファンディング「わくたん」事業を開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    生成AIを活用した実演販売の進化

    30年以上蓄積した実演販売の口上ロジックを生成AIに実装し、「実演販売×AI」による持続的競争優位性を確立する。自社EC「わくたんマーケット」を進化させ、購入機能とデジタル実演販売ページを拡充し、他チャネルへの送客も担うマルチ導線型プラットフォームへ転換する。

  2. 02

    集客力の強化

    SNS・ネット広告の一元管理体制を構築し、分散していた広告運用を統合。高還元率施策への集中やプレスリリース等多角的アプローチにより、過剰な集客コストを抑制し、投資対効果を最大化する。

  3. 03

    実演販売士の育成と店頭実演の最大化

    実演販売士育成講座「売の極意塾」を強化・拡充し、販売スキルとノウハウの伝授を加速。育成した人材を販売現場に積極配置し、店頭実演の機会を拡大。人による実演販売の質と量を高め、競争優位性を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で37人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は494万円で、6期前と比べて18.0%平均年齢は40.3歳、平均勤続年数は5.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年3月60239.54.430
2021年3月59738.84.133
2022年2月55537.03.942
2023年2月53941.04.147
2024年2月54939.13.443
2025年2月54138.34.045−667
2026年2月49440.35.237−811

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は18億円営業利益-3億円前期と比べると減収で、売上が-14.3%。

売上高
-14.3%
18億円
営業利益
-3億円
純利益
-3億円
営業利益率
-16.7%
前期比 -2.4%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高18億円18億円
営業利益0億円-3億円
純利益0億円-3億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は4億円、営業利益は0億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は−20.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q6−1−16.7−1
2024年2Q800.00
2024年3Q4−1−25.0−10
2024年4Q4−2
2025年1Q500.00
2025年2Q8−1−12.5−1
2025年4Q8−2−25.0−3
2026年2Q11−1−9.1−1
2026年4Q7−2−28.6−2
2027年1Q400.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2016年3月期からの11期で、売上は22億円から18億円へ82%に減った。直近期の営業利益率は-16.7%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2016年3月2222
2017年3月2221
2018年3月2532
2019年3月3553
東京証券取引所マザーズ市場(現 東京証券取引所グロース市場)に株式を上場
2020年3月5696
2021年3月6896
2022年2月3911
2023年2月26−1−1
2024年2月22−4−13
2025年2月21−3−3−14.3−4
2026年2月18−3−3−16.7−3

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高18億円のうち、営業利益として残るのは-3億円-16.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-3億円、売上の-16.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金61.1%11億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金50.0%9億円
  • その他の費用持分法損益などの調整5.6%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-16.7%-3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
38.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比19.9pt
-16.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比19.1pt
-16.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比38.2pt
-30.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-25.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-35.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2026年2月期は営業CFが−3億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−3億円この組み合わせは立て直し型にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上期末の手元現金は6億円で、売上の4.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年3月−101−14
2019年3月50−158
2020年3月20029
2021年3月006016
2022年2月−702−711
2023年2月5−11416
2024年2月−4−1−3−59
2025年2月−200−27
2026年2月−302−36

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2026年2月期の総資産は12億円。このうち返さなくてよい自己資本が8億円で、自己資本比率は66.6%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年3月63339.2
2017年3月74352.6
2018年3月106454.9
2019年3月159660.8
2020年3月2314962.4
2021年3月3428681.7
2022年2月3329487.6
2023年2月3428682.0
2024年2月1615189.7
2025年2月1310281.7
2026年2月128466.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳単体ベース
現金及び預金
6億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
0億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
5億円
在庫として抱えている分
負債合計
4億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
40
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率284社中57位あたり、逆に低いのはROE284社中283位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-30.1%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-16.7%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
66.6%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-14.3%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥301で、1年前と比べて-41.3%過去52週の値幅のなかでは7%の位置にある。

¥301+0.3%1ヶ月-1.0%1年-41.3%時価総額9億円
過去52週の値幅
安値¥283高値¥530

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)557.4倍
PBR1.20倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月-2.2%。52週高値530円から下落。週足は下降トレンド。25日線299.3円を+1.9%上回るも、75日線373.5円を大きく下回る。出来高は低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PERは予想で564.8倍と非常に高く、業界平均17.34倍を大幅に上回り割高。PBRは1.21倍と業界平均1.20倍に近いが、ROEは-30.1%と大幅な赤字で、資産効率が極めて悪い。配当は無配。収益は減少傾向で、今期も赤字予想。業績悪化と高PERが一致し、バリュエーションは割高。

指標この会社業種平均
PER (予想)557.4倍
PBR1.20倍1.24倍
ROE-30.1%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

コパ・コーポレーションは、業績低迷と赤字からの脱却が最大の課題。強気派は、PBR1.21倍と解散価値に近い水準であり、リストラや事業再編による黒字転換の可能性に期待する。弱気派は、売上減少と赤字の継続(2026/2期も営業赤字予想)、ROE-30%と資本効率の悪さ、時価総額9億円と超小型株で流動性リスクが高いとみる。

プラスに働く材料7
  • PBR1倍割れに近い

    解散価値に近い株価水準で、下値不安が限定的。

  • 事業再編の可能性

    赤字事業の縮小・撤退で収益改善の余地あり。

  • 小さな時価総額

    小型株ゆえ業績改善時の株価上昇率が大きい。

  • 構造改革による黒字転換2027年〜2028年影響

    営業損失3億円から早期黒字化、コスト削減効果

  • 事業ポートフォリオ再編継続影響

    不採算事業撤退で損失縮小、収益改善の可能性

  • M&Aや資本提携によるシナジー不定影響

    財務基盤強化、事業規模拡大で収益回復

  • 株価低位でのバリュエーション継続影響

    PBR1.2倍、資産価値下回らず、割安感

マイナスに働く材料7
  • 業績悪化継続

    売上高減少(26→21→18億円)と営業赤字拡大予想。

  • 資本効率の低さ

    ROE-30%と株主資本を毀損、改善のメドが立たない。

  • 流動性リスク

    時価総額9億円、出来高少なく売買に注意。

  • 債務超過リスクの顕在化継続影響

    自己資本減少、債務超過転落で上場廃止リスク

  • 売上高減少トレンド継続2026年2月期影響

    売上高18億円は前期比14%減、需要減退が続く

  • 資金繰り悪化による事業継続懸念継続影響

    営業キャッシュフロー悪化、追加資金調達が必要

  • 株価流動性の極端な低さ継続影響

    時価総額9億円、売買きわめて少なく価格変動大

次の決算で確かめる点
営業損益
赤字からの脱却が最大の焦点、黒字転換が急務。
売上高の推移
既存事業の需要動向と収益基盤の安定性を確認。

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ1,233人。区分でいちばん多いのは個人・その他64.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が30.5%を占め、残る69.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他61.766.064.059.162.564.4
事業法人31.630.730.630.530.530.5
証券会社2.82.44.54.64.63.8
外国法人0.91.00.95.82.01.0
外国人個人0.00.00.00.00.20.2
金融機関3.00.00.00.30.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01吉村 泰助38.47
02株式会社ミロク23.62
03株式会社チョイズ6.75
04株式会社SBI証券2.16
05佐藤 友亮2.02
06清板 大亮1.24
07山下 敬弘1.04
08楽天証券株式会社0.95
09関口 貴士0.61
10コパ・コーポレーション従業員持株会0.58

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で−100%、1株純資産は11期で−100%。直近期のROEは-30.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2016年3月651,4081,053,18289.5
2017年3月525,3081,578,49039.9
2018年3月7823639.7
2019年3月13437044.1
2020年3月23460448.1
2021年3月20894627.120.2
2022年2月309763.232.4
2023年2月−45931−4.7
2024年2月−433499−60.5
2025年2月−148351−34.8
2026年2月−92259−30.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

3名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は3名。2026/2期の役員報酬は総額66百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
吉村泰助代表取締役 社長581,140,000
川原武浩取締役(注)154200
佐野強取締役(注)165

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2454523
社外取締役521214

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,962字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は設立以来、「やさしさと感動を売って、人々に笑顔を与える」という経営理念のもと、実演販売を柱として生活用品を中心とした商品(掃除用クロス「パルスイクロス」、ゴムを使用したピーリングタオル「ゴムポンつるつる」、カビ取り剤「スパイダージェル」等)を販売してまいりました。 当社の強みは実演販売です。実演販売とは、実演販売士が消費者の目の前で実際に商品を使って見せて使用価値をアピールし、購入を促す販売手法です。実演販売は、対象とする商品の使用方法や特徴、効果、利点等を消費者へ直接伝えることができ、能動的に需要を喚起させることができる手法です。当社は自社の役職員及び業務委託先として実演販売士を擁しております。実演販売士は、売り場で消費者に対して話す内容を事前に実演口上として作り上げ、実演販売を開始した後でも実演口上を何度もブラッシュアップし、販売力を向上させる努力を続けております。また、実演販売は単に売るだけではなく、広告効果も高いため売り場への営業ツールとしての機能も有します。さらに、実演販売士は売り場において消費者の動向を体感していることもあり、商品の目利き力を備えることができ、次に売れる商品についてメーカーや工場と共同で企画し、発売前から販売まで携わる力が実演販売士にはあります。 なお、当社の実演販売士に対しては、販売についての事項やコミュニケーション、コンプライアンス等にまで及ぶ、範囲の広く精度の高い教育が必須となります。当社は「売の極意塾」と称する実演販売士育成講座を開催しており、最新の心理学や脳科学に基づく実演ノウハウや関連する法令知識を身に付けるとともに、実演口上に基づいた商品企画のできる実演販売士を継続的に輩出する仕組みを整えております。このノウハウにより、あらゆる商品を実演販売において手掛けることができ、さらには実演販売のみならず、セミナー講師や販促動画出演等にも応用できる力が備わってまいります。 また、当社は実演販売の力を最大限に活かすために当社独自の戦略である「3Dマーケティング販売戦略」を採用しており、戦略的に販売活動を行っております。「3Dマーケティング販売戦略」とは、実演販売士がテレビの通販番組で商品を実演販売することによって新たな需要を活性化させ、ベンダー販売、インターネット通販など顧客層も販売特性も違う販売チャネルへシナジーを与えながら販売に繋げて行き、実演販売士が新たに開拓した需要を回収して販売量と利益を獲得する戦略です。なお、当社のプライベートブランド(以下、「PB」という。)又は独占販売(注)商品を取り扱うことで、商品の値崩れ及び当社の宣伝広告活動に競合他社がフリーライドすることを防止するとともに、商品に係るブランド戦略を立案することが可能となっており、実演販売が開拓した需要を回収する効果が高まることとなります。また、購買意欲のある消費者層にアプローチすることにより、購買にまでは至っていないが、商品を気にしている層へ宣伝広告効果をもたらすことで、購買意欲を促し、顧客層を拡大していきます。さらに、実演販売士によるテレビの情報番組等のメディアへの露出によるインフルエンス効果により、各販売チャネルにおける消費者の購買意欲を向上させることが可能となります。 (注) 当社において独占販売とは、原則としてメーカーが当社のみに商品を供給する形態の取引をいいます。ただし、当社の合意のもとメーカーが他社に商品を供給する場合、当該他社への商品供給に際して当社が販売手数料を受領することが契約に定められている取引も含めております。 (「3Dマーケティング販売戦略」の概念図) 当社の事業セグメントは、単一の事業セグメントでありますが、販売チャネルを区分した売上高の概況は次のとおりであります。なお、従来、売上高を「TV通販」「ベンダー販売」「インターネット通販」「セールスプロモーション」「デモカウ」「その他」に区分しておりましたが、ECサイト「デモカウ」を「わくたんマーケット」へリニューアルし、「わくたん」事業とブランド統合したことにともない、当事業年度より、以下の区分に変更しております。 (TV通販) 地上波テレビ放送のTV通販番組や24時間テレビショッピングチャンネルといったTV通販専門チャンネルにおけるTV通販番組にて販売するため、TV通販番組運営会社に対して商品を卸売りしております。番組には当社の実演販売士が出演します。TV通販番組を通して視聴者へ広く訴求することができるため広告宣伝効果が大きく、また放送時間が最長で1時間と長く、深掘りして説明できるので商品の使用価値をアピールしやすいという特徴があります。 (ベンダー販売) 小売店において店頭で販売するため、小売店に対して商品を卸売りしております。また店頭の販促活動として、当社の実演販売士が小売店にて実演販売を行うことや、当社の実演販売士が出演している販促用の動画を店頭にて視聴できるよう提供することも行っております。TV通販番組とは異なり広く消費者へ訴求することはできない反面、消費者にとっては小売店の店員に商品の評判を聞くことができ、実際の商品を手に取った上で購入できるという特徴があります。 (インターネット通販) インターネット上の大手ECサイトのショッピングモールにて商品を販売しております。当社の実演販売士が出演の動画にて商品の特徴や使い方をインターネット上で説明しております。また、スマートフォンの普及により、TV番組等を通して商品に興味をもった消費者が小売店に行かずとも手軽に当社の商品を購入することができるという特徴があります。 (セールスプロモーション) 企業等からのプロモーション活動や社内教育に関する依頼に基づいた実演販売士の派遣及び動画の制作・出演をすることによる報酬による報酬を得ております。商品に限らず様々なサービス等も対象としてきた実演販売で培った販売力を依頼主へ提供いたします。また、慣れ親しんだ当社の商品以外の商品やサービスを取り扱うことにより、実演販売士の実力を向上させることができます。 (デモカウ) ”デモンストレーション×買う”をコンセプトとして、直営店舗「デモカウ」にて商品を販売しております。直営店舗「デモカウ」は、実演販売のお店として当社実演販売士が店員として接客し、実演販売を行います。当社の実演販売士の育成、消費者のニーズへ直に接することによる商品企画力の強化、メディア取材の場の提供といった機能も担っております。 (わくたん) クラウドファンディング事業「わくたん」及び、ECサイト「わくたんマーケット」にて商品を販売しております。当社におけるBtoC事業の中核をなしている事業で、顧客をロイヤルカスタマーとして会員とすることもでき、プラットフォームを構築して、商品の先行販売、試験販売等を始めとした当社独自の施策を展開することもできます。さらに、従来取得することのできなかった詳細な市場情報を取得することにより、より消費者のニーズに沿った販売戦略を策定することができます。 (事業系統図)
経営方針・対処すべき課題4,412字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は下記のとおり企業理念を策定しております。 ・やさしさと感動を売って、笑顔と感謝を稼ぎ、みんなのための糧とします。 ・“1”にこだわって商ゐの王道を歩み、お客様と共に幸せになります。 ・お客様を大切にし、お客様と共に清く正しく美しく成長します。 ・実演販売を商ゐの王道と考えて大切にし、その可能性を追求する総合商社であり続けます。 ・お客様と共に明るく元気で前向きな笑顔社会を目指します。 ・実演販売の精神を尊び、時代と共にその形を変え真にその商ゐを継承して発展させます。 当社は、やさしさと感動を売って、人々に笑顔を与えることを存在意義としております。当社が提供し続ける価値は、生活文化を提案し続ける商売と考えております。時代によって変わる正しい生活文化を提案することによって、その実演販売の文化を清く正しく承継していきたいと考えております。 当社の事業には下記のような特徴があります。 ① 実演販売の力 当社の強みは実演販売であり、販売力を特定の取扱商品に依存するのではなく、実演販売のノウハウで確保することができる点を強みとしております。値崩れが生じている商品、メディアで取り上げられる頻度が低下している商品等については、販売リソースを他の商品にシフトすることで高い販売力を維持することが可能となります。 なお、実演販売の力は下記の要素により支えられております。 ・営業力 実演販売を行うことで、消費者だけでなく、店舗のバイヤーや担当者に商品の良さが伝わり、売り場と作り手の距離が近くなります。 ・広告宣伝力 実演販売を行うこと自体が、商品の広告宣伝となります。 ・商品企画力 当社の強みは実演販売であり、消費者と直に触れ合うことで、消費者のニーズを掴むことができます。ニーズを反映した売れるコンセプトによる商品企画が可能となります。 ② 育成システム 当社では「売の極意塾」と称する実演販売士育成講座を開催しており、実演販売士の育成に取り組んでおります。さらに実演販売士から「商品企画が出来る実演販売士=実演アンカーマン」への育成講座も行っております。 ③ 独自の販売戦略 当社は、実演販売士がテレビの通販番組で商品を実演販売することによって新たな需要を活性化させ、顧客層も販売特性も違う販売チャネルへとそれぞれのシナジー効果を得ながら販売を繋げて行き、実演販売が新たに開拓した需要を回収して販売量と利益を獲得する「3Dマーケティング販売戦略」を採用しております。 (2) 経営環境 当社を取り巻く経営環境につきましては、雇用・所得環境の改善、インバウンド需要の増加等により緩やかな回復の動きが見られる一方で、エネルギー価格、原材料費の高騰及び円安の進行等により個人消費は力強さを欠き、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような状況下において、当社ではTV通販、ベンダー販売及びインターネット通販の拡大に向け、また、デモカウにおいては市場回復の波に乗り遅れることのないよう、社内体制及び仕入先等とのネットワークを強化し、実演販売事業から得られる知見を活用しながら商品企画力の強化をより重点的に進め、商品の提供に注力してまいります。 (3) 中期経営戦略 ① 生成AIを活用した実演販売の進化による、持続的競争優位性の確立 「わくたんマーケット」を進化させ、購入機能を維持しながらデジタル実演販売ページを大幅に拡充します。各ページはLP・SNS施策のランディングポイントとして機能させ、自社EC内の購買促進にとどまらず、他チャネルへの送客も一元的に担うマルチ導線型プラットフォームへの転換を図ります。 AI革命が進展する現代において、競争優位の本質は「何を・どのように売るか」という業務ロジックそのものを自社内に保有しているか否かにあります。当社が30年以上にわたり蓄積してきた実演販売の口上ロジックは模倣困難な参入障壁であり、最大の経営資産です。この知的資産を生成AIに実装することで、「実演販売×AI」という当社固有の競争モデルを確立し、業界における独自のポジションを強固なものとします。 ② 集客力の強化 テレビ取材・テレビ通販のハロー効果を中心とした従来の集客モデルは、メディア環境の急速な変化に対応しきれていない状況です。視聴者のメディア接触がテレビからSNS・デジタルへと大きくシフトしている現在、従来手法のみに依存した集客戦略は限界を迎えつつあります。 SNS・ネット広告の一元管理体制を構築・推進し、これまで分散していた広告運用を統合することで、施策間の連携を強化し、より精度の高いターゲティングを実現します。また、インターネット通販の広告運用を高還元率の施策への集中という構造へと転換させます。この方針により、過剰な集客コストを抑制すると同時に、投資対効果を最大化し、全体的な広告効率を向上させます。 SNSやプレスリリースなど多角的なアプローチにより実演販売の周知と商品認知を広く後押しすることで、商品の露出を最大化し、新規顧客層の獲得につなげます。 ③ 実演販売士の育成および店頭実演の実施数最大化 当社の採用する「3Dマーケティング販売戦略」においては、消費者に対する商品への需要を的確に喚起することがカギとなります。この戦略は、テレビの通販番組や情報番組をはじめ、SNSや動画投稿サイトなど様々なメディアを活用し、さらに店頭での実演販売を通じて展開されます。消費者との密接なコミュニケーションを図ることで、商品の魅力や価値を直接伝えることができ、効果的な販売促進を実現しています。 デジタル化が加速する現代においても、生身の人間が目の前で商品を実演し、消費者の疑問にリアルタイムで応える「人による実演販売」は、いかなるメディアにも代替できない当社最大の強みです。この強みを最大限に発揮するためには、高い技術と表現力を持つ実演販売士の育成こそが、事業成長の根幹を担う最重要課題と位置づけています。 実演販売士の育成にこれまで以上に注力し、店頭実演の実施数そのものを最大化することを明確な目標として掲げます。具体的には、実演販売士育成講座「売の極意塾」をさらに強化・拡充し、実践的なトレーニングプログラムを通じて販売スキルとノウハウの伝授を加速させます。育成した実演販売士を各販売現場へ積極的に配置することで、店頭実演の機会を拡大し、消費者との直接接点を増やします。人にしかできない実演販売の質と量を同時に高めることで、当社固有の競争優位性をより一層強固なものとします。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、売上高、営業利益及び営業利益率を重要な経営指標として位置付けております。今後も引き続き販売力の強化や価格交渉等による売上原価の低減、費用削減に取り組むことによって、売上高及び営業利益の増加、営業利益率の上昇を目指してまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 人材の獲得及び育成 当社の強みは実演販売であり、商品を使用して見せて広告宣伝効果を活用すると同時に、使用価値をアピールし、販売につなげていくとともに、実演販売をとおした経験を活かして商品企画を行うことを基本としております。当社は過去の実演販売において蓄積された実演口上をノウハウとして活用することで、新たな商品を企画するとともに、埋もれている既存商品をリバイバルさせることを強みとしており、実演販売の現場で把握した顧客ニーズを反映した商品の企画ができる実演販売士=実演アンカーマンを育成できることが当社の競争力の源泉の一つであります。実演アンカーマンは実演販売の現場で把握した「売れた商品」「売れなかった商品」「お客様の声」等を基に、実演販売をすることで顧客に認知されやすく売れる商品の企画を行います。また、実演販売士は、商品への需要を喚起させるためにテレビの通販番組や情報番組等といったメディアに露出することで、消費者に対する、インフルエンサーとしての役割を担っております。 当社では実演販売に関するノウハウを確立したマニュアルを用いて実演販売士育成のための講座を開催しており、実演販売士の育成に取り組むとともに継続的に採用を行っております。実演販売士育成セミナーを前身とする「売の極意塾」は2007年2月の開講以来、基礎・法令・実践からなる育成プログラムを修了した後に所定の規準を満たした者を実演販売士として認定しております。 これらの活動を担う従業員及び専属業務委託である実演販売士を、これからも積極的に採用し、育成内容を一層充実させ、販売力及び商品企画力の強化を図ってまいります。 ② 商品企画力の強化 当社は、実演販売で培った「売れる経験」を基に商品の企画を行っており、それが当社の競争力の源泉の一つであります。当社では実演アンカーマンの育成を図るとともに、蓄積した過去の実演口上をデータベース化することで適時に新たな商品企画に活用することができる体制の強化を行っております。これまでに取り扱っている既存の商品カテゴリに限らず、ストックビジネスとなり得る商品等新たな商品カテゴリの企画を推進し、より多面的に商品を供給できる体制づくりを推進してまいります。 ③ 認知度の向上 当社の商品、従業員及び実演販売士の各種メディアへの露出が近年増加しておりますが、国内においてもいまだ認知度向上の余地があると認識しております。販売力強化の一環として、より戦略的かつ効果的に広告宣伝活動を行うことで当社の商品及び事業の魅力を伝え、顧客の増加を図ってまいります。 ④ 棚卸資産の適正管理 当社で取り扱う商品については、その多くを自ら仕入れ、自社在庫として保有した上で販売を行っております。当社は商品の仕入を行う際には商品の販売動向や顧客の嗜好を考慮し、棚卸資産の適正管理に努めておりますが、季節商材などは、その年の気候に左右され在庫過多になるという課題を抱えております。棚卸資産の適正管理の一環として、商品の販売動向や顧客の嗜好をより精緻に把握するとともに、仕入先でもある共同企画先を開拓することでユニークで魅力ある商品を拡充してまいります。 ⑤ 内部管理体制の充実 当社では、事業規模の拡大及び企業価値向上のためには、内部管理体制のさらなる充実が必要であると考えております。そのため、人材の採用や社員教育の充実、業務のシステム化等を通じて内部管理体制の充実を図ってまいります。
事業等のリスク5,381字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 経済環境の影響について 当社は、主にTV通販、ベンダー販売、インターネット通販等、複数の販売形態で商品販売を行っており、消費者の消費行動変化の影響を受けないよう努めておりますが、景気動向や円安、インフレによる消費者マインドの低下等、外部経済環境の変動により消費者の需要が減少した場合、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (2) 競合について 当社は販売形態によりTV通販、ベンダー販売、インターネット通販、セールスプロモーションなどを行う会社と競合関係にあると考えております。当社は実演販売士を組織的に擁し、消費者の商品への関心を活性化させるという点でこれらの会社に比べ優位性を有しているものと認識しております。しかしながら、今後において有力な販売手法の登場等により当社の商品販売の競争力が相対的に低下した場合には、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (3) 主要商品への依存について 当社では主要商品の売上が全体に占める割合が高くなっております。したがって、1商品又は数商品の販売が顧客の需要の低下等により減少した場合や、商品の仕入が何らかの理由により困難となった場合には、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。また、当社の商品販売においては当社実演販売士によるメディア出演の影響を受けやすいため、メディア出演をきっかけとしてヒット商品が生まれることにより当社の売上が変動し、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (4) 在庫リスクについて 当社で取り扱う商品については、基本的に自ら仕入を行い、自社在庫として保有した上で販売を行っております。当社は商品の仕入を行う際には、商品の販売動向や顧客の嗜好を考慮し、棚卸資産の適正管理に努めております。消費者需要の減少により、顧客の所要数量が減少した場合には、棚卸資産の評価減を実施する必要が生じるなど、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。なお、当社が独占販売を行う商品において、仕入先から一定の売上高目標額を設定される場合があり、その場合、当該商品の仕入を増加させることにより、過大な在庫を保有する可能性があります。 (5) 商品の仕入について 当社は商品の仕入を行う際には、仕入先の供給力を確認した上で仕入を行っておりますが、仕入先の対応に支障が生じた場合や仕入先が倒産した場合、商品の供給に支障が生じ、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。仕入を行う際には、品質検査を行った上で仕入を行っておりますが、不測の事態により商品に欠陥が生じ、消費者トラブルやクレームが発生した場合には、追加費用の発生や損害賠償請求が生じるなどにより、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 また、世界情勢による原油高や原材料高騰に加え、円安により輸入価格を一段と押し上げることによる影響で、仕入価格が高騰する可能性があります。 (6) 実演販売士の確保・育成について 当社の強みは実演販売であり、商品を使用して見せて使用価値をアピールし、販売につなげていくことを基本としております。当社では実演販売士の育成に取り組むとともに継続的に採用を行っていく予定であります。しかしながら、人材の確保・育成が計画どおりに進まない可能性や既存の実演販売士の社外流出が進んだ場合には、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (7) 小規模組織であることについて 当社は2026年2月28日現在、従業員数が37人と小規模な組織であり、内部管理体制もそれに応じたものとなっております。今後、事業規模の拡大に応じて人員を補強し、内部管理体制の一層の充実を図っていく方針でありますが、事業規模の拡大に応じた人員採用が進まなかった場合や既存社員が社外に流出した場合、充分な内部管理体制が構築できない可能性があり、場合によっては当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (8) 法的規制について 当社は、不当景品類及び不当表示防止法、特定電子メールの送信の適正化等に関する法律、特定商取引に関する法律、消費者契約法等により多数の法的規制を受けております。当社は、上記を含む各種法的規制等について、これらの法令を遵守するよう、セミナーの開催等により社員教育を行うとともに、コンプライアンス規程を制定すること等により法令遵守体制を整備・強化しておりますが、今後これらの法令等の改正や当社の行う事業が規制の対象となった場合、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (9) 個人情報の保護について 当社では、取得した個人情報についてはデータアクセス権限の設定、データ通信の暗号化、外部侵入阻止の採用等により、流出の阻止を図っております。また、情報セキュリティに関する社内規則を定め、規則遵守の徹底とセキュリティ意識の向上に努めております。個人情報の取り扱いについては、今後も細心の注意を払ってまいりますが、今後、個人情報の不正使用、その他不測の事態によって外部流出が発生した場合、当社への信用低下や損害賠償請求等により、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (10) システムトラブルについて 当社ではインターネット上で商品の販売を行っているとともに社内でもコンピューターシステムを利用しております。当社ではサーバー設備の強化や社内体制の構築によりシステムトラブルが生じないよう努めておりますが、アクセスの急増、ソフトウエアの不備、コンピューターウイルス、自然災害や事故等、何らかの理由によってサービスが中断し、システム障害が発生した場合には、信用失墜や損害賠償請求等により、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 訴訟の発生可能性について 当社は、事業活動の遂行過程において、消費者、取引先及び従業員等により訴訟を提起される可能性やその他法的手続きの当事者となる可能性を有しております。提訴された訴訟の内容、金額及びその結果によっては、多額の訴訟対応費用の発生や社会的信用の毀損等により、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (12) 配当政策について 当社は、株主への還元を経営の重要課題と認識しており、事業の成長による中長期的な株式価値の向上とともに、今後の業績推移や財務状況等を考慮した上で将来の事業展開のための内部留保等を総合的に勘案しながら配当を継続的に実施していく方針であります。今後は内部留保を確保しつつ、財政状態及び経営成績並びに経営全般を総合的に判断して利益配当を行っていく方針であります。しかしながら、当事業年度においては、経営基盤の安定に向けた財務体質の強化や事業拡大のための投資資金の確保の観点から無配としており、現時点においては配当の実施の可能性及び実施時期については未定であります。 (13) 特定販売先への依存について 当社は、TV通販番組運営会社や小売店に対しての卸売りや、インターネットモールや当社直営店舗から消費者への販売を行っており、2026年2月期における売上高の24.7%がジュピターショップチャンネル株式会社、17.4%がアマゾンジャパン合同会社に対するものです。両社と当社との関係は良好であり、今後も品質及び企画力の向上に積極的に取り組むことにより、安定取引の継続を図るとともに、新たな販売チャネルの開拓にも積極的に取り組んでまいります。しかしながら、何らかの理由により当該販売先の取引方針が変更され、当社との契約更新の拒絶、解除その他の理由により契約の終了等が生じた場合には、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (14) 商品企画について 当社は、実演販売で培った”売れる経験”を基に商品の企画を行っており、それが当社の競争力の源泉の一つであります。しかしながら、お客さまのニーズに合った商品企画が計画どおりに進まなかった場合、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (15) 商品の品質管理について 当社は、商品を企画し販売するにあたり、メーカーや工場の協力を得て万全の体制をとっておりますが、万一不測の事態により商品の品質に欠陥が生じ、大量の消費者トラブル及びクレームが発生した場合、大規模な返品、製造物責任法に基づく損害賠償や対応費用の発生、信用失墜等により、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (16) インターネットモールに係る影響について 当社はインターネット通販において、主にAmazon、楽天市場及びYahoo!ショッピング内に出店しており、その主要な販売経路を大手インターネットモールに依存している状況です。したがって、大手インターネットモールの事業会社との関係悪化や規約違反による出店契約解消、大手インターネットモールにおけるシステム不良等のトラブル、モール閉鎖等の事態の発生により、インターネット通販事業が継続不能となった場合には、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (17) メディアへの出演頻度に係る影響について 当社は、実演販売士がテレビの通販番組で商品を実演販売することによって新たな需要を活性化させ、ベンダー販売、インターネット通販など顧客層も販売特性も違う販売チャネルへとそれぞれのシナジー効果を得ながら販売に繋げて行き、実演販売が新たに開拓した需要を回収して販売量と利益を獲得する「3Dマーケティング販売戦略」を採用しております。しかしながら、テレビの通販番組への出演頻度は当社が操作することはできず、したがって、実演販売士のメディアへの出演頻度が低下した場合、ベンダー販売、インターネット通販などの販売チャネルにおける販売量にも影響を与えるため、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (18) カントリーリスクについて 米中貿易摩擦、ウクライナ情勢など様々な要因により物流の混乱、運賃や原材料の高騰、円安の影響による値上げが発生しており、今後も大幅な上昇が続けば、当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (19) 大株主について 当社の代表取締役である吉村泰助及び同人の資産管理会社である株式会社ミロク並びに株式会社チョイズが、本書提出日現在で発行済株式総数の68.9%(自己株式を除く。)を所有しております。同人は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使に当たっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。同人は、当社の創業者であるとともに代表取締役社長であるため、当社といたしましても安定株主であると認識しておりますが、将来的に何らかの事情により同人により当社株式が売却された場合には、当社株式の市場価格及び流通状況に影響を及ぼす可能性があります。 (20) 継続企業の前提に関する重要事象等 当社は、前事業年度末まで3期連続で営業損失、経常損失及び当期純損失を計上し、当事業年度においては営業損失271,138千円、経常損失271,340千円及び当期純損失272,126千円を計上していることから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。 当社は、このような状況を解消するため、収益性を重視した以下の施策を実施しております。 ①実演販売の強化による売上高の向上 専門性の高い実演販売士を増員し、実演販売の実施回数を増加させることで、ベンダー販売やセールスプロモーションにおける売上高の向上を目指します。さらに、「わくたんマーケット」にAIアバターを導入し、デジタル上での実演販売によるネット通販の収益力向上も目指します。 ②広告宣伝費の最適化とSNS発信の強化 費用対効果の低い従来の広告出稿を抑制する一方、TV放映による露出効果を最大限収益化するためにSNS発信を強化いたします。これにより、広告コストを削減しながら効率的な集客を実現いたします。 ③固定費の削減 効率的な事業運営のため、費用の抑制により可能な限り固定費を削減いたします。 以上の施策を行うことにより、翌事業年度の業績は黒字化する見通しです。また、当事業年度末において現金及び預金559,134千円を保有しており、当座貸越契約による追加の資金調達余力もあることから事業運営に必要な資金については確保していると判断しております。 以上のことから、現時点において継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
経営成績の分析 (MD&A)8,397字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善、インバウンド需要の増加等により緩やかな回復の動きが見られる一方で、エネルギー価格、原材料費の高騰及び円安の進行等により個人消費は力強さを欠き、依然として先行き不透明な状況が続いております。 これらの結果、当事業年度における業績は売上高1,779,529千円(前年同期比13.3%減)、営業損失271,138千 円(前年同期は営業損失281,839千円)、経常損失271,340千円(前年同期は経常損失278,838千円)、当期純損失272,126千円(前年同期は純損失437,770千円)となりました。 当社の事業セグメントは、「第5 経理の状況 1財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおり、実演販売関連事業の単一セグメントでありますが、販売チャネルを区分した売上高の概況は次のとおりであります。なお、従来、売上高を「TV通販」「ベンダー販売」「インターネット通販」「セールスプロモーション」「デモカウ」「その他」に区分しておりましたが、ECサイト「デモカウ」を「わくたんマーケット」へリニューアルし、「わくたん」事業とブランド統合したことにともない、当事業年度より、以下の区分に変更しております。この変更にともない、前事業年度との比較・分析は、変更後の区分に基づいております。 a.TV通販 当販売チャネルには、TV通販番組にて販売するため、TV通販番組運営会社に対する商品の売上が含まれます。当事業年度においてはラジオ媒体での商品販売の強化、テレビ放送での訴求内容・演出のリニューアルの実施により業績の向上に取り組みました。ゴム加工を施したピーリングタオル「ゴムポンつるつる」、掃除用クロス「パルスイクロス」、エアコンの冷却フィン洗浄剤「エアコンクリーナーAg消臭プラス」などの主力商品群が堅調に推移し売上を牽引した一方で、一部の既存商品において前年実績を下回る結果となりました。新規導入商品については複数品目で導入が決定し、期中から売上実績が積みあがってきましたが立ち上がり時期の影響等により、通期では前年比で若干下回る水準となりました。これらの要因により、当事業年度の売上高は、810,068千円(前年同期比3.9%減)となりました。 b.ベンダー販売 当販売チャネルには、小売店において店頭で販売するため、小売店に対する商品の売上が含まれます。当事業年度においては店頭実演の実施、実演販売士のおすすめ商品コーナーを店舗に設置するなどの施策で、売上高の向上に取り組んでおります。主力商品の晴雨兼用の折りたたみ傘「99Tsukumo傘」と新商品の「瞬撥水Tsukumo傘」が堅調に推移し、売上貢献度が前年を大きく上回る水準となりました。一方で、既存商品の多くが市場競争の激化や顧客ニーズの変化を受け、軒並み前年実績を下回り、主力商品の伸長分を一部相殺する形となり、当事業年度の売上高は、331,867千円(前年同期比6.2%減)となりました。 c.インターネット通販 当販売チャネルには、インターネット上のショッピングモールでの商品の売上が含まれます。当事業年度においては各モール内でのアクセス数・転換率・購入単価向上のための施策として、商品ページのUI・UXの改善に取り組んでおります。また商品数の増加に向けたNB商品の仕入も継続して実施しております。ゴム加工を施したピーリングタオル「ゴムポンつるつる」、ゴム加工を施したバスブラシ「ゴムポンバスブラシ」、エアコンの冷却フィン洗浄剤「エアコンクリーナーAg消臭プラス」、エアコンの送風ファン洗浄剤「カビッシュトレール」に加え、新商品の特殊研磨工法「曲げ鎬」を採用した日本製包丁「鎬-shinogi-Neo」が堅調に推移し、売上貢献度が前年を大きく上回る水準となりました。一方で、一部の主力商品が市場競争の激化により前年実績を下回り、商品のメディア露出が昨年同時期と比較し少なかったことなど複合的な要因から、当事業年度の売上高は、545,725千円(前年同期比23.3%減)となりました。 d.セールスプロモーション 当販売チャネルには、企業等からのプロモーション活動や社内教育に関する依頼に基づいた動画の制作、又は実演販売士の派遣及び動画への出演による売上が含まれます。当事業年度において、実演販売士のイベント出演案件が減少し、当事業年度の売上高は、33,298千円(前年同期比54.6%減)となりました。 e.デモカウ 当販売チャネルには、当社が消費者へ直接商品を販売するための当社直営店舗「デモカウ」の売上が含まれます。当事業年度において、骨盤サポートベルト「骨盤整隊カシャーンactive」を含めた骨盤整隊カシャーンシリーズ、ゴムポンつるつるシリーズ、晴雨兼用の折りたたみ傘「99Tsukumo傘」に加え、新商品の「瞬撥水Tsukumo傘」、「鎬-shinogi-Neo」が売上を牽引しましたが、当事業年度の売上高は、35,435千円(前年同期比5.8%減)となりました。 f.わくたん 当販売チャネルには、クラウドファンディング事業「わくたん」及び、ECサイト「わくたんマーケット」の売上が含まれます。当事業年度においてはECサイト「デモカウ」を、「わくたんマーケット」へリニューアルしブランド統合を実施し、集客力の強化とコンテンツ量の強化に取り組みました。「わくたん」においては会員数およびプロジェクト数が堅調に増加し、プロジェクト単体の応援総額においては当事業年度中に2回、歴代の最高額を更新しましたが、第4四半期にプロジェクト数が伸び悩んだことから通期では前年実績を下回る結果となりました。「わくたんマーケット」においては「パルスイクロス」、「ゴムポンつるつる」に加え、新商品の「鎬-shinogi-Neo」、極厚角フライパン「cadono」が売上を牽引し、前年を上回る水準となりましたが、売上高は21,210千円(前年同期比7.9%減)となりました。 ※当期よりECサイト「デモカウ」は、「わくたんマーケット」へリニューアルし、売上高は新たに区分した「わくたん」チャネルにて集計しております。 g.その他 当販売チャネルには、社内販売制度などその他のチャネルの売上が含まれます。当事業年度において、売上高は、1,922千円(前年同期比80.5%減)となりました。期末に滞留在庫の処分を実施したことで、処分に伴う在庫金額分の売上原価を計上したため、売上総利益が圧迫されることで収益性が低下する結果となりました。在庫処分は財務体質の健全化と今後の在庫効率向上を目的としたものであり、次期以降の収益改善に寄与するものと見込んでおります。 ② 財政状態の分析 当事業年度末における総資産は、前事業年度末に比べて120,270千円減少し、1,152,061千円となりました。流動資産は、前事業年度末に比べて120,925千円減少し、1,144,828千円となりました。主な要因は、棚卸資産が51,563千円増加した一方で、現金及び預金が99,599千円減少したことによるものであります。固定資産は、前事業年度末に比べて655千円増加し、7,233千円となりました。主な要因は、長期前払費用が655千円増加したことによるものであります。 当事業年度末における負債総額は、前事業年度末に比べて151,856千円増加し、384,528千円となりました。流動負債は、前事業年度末に比べて27,945千円減少し、187,806千円となりました。主な要因は、1年内返済予定の長期借入金が18,108千円増加した一方で、買掛金が25,601千円、未払金が13,574千円減少したことによるものであります。固定負債は、前事業年度末に比べて179,802千円増加し、196,722千円となりました。主な要因は、長期借入金が174,347千円増加したことによるものであります。 当事業年度末における純資産は、前事業年度末に比べて272,126千円減少し、767,532千円となりました。主な要因は、当期純損失の計上により利益剰余金が272,126千円減少したことによるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ99,599千円減少し、559,134千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 当事業年度における営業活動による資金の減少は、290,200千円となりました。主な要因は、税引前当期純損失271,676千円の計上、棚卸資産の増加51,563千円、仕入債務の減少25,601千円があったことによるものであります。 当事業年度における投資活動による資金の減少は、1,853千円となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出990千円があったことによるものであります。 当事業年度における財務活動による資金の増加は、192,455千円となりました。主な要因は、長期借入れによる収入200,000千円があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社は生産活動を行っていないため、該当事項はありません。 b.仕入実績 当社は実演販売関連事業の単一セグメントであり、当事業年度における仕入実績は以下のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 実演販売関連事業   1,146,640   △0.4 合計   1,146,640   △0.4 (注) 金額は仕入価格によっております。 c.受注実績 当社の事業は受注から販売までの期間が短く、販売実績と近似するため、記載を省略しております。 d.販売実績 当事業年度における販売実績については、単一セグメントのため販売チャネル別に記載しております。 販売チャネル   金額(千円)   前年同期比(%) TV通販   810,068   △3.9 ベンダー販売   331,867   △6.2 インターネット通販   545,725   △23.3 セールスプロモーション   33,298   △54.6 デモカウ   35,435   △5.8 わくたん   21,210   △7.9 その他   1,922   △80.5 合計   1,779,529   △13.3 (注) 最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前事業年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)   当事業年度(自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) ジュピターショップチャンネル株式会社   479,633   23.4   440,366   24.7 アマゾンジャパン合同会社   452,576   22.1   308,584   17.3 株式会社ロッピングライフ   231,125   11.3   235,610   13.2 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績 (売上高) 当事業年度の売上高は1,779,529千円(前年同期比13.3%減)となりました。また販売チャネル別の売上高は、TV通販810,068千円(前年同期比3.9%減)、ベンダー販売331,867千円(前年同期比6.2%減)、インターネット通販545,725千円(前年同期比23.3%減)、セールスプロモーション33,298千円(前年同期比54.6%減)、デモカウ35,435千円(前年同期比5.8%減)、わくたん21,210千円(前年同期比7.9%減)となりました。 TV通販では主力商品は堅調で新規導入も進みましたが、既存商品の苦戦と新規商品の立ち上がり遅れにより、売上高は前年同期比微減となりました。 ネット通販では新商品や一部主力商品は好調でしたが、競合激化による一部主力商品の苦戦とメディア露出減少が響き、売上高は前年同期比で大幅な減少となりました。 ベンダー販売では傘カテゴリーの新旧商品が大きく伸長しましたが、それ以外の既存商品が市場競争激化により軒並み苦戦し、全体を押し下げたことが売上高の前年同期比減少の要因となりました。 セールスプロモーションでは動画制作案件の実演販売士のイベント出演案件が減少したことが売上高の前年同期比減少の要因となりました。 デモカウでは新商品を含む主力商品群は売上を牽引しましたが、売上高は前年同期比減少となりました。 わくたんではブランド統合やクラウドファンディングでの最高額更新などの成果はありましたが、期末のプロジェクト数伸び悩み等が響き、売上高は前年同期比減少となりました。 (売上原価、売上総利益) 当事業年度の売上総利益は657,804千円(前年同期比26.0%減)となりました。当期は期末に財務体質の健全化と今後の在庫効率向上を目的として販売見込みの低い在庫の処分を実施いたしました。その結果売上総利益率は前事業年度の43.3%から当事業年度37.0%となりました。短期的には売上原価率の上昇をもたらしましたが、翌期以降の収益改善に寄与するものと考えております。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当事業年度の販売費及び一般管理費は928,942千円(前年同期比20.7%減)となりました。主な要因は、人件費が342,114千円(前年同期比8.0%減)、外注費が45,787千円(前年同期比41.7%減)、インターネット通販の売上高に連動する変動費である販売手数料162,319千円(前年同期比27.2%減)及び荷造運賃発送費51,343千円(前年同期比54.4%減)によるものであります。また、営業利益率は前事業年度の△13.7%から当事業年度の△15.2%と減少しましたが、当事業年度の営業損失は271,138千円(前年同期は営業損失281,839千円)となりました。 (営業外損益) 当事業年度の営業外収益は1,862千円(前年同期比47.8%減)、営業外費用は2,065千円(前年同期比264.5%増)となりました。主な要因は、営業外収益は受取利息及び配当金727千円(前年同期比72.3%増)、公演料収入545千円(前年同期は0)が発生したことによるものであります。営業外費用は支払利息1,675千円(前年同期は0)、為替差損291千円(前年同期比144.7%増)が発生したことによるものであります。その結果、経常損失は271,340千円(前年同期は経常損失278,838千円)となりました。 (特別損益、当期純利益) 当事業年度の特別損失は335千円となりました。特別損失は減損損失335千円が発生したことによるものであります。法人税、住民税及び事業税は450千円(前年同期比34.8%減)となり、その結果、当期純損失は272,126千円(前年同期は当期純損失437,770千円)となりました。 b.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性 キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当社の当事業年度のキャッシュ・フローの状況は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 なお、当社のキャッシュ・フロー指標のトレンドは、次のとおりであります。 前事業年度(2025年2月期)   当事業年度(2026年2月期) 自己資本比率(%)   81.7   66.6 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   -   - インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   -   - (注) 自己資本比率:自己資本/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業活動によるキャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業活動によるキャッシュ・フロー/利払い なお、有利子負債は、貸借対照表に計上されている負債のうち、短期借入金及びリース債務を対象としております。また、利払いについてはキャッシュ・フロー計算書の「利息の支払額」を使用しております。 当事業年度の「キャッシュ・フロー対有利子負債比率」及び「インタレスト・カバレッジ・レシオ」については、営業キャッシュ・フローがマイナスのため、記載しておりません。 当社の資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。 当社の事業活動における運転資金需要の主なものは商品の仕入代金並びに一般管理費などがあります。また、設備資金需要としては社内システム投資などがあります。当社は事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としております。 c.経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、売上高、営業利益及び営業利益率を重要な経営指標として位置付けております。前事業年度は売上高2,052,289千円、営業損失281,839千円、営業利益率△13.7%でありました。当事業年度の売上高と営業利益は上記のとおり、売上高は前事業年度を下回る結果となりましたが営業損失は縮小する結果となりました。また営業利益率においては当事業年度が△15.2%と前事業年度を下回る結果となりました。 営業利益率の減少は財務体質の健全化と今後の在庫効率向上を目的として販売見込みの低い在庫の処分を実施したことが主要因であり、短期的には売上原価率の上昇をもたらしましたが、翌期以降の収益改善に寄与するものと考えております。 d.経営成績に重要な影響を与える要因 当社の経営成績に重要な影響を与える要因については、前述の「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 ② 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 a.棚卸資産 当社は、棚卸資産について陳腐化の測定を行っております。棚卸資産の評価基準は収益性の低下による簿価切下げの方法によっておりますが、将来正味売却可能価額がさらに低下した場合又は陳腐化資産が増加した場合には、追加の評価減が必要となる場合があります。 b.繰延税金資産 当社は、財務諸表と税務上の資産・負債との間に生じる一時的な差異に係る税効果については、一定期間内における回収可能性に基づき貸借対照表上に繰延税金資産を計上しております。当社の将来的な業績予想を検討して十分回収可能性があると考えておりますが、状況によっては繰延税金資産の全額又は一部を取崩す必要が生じる場合があります。 c.固定資産の減損 当社は、固定資産の減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討を行っておりますが、事業計画や経営環境等の前提条件の変化により投資額の回収が見込めなくなった場合には、固定資産の減損処理が必要となり、当社の業績を悪化させる可能性があります。

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