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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

クボテック

KUBOTEK CORPORATION7709 · Standard · 精密機器

画像処理検査装置の専門メーカー。液晶・有機ELパネル製造工程の欠陥検査で強みを持ち、CAD/CAMやネットワーク機器も展開する。

概要

クボテックは、画像処理外観検査装置、3Dソリューションシステム、メディアネット機器を開発・製造・販売する精密機器メーカーである。1979年に医療電子機器の研究開発で創業し、1985年法人化。2001年に東京証券取引所マザーズに上場、2003年に市場第一部へ変更。2022年の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行した。2026年4月に上場廃止を決定し、同年10月に上場廃止予定。2026年3月期の連結売上高は21億円、営業損失1億円、従業員は64名。本社は大阪市北区。

検査機システム、創造エンジニアリング、メディアネットの三事業

当社グループは、当社と米国子会社Kubotek USA, Inc.で構成される。事業は3セグメントに分かれる。検査機システムは、CCDカメラによる画像解析で欠陥を検出するOptics画像処理外観検査装置を主力とし、フラットパネルディスプレイ(FPD)や半導体工程向けに販売する。創造エンジニアリングは、3次元モデリング、計測、加工の機能を統合したCAC(Computer Assisted Creation)システムを提供する。メディアネットは、高画質リアルタイム映像配信システムなどマルチメディア対応のネットワーク機器を手がける。2026年3月期のセグメント売上高は日本が1,533百万円(前年比40.4%増)、米国が568百万円(同0.3%減)で、両セグメントとも営業損失を計上した。グループ全体の売上高は2,102百万円である。

米国子会社を軸とした海外展開

同社は1997年にソウル事務所を開設して以来、海外市場への進出を進めてきた。2000年には台湾事務所、2003年には米国に子会社Kubotek USA, Inc.を設立、2005年には上海事務所、2010年には韓国子会社KUBOTEK KOREA CORPORATIONを設立した。2022年には韓国子会社を清算し、韓国支店に切り替えた。現在の海外拠点は米国子会社、上海事務所、韓国支店である。検査機システムの販売は日本セグメントに集約され、中国向け売上が伸長している(2026年3月期はXiamen Tianma Optoelectronics向け434百万円)。米国セグメントでは3Dソリューションシステム製品を販売するが、売上は横ばいで推移している。

収益構造と上場廃止に至った経営状況

同社の連結売上高は過去13年間で10億円から35億円の間を変動し、2015年3月期に35億円のピークを記録したが、その後は減少傾向にある。2020年以降は10億~20億円台で推移し、2026年3月期は21億円と前年比26.5%増となった。しかし、営業利益は2015年3月期以降ほとんど開示されておらず、2025年3月期と2026年3月期は営業損失1億円を計上した。当期純利益も赤字基調が続き、2026年3月期は156百万円の親会社株主に帰属する当期純損失となった。業績不振を背景に、2026年4月に東京証券取引所スタンダード市場からの上場廃止を決定し、同年10月に上場廃止予定である。

業界の中での役割は液晶・有機ELパネル等の製造工程向け検査装置を供給する装置メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
21億円
営業利益
-1億円
営業利益率
-4.8%
純利益
-2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
日本15億円71.4%
米国6億円28.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01液晶・有機ELパネル製造主力

CCDカメラで取得した画像を解析し、欠陥を自動検出する外観検査装置を提供。アレイパターン、カラーフィルター、配向膜、シール、有機EL発光層など各工程の検査に対応し、「Defect-Free Line」を実現するネットワークシステムも展開。

主な製品・サービス2
Optics画像処理外観検査装置
CCDカメラで撮像した画像を解析し、欠陥を自動検出・表示する検査装置。多様な欠陥に対応可能。
LOOCS(Line Observation and Optimization Control System)
検査装置をネットワーク化し、製造工程を総合監視するシステム。欠陥を下流に流さない生産を支援。

02製造業(CAD/CAM)準主力

3次元CAD/CAM、3次元計測、3次元加工を統合した「創造エンジニアリング」事業。物創りの工程を総合支援するシステムを提供し、設計から製造までのリードタイム短縮と品質向上に貢献。

主な製品・サービス1
CACシステム
モデリング、計測、加工の3機能を融合した製造業向けシステム。実物を確認しながらのものづくりを実現。

03メディアネット関連副次

情報・制御・通信・機械技術を組み合わせたネットワーク機器を開発・販売。高画質なリアルタイム映像配信・受信システムなどを提供。

主な製品・サービス1
映像配信システム
リアルタイムで高画質な映像を配信・受信するシステム。遠隔地との映像コミュニケーションを実現。

製品と技術

Optics画像処理外観検査装置とLOOCSシステム

検査機システム事業の主力製品は「Optics画像処理外観検査装置」である。CCDカメラで取得した検査対象物の画像データをメモリーに蓄積し、画像に含まれる特徴を解析して「望ましくない特徴」を抽出、モニターに表示する。操作者はこれを基に良否を容易に判定できる。さらに、複数の装置を工程ごとに配置しネットワーク化した「LOOCS(Line Observation and Optimization Control System)」は、製造工程全体の稼働状況を監視し、欠陥が下流に流れるのを防ぐ。対応する検査対象は、液晶パネルのアレイパターン、カラーフィルター、配向膜、シール、有機EL、ガラス基板、高機能フィルムなど多岐にわたる。

創造エンジニアリング事業のCACシステム

創造エンジニアリング事業では、従来のCAD/CAMを発展させたCAC(Computer Assisted Creation)システムを提供する。このシステムは「モデリング」「計測」「加工」の3機能を有機的に統合し、実物を確認しながらものづくりを進めることを可能にする。中核製品は3次元モデリング機能を担うCAD/CAMソフトウェアであり、3次元計測機能と3次元加工機能を組み合わせた製品群として販売される。米国子会社Kubotek USAを通じて海外市場にも展開しており、2026年3月期の米国セグメント売上高は568百万円であるが、新規顧客開拓が進まず売上は横ばいで推移している。

メディアネット事業のネットワーク機器

メディアネット事業は、同社が培った情報、制御、通信、機械の要素技術を組み合わせ、マルチメディア対応のネットワーク機器を開発・販売する。主要製品は高画質なリアルタイム映像配信・受信システムであり、人にとって意味のある情報を創造・配信するメディアとネットワーク技術の融合を目指す。同事業は1997年9月に開始されたが、売上規模は公表されておらず、グループ全体の収益に占める割合は小さいとみられる。将来に向けては、デジタル音楽信号処理システムや次世代フライホイールを用いた大出力発電装置の開発にも取り組むとしている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

精密機器のなかでの位置

先端機器でニッチ市場、赤字改善途上

当社は精密機器分野、特に特定の先端技術を用いた製品を手掛ける企業です。売上高は2024年3月期の13億円から2026年3月期には21億円へと大幅に増加する見込みですが、営業利益率はマイナス圏にあり、直近では-4.8%と赤字が続いています。同業他社であるリガク・ホールディングスは分析機器で安定した収益を上げていますが、当社はまだ成長初期段階で、投資負担が収益を圧迫しています。ニッチな市場で高い技術力を持つ一方、事業規模が小さく、収益化が急務です。Terra Droneや北里などの競合も先端領域で存在感を示しています。

強み

  • 特定の先端技術に特化し、高い技術力が製品開発の強みとなっている。
  • 売上高が3期で約62%増加し、市場ニーズに応じて急速に拡大。
  • 競合が少ない専門領域で事業展開し、差別化された製品を提供。
  • 積極的な研究開発投資により、新製品投入で将来の収益拡大を目指す。

課題

  • 営業赤字が続き、黒字化に向けた収益構造の改革が急務である。
  • 大口顧客や特定市場への依存度が高く、需要変動の影響を受けやすい。
  • 成長投資に伴い資金需要が高まり、調達環境の整備が課題となる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

精密機器の時価総額近傍。太字がクボテック

時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17781平山ホールディングス73億円10.9倍
27771日本精密65億円17.0倍
37707プレシジョン・システム・サイエンス59億円14.8倍
47719東京衡機36億円28.3倍
57782シンシア33億円13.5倍
67709クボテック9億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 21件

医療電子機器の研究開発から1985年法人化へ

同社の起源は1979年4月、大阪市北区において医療電子機器の研究開発を目的とした個人事業「クボテック」の創業にさかのぼる。1981年6月には工場自動化を目的とした産業機器の研究開発を開始し、1982年7月には画像処理技術の開発と視覚ロボットの製作に着手した。事業拡大に伴い、1985年7月にクボテック株式会社として法人組織に改組した。創業から6年で法人化に至った背景には、画像処理技術への早期の取り組みと、視覚ロボットなど産業用機器への応用が成長を促進したことがある。

光学式外観検査機の開発と1990年代の生産拠点整備

1987年4月、同社は光学式外観検査機システムを開発した。これが後の主力製品ラインの礎となる。1990年10月には外観検査機システムシリーズの製造拡販を目的に京都営業所と京都工場を開設した。1993年8月には超高速・高精度画像処理自動欠陥検出外観検査機システム「OPTICS」を開発し、検査能力を大幅に向上させた。同時期、1997年3月にはソウルに事務所を開設し、海外事業の拡大を開始。1998年9月には半導体関連装置の開発に着手し、同年11月にはBGA/CSP検査機システムを開発するなど、検査機のラインアップを拡充した。

2001年東証マザーズ上場と第一部への市場変更

2001年2月、同社は東京証券取引所マザーズに上場した。上場からわずか2年後の2003年2月には、市場第一部へ市場変更を果たした。この急速な昇格は、画像処理検査機や3Dソリューション事業への期待が投資家に評価された結果と考えられる。2003年9月には米国に子会社Kubotek USA, Inc.を設立し、創造エンジニアリング事業の海外展開を開始した。さらに2005年10月には上海事務所、2010年3月には韓国子会社KUBOTEK KOREA CORPORATIONを設立し、アジア市場への浸透を図った。

市場区分の見直しと上場廃止決定(2022~2026年)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、同社は市場第一部からスタンダード市場へ移行した。同年11月には韓国子会社を清算し、韓国支店に切り替えて営業を継続した。その後も業績は改善せず、2026年3月期の連結売上高は21億円にとどまり、営業損失と親会社株主に帰属する当期純損失を計上した。2026年4月、同社は東京証券取引所における株式の上場廃止を決定し、同年10月1日付で上場廃止となる見通しである。

年表21件を開く

1970年代

  • 1979年4月創業大阪市北区において医療電子機器の研究開発を目的にクボテック創業。

1980年代

  • 1981年6月工場自動化を目的とした産業機器の研究開発を開始。
  • 1982年7月画像処理技術の開発と共に視覚ロボットの製作を開始。
  • 1985年7月創業事業拡大のため、クボテックを法人組織とし、クボテック株式会社を設立。
  • 1987年4月光学式外観検査機システムを開発。
  • 1988年10月創造エンジニアリング事業開始。

1990年代

  • 1990年10月クボテック外観検査機システムシリーズ製造拡販のため、京都営業所、京都工場を開設。
  • 1993年8月OPTICS(オプティクス)超高速・高精度画像処理自動欠陥検出外観検査機システムを開発。
  • 1997年3月海外事業拡大のため、ソウルに事務所を開設。
  • 1997年9月メディアネット事業開始。
  • 1998年9月OPTICS(画像処理検査機システム)半導体関連装置開発開始。
  • 1998年11月BGA/CSP検査機システムを開発。

2000年代

  • 2000年1月海外事業拡販のため、台湾に事務所を開設。
  • 2001年2月上場東京証券取引所マザーズに上場。
  • 2003年2月東京証券取引所市場第一部へ市場変更。
  • 2003年9月創造エンジニアリング事業の海外事業拡大のため、米国に子会社Kubotek USA, Inc.(現連結子会社)を設立。
  • 2005年10月海外事業拡販のため、上海に事務所を開設。

2010年代

  • 2010年3月検査機システム事業の海外事業拡大のため、韓国に子会社KUBOTEK KOREA CORPORATIONを設立。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行。
  • 2022年11月KUBOTEK KOREA CORPORATIONを清算し、韓国支店において営業継続。
  • 2026年4月上場東京証券取引所での当社株式の上場廃止決定及び整理銘柄への指定(2026年10月1日付で上場廃止)。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    検査機システム事業の推進

    高機能フィルム検査機、半導体検査機、マイクロLED検査機の開発・製造を推進し、高度化する顧客ニーズに応える独自製品を市場に提供する。

  2. 02

    画像処理型検査エンジン事業の推進

    画像処理型検査エンジンの開発・製造を推進し、検査システムの中核技術を強化する。

  3. 03

    創造エンジニアリング事業の推進

    3Dフレームワークの開発・販売を推進し、情報・制御・通信・機械技術を統合したシステムソリューションを提供する。

  4. 04

    オーディオ事業の推進

    ディジタル音楽信号処理システムの開発・製造を推進し、音響関連技術の事業化を図る。

  5. 05

    エネルギー事業の推進

    次世代フライホイールを用いた大出力発電装置の開発・製造を推進し、エネルギー分野へ展開する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で64人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は588万円で、9期前と比べて5.6%平均年齢は55.8歳、平均勤続年数は22.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月103
2018年3月105
2019年3月62348.618.3104
2020年3月57851.320.578
2021年3月52652.121.273
2022年3月53453.221.775
2023年3月55854.722.570
2024年3月57555.422.572
2025年3月61756.523.571−141
2026年3月58855.822.564−156

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 0 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
京都工場(注)1 — 京都市南区0百万円
日本
本社 — 大阪市北区0百万円
日本
主な関係会社
  • 海外
    Kubotek USA, Inc. (注)1、2、3
    米国 マサチューセッツ州 マールボロウ · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は21億円営業利益-1億円前期と比べると増収で、売上が+23.5%。

売上高
+23.5%
21億円
営業利益
-1億円
純利益
-2億円
営業利益率
-4.8%
前期比 +1.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高8億円21億円
営業利益-5億円-1億円
純利益-5億円-2億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2−1
2024年1Q2−1−50.0−1
2024年2Q300.0−1
2024年3Q1−1−100.00
2024年4Q7−1
2025年2Q12216.72
2025年4Q5−3−60.0−4
2026年2Q1119.11
2026年4Q10−2−20.0−3
2027年1Q2−1−50.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は20億円から21億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は-4.8%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月20−6−7
2014年3月25−4−3
2015年3月3515
2016年3月26−2−2
2017年3月2700
2018年3月3321
2019年3月16−61
2020年3月190−1
2021年3月11−1−1
2022年3月10−2−1
2023年3月12−2−2
2024年3月13−2−3
2025年3月17−1−1−5.9−2
東京証券取引所での当社株式の上場廃止決定及び整理銘柄への指定(2026年10月1日付で上場廃止)。
2026年3月21−1−1−4.8−2

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高21億円のうち、営業利益として残るのは-1億円-4.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-2億円、売上の-9.5%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.7%14億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金38.1%8億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-4.8%-1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
33.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比13.8pt
-4.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比16.4pt
-9.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比130.1pt
-120.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-25.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-11.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが0億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−3億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は1億円で、売上の0.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−1−1−7−212
2014年3月−13−529
2015年3月09−7912
2016年3月1−12013
2017年3月0−1−3−19
2018年3月0−23−211
2019年3月013−11322
2020年3月2−2−4018
2021年3月2−2−2017
2022年3月1−2−3−114
2023年3月−1−2−2−38
2024年3月5−21311
2025年3月−2−3−2−54
2026年3月0−30−31

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は8億円。このうち返さなくてよい自己資本が1億円で、自己資本比率は7.0%(業種中央値66.2%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月43103324.0
2014年3月3672920.1
2015年3月40132731.9
2016年3月35112431.3
2017年3月33112232.5
2018年3月38122631.9
2019年3月36132336.9
2020年3月28121643.6
2021年3月25111444.1
2022年3月21101146.7
2023年3月167945.5
2024年3月2442018.5
2025年3月1721511.7
2026年3月8177.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
2億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-18億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
7億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
15
/ 100
安定性自己資本比率5 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

精密機器 52社との比較

同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率52社中4位あたり、逆に低いのは営業利益率52社中46位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-120.9%/中央値 9.2%
P25 5.8%P75 12.3%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-4.8%/中央値 9.0%
P25 4.5%P75 14.5%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
7.0%/中央値 66.2%
P25 50.8%P75 76.4%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
23.5%/中央値 5.3%
P25 1.7%P75 10.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.1%
P25 1.4%P75 3.4%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥68で、1年前と比べて-69.2%過去52週の値幅のなかでは15%の位置にある。

¥68+0.0%1ヶ月+74.4%1年-69.2%時価総額9億円
過去52週の値幅
安値¥36高値¥247

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月19日に38円へ5%下落しました。直近1ヶ月で-15.56%、1年間で-80.9%と大幅な下落が続いています。25日線(41.92円)を-9.4%、75日線(59.05円)を-35.7%下回っており、200日線(128.56円)に対しては-70.4%と大きく下回っています。52週高値(247円)からは-84.6%と壊滅的な下落で、52週安値(36円)にほぼ張り付いています。出来高は8月3日に364.04万株と急増しており、投げ売りが発生しました。RSIは50.0で、中立圏ですが、200日線を大きく下回る超弱気相場です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)

PERが算出できず、PBRは10.33倍と業界平均3.63倍を大幅に上回る。ROEは-120.9%と大幅な赤字で、収益性は極めて悪い。配当利回りは0%で、株主還元もない。売上高は増加しているものの、赤字が続いており、業績改善の兆しが見えない。このような状況でPBRが10倍を超えるのは、資産価値に対して株価が過大に評価されている可能性が高い。割高と判断するのが妥当である。

指標この会社業種平均
PBR-66.86倍2.49倍
ROE-120.9%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

防衛需要の増加やインフラ更新を追い風に受注拡大が期待されるが、業績は依然として赤字基調で、継続的な受注確保とコスト管理が待ったなしの状況。成長戦略の実行力が問われる。

プラスに働く材料7
  • 防衛予算の増額

    国家安全保障への投資拡大で需要が底上げされる

  • 専門技術の実績

    特殊な分野での採用実績が新規案件獲得につながる

  • 研究開発の成果

    新製品の投入で将来の収益源を育てている

  • 売上高21億円へ3期連続増収通年影響

    13→17→21億円、26/3期は前期比+23.5%の大幅増収

  • 営業損失率が改善傾向通年影響

    25/3期▲5.88%、26/3期▲4.76%、売上高拡大で赤字率は縮小

  • 純損失は3億円から2億円へ縮小決算発表後影響

    24/3期▲3億円、25/3期▲2億円、26/3期▲2億円と赤字幅は縮小

  • 時価総額6億円に対し売上高21億円と低PSR継続影響

    PSRは約0.29倍と低く、黒字化時は株価の上振れ余地が大きい

マイナスに働く材料7
  • 赤字からの脱却

    営業赤字が続き、財務体質が悪化している

  • 収益の小粒感

    売上規模が小さく、成長しても利益貢献が乏しい

  • 依存先の集中

    特定顧客や分野に依存し、需要変動の影響を受けやすい

  • 営業損益は2期連続で赤字決算発表後影響

    営業損失1億円が2期続き、時価総額6億円の17%に相当する重荷

  • ROE-120.9%と資本毀損が深刻継続影響

    PBR10.33倍、ROE-120.9%で純資産はほぼ消滅状態

  • 無配当継続、株主への還元なし継続影響

    配当利回り0%と無配、株主還元は見込めない

  • 株価は1年で78.46%下落継続影響

    1年リターン-78.46%、時価総額6億円まで縮小し信用不安が継続

次の決算で確かめる点
受注残
将来の売上確保の度合いを示す
研究開発費比率
将来の競争力への投資規模を測る
防衛関連売上比率
主要市場の依存度を確認する

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,340人。区分でいちばん多いのは個人・その他96.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が0.4%を占め、残る99.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他92.493.794.095.295.996.3
証券会社1.91.92.51.51.82.3
外国法人1.20.90.91.51.60.8
自己株式0.50.50.50.50.50.5
事業法人0.10.10.10.60.40.4
外国人個人0.00.00.00.10.10.2
金融機関4.43.52.51.20.30.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01久保哲夫17.92
02久保美津子10.12
03久保元10.12
04久保宜子10.12
05坂本典子10.12
06園田朋子10.12
07木村貞敏1.16
08久保成一1.08
09中島毅0.81
10JPモルガン証券株式会社0.66

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+77%、1株純資産は13期で−81%。直近期のROEは-120.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年3月−5075−50.2
2014年3月−1953−29.7
2015年3月399253.68.1
2016年3月−1279−14.4
2017年3月0790.18247.7
2018年3月98910.660.3
2019年3月7968.045.8
2020年3月−789−7.9
2021年3月−881−10.0
2022年3月−971−11.6
2023年3月−1552−24.1
2024年3月−2032−47.3
2025年3月−1515−63.0
2026年3月−11−120.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額23百万円。

氏名役職年齢保有株数
前田忠和取締役社長 代表取締役6431,589
仲本庸子取締役70516
角張尚道取締役815,000
木村文彦取締役81
宮嶋佐知子常勤監査役69500
小田大輔監査役54
松井年志子監査役56

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
社外取締役412123
取締役(社内)311114

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,175字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社1社で構成され、主に、日本、米国において、主に画像処理外観検査装置、3Dソリューションシステム、メディアネット機器の開発、製造、販売を行っております。 当社グループの事業活動の概況を系統図によって示すと以下のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。 (注) 1.100%子会社であるKubotek USA, Inc.は連結子会社に該当します。 2.株式会社デザイン・クリエィションは、当社取締役社長久保哲夫が議決権の100%を所有しており、当社3DCAD製品の販売等を行っております。 以下にセグメントにおける事業の内容を記載いたします。 (1) 検査機システム 検査対象物のセンシング機能とその解析機能を備えた検査機システムの開発・製造・販売部門であり、主としてOptics画像処理外観検査装置の開発・製造・販売を行っている事業であります。 本事業の現主力製品は、Optics画像処理外観検査装置であります。この装置は、CCDカメラにより取得した検査対象物の画像データをメモリーに蓄積し、その画像に含まれる各種の特徴を解析して「望ましくない特徴」を抽出し画像としてモニターに映し出すことにより、検査装置を操作する人間が製品の良否を容易に判定できるという機能を備えております。 さらに、このOptics検査装置を工程毎に複数配置し、ネットワーク化したものが「LOOCS(Line Observation and Optimization Control System)」であり、製造工程の稼動状況を総合的に監視することにより、欠陥を下流に流さない「Defect-Free Line」を実現するシステムであります。 当社の検査装置について当社が特徴として認識している点は、以下のとおりであります。 ① 工程の様々なポイントで同じ方式で観察・検査・報告が可能 ② 検査スピードが高速で、多様なサイズ・特徴を持った欠陥に対応可能 ③ ワークの生画像・グラフ・データにより、工程の状況を総合的に把握することが可能 ④ OK・NG判定とは異なる加工履歴を考慮した良否判定が可能 ⑤ 他の測定器や検査装置の情報も一元管理することが可能 ⑥ 運転状況の変化に応じて検査内容を柔軟に変えてゆくことが可能 また、本事業の現当社製品の用途・種類・機能等は、以下のとおりであります。 用途・種類   機能 アレイパターン検査装置   アレイパターニング工程でのエッチング後の全数検査 パターン欠陥、ショート、膜欠陥、付着異物、シミ、ムラ欠陥の検出 カラーフィルター検査装置   カラーフィルター各成膜工程の欠陥検査 BM(ブラックマトリックス)、Red、Green、Blue、Final各工程ごとの画素欠陥、キズ、異物、ピンホールの検出 液晶パネル配向膜検査装置   カラーフィルター/アレイ基板配向膜欠陥検査 キズ、異物、ハジキ、斑点、ムラの検出 シール検査装置   シールの幅異常、塗布切れ、異物の検出 シール及びセルの同時検査処理 有機EL検査装置   蒸着方式、印刷方式における各発光層形成工程の欠陥検査 キズ、異物、ハジキ、斑点、ムラの検出 ガラス基板検査装置   液晶、有機EL、タッチパネル、フォトマスク等のガラス基板欠陥検査 キズ、汚れ、異物、泡、端面キズの検出 高機能フィルム検査装置   ロールツーロール方式における各成膜工程の欠陥検査 有機EL、タッチパネル等の配線欠陥、キズ、汚れ、異物、ピンホールの検出 なお、液晶パネルの生産工程とかかる工程における検査は、下図のとおりであり、当社の検査装置はそのいずれの検査にも対応することが可能であります。 (2) 創造エンジニアリング CAC(Computer Assisted Creation:創造支援)システムという、従来のCAD/CAMにとどまらない物創りの工程を総合的に支援する製造業向けシステム製品の開発・製造・販売を行っている事業であります。 このCACシステムは、従来それぞれ個別のシステムとして実現されていた「モデリング(Modeling)」、「計測(Measuring)」、「加工(Machining)」の3つの機能を有機的に双方向に融合することにより、物創りに不可欠なこれらの機能をまとめて提供することを可能にします。そのため、実物の世界で直接物を確かめながら物創りが進行することになり、その工程が大幅に短縮されるとともに、品質も向上するものと考えております。 本事業の製品としては、3次元モデリング機能を受け持つCAD/CAMソフトを中核に、3次元計測機能及び3次元加工機能を融合した製品群を販売しております。 (3) メディアネット サイバーテクノロジーの一環として、当社が培ってきた情報、制御、通信、機械等の要素技術を組み合わせた、マルチメディア対応のネットワーク機器の開発・製造・販売を行っている事業であります。 本事業の製品としては、高画質なリアルタイム映像配信・受信システム等、人にとって意味のある情報を創造し配信するメディアとネットワーク技術を融合したシステムを開発し、販売しております。
経営方針・対処すべき課題1,084字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は「技術は人のために」を標語として、あらゆるシステムの根幹に 「人」 を置き、人を真に豊かにする技術の発展に貢献する事を事業の理念としております。 情報、制御、通信、機械の要素技術を軸に、製品開発を通じて常に先端技術の蓄積に取り組み、様々な独創的な新製品・新システムを開発し、高い技術力と収益性を確保し、株主各位の期待に応えることを経営の基本方針としております。 日常の企業活動では、「創意・工夫と不断の努力」 を社訓とし、新鮮な発想と、それを具体化して粘り強く実証するという技術の基本常識を大切にしております。 (2) 目標とする経営指標 当社は、厳しい競争の中においても安定的な配当と機動的な投資を実現し持続的に成長し続けるために、収益性を重視しており、売上高経常利益率を高水準に保つことを経営目標としております。 (3) 経営環境並びに中長期的な経営戦略及び対処すべき課題 直近の経営環境については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績」に記載のとおりであります。 当社グループでは製品開発力、営業力の強化をより一層推し進め、高度化する顧客ニーズに的確に対応した独自の製品群をマーケットに提供し、また、市場変動に耐え得るコスト構造を構築し、収益の確保を図り、着実な事業展開を図る考えであります。 このような状況のもと、当社グループといたしましては、次の課題に重点をおいて対処してまいります。 ① 検査機システム事業の推進 高機能フィルム検査機システムの開発・製造 半導体検査機システムの開発・製造 マイクロLED検査機システムの開発・製造 ② 画像処理型検査エンジン事業の推進 画像処理型検査エンジンの開発・製造 ③ 創造エンジニアリング事業の推進 3Dフレームワークの開発・販売 ④ オーディオ事業の推進 ディジタル音楽信号処理システムの開発・製造 ⑤ エネルギー事業の推進 次世代フライホイールを用いた大出力発電装置の開発・製造 当社グループはこれからも、「情報」「制御」「通信」「機械」という物創りの根本技術と人の創造力を有機的に結びつけた「サイバネティック・テクノロジー」を基にして、顧客の問題を総合的に解決するシステムを提供し続けることにより、創造エンジニアリングビジネスを展開してまいります。
事業等のリスク2,857字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 財政状態及び経営成績の異常な変動 当社グループの主たる事業である検査機システム事業は、当社グループの業績を大きく左右するものであります。 現在、事業の主な顧客であるFPDメーカーは日本、韓国、台湾及び中国の主要メーカーに集中しておりますが、検査機システム事業の業績は、それらFPDメーカーの設備投資に大きく依存しており、各社の設備投資時期の異同から販売先は期毎に大きく変動しております。 また、装置受注後、ユーザー側におけるライン設備の設置延期、仕様変更等の理由により、製品の納期が延期され、当社グループの期間損益に影響を与える可能性があります。さらに、FPDの大型化・高精細化の開発速度が促進されることにより、検査機システムに対するユーザーの要求水準が高くなり、受注時に想定したよりも開発費等の負担が増加し、当社グループの収益を圧迫する可能性があります。 なお、韓国、台湾及び中国への輸出については現時点ではほぼ円貨建取引を行っているため、当社グループの業績が為替変動の影響を直接受けることはありませんが、製品の現地通貨ベースでの価格上昇による需要減少等を通じて、業績への影響が生じる可能性があります。また今後も円貨建取引が継続される保証はありません。 このような認識のもと、当社グループは、安定した収益を確保するため、主力の検査機システム事業の他、創造エンジニアリング事業等その他事業の強化と新規事業の早期事業化に取り組んでおります。 (2) 特定の市場・顧客への依存 検査機システム事業においては、FPDメーカー向け画像処理外観検査装置の販売が主要な部分を占めております。現時点において、FPDの製造は、日本、韓国、台湾及び中国の主要メーカーがほぼ独占し、一部の大手メーカーへの集約も進んできております。これら特定の市場・顧客の設備投資動向及び特定の顧客からの受注動向によっては、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響をもたらす可能性があります。さらに、これら市場での国際紛争や国内外での輸出管理強化によって事業活動が制限され、業績への影響が生じる可能性があります。 このような認識のもと、当社グループは、市場・顧客の多様化を図るため、液晶パネル以外にも機能性フィルム、半導体検査装置などの品質や採算を重視した市場、製品の新規開拓に注力しております。 (3) 競合について 当社グループは、情報、制御、通信、機械等の技術を複合的・有機的に組み合わせた製品を開発・製造することによって競合他社の製品との差別化を図り、安易な価格競争を行わない方針をとっております。 しかしながら、今後当社グループの技術を上回る画期的な新製品が開発・製造され、当社グループ製品の技術的な競争力が失われる恐れがあります。また、競合他社との価格競争を余儀なくされる可能性も否定できず、このような場合、当社グループの事業戦略や経営成績などに悪影響が及ぶ恐れがあります。 (4) 人材の確保について 当社グループは、会社の規模が役員6名及び従業員64名(2026年3月31日現在)と比較的小さいため、少人数の経営陣に事業活動を依存しております。 しかしながら、今後業容が拡大した場合、現状のままでは人的、組織的に十分な対応が取れない恐れがあります。当社グループは、このような事態に対応するべく、専門能力、技能に優れた人材の採用を積極的に進めることにより、有能な人員を確保すると共に、内部管理体制のさらなる充実を図りたいと考えておりますが、これに伴い固定費が増加し利益計画を押し下げる可能性があります。さらには、人員の確保や内部管理体制の充実が計画どおり進まない場合には、経営活動に支障が生じ、当社グループの事業戦略、経営成績などに悪影響が及ぶ恐れがあります。 (5) 部材調達について 当社グループは、半導体を含む多くの部材を外部から調達しております。調達先を分散したり、供給不足が見込まれる場合にはある程度早期に手配するなど、安定した調達に取り組んでおりますが、需給の急激な変動などにより、部材の調達に支障をきたした場合、製品の製造や販売が困難となり、当社グループの事業戦略や経営成績などに悪影響が及ぶ恐れがあります。 (6) 継続企業の前提に関する重要事象等について 当社グループは、8期連続して営業損失を計上し、また2期連続して営業キャッシュ・フローがマイナスとなりました。特定の市場・顧客の設備投資及び顧客からの受注動向によって業績の変動が避けられず、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が当連結会計年度末に存在しております。 当社グループは、この状況を解消するため、日本セグメントの画像処理外観検査装置及び米国セグメントの3Dソリューションシステム製品の販売拡大に取り組んでまいります。また、組織改革を進め、既存事業の競争力維持と新規事業の創出を図ることで収益基盤の強化を目指してまいります。 画像処理外観検査装置においては、新規市場の開拓や付加価値の高い案件の受注獲得を進めるとともに、画像処理型検査エンジンなどの製品開発と営業展開を強化し、顧客基盤の拡大に努めてまいります。 3Dソリューションシステム製品においては、自社開発のカーネルを採用したソフトウェア製品の販売拡大に加え、当社製カーネルを搭載することで顧客製品の性能向上に寄与する3Dカーネルの販売を推進しております。 しかしながら、当社グループの収益力の早期改善には依然として困難が伴っております。特に、画像処理外観検査装置における新規装置の受注は深刻な水準まで落ち込み、当連結会計年度末の受注残高は大幅に減少いたしました。また、3Dソリューションシステム製品においても需要の停滞が続き、事業運営には不確実性が生じております。 (7) 上場廃止に伴う影響について 当社株式は、2026年4月22日付で東京証券取引所より整理銘柄に指定され、2026年10月1日に上場廃止となる予定であります。これに伴い、当社株式の流動性は大幅に低下し、上場廃止後は株式の売買ができなくなることから、株主の皆様の投資回収機会が制約される可能性があります。 また、上場廃止は当社の社会的信用、資金調達環境、取引先との関係等に影響を及ぼす可能性があり、これらの影響の程度については現時点において合理的に見積もることが困難であります。このため、当社の事業運営に不確実性をもたらす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)3,848字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度における我が国経済は、企業業績の底堅さに支えられ一定の持ち直しの動きがみられたものの、原材料価格の高止まりや国際情勢の不安定さが増したことから、景気の下押し要因となりました。その結果、先行き不透明感は一段と強まり、事業環境は総じて厳しい状況が続きました。フラットパネルディスプレイ(FPD)分野では、需要の回復は限定的で、顧客の設備投資意欲も低水準のまま推移しました。市場全体の停滞感は解消されず、当社グループを取り巻く事業環境は年度を通じて厳しい状態が続きました。 このような環境下、当社グループは開発及び営業活動に注力し、受注機会の確保に努めてまいりましたが、業績改善に結びつく成果を十分に得ることはできませんでした。画像処理外観検査装置については、既存案件を中心に売上は一定水準を維持したものの、新規装置の受注は低迷が続きました。その結果、当連結会計年度末の受注残高は前連結会計年度末比96.6%減と大幅に減少し、来期の収益確保に向け厳しい状況となりました。また、3Dソリューションシステム製品については、新規顧客の開拓を進めたものの、売上は前連結会計年度並みにとどまり、事業の停滞感を払拭するには至りませんでした。 これらの結果、当連結会計年度の連結業績は、売上高2,102百万円(前連結会計年度比26.5%増)、営業損失112百万円(前連結会計年度は営業損失125百万円)、経常損失114百万円(前連結会計年度は経常損失126百万円)となり、特別損失に減損損失36百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は156百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失200百万円)となりました。 セグメントごとの業績を示すと、次のとおりであります。なお、セグメント利益は営業利益ベースの数値であります。 (日本) 日本セグメントでは、主に中国向けの画像処理外観検査装置の売上が伸長し増収となりましたが、経費の増加などから損益の改善は限定的でした。この結果、売上高は1,533百万円(前連結会計年度比40.4%増)、セグメント損失は93百万円(前連結会計年度はセグメント損失129百万円)となりました。 (米国) 米国セグメントでは、3Dソリューションシステム製品の売上がほぼ横ばいとなり、伸び悩みました。この結果、売上高は568百万円(前連結会計年度比0.3%減)、セグメント損失は63百万円(前連結会計年度はセグメント損失56百万円)となりました。 今後の見通しにつきましては、不安定な国際情勢の長期化や中国経済の先行き懸念などから、企業の設備投資の動向は不透明で、今後も厳しい状況が続くものと予想しております。当社グループは引続き売上確保に向けた受注努力とコストダウンに取り組むとともに、画像処理型検査エンジンの開発及び拡販、3Dソリューションシステム製品の新規顧客開拓、オーディオ事業の販売促進など、収益力向上に努めてまいります。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ① 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前期比(%) 日本   951,953   △23.3 米国   568,272   △0.3 合計   1,520,225   △16.1 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は、販売価格によっております。 ② 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) 日本   370,565   +14.2   63,250   △94.0 (注) 米国については、見込生産を行っているため受注実績はありません。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) 日本   1,533,744   +40.4 米国   568,276   △0.3 合計   2,102,020   +26.5 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) Xiamen Tianma Optoelectronics Co., Ltd.   689,000   41.5   434,000   20.6 株式会社ホクシン   -   -   245,600   11.7 (2) 財政状態 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ929百万円減少しました。流動資産は現金及び預金の減少268百万円、棚卸資産の減少660百万円などにより、906百万円減少しました。固定資産はソフトウェアの減少18百万円などにより、22百万円減少しました。 負債は、前連結会計年度末に比べ783百万円減少しました。流動負債は短期借入金の増加60百万円、1年内返済予定の長期借入金の減少29百万円、契約負債の減少768百万円などにより、736百万円減少しました。固定負債は長期借入金の減少24百万円、リース債務の減少15百万円などにより、47百万円減少しました。 純資産は、親会社株主に帰属する当期純損失156百万円の計上、為替換算調整勘定の増加9百万円などにより、純資産合計が146百万円減少しました。 セグメントごとの資産は、次のとおりであります。 (日本) 資産につきましては、前連結会計年度と比べて898百万円減少し、795百万円となりました。これは、主に現金預金の減少269百万円、売上債権の増加187百万円、棚卸資産の減少659百万円などの流動資産の減少によるものであります。 (米国) 資産につきましては、前連結会計年度と比べて2百万円減少し、88百万円となりました。これは、主に現金預金の減少10百万円、売上債権の増加5百万円などの流動資産の減少によるものであります。 (3) キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ324百万円減少し、113百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は、25百万円(前連結会計年度は、資金の使用195百万円)となりました。 これは主に減価償却費の計上236百万円、減損損失の計上36百万円、棚卸資産の減少653百万円などの資金増加、税金等調整前当期純損失の計上150百万円、売上債権の増加70百万円、契約負債の減少762百万円などの資金減少によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、303百万円(前連結会計年度は、資金の使用251百万円)となりました。 これは主にソフトウェアの取得による支出203百万円、定期預金の預入による支出56百万円、有形固定資産の取得による支出44百万円などの資金減少によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果取得した資金は、5百万円(前連結会計年度は、資金の使用248百万円)となりました。 これは短期借入れによる収入60百万円の資金増加、長期借入金の返済による支出54百万円の資金減少によるものです。 なお、当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、材料仕入、労務費、製造経費、販売費及び一般管理費等の運転資金や設備投資などの資金需要に対して、自己資金及び金融機関からの借入等で資金を調達しております。資金調達の状況等によっては今後の当社の資金繰りに重要な影響を及ぼす可能性があることから、手元資金を活用しながら販売を拡大し、収益性の改善と経費削減、取引条件の見直しなど対策を講じております。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り) 」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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