概要
クボテックは、画像処理外観検査装置、3Dソリューションシステム、メディアネット機器を開発・製造・販売する精密機器メーカーである。1979年に医療電子機器の研究開発で創業し、1985年法人化。2001年に東京証券取引所マザーズに上場、2003年に市場第一部へ変更。2022年の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行した。2026年4月に上場廃止を決定し、同年10月に上場廃止予定。2026年3月期の連結売上高は21億円、営業損失1億円、従業員は64名。本社は大阪市北区。
検査機システム、創造エンジニアリング、メディアネットの三事業
当社グループは、当社と米国子会社Kubotek USA, Inc.で構成される。事業は3セグメントに分かれる。検査機システムは、CCDカメラによる画像解析で欠陥を検出するOptics画像処理外観検査装置を主力とし、フラットパネルディスプレイ(FPD)や半導体工程向けに販売する。創造エンジニアリングは、3次元モデリング、計測、加工の機能を統合したCAC(Computer Assisted Creation)システムを提供する。メディアネットは、高画質リアルタイム映像配信システムなどマルチメディア対応のネットワーク機器を手がける。2026年3月期のセグメント売上高は日本が1,533百万円(前年比40.4%増)、米国が568百万円(同0.3%減)で、両セグメントとも営業損失を計上した。グループ全体の売上高は2,102百万円である。
米国子会社を軸とした海外展開
同社は1997年にソウル事務所を開設して以来、海外市場への進出を進めてきた。2000年には台湾事務所、2003年には米国に子会社Kubotek USA, Inc.を設立、2005年には上海事務所、2010年には韓国子会社KUBOTEK KOREA CORPORATIONを設立した。2022年には韓国子会社を清算し、韓国支店に切り替えた。現在の海外拠点は米国子会社、上海事務所、韓国支店である。検査機システムの販売は日本セグメントに集約され、中国向け売上が伸長している(2026年3月期はXiamen Tianma Optoelectronics向け434百万円)。米国セグメントでは3Dソリューションシステム製品を販売するが、売上は横ばいで推移している。
収益構造と上場廃止に至った経営状況
同社の連結売上高は過去13年間で10億円から35億円の間を変動し、2015年3月期に35億円のピークを記録したが、その後は減少傾向にある。2020年以降は10億~20億円台で推移し、2026年3月期は21億円と前年比26.5%増となった。しかし、営業利益は2015年3月期以降ほとんど開示されておらず、2025年3月期と2026年3月期は営業損失1億円を計上した。当期純利益も赤字基調が続き、2026年3月期は156百万円の親会社株主に帰属する当期純損失となった。業績不振を背景に、2026年4月に東京証券取引所スタンダード市場からの上場廃止を決定し、同年10月に上場廃止予定である。
業界の中での役割は液晶・有機ELパネル等の製造工程向け検査装置を供給する装置メーカー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 日本 | 15億円 | 71.4% | — | — |
| 米国 | 6億円 | 28.6% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01液晶・有機ELパネル製造主力
CCDカメラで取得した画像を解析し、欠陥を自動検出する外観検査装置を提供。アレイパターン、カラーフィルター、配向膜、シール、有機EL発光層など各工程の検査に対応し、「Defect-Free Line」を実現するネットワークシステムも展開。
- Optics画像処理外観検査装置
- CCDカメラで撮像した画像を解析し、欠陥を自動検出・表示する検査装置。多様な欠陥に対応可能。
- LOOCS(Line Observation and Optimization Control System)
- 検査装置をネットワーク化し、製造工程を総合監視するシステム。欠陥を下流に流さない生産を支援。
02製造業(CAD/CAM)準主力
3次元CAD/CAM、3次元計測、3次元加工を統合した「創造エンジニアリング」事業。物創りの工程を総合支援するシステムを提供し、設計から製造までのリードタイム短縮と品質向上に貢献。
- CACシステム
- モデリング、計測、加工の3機能を融合した製造業向けシステム。実物を確認しながらのものづくりを実現。
03メディアネット関連副次
情報・制御・通信・機械技術を組み合わせたネットワーク機器を開発・販売。高画質なリアルタイム映像配信・受信システムなどを提供。
- 映像配信システム
- リアルタイムで高画質な映像を配信・受信するシステム。遠隔地との映像コミュニケーションを実現。
製品と技術
Optics画像処理外観検査装置とLOOCSシステム
検査機システム事業の主力製品は「Optics画像処理外観検査装置」である。CCDカメラで取得した検査対象物の画像データをメモリーに蓄積し、画像に含まれる特徴を解析して「望ましくない特徴」を抽出、モニターに表示する。操作者はこれを基に良否を容易に判定できる。さらに、複数の装置を工程ごとに配置しネットワーク化した「LOOCS(Line Observation and Optimization Control System)」は、製造工程全体の稼働状況を監視し、欠陥が下流に流れるのを防ぐ。対応する検査対象は、液晶パネルのアレイパターン、カラーフィルター、配向膜、シール、有機EL、ガラス基板、高機能フィルムなど多岐にわたる。
創造エンジニアリング事業のCACシステム
創造エンジニアリング事業では、従来のCAD/CAMを発展させたCAC(Computer Assisted Creation)システムを提供する。このシステムは「モデリング」「計測」「加工」の3機能を有機的に統合し、実物を確認しながらものづくりを進めることを可能にする。中核製品は3次元モデリング機能を担うCAD/CAMソフトウェアであり、3次元計測機能と3次元加工機能を組み合わせた製品群として販売される。米国子会社Kubotek USAを通じて海外市場にも展開しており、2026年3月期の米国セグメント売上高は568百万円であるが、新規顧客開拓が進まず売上は横ばいで推移している。
メディアネット事業のネットワーク機器
メディアネット事業は、同社が培った情報、制御、通信、機械の要素技術を組み合わせ、マルチメディア対応のネットワーク機器を開発・販売する。主要製品は高画質なリアルタイム映像配信・受信システムであり、人にとって意味のある情報を創造・配信するメディアとネットワーク技術の融合を目指す。同事業は1997年9月に開始されたが、売上規模は公表されておらず、グループ全体の収益に占める割合は小さいとみられる。将来に向けては、デジタル音楽信号処理システムや次世代フライホイールを用いた大出力発電装置の開発にも取り組むとしている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
精密機器のなかでの位置
先端機器でニッチ市場、赤字改善途上
当社は精密機器分野、特に特定の先端技術を用いた製品を手掛ける企業です。売上高は2024年3月期の13億円から2026年3月期には21億円へと大幅に増加する見込みですが、営業利益率はマイナス圏にあり、直近では-4.8%と赤字が続いています。同業他社であるリガク・ホールディングスは分析機器で安定した収益を上げていますが、当社はまだ成長初期段階で、投資負担が収益を圧迫しています。ニッチな市場で高い技術力を持つ一方、事業規模が小さく、収益化が急務です。Terra Droneや北里などの競合も先端領域で存在感を示しています。
強み
- 特定の先端技術に特化し、高い技術力が製品開発の強みとなっている。
- 売上高が3期で約62%増加し、市場ニーズに応じて急速に拡大。
- 競合が少ない専門領域で事業展開し、差別化された製品を提供。
- 積極的な研究開発投資により、新製品投入で将来の収益拡大を目指す。
課題
- 営業赤字が続き、黒字化に向けた収益構造の改革が急務である。
- 大口顧客や特定市場への依存度が高く、需要変動の影響を受けやすい。
- 成長投資に伴い資金需要が高まり、調達環境の整備が課題となる。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
精密機器の時価総額近傍。太字がクボテック
時価総額で並べると、掲載6社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7781平山ホールディングス | 73億円 | 10.9倍 |
| 2 | 7771日本精密 | 65億円 | 17.0倍 |
| 3 | 7707プレシジョン・システム・サイエンス | 59億円 | 14.8倍 |
| 4 | 7719東京衡機 | 36億円 | 28.3倍 |
| 5 | 7782シンシア | 33億円 | 13.5倍 |
| 6 | 7709クボテック | 9億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 21件
医療電子機器の研究開発から1985年法人化へ
同社の起源は1979年4月、大阪市北区において医療電子機器の研究開発を目的とした個人事業「クボテック」の創業にさかのぼる。1981年6月には工場自動化を目的とした産業機器の研究開発を開始し、1982年7月には画像処理技術の開発と視覚ロボットの製作に着手した。事業拡大に伴い、1985年7月にクボテック株式会社として法人組織に改組した。創業から6年で法人化に至った背景には、画像処理技術への早期の取り組みと、視覚ロボットなど産業用機器への応用が成長を促進したことがある。
光学式外観検査機の開発と1990年代の生産拠点整備
1987年4月、同社は光学式外観検査機システムを開発した。これが後の主力製品ラインの礎となる。1990年10月には外観検査機システムシリーズの製造拡販を目的に京都営業所と京都工場を開設した。1993年8月には超高速・高精度画像処理自動欠陥検出外観検査機システム「OPTICS」を開発し、検査能力を大幅に向上させた。同時期、1997年3月にはソウルに事務所を開設し、海外事業の拡大を開始。1998年9月には半導体関連装置の開発に着手し、同年11月にはBGA/CSP検査機システムを開発するなど、検査機のラインアップを拡充した。
2001年東証マザーズ上場と第一部への市場変更
2001年2月、同社は東京証券取引所マザーズに上場した。上場からわずか2年後の2003年2月には、市場第一部へ市場変更を果たした。この急速な昇格は、画像処理検査機や3Dソリューション事業への期待が投資家に評価された結果と考えられる。2003年9月には米国に子会社Kubotek USA, Inc.を設立し、創造エンジニアリング事業の海外展開を開始した。さらに2005年10月には上海事務所、2010年3月には韓国子会社KUBOTEK KOREA CORPORATIONを設立し、アジア市場への浸透を図った。
市場区分の見直しと上場廃止決定(2022~2026年)
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、同社は市場第一部からスタンダード市場へ移行した。同年11月には韓国子会社を清算し、韓国支店に切り替えて営業を継続した。その後も業績は改善せず、2026年3月期の連結売上高は21億円にとどまり、営業損失と親会社株主に帰属する当期純損失を計上した。2026年4月、同社は東京証券取引所における株式の上場廃止を決定し、同年10月1日付で上場廃止となる見通しである。
年表21件を開く
1970年代
- 1979年4月創業大阪市北区において医療電子機器の研究開発を目的にクボテック創業。
1980年代
- 1981年6月工場自動化を目的とした産業機器の研究開発を開始。
- 1982年7月画像処理技術の開発と共に視覚ロボットの製作を開始。
- 1985年7月創業事業拡大のため、クボテックを法人組織とし、クボテック株式会社を設立。
- 1987年4月光学式外観検査機システムを開発。
- 1988年10月創造エンジニアリング事業開始。
1990年代
- 1990年10月クボテック外観検査機システムシリーズ製造拡販のため、京都営業所、京都工場を開設。
- 1993年8月OPTICS(オプティクス)超高速・高精度画像処理自動欠陥検出外観検査機システムを開発。
- 1997年3月海外事業拡大のため、ソウルに事務所を開設。
- 1997年9月メディアネット事業開始。
- 1998年9月OPTICS(画像処理検査機システム)半導体関連装置開発開始。
- 1998年11月BGA/CSP検査機システムを開発。
2000年代
- 2000年1月海外事業拡販のため、台湾に事務所を開設。
- 2001年2月上場東京証券取引所マザーズに上場。
- 2003年2月東京証券取引所市場第一部へ市場変更。
- 2003年9月創造エンジニアリング事業の海外事業拡大のため、米国に子会社Kubotek USA, Inc.(現連結子会社)を設立。
- 2005年10月海外事業拡販のため、上海に事務所を開設。
2010年代
- 2010年3月検査機システム事業の海外事業拡大のため、韓国に子会社KUBOTEK KOREA CORPORATIONを設立。
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行。
- 2022年11月KUBOTEK KOREA CORPORATIONを清算し、韓国支店において営業継続。
- 2026年4月上場東京証券取引所での当社株式の上場廃止決定及び整理銘柄への指定(2026年10月1日付で上場廃止)。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
検査機システム事業の推進
高機能フィルム検査機、半導体検査機、マイクロLED検査機の開発・製造を推進し、高度化する顧客ニーズに応える独自製品を市場に提供する。
- 02
画像処理型検査エンジン事業の推進
画像処理型検査エンジンの開発・製造を推進し、検査システムの中核技術を強化する。
- 03
創造エンジニアリング事業の推進
3Dフレームワークの開発・販売を推進し、情報・制御・通信・機械技術を統合したシステムソリューションを提供する。
- 04
オーディオ事業の推進
ディジタル音楽信号処理システムの開発・製造を推進し、音響関連技術の事業化を図る。
- 05
エネルギー事業の推進
次世代フライホイールを用いた大出力発電装置の開発・製造を推進し、エネルギー分野へ展開する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で64人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は588万円で、9期前と比べて−5.6%。平均年齢は55.8歳、平均勤続年数は22.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 103 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 105 | — |
| 2019年3月 | 623 | 48.6 | 18.3 | 104 | — |
| 2020年3月 | 578 | 51.3 | 20.5 | 78 | — |
| 2021年3月 | 526 | 52.1 | 21.2 | 73 | — |
| 2022年3月 | 534 | 53.2 | 21.7 | 75 | — |
| 2023年3月 | 558 | 54.7 | 22.5 | 70 | — |
| 2024年3月 | 575 | 55.4 | 22.5 | 72 | — |
| 2025年3月 | 617 | 56.5 | 23.5 | 71 | −141 |
| 2026年3月 | 588 | 55.8 | 22.5 | 64 | −156 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 0 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 海外Kubotek USA, Inc. (注)1、2、3米国 マサチューセッツ州 マールボロウ · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は21億円、営業利益は-1億円。前期と比べると増収で、売上が+23.5%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 8億円 | 21億円 |
| 営業利益 | -5億円 | -1億円 |
| 純利益 | -5億円 | -2億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は2億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 2 | — | — | −1 |
| 2024年1Q | 2 | −1 | −50.0 | −1 |
| 2024年2Q | 3 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2024年3Q | 1 | −1 | −100.0 | 0 |
| 2024年4Q | 7 | — | — | −1 |
| 2025年2Q | 12 | 2 | 16.7 | 2 |
| 2025年4Q | 5 | −3 | −60.0 | −4 |
| 2026年2Q | 11 | 1 | 9.1 | 1 |
| 2026年4Q | 10 | −2 | −20.0 | −3 |
| 2027年1Q | 2 | −1 | −50.0 | −1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は20億円から21億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は-4.8%。売上は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 20 | — | −6 | — | −7 |
| 2014年3月 | 25 | — | −4 | — | −3 |
| 2015年3月 | 35 | — | 1 | — | 5 |
| 2016年3月 | 26 | — | −2 | — | −2 |
| 2017年3月 | 27 | — | 0 | — | 0 |
| 2018年3月 | 33 | — | 2 | — | 1 |
| 2019年3月 | 16 | — | −6 | — | 1 |
| 2020年3月 | 19 | — | 0 | — | −1 |
| 2021年3月 | 11 | — | −1 | — | −1 |
| 2022年3月 | 10 | — | −2 | — | −1 |
| 2023年3月 | 12 | — | −2 | — | −2 |
| 2024年3月 | 13 | — | −2 | — | −3 |
| 2025年3月 | 17 | −1 | −1 | −5.9 | −2 |
| 東京証券取引所での当社株式の上場廃止決定及び整理銘柄への指定(2026年10月1日付で上場廃止)。 | |||||
| 2026年3月 | 21 | −1 | −1 | −4.8 | −2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高21億円のうち、営業利益として残るのは-1億円で-4.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-2億円、売上の-9.5%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.7%14億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金38.1%8億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-4.8%-1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが0億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−3億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は1億円で、売上の0.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −1 | −1 | −7 | −2 | 12 |
| 2014年3月 | −1 | 3 | −5 | 2 | 9 |
| 2015年3月 | 0 | 9 | −7 | 9 | 12 |
| 2016年3月 | 1 | −1 | 2 | 0 | 13 |
| 2017年3月 | 0 | −1 | −3 | −1 | 9 |
| 2018年3月 | 0 | −2 | 3 | −2 | 11 |
| 2019年3月 | 0 | 13 | −1 | 13 | 22 |
| 2020年3月 | 2 | −2 | −4 | 0 | 18 |
| 2021年3月 | 2 | −2 | −2 | 0 | 17 |
| 2022年3月 | 1 | −2 | −3 | −1 | 14 |
| 2023年3月 | −1 | −2 | −2 | −3 | 8 |
| 2024年3月 | 5 | −2 | 1 | 3 | 11 |
| 2025年3月 | −2 | −3 | −2 | −5 | 4 |
| 2026年3月 | 0 | −3 | 0 | −3 | 1 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は8億円。このうち返さなくてよい自己資本が1億円で、自己資本比率は7.0%(業種中央値66.2%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 43 | 10 | 33 | 24.0 |
| 2014年3月 | 36 | 7 | 29 | 20.1 |
| 2015年3月 | 40 | 13 | 27 | 31.9 |
| 2016年3月 | 35 | 11 | 24 | 31.3 |
| 2017年3月 | 33 | 11 | 22 | 32.5 |
| 2018年3月 | 38 | 12 | 26 | 31.9 |
| 2019年3月 | 36 | 13 | 23 | 36.9 |
| 2020年3月 | 28 | 12 | 16 | 43.6 |
| 2021年3月 | 25 | 11 | 14 | 44.1 |
| 2022年3月 | 21 | 10 | 11 | 46.7 |
| 2023年3月 | 16 | 7 | 9 | 45.5 |
| 2024年3月 | 24 | 4 | 20 | 18.5 |
| 2025年3月 | 17 | 2 | 15 | 11.7 |
| 2026年3月 | 8 | 1 | 7 | 7.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
精密機器 52社との比較
同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で52社中4位あたり、逆に低いのは営業利益率で52社中46位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥68で、1年前と比べて-69.2%。過去52週の値幅のなかでは15%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月19日に38円へ5%下落しました。直近1ヶ月で-15.56%、1年間で-80.9%と大幅な下落が続いています。25日線(41.92円)を-9.4%、75日線(59.05円)を-35.7%下回っており、200日線(128.56円)に対しては-70.4%と大きく下回っています。52週高値(247円)からは-84.6%と壊滅的な下落で、52週安値(36円)にほぼ張り付いています。出来高は8月3日に364.04万株と急増しており、投げ売りが発生しました。RSIは50.0で、中立圏ですが、200日線を大きく下回る超弱気相場です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)。
PERが算出できず、PBRは10.33倍と業界平均3.63倍を大幅に上回る。ROEは-120.9%と大幅な赤字で、収益性は極めて悪い。配当利回りは0%で、株主還元もない。売上高は増加しているものの、赤字が続いており、業績改善の兆しが見えない。このような状況でPBRが10倍を超えるのは、資産価値に対して株価が過大に評価されている可能性が高い。割高と判断するのが妥当である。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | -66.86倍 | 2.49倍 |
| ROE | -120.9% | 7.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
防衛需要の増加やインフラ更新を追い風に受注拡大が期待されるが、業績は依然として赤字基調で、継続的な受注確保とコスト管理が待ったなしの状況。成長戦略の実行力が問われる。
- 防衛予算の増額
国家安全保障への投資拡大で需要が底上げされる
- 専門技術の実績
特殊な分野での採用実績が新規案件獲得につながる
- 研究開発の成果
新製品の投入で将来の収益源を育てている
- 売上高21億円へ3期連続増収通年影響中
13→17→21億円、26/3期は前期比+23.5%の大幅増収
- 営業損失率が改善傾向通年影響弱
25/3期▲5.88%、26/3期▲4.76%、売上高拡大で赤字率は縮小
- 純損失は3億円から2億円へ縮小決算発表後影響中
24/3期▲3億円、25/3期▲2億円、26/3期▲2億円と赤字幅は縮小
- 時価総額6億円に対し売上高21億円と低PSR継続影響弱
PSRは約0.29倍と低く、黒字化時は株価の上振れ余地が大きい
- 赤字からの脱却
営業赤字が続き、財務体質が悪化している
- 収益の小粒感
売上規模が小さく、成長しても利益貢献が乏しい
- 依存先の集中
特定顧客や分野に依存し、需要変動の影響を受けやすい
- 営業損益は2期連続で赤字決算発表後影響強
営業損失1億円が2期続き、時価総額6億円の17%に相当する重荷
- ROE-120.9%と資本毀損が深刻継続影響強
PBR10.33倍、ROE-120.9%で純資産はほぼ消滅状態
- 無配当継続、株主への還元なし継続影響弱
配当利回り0%と無配、株主還元は見込めない
- 株価は1年で78.46%下落継続影響中
1年リターン-78.46%、時価総額6億円まで縮小し信用不安が継続
- 受注残
- 将来の売上確保の度合いを示す
- 研究開発費比率
- 将来の競争力への投資規模を測る
- 防衛関連売上比率
- 主要市場の依存度を確認する
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ3,340人。区分でいちばん多いのは個人・その他で96.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が0.4%を占め、残る99.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 92.4 | 93.7 | 94.0 | 95.2 | 95.9 | 96.3 |
| 証券会社 | 1.9 | 1.9 | 2.5 | 1.5 | 1.8 | 2.3 |
| 外国法人 | 1.2 | 0.9 | 0.9 | 1.5 | 1.6 | 0.8 |
| 自己株式 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 0.5 |
| 事業法人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.6 | 0.4 | 0.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.2 |
| 金融機関 | 4.4 | 3.5 | 2.5 | 1.2 | 0.3 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 久保哲夫 | 17.92 |
| 02 | 久保美津子 | 10.12 |
| 03 | 久保元 | 10.12 |
| 04 | 久保宜子 | 10.12 |
| 05 | 坂本典子 | 10.12 |
| 06 | 園田朋子 | 10.12 |
| 07 | 木村貞敏 | 1.16 |
| 08 | 久保成一 | 1.08 |
| 09 | 中島毅 | 0.81 |
| 10 | JPモルガン証券株式会社 | 0.66 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+77%、1株純資産は13期で−81%。直近期のROEは-120.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −50 | 75 | −50.2 | — |
| 2014年3月 | −19 | 53 | −29.7 | — |
| 2015年3月 | 39 | 92 | 53.6 | 8.1 |
| 2016年3月 | −12 | 79 | −14.4 | — |
| 2017年3月 | 0 | 79 | 0.1 | 8247.7 |
| 2018年3月 | 9 | 89 | 10.6 | 60.3 |
| 2019年3月 | 7 | 96 | 8.0 | 45.8 |
| 2020年3月 | −7 | 89 | −7.9 | — |
| 2021年3月 | −8 | 81 | −10.0 | — |
| 2022年3月 | −9 | 71 | −11.6 | — |
| 2023年3月 | −15 | 52 | −24.1 | — |
| 2024年3月 | −20 | 32 | −47.3 | — |
| 2025年3月 | −15 | 15 | −63.0 | — |
| 2026年3月 | −11 | — | −120.9 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額23百万円。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 前田忠和 | 取締役社長 代表取締役 | 64 | 31,589 |
| 仲本庸子 | 取締役 | 70 | 516 |
| 角張尚道 | 取締役 | 81 | 5,000 |
| 木村文彦 | 取締役 | 81 | — |
| 宮嶋佐知子 | 常勤監査役 | 69 | 500 |
| 小田大輔 | 監査役 | 54 | — |
| 松井年志子 | 監査役 | 56 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 社外取締役 | 4 | 12 | 12 | 3 |
| 取締役(社内) | 3 | 11 | 11 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,175字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,084字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,857字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,848字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第41期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-29
- 半期報告書半期報告書-第41期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第40期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-30
- 半期報告書半期報告書-第40期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第39期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第39期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第39期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第39期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第38期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第38期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第38期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第38期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-08
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