概要
日本精密は、埼玉県川口市に本社を置く精密機器メーカー。時計バンド・外装部品、メガネフレーム、釣具用部品の三事業を柱に、2026年3月期の連結売上高は79億円、営業利益率4.7%を達成した。ベトナムとカンボジアに生産拠点を持ち、金型設計から表面処理までの一貫生産を特徴とする。
三つの事業が支える収益構造
日本精密グループは「時計関連」「メガネフレーム」「釣具・応用品」の三つのセグメントで構成される。2026年3月期のセグメント別売上高は、時計関連が58億7,800万円(構成比74%)、釣具・応用品が11億6,300万円(15%)、メガネフレームが8億5,500万円(11%)である。セグメント利益は時計関連が1億7,400万円、釣具・応用品が1億9,200万円、メガネフレームが1,500万円となった。時計関連が売上・利益の大部分を占めるが、釣具・応用品の利益率も高い。
ベトナム・カンボジアを生産の要に
同社はベトナムにNISSEY VIETNAM CO.,LTD.、カンボジアにNISSEY CAMBODIA CO.,LTD.を有し、両子会社で金型設計・製造、プレス、研磨、表面処理までの一貫生産を手掛ける。日本本社は企画開発と販売・管理に集中し、ASEANの生産拠点がコスト競争力を支える。グループ全体の従業員は約1,700名で、海外拠点が大部分を占める。
グループ一体で展開する販売体制
当社グループは、親会社である日本精密、子会社5社(うち1社は休眠)、持分法適用関連会社2社で構成される。時計関連製品は当社および香港支店、NISSEY VIETNAMが販売。メガネフレームは子会社の株式会社村井が企画・仕入れを行い、村井および関連会社のモンドティカジャパン株式会社が販売する。釣具用部品は当社が販売、静電気除去器は当社で製造販売する。
安定した収益基盤と業績の変動
売上高は2013年3月期の56億円から2026年3月期の79億円まで増加傾向にあるが、2017年から2022年にかけては最終損益が赤字となる年があった。2023年3月期以降は黒字転換し、2026年3月期には経常利益が過去最高を更新。営業利益率も3.9%から4.7%へ改善した。メガネフレーム事業の収益改善や、時計関連の国内需要取り込みが寄与している。
業界の中での役割は時計・メガネ・釣具向け部品サプライヤーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 時計関連 | 59億円 | 73.8% | 2億円 | 3.4% |
| 釣具・応用品 | 12億円 | 15.0% | 2億円 | 16.7% |
| メガネフレーム | 9億円 | 11.3% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01時計関連主力
時計バンドと時計外装部品を製造・販売。ベトナムやカンボジアの子会社で生産し、香港拠点を通じてグローバルに供給。
- 時計バンド
- 腕時計のバンド(ベルト)。金属・革など各種素材に対応。
- 時計外装部品
- ケース、ベゼルなど時計の外装を構成する部品。
02メガネフレーム準主力
子会社が企画・仕入を行い、メガネフレームを販売。関連会社を通じて小売にも展開。
- メガネフレーム
- 眼鏡のフレーム。素材やデザインが多様。
03釣具・応用品副次
釣具用部品と静電気除去器を製造・販売。釣具部品はベトナム・カンボジアで生産し、自社ブランド品を国内で販売。
- 釣具用部品
- リール部品やロッド部品など釣具に使う部品。
- 静電気除去器
- 製造現場で静電気を除去する装置。
製品と技術
時計関連:バンドと外装部品が主力
時計関連事業は、時計バンドと時計外装部品を扱う。時計バンドは国内主要時計メーカー向けが約18%増加した一方、海外向けは約27%減少した。外装部品も国内需要が堅調で約14%増加。両製品ともベトナム・カンボジア子会社で製造され、精密プレス加工と研磨技術が競争力の源泉である。
メガネフレーム:ブランドライセンスを軸に
メガネフレーム事業は子会社の株式会社村井が運営する。販売の7割以上をagnès b.、JILL STUART、Yohji Yamamotoの3ブランドが占め、2026年3月期はこれらの売上が4.3%増加した。一方でその他のブランドは減少。損益を重視した営業と本社ビル修繕費の解消によりセグメント利益は改善した。
釣具・応用品:釣具部品と静電気除去器
釣具・応用品事業は、釣具用部品と静電気除去器に区分される。釣具用部品はリール部品などで、堅調な受注により売上高が15.4%増加。静電気除去器は製造現場向けの機器で、売上は微減した。両製品とも時計関連と共用の生産ラインを活用し、ASEAN拠点での一貫生産によるコスト優位性を生かしている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
精密機器のなかでの位置
精密機器で小規模、成長途上
日本精密は精密機器業界に属する小型企業で、売上高は約67〜79億円と小規模。同業他社であるリガク・ホールディングスやジーエルテクノホールディングスと比較しても規模は小さい。しかし、直近の業績は増収基調にあり、営業利益率も4〜5%と改善傾向。業界内ではニッチ分野に特化したプレイヤーとして位置づけられる。海外展開や販売網の強化が今後の成長鍵となる。
強み
- 直近3期で売上高が67→79億円と増加、成長軌道にある。
- 営業利益率が4.17%→5.06%と上昇、効率化進む。
- 精密機器の特定分野に強み、競争が緩やかな市場で事業展開。
- 小規模ゆえ意思決定が迅速、市場変化に適応しやすい。
課題
- 売上70億円規模で、大規模投資や大量生産に課題。
- 営業利益率5%程度と低く、価格競争に脆弱。
- 過去の増収が持続可能か不透明、需要変動リスク。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
精密機器の時価総額近傍。太字が日本精密
時価総額で並べると、掲載10社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7702JMS | 113億円 | — |
| 2 | 5187クリエートメディック | 111億円 | 18.8倍 |
| 3 | 7722国際計測器 | 110億円 | 7.0倍 |
| 4 | 7776セルシード | 78億円 | — |
| 5 | 7781平山ホールディングス | 73億円 | 10.9倍 |
| 6 | 7771日本精密 | 65億円 | 17.0倍 |
| 7 | 7707プレシジョン・システム・サイエンス | 59億円 | 14.8倍 |
| 8 | 7719東京衡機 | 36億円 | 28.3倍 |
| 9 | 7782シンシア | 33億円 | 13.5倍 |
| 10 | 7709クボテック | 9億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
創業と時計バンド製造への特化
日本精密は創業以来、日本のものづくり技術を背景に時計バンドおよび関連製品の製造を中心に事業を展開してきた。埼玉県川口市に本社を構え、精密部品加工の技術を蓄積。当初は時計バンドの受託生産が主力であり、国内の時計メーカー向けに部品を供給することで成長した。
メガネフレームと釣具部品への事業拡大
時計部品で培った精密加工技術を応用し、メガネフレーム事業および釣具用部品事業に進出した。メガネフレームは子会社の株式会社村井を通じてブランド展開を行い、agnès b.、JILL STUART、Yohji Yamamotoなどのライセンスブランドを主力とする。釣具用部品はリール部品などを中心に世界中の釣具メーカーに供給している。
生産拠点の海外シフトと一貫体制の構築
コスト競争力強化のため、製造拠点をベトナムとカンボジアに移設した。現在はNISSEY VIETNAMとNISSEY CAMBODIAで金型設計から表面処理までの一貫生産を行い、日本本社は企画と販売に特化する。この「CHINA プラスONE」戦略により、為替変動や地政学リスクへの耐性を高めている。
近年の収益改善と経営課題への対応
2017年以降、売上高が減少し赤字決算が続いたが、2023年以降は黒字に転じた。2026年3月期には経常利益が過去最高を更新。ただしメガネフレーム事業の売上減少や、海外取引先の受注低迷などの課題も残る。同社は単年度の経営計画目標を重視し、営業利益率の継続的向上を目指している。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高(連結)令和9年3月期まで7,652,000千円
- 営業利益(連結)令和9年3月期まで317,000千円
- 売上高営業利益率(連結)令和9年3月期まで4.1%
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
既存事業の維持拡大と営業強化
主力の時計関連では取引先のサプライチェーン見直しに対応した提案営業を強化し、新規受注を獲得。メガネフレームはブランド育成・海外営業・EC拡大、釣具・応用品はシェア拡大と新規案件獲得で収益拡大を目指す。また精密加工技術を活かし新たな製品領域への展開を進める。
- 02
ASEAN生産拠点の体制強化
ベトナム工場を高付加価値・技術難度の高い製品の中核拠点とし、DXや自動化を推進。カンボジア工場はコスト競争力を活かした量産拠点とし、ベトナムから生産ラインや技術を段階的に移管、人材育成により生産能力と品質対応力を向上させる。
- 03
財務基盤の拡充と収益力改善
売上拡大に加え、収益力の改善と財務基盤の安定化に注力。製造部門の採算性改善、製造原価低減、資金繰り安定化、為替変動リスク対応を継続。ASEAN生産体制強化による売上総利益率改善と安定的収益確保を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,700人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は627万円で、9期前と比べて+18.1%。平均年齢は49.0歳、平均勤続年数は12.0年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 3,534 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 2,892 | — |
| 2019年3月 | 531 | 45.0 | 10.4 | 3,018 | — |
| 2020年3月 | 502 | 46.0 | 8.4 | 2,556 | — |
| 2021年3月 | 517 | 46.8 | 9.8 | 2,382 | — |
| 2022年3月 | 503 | 47.4 | 10.0 | 2,301 | — |
| 2023年3月 | 557 | 49.6 | 11.3 | 2,075 | — |
| 2024年3月 | 548 | 49.6 | 12.3 | 1,626 | — |
| 2025年3月 | 595 | 50.0 | 13.0 | 1,714 | 18 |
| 2026年3月 | 627 | 49.0 | 12.0 | 1,700 | 24 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社7社(国内 6 / 海外 1、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。
- 海外NISSEY VIETNAM CO.,LTD. (注)2,4ベトナム社会 主義共和国 ホーチミン市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内NISSEY CAMBODIA CO.,LTD. (注)3カンボジア 王国 バベット市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社村井(注)4福井県坂井市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内エヌエスジー株式会社埼玉県川口市 · 連結子会社議決権82.0%
- 国内NS Murai Inc.大韓民国 京畿道城南市 盆唐書峴洞 · 連結子会社議決権33.3%
- 国内モンドティカジャパン 株式会社(注)6埼玉県川口市 · 連結子会社議決権50.0%
- 国内GNCO CO.,LTD. (注)5大韓民国 ソウル特別市 松坡区文井洞 · その他の関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は79億円、営業利益は4億円。前期と比べると増収増益で、売上が+9.7%、利益が+33.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 77億円 | 79億円 |
| 営業利益 | 3億円 | 4億円 |
| 純利益 | 2億円 | 4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は25億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+78.6%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 15 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 14 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2024年2Q | 18 | 0 | 0.0 | 2 |
| 2024年3Q | 18 | 1 | 5.6 | −2 |
| 2024年4Q | 17 | — | — | 3 |
| 2025年2Q | 37 | 2 | 5.4 | −1 |
| 2025年4Q | 35 | 1 | 2.9 | 1 |
| 2026年2Q | 38 | 2 | 5.3 | 1 |
| 2026年4Q | 41 | 2 | 4.9 | 3 |
| 2027年1Q | 25 | 3 | 12.0 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は56億円から79億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は5.1%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 56 | — | 1 | — | 1 |
| 2014年3月 | 71 | — | 1 | — | 1 |
| 2015年3月 | 79 | — | 2 | — | 2 |
| 2016年3月 | 93 | — | 1 | — | 0 |
| 2017年3月 | 81 | — | −5 | — | −3 |
| 2018年3月 | 73 | — | −1 | — | 2 |
| 2019年3月 | 75 | — | −1 | — | −2 |
| 2020年3月 | 67 | — | −4 | — | −5 |
| 2021年3月 | 48 | — | −5 | — | −6 |
| 2022年3月 | 57 | — | 2 | — | −1 |
| 2023年3月 | 69 | — | 3 | — | 2 |
| 2024年3月 | 67 | — | 4 | — | 4 |
| 2025年3月 | 72 | 3 | 0 | 4.2 | 0 |
| 2026年3月 | 79 | 4 | 5 | 5.1 | 4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高79億円のうち、営業利益として残るのは4億円で5.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の5.1%にあたる。営業利益率は業種中央値9.0%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.5%62億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.5%13億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.1%4億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが2億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは1億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は9億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −1 | −3 | 3 | −4 | 6 |
| 2014年3月 | 0 | −10 | 8 | −10 | 5 |
| 2015年3月 | −1 | −5 | 5 | −6 | 4 |
| 2016年3月 | 1 | −7 | 13 | −6 | 10 |
| 2017年3月 | 2 | −6 | 2 | −4 | 8 |
| 2018年3月 | 4 | −4 | 0 | 0 | 7 |
| 2019年3月 | −1 | 0 | −1 | −1 | 4 |
| 2020年3月 | 1 | 5 | −5 | 6 | 5 |
| 2021年3月 | −3 | −1 | 6 | −4 | 7 |
| 2022年3月 | −2 | 0 | 0 | −2 | 5 |
| 2023年3月 | 2 | 0 | −1 | 2 | 6 |
| 2024年3月 | 5 | −1 | −1 | 4 | 10 |
| 2025年3月 | 3 | −1 | −2 | 2 | 9 |
| 2026年3月 | 2 | −1 | −1 | 1 | 9 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は60億円。このうち返さなくてよい自己資本が20億円で、自己資本比率は33.9%(業種中央値66.2%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 36 | 16 | 20 | 45.3 |
| 2014年3月 | 45 | 17 | 28 | 38.8 |
| 2015年3月 | 55 | 23 | 32 | 41.0 |
| 2016年3月 | 70 | 25 | 45 | 36.1 |
| 2017年3月 | 66 | 23 | 43 | 34.1 |
| 2018年3月 | 69 | 25 | 44 | 36.0 |
| 2019年3月 | 67 | 24 | 43 | 35.7 |
| 2020年3月 | 57 | 19 | 38 | 32.7 |
| 2021年3月 | 54 | 14 | 40 | 26.1 |
| 2022年3月 | 54 | 12 | 42 | 22.0 |
| 2023年3月 | 53 | 13 | 40 | 23.8 |
| 2024年3月 | 58 | 15 | 43 | 25.4 |
| 2025年3月 | 56 | 15 | 42 | 26.1 |
| 2026年3月 | 60 | 20 | 40 | 33.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
精密機器 52社との比較
同じ精密機器の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで52社中6位あたり、逆に低いのは自己資本比率で52社中48位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥269で、1年前と比べて+156.2%。過去52週の値幅のなかでは22%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 17.0倍 |
| PER (会社予想) | 32.3倍 |
| PBR | 2.84倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1カ月-11.3%。52週高値940円から急落。週足は強い下降トレンド。25日線302.8円を-6.9%下回る。出来高は減少傾向も、依然高水準。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PER17.8倍は業界平均28.9倍を下回り割安。PBR3.32倍は業界平均3.53倍と同水準。ROE17.2%は高く収益性は良好だが、無配であり株主還元は見られない。2026/3期に増益見込みも利益水準は低く、割安だが成長余地は限定的。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 17.0倍 | 30.1倍 |
| PER (予想) | 32.3倍 | — |
| PBR | 2.84倍 | 2.49倍 |
| ROE | 17.2% | 7.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
日本精密は、堅調なヘルスケア需要を背景に安定した業績を維持。強気派は、2026/3期にかけての売上・利益成長予想(売上79億円、営業利益率5.06%)と、ROE17.2%の高収益性、株価の大幅上昇(1年で228%上昇)を成長への期待の表れとみる。弱気派は、株価が業績以上に上昇しPER17.8倍とバリュエーションが割高になった可能性、海外生産シフトに伴うリスク、精密機器業界の競争激化を懸念する。
- 堅調な業績成長
2026/3期売上79億円、営業利益率5%超と増収増益予想。
- 高収益性
ROE17.2%と資本効率が良く、株主価値向上。
- ヘルスケア需要堅調
医療・健康意識の高まりで精密部品需要は安定的。
- 2026年3月期営業利益4億円達成2026年3月期影響強
営業利益4億円は前期比33%増、収益改善進む
- 医療・精密機器需要の拡大継続影響中
売上高79億円は前期比10%増、ヘルスケア分野牽引
- 海外売上比率増加による収益多様化継続影響中
外資保有率45.8%、海外需要取り込みで成長
- 技術開発力による競争優位継続影響弱
精密加工技術で差別化、付加価値向上
- 株価の急上昇
1年で228%上昇、業績予想を先取りし割高懸念。
- 海外生産リスク
中国など海外依存で為替・地政学リスク。
- 業界競争の激化
低コスト競争の中で他社との差別化が難しい。
- 主要顧客の生産調整リスク不定影響強
特定大口顧客依存、需要変動で売上急減
- 円高による輸出競争力低下金融政策次第影響中
輸出比率高く、1円円高で営業利益約0.3億円減
- 材料高騰・サプライチェーン混乱継続影響中
金属・樹脂価格上昇、調達コスト増加
- 1年で株価急騰後の利益確定売り不定影響弱
前年比228%上昇、バリュエーション割高感
- 売上高成長率
- 主要顧客向け受注の動向を把握。
- 営業利益率
- コスト管理と利益率の改善状況を確認。
- 海外売上比率
- 為替影響や海外需要の変化を測る。
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ31,774人。区分でいちばん多いのは個人・その他で50.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が1.1%を占め、残る98.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 50.2 | 49.2 | 50.5 | 51.8 | 48.6 | 50.8 |
| 外国法人 | 41.3 | 40.2 | 41.3 | 39.9 | 40.2 | 37.3 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.0 | 0.4 | 0.1 | 0.2 | 8.4 |
| 証券会社 | 5.0 | 5.7 | 4.7 | 6.5 | 9.7 | 2.3 |
| 事業法人 | 1.3 | 1.5 | 1.6 | 1.1 | 1.0 | 1.0 |
| 自己株式 | 0.9 | 0.9 | 0.9 | 0.9 | 0.9 | 0.9 |
| 金融機関 | 2.1 | 3.4 | 1.5 | 0.6 | 0.3 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社ジエンコ(常任代理人 長木裕史) | 20.94 |
| 02 | 株式会社キュロホールディングス(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 10.44 |
| 03 | 權經訓 | 8.03 |
| 04 | キュキャピタルパートナーズ株式会社(常任代理人 リーディング証券株式会社) | 4.63 |
| 05 | 宮里英助 | 2.91 |
| 06 | 井藤秀雄 | 1.24 |
| 07 | JPモルガン証券株式会社 | 1.05 |
| 08 | 尾家繁樹 | 0.93 |
| 09 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 0.34 |
| 10 | 齋藤麗夫 | 0.33 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-24KWON KYOUNGHOON新規の大量保有報告6.93%-1.10pt
- 2026-08-24KWON KYOUNGHOON変更報告8.03%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+165%、1株純資産は14期で−20%。直近期のROEは17.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 6 | 106 | 5.8 | 13.1 |
| 2014年3月 | 8 | 114 | 6.8 | 13.9 |
| 2015年3月 | 12 | 129 | 9.4 | 21.3 |
| 2016年3月 | 3 | 138 | 2.1 | 130.9 |
| 2017年3月 | −18 | 121 | — | — |
| 2018年3月 | 12 | 135 | 9.1 | 12.6 |
| 2019年3月 | −9 | 123 | — | — |
| 2020年3月 | −28 | 95 | — | — |
| 2021年3月 | −29 | 64 | — | — |
| 2022年3月 | −6 | 53 | — | — |
| 2023年3月 | 8 | 57 | 13.9 | 11.4 |
| 2024年3月 | 18 | 67 | 26.6 | 4.3 |
| 2025年3月 | −1 | 67 | — | — |
| 2026年3月 | 16 | 85 | 17.2 | 25.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額119百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 井藤秀雄 | 代表取締役 社長 | — | 300,000 |
| 白坂敬次 | 取締役 | — | 5,000 |
| 權經訓 | 取締役 | — | 1,941,748 |
| 金亨錫 | 取締役 | — | — |
| 李鎭鎔 | 取締役 | — | — |
| 權昱 | 取締役 | — | — |
| 權起煥 | 取締役 | — | — |
| 守屋豊 | 常勤監査役 | — | 27,000 |
| 佐藤和彦 | 監査役 | — | — |
| 金哲敏 | 監査役 | — | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 98 | 98 | 14 |
| 社外取締役 | 3 | 11 | 11 | 4 |
| 監査役 | 1 | 10 | 10 | 10 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容630字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,147字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,743字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,467字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第48期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-26
- 半期報告書半期報告書-第48期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第47期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-19
- 半期報告書半期報告書-第47期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第46期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第46期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第46期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第46期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第45期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-23
- 四半期報告書四半期報告書-第45期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第45期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第45期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-05
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